JP7389237B2 - 座標系設定システム及び位置姿勢計測システム - Google Patents

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Description

本開示は、座標系設定システム及び位置姿勢計測システムに関する。
従来、画像処理装置を用いてロボット動作の補正を行うプログラムを作成する際には、補正する座標系の設定が必要である。そこで、教示者がロボットを操作して座標系の原点、X方向、Y方向等をタッチアップし、ロボットのTCP(ロボットアーム先端部の中心点:Tool Center Point)を特定の位置に合わせることにより、座標系を設定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平03-251378号公報
しかしながら、上記のタッチアップ操作には時間を要するうえ、ロボット操作に慣れていない教示者が行った場合には誤った座標系を設定するおそれがあり、この場合にはビジョンによる補正が期待通りに働かなくなるという問題がある。これに対して、キャリブレーション治具に座標系を自動的に設定するような技術も提案されてはいるが、複数の視点からキャリブレーション治具を撮像する必要があり時間を要する。
従って、ロボット等の産業機械の制御に使用する座標系を簡易に設定できる技術の開発が望まれる。
本開示の一態様は、産業機械の制御に使用する座標系を設定する座標系設定システムであって、キャリブレーション済みの視覚センサと、前記視覚センサのキャリブレーションを実行した時に得られたキャリブレーションデータを予め記憶するキャリブレーションデータ記憶部と、前記視覚センサにより、前記座標系を設定したい位置に設置されたキャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像を処理する画像処理部と、前記画像処理部による画像処理結果を用いて前記産業機械の制御に使用する座標系を設定する座標系設定部と、を備え、前記座標系設定部は、前記視覚センサにより前記キャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像と前記キャリブレーションデータに基づいて求めた、視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、前記キャリブレーションデータに記憶された、前記産業機械に対して予め設定された基準位置を基準とした視覚センサ位置と、前記視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、前記基準位置を基準とした視覚センサ位置と、に基づいて、基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、を求め、かつ、前記基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置を用いて前記産業機械の制御に使用する座標系を設定する、座標系設定システムである。
本開示の一態様によれば、産業機械の制御に使用する座標系を簡易に設定することができる座標系設定システムを提供できる。
本開示の第1実施形態に係るロボットシステムの構成を示す図である。 本開示の第1実施形態に係る座標系設定システムの構成を示すブロック図である。 キャリブレーション治具の平面図である。 本開示の第1実施形態に係る座標系設定システムにおける座標系設定処理の手順を示すフローチャートである。 本開示の第2実施形態に係るロボットシステムの構成を示す図である。 本開示の第2実施形態に係る座標系設定システムにおける座標系設定処理の手順を示すフローチャートである。 本開示の第3実施形態に係るロボットシステムを示す図である。 本開示の第3実施形態に係る位置姿勢計測システムの構成を示すブロック図である。 動作の補正量を説明するための図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
本開示の第1実施形態に係る座標系設定システムは、ロボットの動作を制御するための座標系を設定したい位置に設置されたキャリブレーション治具を、キャリブレーション済みのカメラを用いて撮像することで、教示者がロボット操作を必要とせずに簡易に座標系を設定することができるシステムである。
図1は、本開示の第1実施形態に係るロボットシステムSの構成を示す図である。図1に示されるように、ロボットシステムSは、本開示の第1実施形態に係る座標系設定システム1を含んで構成される。ロボットシステムSは、産業機械としてのロボット2と、視覚センサとしてのカメラ4と、視覚センサ制御装置10と、ロボット制御装置20と、キャリブレーション治具Jと、を備える。このロボットシステムSは、例えば、カメラ4で撮像されたワークの撮像画像に基づいて、ワークの位置を認識し、ワークのハンドリング又は加工等の所定の作業を実行するシステムである。
ロボット2のロボットアーム3の先端部には、フランジ5を介して手先のツール6が取り付けられている。ロボット2は、ロボット制御装置20の制御により、ワークのハンドリング又は加工等の所定の作業を実行する。また、ロボット2のロボットアーム3の先端部には、カメラ4が取り付けられている。
カメラ4は、視覚センサ制御装置10により制御され、ワーク等の撮像対象物を撮像する。カメラ4は、キャリブレーション済みのカメラが用いられる。視覚センサとしては、一般的な二次元カメラを用いてもよく、ステレオカメラ等の三次元センサを用いてもよい。また、カメラ4は、図1に示されるようなロボット2のフランジ5に取り付けられたハンドカメラでもよく、例えば台Tの上方等に固定配置された固定カメラでもよい。
視覚センサ制御装置10は、視覚センサとしてのカメラ4を制御する。また、視覚センサ制御装置10は、カメラ4で撮像された撮像画像から、撮像対象物の位置及び姿勢を検出する。
ロボット制御装置20は、ロボットの動作プログラムを実行し、ロボット2の動作を制御する。その際、ロボット制御装置20は、視覚センサ制御装置10により検出されたワーク等の撮像対象物の位置に対して、ロボット2が所定の作業を実行するように、ロボット2の動作を補正する。
また、ロボット制御装置20は、カメラ4の撮像時、カメラ4の位置及び姿勢を制御するように、ロボット2の位置及び姿勢を制御する。このように、ロボット制御装置20は、撮像対象物の位置及び姿勢を固定とし、カメラ4の位置及び姿勢を制御することにより、撮像対象物とカメラ4の相対位置を制御する。
図2は、本開示の第1実施形態に係る座標系設定システム1の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、本開示の第1実施形態に係る座標系設定システム1は、視覚センサとしてのカメラ4と、視覚センサ制御装置10を構成する画像処理部11及びキャリブレーションデータ記憶部12と、ロボット制御装置20を構成する座標系設定部21と、を備える。
画像処理部11は、カメラ4を用いて撮像された撮像画像が入力画像13として入力され、この入力画像13を画像処理する。より具体的に画像処理部11は、例えばモデルパターンを用いて入力画像13中から対象物を検出し、対象物の位置及び姿勢を検出する。また、本開示の第1実施形態では、画像処理部11は、カメラ4によりキャリブレーション治具Jを撮像して得られた撮像画像を処理する。より詳しくは、画像処理部11は、カメラ4により、後述するように座標系を設定したい位置に設置されたキャリブレーション治具Jを撮像して得られた撮像画像を処理する。
視覚センサ制御装置10における画像処理部11及びロボット制御装置20は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の演算プロセッサで構成される。視覚センサ制御装置10における画像処理部11及びロボット制御装置20の各種機能は、例えば所定のソフトウェア(プログラム、アプリケーション)を実行することで実現される。視覚センサ制御装置10における画像処理部11及びロボット制御装置20の各種機能は、ハードウェアとソフトウェアとの協働で実現されてもよいし、ハードウェア(電子回路)のみで実現されてもよい。
キャリブレーションデータ記憶部12は、カメラ4のキャリブレーションを実行した時に得られたキャリブレーションデータを予め記憶する。視覚センサ制御装置10におけるキャリブレーションデータ記憶部12は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の書き換え可能なメモリで構成される。
カメラ4のキャリブレーションデータには、カメラ4の内部パラメータと外部パラメータが記憶されている。カメラ4の内部パラメータは、レンズひずみや焦点距離等のパラメータである。外部パラメータは、基準位置を基準とした視覚センサ位置(カメラ4の位置)である。
座標系設定部21は、画像処理部11による画像処理結果に基づいて、ロボット2の制御に使用する座標系を設定する。なお、本開示の第1実施形態では、座標系設定部21をロボット制御装置20内に構成したがこれに限定されない。例えば、座標系設定部21を視覚センサ制御装置10内に構成してもよい。
座標系設定部21は、カメラ4により、キャリブレーション治具Jを撮像して得られた撮像画像とキャリブレーションデータに基づいて、視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を求める。即ち、座標系設定部21は、キャリブレーション治具撮像時のカメラ4の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を求める。これについては、カメラ4がハンドカメラである場合と固定カメラである場合いずれも同様にして求められる。
なお、キャリブレーション済みのカメラを用いて撮像した撮像画像内のキャリブレーション治具の位置情報から、カメラ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置を求める原理については、松山隆司著の「コンピュータビジョン、技術評論と将来展望」等で周知である。即ち、カメラ内部の幾何学的変換特性及び物体が存在する三次元空間と二次元画像平面の幾何学的関係が既に求まっており、さらにキャリブレーション治具の特性からカメラとキャリブレーション治具の距離が一意に求まることで、二次元画像平面からキャリブレーション治具の三次元空間位置を一意に決定できるため、キャリブレーション済みのカメラを用いて撮像した撮像画像内のキャリブレーション治具の位置情報から、カメラ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置を求めることが可能となっている。
また、座標系設定部21は、キャリブレーションデータ記憶部12に記憶されたキャリブレーションデータに基づいて、ロボット2に対して予め設定された基準位置を基準とした視覚センサ位置を求める。これについては、カメラ4がハンドカメラである場合と固定カメラである場合とで求め方が異なる。そのため、座標系設定部21では、キャリブレーションデータ記憶部12に記憶されたキャリブレーションデータから、カメラ4がハンドカメラであるか固定カメラであるかを判別する。
ここで、基準位置とは、例えばロボット2の土台の中心に通常設定されるベース座標系の基準位置である。この基準位置は、ロボット2の動作を制御するうえで必要であり、予め設定されている。
カメラ4が固定カメラである場合には、ロボット2の動作によりカメラ4の位置は変わらないため、カメラ4のキャリブレーションデータから、基準位置を基準としたカメラ4の位置を取得し、キャリブレーション実行時の基準位置を基準としたカメラ4の位置を、キャリブレーション治具撮像時(即ち、座標系設定処理を実行している現在であり、以下、単に撮像時ともいう)の基準位置を基準としたカメラ4の位置とする。
これに対して、カメラ4がハンドカメラである場合には、ロボット2が動作するとカメラ4の位置も連動して変わるため、先ず、カメラ4を取り付けた後はロボット2の動作によっては変わらないフランジ5の位置を基準としたカメラ4の位置を、キャリブレーションデータ記憶部12に記憶されたキャリブレーションデータから取得する。また、ロボット制御装置20から、撮像時の基準位置を基準としたフランジ5の位置を取得する。そして、取得したフランジ5の位置を基準としたカメラ4の位置と、取得した撮像時の基準位置を基準としたフランジ5の位置と、に基づいて、撮像時の基準位置を基準としたカメラ4の位置を計算して求める。
また、座標系設定部21は、上述のようにして求めた視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置と、同じく上述のようにして求めた基準位置を基準とした視覚センサ位置と、に基づいて、基準位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を計算により求め、この基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置を用いて、ロボット2の制御に使用する座標系を設定する。これにより、ロボット2の制御に使用する座標系が、キャリブレーション治具J上に設定される。
図3は、キャリブレーション治具Jの平面図である。キャリブレーション治具Jとしては、カメラのキャリブレーションに使用可能な従来公知のキャリブレーション治具を用いることができる。図3のキャリブレーション治具Jは、平面上に配置されたドットパターンをカメラ4で撮像することでカメラ4のキャリブレーションに必要な情報を取得するための治具であり、ドットパターンとしての要件である(1)ドットパターンの格子点間隔が既知であること、(2)一定数以上の格子点が存在すること、(3)各格子点がどの格子点にあたるか一意に特定可能である、の3つの要件を満たしている。キャリブレーション治具Jは、図3に示されるような二次元の平面に所定のドットパターン等の特徴が配置されたものに限られず、三次元の立体に特徴が配置されたものでもよく、二次元位置情報(X方向、Y方向)に加えて高さ方向(Z方向)の位置情報を含めた三次元位置情報が得られるものであればよい(図1参照)。また、このキャリブレーション治具Jは、カメラ4のキャリブレーション実行時に用いたものと同じものでもよく、異なるものであってもよい。なお、カメラ4により撮像したドットパターンから、カメラ4の位置を基準としたドットパターンの位置姿勢を計算するためには、上述のキャリブレーションデータの内部パラメータが使用される。
本開示の第1実施形態では、キャリブレーション治具Jは、座標系を設定したい位置に設置される。設定される座標系は、ロボット2の制御に使用され、例えばロボット2の動作を補正する補正量の計算に使用することが可能である。その他、ロボット2の教示位置の設定に使用する座標系等にも使用可能である。図1に示す例では、キャリブレーション治具Jは台T上に載置されている。
次に、本開示の第1実施形態に係る座標系設定システム1における座標系設定処理について、図4を参照して詳しく説明する。図4は、本開示の第1実施形態に係る座標系設定システム1における座標系設定処理の手順を示すフローチャートである。図4に示されるように、本開示の第1実施形態に係る座標系設定システム1における座標系設定処理では、キャリブレーション済みのカメラ4でキャリブレーション治具Jを撮像することにより、ロボット2の制御に使用する座標系を設定する。
ステップS1では、キャリブレーション済みのカメラ4を用いて、キャリブレーション治具Jを撮像する。これにより、視覚センサ制御装置10は、座標系を設定したい位置(本開示の第1実施形態では、台Tの上面)に設置されたキャリブレーション治具Jの撮像画像を入力画像13として取得する。本ステップ後はステップS2に進む。
ステップS2では、キャリブレーション治具撮像時(以下、単に撮像時ともいう)のカメラ4の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を計算する。具体的には、ステップS1で撮像された撮像画像と、キャリブレーションデータ記憶部12に予め記憶されているカメラ4のキャリブレーションデータを用いて、カメラ4の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を計算する。なお、このカメラ4の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置は、既存のキャリブレーション計算によって計算可能である。本ステップ後はステップS3に進む。
ステップS3では、カメラ4の設置が固定であるかを判別する。この判別がNOである場合、即ち図1に示されるようにカメラ4がロボット2のフランジ5に取り付けられたハンドカメラ等である場合には、ステップS4に進む。一方、この判別がYESである場合、即ちカメラ4が例えば台Tの上方に固定された固定カメラである場合には、ステップS9に進む。
ステップS4は、カメラ4がロボット2のフランジ5に取り付けられたハンドカメラであり、ロボット2が動作するとカメラ4の位置も連動して変わる場合の処理である。そのため本ステップでは、カメラ4を取り付けた後はロボット2の動作によっては変わらないフランジ5の位置を基準としたカメラ4の位置を、キャリブレーションデータから取得する。なおハンドカメラの場合、フランジ5とカメラ4の相対位置は、キャリブレーション実行時にキャリブレーションの外部パラメータとして求められる。本ステップ後はステップS5に進む。
ステップS5では、ロボット制御装置20から、撮像時の基準位置を基準としたフランジ5の位置を取得する。ここで、予め設定された基準位置を基準としたフランジ5の位置情報については、ロボット2に対する動作指令を生成するロボット制御装置20から常に取得可能である。本ステップ後はステップS6に進む。
ステップS6では、撮像時の基準位置を基準としたカメラ4の位置を計算する。具体的には、ステップS4で取得したフランジ5の位置を基準としたカメラ4の位置と、ステップS5で取得した撮像時の基準位置を基準としたフランジ5の位置と、に基づいて、撮像時の基準位置を基準としたカメラ4の位置を計算する。本ステップ後はステップS7に進む。
ステップS7では、撮像時の基準位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を計算して求める。具体的には、ステップS2で計算した撮像時のカメラ4の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置と、ステップS6で計算した撮像時の基準位置を基準としたカメラ4の位置と、に基づいて、撮像時の基準位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を計算する。本ステップ後はステップS8に進む。
ステップS8では、ステップS8で計算して求めた撮像時の基準位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を用いて、ロボット2の制御に使用する座標系を設定し、本処理を終了する。
一方、ステップS9は、カメラ4が例えば台Tの上方に固定された固定カメラであり、ロボット2の動作によりカメラ4の位置は変わらない場合である。そのため本ステップでは、カメラ4のキャリブレーションデータから、基準位置を基準としたカメラ4の位置を取得し、キャリブレーション実行時の基準位置を基準としたカメラ4の位置を、撮像時の基準位置を基準としたカメラ4の位置とする。なお、固定カメラの場合、基準位置を基準としたカメラ4の位置は、キャリブレーション実行時にキャリブレーションの外部パラメータとして求められる。本ステップ後、上述のステップS7、ステップS8に順次進み、上述の各手順を実行した後、本処理を終了する。
本開示の第1実施形態に係る座標系設定システム1によれば、以下の効果が奏される。
本開示の第1実施形態に係る座標系設定システム1では、キャリブレーション済みのカメラ4と、カメラ4のキャリブレーション実行時に得られたキャリブレーションデータを予め記憶するキャリブレーションデータ記憶部12と、カメラ4により座標系を設定したい位置に設置されたキャリブレーション治具Jを撮像して得られた撮像画像を処理する画像処理部11と、画像処理部11による画像処理結果を用いてロボット2の制御に使用する座標系を設定する座標系設定部21と、を設けた。
そして、座標系設定部21が、カメラ4によりキャリブレーション治具Jを撮像して得られた撮像画像とキャリブレーションデータに基づいて、カメラ4の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を求めるとともに、キャリブレーションデータに基づいて、基準位置を基準としたカメラ4の位置を求める構成とした。加えて、座標系設定部21が、求めたカメラ4の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置と、求めた基準位置を基準としたカメラ4の位置と、に基づいて、基準位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を求め、これを用いてロボット2の制御に使用する座標系を設定する構成とした。
これにより、教示者はロボット操作を必要とせず、座標系を設定したい位置に置いたキャリブレーション治具Jを、キャリブレーション済みのカメラ4で撮像することで、簡易にロボット2の制御に使用する座標系を設定することができる。そのため、ロボット操作に慣れていない教示者が、誤った座標系を設定してロボット2が期待通りに制御できないリスクを回避することができる。従来、キャリブレーション治具に座標系を自動的に設定する技術が存在するが、複数の視点からキャリブレーション治具を撮像する必要があったため時間を要するうえ、1台の固定カメラでは不可能であったところ、本開示の第1実施形態によれば、1台のカメラによる一度の撮像のみで可能であり、短時間で簡易に座標系を設定することができる。
また本開示の第1実施形態では、カメラ4が固定カメラである場合には、キャリブレーションデータから取得される基準位置を基準としたカメラ4の位置を、基準位置を基準とした視覚センサ位置とする構成とした。また、カメラ4がハンドカメラである場合には、キャリブレーションデータから取得されるフランジ5の位置を基準としたカメラ4の位置と、キャリブレーション治具撮像時の基準位置を基準としたフランジ5の位置と、に基づいて、キャリブレーション治具撮像時の基準位置を基準としたカメラ4の位置を求める構成とした。
これにより、カメラ4がハンドカメラである場合と固定カメラである場合とを問わず、いずれの場合であっても、上述と同様の効果を得ることができる。
[第2実施形態]
上述の第1実施形態では、キャリブレーション治具Jが台T上に設置された例を示したが、本開示の第2実施形態として、キャリブレーション治具Jを、ロボット2のフランジ5に設置してもよい。この場合においても、カメラ4は、固定カメラでもハンドカメラでもいずれであってもよい。以下、本開示の第2実施形態について図5及び図6を参照して説明するが、上述の第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
図5は、本開示の第2実施形態に係るロボットシステムSAの構成を示す図である。ロボットシステムSAは、本開示の第2実施形態に係る座標系設定システム1Aを含んで構成される。ロボットシステムSAは、産業機械としてのロボット2と、視覚センサとしてのカメラ4と、視覚センサ制御装置10と、ロボット制御装置20と、キャリブレーション治具Jと、を備える。
本開示の第2実施形態に係る座標系設定システム1Aは、上述の第1実施形態に係る座標系設定システム1と同様の構成である。即ち、本開示の第2実施形態に係る座標系設定システム1Aは、視覚センサとしてのカメラ4と、視覚センサ制御装置10を構成する画像処理部11及びキャリブレーションデータ記憶部12と、ロボット制御装置20を構成する座標系設定部21と、を備える。
本開示の第2実施形態では、カメラ4がロボット2の上方に配置された所定の固定部Fに取り付けられた固定カメラである点が第1実施形態と相違する。また、キャリブレーション治具Jがロボット2のフランジ5に設置される点が第1実施形態と相違する。
また、本開示の第2実施形態では、座標系設定部21による座標系設定処理の内容の一部が、第1実施形態と相違する。具体的には、本開示の第2実施形態における座標系設定部21では、カメラ4により、フランジ5に設置されたキャリブレーション治具Jを撮像して得られた撮像画像に基づいてカメラ4の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を求めるとともに、キャリブレーションデータに基づいてキャリブレーション治具J撮像時の基準位置を基準としたカメラ4の位置をそれぞれ求め、これらに基づいて、キャリブレーション治具J撮像時の基準位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を求める。また、キャリブレーション治具J撮像時の基準位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置及び前記キャリブレーション治具J撮像時の基準位置を基準としたフランジ5の位置に基づいて、フランジ5の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を求める。そして、求めたフランジ5の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を用いて、ロボット2の制御に使用する座標系を設定する。
図6は、本開示の第2実施形態他に係る座標系設定システム1Aにおける座標系設定処理の手順を示すフローチャートである。図6に示されるように、本開示の第2実施形態他に係る座標系設定システム1Aにおける座標系設定処理のステップS1~ステップS7及びステップS9は、それぞれ、上述の第1実施形態他に係る座標系設定システム1における座標系設定処理のステップS1~ステップS7及びステップS9と同様である。
ステップS10は、ステップS7後に実行される。本ステップでは、フランジ5の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を計算する。具体的には、ステップS7で求めたキャリブレーション治具J撮像時の基準位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置と、ステップS5で求めたキャリブレーション治具J撮像時の基準位置を基準としたフランジ5の位置に基づいて、フランジ5の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を求める。本ステップ後はステップS11に進む。
ステップS11では、ステップS10で求めたフランジ5の位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を用いて、ロボット2の制御に使用する座標系を設定し、本処理を終了する。
以上により、ロボット2のフランジ5に、ロボット2を制御するための座標系が設定され、上述の第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
上述の第1実施形態及び第2実施形態では、基準位置を基準としたキャリブレーション治具Jの位置を用いて座標系を設定する座標系設定システム1を提案したが、本開示の第3実施形態では、基準位置から見たキャリブレーション治具Jの三次元位置と姿勢を計算する位置姿勢計測システム1Bを提案する。以下、本開示の第3実施形態について図7~図9を参照して説明するが、上述の第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本開示の第3実施形態に係るロボットシステムSAを示す図である。図8は、本開示の第3実施形態に係る位置姿勢計測システム1Bの構成を示すブロック図である。図9は、動作の補正量を説明するための図である。なお、図7では、ロボット2、視覚センサ制御装置10及びロボット制御装置20Bの記載を省略して示している。
図7に示されるように本実施形態では、工作機械7の表面に配置されたキャリブレーション治具Jを、ロボット2が把持するキャリブレーション済みのカメラ4で撮像する。また、図8に示されるように、本実施形態に係る位置姿勢計測システム1Bは、位置姿勢計算部22を備え、この位置姿勢計算部22により、カメラ4から見たキャリブレーション治具Jの三次元位置と姿勢(X,Y,Z,W,P,R)を計測し、該計測された三次元位置と姿勢から、ロボット2に対する工作機械7の三次元的な位置と姿勢を計算する。
より詳しくは、本実施形態に係る位置姿勢計算部22は、カメラ4によりキャリブレーション治具Jを撮像して得られた撮像画像とキャリブレーションデータに基づいて、カメラ位置を基準としたキャリブレーション治具Jの三次元位置及び姿勢を求める。また、位置姿勢計算部22は、キャリブレーションデータに記憶された、ロボット2に対して予め設定された基準位置を基準としたカメラ位置を求める。さらに、位置姿勢計算部22は、カメラ位置を基準としたキャリブレーション治具Jの三次元位置及び姿勢と、基準位置を基準としたカメラ位置と、に基づいて、基準位置を基準としたキャリブレーション治具Jの三次元位置及び姿勢を求める。これにより、キャリブレーション治具Jが配置された工作機械7のロボット2に対する三次元的な位置と姿勢を取得する。
以上のように本実施形態に係る位置姿勢計測システム1Bは、ロボット2に対する工作機械7の三次元的な位置姿勢を取得可能である。そのため、取得された現在の三次元的な位置姿勢と元々の基準の位置姿勢とから、図示しない補正部により、ずれ量を補正量として求め、その補正量分、ロボット2の動作に補正をかけることが可能である。具体的に、図9に示されるように、現在の検出位置にある工作機械7が基準位置にあるそれと重なるように座標系自体を移動・回転し、ここで求めた座標系の移動量をずれ量(補正量)とすることによって、ロボット2の所定の動作に簡単に補正をかけることが可能である。なお、図9は二次元で示しているが、三次元でも基本的に変わらない。
なお、本開示は上記の各態様に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良は本開示に含まれる。
例えば、座標系設定システム1,1Aをロボット2の制御に使用する座標系の設定に適用したが、これに限定されない。ロボット2以外の各種工作機械の制御に使用する座標系の設定にも適用可能である。
1,1A 座標系設定システム
1B 位置姿勢計測システム
2 ロボット
3 ロボットアーム
4 カメラ(視覚センサ)
5 フランジ
6 手先のツール
10 視覚センサ制御装置
11 画像処理部
12 キャリブレーションデータ記憶部
13 入力画像
20,20B ロボット制御装置
21 座標系設定部
22 位置姿勢計算部
J キャリブレーション治具
S,SA,SB ロボットシステム
T 台

Claims (4)

  1. 産業機械の制御に使用する座標系を設定する座標系設定システムであって、
    キャリブレーション済みの視覚センサと、
    前記視覚センサのキャリブレーションを実行した時に得られたキャリブレーションデータを予め記憶するキャリブレーションデータ記憶部と、
    前記視覚センサにより、前記座標系を設定したい位置に設置されたキャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像を処理する画像処理部と、
    前記画像処理部による画像処理結果を用いて前記産業機械の制御に使用する座標系を設定する座標系設定部と、を備え、
    前記座標系設定部は、
    前記視覚センサにより前記キャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像と前記キャリブレーションデータに基づいて求めた、視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、
    前記キャリブレーションデータに記憶された、前記産業機械に対して予め設定された基準位置を基準とした視覚センサ位置と、
    前記視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、前記基準位置を基準とした視覚センサ位置と、に基づいて、基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、を求め、かつ、
    前記基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置を用いて前記産業機械の制御に使用する座標系を設定し、
    前記産業機械は、
    ロボットアームと、前記ロボットアームと手先のツールを繋ぐフランジと、を有するロボットであり、
    前記座標系設定部は、
    前記視覚センサが固定カメラである場合には、前記キャリブレーションデータから取得される基準位置を基準としたカメラ位置を、前記基準位置を基準とした視覚センサ位置とし、
    前記視覚センサが前記フランジに取り付けられたハンドカメラである場合には、前記キャリブレーションデータから取得されるフランジ位置を基準としたカメラ位置と、キャリブレーション治具撮像時の基準位置を基準としたフランジの位置と、に基づいて、キャリブレーション治具撮像時の前記基準位置を基準とした視覚センサ位置を求める、座標系設定システム。
  2. 産業機械の制御に使用する座標系を設定する座標系設定システムであって、
    キャリブレーション済みの視覚センサと、
    前記視覚センサのキャリブレーションを実行した時に得られたキャリブレーションデータを予め記憶するキャリブレーションデータ記憶部と、
    前記視覚センサにより、前記座標系を設定したい位置に設置されたキャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像を処理する画像処理部と、
    前記画像処理部による画像処理結果を用いて前記産業機械の制御に使用する座標系を設定する座標系設定部と、を備え、
    前記座標系設定部は、
    前記視覚センサにより前記キャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像と前記キャリブレーションデータに基づいて求めた、視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、
    前記キャリブレーションデータに記憶された、前記産業機械に対して予め設定された基準位置を基準とした視覚センサ位置と、
    前記視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、前記基準位置を基準とした視覚センサ位置と、に基づいて、基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、を求め、かつ、
    前記基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置を用いて前記産業機械の制御に使用する座標系を設定し、
    前記産業機械は、
    ロボットアームと、前記ロボットアームと手先のツールを繋ぐフランジと、を有するロボットであり、
    前記画像処理部は、
    前記視覚センサにより、前記フランジに設置された前記キャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像を処理し、
    前記座標系設定部は、
    前記視覚センサにより前記キャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像と前記キャリブレーションデータに基づいて求めた、視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、
    前記キャリブレーションデータに記憶された、前記産業機械に対して予め設定された基準位置を基準とした視覚センサ位置と、
    前記視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、前記基準位置を基準とした視覚センサ位置と、に基づいて、基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、を求め、かつ、
    前記基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置及び前記産業機械から取得した基準位置を基準としたフランジの位置に基づいて、フランジの位置を基準としたキャリブレーション治具の位置を求め、かつ、
    前記フランジの位置を基準としたキャリブレーション治具の位置を用いて前記産業機械の制御に使用する座標系を設定する、座標系設定システム。
  3. 産業機械の基準位置から見たキャリブレーション治具の三次元位置と姿勢を計測する位置姿勢計測システムであって、
    キャリブレーション済みの視覚センサと、
    前記視覚センサのキャリブレーションを実行した時に得られたキャリブレーションデータを予め記憶するキャリブレーションデータ記憶部と、
    前記視覚センサにより、前記キャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像を処理する画像処理部と、
    前記画像処理部による画像処理結果を用いて、前記産業機械の基準位置から見た前記キャリブレーション治具の三次元位置と姿勢を計算する位置姿勢計算部と、を備え、
    前記位置姿勢計算部は、
    前記視覚センサにより前記キャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像と前記キャリブレーションデータに基づいて求めた、視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、
    前記キャリブレーションデータに記憶された、前記産業機械に対して予め設定された基準位置を基準とした視覚センサ位置と、
    前記視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、前記基準位置を基準とした視覚センサ位置と、に基づいて、基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、を求め
    前記産業機械は、
    ロボットアームと、前記ロボットアームと手先のツールを繋ぐフランジと、を有するロボットであり、
    前記位置姿勢計算部は、
    前記視覚センサが固定カメラである場合には、前記キャリブレーションデータから取得される基準位置を基準としたカメラ位置を、前記基準位置を基準とした視覚センサ位置とし、
    前記視覚センサが前記フランジに取り付けられたハンドカメラである場合には、前記キャリブレーションデータから取得されるフランジ位置を基準としたカメラ位置と、キャリブレーション治具撮像時の基準位置を基準としたフランジの位置と、に基づいて、キャリブレーション治具撮像時の前記基準位置を基準とした視覚センサ位置を求める、位置姿勢計測システム。
  4. 産業機械の基準位置から見たキャリブレーション治具の三次元位置と姿勢を計測する位置姿勢計測システムであって、
    キャリブレーション済みの視覚センサと、
    前記視覚センサのキャリブレーションを実行した時に得られたキャリブレーションデータを予め記憶するキャリブレーションデータ記憶部と、
    前記視覚センサにより、前記キャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像を処理する画像処理部と、
    前記画像処理部による画像処理結果を用いて、前記産業機械の基準位置から見た前記キャリブレーション治具の三次元位置と姿勢を計算する位置姿勢計算部と、を備え、
    前記位置姿勢計算部は、
    前記視覚センサにより前記キャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像と前記キャリブレーションデータに基づいて求めた、視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、
    前記キャリブレーションデータに記憶された、前記産業機械に対して予め設定された基準位置を基準とした視覚センサ位置と、
    前記視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、前記基準位置を基準とした視覚センサ位置と、に基づいて、基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、を求め
    前記産業機械は、
    ロボットアームと、前記ロボットアームと手先のツールを繋ぐフランジと、を有するロボットであり、
    前記画像処理部は、
    前記視覚センサにより、前記フランジに設置された前記キャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像を処理し、
    前記位置姿勢計算部は、
    前記視覚センサにより前記キャリブレーション治具を撮像して得られた撮像画像と前記キャリブレーションデータに基づいて求めた、視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、
    前記キャリブレーションデータに記憶された、前記産業機械に対して予め設定された基準位置を基準とした視覚センサ位置と、
    前記視覚センサ位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、前記基準位置を基準とした視覚センサ位置と、に基づいて、基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置と、を求め、かつ、
    前記基準位置を基準としたキャリブレーション治具の位置及び前記産業機械から取得した基準位置を基準としたフランジの位置に基づいて、フランジの位置を基準としたキャリブレーション治具の位置を求める、位置姿勢計測システム。
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