JP7385375B2 - 胃瘻カテーテルセット、コネクタ及びコネクタ付きチューブ - Google Patents
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Description
具体的には、胃瘻カテーテルは、楕円形状や矢尻状の開口を有するマウントカバーを体表部(体表側に露出する部位)に備え、コネクタは、マウントカバーの開口の形状に整合する楕円形状や矢尻状を有して開口に通される掛止部(同文献には、フランジと記載。)を有する。
より詳細には、術者は、掛止部をマウントカバーの開口内部に通した後、掛止部の形状がカバーの開口の形状に整合しない位置にコネクタを回動することによって、掛止部をマウントカバーの内部で掛止めする。
一方、術者は、掛止部の形状がカバーの開口の形状に整合する位置に回動させることによって、コネクタをマウントカバーに対して着脱可能にすることができる。
このため、掛止位置と着脱可能位置を文字や矢印によってコネクタや胃瘻カテーテルの体表部に示すことも考えられるが、術者は、掛止状態と着脱可能状態とを直接的及び直感的に理解することが困難であることに変わりはなく、使い勝手のよい胃瘻カテーテルセットが望まれていた。
図1は、本実施形態に係る胃瘻カテーテルセット1、1Xの正面図、図2は、図1の胃瘻カテーテルセット1の一部(上部)を示す上側斜視図、図3は、胃瘻カテーテル2の一部(上部)を示す上側斜視図である。図4は、胃瘻カテーテル2の一部(上部)と、胃瘻カテーテル2に対して着脱可能な向きにあるコネクタ7と、を示す上側斜視図、図5は、胃瘻カテーテル2の一部(上部)と、胃瘻カテーテル2に対して掛止状態にあるコネクタ7と、を示す上側斜視図である。
なお、図2、図4及び図5においては、胃瘻カテーテルセット1Xのうち、チューブの他の部位に係る特徴を明瞭に示すため、チューブを省略して他の部位を示している。
また、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
本実施形態に係る胃瘻カテーテルセット1は、栄養剤が通る図3に示すルーメン4aが設けられて体内に挿入される長尺のシャフト4と体表に露出する体表部3とを有する胃瘻カテーテル2と、栄養剤を送り込むためのチューブ6と胃瘻カテーテル2とを接続する図1に示すコネクタ7と、を備える。
コネクタ7は、体表部3に係脱可能な掛止部(掛止爪7c)を有し、胃瘻カテーテル2に対して相対的に回動可能に取り付けられている。
掛止部(掛止爪7c)は、コネクタ7が回動されることによって、体表部3に掛止する掛止状態(図5に示す状態)と、体表部3から離脱可能な離脱可能状態(図4に示す向きのコネクタ7の状態)と、に切り替えられる。
掛止状態及び離脱可能状態のそれぞれの状態にある掛止部(掛止爪7c)が胃瘻カテーテル2及びコネクタ7の外部から視認可能であることを特徴とする。
そして、「掛止状態」とは、具体的には、掛止部と後述の被掛止部(フランジ3a)とが対向している状態であり、コネクタ7を胃瘻カテーテル2から離脱する向き(接続する向きの逆向き)に移動させようとしたときに、体表部の少なくとも一部に当接して、その離脱が妨げられる状態である。「離脱可能状態」とは、具体的には、掛止部と被掛止部とが対向していない状態であり、コネクタ7を胃瘻カテーテル2から離脱する向きに移動させようとしたときに、体表部の少なくとも一部に当接せずに、その離脱が許容される状態である。
つまり、それぞれの状態にある掛止部が異なる方向から視認可能であってもよい。つまり、掛止状態及び離脱可能状態のそれぞれの状態にある掛止部(掛止爪7c)が、いずれかの方向において胃瘻カテーテル2及びコネクタ7の外部に露出していればよい。
本実施形態に係る胃瘻カテーテル2は、体表に露出するボタンタイプの体表部3と体表部3に対して基端部が一体的に接続されたシャフト4と、シャフト4の先端部に設けられたバンパー5と、不図示の逆止弁と、を備える。
なお、フランジ3aに形成された切欠き3bは、掛止爪7cを通すことが可能であるため、厳密には、「被掛止部」は、フランジ3aの下面における切欠き3b以外の部位において、掛止爪7cに対向可能な部位をいう。
ルーメン4aを画定する体表部3における内壁面には、図4に示して後述するコネクタ7の嵌合リブ7daが嵌合する被嵌合溝4cが形成されている。
移動空間(溝3c)は、シャフト4の長尺方向に延在する図3に示す仮想軸4b(シャフト4の中心軸)を中心として周方向に延在し、移動空間(溝3c)の少なくとも一部は、被掛止部(フランジ3a)に面している。
掛止状態及び離脱可能状態のそれぞれの状態にあるときに掛止部(掛止爪7c)が配置される移動空間(溝3c)の少なくとも一部は、胃瘻カテーテル2及びコネクタ7の外部に露出している。
なお、本実施形態に係る溝3cは、仮想軸4bを中心として全周回状に形成されているがこのような構成に限定されず、全周回の一部に形成されていてもよい。
上記構成によれば、移動空間が溝3cによって形成され、被掛止部(フランジ3a)が溝3cの縁部であるため、掛止部(掛止爪7c)を体表部3の外側から移動空間(溝3c)内に簡単に配設して、被掛止部(フランジ3a)に掛止することができる。
バンパー5は径方向に変形可能な可撓性を有し、バンパー5の内部には不図示のワイヤの一部がとぐろを巻くように配設されている。ワイヤは、体表部3からシャフト4を通り、ワイヤの先端側の部位がバンパー5の内部に配設されるように構成されている。
バンパー5は、ワイヤの弾性力が付与されることによって拡径方向に変形し、ワイヤが取り除かれることによって縮径方向に変形可能に構成されている。
上記構成によれば、フランジ3aのヤング率(曲げ弾性率及び硬度)がシャフト4よりも高いことで、フランジ3aが高い剛性を有することになる。このため、掛止爪7cがフランジ3aを撓ませる方向にコネクタ7が引っ張られたときに、フランジ3aが撓むことにより、掛止爪7cが胃瘻カテーテル2から不意に離脱することを抑制できる。つまり、掛止爪7cの掛止状態を好適に維持することができる。
例えばフランジ3aに含まれる構成材料としては、ポリカーボネート樹脂に限定されず、シャフト4よりも高いヤング率(曲げ弾性率及び硬度)を有するものであれば、任意のものを採用することができる。
コネクタ7は、胃瘻カテーテルセット1、1Xに用いられるものであり、チューブ6が接続される本体部7aと、本体部7aに接続された尖鋭部7bと、尖鋭部7bの下面から突出して形成された掛止爪7cと、胃瘻カテーテル2のルーメン4aに挿入される挿入部7dと、を備える。
本実施形態に係るコネクタ7は、全体として略L字状に形成されており、図1に示すように、コネクタ7に接続されたチューブ6は、シャフト4に対して垂直方向に引き出されることになる。なお、コネクタ7は、このように略L字状に形成されているものに限定されず、ストレートタイプであってもよい。ストレートタイプである場合には、コネクタ7に接続されたチューブ6は、シャフト4の延長上に引き出されることになる。
掛止爪7cは、鉤爪状に形成されており、図4に示すように、尖鋭部7bの挿入部7d側の面(下面)から下方に延出する延出部7caと、延出部7caの下端から挿入部7d側に延出する爪先7cbと、によって形成されている。
延出部7caにおける仮想軸4bを中心とした径方向内側の面は、挿入部7dがルーメン4aに取り付けられた状態において、フランジ3aの径方向外側の面よりも径方向外側に形成されている。つまり、仮想軸4bを中心としてコネクタ7を回動させたときに、延出部7caは、フランジ3aに干渉しない位置に配設されている。
特に、掛止爪7cがフランジ3aに掛止した状態から、爪先7cbの上面がフランジ3aの下面に当接するようにコネクタ7がシャフト4に対して傾けられたときであっても、嵌合リブ7daが被嵌合溝4cから抜け出さない位置関係であると好適である。
術者は、コネクタ7を胃瘻カテーテル2に取り付ける際には、図4に示すように、コネクタ7の掛止爪7cが胃瘻カテーテル2の切欠き3bの仮想軸4b方向の延長上に位置する向きにコネクタ7を向けて、コネクタ7を体表部3に押し込む。
具体的には、術者は、コネクタ7の嵌合リブ7daが被嵌合溝4cに嵌合する位置まで、コネクタ7の挿入部7dを胃瘻カテーテル2のルーメン4aに押し込む。このとき、掛止爪7cの爪先7cbは、切欠き3bを通過し、溝3c内に配置されることになる。
次に、第1変形例に係る体表部13について、図6を参照して説明する。図6は、第1変形例に係る制限リング18を備える胃瘻カテーテル2の体表部13の一部を示す模式的な正面図である。図6(a)は、制限リング18が掛止爪7cの切欠き18aへの挿通を許容している状態を示す図、図6(b)は、制限リング18が掛止爪7cの切欠き18aへの挿通を制限している状態を示す図である。
障害部(制限リング18)は、掛止部(掛止爪7c)の体表部13からの離脱を制限する制限位置と離脱を許容する許容位置とに変位可能に構成されている。
上記構成によれば、制限リング18により掛止爪7c(コネクタ7)が体表部13(胃瘻カテーテル2)から離脱することを防止できる。
本例に係る障害部である制限リング18は、溝13cの底面から若干の隙間を空けて配設され、溝13cに遊嵌している。なお、制限リング18は、他の体表部13の部位に対して相対的に回動可能であれば、このような構成に限定されず、隙間なく接触しているものであってもよい。
制限リング18の切欠き18aは、フランジ3aの切欠き3bと同様の形状で形成されているが、掛止爪7cを通すことが可能な大きさで形成されていれば、このような形状に限定されない。
上記構成によれば、障害部(制限リング18)が切欠き3bに重なることで、掛止爪7cが切欠き3b及び切欠き18aを通りにくくすることができ、胃瘻カテーテル2からコネクタ7及びチューブ6が不意に抜脱することを抑制できる。
上記構成によれば、障害部(制限リング18)をシャフト4の仮想軸4bを中心として周方向に回動させることで、上記の制限位置と許容位置とに容易に切り替えることができる。
例えば、障害部は、掛止爪7cがフランジ3aに掛止している位置から切欠き3bに重なり体表部3、13から離脱可能な位置への掛止爪7cの変位を制限及び許容するように変位するものであってもよい。
つまり、障害部は、掛止爪7cが掛止状態から離脱可能状態(切欠き3bに重なる位置)に移行することを制限するように、掛止爪7cの回動を制限する構成であってもよい。例えば、障害部は、体表部3、13の一部(例えば、フランジ3a)から、掛止爪7cの移動経路に対して突出及び退避するものであってもよい。
次に、第2変形例に係る体表部23について、図7を参照して説明する。図7は、第2変形例に係る胃瘻カテーテル2の体表部23の一部を示す模式的な正面図である。
本例に係る被掛止部(フランジ3a)には、上記実施形態同様に、掛止部(掛止爪7c)を移動空間(溝3c)に通すための通し孔(切欠き3b)が形成されている。
さらに、本例に係る体表部23には、コネクタ7が胃瘻カテーテル2に対して回動したときに、掛止部(掛止爪7c)を移動空間(溝3c)にガイドするガイド部(傾斜面23a)を有する。
「ガイドする」とは、コネクタ7の回動に伴って回動する掛止爪7cに対して、回動方向とは異なる方向の荷重を付与して、その移動先を変更、特に溝3cに近接するように変更することをいう。
具体的には、上記の状態において、胃瘻カテーテル2に対して、仮想軸4bを中心にコネクタ7を回動させることで、掛止爪7cが傾斜面23aに当接し、傾斜面23aから溝3c方向への反力を受けることになる。この反力により、掛止爪7cは、移動空間(溝3c)にガイドされることになり、コネクタ7の挿入部7dが胃瘻カテーテル2のルーメン4a内に挿し込まれることになる。
上記の掛止爪7cの移動経路を形成する移動空間は、図1等に示した溝3cに限定されず、また、移動空間に掛止爪7cを通すための通し孔は、図4及び次に説明する図8(a)に示した外部(径方向外向き)に開放された切欠き3bに限定されない。
これに関し、第3変形例に係る体表部33を備える胃瘻カテーテル2Xについて、図8を主に参照して説明する。図8(a)は、上記の実施形態に係る切欠き3bを示す模式的な平面図、図8(b)は、第3変形例に係る通し孔33b、33cを示す模式的な平面図である。
このため、術者は、体表部33の上方と側方とに視点を変えることで、掛止状態にある掛止爪と離脱可能状態にある掛止爪とを直接視認することができ、各状態に移行する際に、コネクタ7の向きの調整を素早く行うことができる。
なお、通し孔33bが通し孔33cから径方向内向きに延出するものを採用し、上記実施形態に係る掛止爪7cを通すものとしてもよい。
(1)ルーメンが設けられて体内に挿入される長尺のシャフトと体表に露出する体表部とを有する胃瘻カテーテルと、
栄養剤を送り込むためのチューブと前記胃瘻カテーテルとを接続するコネクタと、を備え、
該コネクタは、前記体表部に係脱可能な掛止部を有し、前記胃瘻カテーテルに対して相対的に回動可能に取り付けられており、
前記掛止部は、前記コネクタが回動されることによって、前記体表部に掛止する掛止状態と、前記体表部から離脱可能な離脱可能状態と、に切り替えられ、
前記掛止状態及び前記離脱可能状態のそれぞれの状態にある前記掛止部が前記胃瘻カテーテル及び前記コネクタの外部から視認可能であることを特徴とする胃瘻カテーテルセット。
(2)前記体表部は、前記掛止部に掛止される被掛止部を備え、
前記体表部には、前記コネクタが回動するときの前記掛止部の移動経路を形成する移動空間が設けられており、
前記移動空間は、前記シャフトの長尺方向に延在する仮想軸を中心として周方向に延在し、前記移動空間の少なくとも一部は、前記被掛止部に面しており、
前記掛止状態及び前記離脱可能状態のそれぞれの状態にあるときに前記掛止部が配置される前記移動空間の少なくとも一部は、前記胃瘻カテーテル及び前記コネクタの外部に露出している(1)に記載の胃瘻カテーテルセット。
(3)前記移動空間は、前記体表部の外周面に設けられた溝によって形成されており、
前記被掛止部は、前記仮想軸を中心として、前記溝の底面よりも径方向外側に突出する前記溝の縁部である(2)に記載の胃瘻カテーテルセット。
(4)前記掛止部の前記体表部からの離脱を制限する障害部を更に備え、
該障害部は、前記掛止部の前記体表部からの離脱を制限する制限位置と前記離脱を許容する許容位置とに変位可能に構成されている(1)から(3)のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテルセット。
(5)前記体表部は、前記掛止部に掛止される被掛止部を備え、
前記体表部には、前記コネクタが回動するときの前記掛止部の移動経路を形成する移動空間が設けられており、
前記被掛止部には、前記掛止部を前記移動空間に通すための通し孔が形成されており、
前記制限位置は、前記掛止部を前記移動空間に通す経路上において、前記障害部の少なくとも一部が前記通し孔に重なる位置である(4)に記載の胃瘻カテーテルセット。
(6)前記障害部は、前記シャフトの長尺方向に延在する仮想軸を中心として周方向に回動可能に前記体表部に取り付けられている(5)に記載の胃瘻カテーテルセット。
(7)前記被掛止部には、前記掛止部を前記移動空間に通すための通し孔が形成されており、
前記体表部には、前記コネクタが前記胃瘻カテーテルに対して回動したときに、前記掛止部を前記移動空間にガイドするガイド部を有する(2)から(6)のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテルセット。
(8)前記被掛止部は、前記シャフトよりも高いヤング率を有する(2)又は(3)に記載の胃瘻カテーテルセット。
(9)前記コネクタに接続される前記チューブを更に備える(1)から(8)のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテルセット。
(10)(1)から(9)のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテルセットに用いられるコネクタ。
(11)(1)から(9)のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテルセットに用いられる前記コネクタと、前記コネクタに接続される前記チューブと、を備えるコネクタ付きチューブ。
1Y コネクタ付きチューブ
2、2X 胃瘻カテーテル
3 体表部
3a フランジ(被掛止部、溝の縁部)
3b 切欠き(通し孔)
3c 溝(移動空間)
4 シャフト
4a ルーメン
4b 仮想軸
4c 被嵌合溝
5 バンパー
6 チューブ
7 コネクタ
7a 本体部
7b 尖鋭部
7c 掛止爪(掛止部)
7ca 延出部
7cb 爪先
7d 挿入部
7da 嵌合リブ
13 体表部
13a フランジ
13c 溝
18 制限リング(障害部)
18a 切欠き(通し孔)
23 体表部
23a 傾斜面(ガイド部)
33 体表部
33a フランジ(被掛止部、溝の縁部)
33b、33c 通し孔
Claims (9)
- ルーメンが設けられて体内に挿入される長尺のシャフトと体表に露出する体表部とを有する胃瘻カテーテルと、
栄養剤を送り込むためのチューブと前記胃瘻カテーテルとを接続するコネクタと、を備え、
該コネクタは、前記体表部に係脱可能な掛止部を有し、前記胃瘻カテーテルに対して相対的に回動可能に取り付けられており、
前記体表部は、前記掛止部に掛止される被掛止部を備え、
前記掛止部は、前記コネクタが回動されることによって、前記体表部に掛止する掛止状態と、前記体表部から離脱可能な離脱可能状態と、に切り替えられ、
前記体表部には、前記コネクタが回動するときの前記掛止部の移動経路を形成する移動空間が設けられており、
前記移動空間は、前記体表部の外周面に設けられた溝によって形成されており、前記シャフトの長尺方向に延在する仮想軸を中心として周方向に延在し、前記移動空間の少なくとも一部は、前記被掛止部に面しており、
前記被掛止部は、前記仮想軸を中心として、前記溝の底面よりも径方向外側に突出する前記溝の縁部であり、
前記掛止状態及び前記離脱可能状態のそれぞれの状態にある前記掛止部が前記胃瘻カテーテル及び前記コネクタの外部から視認可能であり、
前記掛止状態及び前記離脱可能状態のそれぞれの状態にあるときに前記掛止部が配置される前記移動空間の少なくとも一部は、前記胃瘻カテーテル及び前記コネクタの外部に露出していることを特徴とする胃瘻カテーテルセット。 - 前記被掛止部は、前記シャフトよりも高いヤング率を有する請求項1に記載の胃瘻カテーテルセット。
- ルーメンが設けられて体内に挿入される長尺のシャフトと体表に露出する体表部とを有する胃瘻カテーテルと、
栄養剤を送り込むためのチューブと前記胃瘻カテーテルとを接続し、前記体表部に係脱可能な掛止部を有するコネクタと、
前記掛止部の前記体表部からの離脱を制限する障害部と、を備え、
前記コネクタは、前記胃瘻カテーテルに対して相対的に回動可能に取り付けられており、
前記掛止部は、前記コネクタが回動されることによって、前記体表部に掛止する掛止状態と、前記体表部から離脱可能な離脱可能状態と、に切り替えられ、
前記掛止状態及び前記離脱可能状態のそれぞれの状態にある前記掛止部が前記胃瘻カテーテル及び前記コネクタの外部から視認可能であり、
前記障害部は、前記掛止部の前記体表部からの離脱を制限する制限位置と前記離脱を許容する許容位置とに変位可能に構成されていることを特徴とする胃瘻カテーテルセット。 - 前記体表部は、前記掛止部に掛止される被掛止部を備え、
前記体表部には、前記コネクタが回動するときの前記掛止部の移動経路を形成する移動空間が設けられており、
前記被掛止部には、前記掛止部を前記移動空間に通すための通し孔が形成されており、
前記制限位置は、前記掛止部を前記移動空間に通す経路上において、前記障害部の少なくとも一部が前記通し孔に重なる位置である請求項3に記載の胃瘻カテーテルセット。 - 前記障害部は、前記シャフトの長尺方向に延在する仮想軸を中心として周方向に回動可能に前記体表部に取り付けられている請求項4に記載の胃瘻カテーテルセット。
- 前記体表部は、前記掛止部に掛止される被掛止部を備え、
前記体表部には、前記コネクタが回動するときの前記掛止部の移動経路を形成する移動空間が設けられており、
前記被掛止部には、前記掛止部を前記移動空間に通すための通し孔が形成されており、
前記体表部には、前記コネクタが前記胃瘻カテーテルに対して回動したときに、前記掛止部を前記移動空間にガイドするガイド部を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテルセット。 - 前記コネクタに接続される前記チューブを更に備える請求項1から6のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテルセット。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテルセットに用いられるコネクタ。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテルセットに用いられる前記コネクタと、前記コネクタに接続される前記チューブと、を備えるコネクタ付きチューブ。
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