JP7403111B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本開示は、各種電気機器に使用される電力変換装置に関し、特に、DCDCコンバータを備える電力変換装置に関する。
以下、従来の電力変換装置について説明する。従来の電力変換装置は、出力電圧を出力指示電圧に対して等しくなるように、電力変換装置に流す電流目標値を算出する第1コントローラと、電流目標値に対してコンバータ電流値をフィードバックして、電流を追従させるように電力変換装置を駆動するための信号を出力する電流コントローラとを用いることで出力電圧を安定させている。
なお、この出願の開示に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1が知られている。
特開2008-109736号公報
しかしながら、従来の電力変換装置では、出力電圧に基づいて第1コントローラと第2コントローラとが動作するため、入力電圧が急変したときには出力電圧は不安定化し出力電圧の変動が大きくなるおそれがあるという課題を有する。
そこで本開示は入力電圧が大きく変動しても出力電圧を安定させることができる電力変換装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために本開示の一形態に係る電力変換装置は、入力端子と、出力端子と、前記入力端子と前記出力端子とに接続され、スイッチング素子を有し、直流電力変換を行う変換回路が設けられたDCDCコンバータと、前記出力端子における第1電圧と前記変換回路を流れる第1電流と前記入力端子における第2電圧とを検出し、出力目標電圧および所定電圧を示す情報を取得し、複数の演算を実行することで、前記スイッチング素子を駆動させるためのPWM信号を発信する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記出力目標電圧に前記第1電圧を近づけるための目標電流を算出する第1演算と、前記第1電流を前記目標電流に近づけるための第1時比率を算出する第2演算と、前記所定電圧と前記第2電圧とに基づいて第2時比率を算出する第3演算と、前記第1時比率と前記第2時比率とを用いることによって前記PWM信号の駆動時比率を算出する第4演算とを実行し、前記駆動時比率をもつ前記PWM信号を発信することで前記第1電圧を制御する。
本開示に係る電力変換装置によれば、出力目標電圧の値に対しての出力電圧の値を用いてのフィードバック制御と、所定電圧の値に対しての入力電圧の値を用いてのフィードフォワード制御とが実行される。これにより、入力電圧の値に急激な変動が生じた際においても、フィードフォワード制御によって出力電圧を所定電圧に短い時間で近づけることができる。この結果として、出力電圧は安定した値で維持されることができる。
実施の形態における電力変換装置の構成を示す第1回路ブロック図 実施の形態における電力変換装置の構成を示す第2回路ブロック図 実施の形態における電力変換装置の構成を示す第1演算ブロック図 実施の形態における電力変換装置の構成を示す第2演算ブロック図 実施の形態における電力変換装置の構成を示す第3回路ブロック図 実施の形態における電力変換装置の制御回路における各演算の出力範囲の一例を示すブロック図および電力変換装置の出力電圧の波形例を示す図 実施の形態における電力変換装置の制御回路における各演算の出力範囲の他の一例を示すブロック図および電力変換装置の出力電圧の波形例を示す図 図6Aの動作例(第2演算部の出力範囲が-0.5~0.5)と図6Bの動作例(第2演算部の出力範囲が-0.3~0.3)における入力電圧と出力最大電圧の理論値および実測例を示す図
以下、本開示の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は実施の形態における電力変換装置1の構成を示す第1回路ブロック図である。
電力変換装置1は、入力端子2と出力端子3とDCDCコンバータ4と制御回路5とを備える。DCDCコンバータ4には、スイッチング素子6を有した変換回路7が設けられている。
DCDCコンバータ4は入力端子2と出力端子3とに接続されている。またDCDCコンバータ4は変換回路7を有し、変換回路7は入力端子2と出力端子3とに接続されている。変換回路7はスイッチング素子6を有していて、スイッチング素子6が所定の時比率(デューティ比)で接続状態と遮断状態とを繰り返すことで、入力端子2から入力された直流電圧を昇圧または降圧して出力端子3から外部に直流電圧を供給する直流電力変換を行う。なお、変換回路7には、リアクトル13、平滑コンデンサ14、および、整流素子17が設けられているが、これらの詳細については、図2を用いて、説明する。
制御回路5は、出力端子3における第1電圧V1と変換回路7を流れる第1電流I1と入力端子2における第2電圧V2とを検出する。また、制御回路5は、スイッチング素子6を制御、駆動させるためのPWM信号を発信する。さらに制御回路5は、出力目標電圧V0、および、フィードフォワード制御における入力電圧の基準となる所定電圧(本実施の形態では、出力目標電圧V0)の情報を取得し、後述する複数の演算を実行する。なお、制御回路5は、ハードウェアとして、例えば、電流を検出する電流センサからの電圧および所定の箇所における電圧を取得するA/D変換器、PWM信号を発信する駆動回路、複数の演算を行うプログラム、出力目標電圧V0および所定電圧を示す情報等を保持するメモリ、プログラムを実行するプロセッサ等で構成される。
制御回路5は、上述した複数の演算として、出力端子3における第1電圧V1を出力目標電圧V0で出力するために、第1演算と第2演算と第3演算と第4演算とを実行する。
第1演算では、出力目標電圧V0に第1電圧V1を近づけるための目標電流I0が、第1電圧V1と出力目標電圧V0とに基づいて算出される。第2演算では、第1電流I1を目標電流I0に近づけるための第1時比率が算出される。第3演算では、第2電圧V2と所定電圧(本実施の形態では、出力目標電圧V0)とに基づいて第2時比率が算出される。第4演算では、第1時比率と第2時比率とを用いることによってPWM信号の駆動時比率が算出される。
以上の構成および動作によって、出力目標電圧の値に対しての現時点での出力電圧の値を用いて、電流値の制御を行う第1演算および第2演算によるフィードバック制御と、所定電圧(本実施の形態では、出力目標電圧)の値に対しての現時点での入力電圧の値を用いて第3演算によるフィードフォワード制御とが実行される。いいかえると、出力目標電圧の値に対しての現時点での出力電圧の値を用いてのフィードバック制御に基づく第1時比率のPWM信号と、出力目標電圧の値に対しての現時点での入力電圧の値を用いてのフィードフォワード制御に基づく第2時比率のPWM信号との双方を用いて出力電圧が制御される。
これにより、入力電圧の値に急激な変動が生じた場合においても、従来技術のようにフィードバック制御を繰り返すことなく、フィードフォワード制御によって出力電圧の値を短い時間で出力目標電圧に近づけることができる。この結果として、出力電圧は安定した値で維持されることができる。
以下で、図2の実施の形態における電力変換装置の構成を示す第2回路ブロック図を用いて電力変換装置1の動作の詳細について説明する。ここでは車両8の車体9に設けられた電力変換装置1が第1バッテリー10と第2バッテリー11とに接続されている。そして、電力変換装置1が第2バッテリー11の電力を用いて第1バッテリー10を出力目標電圧V0に充電する。また、第1バッテリー10の電圧は、第2バッテリー11の電圧よりも低い。
車両8の搭乗者が例えばイグニションスイッチをオンさせるなどで車両8を起動させるための指示を行うと、車体9に搭載された車両制御部12は制御回路5に起動信号S1を発信する。制御回路5は、起動信号S1をT0のタイミングで受信すると、T0のタイミングでの出力端子3における第1電圧V1と入力端子2における第2電圧V2と変換回路7を流れる第1電流I1とを検出する。いいかえると制御回路5は、出力端子3に接続された第1バッテリー10の電圧と、入力端子2に接続された第2バッテリー11の電圧とを検出する。
第1電流I1の検出は、直列に接続されたスイッチング素子6とリアクトル13とを流れる電流に対応した信号を、シャント抵抗および電圧増幅回路等の電流センサ(図示せず)が制御回路5に発信することによって行えばよい。ここでは変換回路7には、降圧動作のための構成の一例として、リアクトル13と出力端子3との接続点15とグランドとの間に接続された平滑コンデンサ14と、スイッチング素子6とリアクトル13との接続点16とグランドとの間に接続された整流素子17とが設けられている。そして電流センサ(図示せず)は接続点16と出力端子3との間の電流に対応した信号を、電流センサ(図示せず)が制御回路5に発信することによって行う。以上の電流や電圧の検出は制御回路5が有するA/D変換器等の検出回路(図示せず)が実行すればよい。ここで整流素子17はスイッチング素子(図示せず)に置き換えてもよい。そして整流素子17に置き換えられるスイッチング素子(図示せず)はスイッチング素子6とは反転した開閉動作をすればよい。
また、制御回路5は、スイッチング素子6を制御、駆動させるためのPWM信号を発信する。PWM信号の発信は制御回路5が有する駆動回路18が実行すればよい。なお、T0のタイミングでは、制御回路5はスイッチング素子6をオン、オフさせるためのPWM信号である制御信号S2は発信していなくてよい。その場合、制御回路5は所定の時比率として予め設定された初期時比率を有したPWM信号である制御信号S2を発信してもよい。
制御回路5は出力目標電圧V0の情報を取得する。出力目標電圧V0は予め制御回路5が有するメモリ等の記憶回路(図示せず)に記憶された値であってよい。あるいは、出力目標電圧V0は車両8の起動時に車両制御部12から制御回路5へ発信されてもよい。
ここで、図3の実施の形態における電力変換装置の構成を示す第1演算ブロック図を用いて制御回路5における演算手順(つまり、電力変換装置の制御方法)を説明する。図3に示されるように、制御回路5は、機能構成として、第1演算を実行する第1演算部5A、第2演算を実行する第2演算部5B、第3演算を実行する第3演算部5C、第4演算を実行する第4演算部5Dを有する。各演算は、本実施の形態では、デジタル演算によって行われる。
まず、T0のタイミングで、制御回路5の第1演算部5Aは、検出された出力端子3における第1電圧V1と出力目標電圧V0とを比較する。さらに第1演算部5Aは、第1電圧V1と出力目標電圧V0との差分に基づいて、第1電圧V1を出力目標電圧V0に近づけるあるいは一致させるために変換回路7が、供給すべき電流値である目標電流I0を第1演算によって設定する。例えば、第1演算部5Aは、第1電圧V1と出力目標電圧V0との差分、および、その差分の直近の一定期間における積分値をゼロに近づけるための関数に従って演算することで、目標電流I0を算出する。
なお、T0のタイミングは第1電圧V1を適切な値にする制御を実行するための動作をスタートさせるタイミングである。そして、第1電圧V1を適切な値にする制御を実行するための動作は制御回路5において所定の周期で繰り返し実行される。
第1演算部5Aにおいて第1演算が実行されたあと、制御回路5の第2演算部5Bで第2演算が実行される。第2演算では、第1演算で設定された目標電流I0を用いて、変換回路7で検出された第1電流I1を目標電流I0に近づけるあるいは一致させるための第1時比率が算出される。例えば、第2演算部5Bは、第1電流I1と目標電流I0との差分、および、その差分の直近の一定期間における積分値をゼロに近づけるための関数に従って演算することで、第1時比率を算出する。
なお、第1時比率を算出するために用いる第1電流I1は、T0のタイミングで検出された値であっても、あるいは第1演算の後で実行される第2演算が実行されるT1のタイミングで検出された値であってもよい。第1電流I1は変換回路7のどの箇所で検出されてもよい。いいかえると第1電流I1の検出箇所は不問である。
第1演算部5Aでの第1演算の実行と並行して、あるいは第2演算部5Bでの第2演算の実行と並行して、制御回路5の第3演算部5Cで第3演算が実行される。第3演算では、T0のタイミングで検出された出力目標電圧V0と入力端子2における第2電圧V2との比率に基づいて、第2時比率が算出される。ここで第2時比率は、出力目標電圧V0を第2電圧V2で除した値としてよい。例えば、第3演算部5Cは、出力目標電圧V0を第2電圧V2で除した値(V0/V2)を第2時比率として算出する。
第1演算と第2演算と第3演算との実行のあと、制御回路5の第4演算部5Dで第4演算が実行される。第4演算では、第2演算で算出された第1時比率と第3演算で算出された第2時比率とを用いることによってPWM信号の駆動時比率を算出する。そして、駆動時比率を有したPWM信号が制御信号S2として制御回路5から発信されてスイッチング素子6の制御や駆動に用いられる。
本実施の形態では、第3演算において出力目標電圧V0と入力端子2における第2電圧V2との比率に基づいて、第2時比率が算出される。これにより、第1電圧V1は第2電圧V2の変動に早く追従した値として出力されることが可能となる。
このとき、第4演算で算出される駆動時比率は、第1時比率と第2時比率との和によって算出されるとよい。第1時比率は、先にも説明したように、出力電圧に相当する第1電圧V1に対応して変換回路7が出力する目標電流I0を調整するためにフィードバック制御によって決定される。また、第2時比率は先にも説明したように、入力電圧に相当する第2電圧V2に対応して第1電圧V1を調整するためにフィードフォワード制御によって決定される。
いいかえると、フィードフォワード制御に用いられる第2時比率は誤差成分を多く含む可能性があるため、フィードバック制御に用いられる第1時比率を補正演算に適用している。そして、駆動時比率が第1時比率と第2時比率との和演算によって得られる。この結果、駆動時比率は容易な演算で得られることで制御は汎用性が高く容易に実行が可能であり、入力電圧の値に急激な変動が生じた場合においても、従来技術のようにフィードバック制御を繰り返すことなく、フィードバック制御に加えてフィードフォワード制御を用いることによって出力電圧の値を短い時間で出力目標電圧に近づけることができる。その結果、出力電圧は安定した値で維持されることができる。
また、図4の実施の形態における電力変換装置の構成を示す第2演算ブロック図に示すように、第3演算では、フィードフォワード制御における入力電圧の基準となる所定電圧として、予め設定された定数である出力定数電圧VXが制御回路5に与えられたうえで、出力定数電圧VXと第2電圧V2との比率に基づいて、第2時比率が算出されてもよい。
これにより、第3演算部5Cによって得られる第2時比率は入力端子2における第2電圧V2の値ではなく出力定数電圧VXに依存することとなる。この結果として、第1電圧V1は安定した値として出力されることが可能となる。
ここで駆動時比率は、第1時比率と第2時比率との積によって算出されてもよい。第1時比率は先にも説明したように、出力電圧に相当する第1電圧V1に対応して変換回路7に流す目標電流I0を調整するためにフィードバック制御によって決定される。また、第2時比率は先にも説明したように、入力電圧に相当する第2電圧V2に対応して第1電圧V1を調整するためにフィードフォワード制御によって決定される。
いいかえると、フィードフォワード制御に用いられる第2時比率は誤差成分を多く含む可能性があるため、フィードバック制御に用いられる第1時比率を補正演算に適用している。これにより、駆動時比率は第1時比率と第2時比率との積演算によって補正演算された値として得られる。ここのとき厳密には、入力電圧に相当する第2電圧V2が出力電圧に相当する第1電圧V1よりも高い状態でDCDCコンバータ4を降圧動作させ、フィードバック制御のゲインが第2電圧V2に反比例する値に設定されたうえで第1時比率が決定されるとよい。
これにより、DCDCコンバータ4が降圧動作するときには第2電圧V2の変動にかかわらず第1電圧V1の変動を抑制することができ、駆動時比率におけるゲイン調整が容易となる。この結果、駆動時比率は容易な演算で得られることで制御は汎用性が高く容易に実行が可能であり、入力電圧の値に急激な変動が生じた場合においても、従来技術のようにフィードバック制御を繰り返すことなく、フィードバック制御に加えてフィードフォワード制御を用いることによって出力電圧の値を短い時間で出力目標電圧に近づけることができる。その結果、出力電圧は安定した値で維持されることができる。
以上の構成および動作によって、出力目標電圧の値に対しての現時点での出力電圧の値を用いて、電流値の制御を行う第1演算および第2演算によるフィードバック制御と、出力目標電圧の値に対しての現時点での入力電圧の値を用いて第3演算によるフィードフォワード制御との双方が実行され、出力電圧が制御される。いいかえると、出力目標電圧の値に対しての現時点での出力電圧の値を用いてのフィードバック制御に基づく第1時比率のPWM信号と、出力目標電圧の値に対しての現時点での入力電圧の値を用いてのフィードフォワード制御に基づく第2時比率のPWM信号との双方を用いて出力電圧が制御される。
これにより、入力電圧の値に急激な変動が生じた場合においても、フィードバック制御を繰り返すことなくフィードフォワード制御によって出力電圧の値を短い時間で出力目標電圧に近づけることができる。この結果として、出力電圧は安定した値で維持されることができる。
先にも述べたように、図3に示されるように、駆動回路18は第4演算部5Dから発せられる駆動時比率に対応してスイッチング素子6をオン、オフさせ、かつ、スイッチング素子6Aをオフ、オンさせるよう、制御信号を出力する。スイッチング素子6Aに対する制御信号は、スイッチング素子6に対する制御信号とは反転した信号とするため、スイッチング素子6に対する制御信号をインバータ18Aによって反転させることで得るとよい。いいかえると、スイッチング素子6に対する制御信号は第4演算部5Dから発せられる駆動時比率のPWM信号を適用するとよい。そしてスイッチング素子6Aに対する制御信号は、第4演算部5Dから発せられる駆動時比率のPWM信号を反転させて適用するとよい。
ここで、図5の実施の形態における電力変換装置の構成を示す第3回路ブロック図に示すように、DCDCコンバータ4には、並列に接続された複数の変換回路7A、7B、7C、7Dが設けられてもよい。つまり、複数の変換回路7A、7B、7C、7Dは、各入力端子が互いに接続され、各出力端子が互いに接続されている。図では変換回路7A、7B、7C、7Dの4相で構成された変換回路7を一例として用いているが、N相からなる複数(Nは整数)が並列接続されることで構成された変換回路7であってよい。
ここで制御回路5は、個々の変換回路7である変換回路7A、7B、7C、7Dに対して個別に駆動時比率を算出する。このとき、第1演算は先に説明した動作が同様に実行される。
第2演算では個々の変換回路7である変換回路7A、7B、7C、7Dに対して第1演算で設定された目標電流I0を相数で除したI0/4の値を用いて、第1電流I1A、I1B、I1C、I1DをI0/4に近づけるあるいは一致させるための個別の相に対する第1時比率が算出される。第3演算は先に説明した動作が同様に実行されて第2時比率が算出される。第4演算でも同様に、第2演算で算出された第1時比率と第3演算で算出された第2時比率とを用いることによって個別の相に対するPWM信号の駆動時比率を算出する。
以上の構成および動作によって、個別の変換回路7A、7B、7C、7Dに対する個別の制御が実行され、第1電流I1A、I1B、I1C、I1Dの総和に相当する第1電流I1が安定し、電力変換装置1は第1電圧V1を安定して出力することができる。
図6Aは、実施の形態における電力変換装置1の制御回路5における各演算の出力範囲の一例を示すブロック図(図6Aの(a))、および、電力変換装置1の出力電圧の波形例(図6Aの(b))を示す図である。
図6Aの(a)に示されるブロック図では、図3における第2演算部5B、第3演算部5C、および、第4演算部5Dの出力範囲例が示されている。
第2演算部5Bは、第1演算部5Aから出力された目標電流I0と変換回路7を流れる第1電流I1とを用いて所定演算を行うことで暫定時比率を算出し、算出した暫定時比率が所定最小値-0.5より小さい場合には-0.5を第1時比率として出力し、暫定時比率が-0.5以上0.5以下である場合にはその暫定時比率をそのまま第1時比率として出力し、暫定時比率が所定最大値0.5を超える場合には0.5を第1時比率として出力する。つまり、第2演算部5Bは、-0.5~0.5の出力範囲内にクランプした第1時比率を出力する。なお、所定演算は、例えば、第1電流I1と目標電流I0との差分、および、その差分の直近の一定期間における積分値をゼロに近づけるための関数であり、制御回路5のプロセッサが実数として表現可能な範囲(例えば、指数部が127~-126で仮数部が1023~-1022で表現される浮動小数点)の値を出力し得る関数である。
同様に、第3演算部5Cは、所定電圧(本実施の形態では、出力目標電圧V0)を第2電圧V2で除することで、0.0~1.0の出力範囲内にクランプした第2時比率を出力する。
また、第4演算部5Dは、第2演算部5Bが出力した第1時比率と第3演算部5Cが出力した第2時比率とを加算し、0.1~0.9の出力範囲内にクランプした駆動時比率を出力する。
図6Aの(b)は、図6Aの(a)で示される出力範囲で各演算が出力する場合における電力変換装置1の出力電圧の波形例が示されている。横軸は、時間であり、縦軸は、出力電圧である。入力電圧(つまり、第2電圧V2)がパルス的に48V(図中の「P1:48V」)となった場合の出力電圧の波形が示されている。出力目標電圧V0は、15.68V(図中の「出力設定値:15.68V」)である。本図に示されるように、出力電圧がパルス的に38V(図中の「P2=38V」)まで上昇していることがわかる。
図6Bは、実施の形態における電力変換装置1の制御回路5における各演算の出力範囲の他の一例を示すブロック図(図6Bの(a))、および、電力変換装置1の出力電圧の波形例(図6Bの(b))を示す図である。
図6Bの(a)に示されるように、この例では、第2演算部5Bの出力範囲が-0.3~0.3と、図6Aに示される場合よりも狭められている。
図6Bの(b)に示されるように、この例では、図6Aと同様の条件において、出力電圧がパルス的に29V(図中の「P2=29V」)までの上昇に抑えられていることがわかる。
図6Aおよび図6Bを比較してわかるように、出力目標電圧V0が15.68Vに設定されるケースにおいて、第2電圧V2が48V一定条件下にて、異常状態(第1電圧V1を検知する抵抗がドリフトした)時、図6Aに示されるように、第2演算部5Bの出力範囲が-0.5~0.5の範囲内にクランプされているときには、電力変換装置1の出力最大電圧は38Vであったが、図6Bに示されるように、第2演算部5Bの出力範囲が-0.3~0.3の範囲内にクランプされているときには、電力変換装置1の出力最大電圧は29Vに抑えられている。
図7は、図6Aの動作例(第2演算部5Bの出力範囲が-0.5~0.5)と図6Bの動作例(第2演算部5Bの出力範囲が-0.3~0.3)における入力電圧と出力最大電圧の理論値および実測例を示す図である。横軸は、入力電圧(つまり、第2電圧V2)であり、縦軸は、出力最大電圧である。なお、出力目標電圧V0は、15.68Vである。
図7において、直線7aは、第4演算部5Dが駆動時比率として0.9を出力したときの出力最大電圧を示す。出力電圧=駆動時比率×入力電圧が成り立つので、直線7aは、出力最大電圧=0.9×入力電圧の直線を示す。
曲線7bは、第2演算部5Bが最大値0.5を出力した場合の出力最大電圧の理論値を示す曲線である。曲線7cは、第2演算部5Bが最大値0.5を出力した場合の出力最大電圧の実測値を示す曲線である。
曲線7dは、第2演算部5Bが最大値0.3を出力した場合の出力最大電圧の理論値を示す曲線である。曲線7eは、第2演算部5Bが最大値0.3を出力した場合の出力最大電圧の実測値を示す曲線である。
曲線7fは、定格動作(つまり、入力電圧が安定しており、出力電圧が出力目標電圧V0(15.68V)になっている状態)の出力最大電圧の理論値を示す曲線である。
図7からわかるように、第2演算部5Bの出力が最大値0.5、および、最大値0.3のいずれの場合であっても、出力最大電圧の実測値は、出力最大電圧の理論値によく合っている。出力最大電圧の実測値が出力最大電圧の理論値より小さめなのは、主に制御回路5での制御および演算におけるデッドタイムの影響と考えられる。
第2演算部5Bの出力が最大値0.5の場合(曲線7bおよび7c)、および、最大値0.3の場合(曲線7dおよび7e)を比較して分かるように、入力電圧がプロット上の最大値54Vである場合、第2演算部5Bの出力の最大値が0.5であるときには(曲線7bおよび7c)出力最大電圧が約43Vになるところが、第2演算部5Bの出力の最大値が0.3であるときには(曲線7dおよび7e)出力最大電圧が約32Vに抑えられている。後者のケースでは、通常使用電圧15.68Vに対し、第2演算部5Bの出力の最大値を0.5にした場合に比べ、異常状態でも第1電圧V1が問題になるレベルまでは上昇しなくなる。
以上のように、本実施の形態に係る電力変換装置1は、入力端子2と、出力端子3と、入力端子2と出力端子3とに接続され、スイッチング素子6等を有し、直流電力変換を行う変換回路7が設けられたDCDCコンバータ4と、出力端子3における第1電圧と変換回路7を流れる第1電流と入力端子2における第2電圧とを検出し、出力目標電圧および所定電圧を示す情報を取得し、複数の演算を実行することで、スイッチング素子6等を駆動させるためのPWM信号を発信する制御回路5とを備え、制御回路5は、出力目標電圧に第1電圧を近づけるための目標電流を算出する第1演算と、第1電流を目標電流に近づけるための第1時比率を算出する第2演算と、所定電圧と第2電圧とに基づいて第2時比率を算出する第3演算と、第1時比率と第2時比率とを用いることによってPWM信号の駆動時比率を算出する第4演算とを実行し、駆動時比率をもつPWM信号を発信することで第1電圧を制御する。
これにより、従来技術のようにフィードバック制御だけを繰り返すのでなく、第1演算および第2演算によるフィードバック制御に加えて、第3演算によるフィードフォワード制御によって出力電圧の値を短い時間で出力目標電圧に近づける制御が行われるので、入力電圧が大きく変動しても出力電圧を安定させることができる。
ここで、制御回路5は、第4演算において、駆動時比率を、第1時比率と第2時比率との和によって算出してもよいし、駆動時比率を、第1時比率と第2時比率との積によって算出してもよい。これにより、第1演算および第2演算によるフィードバック制御と第3演算によるフィードフォワード制御との両方を用いて出力電圧が安定化される。
また、DCDCコンバータ4は、並列に接続された第1から第N(Nは整数)までの複数の変換回路を有し(図5では、例として第1から第4(7A~7D)の場合を示す)、制御回路5は、複数の変換回路7A~7Dのそれぞれに対して個別に駆動時比率を算出し、個別に算出した駆動時比率をもつPWM信号を対応する変換回路7A~7Dに発信することで第1電圧を制御してもよい。これにより、安定した出力制御が維持された状態で、大きな出力電流を供給できる電力変換装置が実現される。
また、制御回路5は、電力変換装置1の外部から起動信号を受信した時点で、第1演算と、第2演算と、第3演算と、第4演算とを実行し、駆動時比率をもつPWM信号を発信することで第1電圧を制御してもよい。これにより、車両のイグニションスイッチ等の外部からの起動信号と連動して動作を開始する電力変換装置が実現される。
また、所定電圧は、出力目標電圧であってもよい。これにより、第1演算および第2演算によるフィードバック制御と第3演算によるフィードフォワード制御とが同一のパラメータを用いることとなり、制御が簡素化され得る。
また、制御回路5は、第2演算において、第1電流と目標電流とから所定演算を行うことで暫定時比率を算出し、算出した暫定時比率が所定最大値を超える場合に所定最大値を第1時比率として算出してもよい。これにより、入力電圧が大きく変動した場合であっても、出力最大電圧を所望値内に抑えることが可能になる。
また、本実施の形態に係る電力変換装置1の制御方法は、制御回路5が、出力目標電圧に第1電圧を近づけるための目標電流を算出する第1演算を実行するステップ(第1演算部5Aでの処理)と、制御回路5が、第1電流を目標電流に近づけるための第1時比率を算出する第2演算を実行するステップ(第2演算部5Bでの処理)と、制御回路5が、所定電圧と第2電圧とに基づいて第2時比率を算出する第3演算を実行するステップ(第3演算部5Cでの処理)と、制御回路5が、第1時比率と第2時比率とを用いることによってPWM信号の駆動時比率を算出する第4演算を実行するステップ(第4演算部5Dでの処理)と、制御回路5が、駆動時比率をもつPWM信号を発信することで第1電圧を制御するステップ(駆動回路18での処理)とを含む。
これにより、従来技術のようにフィードバック制御だけを繰り返すのでなく、第1演算および第2演算によるフィードバック制御に加えて、第3演算によるフィードフォワード制御によって出力電圧の値を短い時間で出力目標電圧に近づける制御が行われるので、入力電圧が大きく変動しても出力電圧を安定させることができる。
以上、本開示に係る電力変換装置およびその制御方法について、実施の形態およびその変形例に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態および変形例に限定されるものではない。本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態および変形例に施したものや、実施の形態および変形例における一部の構成要素を組み合わせて構築される別の形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、図6A、図6Bおよび図7に示される電力変換装置では、第3演算部5Cが所定電圧として目標出力電圧を用いること、および、第4演算部5Dが第1時比率と第2時比率との和によって駆動時比率を算出することを前提としたが、この前提に限られない。第3演算部5Cが所定電圧として目標出力電圧とは独立した出力定数電圧VXを用いてもよいし、第4演算部5Dが第1時比率と第2時比率との積によって駆動時比率を算出してもよい。いずれの前提であっても、第2演算部5Bの出力範囲をより狭い範囲にクランプすることで、入力電圧の変動時における出力最大電圧を抑制することができる。
また、車両制御部12と制御回路5とは便宜上異なる要素として説明しているが、同一の要素として車体9に配置されていてもよい。
本実施の形態では、電力変換装置1で電圧を降圧させる動作を用いて説明しているが、本開示に係る電力変換装置1は降圧動作に限ったものではない。いいかえると、電力変換装置1は、第1バッテリー10と第2バッテリー11との電圧の高低関係を入れ替え、昇圧動作を実行するように変換回路7が構成されてよい。
また、上記実施の形態では、制御回路5は、出力目標電圧V0および所定電圧を示す情報を内部に保持するメモリから取得したが、外部から取得してもよい。
また、本開示は、電力変換装置の制御方法を実行するプログラム、そのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能なDVD等の非一時的な記録媒体の提供を目的としてもよい。
本開示の電力変換装置は、出力電圧が安定した値で維持されるという効果を有し、各種電気機器におけるDCDCコンバータとして、有用である。
1 電力変換装置
2 入力端子
3 出力端子
4 DCDCコンバータ
5 制御回路
5A 第1演算部
5B 第2演算部
5C 第3演算部
5D 第4演算部
6 スイッチング素子
6A スイッチング素子
7 変換回路
7A、7B、7C、7D 変換回路
8 車両
9 車体
10 第1バッテリー
11 第2バッテリー
12 車両制御部
13 リアクトル

Claims (7)

  1. 入力端子と、
    出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子とに接続され、スイッチング素子を有し、直流電力変換を行う変換回路が設けられたDCDCコンバータと、
    前記出力端子における第1電圧と前記変換回路を流れる第1電流と前記入力端子における第2電圧とを検出し、出力目標電圧および所定電圧を示す情報を取得し、複数の演算を実行することで、前記スイッチング素子を駆動させるためのPWM信号を発信する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記出力目標電圧に前記第1電圧を近づけるための目標電流を算出する第1演算と、
    前記第1電流を前記目標電流に近づけるための第1時比率を算出する第2演算と、
    前記所定電圧と前記第2電圧とに基づいて第2時比率を算出する第3演算と、
    前記第1時比率と前記第2時比率とを用いることによって前記PWM信号の駆動時比率を算出する第4演算とを実行し、
    前記駆動時比率をもつ前記PWM信号を発信することで前記第1電圧を制御し、
    前記制御回路は、前記第4演算において、前記駆動時比率を、前記第1時比率と前記第2時比率との積によって算出する、
    電力変換装置。
  2. 入力端子と、
    出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子とに接続され、スイッチング素子を有し、直流電力変換を行う変換回路が設けられたDCDCコンバータと、
    前記出力端子における第1電圧と前記変換回路を流れる第1電流と前記入力端子における第2電圧とを検出し、出力目標電圧および所定電圧を示す情報を取得し、複数の演算を実行することで、前記スイッチング素子を駆動させるためのPWM信号を発信する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記出力目標電圧に前記第1電圧を近づけるための目標電流を算出する第1演算と、
    前記第1電流を前記目標電流に近づけるための第1時比率を算出する第2演算と、
    前記所定電圧と前記第2電圧とに基づいて第2時比率を算出する第3演算と、
    前記第1時比率と前記第2時比率とを用いることによって前記PWM信号の駆動時比率を算出する第4演算とを実行し、
    前記駆動時比率をもつ前記PWM信号を発信することで前記第1電圧を制御し、
    前記制御回路は、前記第2演算において、前記第1電流と前記目標電流とから所定演算を行うことで暫定時比率を算出し、算出した前記暫定時比率が所定最大値を超える場合に前記所定最大値を前記第1時比率として算出する、
    電力変換装置。
  3. 前記制御回路は、前記第4演算において、前記駆動時比率を、前記第1時比率と前記第2時比率との和によって算出する、
    請求項に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御回路は、前記第4演算において、前記駆動時比率を、前記第1時比率と前記第2時比率との積によって算出する、
    請求項に記載の電力変換装置。
  5. 前記DCDCコンバータは、並列に接続された第1から第N(Nは整数)までの複数の前記変換回路を有し、
    前記制御回路は、
    複数の前記変換回路のそれぞれに対して個別に前記駆動時比率を算出し、
    個別に算出した前記駆動時比率をもつ前記PWM信号を対応する前記変換回路に発信することで前記第1電圧を制御する、
    請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  6. 前記制御回路は、前記電力変換装置の外部から起動信号を受信した時点で、前記第1演算と、前記第2演算と、前記第3演算と、前記第4演算とを実行し、前記駆動時比率をもつ前記PWM信号を発信することで前記第1電圧を制御する、
    請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  7. 前記所定電圧は、前記出力目標電圧である、
    請求項1又は2に記載の電力変換装置。
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