JP7405154B2 - 基地局、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

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Description

実施形態は、端末、基地局、通信方法及び通信プログラムに関する。
無線LAN(Local Area Network)の基地局と端末とは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)を用いてチャネルにアクセスし、無線信号を送信する。CSMA/CAでは、基地局及び端末は、アクセスパラメータによって規定された時間を待ちつつ、キャリアセンスにより、他の端末等によってチャネルが使用中でないことを確認した上で無線信号を送信する。
無線LANにおける優先制御方式の1つとして、EDCA(Enhanced Distribution Channel Access)が規定されている。EDCAでは、上位層からのデータが4つのアクセスカテゴリ(AC)、すなわちAC_VO(Voice)、AC_VI(Video)、AC_BE(Best effort)、AC_BK(Background)の何れかに分類される。そして、EDCAでは、アクセスカテゴリごとにCSMA/CAが行われる。EDCAでは、アクセスパラメータは、AC_VO、AC_VI、AC_BE、AC_BKの順で無線信号の送信が相対的に優先されるように割り当てられている。
IEEE Std 802.11-2016, "10.22.2 HCF contention based channel access (EDCA)", 7 December 2016
EDCAにより、トラヒック間での相対的な優先付けがされる。ここで、例えばネットワークゲームや工業用ロボットの制御のようなRTA(Real-Time Application)は、アプリケーション毎の絶対的な遅延やジッタの要求条件を有していることがある。相対的な優先付けだけでは、RTAを利用可能か分からない、又は、RTAを利用可能とするための制御ができるかわからない。
一態様の端末は、データ処理部と、無線信号処理部とを含む。データ処理部は、データ通信時の遅延に関する要求条件を含み、前記要求条件を満たした通信が可能であるか否かを基地局に問い合わせる第1フレームを生成する。無線信号処理部は、前記第1フレームを送信する。
実施形態によれば、要求条件に対応した無線通信環境を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る通信システム構成の一例を示す図である。 図2は、基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、基地局と端末との通信の際のMAC(Media Access Control)層の処理を示す図である。 図5は、基地局の機能ブロック図である。 図6は、端末の機能ブロック図である。 図7は、本実施形態に係る端末の動作を示すフローチャートである。 図8は、ネゴシエーションフレームのフォーマットの一例を示す図である。 図9は、状況通知フレームのフォーマットの一例を示す図である。 図10は、本実施形態に係る基地局の動作を示すフローチャートである。 図11は、基地局による端末の送信機会制御の一例を示すシーケンス図である。
以下、実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係る通信システムの一例の構成を示す図である。通信システム1は、基地局10と、複数の端末20とを含む。基地局10は、予め定められたサービスエリア内の端末20と無線を介して通信する。図1では示されていないが、端末20同士の間で通信が行われてもよい。
次に、基地局10のハードウェア構成の一例について図2を参照して説明する。基地局10は、端末20に対するアクセスポイント(AP)である。基地局10は、固定されているものに限らず、移動体に搭載されているものであってもよい。
基地局10は、プロセッサ11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、無線モジュール14と、ルータモジュール15とを含む。
プロセッサ11は、基地局10の全体の制御をする処理装置である。プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ11は、CPUに限るものではない。また、CPUに代えてASIC(Application Specific IC)等が用いられてもよい。また、プロセッサ11は、1つでなく、2つ以上であってもよい。
ROM12は、読み出し専用の記憶装置である。ROM12は、基地局10の動作に必要なファームウェア、ソフトウェア、及び各種のプログラムを記憶する。
RAM13は、任意に書き込みできる記憶装置である。RAM13は、プロセッサ11のための作業エリアとして使用され、ROM12に格納されているファームウェア等を一時的に記憶する。
無線モジュール14は、無線LAN通信のために必要な処理を行うように構成されたモジュールである。無線モジュール14は、例えばプロセッサ11から転送されたデータからMAC(Media Access Control)フレームを構成し、構成したMACフレームを無線信号に変換して端末20に送信する。また、無線モジュール14は、端末20から無線信号を受信し、受信した無線信号からデータを取り出して例えばプロセッサ11に転送する。
ルータモジュール15は、基地局10が例えば図示しないサーバとネットワークを介して通信するために設けられている。なお、基地局10は、必ずしもルータモジュール15を有していなくてもよい。基地局10は、無線通信又は有線通信によって基地局10の外部に設けられたルータにアクセスし、このルータ経由でネットワークに接続するように構成されていてもよい。
次に、端末20のハードウェア構成の一例について図3を参照して説明する。端末20は、スマートフォン、タブレット端末等の端末装置(STA)である。端末20は、携帯端末であってもよいし、移動体に搭載される端末であってもよいし、固定された端末であってもよい。
端末20は、プロセッサ21と、ROM22と、RAM23と、無線モジュール24と、ディスプレイ25と、ストレージ26とを含む。
プロセッサ21は、端末20の全体の制御をする処理装置である。プロセッサ21は、例えばCPUである。プロセッサ21は、CPUに限るものではない。また、CPUに代えてASIC等が用いられてもよい。また、プロセッサ21は、1つでなく、2つ以上であってもよい。
ROM22は、読み出し専用の記憶装置である。ROM22は、端末20の動作に必要なファームウェア、ソフトウェア及び各種のプログラムを記憶する。
RAM23は、任意に書き込みできる記憶装置である。RAM23は、プロセッサ21のための作業エリアとして使用され、ROM22に格納されているファームウェア等を一時的に記憶する。
無線モジュール24は、無線LAN通信のために必要な処理を行うように構成されたモジュールである。無線モジュール24は、例えばプロセッサ21から転送されたデータから無線通信のためのMACフレームを構成し、構成したMACフレームを無線信号に変換して基地局10に送信する。また、無線モジュール24は、基地局10から無線信号を受信し、受信した無線信号からデータを取り出して例えばプロセッサ21に転送する。
ディスプレイ25は、各種の画面を表示する表示装置である。ディスプレイ25は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であってよい。また、ディスプレイ25は、タッチパネルを備えていてもよい。
ストレージ26は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。ストレージ26は、例えばプロセッサ21によって実行される各種のアプリケーションを記憶する。
次に、基地局10と端末20との通信の際のMAC層の処理について、図4の概念図を参照して説明する。図4では、送信側の処理と受信側の処理との両方が示されている。基地局10と端末20のうちの一方の無線モジュールが送信側の処理をするとき、他方の無線モジュールが受信側の処理をする。以下の例では、送信側と受信側の無線モジュールを区別せずに記載する。
まず、送信側の処理について説明する。ステップS10において、無線モジュールは、A-MSDUアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、アプリケーション層等の上位層から入力される複数のデータを結合してA-MSDU(Aggregate-MAC service data unit)を生成する。
ステップS11において、無線モジュールは、A-MSDUにシーケンスナンバー(SN)を割り当てる。シーケンスナンバーは、A-MSDUを特定するための一意の番号である。
ステップS12において、無線モジュールは、A-MSDUを複数のMPDU(MAC protocol data unit)にフラグメント(分割)する。
ステップS13において、無線モジュールは、それぞれのMPDUを暗号化し、暗号化MPDUを生成する。
ステップS14において、無線モジュールは、それぞれの暗号化MPDUにMACヘッダと誤り検出符号(FCS)とを付加する。誤り検出符号は、例えばCRC(Cyclic Redundancy Check)符号である。
ステップS15において、無線モジュールは、A-MPDUアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、複数のMPDUを結合し、MACフレームとしてのA-MPDU(Aggregate-MAC protocol data unit)を生成する。
ステップS15の後、無線モジュールは、MACフレームに対して物理層の処理を行う。つまり、無線モジュールは、MACフレームに対して変調処理等を行って無線信号を生成し、無線信号を基地局10に送信する。
次に、受信側の処理について説明する。無線信号が受信されると、無線モジュールは、物理層の処理を行って無線信号からMACフレームを復元する。その後、無線モジュールは、図4に示すMAC層の処理を行う。
ステップS20において、無線モジュールは、A-MPDUデアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、A-MPDUをMPDUの単位に分割する。
ステップS21において、無線モジュールは、誤り検出をする。例えば、無線モジュールは、CRCにより、無線信号の受信が成功したか否かを判定する。無線信号の受信が失敗したときには、無線モジュールは、再送要求をしてよい。このとき、無線モジュールは、MPDUの単位で再送を要求してよい。一方、無線信号の受信が成功したときには、無線モジュールは、次の処理を行う。
ステップS22において、無線モジュールは、アドレス検出を行う。このとき、無線モジュールは、それぞれのMPDUのMACヘッダに記録されているアドレスにより、送られてきたMPDUが自分宛であるか否かを判定する。自分宛でないときには、無線モジュールは、次の処理を行わない。自分宛であるときには、無線モジュールは、次の処理を行う。
ステップS23において、無線モジュールは、暗号化されているMPDUを復号する。
ステップS24において、無線モジュールは、MPDUに対してデフラグメントを行う。つまり、無線モジュールは、複数のMPDUからA-MSDUを復元する。
ステップS25において、無線モジュールは、A-MSDUデアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、A-MSDUをMSDU単位のデータに復元する。
ステップS25の後、無線モジュールは、データをMAC層の上位層に出力する。上位層は、例えばアプリケーション層である。
次に、端末20の機能ブロック図について図5を参照して説明する。
端末20は、データ処理部201と、無線信号処理部202と、バッファ情報取得部203とを含む。データ処理部201と、無線信号処理部202と、バッファ情報取得部203とは、例えばプロセッサ21及び無線モジュール24によって実現される。
データ処理部201は、例えば上位のアプリケーションから入力されたデータからMACフレームを構成する。また、データ処理部201は、無線信号処理部202から転送されてきたMACフレームからデータを復元する。このデータは、例えば上位のアプリケーションによって使用される。具体的に、データ処理部201は、アプリケーションにおいてデータ通信時の遅延に関する制約がある場合、データ通信時の遅延に関する要求条件を含み、要求条件を満たした通信が可能であるか否かを問い合わせるネゴシエーションフレーム(第1フレームともいう)を生成する。要求条件は、例えば、データ通信における遅延、ジッタなどの通信品質に関する要求を含む。
本実施形態では、遅延に関する制約があるアプリケーションとして、例えば、オンラインゲーム(ネットワークゲーム)、工業用ロボットの制御アプリケーションといった、通信の遅延がサービスの品質に大きな影響があるアプリケーション(以下、リアルタイムアプリケーション又はRTAともいう)を想定する。なお、これらのアプリケーションに限定されず、通信品質に関する要求があるアプリケーションであれば、本実施形態に開示される構成及び処理を適用できる。
データ処理部201は、基地局10から要求条件を満たした通信が可能である旨の通知を受けた場合、要求条件に従い送信されるデータのバッファ状況に関する情報を含む状況通知フレーム(第2フレームともいう)を生成する。バッファ状況は、例えば、データを送信する際の送信キューに蓄積されたデータ量に関する情報を示す。当該バッファにおいて測定された待ち時間やその平均値、ジッタ等の統計値を含めても良い。以降、バッファ状況には、蓄積されたデータ量の他に当該バッファに関して測定できる情報を含み、また、リアルタイムアプリケーションから入力されたデータが基地局10に受信されるまでにかかる各遅延時間(バッファの最後尾に入力されてからバッファの先頭となるまでにかかった時間、チャネルがビジー状態であることから生じる送信待ち時間、送信失敗による再送のためにかかった時間等を含む)に関する情報を含んでもよい。本実施形態に係る送信キューは、EDCA方式による送信制御を行なう場合を想定したときの無線信号処理部202における送信キューであり、詳細は後述する。
無線信号処理部202は、無線信号の送信又は受信のための処理を行う。例えば、無線信号処理部202は、データ処理部201で構成されたMACフレームを無線信号に変換し、無線信号を例えば基地局10に送信する。具体的に、無線信号処理部202は、ネゴシエーションフレーム及び状況通知フレームを無線信号に変換して基地局10に送信する。また、無線信号処理部202は、基地局10から無線信号を受信し、受信した無線信号からMACフレームを抽出してデータ処理部201に転送する。
ここで、無線信号処理部202は、例えば、優先制御方式としてEDCA(Enhanced Distributed Channel Access)で無線信号を送信してもよい。この場合、無線信号処理部202は、アクセスカテゴリ(AC)ごとの送信キューAC_VO、AC_VI、AC_BE、AC_BKを含む。送信キューAC_VOは、VO(Voice)にカテゴライズされたMACフレームを保持するためのキューである。送信キューAC_VIは、VI(Video)にカテゴライズされたMACフレームを保持するためのキューである。送信キューAC_BEは、BE(Best effort)にカテゴライズされたMACフレームを保持するためのキューである。送信キューAC_BKは、BK(Background)にカテゴライズされたMACフレームを保持するためのキューである。
なお、アクセスカテゴリではなく、トラヒック種別(TID)毎にカテゴライズされてもよい。TIDは、端末20が扱うアプリケーション(セッション)単位で付与される。前述したアクセスカテゴリへのマッピングは、TIDに基づいて行われてもよい。
無線信号処理部202は、データ処理部201から転送されてきたMACフレームを、MACフレームに記録されているデータのカテゴリに応じて、4つのアクセスカテゴリのうちのいずれかにマッピングする。このマッピングの結果に従って、無線信号処理部102は、MACフレームを対応する送信キューに入力する。
無線信号処理部202は、他の端末等による無線信号の送信がないことをアクセスカテゴリごとのキャリアセンスによって確認しつつ、アクセスカテゴリごとに設定されたアクセスパラメータによって規定された時間だけ送信を待つ。送信を待っている間に、他の端末等による無線信号の送信がなければ、無線信号処理部202は、対応する送信キューからMACフレームを取り出し、このMACフレームを無線信号に変換して送信する。
ここで、アクセスパラメータは、VO、VI、BE、BKの順で無線信号の送信が相対的に優先されるように割り当てられてもよい。アクセスパラメータは、CWmin、CWmax、AIFS、TXOPLimitを含んでいてよい。CWminとCWmaxはそれぞれ、送信待ちの時間であるCW(Contention Window)の最大値、最小値である。CWminとCWmaxが短いほど、送信キューは、送信権を得やすくなる。AIFS(Arbitration Inter Frame Space)は、任意に設定可能な無線信号のフレーム送信間隔である。AIFSが小さいほど、送信キューの優先度が高くなる。TXOPLimitは、チャネルの占有時間であるTXOP(Transmission Opportunity)の上限値である。TXOPLimitの値が大きいほど、一度の送信権で多くの無線信号を送信することができる。
次に、基地局10の機能ブロック図の一例について図6を参照して説明する。基地局10は、データ処理部101と、無線信号処理部102と、管理部103と、通信制御部104とを含む。データ処理部101と、無線信号処理部102と、管理部103と、通信制御部104とは、例えばプロセッサ11及び無線モジュール14によって実現される。
データ処理部101は、ネットワーク上のサーバから転送されたデータからMACフレームを生成する。また、データ処理部101は、無線信号処理部102から転送されてきたMACフレームからデータを復元する。具体的に、データ処理部101は、端末20からネゴシエーションフレームを受信した場合、基地局10と端末20との間で要求条件を満たした通信が可能であるか否かを判定する。データ処理部は、要求条件を満たした通信が可能であると判定した場合、リアルタイムアプリケーションのデータに関するトラヒック(以下、RTAトラヒックという)を優先した通信を許可する旨を示すフレーム(許可通知ともいう)を生成する。また、データ処理部101は、端末20から状況通知フレームを受信した場合、バッファ情報及び基地局10のサービスエリアのトラヒック状況から、その後の通信において要求条件を満たせない可能性があるか否かを判定する。なお、基地局10は、要求条件を満たせるか否かを判定した場合に、図示しないネットワーク上のサーバとしてリアルタイムアプリケーションの取扱いの可否を管理するものがあるときは、当該サーバに対して、判定結果を通知してもよい。たとえば、当該サーバが、モバイルネットワーク(4G,5G等)等からアクセスできる場合には、端末20は当該通信回線によりリアルタイムアプリケーションの取扱いの可否を取得することも可能となる。最初に当該サーバにアクセスしてリアルタイムアプリケーションの要求条件を満たすとされた基地局10に対して端末20がネゴシエーションを開始することにより、成功率を高めることができる。
無線信号処理部102は、無線信号の送信又は受信のための処理を行う。例えば、無線信号処理部102は、データ処理部101で構成されたMACフレームを無線信号に変換し、無線信号を端末20に送信する。また、無線信号処理部102は、端末20から無線信号を受信し、受信した無線信号からMACフレームを抽出してデータ処理部101に転送する。具体的に、無線信号処理部102は、許可通知を無線信号に変換して送信する。
管理部103は、端末20から送られてくる要求条件を管理する。例えば、管理部103は、端末20と端末20が送信した要求条件との対応関係を、例えばテーブルで管理しておき、必要なタイミングでテーブルに管理される情報を利用する。
通信制御部104は、管理部103で管理される対応関係に基づき、要求条件での通信を希望する端末20の通信において要求条件を満たせない可能性がある場合に、当該端末20の通信が優先されるように、当該端末の送信機会を制御する。通信機会の制御方法については後述する。
次に、本実施形態に係る端末20の動作について図7のフローチャートを参照して説明する。なお、図7に示す端末20の動作は、ステップS701からステップS703までのネゴシエーションフェーズと、ステップS704からステップS707までの通信フェーズとを含む。
ステップS701では、データ処理部201が、ネゴシエーションフレームを生成する。ネゴシエーションフレームには、ここでは、リアルタイムアプリケーションが許容できる最大遅延の情報が含まれる。
ステップS702では、無線信号処理部202が、ネゴシエーションフレームを無線信号に変換して基地局10に送信する。ネゴシエーションフレームの送信においては、例えばCSMA/CA方式のアクセス制御により端末20が送信権を得た場合に、無線信号処理部102が、ネゴシエーションフレームを無線信号にして送信する。
ステップS703では、データ処理部201が、基地局10から許可通知を受信したかどうかを判定する。端末20が許可通知を受信した場合、ステップS704に進む。これにより、ネゴシエーションフェーズにおいて、ネゴシエーションが完了する。
一方、端末20が許可通知を受信しない場合、つまり、一定期間許可通知がなくタイムアウトした場合又は拒否通知を受信した場合、ステップS702に戻り、同様の処理を繰り返す。これは、ネゴシエーションフレームを受けた時点でのチャネルの混雑状況によりRTAトラヒックを優先することができないという判定がなされたのであり、別の時点ではチャネルに余裕があり、RTAトラヒックを優先することができる可能性があるからである。
ステップS704では、通信フェーズにおいて、リアルタイムアプリケーションで生成されたデータ(以下、RTAデータという)が発生した場合を想定する。この場合、データ処理部201が、基地局10にRTAデータを送信すると共に自端末のバッファ状況を基地局10に通知するため、状況通知フレームを生成する。具体的には、RTAのデータが上位レイヤからデータ処理部201に入力されると、データ処理部201が、RTAデータ用の送信キューに蓄積されたデータ量をバッファ状況として取得し、当該データ量に関する情報とRTAデータ本体とを含む状況通知フレームを生成する。
ステップS705では、データ処理部201が、状況通知フレームを基地局10に送信する。状況通知フレームの送信においては、ステップS702と同様に、例えばCSMA/CA方式のアクセス制御を用いて、無線信号処理部102が、状況通知フレームを無線信号に変換して送信する。
ステップS706では、無線信号処理部202が、得られたチャネルアクセスの送信権に基づいて、状況通知フレームを無線信号に変換して基地局10に送信する。端末20はアクセスカテゴリごとに送信キューを有し、アクセスカテゴリごとに割り当てられた、上述のようなアクセスパラメータを用いて、送信キューごとにCSMA/CAでチャネルアクセスを行う。例えば、上述の様にアクセスカテゴリ(AC_VO、AC_VI、AC_BE、AC_BK)に加え、RTA用のアクセスカテゴリAC_RTAを追加してもよい。つまり、AC_RTA用の送信キューを用意し、AC_RTAのアクセスパラメータを最優先に設定してもよい。これにより、端末20が基地局10から送信権を与えられた場合は、AC_RTA用の送信キューから優先したRTAのデータフレームを送信でき、RTAトラヒックを優先できる。
無線信号処理部202は、基地局10から送信権を与えられた場合、RTAキューに蓄積されたRTAのデータフレームをRTAキューの先頭から順に無線信号に変換して送信する。
なお、説明の便宜上、AC_RTAのアクセスカテゴリに分類されるRTAデータ以外のデータ、つまり、AC_VO、AC_VI、AC_BE及びAC_BKのアクセスカテゴリに分類されるデータを非RTAデータとも呼ぶ。
ステップS707では、発生したRTAのデータフレームの全てについて送信が完了したか否かを判定する。発生したRTAのデータフレームが全て送信された場合、処理を終了し、発生したRTAデータの全てについて送信が完了していない場合、ステップS706に戻り、同様の処理を繰り返す。
なお、RTAデータが発生するたびにステップS704からステップS707までの処理が繰り返されればよい。
次に、端末20で生成されるネゴシエーションフレームのフォーマットの一例について図8を参照して説明する。
ネゴシエーションフレーム800は、端末20の識別情報などを含むヘッダフィールド801と、リアルタイムアプリケーションの要求条件、ここではリアルタイムアプリケーションで許容できる最大の遅延量を示す最大遅延フィールド802とを含む。なお、リアルタイムアプリケーションで許容できる最大のジッタ量などの通信品質に関する他の情報がネゴシエーションフレーム800に含まれてもよい。
次に、端末20で生成される状況通知フレームのフォーマットの一例について図9を参照して説明する。
状況通知フレーム900は、端末の識別情報を含むヘッダフィールド901と、RTAデータのバッファ状況を示すバッファ状況フィールド902と、RTAデータ本体が格納されるペイロードフィールド903とを含む。
なお、状況通知フレーム900は、基地局10にバッファ状況を伝えるだけの場合は、ペイロードフィールド903にRTAデータ本体を含まなくてもよい。
また、バッファ状況は、ヘッダフィールド901及びペイロードフィールド903から独立したバッファ状況フィールド902に格納されることを想定するが、これに限らず、バッファ状況フィールド902を設けずに、バッファ状況がヘッダフィールド901又はペイロードフィールド903に含まれてもよい。
次に、本実施形態に係る基地局10の動作について図10のフローチャートを参照して説明する。図10に示す基地局10の動作は、ステップS1001からステップS1003までのネゴシエーションフェーズと、ステップS1004からステップS1009までの通信フェーズとを含む。
ステップS1001では、無線信号処理部102が、端末20からネゴシエーションフレームを受信する。無線信号処理部102は、ネゴシエーションフレームからRTAの要求条件(例えば、最大遅延)を抽出する。
ステップS1002では、データ処理部101が、現在の通信状況に基づいて、抽出されたリアルタイムアプリケーションの要求条件を満たすか否かを判定する。具体的には、データ処理部101は、例えば、通信状況として、基地局10のサービスエリアにおけるトラヒックの混雑状況、干渉波により連続的にチャネルが占有される期間、及び、既に確立しているRTA用セッション数などの判定材料の少なくとも1つを考慮して、リアルタイムアプリケーションが要求する最大遅延よりも大きい遅延が発生すると想定されるか否かを判定すればよい。
より詳細には、データ処理部101は、例えば干渉波を判定材料とする場合、干渉波により連続的にチャネルが占有される期間が閾値以上の期間であれば、リアルタイムアプリケーションの要求条件を満たすことができないと判定し、チャネルが占有される期間が閾値未満の期間であれば、リアルタイムアプリケーションの要求条件を満たすことができると判定する。既に確立しているRTA用セッション数であれば、RTA用セッション数の最大値としての設定値を確立しているRTA用セッション数を超えていれば、要求条件を満たすことができないと判定され、RTA用セッション数以下であれば要求条件を満たすことができると判定されればよい。または、各RTA用セッションの実際の通信において測定された遅延から線型推測する等により、既に確立してあるRTA用セッションの遅延を確保しつつ新たなRTA用セッションを受け入れた場合に想定される遅延が要求される遅延を超えていれば、要求条件を満たすことができないと判定され、新たなRTA用セッションを受け入れても想定される遅延が要求される遅延以下であれば、要求条件を満たすことができると判定されればよい。
トラヒックの混雑状況としては、基地局10内で測定した既存のRTAトラヒックを送信する際の遅延または端末20からのレポートされた既存のRTAトラヒックを送信する際の遅延に基づいて、平均値、最大遅延、ジッタ等が閾値を上回っていれば、要求条件を満たすことができないと判定され、平均値、最大遅延、ジッタ等が閾値以下であれば、要求条件を満たすことができると判定されればよい。または、線型推測するなどにより、新たなRTAトラヒックを受け入れることで、平均値、最大遅延、ジッタ等が閾値を上回っていれば、要求条件を満たすことができないと判定され、新たなRTAトラヒックを受け入れても平均値、最大遅延、ジッタ等が閾値以下であれば、要求条件を満たすことができると判定されればよい。
なお、データ処理部101は、端末20からアクセスカテゴリごとの遅延又はジッタの測定結果のレポートを受信できる場合は、当該レポートを判定材料の1つとして用いてもよい。
現在の通信状況に基づいて、最大遅延よりも大きい遅延が発生すると想定される場合、要求条件を満たすことができないため、ステップS1003に進む。一方、最大遅延以下の遅延が発生すると想定される場合、要求条件を満たすことができるため、ステップS1004に進む。
なお、要求条件について判定する判定材料は上述したものに限らず、要求条件を満たすことができるか否かの判定材料となり得る情報であれば、どのような情報を用いて判定してもよい。
ステップS1003では、基地局10のデータ処理部101及び無線信号処理部102は、ネゴシエーションフレームを送信してきた端末20に対し、要求条件を満たした通信ができないことを示す拒否通知を当該端末20に対して送信する。
ステップS1004では、管理部103は、ネゴシエーションフレームから抽出した要求条件、ここでは最大遅延に関する情報を取得して格納する。
ステップS1005では、基地局10のデータ処理部101及び無線信号処理部102は、ネゴシエーションフレームを送信してきた端末20に対し、要求条件を満たした通信を確保できることを示す許可通知を当該端末20に対して送信する。なお、基地局10は、許可通知に対するACKを送信するよう要求してもよい。これにより、ネゴシエーションフェーズにおいて、ネゴシエーションが完了する。
ステップS1006では、データ処理部101が、端末20から状況通知フレームを受信したかどうかを判定する。状況通知フレームを受信した場合、ステップS1007に進み、状況通知フレームを受信していない場合、ステップS1008に進む。
ステップS1007では、データ処理部101が、状況通知フレームに含まれるバッファ状況に基づいて、RTAトラヒックが滞留し、その後の通信において要求条件を満たせない可能性があるか否かを判定する。具体的には、例えば、バッファ状況に示されるデータ量が閾値以上である場合、RTAトラヒックが滞留しており、端末20とネゴシエートした最大遅延にデータ通信時の遅延が収まらない可能性があると考えられるため、データ処理部101は、その後の通信において要求条件を満たせない可能性があると判定すればよい。また、バッファ状況に加えて、ステップS1002に示した要求条件が判定される場合と同様の通信状況をさらに考慮し、要求条件を満たせない可能性があるか否かを判定してもよい。要求条件を満たせない可能性がある場合、ステップS1009に進み、要求条件を満たせない可能性がない場合、ステップS1008に進む。
ステップS1008では、通信制御部104が、非RTAデータ、つまり通常のデータフレームに関する通信制御を行なう。
ステップS1009では、通信制御部104が、RTAトラヒックが滞留しないように、つまり要求条件を満たすような通信制御を行なう。通信制御の方法としては、例えば、RTAトラヒックが優先的に送信されるようにアクセスパラメータを変更する旨の通知を含むビーコン信号を端末20に向けて送信する。端末20は、ビーコン信号に含まれるアクセスパラメータに応じてパラメータを設定することで、RTAトラヒックが優先的に送信される。又は、基地局10から、HCCA(Hybrid coordination function Controlled Channel Access)方式により、ポーリングフレームを端末20に送信することで、端末20に送信機会を付与する頻度を高めてもよい。又は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)のトリガーフレームにより、送信権が端末20に与えられる頻度を高め、より多くの送信機会が得られるようにしてもよい。
例えば、通信制御部104は、バッファ状況に示されるデータ量が多いほど、端末20に割り当てるTXOP期間を長くする制御を行えばよい。
ここで、基地局10による端末20の送信機会制御の一例として、HCCA方式におけるポーリングフレームを用いる場合について図11を参照して説明する。なお、ビーコン信号及びトリガーフレームを用いて端末の送信機会を制御する場合も、図11の方式と同様の方式で制御することができる。
図11は、基地局10と端末20-1及び端末20-2との間のフレーム送受信を示すシーケンス図である。ここでは、端末20-1がリアルタイムアプリケーションによる要求条件を有する端末(以下、RTA端末という)であり、端末20-2はリアルタイムアプリケーションによる要求条件がない、通常のデータ通信を行なう端末である。なお、RTA端末及び通常のデータ通信を行なう端末は、それぞれ2つ以上存在してもよい。
まず、端末20-1は、リアルタイムアプリケーションによる要求条件(最大遅延)に基づく通信が可能であるか、ネゴシエーションフレーム1101を基地局10に送信する。
基地局10では、ネゴシエーションフレーム1101に含まれる要求条件を判定し、ここでは、要求条件を満たせるとして、許可通知1102を端末20-1に送信する。
端末20-1では、許可通知1102により要求条件が満たされることを把握できるので、RTAデータを含む状況通知フレーム1103を送信する。
基地局10は、RTAデータの遅延が要求条件の最大遅延以内に収まるように、トラヒック状況を監視する。ここで、基地局10が端末20-1から受信した状況通知フレーム1103により、RTAデータのバッファ状況から蓄積しているRTAトラヒックが滞留する可能性がある場合を想定する。
この場合、基地局10は、端末20-1に送信機会を与える指示を含むポーリングフレームを生成する。基地局10は、生成したポーリングフレーム1104-1を自局に帰属する端末群、端末20-1及び端末20-2に送信する。ポーリングフレーム1104-1を受けた端末20-1は、基地局から優先的に送信機会を与えられるため、RTAデータを含む状況通知フレーム1103を生成して、基地局10に送信する。その後、基地局10からACK1106を受信するといった、RTAデータについての優先的なデータ通信を行なうことができる。
なお、1度のポーリングフレーム1104-1により付与されたTXOP期間ではRTA要求条件を満たせない場合、要求条件である最大遅延時間の期間1110を有する周期で、端末20-1に送信機会を与える指示を含むポーリングフレーム1104-2を送信してもよい。これにより、例えば端末20-1は連続して送信機会を得られるため、RTAデータの通信制御を適切に行うことができる。
一方、端末20-2は、図11の例では2度目のポーリングフレーム1104-2が送信された後端末20-1のTXOP期間(図11の例では、期間1111)が終了するまでは送信禁止期間となるため、データの送受信は行わない。端末20-2は、送信禁止期間の終了後、送信権を得た場合に、データフレーム1105を送信できる。
以上に示した本実施形態によれば、基地局と端末との間でリアルタイムアプリケーションの要求条件を満たすことができるか否かについて、端末がネゴシエーションフレームを基地局に送信する。基地局が要求条件を満たすことができると判定した場合、基地局が許可通知を端末に送信することで、ネゴシエーションが完了する。
端末は、RTAデータを通信する際、RTAデータのバッファ状況を通知する基地局に送信する。これにより、基地局では、RTAトラヒックのデータが滞留する可能性がある場合、RTAトラヒックが優先されるように、基地局から端末に対して優先的に送信機会を与える送信制御を行なうことができる。結果として、RTAトラヒックの要求条件に対応した無線通信環境を提供することができる。
また、上述した実施形態による各処理は、コンピュータであるプロセッサに実行させることができるプログラムとして記憶させておくこともできる。この他、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の外部記憶装置の記憶媒体に格納して配布することができる。そして、プロセッサは、この外部記憶装置の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…通信システム
10…基地局
11,21…プロセッサ
12,22…ROM
13,23…RAM
14,24…無線モジュール
15…ルータモジュール
20…端末
25…ディスプレイ
26…ストレージ
101,201…データ処理部
102,202…無線信号処理部
103…管理部
104…通信制御部
203…バッファ情報取得部

Claims (5)

  1. 端末からデータ通信時の遅延に関する要求条件を含む第1フレームを受信した場合、前記要求条件を満たした通信が可能であるか否かを判定するデータ処理部と、
    前記要求条件を満たした通信が可能であると判定した場合、許可通知を前記端末に送信する無線信号処理部と、を具備し、
    前記データ処理部は、前記端末から前記要求条件に従い送信されるデータのバッファ状況に関する情報を含む第2フレームを受信した場合、前記バッファ状況及びトラヒック状況から、後の通信において前記要求条件を満たせない可能性があるか否かを判定し、
    後の通信において前記要求条件を満たせない可能性があると判定した場合、前記端末との通信が優先されるように送信機会を制御する制御部をさらに具備する基地局。
  2. 前記制御部は、前記バッファ状況に示されるデータ量が多いほど、前記端末に割り当てるTXOP(Transmission Opportunity)期間を長くする、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記制御部は、前記端末との通信を優先するパラメータを含む、ポーリングフレーム、トリガーフレーム及びビーコン信号の少なくとも1つを用いて、前記端末の送信機会を制御する、請求項1又は請求項2に記載の基地局。
  4. 端末からデータ通信時の遅延に関する要求条件を含む第1フレームを受信した場合、前記要求条件を満たした通信が可能であるか否かを判定し、
    前記要求条件を満たした通信が可能であると判定した場合、許可通知を前記端末に送信し、
    前記端末から前記要求条件に従い送信されるデータのバッファ状況に関する情報を含む第2フレームを受信した場合、前記バッファ状況及びトラヒック状況から、後の通信において前記要求条件を満たせない可能性があるか否かを判定し、
    後の通信において前記要求条件を満たせない可能性があると判定した場合、前記端末との通信が優先されるように送信機会を制御する、通信方法。
  5. コンピュータに、
    端末からデータ通信時の遅延に関する要求条件を含む第1フレームを受信した場合、前記要求条件を満たした通信が可能であるか否かを判定するデータ処理機能と、
    前記要求条件を満たした通信が可能であると判定した場合、許可通知を前記端末に送信する無線信号処理機能と、を実現させるための通信プログラムであって、
    前記データ処理機能は、前記端末から前記要求条件に従い送信されるデータのバッファ状況に関する情報を含む第2フレームを受信した場合、前記バッファ状況及びトラヒック状況から、後の通信において前記要求条件を満たせない可能性があるか否かを判定し、
    後の通信において前記要求条件を満たせない可能性があると判定した場合、前記端末との通信が優先されるように送信機会を制御する制御機能をさらに具備する、通信プログラム。
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