JP7380576B2 - 見守りシステム、見守りプログラム、および見守り方法 - Google Patents

見守りシステム、見守りプログラム、および見守り方法 Download PDF

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Description

本発明は、見守りシステム、見守りプログラム、および見守り方法に関する。
我が国は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善、および医療水準の向上等により、長寿命化が顕著になっている。このため、出生率の低下と相まって、高齢化率が高い高齢化社会になっている。このような高齢化社会では、病気、怪我、および加齢などにより、介護や支援等のケアを必要とする対象者の増加が想定される。
対象者は、自宅、または、病院や老人福祉施設等の施設において、歩行中に転倒したり、ベッドから転落して怪我をするおそれがある。そのため、対象者がこのような状態になったときに介護士や看護師等がすぐに駆けつけられるようにするために、対象者の状態を検知するためのシステムの開発が進められている。
このようなシステムに関連し、下記特許文献1には、次の技術が開示されている。対象者が携帯する端末から、対象者の識別情報を含む信号を発信させ、当該信号を施設内の複数個所にそれぞれ配置された送受信端末装置で受信するとともに、当該信号に基づく所定の情報を各送受信端末装置からクラウドネットワーク上のサーバーへ送信する。そして、サーバーにより当該所定の情報に基づいて対象者が施設外へ出ようとしていると判定された場合、対象者が施設外へ出ようとしている旨の情報を、施設内の管理端末装置へ送信してその旨表示する。また、サーバーにより対象者が施設外へ出てしまったと判定された場合は、対象者が施設外へ出てしまった旨の情報を、施設内の管理端末装置だけでなく警察署に設けられた管理端末装置へも送信してその旨表示する。これにより、痴呆症状を有する対象者等の監視および保護をより確実に行える。
特開2016-48412号公報
しかし、上記先行技術は、送受信端末装置からクラウドネットワーク上のサーバーへ所定の信号をセキュリティを確保して送信するためには、送受信端末装置に暗号化通信を行うためのリソースが必要になるという問題がある。また、暗号化通信を行うためのオーバーヘッドが大きくなり、通信コストが増大するという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。すなわち、検出された対象者の情報のデータを検出部から送信先のサーバーまでセキュリティを確保して送信するために検出部に設ける必要のあるリソースを削減できるとともに、暗号化通信によるオーバーヘッドを削減して通信コストを低減できる見守りシステム、見守りプログラム、および見守り方法を提供することを目的とする。
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)対象者から情報を検出し、検出した前記情報を含む検出データを出力する検出部と、前記検出部により出力された前記検出データを、セキュアな第1ネットワークを介して受信し、受信した前記検出データを暗号化して、前記第1ネットワーク以外の第2ネットワークを介して他の第2サーバーへ送信する第1サーバーと、を有し、前記第1サーバーは、前記検出部から受信した前記検出データに含まれる前記情報を解析し、転倒若しくは転落のイベント情報、またはバイタルデータと解析された前記情報を含む前記検出データを他の検出データよりも優先して前記第2サーバーへ送信する見守りシステム。
(2)前記第1サーバーから前記検出データを受信する前記第2サーバーをさらに有する、上記(1)に記載の見守りシステム。
(3)前記第2ネットワークは、ノンセキュアなネットワークである、上記(1)または(2)に記載の見守りシステム。
(4)前記第1サーバーは、前記検出部から受信した前記検出データに含まれる前記情報を解析し、解析結果に基づいて前記検出データの優先順位を判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、上記(1)~(3)のいずれかに記載の見守りシステム。
(5)前記検出部は複数であり、前記第1サーバーには、前記検出部ごとに優先度を紐づけたデータベースが予め記憶されており、前記第1サーバーは、前記データベースに基づいて、前記優先度が高い前記検出部から受信した前記検出データほど優先順位が高いと判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、上記(1)~(3)のいずれかに記載の見守りシステム。
(6)前記第1サーバーは、前記検出部から受信した前記検出データを解析し、解析結果に基づいて、前記第2サーバーへ送信する前記情報を判断し、前記第2サーバーへ送信すると判断した前記情報のみを、前記検出データとして前記第2サーバーへ送信する、上記(1)~(3)のいずれかに記載の見守りシステム。
(7)前記検出データは、前記情報として、イベント情報、撮影画像、およびバイタルデータの少なくともいずれかを含む、上記(1)~(6)のいずれかに記載の見守りシステム。
(8)対象者から情報を検出し、検出した前記情報を含む検出データを出力する検出部と、前記検出部とセキュアな第1ネットワークを介して接続された第1サーバーと、前記第1サーバーと、前記第1ネットワーク以外の第2ネットワークを介して接続された他の第2サーバーと、を有する見守りシステムの、前記第1サーバーに実行させるための制御プログラムであって、前記検出部から出力された前記検出データを、前記第1ネットワークを介して受信する手順(a)と、手順(a)において受信した前記検出データを暗号化して、前記第2ネットワークを介して前記第2サーバーへ送信する手順(b)と、を有し、前記手順(b)においては、前記検出部から受信した前記検出データに含まれる前記情報を解析し、転倒若しくは転落のイベント情報、またはバイタルデータと解析された前記情報を含む前記検出データを他の検出データよりも優先して前記第2サーバーへ送信する処理を前記第1サーバーに実行させるための見守りプログラム。
(9)前記第2ネットワークは、ノンセキュアなネットワークである、上記(8)に記載の見守りプログラム。
(10)前記手順(b)は、前記手順(a)において受信した前記検出データを解析し、解析結果に基づいて前記検出データの優先順位を判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、上記(8)または(9)に記載の見守りプログラム。
(11)前記見守りシステムの前記検出部は複数であり、前記第1サーバーには、前記検出部ごとに優先度を紐づけたデータベースが予め記憶されており、前記手順(b)は、前記データベースに基づいて、前記優先度が高い前記検出部から受信した前記検出データほど優先順位が高いと判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、上記(8)または(9)に記載の見守りプログラム。
(12)前記手順(b)は、前記手順(a)において受信した前記検出データを解析し、解析結果に基づいて、前記第2サーバーへ送信する前記情報を判断し、前記第2サーバーへ送信すると判断した前記情報のみを、前記検出データとして前記第2サーバーへ送信する、上記(8)または(9)に記載の見守りプログラム。
(13)前記検出データは、前記情報として、イベント情報、撮影画像、およびバイタルデータの少なくともいずれかを含む、(8)~(12)のいずれかに記載の見守りプログラム。
(14)対象者から情報を検出し、検出した前記情報を含む検出データを出力する検出部と、前記検出部とセキュアな第1ネットワークを介して接続された第1サーバーと、前記第1サーバーと、前記第1ネットワーク以外の第2ネットワークを介して接続された他の第2サーバーと、を有する見守りシステムの、前記第1サーバーにより行う方法であって、前記検出部から出力された前記検出データを、前記第1ネットワークを介して受信する段階(a)と、前記段階(a)において受信した前記検出データを暗号化して、前記第2ネットワークを介して前記第2サーバーへ送信する段階(b)と、を有し、前記段階(b)においては、前記検出部から受信した前記検出データに含まれる前記情報を解析し、転倒若しくは転落のイベント情報、またはバイタルデータと解析された前記情報を含む前記検出データを他の検出データよりも優先して前記第2サーバーへ送信する見守り方法。
(15)前記第2ネットワークは、ノンセキュアなネットワークである、上記(14)に記載の見守り方法。
(16)前記段階(b)は、前記段階(a)において受信した前記検出データを解析し、解析結果に基づいて前記検出データの優先順位を判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、上記(14)または(15)に記載の見守り方法。
(17)前記見守りシステムの前記検出部は複数であり、前記第1サーバーには、前記検出部ごとに優先度を紐づけたデータベースが予め記憶されており、前記段階(b)は、前記データベースに基づいて、前記優先度が高い前記検出部から受信した前記検出データほど優先順位が高いと判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、上記(14)または(15)に記載の見守り方法。
(18)前記段階(b)は、前記段階(a)において受信した前記検出データを解析し、解析結果に基づいて、前記第2サーバーへ送信する前記情報を判断し、前記第2サーバーへ送信すると判断した前記情報のみを、前記検出データとして前記第2サーバーへ送信する、上記(14)または(15)に記載の見守り方法。
(19)前記検出データは、前記情報として、イベント情報、撮影画像、およびバイタルデータの少なくともいずれかを含む、上記(14)~(18)のいずれかに記載の見守り方法。
検出部により検出された対象者の情報のデータを、セキュアな第1ネットワークを介して検出部から第1サーバーへ送信し、第1サーバーで暗号化した前記データを第1サーバーから他の第2ネットワークを介して第2サーバーへ送信する。これにより、第1サーバーを介して、対象者の情報のデータを送信先のサーバーへ送信することで、当該データを検出部から送信先のサーバーまでセキュリティを確保して送信するために検出部に設けるリソースを削減できる。さらに、暗号化通信によるオーバーヘッドが抑制されるため通信コストを低減できる。
見守りシステムの全体構成を示す図である。 対象者の部屋のベッド周辺に設置された検出部の例を示す図である。 検出部の概略構成を示すブロック図である。 フォグサーバーの概略構成を示すブロック図である。 クラウドサーバーの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る見守りシステムの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る見守りシステムの動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る見守りシステムの動作を示すフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1実施形態)
[全体構成]
図1は本実施形態に係る見守りシステムの全体構成を示す図であり、図2は対象者の部屋のベッド周辺に設置された検出部の例を示す図である。
図1に示すように、見守りシステム1は、複数の検出部10、ルーター20、30、40、フォグサーバー50、クラウドサーバー60、固定端末70、および携帯端末80を備える。フォグサーバー50は、クラウドサーバー60よりもデバイス(すなわち、検出部10)に近い位置に配置されたデータ処理装置であり、「第1サーバー」を構成する。検出部10とルーター20は、それぞれ、独立したケーブル等を用いた専用LAN(Local Area Network)91、または共有されるケーブル等を用いて仮想的に閉じたネットワークを構築するVPN(Vertual Private Network)で互いに通信可能に接続されている。VPNとしては、例えば、IPSec VPN、またはSSL-VPNを利用し得る。ルーター20、30、およびフォグサーバー50は、VPN92により互いに通信可能に接続されている。ルーター20、30、およびフォグサーバー50は、専用LANにより互いに通信可能に接続されてもよい。ルーター20は、VPN92に接続されたアクセスポイント(図示せず)とルーター20が3G、4G、またはLTE(Long Term Evolution)、LTE-Advancedといった通信規格により接続されることで、アクセスポイントを介して、VPN92と接続され得る。専用LAN91およびVPN92は、セキュアなネットワークである第1ネットワーク90を構成する。ルーター30、40、およびクラウドサーバー60は、インターネット100を介して互いに通信可能に接続されている。クラウドサーバー60は、インターネット100上に配置された複数のサーバーによって仮想的に構築されたサーバーである。インターネット100は、ノンセキュアなネットワークであり、第2ネットワークを構成する。固定端末70および携帯端末80は、ルーター40を介してインターネット100と接続されている。
図1においてグレーの太線の矢印で示すように、検出部10により検出され出力された、対象者2の情報を含むデータ(以下、「検出データ」と称する)は、ルーター20を経由して、セキュアな第1ネットワーク90を介してフォグサーバー50へ送信されて記憶される。検出部10から出力された検出データは、セキュアな第1ネットワーク90を介してフォグサーバー50へ送信される。従って、検出部10から送信先のフォグサーバー50までセキュリティを確保して送信するために検出部10に設ける必要のあるリソースを削減できる。なお、第1ネットワーク90がVPNにより構成される場合、VPNのプロトコルに従って検出データを暗号化するためのリソースを検出部10に設ける必要はある。しかし、VPN等を利用せずにノンセキュアのネットワークを利用し、セキュリティを確保するために検出データを暗号化する場合と比較して、検出部10に設ける必要のあるリソースを削減できる。これにより、検出部10にセキュリティを確保するために設ける必要のあるリソースを削減しつつ、盗聴、漏洩、および改ざん等の脅威から検出データが保護される。なお、図1においては、一つの検出部10から出力された検出データのみをグレーの太線の矢印で示しているが、他の検出部10から出力された検出データも同様に、ルーター20を経由して、セキュアな第1ネットワーク90を介してフォグサーバー50へ送信されて記憶される。
フォグサーバー50は、受信した検出データを暗号化し、図1においてグレーの破線の矢印で示すように、ルーター30を経由して、暗号化した検出データをインターネット100を介してクラウドサーバー60へ送信し記憶させる。これにより、ノンセキュアなインターネット100を介してフォグサーバー50からクラウドサーバー60まで検出データが送信されても、検出データが暗号化されているため、盗聴、漏洩、および改ざん等の脅威から検出データが保護される。なお、クラウドサーバー60は、暗号化された検出データを復号して記憶する。クラウドサーバー60は、暗号化された検出データを、暗号化されたまま記憶してもよい。クラウドサーバー60は、検出データの送信先のサーバーであり、「第2サーバー」を構成する。
見守りシステム1は、検出部10により情報が取得される対象者2に応じて適宜な場所に配設される。対象者2は、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする患者、高齢による身体能力の低下等によって介護を必要とする被介護者、または一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見および早期対処を可能にする観点から、対象者2は、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合に、その発見を必要としている者であり得る。このため、見守りシステム1の検出部10およびルーター20は、対象者2の種類に応じて、住戸、病院、および老人福祉施設等に好適に配設される。以下、説明を簡単にするために、検出部10およびルーター20は、対象者2の各自宅に配設するものとして説明する。検出部10は、図2に示すように、対象者2の観察領域である対象者2の自宅の対象者2の部屋に配置され得る。
図1に示す例では、検出部10およびルーター20が、対象者2であるAさん、Bさん、...、Xさんの自宅の部屋にそれぞれ配置されている。検出部10の観察領域にはベッド3が含まれている。
固定端末70は、例えば、医師等により使用され、クラウドサーバー60により医師等がユーザー認証されることで、クラウドサーバー60に記憶された検出データを、医師等に開示可能な範囲で、対象者2を特定する情報とともに表示し得る。後述するように、検出データには、対象者2を特定する情報が付加されている。検出データは、クラウドサーバー60から固定端末70へVPNを介して、または暗号化通信により送信され得る。
携帯端末80は、例えば、対象者2に対して介護または看護等の対応を行うスタッフに携帯され、クラウドサーバー60によりスタッフがユーザー認証されることで、クラウドサーバー60に記憶された検出データを、スタッフに開示可能な範囲で、対象者2を特定する情報とともに表示し得る。検出データは、クラウドサーバー60から携帯端末80へVPNを介して、または暗号化通信により送信され得る。
[検出部10]
図3は検出部の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、検出部10は、制御部11、通信部12、カメラ13、および体動センサー14を備え、これらはバスによって、相互に接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、およびRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリにより構成され、プログラムに従って検出部10の各部の制御および演算処理を行う。ROMとしては、例えば、SDカードが用いられ得る。制御部11は、メモリとして、さらにHDD(Hard Disk Drive)を備えてもよい。
通信部12は、専用LAN91およびルーター20を介して、フォグサーバー50等の他の装置と通信するためのインターフェース回路(例えばLANカード等)である。
カメラ13は、例えば対象者2の部屋の天井、または壁の上部に配置され、観察領域として対象者2のベッド3を含む領域を撮影し、撮影画像(画像データ)を出力する。撮影画像には対象者2を含む画像が含まれる。撮影画像には、静止画および動画が含まれる。カメラ13は近赤外線カメラであるが、これに換えて可視光カメラを用いてもよく、これらを併用してもよい。
制御部11は、カメラ13が撮影した撮影画像から、対象者2の行動を認識する。この認識する行動には、ベッド3から起き上がる「起床」、ベッド3から離れる「離床」、および床面等に転倒する「転倒」等の各種イベントが含まれる。撮影画像、および各種イベントの情報は、検出データに含まれる。本実施形態においては、検出部10が検出した対象者2の状態の変化であって、起床、離床、転倒、微体動異常等の対象者2に対応するスタッフ等に知らせるべき事象をイベントと称する。
制御部11は、複数の撮影画像(動画像)から画像のシルエット(以下、「人シルエット」と称する)を検出する。人シルエットは、例えば、撮影時刻が前後する画像を差分する時間差分により差分が相対的に大きい画素の範囲を抽出する時間差分法で検出され得る。人シルエットは、撮影画像から背景画像を差分する背景差分法により検出されてもよい。起床、離床、転倒の認識は、検出した人シルエットからケア対象者2の姿勢(例えば立位、座位および横臥等)、およびベッド3等の居室内の設置物との相対的な位置から起床、離床および転倒(転落)の別を認識する。これらの認識は、制御部11のCPUが処理するプログラムにより行ってもよく、組み込み型の処理回路により行うようにしてもよい。また、これに限られずフォグサーバー50によりこれらの認識の全部またはほとんどの処理を行うようにし、制御部11ではフォグサーバー50への撮影画像の送信のみを行うようにしてもよい。制御部11は、いずれかのイベント(行動)を認識した場合、そのイベントが検出されたことを示すイベント情報を検出データとしてフォグサーバー50へ送信する。また、制御部11は、カメラ13により撮影された撮影画像を、検出データとしてフォグサーバー50へ送信する。
ここで、対象者2の対応を行うスタッフの業務が、対象者2に対する介護業務である場合に、各イベントに関する対応内容について説明する。イベントとして「起床」を判定し、その判定が所定時間内(施設で設定された起床時間(例えば午前7~8時))であれば、モーニングケアを行う。このモーニングケアには、洗顔、歯磨き介助、義歯装着、着替え介助等が含まれる。また、「離床」のイベントであれば、車椅子移乗、歩行介助が必要となる場合がある。また、検出部10が判定したイベント以外の定期的(定時)なイベントとして、飲料、および食事介助、排泄介助、車椅子移乗、歩行介助、体位変換(褥瘡予防)がある。これらの定期的イベントは、ケアコール部(図示せず)等により、定時になるとアラートを発生させるようにしてもよい。
体動センサー14は、ベッド3の方向に対しマイクロ波を送受信してケア対象者2の体動(例えば呼吸動)によって生じたマイクロ波のドップラシフトを検出する。この体動センサー14により、対象者2の呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出する。対象者2の体動はバイタルデータを構成する。対象者2の体動の信号(以下、「体動信号」と称する)は、バイタルデータとして検出データに含まれる。対象者2の胸部の体動における周期の乱れや予め設定された閾値以下である当該胸部の体動における振幅を検知すると、微体動異常であると認識される。
なお、検出部10には、ケアコール部がさらに含まれ得る。ケアコール部は、押しボタン式のスイッチを含み、スイッチが対象者2によって押されることでケアコール(ナースコール)を検出する。押しボタン式のスイッチに換えて、音声マイクによりケアコールを検出してもよい。ケアコールはイベントに含まれる。ケアコール部のスイッチが押された場合、すなわち、ケアコールを検出した場合、制御部11は、通信部12を介して、ケアコールが検出されたことを示す検出データをフォグサーバー50へ送信する。
[フォグサーバー50]
図4は、フォグサーバーの概略構成を示すブロック図である。フォグサーバー50は、制御部51、通信部52、および記憶部53を備える。これらの構成要素は、バスによって、相互に通信可能に接続されている。これらの構成要素の基本構成は、検出部10の対応する構成要素と同様であるため、重複する説明は省略する。
記憶部53は、検出部10から通信部52により受信された検出データを記憶する。記憶部53は、所定期間を超えて記憶した検出データについては消去することで、新たに受信する検出データの記憶領域を確保し得る。所定期間は、例えば、30日~3年の任意の期間とし得る。
制御部51は、検出データを暗号化し、暗号化された検出データを、通信部52により、クラウドサーバー60へ送信する。暗号化方式としては、例えば、AES(Advanced Encryption Standard)、トリプルDES(Data Encryption Standard)を用い得る。
制御部51は、検出データを解析(パース)して、対象者2の情報を認識する。制御部は、対象者2の情報を、例えば、撮影画像、イベント情報、およびバイタルデータのいずれかとして認識し得る。制御部51は、検出データの解析結果に基づいて、検出データの優先順位を判断し、優先順位の高い順に検出データをクラウドサーバー60へ送信する。例えば、制御部51は、転倒または転落のイベントの情報を他の検出データよりも高い優先順位として判断し得る。また、制御部51は、例えば、バイタルデータを他の検出データよりも高い優先順位として判断し得る。
[クラウドサーバー60]
図5は、クラウドサーバーの概略構成を示すブロック図である。クラウドサーバー60は、制御部61、通信部62、および記憶部63を備える。これらの構成要素は、バスによって、相互に通信可能に接続されている。これらの構成要素の基本構成は、検出部10の対応する構成要素と同様であるため、重複する説明は省略する。
記憶部63は、フォグサーバー50から通信部62により受信された検出データを記憶する。記憶部63は、予め記憶された、対象者2の氏名および生年月日等の個人情報、ならびに介護記録等と紐づけて、検出データを記憶し得る。
制御部61は、フォグサーバー50から受信された暗号化された検出データを復号化し、復号化した検出データを記憶部63に記憶させる。なお、制御部61は、暗号化された検出データを暗号化されたまま記憶部63に記憶させてもよい。
制御部61は、固定端末70および携帯端末80へ、通信部62により検出データを送信する。制御部61は、ユーザー認証された固定端末70および携帯端末80へ、それぞれ、ユーザーである医師およびスタッフに開示可能な範囲で検出データを送信し得る。なお、制御部61は、固定端末70および携帯端末80でそれぞれ検出データを可視化されるための加工を検出データに対して行い、加工後の検出データを固定端末70および携帯端末80でそれぞれ送信してもよい。
制御部61は、例えば暗号化通信により、インターネット100を介して、検出データを固定端末70および携帯端末80へそれぞれ送信し得る。
見守りシステムの動作について説明する。
図6は、見守りシステムの動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、フォグサーバー50の制御部51により、記憶部53に記憶されたプログラムに従って実行され得る。
制御部51は、検出部10が送信した検出データを受信することで取得する(S101)。検出部10からは、撮影画像および体動信号が常時送信され得る。イベント情報は、イベントが発生したときに検出部10から送信される。検出データには、送信元の検出部10を特定可能な、IPアドレスやMACアドレス等の識別情報が含まれている。これにより、制御部51は、イベント信号を送信した検出部10を特定できる。また、記憶部63に、検出部10の識別情報、検出部10の番号、および検出部10が自宅等に設置された対象者2の識別情報(氏名等を含む)等が相互に紐付けられたテーブルを記憶されることで、検出部10の識別情報から、対象者2を特定できる。制御部51は、対象者2を特定し、対象者2を特定する情報を、検出データに付加する。
制御部51は、検出データを解析する(S102)。制御部51は、検出データの解析において、当該検出データが、撮影画像、イベント情報、および体動信号(バイタルデータ)のいずれかであることを認識する。制御部51は、検出データのヘッダーまたはプロトコルに基づいて、撮影画像、イベント情報、および体動信号の別を認識し得る。制御部51は、検出データのパケットに付与されるヘッダーに含まれるデータの種類の識別情報に基づいて撮影画像、イベント情報、および体動信号の別を認識してもよい。さらに、制御部51は、検出データがイベント情報の場合、イベント情報に含まれるイベントの種類を認識する。
制御部51は、解析結果に基づいて、検出データの、クラウドサーバー60へ送信する優先順位を判断する(S103)。
制御部51は、優先順位が高い順に、検出データを暗号化して、インターネット100を介してクラウドサーバー60へ送信し、クラウドサーバー60に記憶させる(S104)。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態が第1実施形態と異なる点は次の点である。第1実施形態は、検出データを解析し、解析結果に基づいてクラウドサーバー60へ送信する検出データの優先順位を判断する。一方、本実施形態は、複数の検出部10を、検出部10ごとに優先度を紐づけたデータベースに基づいて、優先度が高い検出部10から受信した検出データほど優先順位が高いと判断する点である。それ以外の点は、第1実施形態と同様であるため、重複する説明は、省略または簡略化する。
図4に示す、フォグサーバー50の制御部51は、検出部10ごとに優先度を紐づけたデータベースを記憶部53に予め記憶させておく。制御部51は、データベースに基づいて優先度が高い検出部10から受信した検出データほど優先順位が高いと判断する。データベースにおいては、例えば、要介護度の高い対象者2の部屋に設置された検出部10ほど優先度が高く設定され得る。
図7は、見守りシステムの動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、フォグサーバー50の制御部51により、記憶部53に記憶されたプログラムに従って実行され得る。
制御部51は、検出部10から検出データを受信することで取得する(S201)。
制御部51は、記憶部53に予め記憶された、検出部10ごとに優先度を紐づけたデータベースを記憶部53から読み出す。制御部51は、検出データに含まれる識別情報に基づいて検出部10を特定し、データベースに基づいて、検出データの送信元の検出部10の優先度を判断する(S202)。
制御部51は、優先度が高いと判断した検出部10から受信した検出データほど、クラウドサーバー60へ送信する優先順位が高いと判断する(S203)。
制御部51は、優先順位の高い順に、検出データを暗号化して、インターネット100を介してクラウドサーバー60へ送信し、クラウドサーバー60に記憶させる(S204)。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態が第1実施形態と異なる点は次の点である。第1実施形態は、検出データを解析し、解析結果に基づいてクラウドサーバー60へ送信する検出データの優先順位を判断する。一方、本実施形態は、解析結果に基づいて、検出データに含まれる対象者2の情報のうちクラウドサーバー60へ送信する情報を判断し、送信すると判断した情報のみを検出データとしてクラウドサーバー60へ送信する点である。それ以外の点は、第1実施形態と同様であるため、重複する説明は、省略または簡略化する。
図4に示す、フォグサーバー50の制御部51は、検出データを解析し、解析結果に基づいて、検出データに含まれる対象者2の情報のうちクラウドサーバー60へ送信する情報を判断する。制御部51は、クラウドサーバー60へ送信すると判断した情報のみを検出データとしてクラウドサーバー60へ送信する。制御部51は、例えば、バイタルデータに関して、過去所定期間のバイタルデータを対象者2ごとに記憶部53に記憶しておく。そして、新たに受信された検出データに含まれるバオタルデータが、当該過去所定期間のバイタルデータの平均値からの変動が所定の閾値を超えたときのみ、当該閾値を超えて変動したバイタルデータのみをクラウドサーバー60へ送信し得る。所定期間は、例えば、10日以内の任意の期間とし得る。所定の閾値は、例えば3σ(σは標準偏差)とし得る。これにより、比較的大きく変動したバイタルデータのみをクラウドサーバー60へ送信することで、医師等が対象者2の状態を判断する上で特に重要と考えられるデータのみがクラウドサーバー60に保存される。
図8は、見守りシステムの動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、フォグサーバー50の制御部51により、記憶部53に記憶されたプログラムに従って実行され得る。
制御部51は、検出部10から検出データを受信することで取得する(S301)。
制御部51は、検出データを解析する(S302)。制御部51は、検出データの解析において、当該検出データが、撮影画像、イベント情報、および体動信号(バイタルデータ)のいずれかであることを認識する。さらに、検出データの解析において、制御部51は、検出データに含まれる、対象者2の情報の内容を認識する。具体的には、例えば、検出データが体動信号の場合、体動信号を時間ごとの数値として認識する。
制御部51は、解析結果に基づいて、検出データに含まれる、対象者2の情報がクラウドサーバーへ送信する情報かどうか判断する(S303)。具体的には、例えば、検出データが体動信号を含む場合、記憶部53に記憶された、過去所定期間の体動信号を読み出し、平均値および3σを算出する。そして、検出データに含まれる体動信号が、平均値から3σを超えて変動していない場合、当該体動信号をクラウドサーバー60へ送信しない情報と判断する。一方、検出データに含まれる体動信号が、3σを超えて変動している部分がある場合、当該部分の体動信号をクラウドサーバー60へ送信する情報と判断する。なお、このように、3σを超えて変動している部分がある場合は、制御部51は、当該部分の前後を含む部分の体動信号をクラウドサーバー60へ送信する情報と判断し得る。また、3σを超えて変動している部分が複数ある場合は、制御部51は、当該複数の部分を全て含む、時間的に連続する体動信号の部分を、クラウドサーバー60へ送信する情報と判断してもよい。
制御部51は、クラウドサーバー60へ送信する情報と判断した、検出データに含まれる、対象者2から検出された情報のみを、検出データとして、暗号化してクラウドサーバーへ送信し、クラウドサーバー60に記憶させる(S304)。
本実施形態は以下の効果を奏する。
検出部により検出された対象者の情報を含む検出データを、セキュアな第1ネットワークを介して検出部からフォグサーバーへ送信し、フォグサーバーで暗号化したデータをフォグサーバーから第1ネットワーク以外の第2ネットワークを介して他のサーバーへ送信する。これにより、フォグサーバーを介して、対象者の情報のデータを送信先のサーバーへ送信することで、当該データを検出部から送信先のサーバーまでセキュリティを確保して送信するために検出部に設けるリソースを削減できる。また、暗号化通信によるオーバーヘッドが抑制されるため通信コストを低減できる。さらに、検出部との間の通信が、ユーザーにより管理が容易なフォグサーバーとの間でのみ行うことができるため、フォグサーバーから検出器(デバイス)に対してのメンテナンス性(新たなポリシーの適用等)を向上できる。
さらに、第2ネットワークを、外部の装置(固定端末70、携帯端末80、等)から幅広くアクセス可能とするため、ノンセキュアなネットワークとする。これにより、第2ネットワークをセキュアなネットワークとするために必要となるコストを低減できる。
さらに、フォグサーバーにより、検出部から受信した検出データに含まれる情報を解析し、解析結果に基づいて検出データの優先順位を判断し、優先順位の高い順に、検出データをクラウドサーバーへ送信する。これにより、即時に医師等が認識すべき即時性の高い情報を他の情報に優先してクラウドサーバーへ送信することで、当該即時性の高い情報を短時間で医師等に通知できる。
さらに、フォグサーバーにおいて、検出部ごとに優先度を紐づけたデータベースを予め記憶させる。そして、データベースに基づいて、優先度が高い検出部から受信した検出データほど優先順位が高いと判断し、優先順位の高い順に、検出データをフォグサーバーからクラウドサーバーへ送信する。これにより、要介護度の高い対象者等の、状況の急変が比較的起きやすい対象者の部屋に設置した検出部の優先度を上げることが容易にでき、当該対象者への速やかな対応を可能にできる。
さらに、フォグサーバーにおいて、検出部から受信した検出データに含まれる情報を解析し、解析結果に基づいて、クラウドサーバーへ送信する当該情報を判断し、クラウドサーバーへ送信すると判断した情報のみを、検出データとしてクラウドサーバーへ送信する。これにより、比較的大きく変動したバイタルデータや、緊急性の高いイベント情報等のみをクラウドサーバーへ送信し記憶させることで、医師等が対象者の状態を速やかに判断でき、また、対応の必要性のない検出データが比較的多く通知されることによるスタッフ等への監視負担を低減できる。
以上に説明した見守りシステム、見守りプログラム、および見守り方法の構成は、上述の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上述の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。また、一般的な見守りシステムが備える構成を排除するものではない。
例えば、上述した実施形態に係る見守りシステムにおいては、フォグサーバーからノンセキュアなインターネットを介してクラウドサーバーへ検出データを送信している。しかし、フォグサーバーからVPN等のセキュアなネットワークを介してクラウドサーバーへ検出データを送信してもよい。
また、上述した実施形態においては、検出データとして、イベント情報、撮影画像、およびバイタルデータを例示したが、検出データとして送信されるデータには、これらの2つ以上が含まれてもよい。例えば、「転倒」や「転落」のイベント情報が検出データとして送信される場合は、「転倒」等と判断される基礎となった撮影画像とともに当該検出データが検出データとして送信され得る。
また、上述した実施形態に係る見守りシステムにおける処理は、上記のフローチャートのステップ以外のステップを含んでもよく、あるいは、上述したステップのうちの一部を含まなくてもよい。また、ステップの順序は、上述した実施形態に限定されない。さらに、各ステップは、他のステップと組み合わされて一つのステップとして実行されてもよく、他のステップに含まれて実行されてもよく、複数のステップに分割されて実行されてもよい。
また、上述した実施形態に係る見守りシステム1における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えば、USBメモリやDVD(Digital Versatile Disc)-ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、一機能としてその検出部等の装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
本出願は、2018年9月27日に出願された日本特許出願(特願2018-182468号)に基づいており、その開示内容は、参照され、全体として、組み入れられている。

Claims (19)

  1. 対象者から情報を検出し、検出した前記情報を含む検出データを出力する検出部と、
    前記検出部により出力された前記検出データを、セキュアな第1ネットワークを介して受信し、受信した前記検出データを暗号化して、前記第1ネットワーク以外の第2ネットワークを介して他の第2サーバーへ送信する第1サーバーと、を有し、
    前記第1サーバーは、前記検出部から受信した前記検出データに含まれる前記情報を解析し、転倒若しくは転落のイベント情報、またはバイタルデータと解析された前記情報を含む前記検出データを他の検出データよりも優先して前記第2サーバーへ送信する見守りシステム。
  2. 前記第1サーバーから前記検出データを受信する前記第2サーバーをさらに有する、請求項1に記載の見守りシステム。
  3. 前記第2ネットワークは、ノンセキュアなネットワークである、請求項1または2に記載の見守りシステム。
  4. 前記第1サーバーは、前記検出部から受信した前記検出データに含まれる前記情報を解析し、解析結果に基づいて前記検出データの優先順位を判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、請求項1~3のいずれか一項に記載の見守りシステム。
  5. 前記検出部は複数であり、
    前記第1サーバーには、前記検出部ごとに優先度を紐づけたデータベースが予め記憶されており、
    前記第1サーバーは、前記データベースに基づいて、前記優先度が高い前記検出部から受信した前記検出データほど優先順位が高いと判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、請求項1~3のいずれか一項に記載の見守りシステム。
  6. 前記第1サーバーは、前記検出部から受信した前記検出データを解析し、解析結果に基づいて、前記第2サーバーへ送信する前記情報を判断し、前記第2サーバーへ送信すると判断した前記情報のみを、前記検出データとして前記第2サーバーへ送信する、請求項1~3のいずれか一項に記載の見守りシステム。
  7. 前記検出データは、前記情報として、イベント情報、撮影画像、およびバイタルデータの少なくともいずれかを含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の見守りシステム。
  8. 対象者から情報を検出し、検出した前記情報を含む検出データを出力する検出部と、前記検出部とセキュアな第1ネットワークを介して接続された第1サーバーと、前記第1サーバーと、前記第1ネットワーク以外の第2ネットワークを介して接続された他の第2サーバーと、を有する見守りシステムの、前記第1サーバーに実行させるための制御プログラムであって、
    前記検出部から出力された前記検出データを、前記第1ネットワークを介して受信する手順(a)と、
    手順(a)において受信した前記検出データを暗号化して、前記第2ネットワークを介して前記第2サーバーへ送信する手順(b)と、を有し、
    前記手順(b)においては、前記検出部から受信した前記検出データに含まれる前記情報を解析し、転倒若しくは転落のイベント情報、またはバイタルデータと解析された前記情報を含む前記検出データを他の検出データよりも優先して前記第2サーバーへ送信する処理を前記第1サーバーに実行させるための見守りプログラム。
  9. 前記第2ネットワークは、ノンセキュアなネットワークである、請求項8に記載の見守りプログラム。
  10. 前記手順(b)は、前記手順(a)において受信した前記検出データを解析し、解析結果に基づいて前記検出データの優先順位を判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、請求項8または9に記載の見守りプログラム。
  11. 前記見守りシステムの前記検出部は複数であり、
    前記第1サーバーには、前記検出部ごとに優先度を紐づけたデータベースが予め記憶されており、
    前記手順(b)は、前記データベースに基づいて、前記優先度が高い前記検出部から受信した前記検出データほど優先順位が高いと判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、請求項8または9に記載の見守りプログラム。
  12. 前記手順(b)は、前記手順(a)において受信した前記検出データを解析し、解析結果に基づいて、前記第2サーバーへ送信する前記情報を判断し、前記第2サーバーへ送信すると判断した前記情報のみを、前記検出データとして前記第2サーバーへ送信する、請求項8または9に記載の見守りプログラム。
  13. 前記検出データは、前記情報として、イベント情報、撮影画像、およびバイタルデータの少なくともいずれかを含む、請求項8~12のいずれか一項に記載の見守りプログラム。
  14. 対象者から情報を検出し、検出した前記情報を含む検出データを出力する検出部と、前記検出部とセキュアな第1ネットワークを介して接続された第1サーバーと、前記第1サーバーと、前記第1ネットワーク以外の第2ネットワークを介して接続された他の第2サーバーと、を有する見守りシステムの、前記第1サーバーにより行う方法であって、
    前記検出部から出力された前記検出データを、前記第1ネットワークを介して受信する段階(a)と、
    前記段階(a)において受信した前記検出データを暗号化して、前記第2ネットワークを介して前記第2サーバーへ送信する段階(b)と、を有し、
    前記段階(b)においては、前記検出部から受信した前記検出データに含まれる前記情報を解析し、転倒若しくは転落のイベント情報、またはバイタルデータと解析された前記情報を含む前記検出データを他の検出データよりも優先して前記第2サーバーへ送信する見守り方法。
  15. 前記第2ネットワークは、ノンセキュアなネットワークである、請求項14に記載の見守り方法。
  16. 前記段階(b)は、前記段階(a)において受信した前記検出データを解析し、解析結果に基づいて前記検出データの優先順位を判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、請求項14または15に記載の見守り方法。
  17. 前記見守りシステムの前記検出部は複数であり、
    前記第1サーバーには、前記検出部ごとに優先度を紐づけたデータベースが予め記憶されており、
    前記段階(b)は、前記データベースに基づいて、前記優先度が高い前記検出部から受信した前記検出データほど優先順位が高いと判断し、優先順位の高い順に、前記検出データを前記第2サーバーへ送信する、請求項14または15に記載の見守り方法。
  18. 前記段階(b)は、前記段階(a)において受信した前記検出データを解析し、解析結果に基づいて、前記第2サーバーへ送信する前記情報を判断し、前記第2サーバーへ送信すると判断した前記情報のみを、前記検出データとして前記第2サーバーへ送信する、請求項14または15に記載の見守り方法。
  19. 前記検出データは、前記情報として、イベント情報、撮影画像、およびバイタルデータの少なくともいずれかを含む、請求項14~18のいずれか一項に記載の見守り方法。
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