JP2010241973A - 炭化炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】炭化用材料としてサイズの小さいものや熱伝導性に劣るものを用いても、高い燃焼効率によって短時間で炭化が完了し、炉内全体の均等な炭化進行でむら焼けのない高品質の炭化物を製出でき、構造的に簡素で高い熱効率が得られる炭化炉を提供する。
【解決手段】該炉本体1内の中央部に立設され下部に排気導入孔7を有する中央部放熱筒5と、炉本体1内を径方向に横断して延び中央部放熱筒5に連通する周辺部中空放熱板9とを備え、炉本体1内に装填された炭化用材料Tが酸素不足状態で自発燃焼させて炭化する際に、発生する燃焼ガスGが前記排気導入孔7から前記中央部放熱筒5内に導入され、ガス通路27を上昇し、且つ燃焼ガスGの一部が周辺部中空放熱板9のガス通路14からも上昇し、上昇過程で、燃焼ガスGによって赤熱される中央部放熱筒5及び周辺部中空放熱板9からの放熱によって炉本体1内の炭化用材料Tを加熱する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば木材や竹材の粉砕物、ペレット、チップ、削り屑等を始めとする種々の有機質原料を酸素不足状態で自発燃焼させて炭化するための炭化炉に関する。
近年、木炭を始めとする炭は、その調湿作用、脱臭作用、マイナスイオン放出作用、有害物質吸着作用、防黴性、防ダニ性等の優れた性質が注目され、一般家庭では室内各所や床下に配置したり、炊飯器内に入れたり、飲料水や風呂水等に浸漬して用いている。また、細片化ないし粉末化したものを各種の建築資材や建具、畳等にサンドイッチ状態にしたものや、布団等の寝具類の内部に納めたものも商品化され、更に土壌改質に用いたり、樹脂やセラミック材料等に混入する等、様々な方面に用途が拡がりつつあり、その需要はますます増大する傾向にある。
しかるに、古典的な炭焼き釜によって製造される炭は、備長炭に代表されるように緻密で固いため、例えば脱臭剤や吸着剤あるいは土壌改質剤等の用途には不向きであり、しかも製造に時間と手間がかかって量産性に乏しい上、原料的にも限定されて高コストに付き、また釜の設置場所にも大きく制約を受けるという難点があった。
そこで、本発明者は先に、炭化炉として、上部側を開閉蓋付きの材料出入口とする炉本体の内部に、下部に排気導入孔を備えた炭化用加熱筒が炉本体の中心部に立設されると共に、その上端側が横切り筒を介して外部の排気筒が接続配管され、炉本体の底部に空気供給口を有するものを提案している(特許文献1)。そして更に改良型の炭化装置として、前記の炭化用加熱筒に代えて、下部に炉内空間に連通する排気導入孔を備えて上部が閉塞した外筒と、この外筒内に同心状に配置して下端が炉外への排気路に繋がる内筒とからなる二重筒状の排気加熱筒を設けたものも提案している(特許文献2)。
上記前者の炭化炉では、炉本体内に装填された炭化用材料に底部側から着火して酸素不足状態で自発燃焼させるが、その燃焼ガスの吸入によって炭化用加熱筒が赤熱状態になり、上位の炭化用材料は下方から上昇してくる熱気と赤熱した炭化用加熱筒から周囲への放熱とで加熱されて熱分解し、更に自燃温度に達して自発燃焼し、この自発燃焼・熱分解の領域の拡大に伴う燃焼ガスの増加が炭化用加熱筒を更に高温化して熱放射を増大させる相乗効果を生み、もって炭化用材料の炭化が著しく促進される。また、上記後者の改良型の炭化炉では、炭化用材料の自発燃焼にて発生する高温の燃焼排ガスが二重筒状の排気加熱筒内を上下往復して炉外へ出ることになり、燃焼排ガスから加熱排気筒への熱伝播量の増大によって高い熱効率が得られる上、加熱排気筒全体の蓄熱による赤熱化が急速に進行し、その熱放射によって炉内温度がより早く上昇し、もって炭化用材料の熱分解及び自発燃焼がより促進され、完全炭化に要する時間がより短縮される。
しかして、これらの炭化炉は、脱臭性能や吸着性能に優れて粉砕容易な柔らかな消し炭状態の炭化物を短時間で量産でき、しかも構造的に簡単で設置場所に制約を受けないという多くの利点を有することから、既に実用に供されて好評を博している。
特開2003−119468号公報 特許第4017556号公報
前記炭化炉に供される炭化用材料は、従来では木材や竹材のチップとして数cmから十数cm程度のサイズが主流であったが、最近では間伐材や伐採竹材を粉砕処理したものや、おが屑からのプレス処理でペレット化したもの等、概して10mm以下の細かいものが多くなっている。これは、炭化物を燃料化したり、他の材料に混合したり、土壌改質材として土に混ぜたりする上で、粒度が小さい方が使い易いことによる。
しかしながら、炭化用材料のサイズが小さくなると、炭化炉に装填した際に材料密度が高くなることから、隙間に存在する空気量が減って燃焼しにくくなると共に、通気性の低下で燃焼に伴う熱気が浸透しにくい上、中央の排気加熱筒からの放熱も伝播しにくくなる。また、炭化用材料として処理形態や材質によって熱伝導性の低いものもあり、このような材料は当然に燃焼性が悪くなる。従って、前記従来の炭化炉では、炭化用材料としてサイズの小さいものや熱伝導性に劣るものを用いた場合、炭化に要する時間が長くなることに加え、炉内の中央側と周辺側とで炭化の進行度合の差が大きいため、むら焼けによる炭化物の品質低下を生じ易いという難点があった。
本発明は、上述の情況に鑑み、炭化用材料としてサイズの小さいものや熱伝導性に劣るものを用いても、高い燃焼効率によって短時間で炭化が完了する上、炉内全体の均等な炭化進行によってむら焼けのない高品質の炭化物を製出でき、また構造的に簡素で高い熱効率が得られる炭化炉を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る炭化炉は、図面の参照符号を付して示せば、底部側に着火口2及び供給量調整可能な空気供給口3を有する炉本体1と、該炉本体1の上部側の材料出入口1aを開閉する蓋板4と、該炉本体1内の中央部に立設されてその上端部5aが炉本体天井部近傍に達してその上端部5aが閉塞されその下部5bに炉内空間6に連通する排気導入孔7を備えた中央部放熱筒5と、該中央部放熱筒5内に同心状に配置されその上端部8aが中央部放熱筒5の上端部近傍で開口する排気回収筒8とを備えた炭化炉Fであって、前記中央部放熱筒5に該放熱筒5の立設高さに相当する縦幅L1を有し且つ炉本体1内を径方向に横断して延びる横幅L2を有する周辺部中空放熱板9が突設され、該周辺部中空放熱板9の下部が中央部放熱筒5の下部に下部連通孔10を介して連通され、該周辺部中空放熱板9の上部が中央部放熱筒5の上部に上部連通孔11を介して連通され、前記炉本体1内に装填された炭化用材料Tを前記着火口2からの着火によって酸素不足状態で自発燃焼させて炭化する際に、発生する燃焼ガスGが前記排気導入孔7から前記中央部放熱筒5内に導入され、この燃焼ガスGが中央部放熱筒5内を上昇してその上昇過程での中央部放熱筒5からの放熱によって炉本体1内の炭化用材料Tを加熱すると共に、前記排気導入孔7から前記周辺部中空放熱板9内に導入された燃焼ガスGは前記下部連通孔10を介して該周辺部中空放熱板9の中空部9aにも導入され、この燃焼ガスGが周辺部中空放熱板9内を上昇してその上昇過程での該周辺部中空放熱板9からの放熱によって炉本体1内の炭化用材料Tが加熱されるように構成されてなる。
請求項2に係る発明は、前記周辺部中空放熱板9は、中央部放熱筒5に放射状に等間隔に複数個突設されてなる請求項1に記載の構成からなる。
請求項3に係る発明は、前記周辺部中空放熱板9の中空部9aには中空部内壁にその上方に向かって炉本体1内中央側及び周辺側に交互に突出する邪魔板12,13を配設し、該邪魔板12,13によって中空部9aが蛇行状のガス通路14に形成されてなる請求項1又は2に記載の構成からなる。
請求項4に係る発明は、前記周辺部中空放熱板9は、前記中央部放熱筒5の立設高さに相当する縦幅L1と炉本体1内を径方向に横断して炉本体1内壁近傍に達する横幅L2とを有する矩形中空板状に形成されてなる請求項1〜3の何れかに記載の構成からなる。
請求項5に係る発明は、中央部放熱筒5内を上昇して上端部5aに達した燃焼ガスGと周辺部中空放熱板9内を上昇して上部連通孔11を介して中央放熱筒5内上端部5aに達した燃焼ガスGは合流して、中央部放熱筒5の上端部5a近傍で開口する排気回収筒8内を下降して外部に回収されるようになっている請求項1〜4の何れかに記載の構成からなる。
次に、本発明の効果について、図面を参照して具体的に説明する。まず、請求項1の炭化炉では、炉本体1内に装填された炭化用材料Tを着火口2からの着火によって酸素不足状態で自発燃焼させて炭化する際に、発生する燃焼ガスGが前記排気導入孔7から前記中央部放熱筒5内に導入され、この燃焼ガスGが中央部放熱筒5内を上昇してその上昇過程での中央部放熱筒5からの放熱によって炉本体1内の炭化用材料Tを加熱すると共に、前記排気導入孔7から前記周辺部中空放熱板9内に導入された燃焼ガスGは前記下部連通孔10を介して該周辺部中空放熱板9の中空部9aにも導入され、この燃焼ガスGが周辺部中空放熱板9内を上昇してその上昇過程での該周辺部中空放熱板9からの放熱によって炉本体1内の炭化用材料Tが加熱されるように構成されてなるが、燃焼ガスGは高温であるため、その熱によって中央部放熱筒5の管壁が加熱されて赤熱し、この赤熱した管壁から炉内空間10へ熱気が放射される。しかして、中央部放熱筒5は炉内空間10の中央に位置する一方、これから炉本体1内を径方向に横断して周辺部中空放熱板9が配設されているから、中央部放熱筒5からの放熱によって炉内の中央側にある炭化用材料Mが加熱されると共に、炉本体1内を径方向に横断して周辺部中空放熱板9からの放熱によって炉内の中央側から中間部及び周辺側に至る領域にある炭化用材料Mが加熱され、もって中央部放熱筒5と周辺部中空放熱板9とからの熱放射が炉本体1内に装填された炭化用材料Mの全体に行き渡ることになる。
従って、この炭化炉によれば、炭化用材料Mとしてサイズの小さいものや熱伝導性に劣るものを用いても、中央部放熱筒5及び周辺部中空放熱板9からの熱放射によって炉本体1内の中央部から中間部及び周辺部の全体が加熱されるため、装填時の空気量の少なさや熱気の浸透性の低さ、更には熱伝導性の悪さを補って高い燃焼効率が得られ、これによって短時間で炭化が完了して高い炭化処理能率を達成できる上、その炭化が炉内全体に均等に進行するから、むら焼けのない高品質の炭化物を製出できる。また、この炭化炉は、中央部放熱筒5及びそれより炉内径方向に横断して広く突設される周辺部中空放熱板9からなり、全体の放熱面積が広く、効率的に放熱エネルギーが発生し消費されるため、燃焼ガスGによって炉外へ持ち出される熱量が少なくなり、それだけ高い熱効率が得られることに加え、構造的に簡素であるために安価に製作できるという利点もある。
請求項2に係る発明によれば、前記周辺部中空放熱板9は、中央部放熱筒5に放射状に等間隔に複数個突設されてなるため、一層効率的に炭化が炉内全体に均等に進行し、むら焼けのない高品質の炭化物を短時間に製出できる。
請求項3に係る発明によれば、周辺部中空放熱板9の中空部9aには中空部内壁にその上方に向かって炉本体1内中央側及び周辺側に交互に突出する邪魔板12,13を配設し、該邪魔板12,13によって中空部9aが蛇行状のガス通路14に形成されてなるため、前記排気導入孔7から前記周辺部中空放熱板9内に導入された燃焼ガスGがその中空部9aを蛇行状に上昇することによって、周辺部中空放熱板9の周辺側から中央部側にかけての壁面全域に均一に燃焼ガスGが接触し、該壁面からの放熱効率を格段に向上させることができる。
請求項4に係る発明によれば、前記周辺部中空放熱板9は、前記中央部放熱筒5の立設高さに相当する縦幅L1と炉本体1内を径方向に横断して炉本体1内壁近傍に達する横幅L2とを有する矩形中空板状に形成されてなるため、炉内空間6の下部側から上部側にかけて、又炉内空間6の中央部側から中間部及び周辺部にかけて均一に放熱され、もって炉本体1内全体の炭化用材料Mをむらなく均等化して効率よく炭化が進行し、より短い炭化時間でより高品位の炭化物が得られる。
請求項5に係る発明によれば、中央部放熱筒5内を上昇して上端部5aに達した燃焼ガスGと周辺部中空放熱板9内を上昇して上部連通孔11を介して中央放熱筒5内上端部5aに達した燃焼ガスGは合流して、中央部放熱筒5の上端部5a近傍で開口する排気回収筒8内を下降して外部に回収ないし排気されるようになっているため、排気回収筒8内を下降する燃焼ガスGによって排気回収筒8の管壁が加熱されて赤熱し、この赤熱した管壁から中央部放熱筒5を介して炉内空間6へ熱気が放射されることになり、中央部放熱筒5自体の通路27を上昇する燃焼ガスGと排気回収筒8内を下降する燃焼ガスGとが放熱されるため、放熱効率が高く、この面からも燃焼ガスGによって炉外へ持ち出される熱量が少なくなり、それだけ高い熱効率が得られることになる。
本発明の一実施形態に係る炭化炉の縦断側面図である。 同炭化炉の横断平面図である。
以下に、本発明に係る炭化炉の一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は炭化炉全体の縦断側面図、図2は同横断平面図を示す。
図1及び図2に示すように、炭化炉Fは、有底縦円筒状に形成されて上端開口部を材料出入口1aとする金属製の炉本体1と、この炉本体1の材料出入口1aを開閉する金属製の蓋板4と、この炉本体1内の中心部に立設された中央部放熱筒5と、該中央部放熱筒5から炉本体1内径方向に突設する周辺部中空放熱板9とを備えている。
炉本体1は、周壁部21の内周面及び内底面にロックウールからなる断熱材15が金属製押さえネット16を介して張設されており、底部には金属製である内底板17と内面を断熱材15で被覆した金属製の外底板18との間に着火室20が構成され、炉本体1の周壁部21を貫通して着火室20の着火口2を形成する着火導入管22を連通配置している。なお、この着火導入管22は、図2に示すように、例えばエルボ管等によって断熱材15で被覆した外底板18を貫通して下方から着火室20に着火口2が上向きに開口するように連通配置してもよい。また側方外部より空気供給管21が周壁部21を貫通して着火室20内に突入配置し、その内端開口が空気供給口3を形成している。
そして、炉本体10の内底板17は、ドーナツ板状をなし、その全面にわたって多数の空気導入孔23aが穿設されると共に、各空気導入孔23aの上面側に炭化用材料Tが空気導入孔23aに侵入しないように侵入防止用の山形カバー片23bが溶接固着されている。なお、この内底板17は外底板18に突設された突片30によって支持されるようになっており、且つ該内底板17と炉本体1の周壁部21との間には若干の隙間が形成されており、燃焼ガスGの高温によって熱膨張する内底板17の変形を防止するようになっている。
炉本体1内の中心部に立設された中央部放熱筒5は、内底板17を貫通して該内底板17に溶接固着されており、該中央部放熱筒5は、閉塞板24にて閉塞した上端部5aが炉本体1の材料出入口1a近傍に達する高さを有する金属製の筒体からなり、この中央部放熱筒5内に、上端部8aが当該中央部放熱筒5の閉塞した上端部近傍に開口する金属製の排気回収筒8が上部のステー25と中央部放熱筒5下部の閉塞板26とで同心状態に支持されて二重筒をなし、中央部放熱筒5の下部周囲に炉内空間6に臨む多数の排気導入孔7…が穿設されている。中央部放熱筒5の下端部と排気回収筒8との間は下部閉塞板26によって閉塞され、外部に燃焼ガスGが漏洩しないようにして両筒5,8間にガス上昇通路27が形成されている。
そして、排気回収筒8は、炉本体1の底部から下方に延びてその水平管部8aが図示しない排気ファンを備えた排気管28に繋がれている。
しかして、炉本体10の左右両側には、基台32上に支持フレーム29a,29bが立設されており、両支持フレーム29a,29bに設けた図示しない軸受部によって炉本体1がその直立姿勢から前方への転倒姿勢とに転換可能に支持されていることは前記従来技術に示すとおりである。
また、支持フレーム29aの上端部に枢軸33によって逆へ字形の取付けアーム34が取り付けられ、該取付フレーム44によって蓋板4が開閉可能に取り付けられており、なお蓋板4の閉塞時には、図示しないクランプ具によって炉本体1の開口部が閉塞ロックされるようになっていることも従来技術に示すとおりである。
しかして、前記中央部放熱筒5の外周壁には、その立設高さに相当する縦幅L1を有し且つ炉本体1内を径方向に横断して延び炉本体1内壁近傍に達する横幅L2を有する矩形中空板状の周辺部中空放熱板9が、図2に示すように、中央部放熱筒5から所定の放射角αをもって、図示では120°の等間隔をもって3個の周辺部中空放熱板9が放射状に突設されている。なお又前記縦幅L1と横幅L2とは、その高さと横長さが、本発明による作用効果を発揮する範囲内で若干長短に形成される範囲を包含するものである。
そして、該周辺部中空放熱板9の下部が中央部放熱筒5の下部に下部連通孔10を介して連通され、該周辺部中空放熱板9の上部が中央部放熱筒5の上部に上部連通孔11を介して連通されており、又該周辺部中空放熱板9の中空部9aには、中空部内壁にその上方に向かって炉本体1内中央側及び周辺側に交互に突出する邪魔板12,13が配設され、該邪魔板12,13によって中空部9aが蛇行状のガス通路14に形成されている。
上記構成の炭化炉Fを備えた炭化炉によって炭化処理を行うには、所要の炭化用材料Tを炉本体1内に投入し、蓋板4で材料出入口1aを閉鎖した状態で、排気管28の排気ファン(図示省略)を駆動してこれに繋がれる排気回収筒8を介して、中央部放熱筒5及びこれに繋がる周辺部中空放熱板9を通して吸引排気することにより、炉本体1内を減圧状態に維持しつつ、炉本体10の内底板17の全面にわたって設けられている多数の空気導入孔23aより外気を、空気供給管19に設置した供給量調整バルブ31による設定流量で炉内空間6に矢印で示すように導入させ、着火口2よりガスバーナー(図示省略)の火炎等の着火熱源を導入し、炎を吹き込んで着火させる。そして、炉本体1内の最下部の炭化用材料Tが自発燃焼し始めるのを確認した上で、着火口2を閉鎖する。
上記自発燃焼の開始に伴い、発生する高温の燃焼ガスが炭化用材料T間の隙間を通って上昇して熱気を下から上へ伝播させると共に、該燃焼ガスGの一部は中央部放熱筒5の下部に設けた排気導入孔7より中央部放熱筒5内に吸い込まれる。そして、吸い込まれた燃焼ガスGは、該中央部放熱筒5と排気回収筒8との間のガス上昇路27より、図示矢印で示すように、中央部放熱筒5内を頂部まで上昇し、その上昇過程での中央部放熱筒5からの放熱によって炉本体1内の炭化用材料Tを加熱する。又、前記排気導入孔7から前記周辺部中空放熱板9内に導入された燃焼ガスGは前記下部連通孔10を介して該周辺部中空放熱板9の中空部9aにも導入され、この燃焼ガスGが中空部9aを上昇してその上昇過程での該周辺部中空放熱板9からの放熱によって炉本体1内の主に中間部及び周辺部の炭化用材料Tが加熱される。そして、中央部放熱筒5内を上昇して上端部5aに達した燃焼ガスGと周辺部中空放熱板9内を上昇して上部連通孔11を介して中央放熱筒5内上端部5aに達した燃焼ガスGは、中央部放熱筒5の上端部5a近傍で開口する排気回収筒8内を下降して排気管28を通って外部に回収ないし排出されるようになっている。
このように高温の燃焼ガスGが継続して排気回収筒8を通って排出されることにより、まず中央放熱筒31の下部が、内部を通過する燃焼ガスGの熱気と、周囲の炭化用材料Tの自発燃焼による熱気とで内外両側から熱せられて赤熱する。そして更に炉内空間6での自発燃焼が拡がるにしたがい、増加する燃焼ガスの熱気と蓄熱によって中央部放熱筒5の赤熱部分が次第に上方へ拡大してゆくと共に、周辺部中空放熱板9も熱せられて下部から赤熱し始め、遂には中央部放熱筒5及び周辺部中空放熱板9の全体が赤熱状態になる。
これにより、炉内空間6に堆積している炭化用材料Tは、下方から上昇してくる熱気と、赤熱した中央部放熱筒5及び周辺部中空放熱板9から周囲へ放射される熱気とで加熱され、該炉内空間6の中央側から周辺側までの全体にわたって均等に、下部側から次第に上方へ移行する形で熱分解が進行し、更に自燃温度に達して自発燃焼する。そして、この自発燃焼・熱分解の領域が上方へ拡がるに伴い、中央部放熱筒5及び周辺部中空放熱板9に流入する燃焼ガスGの増加によって更に高温化して周囲への熱放射を増し、その相乗効果で炭化用材料Tの熱分解反応の進行と自発燃焼領域の拡大が速められ、やがて炉内空間6全体が均一な高温状態になり、装填した炭化用材料Mの全てが熱分解して炭化する。
この炭化処理においては、排気回収筒8からの燃焼ガスGの排出に伴い、炉本体1の内底板17の穿設されている多数の空気導入孔23aより炉本体1内へ外気が吸入されるが、この空気吸入量は空気供給管19に設けた供給量調整バルブ31によって炉内空間6が酸素不足状態を維持するように制限される。これにより、炭化用材料Tは、不完全燃焼によって炭素成分が殆ど燃焼しない状態で熱分解を継続し、もって最終的に内部まで完全に炭化することになる。
また、炭化炉Fの炉内温度は、空気供給口3より供給される空気量の増減によって変化するため、供給量調整バルブ31の開閉及び開度変更によって調整できる。しかして、この供給量調整バルブ31の開閉及び開度調整は、予め得た試験データに基づいて使用する炭化用材料Mの種類と大きさ、含水率、装填量等に応じた処理温度条件を求めておき、排気回収筒8を経て外部配管へ排出される排ガスの計測温度と炉内温度に関連付けた制御データとして制御装置(図示省略)に入力し、該制御装置からの指令信号によって自動的に行うように設定すればよい。なお、炉内温度は、通常350℃〜500℃程度で継続するように設定すればよいが、特に初期段階で自発燃焼を活発化させるために例えば処理開始から1時間内に一時的に1000℃近くに達するように条件設定してもよい。
炭化用材料Tの熱分解が終息すれば、炉外へ排出されるガス温度が急速に低下するから、これを温度センサー等で検出することによって炭化の完了が判明する。この炭化完了後、生成した炭化物の温度がある程度低下するのを待って、炭化炉Fの全体を水平よりも若干下向きになるまで前方へ傾倒させ、生成した炭化物を流出させ、また要すれば適当な道具で掻き出せばよい。
この炭化炉においては、中央部放熱筒5は炉内空間6の中央に位置する一方、これから炉本体1内を径方向に横断して周辺部中空放熱板9が配設されているから、中央部放熱筒5からの放熱によって炉内の中央側にある炭化用材料Mが主に加熱されると共に、炉本体1内を径方向に横断して周辺部中空放熱板9からの放熱によって炉内の中央側から中間部及び周辺側に至る領域にある炭化用材料Mが加熱され、もって中央部放熱筒5と周辺部中空放熱板9とからの熱放射が炉本体1内に装填された炭化用材料Mの全体に行き渡ることになる。
この際、前記周辺部中空放熱板9は、中央部放熱筒5に放射状に等間隔に複数個突設されてなるため、一層効率的に炭化が炉内全体に均等に進行するから、むら焼けのない高品質の炭化物を短時間に製出できる。
又、周辺部中空放熱板9の中空部9aには中空部内壁にその上方に向かって炉本体1内中央側及び周辺側に交互に突出する邪魔板12,13を配設し、該邪魔板12,13によって中空部9aが蛇行状のガス通路14に形成されるようにすれば、前記排気導入孔7から前記周辺部中空放熱板9内に導入された燃焼ガスGがその中空部9aを蛇行状に上昇することになり、周辺部中空放熱板9の周辺側から中央部側にかけての壁面全域に均一に燃焼ガスGが接触し、該壁面からの放熱効率を格段に向上させることができる。
更には、前記周辺部中空放熱板9は、前記中央部放熱筒5の立設高さに相当する縦幅L1と炉本体1内を径方向に横断して炉本体1内壁近傍に達する横幅L2とを有する矩形中空板状に形成されることにより、炉内空間6の下部側から上部側にかけて、又炉内空間6の中央部側から中間部及び周辺部にかけて均一に放熱され、もって炉本体1内全体の炭化用材料Mをむらなく均等化して効率よく炭化が進行し、より短い炭化時間でより高品位の炭化物が得られる。
更に又、中央部放熱筒5内を上昇して上端部5aに達した燃焼ガスGと周辺部中空放熱板9内を上昇して上部連通孔11を介して中央放熱筒5内上端部5aに達した燃焼ガスGは合流して、中央部放熱筒5の上端部5a近傍で開口する排気回収筒8内を下降して外部に回収ないし排気されるようになっているため、排気回収筒8内でも、これを下降する燃焼ガスGによって排気回収筒8の管壁が加熱されて赤熱し、この赤熱した管壁から中央部放熱筒5を介して炉内空間6へ熱気が放射されることになり、この面からも燃焼ガスGによって炉外へ持ち出される熱量が少なくなり、それだけ高い熱効率が得られることになる。
本発明の炭化炉では、中央部放熱筒5及び周辺部中空放熱板9として上述のような形態を採用するだけで、他に格別な機構や特殊な構造部分を必要とせず、全体的に構造が簡素であるために安価に製作できるという利点もある。ただし、中央部放熱筒5及び周辺部中空放熱板9を経て排出される燃焼ガスは、炭化用材料Tの熱分解による揮発成分を含む乾留ガスであるから、この炭化処理の後工程として再燃焼を行ったり、ガス中の有用成分を回収する設備を付設してもよい。例えば、古くには木材乾留として工業的に行われていたように、木材や竹材の加熱に伴って気化する揮発成分中には酢酸を主として種々の有用な有機成分が含まれており、その凝縮によって木材からは木酢液、竹材からは竹酢液が得られるから、炉外排気管路4に繋がる外部配管を抽出器内を経由させ、木酢液や竹酢液を抽出して回収することができる。なお、このように炭化炉Fから排出される燃焼ガスを再燃焼させたり、木・竹酢液を抽出して回収するための好適な設備構成については、本出願人による先願特許公報(前記特許文献2)に具体的に開示しているため、ここでは説明を省略する。
なお、炭化炉Fの空気供給口3の供給量調整については、例示した供給量調整バルブ31を用いた自動調整に限らず、手動バルブやダンパー等による手動調整を行うようにしてもよい。その他、本発明の炭化装置では、炭化炉の設置構造、中央部放熱筒5及び周辺部中空放熱板9の管路構成、蓋板4の取付構造等、細部構成や付属設備について種々設定可能である。
F 炭化炉
T 炭化用材料
G 燃焼ガス
1 炉本体
1a 材料出入口
2 着火口
3 空気供給口
4 蓋板
5 中央部放熱筒
5a 中央部放熱筒の上端部
5b 中央部放熱筒の下部
6 炉内空間
7 排気導入孔
8 排気回収筒
8a 排気回収筒の上端部
9 周辺部中空放熱板
9a 周辺部中空放熱板の中空部
L1 周辺部中空放熱板の縦幅
L2 周辺部中空放熱板の横幅
10 下部連通孔
11 上部連通孔
12 邪魔板
13 邪魔板
14 ガス通路

Claims (5)

  1. 底部側に着火口及び供給量調整可能な空気供給口を有する炉本体と、該炉本体の上部側の材料出入口を開閉する蓋板と、該炉本体内の中央部に立設されてその上端部が炉本体天井部近傍に達してその上端部が閉塞されその下部に炉内空間に連通する排気導入孔を備えた中央部放熱筒と、該中央部放熱筒内に同心状に配置されその上端部が中央部放熱筒の上端部近傍で開口する排気ガス回収筒とを備えた炭化炉であって、
    前記中央部放熱筒に該放熱筒の立設高さに相当する縦幅を有し且つ炉本体内を径方向に横断して延びる横幅を有する周辺部中空放熱板が突設され、該周辺部中空放熱板の下部が中央部放熱筒の下部に下部連通孔を介して連通され、該周辺部中空放熱板の上部が中央部放熱筒の上部に上部連通孔を介して連通され、
    前記炉本体内に装填された炭化用材料を前記着火口からの着火によって酸素不足状態で自発燃焼させて炭化する際に、発生する燃焼ガスが前記排気導入孔から前記中央部放熱筒内に導入され、この燃焼ガスが中央部放熱筒内を上昇してその上昇過程での中央部放熱筒からの放熱によって炉本体内の炭化用材料を加熱すると共に、前記排気導入孔から前記周辺部中央放熱筒内に導入された燃焼ガスは前記下部連通孔を介して該周辺部中空放熱板の中空部にも導入され、この燃焼ガスが周辺部中空放熱板内を上昇してその上昇過程での該周辺部中空放熱板からの放熱によって炉本体内の炭化用材料が加熱されるように構成されてなる炭化炉。
  2. 前記周辺部中空放熱板は、中央部放熱筒に放射状に等間隔に複数個突設されてなる請求項1に記載の炭化炉。
  3. 前記周辺部中空放熱板の中空部には中空部内壁にその上方に向かって炉本体内中央側及び周辺側に交互に突出する邪魔板を配設し、該邪魔板によって中空部が蛇行状のガス通路に形成されてなる請求項1又は2に記載の炭化炉。
  4. 前記周辺部中空放熱板は、前記中央部放熱筒の立設高さに相当する縦幅と炉本体内を径方向に横断して炉本体内壁近傍に達する横幅とを有する矩形中空板状に形成されてなる請求項1〜3の何れかに記載の炭化炉。
  5. 燃焼ガスが中央部放熱筒内を上昇して上端部に達した燃焼ガスと周辺部中空放熱板内を上昇して上部連通孔を介して中央放熱筒内上端部に達した燃焼ガスは合流して、中央部放熱筒の上端部近傍で開口する排気ガス回収筒内を下降して外部に回収されるようになっている請求項1〜4の何れかに記載の炭化炉。
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JP2020007462A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 五友エコワークス株式会社 自燃炭化熱処理装置及び炭化熱処理システム、並びにこれを使用した炭化物の製造方法
JP2023035761A (ja) * 2021-09-01 2023-03-13 株式会社Impact 熱処理装置及び熱処理方法

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