JP7392862B2 - 無線信号強度情報算出方法、制御装置、及びプログラム - Google Patents

無線信号強度情報算出方法、制御装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、基地局間の無線信号強度を算出する技術に関連するものである。
近年、スマートフォンやタブレットをはじめとする無線端末の急速な普及に伴い、無線端末による大容量コンテンツの利用者が増加しており、無線ネットワーク上のトラヒック量が急激に増大している。
無線トラヒックを低コストかつ手軽に収容するため、無線システム免許不要帯の電波を用いた高速無線アクセスシステムが広く普及している。当該高速無線アクセスシステムとして、非特許文献1に示すIEEE802.11無線LAN規格が利用されることが多い。家庭、オフィスをはじめとしたプライベートエリアや、店舗、駅、空港をはじめとした公衆エリアなど、様々なエリアにおいて、当該規格に基づく無線LANネットワークが提供されている。
無線LANネットワークを構築するにあたっては、無線基地局装置の施工、パラメータ設定などの無線LAN通信部分、無線基地局-スイッチ間やスイッチとバックホール回線間などのネットワーク部分、及びユーザ認証やポータル画面などの上位サービス部分など、様々な要素を考慮して構築する必要がある。
一般に、無線通信では伝搬距離や遮蔽物によって無線信号が減衰すると、無線通信の品質や容量の低下が生じるため、無線基地局と無線端末局との間の距離が短く、また、伝搬経路の見通しが確保できる状態が望ましい。一方で、無線基地局の設置数は機器装置、設置、及び運用にかかるコスト、及び無線の電波干渉等により制約されるため、無線LANによりカバーするエリアに対し、必要数の無線基地局を適切な場所に設置することが重要となる。また、無線基地局1台で収容可能なトラヒック、ユーザ数に限りがあることから、バックホール回線に無線接続を用いた可動型基地局がエリア内に設置されることがある。
可動型基地局の設置位置算出手法として、例えば、非特許文献2では、エリア内のユーザ分布の変動に応じて無線基地局の位置を動的に変更する技術が提案されており、非特許文献3に記載されているk-means法というクラスタリング手法を用いて、エリア内のユーザ位置に応じて可動型基地局の設置位置を算出している。
IEEE Std 802.11-2016, Dec. 2016. 新井拓人、五藤大介、岩渕匡史、岩國辰彦、丸田一輝、"オフロード効率改善を実現する適応可動APシステムの提案" 信学技法, RCS2016-43, pp. 107-112, May. 2016. J. Macqueen, "SOME METHODS FOR CLASSIFICATION AND ANALYSIS OF MULTIVARIATE OBSERVATIONS", Proc. of 5th Berkeley Symposium on Mathematical Statistics and Probability, pp.281-297, 1967.
上記のように可動型基地局を使用する場合、基地局の移動により、同一エリア内の基地局間の無線信号強度の関係が変わるため、基地局の移動後の設置位置における無線信号強度を把握して無線パラメータの調整を行う必要がある。
従来の方法では基地局が移動した後に情報を収集して、基地局間の無線信号強度を把握していたため、基地局が移動するまで無線信号強度の情報を把握することができなかった。そのため、無線パラメータの調整が間に合わず、基地局の移動により、端末の無線品質が低下する可能性があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線通信システムにおける基地局を移動させる場合において、基地局が目的位置に移動する前に、基地局間の無線信号強度の情報を把握することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、制御装置が実行する無線信号強度情報算出方法であって、
基地局が配置されるエリアを複数に分割して得られる複数のメッシュのそれぞれに対する無線情報を算出して、メッシュ無線情報を生成する生成ステップと、
前記エリアにおいて基地局が移動したと仮定した場合における移動後の基地局の位置に仮想基地局を配置し、前記メッシュ無線情報に基づいて、前記仮想基地局を含む基地局間の無線信号強度情報を算出する算出ステップと
を備える無線信号強度情報算出方法が提供される。
開示の技術によれば、無線通信システムにおける基地局を移動させる場合において、基地局が目的位置に移動する前に、基地局間の無線信号強度の情報を把握することが可能になる。
本発明の実施の形態におけるシステムの全体構成図である。 制御装置300の機能構成図である。 装置のハードウェア構成図である。 制御装置300の動作を説明するためのフローチャートである。 エリア情報の例を示す図である。 メッシュ無線情報の例を示す図である。 仮想基地局、基地局移動情報を反映したエリア情報の例を示す図である。 基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報の算出例を示す図である。 基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報の算出例を示す図である。 基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報の算出例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
以下の説明において、無線基地局を「基地局」と呼び、各基地局は移動可能であるものとする。本実施の形態における基地局は、例えば、非特許文献1に記載の無線LANの基地局(アクセスポイント)であるが、これに限定されない。例えば、本実施の形態における基地局は、5G、LTE、3G等の無線アクセス技術における基地局であってもよい。
(システム構成例)
図1に、本実施の形態における無線通信システムの全体構成例を示す。図1に示すように、所定のエリアに複数の基地局1-1~1-nが備えられ、各基地局はネットワーク200に無線又は有線で接続されている。各基地局の配下には、図示しない端末が存在する。
基地局自体は既存の基地局であり、端末と無線で通信するとともに、ネットワーク200を介して、他の基地局やアプリケーションサーバ等と通信をすることが可能である。ネットワーク200は、例えば、インターネット、モバイル網のコアネットワーク等である。
また、ネットワーク200には、制御装置300が接続されている。制御装置300は、本発明に係る機能を備える装置であり、後述する方法で無線信号強度情報の算出を行うとともに、基地局や端末に対する制御を行う。なお、無線信号強度情報の算出を行う装置と、基地局や端末に対する制御を行う装置とは別々の装置であってもよい。
(装置構成例)
図2に、制御装置300の機能構成例を示す。図2に示すように、制御装置300は、情報収集部310、演算部320、制御部330、データ格納部340を有する。
情報収集部310は、基地局の位置情報、基地局の移動情報等を収集する。演算部320は、基地局間の無線信号強度情報の算出等を行う。制御部330は、基地局への無線パラメータ設定、基地局への指示(命令)、端末への指示等を実行する。データ格納部340には、情報収集部310が収集した情報、演算部320による演算に必要な情報、演算結果等が格納される。
<ハードウェア構成例>
制御装置300は、例えば、コンピュータにプログラムを実行させることにより実現できる。このコンピュータは、物理的なコンピュータであってもよいし、仮想マシンであってもよい。
すなわち、制御装置300は、コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ等のハードウェア資源を用いて、制御装置300で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メール等、ネットワークを通して提供することも可能である。
図3は、上記コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図3のコンピュータは、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置1000、補助記憶装置1002、メモリ装置1003、CPU1004、インタフェース装置1005、表示装置1006、入力装置1007、出力装置1008等を有する。
当該コンピュータでの処理を実現するプログラムは、例えば、CD-ROM又はメモリカード等の記録媒体1001によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体1001がドライブ装置1000にセットされると、プログラムが記録媒体1001からドライブ装置1000を介して補助記憶装置1002にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしもコンピュータ読み取り可能な記録媒体1001より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置1002は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置1003は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置1002からプログラムを読み出して格納する。CPU1004は、メモリ装置1003に格納されたプログラムに従って、制御装置300に係る機能を実現する。インタフェース装置1005は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられ、送信部及び受信部として機能する。表示装置1006はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置1007はキーボード及びマウス、ボタン、又はタッチパネル等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。出力装置1008は演算結果を出力する。
なお、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、制御装置300の機能の一部を実現するためのものであっても良い。
(動作例)
以下、図4に示すフローチャートの手順に沿って、本実施の形態における制御装置300の動作例を説明する。
本動作例では、基地局が移動する場合における、基地局間の無線信号強度情報を算出する例について説明する。算出する基地局間の無線信号強度情報を推定干渉マトリックスと称してもよい。
基地局Aと基地局Bとの間の無線信号強度情報とは、基地局Aが基地局Bから受信する無線信号の強度("受信電力"と呼んでもよい)と、基地局Bが基地局Aから受信する無線信号の強度である。基地局間の無線信号強度情報により、各基地局の無線パラメータを調整することができる。無線パラメータは、例えば周波数チャネル、送信出力等である。
例えば、ある基地局が送信に使用している周波数チャネルでの無線信号が、当該基地局が移動することで、隣接基地局に大きな干渉を与えることがわかった場合、当該基地局が使用する周波数チャネルを別の周波数チャネルに変更したり、送信出力を下げるといった無線パラメータの調整を行う。
基地局間の無線信号強度情報算出の前提となるエリアの構成例を図5に示す。図5に示すように、基地局を設置可能なエリア100が、25個のメッシュ10-1-1~10-5-5に区切られ、ネットワーク200に接続された4つの基地局1-1~1-4が、エリア100上の図示の位置に設置されている。なお、メッシュの個数、基地局の数は一例である。また、メッシュの一辺の長さは5~10m程度を想定しているが、これよりも短くてもよいし、長くてもよい。
制御装置300のデータ格納部340には、図5に示す構成に相当する情報が、エリア情報として格納されている。エリア情報には、エリアの大きさ及び位置、メッシュの情報(エリアの分割数等)、各基地局の位置、各基地局が接続するネットワークの情報(IPアドレス等)が含まれる。
エリア、メッシュ、ネットワークの情報については、例えば、システム管理者が予めデータ格納部340に格納しておく。基地局の位置情報については、基地局の移動に伴って、随時更新される。基地局の位置情報については、例えば、基地局が自身の位置情報を制御装置300に送信し、制御装置300の情報収集部310が当該位置情報を取得してデータ格納部340に格納する(エリア情報を更新する)。
後述するように、エリア情報には、実際の基地局の情報とともに、仮想基地局の情報(位置情報等)も含まれる。
また、データ格納部340には、後述するメッシュ無線情報の算出に必要な無線情報等も格納されている。以下、図4のフローに沿って説明する。
<S1>
図4のフローのS1(ステップ1)において、制御装置300の演算部320は、データ格納部340から読み出したエリア情報に基づいて、各メッシュに対してメッシュ無線情報を算出し、算出したメッシュ無線情報をデータ格納部340に格納する。
算出されたメッシュ無線情報の例を図6に示す。図6に示すように、メッシュ無線情報は、各メッシュにおける、基地局からの受信電力が含まれる。なお、受信電力は無線情報の例である。メッシュ無線情報は、エリア内で事前に測定した無線情報や、エリア情報に基づいて電波伝搬シミュレーションにより算出した情報等を用いて算出することができる。メッシュ無線情報は、実際の基地局の移動に伴って、随時更新される。
例えば、図6には、メッシュ10-1-1における、基地局1-1からの受信電力が‐50dBmとして示されている。
メッシュ無線情報における各メッシュの受信電力は、各メッシュの中心位置に基地局を置いたと仮定した場合のその基地局が受信する受信電力である。例えば、基地局1-1から送信される無線信号をメッシュ10-1-1の中心位置の基地局が受信するとした場合、演算部320は、基地局1-1の送信電力、送信アンテナ利得、受信側の基地局の受信アンテナ利得を仮定し、電波伝搬シミュレーションにより、メッシュ10-1-1の中心位置の基地局の受信電力を算出できる。
ただし、メッシュの中心位置を用いることは一例であり、中心位置以外の位置での受信電力であってもよい。例えば、あるメッシュにおけるある基地局からの受信電力を、当該メッシュのエリアにおいて、当該基地局からの受信電力が最大となる位置での受信電力としてもよい。このように、最大の受信電力を使用することで、最悪の場合の干渉を見積もることができる。
一例として、図5に示すメッシュ10-3-3と基地局1-4に着目した場合、メッシュ10-3-3における点Aにおいて、基地局1-4からの受信電力がメッシュ10-3-3内で最大になるとすると、メッシュ10-3-3における基地局1-4からの受信電力を、当該最大の受信電力とする。
<S2>
S2において、まず、情報収集部310は、基地局移動情報を取得する。基地局移動情報は、例えば、移動する基地局(又は移動する予定の基地局)に関しての、移動の目的位置であってもよいし、その他の情報(速度等)であってもよい。基地局移動情報は、システム管理者により制御装置300に入力される情報であってもよい。
ここで、移動する基地局(又は移動する予定の基地局)が、実際には基地局移動情報に対応する移動を完了していないが、基地局移動情報に対応する移動を完了したと仮定した位置にある基地局を「仮想基地局」と呼ぶ。なお、実際に基地局移動情報に対応する移動を完了した基地局についても「仮想基地局」と呼ぶ場合がある。
演算部320は、現在のエリア情報(実際に移動した基地局がある場合は、移動後の基地局の情報を有する)と、基地局移動情報とに基づき、エリア100内に仮想基地局を配置してエリア情報を更新し、更新後のエリア情報をデータ格納部340に格納する。更新後のエリア情報には、更新前のエリア情報に加えて、仮想基地局の位置情報等が含まれる。
図7に、基地局移動情報に基づいて移動した仮想基地局を含むエリア情報を図示した例を示す。図7に示す例では、基地局1-1、基地局1-4をそれぞれ基地局移動情報に基づいて動かした先に仮想基地局2-1、仮想基地局2-4が配置されていることが示されている。
<S3>
S3において、演算部340は、S2で更新したエリア情報と、現在のメッシュ無線情報とをデータ格納部340から読み出し、当該エリア情報と、当該メッシュ無線情報とに基づき、基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報を算出する。基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報は、基地局と、当該基地局以外の基地局の移動後の仮想基地局との間の無線信号強度情報と、異なる基地局間の無線信号強度情報からなる。
例として、基地局1-3と仮想基地局2-1との間の無線信号強度情報を算出する場合について説明する。
演算部340は、更新後のエリア情報(例:図7)により、メッシュ10-1-3に仮想基地局2-1が存在することを把握する。ここで、メッシュ無線情報には、メッシュ10-1-3における基地局1-3からの受信電力として、「-70」が含まれているとする。演算部340は、メッシュ無線情報から、基地局1-3から仮想基地局2-1(メッシュ10-1-3)への無線信号強度を‐70として算出する。
本実施の形態では、基地局Aから基地局Bへの電波伝搬特性と基地局Bから基地局Aへの電波伝搬特性は同じであり、送信出力(送信電力)、受信アンテナ利得、送信アンテナ利得は基地局間で同じであると想定している。よって、基地局Aから基地局Bへの無線信号強度と、基地局Bから基地局Aへの無線信号強度は同じであると想定している。
従って、演算部340は、基地局1-3から仮想基地局2-1への無線信号強度を-70として算出すると、仮想基地局2-1から基地局1-3への無線信号強度も-70とする。ただし、上記のような想定は一例である。
S3における基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報の算出結果の例を図8に示す。算出結果はデータ格納部340に格納される。図8において、例えば、基地局1-4から基地局1-1への無線信号強度が‐81であり、基地局1-1から基地局1-4への無線信号強度が‐81であることが示されている。図9は、図8における無線信号強度情報の算出の対象になっている基地局/仮想基地局のペアを図示したものである。
なお、同一基地局同士の無線信号強度は算出しないため、例えば基地局1-1に対しては、同一の基地局1-1のほか、基地局1-1の移動後である仮想基地局2-1との間の無線信号強度についても算出しない。
上述したとおり、ある基地局/仮想基地局から別の基地局/仮想基地局への無線信号強度として、メッシュ無線情報における、該当基地局から該当メッシュへの受信電力を利用できる。ただし、メッシュ無線情報における受信電力をメッシュの中心の受信電力としている場合において、あるメッシュA内に位置する仮想基地局の位置が、メッシュAの中心から離れた位置(例えば、メッシュAの角付近)にある場合には、メッシュAの受信電力と、当該仮想基地局の位置に最も近い中心を持つメッシュ(メッシュA以外のメッシュ)の受信電力とを用いて(例えば両者の平均を用いて)、当該仮想基地局の無線信号強度(受信電力)を算出してもよい。
<S4>
S4において、演算部320は、エリア情報(実際に移動した基地局の情報を含む)、及び、基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報(例:図8、図9)に基づいて、仮想基地局のうち、実際に基地局移動情報に対応する移動をした仮想基地局についての情報を選択し、実際に移動した仮想基地局についての、基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報を生成する。生成した基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報は、データ格納部340に格納される。
例えば、図9に示した基地局1-1が実際に移動済みで、「仮想基地局2-1」の位置にある一方、基地局1-4はそのままの位置にいる場合には、演算部320は、図10に示す基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報を生成する。基地局/仮想基地局間の無線信号強度情報については算出済み(図8)なので、S4では、図8の情報から、実際に移動した仮想基地局についての情報を選択(抽出)する処理が行われる。
<無線パラメータの調整について>
基地局が実際に目的位置まで移動する前のS3の段階で、基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報は算出済みなので、基地局が実際に移動したときの基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報は、基地局が移動したらすぐに利用することができ、各基地局に対する無線パラメータの調整も基地局が移動したらすぐに行うことができる。
無線パラメータの調整に関しては、例えば、制御装置300の制御部330が、S4で算出された基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報をデータ格納部340から取得し、取得した無線信号強度情報を用いて各基地局の無線パラメータ(無線設定情報と呼んでもよい)を算出し、無線パラメータの変更が必要な基地局に対し、変更後の無線パラメータの設定を行う。
また、基地局が移動する前に、移動後の基地局・仮想基地局間の無線信号強度情報を算出済みなので、基地局が移動する前に、各基地局の無線パラメータを決定し、基地局の移動中に、各基地局(パラメータ変更が必要な基地局)に無線パラメータを設定することとしてもよい。
<接続端末への対応>
基地局が移動する際に、その移動量が大きければ、移動前の当該基地局のカバーエリアに存在した端末は、移動後の基地局のカバーエリアから外れるため、当該基地局に接続中の端末の接続が切れてしまったり、基地局が目的地へ移動中に端末が新規に接続するが、すぐに切断してしまったりすることが考えられる。
そこで、制御装置300の制御部330は、基地局移動情報に基づいて、移動する基地局に接続中の端末に対し、当該基地局が移動を開始する直前、又は、当該基地局の移動中に、別の基地局へハンドオーバさせる指示を送信してもよい。なお、制御部330は、端末に対して別の基地局へハンドオーバさせる指示を送信する命令を、当該端末が接続している基地局に対して送信することとしてもよい。
また、制御部330は、移動中の基地局に新規に接続する端末に対して、接続を抑制する指示を送信してもよい。なお、制御部330は、端末に対して接続を抑制する指示を送信する命令を、当該端末が新規に接続する基地局(移動中の基地局)に対して送信することとしてもよい。
接続中の端末に対するハンドオーバ等の接続制御と、新規に接続する端末に対する接続制御(接続抑制)について、これら両方を実行してもよいし、いずれか1つを実行してもよい。
(実施の形態の効果)
以上、説明したとおり、本実施の形態に係る技術により、無線通信システムにおける基地局を移動させる場合において、基地局が目的位置に移動する前に、基地局間の無線信号強度の情報を把握することが可能になる。
(実施の形態のまとめ)
本明細書には、少なくとも下記各項に記載の無線信号強度情報算出方法、制御装置、及びプログラムが開示されている。
(第1項)
制御装置が実行する無線信号強度情報算出方法であって、
基地局が配置されるエリアを複数に分割して得られる複数のメッシュのそれぞれに対する無線情報を算出して、メッシュ無線情報を生成する生成ステップと、
前記エリアにおいて基地局が移動したと仮定した場合における移動後の基地局の位置に仮想基地局を配置し、前記メッシュ無線情報に基づいて、前記仮想基地局を含む基地局間の無線信号強度情報を算出する算出ステップと
を備える無線信号強度情報算出方法。
(第2項)
前記算出ステップにおいて、前記メッシュ無線情報に基づいて、前記仮想基地局の位置に対応するメッシュにおけるある基地局からの受信電力を、前記仮想基地局が当該基地局から受信する無線信号の強度、及び、当該基地局が前記仮想基地局から受信する無線信号の強度とする
第1項に記載の無線信号強度情報算出方法。
(第3項)
前記算出ステップにおいて、前記移動を仮定した基地局と前記仮想基地局とは同一の基地局と見なし、当該同一の基地局間の無線信号強度情報を算出しない
第1項又は第2項に記載の無線信号強度情報算出方法。
(第4項)
前記無線信号強度情報に基づいて、移動後の基地局に関する無線設定情報を算出するステップと、
移動する基地局に接続中の端末に対する接続制御、及び、移動中の基地局に対する新規接続端末に対する接続制御のうちの少なくともいずれか1つを基地局に実行させるステップと
を更に備える第1項ないし第3項のうちいずれか1項に記載の無線信号強度情報算出方法。
(第5項)
無線通信システムにおける制御装置であって、
基地局が配置されるエリアを複数に分割して得られる複数のメッシュのそれぞれに対する無線情報を算出して、メッシュ無線情報を生成し、
前記エリアにおいて基地局が移動したと仮定した場合における移動後の基地局の位置に仮想基地局を配置し、前記メッシュ無線情報に基づいて、前記仮想基地局を含む基地局間の無線信号強度情報を算出する演算部
を備える制御装置。
(第6項)
前記無線信号強度情報に基づいて、移動後の基地局に関する無線設定情報を算出し、移動する基地局に接続中の端末に対する接続制御、及び、移動中の基地局に対する新規接続端末に対する接続制御のうちの少なくともいずれか1つを基地局に実行させる制御部
を更に備える第5項に記載の制御装置。
(第7項)
コンピュータを、第5項又は第6項に記載の制御装置における各部として機能させるためのプログラム。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1-1~1-n 基地局
10-1-1~10-5-5 メッシュ
100 エリア
200 ネットワーク
300 制御装置
310 情報収集部
320 演算部
330 制御部
340 データ格納部
1000 ドライブ装置
1001 記録媒体
1002 補助記憶装置
1003 メモリ装置
1004 CPU
1005 インタフェース装置
1006 表示装置
1007 入力装置

Claims (7)

  1. 制御装置が実行する無線信号強度情報算出方法であって、
    基地局が配置されるエリアを複数に分割して得られる複数のメッシュのそれぞれに対する無線情報を算出して、メッシュ無線情報を生成する生成ステップと、
    前記エリアにおいて基地局が移動したと仮定した場合における移動後の基地局の位置に仮想基地局を配置し、前記メッシュ無線情報に基づいて、前記仮想基地局を含む基地局間の無線信号強度情報を算出する算出ステップと
    を備える無線信号強度情報算出方法。
  2. 前記算出ステップにおいて、前記メッシュ無線情報に基づいて、前記仮想基地局の位置に対応するメッシュにおけるある基地局からの受信電力を、前記仮想基地局が当該基地局から受信する無線信号の強度、及び、当該基地局が前記仮想基地局から受信する無線信号の強度とする
    請求項1に記載の無線信号強度情報算出方法。
  3. 前記算出ステップにおいて、前記移動を仮定した基地局と前記仮想基地局とは同一の基地局と見なし、当該同一の基地局間の無線信号強度情報を算出しない
    請求項1又は2に記載の無線信号強度情報算出方法。
  4. 前記無線信号強度情報に基づいて、移動後の基地局に関する無線設定情報を算出するステップと、
    移動する基地局に接続中の端末に対する接続制御、及び、移動中の基地局に対する新規接続端末に対する接続制御のうちの少なくともいずれか1つを基地局に実行させるステップと
    を更に備える請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の無線信号強度情報算出方法。
  5. 無線通信システムにおける制御装置であって、
    基地局が配置されるエリアを複数に分割して得られる複数のメッシュのそれぞれに対する無線情報を算出して、メッシュ無線情報を生成し、
    前記エリアにおいて基地局が移動したと仮定した場合における移動後の基地局の位置に仮想基地局を配置し、前記メッシュ無線情報に基づいて、前記仮想基地局を含む基地局間の無線信号強度情報を算出する演算部
    を備える制御装置。
  6. 前記無線信号強度情報に基づいて、移動後の基地局に関する無線設定情報を算出し、移動する基地局に接続中の端末に対する接続制御、及び、移動中の基地局に対する新規接続端末に対する接続制御のうちの少なくともいずれか1つを基地局に実行させる制御部
    を更に備える請求項5に記載の制御装置。
  7. コンピュータを、請求項5又は6に記載の制御装置における各部として機能させるためのプログラム。
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