JP7395122B2 - 吸塵装置、給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

吸塵装置、給紙装置および画像形成装置 Download PDF

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本発明は、供給トレイに束状に積載された記録媒体から出る粉塵(紙粉)を吸引する吸塵装置と、当該吸塵装置を有する給紙装置および画像形成装置に関する。
従来、電子写真式の画像形成装置においては、感光体上のトナー像を記録媒体としての用紙上に転写する転写部に紙粉が搬送されてくることで画質が劣化するのを防止するために、転写部の直前に位置するレジストローラに紙粉除去装置を取り付けたものがある。しかし、近年ではより低コストな低品質用紙が流通するのに伴って繊維の大きな紙粉が大量に発生する傾向にある。このため、レジストローラよりもさらに上流側の供給トレイに吸塵装置を配設して紙粉を除去することが提案されている(特許文献1:特開2005-82294号公報)。
特許文献1の吸塵装置は、用紙サイズに合わせて供給トレイの幅方向に移動可能な規制部材(幅方向カーソル)の内側面に吸引口を形成し、当該吸引口をダクトを介して吸引ファンに接続している。しかし、規制部材は用紙サイズに応じて移動可能なためダクトの長さが必然的に長くなり、またダクトの一部を伸縮可能な蛇腹ホースにする必要があるので、吸引力が低下しやすく装置の小型低コスト化も難しいという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたもので、その目的は供給トレイに配設する吸塵装置の吸引力向上と小型低コスト化を図ることにある。
前記課題を解決するため、本発明の吸塵装置は、複数枚の記録媒体を積載する供給トレイに配置されて前記記録媒体から出る粉塵を吸引する吸塵装置において、前記供給トレイの幅方向両側と供給方向前後端に配設されて前記記録媒体の位置決めを行う複数の規制部材の少なくとも1つに、前記複数枚の記録媒体の端縁に向けて開口した吸引口と、当該吸引口に一端が接続されたダクトと、当該ダクトの他端に接続された吸引部材とを配設したことを特徴とする。
本発明は、記録媒体の位置決めを行う複数の規制部材の少なくとも1つに吸引口、ダクトおよび吸引部材を配設することでダクトの長さを短縮することができ、これにより吸引力の向上と装置の小型低コスト化を実現することができる。
本発明の実施形態に係る吸塵装置を備えた給紙装置の平面図である。 図1Aの用紙と給紙ローラを除いた給紙装置の平面図である。 吸塵装置の透視斜視図である。 吸塵装置の断面図である。 吸塵装置の斜視図である。 吸塵装置の変形例の斜視図である。 吸塵装置の変形例であって、吸引ファンの排気側に(a)フィルター部材を装着する前と(b)後の斜視図である。 吸塵装置の変形例であって、吸引ファンの排気側に(a)フィルター部材を装着する前と(b)後の斜視図である。 吸塵装置の変形例であって、供給トレイの幅方向両側と前端の規制部材に吸引ファンを設けた斜視図である。 底板が上昇する前の給紙装置の断面図である。 底板が上昇した後の給紙装置の断面図である。 画像形成装置の概略図である。 (a)(b)は給紙装置の平面図、(c)は通紙回数と紙粉回収量の相関表である。
以下、本発明の実施形態に係る吸塵装置を、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタに適用した実施形態を図面を参照して説明する。但し、画像形成装置はレーザプリンタに限定されるものではなく、ファクシミリ、プリンタ、印刷機、及びインクジェット記録装置のいずれか一つ、またはこれらの少なくとも2つ以上を組み合わせた複合機として構成することも可能である。
なお、各図中の同一または相当する部分には同一の符号を付し、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。また各構成部品の説明にある寸法、材質、形状、その相対配置などは例示であって、特に特定的な記載がない限りこの発明の範囲をそれらに限定する趣旨ではない。
以下の実施形態では「記録媒体」を「用紙」として説明するが、「記録媒体」は紙(用紙)に限定されない。「記録媒体」は紙(用紙)だけでなくOHPシートや布帛、金属シート、プラスチックフィルム、或いは炭素繊維にあらかじめ樹脂を含浸させたプリプレグシートなども含む。
現像剤やインクを付着させることができる媒体、記録紙、用紙と称されるものも、すべて「記録媒体」に含まれる。また「用紙」には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等も含まれる。
また、以下の説明で使用する「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与することも意味する。
(吸塵装置と給紙装置)
レーザプリンタ100は図4で後述することとし、まず本発明の実施形態に係る吸塵装置50を備えた給紙装置80を図1A~図3Bを参照して説明する。
図1Aは給紙装置80の平面図である。給紙装置80は複数枚の用紙Pを束状にして積載する供給トレイ5と、用紙Pの搬送方向に対して直交方向の動きを規制するサイドフェンスと呼ばれる左右一対の規制部材82と、用紙Pをピックアップ・搬送する搬送手段としての給紙ローラ81を有する。
供給トレイ5の底壁上に図1Bに示すようにガイド部としての一対のガイド溝5aが形成され、当該ガイド溝5aに沿って規制部材82が供給トレイ5の幅方向(矢印方向)に平行移動可能に構成されている。このガイド溝5aに沿って給電部5bが形成され、当該給電部5bを通して後述する吸引ファン85に電力が供給されるようになっている。
一対の規制部材82の互いに対向する内側面には、横長矩形状の細長い吸引口83が形成されている。用紙端縁は用紙裁断工程で紙粉が付着しやすいが、この用紙端縁は印字可能面と異なり物理抵抗を与えてもさほど紙粉量を増加させない。したがって、用紙端縁を吸引口83で吸引して紙粉を除去することで、機内に流入する紙粉量を効果的に低減可能である。
吸引口83の大きさは、図2Aに示すように、複数枚の用紙Pの給紙方向の前端部から中央部付近(供給方向前端部付近)であって、用紙Pの上層部複数枚の側端部にのみ向かって開口するように絞り込まれている。ここで、吸引口83の用紙Pの給紙方向の大きさは、供給トレイ5に搭載される用紙のサイズによって最適な大きさが決まるが、そのサイズの用紙Pであっても用紙Pの給紙方向の前端部を吸引できるような大きさに設定されることが望ましい。
すなわち、束状に積層された複数枚の用紙Pの側端部全体を吸引口83で吸引するのではなく、複数枚の用紙Pの供給方向前端部付近の側端部のみを吸引口83で吸引する。このように吸引口83の大きさ(吸引領域)を供給方向前端部付近の側端部に絞り込んで制限することで、後述するように吸引流速を上げて吸引力を高めることができる。
規制部材82の内部には、図2Bに示すようにダクト84と、吸引部材としての吸引ファン85を有する吸塵装置50が配設されている。そして吸引ファン85の吸引側がダクト84を介して細長い吸引口83と接続されている。このように吸引口83と吸引ファン85を短いダクト84で接続しているので、吸引ファン85のエネルギーロスを減らし、吸引口83の絞り込みによる吸引流速向上効果と相まって高い吸引効果(吸塵力)を得ることができる。
吸引ファン85は、シロッコファン、ターボファン、プロペラファンなど各種のファンを使用可能である。また、吸引ファン85の吸引力は、用紙Pの種類・紙厚に応じて強弱設定ができるように構成されている。
吸引力の強弱設定は、例えば吸引ファン85のモータ電源をデューティ制御することで行う。用紙Pの種類・紙厚に応じて吸引力の強弱設定を行うことで、用紙Pに与えるダメージを減らし、除去が必要な紙粉量を確実に吸引除去することができる。
また、用紙Pの給紙時に吸引力を瞬間的に低下させることで、用紙Pの給紙動作にまったく影響を与えないようにすることができる。この吸引力の低下割合は、用紙Pの種類・紙厚ごとに給紙動作への影響を最小化するように変更してもよい。
規制部材82の吸引口83とは反対側の外側面に、図2Cに示すように、吸引ファン85の排気側に接続された排気口86が形成されている。排気口86を規制部材82の外側面に設けることで、排気口86から排出される紙粉が用紙Pに付着するのを防止することができる。尚、排気口86の位置については、吸引口83の反対側の外側面が用紙Pへの紙粉付着防止の観点からは最善であるが、例えば図2Dに示すように規制部材82の給紙方向側の側面に設けてもよく、この場合には、フィルター等を用いて紙粉の排出を抑制することが望ましい。
排気口86の内側には紙粉を吸着・捕捉するフィルターを交換可能に装着することもできる。フィルターで紙粉を吸着・捕捉することで、紙粉が周囲に飛散するのを防止することができる。
(粉塵回収部としてのフィルター部材)
図2E(a)(b)は、吸塵装置50の吸引ファン85の排気側85aに粉塵回収部としてのフィルター部材87を装着する前と後の状態を示す斜視図である。吸引ファン85の排気側85aは給紙方向とは反対側に設けられているが、図2E(a)のようにフィルター部材87なしで吸引ファン85から直接排気すると紙粉が周囲に飛散するおそれがある。
そこで図2E(b)のように、吸引ファン85の排気側85aにフィルター部材87を配置する。フィルター部材87は、箱状の紙粉回収箱に不織布等で構成したフィルターを取り付けたものでよい。紙粉回収箱にエア抜き孔を設け、このエア抜き孔の内側にフィルターを取り付ける。
こうすることで、用紙Pの種類に関わらず吸引した紙粉を1か所に集約し、また排気中の紙粉をフィルター部材87のフィルターで吸着・捕捉することができる。紙粉が溜まったフィルター部材87は1アクションで着脱・交換可能にすることも可能であり、これによりメンテナンス性を向上することができる。あるいは、紙粉回収箱内の紙粉のみを抽出除去してフィルター部材87を再利用すると共に、吸引ファン85の吸引力を復活することもできる。
図2F(a)(b)は、吸塵装置50の吸引ファン85を横置きにした場合の図2Eと同様の排気状態を示すものである。吸引ファン85の吸引側85bはダクト84を介して細長い吸引口83と接続されている。また排気側85aは吸引口83とは反対側に設けられているが、図2F(a)のように吸引ファン85から直接排気すると紙粉が周囲に飛散するおそれがある。
そこで図2F(b)のように、吸引ファン85の排気側85aにフィルター部材88を配置する。こうすることで排気中の紙粉をフィルター部材88に吸着・捕捉することができる。紙粉が溜まったフィルター部材88は1アクションで着脱・交換可能にすることでメンテナンス性を向上することができる。
図2Gは、供給トレイ5の幅方向両側の第1の規制部材82aと、供給トレイ5の前端の第2の規制部材82bに、それぞれ吸引ファン85を設けた状態の斜視図である。従来、用紙Pの前端または後端における吸引例はなかったが、本実施形態では紙粉除去を徹底するため前端の第2の規制部材82bにも吸引ファン85を設けた。各吸引ファン85の排気側には図2Eと同様にフィルター部材87を配置している。
3つの吸引ファン85を作動するタイミングは給紙動作が始まる直前がよい。給紙動作が始まった後は、給紙動作を妨げないように各吸引ファン85を停止する。但し前端の吸引ファン85だけは、給紙動作のため底板5cが上昇する前に作動する。底板5cが上昇して束状用紙Pの上端が第2の規制部材82bの上端を超えて給紙可能高さになると、吸引口83の吸引力を用紙前端に作用させられないからである。
3つの吸引ファン85で3方向から同時に吸引を行う場合、用紙Pに負荷が掛かりすぎて用紙Pがダメージを負ったり、吸引口83の摩擦抵抗によって紙粉が増えたりする懸念がある。そこで3つの吸引ファン85を独立的に作動可能とし、3つ同時には作動させないことで用紙Pへの負荷を低減するのがよい。
図2Gでは、搬送方向前端の規制部材82bに吸引ファン85を配置しているが、用紙後端側の規制部材82bにも吸引ファン85を配置してもよい。こうすることで、用紙Pの表裏面を除く4端縁の全てを吸引することができ、紙粉の吸着・捕捉効果が格段に高まる。但し、用紙搬送と同時に後端側の吸引ファン85を作動すると、吸引動作と給紙動作が干渉するおそれがあるので、用紙搬送時には後端側の吸引ファン85の出力を抑えるか作動を停止するとよい。
図3Aと図3Bは底板5cが上昇する前と後の給紙装置の断面を示すもので、図示するように、供給トレイ5の上に昇降可能に配設された底板5cの上に、複数枚の用紙Pが積載される。底板5cが下降位置にある図3Aの状態から、給紙ローラ81の回転で最上層の用紙Pから順番に用紙Pが搬送される。用紙Pが給紙ローラ81の回転によって1枚ずつ搬送されるにしたがって、底板5cが付勢手段によって図3Bのように上昇する。
供給トレイ5から最上層の用紙Pが搬送される際に、用紙Pの左右両側端が吸引口83を水平方向に通過する。用紙Pの左右両側端に付着した紙粉は、吸引口83を水平方向に通過するときに吸引口83に吸い込まれ、ダクト84と吸引ファン85を通して排気口86の内側のフィルターに吸着・捕捉される。紙粉が除去された空気は排気口86から外部に排出される。
このように用紙Pの左右両側端に付着した紙粉を給紙装置80であらかじめ除去した状態で、用紙Pがレジストローラ18から中間転写ベルト16の2次転写部に送られるので、紙粉による画質劣化を防止することができる。したがって、レーザプリンタ100の耐久性と品質を経時で高レベルに維持することができる。また、給紙ローラ81に紙粉が付着して搬送力が低下するのを防止する効果もある。
本構成では、吸引口83を規制部材82の上部に配置することで、給紙時に供給トレイ5の底板5cが上昇した際に、積載高さに関わらず用紙Pの左右両側端の吸引対応が可能になる。また規制部材82にダクト84と吸引ファン85をセットで配設することで、用紙サイズにかかわらず、用紙搬送方向と直交方向からの紙粉吸引を行うことが可能になる。
すなわち、用紙長より吸引口83が短い場合(吸引口<用紙長)、用紙セット時に用紙Pの後端側に吸引口83で吸引できない部分ができるが、用紙Pを供給トレイ5から搬送する際に用紙Pの後端側も必ず吸引口83を通過するから、用紙Pの側端全長にわたって紙粉の吸引除去が可能である。
一方、用紙Pの表裏面は表層の紙粉を回収しても内部からの紙粉が次々と発生する傾向がある。このため、表裏面を除く2つないし4つの端面(端縁)の紙粉を吸引して搬送下流への紙粉の影響を無くすことが、紙粉による画質劣化防止に効果的である。
(レーザプリンタの概略構成)
図4は、本発明の一実施形態に係る吸塵装置50と給紙装置80を供給トレイ5に備えたレーザプリンタ100の概略構成図である。図4に示すようにレーザプリンタ100は中間転写ベルト16を有する。この中間転写ベルト16は複数のローラに張架されて走行可能である。
中間転写ベルト16の上側に、イエローY、シアンC、マゼンタM、ブラックKの各感光体12が横並びで設けられている。各感光体12の周囲にはそれぞれ、レーザ走査ユニット10、帯電器11、現像機13、中間転写ベルト16を挟んで1次転写ローラ14等が配設されている。
上記中間転写ベルト16の下部には2次転写ローラ15が設けられており、中間転写ベルト16上に1次転写されたトナー像を用紙Pに2次転写する。2次転写ローラ15が設けられた2次転写部の用紙搬送方向下流側には定着装置17が設けられている。
これら2次転写部及び定着装置17の下側のプリンタ本体のほぼ中央であって、用紙Pが搬送される搬送路19の途中に、シート材位置補正装置30が設けられている。このシート材位置補正装置30については、後述する。
また、プリンタ本体の上側には操作パネル3が設けられ、左側面には排紙トレイ4が設けられている。さらに、シート材位置補正装置30の下側であってプリンタ本体の下部に、用紙Pを積載する第1~第3の3つの供給トレイ5が備えられている。これら3つの供給トレイ5に前述した吸塵装置50と給紙装置80が配設される。
第1~第3の供給トレイ5にはそれぞれ、転写紙又は樹脂フィルムなどから成る用紙Pが格納されており、ユーザは操作パネル3やPC等の入力端末により、給紙に使用する第1~第3の供給トレイ5を選択することができる。また、プリンタ本体やシート材位置補正装置30を制御するCPU、ROM、RAMなどで構成される制御手段としての制御装置が設けられている。
上記構成のプリンタ本体でプリントが開始されると、まず各感光体12が図における反時計回り方向に回転駆動され、このとき帯電器11によって感光体12の表面が所定の極性に帯電される。次いで、各感光体12の帯電面に、各色のレーザ走査ユニット10から画像情報に基づくレーザ光が照射され、これによって感光体12に静電潜像が形成される。
そして、感光体12の表面に形成された静電潜像は、現像機13によってトナー像として可視像化され、そのトナー像は1次転写ローラ14によって中間転写ベルト16に転写される。なお、トナー像転写後の感光体12の表面に付着する転写残トナーは感光体クリーナーによって除去される。
カラー画像形成時は、上述した画像形成動作が全ての感光体12で行われ、これによって各感光体12にそれぞれ形成されたイエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像及び黒トナー像が中間転写ベルト16上に順次重ねて転写される。
一方、プリンタ本体の下部に備えられた第1~第3の供給トレイ5のうち、ユーザが操作パネル3又はPC等の入力端末を操作して選択された供給トレイ5に格納された転写紙又は樹脂フィルムなどから成る用紙Pが給紙される。給紙された用紙Pは、レジストローラ18に向けて送り出され、その先端が停止しているレジストローラ18に突き当てられる。
これによって用紙Pが整合された後、レジストローラ18は2次転写ローラ15が設けられた上記中間転写ベルト16の2次転写部に向けて用紙Pを上記トナー像と合致するタイミングで送り出す。そして、2次転写ローラ15によって中間転写ベルト16上のトナー像が用紙Pに転写される。
トナー像が転写された用紙Pは、定着装置17に送られ、未定着のトナー像が定着された後、排紙トレイ4に排出される。なお、トナー像の転写後に中間転写ベルト16の表面に付着する転写残トナーは、中間転写ベルト用のクリーナーによって除去される。
ユーザが操作パネル3又はPC等の入力端末を操作して、用紙Pの両面印刷を選択した場合、第一面に画像が形成された用紙Pは、分岐爪23により搬送経路を切り替えることで両面経路へと搬送され、反転ローラ21に送り出される。分岐爪23により反転ローラ21へ送り出された用紙Pは、反転ローラ21の正逆転により、シート材位置補正装置30の両面ローラへ搬送される。
この際、用紙Pの搬送方向に対する表裏は第一面画像形成時と反転する。そして、中継ローラ22からレジストローラ18まで用紙Pが搬送された後は、上述したのと同様のプロセスで第二面にも画像形成を施した後、排紙トレイ4に排出される。
上記構成のプリンタ本体に対して、ユーザはオプションにより、大量の用紙を給紙可能な給紙バンクを接続したり、排紙トレイ4の代わりに、スティプル綴じや、折りを施すことのできるフィニッシャーを接続したりすることも可能である。上記用紙Pの両面に画像形成する場合、第一面画像と第二面画像との表裏位置を合わせるために、両面搬送の搬送位置でシート材位置補正装置30を備えている。
(通紙回数と紙粉回収量の関係)
次に、用紙Pのローラ搬送に伴う紙粉の発生について説明する。図5(a)(b)は給紙ローラ81で用紙Pを搬送する状態を示している。(a)は回転軸81aに固定した給紙ローラ81の軸長が短いので物理的接触範囲Paが幅狭であるのに対し、(b)は給紙ローラ81の軸長が長いので物理的接触範囲Pbが幅広である。
搬送に伴う紙粉は、物理的接触範囲Pa,Pbの広狭によって変わり、下流に飛散・堆積する紙粉量は接触範囲Paが狭い(a)の方が、接触範囲Pbが広い(b)よりも格段に少ない。したがって、給紙ローラ81の軸長は必要最低限の長さにするのが望ましい。
図5(c)は、同一用紙による通紙回数と紙粉回収量の相関関係を表にまとめたものである。通紙初期は紙粉が落下しやすいため紙粉回収量が多いが、通紙回数が増えるにしたがって紙粉回収量が漸減し、所定回数以上では紙粉回収量が少量で安定化する。このことから、紙粉の回収は用紙Pの搬送方向のできるだけ上流側で行うのが効果的であることがわかる。前述した吸塵装置50は用紙Pの搬送方向上流端に位置する供給トレイ5に理想的に配置されている。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明の特徴は特許請求の範囲の記載のほかに以下のようにも記述することができる。
[特徴A]
吸引ファン85の排気口を、規制部材82の吸引口83が設けられている面とは異なる面に設けたことを特徴とする吸塵装置。
この特徴により、排気中の紙粉が用紙に再付着しにくくなる効果が得られる。
[特徴B]
吸引ファン85の吸引力を可変に構成したことを特徴とする吸塵装置。
この特徴により、用紙の搬送抵抗とダメージを低減すると共に、除去が必要な紙粉量を確実に吸引除去する効果が得られる。
[特徴C]
規制部材に設けた粉塵の回収部から、粉塵のみを抽出除去可能にしたことを特徴とする吸塵装置。
この特徴により、回収部の再利用が可能になると共に、吸引ファン85の吸引力を復活させる効果が得られる。
[特徴D]
供給トレイ5の幅方向に規制部材82が移動可能なように供給トレイ5に形成されたガイド溝5aに沿って、吸引ファン85に電力を供給する給電部5bが設けられていることを特徴とする吸塵装置。
この特徴により、給電構造を簡易コンパクト化する効果が得られる。
また、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば前記実施形態では吸引口83の形状を水平方向に細長い横長矩形状としたが、吸引口83の形状を縦長矩形状ないし縦長スリット状にすることも可能である。またこのように縦長にした吸引口83の上端部を給紙方向前方に傾斜させてもよく、これにより用紙Pが吸引口83を通過する際の接触抵抗を低減することができる。
3:操作パネル 4:排紙トレイ
5:供給トレイ 5a:ガイド溝
5b:給電部 5c:底板
10:レーザ走査ユニット 11:帯電器
12:感光体 13:現像機
14:1次転写ローラ 15:2次転写ローラ
16:中間転写ベルト 17:定着装置
18:レジストローラ 19:搬送路
21:反転ローラ 22:中継ローラ
23:分岐爪 30:シート材位置補正装置
50:吸塵装置 80:給紙装置
81:給紙ローラ 81a:回転軸
82,82a,82b:規制部材 83:吸引口
84:ダクト 85:吸引ファン
85a:排気側 85b:吸引側
86:排気口 87,88:フィルター
100:レーザプリンタ P:用紙
Pa,Pb:物理的接触範囲
特開2005-82294号公報

Claims (10)

  1. 複数枚の記録媒体を積載する供給トレイに配置されて前記記録媒体から出る粉塵を吸引する吸塵装置において、
    前記供給トレイの幅方向両側と供給方向前後端に配設されて前記記録媒体の位置決めを行う複数の規制部材のうち、前記供給トレイの幅方向両側に対向配置される一対の第1の規制部材と、前記供給トレイの供給方向前後端の少なくとも一方に配置される第2の規制部材に、前記複数枚の記録媒体の端縁に向けて開口した吸引口と、当該吸引口に一端が接続されたダクトと、当該ダクトの他端に接続された吸引部材をそれぞれ配設したことを特徴とする吸塵装置。
  2. 複数枚の記録媒体を積載する供給トレイに配置されて前記記録媒体から出る粉塵を吸引する吸塵装置において、
    前記供給トレイの幅方向両側と供給方向前後端に配設されて前記記録媒体の位置決めを行う複数の規制部材の少なくとも1つに、前記複数枚の記録媒体の端縁に向けて開口した吸引口と、当該吸引口に一端が接続されたダクトと、当該ダクトの他端に接続された吸引部材とを配設し、前記吸引口の大きさを、前記複数枚の記録媒体の上層部のみを吸引するように絞り込んだことを特徴とする吸塵装置。
  3. 前記第1の規制部材の吸引部材と、前記第2の規制部材の吸引部材が、互いに独立して作動可能であることを特徴とする請求項の吸塵装置。
  4. 前記記録媒体の供給時に、前記第1の規制部材の吸引部材と、前記第2の規制部材の吸引部材の、少なくとも1つを停止することを特徴とする請求項の吸塵装置。
  5. 前記第1の規制部材の吸引口の大きさが、少なくとも前記複数枚の記録媒体の供給方向前端部のみを吸引するように絞り込まれていることを特徴とする請求項1、3、4のいずれか1項の吸塵装置。
  6. 前記吸引口の大きさが、前記複数枚の記録媒体の上層部のみを吸引するように絞り込まれていることを特徴とする請求項1、3、4、5のいずれか1項の吸塵装置。
  7. 前記吸引部材の吸引力が、前記記録媒体の供給時に一時的に低下するように構成されていることを特徴とする請求項2又は6の吸塵装置。
  8. 前記吸引部材を有する規制部材に、吸引した粉塵を回収する回収部を設けたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項の吸塵装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項の吸塵装置と、前記複数枚の記録媒体の最上層に接して当該最上層の記録媒体を供給方向に搬送する搬送手段とを有することを特徴とする給紙装置。
  10. 請求項9の給紙装置と、前記記録媒体に画像を形成する作像装置と、画像が形成された記録媒体を機外に搬送する排出装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006182458A (ja) 2004-12-24 2006-07-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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