JP7411909B2 - 電力管理システム、電力管理方法、及びプログラム - Google Patents

電力管理システム、電力管理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、一般に電力管理システム、電力管理方法、及びプログラムに関する。より詳細には、本開示は、複数の分散型電源の出力を管理する電力管理システム、電力管理方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、太陽光発電装置の直流出力を使って電機製品に電力を供給する太陽光発電システムが開示されている。この太陽光発電システムでは、インバータに、太陽電池アレイとバッテリとが並列に接続されている。インバータは、太陽電池アレイ又はバッテリからの直流電力を交流に変換して、連系スイッチを介して電力系統に出力する。
特開平9-91049号公報
本開示は、分散型電源の発電する電気を有効に利用しやすい電力管理システム、電力管理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る電力管理システムは、取得部と、第1決定部と、第2決定部と、を備える。前記取得部は、複数の分散型電源の各々についての出力に関する出力情報を取得する。前記複数の分散型電源は、同一の管理単位に含まれ、互いに出力の変動量に差が生じ得る。前記第1決定部は、前記複数の分散型電源を含む合成出力の変動が許容される閾値である第1閾値を決定する。前記第2決定部は、前記取得部で取得した前記出力情報と、前記第1決定部にて決定した前記第1閾値と、に基づいて、前記複数の分散型電源にそれぞれ対応して出力の変動が許容される閾値である複数の第2閾値を決定する。前記複数の第2閾値のうちの少なくとも一部は、前記第1閾値以上である。
本開示の一態様に係る電力管理方法は、取得ステップと、第1決定ステップと、第2決定ステップと、を有する。前記取得ステップは、複数の分散型電源の各々についての出力に関する出力情報を取得するステップである。前記複数の分散型電源は、同一の管理単位に含まれ、互いに出力の変動量に差が生じ得る。前記第1決定ステップは、前記複数の分散型電源を含む合成出力の変動が許容される閾値である第1閾値を決定するステップである。前記第2決定ステップは、前記取得ステップで取得した前記出力情報と、前記第1決定ステップにて決定した前記第1閾値と、に基づいて、前記複数の分散型電源にそれぞれ対応して出力の変動が許容される閾値である複数の第2閾値を決定するステップである。前記複数の第2閾値のうちの少なくとも一部は、前記第1閾値以上である。
本開示の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上記の電力管理方法を実行させる。
本開示は、分散型電源の発電する電気を有効に利用しやすい、という利点がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る電力管理システムの概要図である。 図2は、分散型電源を含む合成出力の一例の説明図である。 図3は、同上の電力管理システムにおける計画決定部の動作の一例を示す説明図である。 図4は、比較例の電力管理システムの動作の一例を示す説明図である。 図5は、本開示の一実施形態に係る電力管理システムの動作を示すフローチャートである。
(1)概要
本実施形態に係る電力管理システム100は、図1に示すように、複数の施設200にそれぞれ設置された複数の分散型電源2の出力、つまり複数の分散型電源2の発電電力を管理するためのシステムである。本実施形態では、施設200は、戸建住宅を想定しているが、集合住宅であってもよいし、商業施設、オフィスビル、工場、学校、又は病院等の非住宅施設であってもよい。また、複数の施設200は、1種類の施設のみを含んでいてもよいし、複数種類の施設を含んでいてもよい。
本実施形態では、分散型電源2は、一例として太陽光発電システムである。なお、分散型電源2は、太陽光発電システムの他に、例えば燃料電池等の発電システムであってもよいし、風力、水力、地熱、及びバイオマス等、太陽光以外の再生可能エネルギーを利用した発電システムであってもよい。
本実施形態では、電力管理システム100は、アグリゲータが管理するサーバ装置である。本開示でいう「アグリゲータ」は、需要家(customer’s facility)側エネルギーリソース又は分散型エネルギーリソースを統合制御し、VPP(Virtual Power Plant)又はDR(Demand Response)からエネルギーサービスを提供する事業者のことをいう。
本開示でいう「VPP」は、複数の施設200にそれぞれ設置されている複数の分散型電源2を、IoT(Internet of Things)等を利用して統合的に制御することで、複数の施設200をあたかも一つの仮想的な発電所として機能させる仕組みである。
アグリゲータは、リソースアグリゲータと、アグリゲーションコーディネータと、を含み得る。リソースアグリゲータは、需要家とVPPに関するサービス契約を直接締結してリソース制御を行う事業者である。アグリゲーションコーディネータは、リソースアグリゲータが制御した電力量を束ね、一般送配電事業者、小売電気事業者、又は再生可能エネルギー発電事業者等の電力事業者と直接電力取引を行う事業者である。
本実施形態では、リソースアグリゲータが電力管理システム100を管理し、アグリゲーションコーディネータが電力管理システム100に対して指令を送出する上位システム300を管理する、として説明する。なお、電力管理システム100は、アグリゲーションコーディネータが管理してもよい。例えば、アグリゲーションコーディネータとリソースアグリゲータが同一の場合、アグリゲーションコーディネータが、電力管理システム100を管理してもよい。また、上位システム300は、一般送配電事業者、小売電気事業者、又は再生可能エネルギー発電事業者等の電力事業者が管理してもよい。
上位システム300が送出する指令は、例えば小売電気事業者の計画値同時同量の達成、又は一般送配電事業者の需給バランスの調整を目的とした、VPPに対する指令である。上位システム300が送出する指令は、一例として、電気の需要を減らす(抑制する)下げDRと、電気の需要を増やす(創出する)上げDRと、を含み得る。下げDRは、例えば電気のピーク需要のタイミングで負荷3としての需要機器33の出力を落とす指令を含み得る。上げDRは、例えば分散型電源2の出力する電力(再生可能エネルギー)の過剰出力分を、負荷3としての需要機器33を稼働して消費したり、負荷3としての蓄電設備32を充電することにより吸収したりさせる指令を含み得る。
本開示でいう「需要機器」は、例えば家庭用の電気機器等の電力を消費する機器である。需要機器33は、一例として、照明器具、空調設備、テレビ受像機等を含み得る。本実施形態では、負荷3としての需要機器33は、電力管理システム100により直接的又は間接的に制御可能な機器である。また、本実施形態では、負荷3としての蓄電設備32は、施設200に恒常的に設置された蓄電装置の他に、電気自動車(Electric Vehicle)に搭載されたバッテリを含み得る。
電力管理システム100は、図1に示すように、取得部10と、第1決定部111Aと、第2決定部111Bと、を備えている。
取得部10は、同一の管理単位に含まれ、互いに出力の変動量に差が生じ得る複数の分散型電源2の各々についての出力に関する出力情報を取得する。本開示でいう「管理単位」は、一例として、電力事業者、アグリゲータ、地域、又は電力バンク等を含み得る。例えば、管理単位が地域であるとすれば、関西にある分散型電源2と、北海道にある分散型電源2とは、同一の管理単位には含まれないこととなる。本実施形態では、同一の管理単位に含まれる複数の分散型電源2とは、一のアグリゲータ(ここでは、リソースアグリゲータ)が管理する複数の分散型電源2である。
第1決定部111Aは、複数の分散型電源2を含む合成出力の変動が許容される閾値である第1閾値を決定する。本実施形態では、第1閾値は、合成出力の変化速度の上限値である。第1閾値は、発電事業者、一般送配電事業者、小売電気事業者、又は再生可能エネルギー発電事業者等の電力事業者が電力系統8への影響を考慮して決定してもよいし、第1決定部111Aが自発的に決定してもよい。
第2決定部111Bは、取得部10で取得した出力情報と、第1決定部111Aにて決定した第1閾値と、に基づいて、複数の分散型電源2にそれぞれ対応して出力の変動が許容される閾値である複数の第2閾値を決定する。そして、複数の第2閾値のうちの少なくとも一部は、第1閾値以上である。つまり、第2決定部111Bは、複数の分散型電源2に対して、それぞれ対応する第2閾値を決定する。このとき、第2決定部111Bは、後述する慣らし効果を考慮に入れることにより、これらの第2閾値の全てを第1閾値よりも小さくするのではなく、少なくとも一部の第2閾値は第1閾値以上とする。
上述のように、本実施形態では、複数の分散型電源2の各々から取得した出力情報に基づいて、複数の第2閾値を決定している。このため、本実施形態では、電力事業者等により一律に定められた規定変動分(後述する)に基づいて各分散型電源2の出力を制御する場合と比較して、分散型電源2の発電する電気を有効に利用しやすい、という利点がある。
(2)詳細
以下、本実施形態の電力管理システム100について、図面を参照して詳細に説明する。電力管理システム100は、図1に示すように、インターネット等のネットワークN1を介して複数の施設200にそれぞれ設置されたコントローラ4と通信可能に構成されている。
施設200には、分散型電源2と、コントローラ4と、電力変換システム5と、分電盤6と、スマートメータ7と、が設置されている。また、施設200には、1以上の負荷3が設置されている。本実施形態では、施設200には、1以上の特定負荷31と、1以上の蓄電設備32と、1以上の需要機器33(図1に示す例では、照明器具)と、が負荷3として設置されている、と仮定する。なお、負荷3の構成は、施設200ごとに異なっていてもよい。
本実施形態では、特定負荷31は、電力系統8に分電盤6等を介して接続されており、基本的に電力系統8から商用電力の供給を受けて動作する。特定負荷31は、湯水を貯める貯湯タンクと、貯湯タンクに貯められる湯水を加熱する加熱装置とを有し、貯湯タンク内の湯水によって給湯を行う貯湯式の電気給湯器である。加熱装置は、ヒートポンプ式であって、屋外に設置されている。また、本実施形態では、蓄電設備32は、施設200に恒常的に設置されている蓄電装置である。
また、本実施形態では、各施設200に設置されている分散型電源2は、同じ種類の電源である。言い換えれば、同一の管理単位に含まれる複数の分散型電源2は、同じ種類の電源である。つまり、本実施形態では、複数の分散型電源2は、いずれも太陽光発電システムである。もちろん、複数の分散型電源2は、複数種類の電源を含んでいてもよい。例えば、複数の分散型電源2には、1以上の太陽光発電システムと、太陽光以外の再生可能エネルギーを利用した1以上の発電システムと、が含まれていてもよい。
さらに、本実施形態では、複数の分散型電源2は、発電条件が互いに異なっている。発電条件は、一例として、分散型電源2の設置する位置、又は分散型電源2の設置する角度等を含み得る。例えば、分散型電源2が本実施形態のように太陽光発電システムである場合、複数の太陽光発電システムが気象条件(例えば、天気)の同じ地域に設置されていたとしても、太陽光パネルを設置する位置又は角度によって、太陽光発電システムごとに出力が異なり得る。具体的には、同じ時間帯において、ある太陽光発電システムでは太陽光パネルが太陽光を十分に受けることができたとしても、他の太陽光発電システムでは太陽光パネルが日陰に入ることで太陽光を十分に受けることができない場合があり得る。このような場合、これらの太陽光発電システムは、互いに発電条件が異なっている、と言える。
コントローラ4は、例えばHEMS(Home Energy Management System)コントローラである。コントローラ4は、施設200における負荷3及び電力変換システム5の使用状況及び消費電力量等の情報を管理し、また、これらの動作を制御する。本実施形態では、コントローラ4は、電力管理システム100から受信する発電計画(後述する)に基づく指令に従って、負荷3及び電力変換システム5を制御する。また、コントローラ4は、ネットワークN1を介して、施設200の外部に設置されている電力管理システム100と通信を行うための通信インタフェースを有しており、電力管理システム100と電力変換システム5との通信を中継する。
電力変換システム5は、例えばパワーコンディショナを有しており、分散型電源2及び蓄電設備32を制御する。具体的には、電力変換システム5は、分散型電源2で発電される直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を分電盤6を介して需要機器33に供給したり、電力系統8へ逆潮流したりする機能を有している。また、電力変換システム5は、分散型電源2で発電される直流電力を所定の大きさの直流電力に変換し、変換した直流電力により蓄電設備32を充電する機能を有している。さらに、電力変換システム5は、蓄電設備32が放電する直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を分電盤6を介して需要機器33に供給する機能を有している。
電力管理システム100は、既に述べたように、サーバ装置により実現されている。電力管理システム100は、取得部10と、処理部11と、を備えている。また、処理部11は、第1決定部111Aと、第2決定部111Bと、計画決定部112と、制御部113と、特定制御部114と、を有している。
本実施形態では、処理部11は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。そのため、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、処理部11として機能する。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
取得部10は、ネットワークN1を介して各施設200のコントローラ4及び上位システム300と通信を行うための通信インタフェースを有している。取得部10は、複数の分散型電源2の各々について、出力に関する出力情報を取得する。取得部10は、後述する取得ステップST1(図5参照)の実行主体である。具体的には、取得部10は、所定のエリア(つまり、同一の管理単位)に含まれる各施設200のコントローラ4と通信することにより、各施設200にて測定された分散型電源2(ここでは、太陽光発電システム)の出力(発電電力)を取得する。つまり、取得部10は、同一の管理単位に含まれる全ての分散型電源2の各々の出力(発電電力)を取得する。また、取得部10は、例えば気象サーバ等を介して気象予測情報を取得することにより、複数の分散型電源2の発電量を予測する。さらに、取得部10は、各施設200での電力需要情報を取得することにより、複数の分散型電源2からの電力供給を受ける負荷3での需要量を予測する。予測された発電量及び需要量は、第2決定部111Bにて参照される。
第1決定部111Aは、複数の分散型電源2を含む合成出力の変動が許容される閾値である第1閾値を決定する。第1決定部111Aは、後述する第1決定ステップST21(図5参照)の実行主体である。第1決定部111Aは、発電事業者、一般送配電事業者、小売電気事業者、再生可能エネルギー発電事業者等の電力事業者、又はアグリゲータが電力系統8への影響を考慮して決定してもよいし、第1決定部111Aが自発的に決定してもよい。本実施形態では、第1決定部111Aは、例えば火力発電システム等の調整電源において定められた規定変動分(後述する)以下となるように第1閾値を決定する。調整電源は、複数の分散型電源2が接続される電力系統8での需給バランスを調整する電源である。
第2決定部111Bは、取得部10で取得した出力情報と、第1決定部111Aにて決定した第1閾値と、に基づいて、複数の分散型電源2にそれぞれ対応して出力の変動が許容される閾値である複数の第2閾値決定する。第2決定部111Bは、後述する第2決定ステップST22(図5参照)の実行主体である。第2閾値は、例えば対応する分散型電源2の出力が大きい程、小さくしてもよい。また、第2閾値は、例えば対応する分散型電源2の出力の変動が大きい程、小さくしてもよい。出力の変動は、例えば晴れている状態から急に曇りになる際に大きくなりがちである。
具体的には、第2決定部111Bは、取得部10にて取得した出力情報から合成出力の変動を算出する。例えば、第2決定部111Bは、取得部10にて取得した複数の分散型電源2の各々の出力情報(発電電力)の集計値を算出する。例えば、所定のエリア(つまり、同一の管理単位)に2つの太陽光発電システム(第1発電システム及び第2発電システム)が設置されていると仮定すると、第1発電システムでの発電電力と、第2発電システムでの発電電力と、の和を算出する。
次に、第2決定部111Bは、出力情報の集計値と、取得部10にて取得した発電量及び需要量の予測値と、に基づいて、合成出力の変動を算出する。つまり、本実施形態では、第2決定部111Bは、出力情報と、複数の分散型電源2の予測される発電量と、複数の分散型電源2からの電力供給を受ける負荷3での予測される需要量と、に基づいて複数の第2閾値を決定することになる。このとき、第2決定部111Bは、各施設200での人のスケジュール情報、及び/又は各施設200での人の在/不在情報を更に参照してもよい。
そして、第2決定部111Bは、算出した合成出力の変動と、第1閾値とを比較することにより、複数の第2閾値を決定する。すなわち、第2決定部111Bは、合成出力の変動が第1閾値以下である場合、合成出力の変動に基づいて、複数の第2閾値を決定する。また、第2決定部111Bは、合成出力の変動が第1閾値よりも大きい場合、合成出力の変動が第1閾値を超えないように、複数の第2閾値を決定する。例えば、第1閾値がX〔%/min〕、合成出力の変動がY〔%/min〕である、と仮定する。この場合、第2決定部111Bは、X≧Yであれば、複数の第2閾値をそれぞれY〔%/min〕とする。一方、第2決定部111Bは、X<Yであれば、合成出力の変動がX〔%/min〕を超えないように、複数の第2閾値をそれぞれ決定する。
なお、第2決定部111Bは、合成出力の変動が第1閾値よりも大きい場合は、負荷3の制御可能量を算出し、算出した負荷3の制御可能量を参照して複数の第2閾値を決定してもよい。負荷3の制御可能量は、言い換えれば、負荷3で吸収可能な電力量である。つまり、第2決定部111Bは、複数の分散型電源2及び複数の分散型電源2からの電力供給を受ける負荷3のうちの少なくとも1つの制御可能量を算出し、合成出力の変動及び制御可能量に基づいて複数の第2閾値を決定してもよい。
ここで、第2決定部111Bは、所定のエリア(つまり、同一の管理単位)での慣らし効果を分析する。本開示でいう「慣らし効果」は、互いに出力の変動量に差が生じ得る複数の分散型電源2の出力(発電電力)を合成することにより、複数の分散型電源2の出力の変動量の差が相殺されることで、合成出力の変動が緩和されることをいう。具体的には、第2決定部111Bは、以下の式(1)に基づいて、慣らし効果に関するパラメータE1を算出する。式(1)において、「ΔPm」(“m”は自然数)は、取得部10にて取得した分散型電源2の出力(発電電力)を表しており、「n」(“n”は自然数。“n>m”)は所定のエリア(つまり、同一の管理単位)に含まれる複数の分散型電源2の数を表している。また、式(1)において、「Pmmax」は、分散型電源2の定格出力を表している。
Figure 0007411909000001
そして、第2決定部111Bは、慣らし効果の分析結果に基づいて、複数の第2閾値を決定する。具体的には、第2決定部111Bは、上記の式(1)にて算出した慣らし効果に関するパラメータE1に基づいて、複数の第2閾値を決定する。その結果、複数の第2閾値のうちの少なくとも一部は、第1閾値以上となる。つまり、第2閾値は、X〔%/min〕以下の値に決定される場合もあれば、X〔%/min〕よりも大きい値に決定される場合もある。
ここで、分散型電源2は、各種条件によって出力が変動する可能性がある。例えば、分散型電源2の一種である太陽光発電システムは、気象条件(例えば、天気)によって太陽光パネルが受ける日射量が変化することから、出力(発電電力)も変動し得る。そして、太陽光発電システムの出力が変動すると、電力の需給バランスを保つ(言い換えれば、電力系統8の周波数を維持する)ことに影響を及ぼし得る。このため、電力事業者は、比較的定格出力の大きい太陽光発電システムに対しては、蓄電設備32を併設して蓄電設備32の充電及び放電を制御することにより、太陽光発電システム及び蓄電設備32の合成出力が急峻に変動しないように制御することを求めている。
図2は、分散型電源2(ここでは、太陽光発電システム)を含む合成出力の一例を表している。図2において、破線A1は、蓄電設備32を備えない場合における太陽光発電システムの出力を表している。図2において、実線A2は、蓄電設備32を備える場合における太陽光発電システムを含む合成出力を表している。また、図2において、「Δ」は、合成出力の変動分(つまり、合成出力の変化速度)を表している。このように、太陽光発電システムに蓄電設備32を併設することにより、太陽光発電システムを含む合成出力の変動が緩和される。
ところで、所定のエリア(つまり、同一の管理単位)において複数の分散型電源2(太陽光発電システム)が設置されている場合、仮に所定のエリアにおける気象条件が同じであったとしても、複数の太陽光発電システムごとに出力の変動量に差が生じ得る。例えば、所定のエリアに同じ種類の2つの太陽光発電システムが設置されている、と仮定する。また、2つの太陽光発電システムは、太陽光パネルを設置する向きが互いに異なる等して、発電条件が互いに異なっている、と仮定する。この場合、同じ気象条件であっても、太陽光パネルで受ける日射量が異なるために、各太陽光発電システムで出力の変動量に差が生じ得る。
そして、所定のエリアにおいて複数の太陽光発電システムが設置されている場合、単体の太陽光発電システムの出力が急峻に変動していたとしても、複数の太陽光発電システムを含む合成出力では出力の変動が緩和され得る場合がある。というのも、複数の太陽光発電システムごとに出力の変動量に差が生じていることから、複数の太陽光発電システムを含む合成出力として見れば、慣らし効果によって(つまり、各太陽光発電システムの出力の変動量が相殺されることによって)出力の変動が緩和され得るからである。
しかしながら、従来、出力変動分(つまり、許容される出力の変化速度の上限値)は、上記の慣らし効果の有無に依らず、電力事業者等によって一律に定められている。以下、電力事業者等によって一律に定められた出力変動分を「規定変動分」という。このため、規定変動分に基づいて各太陽光発電システムの出力を制御すると、電力系統8全体で見れば過度に合成出力の変動が緩和されることになり、過剰な蓄電池の設置、及び/又は過大な出力抑制、という結果を招く可能性があった。
また、規定変動分は、比較的出力の小さい太陽光発電システムでは適用されていない。このため、所定のエリアに比較的出力の小さい太陽光発電システムが複数設置されている場合、各太陽光発電システムでは、規定変動分に基づく出力の制御が実行されない。したがって、各太陽光発電システムを含む合成出力の変動が緩和されず、やはり電力系統8の周波数を維持しにくくなる、という結果を招く可能性があった。
そこで、本実施形態では、第1決定部111A及び第2決定部111Bにより、慣らし効果を考慮して、複数の第2閾値を決定している。このため、本実施形態では、規定変動分に基づいて各分散型電源2の出力を制御する場合と比較して、慣らし効果を加味した適切な制御が実行される、又は規定変動分が適用されていない比較的出力の小さい太陽光システム等の分散型電源2の合成出力の変動が緩和されることになり、結果として電力系統8の周波数を維持しやすい、という利点がある。
計画決定部112は、第2決定部111Bにて決定した複数の第2閾値に基づいて、発電計画を決定する。本開示でいう「発電計画」は、例えば電力事業者等の上位システム300に対して提出する複数の分散型電源2の各々の発電についての計画であって、複数の分散型電源2から電力系統8への逆潮流を含んでいる。つまり、計画決定部112は、各分散型電源2において、合成出力の変化速度が変動決定部111にて決定した出力変動分(合成出力の変化速度の上限値)を超えないような発電計画を決定する。
電力管理システム100は、計画決定部112にて決定した発電計画を含む情報を上位システム300に送信することにより、発電計画を上位システム300に提出する。上位システム300は、1以上の電力管理システム100から提出された1以上の発電計画を考慮して、電力系統8からの電力の供給量を調整する。
本実施形態では、計画決定部112は、複数の分散型電源2の予測される発電量の誤差を加味して、発電計画を決定する。具体的には、計画決定部112は、発電計画の実行日における気象条件、及び各分散型電源2の定格出力等に基づいて、発電計画の実行日における各分散型電源2の発電量を予測する。また、計画決定部112は、発電計画の実行日における需要量を予測する。需要量は、施設200に設置されている1以上の負荷3で消費される電力量である。そして、計画決定部112は、予測した発電量と需要量との差分から、電力系統8へ逆潮流する電力量を予測する。
その後、計画決定部112は、逆潮流する電力量に予測誤差を加味して、発電計画を決定する。ここでは、計画決定部112は、発電計画の実行日における実際の発電量と需要量との差分が、予測値から2σ(“σ”は標準偏差)分だけ下振れすることを想定して、発電計画を決定する。つまり、本実施形態では、計画決定部112は、発電計画の実行日において、気象条件が変化する等して実際の発電量が小さくなることを想定して、保守的な発電計画を決定する。また、需要量についても、発電量と同様に、予測誤差を加味して予測を行う。例えば、計画決定部112は、発電計画の実行日において需要量が予測値から2σ分だけ上振れすることを想定して、発電計画を決定してもよい。
図3は、計画決定部112の動作の一例、言い換えれば、計画決定部112により決定された所定期間(ここでは、7時~18時)における発電計画の一例を表している。図3において、実線P1は、実際の発電量と需要量との差分を表している。図3において、一点鎖線P2は、予測した発電量と需要量との差分を表している。図3において、破線P3は、計画決定部112にて決定した発電計画、つまり予測値からの下振れを考慮した発電量と需要量との差分に基づく発電計画を表している。図3において、点線P4は、発電計画に従って、実際に電力系統8へ逆潮流した電力量を表している。図3において、ドット領域P5は、実際の発電量と、発電計画に基づく発電量との差分、つまり余剰発電量を表している。余剰発電量は、基本的に後述する制御部113(特定制御部114)が負荷3(特定負荷31)を制御することにより、負荷3(特定負荷31)にて消費される。図3に示す例では、実際に電力系統8へ逆潮流した電力量(点線P4参照)は、概ね発電計画(破線P3参照)に沿って推移している。
ここで、分散型電源2としての太陽光発電システムでは、気象条件(例えば、天気)の変化によって出力が大きく変動しやすい。そして、太陽光発電システムの出力が急激に減少した場合、電力事業者は、火力発電システムを稼働する等して電力系統8の需給バランスを調整する必要がある。仮に、太陽光発電システムが主要な発電システムとなると、従来の火力発電システム等による電力系統8の需給バランスの調整力が不足する可能性がある。また、電力系統8の需給バランスの調整力の不足分を補完するために、例えば太陽光発電システムにて出力を抑制することが考えられるが、出力を抑制することで発電した電気が無駄になる、という問題が生じる。
図4は、比較例の電力管理システムの動作の一例を表している。ここで、比較例の電力管理システムは、少なくとも計画決定部112を備えておらず、発電計画を上位システム300に提出しない点で、本実施形態の電力管理システム100と相違する。図4に示す例では、上位システム300は、比較例の電力管理システムから発電計画を提出されていないことから、実際の発電量が閾値Th1を超える余剰発電量(ドット領域P5参照)については、電力系統8への逆潮流を禁止している。つまり、比較例の電力管理システムでは、余剰発電量の分だけ出力を抑制する必要があり、分散型電源2(太陽光発電システム)の発電した電気を無駄にしていることになる。また、図4に示す例では、余剰発電量について電力系統8への逆潮流が禁止されていることから、実際に電力系統8へ逆潮流した電力量(点線P4参照)が急峻に変動している。このため、比較例の電力管理システムでは、電力事業者は、電力系統8の需給バランスを調整しにくくなる可能性がある。
一方、本実施形態では、計画決定部112により、実際に発電量が小さくなることを想定した保守的な発電計画を決定している。このため、電力事業者では、この保守的な発電計画に従って電力系統8からの電力の供給量を調整するため、分散型電源2(ここでは、太陽光発電システム)の出力を抑制しなくて済む可能性が高い。その結果、分散型電源2の出力を抑制する場合と比較して、分散型電源2の発電した電気を有効に利用しやすい、という利点がある。
制御部113は、第2決定部111Bにて決定した複数の第2閾値が所定の条件を満たすように、複数の分散型電源2及び複数の分散型電源2からの電力供給を受ける負荷3のうちの少なくとも1つの制御を行う。つまり、制御部113は、合成出力の変化速度が第2決定部111Bにて決定した複数の第2閾値を超えないように、複数の分散型電源2(ここでは、太陽光発電システム)及び負荷3(ここでは、蓄電設備32及び需要機器33)の少なくとも1つを制御する。また、制御部113は、複数の分散型電源2の実際の発電量と、計画決定部112にて決定した発電計画での発電量との差分である余剰発電量を、負荷3(ここでは、蓄電設備32及び需要機器33)で消費させるように負荷3を制御する。
制御部113は、施設200ごとに、ネットワークN1を介してコントローラ4に制御指令を送信する。そして、各施設200において、コントローラ4は、受信した制御指令に基づいて電力変換システム5を制御することで、分散型電源2の出力を抑制したり、蓄電設備32の充電及び放電を制御したり、需要機器33の動作を制御したりする。つまり、制御部113は、施設200ごとに(言い換えれば、責任分界点ごとに)、コントローラ4を介して間接的に分散型電源2及び負荷3の少なくとも1つを制御する。
一例として、制御部113は、分散型電源2の実際の発電電力が急峻に上昇する場合、蓄電設備32を充電させたり、分散型電源2の出力の抑制を行ったりすることで、発電電力の変化率が所定の変化率(例えば、数[%/min])を超えないように制御する。また、例えば、制御部113は、分散型電源2の実際の発電電力が急峻に下降する場合、蓄電設備32を放電させたり、需要機器33を省エネルギーモードで動作させたりすることで、発電電力の変化率が所定の変化率(例えば、数[%/min])を超えないように制御する。
特定制御部114は、複数の分散型電源2の実際の発電量と、計画決定部112にて決定した発電計画での発電量との差分である余剰発電量を、特定負荷31で消費させるように特定負荷31を制御する。本実施形態では、特定制御部114は、制御部113の一機能として実現される。本実施形態では、各施設200には、蓄熱機器を含む特定負荷31が設置されている。本開示でいう「蓄熱機器」は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換し、変換した熱エネルギーを蓄える機器をいう。特定負荷31は、一例として、電気温水器、エコキュート(登録商標)等のヒートポンプ式の電気給湯器、エネファーム(登録商標)等の家庭用燃料電池コージェネレーションズシステム、又は蓄熱式床暖房等を含み得る。また、特定負荷31は、冷蔵庫のコンプレッサを含み得る。
つまり、特定制御部114は、発電計画において電力系統8へ逆潮流する電力に寄与しない余剰発電量を特定負荷31で消費させることにより、電力系統8へ逆潮流する電力の変動を抑制することが可能である。このため、本実施形態では、蓄電装置にて余剰発電量を消費させる場合と比較して、安価に電力系統8へ逆潮流する電力の変動を抑制するという要求を満たしやすい、という利点がある。
ここで、特定負荷31は、ヒートポンプ式給湯器、電気温水器、燃料電池、空調システム、蓄電池、又は電動車両用の充電器のいずれか1つを含み得る。特定負荷31は、消費電力を急峻に変化させることが可能な負荷と、急峻に変化させることが難しい負荷と、に分けられる。例えば、電気温水器、蓄電池、又は電動車両の充電器は、消費電力を急峻に変化させることが可能である。一方、例えばヒートポンプ式給湯器、又は空調システムは、消費電力を急峻に変化させることが難しい。したがって、後者の特定負荷31にて優先して余剰発電量を吸収させ、天候の変化等に起因する急峻な発電量は前者の特定負荷31に吸収させることで、余剰発電力を無駄なく消費させやすい。
ここで、本実施形態では、特定制御部114は、電力変換システム5に接続される直流バスから特定負荷31に対して直流電力を供給することにより、特定負荷31を動作させる。この場合、特定負荷31は、直流電力により動作する装置を含んでいることが前提である。この場合の特定負荷31は、一例として、電気温水器、エコキュート(登録商標)等のヒートポンプ式の電気給湯器に搭載されたヒータ、エネファーム(登録商標)等の家庭用燃料電池コージェネレーションズシステムに搭載されたヒータ、又は蓄熱式床暖房等を含み得る。また、この場合の特定負荷31は、冷蔵庫のコンプレッサを含み得る。
また、本実施形態では、別途交流電力用のケーブルを電力変換システム5に接続することで、このケーブルを介して電力変換システム5から余剰電力を交流電力として出力させることも可能である。この場合、特定制御部114は、このケーブルを介して特定負荷31に対して交流電力を供給することにより、特定負荷31を動作させることが可能である。この場合の特定負荷31は、本実施形態のようにヒートポンプ式の電気給湯器であるのが好ましい。このような電気給湯器であれば、電力変換システム5から供給される交流電力を直流電力に変換せずとも利用できるので、電力変換機器が不要で済み、コストを抑制しやすい、という利点がある。
(3)動作
以下、本実施形態の電力管理システム100の動作の一例について、図5を参照して説明する。以下では、第2決定部111Bにより複数の第2閾値が未だ決定されていない、と仮定する。また、以下では、計画決定部112は、翌日の発電計画を決定する、と仮定する。
まず、取得部10が、複数の分散型電源2の各々について、出力に関する出力情報を取得する(S1)。処理S1は、取得ステップST1に相当する。次に、第1決定部111Aが、複数の分散型電源2を含む合成出力の変動が許容される閾値である第1閾値を決定する(S2)。処理S2は、第1決定ステップST21に相当する。そして、第2決定部111Bが、取得部10にて取得した出力情報と、第1決定部111Aにて決定した第1閾値と、に基づいて、複数の分散型電源2にそれぞれ対応して出力の変動が許容される閾値である複数の第2閾値を決定する(S3)。処理S3は、第2決定ステップST22に相当する。
次に、計画決定部112が、第2決定部111Bにて決定した複数の第2閾値と、複数の分散型電源2の予測される発電量の誤差とに基づいて、発電計画を決定する(S4)。そして、電力管理システム100は、計画決定部112にて決定した発電計画を上位システム300に提出する(S5)。上述の処理S1~S5は、発電計画の実行日(ここでは、翌日)の前日(ここでは、今日)に実行される処理である。
発電計画の実行日を迎えると、電力管理システム100は、前日に決定した発電計画を開始する、つまり、発電計画に従って複数の分散型電源2及び負荷3の少なくとも1つを制御する(S6)。発電計画の実行日において、余剰発電量が発生した場合(S7:Yes)、制御部113(特定制御部114)は、負荷3(特定負荷31)を制御することにより、負荷3(特定負荷31)に余剰発電量を消費させる(S8)。処理S7,S8は、発電計画が終了するまで(S9:Yes)適宜実行される。上述の処理S7~S9は、発電計画の実行日に実行される処理である。
以下、毎日、処理S4~S9を繰り返す。なお、処理S1~S3については、第2決定部111Bにより一度、複数の第2閾値が決定された後は、毎日繰り返す必要はない。つまり、第2決定部111Bにより複数の第2閾値が決定された後においては、処理S4~S9を毎日繰り返せばよい。
(4)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つにすぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、電力管理システム100と同様の機能は、電力管理方法の他に、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
一態様に係る電力管理方法は、取得ステップST1と、第1決定ステップST21と、第2決定ステップST22と、を有する。取得ステップST1は、複数の分散型電源2の各々についての出力に関する出力情報を取得するステップである。複数の分散型電源2は、同一の管理単位に含まれ、互いに出力の変動量に差が生じ得る。第1決定ステップST21は、複数の分散型電源2を含む合成出力の変動が許容される閾値である第1閾値を決定するステップである。第2決定ステップST22は、取得ステップST1で取得した出力情報と、第1決定ステップST21にて決定した第1閾値と、に基づいて、複数の分散型電源2にそれぞれ対応して出力の変動が許容される閾値である複数の第2閾値を決定するステップである。複数の第2閾値のうちの少なくとも一部は、第1閾値以上である。一態様に係る(コンピュータ)プログラムは、1以上のプロセッサに、上記の電力管理方法を実行させる。
以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における電力管理システム100は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における電力管理システム100としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、電力管理システム100における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは電力管理システム100に必須の構成ではなく、電力管理システム100の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、電力管理システム100の少なくとも一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
第2決定部111Bは、逐次(例えば毎日)、複数の第2閾値を決定しなくてもよい。一例として、第2決定部111Bは、四半期ごと(例えば、季節が変わるごと)に、又は1年ごとに、複数の第2閾値を決定してもよい。その他、第2決定部111Bは、新たな分散型電源2を追加する場合に、複数の第2閾値を決定してもよい。
上述の実施形態において、制御部113(特定制御部114)は、COP(Coefficient Of Performance:成績係数)の高い順、つまりエネルギー消費効率の高い順に余剰発電量を消費させるように負荷3(特定負荷31)を制御してもよい。この態様では、エネルギー消費効率の高い負荷3から制御するため、余剰発電量を有効に利用しやすい。例えば、制御部113は、空調システム、ヒートポンプ式給湯器、電気温水器、蓄電池、及び電動車両の充電器の順に負荷3を制御してもよい。
上述の実施形態において、計画決定部112は、発電計画の実行日において実際の発電量と需要量との差分が予測値から上振れすることを想定して、発電計画を決定してもよい。つまり、本実施形態では、計画決定部112は、発電計画の実行日において、気象条件が変化する等して実際の発電量が大きくなることを想定して、積極的な発電計画を決定してもよい。
上述の実施形態において、電力管理システム100は、群制御ではなく、施設200ごとに設置されて個別制御を行ってもよい。つまり、電力管理システム100は、施設200ごとに(言い換えれば、責任分界点ごとに)設置されたコントローラ4で実現されてもよい。
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様に係る電力管理システム(100)は、取得部(10)と、第1決定部(111A)と、第2決定部(111B)と、を備える。取得部(10)は、複数の分散型電源(2)の各々についての出力に関する出力情報を取得する。複数の分散型電源(2)は、同一の管理単位に含まれ、互いに出力の変動量に差が生じ得る。第1決定部(111A)は、複数の分散型電源(2)を含む合成出力の変動が許容される閾値である第1閾値を決定する。第2決定部(111B)は、取得部(10)で取得した出力情報と、第1決定部(111A)にて決定した第1閾値と、に基づいて、複数の分散型電源(2)にそれぞれ対応して出力の変動が許容される閾値である複数の第2閾値を決定する。複数の第2閾値のうちの少なくとも一部は、第1閾値以上である。
この態様によれば、分散型電源(2)の発電する電気を有効に利用しやすい、という利点がある。
第2の態様に係る電力管理システム(100)では、第1の態様において、第1決定部(111A)は、複数の分散型電源(2)が接続される電力系統(8)での需給バランスを調整する調整電源において定められた規定変動分以下となるように第1閾値を決定する。
この態様によれば、調整電源を運用する事業者の意向に沿って第1閾値を決定することができる、という利点がある。
第3の態様に係る電力管理システム(100)では、第1又は第2の態様において、第2決定部(111B)は、取得部(10)にて取得した出力情報から算出される合成出力の変動が、第1閾値以下である場合、合成出力の変動に基づいて複数の第2閾値を決定する。
この態様によれば、複数の分散型電源(2)に対して不要な制御を行わなくて済む、という利点がある。
第4の態様に係る電力管理システム(100)では、第1~第3のいずれかの態様において、第2決定部(111B)は、取得部(10)にて取得した出力情報から算出される合成出力の変動が、第1閾値よりも大きい場合、合成出力の変動が第1閾値を超えないように、複数の第2閾値を決定する。
この態様によれば、分散型電源(2)の発電する電気を有効に利用しやすい、という利点がある。
第5の態様に係る電力管理システム(100)では、第4の態様において、第2決定部(111B)は、複数の分散型電源(2)及び複数の分散型電源(2)からの電力供給を受ける負荷(3)のうちの少なくとも1つの制御可能量を算出し、合成出力の変動及び制御可能量に基づいて複数の第2閾値を決定する。
この態様によれば、負荷(3)の制御状況を考慮するので、分散型電源(2)の発電する電気を有効に利用しやすい、という利点がある。
第6の態様に係る電力管理システム(100)では、第4又は第5の態様において、第2決定部(111B)は、出力情報と、複数の分散型電源(2)の予測される発電量と、複数の分散型電源(2)からの電力供給を受ける負荷(3)での予測される需要量と、に基づいて複数の第2閾値を決定する。
この態様によれば、発電量及び需要量を考慮しない場合と比較して、分散型電源(2)の発電する電気を有効に利用しやすい、という利点がある。
第7の態様に係る電力管理システム(100)は、第1~第6のいずれかの態様において、制御部(113)を更に備える。制御部(113)は、第2決定部(111B)にて決定した複数の第2閾値が所定の条件を満たすように、複数の分散型電源(2)及び複数の分散型電源(2)からの電力供給を受ける負荷(3)のうちの少なくとも1つの制御を行う。
この態様によれば、規定変動分に基づいて各分散型電源(2)の出力を制御する場合と比較して、慣らし効果を加味した適切な制御が実行されることになり、過剰に蓄電池を設置しなくて済む、という利点がある。また、この態様によれば、規定変動分が適用されない比較的小規模な分散型電源(2)の出力の変動を制御することにより、電力系統(8)の周波数を維持しやすい、という利点がある。
第8の態様に係る電力管理システム(100)では、第1~第7のいずれかの態様において、複数の分散型電源(2)は、同じ種類の電源である。
この態様によれば、複数の分散型電源(2)に複数種類の電源が含まれる場合と比較して、分散型電源(2)の管理をしやすい、という利点がある。
第9の態様に係る電力管理システム(100)では、第8の態様において、複数の分散型電源(2)は、発電条件が互いに異なる。
この態様によれば、複数の分散型電源(2)の種類が同じであっても、互いに出力の変動量に差が生じやすく、結果として慣らし効果を期待しやすい、という利点がある。
第10の態様に係る電力管理システム(100)は、第1~第9のいずれかの態様において、計画決定部(112)を更に備える。計画決定部(112)は、第2決定部(111B)にて決定した複数の第2閾値に基づいて、複数の分散型電源(2)から電力系統(8)への逆潮流を含む複数の分散型電源(2)の発電計画を決定する。
この態様によれば、分散型電源(2)の発電する電気を有効に利用し得る発電計画を上位システム(300)に提出することが可能になる、という利点がある。
第11の態様に係る電力管理システム(100)では、第10の態様において、複数の分散型電源(2)の少なくとも一部は、蓄熱機器を含む特定負荷(31)に電力を供給する。電力管理システム(100)は、特定制御部(114)を更に備える。特定制御部(114)は、複数の分散型電源(2)の実際の発電量と、計画決定部(112)にて決定した発電計画での発電量との差分である余剰発電量を、特定負荷(31)で消費させるように特定負荷(31)を制御する。
この態様によれば、蓄電装置にて余剰発電量を消費させる場合と比較して、安価に電力系統(8)へ逆潮流する電力の変動を抑制するという要求を満たしやすい、という利点がある。
第12の態様に係る電力管理システム(100)では、第11の態様において、特定負荷(31)は、ヒートポンプ式給湯器、電気温水器、燃料電池、空調システム、蓄電池、又は電動車両用の充電器のいずれか1つを含む。
この態様によれば、余剰発電量を無駄なく消費させやすい、という利点がある。
第13の態様に係る電力管理方法は、取得ステップ(ST1)と、第1決定ステップ(ST21)と、第2決定ステップ(ST22)と、を有する。取得ステップ(ST1)は、複数の分散型電源(2)の各々についての出力に関する出力情報を取得するステップである。複数の分散型電源(2)は、同一の管理単位に含まれ、互いに出力の変動量に差が生じ得る。第1決定ステップ(ST21)は、複数の分散型電源(2)を含む合成出力の変動が許容される閾値である第1閾値を決定するステップである。第2決定ステップ(ST22)は、取得ステップ(ST1)で取得した出力情報と、第1決定ステップ(ST21)にて決定した第1閾値と、に基づいて、複数の分散型電源(2)にそれぞれ対応して出力の変動が許容される閾値である複数の第2閾値を決定するステップである。複数の第2閾値のうちの少なくとも一部は、第1閾値以上である。
この態様によれば、分散型電源(2)の発電する電気を有効に利用しやすい、という利点がある。
第14の態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、第13の態様に係る電力管理方法を実行させる。
この態様によれば、分散型電源(2)の発電する電気を有効に利用しやすい、という利点がある。
第2~第12の態様に係る構成については、電力管理システム(100)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
ところで、第10の態様に係る電力管理システム(100)においては、第1決定部(111A)及び第2決定部(111B)を備えていなくても、発電計画を決定することが可能である。
すなわち、第15の態様に係る電力管理システム(100)は、取得部(10)と計画決定部(112)と、を備える。取得部(10)は、複数の分散型電源(2)の各々についての出力に関する出力情報を取得する。複数の分散型電源(2)は、同一の管理単位に含まれる。計画決定部(112)は、取得部(10)にて取得した出力情報に基づいて、複数の分散型電源(2)の発電量を予測し、かつ、複数の分散型電源(2)の予測される発電量の誤差を加味して、発電計画を決定する。
また、第16の態様に係る電力管理システム(100)では、第15の態様において、複数の分散型電源(2)の少なくとも一部は、蓄熱機器を含む特定負荷(31)に電力を供給する。電力管理システム(100)は、特定制御部(114)を更に備える。特定制御部(114)は、複数の分散型電源(2)の実際の発電量と、計画決定部(112)にて決定した発電計画での発電量との差分である余剰発電量を、特定負荷(31)で消費させるように特定負荷(31)を制御する。
100 電力管理システム
10 取得部
111A 第1決定部
111B 第2決定部
112 計画決定部
113 制御部
114 特定制御部
2 分散型電源
3 負荷
31 特定負荷
8 電力系統
ST1 取得ステップ
ST21 第1決定ステップ
ST22 第2決定ステップ

Claims (14)

  1. 同一の管理単位に含まれ、互いに出力の変動量に差が生じ得る複数の分散型電源の各々についての出力に関する出力情報を取得する取得部と、
    前記複数の分散型電源を含む合成出力の変動が許容される閾値である第1閾値を決定する第1決定部と、
    前記取得部で取得した前記出力情報と、前記第1決定部にて決定した前記第1閾値と、に基づいて、前記複数の分散型電源にそれぞれ対応して出力の変動が許容される閾値である複数の第2閾値を決定する第2決定部と、を備え、
    前記複数の第2閾値のうちの少なくとも一部は、前記第1閾値以上である、
    電力管理システム。
  2. 前記第1決定部は、前記複数の分散型電源が接続される電力系統での需給バランスを調整する調整電源において定められた規定変動分以下となるように前記第1閾値を決定する、
    請求項1記載の電力管理システム。
  3. 前記第2決定部は、前記取得部にて取得した前記出力情報から算出される前記合成出力の変動が、前記第1閾値以下である場合、前記合成出力の変動に基づいて前記複数の第2閾値を決定する、
    請求項1又は2に記載の電力管理システム。
  4. 前記第2決定部は、前記取得部にて取得した前記出力情報から算出される前記合成出力の変動が、前記第1閾値よりも大きい場合、前記合成出力の変動が前記第1閾値を超えないように、前記複数の第2閾値を決定する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の電力管理システム。
  5. 前記第2決定部は、前記複数の分散型電源及び前記複数の分散型電源からの電力供給を受ける負荷のうちの少なくとも1つの制御可能量を算出し、前記合成出力の変動及び前記制御可能量に基づいて前記複数の第2閾値を決定する、
    請求項4記載の電力管理システム。
  6. 前記第2決定部は、前記出力情報と、前記複数の分散型電源の予測される発電量と、前記複数の分散型電源からの電力供給を受ける負荷での予測される需要量と、に基づいて前記複数の第2閾値を決定する、
    請求項4又は5に記載の電力管理システム。
  7. 前記第2決定部にて決定した前記複数の第2閾値が所定の条件を満たすように、前記複数の分散型電源及び前記複数の分散型電源からの電力供給を受ける負荷のうちの少なくとも1つの制御を行う制御部を更に備える、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の電力管理システム。
  8. 前記複数の分散型電源は、同じ種類の電源である、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の電力管理システム。
  9. 前記複数の分散型電源は、発電条件が互いに異なる、
    請求項8記載の電力管理システム。
  10. 前記第2決定部にて決定した前記複数の第2閾値に基づいて、前記複数の分散型電源から電力系統への逆潮流を含む前記複数の分散型電源の発電計画を決定する計画決定部を更に備える、
    請求項1~9のいずれか1項に記載の電力管理システム。
  11. 前記複数の分散型電源の少なくとも一部は、蓄熱機器を含む特定負荷に電力を供給し、
    前記複数の分散型電源の実際の発電量と、前記計画決定部にて決定した前記発電計画での発電量との差分である余剰発電量を、前記特定負荷で消費させるように前記特定負荷を制御する特定制御部を更に備える、
    請求項10記載の電力管理システム。
  12. 前記特定負荷は、ヒートポンプ式給湯器、電気温水器、燃料電池、空調システム、蓄電池、又は電動車両用の充電器のいずれか1つを含む、
    請求項11記載の電力管理システム。
  13. 同一の管理単位に含まれ、互いに出力の変動量に差が生じ得る複数の分散型電源の各々についての出力に関する出力情報を取得する取得ステップと、
    前記複数の分散型電源を含む合成出力の変動が許容される閾値である第1閾値を決定する第1決定ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記出力情報と、前記第1決定ステップにて決定した前記第1閾値と、に基づいて、前記複数の分散型電源にそれぞれ対応して出力の変動が許容される閾値である複数の第2閾値を決定する第2決定ステップと、を有し、
    前記複数の第2閾値のうちの少なくとも一部は、前記第1閾値以上である、
    電力管理方法。
  14. 1以上のプロセッサに、
    請求項13記載の電力管理方法を実行させる、
    プログラム。
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