JP7380039B2 - 設問生成装置、設問生成方法、設問生成装置用プログラム、および、書類管理システム - Google Patents

設問生成装置、設問生成方法、設問生成装置用プログラム、および、書類管理システム Download PDF

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Description

本発明は、書類を審査するための設問を生成する設問生成装置、設問生成方法、設問生成装置用プログラム、および、書類管理システムに関する。
電子申請が前提となる申請書データを受領し、決められた項目について審査を実施するシステムとして構築されている。例えば、特許文献1には、窓口端末から受信した申請データを申請受付データベースに登録し、申請データ中に記載された申請者に対応する住民票・印鑑証明書・戸籍謄抄本等の証明書類の基本データを検索し、申請者が基本データベースに登録された者であれば、証明書の発行を承認する旨の審査結果を申請受付データベースに登録し、証明書発行端末から申請内容に対応する証明書を印刷させる証明書類申請受付・交付システムが開示されている。
特開2011-192146号公報
しかしながら、申請書とともに提出される本人確認書類などエビデンス書類が不特定多数あり、エビデンス書類の種類によって入力内容・審査内容が異なるため、審査をするための審査設問に基づき審査をする場合、先行技術では、全ての場合の審査設問を用意し、全て確認をしながら入力もしくは審査を行う必要があり、作業効率が低下していた。
そこで、本発明は上記の問題点等に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、作業効率を向上させる設問生成装置等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、書類に応じた所定の形式に従って前記書類における1以上の項目の情報が記載されている前記書類の画像の画像データを、画像認識により、各前記項目の記載の有無を判定する項目記載判定手段と、前記情報の記載がある項目に対して、前記書類の各項目の記載内容を審査する際に提示して、前記審査する内容を指示する設問を生成する設問生成手段と、前記書類および前記情報の記載がある項目に関連付けて、前記生成された設問を登録する登録手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の設問生成装置において、前記設問生成手段が、前記書類に添付される添付書類の有無に応じて前記設問を生成することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の設問生成装置において、前記設問生成手段が、書類種別および項目に応じて予め設定された設問を記憶した記憶手段を参照して、前記書類の書類種別および前記情報の記載がある項目に従って、前記設問を抽出することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、項目記載判定手段が、書類に応じた所定の形式に従って前記書類における1以上の項目の情報が記載されている前記書類の画像の画像データを、画像認識により、各前記項目の記載の有無を判定する項目記載判定ステップと、設問生成手段が、前記情報の記載がある項目に対して、前記書類の各項目の記載内容を審査する際に提示して、前記審査する内容を指示する設問を生成する設問生成ステップと、登録手段が、前記書類および前記情報の記載がある項目に関連付けて、前記生成された設問を登録する登録ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、コンピュータを、書類に応じた所定の形式に従って前記書類における1以上の項目の情報が記載されている前記書類の画像の画像データを、画像認識により、各前記項目の記載の有無を判定する項目記載判定手段、前記情報の記載がある項目に対して、前記書類の各項目の記載内容を審査する際に提示して、前記審査する内容を指示する設問を生成する設問生成手段、および、前記書類および前記情報の記載がある項目に関連付けて、前記生成された設問を登録する登録手段として機能させることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、書類の各項目の記載内容を審査する際に提示して、前記審査する内容を指示する設問を生成する設問生成装置と、前記生成された設問を提示して審査を行う端末装置と、を備えた書類管理システムにおいて、前記設問生成装置が、前記書類に応じた所定の形式に従って前記書類における1以上の項目の情報が記載されている前記書類の画像の画像データを、画像認識により、各前記項目の記載の有無を判定する項目記載判定手段と、前記情報の記載がある項目に対して、前記設問を生成する設問生成手段と、前記書類および前記情報の記載がある項目に関連付けて、前記生成された設問を登録する登録手段と、有し、前記端末装置が、前記審査する書類と、審査する項目に基づき、前記登録手段から抽出された前記設問を提示することを特徴とする。
本発明によれば、書類の画像の画像データを、画像認識により、各項目の記載の有無を判定し、情報の記載がある項目に対して、書類の各項目の記載内容を審査する際に提示して、審査する内容を指示する設問を生成し、書類および情報の記載がある項目に関連付けて、生成された設問を登録しておくことで、提出された書類に対して、全ての場合の審査の設問を用意または生成しておく必要なく、審査の際、審査が必要な項目のみの設問を提示して審査が行うことができるため、作業効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る書類管理システムの概要構成例を示す模式図である。 申請書の一例を示す模式図である。 申請書の一例を示す模式図である。 申請書の一例を示す模式図である。 申請書の一例を示す模式図である。 申請書の一例を示す模式図である。 図1の管理サーバの概要構成の一例を示すブロック図である。 設問の一例を示す模式図である。 図1の管理サーバにおけるデータベースのデータの一例を示す模式図である。 設問の一例を示す模式図である。 図1の管理サーバにおけるデータベースのデータの一例を示す模式図である。 設問の一例を示す模式図である。 内容が記載された申請書の一例を示す模式図である。 内容が記載された申請書の一例を示す模式図である。 内容が記載された申請書の一例を示す模式図である。 内容が記載された申請書の一例を示す模式図である。 内容が記載された申請書の一例を示す模式図である。 図1の書類管理システムの動作例を示すフローチャートである。 エビデンス書類の一例を示す模式図である。 照合画面の一例を示す模式図である。 照合画面の一例を示す模式図である。 照合画面の一例を示す模式図である。 照合画面の一例を示す模式図である。 照合画面の一例を示す模式図である。 照合画面の一例を示す模式図である。 照合画面の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、書類管理システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.書類管理システムの構成および機能概要]
(1.1 書類管理システムの構成および機能)
まず、本発明の一実施形態に係る書類管理システムの構成および概要機能について、図1から図6を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る書類管理システム1の概要構成例を示す模式図である。図2から図6は、申請書の一例を示す模式図である。
図1に示すように、審査設問生成システムの一例である書類管理システム1は、書類に関する書類情報を管理する管理サーバ10と、書類の種別や種別毎の項目部分の切り出し領域、項目に対する審査設問登録作業等の登録作業をする登録装置20と、書類の画像を撮像して書類画像を取り込む画像入力装置30と、書類の項目の照合作業をする照合端末装置40と、を備えている。
ここで、書類情報の一例として、書類画像、書類画像から切り出された項目部分画像、項目部分画像から作成されたテキストデータ、顧客に納品するための納品用のデータ等の電子データ等が挙げられる。ここで、項目部分画像は、書類における1つの項目を含む部分の画像であって、他の項目を含まない画像が好ましい。
設問生成装置の一例である管理サーバ10は、画像入力装置30からの書類画像に基づき、書類画像および管理情報を含むファイルを生成する。また、管理サーバ10は、登録装置20、画像入力装置30、および、照合端末装置40における作業を管理する。
登録装置20では、予め、書類の種別のマスタ登録作業、種別毎の書類の項目の切り出し領域の設定作業、項目の照合の難易度の設定作業、作業者の習熟度の設定作業、項目部分画像に対する審査設問登録作業等が行われる。なお、審査設問は、審査時に、審査する項目毎に表示される問いかけの内容である。例えば、氏名の場合、記入があるか等の問いかけであり、詳細は後述する。
画像取得装置の一例である画像入力装置30は、顧客から預かった書類の画像を撮像し、書類画像を取得する。また、画像入力装置30は、書類に付されるフロントページを作成する。フロントページが付された書類は、保管庫5に保管される。
照合端末装置40は、例えば、パーソナルコンピュータやスマートフォンを含む携帯型無線電話機やタブレット端末等の携帯端末である。照合端末装置40は、照合して審査するための書類の画像を表示する。照合端末装置40は、各作業者に応じて、設置されている。
管理サーバ10、登録装置20、画像入力装置30、および、照合端末装置40は、ネットワーク3を介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワーク3は、例えば、ローカルエリアネットワーク、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網、およびゲートウェイ等により構築されている。
書類は、例えば、申込書等の申込書類である。また、本人を確認したり、支出を証明したりするためのエビデンス書類(添付書類の一例である)は、免許証、住民票、戸籍票、健康保険証、パスポート、領収書(例えば、資材購入の領収書、電気、ガス等の公共料金の領収書)、カード明細書、口座明細書、登記簿謄本、納品書等の書類である。なお、書類は、平面の紙のみならず、立体形状でもよく、書類の表面に、読み取り可能な情報が記載されていればよい。
書類の種別の一例として、申込書、契約書、住民票、免許証、領収書等の種別が挙げられる。書類の種別の一例として、申込書とエビデンス書類という種別でもよい。さらに、書類の種別は、申込書の場合、顧客毎の申込書のフォーマット毎、購入品の申請、懸賞キャンペーンの申請、保険の申請の申請内容の種別に分類されてもよい。書類の種別は、契約書の場合、顧客毎の契約書のフォーマット毎、住民票の場合、各市町村のフォーマット毎に分類されてもよい。申込書、契約書等は、書類に応じた所定の形式に従って書類における1以上の項目の情報が記載されている書類の一例である。
次に、様々な申請書について、図2から図6を用いて説明する。
図2に示すように、申請書は、申請書のタイトル、氏名の項目、住所の項目、および、複数の申請内容の項目を有する。
図3に示すように、申請書は、申請書のタイトル、申請日の項目、氏名の項目、印鑑の項目、住所の項目、生年月日の項目、および、複数の申請内容の項目を有する。申請書は、各申請内容に対して、資材名と取得日のサブ項目を有する。
図4に示すように、申請書は、申請書のタイトル、氏名の項目、住所の項目、および、取得している資格を申請する項目を有する。
図5に示すように、申請書は、キャンペーンの申し込みの申請書のタイトル、申請日の項目、氏名の項目、印鑑の項目、生年月日の項目、複数のキャンペーンの選択項目、領収書を貼る欄(または、領収書を貼る項目)、添付する領収書等に対する確認項目を有する。
図6に示すように、保険の申請書は、氏名の項目、印鑑の項目、生年月日の項目、および、加入する保険の選択項目を有する。
これらのように、申請書の種別により、記載の形式(書類に応じた所定の形式の一例)が異なる。各申請書の種別に対して、申請書の種別を特定する申請書種別IDが割り振られている。
また、エビデンス書類が住民票の場合、書類の表面に、市町村名、住所、氏名、生年月日、性別等が記載されている。住民票の場合、市町村により記載の形式(書類に応じた所定の形式の一例)が異なる。各エビデンス書類の種別に対して、エビデンス書類の種別を特定するエビデンス書類種別IDが割り振られている。なお、書類の種別を特定する類種別コード(書類種別ID)により、申請書種別IDおよびエビデンス書類種別IDに対して、統一的にIDが設定されてもよい。
書類に応じた所定の形式の一例として、書類が免許証の場合、書類の表面に、氏名、生年月日、住所、写真等が記載されている。
ここで、項目の種類として、氏名の項目、住所の項目、申請内容の項目、印鑑の項目、生年月日の項目、選択項目、確認項目、電話番号の項目、性別の項目、写真の項目、等が挙げられる。項目の種類は、項目IDに対応している。項目の種類として、資材名と取得日のサブ項目でよい。
関連する複数の書類は、一個人や、一法人において関連する複数の書類である。同一の個人または同一の法人に関する少なくとも2以上の書類である。例えば、一個人や、一法人における、キャンペーンや契約書等の申込書、本人を確認するためのエビデンス書類(住民票、免許証、戸籍票、健康保険証、パスポート、領収書)、納品書等の書類等から少なくとも2以上の書類である。関連する複数の書類の一例として、例えば、契約書、住民票、および、免許証の組み合わせ、契約書、住民票、および、パスポートの組み合わせ、申込書類、および、健康保険証の組み合わせ、申込書類、領収証、契約書、および、登記簿謄本の組み合わせ等が挙げられる。これら関連する複数の書類は、例えば、書類のセットが同封された封筒で送られてくる。
なお、書類は、紙の書類に限らず、電子データの書類でもよい。この場合は、電子データが、書類の画像となる。管理サーバ10は、ネットワーク3を介して、ウェブ入稿により電子データの書類を受け付けてもよい。電子データの書類の一例として、証明書等スキャンにより電子化した電子データの書類、ウェブの入力画面で入力された電子データの書類等が挙げられる。
(1.2 管理サーバ10の構成および機能)
次に、管理サーバ10の構成および機能について、図7から図12を用いて説明する。
図7は、管理サーバの概要構成の一例を示すブロック図である。図8、図10および図12は、設問の一例を示す模式図である。図9および図11は、管理サーバにおけるデータベースのデータの一例を示す模式図である。
図7に示すように、コンピュータである管理サーバ10は、管理サーバ10を制御する制御部11と、様々なデータベースを有する記憶部12と、各管理サーバ10および登録装置20と通信する通信部13と、管理情報等を表示する出力部14と、を備えている。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを有する。制御部11は、例えば、CPUと、ROMと、RAMと、を有する。制御部11は、CPUが、ROMや、RAMに記憶された各種制御プログラムを読み出して実行する。制御部11が、管理サーバ10の各部(記憶部12、通信部13、出力部14等)を制御する。なお、これらのプログラムを記憶した記録媒体等を制御部11が読み出し実行してもよい。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ、シリコンディスクドライブ等により構成されている。記憶部12には、設問等を予め登録しておくデータを記憶した登録データベース12a、作業者のレベル等を記憶した作業者データベース12b、撮像された書類の画像データおよび切り出し画像等を記憶した画像データベース12c、書類の作業結果を記憶した作業結果データベース12d等が構築されている。
設問用の登録データベース12aには、書類の審査時に使用される設問の雛型が記憶されている。例えば、図3に示すような申請書に対して、設問用の登録データベース12aには、図8に示すような設問の雛型が記憶されている。
図8に示すような設問の雛型は、項目記入に関連する設問、エビデンス書類の一例の本人確認書類に関連する設問、エビデンス書類の一例の領収書に関連する設問に分類されている。領収書に関連する設問は、各申請内容の資材に応じて、設問が分類されている。
図9に示すように、これらの設問内容は、申請書種別ID、申請書の各項目を特定する申請書項目ID、各設問を特定する設問IDに関連付けられて、設問用の登録データベース12aに記憶されている。また、所定の項目に対応してエビデンス書類が必要な場合、さらにエビデンス書類種別IDにも関連付けられて、設問IDまたは設問内容が設問用の登録データベース12aに記憶されていてもよい。
図5に示すような申請書に対して、設問用の登録データベース12aには、図10に示すような設問の雛型が記憶されている。
図10に示すような設問の雛型は、項目記入に関連する設問、エビデンス書類の一例の本人確認書類に関連する設問、エビデンス書類の一例の領収書に関連する設問に分類されている。領収書に関連する設問は、各申請内容の資材に応じて、設問が分類されている。さらに、図9に示すように、設問の雛型が、グルーピングされている。例えば、グループAは、項目記入に関連する設問のグループ、グループBは、グループAを含む本人確認書類に関連する設問のグループ、グループCは、グループAおよびグループBを含む、領収書に関連する設問のグループである。グループは、例えば、項目の記載のパターンおよびエビデンス書類のパターンにより、予めグルーピングされる。
図11に示すように、これらの雛型の設問内容は、申請書種別ID、申請書項目ID、設問ID、および、設問のグループを特定する設問グループIDに関連付けられて、設問用の登録データベース12aに記憶されている。また、所定の項目に対応してエビデンス書類が必要な場合、さらにエビデンス書類種別IDにも関連付けられて、設問IDまたは設問内容が設問用の登録データベース12aに記憶されていてもよい。
図6に示すような保険の申請書に対して、設問用の登録データベース12aには、図12に示すような設問が記憶されている。図12に示すように、設問が提示される順番があってもよい。さらに、回答内容によって、設問が枝分かれしてもよい。
また、設問用の登録データベース12aには、提出された書類のセットに応じて、書類のセットを特定する案件番号または受付番号、書類を特定する書類ID等に関連付けられて、作成された審査用の設問が記憶される。
また、書類種別用の登録データベース12aには、書類の種別を特定する書類種別IDに関連付けられて、申請書、住民票、免許証、契約書等の書類の種別が記録されていてもよい。書類種別IDに応じて各書類のフォーマットの特徴が記憶されていてもよい。申請書の場合、申請書種別IDに応じて各申請書のフォーマットの特徴が記憶されていてもよい。書類種別用の登録データベース12aには、書類種別IDに関連付けられて、書類に属する項目の項目IDが記録されていてもよい。さらに、登録データベース12aには、住民票に対して、市町村名、申請書に対して、顧客名等が記憶されていてもよい。
また、項目切り出し領域用の登録データベース12aには、書類種別IDに関連付けられて、書類のフォーマットの特徴の一例である書類のフォーマットの各項目に対応した切り出し領域等が関連付けられて記憶されていてもよい。切り出し領域が矩形の場合、矩形の対角に位置する頂点の位置情報が、切り出し領域となる。各切り出し領域は、各項目に対応し、項目IDに関連付けられていてもよい。項目切り出し領域用の登録データベース12aには、顧客毎の契約書、各市町村の住民票等に関する様々なテンプレートが記憶されていてもよい。
また、項目の難易度用の登録データベース12aには、各項目に対する照合の難易度の情報が記憶されていてもよい。性別は、男/女、またはM/Fであるので、照合が楽であるが、氏名の場合、異字があり、住所の場合は、書き方がいくつかあり、照合が難しくなる。また、例えば、氏名は、”氏名 ○○”、”被保険者名 ○○”、”世帯主 ○○”、”非扶養者 ○○”と、記載の仕方が異なることもあり、照合が難しくなる。
また、登録データベース12aには、顧客IDに関連付けられて、顧客名、納品後の書類の裁断の有無、等の情報が記憶されていてもよい。
また、作業者データベース12bには、作業者ID毎に、作業レベルが記憶されている。なお、作業レベルは、作業者の習熟度、適正等により決定される。作業レベルは、例えば、”A”、”B”、”C”等に分類される。なお、作業者IDは、ログインIDおよびパスワード、作業者が携帯しているICカードや、名札に印刷されたコード等に関連付けられている。
また、画像データベース12cには、各書類を特定する書類ID毎に、撮像された画像データ、画像データから切り出しされた切り出し画像(項目画像データの一例であり、書類における各項目の項目部分画像)等が記憶されている。切り出し画像は、項目に関連付けられて、画像データベース12cに記憶されている。なお、画像データと項目部分画像とは別々データベースでもよい。また、管理番号の一例である書類IDは、書類IDの他に、書類の特徴量、作業ID等の書類を特定できるIDならばよい。ウェブ入稿により電子データの書類を受け付けた場合、画像データベース12cには、撮像された画像データの代わりに、受け付けた電子データの書類の画像データが記憶されてもよい。
作業結果データベース12dには、包袋IDおよび項目IDに関連付けられて、項目を照合した作業者の作業者IDおよび審査結果が記憶されている。作業結果の一例である審査結果は、例えば、セットの書類に記載された内容が同一であるかの照合結果や、記載の有無のデータである。なお、複数の書類を特定する包袋IDの代わりに、各書類の書類IDでもよい。
また、作業結果データベース12dには、包袋IDおよび項目IDに関連付けられて、項目を照合した作業者の作業者ID、照合に使用した書類の書類ID、書類において、どの部分を照合に使用したかの選択情報等が記憶されている。また、作業結果データベース12dには、住民票等から読み取られ入力されたテキストデータが記憶されていてもよい。OCR(Optical character recognition)により文字認識された文字認識結果が、作業結果データベース12dに記憶されてもよい。
また、記憶部12は、ウェブ入稿で受け付けた書類の電子データを記憶する受付書類データベースを有してもよい。受付書類データベースには、受け付けた書類の電子データが、受付番号や書類ID等の管理番号と関連して記憶されてもよい。
同じ管理サーバ10の同じデータベースにより管理されてもよいし、それぞれのデータベースが、別の管理サーバのデータベースに記憶されてもよい。
また、記憶部12には、オペレーティングシステムおよびサーバプログラム等の各種プログラムが記憶されていてもよい。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ等からネットワーク3を介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部13は、ネットワーク3に接続して、登録装置20、画像入力装置30、および、照合端末装置40との通信を制御する。
出力部14は、例えば、液晶表示素子または有機EL(Electro Luminescence)素子等によって構成されている。
管理サーバ10が、画面に表示される表示領域の大きさに応じて、特定された項目部分画像を拡大する処理等を行う。
なお、コンピュータとして機能する登録装置20と、画像入力装置30と、照合端末装置40は、管理サーバ10と同様に、制御部と、記憶部と、通信部と、出力部と、を備えている。さらに、登録装置20と、画像入力装置30と、照合端末装置40は、キーボードおよびマウス等の操作部を備えてもよい。
画像入力装置30は、撮像部を有する。画像入力装置30の撮像部は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を有するデジタルカメラである。
画像入力装置30の撮像部は、複数のデジタルカメラにより構成される。テーブルの上に、書類が複数並べられ、解像度を上げるために、各書類を部分的に区切って、複数のデジタルカメラにより撮像される。なお、撮像部は、スキャナでもよく、書類をスキャニングして撮像する。画像入力装置30は、撮像部により、書類を撮影して、書類画像を取得する。
[2.書類管理システムの動作]
次に、本発明の1実施形態に係る書類管理システムの動作について図を用いて説明する。

図4から図17は、内容が記載された申請書の一例を示す模式図である。図18は、書類管理システム1の動作例を示すフローチャートである。図19は、エビデンス書類の一例を示す模式図である。
顧客(例えば、カード会社、保険会社等)から、複数の書類が組まれた書類のセットが、まとめて送られてくる。例えば、書類のセットが同封された封筒が詰められた段ボール箱が、顧客から送られてくる。
複数の書類のセットは、例えば、顧客の各ユーザ(例えば、カード会社、保険会社、銀行等に申し込みをする個人や法人)から顧客に申し込まれた書類のセットである。書類のセットは、申込書類(例えば、申込書、契約書)と、申込書類に添付される添付書類である。添付書類は、例えば、本人確認用の書類等のエビデンス書類である。本人確認用の書類として2通必要な場合、例えば、住民票および免許証、住民票および健康保険証等である。また、申込書に、領収書や免許証等のエビデンス書類が貼り付けて貼り付けられているケースもある。
図13に示すように、書類のセットは、氏名、住所、申請内容が記載された申請書と、申請内容に対応したエビデンス書類である。申請内容によっては、エビデンス書類が不要の場合もある。
図14に示すように、書類のセットは、申請日、氏名、住所、生年月日、申請内容が記載された申請書と、申請内容に対応したエビデンス書類である。
図15に示すように、書類のセットは、氏名、住所、資格が記載された申請書と、資格証明書のコピーである。
図16に示すように、書類のセットは、申請書と申請書に貼付されたエビデンス書類でもよい。キャンペーンの申し込みの申請書には、申請日、氏名、住所、生年月日、申請内容としてのキャンペーン番号の選択、確認のチェックが記載されており、申請内容に対応したエビデンス書類である領収書が貼付されている。
図17に示すように、書類のセットは、氏名、住所、生年月日、申し込む保険の選択が記載された申請書と、申請内容に対応したエビデンス書類である。
なお、書類のセットは、生命保険用、損害保険用、住宅ローン用、銀行口座用と様々である。さらに、保険の申し込みの場合、書類のセットは、火災保険と地震保険と、家の購入の申し込みや住宅ローンの場合、土地と建物とに分かれてもよい。この場合、受付番号または案件番号は、火災保険と地震保険と、土地と建物とで別々の番号が振られたり、枝番号が付いてもよい。
送付されてきた封筒等の開封作業が行われる。例えば、届けられた段ボールが開けられ、書類のセットが同封された封筒が取り出される。そして、封筒が開封されて、書類のセットが取り出される。書類のセットに対して、管理番号として案件番号が割り当て、案件番号やバーコードが登録される。
次に、書類の不備の確認作業が行われる。書類のセットが全て揃っているか、書類の毀損が無いか等のチェックが行われる。確認作業後、書類のセットが保管庫5に搬送される。
次に、例えば、保管庫5から取り出した書類の画像データ化が行われる。
図18に示すように、書類管理システム1は、書類をデジタル化する(ステップS1)。具体的には、画像入力装置30が、提出された書類セットの各書類(申請書およびエビデンス書類)を何かしらの手法(スキャン、写真等)でデジタルデータに変換する。さらに具体的には、画像入力装置30の制御部が、撮像部により各書類を、高解像度で撮像またはスキャンして、書類画像の画像データを取得する。ここで、高解像度として、2K、4K、8Kの解像度が挙げられる。また、解像度を図る単位として、dots per inch (dpi)、pixel per inch (ppi)等が挙げられる。
なお、撮影前または撮影後に、管理番号として、2次元コード、1次元コード、番号等の書類IDが、各書類に付されてもよい。例えば、書類の右上に、書類IDの内容が印字、貼り付け等される。また、ウェブ入稿のように、書類の電子データで受け付ける場合、管理サーバ10は、管理番号として受付番号を発行し、受付番号と関連付けて、受付書類データベース等に書類の電子データを記憶してもよい。
例えば、テーブルに各書類が並べられて設置される。作業者が、画像入力スイッチを踏むと、画像入力装置30が、デジタルカメラにより書類を撮像する。なお、画像入力装置30が、撮像する書類の顧客名の入力を受け付けてもよい。また、画像入力装置30が、書類のセットの各書類の種別の入力を受け付けてもよい。また、画像入力装置30が、包袋ID、書類IDとして、自動的に、受付番号、作業番号等を生成してもよいし、受付番号、作業番号等の入力を受け付けてもよい。また画像入力装置30が、撮影した書類の書類画像から文字認識をして、書類の種別を特定してもよい。
なお、ウェブ入稿のように、初めからデジタルデータの場合は、デジタル化のステップを省力してもよい。
次に、書類管理システム1は、各書類の画像データに対して前処理する(ステップS2)。画像入力装置30が、デジタル化された書類の対象項目を、自動的にテキストデータ化するために、前処理として画像補正等を行う。例えば、画像の2値化や、回転補正、歪み補正等の画像補正である。撮像された書類画像の傾き等を補正する場合、例えば、画像入力装置30が、画像処理により画像における書類の枠を検出し、傾きを補正する。なお、画像入力装置30が、管理サーバ10に書類画像データを送信して、管理サーバ10が、前処理を行ってもよい。
なお、書類の折れや欠け、書類の枚数等を検出し、画像入力装置30は、画像が適切に撮像されたか否かの判定を行ってもよい。画像が適切に撮像された場合、画像入力装置30は、撮像した画像の画像データを、管理サーバ10に送信する。管理サーバ10は、受信した画像データを、画像データベース12cに記憶する。また、ウェブ入稿のように、始めから書類が電子データの場合、制御部11が、受付書類データベース等から、受け付けた書類画像の画像データを取得してもよい。なお、画像入力装置30は、画像データを送信した後に、記憶部やRAM等から撮像した書類画像の画像データを消去してもよい。
次に、書類管理システム1は、各書類の画像データに対して、画像認識を行う(ステップS3)。管理サーバ10の制御部11は、前処理されたデジタルデータをOCR処理し、対象の各項目の内容をテキストデータ化したり、OCR処理の認識結果により、書類のタイトル等から、書類の種別を特定する。また、制御部11は、書類セットの中に含まれる各添付書類の種類や数を特定する。
管理サーバ10は、書類に応じた所定の形式に従って前記書類における1以上の項目の情報が記載されている前記書類の画像の画像データを、画像認識により、各前記項目の記載の有無を判定する項目記載判定手段の一例として機能する。
なお、制御部11は、書類画像の特徴量を抽出して、書類種別用の登録データベース12aを参照して、申請書種別IDを特定してもよい。画像認識は、AI(Artificial Intelligence)による画像認識でもよい。なお、制御部11は、対象の各項目に記載があるか否かの判定でもよい。画像入力装置30が、画像データを管理サーバ10に送信する前に、OCR処理を行ってもよい。
なお、管理サーバ10は、書類の種別の特定を行い、書類種別に基づき、各項目の項目部分画像を切り出してもよい。
例えば、制御部11が、顧客名から申請書の種別(顧客毎の申請書のフォーマット)を特定したり、受け付けた書類の種別により特定をする。また、制御部11が、書類の画像データから文字認識をして、契約書、住民票、市町村等を認識し、書類の種別を特定する。制御部11が、項目切り出し領域用の登録データベース12aを参照して、特定した書類種別に基づき、項目切り出し領域により、項目毎の項目部分画像を特定して抽出する。制御部11が、切り出した項目毎の画像データを、案件番号、書類ID、項目ID等に関連付けて、画像データベース12cに記憶する。
なお、制御部11が、画像処理により、項目毎の項目部分画像を切り出してもよい。例えば、制御部11が、項目切り出し領域用の登録データベース12aのテンプレート等を参照して、パターンマッチングにより、項目毎の項目部分画像を切り出する。制御部11が、書類種別を特定して、無記入の書類画像との差分画像から、各項目の画像を切り出してもよい。なお、図19に示すようなエビデンス書類に対しても、各項目から項目部分画像が抽出される。
次に、書類管理システム1は、添付書類に応じて審査項目を選定する(ステップS4)。管理サーバ10の制御部11は、雛型の設問の中から、必要な設問を絞るために、書類セットの中に含まれている添付書類に応じて、審査項目を選定する。
例えば、図16のキャンペーンの申請書に関して、制御部11は、本人確認用の書類および領収書がない場合、グループAの設問を選定し、領収書がない場合、グループBの設問を選定し、すべてのエビデンス書類がそろっている場合、グループCの設問を選定する。また、制御部11は、添付されている領収書の数により、設問を選択してもよい。
管理サーバ10は、前記書類に添付される添付書類の有無に応じて前記設問を生成する設問生成手段の一例として機能する。
次に、書類管理システム1は、書類の項目の記入の有無を判定する(ステップS5)。管理サーバ10が、OCR処理の認識結果から、対象の各項目に何かしらの記入があるか否か、および、記載内容が有効か否かを判定する。判定する項目の順番は、項目IDの番号の順や、認識された項目の順でもよい。
管理サーバ10は、書類に応じた所定の形式に従って前記書類における1以上の項目の情報が記載されている前記書類の画像の画像データを、画像認識により、各前記項目の記載の有無を判定する項目記載判定手段の一例として機能する。
図14に示すように、申請内容「3」において、資材名の記入内容が二重線等により消されている場合、制御部11は、記載内容が有効でないと判定する。また、記載内容が判別できない場合、制御部11は、記載内容が有効でないと判定してもよい。また、資材名および取得日のいずれか一方が記載されていない場合、制御部11は、記載内容が有効でないと判定してもよい。
書類の項目の記入がある場合(ステップS5;YES)、書類管理システム1は、項目に対応した審査設問を生成する(ステップS6)。例えば、管理サーバ10は、申請書種別IDおよび申請書項目IDに基づき、審査設問用の登録データベース12aを参照して、設問IDまたは設問IDに対応した設問内容を取得する。
管理サーバ10は、氏名の項目の場合、図8に示すように、「申請者の漢字氏名が記入されているか?」、この設問のテキストに対応する設問IDを取得する。さらに、案件番号に基づき、対応するエビデンス書類がある場合、管理サーバ10は、申請書項目IDおよびエビデンス書類種別IDに基づき、「申請者氏名が本人確認書類記載の氏名と一致するか?」この設問のテキストに対応する設問IDを取得する。
管理サーバ10は、申請内容の第1項目の場合、図8に示すように、「1の資材名と領収書名が一致しているか?」、「有効期限内であるか?」、「領収書(原本)の添付があるか?」、「対象商品であるか?」または、これらに対応する設問IDを取得する。
管理サーバ10は、書類のセットを特定する案件番号、書類ID等と、申請書項目IDとに対応づけて、取得した設問IDまたは設問のテキストを、設問用の登録データベース12aに登録して、審査用の設問を生成していく。
設問「申請者氏名が本人確認書類記載の氏名と一致するか?」のように、エビデンス書類と組み合わせて審査する場合、管理サーバ10は、書類のセットを特定する案件番号、書類ID等と、申請書項目IDおよびエビデンス書類の項目IDとに対応づけて、取得した設問IDまたは設問のテキストを、設問用の登録データベース12aに登録して、審査用の設問を生成していく。
なお、端末である登録装置20において、項目に対する審査設問登録作業が行われて設問を作業者が作成してもよい。この場合、管理サーバ10が、項目IDに基づき、項目部分画像の画像データや、申請書種別IDおよび項目IDに対応した設問等を送信したり、図8、図10、図12のような設問の雛型のデータを登録装置20に送信する。登録装置20がこれらを表示部に表示して、作業者が設問作成の作業を行う。
管理サーバ10は、前記情報の記載がある項目に対して、前記書類の各項目の記載内容を審査する際に提示して、前記審査する内容を指示する設問を生成する設問生成手段の一例として機能する。管理サーバ10は、前記書類および前記情報の記載がある項目に関連付けて、前記生成された設問を登録する登録手段の一例として機能する。管理サーバ10は、書類種別および項目に応じて予め設定された設問を記憶した記憶手段を参照して、前記書類の書類種別および前記情報の記載がある項目に従って、前記設問を抽出する設問生成手段の一例として機能する。
次に、書類管理システム1は、書類の全ての項目であるか否かを判定する(ステップS7)。管理サーバ10は、書類IDに基づき、書類種別用の登録データベース12aを参照して、書類に関する全ての項目の項目IDを抽出しておく。管理サーバ10は、抽出した全ての項目IDに対して、ステップS5からの処理が行われたか否かを判定する。
書類の全ての項目でない場合(ステップS7;NO)、管理サーバ10は、ステップS5の処理に戻る。
書類の全ての項目でない場合(ステップS7;YES)、管理サーバ10は、処理を終了する。
管理サーバ10は、ステップS5からステップS7の処理により、書類のセットを特定する案件番号、書類ID等と、申請書項目IDおよびエビデンス書類の項目IDとに対応づけて、取得した設問IDまたは設問のテキストを、設問用の登録データベース12aに登録して、順に審査用の設問を生成していく。
なお、管理サーバ10は、書類における各項目の記載の有無を判定した後に、項目の記載の有無のパターンにより、審査用の設問を生成してもよい。
例えば、制御部11が、図13に示すような申請書において記載の有無のパターンを認識した場合、項目の有無の記載パターンに従い、審査設問用の登録データベース12aを参照して、図8に示すような設問の雛型において、領収書の設問における「3」「5」を省いた審査用の設問を生成する。
管理サーバ10は、提出されたエビデンス書類の提出パターンと、項目の有無の記載パターンとを組み合わせて、審査設問を生成してもよい。例えば、本人確認書類および領収書がない場合、図10に示すように、管理サーバ10は、雛型の設問からグループAの設問を選定する。領収書がない場合、図10に示すように、管理サーバ10は、雛型の設問からグループBの設問を選定する。
管理サーバ10は、保険の申請書の場合、図12に示すように、設問の流れがあり、枝分かれがある設問において、チェックされた加入保険に応じたグループDの設問を選定する。
次に、書類の項目の記入がない場合(ステップS5;NO)、書類管理システム1は、記入の再確認を行う(ステップS8)。具体的には、管理サーバ10が、登録装置20に、対象の項目の項目部分画像を送信する。登録装置20は、表示部に、項目部分画像を表示して、作業者が、記入事項の有無、有効性を判定して結果を入力する。登録装置20が、入力結果を管理サーバ10に送信する。なお、登録装置20が、項目部分画像でなく、書類全体の画像を表示してもよい。
記入が確認できた場合(ステップS8;YES)、書類管理システム1は、入力作業を受け付ける(ステップS9)。登録装置20は、記入事項の有無、有効性を判定して結果の入力のデータを受け、管理サーバ10に送信する。管理サーバ10はステップS6の処理を行う。
記入が確認できない場合(ステップS8;NO)、書類管理システム1は、審査設問を生成しない(ステップS10)。管理サーバ10は、対象の項目に対して、審査設問を生成せず、ステップS7の処理を行う。
(照合の動作)
次に、照合の動作例について、図20Aから図21Cを用いて説明する。
まず、照合端末装置40は、作業者情報として、操作部からログインIDおよびパスワードを受け付け、作業者情報と共に、審査用の項目部分画像の要求を管理サーバ10に送信する。
次に、管理サーバ10は、作業結果データベース12dを参照して、書類IDおよび項目ID等に基づき、書類および項目毎の作業の進捗情報を取得して、作業を特定する。管理サーバ10は、作業者データベース12bを参照して、作業者情報に対応して作業者IDに基づき、作業者のレベルを特定する。
次に、管理サーバ10は、特定された作業を行う案件番号の書類の書類IDと作業者のレベルに応じた項目の項目IDとに基づき、画像データベース12cを参照して、審査用の項目部分画像を抽出する。
管理サーバ10は、特定された作業を行う案件番号の書類の書類IDと作業者のレベルに応じた項目の項目IDとに基づき、設問用の登録データベース12aを参照して、審査用の設問を抽出する。
管理サーバ10は、抽出した審査用の項目部分画像と抽出した審査用の設問とを含む審査画像を生成して、審査画像を照合端末装置40に送信する。エビデンス書類と照合する場合、図20Aに示すように、管理サーバ10は、申請書の項目の項目部分画像と、エビデンス書類の対応する項目の項目部分画像と、審査用の設問を含む審査画像を生成する。照合端末装置40は、表示部の画面41に、審査用の設問42を含む審査画像を表示する。審査画像は、審査結果の受付として、照合した結果として一致した場合に入力する「一致ボタン」、不一致した場合に入力する「不一致ボタン」、判別不能等の場合に入力する「その他ボタン」、コメント欄を有してもよい。申請書の項目の項目部分画像等に、タイトルが表示されてもよい。また、管理サーバ10が、図20Aに示すような審査画像の各パーツを生成して、照合端末装置40に送信して、照合端末装置40が、審査画像の各パーツから、表示部の画面41に表示する審査画像を生成してもよい。
なお、図20Bに示すように、申請書の項目の項目部分画像と、エビデンス書類の対応する項目の項目部分画像とは、横並びでなく、縦並びでもよい。
また、図20Cに示すように、複数のエビデンス書類がある場合、審査画像は、申請書の同意欄の確認項目の項目部分画像に対して、本人確認用の免許証のコピー、領収書のコピー等のエビデンス書類を並べて表示される画像でもよい。図20Cに示すように、エビデンス書類全体が表示されるようにしてもよい。
また、図20Dに示すように、エビデンス書類の全体が表示されてもよい。申請書の項目に対して設問が複数ある場合、審査用の設問42の表示のみ変わり、次の設問が表示されてもよい。また、図20Dに示すように、書類の一部が拡大されるように表示されてもよい。一部拡大機能により、項目の内容が確認しやすくなる。
なお、管理サーバ10は、図21A示すように、項目部分画像の代わりに、書類全体を表示してもよい。この場合、管理サーバ10は、書類全体に対して、審査に必要な項目の部分を強調したり、拡大したり、不要な部分の画像の視認性を低下させてもよい。設問が順に表示されてもよいし、申請書に対して生成された設問の全体が表示されてもよい。このとき、申請書の項目の記載の有無や添付書類の有無に応じた設問であるため、雛型の全ての設問を提示しなくても済む。
また、図21Aおよび図21Bに示すように、複数のエビデンス書類がある場合、タブ43等の選択操作により、表示されるエビデンス書類が切り替わってもよい。この場合、各エビデンス書類との比較がしやすくなる。エビデンス書類が切り替わりに応じて、設問が変わってもよい。
図21Cに示すように、申請書の表示が拡大されてもよい。このとき、エビデンス書類の表示領域が狭くなってもよい。また、逆にエビデンス書類の表示が拡大されて、申請書の表示が縮小されてもよい。作業者が、書類全体を把握しながら必要に応じて、拡大させて項目の内容を確認できる。
設問は、提示の一例として音声で提供されてもよい。1つの項目に対して、提示する設問が複数ある場合、設問毎の審査結果を受けるように表示されてもよい。
照合端末装置40は、審査画像を表示部に表示して、操作部から審査結果を受け付ける。照合端末装置40は、審査結果を管理サーバ10に送信する。管理サーバ10は、審査結果を、作業結果データベース12dに記憶する。
以上、本実施形態によれば、書類の画像の画像データを、画像認識により、各項目の記載の有無を判定し、情報の記載がある項目に対して、書類の各項目の記載内容を審査する際に提示して、審査する内容を指示する設問を生成し、書類および情報の記載がある項目に関連付けて、生成された設問を登録しておくことで、提出された書類に対して、全ての場合の審査の設問を用意または生成しておく必要なく、審査の際、審査が必要な項目のみの設問を提示して審査が行うことができるため、作業効率を向上させることができる。
また、設問により、申請書に記載されている内容が正しいかどうか判断しやすくなり、作業効率を向上させることができる。
エビデンス書類のような添付書類の有無をも組み合わせると、設問の数が増加してしまうが、書類に添付される添付書類の有無に応じて設問を生成する場合、記載の有無および添付書類の有無に応じた設問が生成されるため、用紙しておく設問をより削減できる。
書類種別および項目に応じて予め設定された設問を記憶した設問用の登録データベース12a(記憶手段の一例)を参照して、書類の書類種別および情報の記載がある項目に従って、設問を抽出する場合、予め全ての組み合わせを用意しておいて、その中から、提出書類の各項目に情報が記載されているか否かのパターンに応じて、設問を抽出するだけで、容易に設問を生成できる。
1:書類管理システム
10:管理サーバ(設問生成装置)
20:登録装置
30:画像入力装置
40:照合端末装置(端末装置)

Claims (6)

  1. 書類に応じた所定の形式に従って前記書類における1以上の項目の情報が記載されている前記書類の画像の画像データを、画像認識により、各前記項目の記載の有無を判定する項目記載判定手段と、
    前記情報の記載がある項目に対して、前記書類の各項目の記載内容を審査する際に提示して、前記審査する内容を指示する設問を生成する設問生成手段と、
    前記書類および前記情報の記載がある項目に関連付けて、前記生成された設問を登録する登録手段と、
    を備えたことを特徴とする設問生成装置。
  2. 請求項1に記載の設問生成装置において、
    前記設問生成手段が、前記書類に添付される添付書類の有無に応じて前記設問を生成することを特徴とする設問生成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の設問生成装置において、
    前記設問生成手段が、書類種別および項目に応じて予め設定された設問を記憶した記憶手段を参照して、前記書類の書類種別および前記情報の記載がある項目に従って、前記設問を抽出することを特徴とする設問生成装置。
  4. 項目記載判定手段が、書類に応じた所定の形式に従って前記書類における1以上の項目の情報が記載されている前記書類の画像の画像データを、画像認識により、各前記項目の記載の有無を判定する項目記載判定ステップと、
    設問生成手段が、前記情報の記載がある項目に対して、前記書類の各項目の記載内容を審査する際に提示して、前記審査する内容を指示する設問を生成する設問生成ステップと、
    登録手段が、前記書類および前記情報の記載がある項目に関連付けて、前記生成された設問を登録する登録ステップと、
    を含むことを特徴とする設問生成方法。
  5. コンピュータを、
    書類に応じた所定の形式に従って前記書類における1以上の項目の情報が記載されている前記書類の画像の画像データを、画像認識により、各前記項目の記載の有無を判定する項目記載判定手段、
    前記情報の記載がある項目に対して、前記書類の各項目の記載内容を審査する際に提示して、前記審査する内容を指示する設問を生成する設問生成手段、および、
    前記書類および前記情報の記載がある項目に関連付けて、前記生成された設問を登録する登録手段として機能させることを特徴とする設問生成装置用プログラム。
  6. 書類の各項目の記載内容を審査する際に提示して、前記審査する内容を指示する設問を生成する設問生成装置と、前記生成された設問を提示して審査を行う端末装置と、を備えた書類管理システムにおいて、
    前記設問生成装置が、
    前記書類に応じた所定の形式に従って前記書類における1以上の項目の情報が記載されている前記書類の画像の画像データを、画像認識により、各前記項目の記載の有無を判定する項目記載判定手段と、
    前記情報の記載がある項目に対して、前記設問を生成する設問生成手段と、
    前記書類および前記情報の記載がある項目に関連付けて、前記生成された設問を登録する登録手段と、
    有し、
    前記端末装置が、前記審査する書類と、審査する項目に基づき、前記登録手段から抽出された前記設問を提示することを特徴とする書類管理システム。
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