JP7399376B2 - 熱処理装置及び熱処理方法 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、炭化用材料を酸素不足状態で自発燃焼させて炭化処理したり、被熱処理材料を熱処理する熱処理装置及び熱処理方法に関する。
木材チップや廃タイヤ等の炭化用材料を酸素不足状態で自発燃焼させることのできる小型の炭化処理装置は、少量の炭化用材料を効率よく炭化処理することができ、炭化処理により得られる炭の有効利用の点でメリットにより、よく使用されている。これら小型の炭化処理装置としては、特許文献1に記載された炭化装置や、特許文献2に記載された自燃炭化加熱処理装置がある。
特許文献1の炭化装置は、内底部に複数の空気導入孔を有する炉本体と、炉本体上部の材料出入口を開閉する蓋板と、炉本体に立設されて上端が炉本体天井部近傍に達する加熱排気筒と、空気取入れ口及び流量調整弁とを有する炭化炉を備え、底部側を着火部として、炉本体内に装填された炭化用材料を酸素不足状態で自発燃焼させて炭化する炭化装置である。そして前記炭化装置において、加熱排気筒の下部に炉内空間に連通する排気導入孔を備え、上部が閉塞した外筒と上端が外筒内の頂部近傍で開口し、下端が炉外への排気路に連通した内筒との二重筒構造とすることにより 燃焼排ガスから加熱排気筒への熱伝播量が多くなって高い熱効率が得られ 炭化用材料の熱分解及び自発燃焼が促進され、完全炭化に要する時間が短縮されて高い炭化処理効率を達成できるようにしている
特許文献2の自燃炭化加熱処理装置は 炭化用材料や電線廃材等の産業廃棄物を熱処理することができる熱処理装置であり 特許文献1と同様の構造を有する炭化装置の排気用内筒体の上方開口部を排気用外筒体内の蓋体から十分に距離をとることにより、排気用外筒体の内部にガス滞留空間を形成し、燃焼排ガスが有する熱量をより効率的に利用することができるようにしている。
特開2 特開2020‐7462
発明が解決しようとする課題
特許文献1の炭化装置及び特許文献2の自燃炭化加熱処理装置は、いずれも二重筒構造の加熱排気筒や外筒体及び内筒体を組み合わせたものを設けており、さらに特許文献2の自燃炭化加熱処理装置は、排気用外筒体の内部にガス滞留空間を形成して燃焼排ガスからの排熱利用を促進している。しかし、双方ともに二重筒構造の環状部の下部に流入する燃焼排ガスの温度が最も高いので、二重筒構造の下部では環状部の下部に流入する高温の燃焼排ガスが加熱炉から排出される燃焼排ガスを加熱してしまい、装置全体としての熱効率がそれほど高くならない。
本発明は、上記炭化装置や自燃炭化加熱処理装置の現状に鑑み、これらの装置の熱効率を向上せしめようとするものである。
上記課題を解決するための本発明は、
上方部に中央に貫通孔を有する蓋体を備え、底部は底板により閉塞された略円筒状の熱処理装置であって、
前記熱処理装置の内部は、下方部に配設された仕切板によって隔てられることにより、前記仕切板の下部には空気室が形成され、上部には燃焼室が形成され、
前記仕切板には、前記空気室から燃焼室に空気を供給するための複数の空気孔が配設され、
前記仕切板の中央には、外筒と内筒からなる二重円筒体が、前記蓋体の貫通孔を貫通して立設され、
前記二重円筒体を構成する前記内筒は、上端には空気を吸い込むための吸気ノズルを備えると共に、下端は前記空気室に開放され、
前記二重円筒体を構成する前記外筒は、下部外周に前記外筒と内筒の間に形成される環状流路に前記燃焼室からの燃焼ガスを流入させる排気孔が形成されると共に、上端には前記燃焼ガスを流出させる排気ノズルを備えることを特徴とする熱処理装置である
また、本発明の他の局面は、
前記空気室は補助吸気ノズルを備え、前記補助吸気ノズルには補助空気流量制御弁が配設されていることを特徴とする熱処理装置である。
また、本発明の他の局面は、
前記蓋体は内周部につば部を備え、前記つば部は前記二重円筒体を構成する外筒の外側面と接していることを特徴とする熱処理装置である
また、本発明は、
前記熱処理装置による被熱処理材料の熱処理方法であって、
前記吸気ノズルから空気を吸い込んで前記空気室に導入する工程と、
前記空気室に導入された前記空気を前記仕切板の空気孔から前記燃焼室に供給する工程と、
前記空気により前記被熱処理材料を自発燃焼させる工程と、
前記自発燃焼により発生した燃焼ガスと前記吸気ノズルから吸い込まれた空気を二重円筒体により熱交換させる工程とを含むことを特徴とする熱処理方法である
また、本発明の他の局面は、
前記補助空気流量制御弁により、前記補助吸気ノズルより吸い込む空気の流量を制御する工程を含むことを特徴とする熱処理方法である。
本発明に係る熱処理装置によれば、二重円筒体の内筒を流れる空気と環状流路を流れる燃焼ガスとを逆方向に対向させて流して熱交換させることにより 空気と燃焼ガスの熱交換効率を高くすることができるので、熱処理装置の熱効率を高くすることができる。また、本発明に係る熱処理方法によれば、被熱処理材料を高い熱効率で熱処理することができる。
本発明の実施形態に係る熱処理装置を示す縦断面模式図である。 図1の矢視A‐Aからの横断面模式図である。 熱処理装置を含む熱処理システムのフロー図である。 蓋体を示す斜視模式図である。 熱処理装置内の二重円筒の環状流路を流れる燃焼ガス及び内筒内部を流れる空気の温度分布を示す図である。
以下に、本発明に係る熱処理装置の実施形態について説明する。図1は熱処理装置1の縦断面模式図であり、図2は図1における矢視A‐Aからの横断面模式図、図 は熱処理装置1を含む熱処理システムのフロー図である。なお、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
図 及び図2に示すように熱処理装置1は略円筒形状であり 胴部10の上部に図 に示す蓋体11を備える。蓋体11は 熱処理装置1内部の燃焼室50に被熱処理材料Fを投入し、熱処理終了後の固形分Cを熱処理装置1から取り出す際に開閉され 熱処理を行う際には蓋体11を閉じることにより熱処理装置 を密閉状態にする 胴部1 には熱処理装置 から外部への熱放出を防ぐために、全周に渡って断熱材1 が配設され、図示しない金属ネットにより支えられている。熱処理完了後の固形分Cを取り出すために、熱処理装置1の両側に図示しない支持柱を設置し、支持柱に対して図示しない支持軸を熱処理装置1の外側面から支持柱に対して垂直になるように回動自在に配設し、熱処理装置1を傾斜することができるようにしている
蓋体11は、図 に示すように半割構造となっており、2つの部分蓋体111及び112を組み合わせて蓋体11とし、熱処理装置 内部を密閉状態にする。部分蓋体111及び112の各々の蓋部11aは扇形形状の板であり、内周部分にはつば部11cを有し、2つの部分蓋体111及び112を組み合わせると中央部に貫通孔11bを有する蓋体1 となる。これにより2つの蓋部11aは円環を形成し、2つのつば部11cは円筒を形成することにより、後述する二重円筒体60を備える熱処理装置1の内部を密閉することができる。部分蓋体111及び112は適宜な締結方法で固定され、これにより形成される蓋体11は 熱処理装置1に対してクランプ機構やボルト及びナット等の適宜な締結方法により固定される。なお、ここで蓋体11は2つの部分蓋体111と112に分割されているが、3分割以上されていても良い
熱処理装置1の底部では、底板 の上方に胴部10の内周の複数個所に支持板13が配設され、支持板13の上に仕切板 が非固定状態に載置されていて、熱処理開始後の仕切板30の温度上昇による熱膨張の影響を受けないようにしている 底板 と仕切板 により形成される空間が空気室 であり、仕切板 の上部空間は被熱処理材料Fを自発燃焼させて熱処理するための燃焼室 である。燃焼室50内部には図示しない複数の温度センサーSが設置され、燃焼室50の所定位置での温度を測定できるようになっている。
仕切板30には 複数の空気孔31が同心円状に設けられており、空気室 から空気孔31を通過して空気Aが燃焼室50に供給される。空気孔31の上側には 空気孔カバー32が溶接等適宜な方法で配設され、被熱処理材料Fや熱処理後の固形分Cにより空気孔31が閉塞されないようにしている。空気室40には、補助吸気ノズル41及び着火熱源用ノズル42が設けられており、補助吸気ノズル41には補助空気流量制御弁4 が配設され、着火熱源用ノズル42の端部には 閉塞板44が図示しないクランプ機構等により開閉可能に取り付けられている。
仕切板30の中央部には二重円筒体60が立設され、二重円筒体 の上端は蓋体 の貫通孔11bを突き抜けている 二重円筒体60は外筒61及び内筒62から構成され、外筒61と内筒62の間には環状流路63が形成されている。内筒62の上端の吸気ノズル62aには吸気管64が接続され、吸気管64から吸い込んだ空気Aは内筒62内を上方から下方に向かって流れる。一方、環状流路63には 被熱処理材料Fの自発燃焼に伴い発生する燃焼ガスGが、後述する外筒61の下部の外周に配設された排気孔61aから流入し、環状流路63内を下方から上方に向かって流れる
吸気管64から吸気ノズル62aを経て吸い込まれた空気Aは 内筒62を上方から下方へ流れる際に、環状流路63を下方から上方に向けて流れる燃焼ガスGとの熱交換により加熱されながら空気室40に到達する。外筒61と内筒62により形成される環状流路63の下端は 仕切板30により閉じられていて空気室40には開放されていないが、外筒61の下部の外周には複数の排気孔61aが全周に渡って設けられ、燃焼室50で発生した燃焼ガスGは排気孔61aを通過して環状流路63に流入する。環状流路63に流入した燃焼ガスGは 環状流路63を下方から上方へ上昇する際に空気Aと熱交換をしながら環状流路63の上部に到達し、排気ノズル61c及び排気管 を通過して処理設備Tに送られる。
二重円筒体60を構成する外筒61及び内筒62の熱膨張により発生する応力によって熱処理装置1が破損するのを防止するために、蓋体11のつば部11cと外筒61との間には図示しない適宜なシール部材を配して、熱処理装置1内部を密閉状態に維持するようにしている。また、外筒61と内筒62が接する外筒61の対応部分にもつば部61bを設け、内筒62とつば部61bの間には図示しない適宜な充填物を配して 熱処理装置1内部を密閉状態に維持するようにしている。なお、排気ノズル61c出口の配管の一部をフレキシブル管として、外筒61及び内筒62の熱膨張により発生する応力を吸収しても良い
次に、以上の構成の熱処理装置 により被熱処理材料Fを処理する手順について説明する。まず熱処理装置1の蓋体 を開放して 所定量の被熱処理材料Fを燃焼室50内に充填した後に 蓋体 を閉じて熱処理装置 を密閉状態にする。蓋体11の開閉は、部分蓋体111及び112の分解又は組立により行う。続いて、着火熱源用ノズル4 の端部に配されている閉塞板4 を開放し、ガスバーナー等の着火熱源を着火熱源用ノズル4 から挿入して、被熱処理材料Fに着火して燃焼を開始させる。被熱処理材料Fが着火したのを確認したら 処理装置T内のブロワーBを稼働させて 吸気管64から吸気ノズル62aを経て空気Aを吸い込み、二重円筒体60の内筒 を経由して空気室40に空気Aを供給し、着火熱源用ノズル4 の端部の閉塞板4 を閉鎖する
被熱処理材料Fが自発燃焼を開始すれば、被熱処理材料Fから発生する燃焼熱 及び空気室40内の空気Aが仕切板30に設けられた空気孔31から燃焼室50内に供給されることにより、さらに被熱処理材料Fの自発燃焼が促進される。自発燃焼により発生した高温の燃焼ガスGは、二重円筒体60を構成する外筒61の下部外周に設けられた複数の排気孔61aから二重円筒体60内部の環状流路63に流入し、環状流路63内部を下方から上方に上昇して排気管6 を経て、処理設備Tに到達する
なお、被熱処理材料Fとして炭化用材料を使用して炭を得ることを目的とする場合には、自発燃焼の進行中は燃焼室50内部を酸素不足状態に維持し、炭化用材料中の炭素分が燃焼しないようにする。
被熱処理材料Fの自発燃焼が進行するにつれて、外筒61側では燃焼ガスGが有する熱と被熱処理材料Fの自発燃焼による発熱により外筒61の外側下部が高温に達する。一方、二重円筒体60内部の環状流路63に流入した燃焼ガスGにより、外筒61の内側の下部も高温に達する。このように外筒61の下部は外側及び内側から加熱されるため、次第に高温領域が上部に広がり、やがて外筒61全体が高温に達する これにより燃焼室50内の被熱処理材料Fは、外筒61からの伝熱、下方で自発燃焼している被熱処理材料Fから発生する燃焼ガスGによる伝熱 及び被熱処理材料F同士の伝熱により、自発燃焼領域が被熱処理材料Fの充填層の全体に拡大し、最終的に全ての被熱処理材料Fが熱分解して熱処理が完了する
二重円筒体60では、外筒61と内筒62により形成される環状流路63内部を燃焼ガスGが下方から上方へ流れ、内筒62内部では空気Aが上方から下方に流れる。そして空気Aは 二重円筒体60の環状流路63を流れる燃焼ガスGと内筒62を通じて熱交換して加熱されることにより、高温の空気Aとなって空気室40に到達し、仕切板30に設けられた複数の空気孔31から燃焼室50内に供給される。この際に二重円筒体60における熱交換は、環状流路63を下方から上方に向けて流れる燃焼ガスGと、内筒62を上方から下方に向けて流れる空気Aが対向流の関係にあり、図 に示すように上方及び下方での燃焼ガスGと空気Aの温度差が大きいので、熱交換量が大きく効率的である。
被熱処理材料Fの熱分解が完了すれば 被熱処理材料Fの充填層の温度が低下し、又は燃焼ガスGの温度が低下するので、燃焼室50に配した温度センサーSや排気管65に温度センサーを配して検出することにより 被熱処理材料Fの熱処理の完了を検知することができる。熱処理完了後は蓋体11を開放し、熱処理装置1を傾斜させて燃焼室50から固形分Cを取り出す。
処理設備Tに送られた燃焼ガスGは、熱交換器71により冷却された後に気液分離槽72に送られて有用な炭化水素等を分離された後に、ブロワーBから焼却炉73に送られ焼却された後に外部に排出される。
熱処理中の燃焼室50内の被熱処理材料Fの充填層の温度は、燃焼室50内に供給される空気の流量及び温度により調整可能である。そのため、空気室40の補助吸気ノズル 1に設置した補助空気流量制御弁43により、補助空気A1の流量を制御して被熱処理材料Fの充填層の温度を調整することが可能である。この場合、補助空気流量制御弁43を開いて補助吸気ノズル41から低温の補助空気A1を吸い込むことにより、空気室40から空気孔31を経て燃焼室50に供給される空気の温度が低下するので、被熱処理材料Fの充填層の温度が低下する。一方、温度が下がり過ぎた場合には、補助空気流量制御弁43の開度を小さくすることにより、補助吸気ノズル41から吸い込む低温の補助空気A1の流量を小さくすれば良い。補助空気流量制御弁43は手動弁として手動で開度を調整しても良いし、自動制御弁として図示しない制御回路から被熱処理材料Fの充填層の温度を制御パラメータとして調整しても良い。
上記とは異なり、ブロワーBの図示しないモーターの回転数によって燃焼室 に供給される空気流量を制御して、燃焼室50内の温度を調整することができる。また、吸気管64の上流又は下流に手動又は自動の空気流量制御弁を設置して、当該空気流量制御弁の開度により燃焼室50に供給される空気流量を制御しても良いし 当該空気流量制御弁の開度とブロワーBのモーターの回転数とを組み合わせて制御しても良く、さらにこれらと補助空気流量制御弁43とを組み合わせて制御しても良い。
以上に開示された実施形態は例示であって、本発明の範囲は以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての修正や変形を含むものである。
熱処理装置
胴部
蓋体
部分蓋体
11a 蓋部
11b 貫通孔
11c (蓋体の)つば部
断熱材
支持板
底板
仕切板
空気孔
空気孔カバー
空気室
補助吸気ノズル
着火熱源用ノズル
補助空気流量制御弁
閉塞板
燃焼室
二重円筒体
外筒
61a 排気孔
61b (外筒の)つば部
61c 排気ノズル
内筒
62a 吸気ノズル
環状流路
吸気管
排気管
熱交換器
気液分離槽
焼却炉
A 空気
A1 補助空気
B ブロワー
C 固形分
F 被熱処理材料
G 燃焼ガス
S 温度センサー
T 処理設備

Claims (5)

  1. 上方部に中央に貫通孔を有する蓋体を備え、底部は底板により閉塞された略円筒状の熱処理装置であって、
    前記熱処理装置の内部は、下方部に配設された仕切板によって隔てられることにより、前記仕切板の下部には空気室が形成され、上部には燃焼室が形成され
    前記仕切板には、前記空気室から燃焼室に空気を供給するための複数の空気孔が配設され
    前記仕切板の中央には、外筒と内筒からなる二重円筒体が、前記蓋体の貫通孔を貫通して立設され、
    前記二重円筒体を構成する前記内筒は、上端には空気を吸い込むための吸気ノズルを備えると共に、下端は前記空気室に開放され、
    前記二重円筒体を構成する前記外筒は、下部外周に前記外筒と内筒の間に形成される環状流路に前記燃焼室からの燃焼ガスを流入させる排気孔が形成されると共に、上端には前記燃焼ガスを流出させる排気ノズルを備えることを特徴とする熱処理装置
  2. 請求項1に記載の熱処理装置において、
    前記空気室は補助吸気ノズルを備え、前記補助吸気ノズルには補助空気流量制御弁が配設されていることを特徴とする熱処理装置
  3. 請求項1又は2に記載の熱処理装置において、
    前記蓋体は内周部につば部を備え、前記つば部は前記二重円筒体を構成する外筒の外側面と接していることを特徴とする熱処理装置
  4. 請求項1 に記載の熱処理装置による被熱処理材料の熱処理方法であって、
    前記吸気ノズルから空気を吸い込んで前記空気室に導入する工程と、
    前記空気室に導入された前記空気を前記仕切板の空気孔から前記燃焼室に供給する工程と、
    前記空気により前記被熱処理材料を自発燃焼させる工程と、
    前記自発燃焼により発生した燃焼ガスと前記吸気ノズルから吸い込まれた空気を二重円筒体により熱交換させる工程とを含むことを特徴とする熱処理方法
  5. 請求項4に記載の熱処理方法において
    前記空気室は補助吸気ノズルを備え、前記補助吸気ノズルには補助空気流量制御弁が配設され、
    前記補助空気流量制御弁により、前記補助吸気ノズルより吸い込む空気の流量を制御する工程を含むことを特徴とする熱処理方法
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