JP2024042945A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アームを薄くすることが可能なディスク装置を提供する。【解決手段】一つの実施形態に係るディスク装置は、磁気ディスクと、第1の磁気ヘッドと、第1のサスペンションと、キャリッジとを備える。前記第1のサスペンションは、前記第1の磁気ヘッドが実装された可撓性の第1の基板を有する。前記キャリッジは、前記第1のサスペンションが取り付けられたアームを有する。前記アームは、第1の端面と、前記第1の端面の反対側の第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面との間で延びる側面と、軸方向において前記第1の端面及び前記第2の端面から離間して前記側面から突出する突起と、を有する。前記第1の基板は、前記側面に沿って延びる第1の帯部を有する。前記第1の帯部は、前記軸方向において前記第1の端面と前記突起との間に位置する第1の部分を有し、前記軸方向において前記第1の端面と前記第2の端面との間に位置する。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、ディスク装置に関する。
ハードディスクドライブ(HDD)のようなディスク装置は、例えば、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、ヘッドスタックアセンブリ(HSA)とを有する。HSAは、回転するキャリッジと、磁気ヘッドが取り付けられたヘッドジンバルアセンブリ(HGA)とを有する。
HGAは、キャリッジのアームに取り付けられる。また、HGAは、磁気ヘッドが実装される可撓性の基板(フレキシャ)を有する。磁気ヘッドに入力され、又は磁気ヘッドから出力された種々の電気信号が、フレキシャの配線を流れる。
米国特許第5382851号明細書
フレキシャの一部は、例えば、アームに保持される。アームにフレキシャを保持する部分が形成されるため、アームを薄く設計することが難しい。
本発明が解決する課題の一例は、アームを薄くすることが可能なディスク装置を提供することである。
一つの実施形態に係るディスク装置は、複数の磁気ディスクと、第1の磁気ヘッドと、第1のサスペンションと、キャリッジとを備える。前記複数の磁気ディスクはそれぞれ、記録面を有する。前記第1の磁気ヘッドは、前記複数の磁気ディスクのうち一つに対して情報を読み書きするよう構成される。前記第1のサスペンションは、前記第1の磁気ヘッドが実装された可撓性の第1の基板を有する。前記キャリッジは、前記第1のサスペンションが取り付けられたアームを有し、回転軸まわりに回転することで前記第1の磁気ヘッドを前記複数の磁気ディスクに対して移動させるよう構成される。前記アームは、前記第1の磁気ヘッドが前記記録面の上に位置するときに前記複数の磁気ディスクのうち前記一つに向くよう構成された第1の端面と、前記第1の端面の反対側の第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面との間で延びる側面と、前記回転軸に沿う軸方向において前記第1の端面及び前記第2の端面から離間して前記側面から突出する突起と、を有する。前記第1の基板は、前記側面に沿って延びる第1の帯部、を有する。前記第1の帯部は、前記軸方向において前記第1の端面と前記突起との間に位置する第1の部分を有し、前記軸方向において前記第1の端面と前記第2の端面との間に位置する。
図1は、第1の実施形態に係るHDDを分解して示す例示的な斜視図である。 図2は、第1の実施形態のHDDの一部を示す例示的な断面図である。 図3は、第1の実施形態のHGA及びアームを示す例示的な平面図である。 図4は、第1の実施形態の複数の磁気ディスクの一部と複数のHSAの一部とを示す例示的な側面図である。 図5は、第1の実施形態の複数の磁気ディスクの一部と複数のHSAの一部とを図4のF5-F5線に沿って示す例示的な断面図である。 図6は、第2の実施形態に係る複数の磁気ディスクの一部と複数のHSAの一部とを示す例示的な側面図である。 図7は、第2の実施形態の複数の磁気ディスクの一部と複数のHSAの一部とを図6のF7-F7線に沿って示す例示的な断面図である。
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)10を分解して示す例示的な斜視図である。HDD10は、ディスク装置の一例であり、電子機器、記憶装置、外部記憶装置、又は磁気ディスク装置とも称され得る。HDD10は、例えば、ニアライン(near-online)HDDである。なお、HDD10は、この例に限られない。
図1に示すように、HDD10は、筐体11と、複数の磁気ディスク12と、スピンドルモータ13と、複数の磁気ヘッド14と、ヘッドスタックアセンブリ(HSA)15と、ボイスコイルモータ(VCM)16と、ランプロード機構17と、フレキシブルプリント配線板(FPC)18と、プリント回路板(PCB)19とを有する。筐体11は、ベースとも称され得る。磁気ヘッド14及びFPC18は、HSA15に含まれても良い。
図2は、第1の実施形態のHDD10の一部を示す例示的な断面図である。図2に示すように、本明細書において、便宜上、+Z方向及び-Z方向が定義される。+Z方向は、HDD10の厚さに沿う一方向である。-Z方向は、+Z方向の反対方向である。
筐体11は、ベース21と、内カバー22と、外カバー23とを有する。なお、筐体11は、この例に限られない。ベース21、内カバー22、及び外カバー23のそれぞれは、例えばアルミニウム合金のような金属材料によって作られる。なお、ベース21、内カバー22、及び外カバー23の材料が互いに異なっても良い。
図1に示すように、ベース21は、当該ベース21の内側に内室Sが設けられた略直方体の箱状に形成される。内室Sは、ベース21の外部へ+Z方向に開放されている。筐体11は、複数の磁気ディスク12、スピンドルモータ13、複数の磁気ヘッド14、HSA15、VCM16、ランプロード機構17、及びFPC18を内室Sに収容する。
ベース21は、底壁25と側壁26とを有する。底壁25は、+Z方向と略直交するように広がる略矩形(四角形)の板状に形成されている。側壁26は、底壁25の縁から略+Z方向に突出し、略矩形の枠状に形成されている。底壁25と側壁26とは、一体に形成されている。
内カバー22は、+Z方向における側壁26の端部に例えばネジにより取り付けられ、内室Sを塞ぐ。外カバー23は、内カバー22を覆い、+Z方向における側壁26の端部に例えば溶接により取り付けられる。
内カバー22に通気口27が設けられる。さらに、外カバー23に、通気口28が設けられる。ベース21の内部に部品が取り付けられ、ベース21に内カバー22及び外カバー23が取り付けられた後、通気口27,28から筐体11の内部の空気が抜かれる。さらに、筐体11の内部に、空気とは異なる気体が充填される。
筐体11の内部に充填される気体は、例えば、空気よりも密度が低い低密度ガスや、反応性の低い不活性ガス等である。例えば、ヘリウムが筐体11の内部に充填される。なお、他の流体が筐体11の内部に充填されても良い。また、筐体11の内部は、真空、真空に近い低圧、又は大気圧よりも低い陰圧に保たれても良い。
外カバー23の通気口28は、シール29により塞がれる。シール29は、通気口28を気密に密封し、筐体11の内部に充填された流体が通気口28から漏れることを防ぐ。
複数の磁気ディスク12は、+Z方向と直交するように広がる円盤状に形成される。磁気ディスク12の直径は、例えば、約3.5インチである。図2に示すように、本実施形態のHDD10は、例えば、13枚の磁気ディスク12を有する。すなわち、複数の磁気ディスク12の数は、11枚以上である。なお、磁気ディスク12の直径及び数は、この例に限られない。
複数の磁気ディスク12はそれぞれ、例えば、少なくとも一つの記録面31を有する。記録面31は、磁気ディスク12の上面及び下面の少なくとも一方に設けられる。言い換えると、複数の記録面31はそれぞれ、略+Z方向に向く磁気ディスク12の表面、又は略-Z方向に向く磁気ディスク12の表面である。記録面31は、+Z方向と直交する略平坦な面である。記録面31に、磁気ディスク12の磁気記録層が設けられる。
図1のスピンドルモータ13は、+Z方向又は-Z方向に間隔を介して重ねられた複数の磁気ディスク12を支持するとともに回転させる。複数の磁気ディスク12は、例えば、クランプバネによってスピンドルモータ13のハブに保持される。
複数の磁気ヘッド14のそれぞれは、複数の磁気ディスク12の記録面31のうち対応する一つに対して、情報の記録及び再生を行う。言い換えると、複数の磁気ヘッド14のそれぞれは、複数の磁気ディスク12のうち一つに対して情報を読み書きする。
HSA15は、磁気ディスク12から離間した位置に配置された支持軸35に、回転可能に支持される。支持軸35は、例えば、筐体11の底壁25から略+Z方向に延びている。
HSA15は、中心軸Axまわりに回転することができる。中心軸Axは、回転軸の一例であり、+Z方向及び-Z方向に延びる仮想的な軸である。中心軸Axは、例えば、HSA15の回転の中心であり、支持軸35の中心軸でもある。
以下、便宜上、軸方向、径方向及び周方向が定義される。軸方向は、中心軸Axに沿う方向である。本実施形態において、中心軸Axは+Z方向及び-Z方向に延びている。このため、軸方向は、+Z方向及び-Z方向を含む。径方向は、中心軸Axと直交する方向であり、中心軸Axと直交する複数の方向を含む。周方向は、中心軸Axまわりに回転する方向であり、中心軸Axまわりに時計回りに回転する方向と反時計回りに回転する方向とを含む。
VCM16は、HSA15を中心軸Axまわりに回転させ、所望の位置に配置する。VCM16によるHSA15の回転により磁気ヘッド14が磁気ディスク12の最外周に移動すると、ランプロード機構17は、磁気ディスク12から離間した位置に磁気ヘッド14を保持する。
図3は、第1の実施形態のHGA38及びアーム42を示す例示的な平面図である。図3に示すように、HSA15は、キャリッジ37と、複数のヘッドジンバルアセンブリ(HGA)38と、複数のアームダンパ39とを有する。アームダンパ39は、ホルダ及び制限壁の一例である。図2に示すように、キャリッジ37は、アクチュエータブロック41と、複数のアーム42と、コイルホルダ43とを有する。
アクチュエータブロック41は、例えば、軸受を介して、支持軸35に回転可能に支持される。複数のアーム42は、アクチュエータブロック41から、径方向の外側に突出している。なお、HSA15が分割され、複数のアクチュエータブロック41のそれぞれからアーム42が突出しても良い。
複数のアーム42は、軸方向に間隔を介して配置される。アーム42はそれぞれ、隣り合う磁気ディスク12の間の隙間に進入可能な板状に形成される。複数のアーム42は、略平行に延びている。
本実施形態において、キャリッジ37は、14個のアーム42を有する。複数のアーム42の数は、複数の磁気ディスク12の数よりも一つ多い。なお、複数のアーム42の数は、この例に限られない。
コイルホルダ43は、アクチュエータブロック41から、アーム42が突出する方向の反対方向に突出している。コイルホルダ43は、VCM16のボイルコイルを保持する。VCM16は、当該ボイスコイルと、一対のヨークと、当該ヨークに設けられた磁石とを有する。
アクチュエータブロック41、複数のアーム42、及びコイルホルダ43は、例えばアルミニウムにより一体に形成される。なお、アクチュエータブロック41、アーム42、及びコイルホルダ43の材料は、この例に限られない。
図3に示すように、複数のHGA38は、複数のアーム42のうち対応する一つの先端部分に取り付けられ、当該アーム42から突出する。これにより、複数のHGA38は、Z方向に間隔を介して配置される。複数のHGA38のそれぞれは、ベースプレート51と、ロードビーム52と、フレキシャ(flexure)53とを有する。
ベースプレート51及びロードビーム52は、例えば、ステンレスにより作られる。なお、ベースプレート51及びロードビーム52の材料は、この例に限られない。ベースプレート51は、板状に形成され、例えば加締めによりアーム42の先端部に取り付けられる。
ロードビーム52は、ベースプレート51の先端部に取り付けられ、ベースプレート51から中心軸Axと直交する方向に突出する。ロードビーム52は、ベースプレート51よりも薄く、軸方向と略直交する板状に形成される。
フレキシャ53は、細長い帯状に形成される。フレキシャ53は、例えば、ステンレス等の金属板(裏打ち層)と、金属板上に形成された絶縁層と、絶縁層上に形成され複数の配線(配線パターン)を構成する導電層と、導電層を覆う保護層(絶縁層)と、を有する可撓性の基板である。なお、フレキシャ53は、この例に限られない。
フレキシャ53は、ジンバル部55(弾性支持部)とテール部56とを有する。ジンバル部55及びテール部56のそれぞれは、フレキシャ53の一部であり、金属板、絶縁層、導電層、及び保護層のうち少なくとも一つを有する。
ジンバル部55は、フレキシャ53の一方の端部に設けられ、ロードビーム52上に位置する。ジンバル部55に、磁気ヘッド14が実装される。これにより、フレキシャ53は、磁気ヘッド14に電気的に接続される。
ジンバル部55は、例えば、ロードビーム52に取り付けられたフレーム状の部分と、磁気ヘッド14が実装されるとともに当該フレーム状の部分に対して弾性的に変位可能な部分とを有する。なお、ジンバル部55は、この例に限られない。
テール部56は、ロードビーム52上のジンバル部55から、アーム42に沿ってアクチュエータブロック41に向かって延びている。なお、ジンバル部55とテール部56との間に、他の部分が設けられても良い。テール部56の端部は、アクチュエータブロック41に取り付けられたFPC18の一方の端部に接続される。FPC18の他方の端部は、例えば、底壁25に設けられたコネクタに接続される。
図1のPCB19は、例えば、ガラスエポキシ基板等のリジッド基板であり、多層基板又はビルドアップ基板等である。PCB19は、筐体11の外部に配置され、底壁25に取り付けられる。
PCB19には、例えば、FPC18に接続される中継コネクタ、ホストコンピュータに接続されるインターフェース(I/F)コネクタ、及びHDD10の動作を制御するコントローラのような、種々の電子部品が搭載される。中継コネクタは、底壁25に設けられたコネクタを介して、FPC18に電気的に接続される。
例えばPCB19のコントローラは、VCM16を駆動させ、HSA15を中心軸Axまわりに回転させる。これにより、HSA15のHGA38に実装された磁気ヘッド14は、磁気ディスク12に対して移動させられる。言い換えると、HSA15のキャリッジ37は、中心軸Axまわりに回転することで、磁気ヘッド14を複数の磁気ディスク12に対して移動させる。
図2に示すように、アームダンパ39は、アーム42に取り付けられる。アームダンパ39は、例えば、ステンレス、アルミニウム、又は合成樹脂で作られた拘束板と、当該拘束板をアーム42に貼り付ける粘弾性材料層とを有する。拘束板が変位することで、アーム42の振動が緩和される。
図4は、第1の実施形態の複数の磁気ディスク12の一部と複数のHSA15の一部とを示す例示的な側面図である。図4に示すように、以下の説明において、複数の磁気ディスク12のうち二つが磁気ディスク12A,12Bと個別に称されることがある。また、複数のHGA38のうち二つがHGA38A,38Bと個別に称されることがある。
磁気ディスク12Aは、複数の磁気ディスクのうち一つの一例である。磁気ディスク12Bは、複数の磁気ディスクのうち他の一つの一例である。HGA38Aは、第1のサスペンションの一例である。HGA38Bは、第2のサスペンションの一例である。
二つの磁気ディスク12A,12Bは、軸方向に隣り合う。磁気ディスク12Bは、磁気ディスク12Aから-Z方向に離間している。以下、軸方向において二つの磁気ディスク12A,12Bの間に位置する一つのアーム42と、当該アーム42に取り付けられるHGA38A,38Bとについて、詳しく説明する。なお、複数のアーム42は、互いに略同一の形状を有する。
HGA38Aに含まれるフレキシャ53は、フレキシャ53Aと称される。フレキシャ53Aは、第1の基板の一例である。さらに、フレキシャ53Aのテール部56は、テール部56Aと称される。テール部56Aは、第1の帯部の一例である。
複数の磁気ヘッド14のうちフレキシャ53Aに実装される一つは、第1の磁気ヘッドの一例である。フレキシャ53Aに実装される磁気ヘッド14は、磁気ディスク12Aに対して情報を読み書きする。
HGA38Bに含まれるフレキシャ53は、フレキシャ53Bと称される。フレキシャ53Bは、第2の基板の一例である。さらに、フレキシャ53Bのテール部56は、テール部56Bと称される。テール部56Bは、第2の帯部の一例である。
複数の磁気ヘッド14のうちフレキシャ53Bに実装される一つは、第2の磁気ヘッドの一例である。フレキシャ53Bに実装される磁気ヘッド14は、磁気ディスク12Bに対して情報を読み書きする。
アーム42は、第1の端面61と、第2の端面62と、側面63と、突起64とを有する。第1の端面61は、略平坦に形成され、略+Z方向に向く。第2の端面62は、第1の端面61の反対側に位置する。第2の端面62は、略平坦に形成され、略-Z方向に向く。
アーム42が二つの磁気ディスク12A,12Bの間の隙間に進入することで、フレキシャ53Aに実装された磁気ヘッド14が磁気ディスク12Aの記録面31上に配置される。さらに、フレキシャ53Bに実装された磁気ヘッド14が磁気ディスク12Bの記録面31上に配置される。
磁気ヘッド14が記録面31の上に位置するとき、第1の端面61は、間隔を介して磁気ディスク12Aの記録面31に向く。さらに、第2の端面62は、間隔を介して磁気ディスク12Bの記録面31に向く。
図5は、第1の実施形態の複数の磁気ディスク12の一部と複数のHSA15の一部とを図4のF5-F5線に沿って示す例示的な断面図である。図5に示すように、側面63は、第1の端面61の縁と第2の端面62の縁との間で延びている。側面63は、略平坦に形成され、軸方向と略直交する方向に向く。
突起64は、側面63から突出している。突起64は、軸方向において、第1の端面61から-Z方向に離間するとともに、第2の端面62から+Z方向に離間している。すなわち、突起64は、アーム42のうち第1の端面61及び第2の端面62を有する部分よりも薄い部分である。突起64は、第1のガイド面67と、第2のガイド面68と、側端面69とを有する。
第1のガイド面67は、略平坦に形成され、略+Z方向に向く。軸方向において、第1のガイド面67は、第1の端面61から-Z方向に離間している。第2のガイド面68は、第1のガイド面67の反対側に位置する。第2のガイド面68は、略平坦に形成され、略-Z方向に向く。軸方向において、第2のガイド面68は、第2の端面62から+Z方向に離間している。
第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68は、互いに略平行に形成される。なお、第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68は、この例に限られない。
側端面69は、第1のガイド面67の縁と第2のガイド面68の縁との間で延びている。側端面69は、略平坦に形成され、軸方向と略直交する方向に向く。側端面69が向く方向は、側面63が向く方向と略同一であっても良いし、異なっても良い。
図4に示すように、本実施形態では、軸方向において、突起64の中心は、第1の端面61と第2の端面62との間の中央に位置する。軸方向における突起64の中心は、軸方向における第1のガイド面67と第2のガイド面68との間の中央である。
突起64が設けられることで、アーム42に第1の切り欠きC1と第2の切り欠きC2とが形成される。図5に示すように、第1の切り欠きC1は、側面63と第1のガイド面67とによって形成(規定、又は区画)された空間である。第1の切り欠きC1は、アーム42の外部へ+Z方向に開放される。第2の切り欠きC2は、側面63と第2のガイド面68とによって形成された空間である。第2の切り欠きC2は、アーム42の外部へ-Z方向に開放される。なお、アーム42と異なる部品が、第1の切り欠きC1及び第2の切り欠きC2のうち少なくとも一方を塞いでも良い。
図4に示すように、本実施形態の突起64は、複数の保持突起71,72,73を有する。保持突起71は、第1の保持突起の一例である。保持突起72は、第2の保持突起の一例である。保持突起73は、第3の保持突起の一例である。
複数の保持突起71,72,73のそれぞれは、側面63から突出している。複数の保持突起71,72,73は、隙間を介してアーム42が延びる方向に略直線状に並んでいる。図3に示すように、保持突起71は、保持突起72,73よりもベースプレート51、ロードビーム52、ジンバル部55、及び磁気ヘッド14に近い。保持突起72は、保持突起71,73よりもアクチュエータブロック41に近い。保持突起73は、保持突起71と保持突起72との間に位置する。
保持突起71と保持突起73との間に、第1のスリットS1が設けられる。第1のスリットS1は、第1の隙間の一例である。保持突起72と保持突起73との間に、第2のスリットS2が設けられる。第2のスリットS2は、第2の隙間の一例である。
突起64は、第1のスリットS1及び第2のスリットS2によって、三つの保持突起71,72,73に区切られている。このため、三つの保持突起71,72,73のそれぞれは、第1のガイド面67の一部と第2のガイド面68の一部とを有する。三つの保持突起71,72,73の第1のガイド面67は、略同一平面上に設けられる。また、三つの保持突起71,72,73の第2のガイド面68は、略同一平面上に設けられる。
別の表現によれば、第1のスリットS1及び第2のスリットS2のそれぞれは、アーム42の長手方向と交差する方向(例えば軸方向)に突起64を貫通する。第1のスリットS1及び第2のスリットS2のそれぞれは、第1のガイド面67、第2のガイド面68、及び側端面69に開口し、第1の切り欠きC1と第2の切り欠きC2とを連通する。
図5に示すように、本実施形態において、アーム42の厚さTaは、複数の磁気ディスク12のそれぞれの厚さTdよりも薄い。アーム42の厚さTaは、軸方向における第1の端面61と第2の端面62との間の距離である。
例えば、アーム42の厚さTaは、約0.470mmに設定される。すなわち、厚さTaは、0.400mm乃至0.650mmに設定される。一方、複数の磁気ディスク12のそれぞれの厚さTdは、0.500mm以上であり、例えば約0.635mmに設定される。なお、厚さTa,Tdは、この例に限られない。
第1の切り欠きC1の深さTc1と、第2の切り欠きC2の深さTc2とのそれぞれは、突起64の厚さTpよりも短い。深さTc1は、軸方向における第1の端面61と突起64の第1のガイド面67との間の距離である。深さTc2は、軸方向における第2の端面62と突起64の第2のガイド面68との間の距離である。厚さTpは、軸方向における第1のガイド面67と第2のガイド面68との間の距離である。
例えば、第1の切り欠きC1の深さTc1と、第2の切り欠きC2の深さTc2とのそれぞれは、約0.110mmに設定される。突起64の厚さTpは、約0.250mmに設定される。なお、深さTc1,Tc2及び厚さTpは、この例に限られない。
テール部56A,56Bのそれぞれの厚さは、第1の切り欠きC1の深さTc1よりも薄く、且つ第2の切り欠きC2の深さTc2よりも薄い。テール部56A,56Bのそれぞれの厚さは、例えば、0.040mmである。
アーム42の厚さTaは、軸方向における複数の磁気ディスク12の間の距離Ddよりも短い。距離Ddは、1.100mm乃至1.200mmであり、例えば1.132mmに設定される。なお、距離Ddは、この例に限られない。
図4に示すように、テール部56A,56Bは、アーム42の側面63に沿って延びている。言い換えると、側面63は、テール部56A,56Bに向く。さらに、テール部56A,56Bは、軸方向において、第1の端面61と第2の端面62との間に位置する。なお、軸方向において、テール部56A,56Bの一部が、第1の端面61と第2の端面62との間の範囲から一時的に飛び出しても良い。
本実施形態において、テール部56A,56Bのそれぞれは、第1のスリットS1及び第2のスリットS2を通過するように屈曲又は湾曲させられる。言い換えると、テール部56A,56Bは、第1のスリットS1及び第2のスリットS2を通り、保持突起71,72,73に引っ掛けられている。
テール部56Aは、三つの並行部81,82,83と、二つの傾斜部84,85とを有する。並行部82は、第2の部分の一例である。並行部83は、第1の部分の一例である。傾斜部85は、第3の部分の一例である。
並行部81,82,83のそれぞれは、第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68とおおよそ平行に延びるテール部56Aの一部である。なお、並行部81,82,83は、第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68に対して傾いていても良い。
傾斜部84,85のそれぞれは、第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68に対して斜めに延びるテール部56Aの一部である。図4の例において、並行部81,82,83及び傾斜部84,85は、直線状に延びている。しかし、並行部81,82,83及び傾斜部84,85は、曲線状に延びていても良い。
並行部81は、第1の切り欠きC1及び第2の切り欠きC2の外部に位置し、例えばジンバル部55に接続される。並行部81は、軸方向において、第1の端面61の近傍に位置する。例えば、並行部81は、軸方向において、突起64と第1の端面61との間に位置する。なお、並行部81は、この例に限られない。
並行部82は、第2の切り欠きC2に配置される。並行部82は、軸方向において、第2の端面62と突起64の保持突起71との間に位置する。側面63と、保持突起71の第2のガイド面68とは、並行部82に向く。並行部82は、保持突起71の第2のガイド面68に沿って延びている。
並行部83は、第1の切り欠きC1に配置される。並行部83は、軸方向において、第1の端面61と突起64の保持突起72,73との間に位置する。側面63と、保持突起72,73の第1のガイド面67とは、並行部83に向く。並行部83は、保持突起72,73の第1のガイド面67に沿って延びている。
傾斜部84は、並行部81の一方の端と並行部82の一方の端との間で延びている。傾斜部85は、第1のスリットS1を通って、並行部82の他方の端と並行部83の一方の端との間で延びている。このように、テール部56Aは、第1の端面61に沿って延びる並行部81,83に対して、並行部82及び傾斜部84,85が保持突起71に引っ掛けられるように屈曲又は湾曲させられている。
テール部56Bは、三つの並行部91,92,93と、二つの傾斜部94,95とを有する。並行部91は、第4の部分の一例である。並行部92は、第5の部分の一例である。並行部93は、第7の部分の一例である。傾斜部94は、第6の部分の一例である。傾斜部95は、第8の部分の一例である。
並行部91,92,93のそれぞれは、第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68とおおよそ平行に延びるテール部56Bの一部である。なお、並行部91,92,93は、第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68に対して傾いていても良い。
傾斜部94,95のそれぞれは、第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68に対して斜めに延びるテール部56Bの一部である。図4の例において、並行部91,92,93及び傾斜部94,95は、直線状に延びている。しかし、並行部91,92,93及び傾斜部94,95は、曲線状に延びていても良い。
並行部91は、ジンバル部55に接続されている。並行部91の一部は、第2の切り欠きC2に配置される。並行部91は、軸方向において、第2の端面62と保持突起71との間に位置する。側面63と保持突起71の第2のガイド面68とは、並行部91に向く。並行部91は、保持突起71の第2のガイド面68に沿って延びている。
並行部92は、第1の切り欠きC1に配置される。並行部92は、軸方向において、第1の端面61と突起64の保持突起73との間に位置する。側面63と、保持突起73の第1のガイド面67とは、並行部92に向く。並行部92は、保持突起73の第1のガイド面67に沿って延びている。
並行部93は、第2の切り欠きC2に配置される。並行部93は、軸方向において、第2の端面62と突起64の保持突起72との間に位置する。側面63と、保持突起72の第2のガイド面68とは、並行部93に向く。並行部93は、保持突起72の第2のガイド面68に沿って延びている。
傾斜部94は、第1のスリットS1を通って、並行部91の一方の端と並行部92の一方の端との間で延びている。傾斜部95は、第2のスリットS2を通って、並行部92の他方の端と並行部93の一方の端との間で延びている。このように、テール部56Bは、第2の端面62に沿って延びる並行部91,93に対して、並行部92及び傾斜部94,95が保持突起73に引っ掛けられるように屈曲又は湾曲させられている。
第1の切り欠きC1において、テール部56Aの並行部83とテール部56Bの並行部92とが重なっている。テール部56Bの並行部92は、保持突起73と、テール部56Aの並行部83との間に位置する。
第2の切り欠きC2において、テール部56Aの並行部82とテール部56Bの並行部91とが重なっている。テール部56Aの並行部82は、保持突起71と、テール部56Bの並行部91との間に位置する。
テール部56Aは、並行部81,82,83及び傾斜部84,85を有するように予め屈曲又は湾曲されて、アーム42に取り付けられる。同様に、テール部56Bは、並行部91,92,93及び傾斜部94,95を有するように予め屈曲又は湾曲されて、アーム42に取り付けられる。このため、テール部56A,56Bは、アーム42に容易に取り付けられることができる。なお、テール部56A,56Bのうち一方は、曲げられず、直線状に延びていていも良い。
例えば、HSA15が振動することにより、又は屈曲したテール部56Aが復元しようとすることにより、+Z方向の力がテール部56Aに作用することがある。この場合、保持突起71の第2のガイド面68は、並行部82を支持することで、テール部56Aが+Z方向に移動することを制限する。これにより、保持突起71は、並行部81,83が突起64から第1の端面61よりも離間することを制限する。
一方、-Z方向の力がテール部56Aに作用することがある。この場合、保持突起72,73の第1のガイド面67は、並行部83を支持することで、テール部56Aが-Z方向に移動することを制限する。これにより、保持突起72,73は、並行部82が突起64から第2の端面62よりも離間することを制限する。
以上のように、保持突起71,72,73は、テール部56Aに引っ掛かり、軸方向におけるテール部56Aの移動を制限する。これにより、保持突起71,72,73は、軸方向においてテール部56Aを第1の端面61と第2の端面62との間の範囲に保持する。
テール部56Aと同様に、+Z方向の力がテール部56Bに作用することがある。この場合、保持突起71,72の第2のガイド面68は、並行部91,93を支持することで、テール部56Bが+Z方向に移動することを制限する。これにより、保持突起71,72は、並行部92が突起64から第1の端面61よりも離間することを制限する。
一方、-Z方向の力がテール部56Bに作用することがある。この場合、保持突起73の第1のガイド面67は、並行部92を支持することで、テール部56Bが-Z方向に移動することを制限する。これにより、保持突起73は、並行部91,93が突起64から第2の端面62よりも離間することを制限する。
以上のように、保持突起71,72,73は、テール部56Bに引っ掛かり、軸方向におけるテール部56Bの移動を制限する。これにより、保持突起71,72,73は、軸方向においてテール部56Bを第1の端面61と第2の端面62との間の範囲に保持する。
本実施形態において、第1のスリットS1とベースプレート51との間の距離は、第1のスリットS1とアクチュエータブロック41との間の距離よりも短い。また、第2のスリットS2とベースプレート51との間の距離は、第2のスリットS2とアクチュエータブロック41との間の距離よりも短い。
テール部56A,56Bの端部は、FPC18に取り付けられる。そして、テール部56A,56Bは、FPC18から遠い位置で、保持突起71,72,73に引っ掛けられる。このため、保持突起71,72,73は、軸方向においてテール部56A,56Bを第1の端面61と第2の端面62との間の範囲に効果的に保持できる。
図5に示すように、複数のアームダンパ39のうち一つが第1の端面61に貼り付けられる。さらに、複数のアームダンパ39のうち他の一つが第2の端面62に貼り付けられる。なお、第1の端面61及び第2の端面62のうち一方にのみ、アームダンパ39が貼り付けられても良い。
第1の端面61に貼り付けられたアームダンパ39は、側面63を越えて張り出している。アームダンパ39は、テール部56Aの並行部83の一部を軸方向に覆う。これにより、アームダンパ39は、並行部83が突起64から第1の端面61よりも離間することを制限する。
第2の端面62に貼り付けられたアームダンパ39は、側面63を越えて張り出している。アームダンパ39は、テール部56Bの並行部93の一部を軸方向に覆う。これにより、アームダンパ39は、並行部93が突起64から第2の端面62よりも離間することを制限する。
以上説明された第1の実施形態に係るHDD10において、アーム42は、第1の端面61と、第1の端面61の反対の第2の端面62と、第1の端面61と第2の端面62との間で延びる側面63と、軸方向において第1の端面61及び第2の端面62から離間して当該側面63から突出する突起64と、を有する。フレキシャ53Aは、側面63に沿って延びるテール部56Aを有する。テール部56Aは、軸方向において第1の端面61と突起64との間に位置する並行部83を有する。テール部56Aは、軸方向において第1の端面61と第2の端面62との間に位置する。すなわち、アーム42に、突起64と側面63とにより形成されて第1の端面61及び第2の端面62のそれぞれから窪む二つの第1の切り欠きC1及び第2の切り欠きC2が設けられる。テール部56Aは、当該アーム42の第1の切り欠きC1及び第2の切り欠きC2に収容される。
従来では、一般的に、アームの側面に設けられた溝にフレキシャの帯部が収容される。アームに溝が形成されるためには、アームに、軸方向に互いに離間するとともに間に溝が形成される二つの部分が設けられる。軸方向における当該二つの部分と溝との厚さは、例えば、当該二つの部分に求められる強度や工具の性能によってある程度の厚さ以上になってしまう。
一方、本実施形態のHDD10では、アーム42に一つの突起64が設けられるとともに、軸方向における当該突起64の両側に設けられた上述の第1の切り欠きC1及び第2の切り欠きC2にテール部56Aが収容される。一般的に、アーム42は、切削加工により製造される。深さTc1,Tc2が浅い第1の切り欠きC1及び第2の切り欠きC2は、幅が狭い溝に比べ、容易に形成され得る。このため、アーム42は、突起64が軸方向におけるある程度の厚さTpを有していたとしても、第1の切り欠きC1及び第2の切り欠きC2が浅く形成されることで、軸方向において薄く形成され得る。本実施形態のHDD10は、アーム42が薄く形成されることで、より多くの磁気ディスク12を有することができ、ひいては記憶容量を増大させることができる。
例えば、Small Form Factor Committeeにより策定された3.5インチハードディスクドライブのフォームファクタであるSFF-8300は、Z方向におけるHDDの寸法について、複数の最大寸法(以下、規定寸法と称する)を設定している。SFF-8300に定められる一つの規定寸法は、26.10mmである。本実施形態のHDD10は、アーム42の厚さTaを約0.470mmとし、磁気ディスク12の厚さTdを約0.500mmとし、軸方向における磁気ディスク12とアーム42との間の距離を約0.331mmとすることで、当該規定寸法の範囲内に11枚以上の磁気ディスク12を配置することができる。
突起64は、それぞれが側面63から突出するとともに隙間を介して並ぶ複数の保持突起71,72,73を有する。テール部56Aは、並行部82と傾斜部85とをさらに有する。並行部82は、軸方向において第2の端面62と突起64との間に位置する。傾斜部85は、複数の保持突起71,72,73の間の隙間(第1のスリットS1)を通って並行部83と並行部82との間で延びる。これにより、テール部56Aは、軸方向において突起64から第1の端面61よりも離間すること及び突起64から第2の端面62よりも離間することを制限されるように突起64に取り付けられる。従って、本実施形態のHDD10は、テール部56Aが磁気ディスク12に干渉することを抑制できる。さらに、本実施形態のHDD10は、接着剤や他の部品を用いることなくテール部56Aを突起64に取り付けることができ、例えば修理時にフレキシャ53A,53Bを容易にアーム42から取り外すことができる。
並行部83は、軸方向において保持突起72,73と第1の端面61との間に位置する。並行部82は、軸方向において保持突起71と第2の端面62との間に位置する。傾斜部85は、保持突起71と保持突起73との間の第1のスリットS1を通って並行部83と並行部82との間で延びる。テール部56Bは、並行部91,92,93と傾斜部94,95とを有する。並行部91は、軸方向において第2の端面62と保持突起71との間に位置する。並行部92は、軸方向において第1の端面61と保持突起73との間に位置する。傾斜部94は、第1のスリットS1を通って並行部91と並行部92との間で延びる。並行部93は、軸方向において第2の端面62と保持突起72との間に位置する。傾斜部95は、保持突起72と保持突起73との間の第2のスリットS2を通って並行部92と並行部93との間で延びる。すなわち、テール部56Aとテール部56Bとは、互い違いに屈曲又は湾曲させられて複数の保持突起71,72,73の間の隙間を通り、突起64に取り付けられる。これにより、テール部56A,56Bのそれぞれは、軸方向において突起64から第1の端面61よりも離間すること及び突起64から第2の端面62よりも離間することを制限されるように突起64に取り付けられる。従って、本実施形態のHDD10は、テール部56A,56Bが磁気ディスクに干渉することを抑制できる。さらに、本実施形態のHDD10は、接着剤や他の部品を用いることなくテール部56A,56Bを突起64に取り付けることができ、例えば修理時にフレキシャ53A,53Bを容易にアーム42から取り外すことができる。
アームダンパ39は、アーム42に取り付けられる。アームダンパ39は、軸方向に並行部83の少なくとも一部を覆うことで当該並行部83が突起64から第1の端面61よりも離間することを制限する。これにより、本実施形態のHDD10は、アーム42の形状を複雑化することなく、テール部56Aが磁気ディスク12に干渉することを抑制できる。
軸方向において、突起64と第1の端面61との間の距離(深さTc1)は突起64の厚さTpよりも短い。さらに、軸方向において、突起64と第2の端面62との間の距離(深さTc2)は突起64の厚さTpよりも短い。すなわち、アーム42の第1の切り欠きC1及び第2の切り欠きC2は浅く形成される。従って、アーム42は、軸方向において薄く形成され得る。
軸方向において、突起64の中心は、第1の端面61と第2の端面62との間の中央に位置する。すなわち、突起64の両側に設けられた第1の切り欠きC1及び第2の切り欠きC2の深さは、互いに略同一である。これにより、本実施形態のHDD10は、テール部56Aが第1の切り欠きC1及び第2の切り欠きC2からはみ出して磁気ディスク12に干渉してしまうことを抑制できる。また、HDD10は、テール部56A,56Bを屈曲又は湾曲させる角度を略同一に設定することができる。
軸方向における第1の端面61と第2の端面62との間の距離(厚さTa)は、複数の磁気ディスクのそれぞれの厚さTdよりも薄い。すなわち、アーム42は、比較的薄く形成される。これにより、アーム42が軽量化され、ひいてはキャリッジ37の回転及び磁気ヘッド14の移動が高速化され得る。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
図6は、第2の実施形態に係る複数の磁気ディスク12A,12Bの一部と複数のHSA15の一部とを示す例示的な側面図である。図7は、第2の実施形態の複数の磁気ディスク12A,12Bの一部と複数のHSA15の一部とを図6のF7-F7線に沿って示す例示的な断面図である。
図7に示すように、第2の実施形態のアーム42は、突起64の代わりに、突起200を有する。突起200は、以下に説明する点を除き、第1の実施形態の突起64と実質的に等しい。
第2の実施形態の突起200は、第1のスリットS1及び第2のスリットS2によって区切られていない。なお、突起200は、第1の実施形態と同様に第1のスリットS1及び第2のスリットS2によって区切られても良い。
突起200に、複数の孔201が設けられる。複数の孔201は、互いに離間した位置で、突起200を略軸方向に貫通する。このため、複数の孔201のそれぞれは、第1のガイド面67及び第2のガイド面68で開口する。複数の孔201のそれぞれは、例えば、円形の断面を有する。
第2の実施形態のテール部56Aは、並行部81,82,83及び傾斜部84,85の代わりに、並行部211を有する。並行部211は、第1の部分の一例である。第2の実施形態のテール部56Bは、並行部91,92,93及び傾斜部94,95の代わりに、並行部212を有する。
並行部211,212は、第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68とおおよそ平行に延びている。なお、並行部211,212は、第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68に対して傾いていても良い。
並行部211は、第1の切り欠きC1に配置される。並行部211は、軸方向において、第1の端面61と突起200の第1のガイド面67との間に位置する。側面63と、突起200の第1のガイド面67とは、並行部211に向く。並行部211は、突起200の第1のガイド面67に沿って延びている。
並行部212は、第2の切り欠きC2に配置される。並行部212は、軸方向において、第2の端面62と突起200の第2のガイド面68との間に位置する。側面63と、突起200の第2のガイド面68とは、並行部212に向く。並行部212は、突起200の第2のガイド面68に沿って延びている。
第2の実施形態のHSA15は、複数のホルダ220をさらに有する。ホルダ220は、例えば、合成樹脂で作られる。なお、ホルダ220の材料は、この例に限られない。複数のホルダ220のそれぞれは、対応するアーム42の突起200に、取り外し可能に取り付けられる。
複数のホルダ220のそれぞれは、第1の制限壁221と、第2の制限壁222と、側壁223と、複数の第1の取付突起224と、複数の第2の取付突起225とを有する。第1の制限壁221は、制限壁の一例である。第1の取付突起224は、取付突起の一例である。なお、ホルダ220は、この例に限られない。
第1の制限壁221及び第2の制限壁222は、第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68とおおよそ平行に延びている。なお、第1の制限壁221及び第2の制限壁222は、第1の端面61、第2の端面62、第1のガイド面67、及び第2のガイド面68に対して傾いていても良い。
第1の制限壁221及び第2の制限壁222は、軸方向に互いに離間している。第2の制限壁222は、第1の制限壁221から-Z方向に離間している。第1の制限壁221と第2の制限壁222との間に、突起200と、テール部56Aの並行部211と、テール部56Bの並行部212とが位置する。
軸方向において、第1の制限壁221及び第2の制限壁222を含むホルダ220は、第1の端面61と第2の端面62との間に位置する。側面63は、第1の制限壁221及び第2の制限壁222に向く。本実施形態において、第1の制限壁221及び第2の制限壁222は、側面63から離間している。なお、第1の制限壁221及び第2の制限壁222は、この例に限られない。
並行部211は、第1の制限壁221と突起200との間に位置する。このため、第1の制限壁221は、軸方向に並行部211の少なくとも一部を覆い、並行部211が第1の端面61よりも突起200から離間することを制限する。
並行部212は、第2の制限壁222と突起200との間に位置する。このため、第2の制限壁222は、軸方向に並行部212の少なくとも一部を覆い、並行部212が第2の端面62よりも突起200から離間することを制限する。
側壁223は、第1の制限壁221の縁と第2の制限壁222の縁との間で延びている。側壁223は、突起200から離間している。なお、側壁223は、突起200に接触しても良い。
複数の第1の取付突起224は、第1の制限壁221から略-Z方向に突出する。複数の第1の取付突起224は、例えば、-Z方向に向かって先細る略円錐状に形成される。複数の第1の取付突起224のそれぞれは、複数の孔201のうち対応する一つに嵌められる。第1の取付突起224は、孔201の縁に当接することで、ホルダ220が突起200に対して移動することを制限する。
複数の第2の取付突起225は、第2の制限壁222から略+Z方向に突出する。複数の第2の取付突起225は、例えば、+Z方向に向かって先細る略円錐状に形成される。複数の第2の取付突起225のそれぞれは、複数の孔201のうち対応する一つに嵌められる。第2の取付突起225は、孔201の縁に当接することで、ホルダ220が突起200に対して移動することを制限する。
合成樹脂で作られたホルダ220は、例えば弾性変形からの復元力により、第1の取付突起224を孔201に押し込むとともに、第2の取付突起225を孔201に押し込む。これにより、第1の取付突起224が孔201の縁を押すとともに、第2の取付突起225が孔201の縁を押す。従って、ホルダ220は、突起200に対して移動することを抑制できる。また、ホルダ220は、弾性変形を伴って突起200から取り外されることが可能である。
以上説明された第2の実施形態のHDD10において、ホルダ220は、アーム42に取り付けられ、第1の制限壁221を有する。第1の制限壁221は、軸方向に並行部211の少なくとも一部を覆うことで当該並行部211が突起200から第1の端面61よりも離間することを制限する。これにより、本実施形態のHDD10は、アーム42の形状を複雑化することなく、テール部56Aが磁気ディスク12に干渉することを抑制できる。
ホルダ220は、合成樹脂で作られ、突起200に取り外し可能に取り付けられる。これにより、本実施形態のHDD10は、接着剤や他の部品を用いることなくテール部56Aを突起200に取り付けることができ、例えば修理時にフレキシャ53Aを容易にアーム42から取り外すことができる。
突起200に、複数の孔201が設けられる。ホルダ220は、当該複数の孔201に嵌められた複数の第1の取付突起224を有する。複数の第1の取付突起224は、複数の孔201の縁に当接することでホルダ220が突起200に対して移動することを制限する。これにより、ホルダ220は、接着剤や他の部品を用いることなく突起200に取り付けられることができる。さらに、ホルダ220は、回転することを抑制でき、ひいては側面63に当接して塵埃が発生してしまうことを抑制できる。
第2の実施形態のHDD10は、ホルダ220を有さなくても良い。この場合、例えば、並行部211が第1のガイド面67に接着され、並行部212が第2のガイド面68に接着される。これにより、HDD10は、アーム42の形状を複雑化することなく、テール部56A,56Bが磁気ディスク12に干渉することを抑制できる。
以上の説明において、抑制は、例えば、事象、作用、若しくは影響の発生を防ぐこと、又は事象、作用、若しくは影響の度合いを低減させること、として定義される。また、以上の説明において、制限は、例えば、移動若しくは回転を防ぐこと、又は移動若しくは回転を所定の範囲内で許容するとともに当該所定の範囲を超えた移動若しくは回転を防ぐこと、として定義される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…ハードディスクドライブ(HDD)、12,12A,12B…磁気ディスク、14…磁気ヘッド、31…記録面、38,38A,38B…ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)、39…アームダンパ、42…アーム、53,53A,53B…フレキシャ、56,56A,56B…テール部、61…第1の端面、62…第2の端面、63…側面、64,200…突起、71,72,73…保持突起、82,83,91,92,93,211…並行部、85,94,95…傾斜部、201…孔、220…ホルダ、221…第1の制限壁、224…第1の取付突起、Ax…中心軸、S1…第1のスリット、S2…第2のスリット、Ta,Td,Tp…厚さ、Tc1,Tc2…深さ。

Claims (14)

  1. それぞれが記録面を有する複数の磁気ディスクと、
    前記複数の磁気ディスクのうち一つに対して情報を読み書きするよう構成された第1の磁気ヘッドと、
    前記第1の磁気ヘッドが実装された可撓性の第1の基板を有する、第1のサスペンションと、
    前記第1のサスペンションが取り付けられたアームを有し、回転軸まわりに回転することで前記第1の磁気ヘッドを前記複数の磁気ディスクに対して移動させるよう構成された、キャリッジと、
    を具備し、
    前記アームは、前記第1の磁気ヘッドが前記記録面の上に位置するときに前記複数の磁気ディスクのうち前記一つに向くよう構成された第1の端面と、前記第1の端面の反対側の第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面との間で延びる側面と、前記回転軸に沿う軸方向において前記第1の端面及び前記第2の端面から離間して前記側面から突出する突起と、を有し、
    前記第1の基板は、前記側面に沿って延びる第1の帯部、を有し、
    前記第1の帯部は、前記軸方向において前記第1の端面と前記突起との間に位置する第1の部分を有し、前記軸方向において前記第1の端面と前記第2の端面との間に位置する、
    ディスク装置。
  2. 前記突起は、それぞれが前記側面から突出するとともに隙間を介して並ぶ複数の保持突起を有し、
    前記第1の帯部は、前記第1の部分と、前記軸方向において前記第2の端面と前記突起との間に位置する第2の部分と、前記複数の保持突起の間の隙間を通って前記第1の部分と前記第2の部分との間で延びる第3の部分と、をさらに有する、
    請求項1のディスク装置。
  3. 前記複数の磁気ディスクのうち他の一つに対して情報を読み書きするよう構成された第2の磁気ヘッドと、
    前記第2の磁気ヘッドが実装された可撓性の第2の基板を有し、前記アームに取り付けられた、第2のサスペンションと、
    をさらに具備し、
    前記第2の基板は、前記側面に沿って延びる第2の帯部を有し、
    前記複数の保持突起は、第1の保持突起と、第2の保持突起と、前記第1の保持突起と前記第2の保持突起との間に位置する第3の保持突起と、を含み、
    前記第1の部分は、前記軸方向において前記第2の保持突起及び前記第3の保持突起と前記第1の端面との間に位置し、
    前記第2の部分は、前記軸方向において前記第1の保持突起と前記第2の端面との間に位置し、
    前記第3の部分は、前記第1の保持突起と前記第3の保持突起との間の第1の隙間を通って前記第1の部分と前記第2の部分との間で延び、
    前記第2の帯部は、前記軸方向において前記第2の端面と前記第1の保持突起との間に位置する第4の部分と、前記軸方向において前記第1の端面と前記第3の保持突起との間に位置する第5の部分と、前記第1の隙間を通って前記第4の部分と前記第5の部分との間で延びる第6の部分と、前記軸方向において前記第2の端面と前記第2の保持突起との間に位置する第7の部分と、前記第2の保持突起と前記第3の保持突起との間の第2の隙間を通って前記第5の部分と前記第7の部分との間で延びる第8の部分と、を有する、
    請求項2のディスク装置。
  4. 前記アームに取り付けられたホルダ、
    をさらに具備し、
    前記ホルダは、前記軸方向に前記第1の部分の少なくとも一部を覆うことで前記第1の部分が前記突起から前記第1の端面よりも離間することを制限する制限壁を有する、
    請求項1のディスク装置。
  5. 前記ホルダは、合成樹脂で作られ、前記突起に取り外し可能に取り付けられた、
    請求項4のディスク装置。
  6. 前記突起に、複数の孔が設けられ、
    前記ホルダは、前記複数の孔に嵌められた複数の取付突起を有し、
    前記複数の取付突起は、前記複数の孔の縁に当接することで前記ホルダが前記突起に対して移動することを制限するよう構成された、
    請求項5のディスク装置。
  7. 前記軸方向において、前記突起と前記第1の端面との間の距離は前記突起の厚さよりも短く、前記突起と前記第2の端面との間の距離は前記突起の厚さよりも短い、
    請求項1乃至請求項6のいずれか一つのディスク装置。
  8. 前記軸方向において、前記突起の中心は、前記第1の端面と前記第2の端面との間の中央に位置する、
    請求項1乃至請求項6のいずれか一つのディスク装置。
  9. 前記軸方向における前記第1の端面と前記第2の端面との間の距離は、前記複数の磁気ディスクのそれぞれの厚さよりも薄い、
    請求項1乃至請求項6のいずれか一つのディスク装置。
  10. 前記アームは、前記軸方向において前記複数の磁気ディスクのうち隣り合う二つの間に位置する、
    請求項9のディスク装置。
  11. 前記複数の磁気ディスクの数は、11枚以上である、
    請求項1乃至請求項6のいずれか一つのディスク装置。
  12. 前記軸方向における前記第1の端面と前記第2の端面との間の距離は、0.4mm乃至0.65mmである、
    請求項1乃至請求項6のいずれか一つのディスク装置。
  13. 前記軸方向における前記複数の磁気ディスクの間の距離は、1.1mm乃至1.2mmである、
    請求項1乃至請求項6のいずれか一つのディスク装置。
  14. 記録面を有する磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクに対して情報を読み書きするよう構成された磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドが実装された可撓性の基板を有するサスペンションと、
    前記サスペンションが取り付けられたアームを有し、回転軸まわりに回転することで前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクに対して移動させる、キャリッジと、
    を具備し、
    前記アームは、前記磁気ヘッドが前記記録面の上に位置するときに前記磁気ディスクに向くよう構成された第1の端面と、前記第1の端面の反対側の第2の端面と、を有し、
    前記回転軸に沿う軸方向における前記第1の端面と前記第2の端面との間の距離は、前記磁気ディスクの厚さよりも薄い、
    ディスク装置。
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