JP7384004B2 - 異常検知装置、モータ制御システム、用紙搬送装置、画像形成装置、および異常検知方法 - Google Patents

異常検知装置、モータ制御システム、用紙搬送装置、画像形成装置、および異常検知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7384004B2
JP7384004B2 JP2019214637A JP2019214637A JP7384004B2 JP 7384004 B2 JP7384004 B2 JP 7384004B2 JP 2019214637 A JP2019214637 A JP 2019214637A JP 2019214637 A JP2019214637 A JP 2019214637A JP 7384004 B2 JP7384004 B2 JP 7384004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stepping motor
bipolar stepping
control system
motor
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019214637A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021087295A (ja
Inventor
友秀 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2019214637A priority Critical patent/JP7384004B2/ja
Publication of JP2021087295A publication Critical patent/JP2021087295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7384004B2 publication Critical patent/JP7384004B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

本発明は、異常検知装置、モータ制御システム、用紙搬送装置、画像形成装置、および異常検知方法に関する。
下記特許文献1には、バイポーラ型ステッピングモータの回生電流の電流減衰方式に係るファーストディケイ期間で発生した、バイポーラ型ステッピングモータの回生電流により生じる電圧に基づいて、バイポーラ型ステッピングモータの接続異常(コネクタ抜け、ハーネスやモータ巻線の断線等)を判断する技術が開示されている。
しかしながら、従来技術では、バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常をより高精度に検出することができない。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常をより高精度に検出できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の異常検知装置は、バイポーラ型ステッピングモータにおいて、ファーストディケイ期間に回生電流によって生じる電圧を検知する電圧検知部と、電圧検知部による回生電流によって生じる電圧の検知結果と、バイポーラ型ステッピングモータの電気角とに基づいて、バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常を判断する異常判断部とを備える。
本発明によれば、バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常をより高精度に検出することができる。
本発明の一実施形態に係るモータ制御システムの構成を示す図 本発明の一実施形態に係るドライバICの構成を示す図 本発明の一実施形態に係るモータ制御システムにおける電流経路の第1例を示す図 本発明の一実施形態に係るモータ制御システムにおける電流経路の第2例を示す図 本発明の一実施形態に係るモータ制御システムにおけるドライバICの出力と電気角との関係の第1例を表す図 本発明の一実施形態に係るモータ制御システムにおける電流経路と電気角との関係の第1例を表す図 本発明の一実施形態に係るモータ制御システムにおけるドライバICの出力と電気角との関係の第2例を表す図 本発明の一実施形態に係るモータ制御システムにおける電流経路と電気角との関係の第2例を表す図 本発明の一実施形態に係るモータ制御システムにおけるドライバICの出力と電気角との関係の第3例を表す図 本発明の一実施形態に係るモータ制御システムにおける電流経路と電気角との関係の第3例を表す図 本発明の一実施形態に係るマイコンの機能構成を示す図 本発明の一実施形態に係るマイコンによる処理の手順の第1例を示すフローチャート 本発明の一実施形態に係るマイコンによる処理の手順の第2例を示すフローチャート 本発明の第1実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す図 本発明の第2実施例に係る用紙搬送装置の概略構成を示す図
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(モータ制御システム10の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係るモータ制御システム10の構成を示す図である。
図1に示すように、モータ制御システム10は、マイコン12、ドライバIC14、およびバイポーラ型ステッピングモータ16を備える。
マイコン12は、「制御装置」および「異常検知装置」の一例である。マイコン12は、ドライバIC14に対して、各種制御信号を供給することにより、ドライバIC14に、バイポーラ型ステッピングモータ16の駆動制御を行わせる。マイコン12は、タイマー出力端子TIMERと、3つの出力端子GPIOとを有している。マイコン12は、タイマー出力端子TIMERから、クロック信号CLKをドライバIC14に供給する。また、マイコン12は、3つの出力端子GPIOから、クロック信号CLK、回転方向信号CW_CCW、イネーブル信号ENABLE、およびリセット信号RESETを、ドライバIC14に供給する。
ドライバIC14は、「モータドライバ」の一例である。ドライバIC14は、マイコン12から供給された各種制御信号に基づいて、4つの出力端子OUT1A,OUT1B,OUT2A,OUT2Bからバイポーラ型ステッピングモータ16に電流を供給することにより、バイポーラ型ステッピングモータ16の駆動制御を行う。
図1に示すように、第1の出力端子OUT1Aの電圧値は、抵抗R3、抵抗R4、およびコンデンサC1によって分圧および積分され、信号SC1として、マイコン12に入力される。これにより、マイコン12は、第1の出力端子OUT1Aの電圧値を検知できるようになっている。
また、第2の出力端子OUT1Bの電圧値は、抵抗R5、抵抗R6、およびコンデンサC2によって分圧および積分され、信号SC2として、マイコン12に入力される。これにより、マイコン12は、第2の出力端子OUT1Bの電圧値を検知できるようになっている。
また、第3の出力端子OUT2Aの電圧値は、抵抗R7、抵抗R8、およびコンデンサC3によって分圧および積分され、信号SC3として、マイコン12に入力される。これにより、マイコン12は、第3の出力端子OUT2Aの電圧値を検知できるようになっている。
また、第4の出力端子OUT2Bの電圧値は、抵抗R9、抵抗R10、およびコンデンサC41によって分圧および積分され、信号SC4として、マイコン12に入力される。これにより、マイコン12は、第4の出力端子OUT2Bの電圧値を検知できるようになっている。
そして、マイコン12は、バイポーラ型ステッピングモータ16の電気角の所定角度毎に、4つの出力端子OUT1A,OUT1B,OUT2A,OUT2Bの各々の電圧値に基づいて、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)に異常を検知することができる。
本実施形態において、「バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常」とは、主に、ドライバIC14の異常のことである。但し、これに限らず、「バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常」は、ドライバIC14の外部の異常(例えば、バイポーラ型ステッピングモータ16の異常等)を含む。
(ドライバIC14の構成)
図2は、本発明の一実施形態に係るドライバIC14の構成を示す図である。図2に示すように、ドライバIC14は、ロジック回路22、第1のHブリッジ回路24、および第2のHブリッジ回路26を備える。
第1のHブリッジ回路24は、4つの電界効果型トランジスタS1~S4を備えて構成されている。第1のHブリッジ回路24は、第1の出力端子OUT1Aと、第2の出力端子OUT1Bとを介して、バイポーラ型ステッピングモータ16の第1相16Aに接続されている。これにより、第1のHブリッジ回路24は、第1相16Aに対して、双方向の電流を供給することができる。
第2のHブリッジ回路26は、4つの電界効果型トランジスタS5~S8を備えて構成されている。第2のHブリッジ回路26は、第3の出力端子OUT2Aと、第4の出力端子OUT2Bとを介して、バイポーラ型ステッピングモータ16の第2相16Bに接続されている。これにより、第2のHブリッジ回路26は、第2相16Bに対して、双方向の電流を供給することができる。
ロジック回路22は、ドライバIC14が備える第1の電流検出端子RNF1から、電流検出抵抗R1とグラウンドとの間の電圧を検出することにより、バイポーラ型ステッピングモータ16の第1相16Aを流れる電流の電流値を検知することができる。
また、ロジック回路22は、ドライバIC14が備える第2の電流検出端子RNF2から、電流検出抵抗R2とグラウンドとの間の電圧を検出することにより、バイポーラ型ステッピングモータ16の第2相16Bを流れる電流の電流値を検知することができる。
そして、ロジック回路22は、マイコン12から供給された各種制御信号と、バイポーラ型ステッピングモータ16を流れる電流の電流値とに基づいて、電界効果型トランジスタS1~S8のスイッチング制御を行うことにより、バイポーラ型ステッピングモータ16の電流チョッピング制御を行う。
(電流経路の第1例)
図3は、本発明の一実施形態に係るモータ制御システム10における電流経路の第1例を示す図である。図3では、一実施形態に係るモータ制御システム10において、ファーストディケイモードにおける出力ONのときに、出力端子OUT1A/OUT2Aから出力端子OUT1B/OUT2B方向の電流値が、所定の値となるように電流チョッピング制御を行う場合の電流経路を表している。
図3において実線矢印で示されている電流経路1-1は、電流チョッピング制御における出力ON時の電流経路を表している。この時、電界効果型トランジスタS1/S5,S4/S8は、ONに切り替えられ、電界効果型トランジスタS2/S6,S3/S7は、OFFに切り替えられる。この場合、出力端子OUT1A/OUT2Aに電圧が生じる。
図3において点線矢印で示されている電流経路1-2は、電流チョッピング制御における出力OFF時(電流減衰時)の回生電流の電流経路を表している。この時、電界効果型トランジスタS1/S5,S4/S8は、OFFに切り替えられ、電界効果型トランジスタS2/S6,S3/S7は、ONに切り替えられる。この場合、出力端子OUT1B/OUT2Bに電圧が生じる。
(電流経路の第2例)
図4は、本発明の一実施形態に係るモータ制御システム10における電流経路の第2例を示す図である。図4では、一実施形態に係るモータ制御システム10において、ファーストディケイモードにおける出力ONのときに、出力端子OUT1B/OUT2Bから出力端子OUT1A/OUT2A方向の電流値が、所定の値となるように電流チョッピング制御を行う場合の電流経路を表している。
図4において実線矢印で示されている電流経路2-1は、電流チョッピング制御における出力ON時の電流経路を表している。この時、電界効果型トランジスタS1/S5,S4/S8は、OFFに切り替えられ、電界効果型トランジスタS2/S6,S3/S7は、ONに切り替えられる。この場合、出力端子OUT1B/OUT2Bに電圧が生じる。
図4において点線矢印で示されている電流経路2-2は、電流チョッピング制御における出力OFF時(電流減衰時)の回生電流の電流経路を表している。この時、電界効果型トランジスタS1/S5,S4/S8は、ONに切り替えられ、電界効果型トランジスタS2/S6,S3/S7は、OFFに切り替えられる。この場合、出力端子OUT1A/OUT2Aに電圧が生じる。
図1を用いて説明したように、マイコン12は、図3および図4に示す各電流経路で電流が流れるときに生じる、第1の出力端子OUT1A、第2の出力端子OUT1B、第3の出力端子OUT2A、および第4の出力端子OUT2Bの各々の、電圧値を検知できるようになっている。
(ドライバIC14の出力とバイポーラ型ステッピングモータ16の電気角との関係の第1例)
図5は、本発明の一実施形態に係るモータ制御システム10におけるドライバIC14の出力とバイポーラ型ステッピングモータ16の電気角との関係の第1例を表す図である。図6は、本発明の一実施形態に係るモータ制御システム10における電流経路とバイポーラ型ステッピングモータ16の電気角との関係の第1例を表す図である。図5および図6は、バイポーラ型ステッピングモータ16を2相励磁駆動する際の、電気角とドライバIC14の出力および電流経路との関係を表す。
(ドライバIC14の出力とバイポーラ型ステッピングモータ16の電気角との関係の第2例)
図7は、本発明の一実施形態に係るモータ制御システム10におけるドライバIC14の出力とバイポーラ型ステッピングモータ16の電気角との関係の第2例を表す図である。図8は、本発明の一実施形態に係るモータ制御システム10における電流経路とバイポーラ型ステッピングモータ16の電気角との関係の第2例を表す図である。図7および図8は、バイポーラ型ステッピングモータ16を1-2相励磁駆動する際の、電気角とドライバIC14の出力および電流経路との関係を表す。
(ドライバIC14の出力とバイポーラ型ステッピングモータ16の電気角との関係の第3例)
図9は、本発明の一実施形態に係るモータ制御システム10におけるドライバIC14の出力とバイポーラ型ステッピングモータ16の電気角との関係の第3例を表す図である。図10は、本発明の一実施形態に係るモータ制御システム10における電流経路とバイポーラ型ステッピングモータ16の電気角との関係の第3例を表す図である。図9および図10は、バイポーラ型ステッピングモータ16をW1-2相励磁駆動する際の、電気角とドライバIC14の出力および電流経路との関係を表す。
図5~図10に示すように、ドライバIC14は、電気角単位で、ドライバIC14における電流経路を制御することにより、ドライバIC14の出力を制御して、バイポーラ型ステッピングモータ16の電流チョッピング制御を行う。
なお、図5,図7,図9において、出力端子OUT1A/OUT2Aの電圧値が"+"であり、出力端子OUT1B/OUT2Bの電圧値が"-"である電気角は、図3に示す電流経路1-1,1-2で、バイポーラ型ステッピングモータ16の電流チョッピング制御を行う期間である。
また、図5,図7,図9において、出力端子OUT1A/OUT2Aの電圧値が"-"であり、出力端子OUT1B/OUT2Bの電圧値が"+"である電気角は、図4に示す電流経路2-1,2-2で、バイポーラ型ステッピングモータ16の電流チョッピング制御を行う期間である。
また、図5,図7,図9において、出力端子OUT1A/OUT2Aの電圧値が"0"であり、出力端子OUT1B/OUT2Bの電圧値が"0"である電気角は、電界効果型トランジスタS1~S8を全てOFFにし、バイポーラ型ステッピングモータ16に電流を流さない期間である。
また、図6,図8,図10において、「第1の電流経路」は、図3に示す電流経路1-1,1-2を意味する。また、「第2の電流経路」は、図4に示す電流経路2-1,2-2を意味する。
図5,図7,図9に示すように、ドライバIC14は、マイコン12から供給されるリセット信号RESETによってリセット解除状態になると、必ず電気角(1)から、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御を開始する。
また、図5,図7,図9に示すように、ドライバIC14は、マイコン12からクロック信号CLKの立ち上がりエッジが入力されると、電気角を1ステップ進める制御を行う。また、マイコン12は、クロック信号CLKの立ち上がりエッジの出力回数を記憶できるようになっている。
(マイコン12による正常および異常の判断)
本実施形態のマイコン12は、バイポーラ型ステッピングモータ16の電気角の所定角度毎に、電流チョッピング制御時における出力端子OUT1A,OUT2A,OUT1B,OUT2Bの各々の電圧値に基づいて、ドライバIC14の正常および異常を判断することができる。
例えば、図5および図6に示すように、バイポーラ型ステッピングモータ16を2相励磁駆動する際には、電気角(1)~(4)のいずれにおいても、2つのHブリッジ回路24,26に電流が流れるため、出力端子OUT1A,OUT2A,OUT1B,OUT2Bの各々に電圧が生じる。よって、例えば、マイコン12は、各電気角において、出力端子OUT1A,OUT2A,OUT1B,OUT2Bのいずれかに電圧が生じた場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)が正常であると判断する。反対に、マイコン12は、各電気角(1)~(4)において、出力端子OUT1A,OUT2A,OUT1B,OUT2Bのいずれにも電圧が生じない場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)が異常であると判断する。
また、図7~図10に示すように、バイポーラ型ステッピングモータ16の2相励磁駆動以外の励磁駆動(1-2相励磁駆動、W1-2相励磁駆動等)を行う際には、第1のHブリッジ回路24または第2のHブリッジ回路26に電流が流れず、出力端子OUT1A,OUT1B、または、出力端子OUT2A,OUT2Bに電圧が生じない場合がある。
マイコン12は、出力端子OUT1A,OUT1Bのいずれにも電圧が生じない電気角においては、出力端子OUT1A,OUT1Bのいずれかに電圧が生じた場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)が異常であると判断する。
また、マイコン12は、出力端子OUT2A,OUT2Bのいずれにも電圧が生じない電気角においては、出力端子OUT2A,OUT2Bのいずれかに電圧が生じた場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)が異常であると判断する。
例えば、図7および図8に示す例では、電気角(1),(3),(5),(7)の各々において、第1のHブリッジ回路24に電流が流れるため、出力端子OUT1A,OUT1Bに電圧が生じ、第2のHブリッジ回路26にも電流が流れるため、出力端子OUT2A,OUT2Bにも電圧が生じる。この場合、マイコン12は、電気角(1),(3),(5),(7)の各々において、出力端子OUT1A,OUT1B,OUT2A,OUT2Bのいずれかに、所定の電圧閾値Vth1以上の電圧が生じなかった場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)が異常であると判断する。
また、例えば、図7および図8に示す例では、電気角(2),(6)の各々において、第1のHブリッジ回路24に電流が流れず、出力端子OUT1A,OUT1Bのいずれにも電圧が生じない。一方で、第2のHブリッジ回路26には電流が流れるため、出力端子OUT2A,OUT2Bには電圧が生じる。この場合、マイコン12は、電気角(2),(6)の各々において、出力端子OUT1A,OUT1Bのいずれかに、所定の電圧閾値Vth2(但し、Vth1>Vth2)以上の電圧が生じた場合、または、出力端子OUT2A,OUT2Bのいずれかに、所定の電圧閾値Vth1以上の電圧が生じなかった場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)が異常であると判断する。
また、例えば、図7および図8に示す例では、電気角(4),(8)の各々において、第2のHブリッジ回路26に電流が流れず、出力端子OUT2A,OUT2Bのいずれにも電圧が生じない。一方で、第1のHブリッジ回路24には電流が流れるため、出力端子OUT1A,OUT1Bには電圧が生じる。この場合、マイコン12は、電気角(4),(8)の各々において、出力端子OUT2A,OUT2Bのいずれかに、所定の電圧閾値Vth2以上の電圧が生じた場合、または、出力端子OUT1A,OUT1Bのいずれかに、所定の電圧閾値Vth1以上の電圧が生じなかった場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)が異常であると判断する。
また、例えば、図9および図10に示す例では、電気角(1),(2),(4),(5),(6),(8),(9),(10),(12),(13),(14),(16)の各々において、第1のHブリッジ回路24に電流が流れるため、出力端子OUT1A,OUT1Bに電圧が生じ、第2のHブリッジ回路26にも電流が流れるため、出力端子OUT2A,OUT2Bにも電圧が生じる。この場合、マイコン12は、電気角(1),(2),(4),(5),(6),(8),(9),(10),(12),(13),(14),(16)の各々において、出力端子OUT1A,OUT1B,OUT2A,OUT2Bのいずれかに、所定の電圧閾値Vth1以上の電圧が生じなかった場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)が異常であると判断する。
また、例えば、図9および図10に示す例では、電気角(3),(11)の各々において、第1のHブリッジ回路24に電流が流れず、出力端子OUT1A,OUT1Bに電圧が生じない。一方で、第2のHブリッジ回路26には電流が流れるため、出力端子OUT2A,OUT2Bには電圧が生じる。この場合、マイコン12は、電気角(3),(11)の各々において、出力端子OUT1A,OUT1Bのいずれかに、所定の電圧閾値Vth2以上の電圧が生じた場合、または、出力端子OUT2A,OUT2Bのいずれかに、所定の電圧閾値Vth1(但し、Vth1>Vth2)以上の電圧が生じなかった場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)が異常であると判断する。
また、例えば、図9および図10に示す例では、電気角(7),(15)の各々において、第2のHブリッジ回路26に電流が流れず、出力端子OUT2A,OUT2Bに電圧が生じない。一方で、第1のHブリッジ回路24には電流が流れるため、出力端子OUT1A,OUT1Bには電圧が生じる。この場合、マイコン12は、電気角(7),(15)の各々において、出力端子OUT2A,OUT2Bのいずれかに、所定の電圧閾値Vth2以上の電圧が生じた場合、または、出力端子OUT1A,OUT1Bのいずれかに、所定の電圧閾値Vth1以上の電圧が生じなかった場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)が異常であると判断する。
(マイコン12の機能構成)
図11は、本発明の一実施形態に係るマイコン12の機能構成を示す図である。図11に示すように、マイコン12は、電圧検知部101、電気角特定部102、異常判断部103、および異常通知部104を備える。
電圧検知部101は、バイポーラ型ステッピングモータ16において、ファーストディケイ期間に回生電流によって生じる電圧を検知する。
具体的には、電圧検知部101は、マイコン12に入力される信号SC1,SC2により、バイポーラ型ステッピングモータ16の第1相16Aにおいて、ファーストディケイ期間に回生電流によって生じる電圧を検知する。
また、電圧検知部101は、マイコン12に入力される信号SC3,SC4により、バイポーラ型ステッピングモータ16の第2相16Bにおいて、ファーストディケイ期間に回生電流によって生じる電圧を検知する。
電気角特定部102は、初期電気角、励磁モード、およびバイポーラ型ステッピングモータ16に出力したパルス数(クロック信号CLKの立ち上がりエッジの出力回数)に基づいて、バイポーラ型ステッピングモータ16の電気角を特定する。
異常判断部103は、バイポーラ型ステッピングモータ16の電流チョッピング制御時に、電圧検知部101による回生電流によって生じる電圧の検知結果と、電気角特定部102によって特定されたバイポーラ型ステッピングモータ16の電気角とに基づいて、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常を判断する。
例えば、異常判断部103は、バイポーラ型ステッピングモータ16の電気角に応じて、バイポーラ型ステッピングモータ16の電流を流して励磁する相(第1相16Aまたは第2相16B)に対し、回生電流によって生じる電圧が検出されなかった場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常と判断し、バイポーラ型ステッピングモータ16の電流を流さずに励磁しない相(第1相16Aまたは第2相16B)に対し、電圧が検出された場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常と判断する。
異常通知部104は、異常判断部103によってバイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常と判断された場合、当該異常をユーザに通知する。
(マイコン12による処理の手順の第1例)
図12は、本発明の一実施形態に係るマイコン12による処理の手順の第1例を示すフローチャートである。図12は、バイポーラ型ステッピングモータ16を2相励磁駆動する際の、マイコン12による処理の手順を表す。例えば、図12に示す処理は、マイコン12およびドライバIC14の電源がONに切り替えることによって実行される。
まず、マイコン12は、ドライバIC14にリセット信号RESETを供給することにより、ドライバIC14をリセット解除状態にする(ステップS201)。次に、マイコン12は、上位のコントローラからバイポーラ型ステッピングモータ16の回転要求がなされたか否かを判断する(ステップS202)。
ステップS202において、バイポーラ型ステッピングモータ16の回転要求がなされていないと判断された場合(ステップS202:No)、マイコン12は、ステップS202の処理を再度実行する。
一方、ステップS202において、バイポーラ型ステッピングモータ16の回転要求がなされたと判断された場合(ステップS202:Yes)、マイコン12は、ドライバIC14にイネーブル信号ENABLEを供給することにより、ドライバIC14によるバイポーラ型ステッピングモータ16のホールド制御を開始する(ステップS203)。
そして、マイコン12は、信号SC1~SC4の各々の電圧値(すなわち、出力端子OUT1A,OUT2A,OUT1B,OUT2Bの各々の電圧値)を読み出し(ステップS204)、信号SC1~SC4のいずれかの電圧値が所定の電圧閾値Vth1よりも小さいか否かを判断する(ステップS205)。
ステップS205において、信号SC1~SC4のいずれかの電圧値が所定の電圧閾値Vth1よりも小さいと判断された場合(ステップS205:Yes)、マイコン12は、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)の異常をユーザに通知して(ステップS206)、図12に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS205において、信号SC1~SC4のいずれの電圧値も所定の電圧閾値Vth1よりも大きいと判断された場合(ステップS205:No)、マイコン12は、ドライバIC14にクロック信号CLKを供給することにより、ドライバIC14によるバイポーラ型ステッピングモータ16の回転制御を開始する(ステップS207)。
その後、マイコン12は、上位のコントローラからバイポーラ型ステッピングモータ16の停止要求がなされたか否かを判断する(ステップS208)。
ステップS208において、バイポーラ型ステッピングモータ16の停止要求がなされていないと判断された場合(ステップS208:No)、マイコン12は、ステップS208の処理を再度実行する。
一方、ステップS208において、バイポーラ型ステッピングモータ16の停止要求がなされたと判断された場合(ステップS208:Yes)、マイコン12は、ドライバIC14に対するクロック信号CLKの供給を停止することにより、ドライバIC14によるバイポーラ型ステッピングモータ16の回転制御を停止する(ステップS209)。
また、マイコン12は、ドライバIC14に対するイネーブル信号ENABLEの供給を停止することにより、ドライバIC14によるバイポーラ型ステッピングモータ16のホールド状態を解除する(ステップS210)。その後、マイコン12は、ステップS202へ処理を戻す。
(マイコン12による処理の手順の第2例)
図13は、本発明の一実施形態に係るマイコン12による処理の手順の第2例を示すフローチャートである。図13は、バイポーラ型ステッピングモータ16の2相励磁駆動以外の励磁駆動を行う際の、マイコン12による処理の手順を表す。例えば、図13に示す処理は、マイコン12およびドライバIC14の電源がONに切り替えることによって実行される。
まず、マイコン12は、ドライバIC14にリセット信号RESETを供給することにより、ドライバIC14をリセット解除状態にする(ステップS201)。次に、マイコン12は、上位のコントローラからバイポーラ型ステッピングモータ16の回転要求がなされたか否かを判断する(ステップS302)。
ステップS302において、バイポーラ型ステッピングモータ16の回転要求がなされていないと判断された場合(ステップS302:No)、マイコン12は、ステップS302の処理を再度実行する。
一方、ステップS302において、バイポーラ型ステッピングモータ16の回転要求がなされたと判断された場合(ステップS302:Yes)、マイコン12は、ドライバIC14にイネーブル信号ENABLEを供給することにより、ドライバIC14によるバイポーラ型ステッピングモータ16のホールド制御を開始する(ステップS303)。
そして、マイコン12は、信号SC1~SC4の各々の電圧値(すなわち、出力端子OUT1A,OUT2A,OUT1B,OUT2Bの各々の電圧値)を読み出す(ステップS304)。また、マイコン12は、クロック信号CLKの立ち上がりエッジの出力回数に基づいて、現在の電気角を算出する(ステップS305)。さらに、マイコン12は、現在の電気角に応じた判定基準を用いて、信号SC1~SC4の各々の電圧値が正常であるか否かを判断する(ステップS306)。
ステップS306において、信号SC1~SC4のいずれかの電圧値が異常であると判断された場合(ステップS306:No)、マイコン12は、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系(主に、ドライバIC14)の異常をユーザに通知して(ステップS307)、図13に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS306において、信号SC1~SC4の全ての電圧値が正常であると判断された場合(ステップS306:Yes)、マイコン12は、ドライバIC14にクロック信号CLKを供給することにより、ドライバIC14によるバイポーラ型ステッピングモータ16の回転制御を開始する(ステップS308)。
その後、マイコン12は、上位のコントローラからバイポーラ型ステッピングモータ16の停止要求がなされたか否かを判断する(ステップS309)。
ステップS309において、バイポーラ型ステッピングモータ16の停止要求がなされていないと判断された場合(ステップS309:No)、マイコン12は、ステップS308の処理を再度実行する。
一方、ステップS309において、バイポーラ型ステッピングモータ16の停止要求がなされたと判断された場合(ステップS309:Yes)、マイコン12は、ドライバIC14に対するクロック信号CLKの供給を停止することにより、ドライバIC14によるバイポーラ型ステッピングモータ16の回転制御を停止する(ステップS310)。
また、マイコン12は、ドライバIC14に対するイネーブル信号ENABLEの供給を停止することにより、ドライバIC14によるバイポーラ型ステッピングモータ16のホールド状態を解除する(ステップS311)。その後、マイコン12は、ステップS302へ処理を戻す。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係るマイコン12は、バイポーラ型ステッピングモータ16において、ファーストディケイ期間に回生電流によって生じる電圧を検知する電圧検知部101と、電圧検知部101による回生電流によって生じる電圧の検知結果と、バイポーラ型ステッピングモータ16の電気角とに基づいて、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常を判断する異常判断部103とを備える。
これにより、本発明の一実施形態に係るマイコン12は、バイポーラ型ステッピングモータ16の電気角毎に異常の判断を行うことができるため、バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常をより高精度に検出することができる。
また、本発明の一実施形態に係るマイコン12において、異常判断部103は、バイポーラ型ステッピングモータ16の電気角に応じて、バイポーラ型ステッピングモータ16の電流を流して励磁する相に対し、回生電流によって生じる電圧が検出されなかった場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常と判断し、バイポーラ型ステッピングモータ16の電流を流さずに励磁しない相に対し、電圧が検出された場合、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常と判断する。
これにより、本発明の一実施形態に係るマイコン12は、回生電流による電圧が生じる電気角と、回生電流による電圧が生じない電気角との各々について、適切に異常の判断を行うことができるため、バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常をより高精度に検出することができる。
また、本発明の一実施形態に係るマイコン12は、初期電気角、励磁モード、およびバイポーラ型ステッピングモータ16に出力したパルス数に基づいて、バイポーラ型ステッピングモータ16の電気角を特定する電気角特定部102をさらに備える。
これにより、本発明の一実施形態に係るマイコン12は、バイポーラ型ステッピングモータ16の電気角をより高精度に特定できるため、バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常をより高精度に検出することができる。
また、本発明の一実施形態に係るマイコン12において、異常判断部103は、バイポーラ型ステッピングモータ16の電流チョッピング制御時に、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常の判断処理を行う。
これにより、本発明の一実施形態に係るマイコン12は、バイポーラ型ステッピングモータ16の電流チョッピング制御時における電気角毎に異常の判断を行うことができるため、バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常をより高精度に検出することができる。
〔第1実施例〕
図14は、本発明の第1実施例に係る画像形成装置900の概略構成を示す図である。図14に示す画像形成装置900は、プリントサーバ910および本体920を備えている。プリントサーバ910には、印刷データが記憶されている。プリントサーバ910に記憶されている印刷データは、ユーザからの指示により、本体920へと送信される。
本体920は、光学装置921、感光体ドラム922、現像ローラ923、転写ローラ924、転写ベルト925、転写ローラ926、定着装置927、搬送装置931、用紙トレイ932、搬送路933、排紙トレイ934、および記録紙935を備えている。
本体920は、印刷データに色補正、濃度変換、小値化等の処理を行う。そして、本体920は、最終的に2値となった印刷データを、光学装置921に送る。
光学装置921は、レーザダイオード等をレーザ光源として用いている。光学装置921は、一様に帯電した状態の感光体ドラム922に対して、印刷データに応じたレーザ光の照射を行う。
感光体ドラム922は、一様に帯電した状態で、印刷データに応じたレーザ光が表面に照射されることにより、レーザ光が照射された部分だけ電荷が消失する。これにより、感光体ドラム922の表面には、印刷データに応じた潜像が形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラム922の回転に伴って、対応する現像ローラ923の方向へと移動する。
現像ローラ923は、回転しながら、トナーカートリッジから供給されたトナーを、その表面に付着させる。そして、現像ローラ923は、その表面に付着されたトナーを、感光体ドラム922の表面に形成された潜像に付着させる。これにより、現像ローラ923は、感光体ドラム922の表面に形成された潜像を顕像化して、感光体ドラム922の表面にトナー像を形成する。
感光体ドラム922の表面に形成されたトナー像は、感光体ドラム922と転写ローラ924との間において、転写ベルト925上に転写される。これにより、転写ベルト925上に、トナー画像が形成される。
図14に示す例では、光学装置921、感光体ドラム922、現像ローラ923、および転写ローラ924は、4つの印刷色(Y,C,M,K)の各々に対して設けられている。これにより、転写ベルト925上には、各印刷色のトナー画像が形成される。
搬送装置931は、用紙トレイ932から搬送路933へ、記録紙935を送出する。搬送路933に送出された記録紙935は、転写ベルト925と転写ローラ926との間に搬送される。これにより、転写ベルト925と転写ローラ926との間において、転写ベルト925上に形成された各印刷色のトナー画像が、記録紙935に転写される。その後、記録紙935は、定着装置927によって熱および圧力が加えられることにより、トナー画像が定着される。そして、記録紙935は、排紙トレイ934に搬送される。
例えば、このように構成された画像形成装置900において、搬送装置931が備える用紙搬送用ローラの駆動モータ、感光体ドラム922の駆動モータ、および転写ベルト925の駆動モータの少なくともいずれか一つに、上記実施形態のバイポーラ型ステッピングモータ16を用いて、当該バイポーラ型ステッピングモータ16を、上記実施形態のマイコン12およびドライバIC14によって制御することにより、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常を高精度に検出することができる。
〔第2実施例〕
図15は、本発明の第2実施例に係る用紙搬送装置1000の概略構成を示す図である。図15に示す用紙搬送装置1000は、用紙Pを搬送するための装置である。図15に示すように、用紙搬送装置1000は、モータ16-1、モータ16-2、搬送ローラ1001、および搬送ローラ1002を備えている。搬送ローラ1001は、モータ16-1の駆動により回転する。搬送ローラ1002は、モータ16-2の駆動により回転する。この用紙搬送装置1000は、搬送ローラ1001と搬送ローラ1002とが互いに同一の方向に回転することにより、モータ16-1の出力トルクとモータ16-2の出力トルクとの合成トルクにより、用紙Pを搬送方向に搬送することができる。
例えば、このように構成された用紙搬送装置1000において、上記実施形態のモータ制御システム10を適用して、モータ16-1およびモータ16-2の各々に、上記実施形態のバイポーラ型ステッピングモータ16を用いて、当該バイポーラ型ステッピングモータ16を、上記実施形態のマイコン12およびドライバIC14によって制御することにより、バイポーラ型ステッピングモータ16の制御系の異常を高精度に検出することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
10 モータ制御システム
12 マイコン(制御装置、異常検知装置)
14 ドライバIC(モータドライバ)
16 バイポーラ型ステッピングモータ
16A 第1相
16B 第2相
22 ロジック回路
24 第1のHブリッジ回路
26 第2のHブリッジ回路
101 電圧検知部
102 電気角特定部
103 異常判断部
104 異常通知部
900 画像形成装置
1000 用紙搬送装置
特開2017-156246号公報

Claims (7)

  1. バイポーラ型ステッピングモータにおいて、ファーストディケイ期間に回生電流によって生じる電圧を検知する電圧検知部と、
    前記電圧検知部による前記回生電流によって生じる電圧の検知結果と、前記バイポーラ型ステッピングモータの電気角とに基づいて、前記バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常を判断する異常判断部と
    を備え
    前記異常判断部は、
    前記バイポーラ型ステッピングモータの電気角に応じて、
    前記バイポーラ型ステッピングモータの電流を流して励磁する相に対し、前記回生電流によって生じる電圧が検出されなかった場合、前記バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常と判断し、
    前記バイポーラ型ステッピングモータの電流を流さずに励磁しない相に対し、電圧が検出された場合、前記バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常と判断する
    ことを特徴とする異常検知装置。
  2. 初期電気角、励磁モード、および前記バイポーラ型ステッピングモータに出力したパルス数に基づいて、前記バイポーラ型ステッピングモータの電気角を特定する電気角特定部
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の異常検知装置。
  3. 前記異常判断部は、
    前記バイポーラ型ステッピングモータの電流チョッピング制御時に、前記バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常の判断処理を行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の異常検知装置。
  4. 前記バイポーラ型ステッピングモータと、
    前記バイポーラ型ステッピングモータを駆動するモータドライバと、
    前記モータドライバに対して前記バイポーラ型ステッピングモータの駆動を制御するための制御信号を供給する制御装置と、
    請求項1からのいずれか一項に記載の異常検知装置と
    を備えることを特徴とするモータ制御システム。
  5. 請求項に記載のモータ制御システムを備えた用紙搬送装置であって、
    用紙搬送用ローラの駆動モータに、前記バイポーラ型ステッピングモータを用いた
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  6. 請求項に記載のモータ制御システムを備えた画像形成装置であって、
    用紙搬送用ローラの駆動モータ、感光体ドラムの駆動モータ、および転写ベルトの駆動モータの少なくともいずれか一つに、前記バイポーラ型ステッピングモータを用いた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. バイポーラ型ステッピングモータにおいて、ファーストディケイ期間に回生電流によって生じる電圧を検知する電圧検知工程と、
    前記電圧検知工程における前記回生電流によって生じる電圧の検知結果と、前記バイポーラ型ステッピングモータの電気角とに基づいて、前記バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常を判断する異常判断工程と
    を含み、
    前記異常判断工程では、
    前記バイポーラ型ステッピングモータの電気角に応じて、
    前記バイポーラ型ステッピングモータの電流を流して励磁する相に対し、前記回生電流によって生じる電圧が検出されなかった場合、前記バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常と判断し、
    前記バイポーラ型ステッピングモータの電流を流さずに励磁しない相に対し、電圧が検出された場合、前記バイポーラ型ステッピングモータの制御系の異常と判断する
    ことを特徴とする異常検知方法。
JP2019214637A 2019-11-27 2019-11-27 異常検知装置、モータ制御システム、用紙搬送装置、画像形成装置、および異常検知方法 Active JP7384004B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019214637A JP7384004B2 (ja) 2019-11-27 2019-11-27 異常検知装置、モータ制御システム、用紙搬送装置、画像形成装置、および異常検知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019214637A JP7384004B2 (ja) 2019-11-27 2019-11-27 異常検知装置、モータ制御システム、用紙搬送装置、画像形成装置、および異常検知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021087295A JP2021087295A (ja) 2021-06-03
JP7384004B2 true JP7384004B2 (ja) 2023-11-21

Family

ID=76085979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019214637A Active JP7384004B2 (ja) 2019-11-27 2019-11-27 異常検知装置、モータ制御システム、用紙搬送装置、画像形成装置、および異常検知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7384004B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017156246A (ja) 2016-03-02 2017-09-07 株式会社リコー モータ接続検知装置及び方法、モータ駆動システム、並びにそれを適用した画像形成装置、及び搬送装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017156246A (ja) 2016-03-02 2017-09-07 株式会社リコー モータ接続検知装置及び方法、モータ駆動システム、並びにそれを適用した画像形成装置、及び搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021087295A (ja) 2021-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10747168B2 (en) Control apparatus for driving a member into rotation and image forming apparatus
JP3805167B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法、記憶媒体
JP2017156246A (ja) モータ接続検知装置及び方法、モータ駆動システム、並びにそれを適用した画像形成装置、及び搬送装置
JP7384004B2 (ja) 異常検知装置、モータ制御システム、用紙搬送装置、画像形成装置、および異常検知方法
JP2020120468A (ja) モータ制御装置及び画像形成装置
JP5305674B2 (ja) 画像形成装置
JP2006058364A (ja) 画像形成装置
JP6263837B2 (ja) モータ制御装置、モータ制御方法および画像形成装置
JP2010273533A (ja) ステッピングモータの駆動制御装置及び画像形成装置
JP6060068B2 (ja) モーター駆動装置及び画像形成装置
JP2007058082A (ja) 画像形成装置
JP2006017988A (ja) 画像形成装置
JP5335359B2 (ja) モータ制御装置及び画像形成装置
JP7381316B2 (ja) モータ制御装置及び画像形成装置
JP6354344B2 (ja) 画像形成装置及びモータ制御装置
JP2006163016A (ja) 画像形成装置
US11747759B2 (en) Image forming apparatus having a motor to drive a pickup roller
JP7389616B2 (ja) モータ制御装置及び画像形成装置
JP2022011042A (ja) モータ制御装置及び画像形成装置
JP2002372890A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2004104904A (ja) 画像形成装置
JP2021056487A (ja) 画像形成装置、モータを制御するモータ制御装置及びモータの制御方法
JP2022003371A (ja) 画像形成装置
JP2007233285A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2005148669A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231023

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7384004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151