JP7391284B1 - 足場板の固定具及びこれを用いるエレベータの作業用かご装置 - Google Patents

足場板の固定具及びこれを用いるエレベータの作業用かご装置 Download PDF

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Abstract

【課題】足場板の異なる幅サイズに柔軟かつ安価に対応することができ、汎用性が高い足場板の固定具及びこれを用いるエレベータの作業用かご装置を提供する。【解決手段】足場板の固定具1は、角筒状で左右の側面部から内向きに突出する一対の内向片を備える足場板を直状体の上に載置した状態で直状体に固定するためのものであって、足場板の幅方向に所定の長さを有する本体部11を備える第1ブラケット10と、本体部11に付属し、足場板の一対の内向片の内面に跨って足場板を内側から係止可能な長さを有する拡張本体部を構成するために用いられる拡張部材15と、直状体に下方から係合する第2ブラケット13と、第1ブラケット10及び第2ブラケット13を締結する締結部14とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、工事現場で作業床を構成するにあたり、足場板をパイプ(単管)等の直状体の上に載置した状態で直状体に固定するための足場板の固定具に関する。また、本発明は、エレベータの据付工事でかご外枠に作業床を構成するにあたり、足場板の固定具を用いるエレベータの作業用かご装置に関する。
作業床の構成方法として、一対のパイプをそれぞれ横向きかつ互いに所定の間隔を有して平行に設置し、この上に複数本の足場板を横並びに載置した後、各足場板をパイプに固定して全体を一体化するという方法が多く用いられる。従来、足場板の固定手段としては、各種の固定具が提案されている(特許文献1~3)。
特許文献1に記載された足場板の固定具は、固定具本体と、固定具本体に突設される足場用のパイプ把持部と、パイプ把持部側で固定具本体に互いに離間して逆L字状に立ち上げ突設される一対の足場板押さえ部とを備えるものである。
特許文献2に記載された1つの足場板の固定具は、パイプの下部を支える支持板と、支持板から水平方向に延びるナット固定部材と、ナット固定部材に固定されるナットと、ナット固定部材の端部から起立する足場板支持片と、足場板の上面に当接する押え板と、押え板を貫通してナットに螺合されるボルトとを備え、ボルトを回して支持板を引き上げながら支持板と押え板と足場支持片とでパイプ及び足場板を挟持するものである。
特許文献2に記載されたもう1つの足場板の固定具は、足場板の上面に当接する押え板と、押え板から垂下するナット固定板と、ナット固定板に固定されるナットと、パイプの下部を支える支持板と、支持板から水平方向に延びるボルトガイド板と、ボルトガイド板を貫通してナットに螺合されるボルトと、ボルトガイド板の端部から起立する足場板支持片とを備え、ボルトを回して支持板を引き上げながら支持板と押え板と足場支持片とでパイプ及び足場板を挟持するものである。
特許文献3に記載された足場板の固定具は、角筒状で左右の側面部から内向きに突出する一対の内向片を備える足場板に適用されるもので、足場板の一対の内向片の内面に跨って足場板を内側から係止する足場板固定金具と、パイプに下方から係合するパイプ固定金具と、足場板固定金具に溶接されてパイプ固定金具を貫通するボルトと、ボルトに螺合されるナットとを備え、ナットを回してパイプ固定金具を引き上げながら足場板固定金具とパイプ固定金具とでパイプ及び足場板を挟持するものである。
実開昭61-9452号のマイクロフィルム 特開2017-115304号公報 特開2001-123658号公報
特許文献3に記載された足場板の固定具は、隣り合う足場板間に介在する部材を有さないため、隣り合う足場板間の隙間を可能な限り小さくし、複数本の足場板を密に配置することができるという点において、特許文献1や特許文献2に記載された足場板の固定具よりも優れている。しかし、特許文献3に記載された足場板の固定具においては、足場板固定金具の長さが固定であるため、足場板の幅サイズに応じて異なるサイズの足場板固定金具が必要となり、ひいては設備コストが増加するという問題がある。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、足場板の異なる幅サイズに柔軟かつ安価に対応することができ、汎用性が高い足場板の固定具及びこれを用いるエレベータの作業用かご装置を提供することを課題とする。
本発明に係る足場板の固定具は、
角筒状で左右の側面部から内向きに突出する一対の内向片を備える足場板を直状体の上に載置した状態で直状体に固定するための足場板の固定具であって、
足場板の幅方向に所定の長さを有する本体部を備える第1ブラケットと、
本体部に付属し、足場板の一対の内向片の内面に跨って足場板を内側から係止可能な長さを有する拡張本体部を構成するために用いられる拡張部材と、
直状体に下方から係合する第2ブラケットと、
第1ブラケット及び第2ブラケットを締結する締結部とを備える
足場板の固定具である。
ここで、本発明に係る足場板の固定具の一態様として、
足場板は、外板と、外板内に出退自在に挿入される内板とを備える伸縮式であって、外板の一対の内向片の先端間の長さが内板の一対の内向片の先端間の長さよりも長い足場板であり、
本体部は、内板の一対の内向片の内面に跨って内板を内側から係止可能な長さを有し、
拡張本体部は、外板の一対の内向片の内面に跨って外板を内側から係止可能な長さを有する
との構成を採用することができる。
また、本発明に係る足場板の固定具の他態様として、
拡張部材は、本体部の長さよりも長い長さを有し、本体部と一体化される
との構成を採用することができる。
また、この場合、
拡張部材は、本体部の下面に着脱自在に固定される
との構成を採用することができる。
また、この場合、
第1ブラケットは、本体部の側端から突出する突出部分を有し、
拡張部材は、突出部分が係入する凹部を備える
との構成を採用することができる。
また、本発明に係るエレベータの作業用かご装置は、
かご外枠に作業床を備え、作業床において複数本の足場板が直状体の上に横並びに載置され、各足場板を直状体に固定するために上記いずれかの足場板の固定具を用いる
エレベータの作業用かご装置である。
ここで、本発明に係るエレベータの作業用かご装置の一態様として、
複数本の足場板は、外板及び内板の向きが交互に逆になるように横並びに載置される
との構成を採用することができる。
本発明によれば、第1ブラケットはそのままで、適宜のサイズの拡張部材を選択的に用いることにより、足場板の異なる幅サイズに対応することができる。このため、本発明によれば、足場板の異なる幅サイズに柔軟かつ安価に対応することができ、汎用性が高い足場板の固定具を提供することができる。
図1(a)は、伸びた状態の足場板を斜め下方から見た斜視図である。図1(b)は、縮んだ状態の足場板を斜め下方から見た斜視図である。 図2(a)は、図1(a)のA-A線における足場板の断面図である。図2(b)は、図1(a)のB-B線における足場板の断面図である。 図3(a)は、本実施形態に係る足場板の固定具であって、第1形態の固定具を斜め下方から見た斜視図である。図3(b)は、第1形態の固定具の正面図である。図3(c)は、第1形態の固定具の縦断面図である。 図4(a)は、第1形態の固定具を用いて足場板をパイプに固定した状態の一部断面正面図である。図4(b)は、同状態を斜め下方から見た斜視図である。 図5(a)は、第2形態の固定具を斜め下方から見た斜視図である。図5(b)は、第2形態の固定具の正面図である。 図6(a)は、分解した第2形態の固定具を斜め下方から見た斜視図である。図6(b)は、第2形態の固定具の縦断面図である。 図7(a)は、第2形態の固定具を用いて足場板をパイプに固定した状態の一部断面正面図である。図7(b)は、同状態を斜め下方から見た斜視図である。 図8は、本実施形態に係る足場板の固定具の適用例であるエレベータの作業用かご装置を斜め上方から見た斜視図である。 図9は、エレベータの作業用かご装置の上部作業場を斜め下方から見た斜視図である。 図10(a)は、他実施形態1に係る第2形態の固定具を用いて足場板をパイプに固定した状態の一部断面正面図である。図10(b)は、他実施形態2に係る第2形態の固定具を用いて足場板をパイプに固定した状態の一部断面正面図である。
以下、本実施形態に係る足場板の固定具について説明するが、まずはこれに先立ち、本実施形態に係る足場板の固定具が適用される足場板について説明する。
<足場板>
図1に示すように、足場板4は、外板40と、内板41とを備える。外板40は、偏平な角筒状である。内板41は、外板40よりも幅及び厚みが小さい偏平な角筒状であり、外板40と同じ程度の長さを有し、外板40内に出退自在に挿入される。このように、足場板4は、外板40を外筒、内板41を内筒とする伸縮式の足場板である。
図2に示すように、外板40は、上面部40aと、側面部40bと、内向片40cと、下面開放部40dとを備える。上面部40aは、足場板4の踏面を構成する。側面部40bは、上面部40aの側端から垂下する。内向片40cは、側面部40bの下端から内向きに突出する。内向片40cは、所定の幅を有し、足場板4の長手方向に沿って長尺な帯状に形成される。内向片40cは、上面部40aと平行である。一対の内向片40c,40cは、同一面上に位置する。下面開放部40dは、一対の内向片40c,40cの先端間に形成される。本実施形態においては、外板40は、たとえばアルミ等の軽金属製であり、押出成形により形成される。
内板41も、同様の構成として、上面部41aと、側面部41bと、内向片41cと、下面開放部41dとを備える。ただし、内板41は、立上り片41eを追加的に備える。立上り片41eは、内向片41cの先端から上向きに突出する。立上り片41eは、所定の幅を有し、足場板4の長手方向に沿って長尺な帯状に形成される。立上り片41eは、側面部41bと平行である。本実施形態においては、内板41も、たとえばアルミ等の軽金属製であり、押出成形により形成される。
外板40の一対の側面部40b,40bの内面間の長さをL40bとし、外板40の一対の内向片40c,40cの先端間の長さをL40cとし、内板41の一対の側面部41b,41bの内面間の長さをL41bとし、内板41の一対の内向片41c,41cの先端間(内板41の一対の立上り片41e,41eの内面間)の長さをL41cとすると、これらは次の関係がある。
L41c<L40c<L41b<L40b
本実施形態に係る足場板4の固定具(以下、略して「固定具」という)は、外板40の一対の内向片40c,40cの内面に跨って外板40を内側から係止、又は、内板41の一対の内向片41c,41cの内面に跨って内板41を内側から係止し、外板40又は内板41をパイプの上に載置した状態でパイプに固定するものであるが、長さL40c及び長さL41cの違いに応じて2つの形態(第1形態及び第2形態)を選択可能であることを特徴とする。
<第1形態の固定具>
第1形態の固定具は、本実施形態に係る固定具1の基本形態である。図3に示すように、第1形態の固定具1Aは、第1ブラケット10と、第2ブラケット13と、締結具14とを備える。第1ブラケット10は、本体部としての第1部材11と、第2部材12とを備える。
第1部材11は、全長をL11とし、足場板4の幅方向に沿うように配置される。第1部材11は、中間部11aと、逃がし部11bと、先端部11cとを備える。中間部11aは、第1部材11の両端部間に位置する真っ直ぐな部分である。逃がし部11bは、中間部11aの各端に接続され、コ字状やC字状の断面形状を有し、下方が開口する凹部を有するように上方に凸状に形成される。先端部11cは、第1部材11の先端部であり、逃がし部11bの先端部でもある。先端部11cの先端面は、中間部11aの下面と面一になるように設定される。本実施形態においては、第1部材11は、鉄や鋼等の磁性を有する金属製であり、所定の厚みを有して十分な剛性を有する1本の帯板を適宜の箇所で曲げ加工することにより1本の連続した帯板で形成される。
第2部材12は、第1部材11の中央部と第2部材12の中央部とが重なりかつ第1部材11と第2部材12とが直交するようにして、第1部材11と一体化される。第2部材12は、交差部12aと、垂下部12bと、突片12cとを備える。交差部12aは、第2部材12の中央部に位置する平坦な部分である。交差部12aは、第1部材11の中央部(中間部11aの中央部)の上面に重ねられ、溶接等の接合手段により第1部材11に接合される。垂下部12bは、交差部12aの端から垂下する。突片12cは、垂下部12bの下端から外向きに突出する。一対の突片12c,12cは、同一面上に位置する。本実施形態においては、第2部材12は、鉄や鋼等の金属製であり、所定の厚みを有して十分な剛性を有する1本の帯板を適宜の箇所で曲げ加工することにより1本の連続した帯板で形成される。
第2ブラケット13は、第1ブラケット10の第2部材12と対向配置される。第2ブラケット13は、係合凹部13aと、突片13bとを備える。係合凹部13aは、V字状に屈曲され(半円弧状に湾曲される形態でもよい。)、パイプに下方から係合する。係合凹部13aは、パイプの直径よりも長い長さを有する。突片13bは、係合凹部13aの端から外向きに突出する。一対の突片13b,13bは、同一面上に位置する。本実施形態においては、第2ブラケット13は、鉄や鋼等の金属製であり、所定の厚みを有して十分な剛性を有する1本の帯板を適宜の箇所で曲げ加工することにより1本の連続した帯板で形成される。
第1ブラケット10の一方の突片12cと、第2ブラケット13の一方の突片13bとは、所定間隔を有して対向し、これらに形成される通孔に挿通される第1の締結具14により締結される。同様に、第1ブラケット10の他方の突片12cと、第2ブラケット13の他方の突片13bとは、所定間隔を有して対向し、これらに形成される通孔に挿通される第2の締結具14により締結される。本実施形態においては、締結具14は、ボルト・ナットの組み合わせである。なお、第1の締結具14の軸部を中心として第2ブラケット13を回転可能とするために、第2ブラケット13の他方の突片13bの通孔は、第2の締結具14の軸部の通過を許容するスリット13cとなっている。
第1形態の固定具1Aの構成は、以上のとおりである。次に、この使用方法(足場板4の固定方法)について説明する。
図4に示すように、第1形態の固定具1Aは、足場板4の内板41に適用され、内板41をパイプ3の上に載置した状態でパイプ3に固定するものである。ここで、第1ブラケット10の本体部11の全長L11と、内板41の一対の側面部41b,41bの内面間の長さL41bと、内板41の一対の内向片41c,41cの先端間の長さL41cと、外板40の一対の内向片40c,40cの先端間の長さL40cとは、次の関係がある。
L41c<L11<L40c<L41b
まず、本体部11を内板41の幅方向に対して斜めにした状態で、本体部11を内板41の下面開放部41dから内板41内に挿入する。次に、本体部11の逃がし部11b,11bが内板41の立上り片41e,41eと干渉しない高さ位置で本体部11を回転し、本体部11を内板41の幅方向に沿うように配置する。これにより、各逃がし部11bが立上り片41eを回避しつつ、本体部11の一方の先端部11cが内板41の一方の内向片41cの内面に当接するとともに、本体部11の他方の先端部11cが内板41の他方の内向片41cの内面に当接し、本体部11は、内板41の一対の内向片41c,41cの内面に跨って内板41を内側から係止する。
次に、第2ブラケット13をパイプ3に下方から係合させ、第1ブラケット10と第2ブラケット13とがパイプ3を挟み込んだ状態で、締結具14を締める。これにより、パイプ3及び内板41が第1ブラケット10と第2ブラケット13とに挟持され、内板41がパイプ3に固定される。
<第2形態の固定具>
図5及び図6に示すように、第2形態の固定具1Bは、第1形態の固定具1Aに拡張部材15を付加した形態である。すなわち、第2形態の固定具1Bは、既述の第1ブラケット10、第2ブラケット13及び締結具14のほかに、第1ブラケット10の本体部11の付属物として、拡張部材15を備える。
拡張部材15は、全長をL15とし、第1ブラケット10の本体部11の全長L11よりも長尺に形成され、本体部11と一体化され、足場板4の幅方向に沿うように配置される。拡張部材15は、本体部11の幅と同じか本体部11の幅よりも僅かに大きい幅を有する。また、拡張部材15は、側方に立上り片15bを備える。立上り片15bは、拡張部材15の側端から上向きに突出する。ただし、拡張部材15の中央部には、立上り片15bが形成されず、凹部15cとなっている。凹部15cは、本体部11の側端から直交方向に突出する第2部材12の突出部分(第2部材12の交差部12aの端部又は垂下部12bの少なくともいずれか一方)が係入可能な幅を有する。本実施形態においては、拡張部材15は、鉄や鋼等の金属製であり、所定の厚みを有して十分な剛性を有する1本の帯板を適宜の箇所で曲げ加工することにより1本の連続した帯板で形成される。
拡張部材15の上面には、マグネットシート15dが貼着される。本体部11の側端から突出する突出部分が凹部15cに係入した状態で、マグネットシート15dが本体部11の中間部11aの下面(及び、必要に応じて、本体部11の先端部11cの先端面)に磁着することにより、拡張部材15は、本体部11の下面に着脱自在に固定され、本体部11と一体化される。一体化した本体部11及び拡張部材15は、拡張本体部11,15を構成する。
第2形態の固定具1Bの構成は、以上のとおりである。次に、この使用方法(足場板4の固定方法)について説明する。
図7に示すように、第2形態の固定具1Bは、足場板4の外板40に適用され、外板40をパイプ3の上に載置した状態でパイプ3に固定するものである。ここで、拡張本体部11,15の全長(すなわち拡張部材15の全長)L15と、外板40の一対の側面部40b,40bの内面間の長さL40bと、外板40の一対の内向片40c,40cの先端間の長さL40cと、内板41の一対の側面部41b,41bの内面間の長さL41bとは、次の関係がある。
L40c<L41b<L15<L40b
まず、拡張本体部11,15を外板40の幅方向に対して斜めにした状態で、拡張本体部11,15を外板40の下面開放部40dから外板40内に挿入する。次に、拡張本体部11,15を回転し、拡張本体部11,15を外板40の幅方向に沿うように配置する。これにより、拡張本体部11,15の一方の端部(すなわち拡張部材15の一方の端部)15aが外板40の一方の内向片40cの内面に当接するとともに、拡張本体部11,15の他方の端部(すなわち、拡張部材15の他方の端部)15aが外板40の他方の内向片40cの内面に当接し、拡張本体部11,15(拡張部材15)は、外板40の一対の内向片40c,40cの内面に跨って外板40を内側から係止する。
次に、第2ブラケット13をパイプ3に下方から係合させ、第1ブラケット10と第2ブラケット13とがパイプ3を挟み込んだ状態で、締結具14を締める。これにより、パイプ3及び外板40が第1ブラケット10と第2ブラケット13とに挟持され、外板40がパイプ3に固定される。
以上のとおり、本実施形態に係る固定具1は、隣り合う足場板4,4間に介在する部材を有さない。このため、本実施形態に係る固定具1によれば、隣り合う足場板4,4間の隙間を可能な限り小さくし、複数本の足場板4,…を密に配置することができる。
また、本実施形態に係る固定具1によれば、第1ブラケット10はそのままで、適宜の全長サイズの拡張部材15を選択的に用いることにより、足場板4の異なる幅サイズに対応することができる。このため、本実施形態に係る固定具1によれば、足場板4の異なる幅サイズに柔軟かつ安価に対応することができ、汎用性が高い固定具を提供することができる。
また、本実施形態に係る固定具1によれば、伸縮式の足場板4のうち、内板41の固定については、第1形態の固定具1Aを用い、外板40の固定については、第2形態の固定具1Bを用いる。このため、本実施形態に係る固定部1によれば、伸縮式の足場板4に好適に対応することができる。
なお、第1ブラケット10の本体部11の全長L11を、外板40の一対の内向片40c,40cの内面に跨って外板40を内側から係止可能な長さに設定しない、すなわち、L40c<L11とせずにL11<L40cとするのは、本体部11の全長L11を長くすると、本体部11を外板40の下面開放部40dから外板40内に挿入した後に回転する際、外板40の側面部40bの内面と干渉するおそれが生じるからである。
また、本実施形態に係る固定具1によれば、拡張部材15は、第1ブラケット10の本体部11の下面に着脱自在に固定される。これにより、拡張部材15は、第1ブラケット10と第2ブラケット13とが組み合わされた状態のまま、これらの間の空間部を介して着脱させることができる。このため、本実施形態に係る固定具1によれば、固定具1の取扱い性を良好にすることができる。
また、本実施形態に係る固定具1によれば、拡張部材15は、第1ブラケット10の本体部11の側端から突出する突出部分が係入する凹部15cを備える。このため、本実施形態に係る固定具1によれば、足場板4の幅方向における拡張部材15の本体部11に対する位置ずれを防止することができる。
また、本実施形態に係る固定具1によれば、拡張部材15は、第1ブラケット10の本体部11の両側端に沿うように一対の立上り片15b,15bを備え、本体部11が一対の立上り片15b,15b間に係入するようになっている。このため、本実施形態に係る固定具1によれば、足場板4の長手方向における拡張部材15の本体部11に対する位置ずれを防止することができる。
<固定具の適用例>
次に、本実施形態に係る固定具1の適用例として、エレベータの作業用かご装置について説明する。なお、エレベータの作業用かご装置(以下、略して「作業用かご装置」という)とは、エレベータの据付工事において、予め他の工法(足場、ゴンドラ等の使用)にてガイドレール工事及び機械室工事を施工し、本設(実際にエレベータの構成として使用される)の装置(かご外枠、かごシーブ、主ロープ、巻上機等)を駆動可能な状態にした後、かご外枠に作業場を構成し、昇降路内でかご外枠を昇降させて他の工事を施工する工法に用いられる装置のことをいう。
図8及び図9に示すように、作業用かご装置は、本設のかご外枠5と、本設のかごシーブケース6と、本設の主ロープ7と、仮設の下部作業場8と、仮設の上部作業場9とを備える。本実施形態に係る固定具1は、上部作業場9の上部作業床90において複数本の伸縮式の足場板4,…をパイプ3の上に載置した状態でパイプ3に固定するために用いられる。
かご外枠5は、左右の縦枠5a,5aと、下横枠5bと、上横枠5cとで構成される。各枠5a,5b,5cは、たとえばチャンネル鋼(溝形鋼)を用いて構成される。下横枠5bは、左右の縦枠5a,5aの下端部同士を連結する。上横枠5cは、左右の縦枠5a,5aの上端部同士を連結する。上横枠5cは、所定の間隔を空けて配置した2本の鋼材を用いて構成される。上横枠5cの中央部の下には、かごシーブケース6が取り付けられる。かごシーブケース6内には、かごシーブ(図示しない)が回転可能に収容される。主ロープ7は、上横枠5cの2本の鋼材間の隙間を通ってかごシーブに巻き掛けられる。巻上機(図示しない)の駆動シーブ(図示しない)が回転駆動することにより、主ロープ7が走行し、これに伴い、かごシーブが取り付けられている作業用かご装置が昇降路内を昇降可能となる。
下部作業場8は、下部作業床80と、墜落防止設備81とを備える。下部作業床80は、かご外枠5の下横枠5bの上に設置される本設のかご床を用いて構成される。墜落防止設備81は、下部作業床80を取り囲むようにして設置される防護パネル、手すり、中さん、幅木等で構成される。
上部作業場9は、上部作業床90と、墜落防止設備91,92,93と、防護天井95とを備える。上部作業床90は、上述のとおり、パイプ3及び複数本の伸縮式の足場板4,…で構成される。墜落防止設備91は、かご外枠5の左右の縦枠5a,5aに取り付けられる手すり、中さん等で構成される。墜落防止設備92は、上部作業床90の外周一辺に取り付けられる手すり、中さん等で構成される。墜落防止設備93は、幅木で構成される。幅木の対向2辺のそれぞれ両端部には、下方に突出するようにブラケット94が取り付けられ、2本のパイプ3,3の各パイプ3は、両端部にて1対のブラケット94,94に支持される。そして、2本のパイプ3,3に掛け渡されるように、複数本(本実施形態においては、7本)の伸縮式の足場板4,…が横並びかつ平面状に載置される。
しかも、複数本の伸縮式の足場板4,…は、外板40及び内板41の向きが交互に逆になるように横並びに載置される。なお、図9において、外板40の部分は、疎のハッチングを付して表され、内板41の部分は、密のハッチングを付して表される。複数本の伸縮式の足場板4,…をこのように配置することにより、隣り合う足場板4,4において内板41,41同士が隣り合って大きな隙間が生じるのを防止することができる。
足場板4の固定に、本実施形態に係る固定具1が用いられる。本実施形態においては、足場板4の数は7本なので、固定具1は、片側7個、もう片側7個で合計14個使用される。固定具1の使用要領は、上述のとおりである。
<他実施形態>
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、伸縮式の足場板4が用いられる。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、伸縮式でない足場板であっても、足場板の異なる幅サイズに対応することができるという効果を奏するため、伸縮式であるか否かを問わず、各種の足場板に適用できるのは言うまでもない。
また、上記実施形態においては、拡張部材15を用いない第1形態の固定具1Aで収縮式の足場板4の内板41を固定し、拡張部材15を用いる第2形態の固定具1Bで足場板4の外板40を固定する。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。たとえば、第1拡張部材を用いる第1形態の固定具で内板を固定し、第1拡張部材の長さよりも長い長さを有する第2拡張部材を用いる第2形態の固定具で外板を固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、拡張部材15は、第1ブラケット10の本体部11の長さL11よりも長い長さL15を有し、互いに長さ方向中心が一致するように、本体部11と一体化される。しかし、本発明に係る拡張部材は、これに限定されるものではなく、拡張本体部を構成するという目的の範囲であれば種々の形態を採用することができる。たとえば図10に示す拡張部材16は、本体部11の両方又は一方の先端部11cに嵌合するタイプである。
また、上記実施形態においては、第1ブラケット10は、第1部材11と第2部材12とにより構成される。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。第1ブラケットは、第1部材に相当する部分と第2部材に相当する部分とを有する1つの部材により構成されるものであってもよい。
また、上記実施形態においては、足場板4の内板41は、立上り片41eを備える。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。内板は、外板と同様、立上り片を備えなくてもよい。この場合、第1ブラケットの逃がし部は不要である。
また、上記実施形態においては、拡張部材15を第1ブラケット10の本体部11に固定するために、マグネットシート15dが用いられる。しかし、本発明は、このような固定手段を必須とするものではない。拡張部材が不用意に脱落するおそれがないのであれば、固定手段は不要である。
また、上記実施形態においては、締結具14は、第1ブラケット10及び第2ブラケット13の両側に設けられる。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。パイプ及び足場板をしっかりと挟持できるのであれば、締結具はいずれかの側の1つでもよい。
また、上記実施形態においては、足場板4,…を支持する直状体として、パイプ3が用いられる。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。直状体は、丸棒又は角棒等の中実体であってもよい。あるいは、直状体は、丸パイプでなく、角パイプであってもよい。あるいは、直状体は、アングル鋼(山形鋼)等の鋼材であってもよい。
また、「中央」、「中心」、「端部」、「端」、「同じ」、「同一」、「平行」、「直交」、「面一」、「真っ直ぐ」、「平坦」、「長手方向」、「幅方向」、といった部位、状態又は方向を特定する用語は、本発明において、そのもののほか、それに近いないし類するという意味の「略」の概念も含むものである。
1…固定具、1A…第1形態の固定具、1B…第2形態の固定具、10…第1ブラケット、11…第1部材(本体部)、L11…第1部材11の全長、11a…中間部、11b…逃がし部、11c…先端部(押さえ部)、12…第2部材、12a…交差部、12b…垂下部、12c…突片、13…第2ブラケット、13a…係合凹部、13b…突片、13c…スリット、14…締結具(締結部)、15…拡張部材、L15…拡張部材15の全長、15a…端部(押さえ部)、15b…立上り片、15c…凹部、15d…マグネットシート(固定手段)、16…拡張部材、3…パイプ(直状体)、4…足場板、40…外板、40a…上面部、40b…側面部、L40b…側面部40b,40bの内面間の長さ、40c…内向片、L40c…内向片40c,40cの先端間の長さ、40d…下面開放部、
41…内板、41a…上面部、41b…側面部、L41b…側面部41b,41bの内面間の長さ、41c…内向片、L41c…内向片41c,41cの先端間の長さ、41d…下面開放部、41e…立上り片、5…かご外枠、5a…縦枠、5b…下横枠、5c…上横枠、6…かごシーブケース、7…主ロープ、8…下部作業場、80…下部作業床、81…墜落防止設備、9…上部作業場、90…上部作業床、91,92,93…墜落防止設備、94…ブラケット、95…防護天井

Claims (7)

  1. 角筒状で左右の側面部から内向きに突出する一対の内向片を備える足場板を直状体の上に載置した状態で直状体に固定するための足場板の固定具であって、
    足場板の幅方向に所定の長さを有する本体部を備える第1ブラケットと、
    本体部に付属し、足場板の一対の内向片の内面に跨って足場板を内側から係止可能な長さを有する拡張本体部を構成するために用いられる拡張部材と、
    直状体に下方から係合する第2ブラケットと、
    第1ブラケット及び第2ブラケットを締結する締結部とを備える
    足場板の固定具。
  2. 足場板は、外板と、外板内に出退自在に挿入される内板とを備える伸縮式であって、外板の一対の内向片の先端間の長さが内板の一対の内向片の先端間の長さよりも長い足場板であり、
    本体部は、内板の一対の内向片の内面に跨って内板を内側から係止可能な長さを有し、
    拡張本体部は、外板の一対の内向片の内面に跨って外板を内側から係止可能な長さを有する
    請求項1に記載の足場板の固定具。
  3. 拡張部材は、本体部の長さよりも長い長さを有し、本体部と一体化される
    請求項1又は請求項2に記載の足場板の固定具。
  4. 拡張部材は、本体部の下面に着脱自在に固定される
    請求項3に記載の足場板の固定具。
  5. 第1ブラケットは、本体部の側端から突出する突出部分を有し、
    拡張部材は、突出部分が係入する凹部を備える
    請求項4に記載の足場板の固定具。
  6. かご外枠に作業床を備え、作業床において複数本の足場板が直状体の上に横並びに載置され、各足場板を直状体に固定するために請求項1又は請求項2に記載の足場板の固定具を用いる
    エレベータの作業用かご装置。
  7. 複数本の足場板は、外板及び内板の向きが交互に逆になるように横並びに載置される
    請求項6に記載のエレベータの作業用かご装置。
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