JP7378626B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本開示は、電力変換装置に関する。
故障発生時に動作を継続するために、同一機器を並列に予備配置する冗長構成が用いられる。冗長構成の一例として、特開2006-166623号公報(特許文献1)には、第1及び第2の冗長用駆動巻線の配置による2重冗長系モータの駆動システムが記載されている。
特許文献1の構成では、第1の冗長用駆動巻線に対して、第1ドライブ回路、及び、当該第1ドライブ回路を制御する第1制御回路が配置されるとともに、第2の冗長用駆動巻線に対して、第2ドライブ回路、及び、当該第2ドライブ回路を制御する第2制御回路が配置される。更に、回転検出センサが3重冗長系で配置され、3重冗長系の第1~第3のセンサ信号は、第1制御回路及び第2制御回路の各々に入力される。
特開2006-166623号公報
人工衛星等の故障発生時の修理が制約されるアプリケーションでは、機器(負荷)へ電力を供給するための電力変換装置に冗長構成が適用される。このような冗長構成に対して、特許文献1の技術を適用することを考えると、同一負荷に対して、冗長用駆動巻線と同様に、複数の電力変換器を並列に設ける構成を適用することが考えられる。
しかしながら、特許文献1の構成では、冗長系を構成するための複数の冗長用駆動巻線の各々に対して、ドライブ回路及び制御部が1:1に配置される。このため、特許文献1が適用された電力変換装置では、複数の電力変換器に対応して、制御部が1:1に配置されることになる。このような構成では、いずれかの制御部に故障が生じると、対応する電力変換器については、故障が発生していなくても使用できなくなることが懸念される。従って、制御部の冗長性を効率的に確保できないことが懸念される。
又、電力変換器の冗長数を増加させると、制御部の配置個数も同じだけ増加することになるので、制御部の増加による部品点数の増加についても懸念される。一般的に、冗長構成は、回路規模、コスト、及び、信頼性等の観点から、部品点数を可能な限り最小にすることが望ましいため、特許文献1の構成では、制御部の配置個数の面からも、冗長性を効率的に確保できないことが懸念される。
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであって、本開示の目的は、効率的に冗長性を確保するための電力変換装置の構成を提供することである。
本開示のある局面では、電力変換装置は、n個(n:自然数)の電力変換器と、信号変換部と、並列動作する第1及び第2の制御部と、系選択部と、n個の出力選択部とを備える。電力変換器は、駆動信号に応じて動作することで負荷に供給される電力を発生する。信号変換部は、記電力変換器からのアナログ検出値をデジタル値に変換するアナログデジタル変換器がL個(L:3以上の自然数)並列配置された冗長構成を有する。第1及び第2の制御部の各々は、アナログデジタル変換器からのデジタル値を用いて駆動信号を生成する。系選択部は、第1及び第2の制御部の異常検出結果に応じて、第1及び第2の制御部の一方を選択する。n個の出力選択部は、n個の電力変換器にそれぞれ対応して設けられる。各出力選択部は、第1及び第2の制御部の両方から駆動信号を受けるとともに、第1及び第2の制御部のうちの系選択部によって選択された一方の制御部からの駆動信号を、n個の電力変換器のうちの対応する1つの電力変換器に対して出力する。
本開示によれば、2重冗長の第1及び第2の制御部が並列動作することで、第1及び第2の制御部が故障しても他方の制御部を用いて、電力変換器の構成個数に関わらず正常な電力変換器50の動作継続を可能とすることにより、冗長性を効率的に確保できる。
本開示の実施の形態1に係る電力変換装置の構成を説明するブロック図である。 図1に示された系選択部の構成例を示す回路図である。 図1に示された各制御部におけるA/Dコンバータからの検出信号の処理系の構成を説明する回路図である。 3重冗長による矩形波信号の多数決処理を説明する概念的な波形図である。 主系及び待機系の制御部で生成された矩形波信号間の同期制御を説明する概念的な波形図である。 制御部の異常発生時における矩形波信号の波形図である。 制御部の同期制御及び異常検出で用いられる矩形波信号の変形例を説明するための概念的な波形図である。 本開示の実施の形態2に係る電力変換装置の構成を説明するブロック図である。 本開示の実施の形態2の変形例に係る電力変換装置の構成を説明するブロック図である。 本開示の実施の形態3に係る電力変換装置の構成を説明するブロック図である。
以下に、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、図中の同一又は相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
実施の形態1.
図1は、本開示の実施の形態1に係る電力変換装置の構成を説明するブロック図である。
図1を参照して、実施の形態1による電力変換装置1Aは、n個(n:2以上の自然数)の電力変換器501~50nと、制御装置80とを備える。通常、(n-1)個の電力変換器に対して冗長用に1個の電力変換器を加えることで、本来の電力供給に必要な台数よりも多く電力変換器501~50nを配置する、いわゆるN+1冗長を確保することができる。以下では、電力変換器501~50nを包括的に表記する場合には、単に電力変換器50とも称する。電力変換器501~50nの各々は、同一の構成及び機能を有しており、例えば、トランジスタ等のスイッチング素子(図示せず)のオンオフ制御によって電力変換を実行する、DC-DCコンバータやインバータ等で構成される。
電力変換器501~50nは、電力バス2を介して、負荷5に並列接続される。従って、並列動作する電力変換器501~50nからの出力電力の和が、電力バス2によって負荷5に供給されることになる。負荷5は、例えば、人工衛星の搭載機器(通信機器、姿勢制御機器、推進機器、及び、観測機器等)で構成される。このような用途では、修理交換が極めて困難であるため、冗長構成の重要度が高くなる。但し、本実施の形態に係る電力変換装置は、任意の負荷5に対する電力供給に用いることが可能である点について、確認的に記載する。
電力バス2には、電流又は電圧等を検出するためのセンサ3が配置される。センサ3による検出値は制御対象値とされて、制御装置80へ入力される。例えば、電力変換器50からの出力によって変化する当該検出値を、別途定められる目標値に制御するための電力変換器50の駆動信号DSGが、制御装置80によって生成される。
制御装置80は、3重冗長のA/Dコンバータ11と、2重冗長の制御部31及び32と、制御部31及び32からの制御信号を選択する3重冗長の制御選択部21と、制御部31及び32からの駆動信号DSGを選択する出力選択部40と、制御部31及び32の選択を切り替える系選択部60とを含む。出力選択部40は、電力変換器501~50nと同数、即ち、n個の出力選択部401~40nによって構成される。出力選択部401~40nについても、包括的に表記する場合には単に出力選択部40とも称する。
2重冗長を構成する制御部31及び32は、同一機能を有しており、並列に動作して同じの駆動信号DSGを生成する。代表的には、制御部31および32の各々は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、マイクロコントローラ等の演算処理回路によって構成される。制御部31及び32は、後述する様に、そのうちの一方が主系とされ、他方が待機系とされる。制御部31及び32は、「第1の制御部」及び「第2の制御部」に対応する。
制御部31は、機能の一つとして、異常検出部710を含み、制御部32は、機能の一つとして、異常検出部720を含む。本実施の形態では、制御部31及び32の間で、3重冗長の異常検出信号線70によって矩形波信号を授受することによって、互いに異常監視する例を説明する。尚、異常検知の詳細については、後程説明する。この結果、異常検出部710,720から系選択部60に対して、制御部31,32のそれぞれについての異常検出信号が出力される。
センサ3の検出値であるアナログ電圧は、3重冗長のA/Dコンバータ111~113に並列に入力される。以下では、A/Dコンバータ111~113を包括的に表記する場合に、A/Dコンバータ11とも称する。同一のアナログ検出値に対して設けられるA/Dコンバータ11の最小個数は3個であるが、4個以上として冗長数を増やすことも可能である。A/Dコンバータ11の冗長数をL(L:3以上の自然数)とすると、L個のA/Dコンバータ111~11L(図1ではL=3)によって構成されるA/Dコンバータ11が「信号変換部」の一実施例に対応する。
A/Dコンバータ111~113は、アナログ検出値をデジタル変換したデジタル値Dx1~Dx3をそれぞれ出力する。デジタル値Dx1~Dx3は、制御部31及び32の各々に入力される。上述の様に、デジタル値Dx1~Dx3は、電力変換器50の出力電圧、出力電流等の制御対象値を示している。制御部31及び32の各々は、A/Dコンバータ11からのデジタル値を用いたフィードバック制御、フィードフォワード制御、ニューラルネット制御等の任意の制御演算処理を実行する。当該制御演算処理によって、電力変換器50の動作を制御するための駆動信号DSGが生成される。
具体的には、駆動信号DSGは、電力変換器501~50nに含まれる上述のスイッチング素子(図示せず)のオンオフ制御信号に相当する。例えば、駆動信号DSGは、制御対象値を目標値に一致させるためのPWM(Pulse Width Modulation)信号によって構成することができる。この結果、電力変換器50が、制御装置80からの駆動信号DSGに従って動作することで、出力電流又は出力電圧等の制御対象値を目標値に制御することが可能となる。即ち、電力変換器501~50nの各々は、制御部31又は32によって生成された駆動信号DSGによって共通に動作することができる。
2重冗長の制御部31及び32から出力された駆動信号DSGは、一旦、出力選択部401~40nの各々に入力される。出力選択部401~40nの各々は、系選択部60からの選択信号SLGに従って、制御部31からの駆動信号DSGと、制御部32からの駆動信号DSGとの一方を、電力変換器501~50nへ出力する。出力選択部401~40nの各々は、マルチプレクサによって構成することができる。
制御部31及び32の各々は、更に、A/Dコンバータ11の制御信号CSGを生成する。制御信号CSGは、例えば、A/Dコンバータ111~113のそれぞれでの変換処理(例えば、変換速度等)を制御する信号である。
2重冗長の制御部31及び32からの、A/Dコンバータ111~113の制御信号CSGは、一旦、制御選択部211~213へそれぞれ入力される。制御選択部211~213は、系選択部60からの選択信号SLGに従って、制御部31からの制御信号CSGと、制御部32からの制御信号CSGとの一方を、A/Dコンバータ111~113へ出力する。制御選択部211~213の各々は、マルチプレクサによって構成することができる。
尚、制御選択部211~213についても、包括的に表記する場合には、単に制御選択部21とも表記する。図1の構成例では、制御選択部21を構成する制御選択部211~213は、A/Dコンバータ111~113と同数設けられる。従って、A/Dコンバータ11の冗長数(L)に応じて、制御選択部21を構成するマルチプレクサ等の配置数も変化する。
系選択部60は、制御部31及び32のどちらか一方を選択する選択信号SLGを生成する。制御部31及び32のうちの選択信号SLGによって選択される1つが「主系」の制御部となり、その他の制御部が「待機系」の制御部とされる。以下では、デフォルトでは、制御部31が主系であり、制御部32が待機系であるものとする。
制御部31及び32は、A/Dコンバータ11からのデジタル値を共通に用いて並列に動作することで、同様の駆動信号DSGを生成するが、「主系」に選択された制御部(例えば、制御部31)が生成した駆動信号DSGのみが、電力変換器501~50nへ入力される。
同様に、制御部31及び32の両方が、A/Dコンバータ11の制御信号CSGを生成するが、「主系」に選択された制御部(例えば、制御部31)が生成した制御信号CSGのみが、A/Dコンバータ111~11nへ入力される。
図2は、系選択部60の構成例を説明する回路図である。
図2を参照して、系選択部60は、制御部31の異常検出信号Sab1と、制御部32の異常検出信号Sab2とに基づいて、図1で説明した選択信号SLGを生成する。異常検出信号Sab1,Sab2は、異常検出部710,720によって生成される2値信号である。互いに異常監視する本実施例では、異常検出信号Sab1は、異常検出部720で生成され、異常検出信号Sab2は、異常検出部710で生成される。異常検出信号Sab1は、制御部31の正常時(異常非検知時)には、「0」に設定される一方で、制御部31の異常が検知されると、「0」から「1」に遷移する。同様に、異常検出信号Sab2は、制御部32の正常時(異常非検知時)には、「0」に設定される一方で、制御部32の異常が検知されると、「0」から「1」に遷移する。
系選択部60は、エッジ検出回路61,62及びラッチ回路65の組み合わせで構成することができる。例えば、図2に示される様に、キャパシタC1及び抵抗R1で構成されるCR微分回路によって、異常検出信号Sab1の「0」及び「1」の間の遷移を検出するエッジ検出回路61を構成することができる。同様に、キャパシタC2及び抵抗R2で構成されるCR微分回路によって、異常検出信号Sab2の「0」及び「1」の間の遷移を検出するエッジ検出回路62を構成することができる。
ラッチ回路65は、RS-FF(Reset Set Flip Flop)で構成することができる。RS-FFのR(Reset)端子には、エッジ検出回路61の出力信号が入力され、RS-FFのS(Set)端子には、エッジ検出回路62の出力信号が入力される。RS-FFのQ端子からは、選択信号SLGが出力される。選択信号SLGのデフォルト値は「1」であり、SLG=「1」のときには、制御部31が「主系」として選択される一方で、SLG=「0」になると、制御部32が「主系」に選択されるものとする。
制御部31及び32が正常であるときには、異常検出信号Sab1,Sab2の両方が「0」に維持されているので、R端子及びS端子には「0」が入力されて、Q端子の選択信号SLGは保持される。このため、選択信号SLGは、デフォルト値の「1」に維持されて、制御部31が「主系」の制御部とされる一方で、制御部32は「待機系」の制御部とされる。
このとき、出力選択部401~40nの各々は、選択信号SLG=「1」に応じて、制御部31からの駆動信号DSGを、電力変換器501~50nへ出力する。同様に、制御選択部211~213の各々は、選択信号SLG=「1」に応じて、制御部31からの制御信号CSGを、A/Dコンバータ111~113へ出力する。
Sab1=「0」、かつ、Sab2=「0」の状態から、制御部31の異常が検出されてSab1が「0」から「1」へ遷移すると、R端子に「1」が入力されることで、Q端子の選択信号SLGが「0」にリセットされる。これに応じて、以降では、制御部32が「主系」の制御部に選択される一方で、制御部31は「待機系」の制御部とされる。
このとき、出力選択部401~40nの各々は、選択信号SLG=「0」に応じて、制御部32からの駆動信号DSGを、電力変換器501~50nへ出力する。同様に、制御選択部211~213の各々は、選択信号SLG=「0」に応じて、制御部32からの制御信号CSGを、A/Dコンバータ111~113へ出力する。
又、制御部32の異常が検出されてSab2が「0」から「1」へ遷移すると、S端子に「1」が入力されることで、Q端子の選択信号SLGが「1」にセットされる。これに応じて、以降では、制御部31が「主系」の制御部であり、制御部32は「待機系」の制御部である選択が固定される。
尚、エッジ検出回路61,62を設けることで、系選択部60が主系及び待機系の切替は、異常検出信号Sab1,Sab2のレベルが変化するタイミングで実行されることになる。これにより、待機系の制御部(例えば、制御部32)に対応する異常検出信号(例えば、Sab2)の値が、信号出力端子の故障等によって誤って「1」に固定されていても、主系の制御部(例えば、制御部31)に異常が発生して、異常検出信号(例えば、Sab1)が「0」から「1」に変化すると、選択信号SLGの値を切り替えることができる(例えば、「1」から「0」)。この様な場合でも、主系及び待機系を正常に切り替えることができる。
この様に、図1及び図2の構成によって、実施の形態1に係る電力変換装置1Aでは、2重冗長の制御部31及び32が並列動作することで、制御部31及び32の一方に単一故障が生じても、他方の制御部を「主系」として、電力変換器50の構成個数に関わらず、全ての電力変換器50が動作を継続することが可能である。これにより、制御部の故障によって、故障が発生していない電力変換器が不使用となるケースを回避することで、冗長性を効率的に確保できる。
そして、出力選択部401~40n、又は、電力変換器501~50nに単一故障が発生しても、N+1冗長が構成されていれば、負荷5に対しては、所望の電力供給を継続することができる。
更に、実施の形態1に係る電力変換装置1Aでは、N+1冗長の電力変換器50を、電力変換器と1:1に制御部を設けることなく、具体的には、最小で2重冗長の制御部31,32の配置によって、3個以上の電力変換器を制御する冗長系を形成できる。これにより、制御部の個数増加による部品点数の増加を招くことなく、効率的に冗長性を確保できる。
又、仮に、系選択部60が故障した場合には、選択信号SLGによる「主系」及び「待機系」の選択が固定される。このため、系選択部60の単一故障時には、制御部31及び32に異常が発生していないことにより、電力変換器50による負荷5への所望の電力供給を継続することができる。
更に、制御選択部21の配置により、A/Dコンバータ11での変換処理を制御部側から制御する構成についても、制御部31及び32による冗長性を同様に確保することができる。この点について、特許文献1の構成では、3重冗長系を構成する回転検出センサからの3個のセンサ信号を3個のRD変換器でそれぞれ変換した3個の変換値が第1制御部及び第2制御部の各々に入力されている一方で、3個のRD変換器での変換処理を、制御部側から制御する構成は想定されていない。
次に、図3を用いて、実施の形態1に係る電力変換装置1Aでの制御部31及び32の各々における3重冗長のA/Dコンバータ11の出力信号の処理系について説明する。
図3を参照して、信号処理系35は、制御部31及び32の機能の一部として、制御部31及び32の各々に含まれる。
信号処理系35は、信号線151~154と、加算部310と、乗算部311~313,355と、減算部321~323,350と、絶対値算出部331~333と、最大値抽出部340と、セレクタ345とを有する。
信号線151~153は、3重冗長のA/Dコンバータ111~113からそれぞれ出力されたデジタル値Dx1~Dx3をそれぞれ伝送する。加算部310は、デジタル値Dx1~Dx3の合算値Dsmを信号線154に出力する。
乗算部311~313は、デジタル値Dx1~Dx3のそれぞれを3倍した値を出力する。減算部321~323は、合算値Dsmから乗算部311~313の出力値を減算した値をそれぞれ出力する。絶対値算出部331~333は、減算部321~323の出力値の絶対値を出力する。即ち、絶対値算出部331は、|Dsm-3・Dx1|を出力し、絶対値算出部332は、|Dsm-3・Dx2|を出力し、絶対値算出部333は、|Dsm-3・Dx3|を出力する。
最大値抽出部340は、絶対値算出部331~333の出力値のうちの最大値を抽出する。これにより、等価的に、デジタル値Dx1~Dx3のうちから、平均値(Dsm/3)との差分(差の絶対値)が最も大きい1つのデジタル値が異常値として抽出されることになる。例えば、|Dsm-3・Dx1|が、|Dsm-3・Dx2|及び|Dsm-3・Dx3|の両方より大きいときには、デジタル値Dx1が異常値として抽出される。
セレクタ345は、最大値抽出部340による抽出結果に応じて、デジタル値Dx1~Dx3のうちの1つを異常値として出力する。減算部350は、合算値Dsmから、セレクタ345から出力されたデジタル値(異常値)を減算した値を出力する。乗算部355は、減算部の出力値に0.5(1/2)を乗算することで、制御部31,32での制御演算処理に用いられるデジタル値Dxを出力する。
この結果、デジタル値Dx1が異常値である場合には、Dx=(Dx2+Dx3)/2となり、デジタル値Dx2が異常値である場合には、Dx=(Dx1+Dx3)/2となり、デジタル値Dx3が異常値である場合には、Dx=(Dx1+Dx2)/2となる。即ち、デジタル値Dxは、デジタル値Dx1~Dx3から抽出された、平均値との差分が小さい2個のデジタル値の平均値に相当する。
この結果、A/Dコンバータ111~113、又は、制御選択部211~213に単一故障が発生しても、単一故障が発生したA/Dコンバータ又は制御選択部に関連するデジタル値を異常値として排除して、制御部31,32で用いられる、センサ3の検出値を示すデジタル値Dxを正常に求めることができる。この結果、制御部31又は32による電力変換器50の制御によって、電力変換器50による負荷5への所望の電力供給を継続することができる。
この際に、制御部31,32で用いられるデジタル値(検出値)Dxが、異常値を除いたデジタル値の平均値として求められることにより、等価的にセンサ検出値の分解能を高めることができる。理想的には、センサ3による同一の検出値に対して、A/Dコンバータ111~113の出力値(デジタル値)は同一であり、この場合には、減算部350の出力値は、同一値を2倍した偶数値に固定される。しかしながら、実際には、A/D変換時の量子化誤差や雑音等の影響によって、A/Dコンバータ111~113の出力値が異常値を除いても同一とならないことがある。この様な場合に、デジタル値(検出値)Dxの分解能が向上することになる。
尚、図3に示されたデジタル値Dx1~Dx3から、制御演算処理で用いるデジタル値Dxを求める信号処理は、プログラムの実行によるソフトウェア処理で実現されてもよい。又、本実施の形態では、A/Dコンバータ11の冗長数L=3のときの構成を例示しているが、L≧4のときにも、同様にデジタル値Dxを算出することが可能である。この場合には、L個のデジタル値から、当該L個の平均値との差分が小さい方から2個以上で(L-1)個以下の個数のデジタル値を抽出し、抽出されたデジタル値の平均値を求めることで、デジタル値Dxを算出することができる。即ち、分解能は、最大で(L-1)倍まで向上可能である。
次に、制御部31及び32の異常監視の一例を説明する。
再び図1を参照して、2重冗長の制御部31及び32は、互いに異常を監視しており、異常を検知すると系選択部60に異常検出信号を送出する。例えば、異常検出は、制御部31及び32の内部で生成されている矩形波信号を用いて行われる。
制御部31は、生成した矩形波信号Src1を3重冗長の信号線701~703に出力する。信号線701~703に出力された矩形波信号Src1は、制御部32及び31の両方に入力される。
図4は、3重冗長による矩形波信号の多数決処理を説明する概念的な波形図である。
図4を参照して、同一の矩形波信号Src1が、3本の信号線701~703に出力される。信号波形S1~S3は、信号線701~703のそれぞれで観測される波形である。制御部31が生成した矩形波信号Src1に従って、信号線701,702の信号波形S1,S2は、一定周期で「1(Hレベル)」及び「0(Lレベル)」の間の遷移を繰り返している。一方で、図4の例では、信号線703に断線が発生することで、信号波形S3は、「0」に固定される。
この際にも、信号波形S1~S3の多数決処理により、矩形波信号Src1を再現することができる。多数決処理は、同一タイミングにおける、信号波形S1~S3のそれぞれのレベル(「1」又は「0」)のうちの最も多いものを採用することで実現できる。
これにより、3重冗長の信号線701~703の1本に断線が生じても、制御部31及び32の各々では、制御部31による発生後、信号線701~703によって伝送される矩形波信号Src1を正しく読み取ることが可能となる。
再び図1を参照して、同様に、制御部32は、生成した矩形波信号Src2を3重冗長の信号線704~706に出力する。信号線704~706に出力された矩形波信号Src2は、制御部31及び32の両方に入力される。これにより、制御部32による発生後、信号線704~706によって伝送される矩形波信号Src2についても、制御部31及び32の各々で正しく読み取ることができる。
制御部31及び32は、それぞれが発生する矩形波信号Src1,Src2を同期させた並列動作により、電力変換器50の駆動信号DSGを同じタイミングで生成することができる。このような、主系及び待機系の同期動作により、故障等による異常検出時における主系及び待機系の切替動作時において、短時間で正常動作に復帰することが可能となる。
図5には、矩形波信号Src1,Src2の同期制御を説明する概念的な波形図が示される。図5では、一例として、制御部32における矩形波信号Src2の制御が示される。
図5を参照して、矩形波信号Src1、Src2は、図4で説明した多数決処理で得られたものである。制御部31,32のそれぞれは、内部の基本クロック信号CLKに同期して動作する。基本クロック信号CLKは、制御部31及び32がそれぞれ内蔵する発振器(例えば、水晶発振器)によって生成される。矩形波信号Src1,Src2の周期は、基本クロック信号CLKの周期の整数倍となる。
例えば、制御部31及び32の間で発振器の個体差によって基本クロック信号CLKの周波数に差が生じることで、制御部31及び32の動作タイミングがずれることが懸念される。このような場合、制御部31及び32がそれぞれ生成する矩形波信号Src1及びSrc2の間に位相差が生じることになる。
図5では、制御部32の基本クロック信号CLKが、制御部31の基本クロック信号(図示せず)と比較して周波数が高くなることにより、制御部32が生成する矩形波信号Src2の位相が、制御部31が生成する矩形波信号Src1よりも1クロック周期分早くなっている。
従って、制御部32は、矩形波信号Scr2の立下りタイミングで、矩形波信号Src1との位相差を検出し、矩形波信号Scr2の立上りタイミングを、検出した位相差に応じて調整(ここでは、1クロック周期分遅延)することで、矩形波信号Src1及びSrc2の同期制御を行うことができる。或いは、これとは反対に、矩形波信号Src2の立上りタイミングで位相差を検出して、次の立下りタイミングを調整することも可能である。
制御部31についても同様の機能を有しており、矩形波信号Src1及びSrc2の位相差に応じて、矩形波信号Src1の位相を調整することで、矩形波信号Src1及びSrc2の同期制御を行うことができる。このような同期制御によって、制御部31及び32の動作タイミングを揃えることができる。
この様な同期制御を通じて、制御部31及び32の相互監視による異常検出を実行することができる。例えば、同期制御で検出される矩形波信号Src1及びSrc2の位相差が、予め定められた判定値を超えたときに、制御部の異常を検出することが可能である。
図6には、制御部の異常発生時における矩形波信号の波形例が示される。
図6を参照して、制御部31に異常が発生して、矩形波信号Src1が「1(Hレベル)」に固定された異常例が示されている。
これにより、制御部32では、矩形波信号Src2の立下りタイミングで検出される、矩形波信号Scr2及びScr1の位相差が判定値よりも大きくなる。これにより、制御部32(異常検出部720)は、制御部31の異常を検出することができる。これに応じて、異常検出部720は、系選択部60に入力される異常検出信号Sab1(図2)を「0」から「1」に変化させる。
同様に、制御部31側においても、矩形波信号Src1及びSrc2の間で検出される位相差に基づき、制御部32の異常監視を行うことができる。制御部31(異常検出部710)は、同期制御の際に検出された、矩形波信号Src1に対する矩形波信号Src2の位相差が判定値よりも大きい場合には、系選択部60に入力される異常検出信号Sab2(図2)を「0」から「1」に変化させる。
尚、異常検出時の異常検出信号Sab1,Sab2については、何らかの故障で「1」で固定される可能性が低くなるように、「1」については短パルス幅とする、ワンショットパルス信号とすることが好ましい。
この様に、制御部31及び32では、それぞれが生成する矩形波信号Src1,Src2の比較により、同じタイミングで動作して駆動信号DSGを生成するように同期制御を実現することができる。更に、当該同期制御で用いられる矩形波信号Src1,Src2の相互監視により、制御部31,32の異常監視機能を実現することができる。
又、制御部32における同期制御では、信号線701~703によって制御部31から制御部32に伝送された信号波形の多数決処理で得られた矩形波信号Src1と、信号線704~706による伝送後に制御部32に再入力される信号波形の多数決処理で得られた矩形波信号Src2とを用いて実行されている。同様に、制御部31における同期制御では、信号線704~706によって制御部32から制御部31に伝送された信号波形の多数決処理で得られた矩形波信号Src2と、信号線701~703による伝送後に制御部31に再入力される信号波形の多数決処理で得られた矩形波信号Src1とを用いて実行されている。
これにより、多数決処理によって、3重冗長の信号線701~703又は704~706のうちの1本の信号線に断線が生じても、同期制御を正確に実行できる。更に、制御部31,32の各々において、制御部31及び32の間での信号伝送の配線遅延(信号線701~706)、及び、信号取り込み処理の遅延が、矩形波信号Src1及びSrc2の両方に同等に生じることになる。この結果、これらの遅延が位相差として誤認識されることを防止して、制御部31及び32の同期制御、及び、これに加えて制御部31,32の異常監視を正確に行うことができる。
尚、図4~図6では、一定周波数の矩形波信号を用いた、制御部31,32の同期制御及び異常検出を説明したが、当該矩形波信号は、低周波信号と高周波信号を含む信号として、位相差を補正するタイミングと異常検出を行うタイミングを分けることも可能である。
図7には、制御部の同期制御及び異常検出で用いられる矩形波信号の変形例を説明するための概念的な波形図である。
図7を参照して、矩形波信号Sa~Scの各々は、矩形波信号Src1,Src2に代えて用いることができる。即ち、例えば、制御部31は、一定周波数の矩形波信号に代えて、矩形波信号Saに従った矩形波信号Src1を生成し、制御部32についても、一定周波数の矩形波信号に代えて、矩形波信号Saに従った矩形波信号Src2を生成することができる。この場合にも、信号線701~703によって伝送される矩形波信号Src1と、信号線704~706によって伝送される矩形波信号Src2の比較により、上述した、制御部31及び32の同期制御及び異常検出を行うことができる。
矩形波信号Sa~Scの各々は、低周波信号及び高周波信号を含む様に構成されており、単一信号を用いて、位相差の補正タイミングと、異常検出タイミングとが分離される。
具体的には、矩形波信号Saは、4周期毎の各周期番号♯1~♯4で生成されている高周波信号に変化を加え、周期番号♯1毎に周波数を変化させることで、高周波信号の4倍周期となる低周波信号を含むように生成される。この場合には、周期番号♯1において、位相差の補正を行う一方で、周期信号♯1~♯4の各々で、異常検出を行うことができる。
同様に、矩形波信号Sbでは、各周期番号♯1~♯4で生成されている高周波信号に変化を加え、周期番号♯1毎にデューティ比を変化させることで高周波信号の4倍周期となる低周波信号を含むように生成される。又、矩形波信号Scでは、周期番号♯1毎で位相差を変化することにより、低周波信号及び高周波信号の両方が含まれる信号とすることができる。
この様に、図7に例示される様な、低周波信号及び高周波信号の両方を含む単一の矩形波信号を用いることにより、高周波信号の周期に従って異常検知を高速化する一方で、低周波信号を用いることで位相の分解能を確保して、同期確保のための位相調整を行うことが可能となる。
実施の形態1では、信号線701~703,704~706は、3重冗長で構成されたが、同様の多数決処理を行って4重以上の冗長構成とすることも可能である。尚、実施の形態1において、信号線701~703は「第1の信号線」の一実施例に対応し、信号線704~706は「第2の信号線」の一実施例に対応する。又、矩形波信号Src1は「第1の矩形波信号」の一実施例に対応し、矩形波信号Src2は「第2の矩形波信号」の一実施例に対応する。
以上説明した様に、実施の形態1に係る電力変換装置1Aによれば、並列動作する制御部31及び32を主系及び待機系として選択的に用いることにより、効率的に冗長性を確保した上で、A/Dコンバータ11、制御選択部21、制御部31,32、出力選択部40、電力変換器50、及び、系選択部60での単一故障に対応して、負荷5への所望の電力供給を継続することができる。これにより、例えば、電力変換装置1Aが、一度打ち上げられると修理が不可能となる人工衛星に搭載された場合にも、単一故障の発生に対応して、人工衛星の構成機器である負荷5に対する電力供給を維持することができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、制御装置80に入力されるセンサ3(図1)からの検出値(アナログ電圧)が複数個であるときの構成例を説明する。
図8は、実施の形態2に係る電力変換装置1Bの構成を説明するブロック図である。
図8を参照して、実施の形態2に係る電力変換装置1Bは、図1の電力変換装置1Aと比較して、m個(m:2以上の自然数)のA/Dコンバータ11~1mが設けられる点と、A/Dコンバータ11~1mのそれぞれに対応して、m個の制御選択部21~2mが設けられる点で異なる。電力変換装置1Bのその他の部分の構成は、実施の形態1に係る電力変換装置1Aと同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
又、図8以降では負荷5の表記を省略しているが、実施の形態2以降においても、電力変換器501~50nは、電力バス2と共通に接続されることで、負荷5(図1)に対して並列接続されている。この電力変換器501~50n及び負荷5の接続態様は、実施の形態2以降においても、実施の形態1と同様である。
実施の形態2におけるA/Dコンバータ11~1mの配置個数mは、センサ3(図1)から制御装置80へ入力される検出値の個数と同等である。
従って、電力変換装置1Bでは、制御装置80に入力されるm個の検出値(アナログ電圧)の各々に対して、実施の形態1(電力変換装置1A)におけるA/Dコンバータ11及び制御選択部21が配置される。
A/Dコンバータ11~1mの各々は、図1のA/Dコンバータ11と同様の3重冗長で構成される。例えば、A/Dコンバータ11は、図1と同様の3個のA/Dコンバータ111~113によって構成され、m番目のA/Dコンバータ1mは、3個のA/Dコンバータ1m1~1m3によって構成される。尚、実施の形態1でも説明した様に、A/Dコンバータ11~1mの各々、及び、制御選択部21~2mの各々は、図1と同様に3重冗長で構成することができるが、冗長数を4以上に増やすことも可能である。
同様に、制御選択部21は、3個の制御選択部211~213によって構成され、m番目の制御選択部2mは、3個の制御選択部2m1~2m3によって構成される。制御選択部21~2mを構成する全ての制御選択部211~213,…,2m1~2m3は、実施の形態1と同様の系選択部60からの選択信号SLGに従って、制御部31からの制御信号CSGと、制御部32からの制御信号CSGとの一方を選択的に出力する。
これにより、A/Dコンバータ11~1mを構成する全てのA/Dコンバータ111~113,…,1m1~1m3には、制御部31,32のうちの主系の制御部によって生成された制御信号CSGが入力される。即ち、A/Dコンバータ11~1mの動作は、主系の制御部によって生成された制御信号CSGによってそれぞれ制御することができる。
このように、実施の形態2に係る電力変換装置によれば、電力バス2に設けられたセンサ3(図1)から、電力変換器50の出力に係る検出値(アナログ電圧)が複数個入力される構成において、各アナログ検出値の制御部31,32への入力経路において、実施の形態1と同様の冗長構成を適用できる。
これにより、m個の検出値に対応するための、A/Dコンバータ11~1m、又は、制御選択部21~2mの各々での単一故障の発生に対して、正しい検出値を制御部31,32の各々に入力することができる。この結果、実施の形態1と同様に、A/Dコンバータ11~1mの各々、制御選択部21~2mの各々、制御部31,32、出力選択部40、電力変換器50、及び、系選択部60での単一故障に対応して、負荷5への所望の電力供給を継続することができる。
実施の形態2の変形例.
図9は、実施の形態2の変形例に係る電力変換装置1Cの構成を説明するブロック図である。
図9を参照して、実施の形態2の変形例に係る電力変換装置1Cは、図8の電力変換装置1Bと比較して、m個(m:2以上の自然数)のA/Dコンバータ11~1mに対して、k個(k:m未満の自然数)の制御選択部21~2kが設けられる点で異なる。電力変換装置1Cのその他の部分の構成は、実施の形態2に係る電力変換装置1Bと同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
電力変換装置1Cでは、m個のA/Dコンバータ11~1mのうちの、共通の制御信号によって動作可能な複数のA/Dコンバータに対して、共通の制御選択部から制御信号が供給される。
例えば、図9の例では、A/Dコンバータ11(A/Dコンバータ111~113)と、A/Dコンバータ12(A/Dコンバータ121~123)とは、共通の制御信号によって動作可能であるため、共通の制御選択部21(制御選択部211~213)から、主系の制御部で生成された制御信号CSGの供給を受けることができる。
尚、kの値、即ち、制御選択部21~2kの配置個数は、m個のA/Dコンバータ11~1mのうちの、共通の制御信号によって制御可能なA/Dコンバータの個数に依存する。最も理想的には、A/Dコンバータ11~1mの各々が共通の制御信号によって制御可能である場合には、k=1として、単一の制御選択部21によって、A/Dコンバータ11~1mの全てに対して、主系の制御部からの制御信号CSGを供給することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、制御部31,32の同期制御及び異常検出の変形例を説明する。
図10は、実施の形態3に係る電力変換装置1Dの構成を説明するブロック図である。
図10を参照して、実施の形態3に係る電力変換装置1Dは、図8の電力変換装置1Bと比較して、制御部31及び32が、周波数の異なる2種類の矩形波信号を生成する点で異なる。これに対応して、異常検出信号線70は、信号線701~706に加えて、信号線711~716を更に含む。
制御部31は、周波数が異なる矩形波信号Src1x及びSrc1yを生成する。矩形波信号Src1x及びSrc1yの各々は、実施の形態1で説明した矩形波信号Src1と同様に一定周波数の信号であるが、矩形波信号Src1yの周波数fyは、矩形波信号Src1xの周波数fxよりも高く設定される。
制御部32は、周波数が異なる矩形波信号Src2x及びSrc2yを生成する。矩形波信号Src2及びSrc2yの特徴は、矩形波信号Src1x及びSrc1yとそれぞれ同様である。従って、矩形波信号Src2x及びSrc2yは、周波数fx及びfyを有するように生成される。
矩形波信号Src1xは、制御部31から信号線701~703に出力されて、制御部32へ伝送されるとともに、制御部31へ再入力される。矩形波信号Src2xは、制御部32から信号線704~706に出力されて、制御部31へ伝送されるとともに、制御部32へ再入力される。信号線701~703の信号波形(矩形波信号Src1x)、及び、信号線704~706の信号波形(矩形波信号Src2x)に対しては、実施の形態1で説明したのと同様に多数決処理が実行される。
同様に、矩形波信号Src1yは、制御部31から信号線711~713に出力されて、制御部32へ伝送されるとともに、制御部31へ再入力される。矩形波信号Src2yは、制御部32から信号線714~716に出力されて、制御部31へ伝送されるとともに、制御部32へ再入力される。信号線711~713の信号波形(矩形波信号Src2x)、及び、信号線714~716の信号波形(矩形波信号Src2y)に対しても、実施の形態1で説明したのと同様に多数決処理が実行される。
この結果、矩形波信号Src1x及びScr2xの各々は、実施の形態1での矩形波信号Src1,Src2と同様に、同等の遅延を付加された上で制御部31及び32の両方に入力される。又、矩形波信号Src1y及びScr2yの各々についても同様に、同等の遅延を付加された上で制御部31及び32の両方に入力される。
制御部31,32は、低周波数の矩形波信号Scr1x,Scr2xの多数決処理後の位相比較に基づいて、実施の形態1で説明した制御部31及び32の同期制御を実行する。一方で、制御部31及び32(異常検出部710及び720)は、高周波数の矩形波信号Scr1y,Scr2yの多数決処理後の位相比較によって、実施の形態1で説明した制御部31及び32の異常検出を実行する。
実施の形態3に係る電力変換装置1Dにおいて、制御部31及び32の同期制御及び異常検出以外の構成は、電力変換装置1(実施の形態)と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。尚、実施の形態3において、信号線701~703は「第1の信号線」の一実施例に対応し、信号線711~713は「第2の信号線」の一実施例に対応し、信号線704~706は「第3の信号線」の一実施例に対応し、信号線714~716は「第4の信号線」の一実施例に対応する。又、矩形波信号Src1xは「第1の矩形波信号」の一実施例に対応し、矩形波信号Src1yは「第2の矩形波信号」の一実施例に対応し、矩形波信号Src2xは「第3の矩形波信号」の一実施例に対応し、矩形波信号Src2yは「第4の矩形波信号」の一実施例に対応する。
実施の形態3に係る電力変換装置1Dでは、実施の形態2に係る電力変換装置1Bと同様の効果に加えて、下記の効果を更に享受することができる。
具体的には、同期制御のための矩形波信号の周波数よりも高い周波数によって、制御部31及び32の異常検出を行うことができるので、制御部31又は32の故障発生時に異常を速やかに検出することができる。一方で、同期制御については、比較的低周波数の矩形波信号間での位相比較することにより、同期確保のための位相調整の分解能を確保することが可能となる。尚、図10では、実施の形態2(図8の電力変換装置1B)に対して実施の形態3に係る異常検出を組み合わせた例を説明したが、実施の形態1(図1の電力変換装置1A)又は実施の形態2の変形例(図9の電力変換装置1C)に対して、実施の形態3に係る異常検出を組み合わせることも可能である。
又、本実施の形態では、制御部31及び32がそれぞれ生成する矩形波信号を互いに授受することによって、異常発生を相互監視する構成例を示したが、制御部31及び32の異常監視は当該構成例以外の任意の手法によって実現されてもよい。例えば、矩形波信号に限らず、制御部31及び32の間でシリアル通信を行って、当該シリアル通信での異常発生時に異常検出を行うことも可能である。
或いは、制御部31及び32の外部要素として、同様の異常検出信号Sab1,Sab2を系選択部60に対して出力する異常検出部が配置されてもよい。この場合には、異常検出部は、制御部31及び32から送信される信号をモニターし、故障等によって当該信号の送信が途絶えた場合に異常と判断して異常検出信号Sab1,Sab2を出力する構成とすることが可能である。
異常検出部を制御部31及び32の外部要素として設ける場合には、当該異常検出部は、電力変換装置の内部に配置されるのみならず、電力変換装置の外部に配置されて、電力変換装置の外部から制御部31,32の異常監視を行ってもよい。この際には、異常検出信号Sab1,Sab2は、電力変換装置の外部から入力されて、系選択部60へ入力されることになる。
尚、図1では、電力変換器50の個数nについて、n≧2の例を説明したが、本実施の形態に係る電力変換装置の構成は、電力変換器50の個数(n)を限定することなく実現することが可能である。即ち、図1の構成において、n=1としても、制御部31及び32の並列動作によって制御部の冗長性を確保した上で、制御部31又は32に単一故障が発生しても、電力変換器50(n=1)による負荷5への所望の電力供給を継続することが可能である。
又、本実施の形態に係る制御部の冗長構成のためには、最低限2個の制御部(制御部31,32)の配置が必要であるが、制御部を更に設けて、3個以上の制御部(J個)を並列動作させる構成とすることも可能である。この場合にも、系選択部60によってJ個の制御部のうちの1個を選択し、かつ、制御選択部21及び出力選択部40が、系選択部60からの指示(選択信号SLG)に従って、J個の制御部のうちの1個の制御部からの制御信号CSG及び駆動信号DSGを選択的に出力することで、同様の冗長構成を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示による技術的範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1A~1D 電力変換装置
2 電力バス、3 センサ、5 負荷、11~1m,111~113,121,123,1m1~1m3 A/Dコンバータ、21~2m,211~213,2k1~2k3,2m1~2m3 制御選択部、31,32 制御部、35 信号処理系、40,401~40n 出力選択部、50,501~50n 電力変換器、60 系選択部、61,62 エッジ検出回路、65 ラッチ回路、70 異常検出信号線、80 制御装置、151~154,701~706,711~716 信号線、310 加算部、311~313,355 乗算部、321~323,350 減算部、331~333 絶対値算出部、340 最大値抽出部、345 セレクタ、710,720 異常検出部、CSG 制御信号、CLK 基本クロック信号、Dx 検出値(デジタル値)、DSG 駆動信号、Dsm 合算値、Dx1~Dx3 デジタル値、SLG 選択信号、Sab1,Sab2 異常検出信号。

Claims (8)

  1. 駆動信号に応じて動作することで負荷に供給される電力を発生するn個(n:自然数)の電力変換器と、
    前記電力変換器からのアナログ検出値をデジタル値に変換するアナログデジタル変換器がL個(L:3以上の自然数)並列配置された冗長構成を有する信号変換部と、
    並列動作する第1及び第2の制御部とを備え、
    前記第1及び第2の制御部の各々は、前記アナログデジタル変換器からの前記デジタル値を用いて前記駆動信号を生成し、
    前記第1及び第2の制御部の異常検出結果に応じて、前記第1及び第2の制御部の一方を選択する系選択部と、
    前記n個の電力変換器にそれぞれ対応して設けられるn個の出力選択部とを更に備え、
    各前記出力選択部は、前記第1及び第2の制御部の両方から前記駆動信号を受けるとともに、前記第1及び第2の制御部のうちの前記系選択部によって選択された一方の制御部からの前記駆動信号を、前記n個の電力変換器のうちの対応する1つの電力変換器に対して出力する、電力変換装置。
  2. 前記第1及び第2の制御部の各々は、前記アナログデジタル変換器の制御信号を生成し、
    前記電力変換装置は、
    前記第1及び第2の制御部の両方から前記制御信号を受けるとともに、前記一方の制御部からの前記制御信号を前記信号変換部に対して出力する制御選択部を更に備える、請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記アナログ検出値は、m個(m:2以上の自然数)検出され、
    前記信号変換部及び前記制御選択部は、前記m個のアナログ検出値の各々に対応して配置される、請求項2記載の電力変換装置。
  4. 前記アナログ検出値は、m個(m:2以上の自然数)検出され、
    前記信号変換部は、前記m個のアナログ検出値にそれぞれ対応してm個設けられ、
    前記制御選択部は、前記m個よりも少ないk個(k:m未満の自然数)設けられ、
    前記k個の制御選択部のうちの少なくとも一部は、複数の前記信号変換部に対して共通の前記制御信号を出力する、請求項2記載の電力変換装置。
  5. 前記電力変換装置は、
    前記第1及び第2の制御部の間に接続された、少なくとも三重冗長の第1の信号線及び第2の信号線を更に備え、
    前記第1の制御部は、第1の矩形波信号を前記第1の信号線に出力し、
    前記第2の制御部は、第2の矩形波信号を前記第2の信号線に出力し、
    前記第1の制御部は、前記第1の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第1の矩形波信号と、前記第2の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第2の矩形波信号との位相比較に基づいて、前記第2の制御部との同期制御を行うとともに前記第2の制御部の異常を検出し、
    前記第2の制御部は、前記第2の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第2の矩形波信号と、前記第1の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第1の矩形波信号との位相比較に基づいて、前記第1の制御部との同期制御を行うとともに前記第1の制御部の異常を検出する、請求項1~4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記電力変換装置は、
    前記第1及び第2の制御部の間に接続された、少なくとも三重冗長の第1の信号線、第2の信号線、第3の信号線、及び、第4の信号線を更に備え、
    前記第1の制御部は、第1の矩形波信号を前記第1の信号線に出力するとともに、第1の矩形波信号よりも高周波数の第2の矩形波信号を前記第2の信号線に出力し、
    前記第2の制御部は、第3の矩形波信号を前記第3の信号線に出力するとともに、第1の矩形波信号よりも高周波数の第4の矩形波信号を前記第4の信号線に出力し、
    前記第1の制御部は、前記第1の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第1の矩形波信号と、前記第3の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第3の矩形波信号との位相比較に基づいて、前記第2の制御部との同期制御を行うとともに、前記第2の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第2の矩形波信号と、前記第4の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第4の矩形波信号との位相比較に基づいて前記第2の制御部の異常を検出し、
    前記第2の制御部は、前記第3の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第3の矩形波信号と、前記第1の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第1の矩形波信号との位相比較に基づいて、前記第1の制御部との同期制御を行うとともに、前記第4の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第4の矩形波信号と、前記第2の信号線の信号波形の多数決処理で得られた前記第2の矩形波信号との位相比較に基づいて前記第1の制御部の異常を検出する、請求項1~4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記系選択部は、前記第1の制御部の異常検出有無に応じて異なるレベルに設定される第1の異常検出信号と、前記第2の制御部の異常検出有無に応じて異なるレベルに設定される第2の異常検出信号とに基づいて、前記一方の制御部を選択し、
    前記系選択部による前記一方の制御部の選択の切り替えは、前記第1又は第2の異常検出信号のレベルが変化するタイミングで実行される、請求項1~6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 前記第1及び第2の制御部の各々は、前記信号変換部に対応して設けられた信号処理部を含み、
    前記信号処理部は、L個の前記アナログデジタル変換器からのL個の前記デジタル値を受けるとともに、当該L個のデジタル値のうちの、前記L個のデジタル値の平均値との差分が小さい方から2個以上(L-1)個以下のデジタル値を抽出して、当該抽出したデジタル値の平均値を出力し、
    前記第1及び第2の制御部の各々は、前記信号処理部が出力した前記平均値を用いて、前記駆動信号を生成するための制御演算処理を実行する、請求項1~7のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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