JP2017011948A - 配電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一定時間区間出力する電力量を計画値から一定の誤差内に抑えるよう制御可能な配電装置の提供。【解決手段】時間区間Ti(i=0,1,…)毎に必要とされる計画区間発電電力量We(Ti)を算出し、各時刻tの全発電電力P1(t)を検出し、各時間区間Taにおいて、近似補間により、当該時間区間Ta内の時刻tにおける発電電力の時間積分値である計画累積発電電力量ΣWe(t;Ta)を算出し、当該時間区間Taでの全発電電力P1(t)の累積値である実測累積発電量ΣW1(t;Ti)を検出し、計画誤差比ΣW1(t;Ta)/ΣWe(t;Ta)が一定範囲内となるよう各蓄電池の充放電及び補助発電機の運転を制御するように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池等の出力が不安定な発電モジュールで発電される電力を商用送電網へ計画的に出力するための配電装置に関する。
太陽光発電や風力発電等の自然エネルギー発電装置を商用送電網(又は公用送電網)に接続する場合、供給電力の電圧と周波数を所定の値に調整するためにパワーコンディショナ(電力調整器)が使用される。しかしながら、自然エネルギー発電装置は、気象条件により発電量が変動し不安定であるため、これをそのまま商用送電網に接続すると、商用送電網側の電力の安定供給に支障を来す。また、近年、一般の発電事業者が商用送電網へ電力供給を行い売電することが行われるようになってきている。この場合、太陽光や風力などの自然エネルギーを利用して発電された電力をそのまま商用送電網へ送電すると、商用送電網の電力が不安定化し様々な支障を来すことから、近年、発電事業者に対して、一定の時間区間毎に計画通りの送電を要請する計画値同時同量制度の導入が検討されている。
太陽光発電における出力電力を安定化する配電装置としては、特許文献1−4に記載のものが公知である。
図10は、特許文献1に記載の発電システムの電力変動緩和装置の構成を表す図(特許文献1の図5,図1〜図3を纏めた図)である(各構成部分の符号については特許文献1を参照)。特許文献1には、複数の二次電池(2)が並列に接続され、複数の二次電池(2)から出力される直流電力を交流電力に変換し、風力発電機(7)により発電された電力を負荷(9)に供給する発電システム(10)に接続された電力変換装置(5)を制御する発電システムの電力変動緩和装置(1)であって、発電システム(10)の電力系統の状態を示す電気量を測定する電気量測定器(6)と、複数の二次電池(2)から出力される直流電圧をそれぞれ調整する複数の直流電圧調整回路(41)と、複数の二次電池(2)から出力される直流電圧をそれぞれ検出する複数の電圧検出器(DRV)と、複数の電圧検出器(DRV)により検出された直流電圧に基づいて、複数の二次電池(2)から出力される直流電圧を均一に調整するために、複数の直流電圧調整回路(41)を制御するスイッチ装置制御部(33)と、発電システムの電力変動を緩和するために電力変換装置(5)を制御する電力変換制御部(31)と、複数の二次電池(2)の運転状態に基づいて、複数の二次電池(2)の充放電を制御する組電池制御部(32)と、気象に関する予想がされた値である気象予想値を取得し、取得された気象予想値に基づいて、発電システム(10)の発電電力を予測する自然エネルギー発電量予測システム(11)と、自然エネルギー発電量予測システム(11)により予測された発電電力に基づいて、複数の二次電池(2)の充放電を計画的に制御する計画充放電制御装置(12)とを備えた発電システムの電力変動緩和装置(1)が記載されている(特許文献1の段落〔0056〕−〔0076〕,図5,図1〜図3参照)。
この電力変動緩和装置(1)は、電力変換制御部(31)が電気量測定器(6)から系統情報に基づき、発電システム(10)の電力系統の電力変動を把握し、電力変換制御部(31)はこの電力変動を抑制するように、組電池制御部(32)及びスイッチ装置制御部(33)を制御して、各二次電池(2)を充放電制御する。組電池制御部(32)及びスイッチ装置制御部(33)は、電力変換制御部(31)から放電要求がない場合には、各二次電池(2)を充電し、放電要求があれば各二次電池(2)を放電する制御を行う。充放電制御に際しては、組電池制御部(32)及びスイッチ装置制御部(33)は、各二次電池(2)のSOC(State of Charge:蓄電率)に基づいて、各二次電池(2)のSOCが均一になるように各直流電圧調整回路(41)を制御する。また、組電池制御部(32)及びスイッチ装置制御部(33)は、各二次電池(2)の電圧情報(DV)及び電流情報(DI)に基づいて、出力電力が特定の二次電池(2)に偏ることがないように、各直流電圧調整回路(41)を制御する。これにより、任意の二次電池(2)間に循環電流を流さずに、かつ二次電池(2)間の電圧分担を均一にして、並列接続により各二次電池(2)の出力電圧が合成された直流電力を電力変換装置(5)に出力することができる。
また、自然エネルギー発電量予測システム(11)には、気象庁等から気象予想値を供給する数値予報モデルが送信され、自然エネルギー発電量予測システム(11)は、気象予報モデルから得られる気象予想値に基づいて、風力発電機(7)の発電量を予測する。計画充放電制御装置(12)は、当該発電量を予測値に基づいて、電力変動緩和装置(1)の充電目標量又は放電目標量を演算し、演算した充電目標量又は放電目標量に基づいて、時間毎の充電目標量又は放電目標量を計画する。そして、立てた計画に従って、時間毎に充電目標量又は放電目標量などを達成するための充放電に関する指令を電力変換制御部(31)に出力する。電力変換制御部(31)は、受信した充放電に関する指令に基づいて、組電池制御部(32)を制御し、電力変動緩和装置1のSOCが計画充放電制御装置(12)により計画されたSOCを下回るのであれば組電池を充電させ、計画されたSOCを上回るのであれば、組電池を放電させるように制御する。また、計画充放電制御装置(12)による計画よりも風力発電機(7)の発電量が少ない場合、電力変動緩和装置(1)を放電させて、発電システム(10)の不足分の電力を供給し、計画よりも風力発電機(7)の発電量が多い場合、電力変動緩和装置(1B)を充電させて、発電システム(10)の余剰分の電力を吸収する。
特許文献2には、商用送電網(中電圧送電網)へ電力を供給するための太陽光発電設備が記載されている。この太陽光発電設備は、複数の太陽電池モジュール(11)と、各太陽電池モジュール(11)に対応して設けられたDCスイッチング部材(12)と、DC入力端子がDCスイッチング部材(12)を介して複数の太陽電池モジュール(11)に接続された複数のインバータ(21)と、各インバータ(21)に対応して設けられ該インバータ(21)のAC出力端子に接続された中電圧変圧器(31)と、各中電圧変圧器(31)と中電圧送電網(41)との間に介設されたカップリングコンタクタ(42)と、カップリングコンタクタ(42)を通断制御する監視デバイス(43)と、インバータ(21)のDC入力端子とアース面との間に設けられた中間回路キャパシタ(23)と、一次側がインバータ(21)のAC出力端子に接続された補助変圧器(25)と、補助変圧器(25)の二次側に接続された緩衝蓄電池(27)及び補助コンポーネント(26)(ファン等)と、緩衝蓄電池(27)とインバータ(21)のDC入力端子との間に介設されたプリチャージデバイス(28)とを備えている(特許文献2の図1参照)。
通常運転(正規モード)では、DCスイッチング部材(12)及びカップリングコンタクタ(42)はオン状態とされ、インバータ(21)はDC/AC変換のためクロック駆動される。またこのとき、プリチャージデバイス(28)は停止状態である。従って、インバータ(21)のAC出力端子から補助変圧器(25)へ給電され、さらに補助変圧器(25)から緩衝蓄電池(27)へ給電されて、緩衝蓄電池(27)が充電される(特許文献2段落〔0021〕)。太陽電池モジュール(11)の起電力が中電圧送電網(41)への給電には十分ではなくなると、DCスイッチング部材(12)がオフ状態とされ、カップリングコンタクタ(42)はオン状態のまま維持される。また、インバータ(21)はクロック駆動を停止する。この場合、中電圧送電網(41)から補助変圧器(25)へ給電され、さらに補助変圧器(25)から補助コンポーネント(26)へ給電される。この太陽光発電設備では、緩衝蓄電池(27)は、カップリングコンタクタ(42)がオフ状態のときの補助コンポーネント(26)への給電と、カップリングコンタクタ(42)がオフ状態からオン状態に復帰する際に逆潮流を防止するため、中間回路キャパシタ(23)をプリチャージするために使用されている(同文献段落〔0042〕)。
特許文献3には、特許文献1と同様の太陽光発電システムを備えた電力変動緩和装置(電源装置)が記載されている(特許文献3段落〔0056〕−〔0063〕,同文献図10)。この太陽光発電システムは、太陽光発電装置(902)の発電電力が、負荷が必要とする電力(消費電力)を上回った場合に蓄電池(101,102)に充電し、発電電力が必要電力を下回った場合には蓄電池(101,102)から負荷に不足電力を供給する(同文献段落〔0060〕)。また、消費電力が集中する時間帯には、電源装置から商用電源(商用送電網)へ電力を供給し、消費電力が少ないときに電源装置に蓄電することで、消費電力の集中を緩和し(電力ピークカットを行い)、消費電力の平準化を図ることが記載されている(同文献段落〔0063〕)。
特許文献4には、商用系統(2)と直流母線(13)との間で電力の交流/直流変換する交直変換装置(18)と、直流母線(13)と負荷(3,4)との間で電力の直流/交流変換するインバータ(19)と、双方向DC/DCコンバータ(14)を介して直流母線(13)に接続される瞬発力型電力バッファ(11)と、瞬発力型電力バッファ(11)に対して並列に設けられ、双方向DC/DCコンバータ(15)を介して直流母線(13)に接続される持続力型電力バッファ(12)と、瞬発力型電力バッファ(11)及び持続力型電力バッファ(12)に並列に接続された太陽電池(30)と、瞬発力型電力バッファ(11)、持続力型電力バッファ(12)及び太陽電池(30)を直流母線(13)に対して開閉するリレー回路(31)と、各双方向DC/DCコンバータ(14,15)及びリレー回路(31)を制御する制御装置(16)と、を備えた電力バッファ装置システム(1)が記載されている(特許文献4の図6及び同文献請求項1,8、段落〔0033〕−〔0046〕参照)。この電力バッファ装置システム(1)では、制御装置(16)は、負荷(3,4)が急激に変化するとき変化分を瞬発力型電力バッファ(11)に入出力する。また、制御装置(16)は、放電時間帯(商用系統(2)の発電量(電力需要)がピークになる時間帯;11−12時,14−15時)にリレー回路(31)を開いて太陽電池(30)により発電された電力の急激な変化分を瞬発力型電力バッファ(11)に充放電し、充電時間帯(9−11時,12−14時)にリレー回路(31)を閉じて太陽電池(30)により発電された電力の急激な変化分を瞬発力型電力バッファ(11)に充放電する。これにより、持続力型電力バッファ(12)での急激な充放電を避けつつ商用系統(2)の電力需要を緩和するとともに、太陽電池(30)の発電量が急激に変化した場合でも直流母線(13)での供給電力の変化を緩和する。
特開2012−39821号公報 特表2013−544484号公報 特開2003−164068号公報 特開2007−060796号公報
ところで、近年、電力の小売りの自由化に伴い、計画値同時同量制度が導入され、電力供給側において送電網への電力の計画的供給が強く求められるようになってきている。計画値同時同量制度では、最初に時間区間毎の発電計画を商用送電網の業者に提出し、各時間区間に於いて発電計画に対して供給電力が一定以上上回るか下回った場合には、ペナルティが課せられる。従って、時間区間毎に商用送電網への送電電力量を厳格に管理する技術が極めて重要となる。
上記特許文献1の電力変動緩和装置では、各時刻における瞬時的な電力の変動を緩和することを目的として構成されているが、一定時間区間に出力した電力量が計画値とどの程度乖離したのかは問題としていない。従って、瞬時的には電力変動が緩和されて出力電力の変動をある程度抑えることが可能であるが、一定時間区間で積算すると、その誤差が累積して発電計画から外れてしまうことが想定される。特許文献2,3,4に記載のものについても同様の問題がある。
そこで、本発明の目的は、一定時間区間に出力する電力量を計画値から一定の誤差以内に抑えるように管理制御することが可能な配電装置を提供することにある。
本発明に係る配電装置の第1の構成は、複数の発電モジュールから出力される電力を商用送電網へ計画的に出力する配電装置であって、
前記各発電モジュールのそれぞれに対して設けられ、当該発電モジュールから出力される電力を安定化し、共通の直流母線へ出力する電力安定化部と、
前記直流母線に出力される直流電力を所定の電圧の交流電力に変換して前記商用送電網へ出力する出力調整部と、
制御手段と、を備え、
前記各電力安定化部は、
前記発電モジュールから出力される電力を一定電圧の電力へ変換するDC/DCコンバータと、
前記DC/DCコンバータの出力電力を一時的に蓄電する蓄電池と、
一端が前記DC/DCコンバータの出力ノードに接続され、他端が前記蓄電池に接続され、前記蓄電池を前記DC/DCコンバータの出力ノードに対し接続/遮断する第1のスイッチング回路と、
一端が前記DC/DCコンバータの出力ノードに接続され、他端が前記直流母線に接続され、該DC/DCコンバータの出力ノードを前記直流母線に対し接続/遮断する第2のスイッチング回路と、
前記DC/DCコンバータが出力する電力である発電電力を検出する発電電力検出手段と、
前記蓄電池に蓄電された蓄電量を検出する蓄電量検出手段と、を備え、
前記制御手段は、
通信回線を通じて提供される送電計画情報に基づき、所定の時間区間T(i=0,1,…)毎に必要とされる発電量である計画区間発電電力量We(T)を算出する発電量計画手段と、
各時刻tにおいて前記各発電電力検出手段が出力する発電電力を受信し、これらの発電電力の合計値である全発電電力P1(t)を算出する全発電量算出手段と、
各時間区間Tにおいて、前記発電量計画手段により計画された各時間区間T(i=0,1,…)の前記計画区間発電電力量We(T)から、近似補間により、当該時間区間T内の時刻tにおける、当該時間区間T内での発電電力の時間積分値である計画累積発電電力量ΣWe(t;T)を算出する累積発電量計画手段と、
各時間区間T(i=0,1,…)において、前記全発電量算出手段により算出される全発電電力P1(t)の当該時間区間Tでの累積値である実測累積発電量ΣW1(t;T)を算出する累積発電量検出手段と、
各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記計画累積発電量ΣWe(t;T)に対する前記実測累積発電量ΣW1(t;T)の比である計画誤差比R1(t;T)が、第1の閾値Rth1(但し、Rth1>1)を上回った場合、まず全ての前記第2のスイッチング回路を接続した後、前記各蓄電池に対し、前記各第1のスイッチング回路を接続し前記第2のスイッチング回路を遮断する操作を、前記計画誤差比R1(t;T)が前記第1の閾値Rth1以下となるまで順次実行する制御を行う蓄電並動制御手段と、
各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記計画誤差比R1(t;T)が、第2の閾値Rth2(但し、Rth2<1)を下回った場合、まず全ての前記第2のスイッチング回路を接続した後、前記各蓄電池に対し、前記各第1のスイッチング回路を接続する操作を、前記計画誤差比R1(t;T)が前記第2の閾値Rth2以上となるまで順次実行する制御を行う蓄電池放電制御手段と、
各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記計画誤差比R1(t;T)が、前記第1の閾値Rth1以下且つ前記第2の閾値Rth2以上の場合、全ての前記第1のスイッチング回路を遮断し、全ての前記第2のスイッチング回路を接続する操作を実行する制御を行う発電モジュール単独運転制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成により、各時間区間T(i=0,1,…)に出力する電力量を計画値から一定の誤差以内に抑えるよう制御することが可能となる。
ここで、「所定の時間区間T」は、1日のうち発電モジュールにより発電が行われる時間帯(発電時間帯)を、幾つかの時間区間に区分したときの1つの時間区間を指す。時間区間への区分の仕方は任意であるが、例えば、発電時間帯が4時〜20時としてこの時間帯を30分毎に区分するとすれば、時間区間Tは、T=(4時〜4時30分),T=(4時30分〜5時),…,T31=(19時30分〜20時)となる。「近似補間」とは、例えば、折線補間,多項式近似補間,スプライン補間などをいう。
また、蓄電並動制御手段は、それぞれの蓄電池に対応する第1のスイッチング回路を接続し第2のスイッチング回路を遮断する操作を、計画誤差比R1(t;T)が第1の閾値Rth1以下となるまで順次実行する制御を行う場合において、各蓄電量検出手段により検出された各蓄電池の蓄電量又は蓄電量から算出される蓄電率が小さい順に、当該操作を実行するように構成することができる。これにより、各蓄電池は、蓄電率が小さい順に優先的に充電されるため、全ての蓄電池の蓄電量が均一化される方向に向かい、すべての蓄電池の効率的な運用が可能となる。
また、蓄電池放電制御手段は、それぞれの蓄電池に対応する第1のスイッチング回路を接続する操作を、計画誤差比R1(t;T)が前記第2の閾値Rth2以上となるまで順次実行する制御を行う場合において、前記各蓄電量検出手段により検出された前記各蓄電池の蓄電量又は蓄電量から算出される蓄電率の大きい順に、当該蓄電池に対応する第1のスイッチング回路を接続する操作を、計画誤差比R1(t;T)が第2の閾値Rth2以上となるまで順次実行するように構成することができる。これにより、各蓄電池は、蓄電率が大きい順に優先的に放電されるため、安定的な蓄電池からの電力供給を行うことが可能となる。
本発明に係る配電装置の第2の構成は、前記第1の構成に於いて、前記出力調整部が前記商用送電網へ出力する電力に対し、前記電力安定化部から供給される電力が不足する場合に、前記出力調整部に対して不足分の電力を供給する補助発電機を備え、
前記制御手段は、
各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記各蓄電量検出手段により検出される、前記各蓄電池に蓄電された蓄電量の総和である総蓄電量W2(t)を算出し、全ての前記蓄電池の蓄電容量の総和である総蓄電容量WBに対する前記全蓄電量W2(t)の比である総蓄電率R2(t)を算出する蓄電率算出手段を備え、
前記蓄電池放電制御手段は、前記計画誤差比R1(t;T)が、前記第2の閾値Rth2を下回り且つ前記総蓄電率R2(t)が第3の閾値Rth3(但し、Rth3<1)以上の場合、まず全ての前記第2のスイッチング回路を接続した後、前記各蓄電量検出手段により検出された前記各蓄電池の蓄電量又は蓄電量から算出される蓄電率の大きい順に、当該蓄電池に対応する前記各第1のスイッチング回路を接続する操作を、前記計画誤差比R1(t;T)が前記第2の閾値Rth2以上となるまで順次実行する制御を行うものであり、
前記蓄電池放電制御手段は、前記計画誤差比R1(t;T)が、前記第2の閾値Rth2を下回り且つ前記総蓄電率R2(t)が前記第3の閾値Rth3を下回った場合、全ての前記第1のスイッチング回路及び全ての前記第2のスイッチング回路を接続する操作を実行するとともに、前記補助発電機を起動する制御を行う補助発電機並動制御手段を備えたことを特徴とする。
この構成により、蓄電池の充電量が不足する場合には、補助発電機によって出力電力量を補充し、計画値を達成することができる。従って、充電量不足に備えた蓄電池の数又は容量のマージン幅を抑えることができる。
本発明に係る配電装置の第3の構成は、前記第1又は2の構成に於いて、前記出力調整部は、
前記直流母線から入力される直流電力を、所定の電圧の交流電力に変換し前記商用送電網へ出力する、複数の並列接続されたパワーコンディショナと、
前記各パワーコンディショナのそれぞれに対して設けられ、一端が前記直流母線に接続され、他端が該パワーコンディショナの入力ノードに接続され、該パワーコンディショナの入力ノードを前記直流母線に対し接続/遮断する第3のスイッチング回路と、
各時刻tにおいて、前記各パワーコンディショナの共通の出力ノードから前記商用送電網へ出力される送電電力P3(t)を検出する送電電力検出手段と、を備え、
前記制御手段は、
各時刻tにおいて、前記計画区間発電電力量We(T)から近似補間により算出される当該時刻tにおける前記商用送電網へ出力を予定する電力Po(t)に対する、前記送電電力検出手段により検出される送電電力P3(t)の割合である実測送電比R3(t)が第4の閾値Rth4(但し、Rth4>1)を上回る場合、前記実測送電比R3(t)が前記第4の閾値Rth4以下となるまで、前記各第3のスイッチング回路を順次遮断する操作を実行する制御を行う出力制御手段を備えたことを特徴とする。
この構成により、発電モジュールからの電力供給が過剰な場合には、出力制御手段によって商用送電網へ出力する電力量が抑えられ、出力する電力量を計画値から一定の誤差以内に抑えることが可能となる。
以上のように、本発明の配電装置によれば、各時間区間T(i=0,1,…)に出力する電力量を計画値から一定の誤差以内に抑えることが可能となる。
本発明の実施例1に係る配電装置の構成を表すブロック図である。 図1のデマンドコントローラ7の機能構成を表すブロック図である。 実施例1の配電装置1の動作を表すフローチャートである。 1日分の各時間区間T(i=0,1,…)の計画区間発電電力量We(T)の一例を示す図である。 各時間区間Tにおける計画累積発電電力量ΣWe(t;T)の一例を示す図である。 蓄電並動モードにおける配電装置1の動作を表すフローチャートである。 太陽光単独運転モードにおける配電装置1の動作を表すフローチャートである。 蓄電池放電運転モードにおける配電装置1の動作を表すフローチャートである。 補助発電機並動モードにおける配電装置1の動作を表すフローチャートである。 特許文献1に記載の発電システムの電力変動緩和装置の構成を表す図(特許文献1の図5,図1〜図3を纏めた図)である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る配電装置の構成を表すブロック図である。本実施例に係る配電装置1は、N個(図1ではN=5)の太陽電池モジュール2において発電され出力される電力を商用送電網3へ計画的に出力するための装置である。尚、本実施例では、一例として、発電モジュールとして、太陽電池モジュール2を使用した例を示すが、本発明はこれに限られず、発電モジュールとして、例えば、風力発電モジュールなどを適用することもできる。
太陽電池モジュール2は、一般に広く使用されている太陽光発電装置の構成部品であり、例えば、太陽電池を直列接続してストリングを構成し、該ストリングを並列接続してモジュール化したものである。商用送電網3は、一般の電力事業者が一般家庭や事業者に配電するための送電網である。図1において、説明の便宜上、5個の太陽電池モジュール2を、それぞれ符号SC,SC,…,SCと記す。また、太陽電池モジュールSCを「j番目の太陽電池モジュール2」のように呼ぶこととする。
配電装置1は、5個の太陽電池モジュール2に一対一に対応して設けられた供給電力安定化部4,…,4と、1個の出力調整部5と、スイッチング制御回路6と、デマンドコントローラ7と、補助発電機8とを備えている。各供給電力安定化部4は、それぞれの太陽電池モジュール2が発電する電力を蓄放電することで、出力電力を安定化する構成部分である。出力調整部5は、各供給電力安定化部4,…,4から商用送電網3へ出力する電力を調整する構成部分である。供給電力安定化部4,…,4と出力調整部5とは、直流母線23により接続されている。
N個の各供給電力安定化部4は、それぞれ、DC−DCコンバータ9、キャパシタ10、還流ダイオード11、蓄電池12、第1スイッチング回路13、第2スイッチング回路14、発電電力検出センサ15、及び蓄電量検出センサ16を備えている。
DC−DCコンバータ9は、各発電モジュール2のそれぞれに対して一対一に設けられている。各DC−DCコンバータ9は、発電モジュール2が出力する出力電圧を、所定の電圧に変換して出力する。キャパシタ10は、発電モジュール2とDC−DCコンバータ9とを接続する入力ノード21と接地面との間に接続された蓄放電素子である。キャパシタ10は、発電モジュール2の出力電圧の変動を緩和するために設けられている。還流ダイオード11は、DC−DCコンバータ9の出力ノード22に設けられたダイオードであり、蓄電池12からDC−DCコンバータ9への電流の逆流を防止する。
蓄電池12は、各DC−DCコンバータ9のそれぞれに対して一対一に設けられ、DC−DCコンバータ9から出力される電力を一時的に蓄積する。蓄電池12には、鉛蓄電池、リチウムイオン電池等が使用される。第1スイッチング回路13は、各蓄電池12のそれぞれに対して一対一に設けられている。蓄電池12は、一端が第1スイッチング回路13を介してDC−DCコンバータ9の出力ノード22に接続され、他端が接地面に接続されている。第1スイッチング回路13は、蓄電池12をDC−DCコンバータ9の出力ノード22に対し接続/遮断する。
各DC−DCコンバータ9のそれぞれには、第2スイッチング回路14が一対一に設けられている。そして、各DC−DCコンバータ9の出力ノード22は、第2スイッチング回路14を介して、共通の直流母線23に接続されている。DC−DCコンバータ9の出力ノード22と直流母線23とは、第2スイッチング回路14により接続/遮断される。
発電電力検出センサ15は、各DC−DCコンバータ9の出力ノード22に設けられた電圧・電流センサであり、該出力ノード22から出力される電力を検出する。蓄電量検出センサ16は、蓄電池12と第1スイッチング回路13との間に設けられ電圧・電流センサであり、蓄電池12に蓄電された蓄電量を検出する。
一方、出力調整部5は、M個(Mは2以上の整数)のパワーコンディショナ17及び第3スイッチング回路18の組、並びに送電電力検出センサ19を備えている。
各パワーコンディショナ17は、入力ノードが第3スイッチング回路18を介して共通の直流母線23に、出力ノードが商用送電網3に接続された共通の交流母線24に接続されており、直流母線23から入力される直流電流を交流電流に変換し交流母線24から商用送電網3へ出力するDC-ACインバータである。第3スイッチング回路18は、各パワーコンディショナ17のそれぞれに対して一対一に設けられ、パワーコンディショナ17の入力ノードと直流母線23との間に介設されている。第3スイッチング回路18は、パワーコンディショナ17の入力ノードを直流母線23に対し接続/遮断するスイッチング回路である。送電電力検出センサ19は、交流母線24と商用送電網3との接続点に設けられた電力検出センサであり、交流母線24から商用送電網3へ出力される送電電力P(t)を検出する。
スイッチング制御回路6は、N個の第1スイッチング回路13,N個の第2スイッチング回路14及びM個の第3スイッチング回路18の其々のスイッチング制御を行う制御回路である。補助発電機8は、出力ノードが交流母線24に接続された発電機であり、商用送電網3への出力電力が不足する際に補助的に発電を行う。補助発電機8は、ディーゼル発電機やガスエンジン等を用いることができる。
デマンドコントローラ7は、インターネット等の通信回線25を介して受信される発電計画情報を受信するとともに、各発電電力検出センサ15,各蓄電量検出センサ16及び送電電力検出センサ19が出力する各検出値を受信し、これら受信した情報に基づき、スイッチング制御回路6及び補助発電機8の運転制御を行う。
図2は、図1のデマンドコントローラ7の機能構成を表すブロック図である。デマンドコントローラ7は、通信I/F31、発電計画情報記憶部32、発電量計画部33、発電量計画記憶部34、累積発電量計画部35、計画累積発電量記憶部36、時計部37、全発電量算出部38、累積発電量検出部39、蓄電率算出部40、及び制御演算部41を備えている。
通信I/F31は、通信回線25との間でデータの送受信を行う通信インタフェースである。時計部37は、現在の時刻情報を出力する。発電計画情報記憶部32は、通信回線25を介して通信I/F31により受信される当日の各時間帯の発電計画情報を一時保存する。発電量計画部33は、発電計画情報記憶部32に一時保存された発電計画情報に基づき、各時間区間T(i=0,1,…)毎に必要とされる発電量(全部の電力安定化部4,…,4が直流母線23に出力することが求められる発電量)である計画区間発電電力量We(T)(単位:W・s)を算出する。発電量計画記憶部34は、発電量計画部33により算出された1日の各時間区間T(i=0,1,…)における計画区間発電電力量We(T)を一時的に記憶する。
尚、本実施例では、発電計画情報は、発電事業者のサーバ(図示せず)から1日毎に決められた時刻(例えば21時)に通信回線25を介してデマンドコントローラ7へ送信され、当該発電計画情報は30分毎の気象を1日分計画されたものであるとする。また、発電モジュールとして太陽電池ユニット2を使用しているため、1日の発電時間帯は4時〜20時であり、各時間区間Tは、T=(4時〜4時30分),T=(4時30分〜5時),…,T31=(19時30分〜20時)であるとする。なお、発電時間帯については目的に応じて自由に変更することができ、1日の全てを発電時間帯とすることもできる。
累積発電量計画部35は、各時間区間T(a=0,1,…,31)において、発電量計画部33により計画された各時間区間T(i=0,1,…,31)の計画区間発電電力量We(T)から、近似補間により、当該時間区間T内の時刻tにおける、当該時間区間T内での発電電力の時間積分値である計画累積発電電力量ΣWe(t;T)を算出する。近似補間の方法は、公知の方法を使用することができる。例えば、計画区間発電電力量{We(T),We(T),…,We(T31)}からスプライン近似により補間曲線を求めることで1分ごとの計画単位時間発電電力量We(t)を算出し、これを時間積分することで計画累積発電電力量ΣWe(t;T)を算出する。計画累積発電量記憶部36は、累積発電量計画部35により算出される1日の各時間区間Tの各時刻tにおける計画累積発電電力量ΣWe(t;T)のデータを記憶する。
全発電量算出部38は、各時刻tにおいて各電力安定化部4の発電電力検出センサ15が出力する発電電力P1,j(t)(j=1,…,N)を受信し、これらの発電電力の合計値である全発電電力P(t)を算出する。ここで、発電電力P1,j(t)は、太陽電池ユニットSCに対応するDC−DCコンバータ9から出力される発電電力(単位:W)を表す。具体的には、全発電電力P(t)は次式で計算される。
累積発電量検出部39は、各時間区間T(a=0,1,…,31)の各時刻において、全発電量算出部38により算出される全発電電力P(t)の当該時間区間Tでの累積値である実測累積発電量ΣW(t;T)を算出する。具体的には、時間区間Tの開始時刻をtとすると、実測累積発電量ΣW(t;T)は次式により計算される。
また、計画累積発電量ΣWe(t;T)に対する実測累積発電量ΣW(t;T)の比を「計画誤差比」と呼びR(t;T)と記す。
蓄電率算出部40は、各時間区間T内の各時刻tにおいて、各電力安定化部4の蓄電量検出センサ16により検出される、蓄電池12に蓄電された蓄電量W2,j(t)(j=1,…,N)の総和である総蓄電量W(t)を算出し、全ての蓄電池の蓄電容量の総和である総蓄電容量Wに対する前記全蓄電量W(t)の比である総蓄電率R(t)を算出する。具体的には、総蓄電率R(t)は、次式により計算される。
制御演算部41は、配電装置1の蓄電及び電力出力の全体の制御を行う。制御演算部41は、図2に示したように、発電モジュール単独運転制御部42、蓄電並動制御部43、蓄電池放電制御部44、補助発電機並動制御部45、及び出力制御部46により構成されている。
発電モジュール単独運転制御部42は、太陽電池ユニット2,…,2で発電される電力が計画値に近い場合に、各蓄電池12の充放電は行わず各太陽電池ユニット2で発電された電力のみを直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御を行う。具体的には、発電モジュール単独運転制御部42は、各時間区間T内の各時刻tにおいて、計画誤差比R(t;T)が、閾値Rth1(Rth1>1)以下且つ閾値Rth2(Rth2<1)以上の場合、全ての電力安定化部4の第1スイッチング回路13を遮断し且つ第2スイッチング回路14を接続する操作を実行する制御を行う。
ここで、閾値Rth1,Rth2は、各蓄電池12の充放電を行うか否かを判断するための閾値であり、使用者が自由に設定することができるが、閾値Rth1は1よりも大きな値、閾値Rth2は1よりも小さな値に設定される。一例として、本実施例では、Rth1=1.03,Rth1=0.97とする。
蓄電並動制御部43は、太陽電池ユニット2,…,2で発電される電力が過剰な場合に、各蓄電池12の充電を行いつつ各太陽電池ユニット2で発電された電力を直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御を行う。具体的には、各時間区間T内の各時刻tにおいて、計画誤差比R(t;T)が、閾値Rth1を上回った場合に、まず全ての電力安定化部4の第2スイッチング回路14を接続した後、各電力安定化部4の蓄電量検出センサ16により検出された蓄電池Bの蓄電量W2,j(t)(又は蓄電率W2,j(t)/WB,j)が小さい順に、当該蓄電池に対応する第1スイッチング回路13を接続し第2スイッチング回路14を遮断する操作を、計画誤差比R(t;T)が閾値Rth1以下となるまで順次実行する制御を行う。
蓄電池放電制御部44は、太陽電池ユニット2,…,2で発電される電力が不足する場合に、蓄電池12に蓄電された電気を放電しながら電力を直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御を行う。具体的には、各時間区間T内の各時刻tにおいて、計画誤差比R(t;T)が、閾値Rth2を下回り且つ総蓄電率R(t)が閾値Rth3(Rth3<1)以上の場合、まず全ての第2スイッチング回路14を接続した後、各電力安定化部4の蓄電量検出センサ16により検出された蓄電池Bの蓄電量W2,j(t)(又は蓄電率W2,j(t)/WB,j)の大きい順に、当該蓄電池に対応する第1スイッチング回路13を接続する操作を、計画誤差比R(t;T)が閾値Rth2以上となるまで順次実行する制御を行う。
補助発電機並動制御部45は、太陽電池ユニット2,…,2で発電される電力が不足し且つ各蓄電池12,…,12の蓄電量が不十分な場合に、補助発電機8により不足電力を補充しながら電力を直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御を行う。具体的には、前記計画誤差比R1(t;T)が、前記第2の閾値Rth2を下回り且つ前記総蓄電率R2(t)が前記第3の閾値Rth3を下回った場合、全ての前記第1のスイッチング回路及び全ての前記第2のスイッチング回路を接続する操作を実行するとともに、前記補助発電機を起動する制御を行う。
出力制御部46は、交流母線24から商用送電網3へ出力される送電電力P(t)の制御を行う。具体的には、各時刻tにおいて、実測送電比R(t)が閾値Rth4(Rth4>1)を上回る場合、実測送電比R(t)が閾値Rth4以下となるまで、各第3スイッチング回路18を順次遮断する操作を実行する制御を行う。ここで、実測送電比R(t)とは、計画区間発電電力量We(T)(i=0,1,…,31)から近似補間により算出される時刻tにおける商用送電網へ出力を予定する電力Po(t)に対する、送電電力検出手段により検出された送電電力P(t)の割合である。具体的には、実測送電比R(t)は、次式により計算される。
以上のように構成された実施例1に係る配電装置について、以下その動作を説明する。
(1)全体動作
図3は、実施例1の配電装置1の動作を表すフローチャートである。
まず、ステップS1において、1日の最初(例えば、0時)に、発電事業者のサーバから通信回線25を介してデマンドコントローラ7へ1日分の発電計画情報(1日の各時間区間において商用送電網へ出力を予定する出力計画電力Po(t))が送信される。デマンドコントローラ7では、通信I/F31において受信した発電計画情報を発電計画情報記憶部32に保存した後、発電量計画部33が1日分の発電時間帯における各時間区間T(i=0,1,…)の計画区間発電電力量We(T)を算出し、発電量計画記憶部34に保存する。また、累積発電量計画部35は、各時間区間T(a=0,1,…,31)内の各時刻t(1分ごとの各時刻)における計画単位時間発電電力量We(t)を算出し、これを時間積分することで計画累積発電電力量ΣWe(t;T)を算出し、計画累積発電量記憶部36に保存する。
図4に、1日分の発電時間帯における各時間区間T(i=0,1,…)の計画区間発電電力量We(T)の一例を示す。図5に、各時間区間Tにおける計画累積発電電力量ΣWe(t;T)の一例を示す。図5では、時間区間Tの計画区間発電電力量We(T)を直線補間した場合の計画累積発電電力量ΣWe(t;T)を示している。
次に、ステップS2において、デマンドコントローラ7は、時計部37で計測される時刻を参照して、現時刻が発電時間帯に入るまで待機する。現時刻が発電時間帯に入ると、次のステップS3へ移行する。
ステップS3において、全発電量算出部38は、現時刻tにおいて各電力安定化部4,…,4の発電電力検出センサ15が出力する発電電力P1,j(t)(j=1,…,N)を受信し、これらの発電電力の合計値である全発電電力P(t)を式(1)により算出する。累積発電量検出部39は、各時間区間T(a=0,1,…,31)の各時刻において、全発電量算出部38により算出される全発電電力P(t)の当該時間区間Tでの累積値である実測累積発電量ΣW(t;T)を式(2)により算出する。
ステップS4において、制御演算部41の蓄電並動制御部43は、計画累積発電量記憶部36に保存された現時刻t(所属する時間区間T)における計画累積発電電力量ΣWe(t;T)を読み出し、全発電量算出部38が算出した実測累積発電量ΣW(t;T)と比較する。そして、計画誤差比R1(t;T)=ΣW(t;T)/ΣWe(t;T)が閾値Rth1=1.03を上回った場合には、ステップS5へ移行し、そうでなければステップS6へ移行する。
ステップS5において、蓄電並動制御部43は、各蓄電池12の充電を行いつつ各太陽電池ユニット2で発電された電力を直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御(以下「蓄電並動モード」という。)を行い、その後ステップS11へ移行する。蓄電並動モードの詳細は後述する。
ステップS6において、制御演算部41の発電モジュール単独運転制御部42は、計画誤差比R1(t;T)と閾値Rth2=0.07とを比較し、計画誤差比R1(t;T)が閾値Rth2以上か否かを判定する。R1(t;T)≧Rth2の場合には、ステップS7へ移行し、そうでなければステップS8へ移行する。
ステップS7において、発電モジュール単独運転制御部42は、各蓄電池12の充放電は行わず各太陽電池ユニット2で発電された電力のみを直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御(以下「太陽光単独運転モード」という。)を行い、その後ステップS11へ移行する。太陽光単独運転モードの詳細は後述する。
ステップS8において、制御演算部41の蓄電池放電制御部44は、蓄電率算出部40が算出する現時刻tにおける総蓄電率R(t)を閾値Rth3=0.6と比較し、R(t)≧Rth3ならばステップS9へ移行し、そうでなければステップS10へ移行する。
ステップS9において、蓄電池放電制御部44は、蓄電池12に蓄電された電気を放電しながら電力を直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御(以下「蓄電池放電運転モード」という。)を行い、その後ステップS11へ移行する。蓄電池放電運転モードの詳細は後述する。
ステップS10において、制御演算部41の補助発電機並動制御部45は、補助発電機8により不足電力を補充しながら電力を直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御(以下「補助発電機並動モード」という。)を行い、その後ステップS11へ移行する。補助発電機並動モードの詳細は後述する。
ステップS11において、制御演算部41は時計部37が出力する現在の時刻tを参照し、現時刻tが発電時間帯の終了時刻(20時)を経過したか否かを判定する。現時刻tが発電時間帯の終了時刻を経過していない場合には、上記ステップS3に戻り、現時刻tが発電時間帯の終了時刻を経過した場合には、上記ステップS1に戻る。
以上のようにして配電装置1から商用送電網3に対しての配電制御が実行される。
(2)蓄電並動モード
次に、ステップS5における蓄電並動モードにおける動作について説明する。蓄電並動モードは、N個の太陽電池ユニット2,…,2で発電される電力が計画累積発電電力量ΣWe(t;T)に対して過剰な場合に、余剰電力を蓄電池12,…,12に充電しながら直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御モードである。図6は、蓄電並動モードにおける配電装置1の動作を表すフローチャートである。
まず、ステップS21において、蓄電並動制御部43は、補助発電機8が稼働している場合には補助発電機8を停止させ、全ての第2スイッチング回路14(SW2,1〜SW2,N)及び全ての第3スイッチング回路18(SW3,1〜SW3,M)を接続し、全ての第1スイッチング回路13(SW1,1〜SW1,N)を遮断状態とする。
次に、ステップS22において、蓄電並動制御部43は、現時刻tにおいて各電力安定化部4の蓄電量検出センサ16が検出する蓄電池B(j=1,…,N)の蓄電量W2,j(t)を取得し、それぞれの蓄電量W2,j(t)をその蓄電池Bの蓄電容量WB,jで割った蓄電率SOC=W2,j(t)/WB,jを算出する。尚、全ての蓄電池B(j=1,…,N)の蓄電容量WB,jが等しい場合には、蓄電率は計算しなくてもよい(蓄電容量WB,jを蓄電率の代わりとして使用する)。
次に、ステップS23において、蓄電並動制御部43は、N個の蓄電池B(j=1,…,N)のインデックス1,…,Nを、蓄電率SOC(全ての蓄電池の蓄電容量WB,jが等しい場合には蓄電量W2,j(t))が小さい順にソート(整列)する。インデックス1,…,Nをソートした後のインデックスをα,…,αと記す。
次に、ステップS24〜S28において、蓄電並動制御部43は、インデックスがα,…,αの順に第1スイッチング回路13を接続し第2スイッチング回路14を遮断する切り換え操作を、式(3)の計画誤差比R1(t;T)が閾値Rth1以下となるまで順次実行する。すなわち、蓄電並動制御部43は、インデックスi=α,…,αの順に、まず、現時刻tにおいて、累積発電量検出部39により算出される実測累積発電量ΣW(t;T)を取得し、計画累積発電量記憶部36に保存された計画累積発電量ΣWe(t;T)に対する当該実測累積発電量ΣW(t;T)の比R1(t;T)を式(3)により算出し、これを閾値Rth1(=1.03)と比較する(S25)。そして、R1(t;T)>Rth1の場合には、第1スイッチング回路SW1,αiをON,第2スイッチング回路SW2,αiをOFFとする切り換え操作を行う(S26)。R1(t;T)≦Rth1となると、それ以降は、第1スイッチング回路SW1,αiをOFF,第2スイッチング回路SW2,αiをONとした状態を維持する(S27)。
この操作によって、直流母線23に出力される実測累積発電量ΣW(t;T)が、計画累積発電量ΣWe(t;T)のRth1倍以内に抑えられ、余剰電力は、蓄電率SOCが小さい蓄電池Bの充電に回されることになる。
最後に、ステップS29〜S32において、出力制御部46による出力調整制御が行われる。すなわち、出力制御部46は、まず全ての第3スイッチング回路18をONとし、次いで、インデックスi=1,…,Mの順に、以下のループを順次実行する。まず、出力制御部46は、現時刻tにおける送電電力検出センサ19が検出する送電電力P(t)を取得し、当該時刻における出力計画電力Po(t)との比(実測送電比)R(t)=P(t)/Po(t)を算出し、実測送電比R(t)を閾値Rth4(=1.03)と比較する(S30)。R(t)>Rth4の場合には、当該インデックスiに対応する第3スイッチング回路SW3,iをOFFとする(S31)。R(t)≦Rth4となれば、ループを終了する。
この操作によって、交流母線24へ出力される送電電力P(t)が出力計画電力Po(t)のRth4倍以内に制御されるため、過剰送電が防止される。
(3)太陽光単独運転モード
次に、ステップS7における太陽光単独運転モードにおける動作について説明する。太陽光単独運転モードは、N個の太陽電池ユニット2,…,2で発電される電力が計画累積発電電力量ΣWe(t;T)に近い場合に、各太陽電池ユニット2,…,2で発電される電力をそのまま直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御モードである。図7は、太陽光単独運転モードにおける配電装置1の動作を表すフローチャートである。
太陽光単独運転モードでは、ステップS41において、発電モジュール単独運転制御部42は、補助発電機8が稼働している場合には補助発電機8を停止する。そして、ステップS42において、発電モジュール単独運転制御部42は、すべての第1スイッチング回路13(SW1,1〜SW1,N)をOFF(遮断)とし、すべての第2スイッチング回路14(SW2,1〜SW2,N)をON(接続)とし、すべての第3スイッチング回路18(SW3,1〜SW3,M)をON(接続)とする。これにより、全ての蓄電池12はDC−DCコンバータ9の出力ノード22から切り離され、各太陽電池ユニット2で発電された電力は、DC−DCコンバータ9を介してそのまま直流母線23へ出力される。
(4)蓄電池放電運転モード
次に、ステップS9における蓄電池放電運転モードにおける動作について説明する。蓄電池放電運転モードは、N個の太陽電池ユニット2,…,2で発電される電力が計画累積発電電力量ΣWe(t;T)に対して不足する場合に、不足電力を蓄電池12,…,12により補充しながら直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御モードである。図8は、蓄電池放電運転モードにおける配電装置1の動作を表すフローチャートである。
まず、ステップS51において、蓄電池放電制御部44は、補助発電機8が稼働している場合には補助発電機8を停止し、すべての第3スイッチング回路18(SW3,1〜SW3,M)をONとする。
次に、ステップS52において、蓄電池放電制御部44は、現時刻tにおいて各電力安定化部4の蓄電量検出センサ16が検出する蓄電池B(j=1,…,N)の蓄電量W2,j(t)を取得し、それぞれの蓄電量W2,j(t)をその蓄電池Bの蓄電容量WB,jで割った蓄電率SOC=W2,j(t)/WB,jを算出する。尚、全ての蓄電池B(j=1,…,N)の蓄電容量WB,jが等しい場合には、蓄電率は計算しなくてもよい(蓄電容量WB,jを蓄電率の代わりとして使用する)。
次に、ステップS53において、蓄電池放電制御部44は、N個の蓄電池B(j=1,…,N)のインデックス1,…,Nを、蓄電率SOC(全ての蓄電池の蓄電容量WB,jが等しい場合には蓄電量W2,j(t))が大きい順にソート(整列)する。インデックス1,…,Nをソートした後のインデックスをγ,…,γと記す。
次に、ステップS54〜S58において、蓄電池放電制御部44は、インデックスがγ,…,γの順に第1スイッチング回路13及び第2スイッチング回路14を接続する切り換え操作を、式(3)の計画誤差比R1(t;T)が閾値Rth2以上となるまで順次実行する。すなわち、蓄電池放電制御部44は、インデックスi=γ,…,γの順に、まず、現時刻tにおいて、累積発電量検出部39により算出される実測累積発電量ΣW(t;T)を取得し、計画累積発電量記憶部36に保存された計画累積発電量ΣWe(t;T)に対する当該実測累積発電量ΣW(t;T)の比R1(t;T)を式(3)により算出し、これを閾値Rth2(=0.97)と比較する(S55)。そして、R1(t;T)<Rth2の場合には、第1スイッチング回路SW1,αiをON,第2スイッチング回路SW2,αiをONとする切り換え操作を行う(S56)。R1(t;T)≧Rth2となると、それ以降は、第1スイッチング回路SW1,αiをOFF,第2スイッチング回路SW2,αiをONとした状態を維持する(S57)。
この操作によって、直流母線23に出力される実測累積発電量ΣW(t;T)が、計画累積発電量ΣWe(t;T)のRth2倍以上に確保され、不足電力は、蓄電率SOCが大きい蓄電池Bから補充されることになる。
(5)補助発電機並動モード
最後に、ステップS9における補助発電機並動モードにおける動作について説明する。補助発電機並動モードは、N個の太陽電池ユニット2,…,2で発電される電力が計画累積発電電力量ΣWe(t;T)に対して不足する場合であって、なおかつ蓄電池12,…,12の蓄電容量が不足する場合に、不足電力を補助発電機8により補充しながら直流母線23乃至交流母線24へ出力する制御モードである。図9は、補助発電機並動モードにおける配電装置1の動作を表すフローチャートである。
補助発電機並動モードでは、ステップS71において、補助発電機並動制御部45は、すべての第1スイッチング回路13(SW1,1〜SW1,N)をON(接続)とし、すべての第2スイッチング回路14(SW2,1〜SW2,N)をON(接続)とし、すべての第3スイッチング回路18(SW3,1〜SW3,M)をON(接続)とする。これにより、全ての太陽電池ユニット2(SC〜SC)と、全ての蓄電池12(B〜B)から直流母線23乃至交流母線24へ電力供給が行われる。更に、ステップS72において、補助発電機並動制御部45は、補助発電機8を起動する。そして、送電電力検出センサ19が検出する送電電力P(t)が出力計画電力Po(t)となるように、補助発電機8の出力を制御する。
これにより、蓄電池12(B〜B)の蓄電量が不足する場合に於いても、補助発電機8により、出力計画電力Po(t)の出力が補償される。
1 配電装置
2 太陽電池ユニット
3 商用送電網
4 電力安定化部
5 出力調整部
6 スイッチング制御回路
7 デマンドコントローラ
8 補助発電機
9 DC−DCコンバータ
10 キャパシタ
11 還流ダイオード
12 蓄電池
13 第1スイッチング回路
14 第2スイッチング回路
15 発電電力検出センサ
16 蓄電量検出センサ
17 パワーコンディショナ
18 第3スイッチング回路
19 送電電力検出センサ
21 入力ノード
22 出力ノード
23 直流母線
24 交流母線
25 通信回線
31 通信I/F
32 発電計画情報記憶部
33 発電量計画部
34 発電量計画記憶部
35 累積発電量計画部
36 計画累積発電量記憶部
37 時計部
38 全発電量算出部
39 累積発電量検出部
40 蓄電率算出部
41 制御演算部
42 発電モジュール単独運転制御部
43 蓄電並動制御部
44 蓄電池放電制御部
45 補助発電機並動制御部
46 出力制御部
本発明に係る配電装置の第1の構成は、複数の発電モジュールから出力される電力を商用送電網へ計画的に出力する配電装置であって、
前記各発電モジュールのそれぞれに対して設けられ、当該発電モジュールから出力される電力を安定化し、共通の直流母線へ出力する電力安定化部と、
前記直流母線に出力される直流電力を所定の電圧の交流電力に変換して前記商用送電網へ出力する出力調整部と、
制御手段と、を備え、
前記各電力安定化部は、
前記発電モジュールから出力される電力を一定電圧の電力へ変換するDC/DCコンバータと、
前記DC/DCコンバータの出力電力を一時的に蓄電する蓄電池と、
一端が前記DC/DCコンバータの出力ノードに接続され、他端が前記蓄電池に接続され、前記蓄電池を前記DC/DCコンバータの出力ノードに対し接続/遮断する第1のスイッチング回路と、
一端が前記DC/DCコンバータの出力ノードに接続され、他端が前記直流母線に接続され、該DC/DCコンバータの出力ノードを前記直流母線に対し接続/遮断する第2のスイッチング回路と、
前記DC/DCコンバータが出力する電力である発電電力を検出する発電電力検出手段と、
前記蓄電池に蓄電された蓄電量を検出する蓄電量検出手段と、を備え、
前記制御手段は、
通信回線を通じて提供される送電計画情報に基づき、所定の時間区間T(i=0,1,…)毎に必要とされる発電量である計画区間発電電力量We(T)を算出する発電量計画手段と、
各時刻tにおいて前記各発電電力検出手段が出力する発電電力を受信し、これらの発電電力の合計値である全発電電力P1(t)を算出する全発電量算出手段と、
各時間区間Tにおいて、前記発電量計画手段により計画された各時間区間T(i=0,1,…)の前記計画区間発電電力量We(T)から、近似補間により、当該時間区間T内の時刻tにおける、当該時間区間T内での発電電力の時間積分値である計画累積発電電力量ΣWe(t;T)を算出する累積発電量計画手段と、
各時間区間T(i=0,1,…)において、前記全発電量算出手段により算出される全発電電力P1(t)の当該時間区間Tでの累積値である実測累積発電量ΣW1(t;T)を算出する累積発電量検出手段と、
各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記計画累積発電電力量ΣWe(t;T に対する前記実測累積発電量ΣW1(t;T)の比である計画誤差比R1(t;T)が、1より大きい値に設定された第1の閾値R th1 を上回った場合、まず全ての前記第2のスイッチング回路を接続した後、前記各蓄電池に対し、前記各第1のスイッチング回路を接続し前記第2のスイッチング回路を遮断する操作を、前記計画誤差比R1(t;T)が前記第1の閾値Rth1以下となるまで順次実行する制御を行う蓄電並動制御手段と、
各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記計画誤差比R1(t;T)が、1より小さい値に設定された第2の閾値R th2 を下回った場合、まず全ての前記第2のスイッチング回路を接続した後、前記各蓄電池に対し、前記各第1のスイッチング回路を接続する操作を、前記計画誤差比R1(t;T)が前記第2の閾値Rth2以上となるまで順次実行する制御を行う蓄電池放電制御手段と、
各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記計画誤差比R1(t;T)が、前記第1の閾値Rth1以下且つ前記第2の閾値Rth2以上の場合、全ての前記第1のスイッチング回路を遮断し、全ての前記第2のスイッチング回路を接続する操作を実行する制御を行う発電モジュール単独運転制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る配電装置の第2の構成は、前記第1の構成に於いて、前記出力調整部が前記商用送電網へ出力する電力に対し、前記電力安定化部から供給される電力が不足する場合に、前記出力調整部に対して不足分の電力を供給する補助発電機を備え、
前記制御手段は、
各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記各蓄電量検出手段により検出される、前記各蓄電池に蓄電された蓄電量の総和である総蓄電量W2(t)を算出し、全ての前記蓄電池の蓄電容量の総和である総蓄電容量WBに対する前記総蓄電量W2(t)の比である総蓄電率R2(t)を算出する蓄電率算出手段を備え、
前記蓄電池放電制御手段は、前記計画誤差比R1(t;T)が、前記第2の閾値Rth2を下回り且つ前記総蓄電率R2(t)が1より小さい値に設定された第3の閾値R th3 以上の場合、まず全ての前記第2のスイッチング回路を接続した後、前記各蓄電量検出手段により検出された前記各蓄電池の蓄電量又は蓄電量から算出される蓄電率の大きい順に、当該蓄電池に対応する前記各第1のスイッチング回路を接続する操作を、前記計画誤差比R1(t;T)が前記第2の閾値Rth2以上となるまで順次実行する制御を行うものであり、
前記蓄電池放電制御手段は、前記計画誤差比R1(t;T)が、前記第2の閾値Rth2を下回り且つ前記総蓄電率R2(t)が前記第3の閾値Rth3を下回った場合、全ての前記第1のスイッチング回路及び全ての前記第2のスイッチング回路を接続する操作を実行するとともに、前記補助発電機を起動する制御を行う補助発電機並動制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明に係る配電装置の第3の構成は、前記第1又は2の構成に於いて、前記出力調整部は、
前記直流母線から入力される直流電力を、所定の電圧の交流電力に変換し前記商用送電網へ出力する、複数の並列接続されたパワーコンディショナと、
前記各パワーコンディショナのそれぞれに対して設けられ、一端が前記直流母線に接続され、他端が該パワーコンディショナの入力ノードに接続され、該パワーコンディショナの入力ノードを前記直流母線に対し接続/遮断する第3のスイッチング回路と、
各時刻tにおいて、前記各パワーコンディショナの共通の出力ノードから前記商用送電網へ出力される送電電力P3(t)を検出する送電電力検出手段と、を備え、
前記制御手段は、
各時刻tにおいて、前記計画区間発電電力量We(T)から近似補間により算出される当該時刻tにおける前記商用送電網へ出力を予定する電力Po(t)に対する、前記送電電力検出手段により検出される送電電力P3(t)の割合である実測送電比R3(t)が1より大きい値に設定された第4の閾値R th4 を上回る場合、前記実測送電比R3(t)が前記第4の閾値Rth4以下となるまで、前記各第3のスイッチング回路を順次遮断する操作を実行する制御を行う出力制御手段を備えたことを特徴とする。
また、計画累積発電電力量ΣWe(t;T に対する実測累積発電量ΣW(t;T)の比を「計画誤差比」と呼びR(t;T)と記す。
蓄電率算出部40は、各時間区間T内の各時刻tにおいて、各電力安定化部4の蓄電量検出センサ16により検出される、蓄電池12に蓄電された蓄電量W2,j(t)(j=1,…,N)の総和である総蓄電量W(t)を算出し、全ての蓄電池の蓄電容量の総和である総蓄電容量Wに対する総蓄電量W (t)の比である総蓄電率R(t)を算出する。具体的には、総蓄電率R(t)は、次式により計算される。
次に、ステップS24〜S28において、蓄電並動制御部43は、インデックスがα,…,αの順に第1スイッチング回路13を接続し第2スイッチング回路14を遮断する切り換え操作を、式(3)の計画誤差比R1(t;T)が閾値Rth1以下となるまで順次実行する。すなわち、蓄電並動制御部43は、インデックスi=α,…,αの順に、まず、現時刻tにおいて、累積発電量検出部39により算出される実測累積発電量ΣW(t;T)を取得し、計画累積発電量記憶部36に保存された計画累積発電電力量ΣWe(t;T に対する当該実測累積発電量ΣW(t;T)の比R1(t;T)を式(3)により算出し、これを閾値Rth1(=1.03)と比較する(S25)。そして、R1(t;T)>Rth1の場合には、第1スイッチング回路SW1,αiをON,第2スイッチング回路SW2,αiをOFFとする切り換え操作を行う(S26)。R1(t;T)≦Rth1となると、それ以降は、第1スイッチング回路SW1,αiをOFF,第2スイッチング回路SW2,αiをONとした状態を維持する(S27)。
この操作によって、直流母線23に出力される実測累積発電量ΣW(t;T)が、計画累積発電電力量ΣWe(t;T のRth1倍以内に抑えられ、余剰電力は、蓄電率SOCが小さい蓄電池Bの充電に回されることになる。
次に、ステップS54〜S58において、蓄電池放電制御部44は、インデックスがγ,…,γの順に第1スイッチング回路13及び第2スイッチング回路14を接続する切り換え操作を、式(3)の計画誤差比R1(t;T)が閾値Rth2以上となるまで順次実行する。すなわち、蓄電池放電制御部44は、インデックスi=γ,…,γの順に、まず、現時刻tにおいて、累積発電量検出部39により算出される実測累積発電量ΣW(t;T)を取得し、計画累積発電量記憶部36に保存された計画累積発電電力量ΣWe(t;T に対する当該実測累積発電量ΣW(t;T)の比R1(t;T)を式(3)により算出し、これを閾値Rth2(=0.97)と比較する(S55)。そして、R1(t;T)<Rth2の場合には、第1スイッチング回路SW1,αiをON,第2スイッチング回路SW2,αiをONとする切り換え操作を行う(S56)。R1(t;T)≧Rth2となると、それ以降は、第1スイッチング回路SW1,αiをOFF,第2スイッチング回路SW2,αiをONとした状態を維持する(S57)。
この操作によって、直流母線23に出力される実測累積発電量ΣW(t;T)が、計画累積発電電力量ΣWe(t;T のRth2倍以上に確保され、不足電力は、蓄電率SOCが大きい蓄電池Bから補充されることになる。

Claims (3)

  1. 複数の発電モジュールから出力される電力を商用送電網へ計画的に出力する配電装置であって、
    前記各発電モジュールのそれぞれに対して設けられ、当該発電モジュールから出力される電力を安定化し、共通の直流母線へ出力する電力安定化部と、
    前記直流母線に出力される直流電力を所定の電圧の交流電力に変換して前記商用送電網へ出力する出力調整部と、
    制御手段と、を備え、
    前記各電力安定化部は、
    前記発電モジュールから出力される電力を一定電圧の電力へ変換するDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータの出力電力を一時的に蓄電する蓄電池と、
    一端が前記DC/DCコンバータの出力ノードに接続され、他端が前記蓄電池に接続され、前記蓄電池を前記DC/DCコンバータの出力ノードに対し接続/遮断する第1のスイッチング回路と、
    一端が前記DC/DCコンバータの出力ノードに接続され、他端が前記直流母線に接続され、該DC/DCコンバータの出力ノードを前記直流母線に対し接続/遮断する第2のスイッチング回路と、
    前記DC/DCコンバータが出力する電力である発電電力を検出する発電電力検出手段と、
    前記蓄電池に蓄電された蓄電量を検出する蓄電量検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    通信回線を通じて提供される送電計画情報に基づき、所定の時間区間T(i=0,1,…)毎に必要とされる発電量である計画区間発電電力量We(T)を算出する発電量計画手段と、
    各時刻tにおいて前記各発電電力検出手段が出力する発電電力を受信し、これらの発電電力の合計値である全発電電力P1(t)を算出する全発電量算出手段と、
    各時間区間Tにおいて、前記発電量計画手段により計画された各時間区間T(i=0,1,…)の前記計画区間発電電力量We(T)から、近似補間により、当該時間区間T内の時刻tにおける、当該時間区間T内での発電電力の時間積分値である計画累積発電電力量ΣWe(t;T)を算出する累積発電量計画手段と、
    各時間区間T(i=0,1,…)において、前記全発電量算出手段により算出される全発電電力P1(t)の当該時間区間Tでの累積値である実測累積発電量ΣW1(t;T)を算出する累積発電量検出手段と、
    各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記計画累積発電量ΣWe(t;T)に対する前記実測累積発電量ΣW1(t;T)の比である計画誤差比R1(t;T)が、第1の閾値Rth1(但し、Rth1>1)を上回った場合、まず全ての前記第2のスイッチング回路を接続した後、前記各蓄電池に対し、前記各第1のスイッチング回路を接続し前記第2のスイッチング回路を遮断する操作を、前記計画誤差比R1(t;T)が前記第1の閾値Rth1以下となるまで順次実行する制御を行う蓄電並動制御手段と、
    各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記計画誤差比R1(t;T)が、第2の閾値Rth2(但し、Rth2<1)を下回った場合、まず全ての前記第2のスイッチング回路を接続した後、前記各蓄電池に対し、前記各第1のスイッチング回路を接続する操作を、前記計画誤差比R1(t;T)が前記第2の閾値Rth2以上となるまで順次実行する制御を行う蓄電池放電制御手段と、
    各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記計画誤差比R1(t;T)が、前記第1の閾値Rth1以下且つ前記第2の閾値Rth2以上の場合、全ての前記第1のスイッチング回路を遮断し、全ての前記第2のスイッチング回路を接続する操作を実行する制御を行う発電モジュール単独運転制御手段と、を備えた配電装置。
  2. 前記出力調整部が前記商用送電網へ出力する電力に対し、前記電力安定化部から供給される電力が不足する場合に、前記出力調整部に対して不足分の電力を供給する補助発電機を備え、
    前記制御手段は、
    各時間区間T内の各時刻tにおいて、前記各蓄電量検出手段により検出される、前記各蓄電池に蓄電された蓄電量の総和である総蓄電量W2(t)を算出し、全ての前記蓄電池の蓄電容量の総和である総蓄電容量WBに対する前記全蓄電量W2(t)の比である総蓄電率R2(t)を算出する蓄電率算出手段を備え、
    前記蓄電池放電制御手段は、前記計画誤差比R1(t;T)が、前記第2の閾値Rth2を下回り且つ前記総蓄電率R2(t)が第3の閾値Rth3(但し、Rth3<1)以上の場合、まず全ての前記第2のスイッチング回路を接続した後、前記各蓄電量検出手段により検出された前記各蓄電池の蓄電量又は蓄電量から算出される蓄電率の大きい順に、当該蓄電池に対応する前記各第1のスイッチング回路を接続する操作を、前記計画誤差比R1(t;T)が前記第2の閾値Rth2以上となるまで順次実行する制御を行うものであり、
    前記蓄電池放電制御手段は、前記計画誤差比R1(t;T)が、前記第2の閾値Rth2を下回り且つ前記総蓄電率R2(t)が前記第3の閾値Rth3を下回った場合、全ての前記第1のスイッチング回路及び全ての前記第2のスイッチング回路を接続する操作を実行するとともに、前記補助発電機を起動する制御を行う補助発電機並動制御手段を備えた請求項1記載の配電装置。
  3. 前記出力調整部は、
    前記直流母線から入力される直流電力を、所定の電圧の交流電力に変換し前記商用送電網へ出力する、複数の並列接続されたパワーコンディショナと、
    前記各パワーコンディショナのそれぞれに対して設けられ、一端が前記直流母線に接続され、他端が該パワーコンディショナの入力ノードに接続され、該パワーコンディショナの入力ノードを前記直流母線に対し接続/遮断する第3のスイッチング回路と、
    各時刻tにおいて、前記各パワーコンディショナの共通の出力ノードから前記商用送電網へ出力される送電電力P3(t)を検出する送電電力検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    各時刻tにおいて、前記計画区間発電電力量We(T)から近似補間により算出される当該時刻tにおける前記商用送電網へ出力を予定する電力Po(t)に対する、前記送電電力検出手段により検出される送電電力P3(t)の割合である実測送電比R3(t)が第4の閾値Rth4(但し、Rth4>1)を上回る場合、前記実測送電比R3(t)が前記第4の閾値Rth4以下となるまで、前記各第3のスイッチング回路を順次遮断する操作を実行する制御を行う出力制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の配電装置。
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