以下、各図面に示す同一または類似の構成要素、部材、手順または信号には、すべての図面において同様の符号を付し、それによって重複する説明は適宜省略される。また、各図面の説明において重要でない一部部材は省略される。
本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1は、ユーザ間のコミュニケーションと交流を円滑にする強化機能を提供する。より具体的には、技術的な方法で視聴者やストリーマーを楽しませるものである。
図1に本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成を示す概略図を示す。当該ライブストリーミングシステム1は、ストリーミングストリーマー(ライブ配信者またはストリーマーとも呼ばれる)LVと視聴者(観衆とも呼ばれる)AU(AU1、AU2...)に、リアルタイムで相互交流するためのライブストリーミングサービスを提供する。図1に示すように、当該ライブストリーミングシステム1は、サーバ10と、ユーザ端末20と、ユーザ端末30(30a、30b...)を含むことができる。当該ユーザ端末20はストリーマー、当該ユーザ端末30は視聴者であってもよい。一部の実施態様において、当該ストリーマーと視聴者はユーザと呼ばれてもよい。当該サーバ10は、ネットワークNWを介して接続された、1または複数の情報処理装置を含むことができる。当該ユーザ端末20、30は、例えば、スマートフォン、タブレット、ノートPC、レコーダー、携帯ゲーム機、ウェアラブル端末などの携帯端末や、デスクトップPCなどの据置型コンピュータであってもよい。当該サーバ10、ユーザ端末20、ユーザ端末30は、任意の種類の有線または無線ネットワークNWにより通信可能に接続されてもよい。
当該ライブストリーミングシステム1には、当該ストリーマーLV、当該視聴者AU、当該サーバ10を提供するアプリプロバイダー(図示せず)が関与する。当該ストリーマーLVは、自身の歌、トーク、パフォーマンス、ゲームストリーミングなどのコンテンツを自身のユーザ端末20で収録して当該サーバ10にアップロードし、リアルタイムでコンテンツを配信する者となることができる。一部の実施態様において、当該ストリーマーLVは、当該ライブストリーミングを介して当該視聴者AUと交流することができる。
当該アプリプロバイダーは、当該サーバ10においてライブストリーミングされるコンテンツのためのプラットフォームを提供することができる。一部の実施態様において、当該アプリプロバイダーは、当該ストリーマーLVと当該視聴者AU間のリアルタイム通信を管理するメディアまたはマネージャーであってもよい。当該視聴者AUは、当該ユーザ端末30により当該プラットフォームにアクセスし、自身が視聴したいコンテンツを選択して視聴することができる。当該視聴者AUは、当該ユーザ端末30により、当該ストリーマーに対してコメントしたり、応援したりなど、当該ストリーマーと交流するための操作を行うことができる。コンテンツを提供する当該ストリーマーは、当該コメントや応援に応答することができる。当該ストリーマーの応答は、映像及び(または)音声などにより当該視聴者AUに送信することができる。従って、当該ストリーマーと視聴者間の相互通信を達成することができる。
本明細書でいう「ライブストリーミング」とは、当該ストリーマーLVが当該ユーザ端末20により記録したコンテンツを、当該視聴者AUが当該ユーザ端末30を介して実質的に再生・視聴することを可能にする、データ伝送を指すことができる。一部の実施態様において、「ライブストリーミング」は、上述のデータ伝送により実現されるストリーミングを指すこともある。当該ライブストリーミングは、HTTPライブストリーミング、CMAF(Common Media Application Format)、WebRTC(Web Real―Time Communications)、RTMP(Real―Time Messaging Protocol)、MPEG DASHなど、公知の技術によって実現することができる。当該ライブストリーミングは、さらに、当該ストリーマーがコンテンツを記録している間、当該視聴者AUが特定の遅延をもって当該コンテンツを再生または視聴することができる、実施形態を含んでもよい。当該遅延の程度については、少なくとも当該ストリーマーLVと当該視聴者AUがコミュニケーションを行うことができる程度に小さいことが望ましい。ただし、ライブストリーミングは、いわゆるオンデマンド配信とは異なる。より具体的に、当該オンデマンド配信とは、当該コンテンツを記録したすべてのデータをサーバに格納し、ユーザの要求に応じてランダムなタイミングで当該サーバから当該ユーザにデータを提供することを指してもよい。
本明細書における「ストリーミングデータ」とは、画像データや音声データを含むデータを指すことができる。より具体的に、当該画像データ(ビデオデータと呼んでもよい)は、当該ユーザ端末20と30の画像キャプチャ機能によって生成されてもよい。当該音声データ(オーディオデータと呼んでもよい)は、当該ユーザ端末20と30の音声入力機能により生成されてもよい。当該ストリーミングデータを当該ユーザ端末20、30で再生し、ユーザに関するコンテンツを視聴できるようにしてもよい。一部の実施態様において、当該ストリーマーの当該ユーザ端末でストリーミングデータが生成されてから、当該視聴者の当該ユーザ端末で再生されるまでの間、圧縮、拡張、エンコード、デコード、トランスコードなど、データの形式、サイズ、規格を変更する処理が想定される。このような処理の前と後、当該コンテンツ(映像や音声)は実質的に変更されず、このため、本開示の現在の実施態様においては、処理される前のストリーミングデータと処理された後のストリーミングデータは同じであると説明される。つまり、当該ストリーマーの当該ユーザ端末により生成された当該ストリーミングデータが、当該サーバ10を介して当該視聴者の当該ユーザ端末で再生される場合、当該ストリーマーの当該ユーザ端末で生成された当該ストリーミングデータ、当該サーバ10を通過した当該ストリーミングデータ、そして当該視聴者の当該ユーザ端末が受信して再生する当該ストリーミングデータは、すべて同じストリーミングデータである。
図1に示すように、ストリーマーLVはライブストリーミングを提供する。当該ストリーマーのユーザ端末20は、当該ストリーマーの映像及び(または)音声を記録することにより、ストリーミングデータを生成し、ネットワークNWを介してサーバ10に送信する。同時に、当該ユーザ端末20は映像VDを当該ユーザ端末20のディスプレイ上に表示し、当該ストリーマーLVのストリーミングコンテンツをチェックすることができる。
当該ストリーマーのライブストリーミングの提供をプラットフォームに要求するユーザ端末30a、30bの視聴者AU1、AU2は、当該ネットワークNWを介して当該ライブストリーミングに対応するストリーミングデータを受信し、受信したストリーミングデータを再生してディスプレイ上に映像VD1、VD2を表示し、スピーカーなどから音声を出力することができる。当該ユーザ端末30a、30b上にそれぞれ表示される当該映像VD1、VD2は、当該ストリーマーLVの当該ユーザ端末により記録された当該映像と実質的に同じであり、当該ユーザ端末30a、30bから出力される当該音声は、当該ストリーマーLVの当該ユーザ端末により記録された当該音声と実質的に同じである。
当該ストリーマーの当該ユーザ端末20での記録は、当該視聴者AU1、AU2の当該ユーザ端末30a、30bでのストリーミングデータの再生と同時であってもよい。当該視聴者AU1が当該ストリーマーLVのコンテンツに関するコメントを当該ユーザ端末30aに入力すると、当該サーバ10は、当該コメントを当該ストリーマーの当該ユーザ端末20にリアルタイムで表示するとともに、当該視聴者AU1、AU2の当該ユーザ端末30a、30bにもそれぞれ表示する。当該ストリーマーLVが当該コメントに応答した場合、当該応答を当該視聴者AU1、AU2の当該ユーザ端末30a、30bからテキスト、画像、映像または音声として出力し、当該ストリーマーLVと当該視聴者AU1、AU2のコミュニケーションを実現することができる。従って、当該ライブストリーミングシステムは、双方向通信のライブストリーミングを実現することができる。
図2は、本開示の実施態様に基づく、図1に示すユーザ端末20の機能と構成を示すブロック図である。当該ユーザ端末30は、当該ユーザ端末20と同様の機能と構成を有する。本明細書のブロック図に描かれているブロックは、コンピュータのCPUなどのデバイスや機械部品などのハードウェア、およびこれらの要素の連携によって実施される機能ブロックを表現する、コンピュータプログラムなどのソフトウェアで実施される。したがって、機能ブロックは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによる多様な態様で実装され得ることが、当業者には理解されよう。
当該ストリーマーLVと視聴者AUは、ネットワークNWを介して、ダウンロードサイトから本開示のライブストリーミングアプリケーション(ライブストリーミングアプリ)を当該ユーザ端末20と30にダウンロードしてインストールすることができる。または、当該ライブストリーミングアプリは、当該ユーザ端末20と30に予めインストールされていてもよい。当該ユーザ端末20と30によるライブストリーミングの実行により、当該ユーザ端末20と30は、当該ネットワークNWを介して当該サーバ10と通信し、複数の機能を実現することができる。当該ユーザ端末20と30(より具体的に、CPUなどのプロセッサ)による当該ライブストリーミングアプリの実行により実現される当該機能は、当該ユーザ端末20と30の機能として以下で説明される。当該機能は基本的に、当該ライブストリーミングアプリが当該ユーザ端末20と30に実現させる機能である。一部の実施態様において、これらの機能は、ネットワークNWを介して当該サーバ10から当該ユーザ端末20と30のウェブブラウザに送信し、当該ウェブブラウザのコンピュータプログラムにより実行されることにより実現されてもよい。当該コンピュータプログラムは、HTML(Hyper Text Markup Language)などのプログラミング言語で書かれていてもよい。
当該ユーザ端末20は、ストリーミングユニット100と視聴ユニット200を含む。一部の実施態様において、当該ストリーミングユニット100は、ユーザのオーディオ及び(または)ビデオデータを記録し、当該サーバ10に送信するストリーミングデータを生成するように構成される。当該視聴ユニット200は、サーバ10からストリーミングデータを受信し、再生するように構成される。一部の実施態様において、ユーザは、ブロードキャスト時に当該ストリーミングユニット100を作動させる、またはストリーミングを視聴するときに当該視聴ユニット200を作動させることができる。一部の実施態様において、当該ストリーミングユニット100を作動させる当該ユーザ端末は、ストリーマーと呼ぶことができ、またはストリーミングデータを生成する当該ユーザ端末と呼ぶことができる。当該視聴ユニット200を作動させる当該ユーザ端末は、視聴者と呼ぶことができ、または当該ストリーミングデータを再生する当該ユーザ端末と呼ぶことができる。
当該ストリーミングユニット100は、ビデオコントロールユニット102と、オーディオコントロールユニット104と、配信ユニット106と、UIコントロールユニット108を含むことができる。当該ビデオコントロールユニット102は、カメラ(図示せず)に接続されてもよく、当該映像は当該カメラにより制御される。当該ビデオコントロールユニット102は、当該カメラから当該ビデオデータを取得することができる。当該オーディオコントロールユニット104は、マイク(図示せず)に接続されてもよく、音声は当該マイクにより制御される。当該オーディオコントロールユニット104は、当該マイクから当該オーディオデータを取得することができる。
当該配信ユニット106は、当該ビデオコントロールユニット102からのビデオデータと、当該オーディオコントロールユニット104からのオーディオデータを含むストリーミングデータを受信し、ネットワークNWを介して当該サーバ10に送信する。一部の実施態様において、当該配信ユニット106は当該ストリーミングデータをリアルタイムで送信する。つまり、当該ビデオコントロールユニット102と当該オーディオコントロールユニット104からの当該ストリーミングデータの生成と、当該配信ユニット106の配信は同時に実行される。
当該UIコントロールユニット108は、当該ストリーマーのUIを制御する。当該UIコントロールユニット108はディスプレイ(図示しない)に接続され、当該配信ユニット106が当該ストリーミングデータを送信し、再生して当該ディスプレイ上に表示する相手に対して当該ストリーミングデータを生成するように構成される。当該UIコントロールユニット108は、操作するオブジェクトまたは指示を受けるオブジェクトをディスプレイ上に表示し、ストリーマーからのタップ入力を受け付けるように構成される。
当該視聴ユニット200は、UIコントロールユニット202と、レンダリングユニット204と、入力送信ユニット206を含んでもよい。当該視聴ユニット200は、ネットワークNWを介してサーバ10からストリーミングデータを受信するように構成される。当該UIコントロールユニット202は、当該視聴者のUIを制御する。当該UIコントロールユニット202は、ディスプレイ(図示せず)及び(または)スピーカー(図示せず)に接続され、当該ストリーミングデータを再生することにより、当該ディスプレイ上に映像を表示し、当該スピーカーから音声を出力するように構成される。一部の実施態様において、当該ディスプレイ上に映像を出力し、当該スピーカーから音声を出力することを「ストリーミングデータを再生する」ことと呼ぶことができる。当該UIコントロールユニット202は、タッチパネルやキーボード、ディスプレイなどの入力ユニットに接続され、ユーザからの入力を取得することができる。
当該レンダリングユニット204は、当該サーバ10からのストリーミングデータと、フレーム画像とをレンダリングするように構成されてもよい。当該フレーム画像は、ユーザからの入力、視聴者により入力されたコメント、当該サーバ10から受信したデータを受け付けるためのユーザインターフェイスオブジェクトを含んでもよい。当該入力送信ユニット206は、当該UIコントロールユニット202から当該ユーザ入力を受信し、当該ネットワークNWを介して当該サーバ10に送信するように構成される。
一部の実施態様において、当該ユーザ入力は、ライブ配信の選択、コメントの入力、贈り物の送信、ユーザのフォローまたはフォロー解除、イベントでの投票、ゲームなど、当該ユーザ端末の画面上のオブジェクトをクリックすることであってもよい。例えば、当該入力送信ユニット206は、視聴者の当該ユーザ端末がストリーマーに贈り物を送るために画面上の贈り物オブジェクトをクリックした場合に、贈り物情報を生成し、インターネットNWを介して当該サーバ10に送信してもよい。
図3は、本開示の一部の実施態様に基づくサーバ10のブロック図である。当該サーバ10は、ストリーミング情報ユニット302と、中継ユニット304と、モニタリングユニット306と、処理ユニット308と、ストリームDB320と、ユーザDB322と、違反DB324と、チケットDB326と、猶予DB328と、違反ルックアップテーブル330と、猶予ルックアップテーブル332を含んでもよい。
当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ネットワークNWを介して当該ストリーマーの当該ユーザ端末20からライブストリーミングの要求を受信する。要求を受信すると、当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ライブストリーミングの情報を当該ストリームDB320に登録する。一部の実施態様において、当該ライブストリーミングの情報は、当該ライブストリーミングのストリームID及び(または)当該ライブストリーミングに対応する当該ストリーマーのストリーマーIDであってもよい。
当該視聴者から当該ネットワークNWを介して当該ユーザ端末30の当該視聴ユニット200から当該ライブストリーミングの当該情報の提供要求を受信すると、当該ストリーミング情報ユニット302は当該ストリームDB320を参照し、利用可能なライブストリーミングのリストを生成する。
その後当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ネットワークNWを介して当該ユーザ端末30に当該リストを送信する。当該ユーザ端末30の当該UIコントロールユニット202は、当該リストに基づいてライブストリーミング選択画面を生成し、当該ユーザ端末30のディスプレイ上に当該リストを表示する。
当該ユーザ端末30の当該入力送信ユニット206は、当該ライブストリーミング選択画面上での当該視聴者によるライブストリーミングの選択を受信すると、選択された当該ライブストリーミングの当該ストリームIDを含む配信要求を生成し、当該ネットワークを介して当該サーバ10に送信する。当該ストリーミング情報ユニット302は、当該配信要求で当該ストリームIDにより指定された当該ライブストリーミングの当該ユーザ端末30に対する提供を開始することができる。当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ストリームDB320を更新し、当該ユーザ端末30の当該視聴者の視聴者IDを当該ストリームIDの当該ストリーマーIDに追加することができる。
当該中継ユニット304は、当該ストリーミング情報ユニット302により開始された当該ライブストリーミングにおいて、当該ストリーマーの当該ユーザ端末20から、当該視聴者の当該ユーザ端末30へのライブストリーミングの送信を中継することができる。当該中継ユニット304は、ストリーミングデータの再生中に、当該視聴者からのユーザ入力を示す信号を当該入力送信ユニット206から受信することができる。当該ユーザ入力を示す当該信号は、当該ユーザ端末30のディスプレイに表示されるオブジェクトの指定を示すオブジェクト指定信号であってもよい。当該オブジェクト指定信号は、当該視聴者の視聴者ID、当該視聴者が視聴しているライブストリーミングを配信するストリーマーのストリーマーID、及び当該オブジェクトにより指定されるオブジェクトIDを含んでもよい。当該オブジェクトが贈り物などである場合、当該オブジェクトIDは、贈り物IDなどであってもよい。同様に、当該中継ユニット304は、ストリーミングデータの再生中に、当該ユーザ端末20の当該ストリーミングユニット100から、例えば当該オブジェクト指定信号など、当該ストリーマーのユーザ入力を示す信号を受信することができる。
当該モニタリングユニット306は、当該ユーザ端末のユーザがプラットフォームで行う動作、行動または操作を監視するように構成される。当該ユーザが当該プラットフォーム上で当該操作を行い、その操作が当該ユーザ端末から当該サーバ10に送信され、実現されてもよい。当該モニタリングユニット306は、当該ユーザ端末からの当該操作を監視し、当該プラットフォームにおいて違反がないかどうかを確認してもよい。
いくつかの実施形態において、当該操作は、当該ユーザが当該プラットフォーム上で実行し得る任意の可能な操作であってもよい。例えば、当該操作は、メッセージング、コメント、贈り物、ゲーム等であってもよい。いくつかの実施形態において、「違反」とは、アプリまたはプラットフォームにおける規則を遵守していないユーザの行為、行動または操作を指してもよい(例えば、ライブストリーミングプラットフォームのオペレータの関心を引く等)。なお、当該規則は、アプリまたはプラットフォームの提供者が柔軟に決定してもよく、アプリまたはプラットフォームの提供者は、当該ユーザがアカウント登録する際などに、当該ユーザ端末の当該ユーザから合意を得てもよい。
当該モニタリングユニット306は、当該違反ルックアップテーブル330に従い、違反を監視し、検出してもよい。より具体的に、当該モニタリングユニット306は、当該違反ルックアップテーブルをルックアップして、当該違反とそれに対応する処理を特定してもよい。違反が検出されると、当該モニタリングユニット306は、当該違反の情報を当該ユーザ端末に送信し、当該ユーザに違反の通知等を行ってもよい。当該情報は、規則違反の理由、当該違反に起因する処罰等を含んでもよい。
いくつかの実施態様において、当該サーバ10は、任意の可能な手段を介して、当該ユーザに情報を送信してもよい。例えば、当該サーバ10は当該情報をポップアップメッセージやアプリ内メールボックス、ユーザバトラーメッセージ、ユーザの電子メールなどに送信してもよい。
理由には、例えば、ユーザがどの操作を行い、ユーザがどの規則に違反したかを挙げてもよい。処罰は、違反に起因するユーザへの処置であってもよい。当該処置は、実際の必要性に応じて柔軟に決定されてもよい。一部の実施態様において、当該処置は、当該違反の重大度に応じて決定されてもよい。
当該違反が重大である場合(例えば、ストリーマーが乳房など裸体の不適切な部分を表示する、視聴者がプラットフォーム提供者により提供されたのではない違法なポイントを販売するなど)、当該サーバ10によって当該ユーザがアクセス禁止または凍結されてもよい。当該ユーザを凍結することは、アカウントの停止や当該ユーザの端末のブロックを指してもよく、当該ユーザは当該端末でアカウントを作成することができなくなる。
当該違反の重大度が中程度の場合(例えば、ストリーマーがライブストリーミングにおいて体毛を部分的に見せる、大人のおもちゃを見せる、違法なプラグインを他のユーザに宣伝するなど)、当該ユーザはアクセス禁止にされてもよい。当該ユーザのアクセス禁止はアカウントの停止と同じことを指してもよいが、当該端末はブロックされない。アクセス禁止と凍結の違いは、アクセス禁止にされた当該ユーザが依然として当該デバイス上でアカウントを作成できることであってもよい。一部の実施態様において、凍結またはアクセス禁止にする期間は、一定期間または永遠であってよく、プラットフォーム提供者によって柔軟に決定されてもよい。
違反が普通程度である場合(例えば、ストリーマーが下着を見せる、胸など身体の不適切な部分にカメラの焦点を合わせる、または不適切なジェスチャー、姿勢などを見せるなど)、配信が打ち切られてもよい。配信の打ち切りは、アプリまたはプラットフォームから当該配信を削除することを指してもよい。一部の実施態様において、配信が打ち切られた場合、ストリーマーは別の配信を開始することを許可されても、許可されなくてもよい。一部の実施態様において、当該ユーザは、メッセージ、コメント、写真、プロフィールなどの不適切な投稿をすることがあり、当該サーバ10は、処罰として、当該投稿を打ち切る、隠す、または削除してもよい。一部の実施態様において、メッセージに下品な言葉などの不適切なコンテンツが含まれる場合、当該サーバ10は、当該ユーザを下品なユーザとしてタグ付けし、当該ユーザをミュートしてもよい。当該ユーザがミュートされた場合、そのユーザのメッセージは、どのストリームルームでも見えなくなる。一部の実施態様において、チケットは、ライブストリーミングプラットフォームにおけるユーザと他のユーザとの間の交流に関連するチケットであってもよい。一部の実施態様において、違反の重大度及び対応する処罰及び処置は、実際の必要性に応じて決定されてもよい。
一部の実施態様において、違反が重大または中程度の場合、当該ユーザはアクセス禁止または凍結されてもよい。一部の実施態様において、違反が普通程度であり、アクセス禁止または凍結されるほど重大ではない場合、当該ユーザはチケットを受け取ってもよい。例えば、ユーザアカウントは、当該ユーザがメッセージゾーンをフラッディングさせたり、ライブストリーミング中に不適切なメッセージを送信したりした場合に、チケットを受信してもよい。ここで、当該チケットは、当該ユーザに対する警告または罰金を指してもよい。当該ユーザが受け取るチケットのステータスが特定の閾値に達した場合、当該ユーザは、アクセス禁止または凍結されてもよい。一部の実施態様において、当該チケットのステータスは、チケットの枚数、チケットの累積チケットポイント、チケットの有効期限などであってもよい。例えば、当該チケットが特定の枚数(5枚など)を超えた場合、当該ユーザはアクセス禁止または凍結されてもよい。当該チケットの累積ポイントが特定のポイント(1500ポイントなど)を超えた場合、当該ユーザはアクセス禁止または凍結されてもよい。当該ユーザが有効期限切れのチケットを有する場合、当該ユーザはアクセス禁止または凍結されてもよい。一部の実施態様において、チケットのステータスとアクセス禁止/凍結されることとの関係は柔軟に決定されてもよい。
一部の実施態様において、異なるチケットは、当該ユーザ端末のユーザに対して異なる機能を制限してもよい。例えば、チケットは、贈り物送信、メッセージング、投稿、配信、ストリームの視聴、ゲームなどの機能を制限してもよい。一部の実施態様において、当該機能は、ライブストリーミングプラットフォームにおける当該ユーザと他のユーザとの間の交流に関連する機能であってもよい。一部の実施態様において、異なるチケットは、同一の機能または異なる機能を制限してもよい。一部の実施態様において、当該チケットによって制限される機能は、柔軟に決定されてもよい。一部の実施態様において、当該機能はランダムに割り当てられてもよい。一部の実施態様において、当該機能は当該違反に関連していてもよい。例えば、当該ユーザが不適切な記事を投稿し、チケットを受け取った場合、当該チケットは当該ユーザの投稿機能を制限してもよい。当該ストリーマーが配信中に下品な言葉を言ってチケットを受け取った場合、当該チケットは当該ユーザの配信機能を制限してもよい。本実施態様によれば、プラットフォーム内の規則を遵守するようにユーザのモチベーションを高め、プラットフォームの品質を向上させることができる。さらに、当該チケットは、関連機能を利用するために、当該ユーザ端末のユーザが当該チケットの代金を支払う動機付けにもなる。
一部の実施態様において、当該ユーザが当該チケットに対して適切な操作を行った場合、当該チケットは当該ユーザ端末の当該ユーザから削除されてもよい。例えば、当該ユーザはポイントを消費して当該チケットの代金を支払ってもよい。当該処理ユニット308は、当該ユーザ端末のユーザにチケットを追加する前にチケットIDを生成し、当該処理ユニット308は、当該チケットIDを当該チケットDB326に格納し、それに応じて当該ユーザDBを更新するなど、対応するデータベースを更新してもよい。
当該処理ユニット308は、当該ユーザ端末のユーザに関する当該違反及び処置のデータを処理するように構成される。一部の実施態様において、当該ユーザは、当該ユーザ端末により、当該違反の情報に対して、画面上のボタンをクリックまたはタップするなどの操作を行い、応答の信号を当該サーバ10に送信してもよい。例えば、当該ユーザは、OKボタンをクリックして処置または処罰を受け入れる、異議申し立てボタンをクリックして違反の誤りを報告する、猶予ボタンをクリックして猶予を申請する等の操作を行ってもよい。当該ユーザ端末は、データの信号を当該サーバ10に送信し、当該処理ユニット308は、当該ユーザの当該ユーザ端末のために当該データを処理してもよい。より具体的に、当該処理ユニット308は、当該データを受信し、対応するデータベースを更新して、当該ユーザのステータスを変更する等の処理を行ってもよい。
図4は、図3のストリームDB320の例示的データ構造を示す表である。当該ストリームDB320は、現在行われているライブ配信に関する情報を保持する。当該ストリームDB320は、当該ライブストリーミングシステム1が提供するライブストリーミングプラットフォーム上のライブ配信を識別するためのストリームID、当該ライブ配信を提供するストリーマーを識別するためのストリーマーID、及び当該ライブ配信の視聴者を識別するための視聴者IDを、互いに関連付けて格納する。
図5は、図3のユーザDB322の例示的データ構造を示す表である。当該ユーザDB322は、ユーザに関する情報を保持する。当該ユーザDB322は、ユーザを識別するためのユーザID、ユーザが有するポイントを識別するためのポイントを、相互に関連付けて格納する。当該ポイントは、当該ライブストリーミングプラットフォーム内で流通する電子的な価値である。一部の実施態様において、ユーザによって実行されるいくつかの操作は、当該ユーザが一定量のポイントやコインを消費することを要求してもよい。当該ポイントやコインは、アプリまたはプラットフォームにおいて当該ユーザにより購入されてもよい。当該ポイントは、ライブストリーミングプラットフォームにおいて、仮想アイテムの購入、会員登録、特定機能の申請、ステータス変更、受け取ったチケットの削除等に利用することができる。例えば、仮想アイテムは、ストリーマーへの贈り物、メンバーシップ、ステータスなどであってもよい。
一部の実施態様において、当該ユーザDB322は、当該ユーザのレベルを格納してもよい。当該レベルは、当該ライブストリーミングプラットフォームにおける当該ユーザの活動量の指標である。当該ユーザのレベルは、視聴者として贈り物を贈る、ストリーマーとしてライブ配信を行う、イベントに参加する、などの交流により上昇する。当該サーバ10は、当該ユーザの活動履歴から、当該ユーザのレベルを算出する。
一部の実施態様において、当該ユーザDB322は、当該ユーザのステータスを格納してもよい。当該ステータスは、プラットフォームにおける当該ユーザの現在のステータスである。各ユーザのデフォルトのステータスは、当該ユーザがプラットフォームに参加したとき、「フリー」であってもよい。当該ユーザのステータスは、当該ユーザが当該プラットフォーム上で行う操作に応じて変更されてもよい。当該処理ユニット308は、当該ユーザが行う操作に応じて、各ユーザのステータスを更新してもよい。
一部の実施態様において、当該ユーザDB322は、当該ユーザが有するチケットの累積チケットポイントを格納してもよい。当該累積チケットポイントは、当該ユーザが受け取った累積チケットポイントであってもよい。一部の実施態様において、当該累積チケットポイントは、当該ユーザが受け取ったチケットの枚数を参照用としてさらに含んでもよい。当該処理ユニット308は、当該ユーザが行う操作に応じて、各ユーザの累積チケットポイントを更新してもよい。
図6は、図3の違反DB324の例示的データ構造を示す表である。当該違反DB324は、当該モニタリングユニット306が検出した違反に関する情報を保持する。当該違反DB324は、ライブストリーミングシステム1が提供するライブストリーミングプラットフォームにおける違反を特定する違反ID、規則に違反したユーザを特定するユーザID、違反の説明、違反の発生日を特定する発生日、違反に対する処置を特定する処置を、互いに関連付けて格納する。
一部の実施態様において、当該モニタリングユニット306及び処理ユニット308は、当該違反DB324を維持及び更新してもよい。当該モニタリングユニット306は、違反が検出されると、当該違反DB324を更新してもよい。当該モニタリングユニット306は、当該違反ルックアップテーブル(後に詳述)をルックアップして、当該違反とそれに対応する処理を特定してもよい。一部の実施態様において、当該処置は、チケットポイント、チケット期間、アクセス禁止/凍結期間などの詳細情報を含んでもよい。当該モニタリングユニット306は、ユーザが行う操作を監視し、当該違反ルックアップテーブル330に従って違反を検出し、違反を特定してもよい。当該モニタリングユニット306はさらに、違反の情報を当該ユーザ端末の当該ユーザに送信し、当該ユーザDB322、当該違反DB324等を更新してもよい。
一部の実施態様において、チケット、猶予など当該処置の期間に応じて、発生日に基づき期日を算出してもよい。監視の手順は、手動または自動で実現されてもよい。一部の実施態様において、当該サーバ10は、ライブストリーミングプラットフォームにおける当該ユーザと他のユーザとの間の交流を監視することにより、当該ユーザの違反を自動的に検出してもよい。一部の実施態様において、当該サーバ10は、監視された交流が所定の違反条件を満たすか否かを判断してもよい。一部の実施態様において、当該違反は、当該サーバ10によって検出されても、または他のユーザによって報告されてもよい。当該サーバ10は、違反が検出されたとき、または他のユーザから受信されたときに、対応する措置を取ってもよい。一部の実施態様において、自動監視、検出などを実現するために、機械学習技術が導入されてもよい。
図7は、図3のチケットDB326の例示的データ構造を示す表である。当該チケットDB326は、当該処理ユニット308が生成し、当該ユーザへ送信するチケットに関する情報を保持する。当該チケットDB326は、ライブストリーミングシステム1が提供するライブストリーミングプラットフォーム上のチケットを識別するチケットID、チケットを受け取ったユーザを識別するユーザID、チケットのポイントを識別するチケットポイント、チケットの発行日を識別する発行日、チケットの現在のステータスを識別するステータスを、互いに関連付けて格納する。
各チケットはチケットポイントを有してもよく、当該ユーザは自身のポイントを用いてチケットの代金を支払ってもよい。当該ユーザが相当するチケットポイントを支払った場合、そのチケットはキャンセルまたは削除されてもよい。一部の実施態様において、当該チケットの期間に応じて、当該発行日に基づき期日を算出してもよい。一部の実施態様において、各チケットの期間は、実際の必要性に応じて同じ、または異なるものとしてもよい。各チケットには期日があってもよく、当該ユーザは当該期日までにチケットの支払いを行う必要がある。当該ユーザが当該期日までにチケットの支払いを行わない場合、規則違反となり、アクセス禁止や凍結などが科せられる。
一部の実施態様において、当該チケットのステータスがチケット5枚などの閾値に達した場合、規則違反となり、アクセス禁止や凍結などが科せられてもよい。一部の実施態様において、当該チケットの規則は柔軟に決定されてもよい。一部の実施態様において、当該チケットのステータスには、支払い済み、未払い、期限切れ、異議申し立て中などが含まれてもよい。一部の実施態様において、チケットポイント、期日、各チケットのステータスは、実際の必要性に応じて決定されてもよい。
図8は、図3の猶予DB328の例示的データ構造を示す表である。当該猶予DB328は、当該ユーザが申請した猶予に関する情報を保持する。当該猶予DB328は、ライブストリーミングシステム1が提供するライブストリーミングプラットフォームおいて、ユーザが申請した猶予を特定する猶予ID、猶予を申請したユーザを特定するユーザID、猶予の期間を特定する期間、猶予のポイントを、互いに関連付けて格納する。
各猶予は、猶予期間および/または猶予ポイントを有してもよく、当該ユーザは、対応する猶予期間を受け取るために猶予ポイントを支払ってもよい。一部の実施態様において、当該猶予期間は、アクセス禁止または凍結される期間と同じとしてもよい。すなわち、当該ユーザが規則に違反し、14日間アクセス禁止または凍結されることになる場合、当該猶予期間も14日間であってもよい。一部の実施態様において、当該サーバ10は、当該ユーザ端末の当該ユーザに対して、1つの猶予パッケージまたは2つ以上の猶予パッケージを提供してもよい。一部の実施態様において、当該ユーザは、当該猶予パッケージと引き換えに、特定の量のポイントを消費してもよい。当該猶予期間と当該猶予ポイントは、実際の必要性に応じて決定されてもよい。
一部の実施態様において、当該ポイントは当該時間に反比例していてもよい。つまり、当該期間が短いほど、当該ポイントが高くなる。当該実施態様によれば、当該ユーザ端末の当該ユーザによって当該猶予機能が適用され、当該ユーザがライブストリーミングシステム1の使用を継続できるようにしてもよい。したがって、ユーザエクスペリエンスが向上される可能性がある。さらに、当該ユーザが猶予期間中に再び規則に違反しないことが保証され、当該ライブストリーミングシステム1の品質も改善される可能性がある。
一部の実施態様において、当該サーバ10は、図3に示すように、違反ルックアップテーブル330を含んでもよい。当該違反ルックアップテーブル330は、当該プラットフォームにおける違反の説明と、対応処置とを格納するように構成されてもよい。図9は、図3の違反ルックアップテーブル330の例示的データ構造を示す表である。当該違反ルックアップテーブル330は、当該違反の説明と、対応処置を保持する。当該違反ルックアップテーブル330は、プラットフォームにおける違反を特定するための説明と、ユーザがプラットフォームにおける規則に違反した場合の処置を特定する対応処置を格納する。
当該違反の説明及び当該対応処置は、当該サーバ10等によって決定されてもよい。一部の実施態様において、当該違反ルックアップテーブル330は、実際の必要性に応じて柔軟に予め設定されてもよい。一部の実施態様において、当該違反ルックアップテーブル330は、リアルタイムで動的に更新されてもよい。当該違反ルックアップテーブル330は、機械学習技術によって修正または更新されてもよい。当該違反を予測し、対応処置を推奨するなどのために、機械学習モデルが導入されてもよい。一部の実施態様において、当該違反ルックアップテーブル330は、柔軟に決定されてもよい。
一部の実施態様において、当該サーバ10は、図3に示すように、猶予ルックアップテーブル332を含んでもよい。当該猶予ルックアップテーブル332は、当該プラットフォームにおいて利用可能な猶予パッケージと、対応する猶予ポイント及び猶予期間とを格納するように構成されてもよい。図10に、図3の猶予ルックアップテーブル332の例示的データ構造を示す表を示す。当該猶予ルックアップテーブル332は、猶予パッケージの説明と、それに対応する当該猶予ポイント及び猶予期間とを保持する。当該猶予ルックアップテーブル332は、当該プラットフォームにおける猶予パッケージを特定する説明と、ユーザが当該プラットフォームにおける当該猶予パッケージの申請を希望する場合のポイント及び期間を特定するための対応ポイント及び期間とを格納する。
図11から図19は、ストリーマーのユーザ端末20または視聴者のユーザ端末30のディスプレイ上に表示されるライブストリーミングルーム画面610の例示的な画面イメージである。
図11は、視聴者のユーザ端末30のディスプレイ上に表示されたライブストリーミングルーム画面610の例示的な画面イメージである。視聴者がライブストリーミングルームを選択して入室すると、そのストリーマーのライブストリーミングルーム画面610がディスプレイ上に表示されてもよい。当該ライブストリーミングルーム画面610は、ストリーマー情報オブジェクト612、ストリーマー画像614、メッセージゾーン616、メッセージ入力ボックス618、贈り物オブジェクト620、共有オブジェクト622等を含んでもよい。当該ストリーマー情報オブジェクト612は、当該ストリーマーの情報を含んでもよい。一部の実施態様において、当該ストリーマー情報オブジェクト612は、視聴者がストリーマーをフォローするためのボタンなどを含んでもよい。当該ストリーマー画像614は、映像データを再生することにより取得されてもよい。当該メッセージゾーン616は、当該ユーザからのメッセージ、贈り物プレゼント情報、サーバ通知など、当該ストリーミングルームにおけるインタラクションメッセージを含んでもよい。当該メッセージ入力ボックス618は、当該ユーザがメッセージを入力し、当該ライブストリーミングルームに送信することができてもよい。当該贈り物オブジェクト620は、当該ストリーマーに贈り物を送るために当該視聴者がタップするためのオブジェクトであってもよい。当該共有オブジェクト622は、当該ライブストリーミングルームを他のユーザと共有するために、視聴者がタップするためのオブジェクトであってもよい。
一部の実施態様において、視聴者は当該ストリーマーにメッセージを送信するために、当該視聴者のユーザ端末30で当該メッセージ入力ボックス618をタップしてもよい。例えば、当該視聴者は、当該ストリーマーと交流するために、「元気ですか」というメッセージを送信してもよい。当該ライブストリーミングシステム1において、当該モニタリングユニット306は、当該ユーザの行動または振る舞いを監視し、違反が発生していないかチェックしてもよい。一部の実施態様において、プラットフォームでの侮辱的な言葉は常に違反とみなされる。視聴者が当該ストリーミングルームで「お前は醜い」というメッセージを送信した場合、当該モニタリングユニット306は、当該ユーザ端末の当該ユーザから違反を検出してもよい。
図12は、視聴者のユーザ端末30のディスプレイ上に表示されたライブストリーミングルーム画面610の例示的な画面イメージである。図12に示すように、視聴者は視聴者のユーザ端末で情報624を受信してもよい。当該情報624は、規則違反を行ったユーザのユーザ情報、違反のタイトル、違反の理由、違反に関連する詳細情報等を含んでもよい。一部の実施態様において、当該情報624は、時間情報を含んでもよい。例えば、当該ユーザがチケットを受け取る場合、当該情報624は当該チケットの支払期限を含んでもよい。
図12に示すように、当該違反の理由は、「不適切なメッセージ」であり、参考のため違反IDが付されていてもよい。当該支払期間は「7日」であってもよく、参考のために支払期限が付されていてもよい。詳細は、当該ユーザへの参考情報であってもよい。例えば、当該詳細は、「期限日までにチケットの支払いを行ってください。支払期限に達している、または未払いのチケットが5枚を超えると、アカウントがアクセス禁止または凍結されます。異議申し立てが必要な場合は、カスタマーサポートにご連絡ください。」などとされていてもよい。一部の実施態様において、当該情報は、実際の必要性に応じて設計・決定されてもよい。
また、当該情報624は、当該ユーザが当該情報624に応答するための情報を含んでもよい。例えば、当該情報624は、マイチケットボタン626や異議申し立てボタン628を含んでもよい。当該マイチケットボタン626は、当該ユーザが現在所持しているチケットページに当該ユーザをアクセスさせてもよい。当該異議申し立てボタン628は、当該ユーザが違反の誤りを報告したい場合、異議申し立てページに当該ユーザをアクセスさせてもよい。
図13に示すように、当該ユーザは、当該ユーザが当該ユーザ端末上の当該マイチケットボタン626をタップすると、当該チケットページ630に誘導されてもよい。当該チケットページ630は、チケットIDや当該チケットのステータスなど、当該ユーザが現在所持している当該チケットの情報を含んでもよい。当該チケットのステータスは、当該チケットのポイントや、支払い済み、未払い、期限間近、期限切れ、異議申し立て中などの当該チケットの支払いステータスであってもよい。当該チケットページ630は、支払いボタン632及びキャンセルボタン634を含んでもよい。当該ユーザは、当該チケットを選択し、当該支払いボタン632をタップして、支払い手順を開始することができる。一部の実施態様において、当該チケットページ630は、当該ユーザの参考のために、当該ユーザが現在保有するポイント、選択されたチケット数、支払いの合計などのその他の情報を含んでもよい。
一部の実施態様において、当該ユーザが重大な規則に違反した場合、当該サーバ10は当該ユーザをアクセス禁止または凍結してもよい。図14に示すように、当該視聴者は当該情報636を受信してもよく、当該情報636は、アクセス禁止または凍結に関する情報を含んでもよい。当該情報636は、ユーザ情報、アクセス禁止または凍結された理由、期間、詳細情報などを含んでもよい。当該情報636は、アクセス禁止/凍結期間または猶予期間などの処罰期間を含んでもよい。図14に示すように、違反理由は「期限切れのチケットが5枚あります」であってもよく、かつ参考のために違反IDが付されていてもよい。当該期間は「14日」であってもよく、参考のために支払期限が付されていてもよい。詳細は、当該ユーザへの参考情報であってもよい。例えば、当該詳細は「プラットフォームへのアクセスが14日間できなくなります。猶予ポイントの支払いを行うと猶予となり、猶予中はすべての機能が通常通り使用できます。異議申し立てが必要な場合は、カスタマーサポートにご連絡ください。」などとされていてもよい。一部の実施態様において、当該情報は、実際の必要性に応じて設計・決定されてもよい。
一部の実施態様において、当該情報636は、当該ユーザが行うことができる対応をさらに含んでもよい。例えば、当該情報636は、猶予ボタン638及び異議申し立てボタン640を含んでもよい。当該猶予ボタン638は、ユーザを猶予機能ページにアクセスさせてもよい。当該異議申し立てボタン640は、当該ユーザが違反の誤りを報告したい場合、異議申し立てページに当該ユーザをアクセスさせてもよい。当該実施態様によれば、アクセス禁止または凍結される当該ユーザは、アクセス禁止または凍結の情報に対して対応するための選択肢が増えるため、ユーザエクスペリエンスが向上する可能性がある。
図15に示すように、当該ユーザは、当該ユーザが当該ユーザ端末上の猶予ボタン638をタップすると、猶予機能ページ642に誘導されてもよい。当該猶予機能ページ642は、利用可能な猶予パッケージ及びその対応するポイント及び期間など、猶予機能の情報を含んでもよい。また、当該猶予機能ページ642は、猶予機能の詳細など、任意の関連情報を含んでもよい。図15に示すように、当該詳細は、当該ユーザが参照するための情報であってもよい。例えば、「猶予期間中はすべての機能を通常通り使用できます。猶予期間中、猶予ポイントが使用できなくなります。ユーザが猶予期間中に違反した場合、猶予ポイントは没収されます。それ以外の場合、猶予終了後に猶予ポイントが返却されます。」などとしてもよい。一部の実施態様において、当該情報は、実際の必要性に応じて設計・決定されてもよい。
当該猶予機能ページ642は、支払いボタン644及びキャンセルボタン646を含んでもよい。当該ユーザは、当該パッケージを選択し、当該支払いボタン644をタップして、支払い手順を開始することができる。一部の実施態様において、当該猶予機能ページ642は、当該ユーザの参考のために、当該ユーザが現在保有するポイント、選択されたパッケージの確認情報、支払いの合計などのその他の情報を含んでもよい。
一部の実施態様において、当該ユーザが支払いを完了するのに十分なポイントを持っていない場合、ポイントを購入するためのアプリ内購入ページまたはサードパーティページに当該ユーザをアクセスさせるようにしてもよい。図16に示すように、当該ユーザが5000ドルのポイントパッケージを購入したいが、当該ユーザが現在保有するポイントが3500ドルしかない場合、当該サーバ10は当該ユーザをポイント購入ページに誘導してもよい。当該サーバ10は、当該ユーザが当該ポイント購入ページに誘導されることを通知するための情報644を送信してもよい。当該ポイント購入ページのデザインは柔軟に決定されてもよく、ここでは詳細に説明しない。
当該ユーザが支払いを完了し、猶予機能の申請に成功した場合、猶予期間中は、当該サーバ10によって当該ユーザがアクセス禁止または凍結されることはない。一部の実施態様において、当該支払いは、当該ユーザのための猶予ポイントとして保留されてもよい。当該猶予ポイントは、当該猶予期間中に当該ユーザが規則違反をしなければ返還される。図17に示すように、当該ユーザは、プロフィールページ646で個人情報を確認することができる。当該プロフィールページ646は、画像オブジェクト648、ステータス情報650、ポイント情報652、猶予ポイント情報654などを含んでもよい。当該ステータス情報650は、「フリー」、「チケット保有ユーザ」、「猶予中」など、当該ユーザの現在のステータスを示す。当該ポイント情報652は、当該ユーザが保有するポイントを示す。当該猶予ポイント情報654は、猶予ポイントの有無と、猶予ポイントがどのくらいであるか等を示す。一部の実施態様において、当該プロフィールページ646には、当該ユーザの参考のために、ポイントの購入記録や消費記録が含まれていてもよい。
一部の実施態様において、当該ユーザが「チケット保有ユーザ」または「猶予中」等の特定のステータスにある場合、当該サーバ10は当該ユーザ端末にオブジェクトを表示させてもよい。例えば、当該プロフィールページ646のユーザ端末の画像オブジェクト648の下に、ステータスオブジェクト656が表示されてもよい。一部の実施態様において、当該ステータスオブジェクト656は、図18に示すように、ライブストリーミングルームにも表示されてもよい。当該実施態様によれば、当該ユーザはライブ配信を視聴する際に、自分のステータスを把握することができる。一部の実施態様において、当該ステータスオブジェクト656は、当該ユーザ端末の当該ユーザのみが見ることができる。
一部の実施態様において、当該サーバ10は、ユーザ端末のユーザのステータスを示すためのオブジェクトを当該ユーザ端末の当該ユーザに表示してもよい。例えば、当該ユーザが送信するメッセージ658は、ユーザアイコン660とメッセージの内容662とを含んでもよい。当該ユーザのステータスが猶予中である場合、当該メッセージ658の当該ユーザアイコン660に、当該ユーザが現在猶予中であることを示すオブジェクト664が追加されてもよい。
一部の実施態様において、当該ステータスオブジェクト656は、当該ユーザのみが見ることができてもよい。一部の実施態様において、当該オブジェクト664は、当該ストリーミングルーム内の当該ストリーマー及び他の視聴者が見ることができてもよい。当該実施態様によれば、当該ストリーマー及び視聴者は、当該ユーザのステータスが猶予中であることを把握することができる。当該ストリーマーや他の視聴者は、当該ユーザが規則に違反したことを知ることで、当該ユーザに対して注意を払うことができる。当該ユーザが未払いチケットを保有している場合、未払いチケットの保有を示す別のオブジェクトが当該ユーザに追加されてもよい。このような場合、当該ストリーマーや他の視聴者も気づき、かつ(または)チケットの支払いなどで当該ユーザを助けることができる。一部の実施態様において、当該ストリーマーまたは他のユーザは、当該ユーザの違反行為を猶予中に報告してもよく、当該サーバ10は報告者に追加ポイント等の報奨を与えてもよい。一部の実施態様において、当該オブジェクト664は、メッセージ658全体の上、ユーザアイコン660の上、メッセージ658の上などにあってもよい。当該オブジェクト664は、感嘆符、緑色の目、特殊なアイコン、色、枠、影などであってもよい。一部の実施態様において、当該オブジェクトは、当該ユーザのステータスに応じて変更されてもよい。一部の実施態様において、当該オブジェクト664は、柔軟に設計することができる。
一部の実施態様において、当該ユーザのステータスは、当該ユーザが猶予期間中に規則違反をしなければ、「猶予中」から「フリー」に変更されてもよい。ただし、当該ユーザのステータスは、当該ユーザが猶予期間中に規則違反をした場合、アクセス禁止/凍結に戻されてもよい。図18に示すように、当該ユーザが「ここから出ていけ」というメッセージ658をストリーミングルーム内で送信した場合、当該モニタリングユニット306は違反を検出し、違反の情報を当該ユーザに送信してもよい。当該ユーザのステータスは「猶予中」であるため、当該ユーザは猶予機能を利用できない場合がある。
一部の実施態様において、当該ユーザは猶予期間中に規則に違反する可能性がある。図19に示すように、視聴者は、アクセス禁止または凍結されているという情報に関連する情報666を受信してもよい。違反が猶予期間中に検出されたため、当該情報666には猶予機能の情報が含まれなくてもよい。当該情報666は、ユーザ情報、アクセス禁止または凍結された理由、期間、詳細情報などを含んでもよい。図19に示すように、当該違反の理由は、「暴力的なメッセージ」であり、参考のため違反IDが付されていてもよい。当該処罰期間は「30日」であってもよく、参考のために終了日が付されていてもよい。詳細は、当該ユーザへの参考情報であってもよい。例えば、当該詳細は「プラットフォームへのアクセスが30日間できなくなります。猶予は適用されません。異議申し立てが必要な場合は、カスタマーサポートにご連絡ください。」などとされていてもよい。一部の実施態様において、当該情報は、実際の必要性に応じて設計・決定されてもよい。当該実施態様によれば、当該ユーザ端末の当該ユーザがプラットフォーム内の規則に注意を払う動機付けとなり、ユーザエクスペリエンスを向上できる可能性がある。
図20は、本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成の動作を示す例示的なフローチャートである。一部の実施態様において、当該ユーザはプラットフォーム上で操作を実行してもよい(S502)。当該操作は、ブロードキャスト、視聴、コメント、投稿等、当該ユーザが当該プラットフォーム上で行い得る任意の操作を含んでもよい。当該サーバ10、より具体的にはモニタリング306は、当該ユーザが当該プラットフォーム上で実行した当該操作を監視してもよい(S504)。当該サーバ10が当該ユーザからの違反を検出しない場合(S506で「いいえ」)、当該ユーザは操作の実行を続けてもよく、当該サーバは当該ユーザからの当該操作を監視し続けてもよい(S502、S504)。
当該サーバ10が当該ユーザから何らかの違反を検出した場合(S506で「はい」)、当該サーバ10は当該違反と対応処置をチェックしてもよい。当該処置が、当該ユーザのアクセス禁止または凍結であれば(S508で「はい」)、当該サーバ10、より具体的には当該処理ユニット308は、当該ユーザをアクセス禁止または凍結する手順を処理してもよい(S514)。当該手順には、違反IDの生成、対応するデータベースの更新等、当該ユーザをアクセス禁止または凍結するための任意の関連手順が含まれてもよい。当該サーバ10はさらに、当該違反と処置の情報を当該ユーザに通知し(S512)、当該ユーザが当該情報に適切に対応できるようにしてもよい。一部の実施態様において、当該手順は終了しても、再びS502から繰り返して、別の監視と検出を開始してもよい。
当該処置が、当該ユーザのアクセス禁止または凍結ではない場合(S508で「いいえ」)、当該サーバ10は当該処置が、当該ユーザ端末の当該ユーザに対してチケットを送信する処置であるか否かをチェックしてもよい(S510)。当該処置が当該ユーザへのチケット送信ではない場合(S510で「いいえ」)、当該ユーザは操作を続けてもよく、当該サーバは当該ユーザからの操作を監視し続けてもよい(S502、S504)。当該処置が、当該ユーザへのチケット送信である場合(S510で「はい」)、当該サーバ10はチケットを当該ユーザに発行する手順を処理してもよい(S516)。当該手順には、チケットIDの生成、対応するデータベースの更新等、当該ユーザにチケットを発行するための任意の関連手順が含まれてもよい。当該サーバ10はさらに、違反と処置の情報を当該ユーザに通知し(S512)、当該ユーザが当該情報に適切に対応できるようにしてもよい。
図21は、本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成の動作を示す例示的なフローチャートである。一部の実施態様において、当該処理ユニット308は、当該ユーザ端末の当該ユーザをアクセス禁止または凍結する手順を処理してもよい(S520)。当該サーバ10はさらに、当該違反と対応処置の情報を当該ユーザに通知し(S522)、当該ユーザが当該情報に適切に対応できるようにしてもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット308は、当該違反により当該ユーザをアクセス禁止または凍結してもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット308は、利用可能な代替手段を当該ユーザ端末の当該ユーザに提供してもよい。例えば、当該処理ユニット308は、当該ユーザが猶予ステータスではない場合、猶予機能を当該ユーザに提供してもよい。猶予が利用できない場合(S524で「いいえ」)、当該処理ユニット308は、アクセス禁止または凍結の手順を処理し、当該ユーザ端末の当該ユーザをアクセス禁止または凍結してもよい(S532)。
一部の実施態様において、当該猶予機能は、当該ユーザのステータスに応じて利用可能とされてもよい。例えば、当該ユーザが猶予のステータスではない場合、猶予機能が利用可能であってもよい。一部の実施態様において、当該猶予機能は、当該違反の属性に応じて利用可能とされてもよい。例えば、当該サーバ10は、当該違反の重大度が比較的低い場合などに、当該ユーザに猶予機能を提供してもよい。一部の実施態様において、当該猶予機能は、特定の違反に対して提供されてもよく、当該違反はアプリまたはプラットフォーム提供者によって柔軟に決定されてもよい。一部の実施態様において、当該サーバ10は当該ユーザの違反履歴を記録し、当該ユーザの違反記録に基づいて猶予機能を提供してもよい。当該ユーザが猶予中に同じ規則または違反規則に違反した場合、当該サーバ10は当該ユーザに猶予機能を提供しなくてもよい。一部の実施態様において、当該猶予機能の提供可否は、実際の必要性に応じて柔軟に決定されてもよい。
当該ユーザ端末の当該ユーザが猶予機能を利用できる場合(S524で「はい」)、当該処理ユニット308はさらに、当該猶予機能の情報を当該ユーザに提供してもよい。当該ユーザは、当該猶予機能を申請するか否かを決定してもよい。当該ユーザが当該猶予機能を申請する意思がない場合(S526で「いいえ」)、当該処理ユニット308は、アクセス禁止または凍結の手順を処理し、当該ユーザ端末の当該ユーザをアクセス禁止または凍結してもよい(S532)。当該ユーザが当該猶予機能を申請する意思がある場合(S526で「はい」)、当該ユーザは当該猶予機能を申請するための操作を実行してもよい。一部の実施態様において、当該ユーザは、当該猶予機能と引き換えに、特定の量のポイントを消費してもよい。当該ユーザからの当該操作に応じて、当該処理ユニット308は、当該ユーザ端末の当該ユーザに対する猶予ポイントを保留し(S528)、当該ユーザのステータスを猶予中としてもよい(S530)。
図22は、本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成の動作を示す例示的なフローチャートである。一部の実施態様において、当該ユーザは、違反に起因するチケットを受け取ってもよい。当該サーバ10は、対応するデータベースを定期的に監視し、更新してもよい。例えば、当該サーバ10は、各ユーザが保有するチケットの枚数を対応するデータベースに記録してもよい。当該ユーザがチケットを保有していない場合(S540で「いいえ」)、当該サーバ10は、当該ユーザに対して何もしなくてもよい。当該ユーザがチケットを保有している場合(S540で「はい」)、当該サーバ10、より具体的には当該処理ユニット308は、チケットのステータスを監視してもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット308は、期限切れのチケットがあるか否かを確認してもよい(S542)。
期限となったチケットがある場合(S542で「はい」)、当該処理ユニット308は、処罰として、当該ユーザをアクセス禁止または凍結する手順を処理してもよい。期限となったチケットがない場合(S542で「いいえ」)、当該処理ユニット308は、当該ユーザが受け取ったチケットの期限を監視し続けてもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット308は、チケットのステータスを当該ユーザに通知またはリマインドしてもよい。当該ユーザは、当該チケットの支払いを行うか否かを判断してもよい(S546)。当該ユーザがチケットの支払いを行わない場合(S546で「いいえ」)、当該処理ユニット308は、チケットのステータスを監視し続けてもよい。当該ユーザがチケットの支払いを希望する場合(S546で「はい」)、当該ユーザは、当該ユーザが保有するポイントによりチケットの支払いを行ってもよい(S548)。
当該処理ユニット308は、当該ユーザが有するポイントがチケットの支払いに十分であるか否かを確認してもよい(S550)。当該ユーザの保有するポイントがチケットの支払いに十分ではない場合(S550で「いいえ」)、当該処理ユニット308は、当該ユーザをポイント購入ページに誘導してもよい(S552)。一部の実施態様において、当該ポイント購入ページは、IAP(アプリ内購入)ページであってもよいし、サードパーティのサービス等であってもよい。当該ユーザは、任意の決済手段で購入を完了することができる(S554)。一部の実施態様において、当該決済方法は、サードパーティのサービスやプラットフォームが提供するサービス等であってもよい。購入完了後、当該処理ユニット308は、当該ユーザをチケット支払いページに戻し、当該ユーザの保有するポイントがチケットの支払いに十分であるか否かを確認してもよい(S550)。
当該ユーザが有するポイントがチケットの支払いに十分である場合(S550で「はい」)、当該サーバ10は支払いを処理し、完了させてもよい(S556)。当該処理ユニット308はさらに、すべてのチケットが支払われたか否かを確認してもよい(S558)。未払いのチケットがある場合(S558で「いいえ」)、当該処理ユニット308は、支払期限の到来したチケットがあるか否かを確認してもよい(S542)。すべてのチケットが支払われた場合(S558で「はい」)、当該処理ユニット308は、当該ユーザ端末の当該ユーザのステータスをフリーに設定してもよい。一部の実施態様において、このフリーというステータスは、チケット、アクセス禁止、凍結等の違反による処罰がないステータスを指してもよい。一部の実施態様において、当該チケットのステータスにより、当該ユーザはアクセス禁止または凍結されてもよい。例えば、チケットの枚数が特定の値以上である、または期限切れのチケットがあるなどの理由で、当該ユーザはアクセス禁止または凍結されてもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット308は、当該ユーザがチケットの支払いを終了した場合、当該ユーザのアクセス禁止または凍結のステータスを解除してもよい(S562)。
図23は、本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1のステータスメカニズムのブロック図である。図23に示すように、当該ライブストリーミングシステム1における当該ユーザのステータスは、フリー350、チケット保有ユーザ352、アクセス禁止/凍結354、猶予中356のステータスを含んでもよい。当該ユーザは、当該ライブストリーミングシステム1において、当該サーバ10を介して互いに交流してもよい。一部の実施態様において、当該ユーザが処罰や処理を受けない場合、当該ステータスはフリーであってもよい。一部の実施態様において、当該フリー350のステータスを第1のステータス、アクセス禁止/凍結354のステータスを第2のステータス、猶予中356のステータスを第3のステータス、チケット保有ユーザ352のステータスを第4のステータスと称してもよい。当該モニタリングユニット306は、当該ユーザが行う動作や、当該ユーザとユーザとの間の交流を監視してもよい。一部の実施態様において、当該ユーザが当該プラットフォーム内の規則に違反することがある。当該違反に対する処置は、当該違反の度合いに応じて決定されてもよい。一部の実施態様において、当該処置は、当該ユーザにチケットを追加することであってもよく、当該処理ユニット308は、当該ユーザのステータスをチケット保有ユーザ352に設定してもよい。一部の実施態様において、当該当該処置は、当該ユーザをアクセス禁止または凍結することであってもよく、当該処理ユニット308は、当該ユーザのステータスをアクセス禁止/凍結354に設定してもよい。一部の実施態様において、当該チケットのステータスは、当該ユーザ端末の当該ユーザのステータスに影響を与える場合がある。当該処理ユニット308は、当該ユーザのステータスを、チケット保有ユーザ352からアクセス禁止/凍結354に設定してもよい。例えば、当該ユーザのステータスは、期限切れのチケットがある場合、または、チケットが多すぎる場合等に、アクセス禁止/凍結354に設定されてもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット308は、当該ユーザがアプリまたはプラットフォームの重大な規則に違反した場合、当該ユーザのステータスをフリー350からアクセス禁止/凍結354に直接設定してもよい。
一部の実施態様において、当該ユーザがチケットの支払いを完了した場合、当該ユーザのステータスをチケット保有ユーザ352からフリー350に変更してもよい。一部の実施態様において、当該ユーザのアクセス禁止/凍結354のステータスは、当該ユーザが保有するチケットに起因していてもよい。この場合、当該ユーザがチケットの支払いを完了すれば、当該ユーザのステータスをアクセス禁止/凍結354からフリー350に変更することができる。一部の実施態様において、当該ユーザのアクセス禁止/凍結354のステータスは、チケット以外の理由に起因していてもよい。この場合、当該ユーザは、猶予機能の対価として、猶予ポイントを支払ってもよい。当該処理ユニット308は、当該ユーザが猶予ポイントを支払えば、当該ユーザのステータスをアクセス禁止/凍結354から猶予中356に設定してもよい。一部の実施態様において、猶予中356のステータスを有する当該ユーザは、フリー350のステータスを有するユーザと同一または類似の機能を有していてもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット308は、当該ユーザが猶予中に規則に違反した場合、当該ユーザのステータスを猶予中356からアクセス禁止/凍結354に戻してもよい。一部の実施態様において、チケットに起因するアクセス禁止/凍結354のステータスは、猶予機能に適用されてもよい。この場合、当該ユーザがチケットの支払いを完了すれば、当該ユーザのステータスを猶予中356からフリー350に変更することができる。一部の実施態様において、当該処理ユニット308は、猶予中に当該ユーザが規則に違反しなかった場合、当該ユーザのステータスを猶予中356からフリー350に設定してもよい。一部の実施態様において、ライブストリーミングシステム1における当該ステータスの仕組みは、実際の必要性に応じて柔軟に設計することができる。
図24は、本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成の動作を示す例示的なシーケンス図である。
一部の実施態様において、ストリーマーは、ストリーミングデータをストリーミングソースにプッシュすることにより、ライブストリーミングを開始してもよい(S302)。視聴者は、視聴者が視聴したいストリーマーをタップすることにより、ストリーミングデータを引き出してもよい(S304)。ライブストリーミング中、視聴者は、コメント、贈り物、アニメーションなどのインタラクション情報を送信することにより、ストリーマーと交流してもよい(S306)。サーバ10、より具体的には中継ユニット304は、インタラクション情報を受信し、ライブストリーミングルーム内のストリーマーや他の視聴者に送信してもよい(S308)。一部の実施態様において、当該モニタリングユニット306は、ユーザ端末のユーザ間の行為または交流を監視してもよい。当該モニタリングユニット306が当該ユーザからの違反を検出した場合(S310)、当該モニタリングユニット306は、当該違反ルックアップテーブル330を参照し、当該違反とその対応処置を特定してもよい(S312)。
当該モニタリングユニット306はさらに、当該違反と処置とを当該ユーザに通知してもよい(S314)。当該ユーザは、当該ユーザ端末によって当該違反及び処置を受信してもよく、当該ユーザは当該違反情報に対してさらに応答してもよい。当該処理ユニット308は、当該ユーザ端末からの応答に応じて、対応する手順を処理してもよい(S318)。また、当該処理ユニット308は、ストリームDB、ユーザDB、チケットDB等の対応するデータベースを更新してもよい(S320)。手順終了後、当該処理ユニット308は、ステータスやユーザ等の情報を当該ユーザに通知してもよい(S322)。当該実施態様によれば、ユーザエクスペリエンスが向上される可能性がある。
図25は、本開示の一部の実施態様に基づくシステム構成および処理を実行するためのコンピュータハードウェアの概略ブロック図である。図25に示す当該情報処理装置900は、例えば、本開示の一部の実施態様に基づく当該サーバ10と当該ユーザ端末20、30をそれぞれ実現するように構成される。
当該情報処理装置900は、CPU901と、リードオンリーメモリ(ROM)903、ランダムアクセスメモリ(RAM)905を含む。さらに、当該情報処理装置900は、ホストバス907、ブリッジ909、外部バス911、インターフェイス913、入力ユニット915、出力ユニット917、ストレージユニット919、ドライブ921、接続ポート925、通信ユニット929を含んでもよい。当該情報処理装置900は、カメラなどの撮像装置(図示せず)を含んでもよい。当該情報処理装置900は、CPU901に代えて、または加えて、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)等の処理回路を含んでもよい。
当該CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージユニット919、またはリムーバブル記録媒体923に記録された各種プログラムに従って、当該情報処理装置900の全体動作またはその一部の動作を制御する。例えば、当該CPU901は、上述した実施態様の当該サーバ10および当該ユーザ端末20、30に含まれる各機能ユニットの動作全般を制御する。当該ROM903は、当該CPU901が使用するプログラム、動作パラメータなどを記憶する。当該RAM905は、当該CPU901が実行する際に使用するプログラムや、当該プログラムを実行する際に適宜変化するパラメータを過渡的に記憶する。当該CPU901、当該ROM903、当該RAM905は、CPUバスなどの内部バスから構成されるホストバス907を介して互いに接続されている。当該ホストバス907は、当該ブリッジ909を介してペリフェラルコンポーネントインターコネクト/インターフェイス(PCI)バスなどの外部バス911に接続される。
当該入力ユニット915は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、レバーなど、ユーザによって操作される装置である。当該入力ユニット915は、オーディオセンサ(マイクなど)、加速度センサ、傾斜センサ、赤外線センサ、深度センサ、温度センサ、湿度センサなど、物理量を電気信号に変換する装置であってもよい。当該入力ユニット915は、例えば、赤外線や別の種類の電波を利用するリモートコントロール装置であってもよい。あるいは、当該入力ユニット915は、当該情報処理装置900の動作に対応する携帯電話などの外部接続端末927であってもよい。当該入力ユニット915は、ユーザから入力される情報に基づいて入力信号を生成し、生成した入力信号を当該CPU901に出力する入力制御回路を含む。ユーザは当該入力ユニット915を操作することにより、各種データを入力し、当該情報処理装置900に対する処理動作の指示を行う。
当該出力ユニット917は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に報知することができる装置を含む。当該出力ユニット917は、例えば、LCD、PDP、OLEDなどのディスプレイ装置、スピーカー、ヘッドホンなどの音声出力装置、プリンタなどであってもよい。当該出力ユニット917は、当該情報処理装置900が実行する処理によって得られた結果を、テキスト、画像などの映像、音声などのサウンドの形で出力する。
当該ストレージユニット919はデータストレージ用装置であり、当該情報処理装置900のストレージユニットの一例である。当該ストレージユニット919は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)などの磁気記憶装置、半導体記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置などを含む。当該ストレージユニット919は、当該CPU901が実行するプログラムや各種データ、及び外部から取得された各種データを格納する。
当該ドライブ921は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体923のリーダー/ライターであり、当該情報処理装置900に内蔵または外付けされる。当該ドライブ921は、装着された当該リムーバブル記録媒体923に記録された情報を読み出し、当該RAM905に出力する。当該ドライブ921は、装着された当該リムーバブル記録媒体923に記録を書き込む。
当該接続ポート925は、当該情報処理装置900に機器を直接接続するために用いられるポートである。当該接続ポート925は、例えば、USB(ユニバーサルシリアルバス)ポート、IEEE1394ポート、またはSCSI(小型計算機システムインターフェイス)ポートであってもよい。当該接続ポート925は、RS―232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(高精細度マルチメディアインターフェイス(登録商標))ポートなどであってもよい。当該接続ポート925に外部接続端末927が接続されることにより、当該情報処理装置900と当該外部接続端末927間の各種データのやり取りが可能になる。
当該通信ユニット929は、例えば、通信ネットワークNWに接続するための通信装置を含む通信インターフェイスである。当該通信ユニット929は、例えば、有線または無線のローカルエリアネットワーク(LAN)、Bluetooth(登録商標)、または、無線USB(WUSB)用の通信カードであってもよい。
当該通信ユニット929は、例えば、光通信用のルータ、ADSL(非対称デジタル加入者線)用のルータ、または、各種通信用のモデムであってもよい。例えば、当該通信ユニット929は、TCP/IP等の所定のプロトコルを用いて、インターネットにおける信号の送受信や、他の通信装置との信号の送受信を行う。当該通信ユニット929が接続する当該通信ネットワークNWは、有線接続または無線接続により確立されたネットワークである。当該通信ネットワークNWは、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、電波通信、または衛星通信である。
撮像装置(図示せず)は、例えば、CCD(電荷結合デバイス)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)などの撮像素子と、当該撮像素子上の被写体像の結像を制御するためのレンズなど各種部材を用いて現実空間を撮像し、撮像画像を生成する装置である。当該撮像装置は、静止画を撮像しても、動画を撮像してもよい。
以上、本開示のライブストリーミングシステム1について、実施形態を参照しながら説明した。上述の実施態様は、単に説明のために記載されたものである。むしろ、実施態様の上述した構成要素や処理を多様に組み合わせ、さまざまな変更がなされ得ることは、当業者であれば容易に想到し得ることであり、これらも本開示の技術的範囲に包含される。
本明細書に記載された工程、特にフローチャートやフローチャートを用いて説明された工程は、工程を構成する工程の一部の省略、工程を構成する工程に明示的に含まれない工程の追加、及び(または)工程順序の並べ替えが可能である。このような省略、追加、並べ替えの対象となった工程も、本開示の要旨を逸脱しない限り、本開示の範囲に含まれる。
一部の実施態様において、当該サーバ10が実行する機能の少なくとも一部は、当該サーバ10以外が実行してもよく、例えば、当該ユーザ端末20または30が実行するようにしてもよい。一部の実施態様において、当該ユーザ端末20または30が実行する機能の少なくとも一部を、当該ユーザ端末20または30以外が実行してもよく、例えば、当該サーバ10が実行するようにしてもよい。一部の実施態様において、フレーム画像のレンダリングは、視聴者、サーバ、ストリーマー等の当該ユーザ端末が実行するようにしてもよい。
さらに、上記実施態様で説明したシステムまたは方法は、固体記憶装置、光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置などの非一時的なコンピュータ可読ストレージ装置、またはコンピュータプログラム製品などで提供されてもよい。あるいは、プログラムは、インターネットを介してサーバからダウンロードされるものとしてもよい。
以上、本開示の技術的内容及び特徴を説明したが、本開示の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本開示の教示及び開示から逸脱することなく、なお多くの変形及び修正を行うことができる。したがって、本開示の範囲は、既に開示された実施態様に限定されず、本開示から逸脱しない別の変形や修正を含む、後付の特許請求の範囲に含まれる範囲である。