JP7380649B2 - ペダル装置 - Google Patents

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Description

本開示は、ペダル装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているように、ブレーキペダル、オペレーションロッドおよびストロークシミュレータを備えるペダル装置が知られている。このペダル装置では、ブレーキペダルの穴およびオペレーションロッドに接続されている出力部の穴にピンが挿入されていることにより、ブレーキペダルがオペレーションロッドと回転可能に連結されている。また、オペレーションロッドは、ストロークシミュレータのシリンダから突出しているロッドと回転可能に連結されている。これにより、オペレーションロッドは、ブレーキペダルからストロークシミュレータに向けて踏力を伝達するとともに、その踏力に対抗してストロークシミュレータが発生する反力をブレーキペダルへ向けて伝達する。
特開2018-161900号公報
発明者等の検討によれば、特許文献1に記載されるペダル装置のブレーキペダルが回転するとき、ブレーキペダルとピンとが摺動する。これにより、ブレーキペダルとピンとの間においてガタつきが発生する。また、オペレーションロッドとストロークシミュレータのシリンダから突出しているロッドとが摺動する。このため、オペレーションロッドとこのロッドとの間においてガタつきが発生する。したがって、これらのガタつきにより、ブレーキペダルの角度が変化する。
本開示は、ペダルに発生するガタつきを抑制するペダル装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ペダル装置であって、棒状に形成されているシャフト(41)と、操作者の踏込によって前記シャフトの軸(CL)を中心に前記シャフトとともに回転するペダル(40)と、前記シャフトを回転可能に支持している支持体(5)と、前記操作者によって前記ペダルが踏まれるときに前記ペダルからの力を受けることで弾性変形することにより前記ペダルに印加される前記操作者の踏力に対する反力を発生させる反力発生機構(30)と、前記ペダルのうち前記操作者によって踏まれる面とは反対側の面であるペダル裏面(405)に接続されているアーム部(61)と、前記アーム部と接続されているプッシュ部(62)と、を有する連結ロッド(60)と、を備え、前記プッシュ部は、前記操作者によって前記ペダルが踏まれるとき前記反力発生機構と接触することにより前記ペダルからの力を前記反力発生機構に伝達し、前記連結ロッドは、前記アーム部が前記ペダル裏面に接続されていることにより、前記操作者によって前記ペダルが踏まれるとき、前記ペダル裏面と前記連結ロッドの軸(OL)とのなす角度(θL)を維持しながら前記シャフトの軸を中心に前記ペダルとともに回転するペダル装置である。
これにより、ペダルが回転するときにペダル裏面と連結ロッドとが摺動しないため、ペダルおよび連結ロッドの間におけるガタつきの発生が抑制される。このため、ペダルに発生するガタつきが抑制される。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態のペダル装置が用いられるブレーキバイワイヤシステムの構成図。 ペダル装置の斜視図。 ペダル装置の斜視図。 ペダル装置の断面図。 ペダル装置の一部の斜視図。 図4のVI部拡大図。 第2実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。 図7のVIII-VIII線断面図。 第3実施形態のペダル装置の連結ロッドの断面図。 第4実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。 第5実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。 第6実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。 第7実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。 第8実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。 第9実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。 第10実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。 第11実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。 第12実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。 第13実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。 第14実施形態のペダル装置のペダルおよび連結ロッドの断面図。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
本実施形態のペダル装置1は、例えば、車両のブレーキを制御するブレーキバイワイヤシステム150にブレーキペダルとして用いられる。まず、このブレーキバイワイヤシステム150について説明する。
ブレーキバイワイヤシステム150は、図1に示すように、ホイールシリンダ131~134、ECU110、ブレーキ回路120およびペダル装置1を備えている。
ホイールシリンダ131~134は、車両の各車輪にそれぞれ配置されている。また、各ホイールシリンダ131~134には、図示しないブレーキパッドが取り付けられている。
ECU110は、第1ECU111および第2ECU112を有する。第1ECU111は、図示しないマイコンおよび駆動回路等を有する。また、第1ECU111は、後述のペダル装置1からの信号に基づいて、後述のブレーキ回路120の第1ブレーキ回路121を制御する。第2ECU112は、図示しないマイコンおよび駆動回路等を有する。さらに、第2ECU112は、後述のペダル装置1からの信号に基づいて、後述のブレーキ回路120の第2ブレーキ回路122を制御する。
ブレーキ回路120は、第1ブレーキ回路121および第2ブレーキ回路122を有する。第1ブレーキ回路121は、リザーバ124、モータ123、ギヤ機構125およびマスターシリンダ126を含む。リザーバ124は、ブレーキ液を貯蔵している。モータ123は、ギヤ機構125を駆動する。ギヤ機構125は、マスターシリンダ126の有するマスターピストン127を、マスターシリンダ126の軸方向に往復移動させる。第2ブレーキ回路122は、図示しない電磁弁等を含む。また、第2ブレーキ回路122は、第2ECU112からの制御信号に応じて電磁弁の開閉を行うことにより、各ホイールシリンダ131~134の液圧を制御する。
ここで、以下のペダル装置1を説明するため、車両の前後方向を車両前後方向Daとする。車両の天地方向を車両上下方向Dbとする。車両の左右方向を車両左右方向Dcとする。車両前後方向Daにおける前方を、車両前方と記載する。車両前後方向Daにおける後方を、車両後方と記載する。車両上下方向Dbにおける上方を、車両上方と記載する。車両上下方向Dbにおける下方を、車両下方と記載する。車両左右方向Dcにおける左方を、車両左方と記載する。車両左右方向Dcにおける右方を、車両右方と記載する。
ペダル装置1は、オルガン式のペダル装置1である。このため、ペダル装置1は、後述のペダル40に印加される運転者の踏力の増加に応じてペダル40のうち回転軸CLより車両前方の部位が車室内のフロア2側またはダッシュパネル側に回転する。なお、ダッシュパネルは、車両のエンジンルーム等の車室外と車室内とを区切る隔壁であって、バルクヘッドと呼ばれることもある。
具体的には、ペダル装置1は、図2~図6に示すように、ハウジング5、ハウジング用ボルト22、反力発生機構30、ペダル40、パッド402、シャフト41および回転プレート43を備える。また、ペダル装置1は、センサユニット50、連結ロッド60、ロッド接続用ねじ65、第1ストッパ70、第2ストッパ75および被覆部材77を備える。なお、図6において、被覆部材77は、省略されている。
ハウジング5は、第1ハウジング10および第2ハウジング20を有する。
第1ハウジング10は、箱状に樹脂で形成されている。また、第1ハウジング10は、上壁11、左側壁12、右側壁13、前壁14、ハウジング空間15、ハウジング開口16および軸受穴17を有する。
上壁11は、図2~図4に示すように、第1ハウジング10のうち車両上方側の壁である。また、上壁11は、図4に示すように、ハウジング孔100およびハウジング端部101を含む。ハウジング孔100には、後述の反力発生機構30の大部分が挿入されている。ハウジング端部101は、ハウジング孔100を形成している。左側壁12は、図3に示すように、第1ハウジング10のうち車両左方側の壁である。
右側壁13は、図2および図5に示すように、第1ハウジング10のうち車両左方側の壁である。また、右側壁13は、ハウジング凹部130を含む。
ハウジング凹部130は、右側壁13の外面から車両左方向に凹んでいる。また、ハウジング凹部130は、ハウジング凹部底面305、ハウジング凹部第1側面301、ハウジング凹部第2側面302、ハウジング凹部第3側面303およびハウジング凹部空間306を含む。
ハウジング凹部底面305は、車両右方を向く面である。また、ハウジング凹部底面305は、後述のペダル40の回転軸CLを中心とする円弧状に形成されている。
ハウジング凹部第1側面301は、ハウジング凹部底面305のうち車両後方側に接続されている。また、ハウジング凹部第1側面301は、後述のペダル40の回転軸CLを中心とする円弧柱の側面状に形成されている。
ハウジング凹部第2側面302は、ハウジング凹部底面305のうち車両前方側に接続されている。また、ハウジング凹部第2側面302は、後述のペダル40の回転軸CLを中心とする円弧柱の側面状に形成されている。
ハウジング凹部第3側面303は、ハウジング凹部底面305、ハウジング凹部第1側面301およびハウジング凹部第2側面302のうち車両上方側に接続されている。
ハウジング凹部空間306は、ハウジング凹部底面305、ハウジング凹部第1側面301、ハウジング凹部第2側面302およびハウジング凹部第3側面303によって形成される空間である。また、ハウジング凹部空間306は、ハウジング凹部底面305、ハウジング凹部第1側面301およびハウジング凹部第2側面302の形状により、後述のペダル40の回転軸CLを中心とする円弧状に形成されている。
前壁14は、図4に示すように、第1ハウジング10のうち車両前方側の壁である。ハウジング空間15は、上壁11、左側壁12、右側壁13および前壁14によって区画される空間である。ハウジング開口16は、ハウジング空間15のうち上壁11の端、左側壁12の端、右側壁13の端および前壁14の端によって区画される開口空間である。軸受穴17は、車両左右方向Dcに延びる円柱状の空間である。
第2ハウジング20は、板状に形成されているとともに、第1ハウジング10の上壁11の端、左側壁12の端、右側壁13の端および前壁14の端に接続されている。また、例えば、第1ハウジング10の上壁11の端の図示しない穴、左側壁12の端の図示しない穴、右側壁13の端の図示しない穴、前壁14の端の図示しない穴およびこれらの穴に対応する第2ハウジング20の穴に図示しないボルトが挿入されている。これにより、第2ハウジング20は、第1ハウジング10と固定されているとともに、ハウジング開口16を塞いでいる。また、第2ハウジング20は、金属で形成されている。さらに、上記したように、第1ハウジング10は、樹脂で形成されている。このため、第2ハウジング20のヤング率は、第1ハウジング10のヤング率よりも高くなっている。このため、ハウジング5の剛性は、第1ハウジング10および第2ハウジング20がともに樹脂で形成されている場合よりも、高くなっている。さらに、図3に示すように、第2ハウジング20の穴およびこの第2ハウジング20の穴に対応するフロア2の穴にハウジング用ボルト22が挿入されていることにより、第2ハウジング20とフロア2とが固定されている。これにより、ペダル装置1は、フロア2に固定される。
反力発生機構30は、ペダル40に印加される運転者の踏力に対する反力を発生させる。例えば、反力発生機構30は、図4に示すように、板ばね31、下ホルダ35、大径コイルばね33、小径コイルばね34、ばね座36および上ホルダ37を有する。
板ばね31は、荷重を受けていない状態において、フロア2側に凸の曲面となるように曲がっている。また、板ばね31の一端311は、第2ハウジング20のうち車両後方側に接続されている。下ホルダ35は、板ばね31の他端312に接続されている。大径コイルばね33は、下ホルダ35のうち板ばね31とは反対側に接続されている。ばね座36は、ばね座小径部361およびばね座大径部362を有する。ばね座小径部361は、有底筒状に形成されている。さらに、ばね座小径部361は、大径コイルばね33の内側の空間に配置されている。ばね座大径部362は、ばね座小径部361のうち底とは反対側に接続されている。また、ばね座大径部362の径は、ばね座小径部361の径よりも大きくなっている。これにより、ばね座大径部362と大径コイルばね33とが接続されている。さらに、小径コイルばね34は、ばね座小径部361に収容されているとともにばね座小径部361の底と接続されている。
上ホルダ37は、ホルダ小径部371およびホルダ大径部372を有する。ホルダ小径部371は、筒状に形成されている。また、ホルダ小径部371は、小径コイルばね34の内側の空間に配置されている。さらに、板ばね31の穴、下ホルダ35の穴、ばね座小径部361の穴およびホルダ小径部371の穴にピンが挿入されていることにより、板ばね31、下ホルダ35、ばね座36および上ホルダ37は、互いに接続されている。また、このピンは、ホルダ小径部371の内面と摺動するとともに、ばね座小径部361の内面と摺動する。ホルダ大径部372は、ホルダ小径部371のうちばね座36とは反対側に接続されている。さらに、ホルダ大径部372の径は、ホルダ小径部371の径よりも大きくなっている。これにより、ホルダ大径部372と小径コイルばね34とが接続されている。また、ホルダ大径部372は、後述する連結ロッド60と接触している機構側接触面373を含む。この機構側接触面373は、ホルダ大径部372のうちホルダ小径部371とは反対側の面であって、平面になっている。
ペダル40は、板状に形成されている。また、ペダル40は、ペダル板部401およびロッド固定用穴403を有する。
ペダル板部401は、金属で形成されている。また、ペダル板部401は、ペダル表面404およびペダル裏面405を含む。ペダル表面404は、車両の運転者に向く面である。ペダル裏面405は、ペダル板部401のうちペダル表面404とは反対側の面である。さらに、ペダル裏面405は、図6に示すように、斜面407を含む。この斜面407は、ペダル裏面405が延びている方向に対して傾斜している。
ロッド固定用穴403は、ペダル表面404およびペダル裏面405のうちの斜面407を貫通している穴である。
パッド402は、ゴム等で形成されている。また、パッド402は、ペダル表面404のうち車両上方側と接続されている。さらに、パッド402は、車両の運転者によって踏まれる。また、パッド402は、ロッド固定用穴403のうちペダル表面404側を覆う。これにより、ロッド固定用穴403は、車両の運転者に視認されない。
シャフト41は、金属で円柱状に形成されている。また、シャフト41は、第1ハウジング10の軸受穴17に挿入されているとともに、第1ハウジング10によって回転可能に支持されている。
回転プレート43は、L字状に形成されている。また、回転プレート43は、図2および図4に示すように、裏板部44および側板部45を有する。裏板部44は、図4に示すように、裏板部44の穴およびその穴に対応するペダル板部401の穴にねじが挿入されていることによって、ペダル裏面405と固定されている。側板部45は、裏板部44のうち車両右方側と垂直に接続されている。また、側板部45は、図2に示すように、シャフト用穴451およびストッパ用穴452を含む。
シャフト用穴451には、シャフト41が挿入されている。したがって、ペダル40は、回転プレート43を介してシャフト41と接続されている。これにより、ペダル40は、シャフト41の軸を回転軸CLとして、シャフト41および回転プレート43とともに回転する。
ストッパ用穴452は、シャフト用穴451よりも車両前方側に形成されている。また、ストッパ用穴452は、ハウジング凹部空間306に連通している。さらに、ストッパ用穴452には、後述の第1ストッパ70の一部が挿入されている。
センサユニット50は、図3に示すように、シャフト41のうち側板部45とは反対側、すなわち、車両左方側に配置されている。また、センサユニット50は、図示しない磁石、ヨーク、ホール素子等を有する。センサユニット50は、磁石、ヨーク、ホール素子等を用いてこれらのシャフト41の回転角度を検出することにより、ペダル40の回転角度を検出する。さらに、センサユニット50は、この検出したペダル40の回転角度に応じた信号を、第1ECU111および第2ECU112に出力する。なお、センサユニット50は、ホール素子に代えて、MR素子を有してもよい。MRは、Magneto Resistiveの略である。また、センサユニット50は、コイルを用いて回転角度を検出するインダクティブセンサであってもよい。
連結ロッド60は、金属で棒状に形成されている。また、連結ロッド60は、図4および図6に示すように、アーム部61およびプッシュ部62を有する。ここでは、アーム部61は、プッシュ部62と別体に形成されている。
アーム部61は、アーム穴611およびアーム凹部612を含む。アーム穴611は、ロッド固定用穴403に対応する穴である。アーム穴611およびロッド固定用穴403にロッド接続用ねじ65が挿入されていることにより、アーム部61は、ペダル裏面405の斜面407に固定されている。
アーム凹部612は、アーム部61のうち後述のプッシュ部62側の端面から連結ロッド60の軸方向に凹んでいる。また、アーム凹部612は、アーム凹部側面614およびアーム凹部底面615を含む。アーム凹部側面614は、アーム部61のうち後述のプッシュ部62側の端面に接続されている。アーム凹部底面615は、アーム凹部側面614に接続されている。さらに、アーム凹部側面614およびアーム凹部底面615によって空間が形成されている。
プッシュ部62は、図4および図6に示すように、アーム部61と平行に延びている。また、プッシュ部62は、プッシュ接触部621およびプッシュ凸部622を含む。プッシュ接触部621は、反力発生機構30における上ホルダ37の機構側接触面373と接触している。プッシュ凸部622は、プッシュ接触部621のうち機構側接触面373とは反対側から連結ロッド60の軸方向に向かって突出している。また、プッシュ凸部622は、アーム凹部側面614およびアーム凹部底面615によって形成される空間に挿入されている。これにより、アーム部61とプッシュ部62とが接続されている。
第1ストッパ70は、図2および図5に示すように、車両左右方向Dcに延びる棒状に形成されている。また、第1ストッパ70の一部は、回転プレート43のストッパ用穴452に挿入されている。これにより、第1ストッパ70は、シャフト41の軸を回転軸CLとして回転プレート43、ペダル40およびシャフト41とともに回転する。さらに、第1ストッパ70の一部は、ハウジング凹部空間306に挿入されている。また、第2ストッパ75は、第1ハウジング10の上壁11のうち車両上方側からペダル40に向かって突出している。さらに、被覆部材77は、ダストブーツと称されるものであり、弾性変形容易なゴムなどにより筒状かつ蛇腹状に形成されている。そして、被覆部材77は、ペダル40の揺動動作に伴って連結ロッド60の軸方向に伸縮する。例えば、被覆部材77は、連結ロッド60が挿通された状態でハウジング孔100を塞いでいる。これにより、ハウジング孔100からハウジング空間15内への異物侵入が防止される。
以上のように、ブレーキバイワイヤシステム150は、構成されている。次に、ペダル装置1の作動について説明する。
車両の運転者がペダル40のパッド402を踏んでいないとき、反力発生機構30の大径コイルばね33および小径コイルばね34は、圧縮されている。このとき、大径コイルばね33および小径コイルばね34の復元力は、反力発生機構30の上ホルダ37に接続されている連結ロッド60を介して、ペダル40に伝達される。この復元力により、ペダル40は、第1ハウジング10に離れる方向に回転しようとする。また、このとき、回転プレート43を介してペダル40に接続されている第1ストッパ70は、第1ハウジング10の右側壁13のハウジング凹部第3側面303に接触する。これにより、車両の運転者がペダル40のパッド402を踏んでいないときのペダル40の位置が固定される。
そして、車両の運転者がペダル40のパッド402を踏んだとき、ペダル40は、シャフト41の軸を回転軸CLとして、シャフト41および回転プレート43とともに回転する。これにより、ペダル40は、第1ハウジング10に近づく方向に回転する。
このとき、センサユニット50は、シャフト41の回転角度を検出することにより、ペダル40の回転角度を検出する。また、センサユニット50は、この検出したペダル40の回転角度に応じた信号を、第1ECU111および第2ECU112に出力する。
このとき、第1ECU111は、例えば、モータ123に電力を供給することにより、モータ123を回転させる。これにより、ギヤ機構125が駆動されることからマスターピストン127が移動する。このため、リザーバ124からマスターシリンダ126に供給されるブレーキ液の液圧が増加する。この増加した液圧は、第2ブレーキ回路122に供給される。
また、第2ECU112は、例えば、第2ブレーキ回路122の図示しない電磁弁に電力を供給する。これにより、第2ブレーキ回路122の電磁弁が開く。このため、第2ブレーキ回路122に供給されたブレーキ液は、各ホイールシリンダ131~134に供給される。したがって、ホイールシリンダ131~134に取り付けられているブレーキパッドがそれに対応するブレーキディスクと摩擦する。よって、各車輪が制動されるため、車両は減速する。なお、このとき、第2ECU112は、センサユニット50からの信号および図示しない他の電子制御装置からの信号に基づいて、ABS制御、VSC制御、衝突回避制御および回生協調制御等を行ってもよい。なお、ABSはAnti-lock Braking Systemの略である。さらに、VSCはVehicle Stability Controlの略である。
また、このとき、ペダル裏面405のうちの斜面407に接続されている連結ロッド60は、図6に示すように、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLを維持しながら回転軸CLを中心にペダル40とともに回転する。このとき、連結ロッド60は、ハウジング孔100を通過する。さらに、連結ロッド60のプッシュ部62が反力発生機構30の上ホルダ37と接触することにより、ペダル40からの力が上ホルダ37に伝達される。これにより、上ホルダ37のホルダ小径部371の内面とピンとが摺動するとともに、上ホルダ37によって小径コイルばね34が圧縮される。さらに、ペダル40からの力は、小径コイルばね34を介して、ばね座36に伝達される。また、上ホルダ37がばね座36と接触することにより、ペダル40からの力は、上ホルダ37を介して、ばね座36に伝達される。このため、ばね座36のばね座小径部361の内面とピンとが摺動するとともに、ばね座36によって大径コイルばね33が圧縮される。さらに、ペダル40からの力は、大径コイルばね33を介して、板ばね31に伝達される。このため、板ばね31がたわむ。また、上ホルダ37のホルダ小径部371の内面とピンとが摺動して上ホルダ37のホルダ大径部372がピンと接触することにより、ペダル40からの力がこのピンを介して板ばね31に伝達される。これにより、板ばね31がたわむ。このとき、板ばね31、大径コイルばね33および小径コイルばね34の復元力により、反力発生機構30は、ペダル40に印加される運転者の踏力に対する反力を発生させる。このため、ペダル装置1は、ペダル40とマスターシリンダ126との機械的な接続を廃止しても、マスターシリンダ126と接続している場合すなわち油圧による反力が得られる場合と同様の反力を得ることができる。
また、車両の運転者がペダル40のパッド402を踏むことをやめたとき、反力発生機構30の反力によって、ペダル40は、第1ハウジング10と離れる方向に回転する。このとき、第1ストッパ70は、ペダル40とともに回転する。これにより、第1ストッパ70は、ハウジング凹部空間306内を移動した後、第1ハウジング10の右側壁13のハウジング凹部第3側面303に接触する。このため、ペダル40の回転が停止する。これにより、ペダル40の位置が、車両の運転者がペダル40のパッド402を踏んでいないときの初期位置に戻る。
このように、ペダル装置1は、作動する。次に、ペダル装置1によってペダル40のガタつきが抑制されることについて説明する。
ペダル装置1は、シャフト41と、ペダル40と、ハウジング5と、反力発生機構30と、連結ロッド60と、を備える。シャフト41は、棒状に形成されている。ペダル40は、車両の運転者の踏込によって回転軸CLを中心にシャフト41とともに回転する。反力発生機構30は、車両の運転者によってペダル40が踏まれるときにペダル40からの力を受けることで弾性変形することによりペダル40に印加される車両の運転者の踏力に対する反力を発生させる。連結ロッド60は、アーム部61と、プッシュ部62とを有する。アーム部61は、ペダル裏面405に接続されている。ペダル裏面405は、ペダル40のうち車両の運転者によって踏まれる面とは反対側の面である。プッシュ部62は、アーム部61に接続されている。また、プッシュ部62は、車両の運転者によってペダル40が踏まれたとき反力発生機構30と接触することによりペダル40からの力を反力発生機構30に伝達する。さらに、連結ロッド60は、図6に示すように、車両の運転者によってペダル40が踏まれるとき、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLを維持しながら回転軸CLを中心にペダル40とともに回転する。なお、回転軸CLは、シャフト41の軸に対応する。車両の運転者は、操作者に対応する。ハウジング5は、支持体に対応する。
これにより、ペダル40が回転するときにペダル裏面405と連結ロッド60とが摺動しないため、ペダル40および連結ロッド60の間におけるガタつきの発生が抑制される。また、ガタつきの発生が抑制されることから、ガタつきによるペダル40の角度の変化が抑制される。このため、ペダル40の回転角度の正確度が向上することからセンサユニット50からの出力値の正確度が向上する。これにより、第1ECU111による第1ブレーキ回路121の制御が適切に行われやすくなるとともに、第2ECU112による第2ブレーキ回路122の制御が適切に行われやすくなる。したがって、車両のブレーキが適切にされやすくなるため、車両の安全性が向上する。
また、ペダル装置1では、以下に記載する効果も奏する。
[1-1]プッシュ部62は、車両の運転者によってペダル40が踏まれていないとき、反力発生機構30と接触している。
これにより、車両の運転者によってペダル40が踏まれていないとき、プッシュ部62が反力発生機構30に支持される。このため、車両の運転者によってペダル40が踏まれていないとき、連結ロッド60およびペダル40が回転しないことから、回転プレート43を介してペダル40と接続されているシャフト41が回転しない。したがって、車両の運転者によってペダル40が踏まれていないとき、シャフト41と第1ハウジング10とが摺動しないため、シャフト41および第1ハウジング10の間におけるガタつきが抑制される。
[1-2]ペダル裏面405は、斜面407を含む。この斜面407は、ペダル裏面405が延びている方向に対して傾斜している。また、アーム部61は、この斜面407に接続されている。
これにより、アーム部61がペダル裏面405のうち斜面407以外と接続されている場合と比較して、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが変更される。このため、連結ロッド60のプッシュ部62と反力発生機構30との接触状態が変更される。したがって、斜面407の傾斜角を調整することにより、プッシュ部62と反力発生機構30との接触状態を調整することができる。
[1-3]アーム部61は、プッシュ部62と別体になっている。これにより、アーム部61の材料をプッシュ部62の材料とは異なる材料に変更することができる。
[1-4]アーム部61の側面は、プッシュ部62の側面と平行になっている。これにより、アーム部61の向きとプッシュ部62の向きとが同じになるため、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが一定になる。このため、プッシュ部62と反力発生機構30との接触状態が調整されやすくなる。
[1-5]アーム部61は、アーム凹部612を有する。アーム凹部612は、アーム部61のうちプッシュ部62側の端面から連結ロッド60の軸方向に凹んでいる。また、アーム凹部612は、アーム凹部底面615と、アーム凹部底面615に接続されているアーム凹部側面614とを含む。プッシュ部62は、プッシュ凸部622を有する。プッシュ凸部622は、プッシュ部62のうちアーム部61側の端面から連結ロッド60の軸方向に向かって突出している。このプッシュ凸部622がアーム凹部底面615およびアーム凹部側面614によって形成されている空間に挿入されていることにより、プッシュ部62とアーム部61とが接続されている。
これにより、プッシュ部62とアーム部61とが固定されるため、プッシュ部62とアーム部61とが外れにくくなる。
[1-6]アーム部61は、金属を含む。金属は、比較的変形しにくい材料であることから、アーム部61が変形しにくくなる。このため、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが維持されやすくなる。
[1-7]プッシュ部62は、金属を含む。金属は、比較的変形しにくい材料であることから、プッシュ部62が変形しにくくなる。このため、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが維持されやすくなる。
[1-8]ペダル装置1は、回転プレート43を介してペダル40に接続されている第1ストッパ70をさらに備える。第1ストッパ70は、車両の運転者によってペダル40が踏まれていないときハウジング5のハウジング凹部第3側面303に接触することにより、ペダル40の回転を停止させる。
これにより、車両の運転者によってペダル40が踏まれていないとき、連結ロッド60およびペダル40が回転しないことから、回転プレート43を介してペダル40と接続されているシャフト41が回転しない。したがって、車両の運転者によってペダル40が踏まれていないとき、シャフト41と第1ハウジング10とが摺動しないため、シャフト41および第1ハウジング10の間におけるガタつきが抑制される。
[1-9]反力発生機構30は、機構側接触面373を有する。この機構側接触面373は、車両の運転者によってペダル40が踏まれるときにプッシュ部62と接触する。また、機構側接触面373は、平面になっている。
これにより、反力発生機構30のうちプッシュ部62と接触する部位が角になっている場合と比較して、プッシュ部62から反力発生機構30に伝達される力による圧力を小さくすることができる。このため、反力発生機構30にかかる応力が小さくなることから、反力発生機構30が破損しにくくなる。また、機構側接触面373が平面になっていることにより、反力発生機構30の製造がしやすくなる。
[1-10]ペダル裏面405には、ロッド固定用穴403が形成されている。アーム部61には、ロッド固定用穴403に対応するアーム穴611が形成されている。アーム部61は、ロッド固定用穴403およびアーム穴611にロッド接続用ねじ65が挿入されていることにより、ペダル裏面405と接続されている。なお、ロッド接続用ねじ65は、棒状部材に対応する。また、棒状部材は、ピンやスナップフィットであってもよい。なお、ロッド固定用穴403は、ペダル穴に対応する。
これにより、ペダル裏面405とアーム部61とが固定されるため、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが維持されやすくなる。
[1-11]ロッド固定用穴403は、ペダル裏面405およびペダル表面404を貫通している。ペダル表面404は、ペダル40のうちペダル裏面405とは反対側の面である。
これにより、ロッド接続用ねじ65をペダル表面404側からロッド固定用穴403およびアーム穴611に挿入することができるため、ペダル裏面405とアーム部61との固定がしやすくなる。このため、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが維持されやすくなる。
[1-12]ペダル装置1は、パッド402を備える。パッド402は、ペダル表面404に接続されているとともにロッド固定用穴403を覆う。
これにより、車両の運転者側からロッド固定用穴403を視認することができないため、ペダル装置1の意匠性が向上する。
[1-13]ペダル装置1は、車両に搭載されるとともに、オルガン式のペダル装置1である。具体的には、ペダル40は、ペダル40に印加される車両の運転者の踏力の増加に応じてペダル40のうち回転軸CLよりも車両前方の部位が車両の車室内のフロア2側に回転する。
ここで、ペダル装置1がオルガン式のペダル装置1であるとき、ハウジング5とハウジング5に収容されている反力発生機構30とを車室内に収める必要があるため、ペダル装置1の小型化が求められる。本実施形態では、連結ロッド60がペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLを維持しながら回転軸CLを中心にペダル40とともに回転するため、リンク機構のように複数のリンクを組み合わせる必要がない。このため、リンク機構と比較して、部品点数を削減できるため、ペダル装置1を小型にすることができる。また、リンク機構と比較して、部品形状を簡素化することができるため、ペダル装置1を小型にすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、連結ロッド60のプッシュ部62の形態が第1実施形態と異なる。
プッシュ部62のプッシュ接触部621は、プッシュ側接触面623を含む。プッシュ側接触面623は、車両の運転者によってペダル40が踏まれるとき、反力発生機構30の機構側接触面373と接触する面である。このプッシュ側接触面623は、反力発生機構30側に凸の凸面形状に形成されている。具体的には、プッシュ側接触面623は、図7および図8に示すように、球面形状に形成されている。
このように、第2実施形態は、構成されている。第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第2実施形態では、以下に記載する効果も奏する。
[2-1]プッシュ部62のプッシュ側接触面623は、反力発生機構30側に凸の凸面形状に形成されている。これにより、プッシュ側接触面623と機構側接触面373との接触を、点接触および線接触のどちらかにできる。プッシュ側接触面623と機構側接触面373との接触が点接触であれば、プッシュ側接触面623と機構側接触面373との接触位置に関係なく機構側接触面373にかかる面圧が同じになる。このため、プッシュ部62と反力発生機構30との接触状態が調整されやすくなる。また、プッシュ側接触面623と機構側接触面373との接触が線接触であれば、プッシュ側接触面623および機構側接触面373にかかる面圧を、点接触であるときと比較して、小さくすることができる。このため、連結ロッド60および反力発生機構30にかかる応力を小さくできるため、連結ロッド60および反力発生機構30が破損しにくくなる。
[2-2]プッシュ部62のプッシュ側接触面623は、球面形状に形成されている。これにより、プッシュ側接触面623と機構側接触面373との接触が点接触になる。このため、上記したように、プッシュ部62と反力発生機構30との接触状態が調整されやすくなる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、プッシュ部62のプッシュ側接触面623が、図7および図9に示すように、円弧形状に形成されている。第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第3実施形態では、以下に記載する効果も奏する。
[3]プッシュ部62のプッシュ側接触面623が円弧形状に形成されていることにより、プッシュ側接触面623と機構側接触面373との接触が線接触になる。このため、上記したように、連結ロッド60および反力発生機構30が破損しにくくなる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、ペダル40の形態およびペダル裏面405と連結ロッド60との接続状態が第1実施形態と異なる。これら以外は、第1実施形態と同様である。
ペダル40は、図10に示すように、第1凸部441および第2凸部442をさらに有する。第1凸部441は、ペダル裏面405から連結ロッド60の軸方向に向かって突出している。第2凸部442は、ペダル裏面405から連結ロッド60の軸方向に向かって突出している。また、第1凸部441および第2凸部442によって空間が形成されている。さらに、この空間に連結ロッド60のアーム部61の一部が挿入されていることにより、アーム部61は、第1凸部441および第2凸部442を介して、ペダル裏面405と接続されている。なお、図10において、ペダル装置1がロッド接続用ねじ65を備えていないで、アーム部61には、アーム穴611が形成されていないで、ペダル40には、ペダル表面404およびペダル裏面405を貫通しているロッド固定用穴403が形成されていない。しかし、アーム穴611およびロッド固定用穴403が第1凸部441および第2凸部442によって形成される空間に連通するとともに、ロッド接続用ねじ65がロッド固定用穴403、この空間およびアーム穴611に挿入されてもよい。また、ペダル裏面405は、斜面407を含んでいないところ、斜面407を含んでもよい。
このように、第4実施形態は、構成されている。第4実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第4実施形態では、以下に記載する効果も奏する。
[4]アーム部61は、この空間に連結ロッド60のアーム部61の一部が挿入されていることにより、第1凸部441および第2凸部442を介して、ペダル裏面405と接続されている。
これにより、第1凸部441および第2凸部442が突出する方向により、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが変更される。このため、連結ロッド60のプッシュ部62と反力発生機構30との接触状態が変更される。したがって、第1凸部441および第2凸部442が突出する方向を調整することにより、プッシュ部62と反力発生機構30との接触状態を調整することができる。また、ペダル裏面405と連結ロッド60とが固定されるため、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが維持されやすくなる。
(第5実施形態)
第5実施形態では、ペダル40の形態およびペダル裏面405と連結ロッド60との接続状態が第1実施形態と異なる。これら以外は、第1実施形態と同様である。
ペダル40は、図11に示すように、ペダル凸部443をさらに有する。ペダル凸部443は、ペダル裏面405から連結ロッド60の軸方向に向かって突出している。また、ペダル凸部443の端面が、連結ロッド60のアーム部61の端面と溶着および接着等により接続されている。これにより、アーム部61は、ペダル凸部443を介して、ペダル裏面405と接続されている。なお、図11において、ペダル装置1がロッド接続用ねじ65を備えていないで、アーム部61には、アーム穴611が形成されていないで、ペダル40には、ペダル表面404およびペダル裏面405を貫通しているロッド固定用穴403が形成されていない。しかし、アーム穴611およびロッド固定用穴403がペダル凸部443に形成される穴に連通するとともに、ロッド接続用ねじ65がロッド固定用穴403、このペダル凸部443の穴およびアーム穴611に挿入されてもよい。また、ペダル裏面405は、斜面407を含んでいないところ、斜面407を含んでもよい。
このように、第5実施形態は、構成されている。第5実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第5実施形態では、以下に記載する効果も奏する。
[5]アーム部61は、ペダル40のペダル凸部443と接続されていることにより、ペダル凸部443を介してペダル裏面405と接続されている。
ペダル凸部443が突出する方向により、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが変更される。このため、連結ロッド60のプッシュ部62と反力発生機構30との接触状態が変更される。したがって、ペダル凸部443が突出する方向を調整することにより、プッシュ部62と反力発生機構30との接触状態を調整することができる。
(第6実施形態)
第6実施形態では、ペダル40の形態およびペダル裏面405と連結ロッド60との接続状態が第1実施形態と異なる。これら以外は、第1実施形態と同様である。
ペダル40は、図12に示すように、ペダル凹部444をさらに有する。ペダル凹部444は、ペダル裏面405から連結ロッド60の軸方向に凹んでいる。また、ペダル凹部444は、ペダル凹部側面445およびペダル凹部底面446を含む。ペダル凹部側面445は、ペダル裏面405に接続されている。ペダル凹部底面446は、ペダル凹部側面445に接続されている。さらに、ペダル凹部底面446は、溶着および接着により、アーム部61の端面と接続されている。なお、このとき、ペダル凹部底面446とアーム部61の端面とが溶着および接着されないで、アーム部61の一部がペダル凹部側面445およびペダル凹部底面446によって支持されてもよい。また、図12において、ペダル装置1がロッド接続用ねじ65を備えていないで、アーム部61には、アーム穴611が形成されていないで、ペダル40には、ペダル表面404およびペダル裏面405を貫通しているロッド固定用穴403が形成されていない。しかし、アーム穴611およびロッド固定用穴403がペダル凹部側面445およびペダル凹部底面446によって形成される空間に連通するとともに、ロッド接続用ねじ65がロッド固定用穴403、この空間およびアーム穴611に挿入されてもよい。また、ペダル裏面405は、斜面407を含んでいないところ、斜面407を含んでもよい。
このように、第6実施形態は、構成されている。第6実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第6実施形態では、以下に記載する効果も奏する。
[6]アーム部61は、アーム部61の一部がペダル凹部側面445およびペダル凹部底面446によって形成される空間に挿入されていることにより、ペダル凹部444を介してペダル裏面405と接続されている。
ペダル凹部444が凹む方向により、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが変更される。このため、連結ロッド60のプッシュ部62と反力発生機構30との接触状態が変更される。したがって、ペダル凹部444が凹む方向を調整することにより、プッシュ部62と反力発生機構30との接触状態を調整することができる。
(第7実施形態)
第7実施形態では、連結ロッド60のアーム部61およびプッシュ部62の形態が第1実施形態と異なる。これ以外は、第1実施形態と同様である。
プッシュ部62は、図13に示すように、プッシュ凸部622を有しないで、プッシュ凹部626を有する。プッシュ凹部626は、プッシュ部62のうちアーム部61側の端面から連結ロッド60の軸方向に凹んでいる。また、プッシュ凹部626は、プッシュ凹部側面627およびプッシュ凹部底面628を含む。プッシュ凹部側面627は、プッシュ部62のうちアーム部61側の端面に接続されている。プッシュ凹部底面628は、プッシュ凹部側面627に接続されている。
アーム部61は、アーム凹部612を有しないで、アーム凸部616を有する。アーム凸部616は、アーム部61のうちプッシュ部62側の端面から連結ロッド60の軸方向に向かって突出している。また、アーム凸部616は、プッシュ凹部側面627およびプッシュ凹部底面628によって形成される空間に挿入されている。これにより、アーム部61とプッシュ部62とが接続されている。
このように、第7実施形態は、構成されている。第7実施形態においても、上記[1-5]を除いて、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第7実施形態では、以下に記載する効果も奏する。
[7]プッシュ部62は、プッシュ凹部626を有する。プッシュ凹部626は、プッシュ部62のうちアーム部61側の端面から連結ロッド60の軸方向に凹んでいる。また、プッシュ凹部626は、プッシュ凹部底面628と、プッシュ凹部底面628に接続されているプッシュ凹部側面627とを含む。アーム部61は、アーム凸部616を有する。アーム凸部616は、アーム部61のうちプッシュ部62側の端面から連結ロッド60の軸方向に向かって突出している。このアーム凸部616がプッシュ凹部底面628およびプッシュ凹部側面627によって形成されている空間に挿入されていることにより、プッシュ部62とアーム部61とが接続されている。
これにより、プッシュ部62とアーム部61とが固定されるため、プッシュ部62とアーム部61とが外れにくくなる。
(第8実施形態)
第8実施形態では、パッド402の形態が異なる。これ以外は、第1実施形態と同様である。
パッド402は、図14に示すように、ロッド固定用穴403に連通するパッド空間406を含む。また、ロッド接続用ねじ65は、パッド空間406、ロッド固定用穴403およびアーム穴611に挿入されている。これにより、ペダル裏面405と連結ロッド60とが接続されている。
このように、第8実施形態は、構成されている。第8実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第9実施形態)
第9実施形態では、ペダル装置1は、ロッド接続用ねじ65を備えていないで、連結ロッド60のアーム部61がアーム穴611を有していない。また、ペダル裏面405と連結ロッド60との接続が第1実施形態と異なる。これら以外は、第1実施形態と同様である。
アーム部61は、図15に示すように、挿入部631および支持部641を有する。挿入部631は、ロッド固定用穴403に挿入されている。支持部641は、挿入部631のうちプッシュ部62とは反対側に接続されているとともに、ロッド固定用穴403に挿入されている。また、連結ロッド60の軸方向と直交する方向において、支持部641の長さは、挿入部631の長さよりも長くなっている。このため、支持部641は、ペダル40のうちロッド固定用穴403を形成している面と接触している。したがって、アーム部61は、カシメによってペダル裏面405と接続されている。
このように、第9実施形態は、構成されている。第9実施形態においても、上記[1-10]を除いて、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第9実施形態では、以下に記載する効果も奏する。
[8]ペダル40には、ロッド固定用穴403が形成されている。ロッド固定用穴403は、ペダル裏面405およびペダル表面404を貫通している。アーム部61は、挿入部631と、支持部641とを有する。挿入部631は、ロッド固定用穴403に挿入されている。支持部641は、挿入部631のうちプッシュ部側とは反対側に接続されている。また、支持部641は、連結ロッド60の軸方向と直交する方向において支持部641の長さが挿入部631の長さよりも長くなっていることにより、ペダル40と接触している。さらに、アーム部61は、挿入部631がロッド固定用穴403に挿入されていることにより、ペダル裏面405と接続されている。
支持部641により、ペダル裏面405とアーム部61とが固定されるため、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが維持されやすくなる。
(第10実施形態)
第10実施形態では、アーム部61の支持部641の配置が第9実施形態と異なる。これ以外は、第9実施形態と同様である。
支持部641は、図16に示すように、パッド402のパッド空間406に配置されている。このため、支持部641は、ペダル40のペダル表面404と接触している。
このように、第10実施形態は、構成されている。第10実施形態においても、第9実施形態と同様の効果を奏する。
(第11実施形態)
第11実施形態では、図17に示すように、連結ロッド60のアーム部61とプッシュ部62とが一体に形成されている。これ以外は、第1実施形態と同様である。第11実施形態においても、上記[1-3]を除いて、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第11実施形態では、以下に記載する効果も奏する。
[9]アーム部61とプッシュ部62とが一体に形成されていることにより、アーム部61とプッシュ部62とが別体に形成されている場合と比較して、部品点数を削減することができる。
(第12実施形態)
第12実施形態では、反力発生機構30の機構側接触面373の形態が第2実施形態および第3実施形態と異なる。
機構側接触面373は、図18に示すように、反力発生機構30の内側に凹む凹面形状に形成されている。具体的には、機構側接触面373は、球面形状および円弧形状に形成されている。
このように、第12実施形態は、構成されている。第12実施形態においても、第2実施形態および第3実施形態と同様の効果を奏する。また、第12実施形態では、以下に記載する効果も奏する。
[10]プッシュ部62のプッシュ側接触面623が凸面形状に形成されているとともに機構側接触面373が反力発生機構30の内側に凹む凹面形状に形成されている。これにより、プッシュ側接触面623と機構側接触面373との接触面積を大きくすることができる。このため、プッシュ側接触面623および機構側接触面373にかかる面圧を小さくすることができる。したがって、連結ロッド60および反力発生機構30にかかる応力を小さくできるため、連結ロッド60および反力発生機構30が破損しにくくなる。
(第13実施形態)
第13実施形態では、ペダル装置1は、ロッド接続用ねじ65を備えていないで、連結ロッド60のアーム部61がアーム穴611を有していない。また、ペダル裏面405と連結ロッド60との接続が第1実施形態と異なる。これら以外は、第1実施形態と同様である。
アーム部61の一部は、ロッド固定用穴403に圧入されている。これにより、アーム部61の一部は、図19に示すように、ロッド固定用穴403に挿入されている。このため、アーム部61とペダル40とが接続されている。
このように、第13実施形態は、構成されている。第13実施形態においても、上記[1-10]を除いて、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第13実施形態では、以下に記載する効果も奏する。
[11]ペダル40には、ロッド固定用穴403が形成されている。ロッド固定用穴403は、ペダル裏面405およびペダル表面404を貫通している。アーム部61は、アーム部61の一部がロッド固定用穴403に挿入されていることにより、ペダル裏面405と接続されている。なお、ロッド固定用穴403は、ペダル裏面405およびペダル表面404を貫通しているが、ペダル裏面405およびペダル表面404を貫通していることに限定されない。ロッド固定用穴403は、ペダル裏面405から凹む穴であってもよい。
これにより、ペダル裏面405とアーム部61とが固定されるため、ペダル裏面405と連結ロッド60の軸OLとのなす角度θLが維持されやすくなる。
(第14実施形態)
第14実施形態では、図20に示すように、連結ロッド60のアーム部61およびプッシュ部62が金属ではなく、PTFE等の樹脂で形成されている。なお、連結ロッド60のアーム部61およびプッシュ部62は、金属および樹脂で形成されている複合材料で形成されてもよい。なお、PTFEは、Poly Tetra Fluoro Ethyleneの略である。
このように、第14実施形態は、構成されている。第14実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第14実施形態では、以下に記載する効果も奏する。
[12-1]アーム部61は、樹脂を含む。樹脂は、比較的比重が小さいため、連結ロッド60を軽量にすることができる。このため、ペダル装置1を軽量にすることができる。
[12-2]プッシュ部62は、樹脂を含む。樹脂は、比較的比重が小さいため、連結ロッド60を軽量にすることができる。これにより、ペダル装置1を軽量にすることができる。また、プッシュ部62は、PTFEを含む。このため、プッシュ部62と反力発生機構30の機構側接触面373との摩擦係数が、プッシュ部62が金属を含む場合と比較して、低くなる。よって、プッシュ部62と機構側接触面373との摺動性が向上する。
(他の実施形態)
本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態に対して、適宜変更が可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
上記実施形態では、ペダル装置1は、車両のブレーキを制御するブレーキバイワイヤシステム150にブレーキペダルとして用いられる。これに対して、ペダル装置1は、ブレーキペダルとして用いられることに限定されない。ペダル装置1は、例えば、車両を加速させるアクセルペダルとして用いられてもよい。
上記実施形態では、ペダル装置1は、オルガン式のペダル装置1である。これに対して、ペダル装置1は、オルガン式のペダル装置1であることに限定されない。例えば、ペダル装置1は、吊り下げ式のペダル装置1であってもよい。吊り下げ式のペダル装置1は、ペダル40に印加される運転者の踏力の増加に応じてペダル40のうち回転軸CLより車両後方の部位が車室内のフロア2側またはダッシュパネル側に回転する。
上記実施形態では、反力発生機構30には、板ばね31、大径コイルばね33および小径コイルばね34が弾性部材として用いられている。これに対して、反力発生機構30の弾性部材の数は、3つであることに限定されない。反力発生機構30の弾性部材の数は、1つ以上であればよい。
上記実施形態では、ブレーキバイワイヤシステム150において、マスターシリンダ126によりブレーキ回路120を流れるブレーキ液に液圧が発生する。これに対して、マスターシリンダ126によりブレーキ回路120を流れるブレーキ液に液圧が発生することに限定されない。例えば、液圧ポンプによりブレーキ回路120を流れるブレーキ液に液圧が発生してもよい。
上記実施形態では、連結ロッド60のアーム部61は、ペダル裏面405に接続されている。これに対して、アーム部61は、シム等の中間部材を介して、ペダル裏面405に接続されてもよい。
上記第2実施形態および第3実施形態では、プッシュ部62のプッシュ側接触面623は、球面形状や円弧形状に形成されていることにより、凸面形状に形成されている。これに対して、プッシュ側接触面623は、球面形状や円弧形状に形成されていることに限定されないで、楕円弧形状等に形成されていることにより、凸面形状に形成されてもよい。
上記第12実施形態では、反力発生機構30の機構側接触面373は、球面形状および円弧形状に形成されていることにより、凹面形状に形成されている。これに対して、機構側接触面373は、球面形状および円弧形状に形成されていることに限定されないで、楕円弧形状等に形成されていることにより、凹面形状に形成されてもよい。
上記実施形態では、ハウジング5の第1ハウジング10は、箱状に形成されている。これに対して、第1ハウジング10は、箱状に形成されていることに限定されないで、例えば、板状であってもよい。
上記実施形態が適宜組み合わされてもよい。
5 ハウジング
30 反力発生機構
40 ペダル
41 シャフト
60 連結ロッド
61 アーム部
62 プッシュ部
405 ペダル裏面

Claims (27)

  1. ペダル装置であって、
    棒状に形成されているシャフト(41)と、
    操作者の踏込によって前記シャフトの軸(CL)を中心に前記シャフトとともに回転するペダル(40)と、
    前記シャフトを回転可能に支持している支持体(5)と、
    前記操作者によって前記ペダルが踏まれるときに前記ペダルからの力を受けることで弾性変形することにより前記ペダルに印加される前記操作者の踏力に対する反力を発生させる反力発生機構(30)と、
    前記ペダルのうち前記操作者によって踏まれる面とは反対側の面であるペダル裏面(405)に接続されているアーム部(61)と、前記アーム部と接続されているプッシュ部(62)と、を有する連結ロッド(60)と、
    を備え、
    前記プッシュ部は、前記操作者によって前記ペダルが踏まれるとき前記反力発生機構と接触することにより前記ペダルからの力を前記反力発生機構に伝達し、
    前記連結ロッドは、前記アーム部が前記ペダル裏面に接続されていることにより、前記操作者によって前記ペダルが踏まれるとき、前記ペダル裏面と前記連結ロッドの軸(OL)とのなす角度(θL)を維持しながら前記シャフトの軸を中心に前記ペダルとともに回転するペダル装置。
  2. 前記プッシュ部は、前記操作者によって前記ペダルが踏まれていないとき、前記反力発生機構と接触している請求項1に記載のペダル装置。
  3. 前記ペダル裏面は、前記ペダル裏面が延びている方向に対して傾斜している斜面(407)を含み、
    前記アーム部は、前記斜面に接続されている請求項1または2に記載のペダル装置。
  4. 前記プッシュ部は、前記操作者によって前記ペダルが踏まれるときに前記反力発生機構と接触するプッシュ側接触面(623)を有し、
    前記プッシュ側接触面は、前記反力発生機構側に凸の凸面形状に形成されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載のペダル装置。
  5. 前記プッシュ側接触面は、球面形状に形成されている請求項4に記載のペダル装置。
  6. 前記プッシュ側接触面は、円弧形状に形成されている請求項4に記載のペダル装置。
  7. 前記反力発生機構は、前記操作者によって前記ペダルが踏まれるときに前記プッシュ部と接触する機構側接触面(373)を有し、
    前記機構側接触面は、前記反力発生機構の内側に凹む凹面形状になっている請求項4ないし6のいずれか1つに記載のペダル装置。
  8. 前記反力発生機構は、前記操作者によって前記ペダルが踏まれるときに前記プッシュ部と接触する機構側接触面(373)を有し、
    前記機構側接触面は、平面になっている請求項1ないし6のいずれか1つに記載のペダル装置。
  9. 前記ペダルは、前記ペダル裏面から突出している第1凸部(441)および第2凸部(442)をさらに有し、
    前記アーム部は、前記アーム部の一部が前記第1凸部および前記第2凸部によって形成される空間に挿入されることにより、前記第1凸部および前記第2凸部を介して前記ペダル裏面と接続されている請求項1ないし8のいずれか1つに記載のペダル装置。
  10. 前記ペダルは、前記ペダル裏面から突出しているペダル凸部(443)をさらに有し、
    前記アーム部は、前記ペダル凸部と接続されていることにより、前記ペダル凸部を介して前記ペダル裏面と接続されている請求項1ないし8のいずれか1つに記載のペダル装置。
  11. 前記ペダルは、前記ペダル裏面から凹んでいるペダル凹部(444)をさらに有し、
    前記ペダル凹部は、ペダル凹部底面(446)と、ペダル凹部側面(445)とを含み、
    前記アーム部は、前記アーム部の一部が前記ペダル凹部底面および前記ペダル凹部側面によって形成される空間に挿入されることにより、前記ペダル凹部を介して前記ペダル裏面と接続されている請求項1ないし8のいずれか1つに記載のペダル装置。
  12. 前記アーム部は、前記プッシュ部と別体になっている請求項1ないし11のいずれか1つに記載のペダル装置。
  13. 前記アーム部の側面は、前記プッシュ部の側面と平行になっている請求項12に記載のペダル装置。
  14. 前記アーム部は、前記アーム部のうち前記プッシュ部側の端面から前記連結ロッドの軸方向に凹んでいるアーム凹部(612)を有し、
    前記アーム凹部は、凹部底面(615)と、前記凹部底面に接続されている凹部側面(614)とを含み、
    前記プッシュ部は、前記プッシュ部のうち前記アーム部側の端面から前記連結ロッドの軸方向に向かって突出しているプッシュ凸部(622)を有し、
    前記プッシュ部は、前記プッシュ凸部が前記凹部底面および前記凹部側面によって形成されている空間に挿入されていることにより、前記アーム部と接続されている請求項12または13に記載のペダル装置。
  15. 前記プッシュ部は、前記プッシュ部のうち前記アーム部側の端面から前記連結ロッドの軸方向に凹んでいるプッシュ凹部(626)を有し、
    前記プッシュ凹部は、凹部底面(628)と、前記凹部底面に接続されている凹部側面(627)とを含み、
    前記アーム部は、前記アーム部のうち前記プッシュ部側の端面から前記連結ロッドの軸方向に向かって突出しているアーム凸部(616)を有し、
    前記アーム部は、前記アーム凸部が前記凹部底面および前記凹部側面によって形成されている空間に挿入されていることにより、前記プッシュ部と接続されている請求項12または13に記載のペダル装置。
  16. 前記アーム部は、前記プッシュ部と一体になっている請求項1ないし11のいずれか1つに記載のペダル装置。
  17. 前記アーム部は、金属を含む請求項1ないし16のいずれか1つに記載のペダル装置。
  18. 前記アーム部は、樹脂を含む請求項1ないし17のいずれか1つに記載のペダル装置。
  19. 前記プッシュ部は、金属を含む請求項1ないし18のいずれか1つに記載のペダル装置。
  20. 前記プッシュ部は、樹脂を含む請求項1ないし19のいずれか1つに記載のペダル装置。
  21. 前記ペダルに接続されているストッパ(70)をさらに備え、
    前記ストッパは、前記操作者によって前記ペダルが踏まれていないとき、前記支持体と接触することにより前記ペダルの回転を停止させる請求項1ないし20のいずれか1つに記載のペダル装置。
  22. 前記ペダル裏面には、ペダル穴(403)が形成されており、
    前記アーム部には、前記ペダル穴に対応するアーム穴(611)が形成されており、
    前記ペダル装置は、前記ペダル穴および前記アーム穴に挿入されている棒状部材(65)をさらに備え、
    前記アーム部は、前記ペダル穴および前記アーム穴に前記棒状部材が挿入されていることにより、前記ペダル裏面と接続されている請求項1ないし21のいずれか1つに記載のペダル装置。
  23. 前記ペダル穴は、前記ペダル裏面および前記ペダルのうち前記ペダル裏面とは反対側の面であるペダル表面(404)を貫通している請求項22に記載のペダル装置。
  24. 前記ペダルには、前記ペダル裏面および前記ペダルのうち前記ペダル裏面とは反対側の面であるペダル表面(404)を貫通しているペダル穴(403)が形成されており、
    前記アーム部は、前記ペダル穴に挿入されている挿入部(631)と、前記挿入部のうち前記プッシュ部側とは反対側に接続されている支持部(641)と、を有し、
    前記支持部は、前記連結ロッドの軸方向と直交する方向において前記支持部の長さが前記挿入部の長さよりも長くなっていることにより、前記支持部が前記ペダルと接触しており、
    前記アーム部は、前記挿入部が前記ペダル穴に挿入されていることにより、前記ペダル裏面と接続されている請求項1ないし21のいずれか1つに記載のペダル装置。
  25. 前記ペダル表面に接続されているとともに前記ペダル穴を覆うパッド(402)をさらに備える請求項23または24に記載のペダル装置。
  26. 前記ペダルには、前記ペダル裏面および前記ペダルのうち前記ペダル裏面とは反対側の面であるペダル表面(404)を貫通しているペダル穴(403)が形成されており、
    前記アーム部は、前記アーム部の一部が前記ペダル穴に挿入されていることにより、前記ペダル裏面と接続されている請求項1ないし21のいずれか1つに記載のペダル装置。
  27. 前記ペダル装置は、車両に搭載され、
    前記ペダルは、前記ペダルに印加される前記操作者の踏力の増加に応じて前記ペダルのうち前記シャフトの軸よりも前記車両の前方の部位が前記車両の車室内のフロア(2)側に回転する請求項1ないし26のいずれか1つに記載のペダル装置。
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