本開示は、従来のマルチウィンドウ対話技術及びユーザインタフェースナビゲーション技術が非効率的であり、面倒であり、間違いを起こしやすく、時間がかかることが判明しているポータブル電子デバイス上でのマルチタスキングを容易にするための様々な実施形態を説明する。小型ディスプレイを有するバッテリ駆動式デバイスのために、複数のアプリケーション、ウィンドウ、及び/又は文書と対話するための改善されたユーザインタフェースが必要とされている。
いくつかの実施形態では、別のフルスクリーンウィンドウ又はアプリケーションと同時に表示されるように構成されたウィンドウのサブセット(例えば、スライドオーバーアプリケーション又はウィンドウのセットなど)内でウィンドウを切り替えるための方法が記載される。同じ表示構成(例えば、スライドオーバーモードで表示される)を有するウィンドウのサブセットは、スタック又はカルーセルに編成され、所定の基準を満たすジェスチャに応じて切り替え可能である。加えて、スライドオーバーモードで表示されているウィンドウのサブセットを検討及び管理し、現在表示されているフルスクリーンウィンドウ又はアプリケーション上にオーバーレイするウィンドウを迅速に選択するための一貫した方法を提供するためのオーバーレイスイッチャユーザインタフェースが提供される。
いくつかの実施形態では、アプリケーション切り替え要求及びウィンドウ管理要求が、同じ入力(例えば、第1のアプリケーションを表示している間のアプリケーションアイコン上のタップ入力)に統合される。第2のアプリケーションに切り替えるか、又は第1のアプリケーションのウィンドウスイッチャを表示するかがヒューリスティックを使用して決定される。アクティブ化されたアプリケーションアイコンが表示されているアプリケーションに対応する場合、入力は、アプリケーションのウィンドウスイッチャを開く要求として扱われる、アクティブ化されたアプリケーションアイコンが表示されたアプリケーション以外のアプリケーションに対応する場合は、入力は、第1のアプリケーションが開いているウィンドウの数に関係なく、アプリケーションを切り替える要求として扱われる。現在表示されているアプリケーションが複数のウィンドウを有さない場合、入力は無視される(例えば、任意選択的にエラーフィードバックを伴う)。アプリケーション内でのアプリケーション切り替えとウィンドウ切り替えとの統合は、ユーザが現在表示されているアプリケーションについて現在開いているウィンドウの数を把握する必要がないため、より効率的なインタフェースを提供する。その代わりに、デバイスは、ヒューリスティックに基づいて直感的な応答を自動的に提供し、それによってユーザインタフェース効率を改善し、所望の結果を達成するために必要とされる入力の数を減らす。
いくつかの実施形態では、コンテンツを表すオブジェクトが、現在表示されているウィンドウからディスプレイの予め定義された領域にドラッグされ、デバイスは、入力の位置又は入力の終了が検出された時のドラッグされたオブジェクトの位置に応じて、コンテンツを表示する新規ウィンドウを、現在表示されているウィンドウと共にそれぞれの同時表示構成で(例えば、スライドオーバーウィンドウ又は分割スクリーンウィンドウで)開く。いくつかの実施形態では、ドラッグアンドドロップ動作はまた、コンテンツを表すオブジェクトを含む元のウィンドウで、又は別の同時に表示されたウィンドウで行われるドラッグアンドドロップ動作と統合される。アプリケーションウィンドウで、同時に表示された2つのウィンドウにわたって、第1のタイプの新規ウィンドウで、又は第2のタイプの新規ウィンドウで実行される複数の動作を統合することで、ユーザは、入力の終了位置に基づいて異なる動作を容易に実行することができる。このことは、これらの機能を達成するために実施し、使用し、覚えておく必要のあるジェスチャがより少なくて済むために、ユーザインタフェース対話の複雑さを軽減するのに役立ち、その結果、ユーザの間違いを減らし、ユーザインタフェースの効率を改善する。
いくつかの実施形態では、オブジェクトがドラッグされ、ディスプレイ上の異なる領域にドロップされると、異なるタイプの新規ウィンドウ(例えば、スライドオーバーウィンドウ又は分割スクリーンウィンドウ)を開く動作、オブジェクトの元のウィンドウ内での動作、及び2つの同時に表示されるウィンドウにわたる動作を含む異なる動作が、入力の終了位置に応じて実行される。アプリケーションアイコンなどのいくつかのオブジェクトでは、ディスプレイ上の既存のウィンドウ内の、又はこれらのウィンドウにわたる適用可能な動作は共通ではなく、したがって、コンテンツを表現するオブジェクトをドラッグアンドドロップすることによって新規ウィンドウを開くためのドロップゾーンと比較して、アプリケーションアイコンをドラッグアンドドロップすることによって新規ウィンドウを開くためのドロップゾーンを大きくすることが有益である。このユーザインタフェースの改善は、機能を著しく損なうことなくユーザエラーを減らすのに役立ち、それによって、ユーザインタフェースの効率を向上させる。
いくつかの実施形態では、同時表示構成でアプリケーションを開く要求が受信されると、アプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられていない場合は、アプリケーションは同時表示構成で表示され、アプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられている場合には、ウィンドウセレクタユーザインタフェースがそれぞれの同時表示構成で表示される。アプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているかどうかに基づいて、ユーザが同じ入力(例えば、アプリケーションのアプリケーションアイコンをディスプレイの側部領域にドラッグすること)を使用してアプリケーションを同時表示構成で開くか又はアプリケーションのウィンドウセレクタを開くことを可能にすることは、直感的かつ効率的である。これは、所望の結果を達成するために必要とされるユーザ入力の数及び種類を減らし、ユーザの間違いの可能性を減らすのに役立つ。
いくつかの実施形態では、デバイスは、ディスプレイ上に画定された異なるドロップゾーンにウィンドウをドラッグする入力に応答して、入力の終了が現在の位置で検出された場合の結果としてのウィンドウの表示構成を示すための動的視覚フィードバックを提供する。ユーザインタフェースの最終的な状態は、入力の終了が検出されるまで確定されず、したがってユーザは、入力を適切な位置で終了して最終的にウィンドウの1つの表示構成に至る前に、様々な結果の候補を検討し学習する機会を与えられる。入力及びフィードバックのこの流動的な性質は、同じジェスチャを使用して複数の結果を達成することを可能にし、ユーザの間違いの可能性は、ジェスチャの単純さ及び入力の現在の位置に従って提供される連続的な視覚フィードバックによって低減される。
本明細書に記載の方法及びユーザインタフェースヒューリスティックは、(i)デスクトップコンピュータとハンドヘルド電子デバイスとの間のスクリーンサイズの有意差、並びに(ii)デスクトップコンピュータのキーボード対話とマウス対話との有意差と、タッチ感知ディスプレイを有するハンドヘルド電子デバイスのタッチ入力とジェスチャ入力との有意差とを考慮する。メニューナビゲーション又は入力の複雑なシーケンスの必要なく、様々なマルチタスクキング機能を、例えば、複数のアプリケーションにわたって、所与のアプリケーションの全てのウィンドウにわたって、所与のアプリケーションの所与のタイプのウィンドウ全体にわたって、複数の新規ウィンドウを開く時又は既存のウィンドウ間を切り替える時、コンテンツを開く時及びアプリケーションを開く時などの異なるレベルで達成することができる。これらの方法及びユーザインタフェースヒューリスティックは、ハンドヘルド電子デバイス上の複数の機能又はアプリケーションに同時にアクセスするための直感的で使いやすいシステム及び方法を提供する。
図1A~図1D、及び図2は、例示的なデバイスの説明を提供する。図3A~図3Cは、動的強度閾値の例を示す。図4A1~図4A50、図4B1~図4B51、図4C1~図4C48、図4D1~図4D19、及び図4E1~図4E28は、いくつかの実施形態に係る、複数のアプリケーション及び/又はウィンドウと対話するためのユーザインタフェースを示すために使用されるタッチ感知ディスプレイの概略図であり、これらの図は、図5A~図5I、図6A~図6E、図7A~図7H、図7I、図8A~図8E、及び図9A~図9Jに示される方法/プロセスを説明するために使用される。
例示的なデバイス
ここで、添付図面に実施例が示される実施形態への詳細な参照が行われる。以下の詳細な説明では、説明される様々な実施形態の完全な理解を提供するために数多くの具体的な詳細が記載されている。しかしながら、記載されている様々な実施形態は、これらの具体的な詳細を伴わずとも実践し得ることが、当業者には明らかであろう。他の例では、周知の方法、手順、構成要素、回路、及びネットワークは、実施形態の態様を不必要に不明瞭にしないよう詳細には説明されていない。
本明細書では、第1、第2などの用語は、いくつかの実施例で、様々な要素を説明するために使用されるが、これらの要素は、それらの用語によって限定されるべきではないことも理解されるであろう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、説明されている様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の接触は、第2の接触と称することができ、同様に、第2の接触は、第1の接触と称し得る。第1の接触及び第2の接触は両方とも接触であるが、それらは同じ接触ではない。
本明細書に記載する様々な実施形態の説明で使用される術語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、限定的であることは意図されていない。記載された様々な実施形態の説明、及び添付の特許請求の範囲で使用される時、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が別途明確に示さない限り、複数形も同様に含むことが意図されている。また、本明細書で使用される時、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のいずれか及び全ての考えられる組み合わせを指し、かつこれを含むことを理解されたい。用語「includes(含む)、「including(含む)」、「comprises(含む)(備える)」及び/又は「comprising(含む)(備える)」は、本明細書で使用される時、述べられた機能、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の機能、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらの群の存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
本明細書で使用される時、用語「if(~の場合)」は、任意選択で、文脈に応じて「when(~の時)」、又は「upon(~すると)」、又は「in response to determining(~と判定したことに応じて)」、又は「in response to detecting(~を検出したことに応じて)」を意味するものと解釈される。同様に、「~と判定された場合(if it is determined)」又は「[記載の状態又はイベント]が検出された場合(if[a stated condition or event]is detected)」という語句は、任意選択的に、文脈に応じて、「~と判定すると(upon determining)」若しくは「~と判定したことに応じて(in response to determining)」、又は「[記載の状態又はイベント]を検出した時(upon detecting[the stated condition or event])」若しくは「[記載の状態又はイベント]を検出したことに応じて(in response to detecting[the stated condition or event])」を意味すると解釈される。
本明細書における開示は、互換的に、タッチ感知ディスプレイの特定のユーザインタフェース要素又は特定の部分上で(on)、そこで(at)、その上方で(over)、その上部で(on top of)、又は実質的にその中で(substantially within)タッチ入力を検出することに関する。本明細書で使用される時、特定のユーザインタフェース要素で(at)検出されるタッチ入力は、文脈に応じて、同一ユーザインタフェース要素上で(on)、その上方で(over)、その上部で(on top of)、又は実質的にその中で(substantially within)も検出され得る。いくつかの実施形態では、以下によって詳細に論じるように、タッチ入力を検出する所望の感度レベルは、電子デバイスのユーザによって構成される(例えば、ユーザは、タッチ入力が完全にユーザインタフェース要素内にある時にのみタッチ入力が検出されるものとすると決定し得る(また、そのように動作するように電子デバイスを構成し得る))。
個人特定可能な情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす、又は上回ると一般に認識されているプライバシーポリシー及びプラクティスに従うべきであることに十分に理解されたい。特に、個人特定可能な情報データは、意図的でない又は許可されていないアクセス、又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理及び取り扱いされるべきであり、許可された使用の性質は、ユーザに明確に示されるべきである。
電子デバイス、そのようなデバイス用のユーザインタフェース、及びそのようなデバイスを使用する関連するプロセスの実施形態が説明される。いくつかの実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、携帯電話などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態としては、California州CupertinoのApple Inc.のIPHONE(登録商標)、IPOD TOUCH(登録商標)、及びIPAD(登録商標)デバイスが挙げられるが、これらに限定されない。タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えたラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスも任意選択的に、使用される。また、いくつかの実施形態では、このデバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えたデスクトップコンピュータであることもまた理解されたい。
以下の論考では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子デバイスについて説明する。しかしながら、電子デバイスは任意選択で、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの、1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを含むことを理解されたい。
本デバイスは、一般的に、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、テレビ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、フィットネスアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション及び/又はデジタルビデオプレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などの様々なアプリケーションをサポートする。
本デバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを、任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーションごとに、及び/又はそれぞれのアプリケーション内で、任意選択的に、調整及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の物理アーキテクチャ(タッチ感知面など)は、任意選択的に、ユーザにとって直観的かつ透明なユーザインタフェースを備える様々なアプリケーションをサポートする。
次に、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブル電子デバイスの実施形態に注意を向ける。図1Aは、いくつかの実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイ112を備えたポータブル多機能デバイス100(本明細書では互換的に、電子デバイス100又はデバイス100とも称される)を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイ112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれる場合があり、タッチ感知ディスプレイシステムとして、知られる場合又は呼ばれる場合もある。デバイス100は、(任意選択的に、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)メモリ102、コントローラ120、1つ以上の処理ユニット(CPUの)122、周辺機器インタフェース118、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(I/O)サブシステム106、他の入力又は制御デバイス116、及び外部ポート124を含む。デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。デバイス100は、デバイス100(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)上の接触の強度を検出する1つ以上の強度センサ165を、任意選択的に、含む。デバイス100は、デバイス100上に触知出力を生成する(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス100のタッチパッドなどの、タッチ感知面上に触知出力を生成する)1つ以上の触知出力生成器167を任意選択的に含む。これらの構成要素は、任意選択的に、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して通信する。
本明細書及び特許請求の範囲で使用される時、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前の位置に対するそのデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、そのデバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又は、デバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況では、物理的変位によって生成された触知出力は、そのデバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識される変化に相当する触知感として、ユーザによって解釈されることになる。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として、任意選択的に解釈される。いくつかの場合、ユーザの動作によって物理的に押された(例えば、変位された)タッチ感知面と関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がない時でさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触知感を感じるであろう。別の例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成することになるデバイス、又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一例に過ぎず、デバイス100は、任意選択的に、示されているものよりも多くの構成要素若しくは少ない構成要素を有するものであり、任意選択的に、2つ以上の構成要素を組み合わせるものであり、又は、任意選択的に、それらの構成要素の異なる構成若しくは配置を有するものであることを理解されたい。図1Aに示される様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの双方の組み合わせで実装される。
メモリ102は、任意選択的に、高速ランダムアクセスメモリ(例えば、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイス)を含み、また任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの、不揮発性メモリを含む。メモリ102は、任意選択的に、プロセッサ(単数又は複数)122から遠隔に配置される1つ以上の記憶デバイスを含む。CPU122及び周辺機器インタフェース118などの、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスは、任意選択的に、コントローラ120によって制御される。
周辺機器インタフェース118を使用して、このデバイスの入力周辺機器及び出力周辺機器を、CPU122及びメモリ102に連結することができる。1つ以上のプロセッサ122は、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させるか又は実行して、デバイス100のための様々な機能を実行し、データを処理する。
いくつかの実施形態では、周辺機器インタフェース118、CPU122及びコントローラ120は、任意選択的に、チップ104などのシングルチップ上に実装される。いくつかの他の実施形態では、それらは別々のチップ上に任意選択的に実装される。
RF(radio frequency、無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、任意選択的に、これらの機能を実行するための周知の回路を含み、それらの回路としては、限定するものではないが、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリなどが挙げられる。RF回路108は、任意選択的に、ワールドワイドウェブ(World Wide Web、WWW)とも呼ばれるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area network、MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、また他のデバイスと、無線通信によって通信する。無線通信は、任意選択的に、Global System for Mobile Communications(GSM)(登録商標)、Enhanced Data GSM Environment(EDGE)(登録商標)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、Evolution、Data-Only(EV-DO)、HSPA、HSPA+、Dual-Cell HSPA(DC-HSPDA)、ロングタームエボリューション(LTE)、近距離無線通信(NFC)、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、Bluetooth(登録商標)、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi)(登録商標)(例えば、IEEE802.1la、IEEE802.1lb、IEEE802.1lg及び/又はIEEE802.1ln)を含むが、これらに限定されない複数の通信規格、プロトコル及び技術のいずれかを用いる。
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、このオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。また、オーディオ回路110は、マイクロフォン113によって音波から変換された電気信号を受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータを処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。オーディオデータは、任意選択的に、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取得され、かつ/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108に伝送される。いくつかの実施形態では、オーディオ回路110はヘッドセットジャックを更に含む。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えばマイクロフォン)の両方を備えるヘッドセットなどの着脱可能なオーディオ入出力周辺機器との間のインタフェースを提供する。
I/Oサブシステム106は、周辺機器インタフェース118に、タッチスクリーン112及び他の入力制御デバイス116などのデバイス100の入出力周辺機器を接続する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び他の入力若しくは制御デバイスのための1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は他の入力又は制御デバイス116から電気信号を受信し、それらへ電気信号を送信する。他の入力制御デバイス116は、任意選択的に、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。いくつかの代替的な実施形態では、入力コントローラ160が、キーボード、赤外線ポート、USBポート及びマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかに任意選択的に結合されているか、又はいずれにも結合されていない。1つ以上のボタンは、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量調節のためのアップ/ダウンボタンを任意選択的に含む。1つ以上のボタンは、任意選択的に、プッシュボタンを含む。
タッチ感知ディスプレイ112は、デバイスとユーザとの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチスクリーン112からの電気信号の受信、及び/又はタッチスクリーン112への電気信号の送信を行う。タッチスクリーン112は、ユーザに対して視覚出力を表示する。この視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ、及びそれらの任意の組み合わせ(総称して「グラフィック」)を任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、視覚出力の一部又は全ては、ユーザインタフェースオブジェクトに対応する。
タッチスクリーン112は、触覚及び/若しくは触知の接触に基づくユーザからの入力を受け付けるタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有する。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は(メモリ102内の任意の関連モジュール及び/又は命令セットと共に)、タッチスクリーン112上で接触(及び任意の接触の移動又は中断)を検出し、検出された接触をタッチスクリーン112上に表示されたユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ又は画像)との対話に変換する。例示的な実施形態では、タッチスクリーン112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指の下の領域に対応する。
タッチスクリーン112は任意選択的に、LCD(液晶ディスプレイ)技術、LPD(発光ポリマーディスプレイ)技術又はLED(発光ダイオード)技術、あるいはOLED(有機発光ダイオード)技術、を使用するが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術が使用される。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、任意選択的に、それだけに限定されるものではないが、容量性、抵抗性、赤外線、及び表面音波の技術、並びにタッチスクリーン112との1つ以上の接触点を判定する他の近接センサアレイ又は他の要素を含む、現在知られている又は今後開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及びそのあらゆる移動又は中断を検出する。例示的な実施形態では、Apple Inc.(Cupertino、California)のiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)などにおいて見られるような、投影型相互容量感知技術が使用される。
タッチスクリーン112は、任意選択的に、400dpiを超えるビデオ解像度を有する。いくつかの実施形態では、タッチスクリーン112は、少なくとも600dpiのビデオ解像度を有する。他の実施形態では、タッチスクリーン112は、少なくとも1000dpiのビデオ解像度を有する。ユーザは、スタイラス、又は指などの任意の好適な物又はディジットを使用して、タッチスクリーン112と任意選択的に接触する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、指に基づく接触及びジェスチャと主に作用するように設計されている。いくつかの実施形態では、デバイスは、指に基づく入力を、正確なポインタ/カーソル位置又はユーザの望むアクションを実行するコマンドに変換する。
いくつかの実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、任意選択的に、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッド(図示せず)を含む。一部の実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。タッチパッドは、任意選択的に、タッチスクリーン112とは別個のタッチ感知面又はタッチスクリーンによって形成されるタッチ感知面の拡張部である。
デバイス100は、様々な構成要素に電力を供給する電力システム162も含む。電力システム162は、任意選択的に、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配と関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158に結合された光センサを示す。光センサ164は、任意選択的に、電荷結合デバイス(charge-coupled device、CCD)又は相補的金属酸化物半導体(complementary metal-oxide semiconductor、CMOS)フォトトランジスタを含む。光センサ164は、1つ以上のレンズを通って投影された環境からの光を受信し、その光を、画像を表すデータに変換する。光センサ164は、撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、任意選択的に、静止画像又は動画をキャプチャする。いくつかの実施形態では、タッチ感知ディスプレイを静止画像及び/又はビデオ画像取得のためのビューファインダとして有効化するように、光センサは、デバイスの前面のタッチスクリーン112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。いくつかの実施形態では、ユーザがタッチ感知ディスプレイ上で他のテレビ会議参加者を見ている間に、ユーザの画像を、テレビ会議のために任意選択的に、得るように、別の光センサがデバイスの前面に配置される。
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の接触強度センサ165を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159に結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ165は、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、電気容量式力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量式タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(又は圧力)を測定するために使用するセンサ)を、任意選択的に含む。接触強度センサ165は、接触強度情報(例えば、圧力情報、又は圧力情報に対するプロキシ)を環境から受信する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサが、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーン112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の近接センサ166を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118に連結された近接センサ166を示す。あるいは、近接センサ166は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。いくつかの実施形態では、(例えばユーザが電話中であるなど)多機能デバイスがユーザの耳付近に配置されている時には、接近センサがオフになり、タッチスクリーン112を無効化する。
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器167を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161に連結された触知出力生成器を示す。触知出力生成器167は、任意選択的に、スピーカ若しくは他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などのエネルギーを直線の動きに変換する電気機械デバイスを含む。接触強度センサ165は、触知フィードバック生成命令を触覚フィードバックモジュール133から受信し、デバイス100のユーザが感知することが可能な触知出力をデバイス100上に生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に配置されているか、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は横方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に動かすことによって、触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサが、デバイス100の前面に配置されたタッチ感知ディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の加速度計168を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118に連結された加速度計168を示す。あるいは、加速度計168は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。いくつかの実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信したデータの分析に基づいて、縦長表示又は横長表示でタッチ感知ディスプレイ上に表示される。デバイス100は、任意選択的に、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計(図示せず)、並びにデバイス100の位置及び向き(例えば、縦向き又は横向き)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS若しくは他のグローバルナビゲーションシステム)受信機(図示せず)を含む。
いくつかの実施形態では、メモリ102内に記憶されているソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は命令セット)128、接触/動きモジュール(又は命令セット)130、グラフィックモジュール(又は命令セット)132、テキスト入力モジュール(又は命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)モジュール(又は命令セット)135、及びアプリケーション(又は命令セット)136を含む。更に、いくつかの実施形態では、図1Aに示すように、メモリ102は、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、現在アクティブ状態のアプリケーションがある場合に、どのアプリケーションがアクティブであるかを示すアクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報がタッチ感知ディスプレイ112の様々な領域を占有しているかを示す、表示状態、デバイスの様々なセンサ及び入力制御デバイス116から得られる情報を含む、センサ状態、及び、デバイスの位置及び/又は姿勢(すなわち、デバイスの向き)に関する位置情報、のうちの1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、マルチタスキングモード(共用スクリーンビュー、共用スクリーンモード、又はマルチタスクモードとも呼ばれる)でアクティブ化されたアプリケーションを追跡するためにマルチタスクモジュール180と通信する。このようにして、デバイス100が縦向きから横向きの表示モードに回転された場合、マルチタスクモジュール180は、縦向きから横向きに切り替えた後にマルチタスキングモードを再びアクティブ化するために、デバイス/グローバル内部状態157からマルチタスキング状態情報(例えば、マルチタスキングモードでの各アプリケーションの表示領域)を取得することができる。
オペレーティングシステム126(例えば、Darwin、RTXC、LINUX、UNIX、OS X、WINDOWS、又はVxWorksなどの組み込み型オペレーティングシステム)は、一般的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)を制御及び管理する様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との間の通信を容易にする。
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素をも含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)、FIREWIREなど)は、直接的に、又はネットワーク(例えばインターネット、無線LANなど)を介して間接的に、他のデバイスに結合するように適合されている。いくつかの実施形態では、外部ポートは、APPLE Inc.のIPODデバイスのいくつかの実施形態で使用される30ピンコネクタと同じ若しくは類似の、及び/又は互換性のあるマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。他の実施形態では、外部ポートは、APPLE Inc.のライトニングコネクタで使用される8ピンコネクタと同じ若しくは類似の、及び/又は互換性を有するマルチピン(例えば、8ピン)コネクタである。
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、タッチスクリーン112(ディスプレイコントローラ156と連携して)及び他のタッチ感知デバイス(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)との接触を検出する。接触/動きモジュール130は、接触が生じたかどうかを判定すること(例えば、指ダウンイベントを検出すること)、接触の強度(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力の代替物)を判定すること、接触の移動が存在するかどうかを判定し、タッチ感知面を横断する移動を追跡すること(例えば、指をドラッグする1つ以上のイベントを検出すること)、及び接触が停止したかどうかを判定すること(例えば、指アップイベント又は接触の中断を検出すること)などの、接触の検出に関する様々な動作を実行するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データによって表される、接触点の移動を判定することは、任意選択的に、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを含む。これらの動作は、任意選択的に、単一の接触(例えば、1本の指の接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130は、ユーザによって動作が実行されたか否かを判定するための(例えば、ユーザがアフォーダンス上で選択したか、あるいは「クリック」したかを判定するための)、1つ以上の強度閾値のセットを使用する。いくつかの実施形態では、強度閾値の少なくとも1つのサブセットが、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって判定されるのではなく、デバイス100の物理ハードウェアを変化させることなく調整することができる)。例えば、トラックパッド又はタッチ感知ディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチ感知ディスプレイのハードウェアを変更することなく広範囲の所定の閾値のうちのいずれかに設定することができる。更に、一部の実装形態では、デバイスのユーザには、(例えば、個々の強度閾値を調整することによって、及び/又は、システムレベルのクリック「強度」パラメータによって、一度に複数の強度閾値を調整することによって)強度閾値のセットのうちの1つ以上を調整するソフトウェア設定が提供される。
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、ユーザによるジェスチャ入力を検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターンを有する(例えば検出される接触の動き、タイミング、及び/又は強度が異なる)。したがって、ジェスチャは、任意選択的に、特定の接触パターンを検出することによって検出される。例えば、指タップジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出し、それに続いて指ダウンイベントと同じ位置(又は実質的に同じ位置)(例えば、アイコンの位置)で指アップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の例として、タッチ感知面上での指のスワイプジェスチャを検出することは、指を下ろすイベントを検出し、続いて、1つ以上の、指をドラッグするイベントを検出し、いくつかの実施形態では、その後、続いて指を上げる(リフトオフ)イベントを検出することを含む。
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的な影響(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚的特性)を変化させる構成要素を含む、タッチスクリーン112又は他のディスプレイ上にグラフィックをレンダリング及び表示する様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。ここで使用される「グラフィック」という用語は、テキスト、ウェブページ、(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなどの)アイコン、デジタル画像、動画、アニメーションなどを非限定的に含む、ユーザに対して表示されることの可能な任意の対象物を含む。
いくつかの実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されることになるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、任意選択的に、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に、表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次にディスプレイコントローラ156に出力する画面の画像データを生成する。いくつかの実施形態では、グラフィックモジュール132は、各アプリケーション136のマルチタスクデータ176で記憶されたグラフィックを取得する(図1B)。いくつかの実施形態では、共用スクリーンモードにある間にアプリケーションを素早くサイズ変更することができるように、マルチタスクデータ176が異なるサイズの複数のグラフィックを記憶している。
触覚フィードバックモジュール133は、触知出力生成器167によって使用される命令を生成するための様々なソフトウェア構成要素を含み、触知出力生成器167は、ユーザのデバイス100との対話に応じて、デバイス100上の1つ以上の位置での触知出力を生成する。
テキスト入力モジュール134は、任意選択的に、グラフィックモジュール132の構成要素であり、様々なアプリケーション(例えば、連絡先モジュール137、電子メールクライアントモジュール140、IMモジュール141、ブラウザモジュール147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を、様々なアプリケーションで使用するために(例えば、位置に基づく電話発信で使用するために電話138へ、写真/ビデオのメタデータとしてカメラ143へ、並びに、気象ウィジェット、地域のイエローページウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの、位置に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)提供する。
アプリケーション(「app」)136は、任意選択的に、以下のモジュール(又は、命令セット)、あるいはそれらのサブセット又はスーパーセットを含む。
●連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ばれることもある)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(IM)モジュール141、
●フィットネスモジュール142、
●静止画及び/又はビデオ画像用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダモジュール148、
●気象ウィジェット149-1、株式ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、辞書ウィジェット149-5、及びユーザによって取得された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149-6のうちの1つ以上を任意選択的に含む、ウィジェットモジュール149、
●検索モジュール151、
●任意選択的にビデオプレーヤモジュール及び音楽プレーヤモジュールから構成されている、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、及び/又は
●オンラインビデオモジュール155。
任意選択的にメモリ102内に記憶される他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、JAVA(登録商標)対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、ユーザ作成ウィジェット149-6を作るためのウィジェットクリエータモジュール、及び音声複製が挙げられる。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、連絡先モジュール137は、(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137に記憶される)アドレス帳又は連絡先リストを管理するために任意選択的に使用され、それには、アドレス帳に名前(単数又は複数)を加えること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、電子メールアドレス(単数又は複数)、実際の住所(単数又は複数)、又は他の情報を名前に関連付けること、画像を名前に関連付けること、名前を分類して並べ替えること、電話番号又は電子メールアドレスを提供して、電話モジュール138、テレビ会議モジュール139、電子メールクライアントモジュール140、若しくはIMモジュール141による通信を開始する及び/又は容易にすること、などが含まれる。
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電話モジュール138は、任意選択的に、電話番号に対応する一連の文字を入力したり、アドレス帳137内の1つ以上の電話番号にアクセスしたり、入力されてある電話番号を修正したり、各々の電話番号をダイヤルしたり、会話を実行したり、会話が完了した時に接続を切る若しくは電話を切るために使用される。上述のように、無線通信は、任意選択で、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先リスト137、及び電話モジュール138と共に、テレビ会議モジュール139は、ユーザの指示に従って、ユーザと1人以上の他の参加者との間のテレビ会議を開始し、実施し、終了するための実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザの指示に応じて、電子メールを作成し、送信し、受信し、管理するための実行可能命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又はビデオ画像を有する電子メールを作成し送信することを非常に容易にする。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と共に、インスタントメッセージングモジュール141は、インスタントメッセージに対応する文字列を入力し、入力済みの文字を修正し、それぞれのインスタントメッセージを送信し(例えば、電話ベースのインスタントメッセージのためのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(MMS)プロトコルを使用して、又はインターネットベースのインスタントメッセージのためのXMPP、SIMPLE、若しくはIMPSを使用して)、インスタントメッセージを受信し、及び受信したインスタントメッセージを表示するための実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、送信及び/又は受信されるインスタントメッセージは、任意選択的に、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるような、グラフィック、写真、オーディオファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。本明細書で使用される時、「インスタントメッセージング」とは、電話ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されるメッセージ)及びインターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、又はIMPSを使用して送信されるメッセージ)の双方を示す。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、並びに、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール146と連携して、フィットネスモジュール142は、トレーニングを作成したり(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー消費目標に関して)、トレーニングセンサ(携帯時計若しくは歩数計などのスポーツデバイス)と通信したり、トレーニングセンサデータを受信したり、トレーニングを監視するために用いられるセンサを較正したり、トレーニングのための音楽を選択して再生したり、トレーニングデータを表示、記憶、送信したりするための実行可能命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と連携して、カメラモジュール143は、静止画像又はビデオ(ビデオストリームを含む)をキャプチャしてメモリ102にそれらを記憶する、静止画像又はビデオの特性を変更する、又はメモリ102から静止画像若しくはビデオを削除するための実行可能命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と連携して、画像管理モジュール144は、静止画像及び/又はビデオ画像を配置する、修正する(例えば、編集する)又は別の方法で操作する、ラベルを付ける、削除する、提示する(例えば、デジタルスライドショー又はアルバムにおいて)、並びに記憶するための実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はそれらの一部、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルを検索し、リンク付けし、受信し、表示することを含むユーザの指示に従ってインターネットをブラウジングするための実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、カレンダモジュール148は、ユーザの命令に従って、カレンダ及びカレンダに関連付けられたデータ(例えば、カレンダアイテム、やることリストなど)を作成し、表示し、変更し、記憶するための実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェットモジュール149は、ユーザによって任意選択的にダウンロードされ、使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149-1、株式ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、及び辞書ウィジェット149-5)、又はユーザによって作成されるミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149-6)である。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language、ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets、カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScriptファイルを含む。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、XML(Extensible Markup Language、拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェットクリエータモジュール(図示されていない)は、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定箇所をウィジェットに変える)ために、ユーザによって任意選択的に使用される。
タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、検索モジュール151は、ユーザの指示に従って1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定の検索語句)と一致する、メモリ102内のテキスト、音楽、音、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索するための実行可能命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連携して、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152は、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された録音済みの音楽又は他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生できるようにする実行可能命令、並びにビデオを(例えば、タッチスクリーン112上又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上に)表示、提示、又は別の方法で再生するための実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、APPLE Inc.のIPOD(登録商標)などのMP3プレーヤの機能を備える。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、メモモジュール153は、ユーザの指示に従って、メモ、やることリストなどを作成及び管理するための実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と連携して、地図モジュール154は任意選択的に、ユーザの指示に従って、地図及び地図と関連付けられたデータ(例えば、運転方向、特定の位置における又はその近くの店舗及び対象となる他の地点についてのデータ、並びに位置に基づく他のデータ)を受信し、表示し、変更し、及び記憶するために使用され得る。
オンラインビデオモジュール155は、タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、ユーザが特定のオンラインビデオへのアクセス、特定のオンラインビデオのブラウジング、(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードによる)受信、(例えば、タッチスクリーン上又は外部ポート124を介して接続された外部ディスプレイ上の)再生、特定のオンラインビデオへのリンクを有する電子メールの送信、並びにH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオの他の管理を行うことを可能にする命令を含む。いくつかの実施形態では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。
図1Aに示すように、ポータブル多機能デバイス100はまた、デバイス100上でのマルチタスキング動作(例えば、同時に表示されるアプリケーションの適切な表示領域を決定するためにグラフィックモジュール132と通信すること)を管理するマルチタスクモジュール180を含む。マルチタスクモジュール180は、任意選択的に、以下のモジュール(又は、命令セット)、あるいはそのサブセット又はスーパーセットを含む、
●アプリケーションセレクタ182、
●互換性モジュール184、
●ピクチャインピクチャ(PIP、picture-in-picture)/オーバーレイモジュール186、及び
●ユーザのマルチタスク履歴に関する情報(例えば、マルチタスキングモードでの共通に使用されたアプリケーション、マルチタスキングモードにある間のアプリケーションの最近の表示領域、分割ビュー/マルチタスキングモードで表示する互いにピン留めされたアプリケーションなど)を記憶するマルチタスク履歴188。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及び、接触強度センサ165と連携して、アプリケーションセレクタ182は、アプリケーション(例えば、アプリケーション136のうちの1つ以上)に対応するアフォーダンスを表示し、デバイス100のユーザが、マルチタスキング/分割スクリーンモード(例えば、2つ以上のアプリケーションが表示され、同時にタッチスクリーン112上でアクティブであるモード)で使用するアフォーダンスを選択することを可能にすするための実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーションセレクタ182はドック(例えば、以下に記載のドック408)である。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びアプリケーションセレクタ182と連携して、互換性モジュール184は、特定のアプリケーションがマルチタスキングモードと互換性があるかどうかを判定する(例えば、図1Bに示されるように、各アプリケーション136についてマルチタスクデータ176と記憶されたフラグなど、フラグをチェックすることによって)ための実行可能命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及び接触強度センサ(単数又は複数)165と連携して、PIP/オーバーレイモジュール186は、別のアプリケーションにオーバーレイするように表示されることになるアプリケーションのサイズの縮小を決定するための、並びに縮小されたサイズのアプリケーションを表示するタッチスクリーン112上の適切な位置(例えば、縮小されたサイズのアプリケーションによってオーバーレイされるアクティブなアプリケーション内の重要なコンテンツを避ける位置)を決定するための、実行可能命令を含む。
上記特定されたモジュール及びアプリケーションの各々は、上記説明された1つ以上の機能、並びに本出願で説明される方法(例えば、コンピュータによって実行される方法、及び本明細書で説明される他の情報処理方法)を実行する実行可能な命令セットに対応する。それらのモジュール(すなわち、命令セット)は、別々のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、よって、それらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択で、様々な実施形態において、組み合わされ、又はその他の方式で再配置される。いくつかの実施形態では、メモリ102は、任意選択で、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ102は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、そのデバイスにおける既定の機能のセットの動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドのみを介して実行されるデバイスである。デバイス100が動作するための主要な入力制御デバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することによって、任意選択的に、デバイス100上の物理的な入力制御デバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数が削減される。
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じてのみ実行される既定の機能のセットは、任意選択的に、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされた時に、デバイス100上に表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。このような実施形態では、「メニューボタン」は、タッチパッドを使用して実装される。一部の他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドではなく、物理プッシュボタン又はその他の物理入力制御デバイスである。
図1Bは、いくつかの実施形態に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、(図1Aの)メモリ102は、(例えば、オペレーティングシステム126の)イベントソータ170及びポータブル多機能デバイス100(図1A)のアプリケーション136の中から選択される対応するアプリケーション136-1(例えば、アプリケーション136を備えるメモリ102に記憶された上述のアプリケーションのうちのいずれか)を含む。
イベントソータ170は、イベント情報を受信し、イベント情報を配信するアプリケーション136-1、及びアプリケーション136-1のアプリケーションビュー175を判定する。イベントソータ170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中である時にタッチ感知ディスプレイ112に表示される現在のアプリケーションビューを示すアプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーションが現在アクティブであるかを判定するためにイベントソータ170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー175を判定するためにイベントソータ170によって使用される。
いくつかの実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136-1が実行を再開する時に使用すべき再開情報、アプリケーション136-1によって表示されている情報を示す又は表示する準備ができたユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136-1の前の状態又はビューに戻ることを可能にする状態キュー、及びユーザによって行われた前のアクションのリドゥ/アンドゥキューのうちの1つ以上などの追加の情報を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーション内部状態192は、マルチタスキング動作を容易にするのを助けるためにマルチタスクモジュール180によって使用される(例えば、マルチタスクモジュール180は、以前に却下された側のアプリケーションを再表示するために、アプリケーション内部状態192から再開情報を取得する)。
いくつかの実施形態では、各アプリケーション136-1は、マルチタスクデータ176を記憶する。いくつかの実施形態では、マルチタスクデータ176は、互換性フラグ(例えば、特定のアプリケーションがマルチタスキングモードと互換性があるかどうかを判定するために互換性モジュール184によってアクセスされるフラグ)、マルチタスキングモードでアプリケーション136-1を表示する互換性のあるサイズのリスト(例えば、1/4、1/3、1/2、又はフルスクリーン)、及び様々なサイズのグラフィック(例えば、互換性のあるサイズのリスト内の各サイズの異なるグラフィック)を含む。
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としての、タッチ感知ディスプレイ112上のユーザタッチ)の情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介した)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイ112又はタッチ感知面からの情報を含む。
いくつかの実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送信する。それに応じて、周辺機器インタフェース118は、イベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回る及び/又は所定の持続時間を超える入力の受信)がある時のみイベント情報を送信する。
いくつかの実施形態では、イベントソータ170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173を含む。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイ112が2つ以上のビューを表示している時に、サブイベントが1つ以上のビュー内のどこで起きたかを判定するソフトウェア手順を提供する。ビューは、ユーザがディスプレイ上で見ることができる制御装置及び他の要素から構成されている。
アプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、本明細書ではアプリケーションビュー又はユーザインタフェースウィンドウと呼ばれることもあるビューのセットであり、その中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが生じる。タッチが検出される(それぞれのアプリケーションの)アプリケーションビューは、任意選択的に、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルビューは、任意選択的に、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントのセットは、任意選択的に、タッチによるジェスチャを開始する初期タッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて決定される。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが階層状に構成された複数のビューを有する時、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとして、ヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、開始するサブイベント(すなわち、イベント又は潜在的なイベントを形成する一連のサブイベントにおける最初のサブイベント)が発生する最下位レベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュールによって特定されると、ヒットビューは典型的には、それがヒットビューとして特定された同一のタッチ又は入力元に関連する全てのサブイベントを受信する。
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含む全てのビューがアクティブに関わりがあるビューであると判定し、したがって、全てのアクティブに関わりがあるビューが、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが1つの特定のビューに関連付けられたエリアに完全に限定された場合でも、階層内の上位のビューは、依然としてアクティブに関わりがあるビューであり続ける。
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えばイベント認識部178)にディスパッチする。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173によって判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。いくつかの実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、それぞれのイベント受信部181によって取得されるイベント情報をイベントキューに記憶する。
いくつかの実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソータ170を含む。あるいは、アプリケーション136-1がイベントソータ170を含む。更に他の実施形態では、イベントソータ170は、独立型のモジュールであり、又は接触/動きモジュール130などのメモリ102内に記憶されている別のモジュールの一部分である。
いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、それぞれがアプリケーションのユーザインタフェースのそれぞれのビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令を含む、複数のイベント処理部177及び1つ以上のアプリケーションビュー175を含む。アプリケーション136-1の各アプリケーションビュー175は、1つ以上のイベント認識部180を含む。典型的には、それぞれのアプリケーションビュー175は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット(図示せず)又はアプリケーション136-1が方法及び他の特性を継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。いくつかの実施形態では、対応するイベント処理部177は、データ更新部177-1、オブジェクト更新部177-2、GUI更新部177-3、及び/又は、イベントソータ170から受信されたイベントデータ179のうちの1つ以上を含む。イベント処理部177は、任意選択的に、データ更新部177-1、オブジェクト更新部177-2、又はGUI更新部177-3を利用し又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。代わりに、アプリケーションビュー175のうちの1つ以上は、1つ以上のそれぞれのイベント処理部177を含む。また、いくつかの実施形態では、データ更新部177-1、オブジェクト更新部177-2、及びGUI更新部177-3のうちの1つ以上は、対応するアプリケーションビュー175に含まれる。
それぞれのイベント認識部178は、イベントソータ170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、イベント情報からイベントを特定する。イベント認識部178は、イベント受信部181及びイベント比較部183を含む。いくつかの実施形態では、イベント認識部178はまた、メタデータ189及びイベント配信命令190(任意選択的にサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
イベント受信部181は、イベントソータ170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントに応じて、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加の情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わる時、イベント情報はまた任意選択的に、サブイベントの速さ及び方向を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへの、又はその逆の)デバイスの回転を含み、そのイベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ばれる)についての対応する情報を含む。
イベント比較部183は、イベント情報を、所定のイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定するか、あるいはイベント又はサブイベントの状態を判定若しくは更新する。いくつかの実施形態では、イベント比較部183は、イベント定義185を含む。イベント定義185は、例えばイベント1(187-1)及びイベント2(187-2)などのイベント(例えば、所定のサブイベントのシーケンス)の定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント187におけるサブイベントは、例えば、タッチの開始、タッチの終了、タッチの移動、タッチの中止、及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187-1)についての定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、表示されたオブジェクト上の予め定められた段階についての第1のタッチ(タッチの開始)、予め定められた段階についての第1のリフトオフ(タッチの終了)、表示されたオブジェクト上の予め定められた段階についての第2のタッチ(タッチの開始)、及び予め定められた段階についての第2のリフトオフ(タッチの終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187-2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグである。ドラッグは、例えば、表示されたオブジェクト上の所定の段階についてのタッチ(又は接触)、タッチ感知ディスプレイ112にわたるタッチの動き、及びタッチのリフトオフ(タッチ終了)を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つ以上の関連付けられたイベント処理部177に関する情報も含む。
いくつかの実施形態では、イベント定義186は、それぞれのユーザインタフェースオブジェクトについてのイベントの定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント比較部183は、どのユーザインタフェースオブジェクトがサブイベントに関連付けられているかを判定するヒットテストを実行する。例えば、タッチ感知ディスプレイ112に3つのユーザインタフェースオブジェクトが表示されているアプリケーションビュー内で、タッチ感知ディスプレイ112上でタッチが検出されると、イベント比較部183は、ヒットテストを実行して、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)に関連付けられているかを判定する。表示された各オブジェクトが、それぞれのイベント処理部177に関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を用いて、どのイベント処理部177をアクティブ化すべきかを判定する。例えば、イベント比較部183は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトに関連付けられたイベント処理部を選択する。
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント187の定義は、サブイベントのシーケンスがイベント認識部のイベントタイプに対応するかどうかが判定されるまで、イベント情報の配信を遅らせる遅延アクションも含む。
それぞれのイベント認識部178が一連のサブイベントがイベント定義185のイベントのいずれとも一致しないと判断した場合、それぞれのイベント認識部178は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューに関してアクティブのまま維持される他のイベント認識部があれば、進行中のタッチベースのジェスチャのサブイベントを、引き続き追跡及び処理する。
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部178は、イベント配信システムがどのようにサブイベント配信を実行すべきかをアクティブに関与しているイベント認識部に示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを有するメタデータ189を含む。いくつかの実施形態では、メタデータ189は、イベント認識部が互いにどのように対話するか、又はイベント認識部が互いにどのように対話することが可能となるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。いくつかの実施形態では、メタデータ189は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部178は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識される時に、イベントに関連付けられたイベント処理部177をアクティブ化する。いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部178は、イベントに関連付けられたイベント情報をイベント処理部177に配信する。イベント処理部177をアクティブ化することは、それぞれのヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。いくつかの実施形態では、イベント認識部178は、認識したイベントに関連付けられたフラグを投入し、そのフラグに関連付けられたイベント処理部177は、そのフラグを捕らえ、所定のプロセスを実行する。
いくつかの実施形態では、イベント配信命令190は、イベント処理部をアクティブ化することなくサブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベント処理部に、又はアクティブに関与しているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関与しているビューと関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、所定の処理を実行する。
いくつかの実施形態では、データ更新部177-1は、アプリケーション136-1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部177-1は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新するか、又はビデオ及び音楽プレーヤモジュール145で使用されるビデオファイルを記憶する。いくつかの実施形態では、オブジェクト更新部177-2は、アプリケーション136-1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177-2は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成するか、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部177-3は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部177-3は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために、表示情報をグラフィックモジュール132に送る。いくつかの実施形態では、GUI更新部177-3は、マルチタスキングモードで表示される様々なアプリケーションのサイズ変更を容易にするためにマルチタスクモジュール180と通信する。
いくつかの実施形態では、イベント処理部177は、データ更新部177-1、オブジェクト更新部177-2、及びGUI更新部177-3を含むか又はそれらへのアクセスを有する。いくつかの実施形態では、データ更新部177-1、オブジェクト更新部177-2、及びGUI更新部177-3は、それぞれのアプリケーション136-1又はアプリケーションビュー175の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の記載は、入力デバイスを用いて多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、その全てがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、キーボードの単一又は複数の押圧若しくは保持と任意選択的に連携される、マウスの移動及びマウスボタンの押圧、タッチパッド上のタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触の移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による命令、検出された眼球運動、バイオメトリック入力、及び/又はこれらの任意の組み合わせが、認識対象のイベントを定義するサブイベントに対応する入力として任意選択的に利用される。
図1Cは、いくつかの実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイ(例えば、タッチスクリーン112)を有するポータブル多機能デバイス(例えば、ポータブル多機能デバイス100)の概略図である。タッチ感知ディスプレイは、任意選択的に、ユーザインタフェース(UI)201a内に1つ以上のグラフィックを表示する。いくつかの実施形態並びに以下に説明する他の実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指又は1つ以上のスタイラスを用いて、スクリーン上でジェスチャを行うことによって、グラフィックのうちの1つ以上を選択することができる。いくつかの実施形態では、ユーザが(例えば、スクリーンから指をリフトオフすることによって)1つ以上のグラフィックとの接触を断った際に、1つ以上のグラフィックの選択が生じる。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、任意選択的に、1回以上のタップジェスチャ(例えば、リフトオフが後続するスクリーン上のタッチのシーケンス)、1回以上のスワイプジェスチャ(例えば、左から右へ、右から左へ、上方向へ、及び/又は、下方向へのスクリーンの表面に沿ったジェスチャ間の連続した接触)、及び/又は、デバイス100と接触した指の(例えば、右から左へ、左から右へ、上方向へ、及び/又は、下方向への)ローリングを含む。一部の実装形態又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、そのグラフィックを選択するものではない。例えば、アプリケーションを起動するためのジェスチャがタップジェスチャである場合、アプリケーションアフォーダンス(例えば、アイコン)上をスイープするスワイプジェスチャは、対応するアプリケーションを任意選択的に起動しない(例えば、開かない)。
デバイス100はまた、「ホーム」又はメニューボタン204などの、1つ以上の物理ボタンも任意選択的に含む。前述のように、メニューボタン204は、任意選択で、デバイス100上で任意選択的に実行される、アプリケーションのセットにおける任意のアプリケーション136にナビゲートするために使用される。あるいは、いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーン112に表示されるGUI内のソフトキーとして実装される。
一実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーン112、メニューボタン204、デバイスの電源をオン/オフし、デバイスをロックするためのプッシュボタン206、音量調整ボタン(単数又は複数)208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及びドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、任意選択的に、ボタンを押し下げて、既定の期間にわたってボタンを押し下げた状態に保持することによって、デバイスの電源をオン/オフするため、ボタンを押し下げて、既定の時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックするため、及び/又はデバイスをロック解除する、若しくはロック解除プロセスを開始するために、使用される。代替の実施形態では、デバイス100は、マイクロフォン113を介して、いくつかの機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力もまた受け入れる。デバイス100は、任意選択的に、タッチスクリーン112上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165、及び/又はデバイス100のユーザに対する触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器167もまた含む。
図1Dは、ディスプレイ194(例えば、タッチスクリーン112)とは別個のタッチ感知面195(例えば、タブレット又はタッチパッド)を備えるデバイス(例えば、図1Aのデバイス100)上のユーザインタフェースを示す。いくつかの実施形態では、タッチ感知面195は、任意選択的に、タッチ感知面195上での接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ(例えば、接触強度センサ(単数又は複数)359のうちの1つ以上)及び/又はタッチ感知面195のユーザの触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器357を含む。
以下の例のうちのいくつかは、(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされた)タッチスクリーン112上での入力を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図1Dに示すように、ディスプレイとは別個のタッチ感知面上での入力を検出する。いくつかの実施形態では、このタッチ感知面(例えば、図1Dの195)は、ディスプレイ(例えば、194)上の主軸(例えば、図1Dの198)に対応する主軸(例えば、図1Dの199)を有する。これらの実施形態によれば、デバイスは、タッチ感知面195との接触(例えば、図1Dの197-1及び197-2)を、ディスプレイ上のそれぞれの位置に対応する位置(例えば、図1Dでは、197-1は196-1に対応し、197-2は196-2に対応する)にて検出する。このように、タッチ感知面がディスプレイとは別個のものである時、タッチ感知面(例えば、図1Dの195)上でデバイスによって検出されたユーザ入力(例えば、接触197-1及び197-2、及びそれらの動き)は、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図1Dの194)上のユーザインタフェースを操作するためにデバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインタフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
更に、以下の例は主に指入力(例えば、指の接触、指のタップジェスチャ、指のスワイプジェスチャ)を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、それらの指入力のうちの1つ以上は、別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスに基づく入力、又はスタイラス入力)で置き換えられることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは、任意選択的に、(例えば、接触の代わりに、)マウスクリックであって、その後に(例えば、接触の移動の代わりに)スワイプの経路に沿ったカーソルの移動を伴うマウスクリックによって置き換えられる。別の例として、タップジェスチャは、任意選択的に、カーソルがタップジェスチャの位置上に位置する間は、(例えば、接触を検出して、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)マウスクリックによって置き換えられる。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出された時、任意選択的に複数のコンピュータマウスが同時に用いられているか、又は、任意選択的にマウスと指接触とが同時に用いられていることが理解されよう。
本明細書にて使用する時、「フォーカスセレクタ」という用語は、ユーザが対話しているユーザインタフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他の位置マーカを含むいくつかの実装において、タッチ感知面(例えば、図1Dのタッチ感知面195(いくつかの実施形態では、タッチ感知面195はタッチパッドである))上で入力(例えば、押圧入力)が検出された時に、カーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上にある時、カーソルは「フォーカスセレクタ」として機能し、特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調整される。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接的な対話を可能にする、タッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aのタッチ感知ディスプレイシステム112、又はタッチスクリーン112)を含むいくつかの実装では、タッチスクリーン上で検出される接触が「フォーカスセレクタ」の役割を果たすため、入力(例えば、接触による押圧入力)が、タッチスクリーンディスプレイ上の特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の位置で検出されると、その特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調節される。いくつかの実装では、(例えば、タブキー又は矢印キーを使ってフォーカスを1つのボタンから別のボタンに移動させることによって)タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしに、フォーカスが、ユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域に移動される。これらの実装形態では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの種々の領域間でのフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタがとる具体的な形態に関わらず、フォーカスセレクタは、一般に、ユーザが意図するユーザインタフェースとの対話について(例えば、ユーザがそれを通じて対話することを意図しているユーザインタフェースの要素をデバイスに示すことによって)伝えるためにユーザによって制御されるユーザインタフェース要素(又はタッチスクリーンディスプレイ上の接触)である。例えば、押圧入力がタッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチ感知ディスプレイ)上で検出された時、対応するボタン上にあるフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触又は選択ボックス)の位置は、(デバイスのディスプレイ上に示されている他のユーザインタフェース要素ではなく)対応するボタンをユーザがアクティブ化しようとしていることを示すものである。
本明細書及び特許請求の範囲で使用される、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば、指の接触又はスタイラスの接触)の力、又は圧力(単位面積あたりの力)、又はタッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物(プロキシ)を指す。接触の強度は、少なくとも4つの別個の値を含み、より典型的には、数百の(例えば、少なくとも256の)別個の値を含む、値の範囲を有する。接触の強度は、任意選択的に、様々な手法、及び様々なセンサ又はセンサの組み合わせを使用して、判定(又は測定)される。例えば、タッチ感知面の下又はそれに隣接する1つ以上の力センサは、任意選択的に、タッチ感知面上の様々なポイントにおける力を測定するために使用される。いくつかの実装形態では、複数の力センサからの力測定値は、推定される接触の力を特定するために組み合わされる(例えば、加重平均又は合計)。同様に、スタイラスの感圧性先端部が、任意選択的に、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定するために使用される。あるいは、タッチ感知面上で検出される接触エリアのサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接するタッチ感知面の電気容量及び/若しくはその変化、並びに/又は、接触に近接するタッチ感知面の抵抗及び/若しくはその変化が、任意選択的に、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物として使用される。一部の実装形態では、接触の力又は圧力の代替測定値が、強度閾値を上回っているかどうかを判定するために直接使用される(例えば、強度閾値は、代替測定値に対応する単位で記述される)。いくつかの実装形態では、接触の力又は圧力のための代替測定値は、推定される力又は圧力に変換され、推定される力又は圧力は、強度閾値を超えているかどうかを判定するために使用される(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定された圧力閾値である)。ユーザ入力の属性として接触の強度を使用すると、(例えば、タッチ感知ディスプレイ上に)アフォーダンスを表示するため、及び/又は(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又はノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的コントロールを介して)ユーザ入力を受信するための資産が制限された、低減されたサイズのデバイス上で、そうでない場合ユーザによるアクセスが容易に可能でない場合がある、追加のデバイス機能にユーザがアクセスすることが可能になる。
いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130は、ユーザによって動作が実行されたかどうかを判定するために(例えば、ユーザがアイコン上で「クリック」したかどうかを判定するために)、1つ以上の強度閾値のセットを使用する。いくつかの実施形態では、少なくとも強度閾値のサブセットがソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって判定されず、ポータブルコンピューティングシステム100の物理ハードウェアを変更することなく調整することができる)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのハードウェアを変更することなく、広範囲の既定の閾値のうちのいずれかに設定することができる。更に、いくつかの実装形態では、デバイスのユーザは、(例えば、個々の強度閾値を調整することによって、及び/又は、システムレベルのクリック「強度」パラメータで一度に複数の強度閾値を調整することによって)強度閾値のセットのうちの1つ以上を調整するためのソフトウェア設定が提供される。
本明細書及び特許請求の範囲において使用される時、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく、その接触の特性を指す。いくつかの実施形態では、特性強度は複数の強度サンプルに基づく。特性強度は、任意選択的に、既定の数の強度サンプル、すなわち、既定のイベント(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終了を検出する前、接触の強度の増大を検出する前若しくは後、及び/又は、接触の強度の減少を検出する前若しくは後の)に関連する所定の時間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)の間に収集された強度サンプルのセットに基づく。接触の特性強度は、任意選択的に、接触の強度の最大値、接触の強度の中間値、接触の強度の平均値、接触の強度の上位10パーセント値、接触の強度の最大値の半分の値、接触の強度の最大値の90パーセントの値などのうちの1つ以上に基づく。一部の実施形態では、特性強度を判定する際に(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均である時に)、接触の持続期間が使用される。一部の実施形態では、特性強度は、ユーザによって動作が実行されたかどうかを判定するために、1つ以上の強度閾値のセットと比較される。例えば、1つ以上の強度閾値のセットは、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含んでもよい。この例では、第1の閾値を超えない特性強度を有する接触は、第1の操作となり、第1の強度閾値を超え、第2の強度閾値を超えない特性強度を有する接触は、第2の操作となり、第2の強度閾値を超える特性強度を有する接触は、第3の操作となる。いくつかの実施形態では、特性強度と1つ以上の強度閾値との間の比較は、第1の操作を実行するか、又は第2の操作を実行するかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の操作を実行するか否か(例えば、それぞれの選択肢を実行するか、又はそれぞれの操作を実行することを控えるか)を判定するために使用される。
一部の実施形態では、特性強度を判定する目的のために、ジェスチャの一部分が特定される。例えば、タッチ感知面は、開始位置から遷移して終了位置に達する連続的なスワイプ接触(例えば、ドラッグジェスチャ)を受け取る場合があり、そのポイントにおいて接触の強度が増大する。この例では、終了位置における接触の特性強度は、スワイプ接触全体ではなく、連続的なスワイプ接触の一部分のみ(例えば、終了位置におけるスワイプ接触の一部分のみ)に基づいてもよい。いくつかの実施形態では、接触の特性強度を特定する前に、スワイプ接触の強度に平滑化アルゴリズムが適用されてもよい。例えば、平滑化アルゴリズムは、任意選択的に、非加重スライディング平均平滑化アルゴリズム、三角平滑化アルゴリズム、中央値フィルタ平滑化アルゴリズム、及び/又は指数平滑化アルゴリズムのうちの1つ以上を含む。いくつかの状況では、これらの平滑化アルゴリズムは、特性強度を判定する目的のために、スワイプ接触強度の幅の狭いスパイク又は下落を排除する。
いくつかの実施形態では、特定の入力が強度ベースの基準を満たすかどうかを判定するために、1つ以上の既定の強度閾値が使用される。例えば、1つ以上の既定の強度閾値には、(i)接触検出強度閾値IT0、(ii)軽い押圧強度閾値ITL、(iii)(例えば、少なくとも最初はILより高い)深い押圧強度閾値ITD、及び/又は(iv)1つ以上の他の強度閾値(例えば、ILより低い強度閾値IH)が挙げられる。本明細書で使用する時、ITL及びILは、同じ軽い押圧強度閾値を指し、ITD及びIDは、同じ深い押圧強度閾値を指し、ITH及びIHは、同じ強度閾値を指す。一部の実施形態では、軽い押圧強度閾値は、通常、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた動作をデバイスが実行する強度に相当する。一部の実施形態では、深い押下強度閾値は、通常、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた動作とは異なる動作をデバイスが実行する強度に相当する。いくつかの実施形態では、軽い押圧強度閾値を下回る(例えば、それを下回ると接触がもはや検出されない名目上の接触検出強度閾値IT0を上回る)特性強度を有する接触が検出されると、デバイスは、軽い押圧強度閾値又は深い押圧強度閾値に関連付けられた動作を実行することなく、タッチ感知面上の接触の移動に従ってフォーカスセレクタを移動させる。一般に、特に明記しない限り、これらの強度閾値は、ユーザインタフェースの値の様々なセットの間で一貫している。
いくつかの実施形態では、デバイスによって検出された入力へのデバイスの応答は、入力中の接触強度に基づく基準に依存する。例えば、いくつかの「軽い押圧」入力の場合、入力中の第1の強度閾値を超える接触の強度は第1の応答をトリガする。いくつかの実施形態では、デバイスによって検出された入力へのデバイスの応答は、入力中の接触強度と時間ベースの基準の両方を含む基準に依存する。例えば、いくつかの「深い押圧」入力の場合、軽い押圧用の第1の強度閾値より大きい入力中の第2の強度閾値を超える接触の強度は、第1の強度閾値を満たすことと第2の強度閾値を満たすこととの間に遅延時間が経過した場合のみ、第2の応答をトリガする。この遅延時間は、通常、持続時間が200ミリ秒未満である(例えば、第2の強度閾値の大きさに応じて、40ミリ秒、100ミリ秒、又は120ミリ秒であり、遅延時間は第2の強度閾値が増大するにつれて増加する)。この遅延時間は、偶発的な深い押圧入力を回避するのに役立つ。別の例として、いくつかの「深い押圧」入力の場合、第1の強度閾値が満たされた時間の後に発生する感度が低下した時間期間が存在する。感度が低下した時間期間の間、第2の強度閾値は増大する。第2の強度閾値のこの一時的な増大も、偶発的な深い押圧入力を回避するのに役立つ。他の深い押圧入力の場合、深い押圧入力の検出に対する応答は、時間ベースの基準に依存しない。
いくつかの実施形態では、入力強度閾値及び/又は対応する出力のうちの1つ以上は、ユーザ設定、接触の動き、入力タイミング、実行しているアプリケーション、強度が加わる速度、同時入力の数、ユーザ履歴、環境要因(例えば、周囲ノイズ)、フォーカスセレクタの位置などの、1つ以上の要因に基づいて変化する。例示的な要因が、米国特許出願公開第14/399,606号及び第14/624,296号に記載されており、それらは参照によって全体が本明細書に組み込まれている。
例えば、図3Aは、経時的なタッチ入力376の強度に部分的に基づいて、経時的に変化する動的な強度閾値380を示す。動的な強度閾値380は、2つの成分、タッチ入力376が最初に検出された時から既定の遅延時間p1後に経時的に減衰する第1の成分374、及び経時的にタッチ入力376の強度の跡を辿る第2の成分378の合計である。第1の成分374の最初の高い強度閾値は、タッチ入力376が十分な強度を提供する場合に即時の「深い押圧」応答を更に可能にしながら、「深い押圧」応答の偶発的トリガを削減する。第2の成分378は、タッチ入力の段階的な強度変動によって「深い押圧」応答の意図しないトリガを削減する。いくつかの実施形態では、タッチ入力376が動的な強度閾値380を満たす時(例えば、図3Aにおけるポイント381において)、「深い押圧」応答がトリガされる。
図3Bは、別の動的な強度閾値386(例えば、強度閾値ID)を示す。図3Bは、2つの他の強度閾値である第1の強度閾値IH及び第2の強度閾値ILも示す。図3Bでは、タッチ入力384が時間p2の前に第1の強度閾値IH及び第2の強度閾値ILを満たすが、時間382において遅延時間p2が経過するまでは応答が提供されない。また、図3Bでは、動的な強度閾値386は経時的に減衰し、減衰は、時間382から既定の遅延時間p1が経過した後(第2の強度閾値ILに関連付けられた応答がトリガされた時)の時間388に始まる。このタイプの動的な強度閾値は、第1の強度閾値IH又は第2の強度閾値ILなどの、より低い強度閾値に関連付けられた応答をトリガした直後、又はそれと同時に、動的な強度閾値IDに関連付けられた応答の偶発的なトリガを削減する。
図3Cは、更に別の動的な強度閾値392(例えば、強度閾値ID)を示す。図3Cでは、強度閾値ILに関連付けられた応答は、タッチ入力390が最初に検出された時から遅延時間p2が経過した後にトリガされる。同時に、動的な強度閾値392は、タッチ入力390が最初に検出された時から既定の遅延時間p1が経過した後に減衰する。そのため、タッチ入力390を解放することなしに、タッチ入力390の強度の増大がその後に続く、強度閾値ILに関連付けられた応答をトリガした後のタッチ入力390の強度の減少は、タッチ入力390の強度が別の強度閾値、例えば、強度閾値ILを下回る時でも、(例えば、時間394において)強度閾値IDに関連付けられた応答をトリガすることができる。
軽い押圧強度閾値ITLを下回る強度から、軽い押圧強度閾値ITLと深い押圧強度閾値ITDとの間の強度への接触の特性強度の増大は、「軽い押圧」入力と呼ばれる場合がある。深い押圧強度閾値ITDを下回る強度から深い押圧強度閾値ITDを上回る強度への接触の特性強度の増大は、「深い押圧」入力と呼ばれる場合がある。接触検出強度閾値IT0を下回る強度から接触検出強度閾値IT0と軽い押圧強度閾値ITLの間の強度への接触の特性強度の増大は、タッチ面上の接触の検出と呼ばれる場合がある。接触検出強度閾値IT0を上回る強度から接触検出強度閾値IT0を下回る強度への接触の特性強度の減少は、タッチ面からの接触のリフトオフの検出と呼ばれる場合がある。いくつかの実施形態では、IT0はゼロである。いくつかの実施形態では、IT0はゼロより大きい。いくつかの例示では、タッチ感知面上の接触の強度を表すために、網掛けの円又は楕円が使用される。いくつかの例示では、それぞれの接触の強度を指定することなく、タッチ感知面上のそれぞれの接触を表すために、網掛けなしの円又は楕円が使用される。
本明細書に記載されるいくつかの実施形態では、1つ以上の動作は、それぞれの押圧入力を含むジェスチャを検出したことに含む、又はそれぞれの接触(若しくは複数の接触)で実行されるそれぞれの押圧入力を検出したことに含む実行され、それぞれの押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る接触(又は複数の接触)の強度の増大を検出したことに少なくとも部分的に基づいて検出される。いくつかの実施形態では、それぞれの動作は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大を検出したことに含む実行される(例えば、それぞれの動作は、それぞれの押圧入力の「ダウンストローク」上で実行される)。いくつかの実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大、及びその後の押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、その後の押圧入力閾値を下回るそれぞれの接触の強度の減少を検出したことに含む実行される(例えば、それぞれの動作は、それぞれの押圧入力の「アップストローク」上で実行される)。
一部の実施形態では、デバイスは、「ジッタ」と呼ばれる場合がある偶発的な入力を回避するために強度ヒステリシスを採用し、デバイスは、押下入力強度閾値との既定の関係を有するヒステリシス強度閾値を定義又は選択する(例えば、ヒステリシス強度閾値は、押下入力強度閾値よりもX強度単位低い、又はヒステリシス強度閾値は、押下入力強度閾値の75%、90%、若しくは何らかの妥当な割合である)。したがって、いくつかの実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大、及びその後の押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、その後のヒステリシス強度閾値を下回るそれぞれの接触の強度の減少を検出したことに応じて実行される(例えば、それぞれの動作は、それぞれの押圧入力の「アップストローク」上で実行される)。同様に、一部の実施形態では、押下入力は、デバイスが、ヒステリシス強度閾値以下の強度から押下入力強度閾値以上の強度への接触の強度の増大、及び任意選択的に、その後のヒステリシス強度以下の強度への接触の強度の減少を検出する時にのみ検出され、それぞれの動作は、押下入力(例えば、状況に応じて、接触の強度の増大又は接触の強度の減少)を検出したことに応じて実行される。
説明を容易にするために、押圧入力強度閾値に関連付けられた押圧入力に応じて、又は押圧入力を含むジェスチャに応じて実行される動作の説明は、任意選択的に、押圧入力強度閾値を上回る接触の強度の増大、ヒステリシス強度閾値を下回る強度から押圧入力強度閾値を上回る強度への接触の強度の増大、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少、又は押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じてトリガされる。更に、押下入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて実行されるように動作が記載される例では、動作は、任意選択的に、押下入力強度閾値に対応し、かつそれよりも低いヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて実行される。上述されたように、いくつかの実施形態では、これらの応答のトリガは、満たされる時間ベースの基準にも依存する(例えば、遅延時間は、第1の強度閾値が満たされることと第2の強度閾値が満たされることとの間で経過している)。
例示的なユーザインタフェース及び関連するプロセス
ここで、タッチ感知ディスプレイを有するデバイス100又は別個のディスプレイ及びタッチ感知面を有するデバイスなどの、表示生成構成要素及び1つ以上の入力デバイスを有する電子デバイス上で実施され得るユーザインタフェース(「UI」及び関連するプロセスの実施形態に注目する。
図2は、いくつかの実施形態に係る、アプリケーションのメニューのユーザインタフェースを示すために使用されるタッチ感知ディスプレイの概略図である。任意選択的に、同様のユーザインタフェースがデバイス100(図1A)上に実装される。いくつかの実施形態において、ユーザインタフェース201aは、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラー信号及びWi-Fi信号などの無線通信用の信号強度インジケータ202、
●時間、
●Bluetoothインジケータ205、
●バッテリ状態インジケータ206、
●以下のような、頻繁に使用されるアプリケーションのアイコンを有するトレイ203
○不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ214を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされた、電話モジュール138のアイコン216、
○未読電子メールの数のインジケータ210を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされた、電子メールクライアントモジュール140用のアイコン218、
○「ブラウザ」とラベル付けされた、ブラウザモジュール147のアイコン220、及び
○「iPoD」とラベル付けされた、IPOD(APPLE社の登録商標)モジュール152とも称されるビデオ及び音楽プレーヤモジュール152(本明細書では、ビデオ又はビデオブラウジングアプリケーションとも称される)のアイコン222、及び
●以下のような、他のアプリケーションのアイコン、
○「メッセージ」とラベル付けされた、IMモジュール141のアイコン224、
○「カレンダ」とラベル付けされた、カレンダモジュール148のアイコン226、
○「写真」とラベル付けされた、画像管理モジュール144のアイコン228、
○「カメラ」とラベル付けされた、カメラモジュール143のアイコン230、
○「オンラインビデオ」とラベル付けされた、オンラインビデオモジュール155のアイコン232、
○「株式」とラベル付けされた、株式ウィジェット149-2のアイコン234、
○「地図」とラベル付けされた、地図モジュール154のアイコン236、
○「天気」とラベル付けされた、気象ウィジェット149-1のアイコン238、
○「時計」とラベル付けされた、アラーム時計ウィジェット149-4のアイコン240、
○「フィットネス」とラベル付けされた、フィットネスモジュール142用のアイコン242、
○「メモ」とラベル付けされた、メモモジュール153のアイコン244、
○デバイス100及びその様々なアプリケーションに関する設定へのアクセスを提供する、設定アプリケーション又はモジュールのアイコン246、及び
○アプリストア、iTunes、ボイスメモ、及びユーティリティなどの、追加のアプリケーションの他のアイコン。
図2に示されているアイコンラベルは、単に例示的であることに留意されたい。他のラベルが、様々なアプリケーションアイコンのために、任意選択的に使用される。例えば、フィットネスモジュール142のためのアイコン242は、代替として「フィットネスサポート」、「ワークアウト」、「ワークアウトサポート」、「エクササイズ」、「エクササイズサポート」、又は「ヘルス」とラベル付けされる。一部の実施形態では、それぞれのアプリケーションアイコンに関するラベルは、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。一部の実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、その特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
いくつかの実施形態では、ホームスクリーンは、トレイ203及びアイコン領域201の2つの領域を含む。図2に示されるように、アイコン領域201はトレイ203上に表示される。しかしながら、アイコン領域201及びトレイ203(「ドック」とも呼ばれる)は、任意選択的に、本明細書に記載された位置以外の位置に表示される。
トレイ203は、任意選択的に、コンピューティングデバイス100上のユーザのお気に入りのアプリケーションのアイコンを含む。最初に、トレイ203は、デフォルトアイコンのセットを含み得る。ユーザは、デフォルトアイコン以外のアイコンを含むようにトレイ203をカスタマイズすることができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、アイコン領域201からアイコンを選択し、選択されたアイコンをトレイ203にドラッグアンドドロップして、アイコンをトレイ203に追加することによって、トレイ203をカスタマイズする。トレイ203からアイコンを除去するために、ユーザは、閾値時間の間、お気に入り領域内に表示されたアイコンを選択し、それによって、コンピューティングデバイス100に対して、アイコンを除去するための制御を表示させる。制御のユーザ選択によって、コンピューティングデバイス100は、トレイ203からアイコンを除去する。いくつかの実施形態では、トレイ203は(以下によって詳細に記載されるように)ドック4006によって置き換えられ、したがって、トレイ203に関して上述された詳細はまた、ドック4006に適用されてもよく、以下に提供されるドック4006の説明を補完することができる。
本開示では、「分割スクリーンモード」への言及は、少なくとも2つのアプリケーションがディスプレイ112上に並列に同時に表示され、両方のアプリケーションが対話される(例えば、電子メールアプリケーションとインスタントメッセージングアプリケーションとが図4E1の分割スクリーンモードで表示される)ことの可能なモードを指す。分割スクリーンモードは、「並列」表示構成、又は「分割スクリーン表示」構成とも称される。いくつかの実施形態では、分割スクリーンモードで同時に表示される少なくとも2つのアプリケーションはまた、互いに「ピン留め」されてもよく、これは、少なくとも2つのアプリケーションのいずれかがディスプレイに再表示される時は2つのアプリケーションを共に表示させる、少なくとも2つのアプリケーションの間の(デバイス100のメモリ内に記憶された)関連付けを指す。いくつかの実施形態では、アフォーダンス(例えば、アプリケーションウィンドウの上縁付近に表示されるドラッグハンドル)を使用して、アプリケーションをピン留めせず、代わりに、少なくとも2つのアプリケーションのうちの1つを他方にオーバーレイするように表示してもよく、このオーバーレイ表示モードは、スライドオーバー表示モードと称される(例えば、図5E2では電子メールアプリケーション及びインスタントメッセージングアプリケーションはスライドオーバーモードで表示されている)。スライドオーバーモードはまた、「スライドオーバー」表示構成又は「スライドオーバービュー」とも称される。スライドオーバーウィンドウはまた、背景フルスクリーンウィンドウ又は一対の分割スクリーンウィンドウの「オーバーレイ」と称されてもよい。いくつかの実施形態では、スライドオーバーモードで同時に表示される少なくとも2つのアプリケーションは、互いに「ピン留め」されず、したがって、少なくとも2つのアプリケーションのうちの1つが表示される時、他のアプリケーションは、任意選択的に同時に表示されず、任意選択的に別のアプリケーションと同時に表示される。いくつかの実施形態では、アフォーダンス(例えば、アプリケーションウィンドウの上縁付近に表示されるドラッグハンドル)を使用して、アプリケーションを互いにピン留めし、それらを分割スクリーンモードで表示してもよい。ユーザは更に、少なくとも2つのアプリケーションのうちの1つをピン留めしないか又は却下する分割スクリーンモードで表示されている間、少なくとも2つのアプリケーション間で実行している境界内に表示される境界アフォーダンスを(例えば、少なくとも2つのアプリケーションのうちの第1のアプリケーションに接するディスプレイ112の縁部に達し、その後、第1のアプリケーションが却下され、少なくとも2つのアプリケーションがピン留めされなくなるまで、境界アフォーダンスをドラッグすることによって)使用することができる。ピン留めされたアプリケーションを却下するための境界アフォーダンス(又は2つのアプリケーション間の境界におけるジェスチャ)の使用は、共同所有された米国特許出願第14/732,618号(例えば、図37H~図37M及び関連記述段落で)、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。本明細書で提供される多くの例は、分割スクリーンモード及びスライドオーバーモードで表示される異なるアプリケーションに言及しているが、これらの例の多くは、特に明記しない限り、異なるアプリケーションのウィンドウが、分割スクリーンモード又はスライドオーバーモードで表示される同じアプリケーションの異なるウィンドウに置き換えられる場合にも有効である。
図4A1~図4A50、図4B1~図4B51、図4C1~図4C48、図4D1~図4D19、及び図4E1~図4E28は、いくつかの実施形態に係る、複数のアプリケーション及び/又はウィンドウと対話するためのユーザインタフェースを示すために使用されるタッチ感知ディスプレイの概略図である。
図4A1~図4A50は、いくつかの実施形態に係る、スライドオーバーモードで表示されるアプリケーションウィンドウのユーザインタフェース挙動を示す。異なるアプリケーションに対応する複数のスライドオーバーウィンドウを同時に表示するオーバーレイスイッチャユーザインタフェースとの対話も記載される。これらの図におけるユーザインタフェースは、図5A~図5Iにおけるプロセスを含む、以下で説明されるプロセスを示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
以下の説明の背景として、いくつかの実施形態では、ホームスクリーンユーザインタフェースは、デバイス上にインストールされた異なるアプリケーションに対応する複数のアプリケーションアイコンを含む。アプリケーションアイコンはそれぞれ、ユーザによって(例えば、タップ入力によって)アクティブ化されると、デバイスに、対応するアプリケーションを起動させ、ディスプレイ上にアプリケーションのユーザインタフェース(例えば、デフォルトの初期ユーザインタフェース又は最後に表示されたユーザインタフェース)を表示させる。ドックは、少数の頻繁に使用されるアプリケーションへのクイックアクセスを提供するために、ホームスクリーンユーザインタフェースから選択されるアプリケーションアイコンのサブセットを含むコンテナユーザインタフェースオブジェクトである。ドックに含まれるアプリケーションアイコンは、任意選択的に、ユーザによって(例えば、設定ユーザインタフェースを介して)選択されるか、又は様々な基準(例えば、最後の使用以降の使用頻度若しくは時間)に基づいて、デバイスによって自動的に選択される。いくつかの実施形態では、ドックは、ホームスクリーンユーザインタフェースの一部として(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェースの底部とオーバーレイするように)表示される。いくつかの実施形態では、ドックは、ユーザ要求(例えば、ドック表示基準を満たすジェスチャ(例えば、タッチスクリーンの底縁部から始まる上方向へのスワイプジェスチャ))に応じて、ホームスクリーンユーザインタフェースとは独立した別のユーザインタフェース(例えば、アプリケーションユーザインタフェース)の一部分の上に表示される。アプリケーションスイッチャユーザインタフェースは、複数の最近開いたアプリケーションの表現を表示する(例えば、アプリケーションが最後に表示された時間に基づく順序で配列される)。それぞれの最近開いたアプリケーション(例えば、それぞれの最近開いたアプリケーションの最後の表示されたユーザインタフェースのスナップショット)の表現は、(例えば、タップ入力によって)選択されると、デバイスに、画面上のそれぞれの最近開いたアプリケーションの最後に表示されたユーザインタフェースを再表示させる。いくつかの実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースは、同じアプリケーションに対応しても異なるアプリケーションに対応してもよい異なる表示構成のウィンドウ(例えば、フルスクリーンウィンドウ、スライドオーバーウィンドウ、及び分割スクリーンウィンドウ、最小化されたウィンドウ、及び/又は下書きウィンドウなど)を表示する。
図4A1に示すように、第1のアプリケーションの第1のアプリケーションウィンドウ(例えば、地図アプリケーションのウィンドウ4002)が、同じアプリケーション又は別のアプリケーションの別のアプリケーションウィンドウと同時に表示されることなく、(例えば、フルスクリーン表示構成かつ)独立型表示構成でタッチスクリーン112上に表示される。第1のアプリケーションウィンドウ4002は、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェース(例えば、検索可能な地図インタフェース)の一部分を表示する。図4A1~図4A2に示すように、ドック表示基準を満たす入力(例えば、接触4004による上方向エッジスワイプ入力)が、タッチスクリーン112上で(例えば、タッチスクリーン112の底縁部付近で)検出される。ドック表示基準を満たす入力を検出したことに応じて、ドック4006は、第1のアプリケーションの第1のアプリケーションウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002)にオーバーレイするように表示される。ドック4006は、異なるアプリケーション(例えば、電話アプリケーション用のアイコン216、電子メールアプリケーション用のアイコン218、ブラウザアプリケーション用のアイコン220、及びオンラインビデオアプリケーション用のアイコン232)に対応する複数のアプリケーションアイコンを含む。いくつかの実施形態では、ドックは、現在表示されているアプリケーション(例えば、地図アプリケーション)及び1つ以上の最も最近表示されたアプリケーションのアプリケーションアイコンを含む。いくつかの実施形態では、ドックは、ドック却下基準を満たす入力(例えば、タッチスクリーンの底縁に向かって移動するドック上の下向きのスワイプジェスチャ)に応じて、ディスプレイから一時的に除去される。
図4A4~図4A7では、いくつかの実施形態において、第2のアプリケーション(例えば、オンラインビデオアプリケーション)の第2のアプリケーションウィンドウ(例えば、図4A7のウィンドウ4010)が、スライドオーバー表示構成で第1のアプリケーションの第1のアプリケーションウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002)にオーバーレイするように表示されている。第2のアプリケーションの第2のアプリケーションウィンドウは、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェース(例えば、オンラインビデオアプリケーションのメディアプレーヤユーザインタフェース)の一部分を表示する。図4A4に示すように、第1のアプリケーション(例えば、地図アプリケーション)の第1のウィンドウ4002が表示されている間に、選択基準を満たす入力(例えば、接触4008による静止タッチ保持入力又は軽い押圧入力)が、オンラインビデオアプリケーションのアプリケーションアイコン232上で検出され、その後の入力の移動(例えば、接触4008のタッチダウン位置からの移動)によるアプリケーションアイコン232に対するドラッグ動作の開始を可能にする。図4A5及び図4A6では、第2のアプリケーションの表現(例えば、表現4012)が、入力の移動(例えば、接触4008の移動)に従ってタッチスクリーンを横切ってドラッグされる。図4A5に示すように、接触4008が、第1のアプリケーション(例えば、地図アプリケーション)の第1のユーザインタフェースを表示し、かつタッチスクリーンの所定の側縁(例えば、右縁及び/又は左縁)から閾値距離内のタッチスクリーンの第1の既定の部分(例えば、既定の領域4014(図4D3の既定の領域4308、及び図4E8のゾーンFとも称される)の外側のタッチスクリーンの一部分の上にある場合、接触4008によってドラッグされる第2のアプリケーションの表現4012は、入力が現在の位置で終了した場合(例えば、接触4008のリフトオフが検出された場合)はドラッグ動作がキャンセルされ、入力の検出の前に示されていた表示状態が復元されることを示す第1の外観(例えば、元のアプリケーションアイコン232と同じ外観)を有する。接触4008がタッチスクリーンの第1の既定の部分(例えば、既定の領域4014)内にあるタッチスクリーンの一部分の上を移動すると、電子デバイスは、図4A6に示すように、入力がタッチスクリーンの第1の既定の部分内の現在の位置で終了した場合は第2のアプリケーションのウィンドウが第1のアプリケーションの第1のウィンドウと共にそれぞれの同時表示構成(例えば、第2のアプリケーションのウィンドウが第1のアプリケーションの第1のウィンドウの一部分にオーバーレイするスライドオーバー表示構成)で表示されることを示す視覚フィードバック(例えば、第2のアプリケーションの表現4012が細長くなっている)を表示する。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーション(例えば、オンラインビデオアプリケーション)が現在開いているアプリケーション(例えば、地図アプリケーション)と共にスライドオーバー表示構成で開かれることを示すために、タッチスクリーン上の第1のアプリケーションの第1のウィンドウ4002の表示サイズを縮小させること(例えば、縮小された第1のウィンドウの周囲の背後の背景を明瞭化すること)及び/又は第1のアプリケーションの第1のウィンドウ4002の視覚的明瞭性を変化させること(例えば、ウィンドウ4002のぼかし及び/又は暗色化)などの他の視覚フィードバックが提供される。図4A7に示すように、接触4008がタッチスクリーンの第1の既定の部分4014の上にある間に入力が終了した後に、デバイスは、第2のアプリケーションのウィンドウ(例えば、オンラインビデオアプリケーションのウィンドウ4010)を、第1のアプリケーションの第1のウィンドウ(例えば、地図アプリケーションのウィンドウ4002)の一部分にオーバーレイし、かつタッチスクリーンの第1の既定の部分4014の少なくとも一部分にオーバーレイするように開く。いくつかの実施形態では、接触4008が検出された時点で第2のアプリケーションがウィンドウを開いていないか、又はウィンドウを1つだけ開いている場合は、ウィンドウ4002は、図4A7に示される構成で表示される。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションが複数のウィンドウを開いている場合、第2のアプリケーションの複数のウィンドウの表現が(例えば、第2のアプリケーションのウィンドウセレクタユーザインタフェース内に)表示され、ユーザは、複数のウィンドウのうちの1つを(例えば、ウィンドウセレクタユーザインタフェース内の第2のアプリケーションの所望のウィンドウの表現をタップすることによって)選択し、第1のアプリケーションと共にスライドオーバー構成で表示する。第2のアプリケーションの複数のウィンドウに関する挙動についての更なる詳細は、例えば、図4D1~図4D19と関連させて記載される。
図4A8~図4A11では、接触4016による別の入力は、第2のアプリケーション(例えば、オンラインビデオアプリケーションなど)について図4A4~図4A7で示したものと同様の方法で、第3のアプリケーションを選択し(例えば、ブラウザアプリケーション用のアプリケーションアイコン220上のタッチ保持入力又は軽い押圧入力など)、第3のアプリケーションの表現(例えば、表現4018など)を、入力の移動(例えば、接触4016による入力の初期静止部分に続く接触4016の移動など)に従って、タッチスクリーンを横切ってドラッグする。図4A10に示すように、接触4016がタッチスクリーンの側縁付近の既定の領域4014内にある時には、入力が現在の位置で終了した場合は第3のアプリケーションのウィンドウ(例えば、ブラウザアプリケーション)が第1のアプリケーションの第1のウィンドウ4002(例えば、地図アプリケーション)と共にスライドオーバー表示構成で表示されることを示すために、第3のアプリケーションの表現4018は細長くなり、かつ横方向に拡張されている。図4A11では、接触4016による入力の終了を検出したことに応じて(例えば、接触4016のリフトオフを検出したことに応じて)、デバイスは、ブラウザアプリケーションのウィンドウ4020を、地図アプリケーションのウィンドウ4002の一部分にオーバーレイするように表示する。図4A11に示すように、ブラウザアプリケーションのウィンドウ4020は、ウィンドウ4010を完全に不明瞭化するか、又は現在表示されているスライドオーバーウィンドウとして地図アプリケーションのウィンドウ4002にオーバーレイするように、ウィンドウ4010と置き換わる。
いくつかの実施形態では、図4A1~図4A11に示す対話の結果、デバイスのメモリに記憶されている0個以上の一連のスライドオーバーウィンドウに複数のスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4010及びウィンドウ4020)が追加される。図4A12~図4A50は、例えば、別のアプリケーション(例えば、スライドオーバーウィンドウに対応するアプリケーションと同じアプリケーション又は異なるアプリケーション)のフルスクリーンウィンドウの一部分にオーバーレイするように表示される1つのアプリケーションのスライドオーバーウィンドウとの対話などの、図4A12に示す状態から開始する一連のスライドオーバーウィンドウとの様々な対話を示す。
図4A12では、複数の入力(例えば、複数のスワイプ入力)が、異なる位置及び/又は異なる移動方向での入力に対応させて、(例えば、異なる接触4021、4022、4023、4024、4025、4026、4027、及び4066によって)タッチスクリーン上に表現されている。いくつかの実施形態では、これらの入力は、スクリーンがウィンドウ4020及びウィンドウ4002をスライドオーバーモードで表示している時にスクリーン上で異なる時間に検出された別個の入力である。いくつかの実施形態では、デバイスは、単一の入力を検出し、入力の位置及び/又は移動方向に基づいて入力の特性を判定し、入力の位置及び/又は移動方向に従って、(例えば、(アプリケーション間のナビゲート、スライドオーバーウィンドウ間の切り替え、表示構成間の変換、複数のアプリケーションにわたって文書を開くなどの)システムレベル動作、又は(表示されたアプリケーションのユーザインタフェース内のユーザインタフェース要素をアクティブ化する、表示されたアプリケーション内のユーザインタフェースをスクロールするなどの)アプリケーションレベルの動作などの)異なる動作を実行するための異なる基準を満たすと評価された)図4A13~図4A50に関連して説明されるような異なる動作を実行する。
図4A12に続く図4A13~図4A14では、接触4024による入力が、スライドオーバーウィンドウ4020のドラッグハンドル領域に対応する位置(例えば、ウィンドウ4020の上縁付近)で検出され、入力は、ディスプレイのウィンドウ4020によって占有されている側とは反対側の側縁に向かう第1の方向(例えば、実質的に水平に左方向)への接触4024の移動を含む。図4A13に示すように、スライドオーバーウィンドウ4020は、ウィンドウ4002の一部分にオーバーレイするようにディスプレイを横切ってドラッグされる。図4A13では、ウィンドウ4020がディスプレイの右側のウィンドウ4020の元の位置から離れてドラッグされても、以前に表示されていたスライドオーバーウィンドウ4010は、ウィンドウ4020が接触4024によるドラッグ入力によって移動していった後に、ディスプレイの右側の元の位置で明瞭化も表示もされない。図4A14では、ディスプレイの左縁付近で接触4024による入力が終了した後(例えば、図4E8のゾーンH又はゾーンB内など、接触4024のリフトオフがディスプレイの左縁から第1の閾値距離内、かつディスプレイの上縁から第2の閾値距離内で検出された後)に、デバイスは、ウィンドウ4020を、ディスプレイの左側のウィンドウ4002の一部分にオーバーレイするように(例えば、(左右を入れ替えるがスライドオーバーモードのままであるなどの)以前から変更された同時表示構成で)表示する。
図4A12に続く図4A15では、接触4025による入力が、スライドオーバーウィンドウ4020のドラッグハンドル領域に対応する位置(例えば、ウィンドウ4020の上縁付近)で検出され、この入力は、ディスプレイの側縁(例えば、ウィンドウ4020によって占有されている側の側縁)に向かい、図4E8に示すゾーンEで終了する第2の方向(例えば、わずかに下向きの右方向)への接触4025の移動を含む。図4A15に示すように、ゾーンE(図4E8)内での入力の終了に応じて、スライドオーバーウィンドウ4020は並列ウィンドウ4028に変換され、フルスクリーンウィンドウ4002は並列ウィンドウ4030に変換される。ウィンドウ4028及びウィンドウ4030は、並列表示構成(又は分割スクリーンモード)で表示される。このシナリオでは、ウィンドウ4028及びウィンドウ4030は互いにピン留めされており、いずれかのウィンドウが後でディスプレイに再表示される時には分割スクリーン構成で一緒に表示される。加えて、スライドオーバーウィンドウ4020は、メモリに記憶されている一連のスライドオーバーウィンドウから除去され、スライドオーバーウィンドウとしてディスプレイに再表示されない。
図4A12に続く図4A16~図4A18では、接触4021による入力がタッチスクリーンの底縁領域内の位置で検出され、この入力は、タッチスクリーンの上縁に向かう第3の方向(例えば、上方向)の接触4021の移動を含む。図4A16~図4A18に示すように、入力がアプリケーションスイッチャ表示基準を満たす(例えば、入力の速度及び/又は距離がアプリケーションスイッチャユーザインタフェースへナビゲートするための所定の速度及び/又は距離閾値を満たす)という判定に従って、スクリーンの現在の表示状態(例えば、図4A12)から、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース4032(例えば、マルチタスキングユーザインタフェースとも呼ばれる)(例えば、図4A18)の表示への遷移を示すアニメーション化されたシーケンスが表示される。アニメーション化されたシーケンスでは、フルスクリーンウィンドウ4002のサイズが縮小され、接触4021の移動に伴って上方に移動する。スライドオーバーウィンドウ4020は、サイズが縮小され、図4A16に示す遷移ユーザインタフェース4032’内でオーバーラップしないように、ウィンドウ4002の表現から遠ざかる。図4A17では、デバイス上で現在、記憶された表示状態でディスプレイに再表示することの可能なフルスクリーンウィンドウ、分割スクリーンウィンドウ、及びスライドオーバーウィンドウを含む、デバイスのメモリに記憶された他のウィンドウ(例えば、メモリ内に記憶された状態の最近開いたウィンドウ)が、遷移ユーザインタフェース4032’内で明瞭化されている。図4A18は、フルスクリーンウィンドウの表現(例えば、ウィンドウ4002の表現4002’、フルスクリーン電子メールウィンドウ4034の表現4034’)、分割スクリーンモードで表示される一対のウィンドウの表現(例えば、分割スクリーンモードで表示されるウィンドウ4030及びウィンドウ4028の表現4036’、及び分割スクリーンモードで表示されるブラウザウィンドウ及び電子メールウィンドウの表現4038’)、並びにスライドオーバーウィンドウの表現(例えば、ウィンドウ4020の表現4020’、ウィンドウ4010の表現4010’、電子メールスライドオーバーウィンドウの表現4040’、及び写真スライドオーバーウィンドウの表現4042’)を含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェース4032を示す。
いくつかの実施形態では、異なる表示構成を有するウィンドウが、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース4032の異なる領域にグループ化されて表示され、各グループ内で、ウィンドウは、ウィンドウが最後に表示された時のそれぞれのタイムスタンプに従って順序付けられる。例えば、スライドオーバーウィンドウの表現を含む領域では、ウィンドウ4020が最も最近表示されたスライドオーバーウィンドウであり、その対応する表現4020’は、行の最も左の位置に表示され、その隣にスライドオーバーウィンドウ4010の表現4010’が表示される。表現4040’及び表現4042’によって表されるスライドオーバーウィンドウは、ウィンドウ4010が最後に表示された時間よりも前の時間に表示されている。
いくつかの実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース4032内のアプリケーションウィンドウの各表現は、そのウィンドウのアプリケーションについての識別子(例えば、アプリケーション名及びアプリケーションアイコン)並びにそのアプリケーションのウィンドウについての識別子(例えば、ウィンドウのコンテンツに基づいて自動的に生成されるウィンドウ名)と共に表示される。
一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内のウィンドウの各表現は、(例えば、タップ入力によって)アクティブ化されると、デバイスにそのウィンドウをディスプレイ上に再表示させる。アクティブ化された表現がフルスクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002又はウィンドウ4034)に対応する場合、別のアプリケーションがスクリーン上に同時に表示されることなく、そのウィンドウがフルスクリーンの独立型表示構成でスクリーンに再表示される。一部の実施形態では、フルスクリーンウィンドウが一番上の別のスライドオーバーウィンドウと同時に最後に表示された場合であっても、フルスクリーンウィンドウがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース4032からスクリーンに再表示されると、フルスクリーンウィンドウは、一番上のスライドオーバーウィンドウなしで表示される。一部の実施形態では、スライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4010のウィンドウ4020、ウィンドウ4040又はウィンドウ4042)の表現がアプリケーションスイッチャユーザインタフェース4032内でアクティブ化されると、スライドオーバーウィンドウは、スライドオーバーウィンドウの背後の別のフルスクリーンウィンドウ又は分割スクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002、ウィンドウ4034又は分割スクリーン構成の一対のウィンドウ)と共にディスプレイに再表示される。一部の実施形態では、スライドオーバーウィンドウの背後のウィンドウは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース4032の表示の直前にディスプレイ上にあったフルスクリーンウィンドウ又は一対の分割スクリーンウィンドウである。いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウの背後のウィンドウは、スライドオーバーウィンドウと同時に表示された最後のウィンドウである。一部の実施形態では、一対の分割スクリーンウィンドウの表現(例えば、表現4036’又は表現4038’)がアプリケーションスイッチャユーザインタフェース4032内でアクティブ化されると、一対の分割スクリーンウィンドウは、分割スクリーンモードで一緒にディスプレイに再表示される。
図4A12に続く図4A19~図4A21では、接触4022による入力が、スライドオーバーウィンドウ4020の底縁領域内の位置で検出され、この入力は、スクリーンのスライドオーバーウィンドウ4020が表示されている側の縁部(例えば、スクリーンの右縁)に向かう第4の方向(例えば、実質的に水平方向)への接触4022の移動を含む。接触4022による入力に応じて、スライドオーバーウィンドウ4020はスクリーンの右縁に向かってドラッグされ、入力の終了後にスクリーンから除去される。接触4022及びウィンドウ4020の移動中に、デバイスのメモリに記憶されているスライドオーバーウィンドウのスタック内の他のウィンドウがディスプレイ上に表現される。例えば、図4A19及び図4A20に示すように、ウィンドウ4010、4040及び4042の表現がウィンドウ4020の下から現れる。ウィンドウ4020、4010、4040及び4042の順序は、これらのウィンドウがスクリーン上に最後に表示された順序に対応する。いくつかの実施形態では、ウィンドウ4020、4010、4040及び4042は、(例えば、スクリーンの表面からの距離が増加するのに伴ってサイズ及び透明度が減少するなど)スクリーンの表面に対して垂直な方向に異なる深さで表示される。これは、ウィンドウ4020がスクリーンの反対側に向かってドラッグされる際に、(例えば、ウィンドウ4020の下から現れた他のウィンドウがなかったなど)他のウィンドウがウィンドウ4020の下にあったことを示すインジケーションがない図4A13~図4A14のシナリオとは異なる。図4A19及び図4A20では、ウィンドウ4020がウィンドウ4020の底縁に向けられた入力によってスクリーンの右縁に向かってドラッグされると、スライドオーバーウィンドウのスタック内の次のウィンドウ(例えば、ウィンドウ4010)が徐々に現れ、最終的に(図4A21に示すように)フルスクリーンウィンドウ4002にオーバーレイするように表示された一番上のウィンドウとなる。
図4A21に続く図4A22~図4A25では、接触4046による入力が、スライドオーバーウィンドウ4010の底縁領域内の位置で検出され、この入力は、スクリーンのスライドオーバーウィンドウ4010が表示されている側の縁部(例えば、スクリーンの右縁)に向かう第4の方向(例えば、実質的に水平方向)への接触4046の移動を含む。接触4046による入力に応じて、スライドオーバーウィンドウ4010はスクリーンの右縁に向かってドラッグされ、入力の終了後にスクリーンから除去される。接触4046及びウィンドウ4010の移動中に、デバイスのメモリに記憶されているスライドオーバーウィンドウのスタック内の他のウィンドウがディスプレイ上に表現される。例えば、図4A23に示すように、ウィンドウ4040、4042及び4020の表現がウィンドウ4010の下から現れる。一般に、接触4022による入力後の閾値時間内に接触4046による入力が検出された場合、ウィンドウ4020がウィンドウ4010以外の最も最近表示されたウィンドウであっても、元の一番上のウィンドウ4020は、(例えば、図4A23に示すように)スタックの一番下にシャッフルされる。ウィンドウ4010が閾値時間を超えて一番上のウィンドウとして表示された後に接触4046による入力が検出された場合、ウィンドウが最後に表示された順序に基づいてスタックがソートされ、ウィンドウ4020は、図4A23に示すスタック内でウィンドウ4010とウィンドウ4040との間に挿入される。一部の実施形態では、ウィンドウのスライドオーバースタックは、スライドオーバーウィンドウのスタック全体がディスプレイから除去されると、(例えば、図4A28~図4A29に示すように)ウィンドウが最後に表示された時間に基づいてのみ再ソートされる。図4A24では、接触4046による入力が終了した後、ウィンドウ4040は、フルスクリーンウィンドウ4002にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウとして表示される。
図4A24に続く図4A25~図4A27では、接触4048による入力が、スライドオーバーウィンドウ4040の底縁領域内の位置で検出され、この入力は、スクリーンのスライドオーバーウィンドウ4040が表示されている側の縁部(例えば、スクリーンの右縁)から離れる第5の方向(例えば、実質的に水平方向)への接触4048の移動を含む。接触4048による入力に応じて、ディスプレイから除去されたばかりのスライドオーバーウィンドウ4010が、ウィンドウ4040にオーバーレイするようにスクリーン上にドラッグバックされる。接触4048及びウィンドウ4010の移動中に、デバイスのメモリに記憶されているスライドオーバーウィンドウのスタック内の他のウィンドウがディスプレイ上に表現される。例えば、図4A26に示すように、ウィンドウ4040、4042及び4020の表現がウィンドウ4010の下から現れる。いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウのスタック内のウィンドウは、一番下のカードと一番上のカードとが互いに隣接して配置される円形カルーセル上に配置される。一方向にスワイプすると、ウィンドウが円形カルーセル内をその方向にスクロールされ、反対方向にスワイプすると、ウィンドウが反対方向にスクロールされる。接触4048による入力の終了が検出された後、ウィンドウ4010は、図4A27に示すように、フルスクリーンウィンドウ4002にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウとして表示される。これもまた、入力の移動中に他のウィンドウが一番上のスライドオーバーウィンドウの下に現れず、かつ他のウィンドウが一番上のスライドオーバーウィンドウの上に追加されない、一番上のスライドオーバーウィンドウの上縁領域に向けられた入力によって一番上のスライドオーバーウィンドウをスクリーンの反対側にドラッグするシナリオとは対照的である。このシナリオでは、一番上のスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4040)がスクリーンの右縁から左に向かってフリッキング又はドラッグされると、ドラッグされたウィンドウ(例えば、ウィンドウ4040)の上に別のウィンドウ(例えば、ウィンドウ4010)が表示され、ドラッグされたウィンドウ(例えば、ウィンドウ4010)の下に少なくとも1つのウィンドウ(例えば、ウィンドウ4042及びウィンドウ4020)が表示される。
図4A12に続く図4A28~図4A29では、接触4027による入力が、スライドオーバーウィンドウ4020の左縁近くの位置で検出され、この入力は、スクリーンのスライドオーバーウィンドウ4020が表示されている側の縁部(例えば、スクリーンの右縁)に向かう第6の方向(例えば、実質的に水平方向)への接触4027の移動を含む。いくつかの実施形態では、デバイスは、ディスプレイからスライドオーバーウィンドウのスタックを除去するための動作をトリガするために、入力がウィンドウ4020の左縁上又は左縁の閾値距離内で検出されることを必要とする。いくつかの実施形態では、図4A28に示すように、ディスプレイの右縁に向かう接触4027の移動の間、ウィンドウ4020はディスプレイの外側へと徐々にドラッグされ、スライドオーバーウィンドウのスタック内の他のウィンドウの視覚的インジケーションが、ウィンドウ4020の移動に追従して示される。接触4027による入力の終了が検出された後、ウィンドウ4020はディスプレイから除去され、他のスライドオーバーウィンドウは背景ウィンドウ4002と同時にディスプレイ上に表示されない。ウィンドウ4002は、スライドオーバー表示構成におけるスライドオーバーウィンドウのフルスクリーン背景ウィンドウとしてではなく、独立型表示構成のフルスクリーンウィンドウとして表示される。これは、スライドオーバーウィンドウ4020の外側で検出され、第6の方向(例えば、ディスプレイの右縁に向かう実質的に水平方向)への移動を含む接触4026による入力が、スライドオーバーウィンドウ4020を移動させることなく、ウィンドウ4002内のユーザインタフェースを接触4026の移動に従って右にシフトさせる、図5A12に続く図4A50に示すシナリオとは対照的である。これはまた、(図4A12に続く図4A19~図4A21における)接触4022による右方向スワイプ入力が、ウィンドウ4020をディスプレイの外側へとスライドさせ、入力の終了後に背後のウィンドウ4010を背景ウィンドウ4002にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウとするシナリオとも対照的である。
図4A29に続く図4A30~図4A32では、接触4052による入力が、ディスプレイの(例えば、以前に(ウィンドウ4020などの)スライドオーバーウィンドウを表示していたスクリーンの側などの)側縁上で検出され、この入力は、接触4052の側縁からディスプレイ上への第7の方向(例えば、実質的に水平方向)への移動を含む。接触4052による入力を検出したことに応じて、図4A32に示すように、最後に表示されたスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4020)が、現在表示されているフルスクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ5004)にオーバーレイするようにディスプレイ上にドラッグバックされる。いくつかの実施形態では、ディスプレイ上のウィンドウが、(例えば、ドック内のアプリケーションアイコンをタップすること、このアプリケーションアイコンがタップされた後に開いた一連のウィンドウからアプリケーションを選択すること、又は(例えば、現在表示されている独立型ウィンドウの底縁に沿った水平スワイプなどの)アプリケーション切り替えジェスチャに応じて表示されるフルスクリーンウィンドウなどの)独立型表示構成の別のフルスクリーンウィンドウに切り替えられている場合は、ディスプレイの側縁上で検出された、側縁からスクリーン上への接触の水平移動を含む接触による入力を検出することに応じて、最後に表示されたスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4020)が、現在表示されているフルスクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002以外のフルスクリーンウィンドウ)にオーバーレイするようにディスプレイ上へとドラッグバックされる。図4A31では、接触4052の左方向への移動に伴ってウィンドウ4020がディスプレイ上にドラッグバックされると、スライドオーバーウィンドウのスタック内の他のウィンドウの表現がウィンドウ4020の下に表示される。
いくつかの実施形態では、図4A12に続く図4A30~図4A32に示すシナリオとは対照的に、接触による入力が、ディスプレイの(例えば、以前に(ウィンドウ4020などの)スライドオーバーウィンドウを表示していたスクリーンの側縁などの)側縁から閾値距離だけ離れた領域内で検出され、この入力は、接触4052の側縁からディスプレイ上への第7の方向(例えば、実質的に水平方向)への移動を含む。この接触による入力を検出したことに応じて、最後に表示されたスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4020)は、ディスプレイ上にドラッグバックされない。代わりに、入力は、ウィンドウ4002に表示された検索可能な地図ユーザインタフェースを接触の移動に応じてディスプレイに対してシフトさせるなどの、入力に対応したアプリケーション(例えば、地図アプリケーション)内の動作を実行させる。
図4A12に続く図4A33~図4A34では、接触4023による入力がスライドオーバーウィンドウの底縁(例えば、ウィンドウ4020)上で検出され、この入力は、ディスプレイを横切る第8の方向(例えば、上方)への接触4023の移動を含む。接触4023による入力を検出したことに応じて、かつ接触4023の移動が所定の基準を満たす(例えば、第8の方向への移動の閾値量を超える、又は第8の方向への速度の閾値量を超える)という判定に従って、デバイスは、接触4023の移動に従って移動するスライドオーバーウィンドウ4020の表現(例えば、表現4020’)を含む遷移ユーザインタフェース4053を表示する。いくつかの実施形態では、背景ウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002)は、遷移ユーザインタフェース4053内のスライドオーバーウィンドウの表現の下で視覚的に不明瞭化されている(例えば、ぼかしがかけられて暗色化されている)。いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウのスタック内の他のスライドオーバーウィンドウの表現(例えば、表現4010’、4040’及び4042’)は、一番上のスライドオーバーウィンドウの表現が接触4023の移動に従ってディスプレイ内でドラッグされる際に、一番上のスライドオーバーウィンドウの表現(例えば、表現4020’)の下に表示される。いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウの表現は、ディスプレイ上の表現(及び接触4023)の現在の位置に従って動的に更新される(例えば、サイズが変更される)。図4A34では、接触4023のリフトオフが検出されており、デバイスは、メモリに記憶されたスライドオーバーウィンドウのスタック内に現在記憶されているスライドオーバーウィンドウのみについて、スライドオーバーウィンドウスイッチャユーザインタフェース又はオーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054を表示する。いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウのスタック内のスライドオーバーウィンドウの表現が表示され、オーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054内で個別に選択可能である。オーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054の挙動は、オーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054内のスライドオーバーウィンドウの表現をタップすると、そのスライドオーバーウィンドウが表示されるという点で、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース(例えば、図4A18のアプリケーションスイッチャユーザインタフェース4032)と類似している。図4A34に示すように、いくつかの実施形態では、記憶されているスライドオーバーウィンドウのスタック内のスライドオーバーウィンドウの表現は、互いにオーバーラップせずに背景上に展開される。いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウの表現は、スライドオーバーウィンドウの縮小スケール画像である。一部の実施形態では、スライドオーバーウィンドウの表現のいくつかは、ディスプレイサイズ及びスタック内のスライドオーバーウィンドウの総数に制約があるために表示されない。例えば、図4A34では、スタック内に合計4つのスライドオーバーウィンドウが存在し、それらのウィンドウのうちの1つ(例えば、表現4042’)の表現は、最初はオーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054内で部分的にしか見えない。スタック内に更なるスライドオーバーウィンドウが存在する場合、それらの更なるスライドオーバーウィンドウの表現は、最初はオーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054内には見えない。一部の実施形態では、スライドオーバーウィンドウの表現を完全な展開構成でオーバーレイスイッチャユーザインタフェース内に表示する代わりに、表現は、一番上のスライドオーバーウィンドウの表現とは異なる量だけオフセットされた下層表現でスタック内に表示される。
図4A35は、現在スライドオーバーウィンドウのスタック内にあるスライドオーバーウィンドウの表現を含むオーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054を表示している。いくつかの入力(例えば、タップ入力及びスワイプ入力)が、異なる位置、入力タイプ、及び/又は異なる移動方向に対応させて、(例えば、異なる接触4056、4058、4059、4060、4062及び4064によって)タッチスクリーン上に表現されている。いくつかの実施形態では、これらの入力は、スクリーンがオーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054を表示している時にスクリーン上で異なる時間に検出された別個の入力である。いくつかの実施形態では、デバイスは、単一の入力を検出し、入力の位置、入力タイプ、及び/又は移動方向に基づいて入力の特性を判定し、入力の位置、入力タイプ、及び/又は移動方向に従って、(例えば、(オーバーレイスイッチャユーザインタフェース内のナビゲート又はブラウジング、オーバーレイスイッチャユーザインタフェースから出て以前に表示されていたウィンドウ又は選択されたウィンドウを表示する、スライドオーバーウィンドウのスタック内のウィンドウを閉じるなどの異なるシステムレベル動作などの)異なる動作を実行するための異なる基準を満たすと評価された)図4A36~図4A42に関連して説明されるような異なる動作を実行する。
図4A35に続く図4A36~図4A37では、接触4056による入力が、表示された表現のうちの1つ(例えば、表現4010’)の上で検出され、入力は、ディスプレイを横切る第9の方向(例えば、水平方向(例えば、右方向))への接触4056の移動を含む。接触4056による入力を検出したことに応じて、かつ入力が予め設定された基準を満たす(例えば、接触4056の位置がスライドオーバーウィンドウの表現上にあり、接触4056の移動の方向が水平である)という判定に従って、デバイスはオーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054をスクロールして、オーバーレイスイッチャユーザインタフェース内に現在表示されていないか又は完全に表示されていないスライドオーバーウィンドウの表現を明瞭化する。いくつかの実施形態では、図4A35及び図4A36に示すように、接触4056の移動に従って、ディスプレイの一方の側の近くに表示されている表現(例えば、表現4020’)は、ディスプレイの外側へと徐々に消え、ディスプレイの他方の側の表現は、ディスプレイ上に徐々に現れる。いくつかの実施形態では、図4A37に示すように、ディスプレイの外側へと移動された表現は、スタック(例えば、円形カルーセルと同様に、末尾と先頭とが互いにつながっているスタック)の末尾に追加され、接触4056が同じ方向に移動し続けるのに伴ってディスプレイの他方の側に再表示される。いくつかの実施形態では、デバイスは、オーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054内のスライドオーバーウィンドウの表現上で接触4056が検出されることを必要とせず、オーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054のスクロールは、入力が水平方向の閾値量を超える移動を含む限り実行される。いくつかの実施形態では、スクロールの方向は、ディスプレイを横切る接触の移動の方向に従って決定される。
図4A35に続く図4A38~図4A39では、接触4058による入力が、表示された表現のうちの1つ(例えば、表現4010’)の上で検出され、入力は、ディスプレイを横切る第10の方向(例えば、垂直方向(例えば、上方))への接触4058の移動を含む。接触4058による入力を検出することに応じて、表現はオーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054から除去され、除去された表現によって表されていたスライドオーバーウィンドウは、メモリ内の記憶されているスライドオーバーウィンドウのスタックから除去される。換言すれば、除去された表現に対応するスライドオーバーウィンドウは「閉じられる」。図4A39では、閉じられていない他のウィンドウの表現(例えば、表現4042’、4040’及び4020’)は、オーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054内に表示されたままである。
図4A35に続く図4A40では、接触4059によるタップ入力がウィンドウ4010の表現4010’上で検出され、接触4059によるタップ入力を検出したことに応じて、デバイスはオーバーレイスイッチャユーザインタフェースの表示を停止し、スライドオーバーウィンドウ4010をフルスクリーン背景ウィンドウと共にスライドオーバーモードで表示する。いくつかの実施形態では、フルスクリーンウィンドウが選択されたスライドオーバーウィンドウと共に最後に表示されたかどうかとは無関係に、フルスクリーン背景ウィンドウは最後に表示されたフルスクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002)である。いくつかの実施形態では、フルスクリーン背景ウィンドウは、選択されたスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002)と共に最後に表示されたフルスクリーンウィンドウである。
図4A35に続く図4A41では、接触4060によるタップ入力がウィンドウ4040の表現4040’上で検出され、接触4060によるタップ入力を検出したことに応じて、デバイスはオーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054の表示を停止し、スライドオーバーウィンドウ4040をフルスクリーンの背景ウィンドウと共にスライドオーバーモードで表示する。いくつかの実施形態では、フルスクリーンウィンドウが選択されたスライドオーバーウィンドウと共に最後に表示されたかどうかとは無関係に、フルスクリーン背景ウィンドウは最後に表示されたフルスクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002)である。いくつかの実施形態では、フルスクリーン背景ウィンドウは、選択されたスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002又はウィンドウ4002とは異なる別のウィンドウ)と共に最後に表示されたフルスクリーンウィンドウである。
図4A35に続く図4A42では、接触4062によるタップ入力がウィンドウ4020の表現4020’上で検出され、接触4062によるタップ入力を検出したことに応じて、デバイスはオーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054の表示を停止し、スライドオーバーウィンドウ4020をフルスクリーンの背景ウィンドウと共にスライドオーバーモードで表示する。いくつかの実施形態では、フルスクリーンウィンドウが選択されたスライドオーバーウィンドウと共に最後に表示されたかどうかとは無関係に、フルスクリーン背景ウィンドウは最後に表示されたフルスクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002)である。いくつかの実施形態では、フルスクリーン背景ウィンドウは、選択されたスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4002)と共に最後に表示されたフルスクリーンウィンドウである。
加えて、図4A42に示される状態はまた、スライドオーバーウィンドウのどの表現によっても占有されていないオーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054の一部分上で検出される接触4064によるタップ入力に応じて表示される。いくつかの実施形態では、オーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054は、閉アフォーダンスを含み、閉アフォーダンス上で検出されたタップ入力はまた、デバイスにオーバーレイスイッチャユーザインタフェース4054の表示を停止させ、最後に表示されたユーザインタフェース状態(例えば、ウィンドウ4020がスライドオーバーモードでウィンドウ4002にオーバーレイする)を再表示させる。
図4A42に続く図4A43~図4A46は、接触4066によるスワイプ入力がディスプレイの底縁領域内で検出され、接触4066の移動が実質的に水平である(例えば、垂直移動を含まないか、又は水平移動と比較して少量の垂直移動を含む)ことを示す。エッジスワイプ入力に応じて、かつエッジスワイプ入力がアプリケーション切り替え基準を満たす(例えば、アプリケーション切り替え基準の距離及び速度の基準を満たす)という判定に従って、ウィンドウ4002はスクリーンの外側へとドラッグされ、ウィンドウ4002の前に最後に表示されたフルスクリーンウィンドウであったウィンドウ4034に置き換えられる。図4A43~図4A45に示すように、背景フルスクリーンウィンドウが変更されている間、スライドオーバーウィンドウ4020は接触4066による入力の影響を受けない。接触4066による入力の終了後、スライドオーバーウィンドウ4020は、図4A46に示すように、スライドオーバーモードでウィンドウ4034上にオーバーレイされる。いくつかの実施形態では、図4A43~図4A46に示すプロセスは、図4A12に示すユーザインタフェースから開始することもできる。いくつかの実施形態では、図4A12に示すユーザインタフェースは、(例えば、ドックがドック上での下向きのスワイプによって除去された後は)ドックを含まない。いくつかの実施形態では、ウィンドウ4034は、スライドオーバーウィンドウ4020の下に最初に表示されていたフルスクリーンウィンドウのアプリケーション(例えば、地図アプリケーション)とは異なる別のアプリケーション(例えば、電子メールアプリケーション)のフルスクリーンウィンドウである。いくつかの実施形態では、ウィンドウ4034は、スライドオーバーウィンドウ4020の下に最初に表示されていたフルスクリーンウィンドウと同じアプリケーションのフルスクリーンウィンドウである。
図4A46では、接触4068による別の入力が、ウィンドウ4034内に表示された文書(例えば、電子メールアプリケーション内の一連の電子メールメッセージのうちの電子メールメッセージ)上で検出される。接触4068による入力の最初の部分は、文書に対するドラッグ動作を開始するための基準を満たす(例えば、入力が、文書上での接触のタッチダウン後、少なくとも閾値時間にわたって実質的に静止したままであるタップアンドホールド入力であるか、又は入力が、接触の強度が公称接触検出強度閾値を超える軽い押圧入力である)場合は、文書は(例えば、文書の視覚的強調表示によって指示されたように)選択される。
図4A47では、文書の表現4070が、接触4068の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。図4A48では、接触4068がディスプレイの既定の領域(例えば、アプリケーションアイコンをスライドオーバーウィンドウ上にドロップすることによってそのスライドオーバーウィンドウを開くための既定の領域4014、又は既定の領域4014の縮小サイズのバージョン)内にある時、文書の表現は、文書のネイティブアプリケーションで文書を表示する新たなスライドオーバーウィンドウのプレビューを表示する状態に(例えば、表現4044’に)変換される。
図4A49では、入力が終了した後(例えば、接触4068のリフトオフが既定の領域4014又は既定の領域4014の縮小サイズバージョン内で検出された後)、文書は文書のネイティブアプリケーションのスライドオーバーウィンドウ(例えば、電子メールアプリケーションのスライドオーバーウィンドウ)内で開かれ、文書を表示するスライドオーバーウィンドウ4044は、背景フルスクリーンウィンドウ4034にオーバーレイする一番上のスライドオーバーウィンドウになる。
いくつかの実施形態では、入力がディスプレイ上の他の位置で終了した場合、他の動作が実行されてもよい。例えば、一部の実施形態では、分割ビューモードで新規ウィンドウを開くことに対応するディスプレイの領域内で入力が終了した場合、文書は、電子メールアプリケーションウィンドウ4034のサイズ変更されたバージョン(例えば、縮小幅バージョン)と並列に表示される新規ウィンドウで開かれる。いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウの上であるが、文書の新規ウィンドウを開くための既定の領域の外側にあるディスプレイの領域内で入力が終了し、スライドオーバーウィンドウが文書の許容可能なドロップ位置を提示している場合、文書はスライドオーバーウィンドウ内のこのドロップ位置に挿入される(例えば、スライドオーバーウィンドウ内に表示されている別の文書、又はメッセージ、又は格納位置に挿入される)。一部の実施形態では、入力がスライドオーバーウィンドウの外側で終了した場合、文書はウィンドウ4034内の、入力の終了位置に対応する許容可能なドロップ位置(利用可能である場合)にドロップされるか、又は許容可能なドロップ位置が利用可能でない場合には元の位置に戻される。
図4A12に続く図4A50では、接触4026による入力がスライドオーバーウィンドウ4020の外側で検出され、それぞれの方向への接触4026の移動を含む。接触の移動に応じて、デバイスは、例えば接触4026の移動に従って地図をシフトさせるなどの、背景フルスクリーンウィンドウ4002に対応するアプリケーション内での動作を実行する。接触4026の開始位置がスライドオーバーウィンドウ4020の外側にあるため、アプリケーションレベルの動作が開始され、その後にスライドオーバーウィンドウ4020が表示されている領域上を接触が移動しても、動作が継続される。
図4B1~図4B51は、一部の実施形態に係る、アプリケーションアイコンを選択することによってアプリケーションを切り替えるユーザの要求に応じたユーザインタフェース挙動を示す。アプリケーションを切り替える要求は、アプリケーションのウィンドウスイッチャユーザインタフェースを見る要求と共に同じジェスチャに統合される。デバイスは、現在表示されているアプリケーションが2つ以上のウィンドウを現在有するかどうかに基づいて、アプリケーションを切り替えるか、又は現在表示されているアプリケーションのウィンドウスイッチャユーザインタフェースを表示するかを自動的に決定する。それぞれのアプリケーションに対応する複数のウィンドウを同時に表示するウィンドウスイッチャユーザインタフェースとのユーザ対話についても、いくつかの実施形態に従って説明する。これらの図におけるユーザインタフェースは、図6A~図6Eにおけるプロセスを含む、以下で説明されるプロセスを示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図4B1~図4B4は、対応するアプリケーションが現在表示されている間に、ユーザがアプリケーションアイコンを選択して対応するアプリケーションを開く対話を示す。
図4B1に示すように、電子メールアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4102が、タッチスクリーン112上に表示される。この例では、フルスクリーンウィンドウ4102はフルスクリーンの独立型表示構成で表示され、スクリーン上に同時に表示される他のウィンドウは存在しない。いくつかの実施形態では、デバイスは、フルスクリーンウィンドウ4102が独立型構成で表示されているか、又はスライドオーバーモードで(例えば、同じアプリケーション若しくは異なるアプリケーションの)スライドオーバーウィンドウの背景ウィンドウとして表示されているかに関わらず、以下に説明するのと同じ応答を有する。図4B1では、接触4104による入力が、フルスクリーンウィンドウ4102上にオーバーレイされたドック4006内の第1のアプリケーションアイコン(例えば、電子メールアプリケーション用のアプリケーションアイコン218)に対応するスクリーン上の位置で検出される。入力を検出したことに応じて、かつ入力が選択基準を満たす(例えば、入力がアプリケーションアイコン上のタップ入力を検出するための(位置及び時間基準などの)基準を満たす)という判定に従って、デバイスは、選択されたアイコンが現在表示されているウィンドウのアプリケーションに対応するかどうかを判定する。このシナリオでは、現在表示されているウィンドウ(例えば、ウィンドウ4102)及び選択されたアプリケーションアイコン(例えば、アプリケーションアイコン218)は、両方とも電子メールアプリケーションに対応する。現在表示されているウィンドウ(例えば、ウィンドウ4102)及び選択されたアプリケーションアイコン(例えば、アプリケーションアイコン218)が両方とも電子メールアプリケーションに対応していると判定したことに応じて、デバイスは、アプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているか否か(例えば、複数の開いているウィンドウが、保存された最終表示状態でスクリーンに再表示することの可能な「開いている」ウィンドウとしてメモリ内に保存されているか否か)を判定する。このシナリオでは、この時点で電子メールアプリケーションが2つ以上の開いているウィンドウを有するという判定に従って、デバイスは、電子メールアプリケーションに関連付けられた複数の開いているウィンドウの表現を同時に表示するウィンドウスイッチャユーザインタフェース4018(図4B4)を表示する。これは、電子メールアプリケーションが現在表示されているアプリケーションではない場合(例えば、別のアプリケーションが現在表示されているアプリケーションである場合、又はシステムユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース)が現在表示されている場合)に、電子メールアプリケーションのアプリケーションアイコンが選択基準を満たす入力によってアクティブ化されるシナリオとは対照的である。
図4B2~図4B3では、接触4104による入力が選択基準を満たしており、現在表示されているウィンドウ及び選択されたアプリケーションアイコンが同じアプリケーションに対応し、アプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているという判定に応じて、アニメーション化された遷移が表示される。アニメーション化された遷移は、現在表示されているフルスクリーンウィンドウ4102のサイズが縮小され、ウィンドウ4102の表現(例えば、縮小スケール画像)4102’となり、他のウィンドウの表現(例えば、スライドオーバー電子メールウィンドウ4106の表現4016’並びに、図4B4の分割スクリーンモードで示される電子メールウィンドウ及び写真ウィンドウの表現4110’)がウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の背景にオーバーレイするようにスクリーン上に現れることを示す。図4B4では、接触4104による入力の終了及びアニメーション化された遷移の完了後、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108が表示され、スクリーン上の電子メールアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4102を置き換える。このシナリオでは、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108は、全てのフルスクリーンウィンドウの表現(例えば、フルスクリーンウィンドウ4102の表現4102’)、全てのスライドオーバーウィンドウの表現(例えば、スライドオーバーウィンドウ4106の表現4106’)、及び分割スクリーンモードで表示された全てのウィンドウの表現(例えば、分割スクリーンモードで写真ウィンドウと共に表示された電子メールウィンドウの表現4102’)を含む、電子メールアプリケーションに関連する全ての保存されたウィンドウの表現が背景(例えば、フルスクリーンウィンドウ4102のぼかしがかけられた又は暗色化された画像)上にオーバーレイされた状態で表示される。ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108内の各表現は、選択基準を満たす入力(例えば、タップ入力)によってアクティブ化されると、デバイスに、ウィンドウスイッチャユーザインタフェースの表示を停止させて、選択された表現に対応するウィンドウを表示させ、(例えば、元々表示されていたウィンドウの表現が選択された場合は)以前に表示されていたウィンドウに戻るか、又は(例えば、元々表示されていたウィンドウ以外のウィンドウの表現が選択された場合は)同じアプリケーションの異なるウィンドウに切り替えるタスクを実行させる。
また、図4B4に示すように、閉アフォーダンス4114がウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108内に設けられている。閉アフォーダンスは、選択基準を満たす入力(例えば、タップ入力)によってアクティブ化されると、デバイスにウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の表示を停止させ、フルスクリーンウィンドウ4102を再表示させる。新規ウィンドウアフォーダンス4112もまた、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108内に設けられている。新規ウィンドウアフォーダンス4112は、選択基準を満たす入力(例えば、タップ入力)によってアクティブ化されると、デバイスに、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の表示を停止させ、電子メールアプリケーションの新規ウィンドウ(例えば、(電子メールインボックスユーザインタフェース、下書き電子メールユーザインタフェース、新規メッセージユーザインタフェースなどの)デフォルトウィンドウ)を表示させる。
図4B4では、接触4118による入力が、元々表示されていたフルスクリーンウィンドウ4102の表現4102’上で検出される。接触4118による入力を検出したことに応じて、かつ入力が第1の基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の表示を停止し、図4B5に示すようにフルスクリーンウィンドウ4102を表示する。
図4B5は、電子メールアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4102が表示されている間に、メッセージアプリケーション用のアプリケーションアイコン224上で接触4120による入力が検出されることを示す。接触4120による入力が第1の基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、アプリケーションアイコン224及び現在表示されているウィンドウ4102が同じアプリケーションに対応するかどうかを判定する。アプリケーションアイコン224及び現在表示されているウィンドウ4102が同じアプリケーションに対応しないという判定に従って、デバイスは、フルスクリーンウィンドウ4102の表示を停止し、図4B6に示すように、メッセージアプリケーションに対応するフルスクリーンウィンドウ4122(例えば、(メッセージアプリケーションの最後に表示されたフルスクリーンウィンドウなどの)メッセージアプリケーションのデフォルトウィンドウ)を表示する。図4B5~図4B6に示す例示的なシナリオでは、ユーザが現在表示されているアプリケーションとは異なるアプリケーションのアプリケーションアイコンを選択したために、この時点でメッセージアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているかどうか、又はこの時点で電子メールアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているかどうかに関係なく、アプリケーションを切り替えるユーザの要求が満たされる。
図4B7~図4B8は、図4B1~図4B4に示すシナリオとは対照的なシナリオを示している。図4B7~図4B8に示す例示的なシナリオでは、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4122がタッチスクリーン112上に表示される。いくつかの実施形態では、デバイスは、フルスクリーンウィンドウ4102が独立型構成で表示されているか、又はスライドオーバーモードで(例えば、同じアプリケーション若しくは異なるアプリケーションの)スライドオーバーウィンドウの背景ウィンドウとして表示されているかに関わらず、以下に説明するのと同じ応答を有する。図4B7では、接触4124による入力が、メッセージウィンドウ4122のフルスクリーンウィンドウ4122上にオーバーレイされたドック4006内のメッセージアプリケーション用のアプリケーションアイコン224に対応するスクリーン上の位置で検出される。入力を検出したことに応じて、かつ入力が選択基準を満たすという判定に従って、デバイスは、選択されたアプリケーションアイコンが現在表示されているウィンドウのアプリケーションに対応するかどうかを判定する。このシナリオでは、現在表示されているウィンドウ(例えば、ウィンドウ4122)及び選択されたアプリケーションアイコン(例えば、アプリケーションアイコン224)は、両方ともメッセージアプリケーションに対応する。現在表示されているウィンドウ(例えば、ウィンドウ4122)及びアクティブ化されたアプリケーション(例えば、アプリケーションアイコン224)が両方ともメッセージアプリケーションに対応すると判定したことに応じて、デバイスは、アプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているか否か(例えば、複数の開いているウィンドウが、保存された最終表示状態でスクリーンに再表示することの可能な「開いている」ウィンドウとしてメモリ内に保存されているか否か)を判定する。このシナリオでは、メッセージアプリケーションがこの時点で2つ以上の開いているウィンドウを有さないという判定に従って、デバイスは、アプリケーション切り替え動作及びウィンドウスイッチャ表示動作のいずれも接触4124による入力に応じて開始されないことを示すために、1つ以上の(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック及び/又は触覚フィードバックに対応する)出力を提供する。図4B8では、アプリケーションアイコン224は、接触4124による入力に応じて、現在表示されているウィンドウと選択されたアプリケーションアイコンとが同じアプリケーションに対応し、アプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられていないことを示すために、またアプリケーション切り替えもウィンドウスイッチャ表示動作も実行されないことを示すために、任意選択的に聴覚又は触覚アラートと併せて振動する。
図4B8に続く図4B9~図4B13は、プロセスの終了時にメッセージアプリケーションに関連付けられた2つ以上のウィンドウが存在するように、更なるウィンドウがメッセージアプリケーションで開かれるプロセスを示す。メッセージアプリケーションで更なるウィンドウを開く方法は他にも存在し、図4B9~図4B13に示すプロセスは、アプリケーションで更なるウィンドウを開くための多くの方法の1つに過ぎない。
図4B9に示すように、接触4128による入力が、Greg Kaneとの会話の表現4130に対応するフルスクリーンウィンドウ4122上の位置で検出される。接触4128による入力を検出したことに応じて、かつ入力の最初の部分がオブジェクト移動基準(例えば、(文書、ユーザインタフェースオブジェクト、コンテンツアイテムなどの)オブジェクトに対するドラッグ動作を開始するためのタップアンドホールド入力又は軽い押圧入力を検出するための時間又は強度基準)を満たすという判定に従って、デバイスは、表現4130を強調表示状態で表示する。図4B10~図4B11では、オブジェクト移動基準が接触4128による入力の最初の部分によって満たされた後に検出された接触4128の移動に従って、Greg Kaneとの会話の別の表現4132(例えば、表現4130のコピー)がディスプレイを横切ってドラッグされる。図4B12では、表現4132がアプリケーションのスライドオーバーウィンドウでコンテンツを開くためにディスプレイの右縁付近の既定の領域4308(例えば、図4C28にも示されているように、既定の領域4308は、図4A6の既定の領域4014の縮小幅バージョンであり、図4E8内のゾーンFである)内にドラッグされると、デバイスは、この時点で入力が終了した場合はメッセージアプリケーションのスライドオーバーウィンドウがスクリーンの右側のフルスクリーンウィンドウ4122にオーバーレイするように表示されることを示すために、(例えば、フルスクリーンウィンドウ4122のサイズが縮小されて、ウィンドウ4122の縮小スケール表現4122’に変換される、縮小スケール表現4122’の下の背景を明瞭化する、表現4132が細長くなり、横方向に拡張されるなどの)視覚フィードバックを提供する。いくつかの実施形態では、視覚フィードバックはまた、サイズ変更されたフルスクリーンウィンドウを視覚的に不明瞭化することと、視覚的に不明瞭化されたウィンドウ上にフルスクリーンウィンドウに対応するアプリケーションアイコンを表示することと、を含む。いくつかの実施形態では、メッセージアプリケーション用のアプリケーションアイコンが表現4132上に表示される。図4B13では、メッセージアプリケーションのスライドオーバーウィンドウ4136が開かれ、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4122の一部分にオーバーレイするようにディスプレイの右側に表示されている。スライドオーバーウィンドウ4136の内側に、Greg Kaneとの会話が表示されている。換言すれば、スクリーンの右側に(例えばスライドオーバーウィンドウでコンテンツを開くための既定の領域4308内へと)ドラッグされたコンテンツオブジェクト(例えば、Greg Kaneとの会話)は、コンテンツオブジェクトに対応するアプリケーションのスライドオーバーウィンドウ(例えば、スライドオーバーメッセージウィンドウ)で開かれる。接触4128による入力の終了の後、フルスクリーンウィンドウ4122及びスライドオーバーウィンドウ4136を含む、メッセージアプリケーションに関連付けられた2つ以上のウィンドウが存在する。
図4B13に続く図4B14~図4B17では、ドック4006内のアプリケーションアイコン228上で接触4138による別の入力が検出され、この入力によって、スライドオーバーウィンドウが写真アプリケーションで開かれる。新規ウィンドウをアプリケーションで開く方法は多数存在し、図4B14~図4B17に示すプロセスは、新規ウィンドウを開く多くの方法のうちの1つに過ぎない。この例では、新規ウィンドウは、写真アプリケーションで開かれる第1のウィンドウである。図4B14に示すように、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4122及びスライドオーバーウィンドウ4136がスライドオーバーモードで表示されている間に、接触4138による入力が、写真アプリケーションのアプリケーションアイコン228に対応するディスプレイ上の位置で検出される。図4B15~図4B16では、入力の最初の部分がアプリケーションアイコンに対するドラッグ動作を開始するためのオブジェクト移動基準を満たした後、オブジェクト移動基準がこの最初の部分によって満たされた後に検出された接触4138の移動に従って、写真アプリケーションの表現4140がディスプレイを横切ってドラッグされる。図4B16では、接触4138が、ディスプレイの右側のスライドオーバーウィンドウを開くために写真アプリケーションの表現4140を既定の領域4014(例えば、アプリケーションアイコンをドロップすることによってスライドオーバーアプリケーションウィンドウを開くための領域4014は、新たなスライドオーバーウィンドウでコンテンツを開くために使用される図4B12の領域4308よりも幅広である)内にドラッグすると、ドラッグされたアプリケーションのスライドオーバーウィンドウを開くためのドロップゾーンに到達したことを示すために、表現4140が細長くなり、横方向に拡張される。図4B17では、入力が既定の領域4014内で終了した後(例えば、接触4138の既定の領域4014内でのリフトオフの後)、写真アプリケーションのスライドオーバーウィンドウ4142が、フルスクリーンウィンドウ4122にオーバーレイする一番上のスライドオーバーウィンドウとして表示される。
図4B18~図4B19は、図4B1~図4B4に示すシナリオと類似し、かつ図4B5~図4B6及び図4B7~図4B8に示すシナリオとは対照的なシナリオを示している。
図4B18~図4B19に示す例示的なシナリオでは、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4122は、写真アプリケーションのスライドオーバーウィンドウ4142と共にタッチスクリーン112上に表示される。いくつかの実施形態では、デバイスは、フルスクリーンウィンドウ4122が独立型表示構成で表示されているか、又はスライドオーバーモードで(例えば、同じアプリケーション若しくは異なるアプリケーションの)スライドオーバーウィンドウの背景ウィンドウとして表示されているかに関わらず、以下に説明するのと同じ応答を有する。図4B18では、接触4144による入力が、フルスクリーンウィンドウ4122上にオーバーレイされたドック4006内のメッセージアプリケーション用のアプリケーションアイコン224に対応するスクリーン上の位置で検出される。入力を検出したことに応じて、かつ入力が第1の基準を満たすという判定に従って、デバイスは、選択されたアイコンが現在表示されているウィンドウのアプリケーションに対応するかどうかを判定する。このシナリオでは、現在表示されているウィンドウ(例えば、ウィンドウ4122)及び選択されたアプリケーションアイコン(例えば、アプリケーションアイコン224)は、両方ともメッセージアプリケーションに対応する。現在表示されているウィンドウ(例えば、ウィンドウ4122)及びアクティブ化されたアプリケーションアイコン(例えば、アプリケーションアイコン224)が両方ともメッセージアプリケーションに対応すると判定したことに応じて、デバイスは、メッセージアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているか否か(例えば、複数の開いているウィンドウが、保存された最終表示状態でスクリーンに再表示することの可能な「開いている」ウィンドウとしてメモリ内に保存されているか否か)を判定する。このシナリオでは、(例えば、ウィンドウ4136が図4B15においても同様に開いているために)メッセージアプリケーションがこの時点で2つ以上の開いているウィンドウを有するという判定に従って、デバイスは、メッセージアプリケーションに関連付けられた複数の開いているウィンドウの表現を同時に表示するウィンドウスイッチャユーザインタフェース4018を表示する。これは、(例えば、図4B5~図4B6に示すように)メッセージアプリケーションのアプリケーションアイコンが選択基準を満たす入力によってアクティブ化されるが、メッセージアプリケーションは現在表示されているアプリケーションではなく、アプリケーション切り替え動作が入力に応じて即座に実行されるシナリオとは対照的である。これはまた、(例えば、図4B7~図4B8に示すように)アクティブ化されたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションが現在表示されているアプリケーションであるが、単一のウィンドウしか開いておらず、アプリケーション切り替えもウィンドウスイッチャの表示も行われないシナリオとも対照的である。
図4B19に示すように、接触4144による入力が終了した後、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108が表示され、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4122及び写真アプリケーションのスライドオーバーウィンドウ4142を置き換える。このシナリオでは、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108は、全てのフルスクリーンウィンドウの表現(例えば、フルスクリーンウィンドウ4122の表現4122’)、全てのスライドオーバーウィンドウの表現(例えば、スライドオーバーウィンドウ4136の表現4136’)、及び分割スクリーンモードで表示された全てのウィンドウの表現(例えば、この時点では存在しない)を含む、メッセージアプリケーションに関連する全ての保存されたウィンドウの表現が背景(例えば、フルスクリーンウィンドウ4122のぼかしがかけられた又は暗色化された画像)上にオーバーレイされた状態で表示される。ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108内の各表現は、選択基準を満たす入力(例えば、タップ入力)によってアクティブ化されると、デバイスに、ウィンドウスイッチャユーザインタフェースの表示を停止させて、選択された表現に対応するウィンドウを表示させ、以前に表示されていたウィンドウ(又は、任意選択的に、同時に表示されていたウィンドウ)に戻るか、又は同じアプリケーションの異なるウィンドウ(例えば、ウィンドウ4136’)に切り替えるタスクを実行させる。ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108では、同じ新規ウィンドウアフォーダンス4112及び閉アフォーダンス4114が表示される。新規ウィンドウアフォーダンス4112は、アクティブ化されると、デバイスにメッセージアプリケーションの新規ウィンドウを開かせる。閉アフォーダンス4114は、アクティブ化されると、デバイスにウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の表示を停止させ、フルスクリーンウィンドウ4122及びスライドオーバーウィンドウ4142を再表示させる。いくつかの実施形態では、各アプリケーションは、アプリケーション内にカスタマイズ(例えば、ユーザインタフェースオブジェクト、機能、及び外観)が構成された、ウィンドウスイッチャユーザインタフェースの独自のコピーを有する。一部の実施形態では、ウィンドウスイッチャユーザインタフェースは、ウィンドウスイッチャユーザインタフェースがそこから呼び出されるそれぞれのアプリケーションに対応する異なる状態で表示される、システムユーザインタフェースである。
図4B20~図4B21は、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108内の新規ウィンドウアフォーダンス4112との対話を示す。図4B20では、接触4146による入力が、新規ウィンドウアフォーダンス4112に対応する位置で検出される。入力に応じて、かつ入力が選択基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、メッセージアプリケーションの新規ウィンドウを表示する。複数の実施形態では、新規ウィンドウは、メッセージアプリケーションのデフォルトウィンドウ(例えば、新たな受信者との新規メッセージを作成するための新規メッセージテンプレート及び一連の既存の会話を表示するウィンドウ4148)である。
図4B22~図4B23は、新規ウィンドウを開くことなく、フルスクリーンウィンドウ4148内の別のユーザインタフェースにナビゲーションすることを示す。図4B22では、接触4152による入力が、Mary Fordとの会話の表現4150に対応する位置で検出される。入力に応じて、かつ入力が第1の基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、ウィンドウ4148内のユーザインタフェースが変換され、図4B23に示すように、ウィンドウ内の新規メッセージテンプレートはMary Fordとの会話に置き換えられる。更なる明確化の目的で、ウィンドウのコンテンツが変更されたことを示すために、ウィンドウ4148はウィンドウ4154として再ラベル付けされるが、メッセージアプリケーションでは新規ウィンドウは開かれない。あるいは、メッセージアプリケーション内のナビゲーション動作によって、メッセージアプリケーション内でウィンドウ4148が閉じられ、ウィンドウ4154が開かれる。
図4B24~図4B27は、一部の実施形態に係る、分割スクリーンモードで写真アプリケーション内のウィンドウを開き、同時にメッセージアプリケーション内のフルスクリーンウィンドウを分割スクリーンウィンドウに変換するプロセスを示す。このプロセスでは、写真アプリケーション内のウィンドウは新たに開かれたウィンドウであるが、メッセージアプリケーション内のウィンドウは新たに開かれたウィンドウではなく、サイズ変更された既存のウィンドウである。
図4B24に示すように、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4154を表示している間に、接触4156による入力が、写真アプリケーションのアプリケーションアイコン228に対応する位置で検出される。入力を検出したことに応じて、かつ入力の最初の部分が第2の基準(例えば、入力の位置でオブジェクト上に対するドラッグ動作を開始するための基準)を満たすという判定に従って、デバイスは、ドラッグ動作を開始するための基準が満たされたことを示すために、アプリケーションアイコン228を強調表示する。図4B25では、写真アプリケーションの表現4158が、第2の基準が入力の最初の部分によって満たされた後に検出された接触4156の移動に従ってドラッグされる。図4B26では、写真アプリケーションの表現4158は、分割スクリーンモードでウィンドウを開くために、ディスプレイの左縁付近の既定の領域4162(例えば、図4E8のゾーンAとも呼ばれる)にドラッグされる。いくつかの実施形態では、分割スクリーンモードでウィンドウを開くための既定の領域4162とディスプレイの左縁との間隔は、(例えば、スライドオーバーモードでウィンドウを開くための)既定の領域4014とディスプレイの右縁との間隔よりも短い。接触4156が分割スクリーンモードでアプリケーションウィンドウを開くための既定の領域4162内にあると判定したことに応じて、デバイスは、この時点で入力が終了した場合はドラッグされたアプリケーションのウィンドウが分割スクリーンモードで開かれることを示すための視覚フィードバックを提供する。いくつかの実施形態では、視覚フィードバックは、例えば、フルスクリーンウィンドウ4154を横方向にサイズ変更して、ディスプレイの新規ウィンドウが表示される側の背景を明瞭化することを含む。いくつかの実施形態では、フルスクリーンウィンドウ4154がサイズ変更されると、フルスクリーンウィンドウのコンテンツは視覚的に不明瞭化され(例えば、ぼかしがかけられるか又は暗色化され)、対応するアプリケーション用のアプリケーションアイコンが、視覚的に不明瞭化されたウィンドウ上に表示される。いくつかの実施形態では、視覚フィードバックは、例えば、アプリケーションの表現4158を伸長させること及び、表現4158がメッセージアプリケーションのウィンドウ4154の縮小幅表現4154’とオーバーラップしないように、表現4158の横幅を縮小することを含む。図4B27では、接触4156による入力の終了が検出された後、分割スクリーンモードで、ディスプレイの左側に写真アプリケーションの新規ウィンドウ4166が開かれる。加えて、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4154はサイズ変更され、分割スクリーンモードで写真アプリケーションの新規ウィンドウ4166と同時に表示される。明確化の目的で、ウィンドウ4154は、フルスクリーンウィンドウから分割スクリーンウィンドウへとサイズ変更及び変換されたことを示すために4164として再ラベル付けされるが、メッセージアプリケーションでは新規ウィンドウは開かれない。いくつかの実施形態では、メッセージアプリケーションにおける上述のウィンドウサイズ変更動作は、メッセージアプリケーションにおいてフルスクリーンウィンドウ4154を閉じて、分割スクリーンウィンドウ4164を開くことによって達成される。ウィンドウ4166及びウィンドウ4164は、一対の分割スクリーンウィンドウとして関連付けられ(例えば、ピン留めされ)、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース(例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース4032)内で単一の表現によって一緒に表される。加えて、いくつかの実施形態では、一対の分割スクリーンウィンドウの各ウィンドウもまた、それぞれのアプリケーションに対応するウィンドウスイッチャユーザインタフェースにおけるそれぞれの対応するアプリケーションの開いているウィンドウとしてカウントされる。いくつかの実施形態では、一対の分割スクリーンウィンドウは、単一の表現によってウィンドウスイッチャユーザインタフェース内で表される。一部の実施形態では、一対の分割スクリーンウィンドウの単一の表現が(例えば、タップ入力によって)選択されると、一対の分割スクリーンウィンドウは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース及び/又はウィンドウスイッチャユーザインタフェースからディスプレイに一緒に再表示される。
図4B28~図4B31は、いくつかの実施形態に係る、ウィンドウスイッチャユーザインタフェースを使用したウィンドウ切り替え動作を示す。図4B28に示すように、写真アプリケーションのウィンドウ4166及びメッセージアプリケーションのウィンドウ4164は、分割スクリーンモードで並列に表示される。接触4168による入力が、メッセージアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン224上で検出される。入力が選択基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、また現在表示されているウィンドウ(例えば、ウィンドウ4166及びウィンドウ4164)のうちの1つとアクティブ化されたアプリケーションアイコンとが同じアプリケーションに対応する(例えば、ウィンドウ4164とアプリケーションアイコン224とが両方ともメッセージアプリケーションに対応する)という判定に従って、またアクティブ化されたアプリケーションアイコンのアプリケーション(例えば、メッセージアプリケーション)が複数のウィンドウに関連付けられているという判定に従って、デバイスは、図4B29に示すように、メッセージアプリケーションに対応する状態でウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108を表示する(例えば、この時点でメッセージアプリケーションに関連付けられている複数のウィンドウの表現を表示する)。図4B29では、表現4122’はフルスクリーンウィンドウ4122用に表示され、表現4136’はスライドオーバーウィンドウ4136用に表示され、表現4168’は分割スクリーンウィンドウ4164用に表示されている(例えば、写真アプリケーションの場合、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース内の分割スクリーンウィンドウ4166にも同じ表現が使用される)。図4B30では、接触4170による入力が、メッセージアプリケーションのウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108内の表現4122’上で検出される。入力に応じて、かつ入力が選択基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、メッセージアプリケーションのウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の表示を停止し、図4B31に示すように、スクリーン上にメッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4122を独立型表示構成で再表示する。この時点で、図4B28に示す分割スクリーンウィンドウ4164からフルスクリーンウィンドウ4122へのウィンドウ切り替え動作は、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108を介して達成される。
図4B32~図4B33は、いくつかの実施形態に係る、いくつのウィンドウが第2のアプリケーションに関連付けられているかに関わらず、第1のアプリケーションから第2のアプリケーションへのアプリケーション切り替え動作が第2のアプリケーション用のアプリケーションアイコンの選択に応じて実行される、図4B5~図4B6に示すシナリオに類似するシナリオを示している。
図4B32は、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4122が表示されている間に、電子メールアプリケーション用のアプリケーションアイコン218上で接触4172による入力が検出されることを示す。接触4172による入力が選択基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、アプリケーションアイコン218及び現在表示されているウィンドウ4122が同じアプリケーションに対応するかどうかを判定する。アプリケーションアイコン218及び現在表示されているウィンドウ4122が同じアプリケーションに対応しないという判定に従って、デバイスは、フルスクリーンウィンドウ4122の表示を停止し、図4B33に示すように、電子メールアプリケーションに対応するフルスクリーンウィンドウ4102(例えば、(電子メールアプリケーションの最後に表示されたフルスクリーンウィンドウなどの)電子メールアプリケーションのデフォルトウィンドウ)を表示する。図4B32~図4B33に示す例示的なシナリオでは、ユーザが現在表示されているアプリケーションとは異なるアプリケーションのアプリケーションアイコンをアクティブ化したために、この時点で電子メールアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているかどうか、又はこの時点でメッセージアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているかどうかに関係なく、アプリケーションを切り替えるユーザの要求が満たされる。
図4B33に続く図4B34~図4B35は、現在表示されているアプリケーションのアプリケーションアイコンのタップ入力によるアクティブ化に応じてアプリケーションスイッチャユーザインタフェースが表示される、図4B1~図4B5に示されるシナリオに類似する例示的なシナリオを示す。図4B34では、メールアプリケーションのウィンドウ4102がスクリーン上に表示されている間に、メールアプリケーション用のアプリケーションアイコン218上で接触4174による入力が検出される。入力が選択基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、またアクティブ化されたアプリケーションアイコン及び現在表示されているウィンドウが同じアプリケーションに対応するという判定に従って、またアプリケーションが2つ以上のウィンドウを有するという判定に従って、デバイスは、図4B35に示すように、そのアプリケーション(例えば、電子メールアプリケーション)用のウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108を表示する。図4B35では、この時点で電子メールアプリケーションに関連付けられている全てのウィンドウが、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108内に表示されている。ウィンドウの各表現は、類似又は同一のコンテンツを有するウィンドウを区別するために、アプリケーションアイコン及びウィンドウのコンテンツに基づいて自動的に生成されるウィンドウの一意の名前と共に表示される。
いくつかの実施形態によれば、図4B32~図4B35は、ダブルタップ(例えば、両方が選択基準を満たし、任意選択的に閾値時間未満離れている2つの連続する入力)が、デバイスに、第1のアプリケーションの表示から第2のアプリケーションの表示に切り替え、第2のアプリケーションのウィンドウスイッチャユーザインタフェースを表示する動作を実行させることを示している。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションを表示する中間状態は表示されず、デバイスは、ダブルタップ入力に応じて、第1のアプリケーションの表示から第2のアプリケーションのウィンドウスイッチャユーザインタフェースの表示に直接進み、次いで、このウィンドウスイッチャユーザインタフェース又は既存のウィンドウスイッチャユーザインタフェースからウィンドウを(例えば、閉アフォーダンス又は新規ウィンドウアフォーダンスを選択することによって、ウィンドウの表現の外側をタップすることによって)選択する入力に応じて、第2のアプリケーションのウィンドウスイッチャユーザインタフェースの表示から第2のアプリケーションのウィンドウの表示に進む。
図4B36~図4B37は、接触4176による入力が、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108上にオーバーレイされたドック4006内のアプリケーションアイコン228上で検出される例示的なプロセスを示す。一部の実施形態では、ドック4006は、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108が表示される時に最初は隠されており、ドック表示基準を満たす(例えば、入力がタッチスクリーンの底縁から開始する上方向スワイプジェスチャである)入力によってスクリーンに再表示される。入力を検出したことに応じて、かつ入力が選択基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の表示を停止し、図4B37に示すように、アクティブ化されたアプリケーションアイコン228に対応するアプリケーション(例えば、写真アプリケーション)のウィンドウ4178を表示する。
図4B38~図4B42は、一部の実施形態に係る、アプリケーションのウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108を使用して、アプリケーション(例えば、写真アプリケーション)の第1のウィンドウ(例えば、フルスクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4178))から第2のウィンドウ(例えば、スライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4142))に切り替えるための例示的なプロセスを示す。
図4B38に示すように、写真アプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4178が表示されている間に、写真アプリケーションのアプリケーションアイコン228上で接触4180による入力が検出される。接触4180による入力に応じて、デバイスは、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108を、この時点での写真アプリケーションに関連付けられた複数のウィンドウの表現(例えば、フルスクリーンウィンドウ4168用の表現4168’、スライドオーバーウィンドウ4142用の表現4142’及びフルスクリーンウィンドウ4178用の表現4178’)を含む、写真アプリケーションに対応する状態で表示する。図4B40では、接触4182による入力が、スライドオーバーウィンドウ4142用の表現4142’上で検出される。入力を検出したことに応じて、かつ入力が選択基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の表示を停止し、図4B41又は図4B42に示すようにスライドオーバーウィンドウ4142を表示する。図4B41では、いくつかの実施形態において、スライドオーバーウィンドウ4142は、以前にスライドオーバーウィンドウ4142と共に最後に表示された(例えば、図4B18では、ウィンドウ4122はスライドオーバーウィンドウ4142と共に最後に表示された)同じ背景ウィンドウ(例えば、フルスクリーンウィンドウ、又は一対の分割スクリーンウィンドウ)と同時に表示される。図4B42では、いくつかの実施形態において、スライドオーバーウィンドウ4142は、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の表示の直前に最後に表示された(例えば、ウィンドウ4178は、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の表示の直前に表示された最後のフルスクリーンウィンドウである)フルスクリーンウィンドウ(例えば、フルスクリーンウィンドウ又は一対の分割スクリーンウィンドウ)と同時に表示される。
図4B43~図4B43は、一部の実施形態に係る、アプリケーションのウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108を呼び出すための別の例示的なプロセスを示す。図4B43~図4B43に示す例は、写真アプリケーションが表示されている間に検出された入力によって写真アプリケーションのウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108が呼び出されることを示しているが、この例示的なプロセスは、アプリケーションが現在表示されているアプリケーションであるかどうかに関わりなく(例えば、入力が最初に検出された時に別のアプリケーション又はシステムユーザインタフェースが表示されてもよい)、アプリケーションのウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108を呼び出すように機能する。
図4B43に示すように、アプリケーション(例えば、写真アプリケーション、又は写真アプリケーションとは異なる別のアプリケーション)及びドック6004を表示している間に、接触4183による入力が、ドック内のアプリケーションアイコン(例えば、写真アプリケーションのアプリケーションアイコン228)上で検出される。入力を検出したことに応じて、かつ入力がメニュー表示基準を満たす(例えば、入力がタップアンドホールド入力又は軽い押圧入力である)という判定に従って、アプリケーションアイコン228は、メニュー基準が入力によって満たされたことを示すために強調表示される。図4B44では、入力の終了を検出したことに応じて(例えば、接触4183のリフトオフを検出したことに応じて)、選択されたアプリケーションアイコン(例えば、写真アプリケーション)に対応するアプリケーションのウィンドウ管理のための選択可能なオプション4184のメニュー4182が表示される。図4B44に示すように、選択可能なオプションは、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース内の写真アプリケーションに関連付けられた全てのウィンドウを表示するための第1のオプション、写真アプリケーション内の新規ウィンドウ(例えば、新たなデフォルトウィンドウ)を開くための第2のオプション、及び写真アプリケーションに関連付けられた全てのウィンドウを閉じるための第3のオプションを含む。図4B45では、接触4186による入力が、全てのウィンドウを表示するための第1の選択可能なオプション上で検出される。入力を検出したことに応じて、かつ入力が選択基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、図4B46に示すように、写真アプリケーションに関連付けられた全てのウィンドウの表現を含むウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108を表示する。
図4B4、図4B19、図4B29、図4B35、及び図4B40に示すウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108において、新規ウィンドウアフォーダンス4112が表示され、新規ウィンドウアフォーダンスは、(例えば、タップ入力によって)アクティブ化されると、現在表示されているウィンドウスイッチャユーザインタフェースに対応するアプリケーションの新規ウィンドウを開くプロセスを開始する。一部の実施形態では、新たに開かれたウィンドウは、アプリケーションのデフォルトの新規ウィンドウである。一部の実施形態では、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の第2のバージョンが、一方は新規ウィンドウで新規文書を開くため、他方は新規ウィンドウで既存の文書を開くための2つの異なる新規ウィンドウアフォーダンスと共に表示される。一部の実施形態では、デバイスは、ウィンドウスイッチャユーザインタフェースの対応するアプリケーションが文書エディタアプリケーション(例えば、ワードプロセッシングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、プレゼンテーションエディタアプリケーション、描画アプリケーション、pdf文書作成アプリケーション、コンテンツ公開アプリケーションなど)であるか、又は文書作成アプリケーション(例えば、ブラウザアプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージアプリケーション、写真アプリケーションなど)でないかに応じて、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108のどのバージョンを選択する。図4B47~図4B50は、一部の実施形態に係る、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の第2のバージョンにおける新規ウィンドウアフォーダンスの2つの異なるバージョンを示す。
図4B47に示すように、メモアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4188が表示される。メモアプリケーションは、ユーザが文書を頻繁に作成及び編集し、以前に作成及び編集された文書を再び開いて更に編集することができるため、文書エディタアプリケーションとして機能する。図4B47に示すように、メモアプリケーションのウィンドウ4188が表示されている間に、ドック6004内のメモアプリケーションのアプリケーションアイコン244上で接触4190による入力が検出される。入力を検出したことに応じて、かつ入力が選択基準を満たすという判定に従って、デバイスは、図4B48に示すように、メモアプリケーションに対応するウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108を表示する。図4B48では、メモアプリケーション用に表示されるウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108のバージョンは、メモアプリケーションに関連付けられたウィンドウの表現(例えば、フルスクリーンウィンドウ4188の表現4188’及びメモアプリケーションのスライドオーバーウィンドウの表現4192’)を含む。メモアプリケーションの開ウィンドウの表現に加えて、ウィンドウスイッチャユーザインタフェースはまた、メモアプリケーションの新規ウィンドウで既存の文書を開くための「開」アフォーダンス4194と、新規文書をメモアプリケーションの新規ウィンドウで開くための「新規」アフォーダンス4196とを含む。接触4198による入力及び接触4200による入力が、図4B48に示すウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108上に示されている。
図4B49では、「新規」アフォーダンス4196上での接触4200による入力を検出したことに応じて、かつ入力が第1の基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、ウィンドウスイッチャユーザインタフェースの表示を停止し、新たなメモ文書(例えば、文書にオーバーレイするキーボードを用いて編集可能な状態で開かれた、メモアプリケーション内のデフォルトのノートテンプレートに基づいて作成された新規文書)を表示する新規ウィンドウ4202を表示する。いくつかの実施形態では、デフォルトの新規文書テンプレートに直接に基づいて新規文書を開く代わりに、デバイスは、異なる新規文書フォーマット及び/又は異なる新規文書テンプレートに対応する選択可能なオプションを含む文書作成ユーザインタフェースを表示する。ユーザが新規文書フォーマット及び/又は新規文書テンプレートの各々を選択すると、デバイスは、選択された文書フォーマット及び/又は文書テンプレートに従って新規文書を作成し、アプリケーションの新規ウィンドウで開く。
図4B50では、「開」アフォーダンス4194上での接触4198による入力を検出したことに応じて、かつ入力が第1の基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース4108の表示を停止し、メモアプリケーション用の文書ピッカーユーザインタフェースで新規ウィンドウ4204を表示する。いくつかの実施形態では、文書ピッカーユーザインタフェースは、アプリケーション(例えば、メモアプリケーション)内で開くことができる異なる既存のフォルダ及び文書に対応する選択可能なオプションを含む。例えば、図4B50に示すように、一連の既存のメモが、メモアプリケーションの文書ピッカーユーザインタフェース内に表示される。ユーザが既存のメモの各々を選択すると、デバイスは、選択された文書(例えば、以前に作成された選択されたメモ)をアプリケーション(例えば、メモアプリケーション)の新規ウィンドウで開く。いくつかの実施形態では、アプリケーションは文書管理アプリケーションであり、異なるアプリケーションに対応する文書を開くように構成されている。そのようなシナリオでは、文書管理アプリケーションの文書ピッカーは、その文書ピッカーユーザインタフェース内の異なるアプリケーションに対応する文書の表現を任意選択的に表示し、ユーザの選択入力に応じて、選択された文書に対応する異なるアプリケーションを呼び出すことによって、選択された文書を開く。
図4B51は、デバイス上にインストールされた異なるアプリケーションに対応する複数のアプリケーションアイコンを含むホームスクリーンユーザインタフェース4205を示している。メニュー表示基準を満たす入力(例えば、タップアンドホールド入力又は軽い押圧入力とそれに続く接触のリフトオフ、接触のリフトオフを伴わない長いタッチ保持入力、あるいは接触のリフトオフを伴わない深い押圧入力)に応じて、クイックアクションメニュー4206が表示される。クイックアクションメニュー4206では、アプリケーション内の動作(例えば、直近の写真を表示する、お気に入りのフォルダを表示する、写真を検索するなど)に対応する、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース内の写真アプリケーションに関連付けられた全てのウィンドウを表示するための第1のオプション、写真アプリケーション内の新規ウィンドウ(例えば、新規デフォルトウィンドウ)を開くための第2のオプション及び、写真アプリケーションに関連付けられた全てのウィンドウを閉じるための第3のオプションを含む選択可能なオプションが、メニュー4182に示される選択可能なオプション(図4B44)と同時に表示される。
図4C1~図4C48は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ上の異なる位置(例えば、側部領域)でオブジェクト(例えば、コンテンツアイテムを表すユーザインタフェースオブジェクト又はアプリケーションアイコン)をドラッグアンドドロップするためのプロセスを示す。いくつかの実施形態では、ディスプレイ上の異なる領域内にコンテンツアイテムに対応するオブジェクトをドロップすると、任意選択的に、デバイスは、様々な位置ベースの基準に従って(例えば、ドラッグ入力の終了位置、ドラッグ入力が終了した時点におけるオブジェクトの位置、又はディスプレイ上の異なる既定の領域に対する入力の過去の移動に基づいて予測されるオブジェクトの最終位置の比較に基づいて)異なる動作を実行する。いくつかの実施形態では、ディスプレイ上の異なる領域内のコンテンツアイテムに対応するオブジェクトをドロップすることに応じて実行される動作は、(1)(例えば、同じアプリケーションウィンドウでオブジェクト移動又はオブジェクトコピー動作を実行するために)同じウィンドウ内の異なる位置にコンテンツアイテム又はその表現を表示すること、(2)(例えば、(同一のアプリケーション又は異なる2つのアプリケーションなどの)同時に表示されている2つのウィンドウ間でオブジェクト移動又はオブジェクトコピー動作を実行するために)オブジェクトの元のウィンドウと同時に表示されている異なるウィンドウ内の位置にコンテンツアイテム又はその表現を表示すること、(3)(例えば、オブジェクトの元のウィンドウにオーバーレイするように、コンテンツアイテムに対応するネイティブアプリケーションの新たなスライドオーバーウィンドウでコンテンツアイテムを表示するために)オブジェクトの元のウィンドウと共に第1の同時表示構成で新規ウィンドウでコンテンツアイテムを開いて表示すること、(4)(例えば、オブジェクトの元のウィンドウをサイズ変更し、オブジェクトのサイズ変更された元のウィンドウと共に並列表示で、コンテンツアイテムに対応するネイティブアプリケーションの新たな分割スクリーンウィンドウでコンテンツアイテムを表示するために)、コンテンツアイテムを、オブジェクトの元のウィンドウと共に第2の同時表示構成で新規ウィンドウで開いて表示すること、(5)(例えば、オブジェクトの元のウィンドウの中央部にオーバーレイするように、下書きウィンドウでコンテンツアイテムを表示し、任意選択的に、オブジェクトの元のウィンドウを視覚的に不明瞭化するために)、コンテンツアイテムを、オブジェクトの元のウィンドウと共に第3の同時表示構成で新規ウィンドウで開いて表示すること、(6)(例えば、コンテンツアイテムの元のウィンドウと同時に見ることができる最小化されたウィンドウでコンテンツアイテムを表示するために)、コンテンツアイテムを、オブジェクトの元のウィンドウと共に第4の同時表示構成で新規ウィンドウで開いて表示すること、及び/又は(7)(例えば、新たなフルスクリーンウィンドウでコンテンツアイテムを開き、ディスプレイ上のオブジェクトの元のウィンドウを置き換え(及び、ディスプレイ上に同時に表示されている他のウィンドウを置き換える)ために)、ドラッグ入力又はドラッグ入力の終了時のドラッグされたオブジェクトの位置又は予測される位置に従って、コンテンツアイテムを新たなフルスクリーンウィンドウで開いて表示することを含む。一部の実施形態では、アプリケーションアイコンがディスプレイ上でドラッグアンドドロップされた時にアプリケーション用の新規ウィンドウ(例えば、スライドオーバーウィンドウ又は分割スクリーンウィンドウ)を開くべきかどうかを判定するためのディスプレイ上の既定の領域(例えば、図4B12及び図4C28の領域4308及び領域4310)は、コンテンツアイテムを表すオブジェクトがディスプレイ上でドラッグアンドドロップされた時にコンテンツアイテム用の新規ウィンドウを開くべきかどうかを判定するための既定の領域(例えば、図4B16の領域4014及び図4B26の領域4162))よりも狭い。例えば、いくつかの実施形態では、アプリケーションアイコンをドロップしてアプリケーション用のスライドオーバーウィンドウを作成するための既定の領域は、コンテンツアイテムを表すオブジェクトをドロップしてコンテンツアイテムを表示するためのスライドオーバーウィンドウを作成するための既定の領域よりも広い。同様に、いくつかの実施形態では、アプリケーションアイコンをドロップしてアプリケーション用の分割スクリーンウィンドウを作成するための既定の領域は、コンテンツアイテムを表すオブジェクトをドロップしてコンテンツアイテムを表示するための分割スクリーンウィンドウを作成するための既定の領域よりも広い。これらの図におけるユーザインタフェースは、図7A~図7H及び図7Iにおけるプロセスを含む、以下で説明されるプロセスを示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図4C1~図4C5は、いくつかの実施形態に係る、ドラッグアンドドロップ動作によってコンテンツアイテムをスライドオーバーウィンドウで開くプロセスを示す。図4C1~図4C5では、コンテンツアイテムを表すオブジェクトが、ディスプレイ上に表示された第1のウィンドウからドラッグされ、ディスプレイの側縁近くの第1の既定の領域(例えば、図4C3に示す既定の領域4308)内にドロップされ、その結果、コンテンツアイテムは、コンテンツアイテムに対応するアプリケーションの新たなスライドオーバーウィンドウで開かれる。コンテンツアイテムをドロップするためのこの第1の既定の領域は、アプリケーションアイコンをドロップし、アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションのスライドオーバーウィンドウを開くために使用される既定の領域(例えば、図4A5、図4B16の既定の領域4014など)と比較して、(例えば、幅が狭い、及び/又はディスプレイの対応する側縁からの距離が短いなど)サイズが小さい。これによって、コンテンツアイテムに対する動作を、第1のウィンドウで、及び任意選択的に、第1のウィンドウと同時に表示される第2のウィンドウで実行するために、より多くの領域が利用可能となる。
図4C1に示すように、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4122は(例えば、独立型構成で)表示される。接触4302による入力が、第1のコンテンツアイテム(例えば、Greg Kaneとの会話)を表すオブジェクト4304に対応する位置で検出される。接触4302による入力の最初の部分は、第1のコンテンツアイテムを表すオブジェクト4304又はオブジェクト4304のコピーに対するドラッグ動作を開始するためのオブジェクト移動基準を満たしており(例えば、接触4302による入力の最初の部分がタッチ保持時間閾値又は軽い押圧入力の強度閾値を満たしており)、デバイスは、オブジェクトに対するドラッグ動作を開始するための基準が満たされていることを示すために、オブジェクト4304を強調している。
図4C2では、第1のコンテンツアイテムの表現4306(例えば、オブジェクト4304のコピー)が、第2の基準が満たされた後に検出された接触4302の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。いくつかの実施形態では、表現4306は、第1の既定の領域4308の外側にあるウィンドウ4122の一部分内のオブジェクトについては許容可能なドロップ位置が利用できないこと、及びこの時点で入力が終了した場合はウィンドウ4122内の第1のコンテンツアイテムに関してはオブジェクト移動動作もオブジェクトコピー動作も実行されないことを示す第1の外観を有する。
図4C3では、オブジェクト移動基準が満たされた後の接触4302の移動に従って、第1のコンテンツアイテムの表現4306が第1の既定の領域4308内の位置にドラッグされる。一部の実施形態では、表現4306は、この時点で入力が終了した場合は第1のコンテンツアイテムに対応するアプリケーション(例えば、メッセージアプリケーション)の新たなスライドオーバーウィンドウで第1のコンテンツアイテムが表示されることを示す第2の外観(例えば、表現が細長くなり、横方向に拡張されている)を呈する。図4C4では、いくつかの実施形態において、第1のコンテンツアイテムの表現4306の外観を変更することに加えて、表現が第1の既定の領域4308内の位置にドラッグされると、デバイスは、入力及び/又は表現4306の現在の位置が第1のコンテンツアイテムをスライドオーバーウィンドウで開くための位置基準を満たすことを示すための更なる視覚フィードバックを提供する。いくつかの実施形態では、更なる視覚フィードバックは、第1のウィンドウ4122の全体的なサイズを縮小して第1のウィンドウ4122の表現4122’を表示すること及び、表現4122’の下の背景4134を明瞭化することを含む。
図4C5では、接触4302による入力の終了の検出(例えば、接触4302のリフトオフの検出)に応じて、第1のコンテンツアイテムが、第1のウィンドウ4122にオーバーレイするようにメッセージアプリケーションの新たなスライドオーバーウィンドウ4136内に表示される。
図4C4に続く図4C6~図4C7は、接触4302による入力が、入力の終了後に実行される異なる動作(例えば、同じウィンドウにおけるオブジェクト移動、異なるウィンドウへのオブジェクト移動、コンテンツを新たなスライドオーバーウィンドウで開く、コンテンツを新たな分割スクリーンウィンドウで開くなど)に関して、ディスプレイ上の異なる既定の領域に対応する位置基準を満たすかどうか連続的に評価されること及び、視覚フィードバックが、入力が現在の位置で終了した場合の対応する予想される結果を示すように動的に更新されることを示している。図4C6~図4C7では、接触4302による入力の終了が検出される前に、接触4302の移動によって、第1のコンテンツオブジェクトの表現4306が、第1の既定の領域4308から、第1の既定の領域4308の外側のディスプレイの中央部の位置にドラッグされ、その結果、視覚フィードバックは、第1のコンテンツアイテムをスライドオーバーウィンドウで開くための位置基準が満たされなくなったこと及び、この時点(例えば、図4C7に示す時点)で入力が終了した場合はオブジェクト移動動作もオブジェクトコピー動作も実行されないことを示すように動的に更新される。
図4C8~図4C11は、いくつかの実施形態に係る、ドラッグアンドドロップ動作によってコンテンツアイテムを分割スクリーンウィンドウで開くプロセスを示す。図4C8~図4C11では、コンテンツアイテムを表すオブジェクトが、ディスプレイ上に表示された第1のウィンドウからドラッグされ、ディスプレイの側縁近くの第2の既定の領域(例えば、図4C10に示す既定の領域4310)内にドロップされ、その結果、コンテンツアイテムは、コンテンツアイテムに対応するアプリケーションの新たな分割スクリーンウィンドウで開かれる。コンテンツアイテムをドロップするためのこの第2の既定の領域4310は、アプリケーションアイコンをドロップし、アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの分割スクリーンウィンドウを開くために使用される既定の領域(例えば、図4B26などの既定の領域4162)と比較して、(例えば、幅が狭い、及び/又はディスプレイの対応する側縁からの距離が短いなど)サイズが小さい。ディスプレイの同じ側の第2の既定の領域及び第1の既定の領域は、任意選択的に互いに隣接し、それらの間で共通の境界を共有する。例えば、第2の既定の領域は、ディスプレイの側縁と、ディスプレイの側縁から第1の距離を隔てた第1の境界線とによって画定され、第1の既定の領域は、第1の境界線と、ディスプレイの側縁から(第1の距離よりも大きい)第2の距離を隔てた第2の境界線とによって画定される。いくつかの実施形態では、第1の既定の領域(及び第2の既定の領域)の外側の第3の既定の領域は、第1のコンテンツアイテムのための新規ウィンドウを開くのではなく、第1のコンテンツアイテムに対する動作を第1のウィンドウで実行するかどうかを判定するために使用される。
図4C8に示すように、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4122は(例えば、独立型構成で)表示される。接触4312による入力が、第1のコンテンツアイテム(例えば、Greg Kaneとの会話)を表すオブジェクト4304に対応する位置で検出される。接触4312による入力の最初の部分は、第1のコンテンツアイテムを表すオブジェクト4304又はオブジェクト4304のコピーに対するドラッグ動作を開始するためのオブジェクト移動基準を満たしており(例えば、接触4312による入力の最初の部分がタッチ保持時間閾値又は軽い押圧入力の強度閾値を満たしており)、デバイスは、オブジェクトに対するドラッグ動作を開始するための基準が満たされていることを示すために、オブジェクト4304を強調している。いくつかの実施形態では、接触4312は、接触4302と同じであってもよく、接触による入力は、入力の最終的な終了時の入力の位置に応じて、異なる動作(例えば、図4C1~図4C7に記載の動作、又は図4C8~図4C15に記載の動作)をトリガすることができる。いくつかの実施形態では、接触4312及び接触4302は、同じユーザインタフェース状態を表示する同じウィンドウ上で異なる時間に検出された2つの異なる入力に対応する異なる接触である。
図4C9では、第1のコンテンツアイテムの表現4306(例えば、オブジェクト4304のコピー)は、第2の基準が満たされた後に検出された接触4312の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。いくつかの実施形態では、表現4306は、第1の既定の領域4308(及び第2の既定の領域4310)の外側にあるウィンドウ4122の一部分内のオブジェクトについては許容可能なドロップ位置が利用できないこと、及びこの時点で入力が終了した場合はウィンドウ4122内の第1のコンテンツアイテムに関してはオブジェクト移動動作もオブジェクトコピー動作も実行されないことを示す第1の外観を有する。
図4C10では、第2の基準が満たされた後の接触4312の移動に従って、第1のコンテンツアイテムの表現4306が第2の既定の領域4310内の位置にドラッグされる。一部の実施形態では、表現4306は、この時点で入力が終了した場合は、第1のコンテンツアイテムが、第1のコンテンツアイテムに対応するアプリケーション(例えば、メッセージアプリケーション)の新たな分割スクリーンウィンドウで、フルスクリーンウィンドウ4122から変換されたメッセージアプリケーションの分割スクリーンウィンドウと共に表示されることを示す第3の外観(例えば、表現が更に細長くなり、横方向に短くなっている)を呈する。図4C10では、いくつかの実施形態において、第1のコンテンツアイテムの表現4306の外観を変更することに加えて、表現が第2の既定の領域4310内の位置にドラッグされると、デバイスは、入力及び/又は表現4306の現在の位置が第1のコンテンツアイテムを分割スクリーンウィンドウで開くための位置基準を満たすことを示すための更なる視覚フィードバックを提供する。いくつかの実施形態では、更なる視覚フィードバックは、第1のウィンドウ4122の幅を縮小して第1のウィンドウ4122の表現4122’を表示すること及び、ディスプレイの表現4306が現在表示されている側の表現4122’の下の背景4134を明瞭化することを含む。
図4C11では、接触4312による入力の終了の検出(例えば、接触4312のリフトオフの検出)に応じて、第1のコンテンツアイテムは、メッセージアプリケーションの新たな分割スクリーンウィンドウ4316内に、第1のウィンドウ4122から変換された別の分割スクリーンウィンドウ4314と並列に表示される。
図4C12では、一対の分割スクリーンウィンドウ4314及び4316が表示されている間に、接触4320による入力が分割スクリーンウィンドウ4316の閉アフォーダンス4318上で検出される。接触4320による入力を検出したことに応じて、かつ入力が選択基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、分割スクリーンウィンドウ4316が閉じられ、分割スクリーンウィンドウ4314は、図4C13に示すように独立型フルスクリーンウィンドウ4122に戻される。
図4C10に続く図4C14~図4C15は、接触4312による入力が、入力の終了後に実行される異なる動作(例えば、同じウィンドウにおけるオブジェクト移動、異なるウィンドウへのオブジェクト移動、コンテンツを新たなスライドオーバーウィンドウで開く、コンテンツを新たな分割スクリーンウィンドウで開くなど)に関して、ディスプレイ上の異なる既定の領域に対応する位置基準を満たすかどうか連続的に評価されること及び、視覚フィードバックが、入力が現在の位置で終了した場合の対応する予想される結果を示すように動的に更新されることを示している。図4C14~図4C15では、接触4312による入力の終了が検出される前に、接触4312の移動によって、第1のコンテンツオブジェクトの表現4306が、第2の既定の領域4310から、第1の既定の領域4308の外側のディスプレイの中央部の位置にドラッグされ、その結果、視覚フィードバックは、第1のコンテンツアイテムを分割スクリーンウィンドウで開くための位置基準が満たされなくなったこと及び、この時点(例えば、図4C15に示す時点)で入力が終了した場合はオブジェクト移動動作もオブジェクトコピー動作も実行されないことを示すように動的に更新される。図4C2、図4C3、図4C4、図4C6、図4C7、図4C9、図4C10、図4C14、及び図4C15に示す動的視覚フィードバックは、入力の終了が検出されない限り、接触の現在の位置に基づいて任意の順序で任意の回数だけ表示され繰り返されてもよい。加えて、図4C5、図4C11、及び図4C13に示すスクリーンの最終状態はそれぞれ、入力の最終終了位置が、第1の既定の領域4308、第2の既定の領域4310、又は第1及び第2の既定の領域の外側の第3の既定の領域(及び、様々な(例えば、フルスクリーンの下書きモード、最小化モード、ディスプレイの異なる側のスライドオーバーウィンドウ、ディスプレイの異なる側の分割スクリーンなどの)表示モードで新規ウィンドウを開くための任意の他の既定の領域)内にあるかどうかに応じて表示される。
図4C16~図4C17は、ウィンドウ4122内の第1のコンテンツアイテム(例えば、Greg Kaneからの会話)を表すオブジェクト4304に対応する位置での接触4322による入力を示す。接触4322による入力を検出したことに応じて、かつ入力が選択基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、新規ウィンドウを開くことなく、メッセージアプリケーション内の別のユーザインタフェースにナビゲートする。説明を明確にするために、新たなユーザインタフェースを表示するウィンドウは、図4C17に示すようにウィンドウ4324としてラベル付けされる。いくつかの実施形態では、アプリケーション内のユーザインタフェースナビゲーションに対応する動作は、現在のユーザインタフェースを表示している現在のウィンドウを閉じ、新たなユーザインタフェースで新規ウィンドウを開くことによって実施される。いくつかの実施形態では、接触4322は、接触4302及び/又は4312と同じであってもよく、接触による入力は、入力の最終的な終了時の入力の位置及び入力のタイプ(例えば、ドラッグ入力又はタップ入力)に応じて、異なる動作(例えば、図4C1~図4C7に記載の動作、及び/又は図4C8~図4C15に記載の動作)をトリガすることができる。いくつかの実施形態では、接触4322、接触4312及び接触4302は、同じユーザインタフェース状態を表示する同じウィンドウ上で異なる時間に検出された異なる入力に対応する異なる接触である。
図4C18~図4C23は、異なるアプリケーション(例えば、電子メールアプリケーション)に関連付けられたコンテンツアイテムに関する、図4C1~図4C17に示すプロセスと類似の例示的なプロセスを示す。図4C1~図4C17に示す例に関して説明した多くの態様を、図4C18~図4C23に示す例に適用することができる。
図4C18~図4C21は、いくつかの実施形態に係る、ドラッグアンドドロップ動作によって別のコンテンツアイテムを分割スクリーンウィンドウで開くプロセスを示す。図4C18~図4C21では、コンテンツアイテムを表すオブジェクトが、ディスプレイ上に表示された第1のウィンドウからドラッグされ、ディスプレイの側縁(例えば、右縁)近くの第2の既定の領域(例えば、図4C20に示す既定の領域4310)内にドロップされ、その結果、コンテンツアイテムは、コンテンツアイテムに対応するアプリケーションの新たな分割スクリーンウィンドウで開かれる。
図4C18に示すように、電子メールアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4102は(例えば、独立型構成で)表示される。接触4328による入力が、第2のコンテンツアイテム(例えば、MobileFindからの電子メールメッセージ)を表すオブジェクト4326に対応する位置で検出される。接触4328による入力の最初の部分は、第2のコンテンツアイテムを表すオブジェクト4326又はオブジェクト4326のコピーに対するドラッグ動作を開始するためのオブジェクト移動基準を満たしており(例えば、接触4328による入力の最初の部分がタッチ保持時間閾値又は軽い押圧入力の強度閾値を満たしており)、デバイスは、オブジェクトに対するドラッグ動作を開始するための基準が満たされていることを示すために、オブジェクト4326を強調している。
図4C19では、第2のコンテンツアイテムの表現4330(例えば、オブジェクト4326のコピー)が、第2の基準が満たされた後に検出された接触4328の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。いくつかの実施形態では、表現4330は、第1の既定の領域4308(及び第2の既定の領域4310)の外側にあるウィンドウ4102の一部分内のオブジェクトについては許容可能なドロップ位置が利用できないこと、及びこの時点で入力が終了した場合はウィンドウ4102内の第1のコンテンツアイテムに関してはオブジェクト移動動作もオブジェクトコピー動作も実行されないことを示す第1の外観を有する。
図4C20では、第2の基準が満たされた後の接触4328の移動に従って、第2のコンテンツアイテムの表現4330が第2の既定の領域4310内の位置にドラッグされる。一部の実施形態では、表現4330は、この時点で入力が終了した場合は、第2のコンテンツアイテムが、第2のコンテンツアイテムに対応するアプリケーション(例えば、電子メールアプリケーション)の新たな分割スクリーンウィンドウで、フルスクリーンウィンドウ4102から変換された電子メールアプリケーションの分割スクリーンウィンドウと共に表示されることを示す第2の外観(例えば、表現が細長くなっている)を呈する。図4C20では、いくつかの実施形態において、第2のコンテンツアイテムの表現4330の外観を変更することに加えて、表現が第2の既定の領域4310内の位置にドラッグされると、デバイスは、入力及び/又は表現4330の現在の位置が第2のコンテンツアイテムを分割スクリーンウィンドウで開くための位置基準を満たすことを示すための更なる視覚フィードバックを提供する。いくつかの実施形態では、更なる視覚フィードバックは、フルスクリーンウィンドウ4102の幅を縮小してウィンドウ4102の表現4102’を表示すること及び、ディスプレイの表現4330が現在表示されている側の表現4102’の下の背景4134を明瞭化することを含む。
図4C21では、接触4330による入力の終了の検出(例えば、接触4330のリフトオフの検出)に応じて、第2のコンテンツアイテムは、電子メールアプリケーションの新たな分割スクリーンウィンドウ4334内に、ウィンドウ4102から変換された別の分割スクリーンウィンドウ4332と並列に表示される。
図4C22及び図4C23は、図4C18、図4C19、及び図4C20のいずれかから続き、第2のコンテンツアイテムが、フルスクリーンウィンドウ4102にオーバーレイするように電子メールアプリケーションの新たなスライドオーバーウィンドウ4336で開かれる例示的なシナリオを示す。図4C22に示すように、オブジェクト移動基準が満たされた後の接触4328の移動に従って、第2のコンテンツアイテムの表現4330が第1の既定の領域4308内の位置にドラッグされる。一部の実施形態では、表現4330は、この時点で入力が終了した場合は第2のコンテンツアイテムに対応するアプリケーション(例えば、電子メールアプリケーション)の新たなスライドオーバーウィンドウで第2のコンテンツアイテムが表示されることを示す第3の外観(例えば、表現が図4C20に示す状態ほどではないが細長くなり、横方向に拡張されている)を呈する。図4C22では、いくつかの実施形態において、第2のコンテンツアイテムの表現4330の外観を変更することに加えて、表現が第1の既定の領域4308内の位置にドラッグされると、デバイスは、入力及び/又は表現4330の現在の位置が第2のコンテンツアイテムをスライドオーバーウィンドウで開くための位置基準を満たすことを示すための更なる視覚フィードバックを提供する。いくつかの実施形態では、更なる視覚フィードバックは、ウィンドウ4102の全体的なサイズを縮小してウィンドウ4102の表現4102’を表示すること及び、表現4102’の下の背景4134を明瞭化することを含む。
図4C23では、接触4328による入力の終了の検出(例えば、接触4328のリフトオフの検出)に応じて、第2のコンテンツアイテムが、ウィンドウ4102にオーバーレイするように電子メールアプリケーションの新たなスライドオーバーウィンドウ4336内に表示される。
図4C23~図4C24は、電子メールアプリケーションで新規下書き電子メールを作成するために、接触4338による入力がアフォーダンス4340上で検出されることを示す。接触4338による入力を検出したことに応じて、かつ入力が選択基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、図4C24に示すように、((例えば、アフォーダンス4340がスライドオーバーウィンドウ4336の一部であるために)スライドオーバーウィンドウ4336内に表示された電子メールへの新規返信電子メールなどの)新規下書き電子メールを含む新規下書きウィンドウを開く。いくつかの実施形態では、新規下書きウィンドウ4342は、他のユーザ対話プロセス(例えば、既存の下書き電子メールをスライドオーバーウィンドウ又は分割スクリーンウィンドウで開き、ウィンドウをディスプレイの中央部にドラッグすることによって下書きモードで表示すること)によって、図4C24に示す構成で表示されてもよい。
図4C24~図4C26では、接触4344による入力が下書きウィンドウ4342のドラッグハンドル4344上で検出され、入力は、ディスプレイの側縁(例えば、右縁)に向かう接触4344の移動を含む。入力を検出したことに応じて、かつ接触4346の現在の位置が第1の既定の領域4308内にあるという判定に従って、下書きウィンドウ4342の表現4348は、入力が現在の位置で終了した場合は、下書きウィンドウ4342が元の背景ウィンドウ4102にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウに変換されることを示す外観(例えば、横方向にも拡張された細長いアプリケーションアイコン)で表示される。いくつかの実施形態では、視覚フィードバックはまた、背景ウィンドウ4102の全体的なサイズを縮小して表現4102’とすること及び、表現4102’の下の背景4134を明瞭化することを含む。図4C26では、接触4344及び表現4348が既定の領域4014(又は図4E8のゾーンF)内にある間に入力の終了が検出された後、下書きウィンドウ4342は、背景ウィンドウ4102にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウ4348に変換される。スライドオーバーウィンドウ4348は、Johnへの下書き電子メール返信を表示する。現在表示されているウィンドウをドラッグし、1つの表示構成のウィンドウを別の表示構成のウィンドウに変換する他の関連する例は、いくつかの実施形態に係る図4E1~図4E28に関して、より詳細に説明される。
図4C27~図4C40は、ドラッグ動作がコンテンツオブジェクト上で開始された後、(例えば、入力の終了が検出された後の)入力の最終的な結果が、入力終了時の接触の位置又はドラッグされたオブジェクトの位置に基づいて判定される様々な例を示す。
図4C27では、ディスプレイは、第1の既定の領域4308と、第2の既定の領域4310と、第3の既定の領域4354と、第1、第2、及び第3の既定の領域の外側にあり、かつ検索入力フィールド4355の外側にあるウィンドウ4102の領域内の第4の既定の領域と、ウィンドウ4102内の検索入力フィールド4355に対応する第5の既定の領域と、を含むいくつかの領域に大別される。この例では、検索入力フィールド4335の外側のウィンドウ4102の領域は、ドラッグ入力の終了に応じてドラッグされたコンテンツアイテム上で実行され得るいかなる動作にも対応しない。しかしながら、いくつかの実施形態では、ウィンドウ4102は、ドラッグされたコンテンツアイテムに対して、(例えば、ドラッグされたアイテムサブ領域内を移動させる、ドラッグされたアイテムをサブ領域内のフォルダにコピーする、(コンテンツアイテムを「送信」ボタン上にドロップするなど)ドラッグされたアイテムを別のユーザに送信する、(コンテンツアイテムをウィンドウ内の仮想ゴミ箱上にドロップするなど)ドラッグされたアイテムを削除する、(コンテンツアイテムをウィンドウ内に表示されたプリンタアイコン上にドロップするなど)ドラッグされたアイテムを印刷するなどの)動作を実行することができるサブ領域を含む。
図4C27では、接触4350による入力が、文書(例えば、画像「添付ファイル1」)を表すオブジェクト4352に対応する位置で検出されている。オブジェクト移動基準を満たす入力の最初の部分(例えば、接触のリフトオフを伴わないタップアンドホールド入力又は軽い押圧入力)を検出したことに応じて、デバイスは、文書に対するドラッグ動作を開始するための基準が入力の最初の部分によって満たされていることを示す視覚フィードバック(例えば、オブジェクト4352の強調表示)を表示する。
図4C28では、オブジェクト移動基準が入力の最初の部分によって満たされた後に接触4350の第1の移動が検出され、文書の表現4356が、接触4350の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。接触4356が、第1の既定の領域4308、第2の既定の領域4310及び第3の既定の領域4354の外側にあるウィンドウ4102の一部分の上にある時、表現4356の外観は、この位置では許容可能なドロップ位置が利用できないこと及び、入力が現在の位置で終了した場合は、文書に対して動作が行われないことを示す。いくつかの実施形態では、許容可能なドロップ位置が現在の位置で利用可能である場合、デバイスは、入力が現在の位置で終了した場合に文書に対して実行される動作を示すための視覚フィードバックを提供する(例えば、入力の終了がこの位置で検出された場合に実行される特定の動作を示すように表現4356の外観を変更する)。
図4C29では、第2の基準が入力の最初の部分によって満たされた後に接触4350の第2の移動が検出され、文書の表現4356は、接触4350の検索入力フィールド4355への移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。表現4356の外観は、入力が現在の位置で終了した場合は、許容可能なドロップ位置がこの位置で利用可能であること及び、文書のファイル名に基づいて検索が実行されることを示すように変化する(例えば、アイコンからファイル名へと変化する)。
図4C30では、第2の基準が入力の最初の部分によって満たされた後に接触4350の第3の移動が検出され、文書の表現4356は、スライドオーバーウィンドウ4348内の第3の既定の領域4354への接触4350の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。表現4356の外観は、許容可能なドロップ位置がこの位置で利用可能であること及び、入力が現在の位置で終了した場合は文書のコンテンツが下書き電子メールに挿入されることを示すように変化する(例えば、サイズが縮小され、文書のプレビュー(例えば、画像4358)がスライドオーバーウィンドウ4348内に表示される)。
図4C31では、入力の終了は、接触及び表現4356が第3の既定の領域4354内にある間に検出される。その結果、文書(例えば、画像4358)は、スライドオーバーウィンドウ4348に表示された下書き電子メール内の挿入点に挿入される。
図4C32では、オブジェクト移動基準が入力の最初の部分によって満たされた後に接触4350の第4の移動が検出され、文書の表現4356は、スライドオーバーウィンドウ4348内の第1の既定の領域4308への接触4350の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。表現4356の外観は、入力が現在の位置で終了した場合は文書が新たなスライドオーバーウィンドウで開かれることを示すように変化する(例えば、図4C28に示す外観と比較して、細長くなり、横方向に拡張される)。
図4C33では、入力の終了は、接触及び表現4356が第1の既定の領域4354内にある間に検出される。その結果、文書(例えば、画像4358)は、電子メールアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4102にオーバーレイするように写真アプリケーション(例えば、画像文書のネイティブアプリケーション)の新たなスライドオーバーウィンドウ4360で開かれる。
いくつかの実施形態では、第2の基準が入力の最初の部分によって満たされた後に接触4350の第5の移動が検出され、文書の表現4356は、スライドオーバーウィンドウ4348内の第2の既定の領域4310への接触4350の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。表現4356の外観は、入力が現在の位置で終了した場合は文書が新たな分割スクリーンウィンドウで開かれることを示すように変化する(例えば、図4C32に示される外観と比較して、更に細長くなり、横方向に短くなる)。接触及び表現4356が第2の既定の領域4310内にある間に入力の終了が検出された場合は、文書(例えば、画像4358)は、写真アプリケーション(例えば、画像文書のネイティブアプリケーション)の新たな分割スクリーンウィンドウで、電子メールアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4102から変換された分割スクリーンウィンドウと並列に開かれる。
いくつかの実施形態では、接触されドラッグされたオブジェクトの位置は連続的に評価され、視覚フィードバックは、接触/ドラッグされたオブジェクトの位置と(例えば、図4C27、図4C28、図4C29、図4C30、及び図4C32に関して)上述した異なる既定の領域との間の比較に従って動的に更新される。図4C27~図4C30及び図4C32に示す表示状態は、入力の終了が検出される前に、入力の現在の位置に基づいて任意の回数及び任意の順序で繰り返すことができる。
図4C34~図4C40は、いくつかの実施形態に係る、コンテンツオブジェクトに対して実行されるドラッグ動作の終了に応じてコンテンツオブジェクトに関して実行される動作を示す。
図4C34では、スライドオーバーウィンドウ4348は、フルスクリーンウィンドウ4102にオーバーレイするように表示されている。接触4366による入力が、ウェブページを表すオブジェクト4364(例えば、ハイパーリンク)に対応する位置で検出される。接触4366による入力の最初の部分はオブジェクト移動基準を満たしており、デバイスは、オブジェクト4364に対するドロップ動作を開始するための基準が満たされたことを示すために、オブジェクト4364を強調表示する。
図4C35では、オブジェクト移動基準が満たされた後に検出された接触4366の第1の移動に応じて、表現4368が接触4366の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。図4C35に示すように、接触及び表現4368が、ウェブページを表すオブジェクトの許容可能なドロップ位置を提示しないディスプレイの一部分の上(例えば、第1の既定の領域4308、第2の既定の領域4310、第3の既定の領域4354及び検索入力フィールド4355の外側の領域内)にある間は、表現4368は、この時点で入力が終了した場合は、電子メールアプリケーション内のオブジェクトに関してはオブジェクト移動もオブジェクトコピー動作も実行されないことを示す第1の外観を有する。
図4C36では、オブジェクト基準が入力の最初の部分によって満たされた後に接触4366の第2の移動が検出され、ウェブページの表現4368は、接触4366の検索入力フィールド4355への移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。表現4368の外観は、入力が現在の位置で終了した場合は、許容可能なドロップ位置がこの位置で利用可能であること及び、ウェブページのURL又はタイトルに基づいて検索が実行されることを示すように変化する(例えば、アイコンからウェブアドレス(例えば、URL)又はウェブページのタイトルへと変化する)。
図4C37では、オブジェクト移動基準が入力の最初の部分によって満たされた後に接触4336の第3の移動が検出され、ウェブページの表現4368は、スライドオーバーウィンドウ4348内の第3の既定の領域4354への接触4336の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。表現4368の外観は、許容可能なドロップ位置がこの位置で利用可能であること及び、入力が現在の位置で終了した場合はウェブページのウェブアドレス又はコンテンツが下書き電子メールに挿入されることを示すように変化する(例えば、サイズが縮小され、ウェブアドレス(例えば、URL)又はウェブページのプレビューがスライドオーバーウィンドウ4348内に表示される)。いくつかの実施形態では、接触及び表現4336が第3の既定の領域4354内にある間に入力の終了が検出された場合は、ウェブページのURL又はコンテンツは、スライドオーバーウィンドウ4348に表示された下書き電子メール内の挿入点に挿入される。
図4C38では、オブジェクト移動基準が入力の最初の部分によって満たされた後に接触4336の第4の移動が検出され、ウェブページの表現4368は、スライドオーバーウィンドウ4348内の第1の既定の領域4308への接触4336の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。表現4368の外観は、入力が現在の位置で終了した場合はウェブページがブラウザアプリケーションの新たなスライドオーバーウィンドウ内で開かれることを示すように変化する(例えば、図4C35に示す外観と比較して、細長くなり、横方向に拡張される)。
図4C39では、入力の終了は、接触及び表現4368が第1の既定の領域4308内にある間に検出される。その結果、文書(例えば、ウェブページ)は、電子メールアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4102にオーバーレイするようにブラウザアプリケーション(例えば、ウェブページのネイティブアプリケーション)の新たなスライドオーバーウィンドウ4372で開かれる。
図4C40では、オブジェクト移動基準が入力の最初の部分によって満たされた後に接触4336の第5の移動が検出され、ウェブページの表現4368は、ディスプレイ上の第2の既定の領域4310への接触4336の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。表現4368の外観は、入力が現在の位置で終了した場合はウェブページが新たな分割スクリーンウィンドウ内で開かれることを示すように変化する(例えば、図4C38に示す外観と比較して、更に細長くなり、横方向に短くなる)。いくつかの実施形態では、背景フルスクリーンウィンドウ4102は、新たな分割スクリーンウィンドウを表示するための空間を作り出すためにサイズ変更される(例えば、幅が狭くなる)。背景4134が、サイズ変更されたウィンドウ4102の表現4102’の背後で明瞭化される。いくつかの実施形態では、ディスプレイの表現4368と同じ側に表示されているスライドオーバーウィンドウ4348は、ディスプレイの他方の側にシフトされる。図4C41では、接触4336及び表現4368が第2の既定の領域4310内にある間に入力の終了が検出され、ウェブページは、ブラウザアプリケーションの新たな分割スクリーンウィンドウ4376(例えば、ウェブページのネイティブアプリケーション)で、電子メールアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4102から変換された分割スクリーンウィンドウ4374と並列に開かれる。いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウ4348は、図4C41に示すように、ディスプレイの他方の側にシフトされる。いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウ4348は、ディスプレイの同じ側(例えば、右側)に留まり、一対の分割ウィンドウ4374及び4376が背景として残る。
いくつかの実施形態では、接触及びドラッグされたオブジェクトの位置は連続的に評価され、視覚フィードバックは、接触/ドラッグされたオブジェクトの位置と、(例えば、図4C35、図4C36、図4C37、図4C38、及び図4C40に関して)上述した異なる既定の領域との間の比較に従って動的に更新される。図4C35、図4C36、図4C37、図4C38、及び図4C40に示される表示状態は、入力の終了が検出される前に、入力の現在の位置に基づいて任意の回数及び任意の順序で繰り返すことができる。
上記の例では、コンテンツオブジェクトは、スライドオーバーウィンドウを含んでいたディスプレイの領域にドラッグされる。いくつかの実施形態では、同じ既定の領域4308及び4310がディスプレイ上に存在し、それらの既定の領域内に表示されているスライドオーバーウィンドウ又は分割ウィンドウが存在するのかどうかに関わらず、上記と同様に機能する。
図4C42~図4C46は、いくつかの実施形態に従って、アプリケーションアイコンをドラッグアンドドロップすることによって新たなスライドオーバーウィンドウ又は新たな分割スクリーンウィンドウを開くための既定の領域が、コンテンツアイテム(例えば、文書又は他のコンテンツ)を表すオブジェクトをドラッグアンドドロップすることによって新たなスライドオーバーウィンドウ又は新たな分割スクリーンウィンドウを開くための既定の領域と比較して拡張されていることを示す。
図4C42に示すように、接触4378による入力が、ブラウザアプリケーション用のアプリケーションアイコン220上で検出される。入力の最初の部分はオブジェクト移動基準を満たしており、デバイスは、接触4378の移動によってドラッグ動作がアプリケーションアイコン220上で開始され得ることを示すために、アプリケーションアイコン220を強調表示している。
図4C43では、接触4378の第1の移動が検出され、オブジェクト移動基準が入力の最初の部分によって満たされた後に検出された接触4378の移動に従って、(例えば、ブラウザアプリケーション用の)アプリケーションアイコン220の表現4380がディスプレイを横切ってドラッグされる。図4C43に示すように、(例えば、図4C35~図4C31の領域4308と比較して)拡張された第1の既定の領域4308’内の任意の位置に接触4378がある時、デバイスは、入力の終了が現在の位置で検出された場合はブラウザアプリケーション用の新たなスライドオーバーウィンドウが開かれることを示すために、(例えば、表現4380が細長くなって横方向に拡張される、背景ウィンドウ4102の全体的なサイズが縮小されて背景4134を明瞭化するなどの)視覚フィードバックを提供する。図4C44では、接触による入力の終了は、接触が拡張された第1の既定の領域4308’内(例えば、任意選択的に、元の第1の既定の領域4308の外側の領域内)にあり、かつ電子メールアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4102にオーバーレイするブラウザアプリケーションの新たなスライドオーバーウィンドウ4382内にある間に検出される。いくつかの実施形態では、ブラウザアプリケーションが2つ以上のウィンドウに関連付けられている場合、デバイスは、任意選択的に、ブラウザアプリケーションのスライドオーバーウィンドウの代わりに、ブラウザアプリケーション用のウィンドウセレクタユーザインタフェース4508を(例えば、図4D5に示すように)開く。更なる詳細は、図4D1~図4D19に関して記載される。
図4C45では、接触4378の第2の移動が検出され、オブジェクト移動基準が入力の最初の部分によって満たされた後に検出された接触4378の移動に従って、(例えば、ブラウザアプリケーション用の)アプリケーションアイコン220の表現4380がディスプレイを横切ってドラッグされる。図4C45に示すように、拡張された第2の既定の領域4310’内の任意の位置に接触4378がある時、デバイスは、入力の終了が現在の位置で検出された場合はブラウザアプリケーション用の新たな分割スクリーンウィンドウが開かれることを示すために、(例えば、表現4380が更に細長くなって横方向に短くなる、背景ウィンドウ4102の幅が縮小されて背景4134を明瞭化するなどの)視覚フィードバックを提供する。図4C46では、接触による入力の終了は、接触が拡張された第2の既定の領域4310’内(例えば、任意選択的に、元の第2の既定の領域4310の外側及び元の第1の既定の領域4308の内側の領域内)にあり、かつ電子メールアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4102から変換された新たな分割スクリーンウィンドウ4186と並列な、ブラウザアプリケーションの新たな分割スクリーンウィンドウ4384内にある間に検出される。いくつかの実施形態では、ブラウザアプリケーションが2つ以上のウィンドウに関連付けられている場合、デバイスは、任意選択的に、ブラウザアプリケーションの分割スクリーンウィンドウの代わりに、ブラウザアプリケーション用のウィンドウセレクタユーザインタフェース4508を(例えば、図4D19に示すように)開く。更なる詳細は、図4D1~図4D19に関して記載される。
上述のように、拡張された第2の既定の領域4310’は、ディスプレイの側縁と、第1の既定の領域4310の境界とディスプレイの同じ側縁との間の距離よりも大きい距離だけ側縁から離れるようにシフトされた境界とによって画定される。拡張された第1の既定の領域4308’は、拡張された第2の既定の領域の境界と、第2の既定の領域4310’の境界がシフトされた距離よりも大きい距離だけ側縁から離れるようにシフトされた新たな境界とによって画定される。これらの境界調整の結果として、拡張された第1の既定の領域4308’の幅は、第1の既定の領域4308の幅よりも大きく、拡張された第2の既定の領域4310’の幅は、第2の既定の領域4310の幅よりも大きい。これによって、背景ウィンドウ内のアプリケーションアイコンについては、オブジェクト移動動作及びオブジェクトコピー動作がほとんど又は全く行われないため、アプリケーションアイコンをディスプレイ上の既定の領域上にドロップして所望のタイプの新規ウィンドウを開くことが容易となる。
図4C47~図4C48は、いくつかの実施形態によれば、オブジェクト上で実行されるドラッグアンドドロップ動作によってコンテンツアイテムを新規ウィンドウ(例えば、新たなスライドオーバーウィンドウ、新たな分割スクリーンウィンドウ)で開くことに加えて、クイックアクションメニューを使用して同じ結果を達成することもできることを示す。図4C47に示すように、接触4386による入力が、MobileFindからの電子メールを表すオブジェクト4326上で検出される。入力の最初の部分がメニュー表示基準を満たしており(例えば、タップアンドホールド入力の時間閾値、及び/又は軽い押圧入力の強度閾値が満たされており)、デバイスは、メニュー表示基準が満たされていることを示すためにオブジェクト4326を強調表示する。いくつかの実施形態では、ドラッグ動作を開始するためのオブジェクト移動基準は、接触のリフトオフの前に接触の移動が検出されない場合に、接触のリフトオフ時にクイックアクションメニューを提示するかどうかを決定するためにも使用される。図4C48では、接触の移動なしに入力の終了が検出され(例えば、接触4386のリフトオフが検出され)、それに応じて、クイックアクションメニュー4388がオブジェクト4326に隣接して表示され、メニューは、オブジェクト4326によって表されるコンテンツアイテムをコンテンツアイテムのネイティブアプリケーションのフルスクリーンウィンドウで開くための少なくとも第1の選択可能なオプション(例えば、アプリケーションで開く)、コンテンツアイテムを新たなスライドオーバーウィンドウで開くための第2の選択可能なオプション(例えば、スライドオーバーウィンドウとして開く)、及び第3の選択可能なオプション(例えば、分割スクリーンウィンドウとして開く)と、を少なくとも含む。
いくつかの実施形態では、第1の選択可能なオプションが選択基準を満たす入力(例えば、タップ入力)によってアクティブ化されると、デバイスは、任意選択的に、コンテンツアイテムのネイティブアプリケーションが現在表示されているアプリケーションではない場合はコンテンツアイテムのネイティブアプリケーションに切り替え、コンテンツアイテムをネイティブアプリケーションの新たなフルスクリーンウィンドウで表示する。様々な実施形態によれば、コンテンツアイテムのネイティブアプリケーションが、コンテンツアイテムを表すオブジェクトを現在表示しているアプリケーションと同じである場合、コンテンツアイテムは、オブジェクトを含む現在表示されているウィンドウか、現在表示されているアプリケーションの新たなフルスクリーンウィンドウで開かれる。いくつかの実施形態では、第1の選択可能なオプションのアクティブ化に応じて実行される動作は、選択基準(例えば、タップ入力)を満たす入力がコンテンツアイテムを表すオブジェクト上で検出された時に実行される動作と同じである。
いくつかの実施形態では、第2の選択可能なオプションが選択基準を満たす入力(例えば、タップ入力)によってアクティブ化されると、デバイスは、(例えば、図4C23に示すように)コンテンツアイテムをコンテンツアイテムのネイティブアプリケーションの新たなスライドオーバーウィンドウで表示する。いくつかの実施形態では、第2の選択可能なオプションのアクティブ化に応じて実行される動作は、オブジェクト移動基準を満たす入力がオブジェクトに対するドラッグ動作を開始し、ディスプレイ上の第1の既定の領域4308内で終了した時に実行される動作と同じである。
いくつかの実施形態では、第3の選択可能なオプションが選択基準を満たす入力(例えば、タップ入力)によってアクティブ化されると、デバイスは、(例えば、図4C21に示すように)コンテンツアイテムをコンテンツアイテムのネイティブアプリケーションの新たな分割スクリーンウィンドウで表示する。いくつかの実施形態では、第3の選択可能なオプションのアクティブ化に応じて実行される動作は、オブジェクト移動基準を満たす入力がオブジェクトに対するドラッグ動作を開始し、ディスプレイ上の第2の既定の領域4310内で終了した時に実行される動作と同じである。
図4D1~図4D19は、一部の実施形態に係る、アプリケーションアイコンをディスプレイ上の既定の領域内にドラッグアンドドロップして、アプリケーションを現在表示されているフルスクリーンウィンドウに対応する同時表示構成(例えば、スライドオーバーモード、又は分割スクリーンモード)で開く時のユーザインタフェースの挙動を示す。特に、いくつかの実施形態によれば、ドラッグされたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションに複数のウィンドウが関連付けられている場合、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域が選択され、アプリケーションの所望のウィンドウをユーザが同時表示モードで選択することを可能にする。ウィンドウセレクタユーザインタフェースとのその他のユーザインタフェース対話についても説明する。これらの図におけるユーザインタフェースは、図8A~図8Eにおけるプロセスを含む、以下で説明されるプロセスを示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図4D1~図5D5は、アプリケーションに複数のウィンドウが関連付けられている場合は、同時表示構成でアプリケーションを開くためにディスプレイの既定の領域(例えば、既定の領域4308’、4310’)にアプリケーションのアプリケーションアイコンがドラッグされると、ウィンドウセレクタ領域が表示されて、ユーザが複数のウィンドウから同時表示構成で開くウィンドウを選択することを可能にし、アプリケーションに単一のウィンドウが関連付けられている場合は、ウィンドウセレクタ領域の代わりに、アプリケーションに関連付けられた単一のウィンドウが同時表示構成で表示される、いくつかの実施形態によるヒューリスティックを示している。
図4D1に示すように、フルスクリーンウィンドウ4122が表示されている間に、ドック4006内のブラウザアプリケーション用のアプリケーションアイコン220上で接触4502による入力が検出される。アプリケーションアイコンに対するドラッグ動作を開始するための基準(例えば、入力がタップアンドホールド入力又は軽い押圧入力である)が入力の最初の部分によって満たされた後に、接触4502の移動が検出される。接触4502の移動に応じて、図4D2に示すように、アプリケーションアイコン220の表現4504が、接触4502の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる。図4D3では、接触4502が、スライドオーバーウィンドウを開くための既定の領域(例えば、拡張された第1の既定の領域4308’)内の位置に表現4504をドラッグすると、デバイスは、スライドオーバーウィンドウを開くための位置基準が満たされていること及び、入力が現在の位置で終わった場合はアプリケーションがスライドオーバーウィンドウで開かれることを示す視覚フィードバックを提示する。
図4D3に続く図4D4では、ヒューリスティックの第1の分岐に従って、ドラッグされたアプリケーションアイコン220のアプリケーション(例えば、ブラウザアプリケーション)が現在どのウィンドウにも関連付けられていない(例えば、アプリケーションが開いていない)か、又は単一のウィンドウのみに関連付けられている(例えば、1つのみの最近開いたウィンドウがメモリに保存されている)シナリオでは、デバイスは、背景ウィンドウ4122の一部分(例えば、スクリーンの右側)にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウ4506でアプリケーションを開く。一部の実施形態では、アプリケーションがどのウィンドウにも関連付けられていない場合、スライドオーバーウィンドウ7506は、アプリケーションのデフォルトの開始ユーザインタフェースを表示する。一部の実施形態では、アプリケーションがこの時点で単一のウィンドウに関連付けられている場合、スライドオーバーウィンドウ7506は、最後に単一のウィンドウで表示されたユーザインタフェース又はコンテンツを表示する。いくつかの実施形態では、メモリに保存された単一のウィンドウは、スライドオーバーウィンドウである必要はない。いくつかの実施形態では、メモリに保存された単一のウィンドウは、接触4502による入力に応じて表示される前に、フルスクリーンウィンドウ又は分割スクリーンウィンドウからスライドオーバーウィンドウに変換される。
図4D3に続く図4D5では、ヒューリスティックの第2の分岐に従って、ドラッグされたアプリケーションアイコン220(例えば、ブラウザアプリケーション)のアプリケーションが現在複数のウィンドウに関連付けられている(例えば、複数の最近開いたウィンドウがメモリに保存されている)シナリオでは、デバイスは、背景ウィンドウ4122の一部分(例えば、スクリーンの右側)にオーバーレイするウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508を(例えば、スライドオーバーウィンドウ又はオーバーレイで)開く。いくつかの実施形態では、アプリケーションに関連付けられた(例えば、メモリに保存された)全てのウィンドウは、表示構成(例えば、フルスクリーン、分割スクリーンウィンドウ、スライドオーバーウィンドウ、下書きウィンドウ、最小化されたウィンドウなど)に関係なく、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508内での閲覧及び選択のために利用可能である(例えば、最初に表示される、あるいはスクロール又はブラウジング入力に応じて表示される)。
図4D5では、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508は、ドラッグされたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションに関連付けられたウィンドウの表現(例えば、ブラウザアプリケーションの第1のウィンドウの表現4510、及びブラウザアプリケーションの第2のウィンドウの表現4512)を含む。ウィンドウの表現は、アプリケーションの識別子と、各ウィンドウに対応する一意の名前とを含む。いくつかの実施形態では、ウィンドウの名前は、ウィンドウの表示されたコンテンツ(例えば、文書、電子メール、メッセージ、ウェブページ、画像など)に従って、デバイスによって自動的に生成される。各ウィンドウの表現は、アプリケーションの他の保存されたウィンドウを閉じることなく個別にウィンドウを閉じるための閉アフォーダンス(例えば、アフォーダンス4518及びアフォーダンス4520)を含む。いくつかの実施形態では、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508は、アプリケーションの保存されたウィンドウを閉じることなくウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508を閉じるための閉アフォーダンス4514を含む。いくつかの実施形態では、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508は、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508を閉じることなくアプリケーションに関連付けられた全てのウィンドウを閉じるためのアフォーダンスを含む。いくつかの実施形態では、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508は、アプリケーションの新規ウィンドウを開くためのアフォーダンス4516を含む。いくつかの実施形態では、新規ウィンドウは、開かれた直後にスライドオーバーモードで表示される。一部の実施形態では、新規ウィンドウの表現は、最初にウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508内に表示され、新規ウィンドウは、新規ウィンドウの表現を選択する別のユーザ入力に応じて、スライドオーバーモードでのみ表示される。図4D6~図4D17は、いくつかの実施形態に係る、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508の特徴の一部を説明する。
図4D6~図4D8では、接触4522による入力が、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508内のブラウザアプリケーションのウィンドウ2の表現4512上で検出される。入力は、ディスプレイの右側縁に向かう接触4522の移動を含む。接触4522の移動を検出することに応じて、図4D7~図4D8に示すように、表現4512がディスプレイの外側へとドラッグされ、表現4512に対応するウィンドウが閉じられる。図4D8では、ブラウザアプリケーションのウィンドウ1の表現4510のみが、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508内に残っている。
図4D8~図4D9は、いくつかの実施形態において、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508に表示されている1つのウィンドウ(例えば、ウィンドウ1)を除く全てのウィンドウが閉じられた場合、デバイスは、図4D9に示すように、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508の表示を停止し、残りの単一のウィンドウの表現を選択する更なるユーザ入力を必要とせずに、スライドオーバーモードでアプリケーションの残りの単一のウィンドウを(例えば、スライドオーバーウィンドウ4506として)表示することを示している。いくつかの実施形態では、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域は表示されたままであり、最後の残りのウィンドウの表現を選択するユーザ入力(例えば、タップ入力)が、最後の残りのウィンドウをスライドオーバーモードで開く。
図4D10~図4D11は、接触4524による入力が、アプリケーションに関連付けられたウィンドウのうちの1つの表現(例えば、表現4510)上で検出され、入力を検出したことに応じて、かつ入力が第1の基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508の表示を停止し、選択されたウィンドウ(例えば、ウィンドウ1)をスライドオーバーモードで(例えば、スライドオーバーウィンドウ4506として)表示する。
図4D12~図4D13は、いくつかの実施形態に係る、図4D6~図4D8に示すウィンドウを閉じる代替的な方法を示す。図4D12に示すように、接触4526による入力が、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508内に表されるウィンドウ2の閉アフォーダンス4520に対応する位置で検出される。入力に応じて、かつ入力が第1の基準を満たす(例えば、入力がタップ入力である)という判定に従って、デバイスは、図4D13に示すように、ウィンドウ2のための表現4512の表示を停止し、ブラウザアプリケーションのウィンドウ2を閉じる。
図4D13~図4D14では、いくつかの実施形態において、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508に表示されている1つのウィンドウ(例えば、ウィンドウ1)を除く全てのウィンドウが閉じられた場合、デバイスは、図4D14に示すように、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508の表示を停止し、残りの単一のウィンドウの表現を選択する更なるユーザ入力を必要とせずに、スライドオーバーモードでアプリケーションの残りの単一のウィンドウを(例えば、スライドオーバーウィンドウ4506として)表示する。いくつかの実施形態では、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域は表示されたままであり、最後の残りのウィンドウの表現を選択するユーザ入力(例えば、タップ入力)が、最後の残りのウィンドウをスライドオーバーモードで開く。
図4D15~図4D17では、いくつかの実施形態に従って、一連の入力が、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508内のウィンドウの表現上の閉アフォーダンスを使用して、ウィンドウセレクタユーザインタフェース4508内に表される全てのウィンドウを個別に閉じている。図4D15に示すように、接触4528によるタップ入力が、ウィンドウ2の閉アフォーダンス4520上で検出される。接触4528による入力に応じて、ウィンドウ2の表現4512がウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508から除去され、対応するウィンドウが閉じられる(例えば、メモリから除去される)。図4D16では、接触4530による別のタップ入力がウィンドウ1の閉アフォーダンス4518上で検出される。接触4530による入力を検出したことに応じて、図4D17に示すように、表現4524がウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508から除去され、対応するウィンドウが閉じられる(例えば、メモリから除去される)。
いくつかの実施形態では、アプリケーションに関連付けられた全てのウィンドウが、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域との対話を通じて(例えば、図4D6~図4D8及び図4D15~図4D17で上述した方法で)閉じられた後、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508は、図4D17に示すように、ディスプレイ上に任意選択的に維持される。いくつかの実施形態では、ユーザは、アフォーダンス4516を使用して更なる新規ウィンドウを開き、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508内に表示させることができる。いくつかの実施形態では、領域内の全てのウィンドウが閉じられた後に、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508をディスプレイから除去するために、ユーザ入力(例えば、閉アフォーダンス4514上でのタップ入力、又はウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508の外側から始まり、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508を横切って継続する水平スワイプ入力)が必要とされる。いくつかの実施形態では、ウィンドウセレクタユーザインタフェース4508内に表示された全てのウィンドウが閉じられた後、デバイスは、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508を閉じる入力を必要とせずに、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508の表示を停止する。
図4D18~図4D19は、いくつかの実施形態によれば、アプリケーションに関連付けられた複数のウィンドウが存在する場合、分割スクリーンモードでアプリケーションのウィンドウを開くために、ブラウザアプリケーションのアプリケーションアイコンが第2の既定の領域4310’内にドラッグアンドドロップされると、同様のウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4534が表示されることを示している。ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4534は、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4534からの選択されたウィンドウが、フルスクリーン背景ウィンドウ4122から変換された分割スクリーンウィンドウ4532と共に分割スクリーンビューで表示されることをユーザに示すために、任意選択的に背景ウィンドウと共に並列構成で表示される。
図4D2又は図4D3に続く図4D18に示すように、ディスプレイの右側にアプリケーション用の新たな分割スクリーンウィンドウを開くために、接触4502の移動が表現4504をディスプレイ上の拡張された第2の既定の領域4310’内へとドラッグしている。いくつかの実施形態では、接触及び表現4504が拡張された第2の既定の領域4310’内にある間に接触4502による入力が終了し、ブラウザアプリケーションがこの時点でどのウィンドウにも関連付けられていないか又は単一のウィンドウに関連付けられている場合、デバイスは、新たなデフォルトウィンドウ又は単一のウィンドウを、背景ウィンドウ4122から変換された分割ウィンドウ4532と共に分割スクリーン構成で表示する。いくつかの実施形態では、接触及び表現4504が拡張された第2の既定の領域4310’内にある間に接触4502による入力が終了し、ブラウザアプリケーションがこの時点で複数のウィンドウに関連付けられている場合、デバイスは、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4534を、背景ウィンドウ4122から変換された分割ウィンドウ4532と共に分割スクリーン構成で表示する。
図4D19に示すように、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4534は、いくつかの実施形態に従って図4D5~図4D17に関連して説明されるウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508と同様に構成される。例えば、ユーザセレクタユーザインタフェース領域4534は、表現(例えば、ブラウザアプリケーションの保存された最近開いたウィンドウの表現4510及び4512)とアフォーダンス(例えば、個々の閉アフォーダンス4518及び4520、閉アフォーダンス4514、新規ウィンドウアフォーダンス4516など)との同じセットを含む。いくつかの実施形態では、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4508に関して説明されたユーザインタフェース対話はまた、ウィンドウセレクタユーザインタフェース領域4534にも適用可能である。
図4E1~図4E28は、いくつかの実施形態に係る、ウィンドウの表現をディスプレイを横切って異なる位置にドラッグし、ディスプレイ上の異なるドロップゾーンに解放する入力に応答したユーザインタフェース挙動を示す。図4E1~図4E28に示すように、入力の終了が検出される前に、ディスプレイ上の複数の所定のドロップゾーンと比較した入力の現在の位置及びウィンドウのドラッグされた表現に基づいて入力の結果を示すための動的視覚フィードバックが提供される。いくつかの実施形態では、それぞれの同時表示構成(例えば、スライドオーバー表示構成、分割スクリーン表示構成、最小化された表示構成、下書きモード表示構成など)で表示されたウィンドウ上で実行されるドラッグ動作は、入力の終了が検出された時のウィンドウの表現の位置に基づき、異なる同時表示構成及び独立型表示構成に対応する異なるドロップゾーン(例えば、図4E8に示されるドロップゾーン)に対して評価されるように、ウィンドウを同じ同時表示構成、異なる同時表示構成、又は独立型表示構成で表示させる。図4E9~図4E17は、いくつかの実施形態に係る、入力が現在の位置で終了した場合に生じ得る様々な最終状態を示すためにデバイスが表示する様々な中間状態を示す。図4E9~図4E17はまた、入力の終了が検出される前に、入力の移動及びディスプレイ上の異なるドロップゾーンに対する入力の現在位置に応じて、中間状態が任意の順序で任意の回数繰り返され得る、視覚フィードバック及び入力の動的性質を示す。これらの図におけるユーザインタフェースは、図9A~図9Jにおけるプロセスを含む、以下で説明されるプロセスを示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図4E1~図4E7は、ウィンドウ(例えば、電子メールアプリケーションのウィンドウ)の7つの異なる開始状態を示す。説明を容易にするために、本実施例におけるウィンドウには、ウィンドウの現在の表示構成に基づいて異なるラベルが付与されている。ウィンドウには同じコンテンツが表示され、ウィンドウの表示構成は、ウィンドウ上で実行されるドラッグアンドドロップ動作の結果として、1つの構成から別の構成に変化する。いくつかの実施形態では、ウィンドウの開始構成には、左側のスライドオーバーウィンドウ、右側のスライドオーバーウィンドウ、左側にスライドオーバーウィンドウがオーバーレイされた背景ウィンドウ、右側にスライドオーバーウィンドウがオーバーレイされた背景ウィンドウ、右側の分割スクリーンウィンドウ、左側の分割スクリーンウィンドウ、下書きウィンドウ、下書きウィンドウの背景ウィンドウ、最小化されたウィンドウ、最小化されたウィンドウと同時に表示されるフルスクリーンウィンドウ、独立型フルスクリーンウィンドウなどを含む複数の構成のうちのいずれか1つを含む。いくつかの実施形態では、ウィンドウの最終構成には、左側のスライドオーバーウィンドウ、右側のスライドオーバーウィンドウ、左側にスライドオーバーウィンドウがオーバーレイされた背景ウィンドウ、右側にスライドオーバーウィンドウがオーバーレイされた背景ウィンドウ、右側の分割スクリーンウィンドウ、左側の分割スクリーンウィンドウ、下書きウィンドウ、下書きウィンドウの背景ウィンドウ、最小化されたウィンドウ、最小化されたウィンドウと同時に表示されるフルスクリーンウィンドウ、独立型フルスクリーンウィンドウなどを含む複数の構成のうちの1つが含まれる。予想される出発構成と予想される最終構成との間の遷移の数は、本明細書では個別に列挙できないほど多数である。いくつかの実施形態に従って、予想されるウィンドウ表示構成の代表的な開始状態及び最終状態を、例示の目的で説明する。一部の実施形態では、ウィンドウの表示構成を別の状態に変換するために、同時に表示される一対のウィンドウのいずれかのウィンドウをドラッグアンドドロップ動作の対象とすることができる。いくつかの実施形態では、ウィンドウを独立型表示構成から同時表示構成に、及びその逆に変換することができる。一部の実施形態では、同時に表示されるウィンドウのドラッグハンドルは、同時に表示されるウィンドウのうちのどれが入力フォーカスを有するかに従って、第1の表示状態(例えば、アクティブ)と第2の表示状態(背景)との間で切り替わる。
図4E1~図4E7に示すように、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の7つの例示的な開始状態が示されている。
図4E1では、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の開始状態Aの一例において、電子メールアプリケーションのウィンドウは、メッセージアプリケーションの分割スクリーンウィンドウ4604と同時に表示される分割スクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4602)である。電子メールアプリケーションの分割スクリーンウィンドウ4602は、ディスプレイの左側に表示される。接触4610による入力が分割スクリーンウィンドウ4602のドラッグハンドル4606上で検出され、ドラッグハンドル4606はアクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。同時に表示された入力フォーカスを有さない分割スクリーンウィンドウのドラッグハンドル4608は、背景状態(例えば、半透明の薄い色)で表示される。
図4E2では、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の開始状態Bの一例において、電子メールアプリケーションのウィンドウは、メッセージアプリケーションのフルスクリーン背景ウィンドウ4612と同時に表示されるスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4614)である。電子メールアプリケーションのスライドオーバーウィンドウ4614は、メッセージアプリケーションの背景ウィンドウ4612にオーバーレイするようにディスプレイの左側に表示される。接触4610による入力がスライドオーバーウィンドウ4614のドラッグハンドル4606上で検出され、ドラッグハンドル4606はアクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。同時に表示された入力フォーカスを有さないフルスクリーン背景ウィンドウ4612のドラッグハンドル4608は、背景状態(例えば、半透明の薄い色)で表示される。説明を明確にするために、ドラッグハンドルに対応するウィンドウが1つの構成から別の構成に変換される際に、同じドラッグハンドルラベルが使用される。
図4E3では、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の開始状態Cの一例において、電子メールアプリケーションのウィンドウは、メッセージアプリケーションのフルスクリーン背景ウィンドウ4612上にオーバーレイされた下書きウィンドウ(例えば、ウィンドウ4615)である。電子メールアプリケーションの下書きウィンドウ4615は、ディスプレイの中央領域に表示され、電子メール文書の編集可能な下書きを表示する。接触4610による入力が下書きウィンドウ4615のドラッグハンドル4606上で検出され、ドラッグハンドル4606はアクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。同時に表示された入力フォーカスを有さない背景ウィンドウ4612のドラッグハンドル4608は、背景状態(例えば、半透明の薄い色)で表示される。
図4E4では、電子メールアプリケーションのウィンドウに対する表示構成の開始状態Dの一例において、電子メールアプリケーションのウィンドウは、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4612の周縁部に表示される最小化されたウィンドウ(例えば、ウィンドウ4616)である。電子メールアプリケーションの最小化されたウィンドウ4616は、電子メールアプリケーションのコンテンツを表示しない。接触4610による入力が、目に見えるドラッグハンドルを有さない最小化されたウィンドウ4615上で検出される。入力フォーカスを有さない同時に表示されたフルスクリーンウィンドウ4612のドラッグハンドル4608は、背景状態(例えば、半透明の薄い色)で表示される。
図4E5では、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の開始状態Eの一例において、電子メールアプリケーションのウィンドウは、メッセージアプリケーションの分割スクリーンウィンドウ4604と同時に表示される分割スクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4602)である。電子メールアプリケーションの分割スクリーンウィンドウ4602は、ディスプレイの右側に表示される。接触4610による入力が分割スクリーンウィンドウ4602のドラッグハンドル4606上で検出され、ドラッグハンドル4606はアクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。同時に表示された入力フォーカスを有さない分割スクリーンウィンドウのドラッグハンドル4608は、背景状態(例えば、半透明の薄い色)で表示される。
図4E6では、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の開始状態Fの一例において、電子メールアプリケーションのウィンドウは、メッセージアプリケーションのフルスクリーン背景ウィンドウ4612と同時に表示されるスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4614)である。電子メールアプリケーションのスライドオーバーウィンドウ4614は、メッセージアプリケーションの背景ウィンドウ4612にオーバーレイするようにディスプレイの右側に表示される。接触4610による入力がスライドオーバーウィンドウ4614のドラッグハンドル4606上で検出され、ドラッグハンドル4606はアクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。同時に表示された入力フォーカスを有さないフルスクリーン背景ウィンドウ4612のドラッグハンドル4608は、背景状態(例えば、半透明の薄い色)で表示される。
図4E7では、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の開始状態Gの一例において、電子メールアプリケーションのウィンドウは、別のウィンドウと同時に表示されない独立型フルスクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4618)である。電子メールアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4618は、ディスプレイの実質的に全てを占有し、入力フォーカスを有する。接触4610による入力がフルスクリーンウィンドウ4618のドラッグハンドル4606上で検出され、ドラッグハンドル4606はアクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。いくつかの実施形態では、独立型フルスクリーンウィンドウのドラッグハンドルは、入力フォーカスを有していても見えないか、又は非アクティブ状態(例えば、半透明の薄い色)であり、ドラッグハンドルは、ドラッグハンドル上で入力が検出されるとアクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)に切り替わる。
図4E8は、いくつかの実施形態による、入力が終了した時のドラッグされたウィンドウの異なる最終表示構成に対応する、ディスプレイ上に予め定義された(例えば、ゾーン間の境界が点線で示された)異なるドロップゾーンを示している。いくつかの実施形態では、ゾーンGは、ディスプレイの上縁付近のディスプレイの中央部として画定される。ゾーンGは、ウィンドウがゾーンGにドロップされると、ウィンドウを同時表示構成から独立型フルスクリーン表示構成に変換するためのものである。いくつかの実施形態では、ゾーンHは、ゾーンGに対応する中央部を除いた、ディスプレイの上縁付近のディスプレイの幅にわたる水平な帯である。ゾーンHは、スライドオーバーウィンドウ又は分割スクリーンウィンドウがディスプレイの一方の側から他方の側にドラッグされ、その開始位置及び終了位置がゾーンH内である時に、ディスプレイのどちらの側をスライドオーバーウィンドウ又は分割スクリーンウィンドウが占有するかを変更するためのものである。いくつかの実施形態では、ゾーンA及びゾーンEは、ディスプレイの各側縁と、各側縁から第1の閾値距離だけ離れた境界とによってそれぞれ画定される狭い領域である。ゾーンA及びゾーンEは、上述のゾーンHによって占有される領域を除外する。ゾーンAは、ドラッグされたウィンドウを、別の分割スクリーンウィンドウと同時にディスプレイの左側に表示される分割スクリーンウィンドウに変換するためのものである。ゾーンEは、ドラッグされたウィンドウを、別の分割スクリーンウィンドウと同時にディスプレイの右側に表示される分割スクリーンウィンドウに変換するためのものである。いくつかの実施形態では、ゾーンB及びゾーンFは、それぞれ、ゾーンA及びゾーンEに隣接し、かつそれらよりも広い領域である。ゾーンB及びゾーンFも、上述のゾーンHによって占有される領域を除外する。ゾーンBは、ドラッグされたウィンドウを、別のフルスクリーン背景ウィンドウにオーバーレイするようにディスプレイの左側に表示されるスライドオーバーウィンドウに変換するためのものである。ゾーンFは、ドラッグされたウィンドウを、別のフルスクリーン背景ウィンドウにオーバーレイするようにディスプレイの右側に表示されるスライドオーバーウィンドウに変換するためのものである。ゾーンDは、ディスプレイの底縁付近のディスプレイの中央部、すなわち、ゾーンB及びゾーンFを占有する。ゾーンDは、ドラッグされたウィンドウを、最小化状態に変換し、別のフルスクリーンウィンドウの周縁領域にオーバーレイするように又は隣接して表示させるためのものである。ゾーンCは、上方からゾーンH、下方からゾーンD、並びに両側のゾーンB及びゾーンFによって占有される領域を除いて、ディスプレイの中央領域を占有する。図4E8に示すドロップゾーンは、例示のみを目的としたものであり、様々な実施形態では、図4E8に示されるものとは異なるレイアウト及びサイズのより多くの又はより少ないゾーンが存在してもよい。
図4E9~図4E17は、いくつかの実施形態に係る、異なるドロップゾーンA~Hに対応する中間状態の例を示す。各中間状態は、入力が現在の位置で終了した場合に表示されるユーザインタフェースの最終状態を示す、デバイスによって提供される視覚フィードバックを表す。図4E9~図4E17では、接触4610は、電子メールアプリケーションのウィンドウの表現4620を各ドロップゾーン内の位置にドラッグしており、表現4620の外観は、現在のドロップゾーンに対応するそれぞれの外観状態及び現在のドロップゾーンに対応する最終状態に変化する。接触4610及び表現4620の現在の位置から始まり、異なるドロップゾーン内で終わる太い矢印は、接触4610の移動がドロップゾーンのいずれかまで継続して、入力が終了する前にドロップゾーンの対応する中間状態をトリガすることができることを示す。
中間状態Aを示す図4E9では、接触4610による入力は、表現4620をゾーンAにドラッグしている。表現4620は、入力の終了が現在の位置で(例えば、ゾーンA内で)検出された場合は、ドラッグされた電子メールウィンドウがメッセージアプリケーションの別の分割スクリーンウィンドウと同時に、ディスプレイの左側の分割スクリーンウィンドウとして表示されることを示すために、ゾーンAに対応する外観(例えば、状態4620-A)を呈し、縮小幅ウィンドウ4604’と同時に表示される。接触4610の位置から始まり、異なるゾーンで終わる黒い矢印は、接触4610がゾーンBへと移動し続けて中間状態Bをトリガし、ゾーンDへと移動して中間状態Dをトリガし、ゾーンEへと移動して中間状態Eをトリガし、ゾーンFへと移動して中間状態Fをトリガし、ゾーンCへと移動して中間状態Cをトリガし、ゾーンGへと移動して中間状態Gをトリガすることができることを示す。接触4610の位置から始まり、ゾーンHで終わる灰色の矢印は、接触4610がゾーンHに移動し続けて中間状態H-1又は中間状態H2をトリガすることができることを示す。中間状態H-1への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成がスライドオーバーウィンドウである場合にのみ利用可能である。中間状態H-2への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成が分割スクリーンウィンドウである場合にのみ利用可能である。
中間状態Bを示す図4E10では、接触4610による入力は、表現4620をゾーンBにドラッグしている。表現4620は、入力の終了が現在の位置で(例えば、ゾーンB内で)検出された場合は、ドラッグされた電子メールウィンドウが、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウにオーバーレイするようにディスプレイの左側のスライドオーバーウィンドウとして表示されることを示すために、ゾーンBに対応する外観(例えば、状態4620-B)を呈し、フルスクリーンウィンドウ4612’と同時に表示される。接触4610の位置から始まり、異なるゾーンで終わる黒い矢印は、接触4610がゾーンAへと移動し続けて中間状態Aをトリガし、ゾーンDへと移動して中間状態Dをトリガし、ゾーンEへと移動して中間状態Eをトリガし、ゾーンFへと移動して中間状態Fをトリガし、ゾーンCへと移動して中間状態Cをトリガし、ゾーンGへと移動して中間状態Gをトリガすることができることを示す。接触4610の位置から始まり、ゾーンHで終わる灰色の矢印は、接触4610がゾーンHに移動し続けて中間状態H-1又は中間状態H2をトリガすることができることを示す。中間状態H-1への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成がスライドオーバーウィンドウである場合にのみ利用可能である。中間状態H-2への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成が分割スクリーンウィンドウである場合にのみ利用可能である。
中間状態Cを示す図4E11では、接触4610による入力は、表現4620をゾーンCにドラッグしている。表現4620は、入力の終了が現在の位置で(例えば、ゾーンC内で)検出された場合は、ドラッグされた電子メールウィンドウが、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウにオーバーレイするようにディスプレイの中央部の下書きウィンドウとして表示されることを示すために、ゾーンCに対応する外観(例えば、状態4620-C)を呈し、フルスクリーンウィンドウ4612’と同時に表示される。接触4610の位置から始まり、異なるゾーンで終わる黒い矢印は、接触4610がゾーンAへと移動し続けて中間状態Aをトリガし、ゾーンBへと移動して中間状態Bをトリガし、ゾーンDへと移動して中間状態Dをトリガし、ゾーンFへと移動して中間状態Fをトリガし、ゾーンEへと移動して中間状態Eをトリガし、ゾーンGへと移動して中間状態Gをトリガすることができることを示す。接触4610の位置から始まり、ゾーンHで終わる灰色の矢印は、接触4610がゾーンHに移動し続けて中間状態H-1又は中間状態H2をトリガすることができることを示す。中間状態H-1への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成がスライドオーバーウィンドウである場合にのみ利用可能である。中間状態H-2への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成が分割スクリーンウィンドウである場合にのみ利用可能である。
中間状態Dを示す図4E12では、接触4610による入力は、表現4620をゾーンDにドラッグしている。表現4620は、入力の終了が現在の位置で(例えば、ゾーンD内で)検出された場合は、ドラッグされた電子メールウィンドウが、ディスプレイの下部で、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウの縁部に、最小化されたウィンドウとして表示されることを示すために、ゾーンDに対応する外観(例えば、状態4620-D)を呈し、フルスクリーンウィンドウ4612’と同時に表示される。接触4610の位置から始まり、異なるゾーンで終わる黒い矢印は、接触4610がゾーンAへと移動し続けて中間状態Aをトリガし、ゾーンBへと移動して中間状態Bをトリガし、ゾーンCへと移動して中間状態Cをトリガし、ゾーンEへと移動して中間状態Eをトリガし、ゾーンFへと移動して中間状態Fをトリガし、ゾーンGへと移動して中間状態Gをトリガすることができることを示す。接触4610の位置から始まり、ゾーンHで終わる灰色の矢印は、接触4610がゾーンHに移動し続けて中間状態H-1又は中間状態H2をトリガすることができることを示す。中間状態H-1への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成がスライドオーバーウィンドウである場合にのみ利用可能である。中間状態H-2への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成が分割スクリーンウィンドウである場合にのみ利用可能である。
中間状態Eを示す図4E13では、接触4610による入力は、表現4620をゾーンEにドラッグしている。表現4620は、入力の終了が現在の位置で(例えば、ゾーンE内で)検出された場合は、ドラッグされた電子メールウィンドウが、メッセージアプリケーションの別の分割スクリーンウィンドウに隣接して、ディスプレイの右側の分割スクリーンウィンドウとして表示されることを示すために、ゾーンEに対応する外観(例えば、状態4620-E)を呈し、縮小幅ウィンドウ4604’と同時に表示される。接触4610の位置から始まり、異なるゾーンで終わる黒い矢印は、接触4610がゾーンAへと移動し続けて中間状態Aをトリガし、ゾーンBへと移動して中間状態Bをトリガし、ゾーンCへと移動して中間状態Cをトリガし、ゾーンDへと移動して中間状態Dをトリガし、ゾーンFへと移動して中間状態Fをトリガし、ゾーンGへと移動して中間状態Gをトリガすることができることを示す。接触4610の位置から始まり、ゾーンHで終わる灰色の矢印は、接触4610がゾーンHに移動し続けて中間状態H-1又は中間状態H2をトリガすることができることを示す。中間状態H-1への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成がスライドオーバーウィンドウである場合にのみ利用可能である。中間状態H-2への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成が分割スクリーンウィンドウである場合にのみ利用可能である。
中間状態Fを示す図4E14では、接触4610による入力は、表現4620をゾーンFにドラッグしている。表現4620は、入力の終了が現在の位置で(例えば、ゾーンF内で)検出された場合は、ドラッグされた電子メールウィンドウが、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウにオーバーレイするようにディスプレイの右側のスライドオーバーウィンドウとして表示されることを示すために、ゾーンFに対応する外観(例えば、状態4620-F)を呈し、フルスクリーンウィンドウ4612’と同時に表示される。接触4610の位置から始まり、異なるゾーンで終わる黒い矢印は、接触4610がゾーンAへと移動し続けて中間状態Aをトリガし、ゾーンBへと移動して中間状態Bをトリガし、ゾーンCへと移動して中間状態Cをトリガし、ゾーンDへと移動して中間状態Dをトリガし、ゾーンEへと移動して中間状態Eをトリガし、ゾーンGへと移動して中間状態Gをトリガすることができることを示す。接触4610の位置から始まり、ゾーンHで終わる灰色の矢印は、接触4610がゾーンHに移動し続けて中間状態H-1又は中間状態H2をトリガすることができることを示す。中間状態H-1への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成がスライドオーバーウィンドウである場合にのみ利用可能である。中間状態H-2への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成が分割スクリーンウィンドウである場合にのみ利用可能である。
中間状態Fを示す図4E14では、接触4610による入力は、表現4620をゾーンFにドラッグしている。表現4620は、入力の終了が現在の位置で(例えば、ゾーンF内で)検出された場合は、ドラッグされた電子メールウィンドウが、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウにオーバーレイするようにディスプレイの右側のスライドオーバーウィンドウとして表示されることを示すために、ゾーンFに対応する外観(例えば、状態4620-F)を呈し、フルスクリーンウィンドウ4612’と同時に表示される。接触4610の位置から始まり、異なるゾーンで終わる黒い矢印は、接触4610がゾーンAへと移動し続けて中間状態Aをトリガし、ゾーンBへと移動して中間状態Bをトリガし、ゾーンCへと移動して中間状態Cをトリガし、ゾーンDへと移動して中間状態Dをトリガし、ゾーンEへと移動して中間状態Eをトリガし、ゾーンGへと移動して中間状態Gをトリガすることができることを示す。接触4610の位置から始まり、ゾーンHで終わる灰色の矢印は、接触4610がゾーンHに移動し続けて中間状態H-1又は中間状態H2をトリガすることができることを示す。中間状態H-1への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成がスライドオーバーウィンドウである場合にのみ利用可能である。中間状態H-2への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成が分割スクリーンウィンドウである場合にのみ利用可能である。
中間状態Gを示す図4E15では、接触4610による入力は、表現4620をゾーンGにドラッグしている。表現4620は、入力の終了が現在の位置で(例えば、ゾーンG内で)検出された場合は、ドラッグされた電子メールウィンドウが他の同時に表示されるウィンドウを伴わずにフルスクリーンウィンドウとして表示されることを示すために、ゾーンGに対応する外観(例えば、状態4620-G)を呈し、フルスクリーンウィンドウ4612’と同時に表示される。接触4610の位置から始まり、異なるゾーンで終わる黒い矢印は、接触4610がゾーンAへと移動し続けて中間状態Aをトリガし、ゾーンBへと移動して中間状態Bをトリガし、ゾーンCへと移動して中間状態Cをトリガし、ゾーンDへと移動して中間状態Dをトリガし、ゾーンEへと移動して中間状態Eをトリガし、ゾーンFへと移動して中間状態Fをトリガすることができることを示す。接触4610の位置から始まり、ゾーンHで終わる灰色の矢印は、接触4610がゾーンHに移動し続けて中間状態H-1又は中間状態H2をトリガすることができることを示す。中間状態H-1への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成がスライドオーバーウィンドウである場合にのみ利用可能である。中間状態H-2への遷移は、ドラッグされたウィンドウが通過した他の中間状態に関係なく、ドラッグされたウィンドウの初期表示構成が分割スクリーンウィンドウである場合にのみ利用可能である。
中間状態H-1を示す図4E16では、接触4610による入力は、表現4620をゾーンHにドラッグしている。ドラッグされたウィンドウがスライドオーバーウィンドウ4614として開始されたという判定に従って、スライドオーバーウィンドウ4614は、入力の終了が現在の位置(例えば、ゾーンH内)で検出された場合は、ドラッグされた電子メールウィンドウが入力の現在の位置(例えば、ディスプレイの左側又はディスプレイの右側)に対応するディスプレイの側に表示されるスライドオーバーウィンドウとして留まることを示すために、元のフルスクリーン背景ウィンドウ4612にオーバーレイするドラッグされたウィンドウの表現として表示される。接触4610の位置から始まり、異なるゾーンで終わる黒い矢印は、接触4610がゾーンAへと移動し続けて中間状態Aをトリガし、ゾーンBへと移動して中間状態Bをトリガし、ゾーンCへと移動して中間状態Cをトリガし、ゾーンDへと移動して中間状態Dをトリガし、ゾーンEへと移動して中間状態Eをトリガし、ゾーンFへと移動して中間状態Fをトリガし、ゾーンGへと移動して中間状態Gをトリガすることができることを示す。
中間状態H-2を示す図4E17では、接触4610による入力は、表現4620をゾーンHにドラッグしている。ドラッグされたウィンドウが分割スクリーンウィンドウ4602として開始されたという判定に従って、分割スクリーンウィンドウ4602は、入力の終了が現在の位置で(例えば、ゾーンH内で)検出された場合は、ドラッグされた電子メールウィンドウが、入力の現在の位置(例えば、ディスプレイの左側又はディスプレイの右側)に対応するディスプレイの側に表示される分割スクリーンウィンドウとして留まることを示すために、ウィンドウ4602と同時に表示される元の分割スクリーンウィンドウ4604にオーバーレイするようにドラッグされたウィンドウの表現として表示される。接触4610の位置から始まり、異なるゾーンで終わる黒い矢印は、接触4610がゾーンAへと移動し続けて中間状態Aをトリガし、ゾーンBへと移動して中間状態Bをトリガし、ゾーンCへと移動して中間状態Cをトリガし、ゾーンDへと移動して中間状態Dをトリガし、ゾーンEへと移動して中間状態Eをトリガし、ゾーンFへと移動して中間状態Fをトリガし、ゾーンGへと移動して中間状態Gをトリガすることができることを示す。
図4E18~図4E24は、いくつかの実施形態に係る、ドラッグされたウィンドウの接触及び表現がディスプレイ上の様々なドロップゾーン内にある間に入力の終了が検出された場合のユーザインタフェースの例示的な最終状態を示す。
図4E18は、接触4610がゾーンA内にある間に入力の終了が検出された後に表示される、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の例示的な最終状態Aを示す。最終状態Aでは、電子メールアプリケーションのウィンドウは、メッセージアプリケーションの分割スクリーンウィンドウ4604と同時に表示される分割スクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4602)である。電子メールアプリケーションの分割スクリーンウィンドウ4602は、ディスプレイの左側に表示される。ウィンドウ4604において、接触4622による新たな入力が検出され、入力フォーカスをウィンドウ4602からウィンドウ4604に切り替える。その結果、分割スクリーンウィンドウ4602のドラッグハンドル4606は、非アクティブ状態(例えば、半透明の薄い色)で表示される。同時に表示された現在入力フォーカスを有する分割スクリーンウィンドウ4604のドラッグハンドル4608は、アクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。
図4E19は、接触4610がゾーンB内にある間に入力の終了が検出された後に表示される、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の例示的な最終状態Bを示す。最終状態Bでは、電子メールアプリケーションのウィンドウは、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4612にオーバーレイされたスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4614)である。電子メールアプリケーションのスライドオーバーウィンドウ4614は、ディスプレイの左側に表示される。ウィンドウ4612において、接触4622による新たな入力が検出され、入力フォーカスをウィンドウ4614からウィンドウ4612に切り替える。その結果、スライドオーバーウィンドウ4614のドラッグハンドル4606は、非アクティブ状態(例えば、半透明の薄い色)で表示される。現在入力フォーカスを有する背景フルスクリーンウィンドウ4612のドラッグハンドル4608は、アクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。
図4E20は、接触4610がゾーンC内にある間に入力の終了が検出された後に表示される、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の例示的な最終状態Cを示す。最終状態Cでは、電子メールアプリケーションのウィンドウは、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4612の中央部上にオーバーレイされた下書きウィンドウ(例えば、ウィンドウ4615)である。下書きウィンドウ4615は入力フォーカスを有するため、下書きウィンドウ4615のドラッグハンドル4606はアクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。入力フォーカスを有さない背景フルスクリーンウィンドウ4612のドラッグハンドル4608は、非アクティブ状態(例えば、半透明の薄い色)で表示される。
図4E21は、接触4610がゾーンD内にある間に入力の終了が検出された後に表示される、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の例示的な最終状態Dを示す。最終状態Dでは、電子メールアプリケーションのウィンドウは、ウィンドウのコンテンツを表示しない最小化されたウィンドウ(例えば、ウィンドウ4616)である。最小化されたウィンドウは、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4612の下縁部上のディスプレイの底縁部近くに表示される。最小化されたウィンドウ4616は入力フォーカスを有さなくなるため、入力フォーカスはフルスクリーンウィンドウ4612に移される。その結果、フルスクリーンウィンドウ4612のドラッグハンドル4608は、アクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。
図4E22は、接触4610がゾーンE内にある間に入力の終了が検出された後に表示される、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の例示的な最終状態Eを示す。最終状態Eでは、電子メールアプリケーションのウィンドウは、メッセージアプリケーションの別の分割スクリーンウィンドウ4604と並列に表示される分割スクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4602)である。電子メールアプリケーションの分割スクリーンウィンドウ4602は、ディスプレイの右側に表示される。ウィンドウ4604において、接触4622による新たな入力が検出され、入力フォーカスをウィンドウ4602からウィンドウ4604に切り替える。その結果、分割スクリーンウィンドウ4602のドラッグハンドル4606は、非アクティブ状態(例えば、半透明の薄い色)で表示される。同時に表示された現在入力フォーカスを有する分割スクリーンウィンドウ4604のドラッグハンドル4608は、アクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。
図4E23は、接触4610がゾーンF内にある間に入力の終了が検出された後に表示される、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の例示的な最終状態Fを示す。最終状態Fでは、電子メールアプリケーションのウィンドウは、メッセージアプリケーションのフルスクリーンウィンドウ4612上にオーバーレイされたスライドオーバーウィンドウ(例えば、ウィンドウ4614)である。電子メールアプリケーションのスライドオーバーウィンドウ4614は、ディスプレイの右側に表示される。ウィンドウ4612において、接触4622による新たな入力が検出され、入力フォーカスをウィンドウ4614からウィンドウ4612に切り替える。その結果、スライドオーバーウィンドウ4614のドラッグハンドル4606は、非アクティブ状態(例えば、半透明の薄い色)で表示される。現在入力フォーカスを有する背景フルスクリーンウィンドウ4612のドラッグハンドル4608は、アクティブ状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示される。
図4E24は、接触4610がゾーンG内にある間に入力の終了が検出された後に表示される、電子メールアプリケーションのウィンドウの表示構成の例示的な最終状態Gを示す。最終状態Gでは、電子メールアプリケーションのウィンドウは独立型フルスクリーンウィンドウ(例えば、ウィンドウ4618)である。以前に同時に表示されていたウィンドウは表示されなくなる。いくつかの実施形態では、独立型フルスクリーンウィンドウのドラッグハンドルは、フルスクリーンウィンドウの中央上縁領域で入力が検出されるまでは見えない。
図4E25~図4E28は、ユーザインタフェースの開始状態及び最終状態が構成の特定の組み合わせである場合の、いくつかの特別な中間状態を示す。これらの変形中間状態は、入力の開始状態及び現在の位置が図にラベル付けされた状態の組み合わせに対応する場合に、任意選択的に上述の中間状態A~Fの代わりに表示される。
例えば、図4E25では、ドラッグされたウィンドウの開始状態がディスプレイの右側のスライドオーバーウィンドウ(例えば、開始状態F)であり、接触の現在の位置が、ディスプレイの右側の分割スクリーンウィンドウに対応するゾーンE内にある場合、図4E13に示す中間状態Eの代わりに特別な中間状態Eが表示される。特別な中間状態Eは、背景フルスクリーンウィンドウが視覚的に不明瞭化され、サイズ変更され(例えば、右縁からの幅が縮小され)、サイズ変更された背景ウィンドウの表現4626の中央にアプリケーションアイコンがあることを示している。特別な中間状態Eはまた、サイズが縮小されて視覚的に不明瞭化されている元のスライドオーバーウィンドウを示し、サイズ変更されたスライドオーバーウィンドウの表現4624の中央にアプリケーションアイコンがある。いくつかの実施形態では、ウィンドウのサイズ変更の際にウィンドウを視覚的に不明瞭化することによって、デバイスは、ウィンドウの外観の変化を判定するための膨大な計算を回避すると共に、視覚的な混乱を回避することができる。
図4E27に示すように、ドラッグされたウィンドウの開始状態がディスプレイの右側の分割スクリーンウィンドウ(例えば、開始状態E)であり、接触の現在の位置が、ディスプレイの右側のスライドオーバーウィンドウに対応するゾーンF内にある場合、同様の特別な中間状態Fが任意選択的に実施される。ドラッグされたウィンドウの開始状態が分割スクリーンウィンドウである場合、特別な中間状態Fにおけるサイズの縮小とは対照的に、背景ウィンドウはフルスクリーンウィンドウ4632に拡張され、一方、分割スクリーンウィンドウはスライドオーバーウィンドウ4634に変換される。特別な中間状態Fは、視覚的に不明瞭化された状態のウィンドウ4632及び4634の両方を示し、視覚的に不明瞭化されたウィンドウの中央にアプリケーションアイコンがある。
別の例では、図4E26において、ドラッグされたウィンドウの開始状態がディスプレイの左側のスライドオーバーウィンドウ(例えば、開始状態B)であり、接触の現在の位置が、ディスプレイの左側の分割スクリーンウィンドウに対応するゾーンAにある場合、図4E9に示す中間状態Aの代わりに特別な中間状態Aが表示される。特別な中間状態Aは、背景フルスクリーンウィンドウが視覚的に不明瞭化され、サイズ変更され(例えば、左縁からの幅が縮小され)、サイズ変更された背景ウィンドウの表現4630の中央にアプリケーションアイコンがあることを示している。特別な中間状態Aはまた、サイズが縮小されて視覚的に不明瞭化されている元のスライドオーバーウィンドウを示し、サイズ変更されたスライドオーバーウィンドウの表現4628の中央にアプリケーションアイコンがある。いくつかの実施形態では、ウィンドウのサイズ変更の際にウィンドウを視覚的に不明瞭化することによって、デバイスは、ウィンドウの外観の変化を判定するための膨大な計算を回避すると共に、視覚的な混乱を回避することができる。
図4E28に示すように、ドラッグされたウィンドウの開始状態がディスプレイの左側の分割スクリーンウィンドウ(例えば、開始状態A)であり、接触の現在の位置が、ディスプレイの左側のスライドオーバーウィンドウに対応するゾーンB内にある場合、同様の特別な中間状態Bが任意選択的に実施される。ドラッグされたウィンドウの開始状態が分割スクリーンである場合、特別な中間状態Aにおけるサイズの縮小とは対照的に、背景ウィンドウはフルスクリーンウィンドウ4636に拡張され、一方、分割スクリーンウィンドウはスライドオーバーウィンドウ4638に変換される。特別な中間状態Bは、視覚的に不明瞭化された状態のウィンドウ4636及び4638の両方を示し、視覚的に不明瞭化されたウィンドウの中央にアプリケーションアイコンがある。
図4A1~図4A50、図4B1~図4B51、図4C1~図4C48、図4D1~図4D19、及び図4E1~図4E28に関する更なる説明を、以下の方法5000、6000、7000、7100、8000及び9000を参照して以下に提供する。
図5A~図5Iは、いくつかの実施形態に係る、それぞれの同時表示構成(例えば、スライドオーバー表示構成)で複数のウィンドウと対話する方法5000のフローチャート図である。図4A1~図4A54、図4B1~図4B51、図4C1~図4C48、図4D1~図4D19及び図4E1~図4E28を使用して、図5A~図5Iの方法及び/又はプロセスを示す。以下の例のうちのいくつかは、(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされた)タッチ感知ディスプレイ上での入力を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図1Dに示すように、ディスプレイ194とは別個のタッチ感知面195上での入力を検出する。
いくつかの実施形態では、方法5000は、電子デバイス(例えば、ポータブル多機能デバイス100、図1A)、及び/又は電子デバイスの1つ以上の構成要素(例えば、I/Oサブシステム106、オペレーティングシステム126など)によって実行される。いくつかの実施形態では、方法5000は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、デバイス100の1つ以上のプロセッサ122(図1A)など、デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される命令によって統御される。説明を簡単にするために、以下に、デバイス100によって実行されるものとして方法5000を説明する。いくつかの実施形態では、図1Aを参照すると、方法5000の動作は、少なくとも部分的にマルチタスクモジュール(例えば、マルチタスクモジュール180)及びその構成要素、接触/動きモジュール(例えば、接触/動きモジュール130)、グラフィックモジュール(例えば、グラフィックモジュール132)、並びにタッチ感知ディスプレイ(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)によって実行されるか、又はこれらを使用する。方法5000の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、かつ/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
後述するように、方法5000は、複数のアプリケーションウィンドウと対話する直観的な方法を提供する。この方法によって、複数のアプリケーションウィンドウと対話するためにユーザから必要とされる入力の数が少なくなり、その結果、より少ない数の入力の処理に要する電力が節減される(そして、この節減は、ユーザがより直感的で単純なジェスチャに精通するのに伴って繰り返し実現される)ので、方法5000を実施する電子デバイスのバッテリの寿命が長くなる。以下に更に詳細に説明するように、方法5000の動作は、ユーザが持続的に対話を行えるようにする(例えば、デバイスとの対話を中断するアンドゥ動作を頻繁に行う必要をなくす)のに役立ち、また方法5000の動作は、より効率的なヒューマンマシンインタフェースの創出を助ける。改善された視覚フィードバックをユーザへ提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、方法5000は、表示生成構成要素(例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなど)と、タッチ感知面(例えば、別個のディスプレイに結合されたタッチ感知面、又はディスプレイ及びタッチ感知面の両方として機能するタッチスクリーンディスプレイ)を含む1つ以上の入力デバイスと、を含む電子デバイスにおいて実行される。デバイスは、表示生成構成要素によって、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを、(例えば、スクリーン上に別のアプリケーションを同時に表示することなく、(例えば、第1のアプリケーションのフルスクリーンウィンドウとして)ディスプレイの実質的に全ての領域を占有する独立型表示構成で)表示する(例えば、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースは、対応するアプリケーションアイコンをアクティブ化することによってアプリケーションをそこから起動することができる、ホームスクリーン又はスプリングボードユーザインタフェースなどのシステムユーザインタフェースではない)(5002)。第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示している間に、デバイスは、第2のアプリケーションを第1のアプリケーションと共にそれぞれの同時表示構成で表示する要求(例えば、第2のアプリケーションを、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの一部分にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウで開く要求)に対応する第1の入力を受信する(例えば、第1の入力は、第2のアプリケーションに対応するアプリケーションアイコンをドックからドラッグしてディスプレイの所定の側部領域にドロップする入力であるか、第2のアプリケーションに対応するコンテンツアイテムを第1のユーザインタフェースからディスプレイの所定の側部領域にドラッグする入力であるか、あるいは第1のアプリケーションのウィンドウと同時に表示される最小化されたウィンドウ、分割スクリーンウィンドウ又は下書きウィンドウをドラッグする入力である)(5004)。第1の入力の受信に応じて、デバイスは、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェース及び第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの少なくとも一部分が第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースと同時に(例えば、その一部にオーバーレイするように)表示されるそれぞれの同時表示構成(例えば、スライドオーバー表示構成)に従って表示する(例えば、第1及び第2のアプリケーションの実際のユーザインタフェースは、これらのアプリケーションの静的なスクリーンショット又は表現とは対照的に、それぞれの同時表示構成に従って同時に表示される)(5006)。第2のアプリケーション及び第1のアプリケーションをそれぞれの同時表示構成に従って表示している間に(例えば、第2のアプリケーションは、第1のアプリケーションの一部分上にオーバーレイされたスライドオーバーウィンドウとして表示される)、デバイスは、第2のアプリケーションに対応するタッチ感知面上の位置で第1の接触を検出すること(例えば、第1の接触は、第2のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウのサイズ変更ハンドルではない第2のアプリケーションの表示されたユーザインタフェースの一部分上で検出される)及び、タッチ感知面を横切る第1の接触の移動(例えば、第1及び第2のアプリケーションのディスプレイレイアウト方向(例えば、第1及び第2のアプリケーションは、ディスプレイ上に水平方向に沿って配置されているか、又は垂直方向に沿って配置されている)に対する(例えば、平行又は垂直な)第1の方向(例えば、水平方向、垂直方向)への移動)を検出することを含む第2の入力を受信する(5008)。第2の入力を検出した(5010)ことに応じて、第2の入力が第1の基準(例えば、第1の開始位置基準、第1の移動方向基準、第1の移動領域基準、第1の移動速度基準及び/又は第1の移動距離基準を含むオーバーレイ切り替え基準)を満たすという判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションの表示を第3のアプリケーションの表示と置き換えて、第3のアプリケーション及び第1のアプリケーションをそれぞれの同時表示構成に従って表示する(例えば、ディスプレイ上での第2のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウの表示を停止し、ディスプレイ上の第1のアプリケーションの一部分上の第2のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウが表示停止された後の位置に、第3のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウを表示する)(例えば、第1及び第3のアプリケーションの実際のユーザインタフェースは、これらのアプリケーションの静的スクリーンショット又は表現とは対照的に、それぞれの同時表示構成に従って同時に表示される)、また、第2の入力が、第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)とは異なる第2の基準(例えば、第2の開始位置基準、第2の移動方向基準、第2の移動領域基準、第2の移動速度基準及び/又は第2の移動距離基準を含むスタック除去基準)を満たすという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの表示(例えば、第1のアプリケーションを独立型表示モードで再び表示すること、スクリーン上に別のアプリケーションを同時に表示することなくディスプレイの実質的に全ての領域を占有すること)を維持し、第3のアプリケーションを表示することなく(例えば、第3のアプリケーションを第1のアプリケーションと共に表示することなく(例えば、第3のアプリケーション及び第1のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウをそれぞれの同時表示構成で表示することなく))第2のアプリケーションの表示を停止する。このシナリオでは、様々な開いているアプリケーションのスライドオーバーウィンドウの全てが、単一のスワイプジェスチャに応じて、ディスプレイ上の第1のアプリケーションのウィンドウ上から除去される。このことは、一番上のウィンドウを現在の位置から移動させるか又はサイズ縮小させる任意の移動が背後のウィンドウも明瞭化するので、ウィンドウがドラッグされて背後のウィンドウを明瞭化するシナリオとは異なる。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースは、分割スクリーンモードでアプリケーション(例えば、第1のアプリケーション又は第1のアプリケーション以外のアプリケーション)の別のユーザインタフェースと共に表示され、第2のアプリケーション及び第3のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウは、一対の分割スクリーンウィンドウにオーバーレイするように表示されている。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーション、第2のアプリケーション及び第3のアプリケーションは、別個のアプリケーションである。このことは、例えば、図4A12に続く図4A19~図4A21及び図4A28~図4A29に示されている。
いくつかの実施形態では、それぞれの同時表示構成は、第1の同時表示構成(例えば、スライドオーバー構成)であり、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースは、第1の同時表示構成に従って、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの(全てよりも小さい)一部分にオーバーレイするように表示される(例えば、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの一部分にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウとして表示される)。いくつかの実施形態では、それぞれの同時表示構成は、メインアプリケーションと1つ以上の補助アプリケーションと共に同時表示することを含む第1の同時表示構成であり、補助アプリケーションのユーザインタフェースは、メインアプリケーションのユーザインタフェースの全てよりも小さい一部分上にオーバーレイされ、補助アプリケーションのうちの少なくとも1つのユーザインタフェース(例えば、補助アプリケーションのスタック内の一番上のアプリケーション)及びメインアプリケーションのユーザインタフェースは、ユーザ入力に応答して、それらのアプリケーション内で動作を実行する(例えば、ユーザインタフェース内のユーザインタフェースオブジェクトは、通常のフルスクリーン独立型表示モードにおける場合と同様に機能し、2つ以上の同時に表示されたアプリケーションにわたって直接コピー、ペースト及び/又はドラッグアンドドロップ機能を利用することができる)。いくつかの実施形態では、それぞれの同時表示構成は、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションが、これら2つのアプリケーションのウィンドウオーバーラップしないように並列に表示される第2の同時表示構成とは異なる、第1の同時表示構成である。それぞれの同時表示構成は、アプリケーション内で動作を実行するためのユーザ入力に応答しない複数の開いているアプリケーション又はアプリケーションウィンドウの表現を同時に表示するアプリケーションスイッチャ又はウィンドウスイッチャユーザインタフェースとは異なる。一部の実施形態では、第2の同時表示構成は、2つ以上のアプリケーション又はアプリケーションウィンドウの同時表示を含み、アプリケーション又はウィンドウのユーザインタフェースはオーバーラップせず、同時に表示されるアプリケーションのユーザインタフェースは、ユーザ入力に応答して、それらのアプリケーション内で動作を実行する(例えば、ユーザインタフェース内のユーザインタフェースオブジェクトは、通常の単一ウィンドウ表示モードにおける場合と同様に機能し、2つ以上の同時に表示されたアプリケーションにわたって直接コピー、ペースト及び/又はドラッグアンドドロップ機能を利用することができる)。このことは、例えば、図4A12に続く図4A19~図4A21及び図4A28~図4A29に示されている。アプリケーションを、同時表示構成に従って、表示生成構成要素上の別のアプリケーションのユーザインタフェースの一部分にオーバーレイするように表示することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、入力に応じて表示生成構成要素上に複数のアプリケーションを表示する)。改善された視覚フィードバックをユーザへ提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)が第2の入力によって満たされているという判定に従って、第3のアプリケーションの第3のユーザインタフェースが、それぞれの同時表示構成に従って、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの(全てよりも小さい)一部分にオーバーレイするように表示される(例えば、第3のアプリケーションの第3のユーザインタフェースは、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースによって以前に占有されていた第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの一部分にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウとして表示される)。一部の実施形態では、第1のアプリケーション及び第3のアプリケーションは、第1のアプリケーション及び第3のアプリケーションがそれぞれの同時表示構成で表示されている間、第1のアプリケーション内で動作を実行するため及び第3のアプリケーション内で動作を実行するためにユーザ入力に応答し続ける。いくつかの実施形態では、第3のアプリケーションは、第2のアプリケーションが第1の同時表示構成で第1のアプリケーションと共に表示される前に、第1の同時表示構成で少なくとも1つの別のアプリケーション(例えば、第1のアプリケーション又は第1のアプリケーションとは異なる別のアプリケーション)と共に表示されている。換言すれば、第3のアプリケーションは、第2のアプリケーションがスライドオーバーアプリケーション又はウィンドウのスタックに追加された時点で既に、スライドオーバーアプリケーション又はアプリケーションウィンドウのスタック内に(例えば、最も最近表示されたスライドオーバーアプリケーション又はウィンドウとして)存在していた。このことは、例えば、図4A12に続く図4A19~図4A24に示されている。異なるアプリケーションを、同時表示構成に従って、表示生成構成要素上の別のアプリケーションのユーザインタフェースの一部分にオーバーレイするように表示することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、入力に応じて、表示生成構成要素上のアプリケーションを異なるアプリケーションのユーザインタフェースにオーバーレイするように置き換える)。改善された視覚フィードバックをユーザへ提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2の入力は、第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)を満たしており、第3のアプリケーションの表示は、第2のアプリケーションの表示を、それぞれの同時表示構成(例えば、スライドオーバー表示構成)で置き換えており、方法は、第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)が第2の入力によって満たされた後に、第3のアプリケーション及び第1のアプリケーションをそれぞれの同時表示構成に従って表示している間に第3の入力を検出することであって、第2の接触を検出すること及びタッチ感知面を横切る第2の接触の移動を検出することを含む、検出することと、第3の入力を検出したことに応じて、第3の入力が第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)を満たすという判定に従って、第3のアプリケーションの表示を第4のアプリケーションの表示と置き換えることによって、第4のアプリケーション及び第1のアプリケーションを、それぞれの同時表示構成に従って表示する(例えば、ディスプレイ上での第3のアプリケーションの表示を停止し、ディスプレイ上の第1のアプリケーションの部分上の第3のアプリケーションが表示停止された後の位置に第4のアプリケーションを表示する)(例えば、第1及び第4のアプリケーションの実際のユーザインタフェースは、これらのアプリケーションの静的スクリーンショット又は表現とは対照的に、それぞれの同時表示構成に従って同時に表示される)ことと、を含む。例えば、第1の基準を満たす別のスワイプ入力は、現在表示されているスライドオーバーアプリケーション/ウィンドウを、以前に表示されたスライドオーバーアプリケーションのスタック内の次のスライドオーバーアプリケーションに切り替える。スタック内に3つ以上のスライドオーバーアプリケーション/ウィンドウが存在する場合、第4のアプリケーション/ウィンドウは、第2のスライドオーバーアプリケーション/ウィンドウとも第3のスライドオーバーアプリケーション/ウィンドウとも異なる。スタック内にスライドオーバーアプリケーション/ウィンドウが2つしか存在しない場合、第4のアプリケーション/ウィンドウは、第2のアプリケーション/ウィンドウと同じである(例えば、スワイプ入力は、スライドオーバービューで第2のアプリケーション/ウィンドウの表示と第3のアプリケーション/ウィンドウの表示とを切り替える)。いくつかの実施形態では、第3の入力を検出したことに応じて、かつ第3の入力がスタック除去基準を満たすという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの表示を維持し、第1のアプリケーション上に代わりに別のアプリケーションを表示することなく、第3のアプリケーションの表示を停止する。換言すれば、第2の基準を満たすスワイプジェスチャに応じて、スライドオーバーアプリケーションスタック全体がディスプレイから除去される。これは例えば、図4A19~図4A25に示されている。同時表示構成に従って表示生成構成要素上の別のアプリケーションのユーザインタフェースの一部分にオーバーレイするようにアプリケーションを置き換えることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、入力に応じて、表示生成構成要素上のアプリケーションを異なるアプリケーションのユーザインタフェースにオーバーレイするように置き換える)。改善された視覚フィードバックをユーザへ提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)を満たすそれぞれの入力(例えば、第2の入力又は第3の入力)を検出したことに応じて、デバイスは、それぞれの同時表示構成で表示可能な1つ以上のアプリケーションビュー(例えば、スライドオーバーウィンドウの表現)のインジケーションを表示する。例えば、スライドオーバー構成で現在表示されているそれぞれのアプリケーションが、第2の入力又は第3の入力に応じて(例えば、第1又は第2の接触の移動に従って)ディスプレイの側方及び外側へとドラッグされるのに伴い、デバイスは、それぞれのアプリケーションのスライドオーバーウィンドウの下のスタックで利用可能な更なるスライドオーバーウィンドウのインジケーション(例えば、他のスライドオーバーアプリケーションウィンドウを表すカードの縁)も表示する。これは例えば、図4A19~図4A27に示されている。入力基準を満たす入力を検出したことに応じて、同時表示構成で表示可能なアプリケーションビューのインジケーションを表示することは、改善された視覚フィードバックをユーザに提供する(例えば、他の利用可能なアプリケーションのヒントを表示する)。改善された視覚フィードバックをユーザへ提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)及び第2の基準(例えば、スタック除去基準)は、タッチ感知面を横切る第1の接触の移動が第2のアプリケーションの現在表示されているユーザインタフェースに対する第1の所定の方向の移動(例えば、水平移動)に対応することを必要とする第1の移動基準を有し、第1の基準は、第1の接触の移動が第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースの側縁の閾値距離内の位置で開始することを必要とする第1の開始位置基準を有し、第2の基準(例えば、スタック除去基準)は、第1の接触の移動が第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースの底縁の閾値距離内の位置で開始することを必要とする第2の開始位置基準を有する。このことは、例えば、図4A12、図4A19~図4A20及び図4A28~図4A29に示されている。入力の開始位置に基づいて異なる同時表示構成を表示することで、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションが提供される(例えば、入力が異なる移動基準を満たす場合に、ユーザが同じユーザインタフェースから異なる同時表示構成を表示することを可能にする)。更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)は、タッチ感知面を横切る第1の接触の移動が第2のアプリケーションの現在表示されているユーザインタフェースに対する第1の所定の方向の移動(例えば、スライドオーバーウィンドウの底縁付近の第1の水平な帯内での水平移動)に対応することを必要とする第1の移動基準を有し、第2の基準(例えば、スタック除去基準)は、タッチ感知面を横切る第1の接触の移動が、第2のアプリケーションの現在表示されているユーザインタフェースに対する第1の所定の方向とは異なる第2の所定の方向への移動(例えば、第1の水平な帯に対して垂直であり、少なくとも第1の水平な帯の上方の位置に達する垂直移動)に対応することを必要とする第2の移動基準を有する。いくつかの実施形態では、第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)は、第1の接触の移動の開始位置が、第2のアプリケーションの現在表示されているユーザインタフェースの底縁(例えば、スライドオーバーウィンドウの底縁)の近く(例えば、底縁の上方)にあることを必要とする開始位置要件を有する。いくつかの実施形態では、第2の基準(例えば、スタック除去基準)は、第1の接触の移動の開始位置が、第2のアプリケーションの現在表示されているユーザインタフェースの底縁(例えば、スライドオーバーウィンドウの底縁)の近く(例えば、底縁の上方又は下方)にあることを必要とする開始位置要件を含む。いくつかの実施形態では、第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)は、第1の接触の移動がディスプレイ上の第1及び第2のアプリケーションのレイアウト方向に実質的に平行である(例えば、第1及び第2のアプリケーションがディスプレイ上に水平にレイアウトされている場合、実質的に水平である)ことを必要とする移動方向基準を有する。いくつかの実施形態では、第2の基準は、第1の接触の移動がディスプレイ上の第1及び第2のアプリケーションのレイアウト方向に対して実質的に垂直である(例えば、第1及び第2のアプリケーションがディスプレイ上に水平にレイアウトされている場合、実質的に垂直である)ことを必要とする移動方向基準を有する。いくつかの実施形態では、第2の基準(例えば、スタック除去基準)の移動方向基準は、第1の接触の移動が垂直方向(例えば上方)の少なくとも第1の閾値移動量及び水平方向(例えば右方向又は左方向)の少なくとも第2の閾値移動量を含み、(例えば、移動が何らかの初期垂直成分を伴って実質的に水平であるように)第2の閾値移動量が第1の閾値移動量よりも実質的に大きい場合にも満たされる。いくつかの実施形態では、第1及び第2の基準はそれぞれ、第1及び第2の基準をそれぞれ満たすために満たされなければならない第1の接触の移動のための最小距離及び/又は速度要件を有する。いくつかの実施形態では、第2の基準は、第2の基準を満たすために満たされなければならない第1の接触の移動距離及び/又は速度の閾値量に対応する移動条件を含む。
いくつかの実施形態では、第2の入力を検出したことに応じて、第2の入力が第3の基準(例えば、第3の開始位置基準、第3の移動方向基準、第3の移動領域基準、第3の移動速度基準、及び/又は第3の移動距離基準を含むスタック展開基準)を満たすという判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションに対応するアプリケーションビューの表現及び第3のアプリケーションに対応するアプリケーションビューの表現(及び第4のアプリケーションに対応するアプリケーションビューの表現)を含む、それぞれの同時表示構成で最近表示された複数のアプリケーションビューのそれぞれの表現(例えば、スライドオーバーモードでのアプリケーションウィンドウの表現)を、別のアプリケーションと共に(例えば、第2の入力の終了時に)同時に表示する(例えば、別のアプリケーションのユーザインタフェース上にスライドオーバーウィンドウとして表示されたそれぞれのアプリケーションウィンドウをそれぞれ表す1つ以上のカードを、行又は列で、任意選択的に、ブラウジング可能な展開されたスタックで(例えば、オーバーレイスイッチャユーザインタフェースで)同時に表示する)。一部の実施形態では、スライドオーバーウィンドウの底縁から始まり、接触のリフトオフの前に中断を伴って終了する上方向スワイプジェスチャは、デバイスに、スライドオーバーウィンドウのスタックを展開させ、その背後の(例えば、視覚的に不明瞭化されたバージョンの)メインアプリケーション上にスライドオーバーウィンドウのブラウジング可能な配列を表示させる。いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウの底縁から始まり、側縁(例えば、ディスプレイの中央に近い側縁)に向かって続く上方向スワイプジェスチャは、デバイスにスライドオーバーウィンドウのブラウジング可能な配列を表示させる。一部の実施形態では、ディスプレイの中央に向かって中央部を横切る水平スワイプ入力によって、デバイスは、スタックを展開して、最近スライドオーバービューで第1のアプリケーション又は別のアプリケーションと共に表示された他のスライドオーバーウィンドウの表現を表示する。いくつかの実施形態では、アプリケーションごとに複数のスライドオーバーウィンドウが存在し、複数のウィンドウの対応する表現は、スタックの展開されたビュー内の別個のカードとして表示される。いくつかの実施形態では、同じアプリケーションの複数のウィンドウの表現は、任意選択的に、スタックの展開されたビュー内で同じグループにまとめられる。いくつかの実施形態では、ブラウジング可能な配列内のアプリケーションウィンドウのそれぞれの表現を選択することによって、デバイスは、ブラウジング可能な配列の表示を停止し、選択された表現に対応するアプリケーションウィンドウを第1のアプリケーションで第1の同時表示構成で表示する。これは例えば、図4A12、図4A33及び図4A34に示されている。入力が入力基準を満たすという判定に従って、最近表示されたアプリケーションビューの複数の表現を同時表示構成で表示することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、入力に応じて表示生成構成要素上に複数のアプリケーションビューの表現を表示する)。改善された視覚フィードバックをユーザへ提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第2のアプリケーションに対応するアプリケーションビューの表現は、第2のアプリケーションの識別子と、第2のアプリケーションに対応するアプリケーションウィンドウの識別子とを含み、第3のアプリケーションに対応するアプリケーションビューの表現は、第3のアプリケーションの識別子と、第3のアプリケーションに対応するアプリケーションウィンドウの識別子とを含む。一部の実施形態では、同じアプリケーション(例えば、第2のアプリケーション又は第3のアプリケーション)に対応する複数のアプリケーションビュー(例えば、複数のスライドオーバーウィンドウ)が存在する場合、複数のアプリケーションビューのそれぞれの表現は、複数のアプリケーションビューごとに異なる識別子を有する。同じアプリケーションの複数のアプリケーションビューの異なる識別子は、ユーザが、同じ又は類似のコンテンツを有する複数のウィンドウを区別するのに役立つか、又はウィンドウのスクリーンショットが何らかの理由(例えば、メモリ不足又はディスプレイ解像度に起因して)利用可能でない場合に役立つ。これは例えば、図4A34に示されている。
いくつかの実施形態では、第3の基準(例えば、スタック展開基準)は、第1の接触の移動が第2のアプリケーション(例えば、第2のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウ)の第1の縁(例えば、底縁)の閾値範囲内から開始することを必要とするそれぞれの開始位置基準を含み、第3の基準が満たされるために第1の接触の移動が第1の移動条件を満たすことを必要とするそれぞれの移動基準を含む(例えば、第1の移動条件は、第1の接触の移動方向が第2のアプリケーションの第2の縁(例えば、上縁、左縁、又は右縁)に向かう第1の方向(例えば、上方向又は斜め上方向)であること、第1の接触の移動距離が第1の方向における閾値移動量を超えないこと、及び/又は第1の接触の移動速度が閾値速度を超えないか、あるいは接触のリフトオフの前に中断を含むことを必要とする)。例えば、いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウのスタックを展開するための第3の基準は、現在表示されているスライドオーバーウィンドウの底縁から始まり、接触のリフトオフの前に距離又は速度閾値(例えば、短距離、低速)を満たす上方向スワイプジェスチャによって満たされるか、又は、現在表示されているスライドオーバーウィンドウの底縁から始まり、現在表示されているスライドオーバーウィンドウのディスプレイの中央によって近い縁の1つ(例えば、右縁)に続く斜め上方向のスワイプによって満たされる。いくつかの実施形態では、第1の基準、第2の基準、及び第3の基準は、同じ開始位置基準と、異なる移動方向要件、異なる閾値移動距離要件、及び/又は異なる移動速度要件に対応する異なる移動基準とを有する。これは例えば、図4A12、図4A33及び図4A34に示されている。入力が入力基準を満たすという判定に従って、最近表示されたアプリケーションビューの複数の表現を同時表示構成で表示することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、入力に応じて表示生成構成要素上に複数のアプリケーションビューの表現を表示する)。改善された視覚フィードバックをユーザへ提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、複数のアプリケーションビューのそれぞれの表現は、別のアプリケーションと共にそれぞれの同時表示構成で最近表示された複数のアプリケーションビューのそれぞれの表現のうちの第1のアプリケーションのアプリケーションビューの表現(例えば、フルスクリーンウィンドウ、又は分割スクリーンウィンドウ)を含まない。例えば、それぞれの同時表示構成において、第1のアプリケーションが一次アプリケーション(例えば、フルスクリーン背景ウィンドウ)としてのみ表示され、補助アプリケーション(例えば、スライドオーバーウィンドウ)としては表示されない場合、第1のアプリケーションは、スライドオーバーアプリケーション/ウィンドウのスタック内には表示されない。一部の実施形態では、第2のアプリケーション及び第1のアプリケーションをそれぞれの同時表示構成で同時に表示している間に、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース(例えば、アプリケーションスイッチャ表示基準を満たすタッチスクリーンの底縁からの上方向スワイプ)を表示する要求に対応する入力を検出する。アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する要求に対応する入力に応じて、デバイスは、第1のアプリケーション(例えば、フルスクリーンウィンドウ、又は分割スクリーンウィンドウ)とスライドオーバーアプリケーションスタック内の全てのアプリケーション(例えば、第2のアプリケーション及び第3のアプリケーション)とを含む、メモリに保存された全ての最近開いたアプリケーションの表現を含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する。これは例えば、図4A12、図4A18及び図4A34に示されている。同時表示構成で最近表示されたアプリケーションビューのうちの第1のアプリケーションのアプリケーションビューの表現を表示しないことは、改善された視覚フィードバックをユーザに提供する(例えば、選択されたアプリケーショングループのみをユーザインタフェースにオーバーレイするように表示する)。改善された視覚フィードバックをユーザへ提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第2のアプリケーションに対応するアプリケーションビューの表現及び第3のアプリケーションに対応するアプリケーションビューの表現を含む、それぞれの同時表示構成で最近表示された複数のアプリケーションビューのそれぞれの表現(例えば、アプリケーションウィンドウ)を、別のアプリケーションと共に表示している間に(例えば、オーバーレイスイッチャユーザインタフェースを表示している間に)、デバイスは、第4の基準(例えば、開始位置基準及び移動方向基準(例えば、アプリケーションビューの表現上で検出される上方向スワイプによって満たされる基準)を含むオーバーレイ却下基準)を満たす第4の入力を検出する。第4の入力を検出したことに応じて、かつ第4の入力が第2のアプリケーションの表現(例えば、第2のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウの表現)に向けられているという判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションに対応するアプリケーションビューの表現の表示を停止し(例えば、オーバーレイスイッチャユーザインタフェースから表現を除去し)、第4の入力が第3のアプリケーションの表現に向けられているという判定に従って、デバイスは、第3のアプリケーションに対応するアプリケーションビューの表現(例えば、第3のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウの表現)を停止する(例えば、オーバーレイスイッチャユーザインタフェースから表現を除去する)。例えば、第2のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウを表すカード上での上方向スワイプは、第2のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウを閉じ、第3のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウを表すカード上での上方向スワイプは、第3のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウを閉じる。それぞれのアプリケーションのスライドオーバーウィンドウがブラウジング可能な配列から除去された後は、スライドオーバーウィンドウはスライドオーバーウィンドウのスタック内で利用できなくなり、現在表示されているスライドオーバーウィンドウ上で検出された水平なエッジスワイプジェスチャに応じて表示されなくなる。アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示するための入力が検出されると、最近開いたアプリケーションの全ての表現うちの閉じられたスライドオーバーウィンドウも表示されなくなる。これは例えば、図4A35、図4A38及び図4A39に示されている。入力がアプリケーションの表現に向けられているという判定に従ってアプリケーションビューの表現の表示を停止することは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく、更なる制御オプションを提供する(例えば、アプリケーションを上向きにスワイプしてアプリケーションを却下する)。更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で複数のアプリケーションと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第2のアプリケーションに対応するアプリケーションビューの表現及び第3のアプリケーションに対応するアプリケーションビューの表現を含む、それぞれの同時表示構成で最近表示された複数のアプリケーションビューのそれぞれの表現(例えば、スライドオーバーアプリケーションウィンドウの表現を含むオーバーレイスイッチャユーザインタフェース)を、別のアプリケーションと共に表示している間に、デバイスは、第5の基準(例えば、開始位置基準及び移動方向基準(例えば、アプリケーションビューの表現上で検出される左方向及び/又は右方向スワイプによって満たされる基準)を含むオーバーレイブラウジング基準)を満たす第5の入力を検出する。第5の入力を検出したことに応じて、デバイスは、第5の入力に従って、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューの相対的な表示強調を変更する。例えば、接触が第1のアプリケーションビュー上で検出され、右に水平に移動すると、第1のアプリケーションビューがスクリーンの外側へと右に移動し、第1のアプリケーションビューの下で第2のアプリケーションビューがより多く明瞭化される(例えば、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューの相対的な表示強調は、第1のアプリケーションビュー上で検出された接触の水平移動に応じて変更される)。いくつかの実施形態では、第5の入力を検出したことに応じて、デバイスはまた、最初は見えないか又はほとんどがブラウジング可能な配列内で隠されているアプリケーションビューをより表示強調させる。これは例えば、図4A35~図4A37に示されている。入力に従ってブラウジング可能な配列内のアプリケーションビューの表示強調を変更することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、水平にスワイプして1つ以上のアプリケーションを閲覧する)。改善された視覚フィードバックを提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で複数のアプリケーションと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、それぞれの同時表示構成で別のアプリケーションと共に最近表示された複数のアプリケーションビューのそれぞれの表現(例えば、スライドオーバーアプリケーションウィンドウの表現)を表示している間に、デバイスは、第6の基準(例えば、開始位置基準及び時間基準を含むスタック折り畳み基準(例えば、展開されたスタックの外側で、展開されたスタックの「閉じる」アフォーダンス上で、又は展開されたスタック内のカード上で検出されたタップ入力によって満たされる基準))を満たす第6の入力を検出する。第6の入力を検出したことに応じて、デバイスは、複数のアプリケーションビューのそれぞれの表現の表示を停止し(例えば、オーバーレイスイッチャユーザインタフェースの表示を停止し)、デバイスは、複数のアプリケーションビューから選択されたそれぞれのアプリケーションビューを、第1のアプリケーションと共にそれぞれの同時表示構成で表示し、それぞれのアプリケーションビューは第6の入力の位置に基づいて選択される。例えば、第6の入力は第1のアプリケーションビューの表現上のタップ入力であるという判定に従って、デバイスは、ブラウジング可能な配列(例えば、オーバーレイスイッチャユーザインタフェース)の表示を停止し、第1のアプリケーションビューをそれぞれの同時表示構成で第1のアプリケーションと共に表示し、第6の入力がブラウジング可能な配列(例えば、オーバーレイ-スイッチャユーザインタフェース)の外側のタップ入力であるという判定に従って、デバイスは、ブラウジング可能な配列(例えば、オーバーレイスイッチャユーザインタフェース)の表示を停止し、アプリケーションビューのスタックの一番上のアプリケーションビューを、第1のアプリケーションと共にそれぞれの同時表示構成で表示する。これは例えば、図4A35及び図4A42に示されている(接触4064はオーバーレイスイッチャユーザインタフェースを却下し、オーバーレイ4020の表示を復元する)。入力及び入力の位置を検出したことに応じてアプリケーションビューを表示し、他のアプリケーションビューの表現の表示を停止することは、動作(例えば、入力に応じて複数のアプリケーションビューを閉じ、1つの特定のアプリケーションビューを開くための動作)を実行するために必要とされる入力の数を減らす。動作を実行するために必要な入力の数を減らすことは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で単一の入力で複数のアプリケーションと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2の入力を検出したことに応じて、第2の入力が第3の基準(例えば、スタック展開基準)を満たすという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示された部分を、別のアプリケーションと共にそれぞれの同時表示構成で最近表示された複数のアプリケーションビューのそれぞれの表現に対して(例えば、ぼかし及び/又は暗色化によって)視覚的に不明瞭化させる(例えば、スライドオーバーウィンドウの表現によって占有されている領域の外側にあるフルスクリーン背景ウィンドウの部分を視覚的に不明瞭化させる)。これは例えば、図4A32~図4A34に示されている。第2の入力が基準を満たすという判定に従って、ユーザインタフェースの表示された部分をブラウジング可能な配列に対して非強調表示にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、入力が基準を満たしているとユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、(例えば、ユーザが複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1の基準(例えば、アプリケーション切り替え基準)は、第1のアプリケーションと共にそれぞれの同時表示構成で表示されたそれぞれのアプリケーションの底縁付近で検出された水平スワイプジェスチャによって満たされる。いくつかの実施形態では、現在表示されているスライドオーバーウィンドウの底縁付近で水平スワイプを繰り返すと、デバイスは、第1のアプリケーションのユーザインタフェース上にオーバーレイされたスライドオーバーウィンドウのスタック内のスライドオーバーウィンドウを循環させる。いくつかの実施形態では、スライドオーバーウィンドウのスタックはカルーセル式に配置されており、スタックの一番下のカードが表示されていたがディスプレイから外側にスワイプされた場合は、スタック内の一番上のカードが再表示される。これは例えば、図4A22~図4A26に示される。入力が入力基準を満たした時に、同時表示構成のアプリケーションビューの表示をアプリケーションの底縁付近の水平スワイプジェスチャで置き換えることは、改善された視覚フィードバックをユーザに提供する(例えば、アプリケーションビューの底縁付近での水平方向のスワイプする動きに応じて、アプリケーションビューを別のアプリケーションにオーバーレイするように置き換える)。改善された視覚フィードバックを提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース上で単一の入力で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話できるようにするなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2の基準(例えば、スタック除去基準)が以前の入力(例えば、第2の入力又は第3の入力)によって満たされ、それぞれのアプリケーション(例えば、第2のアプリケーション又は第3のアプリケーション)が、それぞれの同時表示構成での第1のアプリケーションとの同時表示から除去された後に(例えば、スライドオーバーウィンドウのスタック全体が以前の入力に応じてディスプレイから除去されている時に)第1のアプリケーションを表示している間に、デバイスは、第7の入力を検出し、この検出は、第3の接触を検出すること及びタッチ感知面を横切る第3の接触の移動を検出することを含む。第7の入力を検出したことに応じて、第7の入力が第7の基準(例えば、第7の開始位置基準、第7の移動方向基準、第7の移動領域基準、第7の移動速度基準、及び/又は第7の移動距離基準を含むスタック再表示基準)を満たすという判定に従って、デバイスは、それぞれのアプリケーションの表示を復元し、それぞれのアプリケーション及び第1のアプリケーションをそれぞれの同時表示構成に従って再表示する(例えば、最後に表示されたスライドオーバーアプリケーションを復元して、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの一部分の上にオーバーレイする)。例えば、第2の基準(例えば、スタック除去基準)を満たすスワイプ入力がディスプレイからスライドオーバーアプリケーションのスタックを除去した後に、タッチスクリーンの側縁又は側縁の外側から始まってタッチスクリーン上へと続く、タッチスクリーンを横切る逆水平スワイプが、以前に表示されたスライドオーバーアプリケーションのスタックを復元し、最後に表示されたスライドオーバーアプリケーションはスタックの一番上に表示される。入力が入力基準を満たすという判定に従って、アプリケーションの表示を復元し、それぞれのアプリケーションをそれぞれの同時表示構成で再表示することは、更なる表示された制御(例えば、以前に却下されたアプリケーションビューを復元するための制御オプション)でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し、デバイスの操作性を高め、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第7の入力を検出したことに応じて、第7の入力が第7の基準(例えば、スタック再表示基準)を満たすという判定に従って、デバイスは、それぞれの同時表示構成で表示可能な1つ以上のアプリケーションビュー(例えば、他のスライドオーバーウィンドウの表現)のインジケーションを表示する。例えば、スライドオーバー構成で最後に表示されたそれぞれのアプリケーションが、第4の入力に応じて(例えば、第3の接触の移動に従って)ディスプレイ上へと再びドラッグされるのに伴い、デバイスは、それぞれのアプリケーションのスライドオーバーウィンドウの下のスタックで利用可能な更なるスライドオーバーウィンドウのインジケーション(例えば、他のスライドオーバーアプリケーションウィンドウを表すカードの縁)も表示する。これは例えば、図4A30~図4A32に示されている。入力が入力基準を満たすという判定に従って、同時表示構成で表示可能な1つ以上のアプリケーションビューのインジケーションを表示することは、改善された視覚フィードバックをユーザに提供する(例えば、更なる可能なアプリケーションビューをインジケーションする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、一例を示し)、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、それぞれのアプリケーション(例えば、第2のアプリケーション、第3のアプリケーション、又はスライドオーバースタック内の別のアプリケーション)と第1のアプリケーションとをそれぞれの同時表示構成に従って表示している間に(例えば、第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)が第2の入力又は第3の入力によって満たされた後に)、デバイスは第8の入力を検出し、この検出は、第4の接触を検出すること、タッチ感知面を横切る第4の接触の移動を検出すること、及び第4の接触の移動の後の第4の接触のリフトオフを検出することを含む。第8の入力を検出したことに応じて、第4の接触が第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェース内で表現されている第1のコンテンツ(例えば、電子メールメッセージ、インスタントメッセージ、連絡先名、文書リンクなどを表すユーザインタフェースオブジェクト)に対応するタッチ感知面上の位置で検出され、かつタッチ感知面を横切る第4の接触の移動が、第1のコンテンツの位置からそれぞれのアプリケーションの上の位置(例えば、ディスプレイの側縁付近の第1の既定の領域(例えば第1の既定の領域4308)内)への移動に対応することを必要とする第8の基準(例えば、コンテンツドロップ基準)を第8の入力が満たすという判定に従って、デバイスは、それぞれのアプリケーションの表示を、第1のコンテンツに対応するアプリケーション内の第1のコンテンツの表示と置き換えることによって、第1のコンテンツに対応するアプリケーションを第1のアプリケーションと共にそれぞれの同時表示構成に従って表示する。例えば、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースが、文書又は他のコンテンツを表すユーザインタフェースオブジェクトを含む場合、ユーザインタフェースオブジェクトを第1のユーザインタフェースからドラッグしてスライドオーバーウィンドウのスタック上にドラッグすると、デバイスは、新たなアプリケーションウィンドウを開いて文書又はコンテンツを表示する。新たなアプリケーションウィンドウは、第1のコンテンツ/文書用のタイプのコンテンツ又は文書を開くアプリケーションのウィンドウである。これは例えば、図4A46~図4A49に示されている。入力を検出したことに応じて、アプリケーションの表示をコンテンツに対応するアプリケーションの表示と置き換えることは、更なる表示された制御によってUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し(例えば、コンテンツに対応する位置での入力によってコンテンツがアプリケーションビュー内に表示され)、デバイスの操作性を高め、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、それぞれのアプリケーション(例えば、第2のアプリケーション、第3のアプリケーション、又はスライドオーバースタック内の別のアプリケーション)と第1のアプリケーションとをそれぞれの同時表示構成に従って表示している間に(例えば、第1の基準(例えば、オーバーレイ切り替え基準)が第2の入力又は第3の入力によって満たされた後に)、デバイスは第9の入力を検出し、この検出は、第5の接触を検出すること、タッチ感知面を横切る第5の接触の移動を検出すること、及び第5の接触の移動の後の第5の接触のリフトオフを検出することを含む。第9の入力を検出したことに応じて、第5の接触が第1のアプリケーションと同時に表示されるドック内の第1のアプリケーションアイコンに対応するタッチ感知面上の位置で検出され、かつタッチ感知面を横切る第5の接触の移動が、第1のアプリケーションアイコンの位置からそれぞれのアプリケーションの上の位置(例えば、第1の既定の領域4308又は拡張された第1の既定の領域4308’内)への移動に対応することを必要とする第9の基準(例えば、アプリケーションドロップ基準)を第9の入力が満たすという判定に従って、デバイスは、それぞれのアプリケーションの表示を、第1のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの表示と置き換えることによって、第1のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを第1のアプリケーションと共にそれぞれの同時表示構成に従って表示する。例えば、ユーザがアプリケーションアイコンをドックからドラッグしてスライドオーバーウィンドウのスタック上にドロップすると、デバイスは、ドラッグされたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの新規アプリケーションウィンドウを開く。アプリケーションアイコンは、任意選択的に、第1のアプリケーションのアプリケーションアイコン、又は第1のアプリケーションにオーバーレイするそれぞれのアプリケーション、又は全く異なるアプリケーションである。一部の実施形態では、ドラッグされたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションが2つ以上のウィンドウに関連付けられている場合、デバイスは、アプリケーションの全ての開いているウィンドウの表現を含むウィンドウセレクタユーザインタフェースを、第1のアプリケーションのウィンドウにオーバーレイするスライドオーバーモードで表示する。これは例えば、図4A8~図4A11に示されている。入力が入力基準を満たすという判定に従って、アプリケーションの表示をアプリケーションアイコンに対応する別のアプリケーションの表示と置き換えることは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し(例えば、ユーザがアプリケーションアイコンをユーザインタフェース上の所定の位置にドラッグアンドドロップすることによって、複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話することを可能にし)、デバイスの操作性を高め、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2の入力を検出したことに応じて、第2の入力が第10の基準(例えば、第10の開始位置基準、第10の移動方向基準、第10の移動領域基準、第10の移動速度基準及び/又は第10の移動距離基準を含むウィンドウ移動基準)を満たすという判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションを第1の接触の移動に従って第1のアプリケーションに対して移動させ、デバイスは、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションの表示をそれぞれの同時表示構成で維持する。いくつかの実施形態では、第10の基準は、第1の接触の移動の開始位置がスライドオーバーウィンドウのドラッグハンドル領域(例えば、第2のアプリケーションに対応するスライドオーバーウィンドウの上縁付近の水平な帯)に対応すること及び、第1の接触の移動が2つのアプリケーションのレイアウト方向でディスプレイの他方の側に実質的に平行(例えば、水平)であることを必要とする。いくつかの実施形態では、第10の基準は、第2のアプリケーションをディスプレイの他方の側に移動させるために、スライドオーバーウィンドウのドロップオフ位置又は予測されるドロップオフ位置がディスプレイの他方の側の所定の上部領域内にあることを必要とする。いくつかの実施形態では、上部ドラッグハンドルを下方にドラッグすると、第2のアプリケーションがスライドオーバー構成から並列構成に切り替わる。いくつかの実施形態では、第2の入力は、ディスプレイ上の接触の現在の位置に応じて取られ得る表示構成を予測するために、様々な位置ベースの基準を満たすかどうか連続的に評価され、視覚フィードバックが、入力が現在の位置で終了した場合の予測される表示構成を示すように表示される。いくつかの実施形態では、第2の入力の開始位置及び終了位置がディスプレイの上縁付近の所定の水平な帯の両側にある限り、第2のアプリケーション及び第1のアプリケーションは、第2のアプリケーションがディスプレイの異なる側を占めるスライドオーバー構成で表示される。これは例えば、図4A12~図4A14に示されている。接触の移動に従って、アプリケーションをユーザインタフェース上の別のアプリケーションに対して移動させること及び、接触に対応する入力が入力基準を満たすという判定に従って、アプリケーションの表示を維持することは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し(例えば、ユーザがアプリケーションビューウィンドウを保持及び移動することによってアプリケーションウィンドウを移動させることを可能にし)、デバイスの操作性を高め、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、それぞれの同時表示構成は、第2のアプリケーションが第1のアプリケーションの一部分をオーバーレイするように表示される第1の同時表示構成である。方法は、第2の入力を検出したことに応じて、第2の入力が第11の基準(例えば、第11の開始位置基準、第11の移動方向基準、第11の移動領域基準、第11の移動速度基準、及び/又は第4の移動距離基準を含む分割ビュー基準)を満たすという判定に従って、第2のアプリケーション及び第1のアプリケーションであって、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションは、第2の同時表示構成で並列に表示される(例えば、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションは、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとが互いにオーバーラップすることなく第2の同時表示構成で同時に表示されるように、ディスプレイ上でサイズ変更される)、第2のアプリケーション及び第1のアプリケーションを第1の同時表示構成(例えば、スライドオーバー表示構成)で表示することから、第2のアプリケーション及び第1のアプリケーションを第2の同時表示構成(例えば、分割スクリーン表示構成)で表示することに
切り替えることを含む。いくつかの実施形態では、ウィンドウが互いにオーバーラップしないだけでなく、背後のウィンドウがサイズ変更される。いくつかの実施形態では、第11の基準(例えば、分割ビュー基準)は、第1の接触の移動の開始位置が、スライドオーバーウィンドウのドラッグハンドル領域(例えば、第2のアプリケーションに対応するスライドオーバーウィンドウの上縁付近の水平な帯)に対応するか、又はスライドオーバーウィンドウの底部領域に対応し、第1の接触の移動が2つのアプリケーションのレイアウト方向に対して実質的に垂直(例えば、鉛直又は下向き)であることを必要とする。いくつかの実施形態では、第11の基準は、スライドオーバービューから並列ビューに切り替えるために、スライドオーバーウィンドウのドロップオフ位置又は予測されるドロップオフ位置が、ディスプレイのいずれかの側部領域上の所定の上部領域よりも下方にあることを必要とする。いくつかの実施形態では、スライドオーバーモードから並列モードに切り替える際に、スライドオーバー表示構成の背後のウィンドウは、ディスプレイ全体ではなくディスプレイの一部分のみを占めるように、サイズが縮小される(例えば、ウィンドウ幅が縮小される)。いくつかの実施形態では、第2の入力は、ディスプレイ上の接触の現在の位置に応じて取られ得る表示構成を予測するために、様々な位置ベースの基準を満たすかどうか連続的に評価され、視覚フィードバックが、入力が現在の位置で終了した場合の予測される表示構成を示すように表示される。いくつかの実施形態では、第2の入力の開始位置がスライドオーバーウィンドウのドラッグハンドル上にあり、終了位置がディスプレイの所定の側部領域(例えば、ディスプレイの上部ではゾーンH、両側ではゾーンA及びゾーンE)内にある限り、第2のアプリケーション及び第1のアプリケーションは分割スクリーン構成で表示される。入力が入力基準を満たすという判定に従って、アプリケーションの表示を第1の同時表示構成から第2の同時表示構成に切り替えることは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し(例えば、ユーザがアプリケーションビューウィンドウをスクリーン上の異なる領域にドラッグすることによって異なる表示構成を切り替えることを可能にし)、デバイスの操作性を向上させ、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第2の入力を受信した後に第1のアプリケーションを表示している間に、デバイスは、複数の最近開いたアプリケーションの表現を含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する要求に対応する第12の入力を検出する(例えば、第12の入力は、タッチスクリーンの底縁から開始し、第1の移動基準(例えば、距離基準、方向基準及び速度基準)を満たす移動を含む、上方向スワイプジェスチャである)。第12の入力を検出したことに応じて、デバイスは、第1のアプリケーションの表示をアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの表示と置き換え、(かつ、第12の入力が受信された時に第1のアプリケーション上で提示されていた全てのスライドオーバーウィンドウの表示を停止することによって、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースが、スクリーン上で別のアプリケーションと同時に表示されることなく、ディスプレイの実質的に全ての領域を占有する単一ウィンドウ表示モードで表示されるようにし)、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースは、フルスクリーンウィンドウである1つ以上の第1のアプリケーションビュー及び、第1のアプリケーションビューのうちのいずれかを含む別のアプリケーションビューと共に表示される1つ以上のスライドオーバーウィンドウを含む、複数の最近開いたアプリケーションに対応する複数のアプリケーションビューの表現を含む。これは例えば、図4A18、図4A43~図4A49に示されている。複数の最近開いたアプリケーションの表現を含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する要求に対応する入力を検出したことに応じて、アプリケーションの表示をアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの表示と置き換えることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザが複数のアプリケーションを閲覧してこれらを選択することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、方法5000、6000、7000、7100、8000及び9000の態様/動作は、これらの方法の間で交換、置換、及び/又は追加されてもよい。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図6A~図6Eは、いくつかの実施形態に係る、アプリケーションを表示している間にアプリケーションアイコンと対話する方法6000のフローチャート図である。図4A1~図4A50、図4B1~図4B51、図4C1~図4C48、図4D1~図4D19及び図4E1~図4E28を使用して、図6A~図6Eの方法及び/又はプロセスを示す。以下の例のうちのいくつかは、(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされた)タッチ感知ディスプレイ上での入力を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図1Dに示すように、ディスプレイ194とは別個のタッチ感知面195上での入力を検出する。
いくつかの実施形態では、方法6000は、電子デバイス(例えば、ポータブル多機能デバイス100、図1A)、及び/又は電子デバイスの1つ以上の構成要素(例えば、I/Oサブシステム106、オペレーティングシステム126など)によって実行される。いくつかの実施形態では、方法6000は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、デバイス100の1つ以上のプロセッサ122(図1A)など、デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される命令によって統御される。説明を簡単にするために、以下に、デバイス100によって実行されるものとして方法6000を説明する。いくつかの実施形態では、図1Aを参照すると、方法6000の動作は、少なくとも部分的にマルチタスクモジュール(例えば、マルチタスクモジュール180)及びその構成要素、接触/動きモジュール(例えば、接触/動きモジュール130)、グラフィックモジュール(例えば、グラフィックモジュール132)、並びにタッチ感知ディスプレイ(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)によって実行されるか、又はこれらを使用する。方法6000の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、かつ/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
後述するように、方法6000は、複数のアプリケーションウィンドウと対話する直観的な方法を提供する。この方法によって、複数のアプリケーションウィンドウと対話するためにユーザから必要とされる入力の数が少なくなり、その結果、より少ない数の入力の処理に要する電力が節減される(そして、この節減は、ユーザがより直感的で単純なジェスチャに精通するのに伴って繰り返し実現される)ので、方法6000を実施する電子デバイスのバッテリの寿命が長くなる。以下に更に詳細に説明するように、方法6000の動作は、ユーザが持続的に対話を行えるようにする(例えば、デバイスとの対話を中断するアンドゥ動作を頻繁に行う必要をなくす)のに役立ち、また方法6000の動作は、より効率的なヒューマンマシンインタフェースの創出を助ける。
いくつかの実施形態では、方法6000が、表示生成構成要素(例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなど)と、1つ以上の入力デバイス(例えば、カメラ、リモートコントローラ、ポインティングデバイス、別個のディスプレイに結合されたタッチ感知面、又はディスプレイ及びタッチ感知面の両方として機能するタッチスクリーンディスプレイなど)と、を含む電子デバイスで実行される。デバイスは、表示生成構成要素によって、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされた(例えば、スクリーン上で別のアプリケーションと同時に表示されることなく、ディスプレイの実質的に全ての領域を占有する独立型フルスクリーン表示構成で表示された)(例えば、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースは、アプリケーションをそれらのそれぞれのアプリケーションアイコンをアクティブ化することによってそこから起動することができるホームスクリーン又はクリングボードユーザインタフェースなどのシステムユーザインタフェースではない)、複数のアプリケーションアイコン(例えば、ホームスクリーン上で利用可能な全てのアプリケーションのサブセット、最も最近使用されたアプリケーションのセット又は頻繁に使用されるアプリケーション)を含むドック(例えば、所定のユーザ入力に応じて様々なユーザインタフェース(例えば、異なるアプリケーション又はシステムユーザインタフェース)のうちのいずれかからディスプレイに呼び出されるアプリケーションアイコンの小さなセットを表示するためのコンテナオブジェクト)を表示し、これら複数のアプリケーションアイコンは、電子デバイス上にインストールされた様々な異なるアプリケーションに対応する(例えば、同じアプリケーションアイコンが、ドック内に表示されていない他のアプリケーションアイコンと同様に、ホームスクリーン又はスプリングボードユーザインタフェース上にも表示され、ホームスクリーン又はスプリングボードユーザインタフェースからのアプリケーションアイコンを(例えば、アプリケーションアイコン上で検出されたタップ入力によって)アクティブ化すると、アプリケーションが起動する(例えば、アクティブ化されたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションのデフォルトの開始ユーザインタフェースで、又は最も最近表示されたユーザインタフェースで、ディスプレイ上に独立型表示構成で開かれる)(6002)。第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされたドックを表示している間(例えば、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースが、第1のアプリケーションの別の分割スクリーンウィンドウ又は別のアプリケーションと同時に表示されるフルスクリーンウィンドウ又は分割スクリーンウィンドウである間)に、デバイスは、ドック内のそれぞれのアプリケーションアイコンの選択を検出することを含む第1の入力を検出する(例えば、それぞれのアプリケーションアイコン上で接触が検出されるか、又はフォーカスセレクタ若しくは視線がそれぞれのアプリケーションアイコン上で検出される)(6004)。第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力が選択基準を満たす(例えば、第1の入力は、それぞれのアプリケーションアイコン上のタップ入力、又はフォーカスセレクタがそれぞれのアプリケーションアイコン上にある間に検出された確認入力である)という判定に従って(6006)、それぞれのアプリケーションアイコンが第1のアプリケーションに対応し、かつ第1のアプリケーションは複数のウィンドウ(例えば、現在、複数の開いているウィンドウ、保存された状態を有する複数のウィンドウ、アプリケーション内の異なるコンテンツに対応する複数のウィンドウ、別個に開かれ、必要なユーザ入力に応じてディスプレイ上に個々に再表示可能に構成された複数のウィンドウ)に関連付けられているという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現を表示生成構成要素を介して表示する(例えば、第1のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現を選択すると、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を、選択された表現に対応するウィンドウの表示に置き換える)、それぞれのアプリケーションアイコンが第1のアプリケーションに対応し、かつ第1のアプリケーションは現在、単一のウィンドウ(例えば、第1のアプリケーションの現在表示されているウィンドウ)にのみ関連付けられているという判定に従って、デバイスは、(例えば、第1のアプリケーションの単一の開いているウィンドウの表現を表示することなく)第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を維持する、また、いくつかの実施形態では、現在表示されている第1のユーザインタフェースがこの時点における第1のアプリケーションの唯一の開いているウィンドウであることを示すために、視覚的及び/又は他の種類のフィードバックが提供される(例えば、第1のアプリケーションのアプリケーションアイコンが振動するか、又はデバイスが触知出力若しくは音声アラートを提供する)。それぞれのアプリケーションアイコンが第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションに対応するという判定に従って、デバイスは、第1の入力が検出された時点で第2のアプリケーションに関連付けられていたウィンドウの数に関わらず、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースの表示に置き換える(例えば、第1のアプリケーションの表示から第2のアプリケーションの表示に切り替える)(例えば、第2のアプリケーションは、独立型表示構成で表示される)(例えば、第2のアプリケーションの表示は、第1の入力が受信された時点で第2のアプリケーションが何らかの開いているウィンドウを有していたかどうかに関わらず(例えば、第2のアプリケーションは、任意選択的に、個別に開かれ、個別にディスプレイに再表示可能な、ゼロ個、1個、又は複数のウィンドウを有する)、第1のアプリケーションの表示と置き換わる)。これは例えば、図4B1~図4B20に示されている。第1のアプリケーションに関連付けられたウィンドウの数の判定に従って、アプリケーションの複数のウィンドウの表現を表示するか又はアプリケーションの表示を維持すること、あるいは入力が異なるアプリケーションを選択するという判定に従って、アプリケーションの表示を異なるアプリケーションの表示と置き換えることは、動作(例えば、アプリケーションに関連付けられた複数のウィンドウ又は異なるアプリケーションに関連付けられたウィンドウを閲覧するための動作)を実行するために必要な入力の数を減らす。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースの表示と置き換えることは、第1の入力が検出された時点で第2のアプリケーションが単一のウィンドウに関連付けられていたという判定に従って、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を、第2のアプリケーションに関連付けられた単一のウィンドウの表示と置き換えることと、第1の入力が検出された時点で第2のアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられていたという判定に従って、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を、複数のウィンドウの中の第2のアプリケーションの最も最近表示されたユーザインタフェースの表示に置き換えることと、を含む。一部の実施形態では、第1の入力が検出された時点で第2のアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられていた場合、デバイスは、第1のアプリケーションの表示を置き換えるために、第2のアプリケーションに関連付けられた複数のウィンドウのうちで最も最近表示されたウィンドウを選択する。いくつかの実施形態では、第1の入力が検出された時点で第2のアプリケーションがどのウィンドウにも関連付けられていない場合、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を、第2のアプリケーションのデフォルトの開始ユーザインタフェースの表示と置き換える。異なるアプリケーションが単一のウィンドウに関連付けられているか、又は複数のウィンドウに関連付けられているかの判定に従って、アプリケーションのユーザインタフェースの表示を、異なるアプリケーションに関連付けられた単一のウィンドウの表示と置き換えるか、又はアプリケーションのユーザインタフェースの表示を、異なるアプリケーションに関連付けられた複数のウィンドウの表示と置き換えることは、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす(例えば、異なるアプリケーションに関連付けられた単一又は複数のウィンドウを表示する)。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出した後に、第2のアプリケーションに関連付けられた複数のウィンドウのそれぞれのウィンドウ(例えば、最も最近表示されたウィンドウ)を表示している間に、デバイスは、ドック内の第2のアプリケーションに対応するアプリケーションアイコンの選択を検出することを含む第2の入力を検出する(例えば、第2のアプリケーションのアプリケーションアイコン上の第2のタップ入力を検出する)。第2の入力を検出したことに応じて、第2の入力が選択基準を満たし、第2の入力が検出された時点で第2のアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられていたという判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現を、表示生成構成要素を介して(例えば、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース内に)表示する(例えば、第2のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現を選択すると、デバイスは、第2のアプリケーションの現在表示されているユーザインタフェースの表示を、選択された表現に対応するウィンドウの表示に置き換える)。これは例えば、図4B31~図4B35に示されている。入力が入力基準を満たし、入力が検出された時点でアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられていたという判定に従って、アプリケーションの複数のウィンドウの表現を表示することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションに関連付けられた複数のウィンドウを閲覧してこれらと対話することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースの表示と置き換えることは、第1の入力が検出された時点で第2のアプリケーションがいずれのウィンドウにも関連付けられていなかったという判定に従って、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を、第2のアプリケーションに関連付けられたデフォルトウィンドウの表示(例えば、第2のアプリケーションの開始ユーザインタフェース、第2のアプリケーションの全てのウィンドウが閉じられる前に最後に表示された第2のアプリケーションのユーザインタフェース)と置き換えることを含む。入力が検出された時点での第2のアプリケーションがいずれのウィンドウにも関連付けられていなかったという判定に従って、アプリケーションのユーザインタフェースの表示を第2のアプリケーションに関連付けられたデフォルトウィンドウの表示と置き換えることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、第2のアプリケーションがいずれのウィンドウにも関連付けられていないとユーザが判定することを可能にし、ユーザがデフォルトウィンドウを閲覧してこれと対話することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現を表示することは、フルスクリーンウィンドウである(例えば、別のアプリケーション又はアプリケーションウィンドウと同時に表示することなく、ディスプレイ領域の実質的に全てを占有する)第1のアプリケーションの1つ以上の第1のウィンドウのそれぞれの表現を表示することと、別のアプリケーションと共にそれぞれの同時表示構成で表示されるスライドオーバーウィンドウ又は分割スクリーンウィンドウである第1のアプリケーションの1つ以上の第2のウィンドウのそれぞれの表現を表示する(例えば、第2のウィンドウは、別のアプリケーションのウィンドウ上のスライドオーバーウィンドウとして表示されるか、又は第2のウィンドウは、別のアプリケーションのウィンドウに隣接する並列ウィンドウである)ことと、を含む。これは例えば、図4B29に示されている。アプリケーションの対応する第1のウィンドウを再表示するように選択可能なアプリケーションの1つ以上の第1のウィンドウの表現を独立型表示構成で表示すること及び、アプリケーションの対応する第2のウィンドウを再表示するように選択可能なアプリケーションの1つ以上の第2のウィンドウの表現を別のアプリケーションと共に同時表示構成で表示することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザが複数のアプリケーションウィンドウを閲覧してこれらと対話することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、1つ以上の第2のウィンドウは、現在表示されているアプリケーション(例えば、独立型表示構成で表示された、又は別のスライドオーバーウィンドウの背後のメインアプリケーションである任意のアプリケーション)の一部分の上に第1の同時表示構成(例えば、スライドオーバービュー)に従って表示される、第1のアプリケーションのそれぞれのスライドオーバーウィンドウを含む。アプリケーションの対応する第1のウィンドウを再表示するように選択可能なアプリケーションの1つ以上の第1のウィンドウの表現を独立型表示構成で表示すること及び、アプリケーションの対応する第2のウィンドウを再表示するように選択可能なアプリケーションの1つ以上の第2のウィンドウの表現を別のアプリケーションと共に同時表示構成で表示することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザが現在表示されているアプリケーションの一部分の上に再表示可能なアプリケーションのスライドオーバーウィンドウを含む複数のアプリケーションウィンドウを閲覧してこれらと対話することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションのそれぞれのスライドオーバーウィンドウのそれぞれの表現を含む、第1のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現を表示している間に、デバイスは、第1のアプリケーションのそれぞれのスライドオーバーウィンドウのそれぞれの表現をアクティブ化する入力を検出する。第1のアプリケーションのそれぞれのスライドオーバーウィンドウのそれぞれの表現をアクティブ化する入力を検出したことに応じて、デバイスは、第1のアプリケーションのそれぞれのスライドオーバーウィンドウを、第1の同時表示構成で第1のアプリケーションのそれぞれのスライドオーバーウィンドウと共に最後に表示されたアプリケーションのユーザインタフェースの一部分にオーバーレイするように表示する(例えば、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示と第1のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現の表示とを置き換える)。第1のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウの表現をアクティブ化する入力を検出したことに応じて、第1のアプリケーションのそれぞれのスライドオーバーウィンドウを、第1のアプリケーションのそれぞれのスライドオーバーウィンドウと共に第1の同時表示構成で最後に表示されたアプリケーションのユーザインタフェースの一部分にオーバーレイするように表示することは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し(例えば、ユーザが以前に表示されたウィンドウの上にオーバーレイウィンドウを表示することを可能にし)、デバイスの操作性を向上させ、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、1つ以上の第2のウィンドウは、第2の同時表示構成(例えば、分割スクリーン表示構成)で第1のアプリケーションのそれぞれの分割スクリーンウィンドウと対になっている別のウィンドウ(例えば、第1のアプリケーション又は異なるアプリケーションのウィンドウ)に隣接して表示される第1のアプリケーションのそれぞれの分割スクリーンウィンドウを含む。一部の実施形態では、第1のアプリケーションのそれぞれのウィンドウの表現は、第1のアプリケーションのそれぞれのウィンドウと、第1のアプリケーションのそれぞれのウィンドウと対になっている他のウィンドウとの両方を示す。アプリケーションの対応する第1のウィンドウを再表示するように選択可能なアプリケーションの1つ以上の第1のウィンドウの表現を独立型表示構成で表示すること及び、アプリケーションの対応する第2のウィンドウを再表示するように選択可能なアプリケーションの1つ以上の第2のウィンドウの表現を別のアプリケーションと共に同時表示構成で表示することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションと別のアプリケーションとの分割ビューを閲覧してこれらと対話することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力が選択基準を満たすという判定に従って、それぞれのアプリケーションアイコンが第1のアプリケーションに対応し、かつ第1のアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているという判定に従って、デバイスは、アクティブ化されると第1のアプリケーションで文書を開くためのユーザインタフェース(例えば、文書ピッカーユーザインタフェース)を表示させる第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース内の「プラス」ボタン又は「開く」ボタン)を表示生成構成要素を介して表示する(例えば、第1のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現と同時に表示される「開く」ボタンは、アクティブ化されると、第1のアプリケーションの新規ウィンドウで既存の文書を選択して開くためのユーザインタフェースを表示させる)。これは例えば、図4B39(例えば、アフォーダンス4112)、図4B47~図4B49に示されている。アプリケーションに対応するアプリケーションアイコンが選択基準を満たす入力によって選択されたという判定に従って、アクティブ化されるとアプリケーションで文書を開くためのユーザインタフェースを表示させるユーザインタフェースオブジェクトを表示することは、動作(例えば、現在のユーザインタフェースから新規文書を開く動作)を実行するために必要とされる入力の数を減らす。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力が選択基準を満たすという判定に従って、それぞれのアプリケーションアイコンが第1のアプリケーションに対応し、かつ第1のアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているという判定に従って、デバイスは、アクティブ化されると第1のアプリケーションの新規文書に対応するユーザインタフェースを表示させる第2のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース内の「プラス」ボタン又は「新規」ボタン)を表示生成構成要素を介して表示する(例えば、第1のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現と同時に表示される「新規」ボタンは、アクティブ化されると、第1のアプリケーションの新規ウィンドウで新規文書を生成して表示させる)。これは例えば、図4B49及び図4B50に示されている。アプリケーションに対応するアプリケーションアイコンが選択基準を満たす入力によって選択されたという判定に従って、アクティブ化されるとアプリケーションの新規文書に対応するユーザインタフェースを表示させるユーザインタフェースオブジェクトを表示することは、動作(例えば、現在のユーザインタフェースから新規文書を開く動作)を実行するために必要とされる入力の数を減らす。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力が選択基準を満たすという判定に従って、それぞれのアプリケーションアイコンが第1のアプリケーションに対応し、かつ第1のアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示するウィンドウのサイズを縮小する(例えば、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示するフルスクリーンウィンドウを、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース内の第1のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現のうちで第1のアプリケーションのフルスクリーンウィンドウのそれぞれの表現に変換するアニメーション化された遷移を表示する)。これは例えば、図4B1~図4B4に示されている。アプリケーションに対応するアプリケーションアイコンが選択基準を満たす入力によって選択され、かつアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられているという判定に従って、アプリケーションのユーザインタフェースを表示するウィンドウのサイズを縮小することは、ユーザに(例えば、複数のウィンドウに関連付けられたアプリケーションが選択されたことを示す)改善された視覚フィードバックを提供する。改善された視覚フィードバックを提供することは、(例えば、ユーザがユーザインタフェース内のアプリケーションウィンドウと対話する際のユーザ入力エラーを減らすなど)デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力が選択基準とは異なるメニュー表示基準を満たす(例えば、第1の入力がそれぞれのアプリケーションアイコン上のタッチ保持入力である(例えば、接触が、少なくとも閾値時間量にわたってそれぞれのアプリケーションアイコン上で実質的に静止したままである)か、又は軽い押圧入力である(例えば、接触がそれぞれのアプリケーションアイコン上で検出された時の接触の強度が、公称接触検出強度閾値よりも大きい第1の強度閾値を超えている))という判定に従って、デバイスは、それぞれのアプリケーションアイコン(例えば、第1のアプリケーション)に対応するアプリケーションに関連付けられた全てのウィンドウを表示するための第1の選択可能なオプションを表示することを含む、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーション内で動作を実行するための1つ以上の選択可能なオプションを表示する(例えば、それぞれのアプリケーションアイコンが第1のアプリケーションに対応するという判定に従って、第1のアプリケーションのクイックアクションメニューを表示する)。第1のアプリケーション内で動作を実行するための1つ以上の選択可能なオプションを表示している間に、デバイスは、第1の選択可能なオプションをアクティブ化する入力を検出する(例えば、クイックアクションメニュー内の「全てのウィンドウを表示する」オプション上でのタップ入力を検出する)。第1の選択可能なオプションをアクティブ化する入力を検出したことに応じて、デバイスは、第1のアプリケーションの全ての(例えば、1つ以上の)ウィンドウのそれぞれの表現を、表示生成構成要素を介して(例えば、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース内に)表示する(例えば、第1のアプリケーションの1つ以上のウィンドウのそれぞれの表現が選択されると、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を、選択された表現に対応するウィンドウの表示と置き換える)。これは例えば、図4B43~図4B46及び図4B51に示されている。1つ以上の選択可能なオプションを表示している間に、選択可能なオプションをアクティブ化する入力を検出したことに応じて、アプリケーションの全てのウィンドウの表現を表示することは、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす(例えば、ユーザが単一の入力で複数のアプリケーションウィンドウを閲覧してこれらと対話することを可能にする)。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、デバイスは、ドックの表示を、第1のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現と同時に維持する。アプリケーションの複数のウィンドウの表現と同時にドックの表示を維持することは、改善された視覚フィードバックをユーザに提供する(例えば、ユーザが現在表示されていないいくつかのアプリケーションを閲覧してこれらと対話することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、デバイス上にインストールされた異なるアプリケーションに対応する複数のアプリケーションアイコンを含むホームスクリーンユーザインタフェース上に第1のアプリケーションに対応するそれぞれのアプリケーションアイコンを表示している間に、デバイスは、第1のアプリケーションに対応するそれぞれのアプリケーションアイコンに対応する位置で第3の入力を検出する。第3の入力を検出したことに応じて、かつ第3の入力が選択基準とは異なるメニュー表示基準を満たす(例えば、第3の入力がそれぞれのアプリケーションアイコン上のタッチ保持入力である(例えば、接触が、少なくとも閾値時間量にわたってそれぞれのアプリケーションアイコン上で実質的に静止したままである)か、又は軽い押圧入力である(例えば、接触がそれぞれのアプリケーションアイコン上で検出された時の接触の強度が、公称接触検出強度閾値よりも大きい第1の強度閾値を超えている))という判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーション内で動作を実行するための第1の選択可能なオプションと、第1のアプリケーションに関連付けられた全てのウィンドウを表示するための第2の選択可能なオプションとを少なくとも含む、複数の選択可能なオプションを表示する。複数の選択可能なオプションを表示している間に、デバイスは、第2の選択可能なオプションをアクティブ化する第4の入力を検出する(例えば、クイックアクションメニュー内の「全てのウィンドウを表示する」オプション上でのタップ入力を検出する)。第2の選択可能なオプションをアクティブ化する第4の入力を検出したことに応じて、デバイスは、第1のアプリケーションの全ての(例えば、1つ以上の)ウィンドウのそれぞれの表現を、表示生成構成要素を介して(例えば、ウィンドウスイッチャユーザインタフェース内に)表示する(例えば、第1のアプリケーションの1つ以上のウィンドウのそれぞれの表現が選択されると、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を、選択された表現に対応するウィンドウの表示と置き換える)。これは例えば、図4B51に示されている。アプリケーションの全てのウィンドウの表現をホームスクリーン上に表示するオプションを有するクイックアクションメニューを表示することは、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす(例えば、ユーザが単一の入力で複数のアプリケーションウィンドウを閲覧してこれらと対話することを可能にする)。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションの複数のウィンドウのそれぞれの表現は、第1のアプリケーションの識別子と、第1のアプリケーションの複数のウィンドウの各々のそれぞれの識別子と、を含む。同じアプリケーションの複数のウィンドウの異なる識別子は、ユーザが、同じ又は類似のコンテンツを有する複数のウィンドウを区別するのに役立つか、又はウィンドウのスクリーンショットが何らかの理由(例えば、メモリ不足又はディスプレイ解像度に起因して)利用可能でない場合に役立つ。これは例えば、図4B19及び図4B39に示されている。アプリケーション識別子及びウィンドウ識別子をウィンドウの表現と共にウィンドウ切り替えユーザインタフェース内に表示することは、ユーザの誤りを減らし、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、方法5000、6000、7000、7100、8000及び9000の態様/動作は、これらの方法の間で交換、置換、及び/又は追加されてもよい。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図7A~図7Hは、いくつかの実施形態に係る、コンテンツを現在表示されているアプリケーションと共にそれぞれの同時表示構成で表示する方法7000のフローチャート図である。図4A1~図4A50、図4B1~図4B51、図4C1~図4C48、図4D1~図4D19及び図4E1~図4E28を使用して、図7A~図7Hの方法及び/又はプロセスを示す。以下の例のうちのいくつかは、(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされた)タッチ感知ディスプレイ上での入力を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図1Dに示すように、ディスプレイ194とは別個のタッチ感知面195上での入力を検出する。
いくつかの実施形態では、方法7000は、電子デバイス(例えば、ポータブル多機能デバイス100、図1A)、及び/又は電子デバイスの1つ以上の構成要素(例えば、I/Oサブシステム106、オペレーティングシステム126など)によって実行される。いくつかの実施形態では、方法7000は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、デバイス100の1つ以上のプロセッサ122(図1A)など、デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される命令によって統御される。説明を簡単にするために、以下に、デバイス100によって実行されるものとして方法7000を説明する。いくつかの実施形態では、図1Aを参照すると、方法7000の動作は、少なくとも部分的にマルチタスクモジュール(例えば、マルチタスクモジュール180)及びその構成要素、接触/動きモジュール(例えば、接触/動きモジュール130)、グラフィックモジュール(例えば、グラフィックモジュール132)、並びにタッチ感知ディスプレイ(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)によって実行されるか、又はこれらを使用する。方法7000の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、かつ/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
後述するように、方法7000は、複数のアプリケーションウィンドウと対話する直観的な方法を提供する。この方法によって、複数のアプリケーションウィンドウと対話するためにユーザから必要とされる入力の数が少なくなり、その結果、より少ない数の入力の処理に要する電力が節減される(そして、この節減は、ユーザがより直感的で単純なジェスチャに精通するのに伴って繰り返し実現される)ので、方法7000を実施する電子デバイスのバッテリの寿命が長くなる。以下に更に詳細に説明するように、方法7000の動作は、ユーザが持続的に対話を行えるようにする(例えば、デバイスとの対話を中断するアンドゥ動作を頻繁に行う必要をなくす)のに役立ち、また方法7000の動作は、より効率的なヒューマンマシンインタフェースの創出を助ける。
方法7000が、表示生成構成要素(例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなど)と、1つ以上の入力デバイス(例えば、キーボード、リモートコントローラ、カメラ、別個のディスプレイに結合されたタッチ感知面、又はディスプレイ及びタッチ感知面の両方として機能するタッチスクリーンディスプレイなど)と、を含む電子デバイスで実行される。デバイスは、第1のコンテンツの選択可能な表現(例えば、ローカル又はオンラインの文書コンテンツを表すユーザインタフェースオブジェクト(例えば、アイコン、リンクなど))を含む第1のユーザインタフェース(例えば、独立型表示構成で開いているアプリケーションのユーザインタフェース)を表示生成構成要素によって表示し、第1のコンテンツは第1のアプリケーションに関連付けられており、(また、第1のコンテンツの選択可能な表現のアクティブ化(例えば、タップ入力又は軽い押圧入力によるアクティブ化)によって、第1のコンテンツが、ディスプレイ上の第1のコンテンツの選択可能な表現を含む第1のユーザインタフェースの表示を置き換える第1のアプリケーションの新規ウィンドウ内に表示され、第1のアプリケーションのウィンドウは、他のウィンドウと同時に表示されることなく独立型表示構成で表示される)(7002)。一部の実施形態では、第1のユーザインタフェースは、第1のアプリケーションのユーザインタフェースである。一部の実施形態では、第1のユーザインタフェースは、第1のアプリケーションとは異なるアプリケーションのユーザインタフェースである。第1のコンテンツの選択可能な表現を含む第1のユーザインタフェースを表示している間に、デバイスは第1の入力を検出し、第1の入力の検出は、ディスプレイを横切って第1のコンテンツの選択可能な表現をそれぞれの位置に移動させる要求に対応する入力を検出することを含む(例えば、選択可能な表現を選択するための第1のコンテンツの選択可能な表現の位置に対応するタッチ感知面上の位置での接触のタッチダウンを検出すること及び、第1のコンテンツの選択可能な表現をディスプレイ上のそれぞれの位置にドラッグするディスプレイを横切る移動に対応する、タッチ感知面を横切る接触の移動を検出することを含む)(7004)。(第1のコンテンツの選択可能な表現をディスプレイを横切ってそれぞれの位置に移動させる要求に対応する入力を検出した後に第1の入力の終了を検出することを含む)第1の入力の検出(7006)に応じて、それぞれの位置が第1の位置である(例えば、第1のユーザインタフェース又はディスプレイの側縁から第1の閾値距離(例えば、第1のユーザインタフェース又はディスプレイの幅の1/10)内である)という判定に従って、デバイスは、第1のユーザインタフェースをサイズ変更して、第1のコンテンツを含む第2のユーザインタフェースを第1のユーザインタフェースに隣接して表示し(例えば、第1のユーザインタフェースと、第1のコンテンツを含む新たなユーザインタフェースとを並列表示構成で表示し)、それぞれの位置が第1の位置とは異なる第2の位置である(例えば、第1のユーザインタフェース又はディスプレイの側縁から第2の閾値距離(例えば、第1のユーザインタフェース又はディスプレイの幅の1/5~1/10)以内である)という判定に従って、デバイスは、第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされた第1のコンテンツを含む第3のユーザインタフェースを表示する(例えば、第1のユーザインタフェースと、第1のコンテンツを含む新たなユーザインタフェースとをスライドオーバー表示構成で表示し、新たなユーザインタフェースは、第1のユーザインタフェースの一部分にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウとして表示する)。これは例えば、図4C1~図4C11に示されている。入力によって選択されたコンテンツを含むユーザインタフェースを、コンテンツが現在表示されているユーザインタフェース上の異なる位置に移動されたという判定に従って表示し、現在表示されているユーザインタフェースをサイズ変更することは、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らし(例えば、現在表示されているユーザインタフェース上でコンテンツがどのように移動されるかに応じて、ユーザが異なるユーザインタフェース内にコンテンツを表示することが可能となり)、デバイスの操作性を向上させ、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力の終了を検出する前に(例えば、接触のリフトオフを検出する前、又は第1のコンテンツの選択可能な表現をドロップオフする要求に対応する入力を検出する前に)、選択可能な表現の現在の位置が第1の位置(例えば、第1のユーザインタフェース又はディスプレイの側縁から第1の閾値距離内の位置)であるという判定に従って、デバイスは、第1のユーザインタフェースのサイズを縮小する。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースのサイズは、第1の入力の終了がこの時点で検出された場合は、サイズ変更された第1のユーザインタフェースに隣接して表示された新規ウィンドウ内で第1のコンテンツが開かれることを示すために、視覚フィードバックとして縮小される。いくつかの実施形態では、ユーザが選択可能な表現を第1の位置から離れるように移動させると、第1の入力の終了がこの時点で検出された場合は新規ウィンドウが第1のユーザインタフェースに隣接して表示されないことを示すために、視覚フィードバックは変化するか又は停止する。これは例えば、図4C10に示されている。選択可能な表現の現在の位置が第1の位置にあるという判定に従って、第1のユーザインタフェースのサイズを縮小し、選択可能な表現は入力によって選択されていることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、選択可能な表現の現在の位置が第1の位置であるとユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力の終了を検出する前に(例えば、接触のリフトオフを検出する前、又は第1のコンテンツの選択可能な表現をドロップオフする要求に対応する入力を検出する前に)、選択可能な表現の現在の位置が第2の位置(例えば、第1のユーザインタフェース又はディスプレイの側縁から第2の閾値距離内の位置)であるという判定に従って、デバイスは、第1のユーザインタフェースのサイズを第1の量だけ縮小する。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースのサイズは、第1の入力の終了がこの時点で検出された場合は、第1のユーザインタフェースにオーバーレイする新規ウィンドウ内で第1のコンテンツが開かれることを示す視覚フィードバックとして第1の量だけ縮小される。いくつかの実施形態では、ユーザが選択可能な表現を第2の位置から離れるように移動させると、第1の入力の終了がこの時点で検出された場合は、新規ウィンドウが第1のユーザインタフェースにオーバーレイするスライドオーバーウィンドウとして表示されないことを示すために、視覚フィードバックは変化するか又は停止する。これは例えば、図4C6に示されている。選択可能な表現の現在の位置が第2の位置にあるという判定に従って、第1のユーザインタフェースのサイズを第1の量だけ縮小し、選択可能な表現は入力によって選択されていることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、選択可能な表現の現在の位置が第2の位置であるとユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力の終了を検出する前に(例えば、接触のリフトオフを検出する前、又は第1のコンテンツの選択可能な表現をドロップオフする要求に対応する入力を検出する前に)、選択可能な表現の現在の位置が第1の位置(例えば、第1のユーザインタフェース又はディスプレイの側縁から第2の閾値距離内の位置)であるという判定に従って、デバイスは、第1のユーザインタフェースのサイズを、第1の量よりも大きい第2の量だけ縮小し、第1のユーザインタフェースのサイズは、第1のユーザインタフェースの2つの対向する側で異なる量だけ縮小される。いくつかの実施形態では、第1の入力の終了がこの時点で検出された場合は第1のコンテンツが第1のユーザインタフェースに隣接して表示される新規ウィンドウ内で開かれることを示すために、第1のユーザインタフェースの片側の縁が移動して、第1のユーザインタフェースと第1のコンテンツの選択可能な表現との間に間隙を作り出す。これは例えば、図4C10に示されている。選択可能な表現の現在の位置が第1の位置にあるという判定に従って、第1のユーザインタフェースのサイズを対向する2つの側で異なる量だけ縮小し、選択可能な表現は入力によって選択されていることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、選択可能な表現の現在の位置が第1の位置であるとユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力の終了を検出する前に(例えば、接触のリフトオフを検出する前、又は第1のコンテンツの選択可能な表現をドロップオフする要求に対応する入力を検出する前に)、デバイスは、選択可能な表現の現在の位置に従って、第1のコンテンツの選択可能な表現の外観を変更し、この変更は、選択可能な表現の現在の位置が第1の位置(例えば、第1のユーザインタフェース又はディスプレイの側縁から第1の閾値距離内の位置)であるという判定に従って、(例えば、第1の入力の終了がこの時点で検出された場合は、サイズ変更された第1のユーザインタフェースに隣接して表示された新規ウィンドウ内で第1のコンテンツが開かれることを示すために)第1のコンテンツの選択可能な表現を(例えば、更なる細長い形状の)第1の外観で表示することと、選択可能な表現の現在の位置が第2の位置(例えば、第1のユーザインタフェース又はディスプレイの側縁から第2の閾値距離内の位置)であるという判定に従って、(例えば、第1の入力の終了がこの時点で検出された場合は、第1のコンテンツが第1のユーザインタフェースの一部分上にオーバーレイするように表示された新規ウィンドウで開かれることを示すために)第1のコンテンツの選択可能な表現を、第1の外観とは異なる第2の外観(例えば、わずかに細長くなり、横方向に拡張された形状)で表示することと、を含む。これは例えば、図4C1~図4C11に示されている。コンテンツの選択可能な表現の外観を、選択可能な表現の現在の位置に従って変更することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、選択可能な表現の現在の位置が第1の位置であるか又は第2の位置であるかをユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力の終了を検出する前に(例えば、接触のリフトオフを検出する前、又は第1のコンテンツの選択可能な表現をドロップオフする要求に対応する入力を検出する前に)、選択可能な表現の現在の位置が第1の位置又は第2の位置であるという判定に従って、デバイスは、第1の入力の終了が検出された場合は、第1のコンテンツを含む新たなユーザインタフェースが第1のユーザインタフェースと同時に表示されることを示すために、第1のユーザインタフェースの背後の背景の一部分を(例えば、第1のユーザインタフェースを縮小させるか、又は第1のユーザインタフェースの縁をスライドさせることによって)明瞭化する。これは例えば、図4C4及び図4C10に示されている。入力の終了が検出された場合は、第1のコンテンツを含む新たなユーザインタフェースが第1のユーザインタフェースと同時に表示されることを示すために、第1のユーザインタフェースの背後の背景の一部分を明瞭化することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、入力が終了した場合にユーザインタフェースがどのように変化するかをユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、一例を示し)、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力の終了を検出する前に(例えば、接触のリフトオフを検出する前、又は第1のコンテンツの選択可能な表現をドロップオフする要求に対応する入力を検出する前に)、選択可能な表現の現在の位置が第1の位置又は第2の位置であるという判定に従って、デバイスは、第1のコンテンツの選択可能な表現と同時に、第1のコンテンツを開くためのアプリケーションの第1のアプリケーション識別子を表示し、またデバイスは、第1のアプリケーション識別子を視覚的に不明瞭化することなく、第1のコンテンツの選択可能な表現を視覚的に不明瞭化する(例えば、ぼかしをかける、暗色化する、薄い色にする、又は目立たなくする)。これは例えば、図4C4及び図4C10に示されている。選択可能な表現の同時位置がある位置にあるという判定に従って、第1のアプリケーション識別子を視覚的に不明瞭化することなく、コンテンツの選択可能な表現をコンテンツを開くためのアプリケーションの第1のアプリケーション識別子とを同時に表示すること及びコンテンツの選択可能な表現視覚的に不明瞭化することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、選択可能な表現の位置をユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、一例を示し)、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力の終了を検出する前に(例えば、接触のリフトオフを検出する前、又は第1のコンテンツの選択可能な表現をドロップオフする要求に対応する入力を検出する前に)、選択可能な表現の現在の位置が第2の位置にある(例えば、選択可能な表現の現在の位置が第1のユーザインタフェース又はディスプレイの側縁から第2の閾値距離内にある)という判定に従って、デバイスは、第1のコンテンツの選択可能な表現を、第1のコンテンツの選択可能な表現が第1のユーザインタフェースと少なくとも部分的にオーバーラップするようにサイズ変更する(例えば、第1のユーザインタフェースはわずかに縮小し、第1のコンテンツの細長くなり横方向に拡張された選択可能な表現は、第1のユーザインタフェースの一部分にオーバーレイすると共に、縮小された第1のユーザインタフェースによって明瞭化された背景の一部分にオーバーレイする)。この視覚フィードバックは、第1の入力の終了がこの時点で検出された場合に、第1のユーザインタフェースにオーバーレイするスライドオーバーウィンドウで第1のコンテンツが表示されることを示すために使用される。これは例えば、図4C4に示されている。選択可能な表現の現在の位置が第2の位置にあるという判定に従って、第1のコンテンツの選択可能な表現が第1のユーザインタフェースと少なくとも部分的にオーバーラップするように第1のコンテンツの選択可能な表現をサイズ変更することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、入力の終了後に選択可能な表現ユーザインタフェースがどのように挙動するかをユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力の終了を検出する前に(例えば、接触のリフトオフを検出する前、又は第1のコンテンツの選択可能な表現をドロップオフする要求に対応する入力を検出する前に)、選択可能な表現の現在の位置が第1の位置にある(例えば、選択可能な表現の現在の位置が第1のユーザインタフェース又はディスプレイの側縁から第1の閾値距離内にある)という判定に従って、デバイスは、第1のコンテンツの選択可能な表現を、第1のコンテンツの選択可能な表現とサイズ変更された第1のユーザインタフェースとの間に間隙が存在するようにサイズ変更する(例えば、第1のユーザインタフェースの側縁が、第1のコンテンツを含む第2のユーザインタフェースのための空間を作り出すように動かされる)。この視覚フィードバックは、第1の入力の終了がこの時点で検出された場合に、第1のコンテンツが第1のユーザインタフェースに隣接して表示される並列ウィンドウで表示されることを示すために使用される。これは例えば、図4C10に示されている。選択可能な表現の現在の位置が第1の位置にあるという判定に従って、第1のコンテンツの選択可能な表現とサイズ変更された第1のユーザインタフェースとの間に間隙が存在するように第1のコンテンツの選択可能な表現をサイズ変更することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、入力の終了後に選択可能な表現ユーザインタフェースがどのように挙動するかをユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力の終了を検出する前に(例えば、接触のリフトオフを検出する前、又は第1のコンテンツの選択可能な表現をドロップオフする要求に対応する入力を検出する前に)、選択可能な表現の現在の位置が(第1の位置ではなく)第2の位置であるという判定に従って、デバイスは、(例えば、背景ウィンドウを、スライドオーバーモードで第1のコンテンツのウィンドウの背後の背景ウィンドウとして同時に表示されるようにサイズ変更する必要がない場合に)、第1のユーザインタフェースを視覚的に不明瞭化することなく、第1のコンテンツの選択可能な表現を視覚的に不明瞭化する(例えば、ぼかしをかける、暗色化する、半透明にする)。いくつかの実施形態では、(例えば、背景ウィンドウを分割スクリーンモードで第1のコンテンツと同時に表示されるようにサイズ変更しなければならない場合に)、デバイスは、選択可能な表現の現在の位置が第2の位置ではなく第1の位置にあるという判定に従って、第1のアプリケーションのそれぞれのアプリケーション識別子を、視覚的に不明瞭化された第1のユーザインタフェース上に表示し、第1のコンテンツを開くために使用されるアプリケーションのそれぞれのアプリケーション識別子を、第1のコンテンツの視覚的に不明瞭化された選択可能な表現上に表示する。これは例えば、図4C4に示されている。選択可能な表現の現在の位置が第1の位置又は第2の位置にあるという判定に従って、第1のユーザインタフェースにぼかしをかけることなく、第1のコンテンツの選択可能な表現の少なくとも一部分を視覚的に不明瞭化することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、選択可能な表現の位置をユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、かつ第1の入力の終了を検出する前に(例えば、接触のリフトオフを検出する前、又は第1のコンテンツの選択可能な表現をドロップオフする要求に対応する入力を検出する前に)、選択可能な表現の現在の位置が第1の位置又は第2の位置にあるという判定に従って(例えば、第1の入力の第1の部分に応じて)、デバイスは、第1の入力の終了が現在の時点で検出された場合は第1のコンテンツが第1のユーザインタフェースと同時にウィンドウ内に表示されることを示すために、第1の視覚フィードバックを表示し、選択可能な表現の現在の位置が第1の位置又は第2の位置にないという判定に従って(例えば、第1の入力の第1の部分の後に検出された第1の入力の第2の部分に応じて)、デバイスは、第1の入力の終了が現在の時点で検出された場合は第1のコンテンツが第1のユーザインタフェースと同時にウィンドウ内に表示されないことを示すために、第1の視覚フィードバックの表示を停止する。いくつかの実施形態では、(第1のコンテンツの選択可能な表現をディスプレイを横切ってそれぞれの位置へ移動させる要求に対応する入力を検出した後に第1の入力の終了を検出することを含む)第1の入力の検出に応じて、それぞれの位置が第1の位置とも第2の位置とも異なる第3の位置であるという判定に従って、デバイスは、第1のコンテンツを含む第2のユーザインタフェース及び第3のユーザインタフェースの表示を控える。このことは、例えば、図4C6~図4C7及び図4C14~図4C15に示されている。第1の入力の終了が現在の時点で検出された場合は第1のコンテンツが第1のユーザインタフェースと同時にウィンドウ内に表示されることを示す第1の視覚フィードバックを表示すること、又は、選択可能な表現の現在の位置の判定に従って第1の視覚フィードバックの表示を停止することは、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす(例えば、同じ入力が、その終了位置に応じて、ユーザインタフェース上で異なる動作を引き起こす)。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のコンテンツの選択可能な表現を含む第1のユーザインタフェースを表示している間に(例えば、独立型表示構成で第1のユーザインタフェースを表示している間、第1のユーザインタフェースを第1のユーザインタフェースに隣接して表示された別のユーザインタフェース(例えば、第2のユーザインタフェース)と共に表示している間、又は第1のユーザインタフェースを、第1のユーザインタフェースの一部分にオーバーレイする別のユーザインタフェース(例えば、第3のユーザインタフェース)と共に表示している間に)、デバイスは、(例えば、第1の入力を検出した後、又は第1の入力を検出する前に)第2の入力を検出し、この検出は、アクティブ化基準(例えば、入力は、接触の移動を伴わない選択可能な表現上のタップ入力又は押圧入力である)を満たす入力を検出することを含む。(第2の入力の終了の検出(例えば接触のリフトオフの検出)を含む)第2の入力の検出に応じて、デバイスは、第1のユーザインタフェースの表示を、第1のコンテンツを含む第4のユーザインタフェース(例えば、第1のコンテンツのコンテンツタイプに対応するアプリケーションの新たに開かれたユーザインタフェース)の表示に置き換える。いくつかの実施形態では、新たなユーザインタフェースは、第1のユーザインタフェースを置き換え、第1のユーザインタフェースと同じ表示構成で(例えば、ディスプレイ上に表示される単一のアプリケーションとして、あるいは別のユーザインタフェース又は背後の別のスライドオーバーウィンドウとの分割表示で)表示される。これは例えば、図4C16~図4C17に示されている。アクティブ化基準を満たす入力を検出したことに応じて、第1のコンテンツを含む異なるユーザインタフェースの表示で第1のユーザインタフェースの表示を置き換えることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、入力がアクティブ化基準を満たしたとユーザが視覚的インジケーションによって判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、一例を示し)、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出することは、第1のユーザインタフェース内の選択可能な表現上でのドラッグ動作の実行を可能にするタップアンドホールド入力を検出すること(例えば、接触のタッチダウンを検出し、少なくとも閾値時間量にわたって接触の閾値量未満の移動を検出すること)と、タップアンドホールド入力に続いて、選択可能な表現又はそのコピーを第1のユーザインタフェース内の選択可能な表現の元の位置からディスプレイの所定の側部へと移動させるドラッグ入力を検出することと、を含む。これは例えば、図4C1~図4C2に示されている。タップアンドホールド入力を使用してアプリケーションの選択可能な表現を選択し、ドラッグ入力を使用してアプリケーションの選択可能な表現を移動させることは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し、デバイスの操作性を高め、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、(第1のコンテンツの選択可能な表現をディスプレイを横切ってそれぞれの位置へ移動させる要求に対応する入力を検出した後に第1の入力の終了を検出したことを含む)第1の入力を検出したことに応じて、それぞれの位置が第1及び第2の位置とは異なる第3の位置(例えば、第1のコンテンツの許容可能なドロップ位置を提示しない第1のユーザインタフェース又はディスプレイの既定の領域内の位置、又は第1のコンテンツの許容可能なドロップ位置を提示する第1のユーザインタフェース又はディスプレイ内の位置)であるという判定に従って、デバイスは、第1のコンテンツを表示することなく、第1のユーザインタフェースの表示を維持する(例えば、第1のコンテンツを表すオブジェクトは、その元の位置に留まるか、第3の位置に移動されるか、又は第1のユーザインタフェース内の第3の位置にコピーされる)。入力に対応するそれぞれの位置が特定の位置にあるという判定に従って、第1のコンテンツを表示することなく第1のユーザインタフェースの表示を維持することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、入力の現在の位置が以前の位置とは異なる位置であるとユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、電子メールアプリケーションのユーザインタフェースであり、第1のコンテンツは電子メールメッセージである。例えば、一部の実施形態では、電子メールメッセージは、電子メールメッセージが第1のユーザインタフェース内の一連の電子メールメッセージからドラッグされてディスプレイの側縁付近でドロップされると、電子メールアプリケーションの新規ウィンドウで開かれる。コンテンツが現在表示されているユーザインタフェース上の異なる位置に移動されたという判定に従って、入力によって選択されたコンテンツを含むユーザインタフェースを表示すること及び現在表示されているユーザインタフェースをサイズ変更することは、動作を実行するために必要とされる(例えば、ユーザが電子メールを選択して閲覧することを可能にする)入力の数を削減し、デバイスの操作性を向上させ、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、電子メールアプリケーションのユーザインタフェースであり、第1のコンテンツは電子メールメッセージの添付ファイルである。例えば、添付ファイルは、第1のユーザインタフェース内に表示された電子メールメッセージから添付ファイルがドラッグされてディスプレイの側縁付近にドロップされると、電子メールアプリケーションとは異なる別のアプリケーションの新規ウィンドウで開かれる。コンテンツが現在表示されているユーザインタフェース上の異なる位置に移動されたという判定に従って、入力によって選択されたコンテンツを含むユーザインタフェースを表示すること及び現在表示されているユーザインタフェースをサイズ変更することは、動作を実行するために必要とされる(例えば、ユーザが電子メールを選択して閲覧することを可能にする)入力の数を削減し、デバイスの操作性を向上させ、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、ファイル管理アプリケーションのファイルリストと第2のアプリケーションのユーザインタフェースとの同時表示を含み、第1のコンテンツは、ファイル管理アプリケーションのファイルリストに列挙された文書である。コンテンツが現在表示されているユーザインタフェース上の異なる位置に移動されたという判定に従って、入力によって選択されたコンテンツを含むユーザインタフェースを表示すること及び現在表示されているユーザインタフェースをサイズ変更することは、動作を実行するために必要とされる(例えば、ユーザが文書を選択して閲覧することを可能にする)入力の数を削減し、デバイスの操作性を向上させ、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のコンテンツの選択可能な表現を含む第1のユーザインタフェースを表示している間に(例えば、独立型表示構成で第1のユーザインタフェースを表示している間、第1のユーザインタフェースを第1のユーザインタフェースに隣接して表示された別のユーザインタフェース(例えば、第2のユーザインタフェース)と共に表示している間、又は第1のユーザインタフェースを、第1のユーザインタフェースの一部分にオーバーレイする別のユーザインタフェース(例えば、第3のユーザインタフェース)と共に表示している間に)、デバイスは、(例えば、第1の入力を検出した後、又は第1の入力を検出する前に)第3の入力を検出し、この検出は、第2の基準(例えば、入力は、接触の移動を伴わない選択可能な表現上の(例えば、時間閾値を満たす)タップアンドホールド入力又は(例えば、公称接触検出閾値よりも大きい所定の強度閾値を満たす)軽い押圧入力である)を満たす入力を検出することを含む。第3の入力を検出したこと(例えば、任意選択的に、第2の入力の終了を検出したこと(例えば、接触のリフトオフを検出したことを含む))に応じて、デバイスは、アクティブ化されると、デバイスに第1のユーザインタフェースと共に新規ウィンドウで第1のコンテンツを表示させる(例えば、新規ウィンドウを第1のユーザインタフェースと共にそれぞれの同時表示構成で(例えばスライドオーバーウィンドウとして、又は分割スクリーン構成で)表示させる)第1の選択可能なオプションを含む、第1のコンテンツに対する動作を実行するための1つ以上の選択可能なオプションを表示する。これは例えば、図4C47~図4C48に示されている。入力基準を満たす入力を検出したことに応じてコンテンツに対する動作を実行するための1つ以上の選択可能なオプションを表示することは、改善された視覚フィードバック(例えば、より絞り込まれた例)をユーザに提供する。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、一例を示し)、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェース、第2のユーザインタフェース、及び第3のユーザインタフェースは全て、第1のアプリケーションのユーザインタフェースである。コンテンツを含む同じアプリケーションの異なるユーザインタフェースをコンテンツを選択する入力に応じて表示することは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し、デバイスの操作性を高め(例えば、同じコンテンツの異なるウィンドウをユーザが表示してこれらと対話することを可能し)、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、第1のアプリケーションとは別個のアプリケーション(例えば、第2のユーザインタフェース及び第3のユーザインタフェースを提供するアプリケーション)のユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションはアドレス帳アプリケーションである。いくつかの実施形態では、アプリケーションはウェブブラウザアプリケーションである。コンテンツを含む異なるアプリケーションの異なるユーザインタフェースをコンテンツを選択する入力に応じて表示することは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し、デバイスの操作性を高め(例えば、異なるアプリケーションの異なるウィンドウをユーザが表示してこれらと対話することを可能し)、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースの一部分をオーバーレイする第3のユーザインタフェースを表示している間に、デバイスは第4の入力を検出し、第4の入力の検出は、第3のユーザインタフェースをディスプレイを横切って上方に移動させる要求に対応する入力を検出することを含む(例えば、スライドオーバーウィンドウをピックアップするための、第1のコンテンツを表示しているスライドオーバウィンドウの位置に対応するタッチ感知面上の位置での接触のタッチダウン及び、スライドオーバーウィンドウをディスプレイを横切って上方にドラッグする移動に対応する、タッチ感知面を横切る上方への接触の移動を検出することを含む)。第4の入力を検出したことに応じて、かつ第4の入力が(例えば、ウィンドウの移動が閾値距離及び/又は閾値速度を満たすことを必要とする基準を含む)ウィンドウ閉基準を満たすという判定に従って、デバイスは、第1のユーザインタフェースの表示を維持しながら、第3のユーザインタフェースの表示を停止する。いくつかの実施形態では、デバイスは、サイズ変更ハンドルを第2のユーザインタフェースに近い側縁に移動させる第1のユーザインタフェースと第2のユーザインタフェースとの間のサイズ変更ハンドル上のドラッグ入力を検出したことに応じて、並列ウィンドウ(例えば、第2のユーザインタフェース)を閉じる。入力を検出したことに応じて、入力がウィンドウ閉基準を満たすという判定に従って、別のユーザインタフェースの表示を維持しながらユーザインタフェースの表示を停止することは、ユーザに(例えば、入力が特定の基準を満たしたことを示す)改善された視覚フィードバックを提供する。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、第1の入力を検出する前に、第1のコンテンツを含む一連のコンテンツアイテムを含む第1の領域と、一連のコンテンツアイテムのうちの(例えば、第1のコンテンツと同じ又は異なる)第2のコンテンツを含む第2の領域とを含む。本方法は、第1の入力を検出したことに応じて、第3のユーザインタフェースが第1のユーザインタフェースに隣接して表示されているという判定に従って、第1のユーザインタフェース内の第2の領域を拡張しながら第1のユーザインタフェース内の第1の領域の表示を停止することを含む。例えば、メモアプリケーションにおいて、メモアプリケーションのフルスクリーンユーザインタフェースは、メモアプリケーションのファイルシステムの階層を表示する第1の領域と、第1のメモ文書又は第2のメモ文書のコンテンツを表示する第2の領域とを含み、第1のメモ文書が第1の領域内のファイルリストからドラッグされて第2の領域上にドロップされると、デバイスは、ファイル階層を含む第1の領域の表示を停止し、第2の領域を拡張して第1のユーザインタフェースを満たし、第1のユーザインタフェースを含むウィンドウに隣接して補助ウィンドウを表示する。いくつかの実施形態では、ファイル階層を上方にナビゲートするための「後方ナビゲーション」アフォーダンスが、補助ウィンドウ内ではなく第1のユーザインタフェースの第2の部分に表示される。別のユーザインタフェースが第1のユーザインタフェースに隣接して表示されているという判定に従って、入力を検出したことに応じて、第1のユーザインタフェース内の第2の領域を拡張しながら第1のユーザインタフェース内の第1の領域の表示を中止することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースの第2の領域は、アクティブ化されると一連のコンテンツアイテムの階層を上方にナビゲートするナビゲーションアフォーダンスを含み、第2のユーザインタフェースは、第1のユーザインタフェースに隣接して表示される場合はナビゲーションアフォーダンスを含まず、第2のユーザインタフェースは、第1のユーザインタフェースに対して第2のユーザインタフェースを移動させるためのドラッグハンドルを含む。本方法は、第2のユーザインタフェースを第1のユーザインタフェースに対してドラッグする要求に対応する第5の入力を検出することと、第5の入力が、(例えば、ドラッグハンドルが第1のユーザインタフェースの側部に向かって水平方向に閾値量を超えて移動されるなど)スワップ基準を満たすことを検出したことに応じて、第1のユーザインタフェース及び第2のユーザインタフェースの位置をスワップし、第1のユーザインタフェースの代わりに第2のユーザインタフェース内にナビゲーションアフォーダンスを表示することと、を含む。第1のユーザインタフェースに対して第2のユーザインタフェースをドラッグする要求に対応する入力を検出することに応じて、第1のユーザインタフェース及び第2のユーザインタフェース位置をスワップして、第2のユーザインタフェース内にナビゲーションアフォーダンスを表示することは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプション(例えば、2つの異なるユーザインタフェースの位置を単一の入力でスワップする制御オプション)を提供し、デバイスの操作性を高め、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、それぞれの位置が第1の位置であるという判定に従って、デバイスは、第2のユーザインタフェースと同時に閉アフォーダンスを表示し、閉アフォーダンスは、アクティブ化されると、第2のユーザインタフェースを閉じ、第1のユーザインタフェースを第2のユーザインタフェースの表示前のサイズに復元する。いくつかの実施形態では、第1のコンテンツは文書であり、第1のアプリケーションは文書編集アプリケーションであり、閉アフォーダンスは、アクティブ化されると、デバイスに文書を閉じて保存させる。アクティブ化されると対応するユーザインタフェースを閉じ、別のユーザインタフェースを復元する閉アフォーダンスを表示することは、(例えば、ユーザインタフェースを別のユーザインタフェースに置き換えるなどの)動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、それぞれの位置が第1の位置であるという判定に従って、デバイスは、第2のユーザインタフェースと同時に送信アフォーダンスを表示し、送信アフォーダンスは、アクティブ化されると、第2のユーザインタフェースを閉じ、(任意選択的に、第1のユーザインタフェースを第2のユーザインタフェースの表示前のサイズに復元し)、第1のコンテンツを受信者に送信するためのユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、第1のコンテンツは下書き電子メールメッセージであり、第1のアプリケーションは電子メールアプリケーションであり、送信アフォーダンスは、アクティブ化されると、デバイスに、電子メールメッセージを閉じ、下書き電子メールメッセージで指定された受信者に電子メールを送信させる。アクティブ化されると対応するユーザインタフェースを閉じ、コンテンツを受信者に送信するための別のユーザインタフェースを表示する送信アフォーダンスを表示することは、(例えば、ユーザインタフェースを別のインタフェースに置き換えてコンテンツを送信するなどの)動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、(第1のコンテンツの選択可能な表現をディスプレイを横切ってそれぞれの位置へ移動させる要求に対応する入力を検出した後に第1の入力の終了を検出することを含む)第1の入力の検出に応じて、それぞれの位置が第3の位置である(例えば、第1のアプリケーション上にあるが、新規ウィンドウを表示することに関連付けられた領域内又は第1の位置及び第2の位置とは異なる別の位置にはない)という判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーション内の第1のコンテンツに対応する動作を実行する(例えば、文書内の第3の位置に対応する異なる位置、第3の位置に対応するフォルダ内、あるいは第3の位置に対応するメッセージ作成フィールド又は領域などの、第1のアプリケーション内の異なる位置にコンテンツを挿入する)。これは例えば、図4C29及び図4C36に示されている。第1のアプリケーション内で動作を実行するための入力と、入力の終了の検出時の入力の位置に基づいて新規ウィンドウを開くための入力とを区別することは、意図された動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、(第1のコンテンツの選択可能な表現をディスプレイを横切ってそれぞれの位置へ移動させる要求に対応する入力を検出した後に第1の入力の終了を検出することを含む)第1の入力の検出に応じて、それぞれの位置が第4の位置である(例えば、第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーション上にあるが、新規ウィンドウを表示することに関連付けられた領域内にはない)という判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーション内の第1のコンテンツに対応する動作を実行する(例えば、文書内の第4の位置に対応する位置、第4の位置に対応するフォルダ内、あるいは第4の位置に対応するメッセージ作成フィールド又は領域などの、第2のアプリケーション内の異なる位置にコンテンツを挿入する)。これは例えば、図4C30、図4C31、図4C37に示されている。第2のアプリケーション内で動作を実行するための入力と、入力の終了の検出時の入力の位置に基づいて新規ウィンドウを開くための入力とを区別することは、意図された動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、方法5000、6000、7000、7100、8000及び9000の態様/動作は、これらの方法の間で交換、置換、及び/又は追加されてもよい。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図7Iは、いくつかの実施形態に係る、新規ウィンドウを開くためにオブジェクトをディスプレイの対応する領域にドラッグアンドドロップする方法7100のフローチャート図である。図4A1~図4A50、図4B1~図4B51、図4C1~図4C48、図4D1~図4D19及び図4E1~図4E28を使用して、図7Iの方法及び/又はプロセスを示す。以下の例のうちのいくつかは、(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされた)タッチ感知ディスプレイ上での入力を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図1Dに示すように、ディスプレイ194とは別個のタッチ感知面195上での入力を検出する。
いくつかの実施形態では、方法7100は、電子デバイス(例えば、ポータブル多機能デバイス100、図1A)、及び/又は電子デバイスの1つ以上の構成要素(例えば、I/Oサブシステム106、オペレーティングシステム126など)によって実行される。いくつかの実施形態では、方法7100は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、デバイス100の1つ以上のプロセッサ122(図1A)など、デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される命令によって統御される。説明を簡単にするために、以下に、デバイス100によって実行されるものとして方法7100を説明する。いくつかの実施形態では、図1Aを参照すると、方法7100の動作は、少なくとも部分的にマルチタスクモジュール(例えば、マルチタスクモジュール180)及びその構成要素、接触/動きモジュール(例えば、接触/動きモジュール130)、グラフィックモジュール(例えば、グラフィックモジュール132)、並びにタッチ感知ディスプレイ(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)によって実行されるか、又はこれらを使用する。方法7100の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、かつ/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
後述するように、方法7100が、表示生成構成要素(例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなど)と、1つ以上の入力デバイス(例えば、キーボード、リモートコントローラ、カメラ、別個のディスプレイに結合されたタッチ感知面、又はディスプレイ及びタッチ感知面の両方として機能するタッチスクリーンディスプレイなど)と、を含む電子デバイスで実行される。デバイスは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(例えば、ローカル又はオンラインの文書コンテンツを表す(アイコン、リンクなどの)ユーザインタフェースオブジェクト、あるいはアプリケーションを表すアプリケーションアイコン)を含む第1のユーザインタフェース(例えば、独立型構成又は分割スクリーン構成で開いており、アプリケーションアイコンを含むドックによってオーバーレイされているアプリケーションのユーザインタフェース)を表示生成構成要素によって表示する(7102)。選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含む第1のユーザインタフェースを表示している間に、デバイスは第1の入力を検出し、第1の入力の検出は、ディスプレイを横切って選択可能なユーザインタフェースオブジェクトをそれぞれの位置に移動させる要求に対応する入力を検出することを含む(例えば、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの位置に対応するタッチ感知面上の位置での接触のタッチダウンを検出すること、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトのドラッグ動作の開始を可能にするためのタッチアンドホールド入力又は軽い押圧入力を検出すること及び、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトをディスプレイ上のそれぞれの位置にドラッグするディスプレイを横切る移動に対応する、タッチ感知面を横切る接触の移動を検出することを含む)(7104)。(選択可能なユーザインタフェースオブジェクトをディスプレイを横切ってそれぞれの位置へ移動させる要求に対応する入力を検出した後に第1の入力の終了を検出することを含む)第1の入力の検出(7106)に応じて、それぞれの位置がユーザインタフェースの第1の既定の領域内にあり、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトは第1のアプリケーションのアプリケーションアイコンであるという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの新規ウィンドウを作成し、それぞれの位置がユーザインタフェースの第2の既定の領域内にあるという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの新規ウィンドウを作成し、ユーザインタフェースの第2の既定の領域は、ユーザインタフェースの第1の既定の領域よりも小さく(例えば、ユーザインタフェースの第1の既定の領域の(全てではない一部分などの)第1のサブセットであり)、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトは、第1のアプリケーションに関連付けられたコンテンツの表現であり、それぞれの位置がユーザインタフェースの第3の領域内にあるという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの新規ウィンドウを作成すること以外の選択可能なユーザインタフェースオブジェクトに対応する動作を実行し(例えば、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトをドロップすることに関連する動作を実行し)、ユーザインタフェースの第3の領域は、ユーザインタフェースの第1の既定の領域よりも小さく、かつユーザインタフェースの第2の既定の領域とオーバーラップせず(例えば、ユーザインタフェースの第1の既定の領域の(全てではない一部分などの)第2のサブセットであり)、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトは第1のアプリケーションに関連付けられたコンテンツの表現である。これは例えば、図4C34~図4C46に示されている。コンテンツアイテムに対応するオブジェクトをドラッグアンドドロップすることによって新規ウィンドウでコンテンツアイテムを開くための領域と比較して、アプリケーションアイコンをディスプレイ上の既定の領域にドラッグアンドドロップすることによってアプリケーションの新規ウィンドウを開くための拡張領域を実装することで、ユーザがアプリケーションウィンドウをより容易に開くことが可能となり、現在表示されている動作内で動作を実行するための領域が確保される。したがって、この特徴は、デバイスのユーザインタフェースとの対話の際のユーザの誤りを減らし、意図された動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす。ユーザの誤りを減らすこと及び、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、それぞれの位置がユーザインタフェースの第1の既定の領域内にある時に作成される新規ウィンドウは、第1のタイプのウィンドウ(例えば、オーバーレイされたウィンドウ)である(7108)。(第1のコンテンツの選択可能な表現をディスプレイを横切ってそれぞれの位置へ移動させる要求に対応する入力を検出した後に第1の入力の終了を検出することを含む)第1の入力の検出に応じて、それぞれの位置が、ユーザインタフェースの第1の既定の領域とオーバーラップしないユーザインタフェースの第4の既定の領域内にあり、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトは第1のアプリケーションのアプリケーションアイコンであるという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のタイプとは異なる第2のタイプの新規ウィンドウ(例えば、並列アプリケーションウィンドウ)を作成し、それぞれの位置がユーザインタフェースの第5の既定の領域内にあるという判定に従って、デバイスは、第2のタイプの第1のアプリケーションの新規ウィンドウを作成し、ユーザインタフェースの第5の既定の領域は、ユーザインタフェースの第4の既定の領域よりも小さく(例えば、ユーザインタフェースの第4の既定の領域の第1のサブセットであり)、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトは、第1のアプリケーションに関連付けられたコンテンツの表現であり、それぞれの位置がユーザインタフェースの第6の領域内にあるという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの新規ウィンドウを作成すること以外の選択可能なユーザインタフェースオブジェクトに対応する動作を実行し(例えば、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトをドロップすることに関連する動作を実行し)、ユーザインタフェースの第6の領域は、ユーザインタフェースの第4の既定の領域よりも小さく、かつユーザインタフェースの第5の既定の領域とオーバーラップせず(例えば、ユーザインタフェースの第2の既定の領域の第2のサブセットであり)、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトは第1のアプリケーションに関連付けられたコンテンツの表現である。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションは、この挙動を有する複数の異なるアプリケーションの代表的なアプリケーションであり、コンテンツは、この挙動を有する複数の異なるコンテンツの代表的なコンテンツである。アプリケーションアイコンに対応し、図4C34~図4C46及びフローチャート7A~フローチャート7Hのコンテンツを表すオブジェクトをドラッグアンドドロップすることに関して説明した特徴は、この場合にも適用可能であるが、簡潔にするためにここでは繰り返さない。コンテンツアイテムに対応するオブジェクトをドラッグアンドドロップすることによって新規ウィンドウでコンテンツアイテムを開くための領域と比較して、アプリケーションアイコンをディスプレイ上の既定の領域にドラッグアンドドロップすることによってアプリケーションの新規ウィンドウを開くための拡張領域を実装することで、ユーザがアプリケーションウィンドウをより容易に開くことが可能となり、現在表示されている動作内で動作を実行するための領域が確保される。したがって、この特徴は、デバイスのユーザインタフェースとの対話の際のユーザの誤りを減らし、意図された動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす。ユーザの誤りを減らすこと及び、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、方法5000、6000、7000、8000及び9000の態様/動作は、これらの方法の間で交換、置換、及び/又は追加されてもよい。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図8A~図8Eは、一部の実施形態に係る、アプリケーションを現在表示されているアプリケーションと共にそれぞれの同時表示構成で表示する方法8000のフローチャート図である。図4A1~図4A50、図4B1~図4B51、図4C1~図4C48、図4D1~図4D19及び図4E1~図4E28を使用して、図8A~図8Eの方法及び/又はプロセスを示す。以下の例のうちのいくつかは、(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされた)タッチ感知ディスプレイ上での入力を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図1Dに示すように、ディスプレイ194とは別個のタッチ感知面195上での入力を検出する。
いくつかの実施形態では、方法8000は、電子デバイス(例えば、ポータブル多機能デバイス100、図1A)、及び/又は電子デバイスの1つ以上の構成要素(例えば、I/Oサブシステム106、オペレーティングシステム126など)によって実行される。いくつかの実施形態では、方法8000は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、デバイス100の1つ以上のプロセッサ122(図1A)など、デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される命令によって統御される。説明を簡単にするために、以下に、デバイス100によって実行されるものとして方法8000を説明する。いくつかの実施形態では、図1Aを参照すると、方法8000の動作は、少なくとも部分的にマルチタスクモジュール(例えば、マルチタスクモジュール180)及びその構成要素、接触/動きモジュール(例えば、接触/動きモジュール130)、グラフィックモジュール(例えば、グラフィックモジュール132)、並びにタッチ感知ディスプレイ(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)によって実行されるか、又はこれらを使用する。方法8000の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、かつ/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
後述するように、方法8000は、複数のアプリケーションウィンドウと対話する直観的な方法を提供する。この方法によって、複数のアプリケーションウィンドウと対話するためにユーザから必要とされる入力の数が少なくなり、その結果、より少ない数の入力の処理に要する電力が節減される(そして、この節減は、ユーザがより直感的で単純なジェスチャに精通するのに伴って繰り返し実現される)ので、方法8000を実施する電子デバイスのバッテリの寿命が長くなる。以下に更に詳細に説明するように、方法8000の動作は、ユーザが持続的に対話を行えるようにする(例えば、デバイスとの対話を中断するアンドゥ動作を頻繁に行う必要をなくす)のに役立ち、また方法8000の動作は、より効率的なヒューマンマシンインタフェースの創出を助ける。
いくつかの実施形態では、方法8000が、表示生成構成要素(例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなど)と、1つ以上の入力デバイス(例えば、カメラ、リモートコントローラ、ポインティングデバイス、カメラ、別個のディスプレイに結合されたタッチ感知面、又はディスプレイ及びタッチ感知面の両方として機能するタッチスクリーンディスプレイなど)と、を含む電子デバイスで実行される。デバイスは、表示生成構成要素によって、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと同時に(例えば、スクリーン上で別のアプリケーションと同時に表示されることなく、ディスプレイの実質的に全ての領域を占有する独立型表示構成で、又は別のアプリケーション若しくは第1のアプリケーションの別のウィンドウとの分割スクリーン構成で、又は第1のアプリケーション若しくは別のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウと共に、又は第1のアプリケーション若しくは別のアプリケーションのスライドオーバーウィンドウなどとして)(例えば、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースは、アプリケーションをそれらのそれぞれのアプリケーションアイコンをアクティブ化することによってそこから起動することができるホームスクリーン又はクリングボードユーザインタフェースなどのシステムユーザインタフェースではない)、複数のアプリケーションアイコン(例えば、ホームスクリーン上で利用可能な全てのアプリケーションのサブセット、最も最近使用されたアプリケーションのセット又は頻繁に使用されるアプリケーション)を含むドック(例えば、所定のユーザ入力に応じて様々なユーザインタフェース(例えば、異なるアプリケーション又はシステムユーザインタフェース)のうちのいずれかからディスプレイに呼び出されるアプリケーションアイコンの小さなセットを表示するためのコンテナオブジェクト)を表示し、これら複数のアプリケーションアイコンは、様々なアプリケーションに対応する(例えば、同じアプリケーションアイコンが、ドック内に表示されていない他のアプリケーションアイコンと同様に、ホームスクリーン又はスプリングボードユーザインタフェース上にも表示され、ホームスクリーン又はスプリングボードユーザインタフェースからのアプリケーションアイコンを(例えば、アプリケーションアイコン上で検出されたタップ入力によって)アクティブ化すると、アプリケーションが起動する(例えば、アクティブ化されたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションのデフォルトの開始ユーザインタフェースで、又は最も最近表示されたユーザインタフェースで、開かれる)(8002)。ドックを第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと同時に表示している間に、デバイスは、第1の入力であって、ディスプレイの第1の領域(例えば、ディスプレイの側縁知覚の第1の既定の領域)内への移動及びその後のディスプレイの第1の領域内への第1の入力の終了を含む、ドック内の第2のアプリケーション(例えば、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとは互いに異なる)に対応するアプリケーションアイコンに向けられた第1の入力を検出する(8004)。第1の入力を検出したことに応じて(8006)、第2のアプリケーションが複数のウィンドウに関連付けられている(例えば、複数の個別に開かれ、個別に再表示可能なウィンドウを有する)という判定に従って、デバイスは、(例えば、第2のアプリケーションのウィンドウセレクタユーザインタフェースにおいて)表示生成構成要素を介して、第2のアプリケーションの第1のウィンドウの第1の表現及び第2のアプリケーションの第2のウィンドウの第2の表現を、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと同時にディスプレイの第2の領域内に表示し(例えば、同時に表示された第2のアプリケーションの複数のウィンドウの表現はそれぞれ、選択されると、デバイスに、第2のアプリケーションの選択されたウィンドウを第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと同時にそれぞれの同時表示構成(例えば、スライドオーバー構成又は並列構成)に従って表示させ)、第2のアプリケーションが単一のウィンドウのみに関連付けられているという判定に従って、デバイスは、表示生成構成要素を介して、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと同時に表示し、第2のアプリケーションのユーザインタフェースはディスプレイの第2の領域内に表示される(例えば、第2のアプリケーションのユーザインタフェースは、第1の同時表示構成で補助アプリケーションとして、又は第2の同時表示構成で複数の分割スクリーンアプリケーションのうちの1つとして表示される)。これは例えば、図4D1~図4D5に示されている。アプリケーションに対応するアプリケーションアイコンに向けられた入力を検出し、アプリケーションアイコンをディスプレイの領域内に移動させることに応じて、アプリケーションが単一のウィンドウに関連付けられているのか、又は複数のウィンドウに関連付けられているのかに基づいてアプリケーションのウィンドウの表現を表示することは、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす(例えば、ユーザがアプリケーションのウィンドウの異なる構成を表示することを可能にする)。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2の領域は、ディスプレイの既定の領域(例えば、ディスプレイの上部、ディスプレイの側部、ディスプレイの底部など)である。これは例えば、図4D5及び図4D19に示されている。アプリケーションに対応するアプリケーションアイコンに向けられた入力を検出し、アプリケーションアイコンをディスプレイの既定の領域内に移動させることに応じて、アプリケーションが単一のウィンドウに関連付けられているのか、又は複数のウィンドウに関連付けられているのかに基づいてアプリケーションのウィンドウの表現を表示することは、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす(例えば、ユーザがアプリケーションのウィンドウの異なる構成を表示することを可能にする)。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、デバイスは、第2のアプリケーションで文書を開くための第1のアフォーダンス(例えば、「開く」ボタン)を、第2のアプリケーションの第1のウィンドウの第1の表現及び第2のウィンドウの第2の表現と同時に表示する。第2のアプリケーションで文書を開くための第1のアフォーダンスを表示している間に、デバイスは、第1のアフォーダンスをアクティブ化する入力を検出する(例えば、「開く」ボタン上のタップ入力を検出する)。第1のアフォーダンスをアクティブ化する入力を検出したことに応じて、デバイスは、ディスプレイの第2の領域内の新規ウィンドウで表示する文書を選択するためのユーザインタフェースを表示する。例えば、文書が選択され、ユーザインタフェースを介して開かれると、文書は、ディスプレイの第2の領域内の新規ウィンドウで開かれる。これは例えば、図4D5に示されている。アプリケーションで文書を開くためのアフォーダンスをアクティブ化する入力を検出したことに応じて、ディスプレイの領域内の新規ウィンドウで表示する文書を選択するためのユーザインタフェースを表示することは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なり制御オプションを提供し(例えば、ユーザが複数の表示されたウィンドウと同時に表示されるアフォーダンスを使用して文書を開くことを可能にし)、デバイスの操作性を高め、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、デバイスは、第2のアプリケーションで新規文書を作成するための第2のアフォーダンス(例えば、「新規文書」ボタン)を、第2のアプリケーションの第1のウィンドウの第1の表現及び第2のウィンドウの第2の表現と同時に表示する。第2のアプリケーションで新規文書を作成するための第2のアフォーダンスを表示している間に、デバイスは、第2のアフォーダンスをアクティブ化する入力を検出する(例えば、「新規文書」ボタン上のタップ入力を検出する)。第2のアフォーダンスをアクティブ化する入力を検出したことに応じて、デバイスは、ディスプレイの第2の領域内に第2のアプリケーションの新規ウィンドウを表示する。例えば、新規ウィンドウは、第2のアプリケーションのデフォルトテンプレートに基づいて作成された新規文書を含む。これは例えば、図4D5に示されている。アプリケーションで文書を作成するためのアフォーダンスをアクティブ化する入力を検出したことに応じて、ディスプレイの領域内にアプリケーションの新規ウィンドウで表示することは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なり制御オプションを提供し(例えば、ユーザが複数の表示されたウィンドウと同時に表示されるアフォーダンスを使用して新規文書を作成することを可能にし)、デバイスの操作性を高め、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションの第1のウィンドウの第1の表現及び第2のウィンドウの第2の表現を表示している間に、デバイスは、ディスプレイの第2の領域を横切る移動及びその後の第2の入力の終了(例えば、ディスプレイの中心から離れる方向に第2の領域を横切る移動)を含む、ディスプレイの第2の領域に向けられた第2の入力を検出する。第2の入力を検出したことに応じて、第2の入力が却下基準を満たし(例えば、移動の方向がディスプレイの中心から離れる方向であり、移動が閾値距離又は閾値速度を満たし)、かつ、第2の入力の位置が第2のアプリケーションの第1のウィンドウの第1の表現に対応するという判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションの第2のウィンドウの第2の表現の表示を維持しながら、第1のウィンドウの第1の表現の表示を停止し、第2の入力が却下基準を満たし(例えば、移動の方向がディスプレイの中心から離れる方向であり、移動が閾値距離又は閾値速度を満たし)、かつ、第2の入力の位置が第2のアプリケーションの第2のウィンドウの第2の表現に対応するという判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションの第1のウィンドウの第1の表現の表示を維持しながら、第2のウィンドウの第2の表現の表示を停止する。これは例えば、図4D6~図4D8に示されている。入力が却下基準を満たすという判定に従って、かつ入力の位置に基づいて、アプリケーションの第1の表現又はアプリケーションウィンドウの第2の表現のいずれかの表示を停止することは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し、デバイスの操作性を高め(例えば、ユーザがディスプレイの異なる位置でのスワイプの動きによってアプリケーションウィンドウを却下することを可能にし)、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと同時に表示することは、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースに隣接して表示することを含む。いくつかの実施形態では、複数のウィンドウが第2のアプリケーションに関連付けられており、複数のウィンドウの表現はディスプレイの第2の領域内に表示され、第2のアプリケーションの複数のウィンドウのうちの1つの表現を選択すると、デバイスは、選択されたウィンドウを第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと共に並列表示構成でも表示する。いくつかの実施形態では、デバイスは、第1の領域がディスプレイの第2の既定の領域(例えば、ディスプレイの側縁からディスプレイの幅の1/10以内)であるという判定に従って、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと共に並列表示構成で表示する。これは例えば、図4D18~図4D19に示されている。入力に応じて、アプリケーションのユーザインタフェースを互いに隣接して表示することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザが1回の入力で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、一例を示し)、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと同時に表示することは、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの一部分にオーバーレイするように表示することを含む。いくつかの実施形態では、複数のウィンドウが第2のアプリケーションに関連付けられており、複数のウィンドウの表現はディスプレイの第2の領域内に表示され、第2のアプリケーションの複数のウィンドウのうちの1つの表現を選択すると、デバイスは、選択されたウィンドウを第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと共にスライドオーバー表示構成でも表示する。いくつかの実施形態では、デバイスは、第1の領域がディスプレイの第1の既定の領域(例えば、ディスプレイの側縁からディスプレイの幅の1/5~1/10以内)であるという判定に従って、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと共にスライドオーバー表示構成で表示する。これは例えば、図4D4に示されている。入力に応じて、アプリケーションのユーザインタフェースを別のアプリケーションのユーザインタフェースにオーバーレイするように表示することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザが1回の入力で複数のアプリケーションを閲覧してこれらと対話することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、一例を示し)、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションの第1のウィンドウの第1の表現及び第2のウィンドウの第2の表現の間に、デバイスは、ディスプレイの第2の領域に向けられた第3の入力を検出する。第3の入力を検出したことに応じて、第2のアプリケーションの第1のウィンドウを閉じるための却下基準を第3の入力が満たすという判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションの第2のウィンドウの第2の表現の表示を維持しながら、第1のウィンドウの第1の表現の表示を停止し、第2のアプリケーションの第2のウィンドウの第2の表現が、第2のアプリケーションの唯一のウィンドウの表現であるという判定に従って、デバイスは、第2のウィンドウの第2の表現の表示を停止し、デバイスは、ディスプレイの第2の領域内に第2のウィンドウを表示する。これは例えば、図4D8~図4D9に示されている。同時に表示されたアプリケーションウィンドウの異なる表現を閉じるための却下基準を入力が満たすという判定に従って、アプリケーションウィンドウの表現の表示を停止し、アプリケーションウィンドウをディスプレイの異なる領域内に表示することは、条件のセットが満たされた時に、更なるユーザ入力を必要とせずに動作を実行する(例えば、別のアプリケーションの却下入力に応じて、却下の領域内にアプリケーションのウィンドウを自動的に表示する)ことを含む。ユーザ入力制御を更に必要とせずに、条件のセットが満たされた時に動作を実行することは、デバイスの操作性を強化し、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることによって、デバイスの電力使用量を削減し、バッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションの第1のウィンドウの第1の表現及び第2のウィンドウの第2の表現の間に、デバイスは、ディスプレイの第2の領域に向けられた第3の入力を検出する。第3の入力を検出したことに応じて、第2のアプリケーションの第1のウィンドウを閉じるための却下基準を第3の入力が満たすという判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションの第2のウィンドウの第2の表現の表示を維持しながら、第1のウィンドウの第1の表現の表示を停止し、第2のアプリケーションの第2のウィンドウの第2の表現が、第2のアプリケーションの唯一のウィンドウの表現であるという判定に従って、デバイスは、ディスプレイの第2の領域内における第2のアプリケーションの第2のウィンドウの第2の表現の表示を維持する。これは例えば、図4D15~図4D17に示されている。アプリケーションウィンドウの表現の表示を、アプリケーションウィンドウの表現がアプリケーションの唯一のウィンドウであることに従って、かつ、アプリケーションの異なるウィンドウを閉じるための却下基準を入力が満たすという判定に従って維持することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがユーザインタフェース内の複数のウィンドウを閲覧してこれらと対話することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、デバイスは、第2のアプリケーションの新規ウィンドウを開くためのアフォーダンスを、第2のアプリケーションの第1のウィンドウの第1の表現及び第2のウィンドウの第2の表現と同時に表示する。デバイスは、ディスプレイの第2の領域に向けられた複数の入力を検出する。複数の入力を検出したことに応じて、第2のアプリケーションの第1及び第2のウィンドウを閉じるための却下基準を複数の入力が満たすという判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションの第1のウィンドウの第1の表現及び第2のウィンドウの第2の表現の表示を停止し、第2の領域内に表示された第2のアプリケーションのウィンドウが存在しないという判定に従って、デバイスは、ディスプレイの第2の領域内に第2のアプリケーションの新規ウィンドウを開くためのアフォーダンスの表示を維持する。これは例えば、図4D15~図4D17に示されている。アプリケーションウィンドウの複数の表現の表示を停止し、新規ウィンドウを開くためのアフォーダンスの表示を維持することは、更なるユーザ入力を必要とせずに、条件のセットが満たされた時に動作を実行する(例えば、アプリケーションウィンドウの全ての表現を自動的に閉じ、アフォーダンスの表示を維持する)。ユーザ入力制御を更に必要とせずに、条件のセットが満たされた時に動作を実行することは、デバイスの操作性を強化し、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることによって、デバイスの電力使用量を削減し、バッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、方法5000、6000、7000、7100、8000及び9000の態様/動作は、これらの方法の間で交換、置換、及び/又は追加されてもよい。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図9A~図9Jは、いくつかの実施形態に係る、流動的ジェスチャを使用してウィンドウ表示構成を変更する方法のフローチャート図である。図4A1~図4A50、図4B1~図4B51、図4C1~図4C47、図4D1~図4D19及び図4E1~図4E28を使用して、図9A~図9Jの方法及び/又はプロセスを示す。以下の例のうちのいくつかは、(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされた)タッチ感知ディスプレイ上での入力を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図1Dに示すように、ディスプレイ194とは別個のタッチ感知面195上での入力を検出する。
いくつかの実施形態では、方法9000は、電子デバイス(例えば、ポータブル多機能デバイス100、図1A)、及び/又は電子デバイスの1つ以上の構成要素(例えば、I/Oサブシステム106、オペレーティングシステム126など)によって実行される。いくつかの実施形態では、方法9000は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、デバイス100の1つ以上のプロセッサ122(図1A)など、デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される命令によって統御される。説明を簡単にするために、以下に、デバイス100によって実行されるものとして方法9000を説明する。いくつかの実施形態では、図1Aを参照すると、方法9000の動作は、少なくとも部分的にマルチタスクモジュール(例えば、マルチタスクモジュール180)及びその構成要素、接触/動きモジュール(例えば、接触/動きモジュール130)、グラフィックモジュール(例えば、グラフィックモジュール132)、並びにタッチ感知ディスプレイ(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)によって実行されるか、又はこれらを使用する。方法9000の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、かつ/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
後述するように、方法9000は、複数のアプリケーションウィンドウと対話する直観的な方法を提供する。この方法によって、複数のアプリケーションウィンドウと対話するためにユーザから必要とされる入力の数が少なくなり、その結果、より少ない数の入力の処理に要する電力が節減される(そして、この節減は、ユーザがより直感的で単純なジェスチャに精通するのに伴って繰り返し実現される)ので、方法9000を実施する電子デバイスのバッテリの寿命が長くなる。以下に更に詳細に説明するように、方法9000の動作は、ユーザが持続的に対話を行えるようにする(例えば、デバイスとの対話を中断するアンドゥ動作を頻繁に行う必要をなくす)のに役立ち、また方法9000の動作は、より効率的なヒューマンマシンインタフェースの創出を助ける。
いくつかの実施形態では、方法9000が、表示生成構成要素(例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなど)と、1つ以上の入力デバイス(例えば、カメラ、リモートコントローラ、キーボード、別個のディスプレイに結合されたタッチ感知面、又はディスプレイ及びタッチ感知面の両方として機能するタッチスクリーンディスプレイなど)と、を含む電子デバイスで実行される。デバイスは、表示生成構成要素によって、第1のアプリケーションビュー(例えば、第1のアプリケーションの第1のウィンドウ)及び第2のアプリケーションビュー(例えば、第2のアプリケーションの第2のウィンドウ)を、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列を指定する第1の同時表示構成(例えば、第1のアプリケーションが左側にある並列モード)と、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列とは異なる、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列を指定する第2の同時表示構成(例えば、第1のアプリケーションが右側にある並列モード)と、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列とも同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列とも異なる、同時に表示されるアプリケーションビューの第3の配列を指定する第3の同時表示構成(例えば、第1のアプリケーションが上側にあるスライドオーバーモード)と、を含む複数の同時表示構成のうちの第1の同時表示構成(例えば、スライドオーバーモード又は並列モード)で同時に表示する(9002)。デバイスは、同時に表示されたアプリケーションビューの第1の配列のうちの第1のアプリケーションビューに向けられた位置で開始し、第1の移動と、第1の移動が検出された後の第1の入力の終了とを含む(例えば、第1のアプリケーションビューの既定の部分(例えば、第1のアプリケーションの第1のウィンドウのドラッグハンドル)に対応するタッチ感知面の位置における第1の接触を検出すること、タッチ感知面を横切る第1の接触の移動を検出すること、及び第1の接触のリフトオフを検出することを含む)第1の入力を検出する(9004)。第1の入力の第1の移動を検出したことに応じて、デバイスは、ディスプレイ上の第1のアプリケーションビューの表現を第1の入力の第1の移動に従って移動させることであって、第1のアプリケーションビューの表現がディスプレイの第1の部分の上にある間に、第1の入力が終了した場合は第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューが第1の同時表示構成で表示されることを示す第1の視覚的インジケーションを表示することと、第1のアプリケーションビューの表現がディスプレイの第2の部分の上にある間に、第1の入力が終了した場合は第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューが第2の同時表示構成で表示されることを示す第2の視覚的インジケーションを表示することと、第1のアプリケーションビューの表現がディスプレイの第3の部分の上にある間に、第1の入力が終了した場合は第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューが第3の同時表示構成で表示されることを示す第3の視覚的インジケーションを表示することと、を含む、移動させることを実行する(9006)。第1の入力の終了を検出したことに応じて、第1のアプリケーションビューがディスプレイの第1の部分の上にある間に第1の入力が終了したという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューを第1の同時表示構成で表示し、第1のアプリケーションビューがディスプレイの第2の部分の上にある間に第1の入力が終了したという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューを第2の同時表示構成で表示し、第1のアプリケーションビューがディスプレイの第3の部分の上にある間に第1の入力が終了したという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューを第3の同時表示構成で表示する(9008)。これは例えば、図4E1~図4E24に示されている。アプリケーションビューを、ディスプレイ上の検出された入力の終了時のアプリケーションの状態に従って異なる同時表示構成で表示することは、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす(例えば、ユーザが単一の入力で異なるビュー構成を切り替えることを可能にする)。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列は、表示生成構成要素によって画定される、少なくとも第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューの第1の方向に沿った相対的な表示位置(例えば、相対的な横方向の表示位置)が、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列とは異なる(例えば、2つのアプリケーションは、第1の同時表示構成と第2の同時表示構成とで異なる側を占める)。一部の実施形態では、第1の方向は水平方向であり、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションは、第1の入力に応じて水平方向の側を切り替える。一部の実施形態では、第1の方向は垂直方向であり、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションは、第1の入力に応じて垂直方向の側を切り替える。一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、第2のアプリケーションビューに対する周縁位置から(例えば、第2のアプリケーションビューの上の又はこれに隣接する側部から)第2のアプリケーションビューに対する主要位置へ(例えば、第2のアプリケーションビュー上の中央部へ)移動される。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンH内の遷移、ゾーンAとゾーンEとの間の遷移、及びゾーンBとゾーンFとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内及び同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの異なる部分(全てよりも小さい)にオーバーレイするように表示される。一部の実施形態では、第1の同時表示構成及び第2の同時表示構成は両方とも、第1のアプリケーションビューが第2のアプリケーションビューにオーバーレイするスライドオーバーウィンドウとして表示されるスライドオーバー構成である。第2のアプリケーションビューに対するスライドオーバーウィンドウの位置は、第1の入力に応じて変化する。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンH内の遷移、及びゾーンBとゾーンFとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの第1の側部(例えば、左側)にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウであり、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの第2の側部(例えば、右側)にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウである。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンH内の遷移、及びゾーンBとゾーンFとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの第1の側部(例えば、左側)に隣接して表示され、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの第2の側部(例えば、右側)に隣接して表示される。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンH内の遷移、及びゾーンAとゾーンEとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの周縁部(例えば、左側部)にオーバーレイするように表示され、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの中央部にオーバーレイするように表示される。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションビューは、第1の同時表示構成ではぼかしをかけられず、第2の同時表示構成ではぼかしをかけられる。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンBとゾーンCとの間の遷移、及びゾーンFとゾーンCとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの中央部にオーバーレイするように表示され、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの周縁部(例えば、左側部分)にオーバーレイするように表示される。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションビューは、第1の同時表示構成ではぼかしをかけられ、第2の同時表示構成ではぼかしをかけられない。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンBとゾーンCとの間の遷移、及びゾーンFとゾーンCとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの中央部にオーバーレイするように(最小化されていない対話状態で)表示され、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの周縁部(例えば、底縁部)にオーバーレイするように最小化状態で表示される。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションビューは、第1の同時表示構成ではぼかしをかけられ、第2の同時表示構成ではぼかしをかけられない。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンCとゾーンDとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの周縁部(例えば、底部)にオーバーレイするように、又はこれに隣接して最小化状態で表示され、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの中央部にオーバーレイするように(最小化されていない対話状態で)表示される。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンCとゾーンDとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの側部に隣接して(最小化されていない対話状態で)表示され、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの周縁部(例えば、底縁部)にオーバーレイするように、又はこれに隣接して最小化状態で表示される。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンBとゾーンDとの間の遷移、及びゾーンFとゾーンDとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの周縁部(例えば、底部)にオーバーレイするように、又はこれに隣接して最小化状態で表示され、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの側部にオーバーレイするように(最小化されていない対話状態で)表示される。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンBとゾーンDとの間の遷移、及びゾーンFとゾーンDとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列は、表示生成構成要素によって画定される、少なくとも第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューの相対的な表示層が、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列とは異なる(例えば、2つのアプリケーションは、第1の同時表示モードと第3の同時表示モードとで同じ表示層を占めるか、又は異なる表示層を占める)。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの第1の側部(例えば、左側)にオーバーレイするスライドオーバーウィンドウであり、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの第2の側部(例えば、右側又は左側)に隣接して表示される。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンBとゾーンAとの間の遷移、及びゾーンFとゾーンEとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの第1の側部(例えば、左側)に隣接して表示され、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの第2の側部(例えば、右側又は左側)にオーバーレイするように表示される。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンBとゾーンAとの間の遷移、及びゾーンFとゾーンEとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの周縁部(例えば、右側又は左側)に隣接して表示され、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの中央部にオーバーレイするように表示される。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンCとゾーンAとの間の遷移、及びゾーンCとゾーンEとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューの中央部にオーバーレイするように表示され、かつ、同時に表示されるアプリケーションビューの第2の配列内の第2のアプリケーションビューの周縁部(例えば、右側又は左側)に隣接して表示される。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンCとゾーンAとの間の遷移、及びゾーンCとゾーンEとの間の遷移)に示されている。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、同時に表示されるアプリケーションビューの第3の配列は、少なくとも第1のアプリケーションビューと第2のアプリケーションビューとの間の相対的な表示位置、又は第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューの相対的な表示層が、同時に表示されるアプリケーションビューの第1の配列とは異なる。同時に表示されるアプリケーションビューの第1、第2、及び第3の配列が何に対応するのかは、シナリオより様々に異なり得る。一部の実施形態では、第1及び第2の配列は、第1及び第2のアプリケーションビューの相対的な表示位置が異なり、第1及び第3の配列は、第1及び第2のアプリケーションビューの相対的な表示層が異なる。一部の実施形態では、第1及び第2の配列は、第1及び第2のアプリケーションビューの相対的な表示層が異なり、第1及び第3の配列は、第1及び第2のアプリケーションビューの相対的な表示位置が異なる。一部の実施形態では、第1及び第2の配列は、第1及び第2のアプリケーションビューの相対的な表示位置が第1の方法で異なり、第1及び第3の配列は、第1及び第2のアプリケーションビューの相対的な表示位置が第2の異なる方法で異なる。一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、一方の側のスライドオーバーウィンドウ、他方の側のスライドオーバーウィンドウ、一方の側の並列ウィンドウ、他方の側の並列ウィンドウ、下書きウィンドウ、又は最小化されたウィンドウのうちのいずれか1つとして開始し、入力の終了の位置に応じて、上記のタイプのウィンドウのうちの異なる1つとして終了する。一方、入力の間、デバイスは、入力の現在の位置に従って、入力の最終的な終了の前に入力のその後の位置に応じて他の遷移を行う可能性を維持しながら、以下の遷移、すなわち、スライドオーバーウィンドウから異なる側のスライドオーバーウィンドウへの遷移、スライドオーバーウィンドウから並列ウィンドウへの遷移、並列ウィンドウから異なる側の並列ウィンドウへの遷移、並列ウィンドウからスライドオーバーウィンドウへの遷移、スライドオーバーウィンドウから下書きウィンドウへの遷移、スライドオーバーウィンドウから最小化されたウィンドウへの遷移、並列ウィンドウから下書きウィンドウへの遷移、並列ウィンドウから最小化ウィンドウへの遷移、最小化されたウィンドウからスライドオーバーウィンドウへの遷移、最小化されたウィンドウから下書きウィンドウへの遷移、最小化されたウィンドウから並列ウィンドウへの遷移のうちの任意の1つ以上に対応する視覚フィードバックを表示する。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列を可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の視覚的インジケーションは第2の視覚的インジケーションとも第3の視覚的インジケーションとも異なり、第2の視覚的インジケーションは第3の視覚的インジケーションとは異なる。同時に表示されるアプリケーションビューの異なる配列の異なる視覚的インジケーションを可能にすることは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、ユーザがアプリケーションビューの異なる構成を識別することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1の入力の第1の移動の間に、デバイスは、第1のアプリケーションビューの現在の位置と、第2のアプリケーションビューが第1のアプリケーションビューの現在の位置に対応するそれぞれの同時表示構成にサイズ変更されるという判定とに従って、第2のアプリケーションビューのコンテンツを視覚的に不明瞭化する。別のアプリケーションビューの現在の位置と、アプリケーションビューがサイズ変更されるという判定とに従って、アプリケーションビューのコンテンツを視覚的に不明瞭化することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、アプリケーションビューがいつどのように調整されるかをユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1の入力の第1の移動の間に、デバイスは、第1のアプリケーションビューの現在の位置と、第2のアプリケーションビューが第1のアプリケーションビューの現在の位置に対応するそれぞれの同時表示構成にサイズ変更されないという判定とに従って、第2のアプリケーションビューのコンテンツを視覚的に不明瞭化することなく(例えば、ぼかしをかけることなく、又は以前にぼかしがかけられていた場合ばぼかしを除去して)、第2のアプリケーションビューを表示する。別のアプリケーションビューの現在の位置と、アプリケーションビューがサイズ変更されないという判定とに従って、アプリケーションビューのコンテンツを視覚的に不明瞭化せずにアプリケーションビューを表示することは、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する(例えば、アプリケーションビューがいつどのように調整されるかをユーザが判定することを可能にする)。改善された視覚フィードバックを提供することは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力の終了を検出した後に、表示生成構成要素によって、第1のアプリケーションビュー(例えば、第1のアプリケーションの第1のウィンドウ)と第2のアプリケーションビュー(例えば、第2のアプリケーションの第2のウィンドウ)とを複数の同時表示構成のうちの第1の同時表示構成(例えば、スライドオーバーモード、又は並列モード)で表示している間に、デバイスは、同時に表示されたアプリケーションビューの第1の配列内の第2のアプリケーションビューに向けられた位置で開始し、第2の移動が検出された後に第2の入力の終了が続く第2の移動を含む(例えば、第2のアプリケーションビューの既定の部分に対応するタッチ感知面の位置における第2の接触を検出することと、タッチ感知面を横切る第2の接触の移動を検出することと、第2の接触のリフトオフを検出することと、を含む)第2の入力を検出する。例えば、このシナリオでは、第1の入力は、上記の表示構成を切り替えるための異なる位置ベースの基準に対する第1の入力の評価に従って、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューの現在の同時表示構成を実際には変更しなかった。ここで、ユーザは、第1の入力の終了の後に第2の入力を提供する。第2の入力の第2の移動を検出したことに応じて、デバイスは、ディスプレイ上の第2のアプリケーションビューの表現を第2の入力の第2の移動に従って移動させ、この移動は、第2のアプリケーションビューの表現が(例えば、ディスプレイの第1の部分とは異なる)ディスプレイの第4の部分の上にある間に、第2の入力が終了した場合は第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューが第1の同時表示構成で表示されることを示す第4の視覚的インジケーションを表示することと、第2のアプリケーションビューの表現が(ディスプレイの第2の部分とは異なる)ディスプレイの第5の部分の上にある間に、第2の入力が終了した場合は第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューが第2の同時表示構成で表示されることを示す第5の視覚的インジケーションを表示することと、第2のアプリケーションビューの表現がディスプレイの第6の部分の上にある間に、第2の入力が終了した場合は第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューが第3の同時表示構成で表示されることを示す第6の視覚的インジケーションを表示することと、を含む。第2の入力の終了を検出したことに応じて、第2のアプリケーションビューがディスプレイの第4の部分の上にある間に第2の入力が終了したという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューを第1の同時表示構成で表示し、第2のアプリケーションビューがディスプレイの第5の部分の上にある間に第2の入力が終了したという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューを第2の同時表示構成で表示し、第2のアプリケーションビューがディスプレイの第6の部分の上にある間に第2の入力が終了したという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューを第3の同時表示構成で表示する。換言すれば、ドラッグ入力は、同時表示構成の2つのウィンドウのいずれかに作用して、同時表示構成を異なる同時表示構成に切り替えることができる(例えば、ディスプレイ上の同時表示構成における2つのウィンドウの相対的な位置又は役割を変更する)。アプリケーションビューを、ディスプレイ上の検出された入力の終了時のアプリケーションの状態に従って異なる同時表示構成で表示することは、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす(例えば、ユーザが単一の入力で異なるビュー構成を切り替えることを可能にする)。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、ディスプレイ上の第1のアプリケーションビューの表現を第1の入力の第1の移動に従って移動させることは、第1のアプリケーションビューの表現がディスプレイの第7の部分の上にある間に、第1の入力が終了した場合は第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューが複数の同時表示構成のうちの第4の同時表示構成であって、第4の同時表示構成は第1、第2及び第3の同時表示構成とは異なる、第4の同時表示構成で表示されることを示す第7の視覚的インジケーションを表示することを更に含む。本方法は、第1の入力の終了を検出したことに応じて、第1のアプリケーションビューがディスプレイの第7の部分の上にある間に第1の入力が終了したという判定に従って、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューを第4の同時表示構成で表示することを更に含む。一部の実施形態では、同時に表示されるアプリケーションビューの第1、第2、第3及び第4の配列が何に対応するのかは、シナリオより様々に異なり得る。一部の実施形態では、第4の配列は、第1、第2、及び/又は第3の配列と比較して、第1及び第2のアプリケーションビューの相対的な表示位置、相対的な表示層、又はその両方が異なる。一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、一方の側のスライドオーバーウィンドウ、他方の側のスライドオーバーウィンドウ、一方の側の並列ウィンドウ、他方の側の並列ウィンドウ、下書きウィンドウ、又は最小化されたウィンドウのうちのいずれか1つとして開始し、入力の終了の位置に応じて、上記のタイプのウィンドウのうちの異なる1つとして終了する。一方、入力の間、デバイスは、入力の現在の位置に従って、入力の最終的な終了の前に入力のその後の位置に応じて他の遷移を行う可能性を維持しながら、以下の遷移、すなわち、スライドオーバーウィンドウから異なる側のスライドオーバーウィンドウへの遷移、スライドオーバーウィンドウから並列ウィンドウへの遷移、並列ウィンドウから異なる側の並列ウィンドウへの遷移、並列ウィンドウからスライドオーバーウィンドウへの遷移、スライドオーバーウィンドウから下書きウィンドウへの遷移、スライドオーバーウィンドウから最小化されたウィンドウへの遷移、並列ウィンドウから下書きウィンドウへの遷移、並列ウィンドウから最小化されたウィンドウへの遷移、最小化されたウィンドウからスライドオーバーウィンドウへの遷移、最小化されたウィンドウから下書きウィンドウへの遷移、最小化されたウィンドウから並列ウィンドウへの遷移のうちの任意の1つ以上に対応する視覚フィードバックを表示する。アプリケーションビューを、ディスプレイ上の検出された入力の終了時のアプリケーションの状態に従って異なる同時表示構成で表示することは、動作を実行するために必要とされる入力の数を減らす(例えば、ユーザが単一の入力で異なるビュー構成を切り替えることを可能にする)。動作を実行するために必要とされる入力の数を減らすことは、デバイスの操作性を高め、ユーザデバイスインタフェースをより効率的にし、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1の入力の第1の移動を検出したことに応じて、ディスプレイ上の第1のアプリケーションビューの表現を第1の入力の第1の移動に従って移動させることは、第1のアプリケーションビューの表現がディスプレイの第8の部分(例えば、第1のアプリケーションビューの元の位置)の上にある間に、ディスプレイの第8の部分が第1の入力の開始時における第1のアプリケーションビューの位置に対応するという判定に従って、第1の入力が第8の領域内で終了した場合は第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューが第1の同時表示構成で再表示されることを示すインジケーションとして、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューを第1の同時表示構成で再表示することを更に含む。一部の実施形態では、ディスプレイの第8の部分が第1の入力の開始時における第1のアプリケーションビューの位置に対応しないという判定に従って、デバイスは、ディスプレイの第8の部分がディスプレイの第1、第2、又は第3の部分に対応するかどうかに従って、第1、第2、又は第3の視覚的インジケーションの各々を表示する。異なるアプリケーションのアプリケーションビューを同時表示構成で再表示することは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し(例えば、ユーザがアプリケーションビューウィンドウの開始状態に戻ることを可能にし)、デバイスの操作性を高め、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の入力の終了を検出した後に、表示生成構成要素によって、第1のアプリケーションビュー(例えば、第1のアプリケーションの第1のウィンドウ)と第2のアプリケーションビュー(例えば、第2のアプリケーションの第2のウィンドウ)とを複数の同時表示構成のうちの第1の同時表示構成(例えば、スライドオーバーモード、又は並列モード)で表示している間に、デバイスは、同時に表示されたアプリケーションビューの第1の配列内の第1のアプリケーションビューに向けられた位置で開始し、第3の移動が検出された後に第3の入力の終了が続く第3の移動を含む(例えば、第1のアプリケーションビュー(例えば、第1のアプリケーションビューのドラッグハンドル)の既定の部分に対応するタッチ感知面の位置における第3の接触を検出することと、タッチ感知面を横切る第3の接触の移動を検出することと、第3の接触のリフトオフを検出することと、を含む)第3の入力を検出する。例えば、このシナリオでは、第1の入力は、上記の表示構成を切り替えるための異なる位置ベースの基準に対する第1の入力の評価に従って、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューの現在の同時表示構成を実際には変更しなかった。ここで、ユーザは、第1の入力の終了の後に第3の入力を提供する。第3の入力の第3の移動を検出したことに応じて、デバイスは、ディスプレイ上の第1のアプリケーションビューの表現を第2の入力の第3の移動に従って移動させる。第2の入力の第3の移動に従って第1のアプリケーションビューの表現を移動させることは、第1のアプリケーションビューの表現がディスプレイの第1、第2、及び第3の部分(並びに、対応する同時表示構成を有するディスプレイの他の部分のいずれか)の各々の上にある間に、第3の入力が終了した場合は第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューがディスプレイの第1、第2、及び第3の部分(並びに、対応する同時表示構成を有するディスプレイの他の部分のいずれか)の各々に対応する第1、第2及び第3の同時表示構成の各々(及び他の同時表示構成のいずれか)で表示されることを示すそれぞれの視覚的インジケーションを表示することと、第1のアプリケーションビューの表現が(様々な同時表示確認に対応するディスプレイの他の部分とは異なる)ディスプレイの第9の部分の上にある間に、第3の入力が終了した場合は第1のアプリケーションビューが第2のアプリケーションビューと同時に表示されることなく独立型表示構成で表示される(例えば、第1のアプリケーションビューはフルスクリーンモードで表示され、第2のアプリケーションビューは表示されなくなる)ことを示す第8の視覚的インジケーションを表示することと、を含む。第2の入力の終了を検出したことに応じて、第1のアプリケーションビューがディスプレイの第1、第2、及び第3の部分(及び対応する同時表示構成を有するディスプレイの他の部分のいずれか)のうちの対応する1つの上にある間に第2の入力が終了したという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューを、ディスプレイの第1、第2及び第3の部分(及び対応する同時表示構成を有するディスプレイの他の部分のいずれか)に対応する第1、第2及び第3の同時表示構成(及び対応する同時表示構成のいずれか)の各々で表示し、第1のアプリケーションビューがディスプレイの第9の部分の上にある間に第3の入力が終了したという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションビューを、(第2のアプリケーションビュー又は別の他のアプリケーションビューを同時に表示することなく)独立型表示構成で表示する。これは例えば、図4E1~図4E24(例えば、ゾーンGへの遷移及びゾーンGからの遷移)に示されている。ウィンドウがディスプレイを横切って異なる位置にドラッグされる時にウィンドウの最終的な表示状態を示す動的フィードバックを提供すること及び、ドラッグ入力の終了位置に基づいてウィンドウの同時表示構成とフルスクリーンの独立型表示構成との間の遷移を提供することは、更なる表示された制御でUIを雑然とさせることなく更なる制御オプションを提供し、デバイスの操作性を高め、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、デバイスは、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューがディスプレイ上にそれぞれの同時表示構成で表示されている間に、第1のアプリケーションビュー上に第1のドラッグハンドルを表示すると共に、第2のアプリケーションビュー上に第2のドラッグハンドルを表示し、第1のドラッグハンドル及び第2のドラッグハンドルを表示することは、第1のアプリケーションビューが現在入力フォーカスを有するという判定に従って、第1のドラッグハンドルを第1の外観状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示すると共に、第2のドラッグハンドルを第1の外観状態とは異なる第2の外観状態(例えば、半透明の薄い色)で表示し、第2のアプリケーションビューが現在入力フォーカスを有するという判定に従って、第1のドラッグハンドルを第2の外観状態(例えば、半透明の薄い色)で表示すると共に、第2のドラッグハンドルを第1の外観状態(例えば、ベタのはっきりした色)で表示することを含む。これは例えば、図4E1~図4E24に示されている。2つのウィンドウが同時に表示される時にどちらのウィンドウが入力フォーカスを有するかに関する動的フィードバックを提供することは、デバイスと対話する際のユーザの誤りを減らすことによってデバイスの操作性を高め、更に、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、方法5000、6000、7000、7100、8000及び9000の態様/動作は、これらの方法の間で交換、置換、及び/又は追加されてもよい。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記は、説明を目的として、特定の実施形態を参照して記述されている。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は開示される厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示を考慮して、多くの修正及び変形が可能である。本発明の原理及びその実際的な応用を最良の形で説明し、それによって他の当業者が、想到される特定の用途に適した様々な変更で本発明及び様々な記載された実施形態を最良の形で使用することを有効化するために、これらの実施形態を選択し記載した。