JP7387530B2 - 音響パワーレベルの推定方法 - Google Patents
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Description
上記構成の音響パワーレベルの推定方法において、前記測定した音圧レベルは、前記電気音響変換器の測定値を補正した値である。また、この推定方法は、前記推定対象音源の測定環境で前記複数の電気音響変換器の各々が測定する前記基準音源の音圧レベルを取得する基準音源取得工程をさらに備える。前記算出工程では、前記複数の電気音響変換器ごとに、前記基準音源取得工程で取得した音圧レベルと前記再現取得工程で取得した音圧レベルとの差を、前記測定値を補正する補正値として算出する。
図1~図6を参照して、音響パワーレベルの推定方法の第1実施形態について説明する。
推定システム20は、マイクロホンMij、入力部21、および、推定装置25によって構成される。
入力部21は、例えばキーボードやマウスなどであり、オペレーターによって操作されることで推定装置25に各種情報が入力可能に構成されている。また入力部21は、推定装置25が実行する処理を指示可能に構成されている。入力部21は、マイクロホンMijと推定面要素Ziとの対応付け関係を示す対応付け情報、後述する基準音源34の音響パワーレベルLwを示す基準音源情報、推定装置25における測定値Lmijの取り扱いを切り替えるモード情報、などが入力可能に構成されている。モード情報は、再現環境モード、基準音源モード、測定モードのいずれかである。
取得部26は、各種情報を取得し、その取得した各種情報を示すデータを記憶部30の所定領域に格納する。
推定部29は、各推定面要素Ziの部分音響パワーレベルLwiを算出し、その算出した部分音響パワーレベルLwiに基づいて推定対象音源10の音響パワーレベルLwを推定する。
図3に示すように、まず、面要素設定工程が行われる(ステップS101)。面要素設定工程においては、推定対象音源10の形状に基づき、その推定対象音源10に対して複数の推定面要素Ziが設定される。
基準音源取得工程の開始時、各推定面要素Ziに対応付けられたマイクロホンMijは、閉空間12に設置された状態にある。基準音源取得工程においては、推定面要素Ziごとに、対応付けられたマイクロホンMijが測定する基準音源34の音圧レベルを取得する。基準音源34は、例えば、既知音響パワーレベルLwKを有する点音源である。基準音源34の既知音響パワーレベルLwKを示す基準音源情報は、入力部21を通じて推定装置25に入力される。推定装置25に入力された基準音源情報は、取得部26によって取得され、基準音源データ35として記憶部30の所定領域に格納される。
図4に示すように、推定面要素Z1に対応付けられたマイクロホンM1jで基準音源34の音圧レベルを取得するときには、推定面要素Z1の重心位置などに基準音源34を設置する。
図5を参照して、再現工程(ステップS107)と再現取得工程(ステップS108)とについて、推定面要素Z1を例に具体的に説明する。
具体的には、入力部21を通じて、再現環境モードを示すモード情報と、推定面要素Z1を示す情報とが推定装置25に入力される。その後、基準音源34を作動させ、入力部21を通じて推定装置25に測定開始を指示する。このときの再現環境モードにおいて、取得部26は、推定面要素Z1に対応付けられたマイクロホンM1jの測定値Lm1jを取得し、その取得したマイクロホンM1jの測定値Lm1jを示すデータを記憶部30の所定領域に格納する。
具体的には、入力部21を通じて推定対象音源10の音響パワーレベルLwの推定指示が推定装置25に入力される。推定指示が入力されると、推定部29は、推定用測定データ43と第2補正データ42とに基づいて、各マイクロホンMijについて、式(3)に示すように、推定用測定値Lrijから補正値Bijを減算した値を、マイクロホンMijが測定した音圧レベルである推定用音圧レベルLijとして算出する。そして、推定部29は、式(4)に示すように、推定面要素Ziごとに、対応付けられたマイクロホンMijの推定用音圧レベルLijの平均値を算出する。推定部29は、式(5)に示すように、その算出した平均値に対して補正値Aiを加算することにより推定面要素Ziごとに部分音響パワーレベルLwiを算出する。推定部29は、推定面要素Ziごとに算出された部分音響パワーレベルLwiの平均値を推定対象音源10の音響パワーレベルLwとして推定する。
(1-1)上述した音響パワーレベルLwの推定方法においては、マイクロホンMijによる推定対象音源10の測定環境が、基準音源34を測定対象とした半無響空間33に再現される。そして、基準音源34の既知音響パワーレベルLwKと、その再現された測定環境における各マイクロホンMijの再現環境測定値Lcijとに基づいて、推定面要素Ziごとの補正値Aiが算出される。
この構成によれば、基準音源34の設置回数を少なくできるため、推定対象音源10の音響パワーレベルLwを推定する際の補正値をより少ない工数で算出できる。その結果、該補正値を容易に算出できる。
図7を参照して、音響パワーレベルの推定方法の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態の音響パワーレベルの推定方法は、第1実施形態の音響パワーレベルの推定方法と補正値Aiの算出方法が異なる。そのため、第2実施形態においては、補正値Ai´の算出方法について詳細に説明する。
(2-1)上記構成であっても、第1実施形態の(1-1)~(1-4)に記載した効果に準ずる効果を得ることができる。
図8を参照して、音響パワーレベルの推定方法の第3実施形態について説明する。第3実施形態の音響パワーレベルの推定方法は、第1実施形態の音響パワーレベルの推定方法と基準音源測定値Ltijを用いて算出される補正値が異なる。そのため、第3実施形態については、その補正値の算出方法について詳細に説明する。
(3-1)上記構成であっても、第1実施形態の(1-1)~(1-3)に記載した効果に準ずる効果を得ることができる。
・各種測定データ36,41,43を得るための測定は、マイクロホンMijの設置位置の決定後であれば、どのような順番で行われてもよい。また、各種補正値についても、その補正値の算出で必要な測定データが得られたあとに算出されればよく、どのような順番で算出されてもよい。
・上述したように、本発明者らは、第2実施形態の推定方法においては特定周波数F1よりも低い周波数において真値に対する誤差が小さく、かつ、第3実施形態の推定方法においては特定周波数F1よりも高い周波数において真値に対する誤差が小さいことを見出した。すなわち、周波数帯域によって適正な補正方法が異なることを見出した。また、本発明者らは、特定周波数F1について、推定対象音源10の形状によって異なる値であり、基準音源34を用いて予め行った実験やシミュレーションの結果に基づいて、推定対象音源10の形状ごとに設定することが可能であることを見出した。このことから、推定対象音源10の音響パワーレベルLwは、推定対象音源10の形状に基づき、周波数帯域ごとに異なる補正方法で推定されてもよい。
Claims (4)
- 推定対象音源の周囲に設置された複数の電気音響変換器で前記推定対象音源の音圧レベルを測定し、前記測定した音圧レベルに基づいて前記推定対象音源の音響パワーレベルを推定する音響パワーレベルの推定方法であって、
前記複数の電気音響変換器の設置位置を決定する位置決め工程と、
音響パワーレベルが既知である基準音源を音源として半無響空間に前記推定対象音源の測定環境を再現する再現工程と、
前記再現された測定環境において前記複数の電気音響変換器が測定した前記基準音源の音圧レベルを取得する再現取得工程と、
前記取得した音圧レベルに基づいて、前記推定対象音源の音響パワーレベルを推定する際の補正値を算出する算出工程と、
を備える音響パワーレベルの推定方法。 - 前記推定対象音源の音響パワーレベルは、前記推定対象音源の形状に基づいて分割した複数の推定面要素ごとの部分音響パワーレベルの平均値により推定される値であり、
前記複数の推定面要素の各々には、前記複数の電気音響変換器のうちの少なくとも1つが対応付けられており、
前記部分音響パワーレベルは、前記対応付けられた電気音響変換器が測定した音圧レベルの平均値である平均音圧レベルを補正した値であり、
前記再現取得工程では、前記推定面要素ごとに、前記対応付けられた電気音響変換器が測定した前記基準音源の音圧レベルを取得し、
前記算出工程では、前記推定面要素ごとに、前記再現取得工程で取得した音圧レベルの平均値と前記基準音源の音響パワーレベルとの差を、前記平均音圧レベルを補正する補正値として算出する
請求項1に記載の音響パワーレベルの推定方法。 - 前記測定した音圧レベルは、前記電気音響変換器の測定値を補正した値であり、
前記推定対象音源の測定環境で前記複数の電気音響変換器の各々が測定する前記基準音源の音圧レベルを取得する基準音源取得工程をさらに備え、
前記算出工程では、前記複数の電気音響変換器ごとに、前記基準音源取得工程で取得した音圧レベルと前記再現取得工程で取得した音圧レベルとの差を、前記測定値を補正する補正値として算出する
請求項1または2に記載の音響パワーレベルの推定方法。 - 前記複数の電気音響変換器が測定する音圧レベルの周波数を複数の周波数帯域に区分けする区分工程と、
前記複数の周波数帯域の各々について、前記音響パワーレベルを算出する際の補正方法を選択する選択工程と、をさらに備える
請求項1~3のいずれか一項に記載の音響パワーレベルの推定方法。
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