JP7403021B1 - ロータリーカッターユニット - Google Patents
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Abstract
Description
円周面を備えた胴部、及び当該円周面に位置し切断形状を備えた切断刃を有するカッターロールと、
前記カッターロールと平行に配置され、前記切断刃を受ける円周面を備えた胴部を有するアンビルロールと、
前記カッターロール及び前記アンビルロールの両端にそれぞれ配置された回転支持部と、
前記カッターロール及び前記アンビルロールの二つのロールを挟む向きに前記それぞれの回転支持部を加圧する一対の空気ばねA及び一対のアクチュエータBと、を備え、
前記空気ばねAは、前記二つのロールのうち一方のロールの回転支持部を加圧し、
前記アクチュエータBは、前記二つのロールのうち他方のロールの回転支持部を前記空気ばねAの加圧方向と対向するように加圧し、
前記二つのロールのそれぞれの回転支持部は、前記空気ばねA及び前記アクチュエータBが加圧減圧する方向にスライド可能である、ロータリーカッターユニット。
円周面を備えた胴部、及び当該円周面に位置し切断形状を備えた切断刃を有するカッターロールと、
前記カッターロールと平行に配置され、前記切断刃を受ける円周面を備えた胴部を有するアンビルロールと、
前記カッターロール及び前記アンビルロールの両端にそれぞれ配置された回転支持部と、
前記カッターロール及び前記アンビルロールの二つのロールを挟む向きに前記それぞれの回転支持部を加圧する一対の空気ばねA及び一対のアクチュエータBと、を備え、
前記空気ばねAは、前記二つのロールのうち一方のロールの回転支持部を加圧し、
前記アクチュエータBは、前記二つのロールのうち他方のロールの回転支持部を前記空気ばねAの加圧方向と対向するように加圧し、
前記二つのロールのそれぞれの回転支持部は、前記空気ばねA及び前記アクチュエータBが加圧減圧する方向にスライド可能である、ロータリーカッターユニット。
カッターロール1は、円周面111を備えた胴部11と、この円筒面111に位置し所望の切断形状を備えた切断刃12を有するロールである。また、カッターロール1は、切断刃12を挟んで一対のガイドリング13を有する。それぞれのガイドリング13の高さは、円周面111から切断刃12の刃先までとほぼ同じとする。
アンビルロール2は、円周面211を有する胴部21を有するロールである。アンビルロール2をカッターロール1と平行に配置することで、アンビルロール2の円周面211はカッターロール1の切断刃12を受けることができる。
回転支持部31はカッターロール1の両端を回転可能に保持するために設け、回転支持部32はアンビルロール2の両端を回転可能に保持するために保持するために設ける。
駆動装置4は、カッターロール1及びアンビルロール2のうち少なくとも一方のロール(図1Aではカッターロール1の一端(一方の端部))を回転駆動する。駆動装置4は、例えばサーボモータである。なお、図1Bでは駆動装置4を省略している。
一対の空気ばねAは、二つのロール1,2のうち駆動装置4で回転駆動される一方のロール1の回転支持部31を、二つのロール1,2の中心が直線的に接近又は接触する向きに加圧するように設置する。なお、図1Aにおいて一対の空気ばねAは、二つのロール1,2のうち駆動装置4で回転駆動される一方のロール1の回転支持部31を加圧するように設置したが、二つのロール1,2のうち駆動装置4で回転駆動されない他方のロール2の回転支持部32を加圧するように設置してもよい。また、二つのロール1,2がいずれも駆動装置4で回転駆動される場合、空気ばねAは二つのロール1,2うちいずれか一方のロールの両端の回転支持部を加圧するように設置する。このような構成とすることで、空気ばねAは二つのロール1,2を加圧することができる。また、空気ばねAは、外力に応じて変形することで、振動を減衰することができる。
一対のアクチュエータBは、空気ばねAを設置していない他方のロール2の回転支持部32を空気ばねAの加圧方向と対向するように加圧する。アクチュエータBは、油圧シリンダーやエアシリンダー、あるいは空気ばねであってもよい。
そして、カッターロール1の両端を回転可能に保持する回転支持部31、及びアンビルロール2の両端を回転可能に保持するために保持する回転支持部32は、空気ばねA及びアクチュエータBが加圧減圧する方向にスライド可能である。
すなわち、本発明のロータリーカッターユニットが振動を受けたとしても、一対の空気ばねA及び一対のアクチュエータBでスライド可能な二つのロール1,2を挟むことで、二つのロール1,2は離れることなく同じ方向に振動するため、ロール同士の衝突を抑制することができ、外部振動が直接ロールに伝わることがない。また、振動が発生したときにロールが一対の空気ばねAを押すことで、空気ばねAの振動減衰効果を得ることができる。空気ばねの振動減衰効果は、一般的なアクチュエータ(油圧シリンダーやエアシリンダー)の振動減衰効果よりも高い。このため、カッターロール1の切断刃12の刃先のチッピング及びアンビルロール2表面の損傷の程度を小さくすることができる。なお、アクチュエータBが油圧シリンダーやエアシリンダーであったとしても、外力に応じてわずかに収縮することで、空気ばねAには劣るが振動を減衰することはできる。一方、アクチュエータBの振動減衰効果を高める観点からは、アクチュエータBを空気ばねとすることができる。
また、空気ばねA及びアクチュエータBが加圧減圧する方向にスライド可能であるとは、空気ばねA及びアクチュエータBを加圧又は減圧したときに二つのロールが直線的に接近又は遠ざかる方向に移動できることをいう。
このように二つのロールのうち一方を装置フレームに固定した従来のロータリーカッターユニットでは、振動が発生したときに固定ロールに可動ロールが衝突したり、可動ロールに固定ロールが衝突する。また、固定ロールに外部振動が伝わるため、ロール同士の衝撃が大きくなり、カッターロールの切断刃の刃先のチッピング及びアンビルロール表面の損傷を防ぐことができない。
<第1の実施形態>
図1Aは本発明の第1の実施形態に係るロータリーカッターユニットの構成例を模式的に示す正面図、図1Bはその模式的な斜視図である。
第1の実施形態のロータリーカッターユニットは、装置フレーム5と、カッターロール1と、アンビルロール2と、回転支持部31,32と、駆動装置4と、一対の空気ばねAと、一対のアクチュエータBとからなる。装置フレーム5は、天板51、底板52及び柱53から構成され、装置フレーム5内にカッターロール1及びアンビルロール2を配置した。回転支持部31,32はベアリングボックスよりなり、カッターロール1とアンビルロール2に対してそれぞれ一対ずつ設けた。一対の空気ばねAと一対のアクチュエータBは、二つのロール1,2を挟む向きに回転支持部としてのベアリングボックスを加圧するように設けた。具体的に一対の空気ばねAは、駆動装置4を有するカッターロール1の両端のベアリングボックス31を加圧するように設け、一対のアクチュエータBは、アンビルロール2の両端のベアリングボックス32を加圧するように設けた。このアクチュエータBは、空気ばねAが加圧する方向と対向する方向にベアリングボックス32を加圧するように設けた。
図3は本発明の第2の実施形態に係るロータリーカッターユニットの構成例を模式的に示す正面図である。本実施形態では、第1の実施形態の構成に加えて一対の空気ばねCを設けた。この一対の空気ばねCは、カッターロール1の回転支持部31とアンビルロール2の回転支持部32との間に配置され、これらの回転支持部31,32を、空気ばねAが加圧減圧する方向に沿った方向に加圧する。なお、本実施形態において空気ばねCは、回転支持部31及び回転支持部32の両方を加圧するが、回転支持部31及び回転支持部32の少なくとも一方を加圧することもできる。このように本実施形態では、一対の空気ばねA及び一対のアクチュエータBに加えて一対の空気ばねCを設けたことで、振動減衰効果を高めることができる。
図4は本発明の第3の実施形態であるロータリーカッターユニットの構成を模式的に示す正面図である。本実施形態は、一対のアクチュエータBを一対の空気ばねCに変更した点で第1の実施形態と異なる。すなわち、第1の実施形態では一対のアクチュエータBとして油圧シリンダーを用いたが、本実施形態ではこれを空気ばねに変更した。このように一対のアクチュエータを空気ばねとしたことで、振動減衰効果を高めることができる。
1a カッターロールの端部
11 胴部
111 円周面
12 切断刃
13 ガイドリング
2 アンビルロール
2a アンビルロールの端部
21 胴部
211 円周面
31、32 回転支持部(ベアリングボックス)
4 駆動装置
5 装置フレーム
51 天板
52 底板
53 柱
A 空気ばね
B アクチュエータ
C 空気ばね
Claims (3)
- 円周面を備えた胴部、及び当該円周面に位置し切断形状を備えた切断刃を有するカッターロールと、
前記カッターロールと平行に配置され、前記切断刃を受ける円周面を備えた胴部を有するアンビルロールと、
前記カッターロール及び前記アンビルロールの両端にそれぞれ配置された回転支持部と、
前記カッターロール及び前記アンビルロールの二つのロールを挟む向きに前記それぞれの回転支持部を加圧する一対の空気ばねA及び一対のアクチュエータBと、を備え、
前記空気ばねAは、前記二つのロールのうち一方のロールの回転支持部を加圧し、
前記アクチュエータBは、前記二つのロールのうち他方のロールの回転支持部を前記空気ばねAの加圧方向と対向するように加圧し、
前記二つのロールのそれぞれの回転支持部は、前記空気ばねA及び前記アクチュエータBが加圧減圧する方向にスライド可能である、ロータリーカッターユニット。 - 前記カッターロールの回転支持部と前記アンビルロールの回転支持部との間に配置され、前記カッターロール及び前記アンビルロールのうち少なくとも一方のロールの回転支持部を、前記空気ばねAが加圧減圧する方向に沿った方向に加圧する一対の空気ばねCをさらに備えた、請求項1に記載のロータリーカッターユニット。
- 前記アクチュエータBは空気ばねよりなる、請求項1に記載のロータリーカッターユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023070596A JP7403021B1 (ja) | 2023-04-24 | 2023-04-24 | ロータリーカッターユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023070596A JP7403021B1 (ja) | 2023-04-24 | 2023-04-24 | ロータリーカッターユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7403021B1 true JP7403021B1 (ja) | 2023-12-21 |
Family
ID=89190414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023070596A Active JP7403021B1 (ja) | 2023-04-24 | 2023-04-24 | ロータリーカッターユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7403021B1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2017177300A (ja) | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 日本タングステン株式会社 | ロータリーカッターユニット |
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2023
- 2023-04-24 JP JP2023070596A patent/JP7403021B1/ja active Active
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