JP7385101B2 - 乗り物用シート及び乗り物用シートユニット - Google Patents

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Description

本発明は、乗り物用シート及び乗り物用シートユニットに係り、特に、シートバック及びシートクッションを有するシート本体を通常状態から切り替えることが可能な乗り物用シート及び乗り物用シートユニットに関する。
従来、シート本体を通常状態と、通常状態からシート前後方向の所定位置にスライド移動させた移動状態との間で切り替え可能な車両用シートが知られている。
その中には、通常状態のときにシート本体の移動動作をロックするロック部材と、ロック部材のロック状態を解除するために回転操作される操作レバーとを備えており、当該操作レバーが、乗員にとって操作し易い位置に取り付けられている車両用シートが存在する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用シートでは、シート本体を通常状態とスライド移動状態との間で切り替え可能なシートであって、ロック部材と、ロック部材のロック状態を解除するための操作レバーと、を備えており、当該操作レバーが、車両用シートにおいてシートバックよりもシート後方位置に配置され、かつ、シートバックの下端部分の周辺にレバー回転軸を介して取り付けられている。
上記構成により、シート本体を通常状態からスライド移動状態へ切り替えたいときに、乗員がシート本体の後方位置から当該操作レバーを操作することができる。また、乗員が当該操作レバーを片手で操作することができ、もう片方の手でシート本体をスライド移動させることもできる。
特開2004-123001号公報
ところで、特許文献1のような車両用シートでは、上記操作レバーが乗り物用シートにおいてシートバックよりもシート後方位置に配置され、かつ、シートバックの下端部分の周辺に取り付けられているため、当該操作レバーを含むスライドレール装置の構造が大型化してしまう虞があった。
特に特許文献1の車両用シートでは、操作レバーがシート前後方向に長尺な部材となっており、操作レバーにおいて乗員が指を掛ける部分となるレバー操作部と、操作レバーのレバー回転軸とが比較的離れた位置に設定されているため、スライドレール装置の構造が大型化してしまっていた。
そのため、シート本体の状態を切り替えるために操作される操作レバーの操作性を確保しながらも、当該操作レバーを含むスライドレール装置の構造をできる限りコンパクト化した車両用シートが求められていた。
また、当該操作レバーの操作性をより向上させた車両用シートが求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、シート本体の状態を切り替えるために操作される操作レバーの操作性を確保しながら、当該操作レバーを含む切り替え装置の構造をよりコンパクト化した乗り物用シート及び乗り物用シートユニットを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、当該操作レバーの操作性を向上させた乗り物用シート及び乗り物用シートユニットを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗り物用シートによれば、シートバック及びシートクッションを有するシート本体を備え、該シート本体を通常状態と、該通常状態から移動させた移動状態との間で切り替え可能な乗り物用シートであって、該乗り物用シートの所定位置に取り付けられ、前記通常状態のときに前記シート本体の移動動作をロックするロック部材と、前記乗り物用シートにおいて前記シートバックよりもシート後方位置に配置され、かつ、前記シートバックの下端部分の周辺にレバー回転軸を介して取り付けられ、前記ロック部材のロック状態を解除するために回転操作される操作レバーと、前記ロック部材及び前記操作レバーを連結する連結部材と、前記操作レバーを収納するレバー収納部を上面に有するベースカバーと、を備え、前記レバー回転軸は、前記操作レバーにおいて乗員が指を掛ける部分となるレバー操作部と、前記操作レバーの周辺に設けられ、乗員が前記レバー操作部とは別に指を掛ける部分となるレバー操作支持部との間に配置され、前記操作レバーは、前記連結部材の一端部を取り付ける取り付け部を有し、前記取り付け部は、前記レバー収納部に形成された穴部を貫通して前記レバー収納部よりも下方に突出し、前記取り付け部のうち、前記連結部材の一端部を取り付けた部分は、前記操作レバーが前記ロック部材をロックさせる基準位置と、前記ロック部材をロック解除させる回転位置との間で移動するときに、前記レバー収納部よりも下方位置に配置されること、により解決される。
上記のように、操作レバーは、乗り物用シートにおいてシートバックよりもシート後方位置に配置され、かつ、シートバックの下端部分の周辺にレバー回転軸を介して取り付けられており、レバー回転軸が、操作レバーのレバー操作部とレバー操作支持部との間に配置されているため、操作レバーの操作性を確保しながら、当該操作レバーを含む切り替え装置の構造をよりコンパクト化した乗り物用シートを実現することができる。
詳しく述べると、操作レバーにおいて乗員が指を掛ける部分となるレバー操作部と、乗員がレバー操作部とは別に指を掛ける部分となるレバー操作支持部との間にレバー回転軸が配置されることで、レバー操作部と回動軸が比較的近い位置に配置されることになる。その結果、従来と比較して切り替え装置の大型化を抑制することができる。
このとき、前記操作レバーは、前記レバー操作部よりも下方位置に設けられ、前記レバー収納部の底面に略面一となるように配置されるレバー底壁部を有し、前記取り付け部のうち、前記連結部材の一端部を取り付けた部分は、前記レバー底壁部よりも下方位置に配置されると良い。
このとき、前記操作レバーは、前記レバー操作部及び前記レバー底壁部のシート幅方向の両端部をそれぞれ連結する左右のレバー側壁部を有し、前記取り付け部のうち、前記連結部材の一端部を取り付けた部分は、前記レバー側壁部よりも下方位置に配置されると良い。
このとき、前記レバー操作部及び前記レバー操作支持部は、前記レバー回転軸よりも上方位置に配置され、前記レバー操作部は、前記レバー操作支持部よりも上方位置に配置されていると良い。
上記構成により、乗員による操作レバーの操作性が向上する。すなわち、乗員が操作レバーをより把持し易くなり、また操作レバーに力を加え易くなる。
このとき、車体フロアに固定されるロアレールと、該ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられ、前記シート本体を下方から支持するアッパレールと、を備え、前記移動状態とは、前記シート本体が前記車体フロアに対してシート前後方向の所定位置にスライド移動したスライド移動状態であって、前記ロック部材は、前記ロアレールに対して前記アッパレールを摺動不能にロックするロック位置と、ロック解除位置との間で回転する部材であると良い。
上記構成により、レール装置の操作レバーの操作性を確保しながら、当該レール装置の構造をよりコンパクト化した乗り物用シートを実現できる。
このとき、前記ベースカバーは、前記アッパレールを上方からから覆い、前記操作レバーは、前記レバー収納部に前記レバー回転軸を介して回転可能に取り付けられていると良い。
上記のように操作レバーがレバー収納部に収納されており、操作レバーがシートの外部に突出した構成となっていないため、操作レバーをコンパクトに配置することができ、かつ、シートの外観性も良くなる。
このとき、前記車体フロア又は前記シートクッションに対して前記シートバックを回動可能に連結するリクライニング装置と、前記シートバックの後面に取り付けられ、該シートバックから前記車体フロアに沿ってシート後方に延びているフロアボードと、を備え、該フロアボードには、前記シートバック及び前記車体フロアの境目部分となる位置に設けられ、前記シートバックの回動動作に対応して折れ曲がり可能な折り目部と、該折り目部よりもシート後方位置に設けられ、前記操作レバーを外部に露出させるためのレバー露出部と、がそれぞれ形成されていると良い。
上記構成により、シートバックの回転動作に伴ってフロアボードが折れ曲がった場合でも、当該フロアボードの折れ曲がった部分と、操作レバーとが互いに干渉してしまうことを抑制することができる。
このとき、前記乗り物用シートの骨格となるシートフレームを備え、該シートフレームは、前記シートバックの骨格となるバックフレームを有し、前記シートフレームのうち、前記バックフレームよりもシート後方位置において該バックフレームの下端部分の周辺には、チャイルドシートを連結するためのアンカー部材が取り付けられ、前記操作レバーは、シート幅方向において前記アンカー部材と重なる位置に配置され、かつ、前記アンカー部材よりも幅広となるように形成されていると良い。
上記のように、操作レバーは、シート幅方向においてアンカー部材と重なる位置に配置されているため、操作レバー及びアンカー部材をシート幅方向においてコンパクトに配置することができる。また、操作レバーを比較的大きく形成することで、乗員にとって操作レバーが操作し易くなる。
また前記課題は、本発明の乗り物用シートユニットによれば、上記乗り物用シートがシート幅方向に複数並ベられて構成される乗り物用シートユニットであって、互いに隣り合う前記乗り物用シートにそれぞれ設けられた前記操作レバーが、前記乗り物用シートユニットのシート幅方向の中央部側の位置に配置されていること、によっても解決される。
上記構成により、例えば、シート本体の後方位置から乗員がそれぞれの操作レバーを操作することができ、互いに隣り合うシート本体の状態を一緒に切り替えることができる。
このとき、前記乗り物用シートは、車体フロアに固定されるロアレールと、該ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられ、前記シート本体を下方から支持するアッパレールと、前記車体フロア又は前記シートクッションに対して前記シートバックを回動可能に連結するとともに、前記シートバックの回動動作をロックするリクライニング装置と、を備え、該リクライニング装置は、前記シートバックのロック状態を解除するために操作されるリクラ用操作レバーを有し、前記操作レバーは、シート幅方向において前記ロアレール及び前記アッパレールとは異なる位置に配置されており、前記リクラ用操作レバーが、前記操作レバーよりも前記乗り物用シートユニットのシート幅方向の中央部側の位置に配置されていると良い。
上記構成により、操作レバーとアッパレール(ロアレール)とが互いに干渉してしまうことを抑制することができる。また例えば、シート本体の後方位置から乗員がそれぞれのリクラ用操作レバーを操作することができ、互いに隣り合うシートバックを一緒に回動させることができる。
本発明によれば、操作レバーの操作性を確保しながら、当該操作レバーを含む切り替え装置の構造をよりコンパクト化した乗り物用シートを実現できる。
また本発明によれば、操作レバーの操作性が向上する。乗員が操作レバーをより把持し易くなり、また操作レバーに力を加え易くなる。
また本発明によれば、レール装置の操作レバーの操作性を確保しながら、当該レール装置の構造をよりコンパクト化した乗り物用シートを実現できる。
また本発明によれば、操作レバーをコンパクトに配置でき、シートの外観性も良くなる。
また本発明によれば、シートバックの回転動作に伴ってフロアボードが折れ曲がった場合でも、当該フロアボードの折れ曲がった部分と、操作レバーとが互いに干渉してしまうことを抑制できる。
また本発明によれば、シートバックよりもシート後方位置において操作レバー及びアンカー部材をコンパクトに配置できる。また、乗員にとって操作レバーが操作し易くなる。
また本発明によれば、レバー収納部及びアンカー収納部の周辺部分の剛性を確保することができる。また、車体フロア上に荷物等を置いたときに当該荷物と操作レバーが接触してしまうことを抑制できる。
また本発明によれば、乗り物用シートユニットにおいて、シート本体の後方位置から乗員がそれぞれの操作レバーを操作することができ、互いに隣り合うシート本体の状態を一緒に切り替えることができる。
また本発明によれば、操作レバーとアッパレールとが干渉してしまうことを抑制できる。また例えば、シート本体の後方位置から乗員がそれぞれのリクラ用操作レバーを操作することができ、互いに隣り合うシートバックを一緒に回動させることができる。
本実施形態の乗り物用シートの斜視図である。 乗り物用シートの骨格となるシートフレームの斜視図である。 シートフレームの平面図であって、レール装置を示す図である。 乗り物用シートを斜め後ろから見たときの斜視図である。 図4のV-V断面図であって、レール用操作レバー及びアンカー部材を示す図である。 レール用操作レバーを示す斜視図である。 レール用操作レバーの操作を説明する図であって、レール用操作レバーがロック位置にあるときの図である。 レール用操作レバーがロック解除位置にあるときの図である。 シート本体が着座可能状態であるときのフロアボード付きの乗り物用シートの斜視図である。 シート本体が収納状態であるときのフロアボード付きの乗り物用シートの斜視図である。 乗り物用シートユニットの斜視図である。 第2実施形態の乗り物用シート(シートフレーム)を斜め後ろから見たときの斜視図であって、レール用操作レバー及びアンカー部材を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る乗り物用シートについて、図1-図12を参照しながら説明する。
本実施形態は、シートバック及びシートクッションを有するシート本体を備え、シート本体を通常状態と、通常状態から移動させた移動状態との間で切り替え可能な乗り物用シートであって、乗り物用シートの所定位置に取り付けられ、通常状態のときにシート本体の移動動作をロックするロック部材と、乗り物用シートにおいてシートバックよりもシート後方位置に配置され、かつ、シートバックの下端部分の周辺にレバー回転軸を介して取り付けられ、ロック部材のロック状態を解除するために回転操作される操作レバーと、を備えており、レバー回転軸は、操作レバーにおいて乗員が指を掛ける部分となるレバー操作部と、操作レバーの周辺に設けられ、乗員がレバー操作部とは別に指を掛ける部分となるレバー操作支持部との間に配置されていることを特徴とする乗り物用シートの発明に関するものである。
なお、乗り物用シートのシートバックに対して乗員が着座する側がシート前方側となる。
本実施形態の乗り物用シートSは、例えば車両の後部座席に相当するリアシートである。なお、車両前後方向に三列のシートを備える車両において二列目のミドルシートとしても利用可能である。
乗り物用シートSは、シート前後方向において基準位置に位置する通常状態と、通常状態から車体フロアに対してシート本体をシート前後方向の所定位置にスライド移動させたスライド移動状態との間で切り替え可能なシートである。
また、乗り物用シートSは、着座者が着座可能な着座可能状態と、シート本体を収納フロアに収納させた収納状態と、シート本体を上方に跳ね上げたチップアップ状態との3種類の形態のシートアレンジが可能なシートである。
具体的には、乗り物用シートSは、図9に示す着座可能状態から、着座者がシート本体の上端部にあるリクラ用操作レバー44を引っ張ると、シート本体が前倒れして折り畳まれ、収納フロアに収納された図10に示す収納状態に切り替わる。そして、収納状態から、着座者が手動でシート本体を上方に起こすことで不図示のチップアップ状態に切り替わる。さらに、チップアップ状態から、着座者がシート本体(シートクッション)の前端部にあるクッション用操作レバー54を引っ張ると、シート本体の一部(シートクッション)が下方に回転し、図9に示す着座可能状態に復帰する。
乗り物用シートSは、図1、図2に示すように、シートバック1と、シートクッション2と、ヘッドレスト3とを備えるシート本体と、シート本体を下方から支持する支持ベース30と、支持ベース30に対してシートバック1を回動可能に連結するとともに、シートバック1の回動動作をロックするリクライニング装置40と、シートバック1に対してシートクッション2を回動可能に連結するとともに、シートクッション2の回動動作をロックするクッションロック装置50と、を備えている。
また、乗り物用シートSは、図1-図3に示すように、車体フロアと支持ベース30の間に取り付けられ、シート本体を前後方向に移動可能に支持するとともに、シート本体の移動動作をロックするレール装置60と、シートバック1よりもシート後方位置に配置され、かつ、シートバック1の下端部分の周辺に配置され、不図示のチャイルドシートを連結するためのアンカー部材70と、支持ベース30、レール装置60及びアンカー部材70を上方から覆うベースカバー80と、を備えている。
さらに、乗り物用シートSは、図9に示すように、シートバック1の後面に取り付けられ、シートバック1から車体フロアに沿ってシート後方に延びているフロアボード90と、を備えている。
シートバック1は、図1に示すように、乗員の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となる図2に示すバックフレーム10に、クッションパッド1aを載置して、表皮1bで被覆されて構成されている。
シートクッション2は、乗員を下方から支持する着座部であって、骨格となる図2に示すクッションフレーム20に、クッションパッド2aを載置して、クッションパッド2aの上から表皮2bによって被覆されて構成されている。
ヘッドレスト3は、乗員の頭を後方から支持する頭部であって、芯材となる不図示のピラーにクッションパッドを載置して表皮で被覆されて構成されている。
バックフレーム10は、図2に示すように、シートバック1の骨格となる矩形状の枠状体からなり、バックフレーム10のシート幅方向の外側面においてその下方部分には、支持ベース30と連結するための左右の連結ブラケット11が取り付けられている。
連結ブラケット11は、上下方向に延出する弓形状の板金部材からなり、連結ブラケット11の上端がバックフレーム10に取り付けられ、その下端が支持ベース30に取り付けられている。
右側の連結ブラケット11の下端部には、支持ベース30に対してバックフレーム10を回動可能に連結するリクライニング装置40(リクライニング本体41)が取り付けられており、左側の連結ブラケット11の下端部には、シート幅方向において支持ベース30に軸支されたバック回動軸42が設けられている。
クッションフレーム20は、図2に示すように、シートクッション2の骨格となる矩形状の枠状体からなり、シート幅方向の側方に配置された左右のサイドフレーム21と、各サイドフレーム21の前方部分を連結する前方連結パイプ22と、各サイドフレーム21の後方部分を連結する後方連結パイプ23と、前方連結パイプ22と後方連結パイプ23を連結する板状フレームとしてのパンフレーム24と、から主に構成されている。
サイドフレーム21は、シート前後方向に延出する板金部材からなり、右側のサイドフレームの前端部分には、図1に示すクッション用操作レバー54が取り付けられている。
またサイドフレーム21のシート幅方向の外側面においてその後端部分には、クッションロック装置50が取り付けられている。
支持ベース30は、図2に示すように、シート本体を支持する部材であって、シート幅方向の側方部分に設けられ、左右のレール装置60(アッパレール62)に沿って配置される左右のサイドベース部31と、各サイドベース部31の前方部分を連結する前方ベース連結部32と、各サイドベース部31の後方部分を連結する後方ベース連結部33と、
各サイドベース部31の中央部分を連結する中央ベース連結部34と、を備えている。
後方ベース連結部33のシート幅方向の中央部分には、不図示のチャイルドシートを連結するためのアンカー部材70が取り付けられている。
リクライニング装置40は、図2に示すように、シート幅方向において右側の連結ブラケット11の内側面に配置されている。
リクライニング装置40は、バックフレーム10を回動させるときに駆動するリクライニング本体41と、バック回動軸42と、バックフレーム10をバック回動軸42を中心として前方回転させるように付勢する渦巻きバネ43と、バックフレーム10のロック状態を解除するために操作される図1に示すリクラ用操作レバー44と、リクラ用操作レバー44及びリクライニング本体41を連結する不図示のリクラ用ケーブルと、から主に構成されている。
リクライニング本体41は、公知なロック機構を有し、バックフレーム10の状態を、支持ベース30に対して固定されたロック状態と、支持ベース30に対して回動可能なロック解除状態との間で切り替えることが可能である。
バック回動軸42は、シート幅方向においてバックフレーム10側と支持ベース30側とに軸支されており、渦巻きバネ43は、その一端がバックフレーム10側に係止され、他端が支持ベース30側に係止されている。
なお、不図示のリクラ用ケーブルは、リクラ用操作レバー44の操作に牽引されてシートバック1をロック状態からロック解除状態へ切り替えるように作用する。
上記構成において、リクライニング装置40は、バックフレーム10を図9の起立姿勢にロックし、リクラ用操作レバー44が操作されることでロック状態を解除し、渦巻きバネ43の付勢力によってバックフレーム10を前方側に回転させて車体フロア側に折り畳むことができる(図10参照)。
クッションロック装置50は、図2に示すように、シート幅方向において左側のサイドフレーム21の外側面に配置されている。
クッションロック装置50は、クッションフレーム20の回動動作をロックするためのロック本体51と、クッション回動軸52と、クッションフレーム20をクッション回動軸52を中心として下方側に付勢する渦巻きバネ53と、クッションフレーム20のロック状態を解除するために操作される図1に示すクッション用操作レバー54と、上述のリクラ用操作レバー44とロック本体51を連結する不図示の第1クッション用ケーブルと、クッション用操作レバー54とロック本体51を連結する不図示の第2クッション用ケーブルと、から主に構成されている。
クッション回動軸52は、シート幅方向においてバックフレーム10側とクッションフレーム20側とに軸支され、渦巻きバネ53は、その一端がバックフレーム10側に係止され、他端がクッションフレーム20側に係止されている。
クッション用操作レバー54は、クッションフレーム20の前端部分においてその右側端部に取り付けられている。
不図示の第1クッション用ケーブルは、リクラ用操作レバー44の操作に牽引されてクッションフレーム20をロック状態からロック解除状態へ切り替えるように作用する。
不図示の第2クッション用ケーブルは、クッション用操作レバー54の操作に牽引されてクッションフレーム20をロック状態からロック解除状態へ切り替えるように作用する。
クッションロック装置50は、クッションフレーム20を図9の水平姿勢にロックし、リクラ用操作レバー44が操作されることでバックフレーム10と連動してロック状態を解除し、渦巻きバネ53の付勢力によってクッションフレーム20を前方側に付勢しながら車体フロア側に折り畳むことができる(図10参照)。
また、クッションロック装置50は、着座可能状態においてクッション用操作レバー54が操作されることで、クッションフレーム20のロック状態を解除し、乗員が渦巻きバネ53の付勢力に抗してクッションフレーム20を上方に起こすことで、不図示のチップアップ状態に移動させることができる。そして、チップアップ状態においてクッション用操作レバー54が再度操作されることで、渦巻きバネ53の付勢力によってクッションフレーム20を下方側に回転させて着座可能状態に復帰させることができる。
レール装置60は、図2-図5に示すように、上下方向においてシート本体と車体フロアの間に配設されており、車体フロアに固定され、シート前後方向に延びる左右のロアレール61と、ロアレール61に沿って摺動可能に支持される左右のアッパレール62と、ロアレール61に対してアッパレール62を摺動不能にロックするロック部材63と、ロック部材63のロック状態を解除するために操作されるレール用操作レバー64と、レール用操作レバー64の回転軸となるレバー回転軸65と、ロック部材63及びレール用操作レバー64を連結するレール用ケーブル66と、から主に構成されている。
ロック部材63(ロック本体63a)は、図3に示すように、左右のアッパレール62の間に配置されており、ロアレール61に対してアッパレール62を摺動不能にロックするロック位置と、ロック解除位置との間で回転する部材である。
詳しく述べると、ロック部材63は、ロック本体63aと、ロック本体63a及びレール用ケーブル66を連結し、レール用ケーブル66の牽引に伴って回動軸63bを中心として回動する回動レバー63cと、から主に構成されている。
なお、ロック本体63a及び回動レバー63cは、不図示のバネによってロック位置に付勢されている。
ロック本体63aは、左側のアッパレール62の内側面に取り付けられており、回動レバー63cの回転動作に伴ってアッパレール62に設けられた不図示の係合溝をロアレール61に設けられた不図示の係合爪から離脱させるように動作し(回転動作し)、アッパレール62のロック状態を解除することができる。
回動レバー63cは、シート幅方向に長尺な回転部材であって、支持ベース30上に回動軸63bを介して取り付けられている。
回動レバー63cは、ロック本体63aとレール用ケーブル66を連結しており、レール用ケーブル66の牽引動作をロック本体63aに伝達する伝達部材として機能する。
レール用操作レバー64は、図4-図6に示すように、乗り物用シートSにおいてシートバック1よりもシート後方位置に配置され、かつ、シートバック1の下端部分の周辺にレバー回転軸65を介して取り付けられている。
詳しく述べると、レール用操作レバー64は、ベースカバー80の上面に形成されたレバー収納部83に収納された状態で、レバー収納部83にレバー回転軸65を介して回転可能に取り付けられている。
レール用操作レバー64は、シート幅方向に長尺なレバー本体部64aと、レバー本体部64aの上端部分からシート前方に突出しているレバー操作部64bと、レバー本体部64aの下端部分からシート前方に突出しているレバー底壁部64cと、レバー操作部64b及びレバー底壁部64cのシート幅方向の両端部をそれぞれ連結する左右のレバー側壁部64dと、レバー本体部64aの上端部分からシート後方に突出しているレバー移動規制部64eと、レバー本体部64aのシート幅方向の中央部分から下方に向かって突出しているケーブル取り付け部64fと、から主に構成されている。
レバー操作部64bとレバー底壁部64cは、上下方向において所定の間隔を空けながら配置されており、互いに対向するように配置されている。
レバー操作部64bは、レール用操作レバー64において乗員が指を掛けるための部分であって、ベースカバー80の上面に略面一となるように形成されている。
レバー底壁部64cは、ベースカバー80のレバー収納部83の底面に略面一となるように形成されている。
レバー移動規制部64eは、レール用操作レバー64の回転移動を規制する部分であって、レール用操作レバー64がレバー回転軸65を中心として図7に示す基準位置から図8に示す回転位置まで移動したときに、ベースカバー80に設けられた移動規制部83cに当接する構成となっている。
ケーブル取り付け部64fは、レール用ケーブル66の一端部66aを取り付ける部分であって、ベースカバー80のレバー収納部83に設けられた穴部を貫通してベースカバー80よりも下方に突出している。
レバー本体部64aの中央部分には、シート幅方向において支持ベース30に軸支されたレバー回転軸65が取り付けられている。
そのため、レール用操作レバー64は、乗員がレバー操作部64bを操作することで(シート後方側に引き寄せることで)、レバー回転軸65を中心として図7に示す基準位置から図8に示す回転位置まで回転移動することができる。
レール用ケーブル66は、図3に示すように、レール用操作レバー64に取り付けられる一端部66aと、一端部66aからシート後方に延びて折り返される部分となる折り返し部66bと、折り返し部66bからシート前方に延びてロック部材63(回動レバー63c)に取り付けられる他端部66cと、を有している。
レール用ケーブル66は、レール用操作レバー64の回転動作に牽引されて、ロック部材63をロック位置からロック解除位置へ切り替えるように作用する。
アンカー部材70は、図2-図4に示すように、コ字形状のワイヤ部材からなり、後方ベース連結部33の前面に取り付けられ、当該前面から上方に突出するように延びている。
アンカー部材70は、ベースカバー80の上面に形成されたアンカー収納部84に収納されており、シート幅方向においてレール用操作レバー64と隣り合う位置に配置されている。
ベースカバー80は、図1、図4、図5に示すように、樹脂製のカバーであって、シート前方側に配置される前方カバー80aと、前方カバー80aの後方に配置される後方カバー80bとが結合されて構成されている。
前方カバー80aは、支持ベース30及びレール装置60を外部から保護する機能のほか、シート本体が着座可能状態から収納状態に切り替わるときにシート本体(シートクッション2)の移動をガイドする機能を有している。
詳しく述べると、前方カバー80aは、図1に示すように、シート幅方向の側方部分に設けられ、シートクッション2に向かって上方に突出するように形成される左右のカバー突出部81と、左右のカバー突出部81の間に設けられ、カバー突出部81よりも下方に窪むように形成され、収容物を収容するためのカバー収容凹部82と、を備えている。
後方カバー80bは、図4、図5に示すように、レール用操作レバー64及びアンカー部材70を外部から保護する機能を有している。
後方カバー80bの上面には、シート幅方向の中央部分においてやや左側(ベルトバックル4側)に配置され、レール用操作レバー64を収納するためのレバー収納部83と、シート幅方向においてレバー収納部83と隣り合う位置に配置され、アンカー部材70を収納するためのアンカー収納部84と、シート前後方向においてレバー収納部83と隣り合う位置に配置され、乗員がレバー操作部64bとは別に指を掛ける部分となるレバー操作支持部85と、がそれぞれ形成されている。
また、後方カバー80bにおいてレバー収納部83と、アンカー収納部84と、レバー操作支持部85とのそれぞれの間には、レバー収納部83と、アンカー収納部84と、レバー操作支持部85とを区画する 区画壁部86が形成されている。
レバー収納部83は、図4、図5に示すように、シート前後方向及びシート幅方向においてアンカー収納部84よりも大きく形成された収納凹部である。
また、レバー収納部83とレバー操作支持部85は、シート幅方向において同じ大きさ(同じ幅)となるように形成された凹部となっている。
レバー収納部83の底部分となる底壁部83aには、図5に示すように、シート幅方向に延びるレバー回転軸65を軸支するための軸支持部83bと、レール用操作レバー64が回転移動したときにレバー移動規制部64eが当接する部分となる移動規制部83cと、がそれぞれ形成されている。
底壁部83aは、図5に示すように、レール用操作レバー64のレバー底壁部64cと略面一となるように形成されているところ、底壁部83aのうち、レバー底壁部64cと上下方向で対向する部分については、レバー底壁部64cとの干渉を避けるようにレバー底壁部64cよりも下方に屈曲して延びている。
そのため、レール用操作レバー64が回転動作した場合であっても、レバー収納部83の底壁部83aにおいて隙間が形成されることがなく、例えば異物等が落ちてもベースカバー80の内部に入り込むことが抑制されている。
なお、底壁部83aに形成された屈曲部83dが、レール用操作レバー64の回転移動を規制する部分として機能している。
レバー操作支持部85は、図5に示すように、乗員がレバー操作部64bとは別に指を掛ける部分であるところ、詳しく述べると、ベースカバー80の上面に形成された凹部の開口縁のうち、一部内側に突出するように形成された開口縁がレバー操作支持部85に相当する。
上記構成において、図7に示すように、レバー回転軸65が、レール用操作レバー64のレバー操作部64bと、ベースカバー80のレバー操作支持部85との間に配置されている。
すなわち、レバー操作部64bとレバー回転軸65が比較的近い位置に配置されることになる。
そのため、レール用操作レバー64を含むレール装置60の構造をコンパクト化した乗り物用シートSを実現し易くなる
また上記構成において、図7に示すように、レバー操作部64b及びレバー操作支持部85は、レバー回転軸65よりも上方位置に配置されており、かつ、レバー操作部64bは、レバー操作支持部85よりも上方位置に配置されている。
そのため、乗員によるレール用操作レバー64の操作性が向上する。すなわち、乗員が当該操作レバーをより把持し易くなり、また当該操作レバーに力を加え易くなる。
フロアボード90は、図9、図10に示すように、車体フロアと略一体的なフロア面を形成するためのボード部材である。
フロアボード90は、シートバック1の後面に取り付けられ、シートバック1から車体フロアに沿うようにシート後方に延びており、ベースカバー80(後方カバー80b)を上方から覆うように配置されている。
フロアボード90の上面には、シートバック1及び車体フロア(より具体的には、ベースカバー80)の境目部分となる位置に設けられ、シートバック1の回動動作に対応して折れ曲がり可能な折り目部91と、折り目部91よりもシート後方位置に設けられ、レール用操作レバー64を外部に露出させるためのレバー露出部92と、折り目部91よりもシート後方位置に設けられ、レバー露出部92とシート幅方向で隣り合う位置に配置され、アンカー部材70を外部に露出させるためのアンカー露出部93と、がそれぞれ形成されている。
本実施形態においては、レバー露出部92と、アンカー露出部93とが一体的に形成されている。
上記構成において、図9、図10に示すように、フロアボード90の折り目部91と、レール用操作レバー64及びアンカー部材70とがシート前後方向において異なる位置に配置されている。
そのため、シートバック1の回転動作に伴ってフロアボード90が折り目部91を境にして折れ曲がった場合でも、フロアボード90の折れ曲がった部分(折り目部91)と、レール用操作レバー64及びアンカー部材70とが互いに干渉することを抑制できる。
<乗り物用シートユニット>
次に、乗り物用シートユニットUについて、図11を参照しながら説明する。
乗り物用シートユニットUは、乗り物用シートSがシート幅方向に複数並ベられて構成されるものである。
乗り物用シートユニットUでは、互いに隣り合う乗り物用シートSにそれぞれ設けられたレール用操作レバー64(64A,64B)が、乗り物用シートユニットUのシート幅方向の中央部側の位置に配置されている。
そのため、例えば、乗り物用シートSの後方位置から乗員がそれぞれのレール用操作レバー64を操作することができ、互いに隣り合うシート本体の状態を一緒に切り替えることができる。
また、乗り物用シートユニットUでは、図3に示すように、レール用操作レバー64が、シート幅方向においてロアレール61及びアッパレール62とは異なる位置に配置されており、かつ、図11に示すように、リクラ用操作レバー44(44A,44B)が、レール用操作レバー64(64A,64B)よりも乗り物用シートユニットUのシート幅方向の中央部側の位置に配置されている。
そのため、レール用操作レバー64とアッパレール62(ロアレール61)とが互いに干渉してしまうことを抑制できる。また例えば、乗り物用シートSの後方位置から乗員がそれぞれのリクラ用操作レバー44を操作することができ、互いに隣り合うシートバック1を一緒に回動させることができる。
<乗り物用シートの第2実施形態>
次に、乗り物用シートの第2実施形態について、図12に基づいて説明する。
なお、上述した乗り物用シートSと重複する内容については説明を省略する。
第2実施形態に係る乗り物用シートS2では、レール用操作レバー164が、シート幅方向においてアンカー部材170と重なる位置に配置されている点が主に異なっている。
乗り物用シートS2は、その骨格となるシートフレームSa2のうち、バックフレーム110よりもシート後方位置に配置され、かつ、バックフレーム110の下端部分の周辺に取り付けられるアンカー部材170と、アンカー部材よりもシート後方位置に取り付けブラケット167を介して取り付けられるレール用操作レバー164と、を備えている。
なお、乗り物用シートS2は、シートバック(バックフレーム110)の後面に取り付けられ、シートバックから車体フロアに沿ってシート後方に延びている不図示のフロアボードをさらに備えている。
当該フロアボードの上面には、レール用操作レバー164を外部に露出させるための不図示のレバー露出部と、アンカー部材170を外部に露出させるための不図示のアンカー露出部と、がそれぞれ形成されている。
上記構成において、レール用操作レバー164は、シート幅方向においてアンカー部材170と重なる位置に配置されており、かつ、アンカー部材170よりも幅広に形成されている。すなわち、レール用操作レバー164の幅W1は、アンカー部材170の幅W2よりも大きくなっている。
そのため、レール用操作レバー164及びアンカー部材170をシート幅方向においてコンパクトに配置することができる。また、レール用操作レバー164を比較的大きく形成することで、乗員にとってレール用操作レバー164が操作し易くなる。
<その他の実施形態>
上記実施形態において、乗り物用シートSのシート前方に収納フロアが形成されているが、特に限定されることなく、乗り物用シートSの後方に収納フロアが形成されていても良い。
その場合、シート本体が収納フロアに収納されたときにシートバック1とシートクッション2の上下方向の位置関係が逆の配置になることが望ましい。
上記実施形態において、シート本体の移動状態が、スライド移動状態に相当するものとして説明されているが、特に限定されず、本実施形態の収納状態やチップアップ状態等が移動状態に相当するものとしても良い。
上記実施形態において、図2に示すように、乗り物用シートSは、リクライニング装置40やクッションロック装置50を備えているが、特に限定されることなく、リクライニング装置40及びクッションロック装置50を不要としても良い。
その場合には、乗り物用シートSが、レール装置60を備えていると好ましい。
上記実施形態において、図2に示すように、支持ベース30は、レール装置60を介して車体フロアに固定されているが、特に限定されることなく、レール装置60を不要として直接車体フロアに固定される等、適宜変更しても良い。
または、車体フロア上に固定された不図示の支持ブラケット(支持部材)を支持ベース30の代わりとして採用しても良い。
上記実施形態において、図3に示すように、レール装置60のロック部材63は、乗り物用シートSのうち、支持ベース30上に取り付けられているが、特に限定されることなく、乗り物用シートSの任意の位置に取り付けられていればよい。
なお、ロック部材63は、アッパレール62(ロアレール61)に近接した位置(隣接した位置)に配置されていることが好ましい。
上記実施形態において、図4、図5に示すように、レール用操作レバー64は、ベースカバー80(後方カバー80b)にレバー回転軸65を介して回転可能に取り付けられているが、特に限定されることなく変更可能である。
すなわち、レール用操作レバー64は、乗り物用シートSにおいてシートバック1よりもシート後方位置に配置され、かつ、シートバック1の下端部分の周辺に取り付けられていれば良い。
また、レール用操作レバー64は、ベースカバー80に回転可能に取り付けられているが、特に限定されることなく、上下方向、シート前後方向又はシート幅方向に移動可能に取り付けられていても良い。
上記実施形態において、図8に示すように、レバー操作部64bが、レバー操作支持部85よりもシート前方位置に配置されているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、レバー操作部64bが、レバー操作支持部85よりもシート後方位置に配置されており、かつ、レバー回転軸65をレバー操作支持部85とで前後方向の間に挟んでいても良い。
また例えば、レバー操作部64bが、レバー操作支持部85よりも上方位置に配置されており、かつ、レバー回転軸65をレバー操作支持部85とで上下方向の間に挟んでいても良い。
また例えば、レバー操作部64bが、レバー操作支持部85よりもシート幅方向の左側位置に配置されており、かつ、レバー回転軸65をレバー操作支持部85とでシート幅方向の間に挟んでいても良い。
上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる収納可能な乗り物用シートについて説明したが、特に限定されることなく、電車、バス等の乗り物用シートのほか、飛行機、船等の乗り物用シートとしても利用することができる。
本実施形態では、主として本発明に係る乗り物用シートに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
U 乗り物用シートユニット
S,S2 乗り物用シート
Sa,Sa2 シートフレーム
1 シートバック
1a、2a クッションパッド
1b、2b 表皮
2 シートクッション
3 ヘッドレスト
4 ベルトバックル
10,110 バックフレーム
11 連結ブラケット
20 クッションフレーム
21 サイドフレーム
22 前方連結パイプ
23 中央連結パイプ
24 パンフレーム
30 支持ベース
31 サイドベース部
32 前方ベース連結部
33 後方ベース連結部
34 中央ベース連結部
40 リクライニング装置
41 リクライニング本体
42 バック回動軸
43 渦巻きバネ
44 リクラ用操作レバー
50 クッションロック装置
51 ロック本体
52 クッション回動軸
53 渦巻きバネ
54 クッション用操作レバー
60 レール装置
61 ロアレール
62 アッパレール
63 ロック部材
63a ロック本体
63b 回動軸
63c 回動レバー
64,164 レール用操作レバー(操作レバー)
64a レバー本体部
64b レバー操作部
64c レバー底壁部
64d レバー側壁部
64e レバー移動規制部
64f ケーブル取り付け部(取り付け部)
65 レバー回転軸
66 レール用ケーブル(連結部材)
66a 一端部
66b 折り返し部
66c 他端部
70,170 アンカー部材
80 ベースカバー
80a 前方カバー
80b 後方カバー
81 カバー突出部
82 カバー収容凹部
83 レバー収納部
83a 底壁部
83b 軸支持部
83c 移動規制部
83d 屈曲部
84 アンカー収納部
85 レバー操作支持部
86 区画壁部
90 フロアボード
91 折り目部
92 レバー露出部
93 アンカー露出部
167 取り付けブラケット
W1,W2 幅

Claims (10)

  1. シートバック及びシートクッションを有するシート本体を備え、
    該シート本体を通常状態と、該通常状態から移動させた移動状態との間で切り替え可能な乗り物用シートであって、
    該乗り物用シートの所定位置に取り付けられ、前記通常状態のときに前記シート本体の移動動作をロックするロック部材と、
    前記乗り物用シートにおいて前記シートバックよりもシート後方位置に配置され、かつ、前記シートバックの下端部分の周辺にレバー回転軸を介して取り付けられ、前記ロック部材のロック状態を解除するために回転操作される操作レバーと、
    前記ロック部材及び前記操作レバーを連結する連結部材と、
    前記操作レバーを収納するレバー収納部を上面に有するベースカバーと、を備え、
    前記レバー回転軸は、前記操作レバーにおいて乗員が指を掛ける部分となるレバー操作部と、前記操作レバーの周辺に設けられ、乗員が前記レバー操作部とは別に指を掛ける部分となるレバー操作支持部との間に配置され
    前記操作レバーは、前記連結部材の一端部を取り付ける取り付け部を有し、
    前記取り付け部は、前記レバー収納部に形成された穴部を貫通して前記レバー収納部よりも下方に突出し、
    前記取り付け部のうち、前記連結部材の一端部を取り付けた部分は、前記操作レバーが前記ロック部材をロックさせる基準位置と、前記ロック部材をロック解除させる回転位置との間で移動するときに、前記レバー収納部よりも下方位置に配置されることを特徴とする乗り物用シート。
  2. 前記操作レバーは、前記レバー操作部よりも下方位置に設けられ、前記レバー収納部の底面に略面一となるように配置されるレバー底壁部を有し、
    前記取り付け部のうち、前記連結部材の一端部を取り付けた部分は、前記レバー底壁部よりも下方位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。
  3. 前記操作レバーは、前記レバー操作部及び前記レバー底壁部のシート幅方向の両端部をそれぞれ連結する左右のレバー側壁部を有し、
    前記取り付け部のうち、前記連結部材の一端部を取り付けた部分は、前記レバー側壁部よりも下方位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の乗り物用シート。
  4. 前記レバー操作部及び前記レバー操作支持部は、前記レバー回転軸よりも上方位置に配置され、
    前記レバー操作部は、前記レバー操作支持部よりも上方位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
  5. 車体フロアに固定されるロアレールと、
    該ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられ、前記シート本体を下方から支持するアッパレールと、を備え、
    前記移動状態とは、前記シート本体が前記車体フロアに対してシート前後方向の所定位置にスライド移動したスライド移動状態であって、
    前記ロック部材は、前記ロアレールに対して前記アッパレールを摺動不能にロックするロック位置と、ロック解除位置との間で回転する部材であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
  6. 前記ベースカバーは、前記アッパレールを上方からから覆い、
    記操作レバーは、前記レバー収納部に前記レバー回転軸を介して回転可能に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の乗り物用シート。
  7. 前記車体フロア又は前記シートクッションに対して前記シートバックを回動可能に連結するリクライニング装置と、
    前記シートバックの後面に取り付けられ、該シートバックから前記車体フロアに沿ってシート後方に延びているフロアボードと、を備え、
    該フロアボードには、前記シートバック及び前記車体フロアの境目部分となる位置に設けられ、前記シートバックの回動動作に対応して折れ曲がり可能な折り目部と、該折り目部よりもシート後方位置に設けられ、前記操作レバーを外部に露出させるためのレバー露出部と、がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項に記載の乗り物用シート。
  8. 前記乗り物用シートの骨格となるシートフレームを備え、
    該シートフレームは、前記シートバックの骨格となるバックフレームを有し、
    前記シートフレームのうち、前記バックフレームよりもシート後方位置において該バックフレームの下端部分の周辺には、チャイルドシートを連結するためのアンカー部材が取り付けられ、
    前記操作レバーは、
    シート幅方向において前記アンカー部材と重なる位置に配置され、かつ、前記アンカー部材よりも幅広となるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の乗り物用シート。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の乗り物用シートがシート幅方向に複数並ベられて構成される乗り物用シートユニットであって、
    互いに隣り合う前記乗り物用シートにそれぞれ設けられた前記操作レバーが、前記乗り物用シートユニットのシート幅方向の中央部側の位置に配置されていることを特徴とする乗り物用シートユニット。
  10. 前記乗り物用シートは、
    車体フロアに固定されるロアレールと、該ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられ、前記シート本体を下方から支持するアッパレールと、
    前記車体フロア又は前記シートクッションに対して前記シートバックを回動可能に連結するとともに、前記シートバックの回動動作をロックするリクライニング装置と、を備え、
    該リクライニング装置は、前記シートバックのロック状態を解除するために操作されるリクラ用操作レバーを有し、
    前記操作レバーは、シート幅方向において前記ロアレール及び前記アッパレールとは異なる位置に配置されており、
    前記リクラ用操作レバーが、前記操作レバーよりも前記乗り物用シートユニットのシート幅方向の中央部側の位置に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の乗り物用シートユニット。
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