JP7397608B2 - ドローンポート - Google Patents

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Description

本発明は、ドローンの飛行前点検を無人で行うことができるドローンポートに関する。
「ドローン」とは、小型の無人ヘリコプターの一種である。
近年、ドローンを用いて、小型の荷物を無人で搬送したり、橋梁等の建造物を点検したり、農薬を散布したりすることが計画されている。以下、かかるドローンを「産業用ドローン」と呼ぶ。
従来、ドローンを飛行させる前の点検は、人が行っていた。ドローンポートの周囲の環境について人がドローンを点検する運用については、例えば特許文献1に開示されている。
特表2018-528123号公報
産業用ドローンによって小型の荷物を無人で搬送するシステムを構築するには、まず、ドローンの無人飛行を実現させる必要がある。また、ドローンで建造物の点検や農薬の散布をするにも、無人飛行できることが好ましい。
ドローンを安全に飛行させるには、ドローンポート周辺の環境を点検するだけでなく、ドローン自体の故障の有無についての点検(以下、飛行前点検)をもする必要がある。その上、ドローンの無人飛行を実現するには、従来、人が行っていた点検作業を、無人化しなければならない。
しかし、ドローンポートが備える風力計や温度計でその周辺の環境を点検するのとは異なり、それぞれが別の個体である複数のドローン自体の機能を、ドローンポートが有する設備で、自動的に無人で点検できるドローンポートは今までに無かった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、無人でドローンの飛行前点検を行うことができるドローンポートを提供することにある。
本発明によれば、ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備える、ドローンポートが提供される。
上述した本発明によれば、係留装置が、ドローンの脚を離陸位置に繋ぎ止めながら、プロペラが回転してドローンを上昇させることで、ドローンの推力又は振動を計測するので、複数のドローンのそれぞれが別の個体であっても、無人で飛行前点検をすることができる。
着陸したドローンの位置決めをする過程を表した第1実施形態のドローンポートの斜視図である。 第1実施形態のドローンポートの部分矢視図である。 第2実施形態のドローンポートの部分矢視図である。 第3実施形態のドローンポートの部分横断面図である。 第4実施形態のドローンポートの説明図である。 第5実施形態のドローンポートの部分横断面図である。 第6実施形態のドローンポートの部分横断面図である。 第7実施形態のドローンポートの部分横断面図である。 第8実施形態のドローンポートの説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、着陸したドローン1の位置決めをする過程を表した第1実施形態のドローンポート10の斜視図である。図1(A)から図1(C)にかけて時間が経過している。
ドローン1は、プロペラ2を有し、遠隔操縦でき、空中で静止飛行が可能な無人航空機である。ドローン1は、複数のプロペラ2を有するマルチコプターでもよいが、プロペラ2の数が一つのヘリコプターでもよく、固定翼式の無人機であってもよい。ドローン1の駆動装置は、電動モータであってもよく、エンジンやジェットエンジンであってもよい。ドローン1は、複数の脚3を有しており、その脚3でドローンポート10に着陸する。例えばこの図のドローン1は、4本の脚3と、隣接する脚3を横に連結する梁4と、を有しているが、本実施形態のドローンポート10に離着陸するドローン1は、これに限らない。
本実施形態のドローンポート10は、離着陸面23と係留装置30を備える。
この図に記載したドローンポート10は、その建物躯体11の上面24に、例えば2m×2mの離着陸面23を有する。ドローンポート10は、この離着陸面23でドローン1を離着陸させる。
ドローン1は、搭載されたカメラで離着陸面23に表示されたコードを読み込み、そのコードに誘導されながら、離着陸面23への着陸を目指す。飛翔中のドローン1のプロペラ2からは、空気の下降流(ダウンウォッシュ)が発生する。ドローン1が離着陸面23に近付くと、このダウンウォッシュが離着陸面23ではね返り、ドローン1を煽る。そのためダウンウォッシュの影響でドローン1の着陸位置が予定の位置からずれることがある。
荷物Aを適切にドローン1から回収するためには、そのドローン1が、受け取りに最適な所定の位置(以下、受取位置)に確実に位置する必要がある。そのためドローンポート10には、着陸した位置から受取位置へドローン1を移動させるために、着陸したドローン1を動かす位置固定部材21が設けられている。例えば、この図のドローン1の受取位置は、離着陸面23の中央にある。
ドローン1が安全に離陸するためには、離陸に最適な所定の位置(以下、離陸位置20)に、ドローン1が位置する必要がある。本実施形態のドローン1の離陸時には、必ずこの位置固定部材21を作動させる。この図の例の離陸位置20は、受取位置と同じであり、離着陸面23の中央にある。この図では、離陸位置20を破線で示している。
ドローンポート10は、鉛直軸を中心として4辺の柵26,27が互いに回動自在に連結された位置固定部材21を備える。この4辺の柵26,27は、対向する柵同士が、同じ形状をしている。対向する一対の柵26のうちの一方(以下、分割柵26)は、その長手方向両端部に位置する端部柵26aと、端部柵26aの間に挟まれた中間柵26bとに分割されている。端部柵26aと中間柵26bは、鉛直軸を中心として回転自在なヒンジ26cで互いに連結されている。端部柵26aの長手方向の長さは互いに同じである。
一方、他方の対向する一対の柵27(以下、長柵27)の中間部には、ヒンジ26cが設けられていない。長柵27は、分割柵26の両端部の間で水平に真っ直ぐ延びている。
この位置固定部材21によって、受取位置や離陸位置20へのドローン1の位置決めが行われる。位置固定部材21は、ドローン1の着陸前に、離着陸面23の外側まで柵26,27を退避させ、離着陸面23を柵26,27で取り囲む(図1(A))。位置固定部材21のこの位置を、解放位置Pと呼ぶ。
一方、ドローン1を位置決めした位置固定部材21は、ドローン1が離陸位置20に在る間、布置位置Qに位置し続ける(図1(C))。布置位置Qは、離陸位置20の辺縁に柵26,27を沿わせて離陸位置20を囲った位置であり、柵26,27が離陸位置20に隣接する位置である。
位置固定部材21は、この解放位置Pから布置位置Qへ柵26,27を移動させることで、柵26,27でドローン1を離陸位置20まで押し、離陸位置20に位置させる。
具体的には、ドローンポート10は、離着陸面23の周辺に、解放位置Pと布置位置Qとの間で長柵27を誘導する誘導レール28を複数本有する。長柵27は、その誘導レール28に少なくとも2箇所ずつ連結されている。長柵27は、離着陸面23の下に設けられた駆動装置29(図2を参照)によって、誘導レール28に沿って水平に平行移動する。
この構成により、図1(B),図1(C)に示すように、長柵27が誘導レール28に沿って布置位置Qまで移動するにつれて、分割柵26がヒンジ26cで折れ曲がる。そして中間柵26bの両端部が端部柵26aに押され、中間柵26bが、布置位置Qまで平行移動する。それにより、ドローン1が離陸位置20からずれた位置の離着陸面23に着陸したとしても、位置固定部材21が離陸位置20まで柵26,27でドローン1を押し、離陸位置20に位置させることができる。
係留装置30は、安全が確認される前に着陸中のドローン1が飛翔しないように、ドローン1の脚3(スキッド)を一時的に離陸位置20に着脱可能に繋ぎ止める装置である。
例えば本実施形態の係留装置30は、ドローン1の脚3を上から押える部材(以下、押え具31)を有するものであってもよい。押え具31は、位置固定部材21の長柵27の中央部に設けられていてもよい。もしくは押え具31は、中間柵26bに設けられていてもよい。
例えばこの図の場合、長柵27の中央部や中間柵26bの高さが、ドローン1の梁4より高く設けられている。押え具31は、その長柵27の中央部の上端部や、中間柵26bの上端部から、離陸位置20へ向けて横方向に延びる張出部材36である。これにより張出部材36は、柵26,27が離陸位置20にある間、ドローン1の梁4の上方へ突き出るので、ドローン1の上方への進路を遮ることができる。張出部材36は、例えば板状若しくは棒状の部材であってもよい。
この構成により、位置固定部材21の柵26,27がドローン1の脚3を押して離陸位置20の辺縁へ水平移動することにより、本実施形態の係留装置30の張出部材36も布置位置Qへ移動する。ドローン1の梁4は、位置固定部材21の柵27,26bより低く、張出部材36は長柵27の中央部又は中間柵26bの上端部に設けられているため、位置固定部材21の水平移動によって張出部材36が梁4の上に固定される。これによりドローン1の四方が柵26,27で取り囲まれ、ドローン1の梁4の上方には張出部材36が突き出ているので、位置固定部材21が解放位置Pへ移動するまで離陸の進路が塞がれ、ドローン1が離陸位置20に拘束される。
図2は、第1実施形態のドローンポート10の部分矢視図である。図2(A)は、図1(C)のG-G矢視図である。図2(C)は、図2(A)のドローン1が浮上したときを表した図である。図2(B)は、図2(A)のH部分の拡大図であり、図2(D)は図2(C)のJ部分の拡大図である。なお、この図では、荷物Aと、プロペラ2を回転させるためのドローン1の駆動装置の記載を省略している。
本実施形態のドローンポート10は、上述した係留装置30の他に、計測装置40と制御装置50を備えている。
計測装置40は、係留装置30に固定され、ドローン1の推力又は振動を計測して計測値として出力する装置である。計測装置40は、ロードセル41と振動計42とを有していてもよい。
ロードセル41は、荷重を電気信号に変換する荷重変換器である。このロードセル41は、ドローン1や係留装置30から受けた荷重を電気信号に変換し、計測値として制御装置50と振動計42へ出力する。ロードセル41が設けられる位置は、例えば、張出部材36(押え具31)の下面のうち上昇したドローン1の脚3に接触し得る位置であってもよい。
図2(C)のように脚3が係留されたままドローン1が浮上すると、脚3の梁4が下から張出部材36を突き上げる。それにより張出部材36の下面のロードセル41に梁4が当たり、ロードセル41に加わった荷重が電気信号(計測値)に変換される。この荷重は、飛翔しようとしているドローン1が、張出部材36に下から当たったことによって生じたものなので、ドローン1の推力に比例している。
これにより制御装置50は、ロードセル41から入力した計測値から、ドローン1の推力に異常が無いか否かを判断することができる。
また、ロードセル41から出力された荷重の計測値は、振動計42へも出力される。
振動計42は、荷重の計測値の変動から、ドローン1の振動を計測することができる。例えば振動計42は、ロードセル41が検知した荷重の変動からドローン1の振動の振幅、周波数、若しくは波形計測することで、振動を計測してもよい。振動計42も制御装置50に接続されており、検出した振動を制御装置50へ出力する。
これにより制御装置50は、振動計42から入力した振動の計測値から、ドローン1のプロペラ2又はそのプロペラ2を回転させるドローン1の駆動装置に異常が有るか否かを判断することができる。
例えばプロペラ2やドローン1の駆動装置に破損があると、プロペラ2を回したときに、異常振動が出る。制御装置50は、ロードセル41の荷重の変動から振動を測定して異常振動を検出することで、プロペラ2やドローン1の駆動装置の破損を発見することができる。制御装置50は、例えば振動の振幅が閾値より大きくなったら「異常」と判断してもよい。もしくは、例えば複数箇所で振動を測定し、1箇所の振動計の値のみが異常である場合に、「異常」と判断してもよい。
なお、図2(A)(C)の制御装置50とロードセル41との接続は、位置固定部材21の駆動装置29や誘導レール28に沿って敷設した配線によって行われてもよく、無線によって行われてもよい。
また、この制御装置50は、駆動装置29自体にも接続されていることが好ましい。この場合、制御装置50は、ドローン1の推力や振動に異常が無いと判断したときに、解放信号を駆動装置29へ送信してドローン1を解放する。
なお、ドローンポート10は、ドローン1の点検時に、サーモカメラや画像認識技術を用いて異常発熱や機体の破損の有無を検知してもよい。
次に、第1実施形態のドローンポート10の使用方法について説明する。
まず、図1(A)のようにドローンポート10の離着陸面23にドローン1を着陸させ、位置固定部材21でドローン1を受取位置に設置し、荷物Aを回収する。
次に、図1(B),図1(C)に示すように位置固定部材21でドローン1を離陸位置20へ移動させ、図1(C)と図2(A)(B)に示すように係留装置30の張出部材36でドローン1の脚3を係留する。そのまま、制御装置50からドローン1へ指示信号を出し、図2(C)に示すようにドローン1のプロペラ2を回転させて、ドローン1を浮上させる。これにより、図2(D)に示すように、張出部材36に設置されたロードセル41に、ドローン1の梁4が下から当たる。図2(C)のように脚3を係留したままプロペラ2を回転させることで、ロードセル41が、位置が固定された張出部材36と上昇しようとする梁4の間に挟まれるので、プロペラ2から生じる推力が直接ロードセル41にかかる。ロードセル41は、荷重を電気信号に変換し、その電気信号をドローン1の推力の計測値として制御装置50へ出力する。振動計42は、ロードセル41から入力した荷重の計測値の変動から、ドローン1の振動を検出し、その振動の計測値を制御装置50へ出力する。
これにより、ドローンポート10は、ドローン1の上向きの推力と振動を直にロードセル41で測定できるので、ドローン1のモータ(駆動装置)の出力がきちんと出ているか、プロペラ2に故障が無いか、等、ドローン1の異常の有無を判断することができる。
制御装置50は、ロードセル41や振動計42から入力した計測値からドローン1に異常が無いことを確認できた場合に、解放信号を送信して、係留装置30を解除する。例えば本実施形態の場合、位置固定部材21を解放位置Pへ移動させることで、ドローン1の脚3の係留を解除する。
このように、本実施形態のドローンポート10は、浮上したドローン1が接触できる位置にロードセル41が固定されており、ロードセル41で取得した計測値が制御装置50に集められる。それにより制御装置50がドローン1の異常の有無を計測値から自動的に判断することができる。
したがって、本実施形態のドローンポート10は、無人であっても、離陸前のドローン1について自動的に飛行前点検することができる。
さらに、制御装置50が駆動装置29を制御することができるので、ドローン1に異常が無いと判断した場合には、制御装置50から駆動装置29へ解放信号を送ることでドローン1を離陸させることができる。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態のドローンポート10の部分矢視図である。図3(A)は、図1(C)のG-G矢視図である。図3(C)は、図3(A)のドローン1を浮上させたときの図1(C)のG-G矢視図である。図3(B)は、図3(A)のK部分の拡大図であり、図3(D)は図3(C)のL部分の拡大図である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
本実施形態のドローンポート10は、計測装置40が、位置固定部材21と係留装置30との間にロードセル41を有する点で、第1実施形態とは異なる。本実施形態のロードセル41は、位置固定部材21に固定され、係留装置30に固着している。
つまり、本実施形態のロードセル41は、位置固定部材21の柵26,27と張出部材36の間に挟まれて固定されている。言い換えると、張出部材36が、ロードセル41を介して位置固定部材21に固定されている。位置固定部材21は、離着陸面23に形成された誘導レール28に連結されているため、位置固定部材21の鉛直方向の位置(高さ)は固定されて一定である。
図3(D)に示すように、ドローン1が浮上したとき、梁4は、ロードセル41に直に接しない。プロペラ2を回転してドローン1が上昇すると、梁4が張出部材36に当たる。ドローン1の上向きの推力は、張出部材36を介してロードセル41に間接的に伝達される。ドローン1が浮上しようとするのを張出部材36で押えることでドローン1の飛行に関するパラメータを取得できるので、ドローンポート10が無人であっても、ドローンの推力や振動を測定することができる。
制御装置50は、計測値の変化から、ドローン1の上向きの推力の変動や振動の変化を把握し、ドローン1の異常の有無を判断することができる。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態のドローンポート10の部分横断面図である。図4(A)は、押え具31が短いフック部材37である場合であり、図4(B)は、押え具31が長いフック部材37である場合である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
本実施形態のドローンポート10は、係留装置30が、位置固定部材21ではなく、離着陸面23に取り付けられている。この点で本実施形態のドローンポート10は、第1,第2実施形態とは異なる。
この係留装置30は、ドローン1に引っ掛かり繋ぎ止めるフック部材37と、フック部材37を回動する駆動装置29と、を有する。本実施形態の駆動装置29は、例えばモータであってもよい。
離着陸面23には、フック部材37を収納する収納穴38が設けられている。フック部材37は、駆動装置29によって回動し、収納穴38から表れる。
この構成により、係留装置30は、制御装置50が駆動装置29を駆動することで、フック部材37をドローン1の梁4に引っ掛け、ドローン1を着脱可能に離陸位置20に繋ぎ止めることができる。
フック部材37は、例えば図のように、離着陸面23に直接固定されるのではなく、ロードセル41を介して間接的に離着陸面23に固定されていてもよい。この場合、例えばフック部材37の回転軸がロードセル41に固定され、ロードセル41が収納穴38に固着している。
これによりロードセル41は、フック部材37を介して間接的に、ドローン1の推力又は振動を受け取ることができる。
しかし、ロードセル41の位置は、これに限らない。例えば、フック部材37が直接離着陸面23に固定されており、フック部材37のうち、上昇したドローン1の梁4に接し得る位置(梁4より上に位置する部位の下面)に、ロードセル41が第1実施形態のように設けられていてもよい。
本実施形態のドローンポート10は、例えば短いフック部材37(図4(A))を備える離着陸面23と長いフック部材37(図4(B))を備える離着陸面23等、複数の離着陸面23を有し、離着陸するドローン1の梁4の高さに応じて着陸させる離着陸面23を変えてもよい。例えば、図4(B)のように梁4が高い位置にあるドローン1を着陸させる場合は、長いフック部材37をもつ離着陸面23に着陸させるのが良い。
本実施形態のドローンポート10は、係留装置30のフック部材37が離着陸面23に固定されるので、位置固定部材21を使用しない場合でも、ドローン1を離陸位置20に繋ぎ止めることができ、無人でドローン1の飛行前点検を行うことができる。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態又は第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
図5は、第4実施形態のドローンポート10の説明図である。図5(A)は、ドローンポート10の部分横断面図である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
本実施形態の係留装置30は、電磁石32と、その電磁石32に送電する電池33とを有する。
電磁石32は、離陸位置20に埋め込まれており、磁力でドローン1の脚3を引きつけることでドローン1を離陸位置20に係留する。本実施形態のドローンポート10は、電磁石32を係留装置30として使用する点で第1実施形態~第3実施形態とは異なる。
本実施形態の係留装置30の駆動装置29は、電池33とスイッチ33aである。スイッチ33aは、電池33と電磁石32の間に配置されている。制御装置50がこのスイッチ33aを制御することによって、電磁石32への通電が入ったり切れたりするようになっている。
図5(B)と図5(C)は、ドローンポート10の部分斜視図である。
図5(B)は、脚3の下端に梁4が設けられたドローン1を係留するドローンポート10である。
本実施形態の離陸位置20には、電磁石32が、離陸位置20に直接接しないように埋め込まれた埋設穴32aが設けられている。電磁石32は、離陸位置20に設けられた埋設穴32aの内部に設けられている。電磁石32は、埋設穴32aの内面にロードセル41を介して固定されており、離陸位置20や埋設穴32aの内面に直接接触しない。離陸位置20には、梁4を電磁石32へ誘導できるように、スロープ25が設けられていることが好ましいが、これが無くてもよい。
この図の例の電磁石32とロードセル41は、ドローン1の梁4の全長より長いことが好ましいが、それに限らず、梁4の長手方向に複数に分割されていてもよい。電磁石32とロードセル41が梁4の長手方向に複数に分割されていることにより、図5(B)の手前側の脚3から伝達される振動や浮力と、奥側の脚3から伝達される振動や浮力の違いを検出できるので、より複雑なデータを取得することができる。
図5(C)は、脚3の下端に梁4が無く、脚3の下端部が直接電磁石32につくドローンポート10である。
この図の離着陸面23には、離陸位置20に位置したドローン1の脚3の下端部が位置する場所に、各脚3の下端部が入る大きさの埋設穴32aが設けられており、その埋設穴32aの中に、電磁石32が設けられている。図5(B)のドローンポート10と同様に図5(C)のドローンポート10も、電磁石32が、離陸位置20の埋設穴32aの内面に直接接しないように、ロードセル41を介して離陸位置20に固定されている。この埋設穴32aにも、スロープ25が設けられていることが好ましいが、これに限らない。
この構成により、脚毎にそれぞれ荷重や振動を計測することができるため、異常があるドローン1の駆動装置(モータ等)の位置やプロペラ2の位置を計測値から把握することができる。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態~第3実施形態と同様である。
(第5実施形態)
図6は、第5実施形態のドローンポート10の部分横断面図である。図6(A)は、ドローン1の着陸時の図であり、図6(B)は、飛行前点検時の図である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
本実施形態の離陸位置20には、ドローン1の脚3の下端部が落ち得る縦孔22が設けられている。縦孔22は、ドローン1が離陸位置20にあるときに、ちょうど脚3の下端部が位置する場所に設けられている。縦孔22にも、スロープ25が設けられていてもよい。本実施形態の係留装置30は、この縦孔22の中に設置された把持装置34である。把持装置34は、ドローン1の脚3を把持する把持具34aを有する。この把持具34aが、本実施形態の押え具31である。把持装置34は、縦孔22の中へ入ってきたドローン1の脚3を、把持具34aで把持する。把持具34aは、この図のように、複数の爪を有するものであることが好ましい。把持具34aは、縦孔22の中の土台34bに回動可能に固定されており、この土台34bが、ロードセル41を介して縦孔22の内面に固定されている。土台34bが上下左右に動くことにより、ロードセル41に荷重がかかり、計測値として制御装置50や振動計42へ出力される。なお、この土台34bの内部に、把持具34aを動かす図示しない駆動装置29が設けられていてもよい。
ドローン1が離陸位置20に位置すると、脚3が縦孔22の中に落ちる。縦孔22の中では、把持具34aが複数の爪を開いた状態で待機しており(図6(A))、脚3が縦孔22の中に落ちると、爪を閉じて脚3の下端部を把持する(図6(B))。
把持装置34に脚3を把持されたままドローン1が飛び立とうとすると、把持具34aを介してドローン1の上向きの推力や振動が土台34bに伝達される。
したがって、この構成により、ロードセル41を介して土台34bに生じる荷重や振動を計測することで、間接的に、ドローン1の推力や振動を計測することができる。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態~第4実施形態と同様である。
(第6実施形態)
図7は、第6実施形態のドローンポート10の部分横断面図である。図7(A)は、ドローン1の着陸時の図であり、図7(B)は、飛行前点検時の図である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
本実施形態の係留装置30は、開口ケース39とバルーン35を有する。本実施形態の押え具31は、バルーン35である。
この係留装置30は、第5実施形態と同様に離陸位置20に縦孔22を有し、その縦孔22の内部に、開口ケース39を有する。開口ケース39は、縦孔22の内壁に直接接しないように内壁から隙間を隔てて設けられており、ロードセル41を介して離陸位置20に固定されている。開口ケース39は、上方が開口しており、離陸位置20に位置するドローン1の脚3が開口ケース39の中に落ちるようになっている。開口ケース39の上端部には、膨張と収縮が自在なバルーン35が設けられている。このバルーン35が図7(A)のように収縮することで、開口ケース39の開口が開き、図7(B)のようにバルーン35が膨張することで、開口ケース39の開口が閉じる。その状態でドローン1が上昇すると、膨張したバルーン35がドローン1の脚3を上から押え、離陸位置20に留める。
この構成により、ドローン1の推力や振動がバルーン35を介して開口ケース39に伝わり、開口ケース39からロードセル41へ伝わる。それにより、開口ケース39とロードセル41を介して間接的にドローン1の異常の有無を点検することができる。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態~第5実施形態と同様である。
(第7実施形態)
図8は、第7実施形態のドローンポート10の部分横断面図である。図8(A)は、ドローン1の着陸時の図であり、図8(B)は、飛行前点検時の図である。図8(C)は、図8(B)のM部分の拡大図である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
本実施形態の係留装置30は、水平な回転軸43aを中心として回動可能に設けられた板状又は棒状の回動部材43である。回転軸43aは、回動部材43の一端部に設けられている。本実施形態の離陸位置20のちょうど脚3の下端部が位置する場所には、第5実施形態と同様に、ドローン1の脚3の下端部が落ち得る縦孔22が設けられ、その縦孔22の上端部に、本実施形態の回動部材43が設けられていてもよい。
回動部材43は、図示しないベアリングを介して、回転軸43aを中心として回動可能に縦孔22の中の土台43bに固定されている。この土台43bは、ロードセル41を介して縦孔22の内面に固定されている。回動部材43は、ドローン1が離陸位置20に位置する前には、図8(A)のように、縦孔22の開口から退避している。
回転軸43aには、モータ29aが連結している。このモータ29aには、エンコーダが付いている。エンコーダの情報は、制御装置50へ出力される。ドローン1の脚3が縦孔22に入った後に、制御装置50がモータ29aを駆動し、回動部材43で上から梁4を押さえつける方向に回転軸43aを回転させる。
図8(B)に示すように飛行前点検をしている間、制御装置50は、モータ29aを駆動し続ける。モータ29aの力がドローン1の推力より強いとき、回動部材43を押し上げようとするドローン1の推力が、回動部材43に伝わり、ロードセル41を介して計測値として制御装置50や振動計42へ出力される。
モータ29aには、エンコーダが付いているため、図8(C)に示すように回転軸43aの回転角度を正確に知ることができ、制御装置50で回動部材43の傾き(すなわちロードセルの傾き)θを算出できる。これにより、回動部材43の傾きθと、ロードセル41に働く力N1(計測値)とから、ドローン1の推力N2を算出することができる。
本実施形態のドローンポート10は、ドローン1の脚3が壊れない範囲内で強い推力N2が回動部材43にかかったときに回動部材43が開き、ドローン1が解放されてもよい。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態~第6実施形態と同様である。
(第8実施形態)
図9は、第8実施形態のドローンポート10の説明図である。図9(A)は、飛行前点検をしている荷物Aを搭載したドローン1の斜視図である。図9(A)は、ドローン1が荷物Aを搭載する方法を例示している。
このドローン1は、この図のように、荷物Aを入れて運搬するための荷物入れ1aを備える。荷物入れ1aは、上下方向に延びる4本の柱1eと、その柱に固定され荷物入れ1aの側面を構成する壁面1fを有する。荷物Aを入れる空間は、四方をこの壁面1fで囲まれる。なお、この図では、説明のため、荷物入れ1aの手前の壁面1fの記載を省略している。
荷物Aは、この荷物入れ1aの下方から出し入れする。
荷物入れ1aの下端部には、水平に延びる水平棒1bが取り付けられている。水平棒1bは、隣り合った2本の柱1eの下端部を連結する。水平棒1bの両端部は、柱1eの下端部に、その水平棒1bの軸線を中心として回転可能に取り付けられている。水平棒1bの回転は、ドローン1の制御装置又はドローンポート10の制御装置50に制御される。
水平棒1bには、ドローン1が荷物Aを保持している間、荷物Aの底面を支持する支持部材1cと、回転アーム44に係合するロック部材1dとを有する。
支持部材1cとロック部材1dは、水平棒1bから互いに直交する方向へ延びている。この図の場合、ドローン1が荷物Aを保持しているときの水平棒1bからは、荷物Aの底面へ向けて支持部材1cが水平に延び、下方へロック部材1dが延びている。
図9(B)と図9(C)は、図9(A)のR-R矢視図である。図9(B),(C)に示すように、水平棒1bを回転させることで、支持部材1cを下方へ向け、荷物Aを下方へ放すことができる。ドローン1から解放された荷物Aは、ドローンポート10によって受け取られる。
本実施形態の係留装置30は、押え具31として、回転アーム44を有する。図9(D),(E)は、回転アーム44の斜視図である。図9(D)は、ドローン1を繋ぎ止める前又は解放した後の回転アーム44の図であり、図9(E)は、飛行前点検中の回転アーム44の図である。図9(D),(E)では、説明のため、回転アーム44に関するもののみを記載し、他を省略している。
回転アーム44は、離陸位置20から上方に突出したT字型の部材であり、水平な棒部材44aと、その中心から下方へ延びる鉛直回転軸44bを有している。鉛直回転軸44bの下端又は、棒部材44aの下面には、第1実施形態~第7実施形態のように、図示しないロードセル41が設けられており、振動計42と制御装置50に接続されている。制御装置50は、回転アーム44の回転をも制御する。
ロック部材1dは、水平棒1bから下方へ延び、その下端から水平棒1bに平行な横方向へ延びたL字型となっている。
この図のように、水平棒1bが複数設けられている場合は、ロック部材1dは、回転アーム44の鉛直回転軸44bを中心とした点対称となる形状になっている。
この構成により、回転アーム44は、荷物入れ1aの下方で、鉛直回転軸44bを中心として回転することで、棒部材44aの両端部が、ロック部材1dと荷物入れ1aの間に差し込まれる。言い換えると、回転アーム44を回転させて荷物入れ1aのロック部材1dに棒部材44aの端部を係合させる。ドローン1が上昇しようとすると、棒部材44aの両端部が、ロック部材1dに接触し、ドローン1の上昇が妨げられる。
これにより、係留装置30が離陸位置20の中央にある場合でも、荷物Aを搭載したドローン1の飛行前点検をすることができる。
なお、ロック部材1dが取り付けられる位置は、上述したものに限らず、脚3に設けられていてもよい。また、回転アーム44の動作も上述したものに限らない。例えば、対向した一対のロック部材1dが鉛直回転軸44bを通る線対称に設けられている場合、回転アーム44は、棒部材44aを水平移動させることでロック部材1dに着脱してもよい。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態~第7実施形態と同様である。
上述した本発明によれば、係留装置30が、ドローン1の脚3を離陸位置20に繋ぎ止めながら、プロペラ2が回転してドローン1を上昇させることで、ドローン1の推力又は振動を計測するので、複数のドローン1のそれぞれが別の個体であっても、無人で飛行前点検をすることができる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
1 ドローン、
1a 荷物入れ、1b 水平棒、1c 支持部材、
1d ロック部材、1e 柱、1f 壁面、
2 プロペラ、3 脚、4 梁、
10 ドローンポート、11 建物躯体、20 離陸位置、
21 位置固定部材、22 縦孔、23 離着陸面、
24 上面、25 スロープ、
26 分割柵(柵)、26a 端部柵、26b 中間柵、26c ヒンジ、
27 長柵(柵)、28 誘導レール、29 駆動装置、29a モータ、
30 係留装置、31 押え具、
32 電磁石、32a 埋設穴、33 電池、33a スイッチ、
34 把持装置、34a 把持具、34b 土台、
35 バルーン、36 張出部材、37 フック部材、
38 収納穴、39 開口ケース、
40 計測装置、41 ロードセル、42 振動計、
43 回動部材、43a 回転軸、43b 土台、
44 回転アーム、44a 棒部材、44b 鉛直回転軸、
50 制御装置、A 荷物、
N1 ロードセルに働く力、N2 推力、
P 解放位置、Q 布置位置、θ ロードセルの傾き

Claims (15)

  1. ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
    プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
    前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
    前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、
    前記ドローンを前記離陸位置まで押して移動させ前記離陸位置に隣接して囲む位置固定部材と、を備え、
    前記離陸位置は、前記離着陸面の中央に位置し、
    前記位置固定部材は、
    水平かつ互いに平行に延び、両端が前記離着陸面の外側に位置する1対の長柵と、
    前記長柵が延びる方向に直行する水平方向かつ互いに平行に延び、両端が前記離陸位置の外側に位置する1対の中間柵と、
    前記長柵の前記両端と前記中間柵の前記両端とをそれぞれ平面視で斜めに連結する4つの端部柵と、を有し、
    前記長柵、前記中間柵、及び前記端部柵は、前記離陸位置を囲むように鉛直軸を中心として回転自在に連結される、ドローンポート。
  2. ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
    プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
    前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
    前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え
    前記計測装置は、前記離着陸面と前記係留装置との間に、前記離着陸面に固定され前記係留装置に固着するロードセルを有し、
    前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力し、
    前記係留装置は、前記離陸位置に設けられ前記ドローンの脚が落ち得る縦孔の内部に設けられ上方が開口した開口ケースと、
    前記開口ケースの上端部に設けられ膨張と収縮が自在なバルーンと、を有し、
    前記ロードセルは、前記離着陸面と前記開口ケースとの間に位置する、ドローンポート。
  3. ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
    プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
    前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
    前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え
    前記係留装置は、一端部に設けられた水平な回転軸を中心として回動可能に設けられた板状又は棒状の回動部材と、
    前記ドローンの一部を上から押さえつける方向に前記回動部材を回転させるモータと、を有し、
    前記計測装置は、前記回動部材の下面のうち上昇した前記一部に接触し得る位置、又は前記離着陸面と前記係留装置との間に固定されたロードセルを有し、
    前記制御装置は、水平面を基準とした前記回動部材の傾きと、前記計測値とから、前記ドローンの推力又は振動を算出する、ドローンポート。
  4. ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
    プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
    前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
    前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え
    前記係留装置は、前記ドローンの荷物入れの下端部から下方へL字型に延びるロック部材と、
    前記荷物入れの下方で鉛直回転軸を中心として回転し端部が前記ロック部材と前記荷物入れの間に差し込まれる水平な棒部材と、を有する回転アームを有し、
    前記計測装置は、棒部材の下面のうち上昇した前記ロック部材に接触し得る位置、又は前記離着陸面と前記鉛直回転軸との間に固定されたロードセルを有する、ドローンポート。
  5. ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
    プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
    前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
    前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え
    前記係留装置は、上昇する前記ドローンの一部を上から押え前記離着陸面に対する高さが一定に固定された押え具を有し、
    前記計測装置は、前記押え具の下面のうちの上昇した前記ドローンの前記一部に直接接触し得る位置に固定されるロードセルを有し、
    前記ロードセルは、上昇した前記ドローンの前記一部が下方から該ロードセルを突き上げることによって生じる荷重を前記計測値として出力する、ドローンポート。
  6. ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
    プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
    前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
    前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え
    前記計測装置は、前記離着陸面と前記係留装置との間に、前記離着陸面に固定され前記係留装置に固着するロードセルを有し、
    前記係留装置は、前記ロードセルを介してのみ前記離着陸面に固定されており、
    前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力する、ドローンポート。
  7. ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
    プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
    前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
    前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え
    前記ドローンを前記離陸位置まで押して移動させ前記離陸位置に隣接して囲み前記離着陸面に対する高さが一定に固定された位置固定部材を備え、
    前記係留装置は、上昇する前記ドローンの一部を上から押える押え具を有し、
    前記計測装置は、前記位置固定部材と前記押え具との間に、前記位置固定部材に固定され前記係留装置に固着するロードセルを有し、
    前記押え具は、前記ロードセルを介してのみ前記位置固定部材に固定されており、
    前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力する、ドローンポート。
  8. 前記係留装置は、上昇する前記ドローンの一部を上から押える押え具を有し、
    前記計測装置は、前記押え具の下面のうち上昇した前記ドローンの前記一部に接触し得る位置に固定されるロードセルを有し、
    前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力する、請求項1に記載のドローンポート。
  9. 前記計測装置は、前記離着陸面と前記係留装置との間に、前記離着陸面に固定され前記係留装置に固着するロードセルを有し、
    前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力する、請求項1に記載のドローンポート。
  10. 前記係留装置は、上昇する前記ドローンの一部を上から押える押え具を有し、
    前記計測装置は、前記長柵又は前記中間柵と前記押え具との間に、該長柵又は該中間柵に固定され前記係留装置に固着するロードセルを有し、
    前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力する、請求項1に記載のドローンポート。
  11. 前記制御装置は、前記荷重の変動から、前記ドローンの推力について異常の有無を判断する、請求項2及び請求項5~請求項10のいずれか一項に記載のドローンポート。
  12. 前記計測装置は、前記荷重の変動から前記ドローンの振動を計測する振動計を有し、
    前記制御装置は、前記振動から、前記プロペラ又は前記ドローンの駆動装置の異常の有無を判断する、請求項2及び請求項5~請求項11のいずれか一項に記載のドローンポート。
  13. 前記制御装置は、前記係留装置に接続しており、前記異常が無いと判断したときに前記ドローンを解放する解放信号を前記係留装置へ送信する、請求項1~請求項7のいずれか一項に記載のドローンポート。
  14. 前記係留装置は、前記離陸位置に埋め込まれ前記ドローンの脚を磁力で引きつける電磁石と、
    前記電磁石に送電する電池と、を有する、請求項6に記載のドローンポート。
  15. 前記係留装置は、前記離陸位置に設けられ前記ドローンの脚が落ち得る縦孔の中に設けられた把持装置であり、
    前記把持装置は、前記縦孔の中に入った前記脚を複数の爪で把持する把持具を有し、
    前記計測装置は、前記把持具の下面のうち前記縦孔の中で上昇した前記脚に接触し得る位置、又は前記離着陸面と前記把持装置との間に固定されたロードセルを有する、請求項1に記載のドローンポート。
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