JP7379765B2 - ビーム形状計測用光学系およびビーム形状計測装置 - Google Patents

ビーム形状計測用光学系およびビーム形状計測装置 Download PDF

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本発明は、ビーム形状計測用光学系およびビーム形状計測装置、特に光源の品質に関連するビーム形状を計測するためのビーム形状計測用光学系およびビーム形状計測装置に関する。
光源の品質を表すパラメータを測定する装置として、例えば特許文献1に開示されたM測定装置が知られている。特許文献1に係るM測定装置は、被測定光源のレーザを集光する集光レンズと、これをビームの光軸方向に移動させる一軸ステージと、ビーム集光位置より後方に配置される対物レンズと、その後ろ側焦点面より後方に配置され、光を2方向に分岐するハーフミラーと、分岐された一方の光軸上に配置され、後ろ側焦点面の光像を結像するリレーレンズと、その結像画像を撮像する撮像素子と、分岐された他方の光軸上に配置され、集光位置のビーム像を拡大投影する拡大レンズと、その投影画像を撮像する撮像素子と、撮像素子の撮像画像からビームの広がり角度を検出し、集光レンズを移動させながら撮像素子の撮像画像からビームウェスト径を求め、これらを基にM値を算出する制御処置部と、を備えている。M(ビーム伝搬率)とは、ビームがシングルモードビームにどの程度近いかを示す値であり、どの程度小さなビームウエストに集光できるかを評価することができる。
また、特許文献2に開示されたレーザアライメント計測装置も知られている。特許文献2に開示されたレーザアライメント計測装置は、対物レンズと接眼レンズによってケブラー型像転送光学系を形成し、かつ、接眼レンズの多重反射集光位置に撮像素子を配置し、さらに、この撮像素子で受光した近視野像と遠視野像とを同時に表示する受像器を備えたことを特徴とする。
ところで、近年半導体レーザ、LED(Light Emitting Diode)等の光源、特に高出力光源の用途が拡大しつつある。具体的な用途としては例えば、車載品分野、セキュリティ分野、医療分野、精密加工分野、照明分野等を挙げることができる。例えば車載分野での具体的用途としては、LiDAR(Light Detection and Ranging)が例示される。LiDARとは、光を応用したリモートセンシング技術に属し、レーザ照射に対する散乱光を測定して物体までの距離や対象の性質をセンシングする技術である。
また最近台頭しつつある技術として、レーザヘッドライトも例示される。レーザヘッドライトはより遠方への照射が可能になる点が最大のメリットとされ、きめ細かい配光制御が可能となり、高度なADB(Adaptive Driving Beam)技術、すなわち、先行車や対向車を検出して配光を制御する技術の実現が可能になるとされている。その他、生体認証(顔認証)システム、レーザディスプレイ等、高出力光源の用途として様々な分野を挙げることができる。
特開平11-281473号公報 特開昭62-62226号公報
上述したように、近年、光源、特に高出力光源は、多岐に亘る新たな分野への進出が期待されている。その際、用途の性質から高品質、高性能、安全性、信頼性、量産性、コスト等を考慮した高出力光源の開発、製造が要求されると考えられる。一方、このような高出力光源の開発・製造では、出力光の高品質を維持するため、あるいはシステムの安定な動作を確保するために高精度な光ビームの品質評価方法が必須となると考えられる。
光ビームの品質の一例として、例えばビームの形状が挙げられる。さらに、ビームの形状を評価するための手段として、上記のMの他に、NFP(Near Field Pattern:近視野像)、あるいはFFP(Far Field Pattern:遠視野像)が挙げられる。NFPとは、例えば半導体レーザの出力端近傍で計測したビームの進行方向に垂直な面内のビームの形状をさし、FFPとは、出力端から無限遠の位置におけるビームの形状をさす。光源のNFPとFFPとで形状が異なり、光源の特性の精密な評価には両者の計測が欠かせないが、両者の計測が同じ計測装置で行えれば至便である。また、このような計測装置は光デバイス等の製造工程において使用される場合もあり、簡略な構成でしかも低コストであることが求められている。
この点特許文献1に係るM測定装置は、ビームの形状の測定に関連した測定装置であるが、主としてビームの品質を数値化することを目的とした装置であり、ビームの進行方向に垂直な面内のビームの形状を問題とするものではない。また、特許文献2に係るレーザアライメント計測装置は近視野像と遠視野像とを同時に表示する受像器を備えているが、その目的はあくまでレーザアライメントの計測にある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、本発明の目的は、簡易な構成で様々な態様のビーム形状が計測可能なビーム形状計測用光学系およびビーム形状計測装置を提供することにある。
本開示では以下の態様を開示する。
本開示の第1態様は、複数のビームを発生する対象物の前記ビームの像を結像する第1の結像系と、前側焦点位置を前記第1の結像系の後側焦点位置とされた第2の結像系と、前側焦点位置を前記第2の結像系の後側焦点位置とされた第3の結像系と、含み、前記第1の結像系は、前側焦点位置を前記対象物の計測位置とされた第1の対物レンズ、および前側焦点位置を前記第1の対物レンズの後側焦点位置とされた第1の結像レンズを備え、前記第2の結像系は、前側焦点位置を前記第1の結像レンズの後側焦点位置とされた第2の対物レンズ、および前側焦点位置を前記第2の対物レンズの位置よりも下流側とされた第2の結像レンズを備え、前記第3の結像系は、前側焦点位置を前記第2の対物レンズの後側焦点位置とされた第3の結像レンズを備え、前記第1の結像系に配置され前記第1の結像系を通過するビームのパワーを減衰させる減衰部であって、S偏光及びP偏光の一方の偏光による光を分岐する第1偏光分岐ミラー、および前記第1偏光分岐ミラーで分岐されたビームを吸収する第1ビームダンパを含む第1の減衰部、並びに前記S偏光及び前記P偏光の他方の偏光による光を分岐する第2偏光分岐ミラー、および前記第2偏光分岐ミラーで分岐されたビームを吸収する第2ビームダンパを含む第2の減衰部を備え、前記第1偏光分岐ミラーと前記第2偏光分岐ミラーとの相互の位置関係が、前記第1偏光分岐ミラーおよび前記第2偏光分岐ミラーの偏光依存性が低減される位置関係とされた前記減衰部と、前記第1の結像レンズの後側焦点位置に配置された前記対象物からの複数のビームの一部を選択する空間フィルタとをさらに備え、前記第2の結像系によって前記空間フィルタによって選択されたビームの第1の形状が結像され、前記第3の結像系によって前記空間フィルタによって選択されたビームの第2の形状が結像されるビーム形状計測用光学系を含む。
当該第1態様は、前記ビーム形状計測用光学系と、第2の結像系の後側焦点位置に撮像面が配置された第1の撮像部と、第3の結像系の後側焦点位置に撮像面が配置された第2の撮像部と、を含み、第1の形状が近視野像であり、第2の形状が遠視野像である、ビーム形状計測装置、である。
第2態様は、第1態様に記載のビーム形状計測用光学系において、前記第2の結像レンズの前側焦点位置が前記第2の対物レンズの後側焦点位置とされ
第3態様は、第1態様または第2態様に記載のビーム形状計測用光学系において、前記第3の結像レンズが結像倍率を調整する2組のレンズから構成され
第4態様は、第1態様から第3態様のいずれか1態様に記載のビーム形状計測用光学系において、前記第3の結像系は、前記第3の結像レンズより上流側に配置されるとともに前記第2の対物レンズの後側焦点位置より下流側に配置され、前記第2の結像系を通過するビームの一部を分岐する第1の分岐ミラーを備え、前記第2の対物レンズの後側焦点位置から前記第1の分岐ミラーを介して前記第3の結像レンズに至る経路長が前記第3の結像レンズの焦点距離と等しくされ
第5態様は、第4態様に記載のビーム形状計測用光学系において、前記第3の結像系は、第2の結像系の経路上に配置された第2の分岐ミラーをさらに備え、前記第1の分岐ミラーと前記第2の分岐ミラーの相互の位置関係が、前記第1の分岐ミラーおよび前記第2の分岐ミラーの偏光依存性が低減される位置関係とされ、前記第2の結像系は、第3の結像系の経路上に配置された第3の分岐ミラーをさらに備え、前記第1の分岐ミラーと前記第3の分岐ミラーの相互の位置関係が、前記第1の分岐ミラーおよび前記第3の分岐ミラーの偏光依存性が低減される位置関係とされ
前記ビーム形状計測用光学系では、前記第1の結像レンズの後側焦点位置に配置された前記対象物からのビームの一部を選択する空間フィルタをさらに含んでいる
第6態様は、第5態様に記載のビーム形状計測用光学系において、前記空間フィルタは、前記ビームの一部を通過させる1つまたは複数の開口部を備え
ーム形状計測用光学系、前記第1の結像系に配置され前記第1の結像系を通過するビームのパワーを減衰させる減衰部であって、前記第1の結像系を通過するビームの一部を分岐する分岐ミラー、および前記分岐ミラーで分岐されたビームを吸収するビームダンパを含んで構成される減衰部をさらに含む。
記減衰部は、第4の分岐ミラーを含む第1の減衰部、および第5の分岐ミラーを含む第2の減衰部を備え、前記第4の分岐ミラーと前記第5の分岐ミラーとの相互の位置関係が、前記第4の分岐ミラーおよび前記第5の分岐ミラーの偏光依存性が低減される位置関係とされる。
本開示のビーム形状計測装置は、上記いずれか1態様に記載のビーム形状計測用光学系と、前記第2の結像系の後側焦点位置に撮像面が配置された第1の撮像部と、前記第3の結像系の後側焦点位置に撮像面が配置された第2の撮像部と、を含み、前記第1の形状が近視野像であり、前記第2の形状が遠視野像であるビーム形状計測装置である。
開示によれば、簡易な構成でビーム形状が計測可能なビーム形状計測用光学系およびビーム形状計測装置を提供することができる、という効果を奏する。
実施の形態に係るビーム形状計測装置の構成の一例を示す図である。 実施の形態に係るビーム形状計測用光学系の構成の一例を示す図である。 実施の形態に係るビーム形状計測用光学系の作用を説明する図である。 実施の形態に係る、(a)は第1対物レンズの結像を説明する図、(b)は空間フィルタの一例を示す図、(c)は分岐ミラーセットの作用を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下の実施の形態では、本発明に係るビーム形状計測用光学系およびビーム形状計測装置につき、計測するビーム形状としてNFP、FFPを適用した場合について説明する。また、以下の実施の形態では、計測の対象(本発明に係る「対象物」)を半導体レーザを想定して説明する。
しかしながら、本実施の形態に係るビーム形状計測装置の対象物は半導体レーザに限定されず、固体レーザ、LED等他の光源であってもよい。また、本実施の形態に係る対象物は能動素子に限られず、受動素子の出射端面、例えば光ファイバの出射端面、光導波路の出射端面等であってもよい。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るビーム形状計測装置1の全体構成について説明する。図1(a)はビーム形状計測装置1の正面図を、図1(b)は平面図を、図1(c)は側面図を、各々示している。
図1に示すように、ビーム形状計測装置1は筐体2に後述するビーム形状計測用光学系10、および撮像部32、34を配置して構成されている。本実施の形態に係るビーム形状計測装置1はNFPとFFPの両者を1台で計測する装置である。図1に示すように半導体レーザのサンプル100(対象物)を配置すると、撮像部32にNFP像、撮像部34にFFP像が結像される。すなわち、撮像部32にはサンプル100の出力端近傍におけるビーム形状が映し出され、撮像部34にはサンプル100の出力端からの出射角度に応じた出射角度のビーム形状が写し出される。
本実施の形態に係るビーム形状計測用光学系10は、第1対物レンズ18、第1結像レンズ20、第2対物レンズ22、第2結像レンズ24、FFP第1結像レンズ26、およびFFP第2結像レンズ28を含んで構成されている。また、本実施の形態に係るビーム形状計測用光学系10は、付加的な構成として空間フィルタ30、ビームダンパ36、38、および分岐ミラー40、42、44、46、48を備えている。
撮像部32、34は、各々結像されたNFP、FFPを撮像し表示するカメラであり、撮像素子としてCCDセンサ、CMOSセンサ等を用いたカメラを特に限定することなく用いることができる。
次に図2から図4を参照して、本実施の形態に係るビーム形状計測用光学系10について説明する。図2に示すように、ビーム形状計測用光学系10は、光軸M1上に配置された第1対物レンズ18、第1結像レンズ20、第2対物レンズ22、第2結像レンズ24、空間フィルタ30、および分岐ミラー40、42、44、46、光軸M2とM3の分岐位置に配置された分岐ミラー48、光軸M3上に配置されたFFP第1結像レンズ26、FFP第2結像レンズ28、およびビームダンパ36、38を含んで構成されている。
図2では第1対物レンズ18の焦点距離をa、第1結像レンズ20の焦点距離をb、第2対物レンズ22の焦点距離をc、第2結像レンズ24の焦点距離をd、FFP第1結像レンズ26の焦点距離をe、FFP第2結像レンズ28の焦点距離をgとしている。なお、以下ではビーム形状計測用光学系10を構成する各レンズの焦点位置のうち、光路上サンプル100に近い方の焦点位置を「前側焦点位置」、サンプル100から遠い方の焦点位置を「後側焦点位置」という。また、光路上の位置において相対的にサンプル100に近い位置を「上流」、遠い位置を「下流」という場合がある。なお、分岐ミラー40、42、ビームダンパ36、38、空間フィルタ30は本実施の形態に係るビーム形状計測用光学系10およびビーム形状計測装置1のNFP、FFPの計測という基本機能と直接関係しないが、併せて説明する。
図3を併せて参照し、ビーム形状計測用光学系10の構成についてより詳細に説明する。図3は図2に示すビーム形状計測用光学系10からビームダンパ36、38、分岐ミラー40、42、44、46、48を除いて簡略化した図である。図3に示すようにビーム形状計測用光学系10は、第1対物レンズ18、第1結像レンズ20を備える第1結像系12、第2対物レンズ22、第2結像レンズ24を備える第2結像系14、FFP第1結像レンズ26、FFP第2結像レンズ28を備える第3結像系16を含んで構成されている。なお、以下ではビーム形状計測用光学系10を構成する各結像系(第1結像系12、第2結像系14、第3結像系16)の焦点のうち、光路上サンプル100に近い方の焦点位置を「前側焦点位置」、サンプル100から遠い方の焦点位置を「後側焦点位置」という。
図3に示すように、第1結像系12を構成する第1対物レンズ18と第1結像レンズ20とは、第1対物レンズ18の後側焦点位置と第1結像レンズ20の前側焦点位置とを焦点位置F1で重ねて配置され、第2結像系14を構成する第2対物レンズ22と第2結像レンズ24とは、第2対物レンズ22の後側焦点位置と第2結像レンズ24の前側焦点位置とを焦点位置F3で重ねて配置される。また、第1結像レンズ20と第2対物レンズ22とが、第1結像レンズ20の後側焦点位置と第2対物レンズ22の前側焦点位置とを焦点位置F2で重ねて配置されることにより、第1結像系12と第2結像系14とが連結されている。そして、空間フィルタ30は、第1結像系12と第2結像系14とが連結される位置である焦点位置F2に配置される。一方、第3結像系16は、FFP第1結像レンズ26の前側焦点位置を焦点位置F3に配置して第2結像系14と接続される。
図3において、NFP像は実線で示す光路で集光される。すなわち、サンプル100から出射した出射光は第1結像系12により焦点位置F2に結像される。焦点位置F2に結像されたNFP像は第2結像系14によりリレー(中継)され、撮像部32の受光面に結像される。一方、FFP像は破線で示す光路で集光される。すなわち、まず第1対物レンズ18により焦点位置F1に結像され、次に第1結像レンズ20および第2対物レンズ22によって焦点位置F3に結像される。焦点位置F3に結像したFFP像はさらに第3結像系16により中継され撮像部34の受光面に結像される。換言すれば、第1結像系12によって第1焦点位置F2に結像されたNFPの像は、第2結像系14によって中継され、撮像部32に導かれる。一方第1結像系12、第2対物レンズ22によって焦点位置F3結像されたFFPの像は、第3結像系16によって中継され、撮像部34に導かれる。
本実施の形態に係るビーム形状計測用光学系10は基本的に上記のように構成するが、各結像系の特性に応じて配置を変えてもよい。例えば、図2に示すビーム形状計測用光学系10では、第2結像レンズ24の前側焦点位置が第2対物レンズ22の後側焦点位置と焦点位置F3で重なっていない。これは、図3に示すように、第2結像レンズ24の位置ではNFPを結像する光束が平行光になっており、また第2結像レンズ24はFFPの結像に関与しないため、焦点位置F3から第2結像レンズ24の焦点距離dの長さの範囲においてどこに配置しても作用が変わらないためである。なお、図2において、焦点位置F3からFFP第1結像レンズ26までの光路上の長さは、FFP第1結像レンズ26の焦点距離eと等しくなっており、第3結像系16と第2結像系14との接続関係は図3に示す関係が保たれている。
次に図4も併せて参照し、ビーム形状計測用光学系10の作用についてより詳細に説明する。図2に示すようにサンプル100の出力端面は第1対物レンズ18の前側焦点位置に配置される。そのためサンプル100から発光して形成された光束は平行光となって第1対物レンズ18から出射される。この際、第1対物レンズ18の後側焦点位置(焦点位置F1)には、図4(a)で示すように、サンプル100からの出射光の出射角度に依存した発光像が結像する。この発光像がすなわちサンプル100のFFP像である。
すなわち、図4(a)に示すように、第1対物レンズ18の前側焦点位置に配置されたサンプル100の出力端から角度θ1で出射されるビームは、第1対物レンズ18の後側焦点位置においてFFPとして結像されるが、この際の中心からの距離hは第1対物レンズ18の焦点距離aを用いて、h=a・tan(θ1)で表される。すなわち、第1対物レンズ18の後側焦点位置に結像される像はサンプル100から出射された光束の角度情報を含む。この角度情報を含む空中像がすなわちFFPである。この時、第1対物レンズ18の特性がh=a・θ1なる特性を持つように設計すれば、後の計測処理が簡易となる。
第1対物レンズ18より出射された光束は、サンプル100の出力端面の空中像を、第1結像レンズ20の後側焦点位置(焦点位置F2)に結像する。その際の倍率は、第1対物レンズ18の焦点距離のaと第1結像レンズ20の焦点距離bとの比a/bとなる。この空中像がすなわちNFPの像である。第1結像レンズ20の後側焦点位置に結像された空中像を、第2対物レンズ22の前側焦点位置(焦点位置F2)に配置することにで、空中像の各位置の光束は平行光となる。この際、第1対物レンズ18と第1結像レンズ20の位置関係が引き継がれているので、第2対物レンズ22の後側焦点位置(焦点位置F3)には、サンプル100の発光の角度に依存した発光像(FFP像)が再結像される。この再結像された像は、第1対物レンズ18の後側焦点位置にできた像が、第2対物レンズ22の焦点距離cと第1結像レンズ20の焦点距離bの比b/cの倍率で再結像されたものである。
第2対物レンズ22より出射された光束は分岐ミラー44で2分岐される。分岐ミラー44を透過した光束は、偏光依存性を解消するように配置された分岐ミラー46を透過して第2結像レンズ24に入射し、第2結像レンズ24の後側焦点位置(すなわち撮像部32の受光面の位置)に空中像を結像する。この結像の際の空中像は、焦点位置F2に結像された像が、第2対物レンズ22の焦点距離cと第2結像レンズ24の焦点距離dの比c/dの倍率で結像された像である。第1対物レンズ18、第1結像レンズ20、第2対物レンズ22、第2結像レンズ24にて結像された像は、上述したようにサンプル100の出力端面の発光像であり、いわゆるNFP像である。
一方、分岐ミラー44で反射した光束は、偏光依存性を解消するように配置された分岐ミラー48で反射され、前側焦点位置が第2対物レンズ22の後側焦点位置となるように配置されたFFP第1結像レンズ26と、FFP第1結像レンズ26の下流に配置されたFFP第2結像レンズ28により、FFP第2結像レンズ28の後側焦点位置(すなわち、撮像部34の受光面の位置)に結像される。ここで結像された像は、第2対物レンズ22の後側焦点位置にできた像を、FFP第1結像レンズ26の焦点距離eと、FFP第2結像レンズ28の焦点距離gの比e/gで結像した像である。このFFP第2結像レンズ28の後側焦点位置に結像された像は、上述したようにサンプル100の発光角度分布を画像化した像であり、いわゆるサンプル100のFFP像である。
以上詳述したように、本実施の形態に係るビーム形状計測用光学系10およびビーム形状計測装置1は3つの単純な結像系を結合しただけで構成されているので、比較的簡易な構成となっており、本実施の形態に係るビーム形状計測用光学系およびビーム形状計測装置によれば、簡易な構成で様々な態様のビーム形状が計測可能になるという効果を奏する。
ここで、本実施の形態に係るビーム形状計測用光学系10およびビーム形状計測装置1は上記のような基本的な機能の他に、以下のような付加的機能を備えている。
1つめの付加機能は、NFPの空中像が結像されている位置(焦点位置F2)に配置された空間フィルタ30によるサンプル100からの光束の選択(制限)機能である。すなわち、例えばサンプル100が複数の出力端(発光端)を備えた半導体レーザアレイ素子であった場合に、空間フィルタ30によって該半導体レーザアレイの出力端を選択することができる。本実施の形態に係る空間フィルタ30は図4(b)に示す構成を有している。
すなわち、空間フィルタ30は複数(図4(b)では3個の場合を例示している)の開口部30Aを備え、開口部30Aは絞りと同様の作用を奏する。つまり、空間フィルタ30の位置を調整し、特定の開口部30Aの位置を変えることによって計測する半導体レーザアレイの出力端を選択することが可能である。あるいは、空間フィルタ30の位置は変えずに、複数の開口部30Aのうち用いない開口部30Aを遮光することによって半導体レーザアレイの出力端を選択してもよい。なお、本実施の形態では焦点位置F2に空間フィルタ30が配置されているため、空間フィルタ30で選択される像は半導体レーザアレイの出力端のNFP像である。
また、ビーム形状計測用光学系10において、意図しない反射等による迷光などが発生した場合も、同様に空中像の位置に空間フィルタ30を配置することにより該迷光を除去することが可能である。迷光を除去するとより明瞭なビーム形状の計測が可能となる。
2つめの付加機能は、ビームダンパ36、38、分岐ミラー40、42から構成されるサンプル100からの出力光の光量(光パワー)低減機能(以下、「減衰機能」)である。サンプル100が例えば高出力半導体レーザ等である場合に好適に用いることができる。ビームダンパとは入射された光束のエネルギーを吸収し光束を終端させる(消滅させる)デバイスであり、例えば黒色体等から構成される。ビーム形状計測用光学系10によるNFP、FFPの測定では、サンプル100からの光束の光パワー(すなわち計測光の光パワー)としては比較的低いパワーで足り、逆に一定程度以上の光パワーは光学系に悪影響を及ぼす可能性もある。このような場合には本減衰機能によってビーム形状計測用光学系10に入射される光パワーを低減させることができる。
より詳細には、本実施の形態に係る分岐ミラー40、42は、大部分(例えば99%)の光を反射させ、残り(例えば1%)の光を透過させる分岐ミラーとされ、サンプル100からの光束が平行光とされた領域(第1結像系12の内部)に配置されている。そして、サンプル100からの光束の一部は分岐ミラー40によってビームダンパ36に導かれ、分岐ミラー40からの透過光の一部は分岐ミラー42によってビームダンパ38に導かれる。分岐ミラー40、42が99%反射ミラーであった場合、本減衰機能によってサンプル100からの光束の光パワーは1/10000に減衰させることができる。
なお、本減衰機能で分岐ミラー40と42の2つの分岐ミラーを用いているのは、本実施の形態では分岐ミラー40と42とで偏光依存性を抑制するための光学系である分岐ミラーセットを構成しているからである。図4(c)を参照して、本実施の形態に係る分岐ミラーセットについて説明する。
光は電磁波の振動方向が異なる偏光を含み光軸と入射面との関係でP/Sの偏光が決定する。また、単体の分岐ミラーの特性は偏光依存性を有することも知られている。例えば、単体の分岐ミラーの反射率、透過率は偏光(S偏光、P偏光)ごとに異なる波長依存性を示す。つまり、単体の分岐ミラーでは、偏光方向によって反射率、あるいは透過率が変化するので、例えば、分岐ミラーを介した光の光パワーを測定する場合に、一定の光パワーであるにもかかわらず偏光方向が変化すると光パワーが変わってしまうという問題がある。
本実施の形態に係るビーム形状計測用光学系10でも、ビーム形状計測用光学系10の内部を通過する光の偏光方向が変動する場合がある。そこで、本実施の形態では、入射された光に対して異なる偏光状態で透過するように配置された分岐ミラーセットを用いている。
図4(c)は、分岐ミラーセットを構成する分岐ミラー40と42との角度関係について説明するための図である。図4(c)に示すように、分岐ミラー42は分岐ミラー40を光軸に対して90度回転させて、分岐ミラー40を透過するP偏光成分が分岐ミラー42ではS偏光成分、また分岐ミラー40を透過するS偏光成分が分岐ミラー42ではP偏光成分となるように配置し、分岐ミラー40および42の作用によって偏光に対する依存性をキャンセル(相殺)させている。むろん、サンプル100の偏光依存をあまり考慮しなくてよい場合は、本分岐ミラーセットを省略してもよい。
図2に示す分岐ミラー44、46、48も上記同様に偏光依存性を抑制する分岐ミラーセットで構成されている。すなわち、分岐ミラー44、46で1つの分岐ミラーセットが構成され、分岐ミラー44および分岐ミラー48で他の1つの分岐ミラーセットを構成されており、光分岐用の光学系の偏光依存性を抑制するようにされている。
なお、上記実施の形態では特に制御系について言及していないが、別途CPU、ROM、RAM等から構成される制御部を設け、該制御部により撮像部32、34で撮像された画像を処理したり、空間フィルタ30の開口部30Aの位置を制御したりしてもよい。
また、上記実施の形態ではNFP、FFPの双方を計測するビーム形状計測用光学系およびビーム計測装置について記載したが、むろんいずれか一方を計測するビーム形状計測用光学系およびビーム計測装置としてもよい。
1 ビーム形状計測装置
2 筐体
10 ビーム形状計測用光学系
12 第1結像系
14 第2結像系
16 第3結像系
18 第1対物レンズ
20 第1結像レンズ
22 第2対物レンズ
24 第2結像レンズ
26 FFP第1結像レンズ
28 FFP第2結像レンズ
30 空間フィルタ
30A 開口部
32、34 撮像部
36、38 ビームダンパ
40、42、44,46、48 分岐ミラー
100 サンプル
F1、F2、F3 焦点位置
M1、M2、M3 光軸

Claims (6)

  1. 複数のビームを発生する対象物の前記ビームの像を結像する第1の結像系と、
    前側焦点位置を前記第1の結像系の後側焦点位置とされた第2の結像系と、
    前側焦点位置を前記第2の結像系の後側焦点位置とされた第3の結像系と、
    を含み、
    前記第1の結像系は、前側焦点位置を前記対象物の計測位置とされた第1の対物レンズ、および前側焦点位置を前記第1の対物レンズの後側焦点位置とされた第1の結像レンズを備え、
    前記第2の結像系は、前側焦点位置を前記第1の結像レンズの後側焦点位置とされた第2の対物レンズ、および前側焦点位置を前記第2の対物レンズの位置よりも下流側とされた第2の結像レンズを備え、
    前記第3の結像系は、前側焦点位置を前記第2の対物レンズの後側焦点位置とされた第3の結像レンズを備え、
    前記第1の結像系に配置され前記第1の結像系を通過するビームのパワーを減衰させる減衰部であって、S偏光及びP偏光の一方の偏光による光を分岐する第1偏光分岐ミラー、および前記第1偏光分岐ミラーで分岐されたビームを吸収する第1ビームダンパを含む第1の減衰部、並びに前記S偏光及び前記P偏光の他方の偏光による光を分岐する第2偏光分岐ミラー、および前記第2偏光分岐ミラーで分岐されたビームを吸収する第2ビームダンパを含む第2の減衰部を備え、前記第1偏光分岐ミラーと前記第2偏光分岐ミラーとの相互の位置関係が、前記第1偏光分岐ミラーおよび前記第2偏光分岐ミラーの偏光依存性が低減される位置関係とされた前記減衰部と、
    前記第1の結像レンズの後側焦点位置に配置された前記対象物からの複数のビームの一部を選択する空間フィルタとをさらに備え、
    前記第2の結像系によって前記空間フィルタによって選択されたビームの第1の形状が結像され、
    前記第3の結像系によって前記空間フィルタによって選択されたビームの第2の形状が結像される
    ビーム形状計測用光学系と、
    前記第2の結像系の後側焦点位置に撮像面が配置された第1の撮像部と、
    前記第3の結像系の後側焦点位置に撮像面が配置された第2の撮像部と、を含み、
    前記第1の形状が近視野像であり、
    前記第2の形状が遠視野像である
    ビーム形状計測装置。
  2. 前記第2の結像レンズの前側焦点位置が前記第2の対物レンズの後側焦点位置とされた 請求項1に記載のビーム形状計測装置
  3. 前記第3の結像レンズが結像倍率を調整する2組のレンズから構成される
    請求項1または請求項2に記載のビーム形状計測装置
  4. 前記第3の結像系は、前記第3の結像レンズより上流側に配置されるとともに前記第2の対物レンズの後側焦点位置より下流側に配置され、前記第2の結像系を通過するビームの一部を分岐する第1の分岐ミラーを備え、
    前記第2の対物レンズの後側焦点位置から前記第1の分岐ミラーを介して前記第3の結像レンズに至る経路長が前記第3の結像レンズの焦点距離と等しくされた
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のビーム形状計測装置
  5. 前記第3の結像系は、第2の結像系の経路上に配置された第2の分岐ミラーをさらに備え、前記第1の分岐ミラーと前記第2の分岐ミラーの相互の位置関係が、前記第1の分岐ミラーおよび前記第2の分岐ミラーの偏光依存性が低減される位置関係とされ、
    前記第2の結像系は、第3の結像系の経路上に配置された第3の分岐ミラーをさらに備え、前記第1の分岐ミラーと前記第3の分岐ミラーの相互の位置関係が、前記第1の分岐ミラーおよび前記第3の分岐ミラーの偏光依存性が低減される位置関係とされた
    請求項4に記載のビーム形状計測装置
  6. 前記空間フィルタは、前記ビームの一部を通過させる1つまたは複数の開口部を備える 請求項1に記載のビーム形状計測装置
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