JP7397608B2 - ドローンポート - Google Patents
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Description
近年、ドローンを用いて、小型の荷物を無人で搬送したり、橋梁等の建造物を点検したり、農薬を散布したりすることが計画されている。以下、かかるドローンを「産業用ドローン」と呼ぶ。
しかし、ドローンポートが備える風力計や温度計でその周辺の環境を点検するのとは異なり、それぞれが別の個体である複数のドローン自体の機能を、ドローンポートが有する設備で、自動的に無人で点検できるドローンポートは今までに無かった。
プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備える、ドローンポートが提供される。
図1は、着陸したドローン1の位置決めをする過程を表した第1実施形態のドローンポート10の斜視図である。図1(A)から図1(C)にかけて時間が経過している。
ドローン1は、プロペラ2を有し、遠隔操縦でき、空中で静止飛行が可能な無人航空機である。ドローン1は、複数のプロペラ2を有するマルチコプターでもよいが、プロペラ2の数が一つのヘリコプターでもよく、固定翼式の無人機であってもよい。ドローン1の駆動装置は、電動モータであってもよく、エンジンやジェットエンジンであってもよい。ドローン1は、複数の脚3を有しており、その脚3でドローンポート10に着陸する。例えばこの図のドローン1は、4本の脚3と、隣接する脚3を横に連結する梁4と、を有しているが、本実施形態のドローンポート10に離着陸するドローン1は、これに限らない。
この図に記載したドローンポート10は、その建物躯体11の上面24に、例えば2m×2mの離着陸面23を有する。ドローンポート10は、この離着陸面23でドローン1を離着陸させる。
一方、他方の対向する一対の柵27(以下、長柵27)の中間部には、ヒンジ26cが設けられていない。長柵27は、分割柵26の両端部の間で水平に真っ直ぐ延びている。
一方、ドローン1を位置決めした位置固定部材21は、ドローン1が離陸位置20に在る間、布置位置Qに位置し続ける(図1(C))。布置位置Qは、離陸位置20の辺縁に柵26,27を沿わせて離陸位置20を囲った位置であり、柵26,27が離陸位置20に隣接する位置である。
具体的には、ドローンポート10は、離着陸面23の周辺に、解放位置Pと布置位置Qとの間で長柵27を誘導する誘導レール28を複数本有する。長柵27は、その誘導レール28に少なくとも2箇所ずつ連結されている。長柵27は、離着陸面23の下に設けられた駆動装置29(図2を参照)によって、誘導レール28に沿って水平に平行移動する。
例えば本実施形態の係留装置30は、ドローン1の脚3を上から押える部材(以下、押え具31)を有するものであってもよい。押え具31は、位置固定部材21の長柵27の中央部に設けられていてもよい。もしくは押え具31は、中間柵26bに設けられていてもよい。
例えばこの図の場合、長柵27の中央部や中間柵26bの高さが、ドローン1の梁4より高く設けられている。押え具31は、その長柵27の中央部の上端部や、中間柵26bの上端部から、離陸位置20へ向けて横方向に延びる張出部材36である。これにより張出部材36は、柵26,27が離陸位置20にある間、ドローン1の梁4の上方へ突き出るので、ドローン1の上方への進路を遮ることができる。張出部材36は、例えば板状若しくは棒状の部材であってもよい。
計測装置40は、係留装置30に固定され、ドローン1の推力又は振動を計測して計測値として出力する装置である。計測装置40は、ロードセル41と振動計42とを有していてもよい。
これにより制御装置50は、ロードセル41から入力した計測値から、ドローン1の推力に異常が無いか否かを判断することができる。
振動計42は、荷重の計測値の変動から、ドローン1の振動を計測することができる。例えば振動計42は、ロードセル41が検知した荷重の変動からドローン1の振動の振幅、周波数、若しくは波形計測することで、振動を計測してもよい。振動計42も制御装置50に接続されており、検出した振動を制御装置50へ出力する。
例えばプロペラ2やドローン1の駆動装置に破損があると、プロペラ2を回したときに、異常振動が出る。制御装置50は、ロードセル41の荷重の変動から振動を測定して異常振動を検出することで、プロペラ2やドローン1の駆動装置の破損を発見することができる。制御装置50は、例えば振動の振幅が閾値より大きくなったら「異常」と判断してもよい。もしくは、例えば複数箇所で振動を測定し、1箇所の振動計の値のみが異常である場合に、「異常」と判断してもよい。
なお、ドローンポート10は、ドローン1の点検時に、サーモカメラや画像認識技術を用いて異常発熱や機体の破損の有無を検知してもよい。
まず、図1(A)のようにドローンポート10の離着陸面23にドローン1を着陸させ、位置固定部材21でドローン1を受取位置に設置し、荷物Aを回収する。
これにより、ドローンポート10は、ドローン1の上向きの推力と振動を直にロードセル41で測定できるので、ドローン1のモータ(駆動装置)の出力がきちんと出ているか、プロペラ2に故障が無いか、等、ドローン1の異常の有無を判断することができる。
したがって、本実施形態のドローンポート10は、無人であっても、離陸前のドローン1について自動的に飛行前点検することができる。
さらに、制御装置50が駆動装置29を制御することができるので、ドローン1に異常が無いと判断した場合には、制御装置50から駆動装置29へ解放信号を送ることでドローン1を離陸させることができる。
図3は、第2実施形態のドローンポート10の部分矢視図である。図3(A)は、図1(C)のG-G矢視図である。図3(C)は、図3(A)のドローン1を浮上させたときの図1(C)のG-G矢視図である。図3(B)は、図3(A)のK部分の拡大図であり、図3(D)は図3(C)のL部分の拡大図である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
制御装置50は、計測値の変化から、ドローン1の上向きの推力の変動や振動の変化を把握し、ドローン1の異常の有無を判断することができる。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態と同様である。
図4は、第3実施形態のドローンポート10の部分横断面図である。図4(A)は、押え具31が短いフック部材37である場合であり、図4(B)は、押え具31が長いフック部材37である場合である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
この係留装置30は、ドローン1に引っ掛かり繋ぎ止めるフック部材37と、フック部材37を回動する駆動装置29と、を有する。本実施形態の駆動装置29は、例えばモータであってもよい。
この構成により、係留装置30は、制御装置50が駆動装置29を駆動することで、フック部材37をドローン1の梁4に引っ掛け、ドローン1を着脱可能に離陸位置20に繋ぎ止めることができる。
これによりロードセル41は、フック部材37を介して間接的に、ドローン1の推力又は振動を受け取ることができる。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態又は第2実施形態と同様である。
図5は、第4実施形態のドローンポート10の説明図である。図5(A)は、ドローンポート10の部分横断面図である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
電磁石32は、離陸位置20に埋め込まれており、磁力でドローン1の脚3を引きつけることでドローン1を離陸位置20に係留する。本実施形態のドローンポート10は、電磁石32を係留装置30として使用する点で第1実施形態~第3実施形態とは異なる。
図5(B)は、脚3の下端に梁4が設けられたドローン1を係留するドローンポート10である。
本実施形態の離陸位置20には、電磁石32が、離陸位置20に直接接しないように埋め込まれた埋設穴32aが設けられている。電磁石32は、離陸位置20に設けられた埋設穴32aの内部に設けられている。電磁石32は、埋設穴32aの内面にロードセル41を介して固定されており、離陸位置20や埋設穴32aの内面に直接接触しない。離陸位置20には、梁4を電磁石32へ誘導できるように、スロープ25が設けられていることが好ましいが、これが無くてもよい。
この図の離着陸面23には、離陸位置20に位置したドローン1の脚3の下端部が位置する場所に、各脚3の下端部が入る大きさの埋設穴32aが設けられており、その埋設穴32aの中に、電磁石32が設けられている。図5(B)のドローンポート10と同様に図5(C)のドローンポート10も、電磁石32が、離陸位置20の埋設穴32aの内面に直接接しないように、ロードセル41を介して離陸位置20に固定されている。この埋設穴32aにも、スロープ25が設けられていることが好ましいが、これに限らない。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態~第3実施形態と同様である。
図6は、第5実施形態のドローンポート10の部分横断面図である。図6(A)は、ドローン1の着陸時の図であり、図6(B)は、飛行前点検時の図である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
本実施形態の離陸位置20には、ドローン1の脚3の下端部が落ち得る縦孔22が設けられている。縦孔22は、ドローン1が離陸位置20にあるときに、ちょうど脚3の下端部が位置する場所に設けられている。縦孔22にも、スロープ25が設けられていてもよい。本実施形態の係留装置30は、この縦孔22の中に設置された把持装置34である。把持装置34は、ドローン1の脚3を把持する把持具34aを有する。この把持具34aが、本実施形態の押え具31である。把持装置34は、縦孔22の中へ入ってきたドローン1の脚3を、把持具34aで把持する。把持具34aは、この図のように、複数の爪を有するものであることが好ましい。把持具34aは、縦孔22の中の土台34bに回動可能に固定されており、この土台34bが、ロードセル41を介して縦孔22の内面に固定されている。土台34bが上下左右に動くことにより、ロードセル41に荷重がかかり、計測値として制御装置50や振動計42へ出力される。なお、この土台34bの内部に、把持具34aを動かす図示しない駆動装置29が設けられていてもよい。
把持装置34に脚3を把持されたままドローン1が飛び立とうとすると、把持具34aを介してドローン1の上向きの推力や振動が土台34bに伝達される。
したがって、この構成により、ロードセル41を介して土台34bに生じる荷重や振動を計測することで、間接的に、ドローン1の推力や振動を計測することができる。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態~第4実施形態と同様である。
図7は、第6実施形態のドローンポート10の部分横断面図である。図7(A)は、ドローン1の着陸時の図であり、図7(B)は、飛行前点検時の図である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
本実施形態の係留装置30は、開口ケース39とバルーン35を有する。本実施形態の押え具31は、バルーン35である。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態~第5実施形態と同様である。
図8は、第7実施形態のドローンポート10の部分横断面図である。図8(A)は、ドローン1の着陸時の図であり、図8(B)は、飛行前点検時の図である。図8(C)は、図8(B)のM部分の拡大図である。なお、この図でも、荷物Aの記載を省略している。
回動部材43は、図示しないベアリングを介して、回転軸43aを中心として回動可能に縦孔22の中の土台43bに固定されている。この土台43bは、ロードセル41を介して縦孔22の内面に固定されている。回動部材43は、ドローン1が離陸位置20に位置する前には、図8(A)のように、縦孔22の開口から退避している。
モータ29aには、エンコーダが付いているため、図8(C)に示すように回転軸43aの回転角度を正確に知ることができ、制御装置50で回動部材43の傾き(すなわちロードセルの傾き)θを算出できる。これにより、回動部材43の傾きθと、ロードセル41に働く力N1(計測値)とから、ドローン1の推力N2を算出することができる。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態~第6実施形態と同様である。
図9は、第8実施形態のドローンポート10の説明図である。図9(A)は、飛行前点検をしている荷物Aを搭載したドローン1の斜視図である。図9(A)は、ドローン1が荷物Aを搭載する方法を例示している。
このドローン1は、この図のように、荷物Aを入れて運搬するための荷物入れ1aを備える。荷物入れ1aは、上下方向に延びる4本の柱1eと、その柱に固定され荷物入れ1aの側面を構成する壁面1fを有する。荷物Aを入れる空間は、四方をこの壁面1fで囲まれる。なお、この図では、説明のため、荷物入れ1aの手前の壁面1fの記載を省略している。
荷物入れ1aの下端部には、水平に延びる水平棒1bが取り付けられている。水平棒1bは、隣り合った2本の柱1eの下端部を連結する。水平棒1bの両端部は、柱1eの下端部に、その水平棒1bの軸線を中心として回転可能に取り付けられている。水平棒1bの回転は、ドローン1の制御装置又はドローンポート10の制御装置50に制御される。
支持部材1cとロック部材1dは、水平棒1bから互いに直交する方向へ延びている。この図の場合、ドローン1が荷物Aを保持しているときの水平棒1bからは、荷物Aの底面へ向けて支持部材1cが水平に延び、下方へロック部材1dが延びている。
この図のように、水平棒1bが複数設けられている場合は、ロック部材1dは、回転アーム44の鉛直回転軸44bを中心とした点対称となる形状になっている。
これにより、係留装置30が離陸位置20の中央にある場合でも、荷物Aを搭載したドローン1の飛行前点検をすることができる。
その他の本実施形態のドローンポート10の構成、使用方法、及び効果は、第1実施形態~第7実施形態と同様である。
1a 荷物入れ、1b 水平棒、1c 支持部材、
1d ロック部材、1e 柱、1f 壁面、
2 プロペラ、3 脚、4 梁、
10 ドローンポート、11 建物躯体、20 離陸位置、
21 位置固定部材、22 縦孔、23 離着陸面、
24 上面、25 スロープ、
26 分割柵(柵)、26a 端部柵、26b 中間柵、26c ヒンジ、
27 長柵(柵)、28 誘導レール、29 駆動装置、29a モータ、
30 係留装置、31 押え具、
32 電磁石、32a 埋設穴、33 電池、33a スイッチ、
34 把持装置、34a 把持具、34b 土台、
35 バルーン、36 張出部材、37 フック部材、
38 収納穴、39 開口ケース、
40 計測装置、41 ロードセル、42 振動計、
43 回動部材、43a 回転軸、43b 土台、
44 回転アーム、44a 棒部材、44b 鉛直回転軸、
50 制御装置、A 荷物、
N1 ロードセルに働く力、N2 推力、
P 解放位置、Q 布置位置、θ ロードセルの傾き
Claims (15)
- ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、
前記ドローンを前記離陸位置まで押して移動させ前記離陸位置に隣接して囲む位置固定部材と、を備え、
前記離陸位置は、前記離着陸面の中央に位置し、
前記位置固定部材は、
水平かつ互いに平行に延び、両端が前記離着陸面の外側に位置する1対の長柵と、
前記長柵が延びる方向に直行する水平方向かつ互いに平行に延び、両端が前記離陸位置の外側に位置する1対の中間柵と、
前記長柵の前記両端と前記中間柵の前記両端とをそれぞれ平面視で斜めに連結する4つの端部柵と、を有し、
前記長柵、前記中間柵、及び前記端部柵は、前記離陸位置を囲むように鉛直軸を中心として回転自在に連結される、ドローンポート。 - ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え、
前記計測装置は、前記離着陸面と前記係留装置との間に、前記離着陸面に固定され前記係留装置に固着するロードセルを有し、
前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力し、
前記係留装置は、前記離陸位置に設けられ前記ドローンの脚が落ち得る縦孔の内部に設けられ上方が開口した開口ケースと、
前記開口ケースの上端部に設けられ膨張と収縮が自在なバルーンと、を有し、
前記ロードセルは、前記離着陸面と前記開口ケースとの間に位置する、ドローンポート。 - ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え、
前記係留装置は、一端部に設けられた水平な回転軸を中心として回動可能に設けられた板状又は棒状の回動部材と、
前記ドローンの一部を上から押さえつける方向に前記回動部材を回転させるモータと、を有し、
前記計測装置は、前記回動部材の下面のうち上昇した前記一部に接触し得る位置、又は前記離着陸面と前記係留装置との間に固定されたロードセルを有し、
前記制御装置は、水平面を基準とした前記回動部材の傾きと、前記計測値とから、前記ドローンの推力又は振動を算出する、ドローンポート。 - ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え、
前記係留装置は、前記ドローンの荷物入れの下端部から下方へL字型に延びるロック部材と、
前記荷物入れの下方で鉛直回転軸を中心として回転し端部が前記ロック部材と前記荷物入れの間に差し込まれる水平な棒部材と、を有する回転アームを有し、
前記計測装置は、棒部材の下面のうち上昇した前記ロック部材に接触し得る位置、又は前記離着陸面と前記鉛直回転軸との間に固定されたロードセルを有する、ドローンポート。 - ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え、
前記係留装置は、上昇する前記ドローンの一部を上から押え前記離着陸面に対する高さが一定に固定された押え具を有し、
前記計測装置は、前記押え具の下面のうちの上昇した前記ドローンの前記一部に直接接触し得る位置に固定されるロードセルを有し、
前記ロードセルは、上昇した前記ドローンの前記一部が下方から該ロードセルを突き上げることによって生じる荷重を前記計測値として出力する、ドローンポート。 - ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え、
前記計測装置は、前記離着陸面と前記係留装置との間に、前記離着陸面に固定され前記係留装置に固着するロードセルを有し、
前記係留装置は、前記ロードセルを介してのみ前記離着陸面に固定されており、
前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力する、ドローンポート。 - ドローンが離陸可能な離陸位置を有する離着陸面と、
プロペラが回転して上昇するドローンを前記離陸位置に繋ぎ止める係留装置と、
前記係留装置に固定され前記ドローンの推力又は振動を計測して計測値として出力する計測装置と、
前記計測値から前記ドローンの異常の有無を判断する制御装置と、を備え、
前記ドローンを前記離陸位置まで押して移動させ前記離陸位置に隣接して囲み前記離着陸面に対する高さが一定に固定された位置固定部材を備え、
前記係留装置は、上昇する前記ドローンの一部を上から押える押え具を有し、
前記計測装置は、前記位置固定部材と前記押え具との間に、前記位置固定部材に固定され前記係留装置に固着するロードセルを有し、
前記押え具は、前記ロードセルを介してのみ前記位置固定部材に固定されており、
前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力する、ドローンポート。 - 前記係留装置は、上昇する前記ドローンの一部を上から押える押え具を有し、
前記計測装置は、前記押え具の下面のうち上昇した前記ドローンの前記一部に接触し得る位置に固定されるロードセルを有し、
前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力する、請求項1に記載のドローンポート。 - 前記計測装置は、前記離着陸面と前記係留装置との間に、前記離着陸面に固定され前記係留装置に固着するロードセルを有し、
前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力する、請求項1に記載のドローンポート。 - 前記係留装置は、上昇する前記ドローンの一部を上から押える押え具を有し、
前記計測装置は、前記長柵又は前記中間柵と前記押え具との間に、該長柵又は該中間柵に固定され前記係留装置に固着するロードセルを有し、
前記ロードセルは、受けた荷重を前記計測値として出力する、請求項1に記載のドローンポート。 - 前記制御装置は、前記荷重の変動から、前記ドローンの推力について異常の有無を判断する、請求項2及び請求項5~請求項10のいずれか一項に記載のドローンポート。
- 前記計測装置は、前記荷重の変動から前記ドローンの振動を計測する振動計を有し、
前記制御装置は、前記振動から、前記プロペラ又は前記ドローンの駆動装置の異常の有無を判断する、請求項2及び請求項5~請求項11のいずれか一項に記載のドローンポート。 - 前記制御装置は、前記係留装置に接続しており、前記異常が無いと判断したときに前記ドローンを解放する解放信号を前記係留装置へ送信する、請求項1~請求項7のいずれか一項に記載のドローンポート。
- 前記係留装置は、前記離陸位置に埋め込まれ前記ドローンの脚を磁力で引きつける電磁石と、
前記電磁石に送電する電池と、を有する、請求項6に記載のドローンポート。 - 前記係留装置は、前記離陸位置に設けられ前記ドローンの脚が落ち得る縦孔の中に設けられた把持装置であり、
前記把持装置は、前記縦孔の中に入った前記脚を複数の爪で把持する把持具を有し、
前記計測装置は、前記把持具の下面のうち前記縦孔の中で上昇した前記脚に接触し得る位置、又は前記離着陸面と前記把持装置との間に固定されたロードセルを有する、請求項1に記載のドローンポート。
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