JP7395697B1 - ネジの緩み止め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適正締め付けトルクと緩み防止トルクを別々に設定でき、緩み防止トルクが最大で適正締め付けトルクと同等にできるナットを提供する。【解決手段】本発明は前記課題を解決するためになされたもので、ネジ先面に有効径円周を奇数または偶数で等分したし弦の両端に直角な平行幅で座面側にネジピッチの3倍前後の溝を複数有する締め付けナット、締め付けナットの溝に平行幅が慨小さく同形の凸ネジを有して締め付けナットと嵌る凸ロックナット、有効径周長を奇数または偶数で除し軸方向にネジ谷半径より慨大きな円弧で貫通した切欠きを複数有した平ロックナットで構成されたネジの緩み止め装置。【選択図】図11

Description

本発明は、ネジの緩み止め装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されるように、ナットの図1~図6では、止めナット2の切り込み溝6に平座金3の凸条8が嵌着し、凸出片7がボルト1の縦溝5に冠着することで止めナット2とボルト1が固定され、押さえナット4で止めナット2を固定し緩みを防止できるようにしている。
また、下記非特許文献1で示されるように、JIS B1170-溝付きナットは溝付きナットを適正軸力で締め付け後、割ピンを通す孔を溝付きナットの溝と同位置でボルトに穿孔をさせて取り付けし、ナットが戻り回転しようとするのを割ピンの剪断力で防止する緩みを防止できるようにしている。
実全平04-134916号
日本工業規格 JIS B1170:2011
上記下記特許文献1のナットの図1~図6では、止めナット2の切り込み溝6に平座金3の凸条8が嵌着し、凸出片7がボルト1の縦溝5に冠着することで止めナット2とボルト1が固定され押さえナット4で止めナット2を固定するもので、適正軸力で凸出片7、ボルト1、縦溝5が合致する確率が低く、適正軸力以上または以下になり問題がないわけではない。
上記非特許文献1の溝付きナットは適正軸力で締め付け後、割ピンを通す孔を溝付きナットの溝と同位置でボルトに穿孔をさせて取り付けしナットが戻り回転しようとするのを割ピンの剪断力で防止する緩みを防止できるようにしているが、ボルトの穿孔作業に時間がかかり、穿孔を施したボルトを使用した場合では溝付きナットの適正軸力での締め付け後において溝付きナットの溝と割ピンを通す孔が合致する確率が低くなり適正軸力以上または以下に可能性があり問題がないわけではない。
上記課題を解決するためになされた本発明のネジの緩み止め装置のナットは、締結ボルトの締付け力の適正軸力と締付けボルトの緩みに対抗する抵抗トルクを一定に保つことができるものである。図1に示す座面1から、ネジ先端12にネジ有効径円周を奇数または偶数で等分した弦の両端に直角な平行幅で座面側にネジピッチの3倍前後で深さの平行溝21を複数有する締め付けナット20、締め付けナット20の前記溝に対して平行幅が狭い凸片33を有して締め付けナット20と嵌る凸ロックナット30、有効径円周周長を奇数または偶数で除し軸方向にネジ谷半径より慨大きな円弧で貫通したナットのネジを複数切り欠きした平ロックナット40で構成され、締め付け軸力の影響を受けずにダブルナット効果を発揮できることを特徴があり、ボルトとナットの位置にかかわらず溝付きナットの割ピンの剪断力と同等の緩み止めナットとするものである。
図9に示す締め付けナット20の平行溝21と凸ロックナット30の凸片33を組合せて共にボルト10のネジ10に螺入すると、締め付けナット20と凸ロックナット30には所定の隙間15が生じる。隙間15は凸ロックナット30が締め付けナット20の締付け軸力の影響を受けないようにするため予め設けたもので、溝付きナット20をネジ10に適正締め付けトルクで締め付した後も隙間は変わらない。凸ロックナット30は締め付けナット20と互いに回動するが所定の隙間15があることで締め付けナット20に拘束されず軸方向にネジの隙間の範囲で自由に互いに移動でき、締め付けナット20の締め付け軸力に影響されず平ロックナット40と互いにロッキングできるものである。
ネジ10を締結する際の締め付け回数は、締め付けナット20と締結ボルト10を適正締め付けトルクで一回、凸ロックナット30を平ロックナット40によりロックトルクで一回の計二回である。
図11に示す平ロックナット40で凸ロックナット30をロックトルクで締結すると、凸ロックナット30は座面1方向に押圧され、その反力で平ロックナットはネジ先方向に押圧される。これにより、締め付けナット20に作用する軸力の影響を受けずに最大締め付けトルクと同等の緩みに対抗する摩擦ロックトルクを生じさせることができる。
上記ロックトルクは、締め付けナット20の総有効ネジ長さと凸ロックナット30及び平ロックナット40の総有効ネジ長さの比で算出することができ、締め付けナット20の締め付けトルクの約半分のトルクで同等の摩擦トルクを実現できる。
凸ロックナット30と平ロックナット40によるロックトルクの設定は締め付けナット20の締め付けトルクの影響を受けずにできることから、締め付けナット20の締め付け軸力低下による回転を止めることができ締め付けナット20の軸力が完全喪失しても凸ロックナット30と平ロックナット40のロックトルクは維持でき、締結ボルト10と締め付けナット20の緩みを防止できる。
本発明に係る緩み止めナットは、締め付けトルクの最大約50%のロックトルクで締め付けトルクに相当する摩擦トルクを生じさせることができ、締め付け軸力が喪失してもロックトルクを維持できネジの緩みを防止することができる。
本発明の実施形態を示す測面図である。 凸ロックナットの斜視図である。 締め付けナットの斜視図である。 凸ロックナットの正面図である。 平ロックナットの正面図である。 凸ロックナットのC-C“線断面面である。 締め付けナットのD-D“線矢視図である。 締め付けナットのE-E“線矢視図である。 締め付けナット、凸ロックナットの組合せ図である。 [図9]のF-F“線切断断面図である。 締め付けナット、凸ロックナット、平ロックナットの組合せ図である。 [図11]のG-G“線断面図である。 [図11]のH-H“線断面図である。 平ロックナットのネジとボルトのネジの変形を示す部分展開図である。 凸ロックナットのネジとボルトのネジの変形を示す部分展開図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
本発明のネジの緩み止め装置は、締結ボルトで固定する、被締結物の座面1からネジ先端12にネジ円周を奇数または偶数で等分し軸に直角で平行幅の平行溝21を複数有する締め付けナット20、締め付けナット20の平行溝21に対して平行幅が小さく平行溝に突入係合する凸片33を有して締め付けナット20の平行溝21に隙間を設けて突入する円周ネジ部がある凸片33を形成された凸ロックナット30と、ネジの円周に締結ボルト10の外径より大きな切欠きが複数ある平ロックナット40で構成されて締結ボルト10に螺合して、平ロックナット40と凸ロックナット30の互いのネジ部で締結ボルト10のネジを押圧してロッキングし、押圧力で、締結ボルト10のネジ部を相反する方向に局部的に変形させ、凸ロックナット30と平ロックナット40のダブルのロックナットでネジの緩み止め効果を高めることを特徴とするものである。
締め付けナット20と凸ロックナット30のロックナット時の嵌合において、ピッチ間隔14はピッチ11で除すると余りがあり、ボルト10に螺入するとネジ先12が凸ロックナットの凸ネジを隙間15が生じるまで押動させ、除した余りと合算しピッチ11と同じになり、隙間15を保持しながら締め付けナット20と凸ロックナット30は同期して回転でき、軸方向にはネジの隙間寸法で軸方向に動くことができるものである。
平ロックナット40と凸ロックナット30のロッキングにより、図14に示す平ロックナット40のネジ部41が凸ロックナット30の凸片33のネジ部31を座面1方向に押圧して、締結ボルト10のネジ14を座面1方向に変形させ、図15に示す凸ネジ33のネジ部31の押圧反力で平ロックナット40のネジ部41をネジ先12方向に押圧し変形させる。
図14に示す平ロックナット40のネジ部41と凸ロックナット30の凸片33のロッキングにより、凸ロックナットの凸片33のネジ部31を座面1方向に押圧して締結ボルト10のネジ14を座面1方向に局部的変形させると、図15に示す凸ネジ33の凸片幅で軸方向にネジがあるネジ部31の押圧反力でネジ先12方向へ押圧され、平ロックナット40のネジ部41はネジ先12方向へ押圧される。ネジ部31とネジ部41の局部的変形で、ロッキング力がつるまき線上に分散させて集中することでつるまき線は波状になり、摩擦抵抗に加えて変形による回転抵抗を生じさせることができる。
締め付けナット20が緩み方向に回転しようとすると凸ロックナット30は上記平行溝21と凸片幅で軸方向にネジがある凸片ネジ部を有する凸片33が係着して回転し、平ロックナット40をロックトルクで生じる軸力による摩擦力で回転させようとするが、平ロックナット40と締結ボルト10のネジとの摩擦抵抗を含む回転抵抗の方が大きく回転させることができない。凸ロックナット30は平ロックナット40との接触面で滑ろうとすると平ロックナット40とのロックナットが強まることになり、結果的に凸ロックナット30との接触面での滑りを止めることができる。
凸ロックナット30と平ロックナット40の接触面での滑りがなくなることで凸ロックナット30と平ロックナット40は一体化して回転することになり、平ロックナット40のロックトルクで生じる軸力の摩擦抵抗は凸ロックナット30と平ロックナット40の両方に作用して二倍になり、逆の表現では平ロックナット40は締付けトルクの半分のロックトルクで締付けトルク同等にすることができるものである。
締め付けナット20、凸ロックナット30、平ロックナット40は繰り返しの使用が可能で、締結ボルト10に締付け軸力がなくなっても脱落せずネジの緩み止め装置の摩擦トルクに変動がなく安定している。
1 座面
10 締結ボルト
11 ピッチ
12 ネジ先端
13 隙間
14 ネジ
15 隙間
20 締め付けナット
21 平行溝
22 深さ
30 凸ロックナット
31 ネジ部
32 ネジの切欠
33 凸片
34 長さ
40 平ロックナット
41 ネジ部
42 ネジの切欠

Claims (1)

  1. 締結ボルトで固定する、被締結物の座面からネジ先端にネジ円周を奇数または偶数で等分し軸に直角で平行幅の平行溝を複数有する締め付けナット、前記締め付けナットの前記平行溝に対して平行幅が小さく、前記平行溝に突入係合する凸片を有して締め付けナットの平行溝に隙間を設けて突入する円周ネジ部がある凸片を形成された凸ロックナットと、ネジの円周に締結ボルトの外径より大きな切欠きが複数ある平ロックナットで構成されて、前記締結ボルトに螺合して、前記平ロックナットと前記凸ロックナットの互いのネジ部で締結ボルトのネジを押圧してロッキングし、前記押圧力で、締結ボルトのネジ部を相反する方向に局部的に変形させ、前記凸ロックナットと前記平ロックナットのダブルのロックナットでネジの緩み止め効果を高めることを特徴とするネジの緩み止め装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101000064A (zh) 2007-01-05 2007-07-18 杨开松 一种防滑螺母副
CN210218371U (zh) 2019-05-27 2020-03-31 浙江瑞利紧固件有限公司 组合锁紧螺母
CN215409665U (zh) 2021-06-23 2022-01-04 夏康 一种防松螺栓组合件

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