JP7259999B2 - 基地局、端末、及び無線通信方法 - Google Patents

基地局、端末、及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、基地局、端末、及び無線通信方法に関する。
無線LAN(Local Area Network)では、端末又は基地局である無線機器は、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)又はEDCA(Enhanced Distribution Channel Access)を用いて周波数チャネルにアクセスし、無線信号を送信する。CSMA/CA又はEDCAでは、無線機器は、アクセスパラメータによって決定される時間の間待機してその後にキャリアセンスにより他の無線機器によって周波数チャネルが使用されていないことを確認した上で、無線信号を送信する。アクセスパラメータは基本サービスセット(BSS;Basic Service Set)ごとに制御される。
無線通信においては、低遅延性などの高信頼性を確保できることが求められる。例えば、ネットワークゲームや工業用ロボットの制御アプリケーションのようなリアルタイムアプリケーション(RTA)は通信遅延に対する許容条件を有することがある。しかしながら、基地局がRTAの通信遅延に対する許容条件を満たすようにアクセスパラメータを調整したとしても、同じ周波数チャネルを使用する他のBSSが近くにある場合には、要求される低遅延性を確保できないことがある。
本発明の一態様に係る基地局は、周波数チャネルを協調使用するか否かを示す切替情報を含むビーコンを生成する生成部と、前記ビーコンを送信する送信部と、を備える。
本発明の一態様によれば、信頼性の高い無線通信技術が提供される。
図1は、一実施形態に係る通信システムを示すブロック図である。 図2は、図1に示した基地局のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、図1に示した基地局の機能構成例を示すブロック図である。 図4は、一実施形態に係るビーコンフレームの構造例を示す図である。 図5は、図1に示した端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図6は、図1に示した端末の機能構成例を示すブロック図である。 図7は、図1に示した基地局と端末との間でのデータ交換に関連する処理を示す図である。 図8は、図1に示した基地局の動作例を示すフローチャートである。 図9は、図1に示した基地局の動作例を示すフローチャートである。 図10は、図1に示した端末の動作例を示すフローチャートである。 図11は、図1の通信システムの動作例を説明するシーケンス図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
[概要]
図1は、一実施形態に係る通信システム10を概略的に示している。図1に示すように、通信システム10は、基地局11(基地局11-1、11-2)、端末12(端末12-1、12-2)、及びネットワーク13を含む。
各基地局11は、ネットワーク13に例えば有線で接続され、ネットワーク13上の図示しない情報処理装置(例えばサーバ)と端末12との間の通信を中継する。ネットワーク13は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、又はこれら両方を含んでよい。なお、基地局11-1、11-2は互いに異なるネットワークに接続されていてもよい。
基地局11は端末12と無線通信する。図1に示す例では、基地局11-1は端末12-1と無線通信し、基地局11-2は端末12-2と無線通信している。各基地局11と無線通信している端末12の数は動的に変化する。本実施形態では、基地局11と端末12との間の通信にWi-Fi(登録商標)を使用する。基地局11はWi-Fiのアクセスポイント(AP)に対応し、端末12はWi-Fiのクライアントに対応する。なお、Wi-Fi以外の無線LAN規格を使用してもよい。
基地局11-1、11-2は異なる基本サービスセット(BSS)を形成するものとする。図1に示す例では、端末12-1は基地局11-1のBSSに属し、端末12-2は基地局11-2のBSSに属す。さらに、基地局11-1、11-2は、同じ周波数チャネルを使用するものとする。例えば、5GHz帯のチャネルグループの1つであるW52では、4つの周波数チャネル(36ch、40ch、44ch、48ch)が使用可能である。基地局11は、使用する周波数チャネルを使用可能な複数の周波数チャネルの間で動的に切り替える。以下では、周波数チャネルを単にチャネルとも称する。
基地局11は、通信チャネル情報と協調使用チャネル情報とを含むビーコンを周期的に送信する。通信チャネル情報は基地局11が使用しているチャネルに関する情報を示す。通信チャネル情報は、使用中のチャネルを特定するチャネル識別情報と、このチャネルにアクセスするためのアクセスパラメータと、を含む。協調使用チャネル情報は基地局11間で協調使用すべきチャネルに関する情報を示す。協調使用チャネル情報は対象のチャネルを協調使用するか否かを示す切替情報(協調使用切替情報とも称する)を含む。切替情報が対象のチャネルを協調使用することを示す場合に、協調使用チャネル情報は、対象のチャネルを特定するチャネル識別情報と、対象のチャネルにアクセスするためのアクセスパラメータと、をさらに含む。通常時は、切替情報はチャネルを協調使用しないことを示す情報に設定される。
端末12は、基地局11からビーコンを受信し、ビーコンから通信チャネル情報を取得する。端末12は、取得した通信チャネル情報に含まれるチャネル識別情報及びアクセスパラメータに従ってチャネルにアクセスする。端末12は、基地局11との無線接続を確立するために、基地局11との間で認証及びアソシエーションを行う。その後に、端末12は基地局11とデータ交換する。
端末12-1は、遅延に対する許容条件を有するデータを含む各種データ(トラフィック)を通信する。例えば、端末12-1は、基地局11-1を介してネットワーク13上のサーバに、遅延に対する許容条件を有するデータを送信し、又は、基地局11-1を介してネットワーク13上のサーバから、遅延に対する許容条件を有するデータを受信する。一例として、端末12-1には、通信(例えばネットワーク13上のサーバとの通信)の即応性を要求するアプリケーションがインストールされている。アプリケーションが起動されると、端末12-1は、アプリケーションからの要求に応答して、チャネルの協調使用を要求する協調要求を基地局11-1に送信する。このようにして、端末12-1はチャネルを特定用途に使用することを基地局11に要求する。
基地局11-1は、端末12-1からの協調要求を受信すると、使用可能なチャネルの中から協調使用すべきチャネルを選択する。例えば、基地局11-1は、使用中のチャネルを協調使用すべきチャネルとして選択する。さらに、基地局11-1は、協調使用すべきチャネルにアクセスするためのアクセスパラメータを設定する。基地局11-1は、チャネルを協調使用することを示す情報に設定された切替情報を含むビーコンを生成し、生成したビーコンを送信する。このビーコンでは、通信チャネル情報に含まれるチャネル識別情報及びアクセスパラメータは、協調使用チャネル情報に含まれるチャネル識別情報及びアクセスパラメータと同じであり得る。
端末12-1は、基地局11-1からのビーコンを受信すると、ビーコンに含まれる通信チャネル情報に従ってチャネルにアクセスして基地局11-1と通信する。これにより、端末12-1は、協調要求に応答して設定されたアクセスパラメータに従って基地局11-1と通信するようになる。言い換えると、端末12-1は、基地局11-1により指定される協調使用すべきチャネルを用いて基地局11-1と通信する。
基地局11-2は基地局11-1のカバレッジエリア内に存在する。言い換えると、基地局11-2は基地局11-1が発した電波の届く範囲内に位置する。よって、基地局11-2は基地局11-1からのビーコンを受信する。基地局11-2は、受信したビーコンに含まれる切替情報がチャネルを協調使用することを示すことを認識する。協調使用チャネル情報に含まれるチャネル識別情報が基地局11-2が使用しているチャネルと同じチャネルを示す場合、基地局11-2は、協調使用チャネル情報に含まれるアクセスパラメータと同じアクセスパラメータを通信チャネル情報に含むビーコンを生成し、生成したビーコンを送信する。
端末12-2は、基地局11-2からのビーコンを受信すると、ビーコンに含まれる通信チャネル情報に従ってチャネルにアクセスして基地局11-2と通信する。これにより、端末12-2は、端末12-1からの協調要求に応答して設定されたアクセスパラメータに従って基地局11-2と通信するようになる。
上述した通信システム10では、基地局11-1の周囲環境において、特定のチャネルに関連するアクセスパラメータが揃えられるすなわち統一される。アクセスパラメータがBSS間で統一的に制御される。これにより、基地局11-1のBSSとは異なるBSSからの影響による通信品質の劣化を回避することができる。この結果、無線通信の信頼性が向上する。
[構成]
図2は、基地局11のハードウェア構成の一例を概略的に示している。基地局11は、固定されていてもよく、移動可能であってもよい。図2に示すように、基地局11は、コントローラ21、無線モジュール25、アンテナ26、及びルータモジュール27を備える。コントローラ21は、無線モジュール25及びルータモジュール27に接続される。
コントローラ21は、データを処理するとともに、他の構成要素を制御する。コントローラ21は、CPU(Central Processing Unit)22、RAM(Random Access Memory)23、及びプログラムメモリ24を備える。CPU22は汎用プロセッサの一例である。RAM23はワーキングメモリとしてCPU22により使用される。RAM23はSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリを含む。プログラムメモリ24はCPU22により実行されるプログラムを記憶する。プログラムメモリ24として、例えば、ROM(Read-Only Memory)又はNOR型フラッシュメモリが使用される。コントローラ21はプログラムに従って動作する。例えば、CPU22は、プログラムメモリ24に記憶されたプログラムをRAM23に展開し、プログラムを解釈及び実行することにより、プログラムに応じたデータ処理を行う。
無線モジュール25は外部の情報処理装置(例えば図1に示した端末12)と無線通信を行うように構成される。本実施形態では、無線モジュール25はWi-Fiモジュールである。無線モジュール25は、チップセットのような、プロセッサとメモリとRF(Radio Frequency)回路とを含む処理回路であってよい。無線モジュール25は送信機及び受信機を含む。無線モジュール25はアンテナ26に接続される。なお、アンテナ26は無線モジュール25に含まれていてもよい。
無線モジュール25は、MAC(Media Access Control)フレームを無線信号に変換してアンテナ26を介して送信する。例えば、無線モジュール25は、ビーコンフレームを無線信号に変換してアンテナ26を介して送信する。ビーコンフレームは所定の時間間隔で(例えば100ms間隔で)送信される。また、無線モジュール25は、コントローラ21からデータを受け取り、受け取ったデータを含むデータフレームを生成し、生成したデータフレームを無線信号に変換してアンテナ26を介して送信する。
さらに、無線モジュール25は、アンテナ26を介して無線信号を受信し、受信した無線信号からMACフレームを取得する。例えば、無線モジュール25は、アンテナ26を介してデータフレームに対応する無線信号を受信し、受信した無線信号からデータを取得し、取得したデータをコントローラ21に転送する。また、無線モジュール25は、アンテナ26を介してビーコンフレーム又は協調要求フレームに対応する無線信号を受信し、受信した無線信号からビーコンフレーム又は協調要求フレームを取得し、取得したビーコンフレーム又は協調要求フレームを処理する。協調要求フレームは制御フレームの一種として規定されてよい。
ルータモジュール27は、ネットワーク13と通信するように構成される。例えば、ルータモジュール27は、ネットワーク13上のサーバとデータ交換する。ルータモジュール27はプロセッサとメモリとを含む処理回路であってよい。なお、ルータモジュール27は基地局11に設けられていなくてもよい。基地局11は、無線通信又は有線通信によって基地局11の外部に設けられたルータにアクセスし、このルータを経由してネットワーク13に接続するように構成されていてもよい。
上述した例では、コントローラ21は汎用のプロセッサを含む。これに代えて又は追加して、コントローラ21は専用のプロセッサを含んでよい。例えば、コントローラ21はASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)で実施されてもよい。
図3は、基地局11の機能構成の一例を概略的に示している。図3に示すように、基地局11は、データ処理部31、無線信号処理部32、ビーコン分析部33、アクセスパラメータ設定部34、ビーコン生成部35、及び通信部36を備える。無線信号処理部32は無線信号を送信する送信部と無線信号を受信する受信部とを備える。データ処理部31、無線信号処理部32、ビーコン分析部33、アクセスパラメータ設定部34、及びビーコン生成部35は、コントローラ21と無線モジュール25とを含む処理回路によって実現される。一例では、データ処理部31の一部分がコントローラ21により実現され、データ処理部31の残りの部分、無線信号処理部32、ビーコン分析部33、アクセスパラメータ設定部34、及びビーコン生成部35が無線モジュール25により実現される。通信部36はルータモジュール27によって実現される。
データ処理部31は通信部36を介してネットワーク13とデータをやり取りする。データ処理部31は、通信部36を介してネットワーク13からデータを受け取り、受け取ったデータを含むデータフレームを生成し、生成したデータフレームを無線信号処理部32に転送する。無線信号処理部32は、データ処理部31からデータフレームを受け取り、受け取ったデータフレームを無線信号に変換して送信する。
無線信号処理部32は、無線信号を受信し、受信した無線信号からMACフレームを抽出し、抽出したMACフレームをデータ処理部31に転送する。データ処理部31は、無線信号処理部32からMACフレームを受け取る。MACフレームがデータフレームである場合、データ処理部31は、データフレームからデータを抽出し、通信部36を介してネットワーク13にデータを送出する。MACフレームが協調要求フレームである場合、データ処理部31は協調要求フレームをアクセスパラメータ設定部34に転送する。MACフレームが他の基地局からのビーコンフレームである場合、データ処理部31はビーコンフレームをビーコン分析部33に転送する。
ビーコン分析部33は、データ処理部31からビーコンフレームを受け取り、受け取ったビーコンフレームを分析する。ビーコンフレームは、図4に示すように、チャネルを協調使用するか否かを示す切替情報としての協調使用フラグを格納するフィールド41と、そのチャネルを特定するチャネル識別情報を格納するフィールド42と、そのチャネルにアクセスするためのアクセスパラメータの値を格納するフィールド43と、を含む。一例では、チャネルを協調使用する場合には、フィールド41に値“1”が格納され、チャネルを協調使用しない場合には、フィールド41に値“0”が格納される。ビーコンフレームは、使用中のチャネルを特定するチャネル識別情報を格納するフィールドと、使用中のチャネルにアクセスするためのアクセスパラメータの値を格納するフィールドと、をさらに含む。
図3を再び参照すると、ビーコン分析部33は、ビーコンフレームに含まれる協調使用フラグを確認する。協調使用フラグがチャネルを協調使用することを示す(すなわち協調使用フラグが1である)場合、ビーコン分析部33は、ビーコンフレームからチャネル識別情報及びアクセスパラメータの値を抽出し、抽出したチャネル識別情報及びアクセスパラメータの値をアクセスパラメータ設定部34に転送する。
アクセスパラメータ設定部34は、使用中のチャネルに関連するアクセスパラメータを設定する。アクセス制御方式としてEDCAを採用する例では、アクセスパラメータは、各アクセスカテゴリについて、CWmax、CWmin、AIFS、TXOPLimitを含む。例えば、4つのアクセスカテゴリ、AC_VO(Voice)、AC_VI(Video)、AC_BE(Best effort)、AC_BK(Background)がある。CWmax及びCWminは送信待ちの時間であるCW(Contention Window)の最大値及び最小値である。AIFS(Arbitration Inter Frame Space)はフレームの送信間隔である。TXOPLimitはチャネルの占有時間であるTXOP(Transmission Opportunity)の上限値である。TXOPの値が小さいほど、1回の送信権で送信できるデータ量は小さくなるが、各端末12は送信権を得やすくなる。このため、TXOPLimitの値を小さくすることで、低遅延特性を改善することができる。
通常時は、アクセスパラメータ設定部34は、アクセスパラメータを予め用意された値に設定する。例えば、アクセスパラメータ設定部34は、通信状況に応じて、予め用意された複数の値から値を選択してよい。アクセスパラメータ設定部34は、データ処理部31から協調要求フレームを受け取った場合には、協調要求フレームに含まれる情報に基づいて、アクセスパラメータを設定する。例えば、協調要求フレームが送信遅延などの通信指標に対する許容値を含む場合、アクセスパラメータ設定部34は、この許容値を満たすようにアクセスパラメータの値を決定してよい。協調要求フレームがアクセスパラメータの値を含む場合、アクセスパラメータ設定部34は、アクセスパラメータを協調要求フレームにより指定される値に決定してよい。アクセスパラメータ設定部34は、ビーコン分析部33からアクセスパラメータの値を受け取った場合には、アクセスパラメータをビーコン分析部33から受け取った値に設定する。
ビーコン生成部35は、通信チャネル情報及び協調使用チャネル情報を含むビーコンフレームを生成する。通信チャネル情報は、アクセスパラメータ設定部34によって設定されたアクセスパラメータの値を含む。協調使用チャネル情報は、図4に示すように、協調使用フラグと、チャネル識別情報と、アクセスパラメータの値と、を含む。協調使用フラグは、端末12からの協調要求に応答して、チャネルを協調使用することを示す値“1”に設定される。協調使用フラグは、他の基地局11からのビーコンに含まれる協調使用チャネル情報に応答して値“1”に設定されてよい。
無線信号処理部32は、ビーコン生成部35によって生成されたビーコンフレームを周期的に送信する。具体的には、無線信号処理部32は、ビーコンフレームを無線信号に変換し、無線信号に変換されたビーコンフレームを所定の時間間隔でブロードキャストする。
図5は、端末12のハードウェア構成の一例を概略的に示している。端末12は、固定されていてもよく、移動可能であってもよい。ここでは、端末12としてスマートフォンのような携帯端末装置を想定する。図5に示すように、端末12は、コントローラ51、ストレージ55、無線モジュール56、アンテナ57、入出力インタフェース58、及びバッテリ59を備える。コントローラ51は、ストレージ55、無線モジュール56、入出力インタフェース58、及びバッテリ59に接続される。
コントローラ51は、データを処理するとともに、他の構成要素を制御する。コントローラ51は、CPU52、RAM53、及びプログラムメモリ54を備える。RAM53はワーキングメモリとしてCPU52により使用される。RAM53はSDRAMなどの揮発性メモリを含む。プログラムメモリ54はCPU52により実行されるプログラムを記憶する。プログラムメモリ54として、例えば、ROM、ストレージ55、又はその組み合わせが使用される。コントローラ51はプログラムに従って動作する。例えば、CPU52は、プログラムメモリ54に記憶されたプログラムをRAM53に展開し、プログラムを解釈及び実行することにより、プログラムに応じたデータ処理を行う。
ストレージ55はデータを非一時的に記憶する。ストレージ55は、ハードディスクドライブ(HDD)又はソリッドステートドライブ(SSD)などの不揮発性メモリを含む。
無線モジュール56は外部の情報処理装置(例えば図1に示した基地局11)と無線通信を行うように構成される。本実施形態では、無線モジュール56はWi-Fiモジュールを含む。無線モジュール56はBluetooth(登録商標)モジュールをさらに含んでよい。無線モジュール56は、チップセットのような、プロセッサとメモリとRF回路とを含む処理回路であってよい。無線モジュール56はアンテナ57に接続される。なお、アンテナ57は無線モジュール56に含まれていてもよい。
無線モジュール56は、例えば、コントローラ51からデータを受け取り、受け取ったデータを含むデータフレームを生成し、生成したデータフレームを無線信号に変換してアンテナ57を介して送信する。また、無線モジュール56は、協調要求フレームなどの制御フレームを送信する。さらに、無線モジュール56は、アンテナ57を介して無線信号を受信し、受信した無線信号からMACフレームを抽出する。MACフレームがデータフレームである場合、無線モジュール56はデータフレームをコントローラ51に転送する。MACフレームがビーコンフレームである場合、無線モジュール56はビーコンフレームを処理する。
入出力インタフェース58は、端末12にデータを入力するための入力装置、端末12からデータを出力するための出力装置、及び周辺機器を接続するための端子を備える。入力装置及び出力装置として、典型的には、ディスプレイとタッチセンサとを含むタッチスクリーンが使用される。入力装置はマイクロフォンをさらに含んでよい。出力装置はスピーカをさらに含んでよい。
バッテリ59は充電可能なバッテリである。バッテリ59は、コントローラ51、ストレージ55、無線モジュール56、アンテナ57、及び入出力インタフェース58に電力を供給する。
図6は、端末12の機能構成の一例を概略的に示している。図6に示すように、端末12は、データ処理部61、無線信号処理部62、及びビーコン分析部63を備える。無線信号処理部62は無線信号を送信する送信部と無線信号を受信する受信部とを備える。データ処理部61、無線信号処理部62、及びビーコン分析部63は、コントローラ51と無線モジュール56とを含む処理回路によって実現される。一例では、データ処理部61の一部分がコントローラ51によって実現され、データ処理部61の残りの部分、ビーコン分析部63、及び無線信号処理部62が無線モジュール56により実現される。
データ処理部61は、コントローラ51によって実行されているアプリケーションなどの上位層からデータを受け取り、受け取ったデータを含むデータフレームを生成し、生成したデータフレームを無線信号処理部62に転送する。アプリケーションは、特定のアプリケーションに限定されない。例えば、アプリケーションは、ネットワークゲームや工業用ロボットの制御アプリケーションといったリアルタイムアプリケーション(RTA)であってよい。無線信号処理部62は、データ処理部61からデータフレームを受け取り、受け取ったデータフレームを無線信号に変換して送信する。
無線信号処理部62は、無線信号を受信し、受信した無線信号からMACフレームを抽出してデータ処理部61に転送する。データ処理部61は、無線信号処理部62からMACフレームを受け取る。MACフレームがデータフレームである場合、データ処理部61はデータフレームからデータを抽出し、抽出したデータを上位層に渡す。データは例えばアプリケーションによって使用される。
MACフレームがビーコンフレームである場合、データ処理部61はビーコンフレームをビーコン分析部63に転送する。ビーコン分析部63は、データ処理部61からビーコンフレームを受け取り、受け取ったビーコンフレームを分析する。ビーコン分析部63は、ビーコンフレームに含まれる通信チャネル情報中のチャネル識別情報及びアクセスパラメータ値を確認する。例えば、通信チャネル情報がTXOPLimitの値を含み、CWmax、CWmin、AIFSの値を含まない場合、ビーコン分析部63は、CWmax、CWmin、AIFSの値を自身で決定する。ビーコン分析部63は、使用すべきチャネル及びアクセスパラメータ値を無線信号処理部62に通知する。無線信号処理部62は、ビーコン分析部63から受け取った情報に従って無線通信する。
データ処理部61は、上位層から通信特性に関する要求を受け取る。要求は、例えば、送信遅延などの通信指標に対する許容値を含む。例えば、上述したアプリケーションから出力されるデータの少なくとも一部が遅延に対する許容値を有し、アプリケーションは、遅延に対する許容値を満たすようにデータを送信することをデータ処理部61に要求する。データ処理部61は、上位層からの要求に応答して、チャネルの協調使用を要求する協調要求フレームを生成し、無線信号処理部62は、協調要求フレームを無線信号に変換して送信する。一例では、協調要求フレームは、通信指標に対する許容値を含む。他の例では、データ処理部61は、通信指標に対する許容値に基づいてアクセスパラメータの値を決定し、協調要求フレームは、データ処理部61によって決定されたアクセスパラメータの値を含む。データ処理部61及び無線信号処理部62は協調要求を基地局11に要求する要求部として機能する。
図7は、基地局11と端末12とのデータ交換に関連するMAC層の処理を概略的に示している。図7では、送信側の処理と受信側の処理との両方が示されている。基地局11と端末12とのうちの一方の無線モジュールが送信側の処理をするとき、他方の無線モジュールが受信側の処理をする。以下の例では、送信側と受信側の無線モジュールを区別せずに記載する。
まず、送信側の処理について説明する。ステップS10において、無線モジュールは、A-MSDUアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、アプリケーションレイヤなどの上位層から入力される複数のデータを結合してA-MSDU(Aggregate-MAC Service Data Unit)を生成する。
ステップS11において、無線モジュールは、A-MSDUにシーケンスナンバー(SN)を割り当てる。シーケンスナンバーは、A-MSDUを特定するための一意の番号である。
ステップS12において、無線モジュールは、A-MSDUを複数のMPDU(MAC Protocol Data Unit)にフラグメント(分割)する。
ステップS13において、無線モジュールは、それぞれのMPDUを暗号化し、暗号化MPDUを生成する。
ステップS14において、無線モジュールは、それぞれの暗号化MPDUにMACヘッダと誤り検出符号とを付加する。誤り検出符号は、例えばCRC(Cyclic Redundancy Check)符号である。
ステップS15において、無線モジュールは、A-MPDUアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、複数のMPDUを結合し、MACフレームとしてのA-MPDU(Aggregate-MAC Protocol Data Unit)を生成する。
ステップS15の後、無線モジュールは、MACフレームに対して物理層の処理を行う。つまり、無線モジュールは、MACフレームに対して変調処理等を行って無線信号を生成し、無線信号を基地局11に送信する。
次に、受信側の処理について説明する。無線信号が受信されると、無線モジュールは、物理層の処理を行って無線信号からMACフレームを復元する。その後、無線モジュールは、図7に示すMAC層の処理を行う。
ステップS20において、無線モジュールは、A-MPDUデアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、A-MPDUをMPDUの単位に分割する。
ステップS21において、無線モジュールは、誤り検出をする。例えば、無線モジュールは、CRCにより、無線信号の受信が成功したか否かを判定する。無線信号の受信が失敗したときには、無線モジュールは、再送要求をしてよい。このとき、無線モジュールは、MPDUの単位で再送を要求してよい。一方、無線信号の受信が成功したときには、無線モジュールは、次の処理を行う。
ステップS22において、無線モジュールは、アドレス検出を行う。このとき、無線モジュールは、それぞれのMPDUのMACヘッダに記録されているアドレスにより、送られてきたMPDUが自分宛であるか否かを判定する。自分宛でないときには、無線モジュールは、次の処理を行わない。自分宛であるときには、無線モジュールは、次の処理を行う。
ステップS23において、無線モジュールは、暗号化されているMPDUを復号する。
ステップS24において、無線モジュールは、MPDUに対してデフラグメントを行う。つまり、無線モジュールは、複数のMPDUからA-MSDUを復元する。
ステップS25において、無線モジュールは、A-MSDUデアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、A-MSDUをMSDU単位のデータに復元する。
ステップS25の後、無線モジュールは、データをMAC層の上位層に出力する。上位層は、例えばアプリケーション層である。
[動作]
次に、通信システム10の動作例について説明する。
図8は、基地局11がビーコンを送信する処理の一例を概略的に示している。
図8のステップS81において、アクセスパラメータ設定部34は基地局11が現在使用しているチャネルにアクセスするためのアクセスパラメータを設定する。例えば、アクセスパラメータ設定部34はアクセスパラメータをデフォルト値に設定する。例えば、アクセスパラメータは、アクセスカテゴリAC_VOに関するCWmax、CWmin、AIFS、TXOPLimit、アクセスカテゴリAC_VIに関するCWmax、CWmin、AIFS、TXOPLimit、アクセスカテゴリAC_BEに関するCWmax、CWmin、AIFS、TXOPLimit、アクセスカテゴリAC_BKに関するCWmax、CWmin、AIFS、TXOPLimitを含む。
ステップS82において、無線信号処理部32は、アクセスパラメータ設定部34により設定されたアクセスパラメータ値を通信チャネル情報に含むビーコンを送信する。このとき、協調使用フラグはチャネルを協調使用しないことを示す値“0”に設定される。
基地局11が端末12から協調要求を受信しない場合(ステップS83;No)、ステップS82の処理が繰り返される。このとき、アクセスパラメータ設定部34は、通信中の端末の数などの通信環境に応じて、アクセスパラメータを調整してよい。基地局11が端末12から協調要求を受信した場合(ステップS83;Yes)、処理はステップS84に進む。
ステップS84において、アクセスパラメータ設定部34は、協調要求に応答してアクセスパラメータを設定する。協調要求がアクセスパラメータの値を指定する場合、アクセスパラメータ設定部34は協調要求により指定された値を採用する。例えば、協調要求がアクセスカテゴリAC_VO、AC_VI、AC_BE、AC_BKそれぞれに関するTXOPLimitの値を指定する場合、アクセスパラメータ設定部34は、アクセスカテゴリAC_VO、AC_VI、AC_BE、AC_BKそれぞれに関するTXOPLimitを協調要求により指定される値に設定し、他のアクセスパラメータを自身で決定した値に設定する。
ステップS85において、ビーコン生成部35は、協調使用フラグがチャネルを協調使用することを示す値“1”に設定されたビーコンを生成する。このビーコンは、協調使用すべきチャネルを特定するチャネル識別情報と、協調使用すべきチャネルにアクセスするためのアクセスパラメータ(ステップS84において設定された値)と、を協調使用チャネル情報に含む。ステップS86において、無線信号処理部32はビーコンを送信する。
このようにして、基地局11は、端末12から協調要求を受信したときに、特定のチャネルを協調使用することを周囲に存在する他の基地局11に要求する。基地局11は任意のタイミングでチャネルの協調使用を解除してよい。一例では、基地局11は、端末12から解除要求を受けたときに、アクセスパラメータを元の値に戻してよい。他の例では、基地局11は、協調要求を受信した時点から所定時間経過したときに、アクセスパラメータを元の値に戻してよい。
図9は、基地局11がビーコン信号を送信する処理の他の例を概略的に示している。
図9のステップS91において、無線信号処理部32は、他の基地局11(他のBSS)からビーコンを受信する。例えば、図9に示す処理を行う基地局11は図1に示した基地局11-2であり、他の基地局11は図1に示した基地局11-1である。
ステップS92において、ビーコン分析部33は受信ビーコンに含まれる協調使用フラグが協調使用を要求する値“1”であるか否かを判断する。協調使用フラグが協調使用を要求しない値“0”である場合(ステップS92;No)、処理はステップS94に進む。ステップS94において、アクセスパラメータ設定部34は、アクセスパラメータを自身で決定した値(例えばデフォルト値)に設定する。
協調使用フラグが協調使用を要求する値“1”である場合(ステップS92;Yes)、処理はステップS93に進む。ステップS93において、アクセスパラメータ設定部34は、無線信号処理部32が協調使用チャネル情報により示されるものと同じチャネルを使用している場合に、ビーコンに含まれる協調使用チャネル情報中のアクセスパラメータを用いてアクセスパラメータを設定する。
ステップS95において、ビーコン生成部35は、ステップS93又はステップS94において設定されたアクセスパラメータを通信チャネル情報に含むビーコンを生成する。アクセスパラメータ値がステップS94において設定された場合には、ビーコン生成部35は、協調使用フラグをチャネルの協調使用を示す値“1”に設定してよい。ステップS96において、無線信号処理部32はビーコンを送信する。
このようにして、基地局11は、他の基地局11から特定のチャネルを協調使用するように要求されたときに、端末12との通信にそのチャネルを使用する場合には、他の基地局11からの要求に従ってアクセスパラメータを設定する。
図10は、端末12が遅延に対する許容条件を有するデータを送信する処理を概略的に示している。
図10のステップS101において、端末12は、遅延に対する許容条件に基づいて、チャネルの協調使用を基地局11に要求する。例えば、データ処理部61が許容条件に基づいてアクセスカテゴリごとのTXOPLimitの値を決定し、無線信号処理部62がアクセスカテゴリごとのTXOPLimitの値を含む協調要求を送信する。協調要求を受信した基地局11は、使用可能なチャネルの中から協調使用すべきチャネルを選択し、チャネルを協調使用することを示す情報に設定された切替情報と、協調使用すべきチャネルを特定するチャネル識別情報と、協調使用すべきチャネルにアクセスするためのアクセスパラメータと、を協調使用チャネル情報に含むビーコンを送信する。基地局11は、ビーコン中の通信チャネル情報によって、使用するチャネルを協調使用すべきチャネルに変更することをさらに通知する。
ステップS102において、端末12は基地局11からビーコンを受信する。ステップS103において、端末12は、ビーコンにより通知された協調使用すべきチャネルを使用して、遅延に対する許容条件を有するデータを送信する。
図11を参照して通信システム10の動作の一例を説明する。基地局11-1は、ビーコン1によって、チャネルを協調使用することと、協調使用するチャネルの番号と、協調使用するチャネルにアクセスするためのアクセスパラメータと、を通知する。
基地局11-2はビーコン1を受信する。基地局11-2は、ビーコン1からアクセスパラメータを抽出し、抽出したアクセスパラメータを使用してビーコン2を生成し、ビーコン2によって、協調使用するチャネルにアクセスするためのアクセスパラメータを通知する。
端末12-1、12-2はそれぞれ、ビーコン1、2により通知されたアクセスパラメータを使用してチャネルにアクセスする。これにより、端末12-1、12-2は、同じチャネルにアクセスする場合には、同じアクセスパラメータを使用することとなる。したがって、TXOPLimitを小さい値に設定することにより、一部の端末12によりチャネルが長く使用されることがなく、チャネルが短い周期でリリースされることになる。このため、低遅延トラフィックがチャネルにアクセスできる機会が増え、信頼性を高めることができるようになる。
[効果]
以上のように、本実施形態では、各基地局11は、チャネルを協調使用するか否かを示す切替情報を含むビーコンを送信する。切替情報がチャネルを協調使用することを示す場合、ビーコンは、協調使用すべきチャネルを特定するチャネル識別情報と、協調使用すべきチャネルにアクセスするためのアクセスパラメータと、をさらに含む。このビーコンを受信した他の基地局11は、協調使用すべきチャネルが自身が使用しているチャネルに一致する場合に、受信ビーコンにより指定されたアクセスパラメータを含むビーコンを生成し、生成したビーコンを送信する。このようにして、基地局11の周囲環境において、特定のチャネルに関連するアクセスパラメータが揃えられるすなわち統一される。これにより、基地局11のBSSとは異なるBSSからの影響による通信品質の劣化を回避することができる。この結果、無線通信の信頼性が向上する。
例えば、低遅延特性が求められる場合、TXOPLimitを短くする。TXOPLimitを短くすることにより、送信権の回転が高まる。その結果、低遅延特性を改善することができる。
各基地局11は、他の基地局から、周波数チャネルを協調使用することを示す情報に設定された切替情報を含むビーコンを受信した場合に、自身が送信するビーコンにおいて、切替情報を周波数チャネルを協調使用することを示す情報に設定してよい。これにより、より広い範囲で協調使用が実施される。その結果、低遅延特性をより改善することができる。
[変形例など]
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。一実施形態では、基地局11は、ネットワーク13から、例えば、ネットワーク13を介して端末12のアプリケーションとデータ交換するサーバから、協調要求を受信してもよい。
上述した処理はソフトウェアであるプログラムに基づいて実行されてよい。例えば、上述した基地局11の処理の一部又は全部は、基地局11のプロセッサがプログラムを実行することにより実行される。プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で基地局11に提供されてよい。この場合、例えば、基地局11は、記憶媒体からデータを読み出すドライブを備え、記憶媒体からプログラムを取得する。記憶媒体の例は、磁気ディスク、光ディスク(CD-ROM、CD-R、DVD-ROM、DVD-Rなど)、光磁気ディスク(MOなど)、半導体メモリを含む。また、プログラムをネットワーク13上のサーバに格納し、基地局11がサーバからプログラムをダウンロードするようにしてもよい。
本発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
10…通信システム
11…基地局
12…端末
13…ネットワーク
21…コントローラ
22…CPU
23…RAM
24…プログラムメモリ
25…無線モジュール
26…アンテナ
27…ルータモジュール
31…データ処理部
32…無線信号処理部
33…ビーコン分析部
34…アクセスパラメータ設定部
35…ビーコン生成部
36…通信部
51…コントローラ
52…CPU
53…RAM
54…プログラムメモリ
55…ストレージ
56…無線モジュール
57…アンテナ
58…入出力インタフェース
59…バッテリ
61…データ処理部
62…無線信号処理部
63…ビーコン分析部

Claims (10)

  1. 周波数チャネルを協調使用するか否かを示す切替情報を含む第1のビーコンを生成する生成部と、
    前記第1のビーコンを送信する送信部と、
    を備える基地局。
  2. 前記切替情報が前記周波数チャネルを協調使用することを示す場合、前記第1のビーコンは、前記周波数チャネルを特定するチャネル識別情報と、前記周波数チャネルにアクセスするためのアクセスパラメータと、をさらに含む、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記アクセスパラメータはTXOPLimitを含む、
    請求項2に記載の基地局。
  4. 前記周波数チャネルの協調使用を要求する協調要求を受信する受信部をさらに備え、
    前記生成部は、前記協調要求に応答して、前記周波数チャネルを協調使用することを示す情報に設定された前記切替情報を含む前記第1のビーコンを生成する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の基地局。
  5. 他の局から、前記周波数チャネルを協調使用することを示す情報に設定された切替情報と、前記周波数チャネルを特定するチャネル識別情報と、前記周波数チャネルにアクセスするためのアクセスパラメータと、を含む第2のビーコンを受信する受信部をさらに備え、
    前記基地局が前記周波数チャネルを通信に使用している場合に、前記生成部は、前記第2のビーコンに応答して、前記周波数チャネルにアクセスするための前記アクセスパラメータをさらに含む前記第1のビーコンを生成する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基地局。
  6. 前記生成部は、前記第2のビーコンに応答して、前記周波数チャネルを協調使用することを示す情報に設定された前記切替情報を含む前記第1のビーコンを生成する、
    請求項5に記載の基地局。
  7. 基地局によって実行される無線通信方法であって、
    周波数チャネルを協調使用するか否かを示す切替情報を含むビーコンを生成することと、
    前記ビーコンを送信することと、
    を備える無線通信方法。
  8. 遅延に対する許容条件を有するデータを送信する端末であって、
    基地局から、周波数チャネルを協調使用するか否かを示す切替情報を含むビーコンを受信する受信部と、
    前記切替情報が前記周波数チャネルを協調使用することを示す場合、前記周波数チャネルを用いて前記データを送信する送信部と、
    を備える端末。
  9. 前記許容条件に基づいて、周波数チャネルの協調使用を前記基地局に要求する要求部をさらに備える請求項8に記載の端末。
  10. 遅延に対する許容条件を有するデータを送信する端末によって実行される無線通信方法であって、
    基地局から、周波数チャネルを協調使用するか否かを示す切替情報を含むビーコンを受信することと、
    前記切替情報が前記周波数チャネルを協調使用することを示す場合、前記周波数チャネルを用いて前記データを送信することと、
    を備える無線通信方法。
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