JP7395071B1 - 反射鏡アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

放射する電波の位相中心の位置を、放射する電波の周波数に応じて、電波の放射軸に沿って前後に調整して電波を放射する一次放射器(1)と、平板状の誘電体板(21)、及び、電波を反射する反射面となる誘電体板(21)の表面に配列され、それぞれが入射された電波の反射波の位相を調整する複数の共振素子(22)を有し、一次放射器(1)から放射された電波を入射し、入射した電波を反射する反射器(2)と、を備える。

Description

本開示は、一次放射器と平板状の反射器とを備える反射鏡アンテナ装置に関する。
近年、無線通信及びレーダのアンテナとして、構造が簡単な平板状の反射板を用いたリフレクトアレーが開発されている。
例えば、特許文献1には、平板状の反射板の表面に配列された共振素子の配置間隔を適正化してグレーティングローブの発生を防いだリフレクトアレーアンテナが示されている。
また、特許文献2には、反射板と一次放射器の位置を決定することで広帯域化を図ることのできるリフレクトアレーアンテナが示されている。
特開2016-92633号公報 特開2017-79460号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2により、広帯域化を図る提案がなされているものの、設定周波数以外において発生する残留収差によって利得低下が生じ、ホーンアンテナからなる一次放射器と放物曲面状の反射板とを対向させたパラボラアンテナと比較して、依然、狭帯域な特性であり、更なる広帯域化が望まれている。
本開示は上記した点に鑑みてなされたものであり、広い周波数帯域で高い開口能率をもつ反射鏡アンテナ装置を得ることを目的とする。
本開示に係る反射鏡アンテナ装置は、放射する電波の位相中心の位置を、放射する電波の周波数に応じて、電波の放射軸に沿って前後に調整して電波を放射する一次放射器と、平板状の誘電体板、及び、電波を反射する反射面となる誘電体板の表面に配列され、それぞれが入射された電波の反射波の位相を調整する複数の共振素子を有し、設定周波数の電波の位相中心から一次放射器が放射された電波入射され、当該入射された電波による球面波を開口面上で平面波に変換して反射する反射器と、を備える。
本開示によれば、一次放射器が放射する電波の位相中心の位置を、放射する電波の周波数に応じて、電波の放射軸に沿って前後に調整するので、設定周波数以外の周波数に対しても、広い周波数帯域で高い開口能率を持つことができる。
実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置を横から見た構成図である。 実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置における反射器を示す正面図である。 実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置における共振素子の一例を示す平面図である。 実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置における共振素子の他の例を示す平面図である。 実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置における共振素子の他の例を示す平面図である。 実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置における共振素子の他の例を示す平面図である。 実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置における共振素子の他の例を示す平面図である。 実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置における共振素子の他の例を示す平面図である。 実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置における反射器の他の例を示す側面図である。 実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置において、一次放射器と反射器との配置関係を説明する図である。 反射鏡アンテナ装置において、残留収差を有する波面について説明する図である。 実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置において、低い周波数fの電波による波面と残留収差を有する波面との関係を説明する図である。 周波数に対する利得のシミュレーション結果を示す図である。 実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置において、一次放射器としてのホーンアンテナのシミュレーションモデルを示す斜視図である。 周波数に対する位相中心のシミュレーション結果を示す図である。 周波数に対する位相誤差による利得低下のシミュレーション結果を示す図である。 周波数に対する位相中心の第2のシミュレーション結果を示す図である。 周波数に対する利得のシミュレーション結果を示す図である。 周波数に対する能率のシミュレーション結果を示す図である。 周波数に対する位相誤差による利得低下の第2のシミュレーション結果を示す図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置を図1から図20に基づいて説明する。
反射鏡アンテナ装置は一次放射器1と反射器2とを備える。
一次放射器1は、一次放射器1における設定周波数fが放射される位相中心の位置PCに対する虚像の位置と反射器2の中心点2(O)を結ぶ線分と反射器2の中心点2(O)を通る水平面とのなす角度、いわゆるイメージホーン角がθである位置関係に、一次放射器1と反射器2が配置される。
一次放射器1は、一次放射器1から放射する電波の周波数fに応じて、一次放射器1における位相中心の位置PCから反射器2の反射面における中心点2(O)までの経路長を調整する電波経路長調整器を内蔵する。
すなわち、一次放射器1は、低い周波数fから高い周波数fまでの広帯域である設定された周波数帯域の異なる複数の電波に対して、放射する電波の位相中心の位置PCを、放射する電波の周波数fに応じて、電波の放射軸RAに沿って前後に調整して電波を放射する。
一次放射器1は、低い周波数fの電波の位相中心の位置PCに対して、図1に示すように、高い周波数fの電波の位相中心の位置PCを電波の放射軸RAに沿って後方に位置させる。
要するに、一次放射器1は、低い周波数fから高い周波数fまでの周波数帯域の電波に対して、周波数fに応じて位相中心の位置PCを位相中心の位置PCから位相中心の位置PCまで連続的に調整する。
低い周波数fは、一次放射器1から放射される電波の設定された周波数帯域の下端の周波数を示し、高い周波数fは、一次放射器1から放射される電波の設定された周波数帯域の上端の周波数を示す。
一次放射器1は水平及び垂直偏波の電波を放射する。一次放射器1はホーンアンテナであってもよいし、それ以外のアンテナであってもよい。
以下では一次放射器100がホーンアンテナの例で説明する。
一次放射器1について、具体的に説明する前に、反射器2を説明する。
反射器2は、誘電体板21と、電波を反射する反射面となる誘電体板21の表面に配列された複数の共振素子22と、誘電体板21の裏面に設けられた金属板23を備える。
反射器2は、いわゆる、平板状の反射板を用いたリフレクトアレーである。
誘電体板21は、図2に示すように平板状である。
各共振素子22は、入射される電波の反射波の位相(以下、反射位相という)を調整する。
各共振素子22は、図3に示すように円形のリング形状であり、誘電体板21の表面上の位置に応じた大きさ、つまり、誘電体板21の表面上の位置に応じた直径のリング形状である。
なお、各共振素子22は、図4に示すように矩形パッチ型、図5に示すように円形パッチ型、図6に示すように矩形リング型、図7に示すように十字型、図8に示すように複数本で構成された矩形パッチ型など任意の形状でもよく、また、複数の形状を組み合わせた形状でもよい。
また、複数の共振素子22は誘電体板21の表面上における同一平面の1層に配置したものに限られるものではなく、図9に示すように、複数の共振素子22を誘電体板21の表面上に2層に分けて配置してもよく、3層以上に配置したものでも良い。
反射器2による反射位相は、各共振素子22の形状及び大きさ、複数の共振素子22間の間隔、並びに誘電体板21の比誘電率及び肉厚により決定される。
反射器2による反射位相は、誘電体板21の表面上の位置に応じた、一次放射器1の位相中心の位置PCから誘電体板21の表面である反射面までの経路長に依存する。
従って、反射器2は、誘電体板21の表面上の位置に応じて誘電体板21の表面に異なる形状及び大きさの共振素子22を配置することにより反射位相の値を制御でき、反射器2の表面に入射した球面波を反射器2の開口面上で平面波PWを実現するように、共振素子22の形状及び大きさを決定して球面波を反射器2の開口面上で平面波PWに変換するように反射する。
実施の形態1では、図1に示すように、一次放射器1が位相中心の位置PCから放射された設定周波数fの電波による反射器2に入射される球面波を開口面上で平面波PWを実現するように、反射器2における複数の共振素子22それぞれを誘電体板21の表面上の位置に応じた形状及び大きさに決定して誘電体板21の表面に配置している。
設定周波数fは、一次放射器1から放射される高い周波数fと低い周波数fとの中間の値である中間周波数fが好ましいが、高い周波数fと低い周波数fとの間の値の周波数であればよい。
一次放射器1は、設定周波数fの電波の位相中心の位置PCを基準に、低い周波数fの電波から高い周波数fの電波までの周波数帯域の周波数fの電波に対して位相中心の位置PCを決定する。
すなわち、一次放射器1は、設定周波数fの電波の位相中心の位置PCを基準に、次式(1)に示すシフト量Δを加算又は減算することにより、周波数帯域の周波数fの電波に対して位相中心の位置PCを決定する。
言い換えれば、一次放射器1は、低い周波数fの電波から高い周波数fの電波までの周波数帯域の周波数fの電波に対して、低い周波数fの電波に対する位相中心の位置PCから高い周波数fの電波に対する位相中心の位置PCまで位相中心の位置PCを、一次放射器1からの電波の放射軸RAの方向に沿って連続的にオフセットする。
Δ=((λ-λ)/λ)×(R/cosθ) ・・・(1)
式(1)中、λは設定周波数fの電波の波長、λは一次放射器1から放射される周波数fの電波の波長、Rは一次放射器1から放射される設定周波数fの電波に対する、位相中心の位置PCから反射器2の中心点2(O)を介した反射器2の開口面中心までの距離、θはイメージホーン角である。
イメージホーン角θは、図10に示すように、一次放射器1における位相中心の位置PCに対する虚像の位置VIと反射器2の中心点2(O)を結ぶ線分LVと、反射器2の中心点2(O)を通る水平面とのなす角度である。
この時、一次放射器1における位相中心の位置PCに対する虚像の位置VIは、一次放射器1から放射される設定周波数fの電波に対して設定した位相中心の位置PCに対する虚像の位置である。
また、反射器2の中心点2(O)、つまり、誘電体板21の表面における中心の位置と一次放射器1における位相中心の位置PCを結ぶ線分LPと、反射器2の中心点2(O)と一次放射器1の位相中心の位置PCに対する虚像の位置VIを結ぶ線分LVは同じ長さLである。
なお、図10において、反射器2の開口面における径をDとして示している。
また、図10において、各共振素子22の厚みは極めて薄いものであるが、模式的に厚さを大きくして描いている。また、反射器2の中心点2(O)が、誘電体板21の表面における中心の位置に存在する共振素子22の表面に存在しているように描いているが、反射器2の中心点2(O)が、誘電体板21の平面における中心の位置である。
一次放射器1は、上式(1)を用いて、放射する電波の周波数fに応じた位相中心の位置PCから、反射器2に向けて周波数fの電波を放射する。その結果、設定周波数f以外の周波数fの電波においても反射器2の開口面上で平面波PWを実現することができ、残留収差による利得低下を低減することができる。
設定周波数f以外の周波数fにおいても残留収差による利得低下を低減することができる理由について、以下に説明する。
まず、図11を用いて残留収差について説明する。
今、一次放射器1が、設定周波数fの電波を、位相中心の位置PCを基準にして反射器2に向けて放射すると、反射器2の反射面によって反射され、反射器2の開口面上で平面波PWを実現するように、反射器2が設定されている。
反射器2における各共振素子22の反射位相が周波数特性を持たない理想的なものを用いたとしても、一次放射器1が、位相中心の位置PCから設定周波数f以外の周波数fの電波を放射した場合、周波数fの電波に対しての利得低下に起因する、曲率中心の位置ROCから曲率半径Rの球面波SRの位相誤差を持った残留収差が発生する。
例えば、一次放射器1が位相中心の位置PCから放射する電波の周波数fが設定周波数f未満の場合(f<f)、図11に示すように、反射器2の開口面上における波面が、曲率中心の位置ROCが反射器2の図示右側に位置し、曲率半径Rである球面波SRに近似できる。
また、一次放射器1が位相中心の位置PCから放射する電波の周波数fが設定周波数fを超えている場合(f>f)、図11に示すように、反射器2の開口面上における波面が、曲率中心の位置ROCが反射器2の図示左側に位置し、曲率半径Rである球面波SRに近似できる。
すなわち、一次放射器1が位相中心の位置PCから放射する電波の周波数fが設定周波数f以外の場合、反射器2の開口面上における波面が曲率中心の位置ROCから放射される曲率半径Rの球面波SRと見做せる。
波面が曲率半径Rの球面波SRであると見做せることにより、曲率半径Rの球面波SRに基づく位相誤差を持った残留収差が発生する。
言い換えれば、一次放射器1が位相中心の位置PCから放射する電波が設定周波数f以外の周波数の電波である場合、反射器2の開口面上における波面が、反射器2により平面波PWに変換されず、曲率半径Rの球面波SRに近似できる波面となる。
その結果、曲率半径Rの球面波SRに基づく残留収差が発生することになる。
要するに、残留収差は、曲率半径Rの球面波SRによって現わすことができる。
球面波SRの曲率半径Rは、次式(2)により現わすことができる。
=(R/α)cosθ ・・・(2)
α=(λ-λ)/λ ・・・(3)
式(2)及び式(3)中、λは設定周波数fの電波の波長、λは一次放射器1から放射される周波数fの電波の波長、θはイメージホーン角である。
球面波SRの曲率半径Rは、一次放射器1から放射される設定周波数fの電波に対する、位相中心の位置PCから反射器2の中心点2(O)を介した反射器2の開口面中心までの距離Rとイメージホーン角θの2つのパラメータで決定される。
なお、図11に示すように、上式(2)で示した曲率半径Rが負の時(R<0)、曲率半径Rの球面波SRの曲率中心の位置ROCは反射器2の右側にくるものとし、曲率半径Rが正の時(R>0)、曲率半径Rの球面波SRの曲率中心の位置ROCは反射器2の左側にくるものとして定義している。
設定周波数fの電波に対しては半径が無限大∞であり、反射器2から放射された設定周波数fの電波が反射器2によって反射された電波は、反射器2の開口面上で平面波PWになるように変換される。
反射器2から放射された設定周波数f以外の周波数fの電波に対して位相中心の位置PCから放射すると、上式(2)におけるαが有限の値であり、反射器2の開口面上での波面が曲率半径Rの球面波SRとなり、残留収差が生ずる。
しかし、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置においては、一次放射器1が、設定周波数fの電波の位相中心の位置PCを基準に、上式(1)に示すシフト量Δを加算又は減算して一次放射器1から放射される電波の周波数fに応じて一次放射器1の位相中心PCの位置を決定するので、設定周波数f以外の周波数fの電波に対して残留収差を打ち消し、利得低下を低減できる。
例えば、一次放射器1が、位相中心の位置PCから低い周波数f(f<f)の電波を反射器2に向けて放射した時の、低い周波数fの電波による波面(球面波SP)と、位相中心の位置PCから低い周波数fの電波を反射器2に向けて放射した時の波面(球面波SR)を、図12に示す。
位相中心の位置PCは、位相中心の位置PCを基準に、周波数fに対して上式(1)に基づいて算出されたシフト量Δを一次放射器1の放射軸RAの方向に沿って位相中心の位置PCから前方にオフセットさせた位置である。
一次放射器1が、位相中心の位置PCから低い周波数fの電波を反射器2に向けて放射すると、図12に示すように、低い周波数fを放射する位相中心の位置PCを位相中心の位置PCからシフト量Δ移動させたことにより、曲率中心の位置Fから放射される曲率半径Rの球面波SPが発生する。
また、残留収差を発生させる、位相中心の位置PCから低い周波数fの電波を反射器2に向けて放射した時の曲率半径Rの球面波SRも発生する。
その結果、一次放射器1が、位相中心の位置PCから低い周波数fの電波を反射器2に向けて放射した時の球面波SPが、残留収差を発生させる球面波SRと互いに補正しあい、反射器2の開口面上に平面波PWが実現される。
このように、周波数fが放射される一次放射器1の位相中心の位置PCを上式(1)に基づいて算出されたシフト量Δを位相中心の位置PCからオフセットさせた位置にすることにより、位相中心の位置PCから周波数fの電波を反射器2に向けて放射した時の球面波SPが、残留収差を発生させる球面波SRと互いに補正しあい、平面波PWが実現できる理由は、次のことによる。
すなわち、一次放射器1の位相中心の位置PCを、位相中心の位置PCから一次放射器1の放射軸RAの方向に沿ってシフト量Δ移動させた時、反射器2は焦点距離Fのレンズと近似しており、次式(4)が成立する。
(1/R)-(1/∞)=(1/(R+Δ))-(1/R)=1/F・・(4)
式(4)中、Rは位相中心PCが移動した時の反射器2の開口面上での波面となる球面波SPの曲率半径である。図12に示した、位相中心の位置PCから低い周波数fの電波を反射器2に向けて放射した時の球面波SPの曲率半径Rが上式(4)中のRの値に相当する。
曲率半径Rは、上式(4)より、次式(5)として現わせる。
=-(R /Δ) ・・・(5)
設定周波数f以外の周波数fの電波に対して反射器2の開口面上で平面波PWを実現させるために、周波数fの電波により残留収差を発生させる曲率半径Rの球面波SRと、位相中心の位置PCを、位相中心の位置PCからシフト量Δ分移動させることにより生ずる曲率半径Rの球面波SPが互いに打ち消しあう条件は、次式(6)である。
+R=0 ・・・(6)
上式(2)と上式(5)を上式(6)に代入することにより、上式(1)のシフト量Δが得られる。
すなわち、周波数fに対して上式(1)を用いてシフト量Δを算出し、一次放射器1の位相中心の位置PCを位相中心の位置PCからシフト量Δ分移動させた位置PC+Δにして、周波数fの電波を一次放射器1から放射すると、反射器2の開口面上に平面波PWが実現できる。
次に、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の動作について説明する。
まず、一次放射器1から放射される電波の周波数fが設定されると、一次放射器1は周波数fに対する位相中心の位置PCを上式(1)に基づいて算出し、決定する。
一次放射器1は、周波数fに対する決定した位相中心の位置PCから周波数fの電波を反射器2に向けて放射する。
放射する電波の周波数fが設定周波数fであると、反射器2における複数の共振素子22により反射位相が調整され、反射器2は、入射された一次放射器1から放射された設定周波数fの電波を設定周波数fの電波の球面波を反射器2の開口面上で平面波PWになるように変換して反射する。
また、放射する電波の周波数fが設定周波数f以外の周波数であると、周波数fの電波により残留収差を発生させる曲率半径Rの球面波SRと、位相中心の位置PCを位相中心の位置PCからシフト量Δ分移動させることにより生ずる曲率半径Rの球面波SPが互いに打ち消しあい、反射器2は、入射された一次放射器1から放射された周波数fの電波を反射器2の開口面上で平面波PWになるように反射する。
実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置において、一次放射器1から放射される電波の周波数fに対する利得の利得周波数特性についてシミュレーションを行った。
このシミュレーションは、反射器2の開口面上で平面波PWになっている、つまり、残留収差を打ち消す又は低減していることにより、下端の周波数fから上端の周波数fまで残留収差が発生せずに利得低下が生じないことを検証するために行ったものである。
従って、利得周波数特性は残留収差による利得低下を考慮したものであり、各共振素子22の反射位相が周波数特性をもたない、各共振素子202の周波数特性に起因する位相誤差によって発生する損失が生じない条件のもとでシミュレーションを行った。
また、上記条件は、スピルオーバ損失、反射損失及び振幅分布による損失などの損失を持たないことを意味している。
また、シミュレーションの設定条件は、設定周波数fを28GHz、開口径Dを500mm、一次放射器1から放射される設定周波数fの電波に対する、位相中心の位置PCから反射器2の中心点2(O)を介した反射器2の開口面中心までの距離Rを450mm、イメージホーン角θを0deg、一次放射器1から放射される電波の設定された周波数帯域の下端の周波数fを26GHz、周波数帯域の上端の周波数fを30GHzである。
上記した条件の下、一次放射器1が、周波数帯域の周波数fを下端の周波数fから上端の周波数fまで連続的に変化させ時のシフト量Δを上式(1)により算出し、一次放射器1が、放射する電波の周波数fに応じて、位相中心の位置PCからシフト量Δ分オフセットさせた位相中心の位置PCから、位相中心の位置PCに対応した下端の周波数fから上端の周波数fまでの周波数fの電波を放射すると、図13に実線GEにて示す利得周波数特性が得られた。
また、参考例として、位相中心の位置を位相中心の位置PCから移動させずに、一次放射器1が下端の周波数fから上端の周波数fまでの周波数fの電波を放射すると、図13に破線GRにて示す利得周波数特性が得られた。
図13に示した実線GEから理解されるように、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、設定周波数fの電波に対してはもちろんのこと、下端の周波数fから上端の周波数fまでの電波に対して反射器2の開口面上で平面波PWが得られ、利得低下が生じていない。
その結果、下端の周波数fから上端の周波数fまでの電波に対して開口能率が一定である。
これに対して、図13に示した破線GRから理解されるように、参考例においては、設定周波数fの電波に対しては実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置と同じであるものの、設定周波数fから遠ざかる、つまり、下端の周波数f及び上端の周波数fに近づくにつれて残留収差が発生し、利得低下が生じている。
その結果、下端の周波数f及び上端の周波数fに近づくにつれて開口能率が低下している。
以上の検証結果から、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、参考例と比較して、下端の周波数fから上端の周波数fまでの電波に対して反射器2の開口面上で平面波PWが得られ、利得低下が生じていないため、下端の周波数fから上端の周波数fまでの電波に対して開口能率が一定であることがわかる。
以上のように、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、一次放射器1が、電波の位相中心の位置PCを、放射する電波の周波数fに応じて、電波の放射軸RAに沿って前後に調整して電波を放射するので、設定周波数fの電波以外の下端の周波数fから上端の周波数fまでの電波に対して、周波数fの電波により残留収差を発生させる曲率半径Rの球面波SRと、位相中心の位置PCを前後に調整して移動させることにより生ずる曲率半径Rの球面波SPが互いに打ち消しあい、反射器2の開口面上で平面波PWが得られ、利得低下を低減できる。
その結果、一次放射器1から放射される電波における周波数の広帯域化を図ることができる。
特に、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、一次放射器1における放射する電波の位相中心の位置PCの調整を、設定周波数fの電波の位相中心の位置PCを基準に、低い周波数fから高い周波数fまでの周波数帯域の周波数fに対して上式(1)に求められたシフト量Δにより決定しているため、設定周波数fの電波以外の下端の周波数fから上端の周波数fまでの電波に対して、周波数fの電波により残留収差を発生させる曲率半径Rの球面波SRと、位相中心の位置PCを、位相中心の位置PCからシフト量Δ分移動させることにより生ずる曲率半径Rの球面波SPが互いに打ち消しあい、反射器2の開口面上で平面波PWが得られ、利得低下が生じていない。
その結果、一次放射器1から放射される電波における周波数の広帯域化を図ることができる。
なお、上記した実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置では、一次放射器1における放射する電波の位相中心の位置PCを、設定周波数fの電波の位相中心の位置PCを基準に、低い周波数fから高い周波数fまでの周波数帯域の周波数fに対して上式(1)に求められたシフト量Δにより決定して一次放射器1の放射軸RAの方向に沿って連続的にオフセットするものとしたが、複数の異なった周波数に対してステップ状にシフト量Δを決定し、位相中心の位置PCを基準に一次放射器1の放射軸RAの方向に沿ってステップ状にオフセットするものでもよい。
例えば、低い周波数fの電波に対するシフト量Δを次式(7)により算出し、高い周波数fの電波に対するシフト量Δを次式(8)により算出する。
Δ=((λ-λ)/λ)×(R/cosθ)(7)
Δ=((λ-λ)/λ)×(R/cosθ)(8)
式(7)及び式(8)中、λは一次放射器1から放射される低い周波数fの電波の波長であり、λは一次放射器1から放射される高い周波数fの電波の波長である。
一次放射器1から放射される電波が低い周波数fの電波であると、一次放射器1は低い周波数fに対する位相中心の位置PCLを上式(7)に基づいて算出し、決定する。
一次放射器1は、決定した位相中心の位置PCLから低い周波数fの電波を反射器2に向けて放射する。
また、一次放射器1から放射される電波が高い周波数fの電波であると、一次放射器1は高い周波数fに対する位相中心の位置PCを上式(8)に基づいて算出し、決定する。
一次放射器1は、決定した位相中心の位置PCから高い周波数fの電波を反射器2に向けて放射する。
上記した例示は、低い周波数fと高い周波数fの2つの周波数として説明したが、低い周波数fから高い周波数fまでの周波数帯域の複数の異なった周波数に対して、上記(1)を基に、複数の異なった周波数に対するシフト量Δを決定し、複数の異なった周波数の電波それぞれに対して決定された位相中心の位置PCから一次放射器1が複数の異なった周波数の電波それぞれを放射するものでもよい。
図13に示した利得周波数特性の結果は、残留収差による利得低下を考慮したものであり、各共振素子22の周波数特性に起因する位相誤差によって発生する損失、スピルオーバ損失、反射損失、及び振幅分布による損失などの損失を持たない理想的な条件のもとでシミュレーションを行った。そのため、ホーンアンテナも具体的な形状を持たない、理想的なものを使用した。
そこで、一次放射器1として、より現実的な構成である図14に示すホーンアンテナを用いて実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置における効果を検証した。
図14に示すホーンアンテナは、開口の形状を矩形としたホーンアンテナであり、開口のサイズは98.5mm ×75.6mm、軸長は400mmである。
また、シミュレーションの設定条件(I)は、設定周波数fを13.75GHz、開口径Dを330mm、一次放射器1から放射される設定周波数fの電波に対する、位相中心の位置PCから反射器2の中心点2(O)を介した反射器2の開口面中心までの距離Rを680mm、イメージホーン角θを0deg、一次放射器1から放射される電波の設定された周波数帯域の下端の周波数fを12.5GHz、周波数帯域の上端の周波数fを15GHzである。
なお、本シミュレーション(I)では、振幅分布による損失とスピルオーバ損失も考慮して計算している。
図15は、図14に示すホーンアンテナの位相中心の周波数特性と、上記のシミュレーションの設定条件において上式(1)を満足する理想的な位相中心の周波数特性を比較した結果である。
図15において、実線が図14に示すホーンアンテナの位相中心の周波数特性を示し、破線が上式(1)を満足する理想的な位相中心の周波数特性を示す。
図15から明らかなように、図14に示すホーンアンテナを用いた実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、周波数が12.5GHzから15GHzにおいて理想的な位相中心位置を実現できている。
図16は、上記したシミュレーション(I)の設定条件において、周波数に対する位相誤差による損失、つまり利得低下を計算した結果である。
図16から明らかなように、周波数が12.5GHzから15GHzにおいて、位相誤差による損失は0.1dB以下と、損失が十分小さいことが確認できる。
すなわち、図14に示すホーンアンテナを用いた実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置においても、上式(1)を満たすことができ、リフレクトアレーの帯域を制限する要因である位相誤差による損失を低減することができる。
図16に示した検証結果は、図14に示すホーンアンテナの位相中心が上式(1)を満たす理想的な条件で検討した結果を示した。
しかし、位相中心が上式(1)を満たすホーンアンテナに限定されるものではなく、ホーンアンテナの位相中心を上式(1)に近づけるだけでも効果がある。
この点について、以下に示すシミュレーションにより検証する。
シミュレーションの設定条件(II)は、設定周波数fを12.5GHz、開口径Dを500mm、一次放射器1から放射される設定周波数fの電波に対する、位相中心の位置PCから反射器2の中心点2(O)を介した反射器2の開口面中心までの距離Rを845mm、イメージホーン角θを0deg、一次放射器1から放射される電波の設定された周波数帯域の下端の周波数fを10GHz、周波数帯域の上端の周波数fを15GHzである。
図17は、図14に示すホーンアンテナの位相中心の周波数特性と、上記のシミュレーションの設定条件(II)において上式(1)を満足する理想的な位相中心の周波数特性を比較した結果である。
図17において、実線が図14に示すホーンアンテナの位相中心の周波数特性を示し、破線が上式(1)を満足する理想的な位相中心の周波数特性を示す。
図17から明らかなように、図14に示すホーンアンテナを用いた実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、周波数が10GHzから15GHzにおいて理想的な位相中心位置とはなっていないが、位相中心が固定されたホーンと比較して、位相中心が理想値に近づいている。
同様に、上記のシミュレーションの設定条件(II)において、図14に示すホーンアンテナを用いた実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置と、上式(1)を満足する理想的な位相中心をもつホーンアンテナを用いたものと、位相中心が固定されたホーンアンテナを用いたものとを、周波数に対する利得、能率、位相誤差による損失を比較した。
図18が周波数に対する利得を図19が周波数に対する能率を、図20が周波数に対する位相誤差による損失を示す。
図18から図20において、実線が図14に示すホーンアンテナを用いた実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置における特性を示し、破線が上式(1)を満足する理想的な位相中心をもつホーンアンテナを用いたもの特性を示し、一点鎖線が位相中心が固定されたホーンアンテナを用いたもの特性を示す。
図18から図20から明らかなように、図14に示すホーンアンテナを用いた実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、位相中心が固定されたホーンアンテナを用いたものに対して、周波数に対する位相誤差による損失が低減し、利得及び能率の周波数特性が改善されており、理想に近づいている。
なお、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係る反射鏡アンテナ装置は、一次放射器と平板状の反射器とを備えるリフレクトアレーアンテナに好適である。
1 一次放射器、2 反射器、21 誘電体板、22 共振素子、23 金属板、f、f、f、f 周波数、λ、λ、λ、λ 波長、PC、PC、PC 位相中心の位置、R 一次放射器1から放射される設定周波数fの電波に対する、位相中心の位置PCから反射器2の中心点を介した反射器2の開口面中心までの距離、θ イメージホーン角。

Claims (9)

  1. 放射する電波の位相中心の位置を、放射する電波の周波数に応じて、電波の放射軸に沿って前後に調整して電波を放射する一次放射器と、
    平板状の誘電体板、及び、電波を反射する反射面となる前記誘電体板の表面に配列され、それぞれが入射された電波の反射波の位相を調整する複数の共振素子を有し、設定周波数の電波の位相中心から前記一次放射器が放射された電波入射され、当該入射された電波による球面波を開口面上で平面波に変換して反射する反射器と、
    を備えた反射鏡アンテナ装置。
  2. 前記一次放射器における放射する電波の位相中心の位置の調整は、前記一次放射器が放射する周波数の電波により残留収差を発生させる曲率半径の球面波と、前記位相中心の位置を設定周波数の電波の位相中心の位置から前後に移動させることにより生ずる曲率半径の球面波が互いに打ち消しあう位相中心の位置に決定する請求項1に記載の反射鏡アンテナ装置。
  3. 前記一次放射器における放射する電波の位相中心の位置の調整は、設定周波数fの電波の位相中心の位置を基準に、低い周波数から高い周波数までの周波数帯域の周波数fの電波に対して次式(1)に求められたシフト量Δにより決定する請求項1又は請求項2に記載の反射鏡アンテナ装置。
    Δ=((λ-λ)/λ)×(R/cosθ) (1)
    式(1)中、λは設定周波数fの電波の波長、λは前記一次放射器から放射される前記周波数帯域の周波数fの電波の波長、Rは前記一次放射器から放射される設定周波数fの電波の位相中心から前記反射器の中心点を介した前記反射器の開口中心までの距離、θはイメージホーン角である。
  4. 前記一次放射器における放射する電波の位相中心の位置の調整は、設定周波数fの電波の位相中心の位置を基準に、
    前記設定周波数fより低い周波数fの電波に対して次式(2)に求められた第1のシフト量Δにより決定し、
    前記設定周波数fより高い周波数fの電波に対して次式(3)に求められた第2のシフト量Δにより決定する請求項1又は請求項2に記載の反射鏡アンテナ装置。
    Δ=((λ-λ)/λ)×(R/cosθ)(2)
    Δ=((λ-λ)/λ)×(R/cosθ)(3)
    式(2)及び式(3)中、λは設定周波数fの電波の波長、λは前記一次放射器から放射される低い周波数fの電波の波長、λは前記一次放射器から放射される高い周波数fの電波の波長、Rは前記一次放射器から放射される設定周波数fの電波の位相中心から前記反射器の中心点を介した前記反射器の開口中心までの距離、θはイメージホーン角である。
  5. 前記一次放射器は、水平及び垂直偏波の電波を放射する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の反射鏡アンテナ装置。
  6. 前記一次放射器はホーンアンテナである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の反射鏡アンテナ装置。
  7. 前記複数の共振素子それぞれは、円形のリング形状である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の反射鏡アンテナ装置。
  8. 前記複数の共振素子それぞれは、円形の形状である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の反射鏡アンテナ装置。
  9. 前記複数の共振素子それぞれは、矩形のリング形状である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の反射鏡アンテナ装置。
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