JP7409529B2 - 時計用部品、時計用ムーブメント及び時計 - Google Patents

時計用部品、時計用ムーブメント及び時計 Download PDF

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Description

本発明は、時計用部品、時計用ムーブメント及び時計に関するものである。
鋼、チタン、セラミック、ルビー、サファイア等の部材にレーザー光を照射して部材の表面に模様を形成する方法が特許文献1に開示されている。それによると、持続時間が450fsのパルスを発するフェムト秒レーザーを部材に照射する。レーザー光が照射された場所は黒色に着色され、レーザー光が照射された所と照射されない場所とでは表面の反射率が異なるとしている。部材の所定の部位にレーザー光を照射することにより文字やマークが形成されるとしている。
特表2015-514582号公報
特許文献1に開示された方法では、レーザー光が照射された場所と照射されていない場所とで反射光の強度の差は明確である。しかし、単調な明暗の表現しかできないため、時計部品の意匠性を高めることは難しかった。
金属製の時計用部品の加飾方法は、前記時計用部品に対してレーザー光を照射する場所を所定の走査方向に進行して溝を形成する工程、を含み、前記レーザー光を照射する照射回数によって前記溝の深さを制御し、前記溝の深さが深い箇所の前記照射回数は前記溝の深さが浅い箇所の前記照射回数より多い。
時計用部品は、金属基材上にレーザー光で形成された複数の溝が設けられ、前記溝は、溝の深さが浅い箇所と溝の深さが深い箇所とを有し、前記溝の幅をAとし、前記溝の深さをBとしたときに、0<B≦6×A、である。
時計用ムーブメントは、上記に記載の時計用部品を備える。
時計は、上記に記載の時計用部品を備える。
第1実施形態にかかわる時計の構成を示す模式側断面図。 溝形状を示す要部模式平面図。 溝の深さを説明するための要部模式側断面図。 溝の深さを説明するための要部模式側断面図。 溝の形状を説明するための要部模式側断面図。 溝の形成方法を説明するための模式側断面図。 溝の形成方法を説明するための模式平面図。 溝の形成方法を説明するための模式側断面図。 溝の形成方法を説明するための模式側断面図。 溝の形成方法を説明するための模式側断面図。 第2実施形態にかかわる溝形状を示す概略斜視図。 溝形状を示す模式側断面図。 溝形状を示す模式側断面図。 第3実施形態にかかわる溝形状を示す要部模式平面図。 溝形状を示す模式側断面図。 第4実施形態にかかわる溝の深さと明度の関係を説明するための図。 第5実施形態にかかわる各材料における溝の深さと明度の関係を説明する ための図。 第6実施形態にかかわる溝のパターンと明度の関係を説明するための図。 溝のパターンを説明するための模式平面図。 第7実施形態にかかわるレーザー照射条件を説明するための図。
第1実施形態
図1に示すように、時計1は円筒形の外装ケース2を備えている。外装ケース2における円筒形の軸に沿う一端にはカバーガラス3が配置され、他端には裏蓋4が配置されている。時計1のカバーガラス3側が表面側であり、裏蓋4側が裏面側である。
カバーガラス3の裏面側には円形で平板状の金属製の時計用部品としての文字板5が配置されている。文字板5の表面側には目盛が配置されている。文字板5の平面視において文字板5の中心には指針軸6が配置される。指針軸6には時刻を示す秒針7、分針8、時針9が取り付けられている。以下、秒針7、分針8及び時針9は指針とする。指針軸6は秒針7、分針8及び時針9が取り付けられる3つの回転軸で構成されている。カバーガラス3は透明であり、文字板5及び指針はカバーガラス3を通して見える。
文字板5の裏面側には時計用ムーブメントとしてのムーブメント11が収容されている。ムーブメント11は時計用部品としての地板12及び時計用部品としての受け部品13を備える。地板12と受け部品13との間には輪列機構14が配置される。地板12にはステップモーター15が配置される。ステップモーター15の裏面側には時計用部品としての耐磁板16が配置される。地板12と裏蓋4の間にはステップモーター15に電力を供給する電池が配置される。裏蓋4は透明であり、受け部品13及び耐磁板16は裏蓋4を通して見える。
図2、図3及び図4に示すように、文字板5は真鍮の時計用部品としての基材17を備える。文字板5は基材17の表面17aに互いに交差しない複数の溝としての第1溝18を備える。第1溝18が延びる方向をY方向とする。基材17の表面17a上においてY方向と直交する方向がX方向である。基材17の表面17aと直交する方向がZ方向である。図3は図2のA-A線に沿う断面をX正方向からみた図である。図4は図2のB-B線に沿う断面をY負方向からみた図である。
図4を用いて第1溝18を説明する。金属の基材17上にレーザー光で形成された複数の第1溝18が設けられる。第1溝18の延びる方向であるY方向から見たとき第1溝18は第1底部19を有する。表面17aから第1底部19までのZ方向の長さが溝の深さとしての第1溝深さ18aである。第1溝18の加工方法は後で例示するが、図3を用いて第1溝深さ18aを説明する。Y負方向側の第1溝深さ18aはY正方向側の第1溝深さ18aより浅い。第1溝深さ18aは段階的にして変化する。このように、第1溝18は溝深さが異なる部分を有する。第1溝18は第1溝深さ18aが浅い箇所と第1溝深さ18aが深い箇所とを有する。図4に示すように、第1溝18の幅を溝の幅としての第1溝幅18dとする。第1溝幅18dは表面17aが凹む縁の間の長さである。第1溝幅18dは略一定である。
隣り合う第1底部19の間隔がピッチ23である。ピッチ23は0.025mm以上0.075mm以下が好ましい。さらには、ピッチ23は0.035mmが好ましい。第1溝深さ18aを深くしたときに文字板5は第1溝18で反射する光20の明度を小さくできる。本実施形態において、ピッチ23は一定である。
図5には第1溝18が浅いときの形状から第1溝18が深いときの形状まで第1溝18の断面形状が多段階に示される。第1溝18の形成方法は、基材に対してレーザー光を照射する照射回数によって第1溝18の深さを可変させて製造した。図5は第1溝18をY負方向から見た断面である。レーザー光を照射する照射回数が1回のときは1段目の溝を形成し、照射回数が2回目で2段目の溝を形成することができる。すなわち、レーザー光を照射する照射回数に応じて、第1溝18は溝としての1段目の溝22a、2段目の溝22b、3段目の溝22c、4段目の溝22d、5段目の溝22e、6段目の溝22fと続いている。
1段目の溝22aのように第1溝18が浅いときには、側面18bの接線と表面17aの法線方向17bとが成す第1角度26が大きい。例えば、側面18bの位置は第1底部19からX方向に第1溝18の幅の1/4移動した第1比較場所18eとし、第1比較場所18eにおける側面18bの接線で比較する。このとき、側面18bを照射する光20は第1溝18の開口18cに向かって進行し易い。第1溝18が深くなるにしたがって、側面18bの接線と表面17aの法線方向17bとが成す角度が小さくなる。
例えば、6段目の溝22fのように第1溝18が深いときには、側面18bの接線と表面17aの法線方向17bとが成す第6角度27は第1角度26より小さい。このとき、側面18bを照射する光20は第1底部19に向かって進行し易い。このため、第1溝18が浅いとき、第1溝18は明るく見え、第1溝18が深くなるにしたがって、第1溝18は暗く見える。
文字板5の構成によれば、第1溝18に照射される光20は第1溝18の側面18bにて反射して第1底部19に進行する。第1溝18の深さが深い方が浅いときに比べて、第1底部19に到達する光20が開口18cに戻るときに第1溝18の側面18bで反射する回数が多い。第1溝18の側面18bで反射する光20は反射する回数が多い程、側面18bに吸収されるので、開口18cに戻り難い。この為、第1溝18の深さが深い方が浅いときに比べて、反射する光20が弱くなるので、暗く見える。第1溝18は第1溝深さ18aが異なる部分を有する為、反射する光20の強度が強い部分と弱い部分とを備えることができる。第1溝深さ18aは浅い箇所から深い箇所へ緩やかに変化するので、文字板5は段階的な濃淡のある豊かな表現を行える。尚、第1溝深さ18aが浅い箇所から深い箇所へ緩やかに変化させる以外にも、例えば、溝深さが深い領域と浅い領域とを交互に設けたり、溝深さが深い領域と浅い領域との割合を単位面積当たりで可変させることにより多様な明度を有する表現を行うことができる。
第1溝幅18dをAとし、第1溝深さ18aをBとしたときに、0<B≦6×A、である。例えば、A=25μmのとき、0μm<B≦150μmである。第1溝幅18dは20μm以上30μm以下が好ましい。第1溝幅18dが20μm未満の時、単位長さ当たりの第1溝18の数が多くなる。第1溝18を形成するときにレーザー光21を照射する回数が多くなるので、生産性が悪い。第1溝幅18dが30μmを超えるときはレーザー加工溝の幅が大きくなり、明度差を持たせる間隔が大きくなり微細な意匠表現がし難くなる。
文字板5の構造によれば、0μm<Bであるので、第1溝18は表面17aより凹んだ形状となる。B>6×Aの時、B=6×Aの時と第1溝18の暗さが変わらない。従って、B≦6×Aとすることにより第1溝18を形成する労力を低減できる。
第1溝18の側面18bと基材17の表面17aの法線方向17bとが成す角度は、第1溝深さ18aが深い箇所の方が第1溝深さ18aが浅い箇所に比べて小さい。
文字板5の構造によれば、第1溝18の側面18bとレーザー光21の光軸21aとが成す角度が大きい場所の第1溝18はちいさい場所の第1溝18よりZ正方向に向かって反射する光20の強度が大きい。従って、第1溝深さ18aが浅い場所を明るくし、第1溝深さ18aが深い場所を暗くできる。
図6~図10を用いて第1溝18の製造方法を説明する。図6は、基材17(時計部品)に対して第1溝18をレーザー光で形成している状態を示す。図6に示すように、基材17の表面17aに集光されたレーザー光21が照射される。第1溝18は持続時間が1ピコ秒未満のパルスのレーザー光21を照射して形成される。基材17に対してレーザー光21を照射する場所を所定の走査方向25に進行して第1溝18を形成する工程が行われる。まず、1段目の溝22aが形成される。本実施形態では、例えば、YAGレーザーのフェムト秒レーザーを使用した。レンズ24によりレーザー光21が集光された場所が集光部21hである。集光部21hがY方向に移動される。レーザー光21が照射された場所には1段目の溝22aが形成される。図6は1回目の走査で溝を形成している様子を示す。
図7にはレーザー光21の集光部21hが移動した軌跡21jが示されている。軌跡21jの実線はレーザー光21が照射された部分である。軌跡21jの破線はレーザー光21が照射されなかった部分である。軌跡21jはY正方向に進行する部分とY負方向に進行する部分が交互に配置される。軌跡21jにおいてレーザー光21を照射する場所が移動する方向が走査方向25に相当する。実線と破線とを含む軌跡21jは一筆書きとなっている。一筆書きにすることにより効率良く第1溝18を描画できる。
尚、YAGレーザーは赤外光であるが、赤外光より波長の短い緑や紫の波長のレーザー光21を用いても良い。より微細な第1溝18の断面形状を微細な針形状にすることができる。レーザー光21が集光する集光部21hの直径は5μm以上60μmが好ましい。さらには、集光部21hの直径は20μm以上30μm以下が好ましい。さらには、集光部21hの直径は25μmが好ましい。光20が反射し難い断面形状の第1溝18を形成できる。集光部21hの直径はレーザー光21の進行方向と直交する平面における長さを示す。集光部21hの断面が楕円のときには、長軸と短軸とを平均した平均直径を集光部21hの直径とする。
図8に示すように、1段目の溝22aの途中から1段目の溝22aに集光されたレーザー光21が照射される。集光部21hは表面17aより1段目の溝22aの深さだけZ負方向に移動している。1段目の溝22aに沿って集光されたレーザー光21がY方向に移動する。レーザー光21が照射された場所には2段目の溝22bが形成される。基材17に対してレーザー光21を照射する場所を所定の走査方向25に進行して2段目の溝22bが形成される。2段目の溝22bは1段目の溝22aより深い。
図9に示すように、2段目の溝22bの途中から2段目の溝22bに集光されたレーザー光21が照射される。集光部21hは表面17aより2段目の溝22bの深さだけZ負方向に移動している。2段目の溝22bに沿って集光されたレーザー光21がY方向に移動する。レーザー光21が照射された場所には3段目の溝22cが形成される。基材17に対してレーザー光21を照射する場所を所定の走査方向25に進行して3段目の溝22cが形成される。3段目の溝22cは2段目の溝22bより深い。
図10に示すように、2段目の溝22b、3段目の溝22cを形成した方法を用いて、4段目の溝22d、5段目の溝22e、6段目の溝22fが形成される。さらに、継続して多段の第1溝18が形成される。その結果、第1溝深さ18aが多段階に変化する第1溝18が製造される。このように、レーザー光21を照射する照射回数によって第1溝18の深さが制御される。第1溝深さ18aが深い箇所の照射回数は第1溝深さ18aが浅い箇所の照射回数より多い。
文字板5の加飾方法によれば、第1溝18は持続時間が1ピコ秒未満のパルスのレーザー光21を照射して形成される。レーザー光21を照射する回数が多い場所と少ない場所がある。レーザー光21を照射する回数が多い場所ではレーザー光21を照射する回数が少ない場所に比べて第1溝18が深く形成される。従って、第1溝18は深い場所と浅い場所ができる為、文字板5の加飾方法は反射する光20の強度が強い部分と弱い部分とを形成できる。
特許文献1の方法ではピッチ23が0.01mm、照射するレーザー光21の移動速度が100mm/secで10段目の第1溝18を形成した。このとき、1mm2を加工する時間が10秒であった。基材17で反射する光20の明度L*は19.4であった。尚、この明度については本実施形態との比較のために再現加工して得られた値である。本実施形態の方法ではピッチ23が0.035mm、照射するレーザー光21の移動速度が1000mm/secで25段の第1溝18を形成したこのとき、1mm2を加工する時間が1.43秒であった。特許文献1の加工条件で加工を再現したところ、基材17で反射する光20の明度L*は12.7であった。このように、短時間で低反射な面が形成された。上記明度L*の値は、測色値(入射角45°)の測定結果である。以降に用いる明度L*についても同じである。
図5に示すように、第1溝18の側面18bとレーザー光21の光軸21aとが成す角度は、第1溝深さ18aが深い箇所の方が第1溝深さ18aが浅い箇所に比べて小さく加工されている。例えば、1段目の溝22aにおける側面18bとレーザー光21の光軸21aとが成す角度は第1角度26である。6段目の溝22fにおける側面18bとレーザー光21の光軸21aとが成す角度は第6角度27である。第6角度27は第1角度26より小さくなるように加工されている。
文字板5の加飾方法によれば、第1溝18の側面18bとレーザー光21の光軸21aとが成す角度が大きい場所の第1溝18は小さい場所の第1溝18よりZ正方向に向かって反射する光20の強度が大きい。従って、第1溝深さ18aが浅い場所を明るくし、第1溝深さ18aが深い場所を暗くできる。
第2実施形態
図11に示すように、文字板5はX方向の溝とY方向の溝を備える。図12は図11のE-E線に沿う断面をX正方向からみた図である。図13は図11のF-F線に沿う断面をY負方向からみた図である。図11、図12及び図13に示すように、文字板5は基材17の表面17aに互いに交差しない複数の第1溝18を備える。第1溝18は第1実施形態にて説明した形態になっている。さらに、文字板5は基材17の表面17aに互いに交差しない複数の第2溝31を備える。第1溝18と第2溝31とが交差する。詳しくは、第1溝18と第2溝31とが直交する。
図12を用いて第2溝31を説明する。第2溝31の延びる方向であるX方向から見たとき第2溝31は第2底部32を有する。図13に示すように、表面17aから第2底部32までのZ方向の長さが第2溝深さ31aである。X負方向側の第2溝深さ31aはX正方向側の第2溝深さ31aより浅い。第2溝深さ31aは段階的にして変化する。このように、第2溝31は溝深さが異なる部分を有する。尚、第2溝31の溝幅及びピッチ23は一定である。
この構成によれば、第1溝18及び第2溝31は溝の深さが異なる部分を有する為、反射する光20の強度が強い部分と弱い部分とを備えることができる。第2溝31がなく、第1溝18だけのときには見る方向により濃淡の見え方が変わる。第1溝18と第2溝31とが交差するので、文字板5は見る方向による濃淡の変化を少なくできる。
この構成によれば、第1溝18と第2溝31とが直交する。文字板5をXYテーブル上に配置して、第1溝18及び第2溝31を形成することにより、第1溝18及び第2溝31を容易に形成することができる。
第3実施形態
図14は文字板5をZ方向から見た図である。図15は図14のG-G線に沿う断面をY負方向からみた図である。図14及び図15に示すように、文字板5は基材17の表面17aに互いに交差しない複数の溝39を備える。第3溝40、第4溝41及び第5溝42はそれぞれ溝39の1つである。従って、文字板5は基材17の表面17aに互いに交差しない第3溝40、第4溝41及び第5溝42を備える。各溝39の幅及びピッチ23は一定である。
図15を用いて第3溝40を説明する。第3溝40の延びる方向から見たとき第3溝40は第3底部43を有する。第4溝41の延びる方向から見たとき第4溝41は第4底部44を有する。第5溝42の延びる方向から見たとき第5溝42は第5底部45を有する。
第3溝40の深さが第3溝深さ40aである。第4溝41の深さが第4溝深さ41aである。第5溝42の深さが第5溝深さ42aである。第4溝深さ41aは第3溝深さ40aより深い。第5溝深さ42aは第4溝深さ41aより深い。従って、第3溝40の深さと第4溝41の深さとが異なる。
この構成によれば、第3溝深さ40aと第4溝深さ41aとが異なる。従って、第3溝40と第4溝41とで反射する光20を異なる強度にすることができる。その結果、溝の深さに変化をつけることで段階的な濃淡のある豊かな表現を行うことができる。
第4実施形態
図16には第1溝18が形成された基材17の第1溝深さ18aと反射する光20の明度L*との関係を示す例が示されている。縦軸の明度L*は基材17で反射する光20の明度L*を示す。横軸の溝の深さは第1溝深さ18aを示す。基材17の材質は真鍮である。ピッチ23は0.035mmである。基材17に照射するレーザー光21の移動速度は1000mm/sである。溝の深さが深くなるほど基材17で反射する光20の明度L*が小さくなることを確認できる。第1溝深さ18aを50μmにするとき、反射する光20の明度L*を20未満にすることができる。第1溝深さ18aと明度L*との相関が高いので、第1溝深さ18aを調整することにより段階的な濃淡のある豊かな表現を行うことができる。
第5実施形態
図17には真鍮、純鉄、ステンレス鋼、洋白の基材17に格子状に形成された第1溝深さ18aの第1溝18と反射する光20の明度L*との関係を示す例が示されている。第1データ線76は真鍮の場合を示す。第2データ線77は純鉄の場合を示す。第3データ線78はステンレス鋼の場合を示す。第4データ線79は洋白の場合を示す。
第1データ線76~第4データ線79が示すように溝の深さが25μm~50μmの範囲で明度L*が段階的に変化する。このように、基材17の材質は真鍮、純鉄、ステンレス鋼及び洋白のいずれかに適用できる。真鍮、純鉄、ステンレス鋼、洋白の基材17は第1溝18で反射する光20の強度が異なる場所を有することができる。
第6実施形態
図18は基材17に形成する第1溝18のパターンと反射する光20の明度L*との関係を示す例が示されている。横軸には“3方向”、“2方向”、“1方向”が配置される。第1溝深さ18aは50μmを狙って加工されている。
“3方向”は図19に示す第1溝18のレイアウトの場合を示す。基材17は第1方向85に延びる複数の第1溝86、第2方向87に延びる複数の第2溝88、第3方向89に延びる複数の第3溝90を備える。第1方向85と第2方向87とが成す角度は60度である。第1方向85と第3方向89とが成す角度は60度である。“2方向”は図11に示す溝39のレイアウトの場合を示す。基材17はY方向に延びる複数の第1溝18及びX方向に延びる複数の第2溝31を備える。“1方向”は図2に示す第1溝18のレイアウトの場合を示す。基材17はY方向に平行に延びる複数の第1溝18を備える。
図18に示すように、“1方向”が明るく、“3方向”が最も暗い。“1方向”はレーザー光21を走査する方向が1方向であるので、装置の設定が容易である。“3方向”はレーザー光21の走査方向が3方向であり設定に時間を要する。
第7実施形態
図20には基材17の材質毎の加工条件が示されている。“ターゲットにおけるパワー”はレーザー光21が集光された場所の光強度を示す。“ターゲットでのビームの平均直径”はレーザー光21の集光部21hの平均直径を示す。“繰り返し周波数”はレーザー光21を射出する周期を示す。“走査戦略”は基材17に形成する第1溝18のパターンを示す。“クロスハッチ”は図11に示す第1溝18及び第2溝31のレイアウトを示す。“走査ピッチ”は第1溝18のピッチ23を示す。“走査速度”はレーザー光21の集光部21hが移動する速度を示す。“パルス間隔”は走査速度を繰り返し周波数で除算したものである。レーザー光21が間欠的に照射しながら集光部21hが移動するときに、“パルス間隔”は照射される場所の間隔を示す。“明度20以下となる狙い深さ”は各材質ともに50μmである。換言すれば、各材質とも第1溝深さ18aが50μmの第1溝18を形成すると、明度L*が20以下になる。
基材17の材質を真鍮、純鉄、ステンレス鋼、洋白にするとき、反射する光20の明度L*を20以下にすることができる。
第8実施形態
第1実施形態ではレーザー光21を用いて第1溝18を形成した。基材17の表面17aに金属膜を備えても良い。金属膜はめっきにより容易に形成できる。第1溝18にも金属膜が形成されても良い。この構成によれば、基材17の表面17aの色調を変えることができる。この内容は第2実施形態~第8実施形態にも適用できる。
第9実施形態
上記の第1溝18、第2溝31及び溝39は文字板5に配置された。上記の第1溝18、第2溝31及び溝39はムーブメント11の時計用部品に配置されても良い。換言すれ
ば、ムーブメント11の時計用部品は第1溝18、第2溝31及び溝39を備えても良い。この構成によれば、時計用ムーブメント11は第1溝18、第2溝31及び溝39を備える領域で反射する光20の強度が異なる場所を有する時計用部品を備えることができる。これにより、多様な明度の表現が可能となり時計部品の意匠性を高めることができる。
第10実施形態
上記の第1溝18、第2溝31及び溝39は文字板5以外の時計用部品に配置されても良い。この構成によれば、時計1は第1溝18、第2溝31及び溝39を備える領域で反射する光20の強度が異なる場所を有する時計用部品を備えることができる。これにより、多様な明度の表現が可能となり時計部品の意匠性を高めることができる。
第11実施形態
上記の第1溝18、第2溝31及び溝39は時計用部品である文字板5、回転錘、耐磁板16、地板12、受け部品13及びリュウズ等のいずれかに配置されても良い。この構成によれば、文字板5、回転錘、耐磁板16、地板12、受け部品13、リュウズ等は第1溝18、第2溝31及び溝39を備える領域で反射する光20の強度が異なる場所を有することができる。これにより、多様な明度の表現が可能となり時計部品の意匠性を高めることができる。
1…時計、5…時計用部品としての文字板、11…時計用ムーブメントとしてのムーブメント、12…時計用部品としての地板、13…時計用部品としての受け部品、16…時計用部品としての耐磁板、17…時計用部品としての基材、17a…表面、17b…法線方向、18…溝としての第1溝、18a…溝の深さとしての第1溝深さ、18b…側面、18d…溝の幅としての第1溝幅、21…レーザー光、21a…光軸、22a…溝としての1段目の溝、31…第2溝、40…第3溝、40a…第3溝の深さとしての第3溝深さ、41…第4溝、41a…第4溝の深さとしての第4溝深さ。

Claims (10)

  1. 表面に互いに交差しない複数の第1溝、および、互いに交差しない複数の第2溝が形成された金属製の基材を有し、
    前記第1溝が延びる方向である第1方向、および、前記第2溝が延びる方向である第2方向と直交する方向である第3方向から見た平面視で、前記第1溝と前記第2溝とは交差しており、
    前記第1溝は、前記第3方向に沿った前記表面から底部までの深さが浅い箇所と深い箇所とを有し、かつ、深さが段階的に変化し、
    前記第1溝の底部から前記第2方向に対して所定の距離を移動した比較場所において、前記第1溝の側面の接線と前記表面の法線とが成す角度は、前記浅い箇所よりも前記深い箇所の方が小さく、
    前記第1溝の幅をAとし、前記第1溝の深さをBとしたときに、0<B≦6×A、である
    ことを特徴とする時計用部品。
  2. 請求項1に記載の時計用部品において、
    前記平面視で、前記第1溝と前記第2溝とは直交している
    ことを特徴とする時計用部品。
  3. 請求項1に記載の時計用部品において、
    前記第1溝は、前記表面が凹む縁の間の長さである第1幅が一定とされ、かつ、隣り合う底部の間隔である第1ピッチが一定とされ、
    前記第2溝は、前記表面が凹む縁の間の長さである第2幅が一定とされ、かつ、隣り合う底部の間隔である第2ピッチが一定とされる
    ことを特徴とする時計用部品。
  4. 請求項1に記載の時計用部品において、
    前記基材の表面には、互いに交差しない複数の第3溝が形成され、
    前記平面視で、前記第1溝、前記第2溝、および、前記第3溝はそれぞれ交差しており、
    前記第1溝と前記第2溝とが成す角度、前記第2溝と前記第3溝とが成す角度、および、前記第3溝と前記第1溝とが成す角度は、それぞれ60°である
    ことを特徴とする時計用部品。
  5. 請求項1に記載の時計用部品において、
    前記基材の材質は真鍮、純鉄、ステンレス鋼、および、洋白のいずれかである
    ことを特徴とする時計用部品。
  6. 請求項1に記載の時計用部品において、
    前記基材の表面に金属膜を備える
    ことを特徴とする時計用部品。
  7. 請求項1に記載の時計用部品において、
    前記第1溝および前記第2溝は、レーザー光により形成される
    ことを特徴とする時計用部品。
  8. 請求項1に記載の時計用部品を備える
    ことを特徴とする時計用ムーブメント。
  9. 請求項8に記載の時計用ムーブメントを備える
    ことを特徴とする時計。
  10. 表面と、前記表面が凹まされて形成され、かつ、互いに交差しない複数の第1溝と、前記表面が凹まされて形成され、かつ、互いに交差しない複数の第2溝と、を有する基材を備え、
    前記第1溝が延びる方向である第1方向、および、前記第2溝が延びる方向である第2方向と直交する方向である第3方向から見た平面視で、前記第1溝と前記第2溝とは交差しており、
    前記第1溝の幅をAとし、前記第1溝の深さをBとしたときに、0<B≦6×A、であり、
    前記第1溝は、前記第3方向に沿った前記表面から底部までの深さが浅い箇所と深い箇所とを有し、かつ、深さが段階的に変化する
    ことを特徴とする時計用部品。
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