JP7394388B2 - 制御方法、プログラム、及び分散電源システム - Google Patents

制御方法、プログラム、及び分散電源システム Download PDF

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Description

本開示は、制御方法、プログラム、及び分散電源システムに関する。より詳細には、本開示は、分散電源と系統電源との間で電力変換を行うインバータ回路を制御するための制御方法、プログラム、及び分散電源システムに関する。
特許文献1は、太陽光発電装置である発電装置、及び、蓄電装置(分散電源)に接続された電力制御装置を開示する。電力制御装置は出力制御情報受信部及び制御部を備える。出力制御情報受信部は、外部から、発電装置の出力を制限する出力制御情報を受信する。制御部は、発電装置の発電電力情報、電力系統への電力供給量、及び、外部からの出力制御情報に基づいて、蓄電装置の充放電量を制御する。
特開2017-192209号公報
特許文献1では、太陽光発電装置の発電電力の変化に応じて蓄電装置の充放電量が変動するため、蓄電装置の充放電量が不安定になる可能性があった。
本開示の目的は、蓄電システムの入出力を所望の値に制御可能な制御方法、プログラム、及び分散電源システムを提供することにある。
本開示の一態様の制御方法は、分散電源と系統電源との間で双方向の電力変換を行うインバータ回路を制御する制御方法である。前記分散電源は、電源として蓄電池を備える第1分散電源と、前記第1分散電源とは異なる電源を備える第2分散電源とを含む。前記制御方法は、第1取得処理と、第2取得処理と、制御処理と、を含む。前記第1取得処理では、前記第1分散電源の入出力の第1目標値を取得する。前記第2取得処理では、前記第2分散電源の入出力の実績値を取得する。前記制御処理では、前記第1目標値と前記実績値とを合わせた第2目標値に基づいて、前記インバータ回路を制御する。
本開示の一態様のプログラムは、コンピュータシステムに、前記制御方法を実行させるためのプログラムである。
本開示の一態様の分散電源システムは、分散電源と系統電源との間で双方向の電力変換を行うインバータ回路と、前記インバータ回路を制御する制御回路と、を備える。前記分散電源は、電源として蓄電池を備える第1分散電源と、前記第1分散電源とは異なる電源を備える第2分散電源とを含む。前記制御回路は、第1取得部と、第2取得部と、制御処理部とを備える。前記第1取得部は、前記第1分散電源の入出力の第1目標値を取得する。前記第2取得部は、前記第2分散電源の入出力の実績値を取得する。前記制御処理部は、前記第1目標値と前記実績値とを合わせた第2目標値に基づいて、前記インバータ回路を制御する。
本開示によれば、蓄電システムの入出力を所望の値に制御することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係る分散電源システムを含む全体システムの概略的なシステム構成図である。 図2は、同上の分散電源システムの動作を説明するフローチャートである。 図3は、同上の分散電源システムの制御方法を説明する説明図である。 図4は、同上の分散電源システムにおいて、第1目標値、実績値、及び第2目標値の時間変化を示すグラフである。 図5は、本開示の一実施形態の変形例に係る分散電源システムを含む全体システムの概略的なシステム構成図である。
(実施形態)
(1)概要
以下の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態の分散電源システム1は、図1に示すように、インバータ回路50と、インバータ回路50を制御する制御回路10と、を含む。インバータ回路50は、分散電源40と系統電源100との間で双方向の電力変換を行う。分散電源40は、電源として蓄電池31を備える第1分散電源41と、第1分散電源41とは異なる電源を備える第2分散電源42とを含む。制御回路10は、第1取得部11と、第2取得部12と、制御処理部13と、を含む。第1取得部11は、第1分散電源41の入出力の第1目標値を取得する。第2取得部12は、第2分散電源42の入出力の実績値を取得する。制御処理部13は、第1目標値と実績値とを合わせた第2目標値に基づいて、インバータ回路50を制御する。
また、本実施形態の分散電源システム1の制御方法は、インバータ回路50を制御する制御方法であり、第1取得処理と、第2取得処理と、制御処理とを含む。インバータ回路50は、分散電源40と系統電源100との間で双方向の電力変換を行う。分散電源40は、電源として蓄電池31を備える第1分散電源41と、第1分散電源41とは異なる電源を備える第2分散電源42とを含む。第1取得処理では、第1分散電源41の入出力の第1目標値を取得する。第2取得処理では、第2分散電源42の入出力の実績値を取得する。制御処理では、第1目標値と実績値とを合わせた第2目標値に基づいて、インバータ回路50を制御する。
第2分散電源42は、第1分散電源41とは異なる電源であって、例えば再生可能エネルギーを利用して電力を出力する電源を備えている。この種の電源としては、太陽光、風力、水力、波力、潮力、又は地熱等の再生可能エネルギーを利用して発電する電源があるが、以下の実施形態では第2分散電源42が、太陽光を利用して発電する太陽光発電システム20を電源として備える場合について説明する。
また、本実施形態の分散電源システム1は、例えば、系統電源100から電力供給を受ける需要家の施設F1であって、戸建の住宅のような施設F1(図1参照)に適用される。なお、分散電源システム1が適用される施設F1は、戸建の住宅に限定されず、集合住宅(マンション)であってもよい。更に、施設F1は、住宅に限らず、非住宅、例えば、オフィスビル、劇場、映画館、公会堂、遊技場、複合施設、飲食店、百貨店、学校、ホテル、旅館、病院、老人ホーム、幼稚園、図書館、博物館、美術館、地下街、駅、空港等であってもよい。分散電源システム1は、系統電源100と連系して、施設F1に存在する負荷L1に電力を供給する。施設F1に存在する負荷L1は、系統電源100又は分散電源40から供給される電力で動作する電気機器である。また、分散電源システム1は、例えば外部サーバ110から入力される制御指令に基づいて、系統電源100への給電と、系統電源100からの受電との少なくとも一方を行うことで、系統電源100を安定化する系統安定化制御を実行する機能を有している。
分散電源システム1の制御方法では、第1取得部11が行う第1取得処理によって第1分散電源41の入出力の第1目標値が取得され、第2取得部12が行う第2取得処理によって第2分散電源42の入出力の実績値が取得される。そして、制御処理部13が行う制御処理では、第1分散電源41の入出力の第1目標値と第2分散電源42の入出力の実績値とを合わせた第2目標値に基づいて、インバータ回路50が制御される。ここにおいて、第2分散電源42が再生可能エネルギーを利用して発電を行う電源を含む場合、第2分散電源42の入出力の実績値が急激に変動する可能性がある。この場合でも、制御処理部13の制御処理では、第1目標値と実績値とを合わせた第2目標値に基づいてインバータ回路50を制御しているので、第2分散電源42の出力が変動した場合でも、蓄電池31を含む第1分散電源41の入出力を第1目標値に制御することができる。したがって、第1分散電源41の入出力を所望の値(第1目標値)に制御可能な制御方法、及び分散電源システム1を実現できる、という利点がある。よって、蓄電池31を利用した制御(例えば系統安定化制御)を確実に実行できるという利点がある。
なお、本実施形態では、第2分散電源42が備える太陽光発電システム20が、電力の出力のみを行う電源であるから、第2取得部12が行う第2取得処理では、第2分散電源42から出力電力の実績値を取得する。
(2)詳細
(2.1)構成
以下、本実施形態に係る分散電源システム1を含む全体システムについて図面を参照して詳しく説明する。
本実施形態では、施設F1に、分散電源システム1と、負荷L1と、受信端末60と、が設けられている。
負荷L1は、施設F1内で使用される1又は複数の電気機器を含む。1又は複数の電気機器は、系統電源100及び分散電源システム1のいずれかから電力供給を受けて動作する。
受信端末60は、インターネット等のネットワークNT1を介して外部サーバ110と通信する通信機能を有している。外部サーバ110は、施設F1に電力を供給する電力事業者が運営するサーバ装置である。外部サーバ110は系統電源100の需給バランスを常時監視している。外部サーバ110は、系統電源100の供給電力と電力需要との差が所定の閾値を超えると、系統安定化のための制御指令をネットワークNT1経由で需要家の施設F1の受信端末60に出力する。ここで、系統電源100の供給電力が電力需要に比べて不足している場合、外部サーバ110は、例えば所定電力値の逆潮電力を系統電源100に逆潮流させる制御指令を受信端末60に出力する。一方、系統電源100の供給電力が電力需要に比べて過剰である場合、外部サーバ110は、例えば施設F1が系統電源100から受け取る電力を所定電力値だけ増やすように指示する制御指令を受信端末60に出力する。
次に、分散電源システム1について説明する。
分散電源システム1は、制御回路10と、分散電源40と、インバータ回路50と、を備える。本実施形態では、施設F1に、分散電源40として、蓄電システム30を含む第1分散電源41と、太陽光発電システム20を含む第2分散電源42と、が設けられている。蓄電システム30を含む第1分散電源41は、再生可能エネルギーを利用して発電を行う太陽光発電システム20等の分散電源に比べて出力が安定しているので、系統電源100の安定化のための系統安定化制御には第1分散電源41が利用される。
太陽光発電システム20は、太陽電池21と、太陽電池21の出力電圧を電圧変換するPV(Photovoltaics)用コンバータ22(電力変換装置)とを備える。
太陽電池21は、シリコン系又は化合物半導体系の複数の太陽電池セルを備え、複数の太陽電池セルは直列又は並列に接続されている。
PV用コンバータ22は、太陽電池21の出力電圧を所定の電圧値の直流電圧に変換する。PV用コンバータ22は、例えば最大電力点追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)方式で電力変換を行う機能を有している。最大電力点追従方式は、気象条件等の変化に応じて変動する最適動作点に追従しながら電力変換を行う機能である。
蓄電システム30は、蓄電池31と、蓄電池用コンバータ32とを備える。
蓄電池31は、例えばリチウムイオン電池等の二次電池であるが、蓄電池31はリチウムイオン電池に限定されず、ニッケル水素電池等の他の二次電池でもよい。
蓄電池用コンバータ32は、蓄電池31の充電及び放電を行う機能を有している。蓄電池31の充電時は、蓄電池用コンバータ32は、インバータ回路50から供給される直流電流の電流値又は直流電圧の電圧値を調整して蓄電池31を充電する。蓄電池31の充電を開始してから蓄電池31の充電電圧が最大電圧に上昇するまでの間、蓄電池用コンバータ32は、蓄電池31に一定の電流を流して蓄電池31を充電するCC(Constant Current)充電を行う。そして、蓄電池31の充電電圧が最大電圧に達すると、蓄電池用コンバータ32は、蓄電池31の充電電圧を最大電圧とするように、蓄電池31に一定値の電圧を印加して蓄電池31を充電するCV(Constant Voltage)充電を行う。また、蓄電池31の放電時は、蓄電池用コンバータ32は、蓄電池31の出力電圧を所定の電圧値の直流電圧に変換して出力する。
PV用コンバータ22及び蓄電池用コンバータ32とインバータ回路50との間を接続する直流電路DL1には平滑用のコンデンサC10が電気的に接続されている。
インバータ回路50は、直流と交流とを変換する変換機能を有している。本実施形態では、インバータ回路50は、直流電路DL1を介して分散電源40に電気的に接続され、交流電路AL1を介して負荷L1及び系統電源100に電気的に接続されている。つまり、インバータ回路50は、分散電源40と、負荷L1及び系統電源100との間に電気的に接続され、分散電源40と、負荷L1及び系統電源100との間で双方向の電力変換を行うことができる。
具体的には、インバータ回路50は、PV用コンバータ22又は蓄電池用コンバータ32から直流電路DL1に出力され、コンデンサC10によって平滑化された直流電圧を交流電圧に変換し、交流電路AL1を介して負荷L1又は系統電源100に出力する。ここで、インバータ回路50から出力された交流電圧が系統電源100に出力されることによって、施設F1から系統電源100に電力が逆潮流される。
また、インバータ回路50は、系統電源100から交流電路AL1を介して入力される交流電圧を直流電圧に変換して出力し、インバータ回路50の出力電圧は平滑用のコンデンサC10によって平滑化される。このとき、蓄電池用コンバータ32は、コンデンサC10を電源として蓄電池31を充電する。また、インバータ回路50は、PV用コンバータ22から入力される直流電圧を蓄電池用コンバータ32に出力し、蓄電池用コンバータ32に蓄電池31を充電させることもできる。
制御回路10は、第1分散電源41及び第2分散電源42を含む分散電源40と、インバータ回路50の動作を制御する。
制御回路10は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御回路10として機能する。本実施形態の制御回路10は、上述した第1取得部11、第2取得部12、及び制御処理部13の機能を備えている。
第1取得部11は、外部サーバ110から受信端末60を介して蓄電システム30の入出力の目標値を含む制御指令を取得する。この制御指令は、例えば、系統電源100を安定化するための系統安定化制御の指令値を少なくとも含む。系統安定化制御には、入出力が安定している蓄電システム30が利用されるので、系統安定化制御の指令値には、蓄電システム30の入出力の第1目標値が少なくとも含まれる。つまり、第1取得部11が行う第1取得処理では、系統電源100を安定化させるための系統安定化制御の制御指令に基づいて第1目標値を生成する。ここにおいて、第1目標値は、蓄電システム30が放電する場合の放電目標値と、蓄電システム30で充電する場合の充電目標値との少なくとも一方を含む。
第2取得部12は、例えば所定の通信周期が経過するごとに第2分散電源42と通信を行うことによって、第2分散電源42から入出力の実績値を取得する。第2取得部12は、例えば所定の通信周期が経過するごとに第2分散電源42と通信を行ってもよいし、任意のタイミングで第2分散電源42と通信を行ってもよい。本実施形態では、第2分散電源42が、発電した電力を出力する太陽光発電システム20を備えており、第2取得部12は、太陽光発電システム20のPV用コンバータ22との間で有線通信又は無線通信を行う通信機能を有している。そして、第2取得部12は、PV用コンバータ22と通信を行うことによって、PV用コンバータ22から太陽光発電システム20の出力の実績値を取得する。
制御処理部13は、第1取得部11が取得した第1目標値と、第2取得部12が取得した実績値とに基づいて、インバータ回路50の入出力の第2目標値を決定する。制御処理部13は、第1目標値と実績値を合わせた(加算した)値を第2目標値に決定する。制御処理部13は、第1目標値を蓄電池用コンバータ32に出力して、蓄電システム30の入出力を制御する。第1目標値が、蓄電システム30からの放電を指示する目標値であれば、制御処理部13は、第1目標値に基づく電力を蓄電システム30から放電させる。第1目標値が、蓄電システム30での充電を指示する目標値であれば、制御処理部13は、第1目標値に基づく電力を蓄電システム30に充電させる。また、制御処理部13は、第2目標値をインバータ回路50に出力して、インバータ回路50の入出力を制御する。
このように、インバータ回路50の入出力は、蓄電システム30の入出力の第1目標値に、太陽光発電システム20の入出力の実績値を足し合わせた第2目標値に制御されるので、太陽光発電システム20の出力が変動した場合でも蓄電システム30の入出力を第1目標値に制御することができる。したがって、蓄電システム30の入出力の電力値を、系統安定化制御の制御指令に基づく第1目標値に制御することができるので、太陽光発電システム20の出力(発電電力)が変動したとしても、蓄電システム30の入出力の電力値は第1目標値に応じた電力値に制御できる。これにより、太陽光発電システム20の出力が変動したとしても、蓄電システム30を利用した系統安定化制御を確実に実行することができる。
(2.2)動作説明
本実施形態の分散電源システム1の動作を図2~図5等に基づいて説明する。なお、図2に示すフローチャートは、分散電源システム1の電力制御方法の一例に過ぎず、処理の順序が適宜変更されてもよいし、処理が適宜追加又は省略されてもよい。
分散電源システム1の制御回路10が、分散電源40及びインバータ回路50を制御する制御処理を開始すると、第1取得部11が、受信端末60から系統安定化制御の制御指令を受信し、この制御指令に基づいて蓄電システム30の入出力の第1目標値を決定する(ST1:第1取得処理)。
ここにおいて、第1取得部11が、制御指令に基づいて、蓄電システム30の入出力の第1目標値を決定する処理について図3を参照して詳しく説明する。図3は、インバータ回路50の入出力範囲PW1と、太陽光発電システム20の出力範囲PW2と、蓄電システム30の入出力範囲PW3の一例を示している。インバータ回路50の入出力範囲PW1は、例えば、負荷L1又は系統電源100への放電時(出力時)の最大値が5500W、蓄電システム30の充電時(入力時)の最大値が1500Wとなっている。太陽光発電システム20の出力範囲PW2は、例えば0~5500Wである。つまり、太陽光発電システム20の出力範囲PW2の最大値は、放電時におけるインバータ回路50の出力電力の最大値に等しい値となっている。蓄電システム30の入出力範囲PW3は、例えば蓄電池用コンバータ32の容量、及び蓄電池31の容量等によって決定される。蓄電池31の容量とは、蓄電池31が放電又は充電可能な電力の大きさのことである。本実施形態では、例えば、蓄電システム30からの放電電力の最大値は2000Wであり、蓄電システム30が充電する場合の充電電力の最大値は1500Wとなっている。なお、本実施形態では、分散電源40の出力電力の最大値は、放電時におけるインバータ回路50の出力電力の最大値となっている。
ここで、第1取得部11は、例えば、外部サーバ110からの設定情報に基づいて、蓄電システム30を利用して系統安定化制御を行う場合の電力量を決定する。なお、蓄電システム30は需要家向け制御にも利用可能であり、上述の第1目標値は、系統安定化制御に利用される電力(電力量)と、需要家向け制御に利用される電力(電力量)の総和になる。例えば、図3に示すように、系統安定化制御のために蓄電システム30から出力される電力がPW40、需要家向け制御のために蓄電システム30から出力される電力がPW50の場合、両者の総和(PW40+PW50)であるPW6の電力が蓄電システム30から出力される。この場合、第1取得部11は、蓄電システム30からの入出力の第1目標値A1を、系統安定化制御のための所定量PW40と、需要家向け制御のための所定量PW50とを合計した値に設定する。制御処理部13は、蓄電システム30からの出力が第1目標値A1となるように、蓄電システム30の出力を制御する。なお、蓄電システム30から需要家向け制御のための電力を出力することは必須ではなく、蓄電システム30から制御指令に基づいて系統安定化制御のための電力のみを出力する場合、第1目標値A1の値は系統安定化制御のための電力値PW40に等しくなる。
また、本実施形態において、分散電源システム1が蓄電システム30を利用して行う需要家向け制御には、系統電源100との間の電力の受電も給電も行わない環境優先モード(負荷追従モード)とは別に、充電優先モードと、経済優先モードとがある。環境優先モードでは、系統電源100から施設F1への潮流(買電)と、施設F1から系統電源100への逆潮流(売電)との両方がゼロになるように、制御処理部13が蓄電システム30の入出力を制御する。充電優先モードでは、蓄電池31が満充電状態となるように、制御処理部13が蓄電システム30を制御する。経済優先モードは、蓄電システム30の充電動作と放電動作とを、施設F1のユーザにとって経済的に有利な方へ切り替える制御モードである。経済優先モードにおいて、制御処理部13は、例えば時間帯に応じて蓄電システム30の充電動作と放電動作とを切り替えてもよく、昼間の時間帯では蓄電システム30に放電動作を行わせ、夜間の時間帯では蓄電システム30に充電動作を行わせる。
次に、第2取得部12は、太陽光発電システム20のPV用コンバータ22と通信を行うことによって、太陽光発電システム20の出力電力の実績値B1をPV用コンバータ22から取得する(ST2:第2取得処理)。
そして、制御処理部13は、第1目標値A1と実績値B1とを足し合わせることによって、インバータ回路50の入出力の第2目標値A2を生成しており、A2=A1+B1となる(ST3)。
制御処理部13は、第2目標値A2をインバータ回路50に出力し、インバータ回路50の出力電力を第2目標値A2に応じた出力電力に制御する(ST4:制御処理)。
分散電源システム1は、ステップST1~ST4までの処理を所定の時間間隔で繰り返し実行しており、外部サーバ110からの制御指令を受けて系統安定化制御を実行することができる。
ここで、図4は、第1目標値A1、実績値B1、及び第2目標値A2の時間変化の一例を示している。第1取得部11は、外部サーバ110からの制御指令を受信端末60経由で受信し、この制御指令に基づいて、系統安定化制御の指令値A11及び需要家向け制御の指令値A12を取得する。第1取得部11は、系統安定化制御の指令値A11と需要家向け制御の指令値A12との合計値を求め、この合計値を蓄電システム30の入出力の第1目標値A1として取得する。また、第2取得部12は、所定の通信周期T1が経過するごとに、PV用コンバータ22と通信を行うことによって、太陽光発電システム20の出力(発電電力)の実績値B1を取得する。そして、制御処理部13は、第1目標値A1に実績値B1を加算して、インバータ回路50の入出力の第2目標値A2を生成する。制御処理部13は、第1目標値A1に基づいて蓄電池用コンバータ32を制御し、第2目標値A2に基づいてインバータ回路50を制御する。なお、図4では、所定の通信周期T1が経過するごとに取得された実績値B1を一点鎖線で繋いで図示している。また、図4では、所定の通信周期T1が経過するごとに生成される第2目標値A2を実線で繋いで図示している。
このように、制御処理部13は、蓄電システム30の第1目標値A1に、太陽光発電システム20の実績値B1を加算した第2目標値A2に基づいて、インバータ回路50の入出力を制御しているので、蓄電システム30の入出力を第1目標値A1に基づいて制御可能である。したがって、日照の変化等に応じて太陽光発電システム20の出力が変動した場合でも、蓄電システム30の入出力は第1目標値A1に制御されるので、蓄電システム30の入出力を第1目標値A1に基づいて制御可能である。よって、分散電源システム1は、蓄電システム30(蓄電池31)の入出力を利用した制御(例えば、系統安定化制御等)を確実に実行することができる。
なお、制御処理部13が行う制御処理では、第1目標値A1と、所定の対象期間における実績値B1の代表値とを合わせて、第2目標値A2を生成してもよい。所定の対象期間は、上記の通信周期の2倍以上の期間である。所定の対象期間における実績値B1の代表値は、対象期間に第2分散電源42から受信した実績値B1の平均値、最頻値、又は中央値である。ノイズなどの影響によって実績値B1に誤差が含まれている場合でも、制御処理部13が、対象期間における実績値B1の代表値を用いて第2目標値A2を生成することで、実績値B1に含まれる誤差が第2目標値A2に影響するのを抑制できるという利点がある。
また、外部サーバ110は、系統電源100での需給バランスの実測値に基づいて系統安定化のための制御指令を受信端末60に出力しているので、制御処理部13は、系統電源100での需給バランスに基づいて系統安定化制御を実行できる。すなわち、制御処理部13は、系統電源100での需給バランスに基づいて、第1分散電源41が備える蓄電システム30の入出力を調整する制御を実行することができ、時間とともに変化する需給バランスを改善するために第1分散電源41の出力電力をより細かく調整することができる。なお、系統電源100での需給バランスに基づいて系統安定化制御を実行するとは、将来の需給バランスを予測した結果ではなく、実際の需給バランスの実測値に基づいて系統安定化制御を実行することをいう。
分散電源システム1は、系統電源100での電力の需給バランスに基づいて系統安定化制御を実行しているが、需給バランス、系統電圧の電圧値、及び系統電圧の周波数のうちの少なくとも1つに基づいて、系統安定化制御を実行してもよい。分散電源システム1は、電力の需給バランス、系統電圧の電圧値、及び系統電圧の周波数のうちの少なくとも1つを例えば外部サーバ110等で監視した結果に基づいて、分散電源40からの有効電力又は無効電力を制御することで、系統安定化制御を行えばよい。なお、分散電源システム1が、分散電源40(具体的には第1分散電源41)から系統電源100に出力される有効電力を増やすと、系統電圧の電圧値が高くなり、系統電圧の周波数が高くなる。分散電源システム1が、分散電源40(具体的には第1分散電源41)から系統電源100に出力される有効電力を減らすと、系統電圧の電圧値が低くなり、系統電圧の周波数が低くなる。また、分散電源40から見て進み位相の無効電力を系統電源100に注入すると、系統電圧の電圧値が低くなり、分散電源40から見て遅れ位相の無効電力を系統電源100に注入すると、系統電圧の電圧値が高くなる。したがって、分散電源システム1は、需給バランス、系統電圧の電圧値、及び系統電圧の周波数のうちの少なくとも一つの実績値に基づいて、分散電源40から系統電源100に出力される有効電力又は無効電力を制御することで、系統安定化制御を行うことができる。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、分散電源システム1と同様の機能は、分散電源システム1の制御方法、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した非一時的な記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る制御方法は、上記の第1取得処理、第2取得処理、及び制御処理を含む。一態様に係る(コンピュータ)プログラムは、コンピュータシステムに、第1取得処理と、第2取得処理と、制御処理と、を実行させるためのプログラムである。
以下、上記の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における分散電源システム1は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における分散電源システム1としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、分散電源システム1における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは分散電源システム1に必須の構成ではなく、分散電源システム1の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、分散電源システム1の少なくとも一部の機能、例えば、分散電源システム1の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
上記の実施形態では、第2分散電源42が、再生可能エネルギーを利用して電力を出力する電源を備えているが、第2分散電源42は、例えば化石燃料を利用して電力を出力する燃料電池(Fuel Cell)等の電源を備えていてもよい。
また、第2分散電源42は、自ら発電する電源に限らず、充放電が可能な蓄電要素を備えた電源を含んでもよい。図5は、上記実施形態の変形例に係る分散電源システム1Aの概略的な構成図であり、第2分散電源42は、第1電源421と、第2電源422を含む。第1電源421は、発電した電力をインバータ回路50へ出力する電源である。第2電源422は、インバータ回路50の出力によって充電され、放電した電流をインバータ回路50に供給する電源である。なお、図5に示す分散電源システム1では、第2分散電源42が第1電源421と第2電源422の両方を含んでいるが、第1電源421及び第2電源422の少なくとも一方を含んでもよい。第2分散電源42が、電力の出力及び入力が可能な電源を含んでいる場合、第2取得部12が行う第2取得処理では、第2分散電源42から入力電力又は出力電力の実績値を取得する。
また、図5の例では、第1分散電源41が2つの蓄電システム30A,30Bを含む。2つの蓄電システム30A,30Bの各々は、蓄電池31と、蓄電池31の入出力を制御する蓄電池用コンバータ32と、を備える。第1取得部11は、2つの蓄電システム30A、30Bのそれぞれについての第1目標値A1を取得し、制御処理部13は、各蓄電システム30A,30Bの入出力を第1目標値A1に基づいて制御する。
また、第2分散電源42は、自ら発電する第1電源421と、充放電を行う第2電源422とを含む。
図5の例では第1電源421が太陽光発電システム20である。太陽光発電システム20は、2つの太陽電池21A,21Bと、太陽電池21A,21Bから出力される直流電圧の電圧値を変換してインバータ回路50に出力するPV用コンバータ22と、を備えている。第2取得部12は、PV用コンバータ22から2つの太陽電池21A,21Bを用いて発電した電力の実績値B1を取得する。なお、2つの太陽電池21A,21Bに対応して2つのPV用コンバータ22が設けられている場合、第2取得部12は、2つのPV用コンバータ22の各々から出力電力の実績値を取得すればよい。すなわち、第2分散電源42が複数の電源を備えている場合、第2取得部12が行う第2取得処理では、第2分散電源42が備える複数の電源の各々から実績値B1を取得すればよい。これにより、第2分散電源42が備える複数の電源の入出力が変動した場合でも、蓄電システム30の入出力を第1目標値A1に制御することができ、蓄電システム30を利用した系統安定化制御を確実に実行できる。
また、図5の例では第2電源422が、電動自動車(EV:Electric Vehicle)200が備える蓄電システムである。電動自動車200が備える蓄電システムは、PV用コンバータ22及び蓄電池用コンバータ32とインバータ回路50との間を接続する直流電路DL1に電気的に接続されている。電動自動車200が備える蓄電システムは、分散電源システム1に常時接続される電源ではなく、電動自動車200の使用状況によって充電のタイミングや充電量が変動する。また、電動自動車200が備える蓄電システムの蓄電量は走行距離等によって変動する。したがって、電動自動車200が備える蓄電システムは、分散電源システム1の制御回路10から見て入出力が不安定な第2分散電源42に含まれる。電動自動車200の蓄電システムが直流電路DL1に接続されている場合、第2取得部12は、所定の通信周期が経過するごとに、電動自動車200の蓄電システムと通信を行うことによって、電動自動車200の蓄電システムから入出力の実績値B2を取得する。
そして、制御処理部13は、第2取得部12がPV用コンバータ22及び電動自動車200の蓄電システムから実績値B1,B2を取得すると、蓄電システム30の第1目標値A1と実績値B1,B2とを加算して第2目標値A2を生成する。制御処理部13は、第1目標値A1に基づいて蓄電システム30の入出力を制御し、第2目標値A2に基づいてインバータ回路50の入出力を制御する。これにより、インバータ回路50の入出力は、蓄電システム30からの入出力の第1目標値A1に、第2分散電源42の入出力の実績値B1,B2を足し合わせた値となるので、第2分散電源42の入出力が変動したとしても、蓄電システム30の入出力を第1目標値A1に制御することができる。
なお、図5に示す変形例では、2つの太陽電池21A,21Bに対して1つのPV用コンバータ22が設けられているので、第2取得部12は、PV用コンバータ22から2つの太陽電池21A,21Bを用いて発電した電力の実績値B1を取得する。なお、2つの太陽電池21A,21Bに対応して2つのPV用コンバータ22が設けられている場合、第2取得部12は、2つのPV用コンバータ22の各々から出力電力の実績値を取得してもよい。
なお、第2電源422が備える蓄電システムは、電気エネルギーを蓄えるものに限定されず、電気エネルギーを位置エネルギー等の異種エネルギーに変換して蓄えるとともに、異種エネルギーから電気エネルギーに変換して放電するものでもよい。
上記の実施形態では、分散電源システム1は、蓄電システム30を利用して系統安定化制御と需要家向け制御とを行っているが、需要家向け制御を行うことは必須ではなく、系統安定化制御のみを行えばよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の制御方法は、分散電源(40)と系統電源(100)との間で双方向の電力変換を行うインバータ回路(50)を制御する制御方法である。分散電源(40)は、電源として蓄電池(31)を備える第1分散電源(41)と、第1分散電源(41)とは異なる電源を備える第2分散電源(42)とを含む。第1の態様の制御方法は、第1取得処理と、第2取得処理と、制御処理と、を含む。第1取得処理では、第1分散電源(41)の入出力の第1目標値(A1)を取得する。第2取得処理では、第2分散電源(42)の入出力の実績値(B1)を取得する。制御処理では、第1目標値(A1)と実績値(B1)とを合わせた第2目標値(A2)に基づいて、インバータ回路(50)を制御する。
この態様によれば、蓄電システム(30)の入出力を所望の値に制御することができる。
第2の態様の制御方法では、第1の態様において、第2分散電源(42)が、再生可能エネルギーを利用して電力を出力する電源を備える。
この態様によれば、蓄電システム(30)の入出力を所望の値に制御することができる。
第3の態様の制御方法では、第1又は2の態様において、第2分散電源(42)が、太陽光を利用して発電する太陽光発電システム(20)を電源として備える。
この態様によれば、蓄電システム(30)の入出力を所望の値に制御することができる。
第4の態様の制御方法では、第1~3のいずれかの態様において、第2分散電源(42)が複数の電源を備え、第2取得処理では、第2分散電源(42)が備える複数の電源の各々から実績値(B1)を取得する。
この態様によれば、蓄電システム(30)の入出力を所望の値に制御することができる。
第5の態様の制御方法では、第1~4のいずれかの態様において、第2分散電源(42)は、第1電源(421)と、第2電源(422)との少なくとも一方を含む。第1電源(421)は、発電した電力をインバータ回路(50)へ出力する。第2電源(422)は、インバータ回路(50)の出力によって充電され、放電した電流をインバータ回路(50)へ供給する。
この態様によれば、蓄電システム(30)の入出力を所望の値に制御することができる。
第6の態様の制御方法では、第1~5のいずれかの態様において、第2取得処理では、第2分散電源(42)と通信することによって、第2分散電源(42)から実績値(B1)を取得する。
この態様によれば、蓄電システム(30)の入出力を所望の値に制御することができる。
第7の態様の制御方法では、第1~6のいずれかの態様において、制御処理では、第1目標値(A1)と、所定の対象期間における実績値(B1)の代表値とを合わせた第2目標値(A2)を生成する。
この態様によれば、蓄電システム(30)の入出力を所望の値に制御することができる。
第8の態様の制御方法では、第1~7のいずれかの態様において、第1取得処理では、系統電源(100)を安定化させるための系統安定化制御の制御指令に基づいて第1目標値(A1)を取得する。
この態様によれば、蓄電システム(30)の入出力を所望の値に制御することができる。
第9の態様のプログラムは、コンピュータシステムに、第1~8のいずれかの態様の制御方法を実行させるためのプログラムである。
この態様によれば、蓄電システム(30)の入出力を所望の値に制御することができる。
第10の態様の分散電源システム(1)は、分散電源(40)と系統電源(100)との間で双方向の電力変換を行うインバータ回路(50)と、インバータ回路(50)を制御する制御回路(10)と、を備える。分散電源(40)は、電源として蓄電池(31)を備える第1分散電源(41)と、第1分散電源(41)とは異なる電源を備える第2分散電源(42)とを含む。制御回路(10)は、第1取得部(11)と、第2取得部(12)と、制御処理部(13)とを備える。第1取得部(11)は、第1分散電源(41)の入出力の第1目標値(A1)を取得する。第2取得部(12)は、第2分散電源(42)の入出力の実績値(B1)を取得する。制御処理部(13)は、第1目標値(A1)と実績値(B1)とを合わせた第2目標値(A2)に基づいて、インバータ回路(50)を制御する。
この態様によれば、蓄電システム(30)の入出力を所望の値に制御することができる。
上記態様に限らず、上記の実施形態に係る分散電源システム(1)の種々の構成(変形例を含む)は、分散電源システム(1)の制御方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化可能である。
第2~第8の態様に係る構成については、分散電源システム(1)の制御方法に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 分散電源システム
10 制御回路
11 第1取得部
12 第2取得部
13 制御処理部
20 太陽光発電システム
31 蓄電池
40 分散電源
41 第1分散電源
42 第2分散電源
50 インバータ回路
100 系統電源
421 第1電源
422 第2電源
A1 第1目標値
A2 第2目標値
B1,B2 実績値

Claims (10)

  1. 分散電源と系統電源との間で双方向の電力変換を行うインバータ回路を制御する制御方法であって、
    前記分散電源は、電源として蓄電池を備える第1分散電源と、前記第1分散電源とは異なる電源を備える第2分散電源とを含み、
    前記第1分散電源の入出力の第1目標値を取得する第1取得処理と、
    前記第2分散電源の入出力の実績値を取得する第2取得処理と、
    前記第1目標値と前記実績値とを合わせた第2目標値に基づいて、前記インバータ回路を制御する制御処理と、を含む、
    制御方法。
  2. 前記第2分散電源が、再生可能エネルギーを利用して電力を出力する電源を備える、
    請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記第2分散電源が、太陽光を利用して発電する太陽光発電システムを電源として備える、
    請求項1又は2に記載の制御方法。
  4. 前記第2分散電源が複数の電源を備え、
    前記第2取得処理では、前記第2分散電源が備える複数の電源の各々から前記実績値を取得する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の制御方法。
  5. 前記第2分散電源は、発電した電力を前記インバータ回路へ出力する第1電源と、前記インバータ回路の出力によって充電され、放電した電流を前記インバータ回路へ供給する第2電源との少なくとも一方を含む、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の制御方法。
  6. 前記第2取得処理では、前記第2分散電源と通信することによって、前記第2分散電源から前記実績値を取得する、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の制御方法。
  7. 前記制御処理では、前記第1目標値と、所定の対象期間における前記実績値の代表値とを合わせた前記第2目標値を生成する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の制御方法。
  8. 前記第1取得処理では、前記系統電源を安定化させるための系統安定化制御の制御指令に基づいて前記第1目標値を取得する、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の制御方法。
  9. コンピュータシステムに、
    請求項1~8のいずれか1項に記載の制御方法を実行させるための、
    プログラム。
  10. 分散電源と系統電源との間で双方向の電力変換を行うインバータ回路と、
    前記インバータ回路を制御する制御回路と、を備え、
    前記分散電源は、電源として蓄電池を備える第1分散電源と、前記第1分散電源とは異なる電源を備える第2分散電源とを含み、
    前記制御回路は、
    前記第1分散電源の入出力の第1目標値を取得する第1取得部と、
    前記第2分散電源の入出力の実績値を取得する第2取得部と、
    前記第1目標値と前記実績値とを合わせた第2目標値に基づいて、前記インバータ回路を制御する制御処理部と、を含む、
    分散電源システム。
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