JP7395534B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ディスク装置に関する。
ハードディスクドライブ(HDD)のようなディスク装置は、例えば、筐体に収容された複数の記録媒体、複数の磁気ヘッド、及びスポイラを有する。磁気ヘッドは、記録媒体に情報を読み書きする。スポイラは、複数の記録媒体の間の隙間に配置された羽根(fin)を有し、記録媒体に対する磁気ヘッドの位置決め精度を向上させる。
特開2019-046524号公報
例えば、複数の記録媒体の間の全ての隙間に羽根を配置することが困難な場合がある。この場合、例えば、スポイラが省略されると、記録媒体に対する磁気ヘッドの位置決め精度が低下する虞がある。
本発明が解決する課題の一例は、記録媒体に対する磁気ヘッドの位置決め精度の低下を抑制可能なディスク装置を提供することである。
一つの実施形態に係るディスク装置は、複数の記録媒体と、複数の磁気ヘッドと、スポイラと、筐体とを備える。前記記録媒体は、それぞれが記録面を有し、前記記録面と交差する軸方向に延びる回転軸まわりに回転可能であり、前記軸方向に並べられる。前記磁気ヘッドは、前記複数の記録媒体に対して情報を読み書きするよう構成される。前記スポイラは、前記複数の記録媒体の間に設けられた複数の隙間に位置する複数の第1の羽根を有する。前記筐体は、前記複数の記録媒体、前記複数の磁気ヘッド、及び前記スポイラが収容される内室が設けられる。前記複数の第1の羽根の数は、前記複数の隙間の数よりも少ない。
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)を示す例示的な斜視図である。 図2は、第1の実施形態の筐体及びスポイラを示す例示的な斜視図である。 図3は、第1の実施形態の筐体、磁気ディスク、及びスポイラを示す例示的な平面図である。 図4は、第1の実施形態の筐体、磁気ディスク、及びスポイラを図3のF4-F4線に沿って示す例示的な断面図である。 図5は、第1の実施形態の筐体、磁気ディスク、及びスポイラを図3のF5-F5銭に沿って示す例示的な断面図である。 図6は、第2の実施形態に係る筐体及びスポイラを示す例示的な斜視図である。 図7は、第2の実施形態の筐体、磁気ディスク、及びスポイラを示す例示的な断面図である。
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)10を示す例示的な斜視図である。HDD10は、ディスク装置の一例であり、電子機器、記憶装置、外部記憶装置、又は磁気ディスク装置とも称され得る。
各図面に示されるように、本明細書において、便宜上、X軸、Y軸及びZ軸が定義される。X軸とY軸とZ軸とは、互いに直交する。X軸は、HDD10の幅に沿って設けられる。Y軸は、HDD10の長さに沿って設けられる。Z軸は、HDD10の厚さに沿って設けられる。
さらに、本明細書において、X方向、Y方向及びZ方向が定義される。X方向は、X軸に沿う方向であって、X軸の矢印が示す+X方向と、X軸の矢印の反対方向である-X方向とを含む。Y方向は、Y軸に沿う方向であって、Y軸の矢印が示す+Y方向と、Y軸の矢印の反対方向である-Y方向とを含む。Z方向は、Z軸に沿う方向であって、Z軸の矢印が示す+Z方向と、Z軸の矢印の反対方向である-Z方向とを含む。
図1に示すように、HDD10は、筐体11と、複数の磁気ディスク12と、スピンドルモータ13と、複数の磁気ヘッド14と、アクチュエータアセンブリ15と、ボイスコイルモータ(VCM)16と、ランプロード機構17と、フレキシブルプリント配線板(FPC)18と、スポイラ19とを有する。磁気ディスク12は、記録媒体の一例である。磁気ヘッド14は、スライダとも称され得る。アクチュエータアセンブリ15は、アクチュエータの一例である。
図2は、第1の実施形態の筐体11及びスポイラ19を示す例示的な斜視図である。図2に示すように、筐体11は、Y方向に延びるとともに、+Z方向に開放された直方体の箱状に形成される。筐体11は、底壁21と、周壁22と、中壁23とを有する。中壁23は、壁の一例である。
底壁21は、X-Y平面に沿って広がる略矩形(四角形)の板状に形成される。周壁22は、底壁21の縁から略+Z方向に突出し、略矩形の枠状に形成される。中壁23は、底壁21から略+Z方向に突出し、周壁22と連続している。底壁21、周壁22、及び中壁23は、例えば、アルミニウム合金のような金属材料によって作られ、一体に形成されている。
筐体11の内部に、+Z方向における筐体11の端部11aで開放された内室25が設けられる。内室25は、例えば、底壁21及び周壁22により形成(規定、区画)される。周壁22は、内室25を囲んでいる。図1に示すように、内室25に、複数の磁気ディスク12、スピンドルモータ13、複数の磁気ヘッド14、アクチュエータアセンブリ15、VCM16、ランプロード機構17、FPC18,及びスポイラ19が収容される。
図3は、第1の実施形態の筐体11、磁気ディスク12、及びスポイラ19を示す例示的な平面図である。図4は、第1の実施形態の筐体11、磁気ディスク12、及びスポイラ19を図3のF4-F4線に沿って示す例示的な断面図である。図4に示すように、HDD10は、カバー27と、プリント回路版(PCB)28とをさらに有する。PCB28は、基板の一例である。
カバー27は、例えば、アルミニウム合金により、X-Y平面に沿って広がる略板状に形成される。なお、カバー27は、他の材料により作られても良い。カバー27は、筐体11の端部11aに、例えば溶接により取り付けられる。これにより、カバー27は、内室25を覆う。
本実施形態のカバー27は、内室25を略気密に塞ぐ。内室25に、空気とは異なる気体が充填される。例えば、空気よりも密度が低い低密度ガスや、反応性の低い不活性ガス等が、内室25に充填される。本実施形態では、ヘリウムが内室25に充填される。なお、他の流体が内室25に充填されても良い。また、内室25は、真空、真空に近い低圧、又は大気圧よりも低い陰圧に保たれても良い。
PCB28は、例えば、ガラスエポキシ基板等のリジッド基板であり、多層基板やビルドアップ基板等である。PCB28は、筐体11の外部に位置し、例えばネジにより底壁21に取り付けられる。
PCB28に、例えば、ホストと接続するためのインターフェースコネクタと、FPC18と接続するためのコネクタと、が実装されている。また、PCB28には、例えば、コントローラと、RAM、ROM、及びバッファメモリのような種々のメモリと、他の電子部品とが更に実装されている。
図1に示す複数の磁気ディスク12はそれぞれ、X-Y平面に沿って広がるディスク状に形成される。磁気ディスク12の直径は、例えば、3.5インチであるが、この例に限られない。複数の磁気ディスク12はそれぞれ、例えば、少なくとも一つの記録面12aと、外縁12bと、を有する。
記録面12aは、磁気ディスク12の上面及び下面の少なくとも一方に設けられる。言い換えると、複数の記録面12aはそれぞれ、略+Z方向に向く磁気ディスク12の表面、又は略-Z方向に向く磁気ディスク12の表面である。記録面12aは、X-Y平面に沿って広がる略平坦な面である。記録面12aに、磁気ディスク12の磁気記録層が設けられる。なお、記録面12aの一部に、磁気記録層が設けられなくても良い。外縁12bは、磁気ディスク12の外周面である。
図4に示すように、複数の磁気ディスク12は、Z方向に間隔を介して重ねられる。このため、複数の磁気ディスク12の間に、隙間Gが設けられる。スピンドルモータ13は、複数の磁気ディスク12を支持するハブを有する。複数の磁気ディスク12は、例えば、クランプバネによってスピンドルモータ13のハブに保持される。
スピンドルモータ13は、複数の磁気ディスク12を、回転軸Axまわりに回転させる。回転軸Axは、スピンドルモータ13による回転の中心としての仮想的な軸であり、磁気ディスク12及びスピンドルモータ13のハブの中心軸でもある。なお、ディスク状の磁気ディスク12の中心軸及びスピンドルモータ13のハブの中心軸は、スピンドルモータ13による回転の中心からズレていても良い。
本明細書において、軸方向、径方向及び周方向が定義される。軸方向は、回転軸Axに沿う方向であり、回転軸Axに沿う一方向及び他方向を含む。径方向は、回転軸Axと直交する方向であり、回転軸Axと直交する複数の方向を含む。周方向は、回転軸Axまわりに回転する方向であり、回転軸Axまわりに時計回りに回転する方向と反時計回りに回転する方向とを含む。
回転軸Axは、略Z方向に延びている。すなわち、本実施形態において、回転軸Axの軸方向は、略Z方向であり、+Z方向及び-Z方向を含む。また、回転軸Axの軸方向は、記録面12aと直交(交差)する方向である。磁気ディスク12は、軸方向に延びる回転軸Axまわりに回転可能であり、軸方向に並べられている。
磁気ディスク12の外縁12bは、回転軸Axの径方向の外側における磁気ディスク12の端面であり、回転軸Axまわりに延びている。言い換えると、外縁12bは、回転軸Axの周方向に延びている。外縁12bは、径方向の外側に向いている。外縁12bの直径は、略一定である。なお、外縁12bの中心が、回転軸Axからズレていても良い。
図1に示す磁気ヘッド14は、磁気ディスク12の記録面12aに対して、情報の記録及び再生を行う。言い換えると、磁気ヘッド14は、磁気ディスク12に対して情報を読み書きする。磁気ヘッド14は、アクチュエータアセンブリ15に搭載される。
アクチュエータアセンブリ15は、磁気ディスク12から離間した位置に配置された支持軸31に、回転可能に支持される。支持軸31は、例えば、筐体11の底壁21から略+Z方向に延びている。すなわち、支持軸31は、回転軸Axと略平行に延びている。
VCM16は、アクチュエータアセンブリ15を回転させ、所望の位置に配置する。VCM16によるアクチュエータアセンブリ15の回転により磁気ヘッド14が磁気ディスク12の最外周に移動すると、ランプロード機構17は、磁気ディスク12から離間した位置に磁気ヘッド14を保持する。
アクチュエータアセンブリ15は、アクチュエータブロック35と、複数のアーム36と、複数のヘッドサスペンションアセンブリ37とを有する。ヘッドサスペンションアセンブリ37は、ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)とも称され得る。
アクチュエータブロック35は、例えば、軸受を介して、支持軸31に回転可能に支持される。複数のアーム36は、アクチュエータブロック35から、支持軸31と略直交する方向に突出している。なお、アクチュエータアセンブリ15が分割され、複数のアクチュエータブロック35のそれぞれからアーム36が突出しても良い。
複数のアーム36は、軸方向に間隔を介して配置される。アーム36はそれぞれ、隣り合う磁気ディスク12の間の隙間Gに進入可能な板状に形成される。複数のアーム36は、略平行に延びている。
アクチュエータブロック35及び複数のアーム36は、例えばアルミニウム合金により一体に形成される。なお、アクチュエータブロック35及びアーム36の材料は、この例に限られない。
アクチュエータブロック35からアーム36の反対側に突出した突起に、VCM16のボイスコイルが設けられる。VCM16は、一対のヨークと、当該ヨークの間に配置されたボイスコイルと、ヨークに設けられた磁石と、を有する。
上述のように、VCM16は、アクチュエータアセンブリ15を回転させる。言い換えると、VCM16は、アクチュエータブロック35、アーム36、及びヘッドサスペンションアセンブリ37を一体的に回転(移動)させる。
ヘッドサスペンションアセンブリ37は、対応するアーム36の先端部分に取り付けられ、当該アーム36から突出する。これにより、複数のヘッドサスペンションアセンブリ37は、軸方向に間隔を介して配置される。複数のヘッドサスペンションアセンブリ37はそれぞれ、ベースプレート41と、ロードビーム42と、フレキシャ43とを有する。
ベースプレート41及びロードビーム42は、例えば、ステンレスにより作られる。なお、ベースプレート41及びロードビーム42の材料は、この例に限られない。ベースプレート41は、板状に形成され、アーム36の先端部に取り付けられる。ロードビーム42は、ベースプレート41の先端部に取り付けられ、ベースプレート41から突出する。
フレキシャ43は、細長い帯状に形成される。なお、フレキシャ43の形状は、この例に限られない。フレキシャ43は、ステンレス等の金属板(裏打ち層)と、金属板上に形成された絶縁層と、絶縁層上に形成され複数の配線(配線パターン)を構成する導電層と、導電層を覆う保護層(絶縁層)と、を有する積層板である。
フレキシャ43は、ベースプレート41及びロードビーム42に取り付けられる。フレキシャ43の一方の端部は、ロードビーム42の上に位置するとともに変位可能なジンバル部(弾性支持部)を有する。当該ジンバル部に、磁気ヘッド14が搭載される。フレキシャ43は、磁気ヘッド14に電気的に接続される。
VCM16がアクチュエータアセンブリ15を回転させることで、アクチュエータアセンブリ15のジンバル部に搭載された磁気ヘッド14も支持軸31まわりに移動する。これにより、アクチュエータアセンブリ15及びVCM16は、磁気ヘッド14を、磁気ディスク12の記録面12aに沿って移動させる。
FPC18は、取付部18aと、可撓部18bとを有する。取付部18aは、FPC18の一方の端部に設けられる。取付部18aは、筐体11の底壁21に、例えばネジによって取り付けられる。可撓部18bは、略帯状に形成され、取付部18aから延びている。可撓部18bの端部は、アクチュエータアセンブリ15のアクチュエータブロック35に、例えばネジによって取り付けられる。
取付部18aは、例えば、底壁21に設けられたコネクタを介して、PCB28のコネクタに電気的に接続される。可撓部18bは、アクチュエータアセンブリ15のフレキシャ43に接続される。これにより、FPC18は、フレキシャ43を介して磁気ヘッド14に電気的に接続される。
以下、本実施形態のHDD10の構造について詳しく説明する。図2に示すように、内室25は、第1の部屋25aと第2の部屋25bとを有する。第1の部屋25aは、例えば、内室25のうち、回転軸Axを中心とする略円柱状の部分である。第2の部屋25bは、内室25のうち、第1の部屋25aを除いた部分である。なお、内室25は、この例に限られない。
第1の部屋25aと第2の部屋25bとは、Y方向に並び、互いに連通している。例えば、第2の部屋25bは、第1の部屋25aの中心である回転軸Axから-Y方向に離間している。+Y方向の第2の部屋25bの端部は、-Y方向における第1の部屋25aの端部に連通している。第1の部屋25a及び第2の部屋25bはいずれも、筐体11の端部11aで開放されている。
図1に示すように、第1の部屋25aに、複数の磁気ディスク12とスピンドルモータ13とが収容される。第2の部屋25bに、VCM16と、ランプロード機構17と、取付部18a及び可撓部18bを含むFPC18と、スポイラ19とが収容される。例えば、磁気ヘッド14及びアクチュエータアセンブリ15は、第1の部屋25a及び第2の部屋25bに跨って移動可能である。
図3に示すように、筐体11の周壁22は、内周面22aと、内面22bとを有する。内周面22aは、第2の内周面の一例である。内周面22a及び内面22bは、互いに連続しており、内室25に面する。
内周面22aは、回転軸Axまわりに延びる円弧状の曲面である。このため、内周面22aは、磁気ディスク12の外縁12bと略同心(同軸)に配置される。なお、内周面22aの中心が、回転軸Axからズレていても良い。
内周面22aは、Y方向における筐体11の略中央で途切れており、略C字状に形成される。このため、内周面22aは、周方向における二つの端22c,22dを有する。内面22bは、内周面22aの端22c,22dに接続されている。
図5は、第1の実施形態の筐体11、磁気ディスク12、及びスポイラ19を図3のF5-F5銭に沿って示す例示的な断面図である。図5に示すように、筐体11の中壁23は、内周面23aと支持面23bとを有する。内周面23aは、第1の内周面の一例である。
内周面23aは、回転軸Axまわりに延びる円弧状の曲面である。このため、内周面23aは、磁気ディスク12の外縁12b及び周壁22の内周面22aと略同心(同軸)に配置される。なお、内周面23aの中心が、回転軸Axからズレていても良い。
図2に示すように、中壁23の内周面23aの直径は、周壁22の内周面22aの直径と略等しい。中壁23の内周面23aは、周壁22の内周面22aの端22cから連続して伸びている。言い換えると、内周面23aは、内周面22aから回転軸Axまわりに延びている。
中壁23の内周面23aのZ方向における長さは、周壁22の内周面22aのZ方向における長さよりも短い。このため、周壁22の内周面22aの一部は端22cで途切れ、内周面22aの他の一部は中壁23の内周面23aに連続している。
支持面23bは、+Z方向における中壁23の端に設けられる。支持面23bは、略平坦に形成され、+Z方向(軸方向)に向く。なお、支持面23bは、この例に限られない。支持面23bは、底壁21よりも、筐体11の端部11aに近い。なお、底壁21は、支持面23bよりも端部11aに近い部分を有しても良い。
図4に示すように、底壁21は、第1の底面21aと、第2の底面21bと、第1の外面21cと、第2の外面21dとを有する。第1の底面21a及び第2の底面21bは、筐体11の内部に向く。第1の外面21c及び第2の外面21dは、筐体11の外部に向く。
第1の底面21aは、Z方向における第1の部屋25aの底面である。第1の底面21aは、略平坦な略円環状に形成され、+Z方向に向く。第2の底面21bは、Z方向における第2の部屋25bの底面である。なお、第1の底面21a及び第2の底面21bは、凹凸が設けられても良い。
第1の底面21aは、第1の部屋25aに収容された磁気ディスク12に向く。第2の底面21bに、例えばボス又はスペーサを介して、FPC18の取付部18aが取り付けられている。さらに、第2の底面21bに、FPC18に接続されるコネクタが設けられる。
軸方向において、第1の底面21aと筐体11の端部11aとの間の距離は、第2の底面21bと筐体11の端部11aとの間の距離よりも長い。すなわち、第1の部屋25aは、第2の部屋25bよりも、筐体11の端部11aから深く窪んでいる。
第1の外面21cは、第1の底面21aの反対側に位置する。第2の外面21dは、第2の底面21bの反対側に位置する。第2の外面21dは、例えば、第1の外面21cから、+Z方向に窪んでいる。このため、第2の外面21dは、第1の外面21cよりも、筐体11の端部11aに近い。
底壁21の第1の底面21aと、周壁22の内周面22aと、中壁23の内周面23aと、カバー27とは、内室25の第1の部屋25aを形成(規定、区画)する。このため、第1の部屋25aは、内周面22a,23aに囲まれる。
底壁21の第2の底面21bと、周壁22の内面22bと、カバー27とは、内室25の第2の部屋25bを形成(規定、区画)する。このため、第2の部屋25bは、内面22bに囲まれる。
PCB28は、底壁21の第2の外面21dを覆う。径方向において、PCB28は、底壁21の第1の外面21cから離間している。PCB28は、筐体11のうち、第1の外面21cから+Z方向に凹んだ部分に収容される。このため、PCB28は、径方向において、複数の磁気ディスク12から離間している。言い換えると、軸方向に見た平面視において、PCB28は、磁気ディスク12からズレた位置に配置される。
図2に示すように、スポイラ19は、筒部51と、壁部52と、複数の羽根(fin)53と、複数のフィルタ54とを有する。筒部51、壁部52、及び羽根53は、例えば、一体に形成される。
筒部51は、筐体11の中壁23に取り付けられる。例えば、筐体11は、筒部51を取り付けるための取付軸56をさらに有する。取付軸56は、軸の一例である。取付軸56は、支持面23bから突出して軸方向に延びるように、中壁23に取り付けられる。例えば、取付軸56の端部が、支持面23bに開口する孔に挿入される。軸方向における中壁23の長さ(高さ)は、当該孔の内面が取付軸56を保持可能なように設定される。
筒部51は、軸方向に延びる略円筒状に形成される。これにより筒部51の内側に、軸方向に延びる孔51aが設けられる。孔51aに取付軸56が嵌められることで、筒部51は、取付軸56まわりに回転可能に中壁23に取り付けられる。なお、スポイラ19は、この例に限られず、接着剤のような他の手段により筐体11に取り付けられても良い。
壁部52は、筒部51から回転軸Axまわりに延びている。軸方向において、壁部52は、中壁23の支持面23bとカバー27との間に位置している。筒部51及び壁部52は、中壁23の支持面23bに支持される。これにより、支持面23bは、スポイラ19を支持する。壁部52は、複数の磁気ディスク12と、回転軸Axの径方向に隙間を介して隣接している。
図5に示すように、壁部52は、内周面52aを有する。内周面52aは、側面の一例である。内周面52aは、回転軸Axまわりに延びる円弧状の曲面である。このため、内周面52aは、磁気ディスク12の外縁12b、周壁22の内周面22a、及び中壁23の内周面23aと略同心(同軸)に配置される。なお、内周面52aの中心が、回転軸Axからズレていても良い。また、内周面52aは、他の形状に形成されても良い。
図3に示すように、壁部52の内周面52aの直径は、周壁22の内周面22aの直径と略等しい。また、図4に示すように、壁部52の内周面52aの直径は、中壁23の内周面23aの直径と略等しい。なお、内周面52aの直径と、内周面22a,23aの直径とが異なっても良い。周壁22、中壁23、及び壁部52の内周面22a,23a,52aのそれぞれの直径は、複数の磁気ディスク12の外縁12bの直径よりも僅かに長い。
中壁23の内周面23aは、壁部52の内周面52aと回転軸Axの軸方向に並べられる。また、図3に示すように、周壁22の内周面22aは、壁部52の内周面52aと、回転軸Axの周方向に間隔を介して並べられる。なお、内周面22a,52aが隙間なく隣接しても良い。
図5に示すように、複数の羽根53は、壁部52の内周面52aから突出する。複数の羽根53は、回転軸Axの軸方向に間隔を介して並べられる。軸方向における複数の羽根53の間隔は、軸方向における複数の磁気ディスク12の間隔に略等しい。
複数の羽根53はそれぞれ、例えば、X-Y平面に沿って広がる略板状に形成される。羽根53と磁気ディスク12とは、略平行に配置される。なお、羽根53は、この例に限られない。
図2に示す複数のフィルタ54は、壁部52の内周面52aに設けられる。複数のフィルタ54は、回転軸Axの軸方向において、複数の羽根53の間に位置する。フィルタ54は、例えば、内室25の塵埃を回収する。
図5に示すように、本実施形態のHDD10は、例えば、10枚の磁気ディスク12と、9枚の羽根53とを有する。なお、HDD10は、この例に限られず、10枚より多い磁気ディスク12、又は10枚より少ない磁気ディスク12を有しても良い。また、HDD10は、9枚より多い羽根53、又は9枚より少ない羽根53を有しても良い。
本実施形態において、10枚の磁気ディスク12は、9枚の第1の磁気ディスク61と、1枚の第2の磁気ディスク62と、を含む。第1の磁気ディスク61は、複数の第1の記録媒体の一例である。第2の磁気ディスク62は、第2の記録媒体の一例である。
第2の磁気ディスク62は、10枚の磁気ディスク12のうち一つである。第1の磁気ディスク61は、磁気ディスク12のうち残りである。なお、磁気ディスク12は、複数の第2の磁気ディスク62を含んでも良い。
9枚の第1の磁気ディスク61は、回転軸Axの軸方向に間隔を介して並べられる。第2の磁気ディスク62は、複数の第1の磁気ディスク61から、-Z方向に離間している。言い換えると、第2の磁気ディスク62は、複数の第1の磁気ディスク61から軸方向に離間している。なお、磁気ディスク12が複数の第2の磁気ディスク62を有する場合、複数の第2の磁気ディスク62も軸方向に間隔を介して並べられる。
第2の磁気ディスク62は、複数の第1の磁気ディスク61と、底壁21との間に位置する。すなわち、第2の磁気ディスク62は、複数の磁気ディスク12のうち最も底壁21に近い一つを含む。
第1の磁気ディスク61と第2の磁気ディスク62とは、互いに同一の磁気ディスク12である。このため、第1の磁気ディスク61及び第2の磁気ディスク62はそれぞれ、記録面12a及び外縁12bを有する。なお、第1の磁気ディスク61と第2の磁気ディスク62とが互いに異なっても良い。
本実施形態において、10枚の磁気ディスク12の間に、9つの隙間Gが設けられる。9つの隙間Gは、8つの第1の隙間G1と、1つの第2の隙間G2とを含む。第1の隙間G1は、複数の隙間Gのうち、9枚の第1の磁気ディスク61の間に設けられた隙間である。第2の隙間G2は、複数の隙間Gのうち、複数の第1の磁気ディスク61のうち最も底壁21に近い一つと、第2の磁気ディスク62と、の間に設けられた隙間である。
回転軸Axの軸方向において、複数の第1の隙間G1のそれぞれの長さ(幅)と、第2の隙間G2の長さ(幅)とは、互いに略等しい。また、第2の磁気ディスク62と底壁21との間の距離は、第1の隙間G1及び第2の隙間G2のそれぞれよりも短い。
図4に示すように、周壁22の内周面22aは、複数の磁気ディスク12の外縁12bに向く。言い換えると、内周面22aは、9枚の第1の磁気ディスク61の外縁12bと、1枚の第2の磁気ディスク62の外縁12bと、に向く。内周面22aは、複数の磁気ディスク12の外縁12bを回転軸Axの径方向の外側から覆う。別の表現によれば、内周面22aは、複数の磁気ディスク12の外縁12bから僅かに離間して、当該外縁12bに沿って延びる。
周壁22の内周面22aは、いわゆるシュラウド(shroud)として機能する。このため、内周面22aは、第1の磁気ディスク61及び第2の磁気ディスク62の近傍において、内室25のヘリウムガスの流れを整えることで、ヘリウムガスの乱流が発生することを抑制する。内周面22aと第1の磁気ディスク61及び第2の磁気ディスク62の外縁12bとの間の距離は、内周面22aが乱流の発生を抑制可能なように設定される。
図5に示すように、中壁23の内周面23aは、1枚の第2の磁気ディスク62の外縁12bと、第2の隙間G2と、に向く。内周面23aは、第2の磁気ディスク62の外縁12bを回転軸Axの径方向の外側から覆う。別の表現によれば、内周面23aは、第2の磁気ディスク62の外縁12bから僅かに離間して、当該外縁12bに沿って延びる。一方、回転軸Axの軸方向において、内周面23aは、9枚の第1の磁気ディスク61の外縁12bと、第1の隙間G1と、から離間している。
中壁23の内周面23aは、シュラウドとして機能する。このため、内周面23aは、第2の磁気ディスク62の近傍において、内室25のヘリウムガスの流れを整えることで、ヘリウムガスの乱流が発生することを抑制する。内周面23aと第2の磁気ディスク62の外縁12bとの間の距離は、内周面23aが乱流の発生を抑制可能なように設定される。
回転軸Axの軸方向において、中壁23の内周面23aの長さは、複数の隙間Gのうち一つの長さ(幅)よりも長い。本実施形態では、軸方向において、内周面23aの長さは、複数の隙間Gのうち一つの幅と、複数の磁気ディスク12のうち一つの長さ(厚さ)と、の合計よりも長い。
壁部52の内周面52aは、9枚の第1の磁気ディスク61の外縁12bと、第1の隙間G1と、に向く。内周面52aは、第1の磁気ディスク61の外縁12bを回転軸Axの径方向の外側から覆う。別の表現によれば、内周面52aは、第1の磁気ディスク61の外縁12bから僅かに離間して、当該外縁12bに沿って延びる。一方、回転軸Axの軸方向において、内周面52aは、1枚の第2の磁気ディスク62の外縁12bと、第2の隙間G2と、から離間している。
壁部52の内周面52aは、シュラウドとして機能する。このため、内周面52aは、第1の磁気ディスク61の近傍において、内室25のヘリウムガスの流れを整えることで、ヘリウムガスの乱流が発生することを抑制する。内周面52aと第1の磁気ディスク61の外縁12bとの間の距離は、内周面22aが乱流の発生を抑制可能なように設定される。
本実施形態において、9枚の羽根53は、8枚の第1の羽根65と、1枚の第2の羽根66と、を含む。言い換えると、スポイラ19は、第1の羽根65と第2の羽根66とを有する。第1の羽根65は、第1の羽根及び羽根の一例である。
第2の羽根66は、9枚の羽根53のうち一つである。第1の羽根65は、羽根53のうち残りである。第1の羽根65及び第2の羽根66は、ともに、壁部52の内周面52aから突出する。なお、羽根53は、第2の羽根66を省略しても良い。
8枚の第1の羽根65は、回転軸Axの軸方向に間隔を介して並べられる。第2の羽根66は、複数の第1の羽根65から、+Z方向に離間している。言い換えると、第2の羽根66は、複数の第1の羽根65から軸方向に離間している。
8枚の第1の羽根65は、9つの隙間Gのうち8つの第1の隙間G1に位置する。言い換えると、8つの第1の隙間G1のそれぞれに、8つの第1の羽根65のうち対応する一つが位置する。このように、複数の第1の羽根65は、複数の隙間Gに位置する。一方、8枚の第1の羽根65は、第2の隙間G2には入っておらず、第2の隙間G2の外に位置する。
8枚の第1の羽根65の形状は、互いに略等しい。このため、回転軸Axの径方向における第1の羽根65の長さは互いに略等しい。なお、第1の羽根65の形状は、互いに異なっても良い。
図4に示すように、第2の羽根66は、カバー27と複数の磁気ディスク12との間に位置する。一方、第2の羽根66は、複数の磁気ディスク12の間の隙間Gには入っておらず、隙間Gの外に位置する。回転軸Axの径方向において、第2の羽根66の長さは複数の第1の羽根65のそれぞれの長さよりも短い。なお、第2の羽根66の形状は、この例に限られない。
以上のように、第1の羽根65は、隙間Gのうち第1の隙間G1に入り、第2の隙間G2には入らない。さらに、第2の羽根66は、複数の隙間Gのいずれにも入らない。このため、隙間Gに入る羽根53の数、すなわち第1の羽根65の数(8枚)は、隙間Gの数(9つ)よりも少ない。別の表現によれば、第1の羽根65の数(8枚)は、複数の磁気ディスク12の数(10枚)から2を減じた数(10-2)以下である。
以上のように、磁気ディスク12の数は10枚であり、磁気ディスク12の間に設けられた第1の羽根65の数は8枚である。すなわち、磁気ディスク12の数をn枚とすると、第1の羽根65の数は(n-2)枚以下となる。なお、当該(n-2)は、磁気ディスク12の間に設けられた第1の羽根65の数であり、複数の磁気ディスク12の外に位置する第2の羽根66の数は含まれない。
第1の羽根65は、第1の隙間G1に位置することで、第1の隙間G1において、内室25のヘリウムガスの流れを整え、ヘリウムガスの乱流が発生することを抑制する。これにより、第1の羽根65は、第1の磁気ディスク61が揺れるディスクフラッタ(disk flutter)を抑制できる。さらに、第1の羽根65は、第1の隙間G1に位置する磁気ヘッド14にヘリウムガスの流れが当たることを抑制できる。これにより、第1の羽根65は、第1の磁気ディスク61に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上させることができる。
一方、第2の磁気ディスク62に隣接する第2の隙間G2には、複数の羽根53のいずれも配置されない。しかし、シュラウドとしての中壁23の内周面23aが、第2の磁気ディスク62の外縁12bを、回転軸Axの径方向の外側から覆う。これにより、内周面23aは、第2の磁気ディスク62の周辺において、ヘリウムガスの流れを整え、ヘリウムガスの乱流が発生することを抑制する。これにより、内周面23aは、第2の磁気ディスク62が揺れるディスクフラッタを抑制し、第2の磁気ディスク62に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上させることができる。
ヘリウムガスが充填された内室25においては、第1の羽根65による磁気ヘッド14の位置決め精度の向上効果より、内周面23a(シュラウド)による磁気ヘッド14の位置決め精度の向上効果の方が高いことがある。従って、本実施形態のHDD10は、第2の隙間G2への羽根53の配置を省略しつつ、全ての磁気ディスク12に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上させることができる。
本実施形態において、スポイラ19は、例えば、以下のように筐体11に取り付けられる。まず、スポイラ19の筒部51の孔51aに取付軸56が挿入され、筒部51が中壁23の支持面23bに支持される。このとき、複数の羽根53は、隙間Gの外に位置する。次に、スポイラ19が取付軸56まわりに回転することで、複数の第1の羽根65が、複数の第1の隙間G1に挿入される。これにより、第1の羽根65が第1の隙間G1の中に配置され、壁部52が中壁23の支持面23bに支持される。この状態で、スポイラ19は、例えばネジにより、筐体11に固定される。なお、スポイラ19は、他の方法によって筐体11に取り付けられても良い。
以上説明された第1の実施形態に係るHDD10において、スポイラ19は、複数の磁気ディスク12の間に設けられた複数の隙間Gに位置する複数の第1の羽根65を有する。磁気ディスク12が回転することにより、内室25における流体(ヘリウムガス)の流れが生じる。スポイラ19の第1の羽根65は、複数の磁気ディスク12の間の隙間Gにおいて乱流が発生することを抑制し、ひいては磁気ディスク12が揺れるディスクフラッタを抑制できる。さらに、第1の羽根65は、複数の磁気ディスク12の間に位置する磁気ヘッド14に流体の流れが当たることを抑制できる。これにより、第1の羽根65は、磁気ディスク12に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。一方、例えば、磁気ディスク12の数が多い場合、第1の羽根65の数も多くなるとともに、軸方向におけるスポイラ19の長さも長くなる。しかしながら、HDD10の軸方向における寸法は、例えば規格によって制約されることがある。このため、磁気ディスク12の数が多い場合、スポイラ19及び筐体11の構造によっては、全ての隙間Gに第1の羽根65を配置することが困難な場合がある。例えば、取付軸56を支持するために、中壁23は、軸方向における所定の長さを有する。このため、スポイラ19の内周面52aが第2の隙間G2から離間してしまい、内周面52aから突出する第1の羽根65は、第2の隙間G2に配置されることが困難となる。これに対し、本実施形態のHDD10において、複数の第1の羽根65の数は、複数の隙間Gの数よりも少ない。すなわち、複数の隙間Gのうち少なくとも一つには、第1の羽根65が配置されない。しかし、複数の隙間Gのうちのこりには、第1の羽根65が配置される。このため、HDD10は、スポイラ19及び筐体11の構造を大きく変更することなく、複数の磁気ディスク12のうち所望の第1の磁気ディスク61に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を第1の羽根65により向上させることができる。一方、HDD10は、第2の磁気ディスク62に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を、他の構造により向上させることができる。
スポイラ19は、複数の第1の磁気ディスク61の外縁12bに向く内周面52aを有する。複数の第1の羽根65は、内周面52aから突出し、複数の隙間Gのうち複数の第1の磁気ディスク61の間に設けられた複数の第1の隙間G1に位置し、且つ複数の隙間Gのうち複数の第1の磁気ディスク61と少なくとも一つの第2の磁気ディスク62との間に設けられた第2の隙間G2の外に位置する。筐体11は、内周面52aと軸方向に並べられ、回転軸Axまわりに延びるとともに、少なくとも一つの第2の磁気ディスク62の外縁12bに向く、内周面23aを有する。すなわち、複数の第1の隙間G1には第1の羽根65が配置され、第2の隙間G2には第1の羽根65が配置されない。複数の第1の羽根65は、複数の第1の隙間G1に位置することで、複数の第1の磁気ディスク61に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。一方、第2の磁気ディスク62に、回転Ax軸まわりに延びる内周面23aが向く。すなわち、内周面23aは、第2の磁気ディスク62の外縁12bと略同心の円弧状の曲面であり、第2の磁気ディスク62の外縁12bを覆う。このため、内周面23aは、いわゆるシュラウドとして機能することで、第2の磁気ディスク62の近傍において流体の流れを整え、乱流が発生することを抑制する。これにより、内周面23aは、第2の磁気ディスク62のディスクフラッタを抑制できる。従って、内周面23aは、第2の磁気ディスク62に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。以上のように、本実施形態のHDD10は、第2の隙間G2に第1の羽根65を配置することなく、第2の磁気ディスク62に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。
筐体11は、回転軸Axまわりに延びるとともに複数の第1の磁気ディスク61及び少なくとも一つの第2の磁気ディスク62の外縁12bに向く内周面22aを有する。内周面23aは、内周面22aから回転軸Axまわりに延びる。すなわち、第2の磁気ディスク62に向く内周面23aと、第1の磁気ディスク61及び第2の磁気ディスク62の両方に向く内周面22aとは、途切れずに連続している。これにより、内周面23aと内周面22aとは、第2の磁気ディスク62の近傍において流体の流れが乱れることをより効果的に抑制できる。
筐体11は、内周面23aを有する中壁23と、軸方向に延びる取付軸56と、を有する。中壁23は、軸方向に向くとともにスポイラ19を支持する支持面23bを有する。取付軸56は、支持面23bから突出するように中壁23に取り付けられる。スポイラ19は、軸方向に延びる孔51aが設けられ、当該孔51aに取付軸56が嵌められることで取付軸56まわりに回転可能に中壁23に取り付けられる。これにより、スポイラ19は、取付軸56まわりに回転することで、複数の第1の羽根65を複数の隙間Gに容易に挿入することができる。さらに、中壁23は、内周面23aを形成するための厚さを有するため、取付軸56を確実に支持することができる。
軸方向において、内周面23aの長さは、複数の隙間Gのうち一つの長さよりも長い。これにより、内周面23aが、第2の磁気ディスク62の外縁12b及び第2の隙間G2に向くことができる。すなわち、内周面23aは、第2の磁気ディスク62の外縁12b及び第2の隙間G2を覆い、第2の磁気ディスク62の近傍において流体の流れが乱れることを安定的に抑制できる。
複数の磁気ディスク12の数は、10枚以上である。上述のように、磁気ディスク12の数が多い場合、スポイラ19及び筐体11の構造によっては、全ての隙間Gに第1の羽根65を配置することが困難な場合がある。しかしながら、本実施形態のHDD10は、スポイラ19及び筐体11の構造を大きく変更することなく、複数の磁気ディスク12のうち所望の第1の磁気ディスク61に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を第1の羽根65により向上させることができる。
内室25に、ヘリウムが充填される。内周面23aのようなシュラウドは、内室25にヘリウムが充填されることで、内室25に空気が充填された場合よりも、より効果的に磁気ディスク12のディスクフラッタを抑制できる。
PCB28は、筐体11の外部に位置するとともに回転軸Axと直交する径方向において複数の磁気ディスク12から離間している。言い換えると、PCB28は、軸方向において複数の磁気ディスク12と重ならず、複数の磁気ディスク12を径方向に避けている。これにより、HDD10の軸方向における寸法のうち、より大きい範囲に、可能な限りの枚数の磁気ディスク12が配置可能となる。すなわち、HDD10は、PCB28により磁気ディスク12の数が制約されることを抑制できる。
内室25は、複数の磁気ディスク12が収容される第1の部屋25aと、スポイラ19及びFPC18の取付部18aが収容されるとともに第1の部屋25aに連通された第2の部屋25bと、を有する。筐体11は、第1の部屋25a及び第2の部屋25bが開放された軸方向における端部11aと、複数の磁気ディスク12に向く軸方向における第1の部屋25aの第1の底面21aと、取付部18aが取り付けられた軸方向における第2の部屋25bの第2の底面21bと、を有する。軸方向において、第1の底面21aと端部11aとの間の距離は、第2の底面21bと端部11aとの間の距離よりも長い。すなわち、第1の部屋25aは、第2の部屋25bよりも深い。これにより、第1の部屋25aは、より多くの磁気ディスク12を収容することができる。
スポイラ19は、カバー27と複数の磁気ディスク12との間に位置する第2の羽根66を有する。回転軸Axと直交する径方向において、複数の第1の羽根65の長さは互いに等しく、第2の羽根66の長さは複数の第1の羽根65のそれぞれの長さよりも短い。これにより、第2の羽根66は、カバー27に干渉することを抑制できる。さらに、複数の第1の羽根65は、複数の磁気ディスク12の間の隙間Gにおいて互いに同等に乱流が生じることを抑制できる。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
図6は、第2の実施形態に係る筐体11及びスポイラ19を示す例示的な斜視図である。図7は、第2の実施形態の筐体11、磁気ディスク12、及びスポイラ19を示す例示的な断面図である。図7に示すように、第2の実施形態のHDD10は、例えば、10枚の磁気ディスク12と、8枚の羽根53とを有する。
第2の実施形態において、10枚の磁気ディスク12は、8枚の第1の磁気ディスク61と、2枚の第2の磁気ディスク62と、を含む。以下、2枚の第2の磁気ディスク62は、第2の磁気ディスク62A,62Bと個別に称されることがある。第2の磁気ディスク62Aは、第2の記録媒体の一例である。第2の磁気ディスク62Bは、第2の記録媒体の一例であり、且つ第3の記録媒体の一例である。
第2の磁気ディスク62は、10枚の磁気ディスク12のうち隣り合う二つである。2枚の第2の磁気ディスク62は、複数の第1の磁気ディスク61から、-Z方向(軸方向)に離間している。また、第2の磁気ディスク62Bは、複数の第1の磁気ディスク61と、第2の磁気ディスク62Aと、の間に位置する。
第1の磁気ディスク61と第2の磁気ディスク62A,62Bとは、互いに同一の磁気ディスク12である。このため、第1の磁気ディスク61及び第2の磁気ディスク62A,62Bはそれぞれ、記録面12a及び外縁12bを有する。
第2の実施形態において、9つの隙間Gは、7つの第1の隙間G1と、1つの第3の隙間G3と、1つの第4の隙間G4と、を含む。第3の隙間G3は、第2の隙間の一例であり、且つ第3の隙間の一例である。
第3の隙間G3は、複数の隙間Gのうち、複数の第1の磁気ディスク61のうち最も底壁21に近い一つと、第2の磁気ディスク62Bと、の間に設けられた隙間である。第4の隙間G4は、複数の隙間Gのうち、第2の磁気ディスク62Aと第2の磁気ディスク62Bとの間に設けられた隙間である。
回転軸Axの軸方向において、複数の第1の隙間G1のそれぞれの長さ(幅)と、第3の隙間G3の長さ(幅)と、第4の隙間G4の長さ(幅)とは、互いに略等しい。また、第2の磁気ディスク62Aと底壁21との間の距離は、第1の隙間G1、第3の隙間G3、及び第4の隙間G4のそれぞれよりも短い。
周壁22の内周面22aは、8枚の第1の磁気ディスク61及び第2の磁気ディスク62A,62Bの外縁12bに向く。内周面22aは、いわゆるシュラウドとして機能する。このため、内周面22aは、第1の磁気ディスク61及び第2の磁気ディスク62A,62Bの近傍において、内室25のヘリウムガスの流れを整え、乱流が生じることを抑制する。
中壁23の内周面23aは、1枚の第2の磁気ディスク62Aの外縁12bと、第4の隙間G4と、に向く。一方、回転軸Axの軸方向において、内周面23aは、8枚の第1の磁気ディスク61及び1枚の第2の磁気ディスク62Bの外縁12bから離間している。内周面23aは、シュラウドとして機能する。このため、内周面23aは、第2の磁気ディスク62Aの近傍において、内室25のヘリウムガスの流れを整え、乱流が生じることを抑制する。
壁部52の内周面52aは、8枚の第1の磁気ディスク61及び1枚の第2の磁気ディスク62Bの外縁12bと、第1の隙間G1と、第3の隙間G3と、に向く。一方、回転軸Axの軸方向において、内周面52aは、1枚の第2の磁気ディスク62Aの外縁12bから離間している。内周面52aは、シュラウドとして機能する。このため、内周面52aは、第1の磁気ディスク61及び第2の磁気ディスク62Bの近傍において、内室25のヘリウムガスの流れを整え、乱流が生じることを抑制する。
第2の実施形態において、8枚の羽根53は、7枚の第1の羽根65と、1枚の第2の羽根66と、を含む。7枚の第1の羽根65は、9つの隙間Gのうち7つの第1の隙間G1に位置する。一方、7枚の第1の羽根65は、第3の隙間G3及び第4の隙間G4に入っていない。第1の羽根65は、第3の隙間G3の外に位置し、且つ第4の隙間G4の外に位置する。
以上のように、第1の羽根65は、隙間Gのうち第1の隙間G1に入り、第3の隙間G3及び第4の隙間G4には入らない。さらに、第2の羽根66は、複数の隙間Gのいずれにも入らない。このため、隙間Gに入る羽根53の数、すなわち第1の羽根65の数(7枚)は、隙間Gの数(9つ)よりも少ない。また、磁気ディスク12の数をn枚とすると、第1の羽根65の数は、(n-2)枚よりも少ない。
第2の磁気ディスク62Aに隣接する第4の隙間G4には、複数の羽根53のいずれも配置されない。しかし、シュラウドとしての中壁23の内周面23aが、第2の磁気ディスク62Aの外縁12bを、回転軸Axの径方向の外側から覆う。これにより、内周面23aは、第2の磁気ディスク62Aの周辺において、ヘリウムガスの流れを整え、乱流が発生することを抑制し、ひいては第2の磁気ディスク62Aが揺れるディスクフラッタを抑制できる。れにより、内周面23aは、第2の磁気ディスク62Aに対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。
さらに、第2の磁気ディスク62Bに隣接する第3の隙間G3及び第4の隙間G4には、複数の羽根53のいずれも配置されない。しかし、シュラウドとしての壁部52の内周面52aが、第2の磁気ディスク62Bの外縁12bを、回転軸Axの径方向の外側から覆う。これにより、内周面52aは、第2の磁気ディスク62Bの周辺において、ヘリウムガスの流れを整え、乱流が発生することを抑制し、ひいては第2の磁気ディスク62Bが揺れるディスクフラッタを抑制できる。れにより、内周面23aは、第2の磁気ディスク62Bに対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。
図6に示すように、第2の実施形態において、壁部52の一部は、筒部51から周壁22に向かって延びる。壁部52の内周面52aは、周壁22の内周面22aに、隙間なく、又は僅かな隙間を介して、隣り合う。このため、スポイラ19は、内周面22a,52aの間の隙間がシュラウドによるディスクフラッタの抑制効果を低減してしまうことを抑制できる。
以上説明された第2の実施形態のHDD10において、スポイラ19は、回転軸Axまわりに延びるとともに複数の第1の磁気ディスク61及び少なくとも一つの第2の磁気ディスク62Bの外縁12bに向く内周面52aを有する。複数の第1の羽根65は、内周面52aから突出し、複数の隙間Gのうち複数の第1の磁気ディスク61の間に設けられた複数の第1の隙間G1に位置し、且つ複数の隙間Gのうち複数の第1の磁気ディスク61と少なくとも一つの第2の磁気ディスク62Bとの間に設けられた第3の隙間G3の外に位置する。すなわち、複数の第1の隙間G1には第1の羽根65が配置され、第3の隙間G3には第1の羽根65が配置されない。複数の第1の羽根65は、複数の第1の隙間G1に位置することで、複数の第1の磁気ディスク61に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。一方、第2の磁気ディスク62Bに、回転軸Axまわりに延びる内周面52aが向く。すなわち、内周面52aは、第2の磁気ディスク62Bの外縁12bと略同心の円弧状の曲面であり、第2の磁気ディスク62Bの外縁12bを覆う。このため、内周面52aは、いわゆるシュラウドとして機能することで、第2の磁気ディスク62Bの近傍において流体の流れを整え、乱流が発生することを抑制する。これにより、内周面52aは、第2の磁気ディスク62Bのディスクフラッタを抑制できる。従って、内周面52aは、第2の磁気ディスク62Bに対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。以上のように、本実施形態のHDD10は、第3の隙間G3に第1の羽根65を配置することなく、第2の磁気ディスク62Bに対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。
スポイラ19は、回転軸Axまわりに延びるとともに複数の第1の磁気ディスク61及び少なくとも一つの第2の磁気ディスク62Bの外縁12bに向く内周面52aを有する。複数の第1の羽根65は、内周面52aから突出し、複数の隙間Gのうち複数の第1の磁気ディスク61の間に設けられた複数の第1の隙間G1に位置し、複数の隙間Gのうち複数の第1の磁気ディスク61と少なくとも一つの第2の磁気ディスク62Bとの間に設けられた第3の隙間G3の外に位置し、且つ少なくとも一つの第2の磁気ディスク62Aと少なくとも一つの第2の磁気ディスク62Bとの間に設けられた第4の隙間G4の外に位置する。筐体11は、内周面52aと軸方向に並べられ、回転軸Axまわりに延びるとともに、少なくとも一つの第2の磁気ディスク62Aの外縁12bに向く、内周面23aを有する。すなわち、複数の第1の隙間G1には第1の羽根65が配置され、第3の隙間G3及び第4の隙間G4には第1の羽根65が配置されない。複数の第1の羽根65は、複数の第1の隙間G1に位置することで、複数の第1の磁気ディスク61に対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。一方、第2の磁気ディスク62Bに、回転軸Axまわりに延びる内周面52aが向く。また、第2の磁気ディスク62Aに、回転軸Axまわりに延びる内周面23aが向く。内周面23a,52aは、いわゆるシュラウドとして機能することで、第2の磁気ディスク62A,62Bの近傍において流体の流れを整え、乱流が発生することを抑制する。これにより、内周面23a,52aは、第2の磁気ディスク62A,62Bのディスクフラッタを抑制できる。従って、内周面23a,52aは、第2の磁気ディスク62A,62Bに対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。以上のように、本実施形態のHDD10は、第3の隙間G3及び第4の隙間G4に第1の羽根65を配置することなく、第2の磁気ディスク62A,62Bに対する磁気ヘッド14の位置決め精度を向上することができる。
以上説明された少なくとも一つの実施形態によれば、ディスク装置は、複数の記録媒体と、複数の磁気ヘッドと、スポイラと、筐体とを備える。前記記録媒体は、それぞれが記録面を有し、前記記録面と交差する軸方向に延びる回転軸まわりに回転可能であり、前記軸方向に並べられる。前記磁気ヘッドは、前記複数の記録媒体に対して情報を読み書きするよう構成される。前記スポイラは、前記複数の記録媒体の間に設けられた複数の隙間に位置する複数の第1の羽根を有する。前記筐体は、前記複数の記録媒体、前記複数の磁気ヘッド、及び前記スポイラが収容される内室が設けられる。前記複数の第1の羽根の数は、前記複数の隙間の数よりも少ない。ディスク状の記録媒体が回転することにより、内室における流体の流れが生じる。スポイラの第1の羽根は、複数の記録媒体の間の隙間において流体の流れが乱れることを抑制し、ひいては記録媒体が揺れるディスクフラッタを抑制できる。さらに、第1の羽根は、複数の記録媒体の間に位置する磁気ヘッドに流体の流れが当たることを抑制できる。これにより、第1の羽根は、記録媒体に対する磁気ヘッドの位置決め精度を向上することができる。一方、例えば、記録媒体の数が多い場合、第1の羽根の数も多くなるとともに、軸方向におけるスポイラの長さも長くなる。しかしながら、ハードディスクドライブのようなディスク装置の軸方向における寸法は、例えば規格によって制約されることがある。このため、記録媒体の数が多い場合、スポイラ及び筐体の構造によっては、全ての隙間に第1の羽根を配置することが困難な場合がある。これに対し、本実施形態のディスク装置において、複数の第1の羽根の数は、複数の隙間の数よりも少ない。すなわち、複数の隙間のうち少なくとも一つには、第1の羽根が配置されない。このため、スポイラ及び筐体の構造を大きく変更することなく、複数の記録媒体のうち所望のものに対する磁気ヘッドの位置決め精度を第1の羽根により向上させることができる。
以上の説明において、抑制は、例えば、事象、作用、若しくは影響の発生を防ぐこと、又は事象、作用、若しくは影響の度合いを低減させること、として定義される。また、以上の説明において、制限は、例えば、移動若しくは回転を防ぐこと、又は移動若しくは回転を所定の範囲内で許容するとともに当該所定の範囲を超えた移動若しくは回転を防ぐこと、として定義される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…ハードディスクドライブ(HDD)、11…筐体、11a…端部、12…磁気ディスク、12a…記録面、12b…外縁、14…磁気ヘッド、15…アクチュエータアセンブリ、18…フレキシブルプリント配線板(FPC)、18a…取付部、18b…可撓部、19…スポイラ、21a…第1の底面、21b…第2の底面、22a…内周面、23…中壁、23a…内周面、23b…支持面、25…内室、25a…第1の部屋、25b…第2の部屋、27…カバー、28…プリント回路版(PCB)、52a…内周面、53…羽根、56…取付軸、61…第1の磁気ディスク、62,62A,62B…第2の磁気ディスク、65…第1の羽根、66…第2の羽根、Ax…回転軸、G…隙間、G1…第1の隙間、G2…第2の隙間、G3…第3の隙間、G4…第4の隙間。

Claims (13)

  1. それぞれが記録面を有し、前記記録面と交差する軸方向に延びる回転軸まわりに回転可能であり、前記軸方向に並べられた、複数の記録媒体と、
    前記複数の記録媒体に対して情報を読み書きするよう構成された複数の磁気ヘッドと、
    前記複数の記録媒体の間に設けられた複数の隙間に位置する複数の第1の羽根を有するスポイラと、
    前記複数の記録媒体、前記複数の磁気ヘッド、及び前記スポイラが収容される内室が設けられた筐体と、
    を具備し、
    前記複数の第1の羽根の数は、前記複数の隙間の数よりも少ない、
    ディスク装置。
  2. 前記複数の記録媒体は、前記軸方向に並べられた複数の第1の記録媒体と、前記複数の第1の記録媒体から前記軸方向に離間した少なくとも一つの第2の記録媒体と、を含み、
    前記複数の第1の記録媒体及び前記少なくとも一つの第2の記録媒体はそれぞれ、前記回転軸まわりに延びる外縁を有し、
    前記スポイラは、前記複数の第1の記録媒体の前記外縁に向く側面を有し、
    前記複数の第1の羽根は、前記側面から突出し、前記複数の隙間のうち前記複数の第1の記録媒体の間に設けられた複数の第1の隙間に位置し、且つ前記複数の隙間のうち前記複数の第1の記録媒体と前記少なくとも一つの第2の記録媒体との間に設けられた第2の隙間の外に位置し、
    前記筐体は、前記側面と前記軸方向に並べられ、前記回転軸まわりに延びるとともに、前記少なくとも一つの第2の記録媒体の前記外縁に向く、第1の内周面を有する、
    請求項1のディスク装置。
  3. 前記複数の記録媒体は、前記軸方向に並べられた複数の第1の記録媒体と、前記複数の第1の記録媒体から前記軸方向に離間した少なくとも一つの第2の記録媒体と、を含み、
    前記複数の第1の記録媒体及び前記少なくとも一つの第2の記録媒体はそれぞれ、前記回転軸まわりに延びる外縁を有し、
    前記スポイラは、前記回転軸まわりに延びるとともに前記複数の第1の記録媒体及び前記少なくとも一つの第2の記録媒体の前記外縁に向く側面を有し、
    前記複数の第1の羽根は、前記側面から突出し、前記複数の隙間のうち前記複数の第1の記録媒体の間に設けられた複数の第1の隙間に位置し、且つ前記複数の隙間のうち前記複数の第1の記録媒体と前記少なくとも一つの第2の記録媒体との間に設けられた第2の隙間の外に位置する、
    請求項1のディスク装置。
  4. 前記複数の記録媒体は、前記軸方向に並べられた複数の第1の記録媒体と、前記複数の第1の記録媒体から前記軸方向に離間した少なくとも一つの第2の記録媒体と、前記複数の第1の記録媒体と前記少なくとも一つの第2の記録媒体との間に位置する少なくとも一つの第3の記録媒体と、を含み、
    前記複数の第1の記録媒体、前記少なくとも一つの第2の記録媒体、及び前記少なくとも一つの第3の記録媒体はそれぞれ、前記回転軸まわりに延びる外縁を有し、
    前記スポイラは、前記回転軸まわりに延びるとともに前記複数の第1の記録媒体及び前記少なくとも一つの第3の記録媒体の前記外縁に向く側面を有し、
    前記複数の第1の羽根は、前記側面から突出し、前記複数の隙間のうち前記複数の第1の記録媒体の間に設けられた複数の第1の隙間に位置し、前記複数の隙間のうち前記複数の第1の記録媒体と前記少なくとも一つの第3の記録媒体との間に設けられた第3の隙間の外に位置し、且つ前記少なくとも一つの第2の記録媒体と前記少なくとも一つの第3の記録媒体との間に設けられた第4の隙間の外に位置し、
    前記筐体は、前記側面と前記軸方向に並べられ、前記回転軸まわりに延びるとともに、前記少なくとも一つの第2の記録媒体の前記外縁に向く、第1の内周面、を有する、
    請求項1のディスク装置。
  5. 前記筐体は、前記回転軸まわりに延びるとともに前記複数の第1の記録媒体及び前記少なくとも一つの第2の記録媒体の前記外縁に向く第2の内周面、を有し、
    前記第1の内周面は、前記第2の内周面から前記回転軸まわりに延びる、
    請求項2又は請求項4のディスク装置。
  6. 前記筐体は、前記第1の内周面を有する壁と、前記軸方向に延びる軸と、を有し、
    前記壁は、前記軸方向に向くとともに前記スポイラを支持する支持面を有し、
    前記軸は、前記支持面から突出するように前記壁に取り付けられ、
    前記スポイラは、前記軸方向に延びる孔が設けられ、前記孔に前記軸が嵌められることで前記軸まわりに回転可能に前記壁に取り付けられた、
    請求項2、請求項4、及び請求項5のいずれか一つのディスク装置。
  7. 前記軸方向において、前記第1の内周面の長さは、前記複数の隙間のうち一つの長さよりも長い、請求項2、請求項4、請求項5、及び請求項6のいずれか一つのディスク装置。
  8. 前記複数の記録媒体の数は、10個以上である、請求項1乃至請求項7のいずれか一つのディスク装置。
  9. 前記内室に、ヘリウムが充填された、請求項1乃至請求項8のいずれか一つのディスク装置。
  10. 前記筐体の外部に位置するとともに前記回転軸と直交する径方向において前記複数の記録媒体から離間した基板、をさらに具備する請求項1乃至請求項9のいずれか一つのディスク装置。
  11. 前記複数の磁気ヘッドを前記記録面に沿って移動させるよう構成されたアクチュエータと、
    前記筐体に取り付けられる取付部と、前記取付部から延びるとともに前記アクチュエータに接続される可撓部と、を有するフレキシブルプリント配線板と、
    をさらに具備し、
    前記内室は、前記複数の記録媒体が収容される第1の部屋と、前記スポイラ及び前記取付部が収容されるとともに前記第1の部屋に連通された第2の部屋と、を有し、
    前記筐体は、前記第1の部屋及び前記第2の部屋が開放された前記軸方向における端部と、前記複数の記録媒体に向く前記軸方向における前記第1の部屋の第1の底面と、前記取付部が取り付けられた前記軸方向における前記第2の部屋の第2の底面と、を有し、
    前記軸方向において、前記第1の底面と前記端部との間の距離は、前記第2の底面と前記端部との間の距離よりも長い、
    請求項1乃至請求項10のいずれか一つのディスク装置。
  12. 前記筐体に取り付けられ、前記内室を覆う、カバー、
    をさらに具備し、
    前記スポイラは、前記カバーと前記複数の記録媒体との間に位置する第2の羽根を有し、
    前記回転軸と直交する径方向において、前記複数の第1の羽根の長さは互いに等しく、前記第2の羽根の長さは前記複数の第1の羽根のそれぞれの長さよりも短い、
    請求項1乃至請求項11のいずれか一つのディスク装置。
  13. 筐体と、
    それぞれが記録面を有し、前記筐体内で回転可能に支持された複数の記録媒体と、
    前記複数の記録媒体に対して情報を読み書きするよう構成された複数の磁気ヘッドと、
    前記複数の記録媒体の間に設けられた複数の羽根を有するスポイラと、
    を具備し、
    前記複数の記録媒体の数は、n枚であり、
    前記複数の羽根の数は、(n-2)枚以下である、
    ディスク装置。
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