JP7378983B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インプリント材を吐出する液体吐出装置に関する。
特許文献1には、吐出口面と液体保持部の一面との間で液体を保持し、吐出口面に沿って移動する液体移動手段が吐出口面上の液体を吸引して移動し、回収手段が回収することで、吐出口近傍に付着した付着物を回収する方法が開示されている。
特開2015-120332号公報
しかし、特許文献1に開示された方法では、吐出口面に付着した異物を回収することはできるが、吐出口と繋がる流路内の異物を除去することができない虞がある。
よって本発明は、吐出口面および吐出口と繋がる流路内の異物を除去することができる液体吐出装置を提供することを目的とする。
そのため本発明の液体吐出装置は、液体を収容する収容容器と、前記収容容器に収容されている液体を吐出口面に設けられた吐出口から吐出する吐出手段と、前記吐出口面との間で液柱をなした液体を保持可能な保持手段と、前記吐出口面と、前記保持手段との間に液体を供給して液柱を形成する形成手段と、前記保持手段が保持する液体を回収する回収手段と、を備えた液体吐出装置であって、前記保持手段は、前記回収手段を兼ねており、所定の間隔で配列された複数の櫛歯を有し、前記櫛歯の間から液体を回収し、前記保持手段が保持する液体を振動させる加振手段を更に備え、前記加振手段は、前記吐出手段の内部に備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、吐出口面および吐出口と繋がる流路内の異物を除去することができる液体吐出装置を実現することができる。
液体吐出装置の要部の構成を示した図である。 吐出部に残留した吐出物を回収する回収ユニットを示した概略図である。 吐出部の一部を拡大して示した断面図である。 モジュール基板の洗浄工程のフローチャートである。 液体吐出装置の吐出部と保持部材とを示した断面図である。 他の実施形態の液体吐出装置の吐出部と保持部材とを示した断面図である。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、液体吐出装置10の要部の構成を示した図である。液体吐出装置10は、主に吐出部11、収容容器12、圧力制御部13、収容容器12の内部のインプリント材等の吐出物(以下、液体ともいう)8を循環させる循環部40、制御部60を備える。液体吐出装置10は、収容容器12内の液体8を吐出部11のモジュール基板57に設けられた吐出口から基板4に吐出することができる。吐出口は、モジュール基板57の吐出口面58に設けられている。流体を収容可能な収容容器12の内部には、内部の空間を分離する可撓性部材で形成された分離膜14が設けられる。分離膜14の厚みは10μm以上200μm以下であることが好ましく、液体及び気体の透過性が低い材料で形成することが好ましい。分離膜14は、例えばPFA等のフッ素樹脂材のフィルムやフッ素樹脂材とプラスチック材料を組み合わせた複合多層フィルムで形成することができる。収容容器12の分離膜14で仕切られた第1収容部15には液体8が収容されており、他方の第2収容部16には充填液が収容される。第1収容部15と第2収容部16とは、分離膜14によって分けられる。第2収容部16は、接続配管17によって圧力制御部13と接続されており、第1収容部15は、吐出部11と接続される。
圧力制御部13は、充填液タンク、配管、圧力センサ、ポンプ、バルブ等を備えており、第2収容部16内の圧力を制御可能に構成される。圧力制御部13で第2収容部16内の充填液の圧力を制御することで、分離膜14を介して第1収容部15内の液体8の圧力を制御することができる。これにより、吐出部11における気液界面の形状を安定化させ、再現性のよい液体8の吐出を行うことができる。
循環部40は、収容容器12の外側に、両端で収容容器12に接続する通路45を設け、この通路45にフィルタ41とポンプ44とを配置した構成である。循環部40は、収容容器12の第1収容部15と接続されており、通路45は第1収容部15に開口する第1開口43と第2開口42とで第1収容部15と連通する。第1開口43は第1収容部15の内部の液体8を通路45の内部に供給する開口であり、第2開口42は第1開口43から通路45に供給された液体8を再度第1収容部15に供給する開口である。第1開口43と第2開口42とを結ぶ通路45には、ポンプ44と、液体8をろ過するフィルタ41とが配置される。ポンプ44からの発塵による液体8への異物発生の可能性を考慮すると、ポンプ44に対して、第1開口43から第2開口42へと液体8を流す際に下流側となる位置にフィルタ41を配置することが好ましい。
ポンプ44は通路45の通路内に設けることが好ましいが、この通路45の外部に設けてもよい。ポンプ44を駆動させると、第1収容部15内に収容された液体8が第1開口43から通路45に供給される。第1開口43から供給された液体8は、通路の内部のフィルタ41を通過してろ過された後に、第2開口42を経由して第1収容部15内に戻る。そして再び第1開口43から供給される。即ち、第1収容部15内の液体8は、循環しながらフィルタ41でろ過される。
図2(a)から(e)は、液体吐出装置10が備えた、液体8を回収する回収ユニット70を示した概略図である。図2(a)は、吐出部11と回収ユニット70の回収部73とが対向した状態で、液体保持部59によって液体8を保持した状態を示した図である。液体保持部59は、吐出部11の吐出口面58と、回収部73あるいは吸引部71とを対向させたものであり、ここに液柱を形成する形で液体8を保持する。液柱は、吐出口面58の全面に形成される。回収ユニット70は、液体を保持可能であり回収可能な回収部73と、回収部73と連通した回収流路74と、液体を吸引可能な吸引部71と、吸引部71と連通した吸引流路72と、を備える。更に回収ユニット70は、回収部73と連通する流路と吸引部71と連通する流路とを切替える3方向弁75と、回収部73と吸引部71とに負圧を発生させる負圧発生機構76と、負圧発生機構76を制御する制御部77を備える。更に回収ユニット70は、必要に応じて回収部73や吸引部71を昇降させる昇降部26と、回収部73や吸引部71を移動させる移動部78、回収部73や吸引部71から回収した液体8を貯留する収容容器79を備える。
吐出部11の吐出口面58と、回収部73および吸引部71とは、非接触の状態である。回収ユニット70は、移動部78によってX方向に往復移動することが可能であり、吐出部11の吐出口面58と対向する位置に移動して液体8を保持、回収、吸引することができる。また、必要に応じて昇降部26を用いて回収部73や吸引部71をZ方向に移動させることで吐出部11に対して位置合わせすることができる。
本実施形態の液体吐出装置10では、回収ユニット70の回収部73は、複数の櫛歯状回収部731を備えており、複数の櫛歯状回収部731は所定量の間隔をあけて桶732内に配列されている。桶732には、桶732内と回収流路74とを連通、遮断可能な弁733が設けられている。
図2(b)は、複数の櫛歯状回収部731のうちの任意の櫛歯状回収部731を示した図である。櫛歯状回収部731には櫛歯状加工が施されており、櫛歯状回収部731は所定の間隔で設けられた複数の櫛歯を備えている。櫛歯の間隔は、使用する液体の粘性に合わせて設定することが好ましい。回収ユニット70の回収部73は、吐出口面58と対向することで液体保持部59を形成する。液体保持部59において、櫛歯状回収部731同士の間および櫛歯の間では毛管現象によって液体8を保持する。液体は粘性を有しており、液体保持部59において回収部73と吐出部11との間では液体8を液柱として保持することができる。液体8を保持する際には、弁733を閉じて、回収部73を吐出口面58と対向して配置し、圧力制御部13で第2収容部16内の充填液の圧力を制御し、分離膜14を介して第1収容部15内の液体8を吐出部11から押し出して液体保持部59で液体8を保持する。なお、吐出部11から後述するエネルギ発生素子によって液体8を吐出させ、液体保持部59を液体8で満たして保持してもよい。
図2(c)は、液体保持部59で保持した液体を回収する様子を示した図である。液体吐出装置10では、液体保持部59で液体を保持した状態でモジュール基板57の流路内の異物を除去する洗浄を行う。このモジュール基板57の洗浄については後述する。モジュール基板57の洗浄後、液体保持部59で保持された液体8は、負圧発生機構76の作用によって、回収部73と連通した回収流路74を経て回収されて、収容容器79に貯留される。液体保持部59で保持された液体8を回収するには、先ず、桶732に設けられた弁733を開き、3方向弁75を負圧発生機構76による負圧が回収部73に作用するように切替える。その後、負圧発生機構76を駆動することで、回収部73に負圧を作用させて、液体保持部59で保持された液体8を回収し収容容器79に貯留することができる。
本実施形態では、液体保持部59として複数の櫛歯状回収部731を採用することで、液柱状の液体8および複数の櫛歯状回収部731の間の液体8を回収する際に、保持された多量の液体8に負圧を略同時に作用させ、液体8を短時間で回収することができる。
図2(d)は、吐出口面58に残留した液体8を吸引部71で吸引する様子を示した図である。回収部73と吸引部71とでは、吸引部71の方が開口径を備えており、吸引部71は回収部73よりも効果的に吐出口面58から液体8を吸引することができる。液体保持部59で保持された液体8を回収部73で回収した後、吐出口面58に回収部73で回収しきれなかった液体8が付着した状態で残留することがある。このように吐出口面58に液体8が残留した場合、図2(d)のように、吸引部71が吐出部11と対向する位置まで移動して、3方向弁75を負圧発生機構76による負圧が吸引部71に作用するように切替える。その後、負圧発生機構76を駆動することで、吸引部71に負圧を作用させて、吐出口面58に残留した液体8を吸引し収容容器79に貯留することができる。これによって、吐出口面58上の液体8を回収することができる。
なお、昇降部26を用いて吸引部71をZ方向に移動させて、吐出口面58との距離を所定距離とすることで、図2(e)に示すように、吐出口面58と吸引部71との間に液柱を形成して液体8を保持することもできる。吸引部71の吐出口面58と対向する面は、回収部73の吐出口面58と対向する面よりも狭くなっていることから、吸引部71では、回収部73よりも幅の狭い液柱を形成することが可能であり、吐出口面58に対して部分的(一部)に液柱を形成することができる。よって、モジュール基板57を部分的に洗浄する場合には、吸引部71で液柱を形成する方が効率的な洗浄を行うことができる。
図3は、吐出部11の一部を拡大して示した断面図である。吐出部11は、共通液室56とモジュール基板57とを備えており、共通液室56内の液体8をモジュール基板57の吐出口19から吐出することができる。モジュール基板57は、液体8をモジュール基板57に供給する供給口21と、液体8を吐出するための吐出エネルギを発生するエネルギ発生素子18と、圧力室20と、液体8を吐出可能な吐出口19とを備える。吐出口19の開口面積は、供給口21の開口面積よりも小さく、供給口21から吐出口19までの流路において断面積が最小となる。
液体8を吐出する際には、エネルギ発生素子18を不図示の駆動源によって駆動させることで、圧力室20内の液体8を吐出口19から吐出する。エネルギ発生素子18に用いられるものとしては、圧電素子や発熱抵抗体が挙げられる。なお、液体8として樹脂を多く含むものがよく用いられることから、エネルギ発生素子18には圧電素子を用いることが好ましい。また吐出部11は、インクジェットヘッド等で用いられるような吐出ヘッドであることが好ましい。なお、制御弁等を用いて液体8の供給と停止を制御してもよい。
本実施形態の液体吐出装置10では、モジュール基板57の洗浄を行う際に、図2のように、液体保持部59を液体8で満たし液柱を形成することで液体8を保持する。液柱を形成する際には、前述したように、圧力制御部13による制御によって液柱を形成してもよいし、エネルギ発生素子18の駆動によって液柱を形成してもよい。本実施形態では、このように液柱を形成することで液体8を保持しつつ、エネルギ発生素子18を駆動させる。このように洗浄の際に液柱によって吐出口面58が接液した状態でエネルギ発生素子18を駆動することで、吐出口19近傍における流路内で増粘した液体8や吐出口面58に付着した異物を除去、回収することができる。その原理を以下に説明する。
吐出口19近傍における流路内で増粘した液体は、液柱が形成されることによって吐出口面58が接液する。すると、流路内の増粘した液体に液柱の液体から増粘していない液体水分が供給されて流路内の液体の増粘状態が緩和される。液体が増粘する原因としては、例えば液体の蒸発による液体の組成変化や液体の重合によるゲル化があり得る。そのため、蒸発しやすい成分を多く含み、液体の組成変化による増粘が起こりにくい液体、もしくは増粘する成分を除いた液体を洗浄液として使用してもよい。例えば、一部の流路内の液体が増粘していても、他の流路内の液体は増粘していない場合がある。このため、形成される液柱の液体は、増粘していない液体を含んでいる液柱となっている。このように増粘していない液体を含んでいる液柱が流路内の増粘した液体に接液することで、増粘状態が緩和される。このように増粘状態が緩和された状態で、エネルギ発生素子18によって液柱を形成する液体に振動が加えられると、増粘が緩和されて除去され易くなった液体は、流路から離脱し、吐出口19から液柱内へ移動する。また、圧力室20を含む流路内の異物も流路から離脱し、吐出口19から液柱内へ移動する。一方、吐出口面58に付着した異物もまた、液柱によって吐出口面58が接液することで、液体の粘性によって吐出口面58から離れ液柱内へ移動する。その後、前述したように、負圧発生機構76の作用によって、液柱として保持された液体を回収部73から回収することで、液体と共に、吐出口面58に付着した異物および流路内で増粘した液体を除去することができる。
このように本実施形態では、回収部73と吐出口面58との間に液柱を形成した状態で、エネルギ発生素子18を駆動しながらモジュール基板57の洗浄を行い、その後、液柱として保持された液体8を回収部73から回収する。
図4は、本実施形態の液体吐出装置10におけるモジュール基板57の洗浄工程のフローチャートである。以下、このフローチャートを用いて液体吐出装置10におけるモジュール基板57の洗浄工程を説明する。なお、洗浄工程における各シーケンスの制御は、液体吐出装置に内蔵されたCPUによりなされるが、液体吐出装置に接続されたコンピュータが行ってもよい。
モジュール基板57の洗浄工程が開始されると、制御部60は、S1で回収ユニット70を移動させて、回収部73を吐出口面58と対向した位置に配置する。その後S2で、制御部60は、吐出部11の吐出口19から液体8を吐出する。ここでは、圧力制御部13で第2収容部16内の充填液の圧力を制御し、吐出部11より液体8を押し出す。液体8を押し出すことによって、液体保持部59が液体8で満たされ、液体保持部59に液柱が形成される。この状態で、液体保持部59に形成された液柱と、モジュール基板57の吐出口19から吐出口19内および圧力室20を含む供給口21までの流路内とは、液体8で満たされた状態となる。また、吐出口面58が液柱と接触することで、吐出口面58に付着した異物は、液体8の粘性によって液柱内へ移動する。
次に制御部60はS3で、エネルギ発生素子18を所定時間駆動させて吐出口19および流路内の洗浄を行う。この洗浄により、流路内の異物は吐出口19を介して液柱内へと移動する。その後、制御部60はS4で、負圧発生機構76の作用によって、液体保持部59から桶732と、回収流路74と、を経て液柱を形成している液体8を回収してモジュール基板57の洗浄工程を終了する。
なお、S4で液体8を回収した後、吐出口面58に液体8が残っている場合には、S4の後に、吸引部71が吐出口面58と対向する位置まで回収ユニット70を移動させ、吸引部71で吐出口面58に残留した液体8を吸引する。
本実施形態のように、液体保持部59に液柱を形成することで液体8を保持しつつ、エネルギ発生素子18を駆動させて洗浄することで、吐出口面58、吐出口19内および圧力室20を含む流路内の異物を除去することができる。
なお、本実施形態では洗浄時にエネルギ発生素子18を駆動させて吐出口19内および流路内の液体8を振動させることで洗浄を行っているが、これに限定するものではない。つまり、流路内の液体に直接的または間接的に振動を加える加振手段で液体8に振動を与えつつ洗浄を行ってもよい。なお、ここで「間接的に振動を加える加振手段」とは、液柱を介して外部から振動を加えるものが含まれる。また、エネルギ発生素子18以外の加振手段を吐出部11が備えてもよい。加振手段としては、例えば、超音波発生装置等を用いてもよい。
また、本実施形態では、液体8を保持する保持手段と回収する回収手段とが同一である例を説明したが、これに限定されるものでなく、液体8を保持する保持手段と回収する回収手段とが別に設けられていてもよい。
また、本実施形態では、液体吐出装置10を例に説明したが、モジュール基板57を洗浄する洗浄装置に適用してもよい。
また、図2(e)に示した吐出口面58に対して部分的に液柱を形成した状態で、加振手段を駆動することで洗浄を行ってもよい。
このように、液体8によって吐出口面58を覆うように液柱を形成し、加振手段を駆動することで洗浄を行い、その後、液柱を形成する液体8を回収する。これによって、吐出口19内や吐出口19と繋がる流路内の異物を除去することができるモジュール基板57の洗浄方法、洗浄装置および液体吐出装置を実現することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
図5は、本実施形態における液体吐出装置10の吐出部11と保持部材80とを示した断面図である。第1の実施形態では、吐出部11の吐出口面58と対向する位置に、回収部73を配置して吐出部11から液体8を押し出して、液体保持部59に液柱を形成した。本実施形態では、吐出部11の吐出口面58と対向する位置に、桶状の保持部材80を配置して、吐出口面58と保持部材80との間に液柱を形成する。
保持部材80は、移動可能に構成されており、洗浄時には、吐出部11の吐出口面58と対向する位置に移動する。保持部材80は、3方向弁83を介して、液体供給容器81および液体回収口容器82と接続されている。不図示の制御機構で3方向弁83によって保持部材80と液体供給容器81を連通させ、液体供給容器81内の液体84を保持部材80に供給する。ここで、液体84は洗浄液であり、洗浄液は吐出口19近傍における流路内で増粘した液体8の増粘状態を緩和させることができる、液体8から増粘する成分を除いたもの、もしくは液体8と同一種のものを用いることが好ましい。液体が増粘する原因としては、例えば液体の蒸発による液体の組成変化や液体の重合によるゲル化があり得る。そのため、蒸発しやすい成分を多く含み、液体の組成変化による増粘が起こりにくい液体、もしくは増粘する成分を除いた液体を洗浄液として使用してもよい。液体8と異なる洗浄液を用いた場合、洗浄後に残った洗浄液を除去する工程が必要となるが、同一種のものを用いることで洗浄液を除去する工程を省くことができ、洗浄に要する時間を短縮することができる。
吐出口面58と保持部材80との間で液柱を形成した状態で、不図示の制御機構で3方向弁83によって保持部材80と液体回収口容器82とを連通させる。この状態でエネルギ発生素子18を駆動させることによって、保持部材80を介して吐出口19内および流路内の液体84を振動させて、吐出口19内および流路内の異物を、吐出口19を介して液柱内へと移動させる。その後、液柱として保持された液体84を液体回収口容器82に回収する。これによって、液体84と共に、吐出口面58に付着した異物および流路内の異物を除去、回収することができる。
なお、3方向弁83と液体回収口容器82との間に、ポンプ等の負圧発生手段を備えた構成でもよい。
(その他の実施形態)
図6は、その他の実施形態を示した図であり、液体吐出装置の吐出部11と保持部材80とを示した断面図である。保持部材80は、エネルギ発生手段85を備えている。洗浄の際には、吐出口面58と保持部材80との間に液柱を形成し、保持部材80が備えたエネルギ発生手段85で、保持部材80が保持した液体84を振動させて、吐出口19内および流路内の異物を、吐出口19を介して液柱内へと移動させる。このように、保持部材80が備えたエネルギ発生手段85によって、液体84を振動させることでも上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。エネルギ発生手段85には、例えば、超音波発生手段等が挙げられる。
8 吐出物(液体)
10 液体吐出装置
11 吐出部
18 エネルギ発生素子
19 吐出口
58 吐出口面
70 回収ユニット
80 保持部材

Claims (9)

  1. 液体を収容する収容容器と、
    前記収容容器に収容されている液体を吐出口面に設けられた吐出口から吐出する吐出手段と、
    前記吐出口面との間で液柱をなした液体を保持可能な保持手段と、
    前記吐出口面と、前記保持手段との間に液体を供給して液柱を形成する形成手段と、
    前記保持手段が保持する液体を回収する回収手段と、
    を備えた液体吐出装置であって、
    前記保持手段は、前記回収手段を兼ねており、所定の間隔で配列された複数の櫛歯を有し、前記櫛歯の間から液体を回収し、
    前記保持手段が保持する液体を振動させる加振手段を更に備え、
    前記加振手段は、前記吐出手段の内部に備えられていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記加振手段は、前記吐出手段が液体を吐出する際に用いる吐出エネルギによって液体を加振する請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記形成手段は、前記吐出手段から吐出された液体を供給して液柱を形成する請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記回収手段は、前記保持手段と接続された負圧発生手段が発生する負圧によって液体を回収する請求項1ないしのいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記回収手段は、前記吐出口面と前記保持手段との間に供給された液体を回収する第1回収手段と、前記吐出口面に付着した液体を吸引して回収する第2回収手段と、を有している請求項1ないしのいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記液体はインプリント材である請求項1ないしのいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記吐出口面と、前記保持手段とは、非接触である請求項1ないしのいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記液柱は、前記吐出口面の全面に形成される請求項1ないしのいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記液柱は、前記吐出口面の一部に形成される請求項1ないしのいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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