JP7380962B1 - 角形鋼管およびその製造方法並びに角形鋼管を用いた建築構造物 - Google Patents
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Abstract
Description
ロール成形角形鋼管は、鋼帯(以下、「鋼板」と表記する。)を冷間ロール成形により円筒状のオープン管形状とし、そのオープン管の突合せ部分を電縫溶接した後、上下左右に配置されたロールにより円筒状のまま管軸方向に絞りを加えて角形に成形することで製造される。前記した電縫溶接においては、突合せ部分が加熱されて溶融し、圧接されて凝固することで接合が完了する。
なお、0度曲げの場合は、曲げ内側の平板部が管内面に向かって凹むことによって座屈が生じる。また、45度曲げの場合は、曲げ内側の角部の曲率半径が大きくなることによって座屈が生じる。
なお、本発明において、耐座屈性能に優れるとは、前記角形鋼管の0度曲げ試験および45度曲げ試験における累積塑性変形倍率がいずれも28以上であることを指す。
前記平板部の管周方向の降伏強度が、前記平板部の管軸方向の降伏強度の0.83倍以上1.20倍以下であり、
前記角部の管周方向の降伏強度が、前記平板部の管軸方向の降伏強度の0.90倍以上1.30倍以下である、角形鋼管。
ただし、前記残留応力は、正の値の場合は引張、負の値の場合は圧縮の応力をそれぞれ表す。
C:0.020~0.350%、
Si:0.01~0.65%、
Mn:0.30~2.50%、
P:0.050%以下、
S:0.0500%以下、
Al:0.005~0.100%および
N:0.0100%以下
を含み、残部がFeおよび不可避的不純物である成分組成を有する、前記1または2に記載の角形鋼管。
Ti:0.100%以下、
Nb:0.100%以下、
V:0.100%以下、
Cr:1.00%以下、
Mo:1.00%以下、
Cu:1.00%以下、
Ni:1.00%以下、
Ca:0.0100%以下および
B:0.0100%以下から選んだ1種または2種以上を含む、前記3に記載の角形鋼管。
鋼板を冷間ロール成形により円筒状に成形し、該円筒状の周方向端部を相互に突合せて電縫溶接する造管工程と、
該造管工程後に行われる、角成形スタンドによって平板部の平坦度が-10.0mm以上-4.0mm以下、さらに角部の曲率半径が平板部の肉厚の1.0倍以上2.5倍以下である角形鋼管素材にする角成形工程と、
引続き、前記角形鋼管素材の内面に対し以下の(1)式を満たす内圧p(MPa)を負荷して、かかる角形鋼管素材の平板部の平坦度を-3.0mm以上3.0mm以下としつつ、角部の曲率半径を平板部の肉厚の2.0倍以上4.0倍以下とする角形鋼管にする内圧負荷工程と、
を含む、角形鋼管の製造方法。
N(MPa)<p≦N×1.5(MPa) ・・・(1)
ただし、N=(角形鋼管素材の肉厚(mm)/角形鋼管素材の辺長(mm))×角形鋼管素材の平板部の管周方向の降伏強度(MPa)
また、本発明の角形鋼管を柱材として使用した建築構造物は、従来の冷間成形角形鋼管を使用した建築構造物と比べて、より優れた耐震性能を得ることができる。
平板部の管周方向の降伏強度が、平板部の管軸方向の降伏強度の0.83倍未満である場合、0度曲げにおいて曲げ内側の平板部が塑性変形しやすく、曲げ内側の平板部が管内面に向かって凹みやすいため、耐座屈性能が低下する。よって、平板部の管周方向の降伏強度は、平板部の管軸方向の降伏強度の0.83倍以上とする。なお、前記平板部の管周方向の降伏強度は、好ましくは平板部の管軸方向の降伏強度の0.85倍以上であり、より好ましくは0.87倍以上である。
一方、平板部の管周方向の降伏強度が、平板部の管軸方向の降伏強度の1.20倍超である場合、平板部の延性が低下し、0度曲げにおいて平板部の不均一変形が早期に発生するため、耐座屈性能が低下する。また、曲げ外側の破断が生じやすくなる。よって、平板部の管周方向の降伏強度は、平板部の管軸方向の降伏強度の1.20倍以下とする。なお、前記平板部の管周方向の降伏強度は、好ましくは平板部の管軸方向の降伏強度の1.15倍以下であり、より好ましくは1.10倍以下である。
なお、従来の製法では、平板部の管周方向の降伏強度は、平板部の管軸方向の降伏強度の0.80倍程度であった。
また、本発明において平板部とは、後述する角部を除く範囲であって、かかる平板部の両端のそれぞれ(接続点(図1に示す点A、A’等))は異なる角部と接続し、後述する平坦度を有する部位である。なお、図1は、本発明の角形鋼管の管軸方向に対して垂直な断面を示す概略図である。
角部の管周方向の降伏強度が平板部の管軸方向の降伏強度の0.90倍未満である場合、45度曲げにおいて曲げ内側の角部が塑性変形しやすく、曲げ内側の角部の曲率半径が大きくなりやすいため、耐座屈性能が低下する。よって、角部の管周方向の降伏強度は、平板部の管軸方向の降伏強度の0.90倍以上とする。なお、前記角部の管周方向の降伏強度は、好ましくは、平板部の管軸方向の降伏強度の0.95倍以上であり、より好ましくは1.00倍以上である。
一方、角部の管周方向の降伏強度が平板部の管軸方向の降伏強度の1.30倍超である場合、平板部の延性が低下し、45度曲げにおいて角部の不均一変形が早期に発生するため、耐座屈性能が低下する。また、曲げ外側の破断が生じやすくなる。よって、角部の管周方向の降伏強度は、平板部の管軸方向の降伏強度の1.30倍以下とする。なお、前記角部の管周方向の降伏強度は、好ましくは平板部の管軸方向の降伏強度の1.25倍以下であり、より好ましくは1.20倍以下である。
なお、従来の製法では、角部の管周方向の降伏強度は、平板部の管軸方向の降伏強度の0.85倍程度であった。
また、本発明において角部とは、後述する所定の曲率半径を有する曲面の部位である。
なお、上記の降伏強度は、JIS Z 2241 2011年の規定に準拠して引張試験を実施することで得られる。
なお、本発明における残留応力は、X線回折法により測定することができる。
C:0.020~0.350%、
Si:0.01~0.65%、
Mn:0.30~2.50%、
P:0.050%以下、
S:0.0500%以下、
Al:0.005~0.100%および
N:0.0100%以下
を含み、残部がFeおよび不可避的不純物である成分組成を有することが好ましい。
Cは、固溶強化により鋼の強度を上昇させる元素である。また、Cは、フェライト変態開始温度を低下させることで組織の微細化に寄与する元素である。これらの効果を得るためには、0.020%以上のCを含有することが好ましい。一方、Cは、パーライトの生成を促進し、焼入れ性を高めてマルテンサイトの生成に寄与し、オーステナイトの安定化に寄与することから、硬質相の形成にも寄与する元素である。ただし、C含有量が0.350%を超えると、硬質相の割合が高くなり延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。また溶接性も悪化するおそれがある。
以上より、C含有量は0.020%以上0.350%以下の範囲とすることが好ましい。C含有量は、より好ましくは0.030%以上であり、さらに好ましくは0.040%以上である。一方、C含有量は、より好ましくは0.330%以下であり、さらに好ましくは0.310%以下である。
Siは、固溶強化により鋼の強度を上昇させる元素である。このような効果を得るためには、0.01%以上のSiを含有することが好ましい。一方、Si含有量が0.65%を超えると、電縫溶接部に酸化物が生成しやすくなり、溶接部特性が低下するおそれがある。また、電縫溶接部以外の母材部の延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。
以上より、Si含有量は0.01%以上0.65%以下の範囲とすることが好ましい。Si含有量は、より好ましくは0.02%以上であり、さらに好ましくは0.03%以上である。一方、Si含有量は、より好ましくは0.63%以下であり、さらに好ましくは0.61%以下である。
Mnは、固溶強化により鋼の強度を上昇させる元素である。また、Mnはフェライト変態開始温度を低下させることで組織の微細化に寄与する元素である。これらの効果を得るためには、0.30%以上のMnを含有することが好ましい。一方、Mn含有量が2.50%を超えると、電縫溶接部に酸化物が生成しやすくなり、溶接部特性が低下するおそれがある。また、固溶強化および組織の微細化のため、延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。
以上より、Mn含有量は0.30%以上2.50%以下の範囲とすることが好ましい。Mn含有量は、より好ましくは0.40%以上であり、さらに好ましくは0.50%以上である。一方、Mn含有量は、より好ましくは2.30%以下であり、さらに好ましくは2.10%以下である。
Pは、粒界に偏析し材料の不均質を招くため、できるだけ低減することが好ましい。このため、P含有量は0.050%以下とすることが好ましい。P含有量は、より好ましくは0.040%以下であり、さらに好ましくは0.030%以下である。特にPの下限は規定しない(通常は0%超えである)が、過度の低減は製錬コストの高騰を招くため、P含有量は0.002%以上とすることが好ましい。
Sは、鋼中では通常、MnSとして存在するが、MnSは、熱間圧延工程で薄く延伸され、延性を低下させ、耐座屈性能を低下させる。このため、本発明ではSをできるだけ低減することが好ましい。よって、本発明でのS含有量は0.0500%以下とすることが好ましい。S含有量は、より好ましくは0.0300%以下であり、さらに好ましくは0.0100%以下である。特にSの下限は規定しない(通常は0%超えである)が、過度の低減は製錬コストの高騰を招くため、Sは0.0002%以上とすることが好ましい。
Alは、強力な脱酸剤として作用する元素である。このような効果を得るためには、0.005%以上のAlを含有することが好ましい。一方、Al含有量が0.100%を超えると溶接性が悪化するとともに、アルミナ系介在物が多くなって、表面性状が悪化するおそれがある。
従って、Al含有量は0.005%以上0.100%以下の範囲とすることが好ましい。Al含有量は、より好ましくは0.010%以上であり、さらに好ましくは0.015%以上である。一方、Al含有量は、より好ましくは0.080%以下であり、さらに好ましくは0.060%以下である。
Nは、転位の運動を強固に固着することで延性を低下させ、耐座屈性能を低下させる作用を有する元素である。本発明では、Nはできるだけ低減することが望ましい。このため、N含有量は0.0100%以下とすることが好ましい。N含有量は、より好ましくは0.0080%以下である。特にNの下限は規定しない(通常は0%超えである)が、過度の低減は製錬コストの高騰を招くため、Nは0.0010%以上とすることが好ましい。
Ti:(0%超)0.100%以下、
Nb:(0%超)0.100%以下、
V:(0%超)0.100%以下、
Cr:(0%超)1.00%以下、
Mo:(0%超)1.00%以下、
Cu:(0%超)1.00%以下、
Ni:(0%超)1.00%以下、
Ca:(0%超)0.0100%以下および
B:(0%超)0.0100%以下
から選んだ1種または2種以上を含んでもよい。
Ti含有量が0.100%を超えると延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。このため、Ti含有量は0.100%以下が好ましい。Ti含有量は、より好ましくは0.090%以下であり、さらに好ましくは0.080%以下である。一方、Tiは、鋼中で微細な炭化物、窒化物を形成することで鋼の強度向上に寄与する元素である。また、Nとの親和性が高いため鋼中のNを窒化物として無害化し、鋼の延性向上にも寄与する元素である。上記した効果を得るため、Tiの含有量は、0.001%以上にすることが好ましい。Ti含有量は、より好ましくは0.002%以上であり、さらに好ましくは0.005%以上である。
Nb含有量が0.100%を超えると延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。このため、Nb含有量は0.100%以下が好ましい。Nb含有量は、より好ましくは0.090%以下であり、さらに好ましくは0.080%以下である。一方、Nbは、鋼中で微細な炭化物、窒化物を形成することで鋼の強度向上に寄与し、また、熱間圧延中のオーステナイトの粗大化を抑制することで組織の微細化にも寄与する元素である。上記した効果を得るため、Nbの含有量は、0.001%以上にすることが好ましい。Nb含有量は、より好ましくは0.002%以上であり、さらに好ましくは0.005%以上である。
V含有量が0.100%を超えると延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。このため、V含有量は0.100%以下とすることが好ましい。V含有量は、より好ましくは0.090%以下であり、さらに好ましくは0.080%以下である。一方、Vは、鋼中で微細な炭化物、窒化物を形成することで鋼の強度向上に寄与する元素である。上記した効果を得るため、0.001%以上のVを含有することが好ましい。V含有量は、より好ましくは0.002%以上であり、さらに好ましくは0.005%以上である。
Cr含有量が1.00%を超えると延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。よって、Cr含有量は1.00%以下とすることが好ましい。Cr含有量は、より好ましくは0.80%以下であり、さらに好ましくは0.60%以下である。一方、Crは、鋼の焼入れ性を高め、鋼の強度を上昇させる元素である。上記した効果を得るため、Cr含有量は0.01%以上とすることが好ましい。Cr含有量は、より好ましくは0.02%以上であり、さらに好ましくは、0.05%以上である。
Mo含有量が1.00%を超えると延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。よって、Mo含有量は1.00%以下とすることが好ましい。Mo含有量は、より好ましくは0.80%以下であり、さらに好ましくは0.60%以下である。一方、Moは、鋼の焼入れ性を高め、鋼の強度を上昇させる元素である。上記した効果を得るため、Mo含有量は0.01%以上とすることが好ましい。Mo含有量は、より好ましくは0.02%以上であり、さらに好ましくは0.05%以上である。
Cu含有量が1.00%を超えると延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。よって、Cu含有量は1.00%以下とすることが好ましい。Cu含有量は、より好ましくは0.80%以下であり、さらに好ましくは0.60%以下である。一方、Cuは、固溶強化により鋼の強度を上昇させる元素である。上記した効果を得るため、Cu含有量は0.01%以上とすることが好ましい。Cu含有量は、より好ましくは、0.02%以上であり、さらに好ましくは、0.05%以上である。
Ni含有量が1.00%を超えると延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。よって、Ni含有量は1.00%以下とすることが好ましい。Ni含有量は、より好ましくは0.80%以下であり、さらに好ましくは、0.60%以下である。一方、Niは、固溶強化により鋼の強度を上昇させる元素である。上記した効果を得るため、Ni含有量は0.01%以上とすることが好ましい。Ni含有量は、より好ましくは、0.02%以上であり、さらに好ましくは、0.05%以上である。
Ca含有量が0.0100%を超えると鋼中にCa酸化物クラスターが形成され、延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。このため、Ca含有量は0.0100%以下とすることが好ましい。Ca含有量は、より好ましくは0.0080%以下であり、さらに好ましくは0.0060%以下である。一方、Caは、熱間圧延工程で薄く延伸されるMnS等の硫化物を球状化することで鋼の延性向上に寄与する元素である。上記した効果を得るため、0.0002%以上のCaを含有することが好ましい。Ca含有量は、より好ましくは0.0005%以上であり、さらに好ましくは0.0010%以上である。
B含有量が0.0100%を超えると延性が低下し、耐座屈性能が低下するおそれがある。このため、B含有量は0.0100%以下とすることが好ましい。B含有量は、より好ましくは0.0080%以下であり、さらに好ましくは0.0060%以下であって、さらにより好ましくは0.0040%以下である。一方、Bは、フェライト変態開始温度を低下させることで組織の微細化に寄与する元素であり、必要に応じて含有することができる。上記した効果を得るため、0.0001%以上のBを含有することが好ましい。B含有量は、より好ましくは0.0005%以上であり、さらに好ましくは0.0008%以上である。
なお、上記Oは、酸化物としてのOを含むトータル酸素のことを指す。
本発明の角形鋼管の製造方法では、鋼板を冷間ロール成形により円筒状に成形し、該円筒状の周方向両端部を突合せて電縫溶接し(造管工程)、その後、角成形スタンドによって平板部の平坦度が-10.0mm以上-4.0mm以下であって、かつ角部の曲率半径が平板部の肉厚の1.0倍以上2.5倍以下である角形鋼管素材とし(角形成工程)、その後、前記角形鋼管素材の内面に対し以下の(1)式を満たす内圧p(MPa)を負荷して、かかる角形鋼管素材の平板部の平坦度を-3.0mm以上3.0mm以下としつつ、角部の曲率半径を平板部の肉厚の2.0倍以上4.0倍以下とする角形鋼管にする(内圧負荷工程)。
N(MPa)<p≦N×1.5(MPa) ・・・(1)
ただし、N=(角形鋼管素材の肉厚(mm)/角形鋼管素材の辺長(mm))×角形鋼管素材の平板部の管周方向の降伏強度(MPa)
なお、前記円筒状とは、管周断面が「C」形状であることを指す。
これに対して、本発明の角形鋼管は、角成形スタンドによって、一旦平板部が管内面側に凹むように成形する。具体的に、例えば図3に示すように、電縫溶接して得た電縫鋼管7を、サイジングロール8の後の角成形ロール群9によって、一旦平板部が管内面側に凹むように成形し、角形鋼管素材10’を得る。その上で、管内面に内圧を負荷することで平板部を管外面に膨らませて平板部を平坦にし、かつ角部の曲率半径を大きくすることによって、本発明の角形鋼管が得られる。
よって、角成形スタンドにおける最終スタンドのロール孔形は、所望の角形鋼管素材の外周断面形状(例えば、略正方形形状)と同形状としつつ、必要に応じてロールギャップを調整する。ロール孔形の曲率半径(mm)は、角形鋼管素材の狙い辺長をH(mm)として、H2/100以上H2/30以下とすることが好ましい。
なお、前記所望の角形鋼管素材の外周断面形状とは、平板部の平坦度が-10.0mm以上-4.0mm以下、さらに角部の曲率半径が平板部の肉厚の1.0倍以上2.5倍以下が例示される。
よって、角成形スタンドにおける最終スタンドのロールギャップを調整することにより、角形鋼管素材の角部の曲率半径を所望の値とすることができる。また、ロール孔形の曲率半径およびロールギャップを調整することにより、角形鋼管素材の平坦度を所望の値とすることができる。
角成形スタンドによる角形鋼管素材の平板部の平坦度が-10.0mmよりも小さい場合、内圧負荷時の平板部の変形量が大きくなって、平板部の加工硬化量が大きくなり、平板部の周方向の降伏強度が高くなり過ぎるので、0度曲げにおける耐座屈性能が低下する。前記平坦度は、好ましくは-9.5mm以上であり、より好ましくは-9.0mm以上である。
一方、角成形スタンドによる角形鋼管素材の平板部の平坦度が-4.0mmよりも大きい場合、内圧負荷時の平板部の変形量が小さくなって、平板部の加工硬化量が小さくなり、平板部の周方向の降伏強度が低くなり過ぎるので、0度曲げにおける耐座屈性能が低下する。また、平板部の外表面における管周方向の残留応力の絶対値が大きくなり過ぎるので、0度曲げにおける耐座屈性能が低下する。前記平坦度は、好ましくは-4.5mm以下であり、より好ましくは-5.0mm以下である。
角成形スタンドによる角形鋼管素材の角部の曲率半径が平板部の肉厚の1.0倍未満である場合、内圧負荷時の角部の変形量が大きくなって、角部の加工硬化量が大きくなり、角部の周方向の降伏強度が高くなり過ぎるので、45度曲げにおける耐座屈性能が低下する。前記曲率半径は、好ましくは平板部の肉厚の1.1倍以上であり、より好ましくは平板部の肉厚の1.2倍以上である。
一方、角成形スタンドによる角形鋼管素材の角部の曲率半径が平板部の肉厚の2.5倍超である場合、内圧負荷時の角部の変形量が小さくなって、角部の加工硬化量が小さくなり、角部の周方向の降伏強度が低くなり過ぎるので、45度曲げにおける耐座屈性能が低下する。前記曲率半径は、好ましくは平板部の肉厚の2.4倍以下であり、より好ましくは平板部の肉厚の2.3倍以下である。
管内面に内圧を負荷した後の角形鋼管の平板部の平坦度がそれぞれ-3.0mmよりも小さい場合、内圧負荷時の平板部の変形量が小さくなって、平板部の加工硬化量が小さくなり、平板部の周方向の降伏強度が低くなり過ぎるので、0度曲げにおける耐座屈性能が低下する。また、平板部の外周断面の湾曲が大きいため、ダイアフラムまたは梁との溶接接合に困難が生じる。さらに、平板部の外表面における管周方向の残留応力の絶対値が大きくなり、0度曲げにおける耐座屈性能が低下する場合がある。前記平坦度は、好ましくは-2.9mm以上であり、より好ましくは-2.8mm以上である。
一方、管内面に内圧を負荷した後の角形鋼管の平板部の平坦度がそれぞれ3.0mmよりも大きい場合、内圧負荷時の平板部の変形量が大きくなって、平板部の加工硬化量が大きくなり、平板部の周方向の降伏強度が高くなり過ぎるので、0度曲げにおける耐座屈性能が低下する。また、平板部の外周断面の湾曲が大きいため、ダイアフラムまたは梁との溶接接合に困難が生じる。前記平坦度は、好ましくは2.7mm以下であり、より好ましくは2.5mm以下である。
管内面に内圧を負荷した後の角形鋼管の角部の曲率半径が平板部の肉厚の2.0倍未満である場合、内圧負荷時の角部の変形量が小さくなって、角部の加工硬化量が小さくなり、角部の周方向の降伏強度が低くなり過ぎるので、45度曲げにおける耐座屈性能が低下する。前記曲率半径は、好ましくは平板部の肉厚の2.1倍以上であり、より好ましくは平板部の肉厚の2.2倍以上である。
一方、管内面に内圧を負荷した後の角形鋼管の角部の曲率半径が平板部の肉厚の4.0倍超である場合、内圧負荷時の角部の変形量が大きくなって、角部の加工硬化量が大きくなり、角部の周方向の降伏強度が高くなり過ぎるので、45度曲げにおける耐座屈性能が低下する。前記曲率半径は、好ましくは平板部の肉厚の3.9倍以下であり、より好ましくは平板部の肉厚の3.8倍以下である。
なお、管内面に内圧を負荷した後の角形鋼管の平板部の肉厚は、管内面に内圧を負荷する前の角形鋼管素材の平板部の肉厚から、実質的に不変である。
一方、内圧p(MPa)が前記(1)式のN×1.5超である場合、管周方向に発生する引張応力が高くなり過ぎてしまい、平板部の変形量が大きくなる。その結果、平板部の加工硬化量が大きくなり、平板部の周方向の降伏強度が高くなり過ぎるので、0度曲げにおける耐座屈性能が低下する。また、角部の変形量が大きくなって、角部の加工硬化量が大きくなり、角部の周方向の降伏強度が高くなり過ぎるので、45度曲げにおける耐座屈性能が低下する。
図4は、本発明の建築構造物100の一例を示す模式図である。
本発明の建築構造物100は、通しダイアフラム17と角形鋼管10とが溶接され、角形鋼管10は柱材として用いられる。その他、図4に示すように、建築構造物100は、大梁18、小梁19、間柱20により形成され、さらに公知の部材を用いて形成してもよい。
ここで、角形鋼管10は、前述したように、耐座屈性能に優れる。そのため、この角形鋼管10を柱材として使用した本発明の建築構造物100は、優れた耐震性能を発揮する。
表1に示す成分組成を有する溶鋼を溶製し、スラブを得た。得られたスラブを熱間圧延し、鋼板を得た。
かくして得られた角形鋼管素材および角形鋼管の管軸方向の任意の位置5箇所において、それぞれ平板部のすべての箇所すなわち4箇所の平坦度をそれぞれ測定し、それら計20箇所の測定値の加算平均値を、角形鋼管素材および角形鋼管それぞれの平坦度とした。
前述した角形鋼管素材および角形鋼管の管軸方向の任意の位置5箇所において、角部すべての箇所すなわち4箇所の外面(角部外側)の曲率半径をそれぞれ測定し、それら計20箇所の測定値の加算平均値を、角形鋼管素材および角形鋼管それぞれの角部の曲率半径とした。
角部の曲率半径測定にはラジアルゲージを使用した。曲率半径の測定方法については、角部に隣接する両側の平板部外面をそれぞれ含む2本の直線L1およびL2の交点Pを通り、L1またはL2と45°をなす直線Lと角部外側の交点における曲率半径を角部外側の曲率半径として測定した(図1)。
具体的に、曲率半径の測定は、平板部と角部の接続点(A、A’)および角部外面からなり、中心が前記L上に存在する中心角90°の扇形において、前記Lと角部外面の交点を中心とした中心角65°の範囲で行い、前記中心角65°の範囲において角部外面と最も一致するラジアルゲージより曲率半径を計測した(図1)。
また、角形鋼管素材および角形鋼管から引張試験片を採取し、降伏強度の測定を行った。引張試験片として、図5のWに示すとおり、引張方向が管軸方向と平行になるように、角形鋼管素材10’の平板部からJIS5号引張試験片を採取した。また、図6のXに示すとおり、引張方向が管周方向と平行になるように、角形鋼管10の平板部からJIS5号引張試験片を採取した。また、図6のYに示すとおり、角形鋼管10の角部からJIS5号引張試験片の1/5の寸法の引張試験片を採取した。なお、平板部から採取する試験片は全厚試験片とし、角部から採取する試験片は研削により肉厚の1/2の厚さとした。
角部の引張試験片は、より詳細には、図7のZに示すとおり、試験片の平行部長手中心が、該角部に隣接する両側の平板部外面をそれぞれ延長した交点を通りかつ前記平板部外面それぞれと45°をなす線上に位置するように採取した。なお、屈曲したつかみ部はプレス矯正により平坦にした。
これら試験片を用いてJIS Z 2241の規定に準拠して引張試験を実施し、平板部の管軸方向の降伏強度LYSf、平板部の管周方向の降伏強度CYSf、角部の管周方向の降伏強度CYScをそれぞれ求めた。試験片本数は各2本とし、それらの平均値を算出して各測定値を算出した。
また、角形鋼管について、0度曲げ試験および45度曲げ試験を行った。具体的に、図8および図9に示すように、角形鋼管1の長手方向の中央位置に通しダイアフラム2を溶接して試験体とした。試験体の両端を支持材3でピン支持(回転支持)し、水平方向と垂直方向の移動が固定されるようにして、矢印の位置において0度方向(図8)または45度方向(図9)にそれぞれ載荷した繰り返し曲げ試験を行い、累積塑性変形倍率を求めた。
なお、累積塑性変形倍率とは、試験体が局部座屈または破断して急激に耐力が低下するまでの塑性回転角の総和を、全塑性モーメントに対応する基準回転角で除した値である。この値が大きいほど柱材(柱部材)として用いた場合の変形性能に優れており、地震時のエネルギー吸収能力が高いことを意味する。
また、外表面における管周方向残留応力を、X線回折法により測定した。
具体的には、下記の試験片における電解研磨した領域において、下記の測定機器・測定条件の下で、管周方向残留応力を測定した。なお、管周方向残留応力の測定は全ての平板部において実施し、各平板部において得られた管周方向残留応力の平均値を、角形鋼管の管周方向残留応力とした。
・測定機器:パルステック工業社製ポータブルX線残留応力測定装置(型式μ-X360n)
・測定条件:使用X線はCr-Kα線、管電圧は30kVとし、cosα法で測定した。測定格子面はbcc-Fe(211)、ポアソン比は0.280、弾性定数は224000MPaとした。
・試験片:管軸方向長さ:1000mmの角形鋼管を採取し、その長さ方向中央部における、平板部の管周方向中央において、管外表面を100μm電解研磨した。
本発明例の角形鋼管は、いずれも平板部の管周方向の降伏強度(CYSf)が、平板部の管軸方向の降伏強度(LYSf)の0.83倍以上1.20倍以下であり、角部の管周方向の降伏強度(CYSc)が、平板部の管軸方向の降伏強度(LYSf)の0.90倍以上1.30倍以下であった。
2 通しダイアフラム
3 支持材
7 電縫鋼管
8 サイジングロール
9 角成形ロール群
10 角形鋼管
10’角形鋼管素材
11 平板部
12 角部
13 溶接部(電縫溶接部)
17 通しダイアフラム
18 大梁
19 小梁
20 間柱
100 建築構造物
Claims (8)
- 管周方向に複数の平板部および角部を交互に有し、かつ管軸方向に延びる溶接部を有する角形鋼管であって、
前記平板部の管周方向の降伏強度が、前記平板部の管軸方向の降伏強度の0.83倍以上1.20倍以下であり、
前記角部の管周方向の降伏強度が、前記平板部の管軸方向の降伏強度の0.90倍以上1.30倍以下である、角形鋼管。 - 前記平板部の外表面における管周方向の残留応力が、-200MPa以上150MPa以下である、請求項1に記載の角形鋼管。
ただし、前記残留応力は、正の値の場合は引張、負の値の場合は圧縮の応力をそれぞれ表す。 - 質量%で、
C:0.020~0.350%、
Si:0.01~0.65%、
Mn:0.30~2.50%、
P:0.050%以下、
S:0.0500%以下、
Al:0.005~0.100%および
N:0.0100%以下
を含み、残部がFeおよび不可避的不純物である成分組成を有する、請求項1に記載の角形鋼管。 - 質量%で、
C:0.020~0.350%、
Si:0.01~0.65%、
Mn:0.30~2.50%、
P:0.050%以下、
S:0.0500%以下、
Al:0.005~0.100%および
N:0.0100%以下
を含み、残部がFeおよび不可避的不純物である成分組成を有する、請求項2に記載の角形鋼管。 - 前記成分組成が、さらに、質量%で、
Ti:0.100%以下、
Nb:0.100%以下、
V:0.100%以下、
Cr:1.00%以下、
Mo:1.00%以下、
Cu:1.00%以下、
Ni:1.00%以下、
Ca:0.0100%以下および
B:0.0100%以下
から選んだ1種または2種以上を含む、請求項3に記載の角形鋼管。 - 前記成分組成が、さらに、質量%で、
Ti:0.100%以下、
Nb:0.100%以下、
V:0.100%以下、
Cr:1.00%以下、
Mo:1.00%以下、
Cu:1.00%以下、
Ni:1.00%以下、
Ca:0.0100%以下および
B:0.0100%以下
から選んだ1種または2種以上を含む、請求項4に記載の角形鋼管。 - 請求項1~6のいずれかに記載の角形鋼管の製造方法であって、
鋼板を冷間ロール成形により円筒状に成形し、該円筒状の周方向端部を相互に突合せて電縫溶接する造管工程と、
該造管工程後に行われる、角成形スタンドによって平板部の平坦度が-10.0mm以上-4.0mm以下、さらに角部の曲率半径が平板部の肉厚の1.0倍以上2.5倍以下である角形鋼管素材にする角成形工程と、
引続き、前記角形鋼管素材の内面に対し以下の(1)式を満たす内圧p(MPa)を負荷して、かかる角形鋼管素材の平板部の平坦度を-3.0mm以上3.0mm以下としつつ、角部の曲率半径を平板部の肉厚の2.0倍以上4.0倍以下とする角形鋼管にする内圧負荷工程と、
を含む、角形鋼管の製造方法。
N(MPa)<p≦N×1.5(MPa) ・・・(1)
ただし、N=(角形鋼管素材の肉厚(mm)/角形鋼管素材の辺長(mm))×角形鋼管素材の平板部の管周方向の降伏強度(MPa) - 請求項1~6のいずれかに記載の角形鋼管を、柱材として備える建築構造物。
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