JP7409637B2 - 算出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、算出方法、算出装置、プログラムに関する。
画像データに基づいて、物体の移動速度を算出する技術が記載されている。
このような技術が記載された文献の一つとして、特許文献1がある。特許文献1には、テレビカメラを用いて、進入物体を監視する監視記録装置が記載されている。例えば、特許文献1に記載の監視記録装置は、テレビカメラにより撮像された入力画像から侵入物体を検出して、進入物体の画面内での移動速度を認識する。具体的には、特許文献1によると、監視記録装置は、連続フレーム間での進入物体エッジの差に基づいて移動速度を認識する。そして、監視記録装置は、認識した進入物体の移動速度に応じてテレビカメラのシャッタースピードを変化させる。
特開2000-253386号公報
特許文献1に記載のように連続するフレーム間での検出結果に基づいて移動速度を算出するためには、フレーム間にかかる時間Δtが必要になる。しかしながら、IP(Internet Protocol)カメラのフレームレートは、ネットワークの負荷状況などにより一定ではない。そのため、IPカメラにおいては時間Δtを正確に求めることが難しく、物体の移動速度を正確に算出することが出来なかった。
このように、IPカメラなどのようにフレーム間にかかる時間が変動する場合、物体の移動速度を正確に算出することが難しい、という課題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、IPカメラにおいて、物体の移動速度を正確に算出することが難しい、という課題を解決する算出方法、算出装置、プログラムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である算出方法は、
算出装置が、
画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測し、
計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出する
という構成をとる。
また、本発明の他の形態である算出装置は、
画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測する計測部と、
前記計測部が計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出する算出部と、
を有する
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
算出装置に、
画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測する計測部と、
前記計測部が計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出する算出部と、
を実現するためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、IPカメラにおいて、物体の移動速度を正確に算出することが難しい、という課題を解決する算出方法、算出装置、プログラムを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態における算出システムの全体の構成の一例を示す図である。 図1で示すIPカメラの構成の一例を示すブロック図である。 図1で示す算出装置の構成の一例を示すブロック図である。 移動距離計測部の処理の一例を説明するための図である。 移動速度算出部の処理の一例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態における算出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 移動距離計測部の他の処理の一例を説明するための図である。 算出装置の他の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における算出装置の構成の一例を示すブロック図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1から図8までを参照して説明する。図1は、算出システム100の全体の構成の一例を示す図である。図2は、IPカメラ200の構成の一例を示すブロック図である。図3は、算出装置300の構成の一例を示すブロック図である。図4は、移動距離計測部353の処理の一例を説明するための図である。図5は、移動速度算出部354の処理の一例を説明するための図である。図6は、算出装置300の動作の一例を示すフローチャートである。図7は、移動距離計測部353の他の処理の一例を説明するための図である。図8は、算出装置300の他の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態においては、IPカメラ200が取得した画像データに基づいて、車両などの算出対象の移動速度を算出する算出システム100について説明する。後述するように、算出システム100では、シャッタースピードを調整することで、画像データ中の算出対象にぶれを生じさせる。つまり、算出システム100では、露光時間を長くとることで、算出対象をぶれさせる。そして、算出システム100は、シャッタースピードと、ぶれに基づいて判断する算出対象の移動距離と、に基づいて、車両の移動速度を算出する。
図1は、算出システム100の全体の構成の一例を示している。図1を参照すると、算出システム100は、例えば、IPカメラ200と算出装置300とを有している。図1で示すように、IPカメラ200と算出装置300とは、例えば、ネットワークなどを介して互いに通信可能なよう接続されている。
IPカメラ200は、画像データを取得する、ネットワークに接続された撮像装置である。例えば、IPカメラ200は、道路わきなどの所定箇所に予め設置されており、車両などの移動速度の算出対象を撮像する。なお、IPカメラ200は、ネットワークカメラなどとも呼ばれうる。
図2は、IPカメラ200の構成の一例を示している。図2を参照すると、IPカメラ200は、例えば、調整部210と、撮像部220と、送信部230と、を有している。
なお、IPカメラ200は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置と記憶装置とを有している。例えば、IPカメラ200は、記憶装置に格納されたプログラムを演算装置が実行することで、上述した各処理部を実現する。
調整部210は、撮像部220が画像データを撮像する際のシャッタースピードを調整する。つまり、調整部210は、露光時間を調整する。例えば、IPカメラ200は、算出装置300からシャッタースピードを示す情報を受信する。すると、調整部210は、後述する撮像部220が画像データを撮像する際のシャッタースピードを、受信したシャッタースピードを示す情報に応じた値に調整する。
撮像部220は、調整部210により調整されたシャッタースピードで画像データを撮像する。また、撮像部220は、画像データを撮像する際、画像データを撮像する際の日時を示す情報を取得して、撮像した画像データに対応づけることが出来る。
送信部230は、撮像部220が撮像した画像データを含む情報を算出装置300に対して送信する。
例えば、以上のように、IPカメラ200は、算出装置300から受信した情報に基づいて調整したシャッタースピードで画像データを撮像する。
算出装置300は、画像データに基づいて車両の移動速度を算出する情報処理装置である。図3は、算出装置300の構成の一例を示している。図3を参照すると、算出装置300は、主な構成要素として、例えば、操作入力部310と、画面表示部320と、通信I/F部330と、記憶部340と、演算処理部350と、を有している。
操作入力部310は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなる。操作入力部310は、算出装置300を操作するオペレータの操作を検出して、演算処理部350に出力する。例えば、オペレータは、操作入力部310を介して、シャッタースピードを示す値などを入力することが出来る。
画面表示部320は、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)などの画面表示装置からなる。画面表示部320は、演算処理部350からの指示に応じて、画像情報342に含まれる画像データや、移動距離計測部353による計測結果や移動速度算出部354による算出結果などを画面表示することが出来る。
通信I/F部330は、データ通信回路からなる。通信I/F部330は、通信回線を介して接続された各種装置との間でデータ通信を行う。例えば、算出装置300は、通信I/F部330を介して、IPカメラ200に対してシャッタースピードを示す情報を送信したり、IPカメラ200から画像データを取得したりする。
記憶部340は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置である。記憶部340は、演算処理部350における各種処理に必要な処理情報やプログラム345を記憶する。プログラム345は、演算処理部350に読み込まれて実行されることにより各種処理部を実現する。プログラム345は、通信I/F部330などのデータ入出力機能を介して外部装置や記録媒体から予め読み込まれ、記憶部340に保存されている。記憶部340で記憶される主な情報としては、例えば、シャッタースピード情報341と、画像情報342と、移動距離情報343と、移動速度情報344と、がある。
シャッタースピード情報341は、IPカメラ200が画像データを撮像する際のシャッタースピードを示している。シャッタースピード情報341は、例えば、シャッタースピード調整部351がIPカメラ200のシャッタースピードを調整する際に更新される。
画像情報342は、IPカメラ200が撮像した画像データを含んでいる。例えば、画像情報342では、画像データをIPカメラ200が撮像した日時を示す情報と、画像データと、が対応づけられている。画像情報342には、複数フレームの画像データを含むことが出来る。
移動距離情報343は、移動速度の算出対象である車両の移動距離を示す情報を含んでいる。移動距離情報343は、例えば、移動距離計測部353が移動距離を計測した際に更新される。
移動速度情報344は、移動速度の算出対象である車両の移動速度を示す情報を含んでいる。移動速度情報344は、例えば、移動速度算出部354が移動速度を算出した際に更新される。
演算処理部350は、MPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有する。演算処理部350は、記憶部340からプログラム345を読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム345とを協働させて各種処理部を実現する。演算処理部350で実現される主な処理部としては、例えば、シャッタースピード調整部351と、画像取得部352と、移動距離計測部353と、移動速度算出部354と、出力部355と、がある。
シャッタースピード調整部351は、IPカメラ200が画像データを撮像する際のシャッタースピードを調整する。例えば、シャッタースピード調整部351は、通信I/F部330を介して、IPカメラ200へとシャッタースピードを示す情報を送信することで、IPカメラ200のシャッタースピードを調整する。そして、シャッタースピード調整部351は、調整したシャッタースピードを示す値をシャッタースピード情報341として記憶部340に格納する。
本実施形態においては、シャッタースピードを調整することで、画像データ内において算出対象にぶれを生じさせる。そのため、シャッタースピード調整部351は、画像データにおいてぶれが生じるように、シャッタースピードを調整する。例えば、IPカメラ200の設置場所における算出対象となる車両の一般的な速度などから、ぶれが生じるために必要なシャッタースピードを予め定めておく。シャッタースピード調整部351は、上記のような予め定められた値であるシャッタースピードを示す情報をIPカメラ200に対して送信することで、IPカメラ200のシャッタースピードを調整することが出来る。
なお、シャッタースピード調整部351による調整の方法は、上記例示した以外であっても構わない。例えば、シャッタースピード調整部351は、IPカメラ200の設置場所や算出対象と関係なく予め定められたシャッタースピードを示す情報をIPカメラ200に対して送信しても構わない。また、シャッタースピード調整部351は、例えば、操作入力部310を介してオペレータから入力された情報に基づいて、IPカメラ200に対して送信するシャッタースピードを示す値の調整を行っても構わない。また、シャッタースピード調整部351は、例えば、画像データにおいてぶれが生じているか否かなどの画像データの状況や、移動距離計測部353が移動距離を計測できているか否か、移動速度算出部354が移動速度を算出出来ているか否かなどの速度の算出状況に基づいて、IPカメラ200に対して送信するシャッタースピードを示す値の調整を行うよう構成しても構わない。例えば、シャッタースピード調整部351は、画像データの状況や速度の算出状況に基づいて、ぶれが足りないと判断される場合に、シャッタースピードがより遅くなるよう、IPカメラ200に対して送信するシャッタースピードを示す値の調整を行うよう構成することが出来る。このように、シャッタースピード調整部351は、様々な方法によりシャッタースピードの調整を行うことが出来るように構成して構わない。
画像取得部352は、通信I/F部330を介して接続されたIPカメラ200から、IPカメラ200が取得した画像データを取得する。そして、画像取得部352は、取得した画像データを画像情報342として記憶部340に格納する。例えば、画像取得部352は、画像データと、画像データをIPカメラ200が取得した日時を示す情報と、を対応付けて画像情報342として記憶部340に格納することが出来る。
移動距離計測部353は、画像情報342に含まれる画像データに基づいて、移動速度の算出対象である車両の移動距離を算出する。例えば、移動距離計測部353は、1フレームの画像データ中の算出対象のぶれに基づいて、算出対象である車両の移動距離を計測する。そして、移動距離計測部353は、計測した結果を移動距離情報343として記憶部340に格納する。
図4は、移動距離計測部353による処理の一例を示している。図4で示すように、画像データ中では、シャッタースピード調整部351が調整を行うことにより、算出対象である車がぶれている。その結果、例えば、画像データ中おいて、車両のライトのぶれが軌跡として残ることになる。そこで、例えば、移動距離計測部353は、画像データ中に含まれる、ライトの軌跡の長さを計測する。移動距離計測部353は、上記計測した軌跡の長さに基づいて、算出対象である車両の移動距離を計測することが出来る。例えば、以上のように、移動距離計測部353は、車両のライトのぶれに基づいて車両の移動距離を計測する。
なお、上述したように、IPカメラ200は、例えば、予め定められた場所に設置されている。そのため、画像データ中の長さと実際の移動距離との関係は予め求めておくことが出来る。従って、IPカメラ200は、上述したライトのぶれを計測することで、実際の移動距離を容易に計測可能である。
移動速度算出部354は、シャッタースピード情報341と移動距離情報343とに基づいて、算出対象である車両の移動速度を算出する。そして、移動速度算出部354は、算出した移動速度を示す情報を移動速度情報344として記憶部340に格納する。
例えば、移動速度算出部354は、図5で示すような計算を行うことで、シャッタースピード情報341と移動距離情報343とに基づいて、算出対象である車両の移動速度を算出する。つまり、移動速度算出部354は、移動距離情報343が示す移動距離をシャッタースピード情報341が示すシャッタースピードを示す値で割ることで、算出対象である車両の移動速度を算出する。
出力部355は、移動速度情報344が示す移動速度、移動距離情報343が示す移動距離、画像情報342に含まれる画像データ、などを出力する。例えば、出力部355は、上記各情報のうちの少なくとも一部を、画面表示部320に表示させたり、通信I/F部330を介して外部装置に対して送信したりすることが出来る。
以上が、算出装置300の構成の一例である。
次に、図6を参照して、算出装置300の動作の一例について説明する。図6は、算出装置300の動作の一例を示している。図6を参照すると、移動距離計測部353は、1フレームの画像データ中のぶれに基づいて、算出対象である車両の移動距離を算出する(ステップS101)。例えば、移動距離計測部353は、ライトの軌跡の長さを計測することで、車両の移動距離を計測する。
移動速度算出部354は、移動距離計測部353による計測の結果を取得する。また、移動速度算出部354は、シャッタースピード情報341を取得する(ステップS102)。そして、移動速度算出部354は、シャッタースピード情報341が示すシャッタースピードと、移動距離計測部353による計測の結果である移動距離と、に基づいて、移動速度を算出する(ステップS103)。
出力部355は、移動速度算出部354による算出の結果などを出力することが出来る。
このように、算出装置300は、移動距離計測部353と移動速度算出部354とを有している。このような構成により、移動速度算出部354は、移動距離計測部353が1フレームの画像データ中のぶれに基づいて計測した移動距離に基づいて、移動速度を算出することが出来る。その結果、算出装置300は、フレームレートが定まっていなくても問題なく、正確に算出対象である車両の移動速度を算出することが可能となる。
なお、算出装置300による移動速度の算出対象は、車両に限られない。例えば、図7で示すように、算出対象は、人などの車両以外の物体であっても構わない。算出対象が人などの車両以外の物体である場合、算出対象にライトなどの発光体を予め装備させておくことで、上述したように容易に移動距離を計測することが出来る。
また、移動距離計測部353は、ライトなどの発光体のぶれ以外に基づいて、移動距離を計測するよう構成することが出来る。例えば、移動距離計測部353は、人物の洋服や車両などに付されている文字、ボディラインなどのエッジ、など予め形が分かっている物の変化具合、ボケ具合などに基づいて、移動距離を計測するよう構成することが出来る。例えば、移動距離計測部353は、洋服の文字のボケ具合と移動距離との関係を示すモデルを予め学習しておき、学習した結果に基づいて、移動距離を計測するよう構成しても構わない。このように、移動距離計測部353は、本実施形態で例示した以外の方法を用いて移動距離を計測するように構成しても構わない。
また、算出装置300の構成も本実施形態で例示した場合に限定されない。図8は、算出装置300の他の構成の一例を示している。例えば、図8を参照すると、算出装置300の演算処理部350は、図3を参照して説明した各処理部に加えて、選択部356を有することが出来る。
例えば、選択部356は、画像情報342に含まれる画像データのうち、移動距離計測部353による移動距離の計測や移動速度算出部354による移動速度の算出に用いる画像データを選択する。例えば、画像情報342に含まれる画像データには、ぶれの状況などにより、算出対象と他の物体とが重なってしまっているなど、移動距離計測部353による移動距離の計測や移動速度算出部354による移動速度の算出には適していない画像データが含まれうる。そこで、選択部356は、算出対象が他の物体と重なっていないなど、予め定められた条件に基づいて、画像情報342に含まれる画像データのうち各種処理に用いる画像データを選択することが出来る。なお、選択部356は、例えば、移動距離計測部353による移動距離の計測結果などに基づいて、移動速度算出部354による移動速度の算出に用いる画像データを選択するよう構成しても構わない。
例えば、以上のように、算出装置300は、画像情報342中の画像データを選択する選択部356を有しても構わない。
また、図3や図8では、算出装置300がシャッタースピード調整部351を有する場合について説明した。しかしながら、IPカメラ200において予めぶれが生じるようにシャッタースピードが設定されている場合などにおいて、算出装置300は、必ずしもIPカメラ200のシャッタースピードを調整する機能を有していなくても構わない。つまり、算出装置300は、シャッタースピード調整部351の代わりに、シャッタースピードを示す情報をIPカメラ200から取得する取得部としての機能を有しても構わない。
[第2の実施形態]
次に、図9を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、算出装置40の構成の概要について説明する。
図9は、算出装置40の構成の一例を示している。図9を参照すると、算出装置40は、例えば、計測部41と算出部42とを有している。例えば、算出装置40は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、記憶装置と、を有している。例えば、算出装置40は、記憶装置に格納されたプログラムを演算装置が実行することで、上記各処理部を実現する。
計測部41は、画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測する。
算出部42は計測部41が計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出する
このように、算出装置40は、計測部41と算出部42とを有している。このような構成により、算出部42は、計測部41が画像データ中のぶれに基づいて計測した移動距離に基づいて、移動速度を算出することが出来る。その結果、算出装置300は、フレームレートが定まっていなくても問題なく、正確に算出対象である車両の移動速度を算出することが可能となる。
また、上述した算出装置40は、当該算出装置40に所定のプログラムが組み込まれることで実現できる。具体的に、本発明の他の形態であるプログラムは、算出装置40に、画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測する計測部41と、計測部41が計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出する算出部42と、を実現するためのプログラムである。
また、上述した算出装置40により実行される算出方法は、算出装置40が、画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測し、計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出する、という方法である。
上述した構成を有する、プログラム、又は、算出方法、の発明であっても、上記算出装置40と同様の作用・効果を有するために、上述した本発明の目的を達成することが出来る。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における算出方法などの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
算出装置が、
画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測し、
計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出する
算出方法。
(付記2)
付記1に記載の算出方法であって、
ぶれに応じて計測した移動距離をシャッタースピードで割ることで移動速度を算出する
算出方法。
(付記3)
付記1または付記2に記載の算出方法であって、
移動距離の計測を行う際には、1フレームの画像データを用いて移動距離の計測を行う
算出方法。
(付記4)
付記1から付記3までのいずれか1項に記載の算出方法であって、
ネットワークを介して接続されたネットワークカメラが取得した画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測する
算出方法。
(付記5)
付記4に記載の算出方法であって、
前記ネットワークカメラからシャッタースピードを示す情報を取得して、算出対象の移動速度を算出する
算出方法。
(付記6)
付記5に記載の算出方法であって、
前記ネットワークカメラのシャッタースピードを調整して移動速度を算出する際に調整した結果を用いて、算出対象の移動速度を算出する
算出方法。
(付記7)
付記1から付記6までのいずれか1項に記載の算出方法であって、
複数の画像データのうち移動速度を算出する処理を行う対象となる画像データを予め定められた条件に基づいて選択する
算出方法。
(付記8)
画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測する計測部と、
前記計測部が計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出する算出部と、
を有する
算出装置。
(付記9)
付記8に記載の算出装置であって、
前記計測部は、1フレームの画像データを用いて移動距離の計測を行う
算出装置。
(付記10)
算出装置に、
画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測する計測部と、
前記計測部が計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出する算出部と、
を実現するためのプログラム。
なお、上記各実施形態及び付記において記載したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていたりする。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
100 算出システム
200 IPカメラ
210 調整部
220 撮像部
230 送信部
300 算出装置
310 操作入力部
320 画面表示部
330 通信I/F部
340 記憶部
341 シャッタースピード情報
342 画像情報
343 移動距離情報
344 移動速度情報
345 プログラム
350 演算処理部
351 シャッタースピード調整部
352 画像取得部
353 移動距離計測部
354 移動速度算出部
355 出力部
356 選択部
40 算出装置
41 計測部
42 算出部

Claims (7)

  1. 算出装置が、
    画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測し、
    計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出し、
    前記移動距離を計測する際、ネットワークを介して接続されたネットワークカメラが取得した画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測し、
    移動速度を算出する際、前記ネットワークカメラのシャッタースピードを調整して移動速度を算出する際に調整した結果を用いて、算出対象の移動速度を算出し、
    シャッタースピードの調整を行う際は、画像データにおけるぶれの状況に応じて、シャッタースピードの調整を行う
    算出方法。
  2. 請求項1に記載の算出方法であって、
    ぶれに応じて計測した移動距離をシャッタースピードで割ることで移動速度を算出する
    算出方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の算出方法であって、
    移動距離の計測を行う際には、1フレームの画像データを用いて移動距離の計測を行う
    算出方法。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の算出方法であって、
    複数の画像データのうち移動速度を算出する処理を行う対象となる画像データを予め定められた条件に基づいて選択する
    算出方法。
  5. 画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測する計測部と、
    前記計測部が計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出する算出部と、
    画像データにおけるぶれの状況に応じて、シャッタースピードの調整を行うシャッタースピード調整部と、
    を有し、
    前記計測部は、ネットワークを介して接続されたネットワークカメラが取得した画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測し、
    前記算出部は、前記シャッタースピード調整部が調整した結果を用いて、算出対象の移動速度を算出する
    算出装置。
  6. 請求項に記載の算出装置であって、
    前記計測部は、1フレームの画像データを用いて移動距離の計測を行う
    算出装置。
  7. 算出装置に、
    画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測する計測部と、
    前記計測部が計測した結果と、画像データを撮像する際のシャッタースピードと、に基づいて、算出対象の移動速度を算出する算出部と、
    画像データにおけるぶれの状況に応じて、シャッタースピードの調整を行うシャッタースピード調整部と、
    を実現させ、
    前記計測部は、ネットワークを介して接続されたネットワークカメラが取得した画像データ中の算出対象のぶれに応じて算出対象の移動距離を計測し、
    前記算出部は、前記シャッタースピード調整部が調整した結果を用いて、算出対象の移動速度を算出する
    プログラム。
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