JP7387763B2 - 金型および成形システム - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年5月17日に出願された、米国仮出願62/849725号の利益を主張する。

開示の分野
本開示は、射出成形システムに関するものである。

背景技術
射出成形機による成形品の製造には、金型を型締めした後に、金型内への樹脂の射出、樹脂の固化による体積減少を補うための高圧での金型への樹脂の押し込み、樹脂が固化するまでの金型内での成形品の保持、および金型からの成形品の取り出しが含まれる。
上述の成形方法では、生産性を高めるために、1台の射出成形機に対して、2つの金型を用いる方法が提案されている。例えば、米国特許第2018/0009146号/日本特許公開第2018-001738号/VN20160002505号には、搬送装置3Aおよび3Bが射出成形機2の両側に配置されるシステムが論じられている。このシステムでは、1台の射出成形機2に対して、複数の金型を搬送装置3Aおよび3Bによって入れ替えながら、成形品を製造する。図1は、米国特許第2018/0009146号/日本特許公開第2018-001738号/VN20160002505号の射出成形システムを示す。
このシステムでは、金型100Aまたは100Bの冷却は、射出成形機2の外部の搬送装置3Aまたは3B上にて行われる。一方の金型100A/100Bの冷却中には、成形品の取り出し→型締め→射出/保圧の各工程が、他方の金型100A/100Bに対して、射出成形機2により行われる。射出成形機2によって、型開きおよび成形品の取り出しが行われるため、搬送装置3Aおよび3Bには、型開きのための機能および成形品の取り出しのための機能が不要である。
これにより、複数の金型を交替しながら、1台の射出成形機2で成形品Pを製造することが可能となる。これにより、システム全体のコストを削減することが可能である。
金型交換工程の開始から、他の金型排出工程、射出工程、保圧工程まで、および再度の金型交換工程の完了までの全ての工程に要する時間が、金型の1つを冷却するのに要する時間に収まれば、通常の成形に比べて生産性が最大2倍向上される。すなわち、コストアップを抑制することに加えて、高い生産性を実現できるというメリットがある。
加熱冷却成形の技術が知られている。この技術では、予め、金型を樹脂の熱変形温度よりも高い温度に加熱し、樹脂を金型に射出した後、金型を冷却する。この技術は、成形品の外観不良を防止できるが、強制加熱冷却装置が必要である。加えて、成形工程が、通常の成形方法のよりも、長くかかるという欠点がある。
必要とされるのは、複数の金型を交替する射出成形システムにおいて、加熱冷却成形を行うための技術である。

発明の概要
本開示の少なくとも1つの態様によれば、射出成形システム用の金型であって、前記射出成形システムは、射出成形機と、前記射出成形機内の成形動作位置に前記金型を搬送するように構成される搬送装置と、前記金型を移動させるための動力を供給するように構成される駆動ユニットとを含み、前記金型が、定金型と、可動金型と、前記固定金型に対して固定される取付板とを含み、前記金型に対する改良は、前記取付板上、および、前記固定金型から下方に延出する延出部において、または、前記取付板上、および、前記固定金型から前記金型の搬送方向に突出する突出部において設けられ、前記取付板の半ばよりも下方に位置される、前記駆動ユニットからの動力を前記金型に伝達するための第1の取付領域を含む、射出成形システム。
本開示のこれおよびその他の実施形態、特徴、および利点は、添付の図面と関連する以下の本開示の例示的な実施形態の詳細な説明、ならびに提供する特許請求の範囲を読めば、明らかになるであろう。
図1は、射出成形システムを示す。
図2A~図2Dは、金型の構成を示す。
図3Aは、金型を示す。
図3Bは、金型を示す。
図3Cは、金型を示す。
図3Dは、金型を示す。
図4は、様々の種類の金型において使用される連結部の変形を示す。
図5~図7は、搬送ユニットのロッドを連結部に固定するためのアタッチメントを示す。
図8A~図8Cは、射出成形システムを示す。
これらの図を通して、特に明記しない限り、示された実施形態の同様の特徴、要素、構成要素または部分には、同じ参照番号および符号が使用されている。さらに、本開示は、これらの図を参照して詳細に説明されるが、その説明は、例示的な実施形態に関連してなされる。添付の請求項によって定義されるこの本開示の真の範囲および趣旨から逸脱することなく、記載された例示的な実施形態に変更および改変を加えることができることが意図されている。

例示的な実施形態の詳細な説明
本開示は、複数の実施形態を有し、当業者に既知の詳細については、特許、特許出願、および他の参考文献に依拠している。したがって、本明細書において、特許、特許出願、または他の参考文献が引用される、または繰り返されるとき、それらは、記載される課題のためだけではなくあらゆる目的のために、引用することによりその全体が本明細書の一部となることを理解されたい。
図を参照して、各図の矢印XおよびYは、互いに直交する水平方向を示しており、矢印Zは、地面に対して垂直(直立)方向を示している。
図1は、米国特許第2018/0009146号/日本特許公開第2018-001738号/VN20160002505号の射出成形システム1を示しており、ここでは情報/説明の目的でのみ提供されている。
射出成形システム1は、射出成形機2と、搬送装置3Aおよび3Bと、コントローラ4とを含む。射出成形システム1は、1台の射出成形機2に対して、搬送装置3Aおよび3Bを用いて複数の金型を入れ替えながら、成形品を製造する。2つの金型100Aおよび100Bが用いられる。
金型100A/100Bは、固定金型101と、固定金型101に対して開閉される可動金型102との組である。成形品は、固定金型101と可動金型102との間に形成されたキャビティに溶融樹脂を射出することで成形される。固定金型101および可動金型102には、それぞれ取付板101aおよび102aが固定されている。取付板101aおよび102aは、金型100A/100Bを射出成形機の成形動作位置11(型締位置)に固定するために用いられる。
金型100A/100Bには、固定金型101と可動金型102との間を閉状態に維持する自己閉鎖部103が設けられている。自己閉鎖部103によって、射出成形機2から金型100A/100Bを搬出した後に、金型100A/100Bが開くことを防止することが可能となる。自己閉鎖部103は、磁力を利用して金型100A/100Bを閉状態に維持する。自己閉鎖部103は、固定金型101および可動金型102の反対面に沿って複数の箇所に配置されている。自己閉鎖部103は、固定金型101側の要素と可動金型102側の要素との組み合わせである。通常、金型100Aおよび100Bの1つに対して、自己閉鎖部103は2組以上設置される。
搬送装置3Aは、金型100Aを射出成形機2の成形動作位置11に搬入および搬出する。搬送装置3Bは、金型100Bを成形動作位置11に搬入および搬出する。搬送装置3A、射出成形機2、および搬送装置3Bは、この順にX軸方向に並ぶように配置されている。言い換えると、搬送装置3Aおよび搬送装置3Bは、射出成形機2をX軸方向において挟むように、射出成形機2に対して横方向に配置されている。搬送装置3Aおよび3Bは、互いに対向して配置され、搬送装置3Aは射出成形機2の左右の一側方に、搬送装置3Bは他側方にそれぞれ隣接して配置されている。成形動作位置11は、搬送装置3Aと搬送装置3Bとの間に位置している。搬送装置3Aおよび3Bは、それぞれ、フレーム30と、搬送ユニット31と、複数のローラ32と、複数のローラ33とを含む。
フレーム30は、搬送装置3Aおよび3Bの骨格であり、搬送ユニット31と、複数のローラ32および33とを支持する。搬送ユニット31は、金型100A/100BをX軸方向に往復移動させ、成形動作位置11に対して金型100A/100Bを排出および挿入する装置である。
搬送ユニット31は、モータを駆動源として有する電動シリンダであり、シリンダに対して進退するロッドを含む。シリンダは、フレーム30に固定されており、固定金型101は、ロッドの縁部に固定されている。搬送ユニット31には、流体アクチュエータも電気アクチュエータも使用することができるが、電気アクチュエータのほうが、金型100A/100Bを搬送する際に、位置や速度のよりよい制御精度を提供することができる。流体アクチュエータは、例えば、油圧シリンダまたはエアシリンダであってもよい。電気アクチュエータはまた、電動シリンダに加えて、モータを駆動源として有するラックアンドピニオン機構や、モータを駆動源として有するボールねじ機構などでありうる。
搬送ユニット31は、各搬送装置3Aおよび3B毎に、独立して配置されている。しかし、金型100Aおよび100Bを支持する共通の支持部材を用いることができるし、この支持部材のためには、単一の共通の搬送ユニット31を配置することができる。搬送ユニット31が、各搬送装置3Aおよび3B毎に、独立して配置されている場合には、搬送時に金型100Aと金型100Bとの間で移動ストロークが異なる場合を取り扱うことが可能となる。例えば、金型の幅(X方向の幅)が異なり、または、金型の厚さ(Y方向の幅)が異なることから、金型たちを同時に搬送することができない場合である。
複数のローラ32は、X軸方向に配列されたローラ列を構成しており、Y軸方向に離間して2列構成されている。複数のローラ32は、Z軸方向の回転軸を中心に回転し、金型100A/100Bの側面(取付板101aおよび02aの側面)に接触して、金型100A/100Bを横から支えて金型100A/100BのX軸方向への移動をガイドする。複数のローラ33は、X軸方向に配列されたローラ列を構成しており、Y軸方向に離間して2列構成されている。複数のローラ33は、Y方向の回転軸を中心に回転し、金型100A/100Bの底面(取付板101aおよび02aの底面)を支持して、金型100A/100Bを下から支えて金型100A/100BのX方向への移動を円滑にする。
コントローラ4は、射出成形機2を制御するコントローラ41と、搬送装置3Aを制御するコントローラ42Aと、搬送装置3Bを制御するコントローラ42Bとを含む。各コントローラ41、42A、および42Bは、例えば、CPUなどのプロセッサと、RAMと、ROMと、ハードディスクなどの記憶装置と、センサやアクチュエータに接続されるインターフェース(図示せず)とを含む。プロセッサは、記憶装置に記憶されたプログラムを実行する。コントローラ41が実行するプログラム(制御)の一例は後述する。コントローラ41は、コントローラ42Aおよび42Bと通信可能に接続され、コントローラ42Aおよび42Bに100A/100Bの搬送に関する指示を提供する。コントローラ42Aおよび42Bは、金型100A/100Bの搬入および搬出が終了する場合、動作完了の信号をコントローラ41に送信する。また、コントローラ42Aおよび42Bは、異常発生時に非常停止の信号をコントローラ41に送信する。
射出成形機2、搬送装置3A、搬送装置3Bそれぞれにコントローラが設けられているが、1つのコントローラで3台全ての装置を制御することもできる。また、より信頼性の高いしかも協調的な動作のため、搬送装置3Aと搬送装置3Bとを単一のコントローラで制御することができる。
図2A~図2Dは、従来技術における金型100の構成を示す。説明目的のため、以下の図2A~図2Dの説明では、参照番号100を金型に使用する。
図2Aは、金型100の斜視図を示す。金型100は、固定金型101と可動金型102とを含む。取付板101aは、固定金型101に固定されており、取付板102aは、可動型102に固定されている。また、固定金型101には、連結部150が取り付けられており、固定金型101は、連結部150を介して搬送ユニット31に連結されている。
図2Bは、金型100に連結されている搬送ユニット31の方向から見た金型100を示す。連結部31が取り付けられる取付領域は、固定金型101から可動金型102まで延びていないので、連結部150を固定金型101上の安定した領域に取り付けることができる。
図2Cは、固定金型101が可動金型102よりも厚い構成を示す。この構成では、取付領域が固定金型101から可動金型102まで延びているため、連結部150を固定金型101上の安定した領域に取り付けることができない。
図2Dは、スタック成形方法を取り扱う金型100の構成を示す。金型100は、固定金型101と、可動金型102-1と、可動金型102-2とを含む。スタック成形方法とは、射出成形を2箇所で行なわれ、固定金型101と可動金型102-1との間にキャビティが形成され、また、可動金型102-1と可動金型102-2との間にキャビティが形成される方法である。
図2Dにおいての構成の場合、取付領域は固定金型101から可動金型102-2まで延びているため、連結部150を固定金型101上の安定領域に取り付けることができない。
上述したように、連結部150を固定金型101に取り付ける構成は、図2Cおよび図2Dに示すような様々の種類の金型を扱うことが難しいという問題がある。
図3A~図3Dは、例示的な実施形態における金型を示す。説明目的のため、金型100Aのみを説明するが、本実施形態は、金型100Bにも適用可能である。
図3Aにおいて、金型100Aは、固定金型101と、可動金型102-1と、可動金型102-2と、取付板101aと、取付板102aとを含む。取付板101aは、固定金型101に固定されており、取付板102aは、可動金型102-1に固定されている。金型100Aは、3つの金型を含み、スタック成形方法に用いることができる。
本実施形態では、連結部151は、取付板101aに取り付けられている。取付板101aは、固定金型101に固定されており、固定金型101から下方に延びる。延出部には、連結部151によって視界から遮断されているため、図3Aには示されていない取付領域がある。連結部151に取り付け可能な構造は、取付領域に設けられている。この構造は、ネジ穴であってもよく、連結部151が嵌合可能な場所であってもよい。
連結部151は、ネジ (図示せず) を介して取付板101aの取付領域に取り付けられており、取付板101aの取付領域から容易に取り外すことができる。これにより、金型100Aが交換されるときに、便利である。金型100Aに関しては、図3Aに示すように、取付板101aの底部に空間があり、この空間を取付領域としている。したがって、搬送ユニット31との連結のために金型100Aをカスタマイズする必要がない。
図3Bは、金型100Aの別の例示的な実施形態を示す。本実施形態では、固定金型101に固定された取付板101は、固定金型101からX軸方向に突出している。突出部は、取付領域を含む。金型100Aは、射出成形機2に比べて小型である場合には、取付板101a内の方向 (X軸方向) に空間が存在し得る。この空間は、取付領域として使用される。したがって、搬送ユニット31との連結のために金型100Aをカスタマイズする必要がない。
搬送ユニット31に含まれているアクチュエータが金型100Aの下方に設けられている場合、金型100Aを効率よく移動させるには、連結部151をZ軸方向の取付板101Aの半ばよりも低い位置に設ける方がよい。
上述の実施形態では、射出成形システム1に搬送ユニット31が2つ設けられているが、これは限定されるものであるとはみなされない。別の例示的な実施形態では、金型100Aおよび100Bを移動させるために、1つの搬送ユニット31のみを設けることができる。本実施形態では、金型100Aと金型100Bとの間に追加の連結部が設けられている。図3Cおよび図3Dは、取付板101AのX軸方向両側に設けられた、連結部151および連結部152に対する金型100Aをそれぞれ示している。図3Cは図3Aに対応し、図3Dは図3Bに対応する。
一方の連結部は、金型100Aと搬送ユニット31とを連結するために用いられ、他方の連結部は、金型100Aと100Bとを連結するために用いられる。図4を参照して、様々な種類の金型における連結部の変形を以下に説明する。
図4において、金型400に取り付けることができる連結部401および連結部402の位置が点線で示されている。連結部401および連結部402は、同種の金型および異なる種類の金型に取り付けることができる。これにより、金型の種類や連結部の変形に基づいて、金型に取り付ける連結部を変更することが可能となる。
図5~図7は、連結部の変形を扱うことを可能にする、搬送ユニット31のロッドと、連結部と、を互いに固定するためのアタッチメントを示す。
図5は、金型内にコールドランナーを設けることができるように、アクチュエータを3つの部分に分割された金型に連結するためのアタッチメントを示す。図5の左上図は、金型500、連結部501、および金型500を搬送する搬送ユニット31内のアクチュエータのロッド511の位置関係を示す。図5の左下図は、連結部501、ロッド511、およびロッド511と連結部501とを互いに固定するアタッチメント521の、垂直方向の上から見た様子を示す。図5の右上図は、金型550、連結部551、および金型550を搬送する搬送ユニット31内のアクチュエータのロッド511の位置関係を示す。図5の右下図は、連結部551、ロッド511、およびロッド511と連結部551とを互いに固定するアタッチメント571の、垂直方向の上から見た様子を示す。金型500および550の各々は、図3に示す金型100と同様に、固定金型および可動金型、ならびに取付板を含む。
図5の左側の図において、アタッチメント521の一方側が、金型500に固定されている連結部501に固定されており、アタッチメント521の他方側が、搬送ユニット31内のアクチュエータのロッド511に着脱可能に固定されている。アタッチメント521は、搬送装置3に設けられている。連結部501は、例えば、図3Aにおける連結部150と同様に、固定金型101の真下に配置されている。連結部501は、Y-Z平面上においてY軸方向に長手方向に位置している。
図5の右側の図において、アタッチメント571の一方側が、金型550に固定されている連結部551に固定され、アタッチメント571の他方側が、搬送ユニット31内のアクチュエータのロッド511に着脱可能に固定されている。アタッチメント571は、搬送装置3に設けられている。連結部551は、固定金型101よりも搬送装置3の近くに配置されている。連結部551は、X-Z平面上においてZ軸方向の長手方向に位置している。
異なる連結部に対する位置関係の例を示すために、領域502’は、異なる連結部が占有する領域を表し、領域501’は、さらに異なる連結部が占有する領域を表す。
なお、搬送装置3は、連結部501と、領域502’を占有する連結部との両方を取り扱えることが好ましい。これを実現するために、搬送装置3は、金型500の搬送方向であるX軸方向に見て、ロッド511の中心軸が連結部が常に存在する領域と重なるように配置されている。図5の左側の図において、連結部が常に存在する領域は、連結部501と領域502’とが重なる領域である。領域502’および501’が常に存在するように、金型の連結部を形成することにより、搬送装置3を備えている射出成形機2が使用可能となる。
図5の下部の図において、搬送ユニット31の側面上における金型500/550の端面の位置が点線533によって示されている。搬送ユニット31の側面上における連結部501の端面の位置が点線531によって示されている。搬送ユニット31の側面上における連結部551の端面の位置が点線532によって示されている。金型500/550の側面上におけるロッド511の端面の位置が点線534によって示されている。
点線531と点線533との間の距離L1は、点線532と点線533との間の距離L2とは異なる。すなわち、金型500の端面と連結部501の端面との間の距離L1は、金型550の端面と連結部551の端面との間の距離L2とは異なる。距離の差は、アタッチメント521およびアタッチメント571によって調整される。X軸方向において、アタッチメント521の厚さは、アタッチメント571の厚さとは異なる。この厚さの差は、L1―L2に等しい。ロッド511の端面と、搬送装置3の側面上におけるロッド511に連結されている金型500/550の端面との間の距離は、常に一定である。結果として、搬送装置3による金型500/550の搬送制御が標準化、簡単化される。
各連結部毎に、ロッドを異なる金型および異なる連結部に連結可能なアタッチメントを設けることにより、単一の搬送装置で複数の金型を使用することができる。これにより、搬送装置の設計の標準化が可能となるので、搬送装置の製造が容易になる。加えて、どの搬送装置を用いても、複数の金型を使用することができるので、射出成形機の使い勝手が向上する。
図6および図7は、搬送装置を金型に連結するためのアタッチメントの追加例を示す。図6の左上図は、金型500、連結部501、および金型500を搬送する搬送装置におけるアクチュエータのロッド611の位置関係を示す。図6の左下図は、連結部501、ロッド611、およびロッド611と連結部501とを互いに固定するアタッチメント621の垂直方向の上から見た様子を示す。図6の右上図は、金型550、連結部551、および金型550を搬送する搬送装置におけるアクチュエータのロッド611の位置関係を示す。図6の右下図は、連結部551、ロッド611、およびロッド611と連結部551とを互いに固定するアタッチメント671の垂直方向の上から見た様子を示す。
図6に示す例では、搬送装置は、金型内にコールドランナーを設けることができるよう、3つの部分に分割された金型のために主に使用される搬送装置である。搬送装置内のアクチュエータのロッド611の位置は、X軸方向へ、すなわち、金型500/550の搬送方向またはロッド611の長手方向へ見た場合、金型500/550の半ばより固定金型 (図示せず) の近くに配置されている。アタッチメント621は、ロッド611を3つの部分に分割された金型500に連結するアタッチメントであり、アタッチメント671は、ロッド611を3つの部分に分割された金型550に連結するアタッチメントである。
図6の左側に示す例では、ロッド611の中心軸は、連結部501に対して-Y軸方向側および+Z軸方向側 (垂直方向の上方) に配置されている位置にある。アタッチメント621は、Y軸方向およびZ軸方向への位置ずれを補うために、L字状をなしており、アタッチメント621のZ軸方向への延出部とロッド611とが互いに固定されている。アタッチメント621のY軸方向の延出部と連結部501とが互いに固定されている。
図6の右側に示す例では、ロッド611の中心軸は、連結部551に対して-Y軸方向側 (金型の開方向) に配置されている位置にある。アタッチメント621は、Y軸方向への位置ずれを補うために、Y軸方向への延出部を有しており、アタッチメント621の延出部の-Y軸側とロッド611とが互いに固定されている。アタッチメント621の延出部の+Y軸側と連結部551とが互いに固定されている。
図6の下部に示す例では、点線531、532、および533は、図5に示す点線531、532、および533と同じであるが、金型500/550の側面のロッド611の端面は、点線634によって示される。厚さの差はL1―L2に等しい。搬送装置側の、ロッド611の端面と、ロッド611に連結された金型500/550の端面との間の距離は、常に一定である。結果として、搬送装置による金型500/550の搬送制御が標準化、簡単化される。
ロッドを異なる金型および異なる連結部に連結することを可能にするアタッチメントを、連結部のそれぞれのために、設けることにより、単一の搬送装置で複数の金型を使用することができる。これにより、搬送装置の設計の標準化が可能となるので、搬送装置の製造が容易になる。加えて、どの搬送装置を用いても、射出成形機には複数の金型を使用することができるので、射出成形機の使い勝手が向上する。ロッドの中心軸と連結部とのY軸およびZ軸方向の位置ずれが補われるので、搬送装置の汎用性が向上する。
図7の上側の図は、2つの部分に分割されている金型700、搬送装置内のロッド611、および連結部701の位置関係を示す。図7の下側の図は、ロッド611、連結部701、およびロッド611と連結部701とを互いに固定するアタッチメント721の物理的な連結関係を示す。金型700にホットランナーを設けることができるよう、金型700が2つの部分に分割されている。金型700は、固定金型の側面に連結される。連結部701は、金型700の側面においてのロッド611に対応する位置に配置されている。連結部701は、アタッチメント721に連結されている。
図7の下側の図において、搬送装置側の金型700の側面が点線533によって示される。ロッド611の端面が点線634によって示される。ロッド611の端面と金型700との間の距離Lが搬送装置固有の値である場合、アタッチメント721の搬送方向 (X軸方向) への厚さは、距離Lから連結部701の厚さを減じることによって取得した厚さに設定される。
アタッチメント621、671、および721を用いることにより、金型(分割数)の種類に関係なく、金型を搬送するための共通制御を実行することが可能となる。より具体的には、金型の固有の値として、金型の中心 (または射出成形システムのノズルに対応する位置) と金型の側面との間の距離が必要とされる。金型に取り付けられている連結部からの他の変形は、アタッチメントの形状によって補われる。したがって、変形に依存しない搬送制御を実現することができる。
図6に示すように、アクチュエータのロッドの中心軸と連結部とが重ならない場合、ロッドを介してアクチュエータから伝達される動力が金型の搬送に影響を与える可能性がある。この影響が避けられない場合には、図5に示すように、3つの部分に分割された金型のための搬送装置を用いることが好ましい。この影響が問題にならない場合には、図6に示すアタッチメントを用いることで、搬送装置の汎用性が向上される。
上述の例示的な実施形態によれば、連結部は、固定金型が設けられている面上に設けられている。別の例示的な実施形態によれば、連結部は、固定プラテン61と接触している面以外の取付板101aの面上に設けることもできるし、例えば、取付板61の側面または上面に設けることもできる。連結部が側面、すなわち、図3BのY-Z平面に平行な面)に取り付けられている構成は、固定金型が設けられる面上に連結部を取り付けることができないほど、固定金型101と可動金型102との間の接触面積が大きい金型に有用である場合がある。
上述のいくつかの例示的な実施形態によれば、金型に連結部が設けられ、ロッドと連結部との間にアタッチメントが設けられている。連結部が、連結部とロッドとの間の連結が標準化をもって設計されている場合は、このアタッチメントは不要である場合がある。連結部は、いくつかのパラメータが様々な金型では標準化されているように設計できる。パラメータは、アクチュエータに連結される予定の端面からの連結部のX軸方向への補正、および連結部のY-Z平面における端面の面積のサイズおよび位置を含むことができる。この場合には、連結部はアタッチメントとしても機能する。
別の例示的な実施形態によれば、上述の標準化を考慮して設計された連結部には、アタッチメントが必要とされない場合がある中、金型のいくつかの特別な属性に起因して、標準化された連結部とは異なるように設計された特別な連結部には依然としてアタッチメントが必要である。さらなる別の例示的な実施形態によれば、ロッドと連結部との間の標準化を考慮して設計された連結部を備える金型には第1種のアタッチメントが用いられ、特殊な連結部を備える金型には第2種のアタッチメントが用いられる。
図8A~図8Cを参照して、別の例示的な実施形態を説明する。図8Aの上側は、金型の搬送方向である、X軸方向に見た金型100の図である。図8Aの下側は、垂直方向の上から見た、アクチュエータのロッド811、連結部801、および連結機構802の図である。本実施形態では、連結部801が金型100に固定され、連結機構802がロッド811に固定されている。連結部801は、連結機構802とはY軸方向にスライド自在に係合するように構成されている。連結部801は、例えば、固定金型に固定することができ、使用されるときに金型が3つの部分に分割される場合であっても、取付板101aに固定する必要はない。
連結部801は、搬送方向と交差する、Y-Z平面における断面Sを有する金型100に固定されている金型固定部8011を含み、連結機構802に対してY軸方向にスライド可能であるように構成されているスライド部8012も含む。スライド部8012もまた、断面Sよりも小さい断面S1を有する第1の部分を含み、断面S1よりも大きい断面S2を有する第2の部分も含む。第1の部分の大部分および第2の部分の全体が、連結機構802上に形成された中空部8021内に存在するように構成されている。この中空部8021は、第1の部分に対応するサイズの開口部と、第2の部分を収容するサイズの内部領域とを含む。
図8Bおよび図8Cは、金型固定部8011を実線で示し、中空部8021を点線で示す。図8Bは、Y軸に平行して、ロッド811の中心軸を交差する、平面の断面を示し、図8Cは、X軸に平行して、ロッド811の中心軸を交差する平面の断面を示す。図8Bおよび図8Cに示すように、Z軸方向の開口部の幅は、Z軸方向のスライド部8012の第1の部分の幅よりも大きいが、Z軸方向の第2の部分の幅よりも小さく、X軸方向およびZ軸方向のスライド部の移動を制限する。開口部およびY軸方向の内部領域の両方の幅は、Y軸方向の、第1の部分および第2の部分のそれぞれの幅よりも大きく、これによりスライド部8012をY軸方向にスライドさせることが可能となる。
例示的な実施形態の連結機構802はまた、内部領域に挿入可能かつ内部領域から引き込み可能な1つ以上のストッパ (図示せず) を含むことができる。金型100の搬送時に、ストッパを挿入することにより、スライド部8012のY軸方向への移動を制限することができる。これにより、連結部801が予想以上にスライドすることが防止される。
連結部801および連結機構802により、固定金型101が固定プラテン61から所定距離離間しているにもかかわらず、連結部801と連結機構802との間の連結が存在する間に、連結部801を連結機構802に対してスライドさせることが可能となる。この構造により、ロッド811の中心軸を金型100の中心平面近傍に設けることが可能となり、その結果、ロッド811から金型100に加わる力を低減させる。中心平面とは、X-Z平面(固定プラテン61および可動プラテン62に平行)に平行な、金型100の中心を交差する、平面である。
さらに別の例示的な実施形態によれば、連結部801は、可動金型102側の可動金型102または取付板102aに固定することができる。スライド部8012のスライド可能範囲は、固定金型101に取り付けられたスライド部のスライド可能範囲よりも大きくする必要がある場合がある。
さらに別の例示的な実施形態によれば、金型100A/100Bとロッドとを自動的に係合および/または解放するために、金型100A/100Bとアクチュエータのロッドとの間に連結機構を設けることができる。連結機構は、電子的にロックおよびロック解除されるように構成されたロック機構を含むことができる。例えば、コントローラ4は、搬送装置3が射出成形機2内の成形動作位置11への金型の搬送を終了した後、操作者によるスイッチの選択に応答して、ロック機構に金型とロッドとの間の連結を解除するよう指示する。コントローラ4は、金型100A/100Bによる射出成形が終了した後、操作者による別のスイッチの選択に応答して、金型100A/100Bとロッドとの間の連結を係合するようロック機構に指示する。この構成によれば、連結部を固定プラテン61から離間した取付板101a以外の部品に取り付けることができる。

[定義]
説明においては、開示する実施例が完全に理解されるように、具体的な詳細を記載している。他の例では、周知の方法、手順、構成要素、および回路については、本開示を不要に長くすることを避けるために、詳細には説明していない。
本明細書では、ある要素または部分が、別の要素または部分「の上にある」、「に接している」、「に接続されている」、または「に結合されている」と言及される場合、それは、直接にその別の要素または部分「の上にある」、「に接している」、「に接続されている」、または「に結合されている」こともあるし、あるいは介在する要素または部分が存在することもあることを理解されたい。これに対して、ある要素が、別の要素または部分「の上に直接にある」、「に直接に接続されている」、または「に直接に結合されている」と言及される場合には、介在する要素または部分は存在しない。「および/または」という用語を用いるときには、関連して列挙されている項目があれば、そのうちの1つまたは複数のあらゆる組合せを含む。
本明細書では、「の下(under)」、「の真下(beneath)」、「の下方(below)」、「の下側(lower)」、「の上方(above)」、「の上側(upper)」、「近位(proximal)」、「遠位(distal)」等の空間的に相対的な用語を、様々な図面に示すある要素または特徴の別の(1つまたは複数の)要素または特徴に対する関係を記述する際に、説明を容易にするために用いることがある。しかし、これらの空間的に相対的な用語は、図面に示す配向に加えて、使用時または動作時における装置の様々な配向をも包含することを意図するものと理解されたい。例えば、図中の装置を反転した場合には、別の要素または特徴の「下方(below)」または「真下(beneath)」と記述された要素が、それらの別の要素または特徴の「上方(above)」に配向されることになる。したがって、「の下方(below)」等の相対的な空間用語は、上および下の両方の配向を包含することができる。装置は、その他の配向にすることもでき(90度またはその他の配向に回転させることもでき)、本明細書で用いる空間的に相対的な記述語は、それに応じて解釈されるものとする。同様に、「近位(proximal)」および「遠位(distal)」という相対的な空間用語も、適用可能な場合には、入れ換えることができることもある。
本明細書で用いる「約」という用語は、例えば、10%以内、5%以内、またはそれ未満を意味する。いくつかの実施形態では、「約」という用語は、測定誤差内を意味することもある。
本明細書では、第1、第2、第3等の用語を、様々な要素、構成要素、領域、部分、および/または区画を説明するために用いることがある。これらの要素、構成要素、領域、部分、および/または区画は、これらの用語によって限定されないものと理解されたい。これらの用語は、単にある要素、構成要素、領域、部分、または区画を、別の領域、部分、または区画と区別するために用いているに過ぎない。したがって、以下に論じる第1の要素、構成要素、領域、部分、または区画は、本明細書の教示を逸脱することなく、第2の要素、構成要素、領域、部分、または区画と呼ぶこともできる。
本明細書で用いる用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、限定することは意図していない。本開示を説明する文脈における(中でも、添付の特許請求の範囲の文脈における)「1つの(a,an)」および「前記/その(the)」という用語ならびに類似の指示語の使用は、本明細書で別段の指示がない限り、またはそうでないことが文脈から明らかでない限り、単数形および複数形の両方を含むと解釈されるものとする。「備える(comprising)」、「有する(having)」、「含む(includes)」、「含んでいる(including)」および「含有する(containing)」という用語は、別段の言及がない限り、非限定用語(すなわち、「含むが、それに限定されない」を意味する)と解釈されるものとする。具体的には、本明細書でこれらの用語を用いるとき、記載する特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素が存在することを指定するが、明示的には述べられていない1つまたは複数のその他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループが存在すること、あるいは追加されることを排除するものではない。本明細書における値の範囲の記載は、本明細書で別段の指示がない限り、単にその範囲に該当する各別個の値について個々に言及する簡略表記法として機能するよう意図するものに過ぎず、各別個の値は、それが本明細書においては個々に記載されたかのごとく本明細書に組み込まれる。例えば、10~15の範囲を開示する場合には、11、12、13および14もまた開示される。本明細書に記載する全ての方法は、本明細書で別段の指示がない限り、またはそうでないことが文脈から明らかでない限り、任意の適切な順序で実施することができる。本明細書に提示するあらゆる例または例示的な言葉(例えば、「等の(such as)」)の使用は、単に本開示をより明確にすることを意図するものに過ぎず、別段に特許請求の範囲に記載がない限り、本開示の範囲を限定するものではない。本明細書中のいかなる言葉も、特許請求の範囲に記載のない任意の要素が、本開示の実施に必須であることを示すものではないと解釈されたい。
本開示の方法および構成は、様々な実施形態の形で組み込むことができ、そのほんの一部が本明細書に開示されているに過ぎないことを理解されたい。それらの実施形態の変形形態は、上述の説明を読めば、当業者には明白であろう。本発明者らは、当業者がそのような変形形態を必要に応じて採用するものと想定しており、また、本開示が、本明細書に具体的に記載されたものとは別様に実施されることを意図している。したがって、本開示は、適用法により許容されるように、本明細書に添付される特許請求の範囲に記載される主題の全ての修正形態および均等物を含む。さらに、本明細書で別段の指示がない限り、またはそうでないことが文脈から明らかでない限り、その全ての可能な変形形態における上記要素の任意の組み合わせが、本開示に包含される。
上記に開示された任意の例示的な実施形態の組み合わせも、本開示の実施形態として含まれる。上述の例示的な実施形態は、説明される実施形態を議論するが、これらの実施形態は限定的であるとはみなされない。

Claims (12)

  1. 射出成形システム用の金型であって、前記射出成形システムは、射出成形機と、前記射出成形機内の成形動作位置に金型を搬送するように構成される搬送装置と、前記金型を移動させるための動力を供給するように構成される駆動ユニットとを含み、
    前記金型は、
    固定金型と、
    可動金型と、
    前記固定金型に固定される取付板とを備え、
    前記金型に対する改良は、前記駆動ユニットからの動力を前記金型に伝達するための第1の取付領域であって、前記取付板のうち、垂直方向において前記固定金型から下方に延出する延出部に、または、前記取付板のうち、前記駆動ユニットに近接する側の前記固定金型から前記金型の搬送方向に突出する突出部に設けられ、かつ、前記垂直方向において前記取付板の中心よりも下方に位置する第1の取付領域を含み、
    前記駆動ユニットから前記金型に前記動力を伝達するように構成された連結部が前記第1の取付領域に連結可能となっており、かつ、前記金型の前記搬送方向で見たとき、前記連結部は、前記取付板から前記可動金型に向かって前記固定金型と前記可動金型との間の境界線を越えて延在するように構成される、
    射出成形システム用の金型。
  2. 別の金型と連結するための第2の取付領域が前記取付板上に設けられる、
    請求項1に記載の金型。
  3. 射出成形機と、
    前記射出成形機内の成形動作位置に金型を搬送するように構成される搬送装置と、
    前記金型を移動させるための動力を供給するように構成される駆動ユニットと
    を備える射出成形システムであって、
    前記射出成形システムに対する改良は、
    固定金型と、可動金型と、前記固定金型に固定される取付板と、を含む前記金型を含み、かつ
    前記駆動ユニットからの動力を前記金型に伝達するための第1の取付領域であって、前記取付板のうち、垂直方向において前記固定金型から下方に延出する延出部に、または、前記取付板のうち、前記駆動ユニットに近接する側の前記固定金型から前記金型の搬送方向に突出する突出部に設けられ、かつ、前記垂直方向において前記取付板の中心よりも下方に位置する第1の取付領域を含み、
    前記駆動ユニットから前記金型に前記動力を伝達するように構成された連結部が前記第1の取付領域に連結可能となっており、かつ、前記金型の前記搬送方向で見たとき、前記連結部は、前記取付板から前記可動金型に向かって前記固定金型と前記可動金型との間の境界線を越えて延在するように構成される、
    射出成形システム。
  4. 別の金型と連結するための第2の取付領域が前記取付板上に設けられる、
    請求項に記載の射出成形システム。
  5. 射出成形機と、金型を搬送するための搬送機とを含む射出成形システムに用いられる金型であって、前記金型は、
    可動金型と、
    固定金型と、
    前記固定金型が配置される一方側と、前記金型が前記射出成形機内に搬送された場合に前記射出成形機の固定プラテンが配置される反対側とを含む取付板であって、前記可動金型および前記固定金型の間の接触領域よりも前記一方側の領域が大きい取付板とを備え、
    前記金型に対する改良は、前記取付板に取り付けられ、前記金型に動力を伝達するために前記搬送機に取外し可能に取り付けられた連結部を含み、
    前記金型の搬送方向で見たとき、前記連結部は、前記取付板から前記可動金型に向かって前記固定金型と前記可動金型との間の境界線を越えて延在するように構成される、
    金型。
  6. 前記金型は第2の連結部により他の金型に連結され、前記第2の連結部は前記取付板に取り付けられる、
    請求項1に記載の金型。
  7. 第1の可動金型と、
    前記固定金型と前記第1の可動金型との間に配された第2の可動金型と、を備え、
    前記金型の前記搬送方向で見たとき、前記連結部は、前記取付板から前記第2の可動金型に向かって前記固定金型と前記第2の可動金型との間の境界線を越えて延在するように構成される、
    請求項1、2、5~6の何れか1項に記載の金型。
  8. 前記第1の可動金型および前記第2の可動金型は第1のキャビティを形成するように構成され、前記第2の可動金型および前記固定金型は第2のキャビティを形成するように構成され、
    前記第1のキャビティおよび前記第2のキャビティ内でそれぞれ成形品が形成される、
    請求項7に記載の金型。
  9. コールドランナーを更に備える、
    請求項7に記載の金型。
  10. 第1の可動金型と、
    前記固定金型と前記第1の可動金型との間に配された第2の可動金型と、を備え、
    前記金型の前記搬送方向で見たとき、前記連結部は、前記取付板から前記第2の可動金型に向かって前記固定金型と前記第2の可動金型との間の境界線を越えて延在するように構成される、
    請求項3に記載の射出成形システム。
  11. 前記第1の可動金型および前記第2の可動金型は第1のキャビティを形成するように構成され、前記第2の可動金型および前記固定金型は第2のキャビティを形成するように構成され、
    前記第1のキャビティおよび前記第2のキャビティ内でそれぞれ成形品が形成される、
    請求項10に記載の射出成形システム。
  12. コールドランナーを更に備える、
    請求項10に記載の射出成形システム。
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