JP7409517B2 - 3d点群の座標を変換する装置、方法及びプログラム - Google Patents

3d点群の座標を変換する装置、方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、3D点群の座標変換装置、座標変換方法および座標変換プログラムに関する。
光や電気通信サービスは、お客様宅から局舎までを物理的な設備をつないでサービス提供を実現している。安定したサービス提供を継続するためには、設備の維持管理業務が発生し、これまで電柱やケーブルなどの通信設備状態を把握するため、保守作業者が現地へ赴き目視にて個々に点検を行い、設備の良否を判断してきた。近年、効率的に電柱設備を診断する手段として、非特許文献1に記載のMMS(Mobile Mapping System)を用いた電柱の劣化判定技術が知られている。当該技術は、3次元レーザスキャナ(3次元レーザ測量機)、カメラ、GPS(Global Positioning System)受信機、IMU(Inertial Measurement unit:慣性計測装置)およびオドメータ(Odometer:走行距離計)を具備した検査車両を用いて、3次元でレーザスキャンと画像撮影しながら市中を走行し、電柱を含む柱状構造物の3次元測量を面的に行い、絶対座標および反射強度を含む3D点群データを収集する。
また、3D点群を取得する別の手段として、固定式3Dレーザスキャナがある。固定式3Dレーザスキャナは三脚等の固定台を地面に固定し、固定台上に前記3次元レーザ測量機を設置し、当該3次元レーザ測量機は0°から360°の間を地面に対して水平方向に回転すると共に地面に対して垂直方向に回転するレーザを発射し、被測定対象設備を含む自然物からの当該レーザの反射光から当該検出対象設備の相対座標および反射強度を含む3D点群データを取得する。
前記検査車両もしくは三脚等の固定台に具備した3次元レーザスキャナにて取得した点群データを基に電柱の3次元モデルを作成し、当該3次元モデルから電柱のたわみベクトルを算出することで劣化を判定する。
従来技術は3D点群を取得する手段ごとに各々独自の形式でデータを保管している。ユーザ観点では同一業務で3D点群データを利用するにはデータの一元管理が望まれる。興味の対象が三次元空間上の位置情報であれば、XYZ座標の情報を抽出し一元管理すればよい。しかしながら、前述の固定式3Dレーザスキャナは原点を中心とした相対座標の集合であり、MMSで取得した絶対座標の3D点群データへの単純な重畳では正しい位置情報を三次元空間上に表示することはできない。すなわち、本発明が解決しようとする課題は相対座標で取得した3D点群データを絶対座標へ変換し各データを重畳させて一元管理を実現することである。
M. Inoue, 3D modeling of communication cables from a laser point cloud using a rule-based approach and machine learning, IWCS 2019.10.
本開示では、固定式3次元レーザスキャナで取得した点群データを絶対座標へ変換し、MMSなどの別手段を用いて取得した点群データとの一元管理を可能することを目的とする。
本開示の3D点群の座標変換装置は、
3次元空間に存在する被測定物が、予め定められた原点を中心とする相対座標の点群で表された第1の点群データ、及び前記原点の絶対座標を取得し、前記点群の座標を当該絶対座標を原点とする相対座標に変換する原点座標変換処理部と、
前記点群を用いて、絶対座標の原点を有する相対座標における被測定物の基準点を特定する被測定物基準座標演算部と、
前記原点の絶対座標を用いて前記被測定物の基準点の絶対座標を求め、絶対座標の原点を中心にした、絶対座標の原点を有する相対座標における被測定物の基準点から被測定物の基準点の絶対座標への回転角を算出し、算出した回転角を用いて、絶対座標の原点を有する相対座標の点群の座標を絶対座標へ変換する回転座標変換演算部と、
を備える。
本開示の3D点群の座標変換方法は、
3次元空間に存在する被測定物が、予め定められた原点を中心とする相対座標の点群で表された第1の点群データ、及び前記原点の絶対座標を取得し、前記点群の各座標を当該絶対座標を原点とする相対座標に変換し、
前記点群を用いて、絶対座標の原点を有する相対座標における被測定物の基準点を特定し、
前記原点の絶対座標を用いて前記被測定物の基準点の絶対座標を求め、絶対座標の原点を中心にした、絶対座標の原点を有する相対座標における被測定物の基準点から被測定物の基準点の絶対座標への回転角を算出し、算出した回転角を用いて、絶対座標の原点を有する相対座標の点群の座標を絶対座標へ変換する。
本開示の3D点群の座標変換プログラムは、本開示に係る装置に備わる各機能部としてコンピュータを実現させるためのプログラムであり、本開示に係る装置が実行する通信方法に備わる各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本開示によれば、固定式3次元レーザスキャナで取得した点群を絶対座標の3次元点群データへ正しく重畳することができ、MMSなどの異なる手段で取得した点群データとの一元管理が可能となる。
3次元レーザ測量機を用いて得た相対座標の点群を絶対座標へ変換し、別手段を用いて取得した絶対座標の点群に重畳する方法について説明する図である。 異なる複数の点群に含まれる被測定物の点群から被測定物の相対中心座標を抽出し、被測定物中心絶対座標の演算を説明する図である。 直線上で距離の異なる2つの原点から取得した点群に含まれる被測定物の点群から被測定物の相対中心座標を抽出し、被測定物中心絶対座標の演算を説明する図である。 異なる2つの原点及びそれらと被測定物の構造物の間の角度から被測定物の相対中心座標を抽出し、被測定物中心絶対座標の演算を説明する図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本開示は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態例)
本開示に関わる実施形態例を以下に説明する。第1図は、本開示のシステム構成の一例を示す。本開示のシステムは、座標変換装置10、三脚固定式3Dスキャナ11、GNSS測量器16、MMS15、を備える。座標変換装置10は、三脚固定式3Dスキャナ11を用いて得た相対座標の第1の点群データを絶対座標へ変換し、MMS15を用いて取得した絶対座標の第2の点群データに重畳する。ここで、12は三脚固定式3Dスキャナの相対座標原点であり、13は被測定物であり、14は被測定物の相対中心座標である。
座標変換装置10は、3D座標情報を保管する記憶部18、演算処理部112、結果表示部117を備える。記憶部18は、三脚固定式3Dスキャナで取得した3D点群データA(相対座標)19、GNSS測量器の原点(絶対座標)110、MMS15で取得した3D点群データB(絶対座標)111を格納する。演算処理部112は、原点座標変換処理部113、被測定物中心座標演算部114、回転座標変換演算部115、点群重畳処理部116を備える。座標変換装置10は、コンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
3D点群データとしてデジタル化をねらう被測定物13(例えば、電柱などの構造物)を計測範囲として含め、三脚固定式3Dスキャナ11にて相対座標原点12を原点とした相対座標の3D点群を取得する。三脚固定式3Dスキャナ11は、3次元レーザ測量機であり、3次元空間に存在する被測定物13が点群で表された点群データを取得する。ここで、三脚固定式3Dスキャナ11が水平方向に回転する場合、三脚固定式3Dスキャナ11の設置位置を原点とした相対座標の点群が取得される。
当該取得した3D点群は3D点群データA(相対座標)19として記憶部18に格納される。また、三脚固定式3Dスキャナ11と同位置に設置されたGNSS測量器16によってGNSS測量器の絶対座標原点110を取得し、原点(絶対座標)110として同じく記憶部18に格納される。相対座標原点12とGNSS測量器の絶対座標原点110は同じ位置である。前記3D点群データA(相対座標)19と前記原点(絶対座標)110は原点座標変換処理部113に渡される。
原点座標変換処理部113は原点(絶対座標)110が中心となるように3D点群データA(相対座標)19の点群全体を平行移動し、原点座標を変換する。ここで、原点座標変換後の相対座標原点12は原点(絶対座標)110と同じ座標情報を示す。座標変換した3D点群データAは被測定物中心座標演算部114へ渡される。被測定物中心座標演算部114では複数の座標変換した3D点群データAの原点及び被測定物13の相対中心座標14を基に被測定物13の中心の絶対座標を特定する。
ここで、被測定物中心座標演算部114は、被測定物基準座標演算部として機能する。本実施形態では、被測定物13の位置が相対中心座標14である例を示すが、被測定物13の位置は被測定物13の中心に限らず、被測定物13の円周上の一点など、被測定物13の位置を特定しうる任意の基準点でありうる。
当該被測定物13の中心の絶対座標及び相対中心座標14、座標変換した3D点群データAの原点は回転座標変換演算部115に渡される。回転座標変換演算部115は、相対中心座標14が当該被測定物13の中心の絶対座標と同一になるように座標変換し、相対中心座標14が当該被測定物13の中心の絶対座標と同一になるような回転角で原点110を中心に3D点群データAを回転させる。これにより、当該点群全体が絶対座標へ変換される。当該絶対座標へ変換された3D点群データAは点群重畳処理部116へ渡され、また、MMS15で取得された3D点群データB(絶対座標)も同じく渡される。点群重畳処理部116は、絶対座標へ変換された3D点群データAと3D点群データB(絶対座標)を同一データ形式に合わせ、統合する。結果表示部117は、点群重畳処理部116の重畳結果を表示する。
以後、各演算部について詳細を述べる。原点座標変換処理部113では3D点群データA(相対座標)19に原点(絶対座標)110を加算して原点座標を変換する。総数Nの3D点群データA(相対座標)をSとする。
Figure 0007409517000001
ここで、S=(0,0,0)がSの原点座標である。
また、原点(絶対座標)110を(α,β,γ)とし、原点座標変換処理後のS’は下記の通りに変換される。
Figure 0007409517000002
第2図は、被測定物中心絶対座標210の第1の演算方法を説明する図である。第1の演算方法では、異なる複数のS’に含まれる被測定物13の点群から被測定物の相対中心座標14を抽出し、被測定物中心絶対座標210を導出する。ここでは原点座標が異なる3つのS’を用いる。SとS、Sは各々原点座標21及び原点座標24、原点座標27を原点(絶対座標)とした被測定物13-1,13-2,13-3を含む点群である。被測定物13-1,13-2,13-3は、同一の被測定物13であり、絶対座標に変換後には同一の絶対座標になることが予め判明している被測定物である。当該原点座標21,24、27は被測定物13を囲むように配置される。
まず、原点座標21を原点として取得された点群Sから被測定物中心相対座標23を求める。被測定物中心相対座標23は被測定物13の最下面の中心座標(xcp1,ycp1,zcp1)である。被測定物中心相対座標23は点群Sから三次元モデルを作成し、中心軸を抽出することで求める。
ここでは被測定物13-1~13-4を電信柱とし、説明する。当該点群Sの3次元座標から円情報を抽出し、円モデルを縦方向に連結することにより電信柱の3次元モデルを作成する。電信柱以外の柱状物体の誤検出を避けるために予め柱長及び口径を指定する。当該指定範囲に当てはまる3次元モデルを検出対象の電信柱とする。前記電信柱モデルを構成する円モデルの中心座標を縦方向に3次近似曲線にて連結することにより中心軸を抽出する。当該中心軸の最下点を中心座標(xcp1,ycp1,zcp1)、すなわち被測定物13-1の被測定物中心相対座標23とする。同様に、原点座標24を原点として取得された点群Sから被測定物13-2の被測定物中心相対座標26、原点座標27を原点として取得された点群Sから被測定物13-3の被測定物中心相対座標29を求める。
当該被測定物中心相対座標23、26、29は各々の原点座標21、24、27に対して方位が明らかでない場合、三脚固定式3Dレーザスキャナ11で点群を取得する度に原点座標21、24、27を中心にxy平面上に回転した箇所に被測定物中心相対座標23、26、29が表示される。つまり、原点座標21及び被測定物中心相対座標23から原点座標21と被測定物13-1の間の距離22を算出し、当該距離を半径とした原点座標21を中心とした円上に被測定物中心絶対座標210があるといえる。ここで、高さ平面は同じとする。原点座標24及び被測定物中心相対座標26から原点座標24と被測定物13-2の間の距離25を算出し、当該距離を半径とした原点座標24を中心とした円、また、原点座標27及び被測定物13-3の被測定物中心相対座標29から原点座標27と被測定物13-3の間の距離28を算出し、当該距離を半径とした原点座標27を中心とした円を演算し、当該3つの円の交点から一意に被測定物中心絶対座標210を抽出する。
第3図は、被測定物中心絶対座標210の第2の演算方法を説明する図である。第2の演算方法は、直線上で距離の異なる2つの原点から取得した点群S’に含まれる被測定物13の点群から被測定物の相対中心座標を抽出し、被測定物中心絶対座標210を導出する。ここでは原点座標が異なる2つのS’を用いる。SとSは各々原点座標24及び原点座標31を原点(絶対座標)とした被測定物13-2,13-4,13-5を含む点群である。被測定物13-2,13-5は、同一の被測定物13であり、絶対座標に変換後には同一の絶対座標になることが予め判明している被測定物である。当該原点座標31は被測定物13と原点座標24の直線延長上となるように配置される。
前述と同様に、原点座標24及び被測定物中心絶対座標210から原点座標24と被測定物13-4の間の距離25を算出し、当該距離25を半径とした原点座標24を中心とした円、また、原点座標31及び被測定物中心相対座標33から原点座標31と被測定物13-5の間の距離32を算出し、当該距離32を半径とした原点座標31を中心とした円を演算し、当該2つの円の接する接点から一意に被測定物中心絶対座標210を抽出する。当該2つの円は半径が異なり、内接することで一意の点が特定される。
第4図は、被測定物中心絶対座標210の第3の演算方法を説明する図である。第3の演算方法は、異なる2つの原点及びそれらと被測定物13の構造物の間の角度から被測定物の相対中心座標を抽出し、被測定物中心絶対座標210を導出する。異なる2つの原点の一つは、被測定物13-4の点群の原点座標41である。
ここで、xy平面上を回転することとし、z座標(高さ)は被測定物13の最下面と原点座標は同じとする。また、原点座標42は、三脚固定式3Dスキャナを設置する位置ではなく、原点座標41との位置関係が既知である任意の点である。原点座標41のxy座標を(α,β)とし、原点座標42のxy座標を(α,β)とする。また、原点座標41と原点座標42の間の距離43は
Figure 0007409517000003
から計算される。原点座標41を原点とした距離43の線分と被測定物13-4の間の角度44は予め測定する。原点座標41における原点座標42の方位角φは、
Figure 0007409517000004
となる。したがって、被測定物13-4の方位角θはθ=φ-角度44となる。
当該方位角θを用いて、被測定物中心絶対座標210のxy座標(α’cp,β’cp)は次式で演算できる。
Figure 0007409517000005
Figure 0007409517000006
z座標は前述した三次元モデルから求めた被測定物中心相対座標のz座標を用い、((α’cp,β’cp,zcp)が被測定物中心絶対座標210となる。
前記いずれかの方法で演算された被測定物中心絶対座標210は回転座標変換演算部115へ渡され、点群S’は被測定物中心相対座標と被測定物中心絶対座標210が一致するまでxy平面上をz軸まわりに回転する。回転座標変換されたS’は点群重畳処理部116へ渡され、MMS15にて取得された3D点群データB(絶対座標)111の点群に重畳される。
(開示の効果)
本開示による3D点群の座標変換装置、座標変換方法および座標変換プログラムは、従来技術に対して以下の優位性を持つと考えられる。
第1に、従来技術では、固定式3Dレーザスキャナは原点を中心とした相対座標の集合であり、MMSで取得した絶対座標の3D点群データへの単純な重畳では正しい位置情報を三次元空間上に表示することはできない。これに対し、本開示は、固定式3Dレーザスキャナの原点の絶対座標を取得することができれば取得した複数の点群の演算から絶対座標化が可能であり、MMSで取得した絶対座標の3D点群データへ正しく重畳し、位置情報を三次元空間上に表示することが可能である。
第2に、従来技術では、固定式3DレーザスキャナとMMSで取得した点群を各々データとして保管する必要があるが、異なる手段で取得した点群の重畳が可能となることでデータの一元管理が可能となりデータ管理コストを低減できる。
本開示は情報通信産業に適用することができる。
11:三脚固定式3Dスキャナ
12:三脚固定式3Dスキャナの相対座標原点
13、13-2、13-3、13-4、13-5:被測定物
14:被測定物の相対中心座標
15:MMS
16:GNSS測量器
18:3D座標情報を保管する記憶部
19:三脚固定式3Dスキャナで取得した3D点群データA(相対座標)
110:GNSS測量器の原点(絶対座標)
111:MMSで取得した3D点群データB(絶対座標)
112:演算処理部
113:原点座標変換処理部
114:被測定物中心座標演算部
115:回転座標変換演算部
116:点群重畳処理部
117:結果表示部

Claims (8)

  1. 3次元空間に存在する被測定物が、予め定められた原点を中心とする相対座標の点群で表された第1の点群データ、及び前記原点の絶対座標を取得し、前記点群の座標を当該絶対座標を原点とする相対座標に変換する原点座標変換処理部と、
    前記点群を用いて、絶対座標の原点を有する相対座標における被測定物の基準点を特定する被測定物基準座標演算部と、
    前記原点の絶対座標を用いて前記被測定物の基準点の絶対座標を求め、絶対座標の原点を中心にした、絶対座標の原点を有する相対座標における被測定物の基準点から被測定物の基準点の絶対座標への回転角を算出し、算出した回転角を用いて、絶対座標の原点を有する相対座標の点群の座標を絶対座標へ変換する回転座標変換演算部と、
    を備える3D点群の座標変換装置。
  2. 前記第1の点群データとは異なる方法で取得された絶対座標の第2の点群データをさらに取得し、前記回転座標変換演算部で変換された絶対座標の第1の点群データを、取得した第2の点群データと重畳する点群重畳処理部と、
    前記点群重畳処理部での重畳結果を表示させる結果表示部と、
    をさらに備える請求項1に記載の3D点群の座標変換装置。
  3. 前記第1の点群データは、原点の異なる3つの点群を含み、
    前記3つの点群の原点の絶対座標で囲まれた範囲内に、被測定物が配置され、
    前記被測定物基準座標演算部は、原点の異なる点群ごとに、被測定物の基準点を特定し、
    前記回転座標変換演算部は、
    原点の異なる点群ごとに、原点から被測定物の基準点までの距離を半径とする円を求め、
    求められた3つの円の交点の座標を求め、
    原点の異なる点群ごとに、絶対座標の原点を中心とする相対座標の被測定物の基準点から前記交点の座標への回転角を算出し、
    原点の異なる点群ごとに算出した回転角を用いて、絶対座標の原点を有する相対座標の点群の座標を回転させる、
    請求項1又は2に記載の3D点群の座標変換装置。
  4. 前記第1の点群データは、原点の異なる2つの点群を含み、
    前記2つの点群の原点の絶対座標を結ぶ直線上に、被測定物が配置され、
    前記被測定物基準座標演算部は、原点の異なる点群ごとに、被測定物の基準点を特定し、
    前記回転座標変換演算部は、
    原点の異なる点群ごとに、原点から被測定物の基準点までの距離を半径とする円を求め、
    求められた2つの円の接点の座標を求め、
    原点の異なる点群ごとに、絶対座標の原点を中心とする相対座標の被測定物の基準点から前記接点の座標への回転角を算出し、
    原点の異なる点群ごとに算出した回転角を用いて、絶対座標の原点を有する相対座標の点群の座標を回転させる、
    請求項1又は2に記載の3D点群の座標変換装置。
  5. 前記第1の点群データは、前記点群を取得するスキャナの設置位置を原点とした相対座標の点群であり、
    前記2つ又は3つの点群は、異なる設置位置で取得された点群である、
    請求項3又は4に記載の3D点群の座標変換装置。
  6. 前記被測定物基準座標演算部は、
    前記原点とは異なる絶対座標の点と前記原点とを結ぶ直線に対する前記原点と前記被測定物の基準点とを結ぶ直線との前記原点における角度を取得し、
    前記原点とは異なる絶対座標の点と前記原点との距離を求め、
    求めた距離及び前記角度を用いて、前記被測定物の基準点の絶対座標を求め、
    絶対座標の原点を有する相対座標における被測定物の基準点の相対座標から被測定物の基準点の絶対座標への回転角を算出する、
    請求項1又は2に記載の3D点群の座標変換装置。
  7. 3次元空間に存在する被測定物が、予め定められた原点を中心とする相対座標の点群で表された第1の点群データ、及び前記原点の絶対座標を取得し、前記点群の各座標を当該絶対座標を原点とする相対座標に変換し、
    前記点群を用いて、絶対座標の原点を有する相対座標における被測定物の基準点を特定し、
    前記原点の絶対座標を用いて前記被測定物の基準点の絶対座標を求め、絶対座標の原点を中心にした、絶対座標の原点を有する相対座標における被測定物の基準点から被測定物の基準点の絶対座標への回転角を算出し、算出した回転角を用いて、絶対座標の原点を有する相対座標の点群の座標を絶対座標へ変換する、
    3D点群の座標変換方法。
  8. 請求項1から6のいずれかに記載の3D点群の座標変換装置に備わる各演算部としてコンピュータを実現させるための、3D点群の座標変換プログラム。
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