JP7376640B1 - 仮設住宅団地評価システム - Google Patents

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Abstract

【課題】仮設住宅団地の配置案の質の向上を支援することができる仮設住宅団地評価システムを提供する。【解決手段】仮想モデルによる仮設住宅団地の配置案を取得する配置案取得部(演算部13)と、前記配置案における各住戸に対して、所定の指標に基づいて人とのつながりやすさの評価を行う住戸評価部(演算部13)と、前記人とのつながりやすさの評価に基づいて、仮設住宅団地の前記配置案の評価を行う配置案評価部(演算部13)と、を具備する仮設住宅団地評価システム1とする。【選択図】図3

Description

特許法第30条第2項適用 2021年度大会(東海)学術講演梗概集・建築デザイン発表梗概集 DVD版及び冊子 一般社団法人日本建築学会 (刊行物等) https://www.aij.or.jp/tokai2021dvd.html (刊行物等) 2021年度日本建築学会大会(東海)学術講演会・建築デザイン発表会(オンライン)
本発明は、仮設住宅団地の配置案を評価するための仮設住宅団地評価システムの技術に関する。
日本は「災害大国」と呼ばれる程、自然災害が多い国として知られている。その中には地震や台風等、広範囲に被害が及ぶ事例も少なくない。大規模災害の発生時には在住住居が全半壊した者に対して、特許文献1に記載されるような応急仮設住宅の供給が要求される。
災害発生後の応急仮設住宅を含む仮設住宅団地の計画において、現地調査、配置計画、住戸の設計、部材の調達、現場施工、の工程に沿って、迅速な仮設住宅の供給を行うことが要求される。これら工程のうち、配置計画においては、BIM等のモデリングツール利用した仮設住宅団地の配置案の自動作成プログラムが開発されており、当該プログラムを用いて住戸や集会場などの配置案を作成することができる。
このような自動作成プログラムによって、より多くの住戸が配置された案を短時間で作成することが可能となったものの、配置案の質という点では十分ではなかった。具体的には、近年、応急仮設住宅団地においては、入居期間の長期化や孤独死の発生などから、人とのつながりやすさが重要視されており、配置案においても人とのつながりやすさを考慮する必要があると考えられる。しかしながら、自動作成プログラムで作成された配置案に対して、人とのつながりやすさに基づく評価を行うものは従来なく、このため、配置案の質の向上に対する支援が十分ではないという問題があった。
実用新案登録第3177005号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、仮設住宅団地の配置案の質の向上を支援することができる仮設住宅団地評価システムを提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、仮想モデルによる仮設住宅団地の配置案を取得する配置案取得部と、前記配置案における各住戸に対して、所定の指標に基づいて人とのつながりやすさの評価を行う住戸評価部と、前記人とのつながりやすさの評価に基づいて、仮設住宅団地の前記配置案の評価を行う配置案評価部と、を具備するものである。
請求項2においては、前記指標には、住戸から集会施設までの距離が含まれるものである。
請求項3においては、前記指標には、住戸前における人の通過量が含まれるものである。
請求項4においては、前記住戸評価部は、前記配置案の仮想モデル上で交流拠点を示すアイコンを配置することによって、前記住戸前における人の通過量を算出するための動線を生成可能であるものである。
請求項5においては、前記住戸評価部は、前記配置案の仮想モデル上で通り抜け禁止の場所を示すアイコンを配置することによって、当該アイコンの配置場所を通過しないように、前記住戸前における人の通過量を算出するための動線を生成可能であるものである。
請求項6においては、前記配置案において、複数の住戸タイプの住戸が配置され、前記住戸評価部は、前記人とのつながりやすさの評価に応じて、各住戸を複数のグループに分類し、前記配置案評価部は、各住戸タイプの入居者の属性に基づいて、前記複数のグループの中から、各住戸タイプが適すると考えられる適正グループを設定し、各住戸タイプの前記適正グループに属する住戸数の割合が高いほど評価が高くなるように、仮設住宅団地の配置案の評価を行うものである。
請求項7においては、前記配置案評価部は、複数の住戸タイプのうち最も狭い住戸タイプの前記適正グループに、前記複数のグループの中で前記人とのつながりやすさの評価が最も高いグループが含まれるように、前記適正グループを設定するものである。
請求項8においては、前記人とのつながりやすさの評価及び/又は前記配置案の評価に応じて各住戸を色分けして表示する表示部を具備するものである。
請求項9においては、前記配置案の評価を向上させるように住戸の仮想モデルを配置するモデル配置部を具備するものである。
請求項10においては、前記モデル配置部は、前記配置案の評価を向上させるように、幹線道路沿いの住戸の仮想モデルを集会施設の仮想モデルに置き換えるものである。
請求項11においては、前記モデル配置部は、前記配置案の評価を向上させるように、各住棟において幹線道路に最も近い場所に、複数の住戸タイプのうち最も狭い住戸タイプの住戸の仮想モデルを優先的に配置するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、仮設住宅団地の配置案の質の向上を支援することができる。
請求項2においては、評価に人とのつながりやすさをより反映させることができる。
請求項3においては、評価に人とのつながりやすさをより反映させることができる。
請求項4においては、住戸前における人の通過量の算出を柔軟に行うことができる。
請求項5においては、住戸前における人の通過量の算出を柔軟に行うことができる。
請求項6においては、各住戸タイプの入居者の属性を評価に反映させることができる。
請求項7においては、仮設住宅団地の配置案の質のさらなる向上を支援することができる。
請求項8においては、仮設住宅団地の配置案の質のさらなる向上を支援することができる。
請求項9においては、仮設住宅団地の配置案の質を向上させることができる。
請求項10においては、仮設住宅団地の配置案の質をさらに向上させることができる。
請求項11においては、仮設住宅団地の配置案の質をさらに向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る仮設住宅団地評価システムの構成を示したブロック図。 ユーザ端末の構成を示したブロック図。 仮設住宅団地の配置案の評価の処理を示したフローチャート。 住戸から集会施設への動線を示した概略図。 (a)集会施設距離評価が3段階で行われる場合のランク付けの方法を示したイメージ図。(b)集会施設距離評価が2段階で行われる場合のランク付けの方法を示したイメージ図。 住戸から集会施設及びその他の施設への動線を示した概略図。 交流場所指定BIMパーツの配置前及び配置後の動線の変化を示した図。 通り抜け禁止指定BIMパーツの配置前及び配置後の動線の変化を示した図。 (a)住戸前通過量評価が3段階で行われる場合のランク付けの方法を示したイメージ図。(b)住戸前通過量評価が2段階で行われる場合のランク付けの方法を示したイメージ図。 各住戸の総合評価の方法を示したイメージ図。 各住戸タイプの適正グループを示したイメージ図。
以下では、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る仮設住宅団地評価システム1について説明する。
仮設住宅団地評価システム1は、仮想モデルによる仮設住宅団地の配置案を評価するものである。仮設住宅団地評価システム1は、人とのつながりやすさに基づいて、仮設住宅団地の配置案の評価を行う。上記評価の手法は、仮設住宅団地の配置案の質は人とのつながりを土台として形成されるとの認識に基づいている。
仮設住宅には、応急仮設住宅と自力仮設住宅の2種類があるが、本実施形態において、仮設住宅団地の配置案には、主として応急仮設住宅が配置される。応急仮設住宅には、3種の住戸タイプがある。具体的には、応急仮設住宅には、6型住戸(6坪相当の1DKタイプ)、9型住戸(9坪相当の2DKタイプ)、12型住戸(12坪相当の3DKタイプ)がある。仮設住宅団地の配置案においては、所定の割合で、6型住戸、9型住戸及び12型住戸が配置される。
仮設住宅団地評価システム1は、主としてユーザ端末10及び共有サーバ20を具備する。
ユーザ端末10は、ユーザ(設計者)が仮設住宅団地の配置案を評価する際に用いる端末である。ユーザ端末10としては、パーソナルコンピュータ等を用いることができる。ユーザ端末10は、BIMモデルを用いて、仮設住宅団地の配置案の設計を行うことができる。そして、ユーザ端末10は、仮設住宅団地の配置案の評価を行うことができる。ユーザ端末10は、複数設けられる。図1においては、3台のユーザ端末10が示されている。ユーザ端末10の詳細については後述する。
共有サーバ20は、各ユーザ端末10とネットワークNを介して接続されるものである。ネットワークNには、インターネット等の公衆ネットワーク、携帯電話網等の無線ネットワーク、LAN(Local Area Network)等が含まれる。共有サーバ20には、BIMモデル及び各種情報が格納される。
共有サーバ20へのアクセスにはアクセス権限を要し、アクセス権限が付与されているユーザ端末10のみが共有サーバ20にアクセスでき、共有サーバ20に格納されている各種データを共有することができる。例えば、各設計段階の都度、BIMモデルが共有サーバ20に格納され、アクセス権限が付与されているユーザ端末10は共有サーバ20にアクセスして、共有サーバ20に格納されているBIMモデルを自身のユーザ端末10に取り込んだり、自身のユーザ端末10にて作成されたBIMモデルを共有サーバ20にアップしたりすることができる。
以下、図2を用いて、ユーザ端末10の構成について説明する。ユーザ端末10は、通信部11、操作入力部12、演算部13及び表示部14を具備する。
通信部11は、共有サーバ20との通信を行う部分である。通信部11は、ユーザ端末10にて作成された配置案(BIMモデル)を共有サーバ20に送信したり、共有サーバ20にて格納されている配置案(BIMモデル)を受信したりすることができる。
操作入力部12は、ユーザの操作によって各種情報を入力する部分である。操作入力部12としては、キーボードやマウス等が用いられる。ユーザは、操作入力部12を介して、BIMモデルを用いた仮設住宅団地の配置案を設計することができる。具体的には、ユーザは、操作入力部12を介して、各施設のBIMモデルの配置及び移動や、データの入力等を行うことができる。
演算部13は、各種演算を行う部分である。演算部13は、後述する所定の指標に基づいて、仮設住宅団地の配置案の評価を行うことができる。また、演算部13は、BIMモデル設計用のアプリケーションソフトウェアを起動することで、ユーザ端末10を、BIMモデルを作成可能な状態とすることができる。
演算部13は、各種データを格納する格納部を有する。前記格納部には、通信部11を介して共有サーバ20から読み出されたBIMモデルや各種情報が格納される。前記格納部には、ユーザ端末10で作成されたBIMモデルが格納される。前記格納部には、仮設住宅の配置計画用プログラムが格納される。また、前記格納部には、仮設住宅団地の配置案を評価するための評価用プログラムが格納される。演算部13は、各プログラムを読み出して後述する各種処理を実行する。
表示部14は、画像を表示するものである。表示部14は、仮設住宅団地の配置案の評価結果を表示することができる。また、表示部14は、BIMモデル等を表示することができる。表示部14としては、液晶ディスプレイ等の表示デバイスが用いられる。
以下では、図3から図11を用いて、仮設住宅団地の配置案の評価用プログラムの処理のフローについて説明する。図3に示されるフローは、配置計画用プログラムによって作成された配置案(配置図)が読み込まれた状態で開始される。
まず、図3に示すステップS10において、演算部13は、情報取得処理を行う。具体的には、演算部13は、後述する集会施設距離評価(ステップS20)及び住戸前通過量評価(ステップS30)において必要な情報を取得する。当該情報には、例えば、住戸の位置座標や、その他の施設等の位置座標が含まれる。
演算部13は、当該ステップS10の処理を行った後、ステップS20に移行する。
ステップS20において、演算部13は、集会施設距離評価を行う。具体的には、図4に示すように、まず演算部13は、各住戸から各集会施設への動線を生成する。そして、演算部13は、生成した動線に基づいて、各住戸から各集会施設までの距離を計測する。ここで、「集会施設」とは、仮設住宅団地の住人同士の交流拠点となる施設である。集会施設には、例えば集会場や談話室が含まれる。以下、住戸から集会施設までの距離を、「集会施設距離」と称する。
図4に示す例においては、演算部13は、ステップS10において取得した、住戸H1、H2、H3及びH4の位置座標の座標点p1、p2、p3及びp4、並びに集会場及び談話室の位置座標の座標点p5及びp6に基づいて、動線を生成するとともに、集会施設距離を計測する。より詳細には、演算部13は、障害物を避けるように住戸H1~H4の座標点p1~p4それぞれと、集会施設(集会場及び談話室)の座標点p5、p6それぞれとを最短距離で結んだ線分(動線)の長さを、集会施設距離とする。なお、図4においては、各動線を分かり易く示すために、住戸H1~H4の位置座標の座標点p1~p4の紙面上下方向の位置をずらして示している。
次に、演算部13は、各住戸に対して、集会施設距離に基づく評価(以下、「集会施設距離評価」と称する)を行う。演算部13は、各住戸において、複数の集会施設距離(例えば、住戸から集会場までの距離、及び住戸から談話室までの距離)のうち、最も短い集会施設距離を評価対象とする。すなわち、演算部13は、住戸から各集会施設への動線(例えば、住戸から集会場への動線、及び住戸から談話室への動線)のうち、最も短い動線の長さを評価対象とする。
集会施設距離評価は、絶対評価で行われる。演算部13は、評価対象の集会施設距離が近い(短い)ほど高評価となるように、各住戸に対して集会施設距離評価を行う。演算部13は、複数の段階、例えば3段階にランク付けするように、集会施設距離評価を行う。具体的には、例えば、図5(a)に示すように、演算部13は、評価対象の集会施設距離が35m以下である住戸を「高評価」、評価対象の集会施設距離が35mを超え70m以下である住戸を「中評価」、評価対象の集会施設距離が70mを超える住戸を「低評価」に評価する。
ここで、中評価と低評価の閾値を「70m」に設定したのは、近所付き合いに消極的な人であっても集会所まで徒歩1分程度の距離に居住している場合、ほぼ毎日集会所を利用していた(厳爽、佃悠、「仮設住宅におけるコミュニティの形成と環境への「なじみ」-宮城県A市仮設B団地の事例を通して-」、日本建築学会大会学術講演梗概集(DVD)、建築計画、pp.1329-1330、2016.8、福岡)ことや、歩行健常老人の平均歩行速度は1.23m/sである(高橋徹、林玉子、「屋外における高齢者の歩行特性について」、総合都市研究、第39号、1990.3)ことから、徒歩1分の移動距離はおよそ73.8mであることに基づいている。また、高評価と中評価の閾値を「35m」に設定したのは、買い物行動において目的地がない状態で立ち寄る店舗の平均店舗間距離が36.19mである(長澤夏子、佐古崇、渡辺仁史、「大規模商業施設計画のための買い物行動モデル」、日本建築学会計画系論文集、第75巻、第646号、pp.2611-2616、2009.12)ことに基づいている。
或いは、演算部13は、2段階にランク付けするように、集会施設距離評価を行ってもよい。具体的には、例えば、図5(b)に示すように、演算部13は、評価対象の集会施設距離が52.5m以下である住戸を「高評価」、評価対象の集会施設距離が52.5mを超える住戸を「低評価」に評価する。以下では、集会施設距離評価は、2段階にランク付けするように行われるものとする。なお、高評価と低評価の閾値「52.5m」は、3段階にランク付けする場合の閾値である「70m」と「35m」のちょうど中間の数値である。
このようなステップS20の処理によって、各住戸に対して、人とのつながりやすさを評価することができる。より詳細には、住戸から集会施設までの距離(集会施設距離)が近いと、住人による当該集会施設の利用頻度が高いと考えられる。このため、集会施設距離が近いほど評価が高くなるように集会施設距離評価を行う。これにより、人とのつながりやすさを評価することができる。
演算部13は、当該ステップS20の処理を行った後、ステップS30に移行する。
ステップS30において、演算部13は、住戸前通過量評価を行う。具体的には、図6に示すように、まず演算部13は、各住戸の玄関前の通路(道路)における人の通過量を予測する。以下、住戸前の人の通過量を、「住戸前通過量」と称する。住戸前通過量は、住戸前を通過する動線の本数で表される。図6に示す例においては、各住戸H1~H4の住戸前通過量は、各住戸H1~H4から通路を隔てて対向する住戸まで延び、かつ、各住戸H1~H4の座標点p1~p4を通過する線分に対して交差する動線の本数で表される。
演算部13は、各住戸から各集会施設(例えば、集会場及び談話室)への動線や、各住戸から人が行き来するその他の施設(例えば、ごみ置き場、駐車場、敷地出入口)への動線に基づいて、住戸前通過量を予測する。各動線は、ステップS20と同様に、各住戸、各集会施設及びその他の各施設の座標点に基づいて作成される。
また、図7に示すように、ユーザは、配置案の仮想モデル上で、交流場所指定BIMパーツA1を配置することができる。ここで、交流場所指定BIMパーツA1とは、交流拠点と考える場所を指定するためのBIMパーツ(アイコン)である。ユーザは、ユーザが交流拠点と考える場所に交流場所指定BIMパーツA1を配置することができる。交流場所指定BIMパーツA1が配置されることにより、各住戸から交流場所指定BIMパーツA1が配置された箇所への動線が生成される。
また、図8に示すように、ユーザは、配置案の仮想モデル上で、通り抜け禁止指定BIMパーツA2を配置することができる。ここで、通り抜け禁止指定BIMパーツA2とは、動線が通過するのを禁止するためのBIMパーツ(アイコン)である。ユーザは、ユーザが動線の通り抜けを望まない場所に通り抜け禁止指定BIMパーツA2を配置することができる。通り抜け禁止指定BIMパーツA2が配置されることにより、通り抜け禁止指定BIMパーツA2が配置された箇所を通らないように、動線が生成される。
次に、演算部13は、各住戸に対して、住戸前通過量に基づく評価(以下、「住戸前通過量評価」と称する)を行う。
住戸前通過量評価は、相対評価で行われる。具体的には、演算部13は、住戸前通過量が多いほど高評価となるように、各住戸に対して住戸前通過量評価を行う。演算部13は、複数の段階、例えば3段階にランク付けするように、住戸前通過量評価を行う。具体的には、例えば、図9(a)に示すように、まず、演算部13は、全住戸を住戸前通過量の少ない順に並べた際に、全住戸数の1/3番目にあたる住戸の属する通過量(図9(a)では4本)以下の住戸を「低評価」、全住戸数の1/3番目にあたる住戸の属する通過量より多く、かつ、全住戸数の2/3番目にあたる住戸の属する通過量(図9(a)では6本)以下の住戸を「中評価」、全住戸数の2/3番目にあたる住戸の属する通過量より多い通過量の住戸を「高評価」に評価する。
或いは、演算部13は、2段階にランク付けするように、住戸前通過量評価を行ってもよい。具体的には、例えば、図9(b)に示すように、演算部13は、全住戸を住戸前通過量の少ない順に並べた際に、全住戸数の1/2番目にあたる住戸の属する通過量(図9(b)では5本)以下の住戸を「低評価」、全住戸数の1/2番目にあたる住戸の属する通過量より多い住戸を「高評価」に評価する。以下では、図9(b)に示すように、集会施設距離評価を2段階で行うものとする。
このようなステップS30の処理によって、各住戸に対して、人とのつながりやすさを評価することができる。より詳細には、仮設住宅の入居者の日常的な動線上(動線の近傍)に住戸が配置されることで、顔見知りが形成されやすい環境になる。このため、住戸前通過量が多いほど評価が高くなるように住戸前通過量評価を行う。これにより、人とのつながりやすさを評価することができる。
演算部13は、当該ステップS30の処理を行った後、ステップS40に移行する。
ステップS40において、演算部13は、ステップS20で行った集会施設距離評価、及びステップS30で行った住戸前通過量評価に基づいて、各住戸の総合評価を行う。
具体的には、演算部13は、集会施設距離評価及び住戸前通過量評価により、住戸を4つのグループ(グループ1からグループ4)に分類する。図10に示すように、演算部13は、全住戸のうち、集会施設距離評価が高評価であり、かつ、住戸前通過量評価が高評価である住戸をグループ1に分類する。演算部13は、全住戸のうち、集会施設距離評価が高評価であり、かつ、住戸前通過量評価が低評価である住戸をグループ2に分類する。演算部13は、全住戸のうち、集会施設距離評価が低評価であり、かつ、住戸前通過量評価が高評価である住戸をグループ3に分類する。演算部13は、全住戸のうち、集会施設距離評価が低評価であり、かつ、住戸前通過量評価が低評価である住戸をグループ4に分類する。
このようなステップS40の処理によって、各住戸に対して、人とのつながりやすさを総合的に評価することができる。より詳細には、ステップS20で行った集会施設距離評価、及びステップS30で行った住戸前通過量評価の両方を考慮した評価を行うことができる。
演算部13は、当該ステップS40の処理を行った後、ステップS50に移行する。
ステップS50において、演算部13は、仮設住宅団地の配置案の全体評価を行う。まず、演算部13は、各住戸に対して、ステップS40で作成したグループ1からグループ4のうち、住戸タイプ(6型、9型、12型)ごとに、各住戸タイプが適すると考えられるグループ(以下、「適正グループ」と称する)を設定する。なお、適正グループは、必ずしも都度設定する必要はなく、予め設定されていてもよい。各住戸タイプの適正グループは、各住戸タイプの入居者の属性に基づいて設定される。以下、図11を参照して、適正グループの設定について説明する。
6型住戸には、一般的に、独居高齢者が入居することが想定される。これを考慮して、人とのつながりやすさが最も高いグループ1を、6型住戸の適正グループとする。また、9型住戸には、一般的に、高齢者夫婦が入居することが想定される。これを考慮して、人とのつながりやすさが最も低いグループ4以外のグループ(すなわち、グループ1、2、3のいずれか)を、9型住戸の適正グループとする。また、12型住戸には、一般的に、核家族や二世帯家族が入居することが想定される。これを考慮して、12型住戸は、いずれのグループに属していても問題ないものとする。すなわち、グループ1、2、3、4のいずれかが、12型住戸の適正グループとする。
次に、演算部13は、6型住戸及び9型住戸の、適正グループに属する住戸数の割合(以下、「住戸適正割合」と称する)を算出する。演算部13は、以下の式(1)によって、6型住戸の住戸適正割合を算出する。
6型住戸の住戸適正割合=(s6/n6)×100[%]・・・式(1)
ここで、s6は、6型住戸の適正グループ(すなわちグループ1)に属する6型住戸数を示している。また、n6は、仮設住宅団地内の全ての6型住戸数を示している。
また、演算部13は、以下の式(2)によって、9型住戸の住戸適正割合を算出する。
9型住戸の住戸適正割合=(s9/n9)×100[%]・・・式(2)
ここで、s9は、9型住戸の適正グループ(すなわちグループ1、2、3のいずれか)に属する9型住戸数を示している。また、n9は、仮設住宅団地内の全ての9型住戸数を示している。
演算部13は、6型住戸適正割合及び9型住戸適正割合に基づいて、仮設住宅団地の配置案の全体評価を行う。演算部13は、6型住戸適正割合及び9型住戸適正割合が高いほど高評価となるように、全体評価を行う。演算部13は、仮設住宅団地の配置案を、例えばランクA、B、Cの3段階でランク付けする。ランクAが最も評価が高く、次にランクBが評価が高く、ランクCが最も評価が低いものとする。
具体的には、演算部13は、6型住戸の適正割合が80%以上、かつ、9型住戸の適正割合が90%以上である配置案を、ランクAにランク付けする。また、演算部13は、6型住戸の適正割合が70%未満、かつ、9型住戸の適正割合が80%未満である配置案を、ランクCにランク付けする。また、演算部13は、その他の配置案を、ランクBにランク付けする。
演算部13は、当該ステップS50の処理を行った後、ステップS60に移行する。
ステップS60において、演算部13は、評価結果を表示部14に表示させる。具体的には、表示部14には、ステップS20でなされた集会施設距離評価、ステップS30でなされた住戸前通過量評価、ステップS40でなされた各住戸の総合評価、及びステップS50でなされた配置案の全体評価の結果がそれぞれ表示される。各評価結果は、表にまとめられて、表示部14に表示される。また、各評価結果は、配置案のBIMモデルにおいて、評価結果に応じて住戸が色分けされて、表示部14に表示される。
演算部13は、当該ステップS60の処理を行った後、図3に示す評価用プログラムの処理のフローを終了する。
以上のように、本実施形態に係る仮設住宅団地評価システム1においては、仮設住宅団地の配置案に対して、人とのつながりやすさに基づく評価を行うことができるので、ユーザは、配置案の評価を受けて、配置案を改善して、人とのつながりやすさに優れたコミュニティの形成を図ることができる。すなわち、配置案に対して、人とのつながりやすさに基づく評価がなされることにより、配置案の質の向上を支援することができる。
また、各住戸タイプの適正グループに属する住戸数の割合が高いほど評価が高くなるように、配置案の全体評価が行われることにより(ステップS40)、ユーザは、全体評価が高くなるように配置案を改善することで、各住戸を適した配置とすることができる。特に、孤独になりやすい高齢者(特に独居高齢者)の入居が想定される6型住戸を、人とつながりやすい場所(ステップS40の総合評価が高くなる場所)に優先的に配置することにより、配置案の全体評価の向上を図ることができる。このため、全体評価が高い配置案とすることにより、仮設住宅団地を、人とのつながりやすさに優れたコミュニティとすることができる。
以上の如く、本実施形態に係る仮設住宅団地評価システム1は、
仮想モデルによる仮設住宅団地の配置案を取得する(図3のステップS10)配置案取得部(通信部11、演算部13)と、
前記配置案における各住戸に対して、所定の指標に基づいて人とのつながりやすさの評価を行う(図3のステップS20、S30及びS40)住戸評価部(演算部13)と、
前記人とのつながりやすさの評価に基づいて、仮設住宅団地の前記配置案の評価を行う(図3のステップS50)配置案評価部(演算部13)と、
を具備するものである。
このような構成により、仮設住宅団地の配置案の質の向上を支援することができる。
具体的には、ユーザは、配置案の評価を受けて、配置案を改善して、人とのつながりやすさに優れたコミュニティの形成を図ることができる。すなわち、配置案に対して、人とのつながりやすさに基づく評価がなされることにより、配置案の質の向上を支援することができる。
また、前記指標には、住戸から集会施設までの距離が含まれる(図3のステップS20、S40)ものである。
このような構成により、評価に人とのつながりやすさをより反映させることができる。
具体的には、住戸から集会施設までの距離(集会施設距離)が近いと、住人による当該集会施設の利用頻度が高いと考えられる。このため、集会施設距離に基づく評価を行うことにより、人とのつながりやすさを評価することができる。
また、前記指標には、住戸前における人の通過量が含まれる(図3のステップS30、S40)ものである。
このような構成により、評価に人とのつながりやすさをより反映させることができる。
具体的には、仮設住宅の入居者の日常的な動線上に住戸を配置されることで、顔見知りが形成されやすい環境になる。このため、住戸前通過量に基づく評価を行うことにより、人とのつながりやすさを評価することができる。
また、前記住戸評価部は、
前記配置案の仮想モデル上で交流拠点を示すアイコン(交流場所指定BIMパーツA1)を配置することによって、前記住戸前における人の通過量を算出するための動線を生成可能であるものである。
このような構成により、住戸前における人の通過量の算出を柔軟に行うことができる。
具体的には、ユーザが交流拠点と考える場所にアイコン(交流場所指定BIMパーツA1)を配置することができるので、人の通過量の算出に、ユーザの意図を反映させ易くすることができる。
また、前記住戸評価部は、
前記配置案の仮想モデル上で通り抜け禁止の場所を示すアイコン(通り抜け禁止指定BIMパーツA2)を配置することによって、当該アイコンの配置場所を通過しないように、前記住戸前における人の通過量を算出するための動線を生成可能であるものである。
このような構成により、住戸前における人の通過量の算出を柔軟に行うことができる。
具体的には、ユーザが動線の通り抜けを望まない場所にアイコン(通り抜け禁止指定BIMパーツA2)を配置することができるので、通り抜け禁止指定BIMパーツA2が配置されることにより、人の通過量の算出に、ユーザの意図を反映させ易くすることができる。
また、前記配置案において、複数の住戸タイプの住戸が配置され、
前記住戸評価部は、
前記人とのつながりやすさの評価に応じて、各住戸を複数のグループに分類し(図3のステップS40)、
前記配置案評価部は、
各住戸タイプの入居者の属性に基づいて、前記複数のグループの中から、各住戸タイプが適すると考えられる適正グループを設定し(図3のステップS50)、
各住戸タイプの前記適正グループに属する住戸数の割合が高いほど評価が高くなるように、仮設住宅団地の配置案の評価を行う(図3のステップS50)ものである。
このような構成により、各住戸タイプの入居者の属性を評価に反映させることができる。
具体的には、各住戸タイプの入居者の属性(独居高齢者であるか、高齢者夫婦であるか等)に応じて評価基準を変えることにより、入居者の属性が反映された全体評価とすることができる。
また、前記配置案評価部は、
複数の住戸タイプのうち最も狭い住戸タイプの前記適正グループに、前記複数のグループの中で前記人とのつながりやすさの評価が最も高いグループが含まれるように、前記適正グループを設定するものである。
このような構成により、仮設住宅団地の配置案の質のさらなる向上を支援することができる。
具体的には、孤独になりやすい高齢者(特に独居高齢者)の入居が想定される6型住戸が、人とつながりやすい場所(ステップS40の総合評価が高くなる場所)に多く配置されるほど全体評価が高くなるので、人とのつながりやすさに優れたコミュニティの形成を支援することができる。
また、本実施形態に係る仮設住宅団地評価システム1は、前記人とのつながりやすさの評価及び/又は前記配置案の評価に応じて各住戸を色分けして表示する表示部14を具備するものである。
このような構成により、仮設住宅団地の配置案の質のさらなる向上を支援することができる。
具体的には、ユーザが評価結果を一目で認識できるため、配置案を改善し易くすることができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、評価の対象となる仮設住宅団地の配置案は、BIMモデルによって作成されたものを用いるものとしたが、他の仮想モデルによって作成されたものを用いてもよく、例えば3次元CADによって作成されたものを用いてもよく、或いは2次元の仮想モデルによって作成されたものを用いてもよい。
また、本実施形態においては、作成仮設住宅団地の配置案は演算部13が作成するものとしたが、配置案は、演算部13が作成したものに限定されず、外部で作成されたものを通信部11を介して取り込んでもよい。
また、演算部13は、人とのつながりやすさに加えて、日当たりや風通し等の自然環境との関係も、評価の指標としてもよい。
また、本実施形態においては、集会施設距離評価(ステップS20)において、住戸から各集会施設への動線のうち、最も短い動線の長さを評価対象としたが、これに限定されず、例えば各動線の平均値を評価対象としてもよい。
また、本実施形態において、集会施設距離評価(ステップS20)は絶対評価で行われるものとしたが、これに限定されず、相対評価で行われるものとしてもよい。また、本実施形態において、住戸前通過量評価(ステップS30)において、相対評価で行われるものとしたが、これに限定されず、絶対評価で行われるものとしてもよい。
また、各住戸タイプの適正グループは、図11に示すものに限定されず、任意のグループを含むことができる。但し、各住戸タイプの適正グループに含まれるグループの総合評価の平均は、6型住戸>9型住戸>12型住戸となることが好ましい。
また、本実施形態においては、配置案の全体評価(ステップS50)を受けてユーザが配置案を改善するものとして説明したが、仮設住宅団地評価システム1(演算部13)が、配置案の全体評価を向上させるように住戸の仮想モデルを自動的に配置する(配置を修正する)ようにしてもよい。例えば、演算部13は、配置案の全体評価がランクB又はランクCであった場合に、当該配置案の全体評価がランクAとなるように、住戸や集会施設のBIMモデルの配置を修正するようにしてもよい。また、演算部13が配置案を一から作成する場合には、全体評価がランクAとなるように住戸や集会施設を自動的に配置するようにしてもよい。以下、配置案の全体評価を向上させる方法の具体例について説明する。
演算部13は、幹線道路沿いかつ幹線道路の延伸方向中央付近に、集会施設を配置する(幹線道路沿い、かつ、幹線道路の延伸方向中央付近の住戸を、集会施設と入れ替える)ことにより、配置案の全体評価を向上させる。また、演算部13は、大規模な敷地において集会場が1棟しかない場合に、集会施設を追加し住戸と置き換えることにより、配置案の全体評価を向上させる。また、演算部13は、各住棟において幹線道路に最も近い場所に6型住戸、9型住戸の順に優先的に配置することにより、配置案の全体評価を向上させる。また、演算部13は、幹線道路から最も遠い6型住戸、9型住戸を、幹線道路に最も近くかつ集会施設周辺の12型住戸と順次入れ替えることにより、配置案の全体評価を向上させる。演算部13は、上記方法のうち任意の方法を組み合わせて採用することができる。
以上の如く、本実施形態に係る仮設住宅団地評価システム1は、前記配置案の評価を向上させるように住戸の仮想モデルを配置するモデル配置部(演算部13)を具備するものである。
このような構成により、仮設住宅団地の配置案の質を向上させることができる。
また、前記モデル配置部は、
前記配置案の評価を向上させるように、幹線道路沿いの住戸の仮想モデルを集会施設の仮想モデルに置き換えるものである。
このような構成により、仮設住宅団地の配置案の質をさらに向上させることができる。
また、前記モデル配置部は、
前記配置案の評価を向上させるように、各住棟において幹線道路に最も近い場所に、複数の住戸タイプのうち最も狭い住戸タイプの住戸の仮想モデルを優先的に配置するものである。
このような構成により、仮設住宅団地の配置案の質をさらに向上させることができる。
1 仮設住宅団地評価システム
11 通信部
13 演算部
14 表示部

Claims (11)

  1. 仮想モデルによる仮設住宅団地の配置案を取得する配置案取得部と、
    前記配置案における各住戸に対して、所定の指標に基づいて人とのつながりやすさの評価を行う住戸評価部と、
    前記人とのつながりやすさの評価に基づいて、仮設住宅団地の前記配置案の評価を行う配置案評価部と、
    を具備する、
    仮設住宅団地評価システム。
  2. 前記指標には、住戸から集会施設までの距離が含まれる、
    請求項1に記載の仮設住宅団地評価システム。
  3. 前記指標には、住戸前における人の通過量が含まれる、
    請求項1又は請求項2に記載の仮設住宅団地評価システム。
  4. 前記住戸評価部は、
    前記配置案の仮想モデル上で交流拠点を示すアイコンを配置することによって、前記住戸前における人の通過量を算出するための動線を生成可能である、
    請求項3に記載の仮設住宅団地評価システム。
  5. 前記住戸評価部は、
    前記配置案の仮想モデル上で通り抜け禁止の場所を示すアイコンを配置することによって、当該アイコンの配置場所を通過しないように、前記住戸前における人の通過量を算出するための動線を生成可能である、
    請求項3に記載の仮設住宅団地評価システム。
  6. 前記配置案において、複数の住戸タイプの住戸が配置され、
    前記住戸評価部は、
    前記人とのつながりやすさの評価に応じて、各住戸を複数のグループに分類し、
    前記配置案評価部は、
    各住戸タイプの入居者の属性に基づいて、前記複数のグループの中から、各住戸タイプが適すると考えられる適正グループを設定し、
    各住戸タイプの前記適正グループに属する住戸数の割合が高いほど評価が高くなるように、仮設住宅団地の配置案の評価を行う、
    請求項1又は請求項2に記載の仮設住宅団地評価システム。
  7. 前記配置案評価部は、
    複数の住戸タイプのうち最も狭い住戸タイプの前記適正グループに、前記複数のグループの中で前記人とのつながりやすさの評価が最も高いグループが含まれるように、前記適正グループを設定する、
    請求項6に記載の仮設住宅団地評価システム。
  8. 前記人とのつながりやすさの評価及び/又は前記配置案の評価に応じて各住戸を色分けして表示する表示部を具備する、
    請求項1又は請求項2に記載の仮設住宅団地評価システム。
  9. 前記配置案の評価を向上させるように住戸の仮想モデルを配置するモデル配置部を具備する、
    請求項1又は請求項2に記載の仮設住宅団地評価システム。
  10. 前記モデル配置部は、
    前記配置案の評価を向上させるように、幹線道路沿いの住戸の仮想モデルを集会施設の仮想モデルに置き換える、
    請求項9に記載の仮設住宅団地評価システム。
  11. 前記モデル配置部は、
    前記配置案の評価を向上させるように、各住棟において幹線道路に最も近い場所に、複数の住戸タイプのうち最も狭い住戸タイプの住戸の仮想モデルを優先的に配置する、
    請求項9に記載の仮設住宅団地評価システム。
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ロハス工学,初版,日経BP社,2019年02月25日,第232-234ページ,ISBN: 978-4-296-10192-4
石本隆之介, 安武敦子,コミュニティ形成の視点からみた応急仮設住宅の居住性および住宅団地計画の評価,日本建築学会技術報告集,2019年06月,第25巻, 第60号,第795-799ページ,ISSN: 1341-9463

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