JP7408994B2 - 把持機構 - Google Patents

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Description

本発明は、把持機構に関する。
特許文献1に記載の自動組立装置は、搬送を目的として部品を把持するチャック機構を備える。チャック機構は、電動の把持機構である。このほか、エアー吸引または電動吸引を用いた把持機構も知られている。
特開平7-185959号公報
従来の把持機構は、空気圧または電気エネルギーのような動力を利用していたので、コスト高であり、また故障しやすいものであった。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、低コストで故障しにくい把持機構を提供することを目的とする。
本発明に係る把持機構は、把持体と、枠体とを備える。前記枠体は、前記把持体を収容し、対象物の被把持部を把持する板状部を有する。前記把持体は、前記被把持部を把持する平面を有する。前記把持機構は、前記把持体に働く重力の作用により、前記把持体の前記平面と前記枠体の前記板状部の内面との間に前記対象物の前記被把持部を把持する。
本発明によれば、把持体に働く重力の作用により対象物の被把持部を把持するので、故障しにくい把持機構を提供することができる。また、把持体が対象物の被把持部を把持する平面を有することにより、把持体の平面と枠体の板状部の内面との密着性が高まり、作業効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る把持機構を備える組立装置の典型例を示す図である。 参考技術である把持機構を示す断面図である。 参考技術である把持機構の動作を説明する断面図である。 本発明の実施形態1に係る把持機構の外観斜視図である。 (a)~(c)は、実施形態1に係る把持機構の動作を示す図である。 (a)および(b)は、実施形態2に係る把持機構の把持体を示す図である。 (a)~(c)は、実施形態2に係る把持機構の動作を示す図である。 (a)および(b)は、実施形態3に係る把持機構の把持体を示す図である。 (a)および(b)は、実施形態4に係る把持機構の把持体を示す図である。 (a)~(c)は、実施形態4に係る把持機構の動作を示す図である。 (a)および(b)は、実施形態5に係る把持機構の把持体を示す図である。
(典型例)
以下、本発明の実施形態について、図1を参照しながら説明する。図1において、便宜上、左から右への向きをX軸の正の向き、奥から手前への向きをY軸の正の向き、上から下への向きをZ軸の正の向きとする。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して、実施形態に係る把持機構3を備える組立装置100について説明する。図1は、実施形態に係る把持機構3を備える組立装置100の典型例を示す正面図である。
図1に示すように、組立装置100は、第1部品4を第2部品5に嵌合させて組み付ける装置である。組立装置100は、ロボット1と、位置ずれ修正装置2と、把持機構3とを備える。
把持機構3は、第1部品4を把持する。第2部品5は、位置決め機構10の上で位置決めされている。
位置ずれ修正装置2は、第2部品5に対して、把持機構3が把持した第1部品4の位置ずれを修正する。具体的に説明すると、位置ずれ修正装置2は、第2部品5への第1部品4の嵌合の際に第1部品4に働く力の向きを検出し、その力の向きに応じて第1部品4の位置ずれを修正する。
ロボット1は、第1部品4に対して把持機構3を相対移動させ、また第2部品5に対して把持機構3を相対移動させる。具体的に説明すると、ロボット1は、第1部品4の収納場所まで把持機構3を移動させ、把持機構3に第1部品4を把持させた後、把持機構3とともに第1部品4を第2部品5の直上まで移動させる。この後、ロボット1は、把持機構3とともに第1部品4をZ軸の正の向きに移動させることにより、第1部品4を第2部品5に嵌合させる。嵌合が達成された後、ロボット1は、第1部品4に対する把持機構3の把持を解除させ、把持機構3をZ軸の負の向きに移動させる。
(参考技術)
次に、図2および図3を参照して、参考技術である把持機構30を説明する。図2は、参考技術である把持機構30を示す断面図である。図2は、図1に示す把持機構3を参考技術である把持機構30とした場合の短手方向断面図である。図3は、参考技術である把持機構30の動作を説明する断面図である。
図2に示すように、把持機構30は、ホルダー31を備える。ホルダー31は、把持コロ32を収容する枠体であって、背板311と、天板312と、上前板313と、下前板314と、左右の側板316とを有する。例えば、ホルダー31は、アルミニウムのような軽金属で構成される。
把持コロ32は、円柱状の芯部321と、芯部321の周面を覆う被覆部322とを有する。例えば、芯部321は鉄のような金属で、被覆部322はポリアセタール樹脂のような弾性体でそれぞれ構成される。芯部321の密度は、被覆部322の密度よりも大きい。被覆部322は、圧縮変形が可能である。被覆部322の周面の摩擦係数は、芯部321の周面の摩擦係数よりも大きい。
把持コロ32は、芯部321の中心軸から周面までの半径がRである。
背板311は、ZX平面に沿って延びる矩形の板である。天板312は、背板311の上縁を始端としてXY平面に沿って延びる矩形の板である。上前板313は、天板312の前縁を始端として、背板311から離れる方向へ斜め下方に向かって延びる矩形の板である。下前板314は、上前板313の下縁を始端として、背板311に近づく方向へ斜め下方に向かって延びる矩形の板である。
背板311と下前板314との間には、開口315が形成されている。開口315のY方向の幅は、把持コロ32の直径2Rよりも小さい。従って、開口315を通して把持コロ32が落下することはない。背板311および下前板314は、把持コロ32の重量を支える。開口315は、部品本体41の被把持部42(図3)の挿入を受けることができる。
背板311、天板312、上前板313および下前板314は、ホルダー31の左右側面にそれぞれ略五角形の開口を形成する。左右の側板316は、これらの開口を塞ぐように設置されている。また、側板316を開閉自在に構成することにより、把持コロ32の把持機構30への出し入れが容易になる。
少なくとも一方の側板316は、把持解除の際に把持コロ32を通さずに、被把持部42(図3)を通すための切欠部317を、背板311に近い位置に有する。
次に、図3を参照して、参考技術である把持機構30の動作を説明する。図3は、参考技術である把持機構30の動作を説明する断面図である。
図3に示すように、第1部品4は、部品本体41と、被把持部42とを備える。部品本体41は、略直方体の形状を有する。被把持部42は、把持機構30によって把持されやすいように、部品本体41から突出する。被把持部42は矩形の板状に形成され、被把持部42の端面が部品本体41の主面の1つに接続されている。
参考技術である把持機構30では、被把持部42の端面が部品本体41の主面の1つに接続されている点から、被把持部42の頂点までの高さL1は、把持コロ32の半径Rよりも大きくなければならない(高くなければならない)。
把持機構30は、把持コロ32に働く重力の作用により、把持コロ32の外面とホルダー31の内面との間に、第1部品4の被把持部42を把持する。具体的には、図3に示す把持状態において、被覆部322の外面と背板311の内面との間に、適度の摩擦力で被把持部42が把持される。被覆部322が圧縮変形することにより、被覆部322が非弾性体で構成された場合に比べて被把持部42との接触面積が大きくなり、大きい把持力を実現している。
以下、図1~図3を参照して、組立装置100の動作を説明する。
第1工程において、ロボット1は、図1に示すように、第1部品4の収納場所まで把持機構30を移動させる。そして、ロボット1は、被把持部42と背板311とが互いに平行になるように把持機構30の姿勢を調整したうえ、第1部品4に対して、把持機構30をZ軸の正の向きに相対移動させる。
図3に示すように、被把持部42は、開口315を通してホルダー31の中へ入り、把持コロ32を押し退けながらホルダー31の中を上昇する。被把持部42の上端が、少なくとも把持コロ32の中心よりも高い位置まで達した時点で、把持機構30の移動が停止する。その結果、図3に示す把持状態が実現する。
第2工程において、ロボット1は、把持状態を維持したまま、把持機構30をZ軸の負の向きに移動させる。ロボット1は、把持機構30をさらに移動させることにより、図1に示すように、第2部品5の直上まで第1部品4を搬送する。被把持部42は、被覆部322の外面と背板311の内面との間に把持されたままである。
第3工程において、ロボット1は、把持機構30をZ軸の正の向きに移動させる。その結果、第1部品4が第2部品5に嵌合される。なお、嵌合の際に被覆部322の外面と背板311の内面との間で被把持部42が滑って移動してしまう場合には、第1部品4をZ軸の正の向きに押し付ける補助手段を付加すればよい。少なくとも嵌合の直前までは、図3に示す把持状態が維持される。
第4工程において、ロボット1は、把持機構30をX軸の正の向き(またはX軸の負の向き)に移動させる。被把持部42は、被覆部322の外面と背板311の内面との間を擦り抜け、さらに切欠部317を通過する。その結果、把持機構30による第1部品4の把持が解除される。第1部品4は、第2部品5に嵌合されたままである。
第5工程において、ロボット1は、把持機構30をZ軸の負の向きに移動させつつ、次の作業に備えて把持機構30を元の位置に戻す。
なお、図3に示す把持状態において第1部品4の落下を防止するため、被把持部42の2つの主面のうち把持コロ32の側の主面の上縁近傍に、X軸方向に延びるリブを設けてもよい。このリブの作用により、被覆部322の外面と背板311の内面との間で被把持部42がZ軸の正の向きに滑って移動することを防止できる。
(実施形態1)
以下、図1に加え、図4を参照して、本発明の実施形態1に係る把持機構3について説明する。図4は、実施形態1に係る把持機構3の外観斜視図である。
図4に示す実施形態1に係る位置ずれ修正装置2は、図1で説明した位置ずれ修正装置2と同等である。把持機構3は、図2で説明した把持機構30に対応する。すなわち、図4に示す実施形態1に係る位置ずれ修正装置2および把持機構3は、図1で説明した組立装置100を構成することができる。位置ずれ修正装置2については、図1で説明したので、重複する説明を省略する。
図4に示すように、把持機構3は、枠体33と、把持体34とを備える。枠体33は、把持体34を収容し、対象物43の被把持部44を把持する板状部331を有する。把持体34は、被把持部44を把持する平面341を有する。把持機構3は、把持体34に働く重力の作用により、把持体34の平面341と枠体33の板状部331の内面335との間に対象物43の被把持部44を把持する。
枠体33は、板状部331とともに各々把持体34の重量を支える支持部334を有し、対象物43の挿入を受ける開口337が板状部331と支持部334との間に形成されている。
把持機構3の枠体33は、把持体34を収容する。枠体33は、板状部331と、天板332と、上前板333と、支持部334とを有する。枠体33は、例えば、アルミニウムのような軽金属で構成されてもよい。当該事項は、本願の全編において適用され得る。
板状部331は、ZX平面に沿って延びる矩形の平面状の板である。天板332は、板状部331の上縁を始端としてXY平面に沿って延びる矩形の板である。上前板333は、天板332の前縁を始端として、板状部331から離れる方向へ斜め下方に向かって延びる矩形の板である。また、上前板333は、天板332の前縁を始端として、板状部331から垂直下方に向かって延びる矩形の板であってもよい。支持部334は、上前板333の下縁を始端として、板状部331に近づく方向に向かって斜め下方へ延びる矩形の板である。
枠体33の板状部331の下端と、支持部334の下端との間には、開口337が形成される。開口337は、対象物43の被把持部44の挿入を受け入れる。
把持体34は、枠体33の板状部331の内面335に対向する側に平面341を有する。把持体34は、枠体33の板状部331との間に対象物43の被把持部44を挟持する。すなわち、把持体34の平面341と枠体33の板状部331の内面335との間に対象物43の被把持部44が挿入され、平面341と内面335とにより対象物43の被把持部44が把持される。これによって、対象物43は、把持機構3により把持される。
把持体34の平面341以外の面は、平面であってもよいし、曲面であってもよい。把持体34は多面体であってもよい。把持体34の平面341と反対側の斜面343は、枠体33の支持部334の内面336と対向する。斜面343は、平面であってもよく、曲面であってもよい。但し、内面336が平面である場合は、斜面343も平面であることが好ましい。また、内面336が曲面である場合は、斜面343は内面336と同様の曲率を有する曲面であることが好ましい。当該事項は、本願の全編において適用され得る。
つまり、把持体34に働く重力の作用により、把持体34の平面341は枠体33の板状部331の内面335と密着することが好ましい。また、把持体34に働く重力の作用により、把持体34の斜面343は、枠体33の支持部334の内面336と密着することが好ましい。
把持体34は、さらに下面344を有する。下面344と平面341との接続部分には、テーパー342を有してもよい。テーパー342は、下面344から平面341に向かって形成された斜面である。把持体34がテーパー342を有することにより、対象物43が、把持体34と枠体33の板状部331との間に挿入されやすくなる。
対象物43は、対象物43の上面45から突出して把持体34の平面341と枠体33の板状部331とにより把持される被把持部44を有する。
対象物43は、例えば、略直方体の形状を有する。被把持部44は、把持機構3によって把持されやすいように、対象物43の把持機構3に対向する上面45から突出する。被把持部44は、対象物43と一体に形成されてもよい。被把持部44は、対象物43の上面45に接続されて形成されてもよい。
被把持部44の高さL2は、被把持部44が把持体34と枠体33の板状部331とに挟持される(把持される)ために最小限の高さ(長さ)であればよい。高さL2は、図3で説明した高さL1よりも低い(小さい)。当該事項は、本願の全編において適用され得る。
本実施形態によれば、把持体34に働く重力の作用により、把持体34と枠体33とにより対象物43の被把持部44を把持するので、故障しにくい把持機構3を提供することができる。また、把持体34が対象物43の被把持部44を把持する平面341を有することにより、把持体34の平面341と枠体33の板状部331の内面335との密着性が高まる。そのため、把持機構3は、効率よく対象物43を把持することができ、対象物43を搬送する作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、対象物43の被把持部44が開口337から容易に枠体33に挿入される。また、把持体34の斜面343が枠体33の支持部334の内面336と面密着し、対象物43が把持体34の平面341と枠体33の板状部331の内面335との間に面密着されて挟持されるため、把持機構3は、より正確に対象物43を把持することができる。
さらに、本実施形態によれば、対象物43が被把持部44を有することにより、枠体33は、把持体34との間で対象物43を把持し易くなる。また、把持体34の平面341と枠体33の板状部331の内面335とが、対象物43の被把持部44を面密着して把持するため、把持体34が円柱体または球体である場合よりも、被把持部44の高さL2を低く(小さく)することができ、被把持部44を製作するためのコストを下げることができる。
次に、図1に加え、図5(a)~(c)を参照して、実施形態1に係る把持機構3の動作を説明する。図5(a)~(c)は、実施形態1に係る把持機構3の動作を示す図である。図4で説明した構造、構成、および効果と重複する説明は省略することがある。
図5(a)に示すように、把持体34に働く重力の作用により、把持体34は、枠体33の支持部334と板状部331とによって挟持され、枠体33の下端に静止している。このとき、枠体33の支持部334の内面336と把持体34の斜面343とが密着し、枠体33の板状部331の内面335と把持体34の平面341とが密着している。
図1で説明した組立装置100のロボット1は、把持機構3を制御する。ロボット1は、把持機構3を方向Bに移動させる。対象物43の被把持部44の上端が把持体34のテーパー342に当接する。
図5(b)に示すように、ロボット1が継続して把持機構3を方向Bに移動させると、把持体34の傾斜したテーパー342が対象物43の被把持部44に付勢されるので、把持体34は、斜め上方向、すなわち、方向Cに持ち上げられる。
図5(c)に示すように、対象物43の被把持部44が把持体34のテーパー342から外れると、把持体34は、鉛直下方向(方向D)に落下する。
把持体34に働く重力の作用により、枠体33の支持部334の内面336と把持体34の斜面343とが密着し、対象物43の被把持部44は、枠体33の板状部331の内面335と把持体34の平面341とに挟持され、把持される。
内面335と平面341とは平行であるので、対象物43の被把持部44は、両側面が強い静止摩擦力で挟持される。従って、被把持部44の高さ(長さ)L2は、対象物43が把持機構3から落下しない程度の静止摩擦力が被把持部44に発生する程度に低く(短く)することができる。
(実施形態2)
次に、図1に加え、図6(a)~図7(c)を参照して、実施形態2に係る把持機構3の把持体34の構成を説明する。図6(a)および(b)は、実施形態2に係る把持機構3の把持体34を示す図である。図7(a)~(c)は、実施形態2に係る把持機構3の動作を示す図である。図1~図5で説明した構造、構成、および効果と重複する説明は省略することがある。
実施形態2に係る把持機構3は、枠体33と、把持体34とに加え、さらに回転体35または回転体36を備える。把持体34は、支持部334に対向する斜面343にケース351またはケース361を有し、ケース351またはケース361に回動可能に回転体35または回転体36を装着可能である。
すなわち、図6(b)に示すように、把持体34は、斜面343にケース351を有する。把持体34は、斜面343にケース361を有する。把持体34は、ケース351に回転体35を回動可能に装着でき、収納できる。把持体34は、ケース361に回転体36を回動可能に装着でき、収納できる。
ケース351およびケース361は、それぞれ斜面343に開口を有する。回転体35および回転体36は、それぞれ一部が斜面343の開口から表出している。回転体35および回転体36は、ボールのような球体でもよく、ローラーのような円柱体でもよい。当該事項は、本願の全編において適用され得る。
回転体35は、周面が弾性体で構成されているので、ケース351に装着でき、収納することができ、ケース351から抜き出すことができる。
回転体36は、周面が弾性体で構成されているので、ケース361に装着でき、収納することができ、ケース361から抜き出すことができる。
図7(a)に示すように、組立装置100のロボット1(図1)は、把持機構3の枠体33を方向Bに移動させる。
図7(b)に示すように、対象物43の被把持部44の上端が把持体34のテーパー342に当接する。ロボット1が継続して枠体33を方向Bに移動させると、把持体34の傾斜したテーパー342が対象物43の被把持部44に付勢されるので、把持体34は、斜め上方向、すなわち、方向Cに持ち上げられる。この場合、回転体35または回転体36が枠体33の支持部334の内面336を転がるので、把持体34は、小さい摩擦力で方向Cに移動できる。
図7(c)に示すように、対象物43の被把持部44が把持体34のテーパー342から外れると、把持体34は、鉛直下方向(方向D)に落下する。この場合、回転体35および回転体36が枠体33の支持部334の内面336を転がるので、把持体34は、小さい摩擦力で方向Dに移動できる。
把持体34に働く重力の作用により、枠体33の支持部334の内面336と回転体35および回転体36の周面とが密着するため、回転体35および回転体36は、把持体34を付勢する。従って、対象物43の被把持部44は、枠体33の板状部331の内面335と把持体34の平面341とに挟持され、把持される。
本実施形態によれば、把持体34に装着された回転体35および回転体36が、枠体33の支持部334と把持体34の斜面343との抵抗を低減させるため、対象物43の被把持部44が枠体33の開口337から枠体33の内部へ挿入された後、把持体34が容易に落下し、対象物43を枠体33と把持体34とで好適に挟持し、把持できる。
(実施形態3)
次に、図1、図7(a)~(c)に加え、図8(a)および(b)を参照して、実施形態3に係る把持機構3の把持体34の構成と動作を説明する。図8(a)および(b)は、実施形態3に係る把持機構3の把持体34を示す図である。図1~図7で説明した構造、構成、および効果と重複する説明は省略することがある。
図8(a)に示すように、回転体35は、周面に凹凸352を有する。回転体36は、周面に凹凸362を有する。また、図8(b)に示すように、ケース351は、回転体35の周面が摺接する曲面に凹凸353を有する。ケース361は、回転体36の周面が摺接する曲面に凹凸363を有する。
本実施形態によれば、図8(a)および(b)に示すように、回転体35をケース351に収納すると、回転体35の凹凸352とケース351の凹凸353とが噛み合うため、回転体35の空転が防止される。また、回転体36をケース361に収納すると、回転体36の凹凸362とケース361の凹凸363とが噛み合うため、回転体36の空転が防止される。
また、実施態様2と同様に、図7(b)に示すように、組立装置100のロボット1(図1)が、把持機構3の枠体33を方向Bに移動させると、把持体34は方向Cに持ち上げられる。このとき、回転体35および回転体36は、自重により鉛直下方向に下がるため、回転体35とケース351との間に空間ができ、回転体36とケース361との間に空間ができる。
そのため、把持体34が方向Cに持ち上げられる際に、回転体35または回転体36は回転することができ、把持体34の斜面343と支持部334の内面336との摩擦を低減する。
さらに、図7(c)に示すように、把持体34が落下すると、回転体35の凹凸352とケース351の凹凸353とが噛み合い、回転体36の凹凸362とケース361の凹凸363とが噛み合う。さらに、回転体35の凹凸352が、枠体33の支持部334の内面336に食い込み、回転体35の凹凸352が潰れる。また、回転体36の凹凸362が、枠体33の支持部334の内面336に食い込み、回転体36の凹凸362が潰れる。
そのため、把持体34の回転体35および回転体36と、枠体33の支持部334の内面336との間で大きな静止摩擦力が発生する。その結果、把持体34は、実施形態2に係る把持体34よりもさらに好適に鉛直上方向に押し戻されにくくなり、対象物43の被把持部44は、実施形態2の場合よりもさらに強い静止摩擦力で把持体34および枠体33の板状部331に把持される。
(実施形態4)
次に、図1に加えて、図9(a)~図10(c)を参照して、実施形態4に係る把持機構3の把持体34の構成を説明する。図9(a)および(b)は、実施形態4に係る把持機構3の把持体34を示す図である。図10(a)~(c)は、実施形態4に係る把持機構3の動作を示す図である。図1~図8で説明した構造、構成、および効果と重複する説明は省略することがある。
実施形態4に係る把持機構3は、図9(b)に示すように、枠体33と、把持体34とに加え、さらに回転体37を備える。把持体34は、支持部334に対向する斜面343にケース371を有し、図9(a)に示すように、ケース371に回動可能に回転体37を装着可能である。
実施形態4で例示する回転体37は、実施形態2および実施形態3で例示する回転体35および回転体36よりも半径が大きい。
ケース371は、斜面343に開口を有する。回転体37は、一部が斜面343の開口から表出している。回転体37は、ボールのような球体でもよく、ローラーのような円柱体でもよい。当該事項は、本願の全編において適用され得る。
回転体37は、周面が弾性体で構成されているので、ケース371に装着でき、収納することができ、ケース371から抜き出すことができる。
図10(a)に示すように、組立装置100のロボット1(図1)は、把持機構3の枠体33を方向Bに移動させる。
図10(b)に示すように、対象物43の被把持部44の上端が把持体34のテーパー342に当接する。ロボット1が継続して枠体33を方向Bに移動させると、把持体34の傾斜したテーパー342が対象物43の被把持部44に付勢されるので、把持体34は、斜め上方向、すなわち、方向Cに持ち上げられる。この場合、回転体37が枠体33の支持部334の内面336を転がるので、把持体34は、小さい摩擦力で方向Cに移動できる。
図10(c)に示すように、対象物43の被把持部44が把持体34のテーパー342から外れると、把持体34は、鉛直下方向(方向D)に落下する。この場合、回転体37が枠体33の支持部334の内面336を転がるので、把持体34は、小さい摩擦力で方向Dに移動できる。
把持体34に働く重力の作用により、枠体33の支持部334の内面336と回転体37の周面とが密着するため、回転体37は、把持体34を付勢する。従って、対象物43の被把持部44は、枠体33の板状部331の内面335と把持体34の平面341とに挟持され、把持される。
本実施形態によれば、把持体34に装着された回転体37が、枠体33の支持部334と把持体34の斜面343との抵抗を低減させる。そして、回転体37は、実施形態2および実施形態3で説明した回転体35および回転体36よりも半径が大きいので、回転体37が枠体33の支持部334の内面336と密着するときの密着面積が大きい。
そのため、対象物43の被把持部44が枠体33の開口337から枠体33の内部へ挿入された後、把持体34が容易に落下し、さらに好適に強い静止摩擦力で対象物43を枠体33と把持体34とで挟持し、把持できる。
(実施形態5)
次に、図1、図10(a)~(c)に加え、図11(a)および(b)を参照して、実施形態5に係る把持機構3の把持体34の構成と動作を説明する。図11(a)および(b)は、実施形態5に係る把持機構3の把持体34を示す図である。図1~図10で説明した構造、構成、および効果と重複する説明は省略することがある。
図11(a)に示すように、回転体37は、周面に凹凸372を有する。また、図11(b)に示すように、ケース371は、回転体37の周面が摺接する曲面に凹凸373を有する。
本実施形態によれば、図11(a)に示すように、回転体37をケース371に収納すると、回転体37の凹凸372とケース371の凹凸373とが噛み合うため、回転体37の空転が防止される。
また、実施態様4と同様に、図10(b)に示すように、組立装置100のロボット1(図1)が、把持機構3の枠体33を方向Bに移動させると、把持体34は方向Cに持ち上げられる。このとき、回転体37は、自重により鉛直下方向に下がるため、回転体37とケース371との間に空間ができる。
そのため、把持体34が方向Cに持ち上げられる際に、回転体37は回転することができ、把持体34の斜面343と支持部334の内面336との摩擦を低減する。
さらに、図10(c)に示すように、把持体34が落下すると、回転体37の凹凸372とケース371の凹凸373とが噛み合う。さらに、回転体37の凹凸372が、枠体33の支持部334の内面336に食い込み、回転体37の凹凸372が潰れる。
そのため、把持体34の回転体37と、枠体33の支持部334の内面336との間で大きな静止摩擦力が発生する。その結果、把持体34が鉛直上方向に押し戻されにくくなり、対象物43の被把持部44は好適に強い静止摩擦力で把持体34および枠体33の板状部331に把持される。
さらに、実施形態5に係る半径の大きな回転体37を設ける方が、回転体37の周面と、枠体33の支持部334の内面336との密着面積が大きくなる。そのため、実施形態3のように半径の小さな回転体35および回転体36を設ける場合よりも、さらに好適に対象物43の被把持部44は強い静止摩擦力で把持体34および枠体33の板状部331に把持される。
上記した各実施形態の説明は、本発明における好適な実施形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。上記実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
本発明は、把持機構の分野に利用可能である。
2 位置ずれ修正装置
3 把持機構
33 枠体
331 板状部
332 天板
333 上前板
334 支持部
34 把持体
341 平面
342 テーパー
43 対象物
44 被把持部
45 上面

Claims (3)

  1. 把持体と、
    前記把持体を収容し、対象物の被把持部を把持する板状部を有する枠体と
    回転体と
    を備え、
    前記把持体は、前記被把持部を把持する平面を有し、
    前記把持体に働く重力の作用により、前記把持体の前記平面と前記枠体の前記板状部の内面との間に前記対象物の前記被把持部を把持し、
    前記枠体は、前記板状部とともに各々前記把持体の重量を支える支持部を有し、
    前記把持体は、
    前記支持部に対向する斜面と、
    前記斜面に設けられ、前記回転体が回動可能に装着されるケースと
    を有し、
    前記回転体は、前記支持部の内面を転がる、把持機構。
  2. 記対象物の挿入を受ける開口が前記板状部と前記支持部との間に形成されている、請求項1に記載の把持機構。
  3. 前記対象物は、前記対象物の上面から突出して前記把持体の前記平面と前記枠体の前記板状部とにより把持される前記被把持部を有する、請求項1又は請求項に記載の把持機構。
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