JP7380307B2 - 管理システム、管理方法、および、プログラム - Google Patents

管理システム、管理方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本開示は、安全帯に連結されたフックの使用状況の管理に関する。
高所での作業者の落下事故を防止するために、作業者にフルハーネス型安全帯を使用させることが義務付けられている。フルハーネス型安全帯(以下、単に安全帯と示す)は、肩や腿、胸の複数のベルトで構成され、ベルトの背中部分にD環と呼ばれる器具を介してフックが付いたランヤードが接続される。安全帯を装備した作業者は、高所の現場に設けられた手摺にフックを引掛けて作業を行う。
一方で、作業者は、高所での現場の移動に伴い手摺へのフックの引掛けと取外しを頻繁に行う必要がある。フックの掛け外しを煩雑に感じる作業者の中には、フックを使用せずに高所作業を行う者がいる。現場監督は、労働災害を防止するために、作業者が安全帯を適正に使用して作業するように管理する必要がある。しかし、離れた高所の現場で作業する複数の作業者を常に管理することは難しい。
作業者の落下事故の発生を抑制するとともに、監督者の管理負担を低減させるために特許文献1では、作業者のフックの使用状況を検出する技術が開示されている。特許文献1の技術において、フックに内蔵されたカメラでフックの引掛け部が撮影され、撮影画像から親綱とフックがエッジ抽出されて、親綱の存在の有無によってフックの使用が判定される。
特開2017-0512712号公報
特許文献1の技術は、カメラが内蔵されたフックで撮影された画像を用いてフックの使用状況を判定している。手摺又は親綱に対し、フックの引掛けと取外しが頻繁に行われると、フックへの衝撃によってカメラユニットの故障が懸念される。
本開示の目的は、上記の課題を解決するために、カメラを内蔵するフックで撮影した画像を用いることなく、フックの使用状況を判定することができる技術を提供することにある。
本開示の一形態である管理システムは、安全帯を装備した作業員が作業する現場を撮影した現場画像を取得する画像取得部と、前記現場画像から、前記安全帯のフックに付された色の色画像と前記現場の手摺又は親綱に付された色の色画像を生成する画像処理部と、前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像に基づき、前記フックの使用状況を判定する判定部と、を備える。
本開示の一態様である管理方法は、安全帯を装備した作業員が作業する現場を撮影した現場画像を取得し、前記現場画像から、前記安全帯のフックに付された色の色画像と前記現場の手摺又は親綱に付された色の色画像を検出し、前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像に基づき、前記フックの使用状況を判定する。
本開示の一形態であるプログラムは、安全帯を装備した作業員が作業する現場を撮影した現場画像を取得し、前記現場画像から、前記安全帯のフックに付された色の色画像と前記現場の手摺又は親綱に付された色の色画像を検出し、前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像に基づき、前記フックの使用状況を判定する、ことをコンピュータに実行させる。
本開示によれば、カメラを内蔵するフックで撮影した画像を用いることなく、フックの使用状況を判定することができる。
第1の実施形態における監視システムの例を示す概要図である。 現場に設置される手摺の例を示す図である。 手摺に引掛けるランヤードのフックの例を示す図である。 現場を撮影した現場画像の例を示す図である。 第1の実施形態に係る管理システムの構成の例を示すブロック図である。 画像処理部の構成の例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る管理システムの動作の例を示すフローチャートである。 画像処理部による画像処理の例を示すフローチャートである。 色検出部による色検出処理の例を示すフローチャートである。 色検出処理で生成されたフックの色画像、手摺の色画像の例を示す図である。 画像合成部による合成処理の例を示すフローチャートである。 合成処理で生成された色画像の例を示す図である。 判定部による判定処理の例を示すフローチャートである。 色検出処理で生成されたフックの色画像、手摺の色画像の例を示す図である。 合成処理で生成されたフックと手摺の色画像の例を示す図である。 第2の実施形態に係る管理システムの例を示すブロック図である。 フックと手摺の色画像にフックと手摺に付された色を合成した図である。 管理システムを実現するコンピュータのハードウエア構成を示す図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の管理システムについて図面を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の管理システムを用いた監視システムの例を示す概要図である。現場20は、作業者が作業にあたり安全帯の装着が義務付けられた場所である。図1に示す現場20は1つであるが、現場20が複数あってもよい。現場20は、例えば、地表から5m以上の建設現場である。現場20には、作業員が高所で安全に作業するために足場から所定の高さに手摺又は親綱が設置されている。作業者は、装備した安全帯に連結されたランヤードのフックを手摺又は親綱に引掛けて作業する。
図1に示す移動カメラ21と定点カメラ22は、安全帯を装備した作業員が作業する現場20を撮影する。現場20の現場画像は、ネットワーク23を介して移動カメラ21又は定点カメラ22から管理システム10に送信される。管理システム10は、移動カメラ21又は定点カメラ22からの現場画像に基づき、現場20におけるフックの使用状況を判定する。
第1の実施形態の現場20に設置される手摺について説明する。図2は、現場に設置される手摺の例を示す図である。図2に示す手摺30には手摺を判別するため色が長手方向に延在して付されている。図2に示す例では、黄色のテープ31が手摺30に貼られている。手摺30に付された色は黄に限られない。例えば、シアン、マゼンダ、赤、青、緑、オレンジ、蛍光色でもよい。また、図2の例では、テープ31を貼って手摺30に色を付しているが、塗装により手摺30に色が付されていてもよく、色付きの材料で手摺30が製造されてもよい。なお、現場20に設置されるのが親綱の場合、親綱でフック40を引掛ける部分に色が付されているものとする。例えば、塗装、カバーにより親綱に色が付されていてもよく、色付きの材料で親綱が製造されていてもよい。
第1の実施形態の現場20で用いられるランヤードのフックについて説明する。図3は、ランヤードのフックの例を示す図である。図3に示すフック40には、フック40を判別するため色が付されている。例えば、フック40のカーブ部分を覆うように赤色のカバー41を接着してフック40に色を付してもよい。フック40に付された色は赤に限られない。例えば、シアン、マゼンダ、黄、青、緑、オレンジ、蛍光色でもよい。また、図3の例では、カバー41を接着してフック40に色を付しているが、フック40に色を塗装してもよい。なお、フック40に付された色は、手摺30に付された色と同じでもよい。
現場20は、移動カメラ21と定点カメラ22の少なくとも一つによって撮影される。現場20を撮影する移動カメラ21と定点カメラ22はそれぞれ複数であってもよい。現場画像は、例えば、動画像又は静止画像である。移動カメラ21、定点カメラ22は、中継装置(図示せず)を介してネットワークに通信接続されてもよい。現場20が複数ある場合、現場20ごとに移動カメラ21、定点カメラ22の少なくとも1つが配置されていてもよい。
移動カメラ21は、カメラ部(図示せず)と通信部(図示せず)を備える。カメラ部はレンズ、撮像素子、制御部を備え、通信部を介して撮像素子で撮影した画像をネットワーク23へ送信する。通信部によるネットワーク23への通信は、例えば、移動体無線通信である。移動カメラ21は、例えば、作業員が装備するウェアラブルカメラである。
移動カメラ21は、作業員のヘルメット、作業服、ベルトなどに装着される。移動カメラ21の撮影方向が、作業員の視界の方向となるように作業者に装着されることが好ましい。移動カメラ21は、現場20における作業員の作業状況、移動状況を撮影する。例えば、移動カメラ21は、360度カメラをヘルメット上部に装着する、ヘルメットの前後にそれぞれ移動カメラ21を装着して作業員の視界以外の現場を撮影してもよい。移動カメラ21は、カメラを内蔵したスマートフォンであってもよい。例えば、スマートフォンが作業員の胸ポケット又はベルトに装着され、作業員の現場20の撮影画像が撮影される。
定点カメラ22は、移動カメラ21と同様にカメラ部(図示せず)と通信部(図示せず)を備える。定点カメラ22は、例えば、ネットワークカメラである。定点カメラ22は、少なくとも1つが現場の手摺、柱などに設置され、現場20を撮影可能であるとする。ある現場20に対して、複数の定点カメラ22を用いて異なる撮影方向から撮影できるように定点カメラ22を配置してもよい。定点カメラ22は、撮影画像に現場20に設置された手摺30が含まれるように配置される。カメラを内蔵したスマートフォンを現場20の柱などに固定して定点カメラ22として用いてもよい。
図4は、移動カメラ21で現場20を撮影した現場画像の例を示す図である。図4(a)は、フック40が手摺30に引掛けられている現場画像を示す図である。図4(a)の現場画像には、黄色のテープ31が貼られた手摺30と、手摺30に引掛けられた赤色のカバー41が付きのフック40が含まれる。図4(b)は、フック40が手摺30に引掛けられていない現場画像を示す図である。図4(b)の現場画像には、黄色のテープ31が貼られた手摺30が含まれる。図4(a)、図4(b)の現場画像には背景も含まれるが、描画の都合上、省かれている。
次に、第1の実施形態に係る管理システム10の構成について図面を用いて説明する。図5は、第1の実施形態に係る管理システムの構成の例を示すブロック図である。管理システム10は、画像取得部11、画像処理部12、判定部13を備える。以下、手摺30に対するフック40の使用状況を管理システム10が判定する例を用いて説明する。
現場20の撮影画像は、ネットワーク23を介して管理システム10の通信部(図示せず)で受信される。通信部は現場画像を画像取得部11に送る。
(画像取得部)
画像取得部11は、安全帯を装備した作業員が作業する現場20を撮影した現場画像を取得する。例えば、画像取得部11は、現場20の現場画像を通信部(図示せず)を介して現場20の現場画像を取得する。
画像取得部11は、撮影画像を取得した場合、動画からフレーム画像を抽出して静止画の現場画像を生成する。なお、動画から静止画を抽出する処理は、画像取得部11ではなく、画像処理部12が実行してもよい。画像取得部11は、現場画像を画像処理部12に送る。以下、現場20を撮影した現場画像に図2に示す手摺30又は図3に示すフック40が含まれるものとする。
(画像処理部)
画像処理部12は、現場画像から、安全帯のフック40に付された色の色画像と現場の手摺に付された色の色画像を生成する。図6は、画像処理部12の構成の例を示すブロック図である。図6に示す画像処理部12は、色検出部121と画像合成部122を備える。具体的には、色検出部121は色検出処理を実行し、画像合成部122は合成処理を実行する。色検出処理として、色検出部121は、撮影画像から、手摺30に付された色の色画素を検出し、手摺30の色画像を生成し、フック40に付された色の色画素を検出してフック40の色画像を生成する。
図2に示す手摺30に付された色は手摺30に貼られたテープ31の黄色であり、図3に示すフック40に付された色は、フック40のカバー41の赤色であるとする。このため、色検出部121は、撮影画像のうち、手摺30に付されたテープ31の黄色の色画素を検出し、さらには、フック40に付されたカバー41の赤色の色画素を検出する。色検出部121は、検出された色画素ごとに色画像を生成する。
色検出処理では、所定の色以外が除かれた色画像が生成される。所定の色とは、手摺30に付された色、あるいは、フック40に付された色である。例えば、撮影画像に手摺30とフック40が含まれている場合、色検出部121は、手摺30に付された色で構成された色画像とフック40に付された色で構成された色画像の2つの色画像を生成する。なお、撮影画像に手摺30が含まれ、フック40が含まれていない場合、色検出部121は手摺30の色画像を生成する。撮影画像にフック40が含まれ、手摺30が含まれていない場合、色検出部121はフック40の色画像を生成する。
次に、色検出処理によって手摺30の色画像とフック40の色画像の2つの色画像が生成された場合、画像合成部122は、合成処理によって生成された手摺30の色画像とフック40の色画像を合成する。画像処理部12は、手摺30の色画像、及び、フック40の色画像を含む色画像を判定部13に送る。
なお、撮影画像に手摺30が含まれフック40が含まれていない場合、色検出処理で生成される色画像は、手摺30の色画像となる。この場合、画像処理部12は、合成処理をせずに生成された手摺30の色画像を判定部13に送る。一方、撮影画像にフック40が含まれ、手摺30が含まれていない場合、色検出処理で生成される色画像は、手摺30の色画像となる。この場合、画像処理部12は、合成処理をせずに生成されたフック40の色画像を判定部13に送る。
さらに、画像処理部12は、手摺30の色画像の生成に関連する第1フラグ、フック40の色画像の生成に関連する第2フラグを設定して判定部13に送る。例えば、画像処理部12は、合成された色画像とともに、第1フラグと第2フラグを判定部13に送る。
(判定部)
判定部13は、フックの色画像と手摺の色画像に基づき、フックの使用状況を判定する。フックの使用状況とは、例えば、現場20を撮影した撮影画像に含まれる手摺30にフック40が引掛けられているか否かである。
判定部13は、まず、画像処理部12で生成された色画像に、手摺30の色画像とフック40の色画像があるかを判定する。判定部13は、生成された色画像とともに画像処理部12から送られた第1フラグ、第2フラグの有無によって手摺30の色画像とフック40の色画像を合成した色画像であるかを判定する。例えば、第1フラグ、第2フラグの2つがあれば、画像処理部12で生成された色画像は手摺30の色画像とフック40の色画像の2つが含まれていると判定する。
ここで、現場画像に手摺30とフック40が含まれていたとしても、手摺30からフック40を取外した直後を撮影した画像の場合、手摺30にフック40は引っ掛けられていない。
このため、判定部13は、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差するか否かを判定する。判定部13は、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差する場合、現場20でフック40が使用されていると判定する。また、判定部13は、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差していない場合、現場20でフック40が使用されていないと判定する。
上記では、撮影画像に含まれる1つの手摺30と1つのフック40の例を用いて説明したが、これに限られない。管理システム10は、例えば、2丁掛けのように2つのフック40の使用状況を判定することもできる。2丁掛けは、作業者の安全帯に2本のランヤードが連結され、それぞれのランヤードの一端にフック40が設けられた装備で用いられる。具体的には、現場20で作業時に体勢を変える、又は、現場20の場所を移動する場合に、2本のランヤードのうち少なくとも1つのランヤードのフック40が常に手摺30に引掛けられるように運用される。
2丁掛けに用いる2つのフック40に付された色が同じ色であり、画像取得部11が取得する撮影画像には、手摺30と2つのフック40が含まれているとする。以下に管理システム10による2丁掛けの判定について説明する。
画像処理部12は、撮影画像から、手摺30に付された赤色の色画素を検出して手摺30の色画像を生成し、フック40に付された黄色の色画素を検出してフック40の色画像を生成する。画像処理部12が2つのフック40を含む色画像と手摺30の色画像が合成された色画像を生成する。
判定部13は、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差するか否か、および、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差する数に基づいて判定する。具体的には、判定部13は、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差し、さらには、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差する数が2つの場合、フック40が手摺30に2丁掛けされていると判定する。
なお、図2の手摺30は、表面の一部にテープ31を貼って手摺30に色を付しているが、手摺30の全体にテープ31を貼って、あるいは、手摺30の全体に塗装することにより、手摺30に色を付す場合もある。この場合、手摺30の全体に色が付されれていることから、1つのフック40を手摺30に引掛けることによって、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差する数は、2つとなる。したがって、全体に色が付された手摺30へのフック40の2丁掛けを判定する場合、判定部13は、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差し、さらには、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差する数が4つの場合、フック40が手摺30に2丁掛けされていると判定する。
上記では、2つのフック40に付された色が同じ色である例を用いて説明したが、これに限られるものではない。例えば、2つのフック40ごとに付された色が異なっていても2丁掛けを判定することができる。例えば、画像処理部12が、手摺30に付された色に関する色画像を生成し、さらに、フック40ごとに、フック40に付された異なる色ごとの色画像を生成する。具体的には、フック40ごとに付された色が赤と緑このとき、画像処理部12は、赤色のフック40の色画像と、緑色のフック40の色画像を生成する。画像処理部12は、手摺30の色画像と赤色のフック40の色画像を合成し、さらに、手摺30の色画像と緑色のフック40の色画像を合成し、2つの合成された色画像を判定部13に送る。
画像処理部12は、手摺30の色画像の第1フラグと、フック40の色画像の生成に関連するフラグとして第2Aフラグ、第2Bフラグを設定し、合成された色画像とともに判定部13に送る。
判定部13は、フック40に付された色ごとの色画像と手摺30に付された色の色画像に基づき、フックの使用状況を判定する。具体的には、判定部13は、フック40に付された色ごとに、フック40の色画像と手摺30の色画像の交差を判定し、フックの使用状況を判定する。例えば、判定部13は、赤色のカバー41で覆われたフック40の色画像と手摺30の色画像の交差を判定し、さらに、緑色のカバー41で覆われたフック40の色画像と手摺30の色画像の交差を判定する。判定部13は、赤色、緑色のフック40の2つとも交差していると判定すると、撮影画像に含まれる2つのフック40が手摺30に2丁掛けされていると判定する。
判定部13は、赤色、緑色のフック40のいずれか1つが交差していると判定すると、撮影画像に含まれる2つのフック40は、手摺30に2丁掛けされていないが、フック40の色画像と手摺30が交差していると判定されたフック40は、手摺30に引掛けられていると判定する。
なお、管理システム10によって手摺30に対するフック40の使用状況の判定について説明したが、手摺30以外に親綱に対するフック40の使用状況も判定できることは言うまでもない。
次に、第1の実施形態に係る管理システム10の動作について図面を用いて説明する。図7は、第1の実施形態に係る管理システム10の動作の例を示すフローチャートである。図7に示すように管理システム10は、取得処理(ステップS11)、画像処理(ステップS12)、判定処理(ステップS13)を実行する。
以下、管理システム10の動作の説明で用いる現場画像は、現場20の作業員が移動カメラ21が撮影した静止画である。作業者が装着する移動カメラ21は、図2に示す手摺30が設けられた現場20を所定の時間間隔で撮影する。現場20を撮影した現場画像には図2に示す手摺30又は図3に示すフック40が含まれるものとする。
移動カメラ21は、現場20の撮影画像をネットワーク23を介して管理システム10に送信する。管理システム10は通信部(図示せず)で撮影画像を受信する。
取得処理(ステップS11)において、画像取得部11は、安全帯を装備した作業員が作業する現場20を撮影した現場画像を取得する。
画像処理(ステップS12)において、画像処理部12は、現場画像から、安全帯のフック40に付された色の色画像と現場の手摺に付された色の色画像を生成する。図8は、画像処理部12による画像処理の例を示すフローチャートである。図8に示す画像処理のうち、色検出部121が色検出処理(ステップS121)を実行し、画像合成部122が合成処理(ステップS122)を実行する。
以下、色検出処理について、図4(a)、図4(b)に示す撮影画像を用いて説明する。図9は、色検出部121による色検出処理の例を示すフローチャートである。色検出部121は、撮影画像から、所定の色画素を検出する(ステップS1211)。所定の色画素とは、現場20の手摺30に付された色、および、フック40に付された色である。例えば、手摺30に付された色は、手摺30に貼るテープ31の黄色である。フック40に付された色は、フック40を覆うカバー41の赤色である。
色検出部121は、撮像画像に手摺30の色画素がある場合(ステップS1212のYes)、当該色画素を使って手摺30の色画像を生成する(ステップS1213)。色検出部121は、撮影画素の中に、手摺30の色画素以外(ステップS1212のNo)で、フック40の色画素がある場合(ステップS1214のYes)、フック40の色画像を生成する(ステップS1215)。例えば、色検出部121は、撮影画像のうち、手摺30に付されたテープ31の黄色の色画素を検出し、フック40に付されたカバー41の赤色の色画素を検出する。色検出部121は、検出された色画素ごとに色画像を生成する。
このため、撮影画像に手摺30とフック40が含まれている場合、色検出部121は、手摺30に付された色で構成された色画像とフック40に付された色で構成された色画像の2つの色画像を生成する。なお、色検出部121は、撮影画像の中に、手摺30の色画素がなく(ステップS1212のNo)で、フック40の色画素もない場合、色画像を生成せずに色検出処理を終了する。
色検出処理による所定の色画像の生成は、既存の画像処理技術を用いて実現できる。例えば、画像に対して赤が100~255、緑が0~100、青が0~100のように色の範囲を与え、それを基に撮影画像からある範囲内の画素を検出して2値化されたマスク画像を抽出し色画像を生成することができる。
図10は、色検出処理で生成されたフック40の色画像、手摺30の色画像の例を示す図である。図10(a)は、図4(a)の撮影画像から生成されたフック40の色画像である。図10(b)は、図4(a)の撮影画像から生成された手摺30の色画像である。図10(c)は、図4(b)の撮影画像から生成された手摺30の色画像である。
図10(a)に示すフック40の色画像では、図4(a)の撮影画像のうちフック40に付された色(カバー41の色)の形状42が残る。図10(b)に示す手摺30の色画像では、図4(a)の撮影画像のうち手摺30に付された色(テープ31の色)の形状32が残る。図10(c)に示す手摺30の色画像では、図4(b)の撮影画像のうち手摺30に付された色(テープ31の色)の形状32が残る。
なお、図10(a)に示すフック40の色画像の形状42の一部は、手摺30がフック40と重なる位置でフック40を覆うカバー41の色が検出できないため欠落する。図10(b)に示す手摺30の色画像の形状32の一部も、フック40が手摺30に重なる位置で手摺30に貼られたテープ31の色が検出できないため欠落する。
図11は、画像合成部122による合成処理の例を示すフローチャートである。色検出処理によって手摺30の色画像とフック40の色画像の2つの色画像が生成された場合(ステップS1221のYes)、画像合成部122は、合成処理によって生成された手摺30の色画像とフック40の色画像を合成する(ステップS1222)。
図12は、合成処理によって生成された色画像の例を示す図である。図12に示す色画像には手摺30の色画像の形状32とフック40の色画像の形状42が含まれる。画像処理部12は、手摺30の色画像、及び、フック40の色画像を含む色画像を判定部13に送る。
なお、撮影画像に手摺30が含まれフック40が含まれていない場合、色検出処理で生成される色画像は、手摺30の色画像だけとなる(ステップS1221のNo)。この場合、画像処理部12は、合成処理をせずに生成された手摺30の色画像を判定部13に送る。一方、撮影画像にフック40が含まれ、手摺30が含まれていない場合、色検出処理で生成される色画像は、手摺30の色画像だけとなる(ステップS1221のNo)。この場合も、画像処理部12は、合成処理をせずに生成されたフック40の色画像を判定部13に送る。
さらに、画像処理部12は、手摺30の色画像の生成に関連する第1フラグ、フック40の色画像の生成に関連する第2フラグを設定して判定部13に送る。例えば、画像処理部12は、合成された色画像とともに、第1フラグと第2フラグを判定部13に送る。
図13は、判定部13による判定処理の例を示すフローチャートである。判定部13は、フックの色画像と手摺の色画像に基づき、フックの使用状況を判定する。判定部13は、まず、画像処理部12で生成された色画像に手摺30の色画像があるか確認する。手摺30の色画像がない場合(ステップS1311のNo)、判定部13は、撮影画像が高所の作業現場ではないと判定する(ステップS1317)。
画像処理部12で生成された色画像に手摺30の色画像がある場合(ステップS1311のYes)、判定部13は、さらにフック40の色画像があるかを確認する(ステップS1312)。フック40の色画像がない場合(ステップS1312のNo)、判定部13は、作業者は手摺30のある現場でフック40を使用していないと判定する(ステップS1315)。判定部13は、生成された色画像とともに画像処理部12から送られた第1フラグ、第2フラグの有無によって手摺30の色画像とフック40の色画像を合成した色画像であるかを確認する。例えば、第1フラグ、第2フラグの2つがあれば、画像処理部12で生成された色画像は手摺30の色画像とフック40の色画像の2つが含まれていると判定する。
次に、判定部13は、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差するか否かを判定する(ステップS1313)。判定部13は、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差する場合(ステップS1314のYes)、現場20でフック40が使用されていると判定する(ステップS1316)。
また、判定部13は、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差していない場合(ステップS1314のNo)、現場20でフック40が使用されていないと判定する(ステップS1315)。
管理システム10は、2つのフック40を用いた2丁掛けの使用状況を判定することもできる。以下の説明では、作業員が2丁掛けに用いる2つのフック40に付された色が同じ色であり、画像取得部11が取得する撮影画像には、手摺30と2つのフック40が含まれているとする。
画像処理部12は、色検出処理として、撮影画像から、手摺30に付された色の色画素を検出して手摺30の色画像を生成し、2つのフック40に付された色の色画素を検出してフック40の色画像を生成する。図14は、色検出処理で生成されたフック40の色画像、手摺30の色画像の例を示す図である。図14(a)は、フック40の色画像であり、図14(b)は、手摺30の色画像である。撮影画像に含まれる2つのフック40に付された色が同じ色であることから、図14(a)に示すフック40の色画像には、フック40に付された色(カバー41の色)の形状42が2つ現れる。
画像処理部12は、合成処理として、2つのフック40を含む色画像と手摺30の色画像が合成された色画像を生成する。図15は、合成処理で生成されたフックと手摺の色画像の例を示す図である。図15に示す色画像には手摺30に付された色の形状32とフック40に付された色の形状42が含まれる。
判定部13は、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差するか否か、および、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差する数に基づいて判定する。具体的には、判定部13は、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差している箇所があり、フック40の色画像と手摺30の色画像が交差する数が2つある場合、フック40が手摺30に2丁掛けされていると判定する。
(変形例)
第1の実施形態の判定処理において、画像処理部12が生成した色画像に対して、判定部13は、手摺30の色画像であり(ステップS1311のYes)、かつ、フック40の色画像でない(ステップS1312のNo)ことを判定することができる。すなわち、管理システム10は、撮影画像から、作業員が安全帯のフック40の使用エリアに立ち入っているいることを判定できる。例えば、管理システム10の判定部13にタイマー機能を追加し、判定部13が手摺30の色画像の存在に基づき、一定時間が経過するまでの間に手摺30にフック40が引掛けられるか否かを判定してもよい。これにより、作業員がフック40の使用エリアに立ち入った後にフックの使用を促す契機とすることが可能となる。
(第1の実施形態の効果)
第1の実施形態の管理システム10によれば、カメラを内蔵するフックで撮影した画像を用いることなく、フックの使用状況を判定することができる。その理由は、画像取得部11が安全帯を装備した作業員が作業する現場20を撮影した現場画像を取得し、画像処理部12が現場画像から、安全帯のフック40に付された色の色画像と現場の手摺30に付された色の色画像を検出し、判定部13がフック40の色画像と手摺30の色画像に基づき、フック40の使用状況を判定するからである。
管理システム10は、現場20の撮影画像から、手摺30に付された色の色画像と、フック40に付された色の色画像を検出して、フック40の使用状況を判定しているため、手摺30やフック40を物体認識するのための学習処理が不要である。また、処理負荷が低のため、複数の現場20、複数の作業場所からの撮影画像を取得して、リアルタイムでフックの使用状況を判定することも可能である。
さらに、管理システム10は、フック40に付された色と手摺30に付された色以外をフィルタリングすることにより、手摺30やフック40の検出精度、判定精度が向上する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る管理システム10について図面を用いて説明する。第2の実施形態に係る管理システム10は、出力部14を更に備える点で第1の実施形態の管理システム10と異なる。なお、第2の実施形態の管理システム10の説明において、第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図16は、第2の実施形態に係る管理システムの例を示すブロック図である。出力部14は、フック40の使用状況を示す報知情報を出力する出力部14を更に備える。報知情報は、例えば、判定部13による判定結果、判定結果のもととなる撮影画像あるいは合成画像である。また、出力部14による報知情報の出力は、画面出力でもよく、音出力であってもよい。画面出力の例は、文字、又は画像である。
図17は、報知情報として出力される合成画像の例を示す図である。図17(a)は、フック40と手摺30の色画像にフック40の画像43と手摺30の画像33を合成した合成画像である。図17(b)は、手摺30の色画像に手摺30の画像33を合成した合成画像である。合成画像は、画像処理部12の画像合成部122によって、撮影画像とフック40の色画像、手摺30の色画像を用いて合成される。管理システム10は、合成画像を報知情報として出力することで、画面によるフックの使用状況の識別を容易にすることができる。
(ハードウエア構成)
図18は、管理システム10を実現するコンピュータのハードウエア構成を示す図である。管理システム10の少なくとも一部は、プログラム(ソフトウェア、又は、アプリケーション)が図18に示すコンピュータ60のCPU61(Central Processing Unit)において実行されることにより実現される。具体的には、図5に示す管理システム10の画像取得部11、画像処理部12、判定部13の構成要素とするプログラムを実行することにより実現できる。これらの構成要素は、CPU61がROM(Read Only Memory)62あるいは記憶装置65からプログラム64を読み込み、読み込んだプログラムを、例えば図7に示したフローチャートの手順の如くCPU61、及び、RAM(Random Access Memory)63を用いて実行することにより実現される。また、通信インターフェース68、入出力インターフェース69がバスを介してCPU61等と接続される。そして、このような場合において、上述した実施形態を例に説明した本開示は、コンピュータプログラムを表すコードあるいはそのコンピュータプログラムを表すコードが格納されたコンピュータで読み取り可能な記憶媒体によって構成されると捉えることができる。コンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、例えばハードディスク、着脱可能なディスク媒体66やメモリカードなどである。なお、図5の画像取得部11、画像処理部12、判定部13は、集積回路による専用のハードウエアであってもよい。コンピュータはサーバであってもよくスマートフォンであってもよい。
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された構成、動作、処理を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本開示を説明した。しかしながら、本開示は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本開示は、本開示のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
安全帯を装備した作業員が作業する現場を撮影した現場画像を取得する画像取得手段と、
前記現場画像から、前記安全帯のフックに付された色の色画像と前記現場の手摺又は親綱に付された色の色画像を生成する画像処理手段と、
前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像に基づき、前記フックの使用状況を判定する判定手段と、
を備える管理システム。
(付記2)
前記判定手段は、前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像が交差する場合、前記フックが使用されていると判定する、
付記1に記載の管理システム。
(付記3)
前記判定手段は、前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像が交差していない場合、前記フックが使用されていないと判定する、
付記1に記載の管理システム。
(付記4)
前記画像処理手段は、
前記手摺又は親綱に付された色の色画素を検出して前記手摺又は親綱の色画像を生成し、前記フックに付された色の色画素を検出して前記フックの色画像を生成する色検出手段と、
生成された、前記手摺又は親綱の色画像と前記フックの色画像を合成する画像合成手段とを備える、
付記1から3のいずれか1つに記載の管理システム。
(付記5)
前記安全帯に前記フックが複数設けられている、
付記1から4のいずれか1つに記載の管理システム。
(付記6)
前記安全帯に連結された複数のランヤードのそれぞれに前記フックが設けられ、
前記画像処理手段は、前記フックごとに付された色に基づき、前記フックごとの色画像を検出し、
前記判定手段は、前記フックごとの色画像と前記手摺又は親綱の色画像に基づき、前記フックごとの使用状況を判定する、
付記1から4のいずれか1つに記載の管理システム。
(付記7)
前記判定手段は、前記フックごとの色画像と前記手摺又は親綱の色画像が交差するか否かに基づいて前記フックごとの使用状況を判定する、
付記6に記載の管理システム。
(付記8)
判定結果に基づき、前記フックの使用状況を示す報知情報を出力する出力手段を更に備える付記1に記載の管理システム。
(付記9)
安全帯を装備した作業員が作業する現場を撮影した現場画像を取得し、
前記現場画像から、前記安全帯のフックに付された色の色画像と前記現場の手摺又は親綱に付された色の色画像を生成し、
前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像に基づき、前記フックの使用状況を判定する、
管理方法。
(付記10)
安全帯を装備した作業員が作業する現場を撮影した現場画像を取得し、
前記現場画像から、前記安全帯のフックに付された色の色画像と前記現場の手摺又は親綱に付された色の色画像を生成し、
前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像に基づき、前記フックの使用状況を判定する、
ことをコンピュータに実行させる管理プログラム。
10 管理システム
11 画像取得部
12 画像処理部
13 判定部
14 出力部
20 現場
21 移動カメラ
22 定点カメラ
23 ネットワーク
30 手摺
31 テープ
32 形状
40 フック
41 カバー
42 形状

Claims (9)

  1. 安全帯を装備した作業員が作業する現場を撮影した現場画像を取得する画像取得手段と、
    前記現場画像から、前記安全帯のフックに付された色の色画像と前記現場の手摺又は親綱に付された色の色画像を生成する画像処理手段と、
    前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像に基づき、前記フックの使用状況を判定する判定手段と、を備え
    前記画像処理手段は、
    前記手摺又は親綱に付された色の色画素を検出して前記手摺又は親綱の色画像を生成し、前記フックに付された色の色画素を検出して前記フックの色画像を生成する色検出手段と、
    生成された、前記手摺又は親綱の色画像と前記フックの色画像を合成する画像合成手段とを備える管理システム。
  2. 前記判定手段は、前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像が交差する場合、前記フックが使用されていると判定する、請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記判定手段は、前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像が交差していない場合、前記フックが使用されていないと判定する、請求項1に記載の管理システム。
  4. 前記安全帯に前記フックが複数設けられている、
    請求項1からのいずれか1つに記載の管理システム。
  5. 前記安全帯に連結された複数のランヤードのそれぞれに前記フックが設けられ、
    前記画像処理手段は、前記フックごとに付された色に基づき、前記フックごとの色画像を検出し、
    前記判定手段は、前記フックごとの色画像と前記手摺又は親綱の色画像に基づき、前記フックごとの使用状況を判定する、請求項1からのいずれか1つに記載の管理システム。
  6. 前記判定手段は、前記フックごとの色画像と前記手摺又は親綱の色画像が交差するか否かに基づいて前記フックごとの使用状況を判定する、請求項に記載の管理システム。
  7. 判定結果に基づき、前記フックの使用状況を示す報知情報を出力する出力手段を更に備える、請求項1からのいずれか1つに記載の管理システム。
  8. 安全帯を装備した作業員が作業する現場を撮影した現場画像を取得し、
    前記現場画像から、前記現場の手摺又は親綱に付された色の色画素を検出して前記手摺又は親綱の色画像を生成し、
    前記現場画像から、前記安全帯のフックに付された色の色画素を検出して前記フックの色画像を生成し、
    生成された、前記手摺又は親綱の色画像と前記フックの色画像を合成し、
    前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像に基づき、前記フックの使用状況を判定する、管理方法。
  9. 安全帯を装備した作業員が作業する現場を撮影した現場画像を取得し、
    前記現場画像から、前記現場の手摺又は親綱に付された色の色画素を検出して前記手摺又は親綱の色画像を生成し、
    前記現場画像から、前記安全帯のフックに付された色の色画素を検出して前記フックの色画像を生成し、
    生成された、前記手摺又は親綱の色画像と前記フックの色画像を合成し、
    前記フックの色画像と前記手摺又は親綱の色画像に基づき、前記フックの使用状況を判定する、ことをコンピュータに実行させる管理プログラム。
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