JP7408017B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本開示は、電子機器に関する。
鉄道車両に搭載される電子機器、例えば、電力変換装置は、電子部品で生じた熱を、冷却部を介して車両の走行によって生じる走行風に放熱することで、電子部品を冷却する。この種の電子機器の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている電力変換装置は、鉄道車両の屋根上に取り付けられ、筐体の上面および側面に取り付けられたフィンを有する。
特開2009-124038号公報
特許文献1に開示される電力変換装置は、鉄道車両の走行時に生じる走行風をフィンの間に流すことで、電力変換装置の筐体内部に収容されている電子部品、例えば、半導体素子を冷却する。鉄道車両に搭載されている電子機器の内、例えば、空調機器、照明機器等に電力を供給する電力変換装置は、鉄道車両の走行時だけでなく停止時も動作する。このため、電力変換装置が備える電子部品は鉄道車両の停止中も発熱する。
上述のように鉄道車両の停止中も発熱する電子部品は、特許文献1に開示される電力変換装置において、鉄道車両の停止中には十分に冷却されない。換言すれば、特許文献1に開示される電力変換装置の自然対流による冷却性能は低い。この課題は、鉄道車両に搭載される空調機器、照明機器等に電力を供給する電力変換装置に限られず、車両の走行時だけでなく停止時にも発熱する電子部品を備える電子機器において生じ得る。
本開示は上述の事情に鑑みてなされたものであり、車両の停止時にも電子部品を冷却可能な電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の電子機器は、伝熱性の受熱ブロックと、伝熱部材と、1つまたは複数のフィンと、筐体と、を備える。受熱ブロックは、電子部品が第1主面に取り付けられる。伝熱部材は、受熱ブロックの第1主面の反対に位置する第2主面に取り付けられ、第2主面から離れる方向に延び、受熱ブロックを介して電子部品から伝達された熱を第2主面から離れる方向に伝達する。1つまたは複数のフィンは、車両が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで伝熱部材に取り付けられ、受熱ブロックおよび伝熱部材を介して電子部品から伝達された熱を空気に放熱する。筐体は、電子部品を収容し、鉛直方向上部に開口が形成され、車両の屋根に設置される。受熱ブロックは、第1主面で筐体の開口を塞いだ状態で筐体に取り付けられる。
本開示に係る電子機器は、電子部品から伝達された熱を伝達する伝熱部材と、車両が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで伝熱部材に取り付けられて、電子部品から伝達された熱を空気に放熱するフィンと、を備える。この結果、車両の停止時にも電子部品を冷却可能な電子機器が得られる。
実施の形態1に係る電子機器のブロック図 実施の形態1に係る電子機器の車両への搭載例を示す図 実施の形態1に係る電子機器の図2におけるIII-III線での矢視断面図 実施の形態1に係る電子機器の図3におけるIV-IV線での矢視断面図 実施の形態1に係る電子機器における走行風の例を示す図 水平に位置するフィンの周囲における自然対流の例を示す図 実施の形態1に係るフィンの周囲における自然対流の例を示す図 実施の形態1に係る電子機器における自然対流の流れの例を示す図 実施の形態2に係る電子機器の車両への搭載例を示す図 実施の形態2に係る電子機器の図9におけるX-X線での矢視断面図 実施の形態2に係る電子機器における自然対流の例を示す図 実施の形態3に係る電子機器の断面図 実施の形態3に係る電子機器の図12におけるXIII-XIII線での矢視断面図 実施の形態3に係る電子機器における自然対流の流れの例を示す図 実施の形態4に係る電子機器の断面図 実施の形態4に係る電子機器の図15におけるXVI-XVI線での矢視断面図 実施の形態に係る電子機器の第1変形例の断面図 実施の形態に係る電子機器の第2変形例の断面図 実施の形態に係る電子機器の第3変形例の断面図 実施の形態に係る電子機器の第4変形例の断面図 実施の形態に係る電子機器の第4変形例の断面図 実施の形態に係る電子機器の第5変形例の断面図
以下、本開示の実施の形態に係る電子機器について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施の形態1)
電子機器の一例に、鉄道車両に搭載されて、交流電源から供給される交流電力を負荷に供給するための交流電力に変換して、変換した交流電力を負荷に供給する電力変換装置がある。鉄道車両の屋根に搭載され、鉄道車両の走行によって生じる鉄道車両の進行方向と反対方向に向かう空気の流れである走行風、および自然対流を利用して電子部品を冷却する電力変換装置を例にして、実施の形態1に係る電子機器1について説明する。
図1に示す電子機器1は、交流き電方式の鉄道車両に搭載され、供給される交流電力を、負荷の一例である電動機61および空調機器62のそれぞれに適した交流電力に変換し、変換した交流電力を電動機61および空調機器62に供給する。電動機61は、例えば、鉄道車両の推進力を生じさせる三相誘導電動機である。鉄道車両の走行時、具体的には、力行運転時に、電子機器1が電動機61に電力を供給することで、鉄道車両の推進力が生じる。空調機器62は、鉄道車両内の空調設備である。鉄道車両の運転中、具体的には、鉄道車両の走行時および停止時のいずれにおいても、電子機器1が空調機器62に電力を供給することで、空調機器62が動作し、鉄道車両内の温度が所望の温度に調節される。
電子機器1の各部について以下に説明する。電子機器1は、電源に接続される入力端子1aと、接地される入力端子1bと、を備える。電子機器1はさらに、入力端子1aに接続される電源から供給される交流電力を降圧する変圧器11と、変圧器11で降圧された交流電力を直流電力に変換するコンバータ12と、コンバータ12が出力する直流電力で充電されるコンデンサC1と、コンデンサC1を介して入力される直流電力を交流電力に変換するインバータ13,14と、を備える。
入力端子1aは、例えば、電力供給線を介して変電所から供給される交流電力を取得する集電装置に電気的に接続される。電力供給線は、例えば、架線または第三軌条である。集電装置は、パンタグラフまたは集電靴である。入力端子1bは、図示しない接地ブラシを介してレールに短絡されることで、接地される。
変圧器11は、一端が入力端子1aに接続され、他端が入力端子1bに接続される一次巻線と、コンバータ12に接続される二次巻線と、を有する。例えば、変圧器11は、集電装置から供給される25kVの単相交流電力を1520Vの単相交流電力に降圧し、降圧した交流電力をコンバータ12に供給する。
コンバータ12は、直列に接続された2つのスイッチング素子SW1を2組備える。一方の組のスイッチング素子SW1と他方の組のスイッチング素子SW1は、互いに並列に接続される。一方の組の2つのスイッチング素子SW1の接続点に変圧器11の二次巻線の一端が接続され、他方の組の2つのスイッチング素子SW1の接続点に変圧器11の二次巻線の他端が接続される。
各スイッチング素子SW1は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)と、アノードがIGBTのエミッタ端子に接続されて、カソードがIGBTのコレクタ端子に接続される還流ダイオードと、を有する。図示しない制御部からのゲート信号が、コンバータ12が備える各スイッチング素子SW1が有するIGBTのゲート端子に供給されて、IGBTのオンオフ、すなわち、各スイッチング素子SW1のオンオフが制御される。各スイッチング素子SW1のスイッチング動作によって、コンバータ12は、変圧器11から供給される交流電力を直流電力に変換する。
コンデンサC1は、コンバータ12が出力する直流電力によって充電される。コンデンサC1の一端は、コンバータ12の正極端子とインバータ13,14の一次側正極端子との接続点に接続される。コンデンサC1の他端は、コンバータ12の負極端子とインバータ13,14の一次側負極端子との接続点に接続される。
インバータ13は、直列に接続された2つのスイッチング素子SW2を3組備える。3組のスイッチング素子SW2はそれぞれ、三相交流電力のU相、V相、およびW相に対応する。U相に対応するスイッチング素子SW2、V相に対応するスイッチング素子SW2、およびW相に対応するスイッチング素子SW2は、互いに並列に接続される。各スイッチング素子SW2は、スイッチング素子SW1と同様に、IGBTと、還流ダイオードと、を有する。図示しない制御部からのゲート信号が、インバータ13が備える各スイッチング素子SW2が有するIGBTのゲート端子に供給されて、IGBTのオンオフ、すなわち、各スイッチング素子SW2のオンオフが制御される。各スイッチング素子SW2のスイッチング動作によって、インバータ13は、直流電力を三相交流電力に変換し、三相交流電力を電動機61に供給する。
インバータ14は、直列に接続された2つのスイッチング素子SW3を3組備える。3組のスイッチング素子SW3はそれぞれ、三相交流電力のU相、V相、およびW相に対応する。U相に対応するスイッチング素子SW3、V相に対応するスイッチング素子SW3、およびW相に対応するスイッチング素子SW3は、互いに並列に接続される。各スイッチング素子SW3は、スイッチング素子SW1と同様に、IGBTと、還流ダイオードと、を有する。図示しない制御部からのゲート信号が、インバータ14が備える各スイッチング素子SW3が有するIGBTのゲート端子に供給されて、IGBTのオンオフ、すなわち、各スイッチング素子SW3のオンオフが制御される。各スイッチング素子SW3のスイッチング動作によって、インバータ14は、直流電力を三相交流電力に変換する。
インバータ14はさらに、直流電力から変換した三相交流電力の電圧を空調機器62に適した電圧まで降圧する変圧器15を有する。変圧器15で降圧された三相交流電力が空調機器62に供給される。
鉄道車両が走行している間は、コンバータ12およびインバータ13,14が動作しているため、スイッチング素子SW1,SW2,SW3はオンオフを繰り返し、すなわち、スイッチング動作を行い、発熱している。一方、鉄道車両が停止している間、電動機61に電力を供給する必要はないが、空調機器62は、鉄道車両が停止している間も稼動する必要がある。このため、鉄道車両が停止している間は、インバータ13は停止していて、コンバータ12およびインバータ14が動作している。換言すれば、スイッチング素子SW2は発熱していないが、スイッチング素子SW1,SW3はオンオフを繰り返し、発熱している。そこで、電子機器1は、鉄道車両の走行時には走行風によってスイッチング素子SW1,SW2,SW3を含む電子部品を冷却し、鉄道車両の停止時には自然対流によってスイッチング素子SW1,SW3を含む電子部品を冷却するための構造を有する。
電子機器1の構造の詳細について以下に説明する。図2に示すように、電子機器1は、車両100の屋根100aに設けられる。図2におけるIII-III線での矢視断面図である図3に示すように、電子機器1は、屋根100aに設置され、スイッチング素子SW1,SW2,SW3を含む電子部品を収容する筐体20と、電子部品が第1主面21aに取り付けられ、筐体20の開口20aを塞いだ状態で筐体20に取り付けられる伝熱性の受熱ブロック21と、を備える。電子機器1はさらに、受熱ブロック21の第2主面21bに取り付けられ、受熱ブロック21を介して電子部品から伝達された熱を第2主面21bから離れる方向に伝達する伝熱部材22と、伝熱部材22に取り付けられ、受熱ブロック21および伝熱部材22を介して電子部品から伝達された熱を空気に放熱するフィン23と、を備える。
伝熱部材22およびフィン23の破損を抑制するために、電子機器1は、伝熱部材22およびフィン23を覆って筐体20に取り付けられるカバー30を備えることが好ましい。
図2および図3において、Z軸は、車両100が水平に位置している状態で、鉛直方向を示す。X軸は、車両100の進行方向を示す。Y軸は、車両100の幅方向を示す。X軸、Y軸、およびZ軸は互いに直交する。後続の図においても同様である。
筐体20は屋根100aの鉛直方向上部に取り付けられる。筐体20は、鉄道車両の予想される最大振動を受けても変形しない程度の剛性と強度を有する。例えば、筐体20は、鉄、アルミニウム等の金属部材で形成される。筐体20の鉛直方向上部に開口20aが形成される。
受熱ブロック21は、開口20aを塞いだ状態で筐体20に取り付けられる。実施の形態1では、受熱ブロック21は、熱伝導率の高い部材、例えば、鉄、アルミニウム等の金属部材で形成され、開口20aを塞いだ状態で筐体20の外面に取り付けられる平板部材である。受熱ブロック21の第1主面21aに、発熱する電子部品、具体的には、スイッチング素子SW1,SW2,SW3が取り付けられる。第1主面21aの反対に位置する第2主面21bに伝熱部材22が取り付けられる。車両100が水平に位置している状態で、第1主面21aおよび第2主面21bは、水平になる。
伝熱部材22は、第2主面21bから離れる方向に延び、受熱ブロック21を介して電子部品から伝達された熱を第2主面21bから離れる方向に伝達する。実施の形態1では、伝熱部材22は、内部に冷媒が封入されているヒートパイプを有する。具体的には、伝熱部材22は、ヒートパイプとして、受熱ブロック21に取り付けられる母管24aと、母管24aに取り付けられ、母管24aに連通する支管24bと、を有する。母管24aおよび支管24bの内部には、常温で気液二相の状態で存在する冷媒が封入されている。冷媒は、例えば、水である。
図3および図3におけるIV-IV線での矢視断面図である図4に示すように、X軸方向に延びる複数の母管24aがY軸方向に並べて設けられる。実施の形態1では、X軸方向に延びる8つの母管24aがY軸方向に並べて設けられる。母管24aは、受熱ブロック21の第2主面21bに形成された溝に挿入されて、接着剤による接着、溶接、はんだ付け等の取付方法によって受熱ブロック21に取り付けられている。母管24aは、熱伝導率の高い部材、例えば、鉄、アルミニウム等の金属部材で形成されるパイプである。各母管24aに対して複数の支管24bが取り付けられる。
車両100の走行時には、車両100の進行方向の前方でフィン23から伝達された熱で暖められた走行風が車両100の進行方向の後方に流れる。このため、電子機器1において、車両100の進行方向の後方に位置する電子部品は、車両100の進行方向の前方に位置する電子部品と比べて十分に冷却されないことがある。上述のようにX軸方向に延びる母管24aが設けられ、母管24aの内部で冷媒の対流が生じることで、X軸方向に熱が分散され、X軸方向に並んで設けられる電子部品の冷却のばらつきが抑制される。
各支管24bは、Z軸方向に延びる。支管24bは、溶接、はんだ付け等の取付方法によって母管24aに取り付けられ、母管24aに連通する。支管24bは、熱伝導率の高い部材、例えば、鉄、アルミニウム等の金属部材で形成されるパイプである。支管24bの長さは、車両100の進行方向に直交する断面、すなわちYZ平面における車両限界に含まれる長さに設定される。車両限界は、車両100の最大寸法を示す。実施の形態1では、車両限界に応じて、支管24bの長さが異なる。具体的には、Y軸方向の両端部それぞれに位置する2つの母管24aに取り付けられている支管24bのZ軸方向の長さは、Y軸方向の中央に位置する4つの母管の14aに取り付けられている支管24bのZ軸方向の長さより短い。
フィン23は、伝熱部材22に取り付けられる。詳細には、フィン23に形成された貫通孔に伝熱部材22が挿通された状態で、フィン23は伝熱部材22に取り付けられる。伝熱部材22に取り付けられたフィン23は、受熱ブロック21および伝熱部材22を介して電子部品から伝達された熱を周囲の空気に放熱する。実施の形態1では、フィン23は、熱伝導率の高い部材、例えば、鉄、アルミニウム等の金属部材で形成される平板部材である。
車両100の走行時における電子部品の冷却性能を高めるため、フィン23の主面は、X軸に平行であることが好ましい。車両100の走行時に生じる走行風はX軸方向に流れるため、フィン23の主面をX軸に平行にすることで、フィン23からフィン23の間を流れる走行風に熱を効率よく伝達することができる。この結果、スイッチング素子SW1,SW2,SW3を含む電子部品を冷却することが可能となる。
車両100の停止時に自然対流によって電子部品を冷却するために、フィン23は、車両100が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで伝熱部材22に取り付けられる。主面が水平面に対して傾くとは、主面が水平面に平行でないことを意味する。フィン23の主面が水平面に対して傾いていることで、フィン23から熱を伝達されて暖められた空気はフィン23に沿って鉛直方向上方に移動する。上述の空気の流れが生じることで、外部から空気が流入し、流入した空気にフィン23から熱が伝達される。フィン23の主面が水平面に対して傾いていることで、上述の空気の流れが生じて、スイッチング素子SW1,SW2,SW3を含む電子部品を冷却することが可能となる。
実施の形態1では、複数のフィン23が、Y軸方向およびZ軸方向に並べて設けられている。図3に示すように、Y軸方向に4つのフィン23が並べられている。Y軸方向の両端では、Z軸方向に4つのフィン23が並べられている。Y軸方向の中央では、Z軸方向に7つのフィン23が並べられている。Y軸方向の両端に位置するフィン23はそれぞれ、車両100が水平に位置している状態で、Y軸方向の両端部の内、車両100の中央に近い一方の端部231の鉛直方向の位置が他方の端部232の鉛直方向の位置より高くなる向きで伝熱部材22、すなわち、支管24bに取り付けられる。換言すれば、Y軸方向の両端に位置するフィン23は、水平ではなく、Y軸方向の中央に向かって鉛直方向の位置が高くなる向きで伝熱部材22に取り付けられている。
Y軸方向の中央に位置するフィン23はそれぞれ、車両100が水平に位置している状態で、Y軸方向の両端部の内、車両100の中央に近い一方の端部231の鉛直方向の位置が他方の端部232の鉛直方向の位置より低くなる向きで伝熱部材22、すなわち、支管24bに取り付けられる。換言すれば、Y軸方向の中央に位置するフィン23は、水平ではなく、Y軸方向の端部に向かって鉛直方向の位置が高くなる向きで伝熱部材22に取り付けられている。
カバー30は、受熱ブロック21、伝熱部材22、およびフィン23を覆って、筐体20に取り付けられる。カバー30のX軸に沿う面には、外部の空気をカバー30の内部に流入させ、伝熱部材22およびフィン23の近傍を流れた空気をカバー30の外部に流出させるための複数の通風孔30aが形成される。図4に示すように、カバー30のX軸に交差する面には、外部の空気をカバー30の内部に流入させ、伝熱部材22およびフィン23の近傍を流れた空気をカバー30の外部に流出させるための複数の通風孔30bが形成される。
上記構成を有する電子機器1が備える電子部品の冷却について以下に説明する。スイッチング素子SW1,SW2,SW3の少なくともいずれかで生じた熱は、受熱ブロック21および母管24aを介して冷媒に伝達される。この結果、冷媒は気化する。気化した冷媒は支管24bの内部をZ軸正方向に移動する。冷媒は、Z軸正方向に移動しながら熱を支管24bおよびフィン23を介して、伝熱部材22の周囲の空気に伝達することで冷却され、液化する。液化した冷媒は支管24bの内壁を伝ってZ軸負方向に移動する。上述のように冷媒が気化と液化を繰り返しながら循環することで、スイッチング素子SW1,SW2,SW3の少なくともいずれかで生じた熱が伝熱部材22の周囲の空気に伝達され、発熱しているスイッチング素子SW1,SW2,SW3が冷却される。
例えば車両100がX軸正方向に走行する場合、図5に矢印AR1で示すようにX軸負方向に流れる走行風が生じる。図5において、図の複雑化を避けるために、一部の空気の流れについてのみ記載されている。走行風はフィン23の間を通る。走行風がフィン23の間を通ることで、フィン23から走行風に熱が伝達されて、スイッチング素子SW1,SW2,SW3が冷却される。
車両100の停止中は、図5に示す走行風は生じない。フィン23から熱を伝達されて暖められた空気の密度は、遠方の常温の空気、例えば、カバー30の外部の空気の密度より低くなる。空気の密度の差により生じる浮力が空気の粘性力を上回ると、フィン23の周囲に空気の流れが生じる。自然対流において粘性力に対する浮力の比は、下記(1)式のグラスホフ数Grで表される。グラスホフ数Grが大きいほど、自然対流が起きやすい。
Figure 0007408017000001
上記(1)式において、gは重力加速度(単位:m/s)を示す。βは、流体、具体的には、空気の体膨張係数(単位:1/K)を示す。ΔTは、代表温度差、具体的には、発熱体と流体との温度差、すなわち、フィン23の温度と空気の温度差(単位:K)を示す。Lは、代表長さ、具体的には、空気の流れに沿う発熱体の長さ、例えばYZ平面において空気の流れに沿うフィン23の長さを示す。νは、流体、具体的には、空気の動粘性係数(単位:m/s)を示す。
図6に示すように、車両が水平に位置している状態で、フィン41の主面が水平になる向きでヒートパイプ42に取り付けられている従来の電子機器では、鉛直方向上方に向かう空気の流れに沿うフィンの長さは、鉛直方向上方に向かう空気に接触するフィンの側面の鉛直方向の長さであって、十分に小さい値となるため、グラスホフ数Grが小さい。換言すれば、自然対流が起きにくい。わずかに生じた自然対流によって、鉛直方向下部に位置するフィン41またはヒートパイプ42の鉛直方向下部から熱を伝達されて鉛直方向上方に空気が移動しても、鉛直方向上部で水平に位置しているフィン41によって移動が妨げられる。この結果、図6に矢印で示すようにY軸方向に隣接するヒートパイプ42およびZ軸方向に隣接するフィン41に囲まれた空間で空気が滞留してしまう。このため、フィン41の主面が水平に位置している従来の電子機器において、自然対流による冷却性能は低い。
一方、実施の形態1に係る電子機器1において、フィン23は、主面が水平面に対して傾く向きで伝熱部材22に取り付けられている。このため、フィンが水平に設けられている従来の電子機器と比べて、代表長さLの値が大きくなり、グラスホフ数Grが大きくなる。換言すれば、フィンが水平に設けられている従来の電子機器と比べて自然対流が起きやすい。図7に示すように、鉛直方向下部に位置するフィン23または支管24bの鉛直方向下部から熱を伝達されて鉛直方向上方に移動した空気は、水平面に対して傾いているフィン23に沿って、さらに鉛直方向上方に移動する。
この結果、図8に矢印AR2で示すように、カバー30の内部の空気はフィン23から熱を伝達されて暖められて、フィン23に沿って鉛直方向上方に移動する。鉛直方向上方に移動した空気は、カバー30の鉛直方向上方に形成された通風孔30aを通ってカバー30の外部に流出する。カバー30の内部の空気が通風孔30aを通って流出すると、矢印AR3で示すように、カバー30の側面に形成された通風孔30aを通ってカバー30の外部の空気がカバー30の内部に流入する。さらに、図8には図示しない通風孔30bを通ってカバー30の外部の空気がカバー30の内部に流入する。図8において、図の複雑化を避けるために、一部の空気の流れについてのみ記載されている。
カバー30の内部に流入した空気は、上述のようにフィン23から熱を伝達されて暖められ、フィン23に沿って鉛直方向上方に移動し、通風孔30aを通ってカバー30の外部に流出する。フィン23が、主面が水平面に対して傾く向きで伝熱部材22に取り付けられているため、フィン23に沿って鉛直方向上方に移動する空気の流れが生じる。このように自然対流を利用して、車両100の停止時にもスイッチング素子SW1,SW2,SW3を冷却することが可能となる。
車両100が水平に位置している状態でフィン23の主面と水平面がなす角度を大きくすると、上記(1)式における代表長さLの値が大きくなって、グラスホフ数Grが大きくなるため、自然対流による冷却性能が高くなる。しかしながら、車両100が水平に位置している状態でフィン23の主面と水平面がなす角度を大きくすると、1つのフィンが占める範囲のZ軸方向の長さが長くなるため、車両限界内で設置できるフィン23の枚数が少なくなってしまう。フィン23の枚数が少なくなると、放熱面積の減少によって冷却性能が低下するため、車両100が水平に位置している状態でフィン23の主面と水平面がなす角度は、自然対流による冷却性能およびフィン23を設置可能なスペースに応じて定められることが好ましい。
実施の形態1では、例えば、車両100が水平に位置している状態でYZ平面においてフィン23の主面と水平面がなす角度は、15度以下の範囲であることが好ましい。さらには、YZ平面においてフィン23の主面と水平面がなす角度は、5度以上、15度以下の範囲であることが好ましい。
以上説明した通り、実施の形態1に係る電子機器1は、車両100が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで伝熱部材22に取り付けられるフィン23を備える。車両100の停止時に、フィン23から熱を伝達されて暖められた空気がフィン23に沿って鉛直方向上方に移動する。フィン23が水平面に対して傾いているため、フィン23に沿って鉛直方向上方に移動する空気の流れが生じて、車両100の停止時にも、電子機器1は、自然対流を利用して、スイッチング素子SW1,SW2,SW3を含む電子部品を冷却することが可能となる。
(実施の形態2)
電子機器1の設置位置ならびに伝熱部材22およびフィン23の配置は、上述の例に限られず、自然対流を利用して電子部品を冷却することが可能であれば、任意である。一例として、車両100の屋根100aに形成された収容部100bに設けられ、第2主面21bに対して鋭角をなす方向に延びる伝熱部材22を備える電子機器2について実施の形態2で説明する。
図9に示すように、車両100の屋根100aには、鉛直方向上部が開口している凹部である収容部100bが形成されている。詳細には、収容部100bの開口面は、車両100の屋根100aの鉛直方向上端と同じ面に位置する。収容部100bは、電子機器2の筐体20を収容する。詳細には、収容部100bの底面に筐体20の底面が取り付けられる。
冷却性能を高めるために、伝熱部材22の少なくとも一部およびフィン23の少なくとも一部は、屋根100aの鉛直方向上端より鉛直方向上側に位置することが好ましい。
電子機器2の構成要素は、実施の形態1に係る電子機器1と同様であるが、伝熱部材22およびフィン23の配置が電子機器1と異なる。詳細には、図9におけるX-X線での矢視断面図である図10に示すように、伝熱部材22は、第2主面21bに対して鋭角をなす方向に延びる。具体的には、伝熱部材22は、実施の形態1と同様の母管24aと、第2主面21bに対して鋭角をなす方向に延びる向きで母管24aに取り付けられる支管24bと、を有する。実施の形態2では、支管24bは、第2主面21bから離れ、かつ、車両100の幅方向の中央から端部に向かう方向に延びる。図10において、車両100のY軸方向中心よりY軸負方向側に位置する伝熱部材22が有する支管24bの延伸方向D1および車両100のY軸方向中心よりY軸正方向側に位置する伝熱部材22が有する支管24bの延伸方向D2を二点鎖線で示す。延伸方向D1が第2主面21bとなす角θ1および延伸方向D2が第2主面21bとなす角θ2は鋭角である。
具体的には、第2主面21bにY軸方向に8つの母管24aが取り付けられる。第2主面21bのY軸方向中央よりY軸負方向側に位置する4つの母管24aに取り付けられる支管24bは、第2主面21bから離れ、かつ、Y軸負方向に向かう方向に延びる。一方、第2主面21bのY軸方向中央よりY軸正方向側に位置する4つの母管24aに取り付けられる支管24bは、第2主面21bから離れ、かつ、Y軸正方向に向かう方向に延びる。
フィン23は、車両100が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで伝熱部材22に取り付けられる。具体的には、フィン23は、主面が支管24bの延伸方向に直交する向きで伝熱部材22に取り付けられる。伝熱部材22が、第2主面21bに対して鋭角をなす方向に延びるため、支管24bの延伸方向に直交するフィン23の主面は、第2主面21bに対して傾いている。車両100が水平に位置している状態で、第2主面21bは、水平になるため、フィン23の主面は水平面に対して傾いている。
実施の形態2では、各フィン23のY軸方向の両端部の内、車両100の中央に近い一方の端部231の鉛直方向の位置が他方の端部232の鉛直方向の位置より高い。
車両100の走行時は、実施の形態1と同様に走行風がフィン23の間を通ることで、フィン23から走行風に熱が伝達されて、スイッチング素子SW1,SW2,SW3が冷却される。
車両100の停止中は、走行風は生じない。上述のようにフィン23は、第2主面21bに対して鋭角をなす方向に延びる支管24bの延伸方向に主面が直交する向きで支管24bに取り付けられている。このため、図11に矢印AR4で示すように、カバー30の内部の空気はフィン23から熱を伝達されて暖められて、フィン23に沿って鉛直方向上方に移動する。鉛直方向上方に移動した空気は、通風孔30aを通ってカバー30の外部に流出する。カバー30の内部の空気が通風孔30aを通って流出すると、矢印AR5で示すように、通風孔30aを通ってカバー30の外部の空気がカバー30の内部に流入する。さらに、図11には図示しない通風孔30bを通ってカバー30の外部の空気がカバー30の内部に流入する。図11において、図の複雑化を避けるために、一部の空気の流れについてのみ記載されている。
カバー30の内部に流入した空気は、上述のようにフィン23から熱を伝達されて暖められ、フィン23に沿って鉛直方向上方に移動し、通風孔30aを通ってカバー30の外部に流出する。フィン23が、第2主面21bに対して鋭角をなす方向に延びる支管24bの延伸方向に主面が直交する向きで支管24bに取り付けられているため、フィン23に沿って鉛直方向上方に移動する空気の流れが生じる。このように自然対流を利用して、車両100の停止時にもスイッチング素子SW1,SW2,SW3を冷却することが可能となる。
支管24bの延伸方向と第2主面21bとがなす鋭角が小さくなると、換言すれば、図10に示す角θ1,θ2が小さくなると、上記(1)式における代表長さLの値が大きくなって、グラスホフ数Grが大きくなるため、自然対流による冷却性能が高くなる。しかしながら、支管24bの延伸方向と第2主面21bとがなす鋭角が小さくなると、1つの支管24bが占める範囲のZ軸方向の長さが長くなり、車両限界内で設置できる支管24bの本数が少なくなる。この結果、車両限界内で支管24bに取り付けられるフィン23の枚数が少なくなってしまう。フィン23の枚数が少なくなると、放熱面積の減少によって冷却性能が低下するため、支管24bの延伸方向と第2主面21bとがなす鋭角の大きさは、自然対流による冷却性能およびフィン23を設置可能なスペースに応じて定められることが好ましい。
例えば、支管24bの延伸方向と第2主面21bとがなす鋭角は、75度以上であることが好ましい。さらには、支管24bの延伸方向と第2主面21bとがなす鋭角は、75度以上、かつ、85度以下であることが好ましい。
以上説明した通り、実施の形態2に係る電子機器2は、第2主面21bに対して鋭角をなす方向に延びる伝熱部材22と、伝熱部材22の延伸方向に主面が直交する向きで伝熱部材22に取り付けられるフィン23と、を備える。車両100の停止時に、フィン23から熱を伝達されて暖められた空気がフィン23に沿って鉛直方向上方に移動する。フィン23が水平面に対して傾いているため、フィン23に沿って鉛直方向上方に移動する空気の流れが生じて、車両100の停止時にも、電子機器2は、自然対流を利用して、スイッチング素子SW1,SW2,SW3を含む電子部品を冷却することが可能となる。
(実施の形態3)
伝熱部材22の形状およびフィン23の配置は、上述の例に限られず、走行風および自然対流を利用して電子部品を冷却することが可能であれば、任意である。実施の形態1,2と異なる伝熱部材とフィンとを備える電子機器3について、電子機器1,2と異なる点を中心に実施の形態3で説明する。
図12および図12におけるXIII-XIII線での矢視断面図である図13に示すように、実施の形態3に係る電子機器3は、受熱ブロック21に取り付けられ、受熱ブロック21を介して電子部品から伝達された熱を第2主面21bから離れる方向に伝達する伝熱部材51と、伝熱部材51に取り付けられ、受熱ブロック21および伝熱部材51を介して電子部品から伝達された熱を空気に放熱するフィン52と、を備える。伝熱部材51は、X軸方向およびY軸方向のそれぞれに沿って並べて設けられる。フィン52は、Y軸方向に並べられて伝熱部材51に取り付けられる。
電子機器3は、車両100の進行方向であるX軸方向に延びる熱分散部材53を備えることが好ましい。熱分散部材53は、電子機器1が備える伝熱部材22が有する母管24aと同じ役割を果たす。例えば、熱分散部材53は、熱伝導率の高い部材、例えば、鉄、アルミニウム等の金属部材で形成されるパイプで形成され、内部に冷媒が封入されている。冷媒は、常温で気液二相の状態で存在する物質、例えば、水である。
伝熱部材51は、Y軸方向に延びて全体として受熱ブロック21に当接した状態で受熱ブロック21に取り付けられる基部51aと、基部51aに取り付けられる延伸部51bと、延伸部51bに取り付けられる保持部51cと、を有する。例えば、基部51a、延伸部51b、および保持部51cはそれぞれ、熱伝導率の高い部材、例えば、鉄、アルミニウム等の金属部材で形成されるパイプで形成され、互いに連通している。これにより、基部51a、延伸部51b、および保持部51cは、U字形状のヒートパイプを形成する。基部51a、延伸部51b、および保持部51cが形成するヒートパイプの内部には、冷媒が封入されている。
基部51aは、受熱ブロック21の第2主面21bに形成される溝に挿入されて、接着剤による接着、はんだ付け等の取り付け方法によって受熱ブロック21に取り付けられている。基部51aは、車両100が水平に位置している状態で、水平方向に延びる。基部51aは、受熱ブロック21に当接した状態でY軸方向に延びるため、基部51aの内部の冷媒に、受熱ブロック21から効率よく熱が伝達される。実施の形態3では、基部51aの一端は、熱分散部材53に連通している。
延伸部51bの一端は、基部51aの他端に連通する。延伸部51bは、Z軸方向、具体的には、受熱ブロック21から離れる方向に延び、受熱ブロック21の第2主面21bから離れる方向に熱を伝達する。
保持部51cは、延伸部51bの他端に連通し、延伸部51bから離れる方向に延びる。詳細には、保持部51cは、第2主面21bに沿って延びる。実施の形態3では、保持部51cは、車両100が水平に位置している状態で、水平方向に延びる。保持部51cには、フィン52が取り付けられる。保持部51cは、取り付けられたフィン52を保持する。
実施の形態3では、電子機器3は、延伸部51bの長さが互いに異なる3種類の伝熱部材51を備える。X軸方向に互いに隣接する伝熱部材51は、延伸部51bの長さが異なる。
各フィン52は、車両100が水平に位置している状態で、主面が水平方向に直交するとみなせる向きで伝熱部材51の保持部51cに取り付けられる。換言すれば、車両100が水平に位置している状態で、フィン52の主面の法線方向は、水平方向に一致するとみなせる。主面が水平方向に直交するとみなせるとは、主面と水平面がなす角度が80度以上、かつ、100度以下の範囲にあることを意味するものとする。上述のようにフィン52が伝熱部材51に取り付けられることで、車両100が水平に位置している状態で、フィン52の主面は鉛直方向に沿うとみなすことができる。車両100の走行時における電子部品の冷却性能を高めるため、フィン52の主面は、X軸に平行であることが好ましい。換言すれば、車両100の主面の法線方向は、Y軸方向に一致することが好ましい。
熱分散部材53は、Y軸方向に並べて設けられる。詳細には、熱分散部材53は、受熱ブロック21の第2主面21bに形成された溝に挿入されて、接着剤による接着、はんだ付け等の取り付け方法によって受熱ブロック21に取り付けられている。各熱分散部材53に対して複数の基部51aが取り付けられる。
上記構成を有する電子機器3が備える電子部品の冷却について以下に説明する。スイッチング素子SW1,SW2,SW3の少なくともいずれかで生じた熱は、受熱ブロック21および基部51aを介して冷媒に伝達される。この結果、冷媒は気化する。気化した冷媒は延伸部51bの内部をZ軸正方向に移動し、保持部51cの内部に流入する。冷媒は、上述のように移動しながら熱を延伸部51bまたは保持部51cおよびフィン23を介して、伝熱部材51の周囲の空気に伝達することで冷却され、液化する。液化した冷媒は保持部51cおよび延伸部51bの内壁を伝って基部51aに戻る。上述のように冷媒が気化と液化を繰り返しながら循環することで、スイッチング素子SW1,SW2,SW3の少なくともいずれかで生じた熱が伝熱部材51の周囲の空気に伝達され、発熱しているスイッチング素子SW1,SW2,SW3が冷却される。
車両100の走行時は、実施の形態1と同様に走行風がフィン52の間を通ることで、フィン52から走行風に熱が伝達されて、スイッチング素子SW1,SW2,SW3が冷却される。
車両100の停止中は、走行風は生じない。上述のように、フィン52は、車両100が水平に位置している状態で、主面が水平方向に直交する向きで伝熱部材51の保持部51cに取り付けられている。このため、図14に矢印AR6で示すように、カバー30の内部の空気は、フィン52から熱を伝達されて暖められて、フィン52に沿ってZ軸正方向に移動する。Z軸正方向に移動した空気は、通風孔30aを通ってカバー30の外部に流出する。カバー30の内部の空気が通風孔30aを通って流出すると、矢印AR7で示すように、通風孔30aを通ってカバー30の外部の空気がカバー30の内部に流入する。さらに、図14には図示しない通風孔30bを通ってカバー30の外部の空気がカバー30の内部に流入する。図14において、図の複雑化を避けるために、一部の空気の流れについてのみ記載されている。
カバー30の内部に流入した空気は、上述のようにフィン52から熱を伝達されて暖められ、フィン52に沿って鉛直方向上方に移動し、通風孔30aを通ってカバー30の外部に流出する。フィン52が、車両100が水平に位置している状態で、主面が水平方向に直交する向きで伝熱部材51に取り付けられているため、フィン52に沿って鉛直方向上方に移動する空気の流れが生じる。このように自然対流を利用して、車両100の停止時にもスイッチング素子SW1,SW2,SW3を冷却することが可能となる。
以上説明した通り、実施の形態3に係る電子機器3は、車両100が水平に位置している状態で主面が水平方向に直交する向きで伝熱部材51に取り付けられるフィン52を備える。車両100の停止時に、フィン52から熱を伝達されて暖められた空気がフィン52に沿って鉛直方向上方に移動する。フィン52に沿って鉛直方向上方に移動する空気の流れが生じて、車両100の停止時にも、電子機器3は、自然対流を利用して、スイッチング素子SW1,SW2,SW3を含む電子部品を冷却することが可能となる。
伝熱部材51が受熱ブロック21に当接した状態でY軸方向に延びる基部51aを有することで、受熱ブロック21から伝熱部材51への熱伝達効率が実施の形態1,2の場合よりもよいため、電子機器3の冷却性能が高い。
電子機器3が熱分散部材53を備えるため、熱分散部材53が受熱ブロック21を介してスイッチング素子SW1,SW2,SW3から伝達された熱を、X軸方向に分散することで、受熱ブロック21のX軸方向の温度のばらつきが抑制される。この結果、X軸方向に並べて設けられる伝熱部材51のそれぞれに同様に熱を伝達することができ、電子機器3の冷却性能が向上する。
(実施の形態4)
伝熱部材51およびフィン52の形状は、実施の形態3の例に限られない。電子機器3と異なる伝熱部材51およびフィン52を備える電子機器4について、電子機器3と異なる点を中心に実施の形態4で説明する。
図15および図15におけるXVI-XVI線での矢視断面図である図16に示すように、電子機器4が備える伝熱部材51は、基部51aと、延伸部51bと、保持部51dと、を有する。保持部51dの延伸部51bに取り付けられる一端の鉛直方向の位置は、他端の鉛直方向の位置より低い。これにより、保持部51dにおいて液化した冷媒が、実施の形態3の場合よりも速やかに延伸部51bおよび基部51aに到達する。この結果、冷媒の循環が速やかに行われるため、電子機器4の冷却性能が向上する。
実施の形態4では、電子機器4は、延伸部51bの長さが互いに異なる4種類の伝熱部材51を備える。X軸方向に互いに隣接する伝熱部材51は、延伸部51bの長さが異なる。
各フィン52は、実施の形態3と同様に、車両が水平に位置している状態で、主面が水平方向に直交する向きで伝熱部材51の保持部51dに取り付けられる。実施の形態4では、車両100の幅方向の中央において、フィン52は、受熱ブロック21の第2主面21bから離れる方向に並べて設けられる。換言すれば、車両100のY軸方向の中央において、フィン52は、Z軸方向に並べて設けられる。具体的には、図15に示すように、Y軸方向の中央に位置する4つの熱分散部材53に取り付けられる伝熱部材51に対して、Y軸方向およびZ軸方向に並べられた複数のフィン52が取り付けられる。
伝熱部材51の内部に封入されている冷媒が、実施の形態3と同様に、気化と液化を繰り返しながら循環することで、スイッチング素子SW1,SW2,SW3の少なくともいずれかで生じた熱が伝熱部材51の周囲の空気に伝達され、発熱しているスイッチング素子SW1,SW2,SW3が冷却される。
車両100の走行時は、実施の形態1と同様に走行風がフィン52の間を通ることで、フィン52から走行風に熱が伝達されて、スイッチング素子SW1,SW2,SW3が冷却される。Z軸方向にフィン52が並べられている場合は、Z軸方向に隣接しているフィン52の間にも走行風が流れる。これにより、走行風に接するフィン52の面積が実施の形態3と比べて大きくなるため、電子機器4の冷却性能が向上する。
車両100の停止中は、走行風は生じない。この場合、実施の形態3と同様に、カバー30の内部の空気は、フィン52から熱を伝達されて暖められて、フィン52に沿ってZ軸正方向に移動する。フィン52に沿ってZ軸正方向に走行風が流れると、フィン52の近傍に層流境界層が形成される。走行風がZ軸正方向に流れる場合、Z軸正方向に向かうにつれてフィン52の表面での速度勾配が減少し、速度勾配が0になる位置、すなわち、剥離点において境界層の剥離が生じることがある。境界層が剥離すると、フィン52から離れる方向に空気の流れが生じるため、フィン52の近傍に空気を流すことが困難となる。
境界層の剥離を抑制するため、Z軸方向に並べられるフィン52の少なくともいずれかは、Z軸方向に隣接する他のフィン52からY軸方向にずれた位置に設けられることが好ましい。具体的には、図15に示すように、Y軸方向の中央に位置する2つの熱分散部材53に取り付けられる伝熱部材51に取り付けられる複数のフィン52は、Y軸方向における位置が互いに異なることが好ましい。Y軸方向における位置をずらしてフィン52を配置することで、車両100の停止時に、Z軸方向下部に位置するフィン52から熱を伝達された空気がZ軸正方向に移動すると、他のフィン52に接触し、乱流が生じる。乱流が生じることでフィン52の近傍で境界層剥離が生じることが抑制され、フィン52の近傍に空気が流れることが可能となる。この結果、フィン52の近傍に空気の流れが生じるので、電子機器4の冷却性能が向上する。
以上説明した通り、実施の形態4に係る電子機器4が備える伝熱部材51が有する保持部51dの延伸部51bに取り付けられる一端の鉛直方向の位置は、他端の鉛直方向の位置より低い。これにより、液化した冷媒が速やかに延伸部51bを通って基部51aに戻ることができるため、電子機器4の冷却性能は電子機器3よりも高い。
Z軸方向に隣接するフィン52のY軸方向の位置が互いにずれている場合は、フィン52の近傍で境界層剥離が生じることが抑制されるため、電子機器4の冷却性能が向上する。
本開示は、上述の実施の形態に限られない。例えば、上述の実施の形態は任意に組み合わせることが可能である。
インバータ14は、空調機器62に限られず、車両100の停止時に稼動している任意の負荷装置に電力を供給することができる。一例として、インバータ14は、照明機器、車両100のドア開閉装置等に電力を供給することができる。
筐体20の形状は、スイッチング素子SW1,SW2,SW3を含む電子部品を内部に収容し、屋根100aに取り付け可能な形状であれば、任意である。一例として、図17に示す電子機器5が備える筐体25の鉛直方向上面は、車両100が水平に位置した状態で、水平面に対して傾いている。具体的には、車両100が水平に位置した状態で、開口25aの開口面は水平面に対して傾いている。
上述のように、水平面に対して傾いている開口25aを塞ぐ受熱ブロック21の第2主面21bは、車両100が水平に位置した状態で、水平面に対して傾いている。この場合、伝熱部材22は、第2主面21bに直交する方向に延びればよい。この結果、伝熱部材22は、水平面に対して鋭角をなす方向に延びる。詳細には、支管24bは、第2主面21bに直交する方向に延びる向きで母管24aに取り付けられる。
この場合、フィン23は、主面が伝熱部材22の延伸方向に直交する向きで伝熱部材22に取り付けられればよい。詳細には、フィン23は、主面が支管24bの延伸方向に直交する向きで支管24bに取り付けられればよい。伝熱部材22は、水平面に対して鋭角をなす方向に延びるため、フィン23の主面は、水平面に対して傾いている。この結果、車両100の停止中に、フィン23に沿って鉛直方向上方に向かう空気の流れが生じ、自然対流によってスイッチング素子SW1,SW2,SW3を含む電子部品を冷却することが可能となる。
受熱ブロック21は、筐体20から離れる方向に突出する曲面を有する板状部材でもよい。この場合、伝熱部材22は、車両100が水平に位置している状態で、水平面に対して鋭角をなす方向に延伸すればよい。
受熱ブロック21は、上述の実施の形態のように一枚の板状部材で形成されてもよいし、複数の板状部材を組み合わせて形成されてもよい。複数の受熱ブロック21を備える電子機器6の例を図18に示す。電子機器6は、複数の受熱ブロック21と、各受熱ブロック21に取り付けられる伝熱部材51と、を備える。伝熱部材51の構造は実施の形態3に係る電子機器3が備える伝熱部材51と同じである。各受熱ブロック21は、互いに当接した状態で、開口20aを塞いで筐体20に取り付けられる。各受熱ブロック21に伝熱部材51が取り付けられているため、いずれかの伝熱部材51に不具合が生じた場合に、不具合が生じた伝熱部材51のみを交換することが可能となる。この結果、保守作業が容易となり、保守作業のコストも低減可能となる。
受熱ブロック21に取り付けられる電子部品は、スイッチング素子SW1,SW2,SW3に限られず、例えば、サイリスタ、ダイオード等の筐体20,25の内部に収容されている任意の電子部品である。
伝熱部材22,51は、ヒートパイプに限られず、第2主面21bから離れる方向に熱を伝達する部材であれば任意である。一例として、伝熱部材22,51は、熱伝導率の高い部材、例えば、鉄、アルミニウム等の金属部材で形成される棒状部材でもよい。
伝熱部材22,51の配置は、上述の例に限られず、自然対流を利用して電子部品を冷却することが可能であれば、任意である。具体的には、実施の形態3,4では、保持部51c,51dは、延伸部51bから車両100の幅方向の中心に向かって延びるが、保持部51c,51dの延伸方向は、上述の例に限られない。一例として、図18の電子機器6が備える伝熱部材51が有する保持部51cの内、車両100の幅方向の端部、換言すれば、Y軸方向における端部に位置する伝熱部材51が有する保持部51cのように、保持部51cは、延伸部51bから車両100の幅方向の端部に向かって延びてもよい。
他の一例として、図19に示す電子機器7に示すように、車両100のY軸方向の端部に近い位置に設けられる支管24bは、第2主面21bから離れ、かつ、車両100のY軸方向の端部に近づく方向に延びてもよい。車両100のY軸方向の中央に近い位置に設けられる支管24bは、第2主面21bから離れ、かつ、Y軸方向の中央に近づく方向に延びてもよい。
詳細には、電子機器7において、車両100のY軸負方向の端部に近い2つの支管24bは、第2主面21bから離れ、Y軸負方向に向かう方向に延びる。車両100のY軸正方向の端部に近い2つの支管24bは、第2主面21bから離れ、Y軸正方向に向かう方向に延びる。Y軸方向の中央に位置する4つの支管24bの内、Y軸負方向側に位置する2つの支管24bは、第2主面21bから離れ、かつ、Y軸正方向に向かう方向に延びる。Y軸方向の中央に位置する4つの支管24bの内、Y軸正方向側に位置する2つの支管24bは、第2主面21bから離れ、かつ、Y軸負方向に向かう方向に延びる。
電子機器7が備える各支管24bは、上述のように、第2主面21bに対して鋭角をなす方向に延伸する。実施の形態1と同様に、フィン23は、主面が支管24bの延伸方向に直交する向きで支管24bに取り付けられる。この結果、フィン23の主面が水平面に対して傾いているため、鉛直方向上方に向かう空気の流れが生じて、スイッチング素子SW1,SW2,SW3を含む電子部品を冷却することが可能となる。
母管24aおよび支管24bの形状は、上述の例に限られず、第2主面21bから離れる方向に熱を伝達する部材であれば任意である。一例として、母管24aおよび支管24bは一体に形成されて、U字状またはL字状の形状のヒートパイプである伝熱部材22を形成してもよい。
伝熱部材22,51の延伸方向に直交する断面の形状は、円形に限られず、扁平形状でもよい。扁平形状は、円の一部の幅を元の円より狭く変形することで得られる形状であり、楕円、流線型、長円等を含む。長円は、同一の直径である2つの円の外縁を2本の直線で繋いだ形状の外形を意味する。
一例として、断面が楕円形状である保持部51cを有する伝熱部材51を備える電子機器8を図20に示す。断面積が同じである場合、断面が楕円形状の保持部51cは、断面が円形の保持部51cと比べて、表面積が大きい。この結果、電子機器8は、車両100の走行時および停止時いずれの場合においても、保持部51cの断面が円形である場合と比べて、冷却性能が高くなる。伝熱部材22の延伸方向に直交する断面の形状を扁平形状にした場合も、同様の効果が得られる。
車両100の停止時に空気がZ軸正方向へ流れることを促進するため、図21に示す電子機器8のように、断面が扁平形状である保持部51cの少なくともいずれかの長手方向は、車両100が水平に位置している状態で水平面に対して傾いていることが好ましい。
さらに、車両100の走行時に走行風をフィン52の鉛直方向における中央部分に流すために、同じフィン52が取り付けられている複数の伝熱部材51が有する保持部51cの少なくともいずれかの長手方向は、車両100が水平に位置している状態で水平面に対して傾いていることが好ましい。例えば、上述の保持部51cの内、鉛直方向上部に位置する保持部51cにおいて、車両100の進行方向における該フィン52の中心に近い一方の端部の鉛直方向の位置は、他方の端部の鉛直方向の位置より低いことが好ましい。また、上述の保持部51cの内、鉛直方向下部に位置する保持部51cにおいて、車両100の進行方向における該フィン52の中心に近い一方の端部の鉛直方向の位置は、他方の端部の鉛直方向の位置より高いことが好ましい。
フィン23を伝熱部材22に取り付ける向きは、上述の例に限られず、主面が水平面に対して傾いている形状であれば任意である。一例として、図22に示す電子機器9のように、第2主面21bに直交する方向に延びる支管24bに対して、各フィン23は、Y軸方向の両端部の内、車両100の中央に近い一方の端部231の鉛直方向の位置が他方の端部232の鉛直方向の位置より高くなる向きで取り付けられてもよい。
各フィン23,52は互いに同じ部材で形成されてもよいし、フィン23,52の少なくともいずれかは、他のフィン23,52と異なる部材で形成されてもよい。フィン23,52の少なくともいずれかを、他のフィン23,52と異なる部材で形成する場合、フィン23,52の少なくともいずれかの熱伝導率は、他のフィン23,52の熱伝導率と異なる。一例として、鉛直方向上部に位置するフィン23の熱伝導率は、鉛直方向下部に位置するフィン23の熱伝導率より高いことが好ましい。例えば、鉛直方向上部のフィン23を銅で形成し、鉛直方向下部のフィン23をアルミニウムで形成してもよい。
フィン23,52の個数、形状、および配置位置は、上述の例に限られず、任意である。一例として、フィン23,52は曲面を有する板状部材でもよい。他の一例として、各フィン23,52の形状は互いに異なってもよい。他の一例として、複数のフィン23がZ軸方向に並べられてもよい。この場合、鉛直方向下部のフィン23は、全ての伝熱部材22に取り付けられればよい。他の一例として、複数のフィン52は、X軸方向およびY軸方向のそれぞれに沿って並べられてもよい。フィン52がX軸方向に並べられることで、車両100の停止時に、フィン52から熱を伝達されて暖められ、鉛直方向に向かう空気は、X軸方向に互いに隣接しているフィン52の間を通って鉛直方向に移動することができる。この結果、電子機器3,4の冷却性能が向上する。
カバー30の形状は、伝熱部材22およびフィン23または伝熱部材51およびフィン52を覆い、空気を内部に流入させることができる形状であれば任意である。一例として、カバー30は、鉛直方向上面が曲面の形状を有してもよい。また他の一例として、カバー30は、鉛直方向上面が平面の形状を有してもよい。カバー30は、車両限界内で内部のスペースを最大限にする形状を有することが好ましい。
電子機器3-9は、電子機器2と同様に、車両100の屋根100aに形成され、鉛直方向上部が開口している凹部である収容部100bに設けられてもよい。
電子機器1-9の周囲に他の機器が設けられている場合、鉛直方向上部に位置するフィン23は、鉛直方向下部に位置するフィン23と比べて、外部から流入した空気に容易に接触することができる。同様に、フィン52の鉛直方向上部は、フィン52の鉛直方向下部と比べて、外部から流入した空気に容易に接触することができる。例えば、鉛直方向上部に位置するフィン23の熱伝導率および鉛直方向上端の位置が他のフィン52より高いフィン52の熱伝導率を高くすることで、電子機器1-9の冷却性能を向上させることが可能となる。
電子機器1-9は、交流き電方式の鉄道車両に限られず、直流き電方式の鉄道車両に搭載されてもよい。電子機器1-9が搭載される車両は、鉄道車両に限られず、トロリーバス、路面電車等の走行風が生じる任意の移動体である。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
本出願は、2021年6月16日に出願された、明細書、特許請求の範囲、図、および要約書を含む国際出願PCT/JP2021/022795号に基づく優先権を主張するものである。この元となる特許出願の開示内容は参照により全体として本出願に含まれる。
1,2,3,4,5,6,7,8,9 電子機器、1a,1b 入力端子、11 変圧器、12 コンバータ、13,14 インバータ、15 変圧器、20,25 筐体、20a,25a 開口、21 受熱ブロック、21a 第1主面、21b 第2主面、22,51 伝熱部材、23,41,52 フィン、24a 母管、24b 支管、30 カバー、30a,30b 通風孔、42 ヒートパイプ、51a 基部、51b 延伸部、51c,51d 保持部、53 熱分散部材、61 電動機、62 空調機器、100 車両、100a 屋根、100b 収容部、231,232 端部、AR1,AR2,AR3,AR4,AR5,AR6,AR7 矢印、C1 コンデンサ、D1,D2 延伸方向、SW1,SW2,SW3 スイッチング素子、θ1,θ2 角。

Claims (21)

  1. 車両に搭載される電子機器であって、
    電子部品が第1主面に取り付けられる伝熱性の受熱ブロックと、
    前記受熱ブロックの前記第1主面の反対に位置する第2主面に取り付けられ、前記第2主面から離れる方向に延び、前記受熱ブロックを介して前記電子部品から伝達された熱を前記第2主面から離れる方向に伝達する伝熱部材と、
    前記車両が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで前記伝熱部材に取り付けられ、前記受熱ブロックおよび前記伝熱部材を介して前記電子部品から伝達された熱を周囲の空気に放熱する1つまたは複数のフィンと、
    前記電子部品を収容し、鉛直方向上部に開口が形成され、前記車両の屋根に設置される筐体と、を備え、
    前記受熱ブロックは、前記第1主面で前記筐体の前記開口を塞いだ状態で前記筐体に取り付けられる、
    電子機器。
  2. 車両に搭載される電子機器であって、
    電子部品が第1主面に取り付けられる伝熱性の受熱ブロックと、
    前記受熱ブロックの前記第1主面の反対に位置する第2主面に取り付けられ、前記第2主面から離れる方向に延び、前記受熱ブロックを介して前記電子部品から伝達された熱を前記第2主面から離れる方向に伝達する伝熱部材と、
    前記車両が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで前記伝熱部材に取り付けられ、前記受熱ブロックおよび前記伝熱部材を介して前記電子部品から伝達された熱を周囲の空気に放熱する複数のフィンと、を備え、
    前記複数のフィンは、前記車両の幅方向に並べて設けられ、
    前記フィンはそれぞれ、前記車両が水平に位置している状態で、前記幅方向の両端部の内、前記車両の中央に近い一方の端部の鉛直方向の位置が他方の端部の鉛直方向の位置より低くなる向きで前記伝熱部材に取り付けられる、
    電子機器。
  3. 車両に搭載される電子機器であって、
    電子部品が第1主面に取り付けられる伝熱性の受熱ブロックと、
    前記受熱ブロックの前記第1主面の反対に位置する第2主面に取り付けられ、前記第2主面から離れる方向に延び、前記受熱ブロックを介して前記電子部品から伝達された熱を前記第2主面から離れる方向に伝達する伝熱部材と、
    前記車両が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで前記伝熱部材に取り付けられ、前記受熱ブロックおよび前記伝熱部材を介して前記電子部品から伝達された熱を周囲の空気に放熱する複数のフィンと、を備え、
    前記複数のフィンは、前記車両の幅方向に4つずつ並べて設けられるフィンであり、
    前記複数のフィンの内、前記幅方向の両端に位置する前記フィンはそれぞれ、前記車両が水平に位置している状態で、前記幅方向の両端部の内、前記車両の中央に近い一方の端部の鉛直方向の位置が他方の端部の鉛直方向の位置より高くなる向きで前記伝熱部材に取り付けられ、
    前記複数のフィンの内、前記車両の幅方向の中央に位置する2つの前記フィンはそれぞれ、前記車両が水平に位置している状態で、前記幅方向の両端部の内、前記車両の中央に近い一方の端部の鉛直方向の位置が他方の端部の鉛直方向の位置より低くなる向きで前記伝熱部材に取り付けられる、
    電子機器。
  4. 前記複数のフィンは、前記車両の幅方向および前記第2主面から離れる方向のそれぞれに並べて設けられる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 車両に搭載される電子機器であって、
    電子部品が第1主面に取り付けられる伝熱性の受熱ブロックと、
    前記受熱ブロックの前記第1主面の反対に位置する第2主面に取り付けられ、前記第2主面から離れる方向に延び、前記受熱ブロックを介して前記電子部品から伝達された熱を前記第2主面から離れる方向に伝達する伝熱部材と、
    前記車両が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで前記伝熱部材に取り付けられ、前記受熱ブロックおよび前記伝熱部材を介して前記電子部品から伝達された熱を周囲の空気に放熱する複数のフィンと、を備え、
    前記複数のフィンは、前記車両の幅方向および前記第2主面から離れる方向のそれぞれに並べて設けられ、
    前記フィンはそれぞれ、前記車両が水平に位置している状態で、主面が水平方向に直交するとみなせる向きで前記伝熱部材に取り付けられ、
    前記第2主面から離れる方向に並べられる前記フィンの少なくともいずれかは、前記第2主面から離れる方向に隣接する他の前記フィンから前記幅方向にずれた位置に設けられる、
    電子機器。
  6. 前記伝熱部材は、前記車両が水平に位置している状態で鉛直方向に延びる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記伝熱部材は、前記車両が水平に位置している状態で水平面に対して鋭角をなす方向に延びて、前記車両の幅方向に並べて設けられる複数の伝熱部材であり、
    前記複数の伝熱部材は、前記第2主面から離れ、かつ、前記幅方向の中央から端部に向かう方向に延びる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 車両に搭載される電子機器であって、
    電子部品が第1主面に取り付けられる伝熱性の受熱ブロックと、
    前記受熱ブロックの前記第1主面の反対に位置する第2主面に取り付けられ、前記第2主面から離れる方向に延び、前記受熱ブロックを介して前記電子部品から伝達された熱を前記第2主面から離れる方向に伝達する伝熱部材と、
    前記車両が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで前記伝熱部材に取り付けられ、前記受熱ブロックおよび前記伝熱部材を介して前記電子部品から伝達された熱を周囲の空気に放熱する1つまたは複数のフィンと、を備え、
    前記伝熱部材は、前記車両が水平に位置している状態で水平面に対して鋭角をなす方向に延びて、前記車両の幅方向に並べて設けられる複数の伝熱部材であり、
    前記複数の伝熱部材は、前記第2主面から離れ、かつ、前記幅方向の中央から端部に向かう方向に延びる、
    電子機器。
  9. 前記伝熱部材は、前記車両が水平に位置している状態で水平面に対して鋭角をなす方向に延びて、前記車両の幅方向に並べて設けられる複数の伝熱部材であり、
    前記複数の伝熱部材の内、前記車両の前記幅方向の端部に近い位置に設けられる前記伝熱部材は、前記第2主面から離れ、かつ、前記車両の前記幅方向の前記端部に近づく方向に延び、
    前記複数の伝熱部材の内、前記車両の前記幅方向の中央に近い位置に設けられる前記伝熱部材は、前記第2主面から離れ、かつ、前記車両の前記幅方向の中央に近づく方向に延びる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 車両に搭載される電子機器であって、
    電子部品が第1主面に取り付けられる伝熱性の受熱ブロックと、
    前記受熱ブロックの前記第1主面の反対に位置する第2主面に取り付けられ、前記第2主面から離れる方向に延び、前記受熱ブロックを介して前記電子部品から伝達された熱を前記第2主面から離れる方向に伝達する伝熱部材と、
    前記車両が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで前記伝熱部材に取り付けられ、前記受熱ブロックおよび前記伝熱部材を介して前記電子部品から伝達された熱を周囲の空気に放熱する複数のフィンと、を備え、
    前記伝熱部材は、前記車両が水平に位置している状態で水平面に対して鋭角をなす方向に延びて、前記車両の幅方向に並べて設けられる複数の伝熱部材であり、
    前記複数の伝熱部材の内、前記車両の前記幅方向の端部に近い位置に設けられる前記伝熱部材は、前記第2主面から離れ、かつ、前記車両の前記幅方向の前記端部に近づく方向に延び、
    前記複数の伝熱部材の内、前記車両の前記幅方向の中央に近い位置に設けられる前記伝熱部材は、前記第2主面から離れ、かつ、前記車両の前記幅方向の中央に近づく方向に延びる、
    電子機器。
  11. 前記受熱ブロックの前記第2主面は、前記車両が水平に位置している状態で水平面に対して傾いている、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の電子機器。
  12. 前記伝熱部材は、
    前記受熱ブロックに取り付けられる基部と、
    前記基部に取り付けられ、前記受熱ブロックから離れる方向に延びる延伸部と、
    前記延伸部に取り付けられ、前記延伸部から離れる方向に延び、前記フィンが取り付けられ、取り付けられた前記フィンを保持する保持部と、を有する、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の電子機器。
  13. 前記保持部は、前記第2主面に沿って延びる、
    請求項12に記載の電子機器。
  14. 前記保持部の前記延伸部に取り付けられる一端の鉛直方向の位置は、他端の鉛直方向の位置より低い、
    請求項12に記載の電子機器。
  15. 前記保持部の延伸方向に直交する断面における形状は扁平形状であって、前記保持部の少なくともいずれかの前記断面における長手方向は、前記車両が水平に位置している状態で水平面に対して傾いている、
    請求項12から14のいずれか1項に記載の電子機器。
  16. 車両に搭載される電子機器であって、
    電子部品が第1主面に取り付けられる伝熱性の受熱ブロックと、
    前記受熱ブロックの前記第1主面の反対に位置する第2主面に取り付けられ、前記第2主面から離れる方向に延び、前記受熱ブロックを介して前記電子部品から伝達された熱を前記第2主面から離れる方向に伝達する伝熱部材と、
    前記車両が水平に位置している状態で主面が水平面に対して傾く向きで前記伝熱部材に取り付けられ、前記受熱ブロックおよび前記伝熱部材を介して前記電子部品から伝達された熱を周囲の空気に放熱する1つまたは複数のフィンと、を備え、
    前記伝熱部材は、
    前記受熱ブロックに取り付けられる基部と、
    前記基部に取り付けられ、前記受熱ブロックから離れる方向に延びる延伸部と、
    前記延伸部に取り付けられ、前記延伸部から離れる方向に延び、前記フィンが取り付けられ、取り付けられた前記フィンを保持する保持部と、を有し、
    前記保持部の延伸方向に直交する断面における形状は扁平形状であって、前記保持部の少なくともいずれかの前記断面における長手方向は、前記車両が水平に位置している状態で水平面に対して傾いている、
    電子機器。
  17. 前記電子部品は、前記車両の走行によらず通電されて発熱する、
    請求項1から16のいずれか1項に記載の電子機器。
  18. 前記伝熱部材は、内部に冷媒が封入されているヒートパイプを有する、
    請求項1から17のいずれか1項に記載の電子機器。
  19. 前記電子部品を収容し、鉛直方向上部に開口が形成され、前記車両の屋根に設置される筐体をさらに備え、
    前記受熱ブロックは、前記第1主面で前記筐体の前記開口を塞いだ状態で前記筐体に取り付けられる、
    請求項2,3および5のいずれか1項に記載の電子機器。
  20. 前記車両の屋根に設けられ、鉛直方向上部が開口している凹部である収容部に、前記筐体が収容される、
    請求項1または19に記載の電子機器。
  21. 前記車両が水平に位置している状態で、前記伝熱部材および前記フィンのそれぞれの鉛直方向上端は、前記凹部の鉛直方向上端より高く位置する、
    請求項20に記載の電子機器。
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