JP7381056B2 - 燃焼補助器および燃焼材パッケージ - Google Patents

燃焼補助器および燃焼材パッケージ Download PDF

Info

Publication number
JP7381056B2
JP7381056B2 JP2019152225A JP2019152225A JP7381056B2 JP 7381056 B2 JP7381056 B2 JP 7381056B2 JP 2019152225 A JP2019152225 A JP 2019152225A JP 2019152225 A JP2019152225 A JP 2019152225A JP 7381056 B2 JP7381056 B2 JP 7381056B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
auxiliary device
combustion material
metal plates
tongue portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019152225A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021032460A (ja
Inventor
賢昭 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2019152225A priority Critical patent/JP7381056B2/ja
Publication of JP2021032460A publication Critical patent/JP2021032460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7381056B2 publication Critical patent/JP7381056B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Solid-Fuel Combustion (AREA)

Description

本発明は、霜害を抑止するための燃焼補助器および燃焼材パッケージに関する。
上記技術分野において、特許文献1には、くず木炭を燃焼させる燃焼装置であって、霜よけストーブとして利用可能な技術が開示されている。
特開平11-094256号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、霜害が起きるタイミングだけ一時的に利用することを想定した技術となっておらず、使い勝手が悪かった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
縦辺にヒンジを備え、互いに折りたたみ可能に接続された、方形の少なくとも4枚の金属板を有する燃焼補助器であって、
前記ヒンジを中心に前記金属板が互いに所定の角度をなし、内部空間を形成するように全体として角筒形状をなす使用形態と、
2つの前記ヒンジを折りたたむことにより、前記金属板のうち少なくとも2枚の金属板同士が重なり、全体として板形状をなす収納形態と、
の間で形態変化を行い、
前記金属板は、上から内側に折られた第1ベロ部と、下から内側に折られた第2ベロ部を有し、燃焼材料の底面と前記第1ベロ部または第2ベロ部とが当接することにより、前記燃焼材料の下方に空間を維持しつつ前記燃焼材料を支持し、
前記金属板は、前記収納形態において前記第1、第2ベロ部が挿入される開口部を有し、
前記使用形態において、前記内部空間に前記燃焼材料を挿入し、前記燃焼材料に着火して、前記燃焼材料の燃焼を促進する燃焼補助器。
本発明によれば、使い勝手のよい霜害抑制用の燃焼補助器および燃焼材パッケージを提供することができる。
本発明の実施形態に係る燃焼補助器の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る燃焼補助器の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る燃焼補助器の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る燃焼補助器の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る燃焼材パッケージの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る燃焼材パッケージの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る燃焼材パッケージの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る燃焼材パッケージの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る燃焼材パッケージの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る燃焼補助器の使用状態を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[実施形態]
本発明の第1実施形態としての燃焼補助器100について、図1を用いて説明する。燃焼補助器100は、内部に燃焼材料を収容して、霜害が予測される早朝に燃焼させるための装置である。
近年、茶園や果樹園や菜園における霜害が顕著になっており、被害の低減に向けた議論が農林水産省でも活発に行なわれている(http://www.affrc.maff.go.jp/docs/new_technology_cultivar/2015/attach/pdf/list-18.pdf)。
霜害を防止する効果的な方法の一つが、早朝に燃焼材料を燃焼させて、気流を生成したり、気温を上昇させたりすることである。ところが燃焼材料を燃焼させる従来の方法では、燃焼の持続時間や効率や設置の容易さが十分ではなく、農家の負担が大きかった。
燃焼補助器100は、4枚の長方形または正方形の金属板101を備え、使用形態において、内部空間102に燃焼材料110を挿入し、燃焼材料110に着火して、燃焼材料110の燃焼を促進する。燃焼材料110は、木片でもよいが、加工薪でもよく、籾殻またはおが屑を柱状に圧縮加工した固形燃料でもよい。金属板101は台形などでもよい。
金属板101は、両長辺(縦辺)にヒンジ111を備え、互いに折りたたみ可能に接続されている。
図1では、4枚の長方形の金属板101がヒンジ111を中心に所定の角度(ここでは例として90度)をなし、内部空間102を形成するように全体として底のない角筒形状をなす使用形態を示している。
この使用形態において、内部空間102に燃焼材料110を挿入し、燃焼材料110に着火して、燃焼材料110の燃焼を促進する。
4枚の金属板101は、それぞれ同じ形状である。金属板101は、それぞれ下方に空気穴112を有している。隣り合う2枚の金属板101は、高さ方向中央付近に、側面の切り掛かれた一部が外側に折り曲げられて形成された2つの突出部113をそれぞれ備えており、その突出部113にもうけられた穴に挿入されたワイヤによって持ち手部120が形成されている。
図2は、燃焼補助器100の下端部の内側の構成を説明するための部分破断斜視図である。
それぞれの金属板101は、側面の切り掛かれた一部がそれぞれ内側に折り曲げられて突出した2つのベロ部201を有する。ベロ部201は、上から内側に折られたベロ部201aと、下から内側に折られたベロ部201bを含む。燃焼材料の底面とベロ部201とが当接することにより、燃焼材料の下方に空間を維持しつつ燃焼材料を支持する。
さらに、ベロ部201を形成するために設けられた開口部202が、空気の取り入れ口にもなり、内部空間102の燃焼材料の燃焼を促進させることができる。図3は、内部空間102に燃焼材料110を5本挿入した状態を示している。
図4は、燃焼補助器100の収納形態および運搬形態を示す図である。内部空間に燃焼材料を挿入せず燃焼に使用しない場合には、対向する2つのヒンジ111を折りたたみ、金属板101のうち、2枚の金属板同士が重なり、全体として板形状をなす収納形態となる。
金属板101は、収納形態においてベロ部201a、201bが開口部202に挿入され、外側に突出した状態となる。
このように使用形態と収納形態とで形態変化を行なうことにより、非常に使い勝手のよいユーザフレンドリな燃焼補助器を提供することが可能となった。
図5は、燃焼補助器100の内部空間102に上方から挿入され、その底面がベロ部201a、201bの上面に当接する燃焼材パッケージ500を示す外観図である。図6は、燃焼材パッケージ500の内部構成を示す図である。
燃焼材パッケージ500は、段ボール製のハウジング501を備えており、その内部に、上方から見て異なる位置に配置された少なくとも3個の燃焼材110と、上方から見て少なくとも3個の燃焼材110に囲まれた位置(中央付近)に配置された着火剤601(図6参照)と、を備える。
着火剤601は、少なくとも3本の棒状の燃焼材料110の上側に着火すべく配置されている。また、着火剤601の上方において、着火剤601の炎が横方向に広がるように配置された補助材としての木片502をさらに備えている。木片502は、無垢材でも集成材でもよいし、他の固形燃料でもよい。
ハウジング501は、空気を取り込み気流を発生するため、下部に複数設けられた開口部511と、着火剤601に火をつけるためのアクセスのため、上部に二個所設けられた開口部512と、を備える。開口部512は、燃焼材パッケージ500の持ち手を兼ねている。
図7は、燃焼材パッケージ500の底面側から見た斜視図である。底面にも開口部701が設けられ、外部から内部へ、下方から上方への気流を生み出す構成となっている。
図8は、燃焼材パッケージ500が、燃焼補助器100に挿入された状態を示す図である。燃焼材パッケージ500は、その上部が燃焼補助器100の外部に露出する程度の長さを有しており、開口部512は、燃焼補助器100に挿入された状態でも金属板101によって塞がれない位置に配置されている。このため、開口部512は、燃焼材パッケージ500が、燃焼補助器100に挿入した状態で、外部に露出する。これにより、開口部512に指を入れて、燃焼材パッケージ500を持ったまま、安全に燃焼補助器100にセットすることが可能となる。さらに、セットした燃焼材パッケージ500を燃焼補助器100から容易に取り出すことができる。
図9は、燃焼材パッケージ500が、燃焼補助器100に挿入された状態での、燃焼補助器100の下端部の内側の構成を説明するための部分破断斜視図である。内側に延設されたベロ部201a、201bが、燃焼材パッケージ500の底面を支えている。
燃焼材パッケージ500には、燃焼材料110が5本挿入されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、3本、4本、6本などでもよい。
燃焼補助器100は、四角筒形の例を示したが、三角筒形でも、五角筒形などでもよい。
図10は、果樹園において、燃焼補助器100を使用している状態を示している。燃焼補助器100は、容易に折り畳むことができ、容積を小さくすることができるため、オフシーズンには、場所を取らずに収容できる。また、燃焼補助器100を開いて燃焼材パッケージ500を挿入して着火すれば、非常に容易かつ短時間に燃焼を開始させることができ、作業者の負担を大幅に軽減できる。さらに、燃焼材料の上方から着火させるため、非常に長時間燃焼を維持させることが可能になる。燃焼材料の効果的かつ長時間の燃焼によって気流を発生させることで、効果的に霜害を防止することができる。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の技術的範囲で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。

Claims (4)

  1. 縦辺にヒンジを備え、互いに折りたたみ可能に接続された、方形の少なくとも4枚の金属板を有する燃焼補助器であって、
    前記ヒンジを中心に前記金属板が互いに所定の角度をなし、内部空間を形成するように全体として角筒形状をなす使用形態と、
    2つの前記ヒンジを折りたたむことにより、前記金属板のうち少なくとも2枚の金属板同士が重なり、全体として板形状をなす収納形態と、
    の間で形態変化を行い、
    前記金属板は、上から内側に折られた第1ベロ部と、下から内側に折られた第2ベロ部を有し、燃焼材料の底面と前記第1ベロ部または第2ベロ部とが当接することにより、前記燃焼材料の下方に空間を維持しつつ前記燃焼材料を支持し、
    前記金属板は、前記収納形態において前記第1、第2ベロ部が挿入される開口部を有し、
    前記使用形態において、前記内部空間に前記燃焼材料を挿入し、前記燃焼材料に着火して、前記燃焼材料の燃焼を促進する燃焼補助器。
  2. 請求項1に記載の燃焼補助器の内部空間に挿入される前記燃焼材料としての燃焼材パッケージであって、
    上方から見て異なる位置に配置され、使用時には前記第1、第2ベロ部に支持される少なくとも3個の燃焼材と、
    上方から見て前記少なくとも3個の燃焼材に囲まれた位置に配置された着火剤と、
    を備え、さらに
    前記燃焼補助器に挿入した状態で外部に露出する開口部を上部に備えた燃焼材パッケージ。
  3. 前記着火剤は、前記少なくとも3個の燃焼材の上部に着火すべく配置された請求項に記載の燃焼材パッケージ。
  4. 前記着火剤の上方において、前記着火剤の炎が横方向に広がるように配置された補助材をさらに備えた請求項2または3に記載の燃焼材パッケージ。
JP2019152225A 2019-08-22 2019-08-22 燃焼補助器および燃焼材パッケージ Active JP7381056B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019152225A JP7381056B2 (ja) 2019-08-22 2019-08-22 燃焼補助器および燃焼材パッケージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019152225A JP7381056B2 (ja) 2019-08-22 2019-08-22 燃焼補助器および燃焼材パッケージ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021032460A JP2021032460A (ja) 2021-03-01
JP7381056B2 true JP7381056B2 (ja) 2023-11-15

Family

ID=74675638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019152225A Active JP7381056B2 (ja) 2019-08-22 2019-08-22 燃焼補助器および燃焼材パッケージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7381056B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001292916A (ja) 2000-03-10 2001-10-23 Eric Patience 炭等の固形燃料着火器具およびその着火器具を備えたバーベキューコンロ
JP3084315U (ja) 2001-08-28 2002-03-22 繁生 藤田 超軽量で着火から4〜5分で炭火調理ができる携帯用七輪及び燃料用カセット。
JP2002360447A (ja) 2001-06-06 2002-12-17 Hiroshi Noguchi 組立式バーベキューこんろ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6240402U (ja) * 1985-08-30 1987-03-11
JPH0636401Y2 (ja) * 1987-10-28 1994-09-21 三次 猪爪 組立て式焜炉

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001292916A (ja) 2000-03-10 2001-10-23 Eric Patience 炭等の固形燃料着火器具およびその着火器具を備えたバーベキューコンロ
JP2002360447A (ja) 2001-06-06 2002-12-17 Hiroshi Noguchi 組立式バーベキューこんろ
JP3084315U (ja) 2001-08-28 2002-03-22 繁生 藤田 超軽量で着火から4〜5分で炭火調理ができる携帯用七輪及び燃料用カセット。

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021032460A (ja) 2021-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101923370B1 (ko) 고체연료캔
US7597727B1 (en) Method of starting a fire
JP2001292916A (ja) 炭等の固形燃料着火器具およびその着火器具を備えたバーベキューコンロ
JP7381056B2 (ja) 燃焼補助器および燃焼材パッケージ
JP6979377B2 (ja) 煙突効果により着火性に優れた木炭パッケージ
US20150315508A1 (en) Disposable chimney charcoal starter, fuel package and method for starting a fire
ES2908478T3 (es) Un iniciador de fuego
AU2017243864A1 (en) A fire-starting arrangement and method thereof
KR200434866Y1 (ko) 숯 연료 포장체
JP7042521B2 (ja) 着火構造体の組立キット
US11661561B2 (en) Cardboard structure for forming a chimney starter
US20140096440A1 (en) Combustible artificial firelog assembly
KR102190341B1 (ko) 화로대
JP6555596B2 (ja) 燃焼用木材及び燃焼用木材と着火材とのセット並びに燃焼用木材と被覆金属片とのセット、燃焼用木材の燃焼方法
US20200129008A1 (en) Charcoal chimney
EP1159378B1 (en) Improved firelighter
JPH0646442Y2 (ja) バーベキューセットおよびそのバーベキュー用コンロ
US20040173206A1 (en) Multi-purpose two-tier fireplace grate
JP2022022388A (ja) 着火構造体
JP3126767U (ja) 炭素燃料点火補助包装体
KR20150105722A (ko) 친환경 점화체 및 그 제조 방법
JP2001330399A (ja) 筒形花火
JP2023133634A (ja) 焚き火台セット
JP3025303U (ja) 木炭用着火具
US20200015627A1 (en) Fire cube type of an igniting container

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7381056

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150