JP7376524B2 - 情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システム、画像切替システム、及び画像切替方法に関するものである。
近年、テレワークを行う機会が増加し、これに伴いビデオ会議も頻繁に行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、作業効率向上のため、マルチモニタで作業を行うユーザも増加している。
特開2020-109954号公報
一般的に、ビデオ会議を行う場合、ビデオ会議に使用するカメラは1つに固定されている。このため、例えば、マルチモニタの環境でビデオ会議を行う場合に、カメラが取り付けられていないモニタをユーザが見ている間は、ユーザの横顔等が通信相手のモニタに表示されることとなり、相手に不愉快な印象を与えかねず、コミュニケーションの面で好ましくなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、コミュニケーションの向上を図ることのできる情報処理システム、画像切替システム、及び画像切替方法を提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、第1カメラとディスプレイとを備える第1情報処理装置と、第2カメラとディスプレイとを備える第2情報処理装置とを備え、前記第1情報処理装置は、前記第2情報処理装置との接続が検出されている場合に、前記第1カメラによって取得された第1画像データに含まれる被写体が正面を向いていることを検知する顔検知部と、前記被写体が正面を向いていることが検知された場合に、前記第1画像データを前記第2情報処理装置に出力する出力制御部とを備え、前記第2情報処理装置は、前記第1情報処理装置から出力された前記第1画像データ及び前記第2カメラによって取得された第2画像データが入力可能とされ、前記第1画像データ及び前記第2画像データを択一的に出力する画像データ出力部を備え、前記画像データ出力部は、前記第1画像データが入力されている場合に、前記第1画像データを出力する情報処理システムである。
本発明の参考例としての一態様は、第1カメラによって取得された第1画像データ及び第2カメラによって取得された第2画像データが入力可能とされた画像切替システムであって、前記第1画像データ及び前記第2画像データを択一的に出力する画像データ出力部と、前記第1画像データに含まれる被写体が正面を向いていることを検知する顔検知部と、前記被写体が正面を向いていることが検知された場合に、前記第1画像データを前記画像データ出力部に出力する出力制御部とを備え、前記画像データ出力部は、前記第1画像データが入力されている場合に、前記第1画像データを出力する画像切替システムである。
本発明の参考例としての一態様は、カメラ及びディスプレイを備える情報処理装置であって、他の情報処理装置に対して外部装置として接続されている場合に、前記カメラによって取得された画像データに含まれる被写体が正面を向いていることを検知する顔検知部と、前記被写体が正面を向いていることが検知された場合に、前記カメラによって取得された画像データを前記他の情報処理装置に出力する出力制御部とを具備する情報処理装置である。
本発明の参考例としての一態様は、第1カメラによって取得された第1画像データ及び第2カメラによって取得された第2画像データが入力可能とされ、前記第1画像データ及び前記第2画像データを択一的に出力する画像データ出力部を備えるシステムの画像切替方法であって、前記第1画像データに含まれる被写体が正面を向いていることを検知する顔検知工程と、前記被写体が正面を向いていることが検知された場合に、前記第1画像データを前記画像データ出力部に出力する出力制御工程とをコンピュータが実行し、前記画像データ出力部は、前記第1画像データが入力されている場合に、前記第1画像データを出力する画像切替方法である。
本発明の参考例としての一態様は、第1カメラによって取得された第1画像データ及び第2カメラによって取得された第2画像データのうち、少なくともいずれか一方が入力され、入力された画像データに含まれる被写体が正面を向いていることを検知する顔検知部と、前記顔検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像データ及び前記第2画像データを択一的に出力する画像データ出力部とを備える画像切替システムである。
本発明の参考例としての一態様は、前記第1カメラが設置された第1ディスプレイと、前記第2カメラが設置された第2ディスプレイと、上記記載の画像切替システムとを備え、前記画像データ出力部は、前記顔検知部の検知結果およびマウスカーソルの位置情報に基づいて、前記第1画像データ及び前記第2画像データを択一的に出力する情報処理システムである。
本発明の参考例としての一態様は、第1カメラ及び第1ディスプレイを備える情報処理装置であって、第2ディスプレイ及び前記第2ディスプレイに設置された第2カメラが外部装置として接続されている場合に、前記第1カメラによって取得された第1画像データ及び前記第2カメラによって取得された第2画像データのうち、少なくともいずれか一方が入力され、入力された画像データに含まれる被写体が正面を向いていることを検知する顔検知部と、前記顔検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像データ及び前記第2画像データを択一的に出力する画像データ出力部とを備える情報処理装置である。
本発明の参考例としての一態様は、第1カメラによって取得された第1画像データ及び第2カメラによって取得された第2画像データのうち、少なくともいずれか一方が入力され、入力された画像データに含まれる被写体が正面を向いていることを検知する工程と、前記被写体が正面を向いているか否かに応じて、前記第1画像データ及び前記第2画像データを択一的に出力する工程とをコンピュータが実行する画像切替方法である。
コミュニケーションの向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの全体構成を概略的に示したシステム構成図である。 本発明の第1実施形態に係る第1情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る第2情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理システムが有する各種機能のうち、画像切替システムに関する機能の一例を抽出して示した機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る画像切替方法のうち、第1情報処理装置において実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る画像切替方法のうち、第2情報処理装置において実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。 ユーザがセカンドディスプレイを見ているときの第1画像データの一例を示した図である。 ユーザがセカンドディスプレイを見ているときの第2画像データの一例を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの全体構成を概略的に示したシステム構成図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置が有する各種機能のうち、画像切替に関する機能の一例を抽出して示した機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る画像切替方法の手順の一例を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る画像切替方法を実現するためのソフトウェア構成の一例を示した図である。
〔第1実施形態〕
以下に、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム、画像切替システム、及び画像切替方法について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム1の全体構成を概略的に示したシステム構成図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、第1情報処理装置10と、第2情報処理装置20とを備えている。以下の説明では、第1情報処理装置10が外部装置として第2情報処理装置20に接続される場合を想定して説明する。第1情報処理装置10及び第2情報処理装置20の一例として、ノートPC、デスクトップ型PC、タブレット端末、スマートフォン等が挙げられる。
図2は、本発明の第1実施形態に係る第1情報処理装置10の概略構成を示す機能ブロック図である。第1情報処理装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)11、メインメモリ12、記憶部13、カメラ14、センサ15、外部インターフェース16、通信部17、入力部18、ディスプレイ19等を備えている。これら各部は直接的にまたはバスを介して間接的に相互に接続されており互いに連携して各種処理を実行する。
CPU11は、例えば、バスを介して接続された記憶部13に格納されたOS(Operating System)により第1情報処理装置10全体の制御を行うとともに、記憶部13に格納された各種プログラムを実行することにより各種処理を実行する。
メインメモリ12は、キャッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の書き込み可能なメモリで構成され、CPU11の実行プログラムの読み出し、実行プログラムによる処理データの書き込み等を行う作業領域として利用される。
記憶部13は、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等であり、例えば、Windows(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)等の第1情報処理装置10全体の制御を行うためのOS、周辺機器類をハードウェア操作するための各種デバイスドライバ、特定業務に向けられたアプリケーション、及び各種データやファイル等を格納する。また、記憶部13には、各種処理を実現するためのプログラムや、各種処理を実現するために必要とされる各種データが格納されている。
カメラ14は、例えば、レンズ等の撮像部とISP(Image Signal Processor)を備えており、ユーザによる入力部18からの入力操作等に基づいてCPU11によって制御される。
撮像部は、レンズ、レンズ駆動部、及びイメージセンサ等を備えている。レンズは、被写体からの光を取り込み、イメージセンサに被写体像を結像させる。イメージセンサは、レンズにより取り込まれた光を信号電荷に変換し、被写体像を撮像する。イメージセンサでは、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の信号値をベイヤー配列に対応する順序で取り込むことによりアナログ画像信号を生成し、得られた画像信号をアナログ方式からデジタル方式へ変換した画像データ(RAWデータ)をISPへ出力する。
また、このRAWデータは、例えば、センサ15に出力され、後述する顔検知処理に用いられてもよい。
ISPは、イメージセンサから出力された画像データ(RAWデータ)に対して所定の信号処理(画像処理)を実施する。ISPは、例えば、RAWデータに対して自動露出調整、自動ホワイトバランス調整、マトリクス処理、輪郭強調、輝度圧縮、ガンマ処理等の各種処理を行う。ISPにおいて処理が行われた画像データは、バスを介してCPU11に出力される。
センサ15は、例えば、カメラ14のイメージセンサから出力された画像データ(RAWデータ)、または、カメラ14のISPから出力された画像データに基づいて顔検知処理を行う。例えば、センサ15は、画像データに含まれる顔の特徴点を抽出し、抽出した特徴点を用いて被写体の顔が正面を向いていることを検知する。例えば、顔として特定された領域内に、目が2つ、鼻、口を検出できた場合に、被写体が正面を向いていることを検知する。センサ15は、被写体が正面を向いていることを検知した場合に、そのことを示す顔検知信号をCPU11に出力する。
なお、カメラ14とセンサ15とは一体化され、モジュールとして構成されていてもよい。この場合、撮像部のイメージセンサは解像度の異なる2つのRAWデータを生成し、高い解像度のRAWデータをISPに出力し、低い解像度のRAWデータをセンサ15に出力することとしてもよい。このように、解像度の低いRAWデータをセンサ15に出力することにより、顔検知に関する画像処理の処理負担を軽減させることができ、省電力化を図ることが可能となる。
また、センサ15による顔検知機能をCPU11が実現する構成としてもよい。この場合、センサ15は不要となる。また、顔検知機能をCPU11が実現する場合には、カメラ14のイメージセンサから出力されたRAWデータではなく、ISPによる画像処理後の画像データに基づいて顔検知を行うこととしてもよい。
外部インターフェース16は、外部機器と接続するためのインターフェースである。外部機器の一例として、他の情報処理装置(例えば、第2情報処理装置20)、外部モニタ、USBメモリ、外付けHDD等が挙げられる。なお、図2に示した例では、外部インターフェースは、1つしか図示されていないが、複数の外部インターフェースを備えていてもよい。
通信部17は、ネットワークに接続して他の装置と通信を行い、情報の送受信を行うためのインターフェースとして機能する。
入力部18は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等、ユーザが第1情報処理装置10に対して指示を与えるためのユーザインターフェースである。
ディスプレイ19は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)等で構成される表示画面を有し、第1情報処理装置10によって実行されたアプリケーションソフトウェアプログラムの結果等を表示するものである。
図3は、本発明の第1実施形態に係る第2情報処理装置20のハードウェア構成の一例を示した概略構成図である。図3に示すように、第2情報処理装置20は、例えば、第1情報処理装置10とほぼ同様の構成とされ、CPU21、メインメモリ22、記憶部23、カメラ24、外部インターフェース25、通信部26、入力部27、及びディスプレイ28を備えている。
図4は、本実施形態に係る情報処理システム1が有する各種機能のうち、画像切替システム30に関する機能の一例を抽出して示した機能ブロック図である。
図4に示すように、画像切替システム30は、一例として、顔検知部31、出力制御部32、出力先切替部33、及び画像データ出力部34を主な構成として備えている。
顔検知部31、出力制御部32、出力先切替部33は、例えば、第1情報処理装置10に搭載される機能である。画像データ出力部34は、例えば、第2情報処理装置20に搭載される機能である。
顔検知部31は、例えば、センサ15(図2参照)に搭載されている機能である。
また、出力制御部32及び出力先切替部33の機能は、第1情報処理装置10のCPU11(図2参照)によって実現される。具体的には、出力制御部32及び出力先切替部33の機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラム(例えば、画像切替プログラム)の形式で記憶部13に記憶されており、このプログラムをCPU11がメインメモリ12に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、記憶部13に予めインストールされている形態や、他のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。また、この例に代えて、例えば、第1情報処理装置10がEC(Embedded Controller)を搭載している場合には、ECによって実現されてもよい。
また、同様に、後述する画像データ出力部34の機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラム(例えば、画像切替プログラム)の形式で第2情報処理装置20の記憶部23に記憶されており、このプログラムをCPU21がメインメモリ22に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、記憶部23に予めインストールされている形態や、他のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
顔検知部31は、第1情報処理装置10と第2情報処理装置20との接続が検出されている場合に、カメラ14によって取得された画像データ(以下「第1画像データ」という。)に含まれる被写体が正面を向いていることを検知する。なお、顔検知に用いられる画像データは、上述したように、ISPによる画像処理が行われる前のRAWデータでもよい。
顔検知部31は、第1画像データに含まれる顔の特徴点を抽出し、抽出した特徴点を用いて被写体の顔が正面を向いていることを検知する。例えば、顔検知部31は、第1画像データに含まれる顔の特徴点を抽出し、抽出した特徴点を用いて被写体の顔が正面を向いていることを検知する。例えば、顔として特定された領域内に、目が2つ、鼻、口を検出できた場合に、被写体が正面を向いていることを検知する。顔検知部31は、被写体が正面を向いていることを検知した場合に、そのことを示す顔検知信号を出力制御部32に出力する。
出力制御部32は、顔検知信号が入力された場合、すなわち、被写体(ユーザ)が正面を向いている場合に、第1画像データを第2情報処理装置20に出力するように出力先切替部33を制御する。また、出力制御部32は、顔検知信号が入力されていない場合、すなわち、被写体が正面を向いていない場合には、第1画像データを第2情報処理装置20以外の他の出力先(例えば、CPU11)に出力するように出力先切替部33を制御する。
出力先切替部33は、出力制御部32からの制御指令に基づいて、第1画像データの出力先を切り替える。これにより、顔検知がされた場合には、第1画像データは外部インターフェース16、25を介して第2情報処理装置20へ出力され、顔検知がされなかった場合には、第1画像データは第2情報処理装置20以外の所定の出力先(例えば、CPU11)へ出力される。
画像データ出力部34は、第1情報処理装置10から出力された第1画像データ及びカメラ24によって取得された第2画像データが入力可能とされ、第1画像データ及び第2画像データを択一的に出力する。画像データ出力部34は、例えば、第1画像データが入力されている場合に、第1画像データを出力し、第1画像データが入力されていない場合に、第2画像データを出力する。画像データ出力部34から出力された画像データは、例えば、通信部26(図3参照)及びディスプレイ28に出力される。通信部26は、入力された画像データをネットワークを介して接続されている接続先に送信する。これにより、送信先のディスプレイには、通信部26から送信された画像データが表示される。また、ディスプレイ28は、入力された画像データを表示画面に表示させる。
次に、本実施形態に係る画像切替方法について図5及び図6を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る画像切替方法のうち、第1情報処理装置10において実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。また、図6は、本実施形態に係る画像切替方法のうち、第2情報処理装置20において実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。
以下の説明では、一例として、第2情報処理装置20に対して第1情報処理装置10が外部装置として接続された場合を想定する。すなわち、第2情報処理装置20のCPU21からの指令に基づいて、第2情報処理装置20が動作する場合について説明する。また、以下において、第2情報処理装置20が備えるディスプレイ28がメインディスプレイとして機能し、第1情報処理装置10が備えるディスプレイ19は、セカンドディスプレイとして機能する場合を想定して説明する。
まず、第2情報処理装置20においてユーザがビデオ会議に関するアプリケーションを起動すると、第2情報処理装置20から第1情報処理装置10に対してビデオ会議アプリケーションが起動された旨を示す信号が送信される。第1情報処理装置10では、この信号を受信すると、カメラ14がオンになっているか否かを判定する(SA1)。この結果、カメラ14がオンでない場合には(SA1:NO)、本処理を終了する。
一方、カメラ14がオンである場合には(SA1:YES)、カメラ14によって取得された第1画像データに基づいて顔検知処理を行う(SA2)。続いて、顔検知処理において、顔が検知されたか否か、例えば、顔の各特徴点である2つの目、鼻、口が特定されたか否かを判定する(SA3)。この結果、顔が検知された場合には、被写体が正面を向いていると判定し(SA3:YES)、カメラ14によって取得された第1画像データを第2情報処理装置20に出力し(SA4)、ステップSA6に進む。一方、顔が検知されなかった場合には、被写体が正面を向いていないと判定し(SA3:NO)、第1画像データを第2情報処理装置20以外の所定の出力先(例えば、CPU21)に出力し(SA5)、ステップSA6に進む。
ステップSA6では、ビデオ会議が終了したか否か、すなわち、ビデオ会議アプリケーションが終了された旨を示す信号を受信したか否かを判定する。この結果、ビデオ会議が終了されていない場合には(SA6:NO)、ステップSA1に戻り、後続の処理を行う。また、ビデオ会議が終了された場合には(SA6:YES)、本処理を終了する。
また、第2情報処理装置20では、ユーザがビデオ会議に関するアプリケーションを起動すると、第1情報処理装置10から第1画像データ、すなわち、カメラ14によって取得された第1画像データが入力されているか否かを判定する(SB1)。この結果、第1画像データが入力されている場合には(SB1:YES)、第1画像データを通信部26及びディスプレイ28に出力する(SB2)。これにより、第1画像データは通信部26を介してビデオ会議に参加している各ユーザ端末に送信され、各ユーザ端末のディスプレイに表示される。また、ディスプレイ28の表示画面に第1画像データが表示される。
一方、ステップSB1において、第1画像データが入力されていない場合には(SB1:NO)、ユーザはメインディスプレイの方を向いているとみなし、カメラ24によって取得された第2画像データを通信部26及びディスプレイ28に出力する。これにより、第2画像データが通信部26を介してビデオ会議に参加している各ユーザ端末に送信され、各ユーザ端末のディスプレイに表示される。また、ディスプレイ28の表示画面に第2画像データが表示される。
続いて、ユーザによってビデオ会議に関するアプリケーションが終了されたか否かを判定する(SB4)。この結果、ビデオ会議が終了していない場合には(SB4:NO)、ステップSB1に戻り、後続の処理を実行する。一方、ビデオ会議が終了している場合には(SB4:YES)、本処理を終了する。
以上、説明してきたように、本実施形態に係る情報処理システム1、画像切替システム30、及び画像切替方法によれば、例えば、ビデオ会議を行っているときに、ユーザがセカンドディスプレイであるディスプレイ19の方を向いている場合には、カメラ14によって取得された第1画像データが会議に参加しているユーザ端末に送信されることとなる。また、ユーザがメインディスプレイであるディスプレイ28の方を向いている場合には、カメラ24によって取得された第2画像データが会議に参加しているユーザ端末に送信されることとなる。
このように、メインディスプレイ(ディスプレイ28)とセカンドディスプレイ(ディスプレイ19)とを用いている環境において、ユーザがどちらのディスプレイを見て作業を行っているかをカメラ14によって取得された画像データに基づいて判定し、その判定結果に基づいてビデオ会議の相手に送信する画像データを動的に切り替える。例えば、ユーザがセカンドディスプレイ(ディスプレイ28)を見ている場合には、カメラ14によって取得される第1画像データは、図7に示すように、ユーザが正面を向いている画像となり、その一方で、カメラ24によって取得される第2画像データは、図8に示すようにユーザが横を向いている画像となる。このような場合、第2画像データではなく、第1画像データがビデオ会議の参加者のユーザ端末に送信され、ビデオ会議の参加者のユーザ端末には、ユーザが正面を向いた画像が表示されることとなる。この結果、相手に不愉快な印象を与えることなく、コミュニケーションの向上を図ることが可能となる。
以上、本発明の第1実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、上記実施形態で説明した処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
例えば、上述した実施形態では、第1情報処理装置10がカメラ14を、第2情報処理装置20がカメラ24を搭載する場合を例示して説明したが、これらカメラ14、24は外部装置としてそれぞれの情報処理装置に接続されていてもよい。
また、上述した実施形態では、第2情報処理装置20に対して第1情報処理装置10を外部装置として接続した場合を例示して説明したが、例えば、外部装置として接続される機器は、モニタでもよい。この場合、カメラ14も外部装置として第2情報処理装置20に接続されることとなる。また、この場合には、図4に示した第1情報処理装置10が備える顔検知部31、出力制御部32、出力先切替部33の機能は、第2情報処理装置20に搭載されることとなる。すなわち、これらの機能は、第2情報処理装置20のCPU21によって実現されることとなる。
これにより、例えば、外部装置として接続されたモニタに取り付けられたカメラ14によって取得された第1画像データは、第2情報処理装置20に送信され、第2情報処理装置20において、第1画像データに基づく顔検知処理が行われる。そして、顔検知処理の結果に応じて、カメラ14によって取得された第1画像データ及びカメラ24によって取得された第2画像データが択一的に選択され、出力されることとなる。なお、この場合において、カメラ14とセンサ15とが一体化されたカメラモジュールが外部装置として接続された場合には、カメラモジュールから第1画像データと顔検知結果を示す信号とが第2情報処理装置20に出力されることとなる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理システム、画像切替システム、及び画像切替方法について、図面を参照して説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る情報処理システム40の全体構成を概略的に示したシステム構成図である。
図9に示すように、情報処理システム40は、情報処理装置50を備えている。情報処理装置50は、例えば、ノートPC、デスクトップ型PC、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置である。図9では、情報処理装置50がノートPCの場合を例示している。また、情報処理システム40は、第2カメラ54b及び第2ディスプレイ58bを備えている。第2カメラ54bは、第2ディスプレイ58bに設置されている。第2カメラ54b及び第2ディスプレイ58bは、情報処理装置50に対して外部装置として接続されている。
図10は、本実施形態に係る情報処理装置50のハードウェア構成の一例を示した図である。
図10に示すように、情報処理装置50は、例えば、CPU51、メインメモリ52、記憶部53、第1カメラ54a、外部インターフェース55、通信部56、入力部57、第1ディスプレイ58a、及びマイク59等を備えている。これら各部は直接的にまたはバスを介して間接的に相互に接続されており互いに連携して各種処理を実行する。
CPU51は、例えば、バスを介して接続された記憶部53に格納されたOS(Operating System)により情報処理装置50全体の制御を行うとともに、記憶部53に格納された各種プログラムを実行することにより各種処理を実行する。
メインメモリ52は、キャッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の書き込み可能なメモリで構成され、CPU51の実行プログラムの読み出し、実行プログラムによる処理データの書き込み等を行う作業領域として利用される。
記憶部53は、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等であり、例えば、Windows(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)等の情報処理装置50全体の制御を行うためのOS、周辺機器類をハードウェア操作するための各種デバイスドライバ、特定業務に向けられたアプリケーション、及び各種データやファイル等を格納する。また、記憶部53には、後述する画像切替機能を実現するためのプログラムや、各種処理を実現するために必要とされる各種データが格納されている。
第1カメラ54aは、例えば、レンズ等の撮像部とISP(Image Signal Processor)を備えており、ユーザによる入力部57からの入力操作等に基づいてCPU51によって制御される。なお、第1カメラ54aの構成は、例えば、公知の構成とされており、一例として、上述した第1実施形態に係るカメラ14と同様の構成とされている。
外部インターフェース55は、外部機器と接続するためのインターフェースである。外部機器の一例として、カメラ、外部モニタ、USBメモリ、外付けHDD等が挙げられる。なお、図10に示した例では、外部インターフェース55に、第2カメラ54b及び第2ディスプレイ58bが接続されている。第2カメラ54bは、例えば、公知の構成とされており、一例として、上述した第1実施形態に係るカメラ14と同様の構成とされている。
通信部56は、ネットワークに接続して他の装置と通信を行い、情報の送受信を行うためのインターフェースとして機能する。
入力部57は、例えば、マウス57a、キーボード(図示略)、タッチパネル(図示略)等、ユーザが情報処理装置50に対して指示を与えるためのユーザインターフェースである。
第1ディスプレイ58aは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)等で構成される表示画面を有し、CPU51によって実行されたアプリケーションソフトウェアプログラムの結果等を表示するものである。
マイク59は、音声を音声データに変換して出力する。
図11は、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置50が有する各種機能のうち、画像切替に関する機能の一例を抽出して示した機能ブロック図である。
図11に示すように、画像切替部(画像切替システム)60は、一例として、顔検知部61、画像データ出力部62を主な構成として備えている。
後述する各機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラム(例えば、画像切替プログラム)の形式で情報処理装置50の記憶部53に記憶されており、このプログラムをCPU51がメインメモリ52に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、記憶部53に予めインストールされている形態や、他のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
顔検知部61には、例えば、第1カメラ54aによって取得された第1画像データ及び第2カメラ54bによって取得された第2画像データが入力される。第1画像データ及び第2画像データは、イメージセンサから出力されたRAWデータでもよいし、ISPによる画像処理後の画像データであってもよい。
顔検知部61は、第1画像データ及び第2画像データに含まれている被写体が正面を向いているか否かをそれぞれ判定する。そして、被写体が正面を向いていることを検知した場合には、その画像データに顔検知情報を付加して画像データ出力部62に出力する。ここで、顔検知に関する具体的な処理は、例えば、上述した第1実施形態に係る顔検知部31の処理と同様である。
画像データ出力部62には、顔検知部61から第1画像データ及び第2画像データが入力される。また、これら画像データのうち、被写体が正面を向いていることが検知された画像データには、その旨を示す顔検知情報が付加されている。
また、画像データ出力部62には、マイク59の動作情報及び入力部57の入力操作情報が入力される。画像データ出力部62は、マイク59の動作状態、入力部57からの入力操作情報に基づくマウスカーソルの位置情報、及び顔検知部61の検知結果に基づいて、第1画像データ及び第2画像データを択一的に選択し、選択した画像データを出力する。
例えば、画像データ出力部62は、マイク59がオン状態である場合であって、マウスカーソルが表示されているディスプレイと、被写体が正面を向いていると判定された画像データが取得されたカメラとの対応が一致している場合に、顔検知がされた画像データを出力する。ここで、「マイク59がオン状態」とは、マイク59から入力された音声がビデオ会議に参加している参加者のユーザ端末に送信される状態にある場合であり、マイク59がミュート状態になっていない状態をいう。
例えば、画像データ出力部62は、ディスプレイと、当該ディスプレイに設置されたカメラの対応付け情報を有している。本実施形態では、第1カメラ(第1画像データ)54aと第1ディスプレイ58aとが対応付けられ、第2カメラ54bと第2ディスプレイ58bとが対応付けられた情報を有している。画像データ出力部62は、顔検知がされた画像データ(例えば、第2画像データ)に対応するディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ58b)にマウスカーソルが表示されているか否かを判定する。換言すると、マウスカーソルが表示されているディスプレイとユーザの顔の向きとが一致しているか否かを判定する。そして、画像データ出力部62は、ユーザの顔の向きとマウスカーソルが表示されているディスプレイとが一致する場合であって、マイク59がオン状態にある場合に、顔検知情報が付加された画像データ、換言すると、ユーザが正面を向いていることが検知された画像データを出力する。
画像データ出力部62から出力された画像データは、例えば、通信部56に出力される。通信部56は、入力された画像データをネットワークを介して接続されている接続先に送信する。これにより、送信先のディスプレイには、通信部56から送信された画像データが表示される。
次に、本実施形態に係る画像切替方法について図12を参照して説明する。図12は、本実施形態に係る画像切替方法の手順の一例を示したフローチャートである。
以下の説明では、一例として、図9、図10に示したように、情報処理装置50に対して第2カメラ54b及び第2ディスプレイ58bが外部装置として接続されているとともに、第2カメラ54bが第2ディスプレイ58bに設置されており、ユーザが第2ディスプレイ58bを見ているときに、ユーザの正面の顔が第2カメラ54bによって撮影されるものとする。
まず、情報処理装置50においてユーザがビデオ会議に関するアプリケーションを起動すると、第2カメラ54bがオンになっているか否かを判定する(SC1)。この結果、第2カメラ54bがオンでない場合には(SC1:NO)、本処理を終了する。
一方、第2カメラ54bがオンである場合には(SC1:YES)、ディスプレイ設定を確認する。例えば、第1ディスプレイ58a及び第2ディスプレイ58bの位置関係(例えば、右側に第1ディスプレイ58aが、左側に第2ディスプレイ58bが配置されている等)を確認する(SC2)。
続いて、第1カメラ54aによって取得された第1画像データ及び第2カメラ54bによって取得された第2画像データに基づいて顔検知処理を行う(SC3)。続いて、顔検知処理の結果、第2画像データにおいて顔検知が行われたか、換言すると、第2画像データにおいて、被写体の顔が正面を向いていることが検知されたか否かを判定する(SC4)。この結果、第2画像データにおいて顔検知が行われた場合には(SC4:YES)、第2ディスプレイ58bにマウスカーソルが表示されているか否かを判定する(SC5)。すなわち、ユーザが顔を向けているディスプレイ上にマウスカーソルが表示されているか否かを判定する。
この結果、第2ディスプレイ58bにマウスカーソルが表示されている場合には(SC5:YES)、続いて、マイク59がオン状態にあるか否かを判定する(SC6)。この結果、マイク59がオン状態にあると判定した場合には(SC6:YES)、第2画像データを出力する(SC7)。これにより、第2画像データは、通信部56を介してビデオ会議に参加している各ユーザ端末に送信され、各ユーザ端末のディスプレイに表示される。
一方、ステップSC4において、第1画像データにおいて顔検知が行われた場合(SC4:NO)、ステップSC5において、第1ディスプレイ58aにマウスカーソルが表示されていると判定した場合(SC5:NO)、又は、ステップSC6において、マイク59がオフ(ミュート状態)になっていると判定した場合(SC6:NO)は、第1画像データを出力する(SC8)。
これにより、第1画像データは、通信部56を介してビデオ会議に参加している各ユーザ端末に送信され、各ユーザ端末のディスプレイに表示される。
続いて、ユーザによってビデオ会議に関するアプリケーションが終了されたか否かを判定する(SC9)。この結果、ビデオ会議が終了していない場合には(SC9:NO)、ステップSC1に戻り、後続の処理を実行する。一方、ビデオ会議が終了している場合には(SC9:YES)、本処理を終了する。
なお、上記フローチャートでは、第1画像データを出力する場合をデフォルトとして、各種条件が満たされた場合に、第1画像データから第2画像データに切り替える場合を説明したが、第2画像データを出力する場合をデフォルト設定とし、第1画像データについて上記各条件が満たされた場合に、第2画像データから第1画像データに切り替えることとしてもよい。また、どちらの画像データをデフォルトとするのかについては、ユーザが適宜設定できるような構成とされていてもよい。
次に、上述した情報処理装置50の画像切替方法を実現するためのソフトウェア構成の一例について図13を参照して説明する。図13は、本実施形態に係る画像切替方法を実現するためのソフトウェア構成の一例を示した図である。
図13に示すように、情報処理装置50が備える画像切替部60は、例えば、コントローラ71、ドライバソフトウェア(以下「ドライバSW」という。)72、顔検知ソフトウェア(以下「顔検知SW」という。)73、カメラ切替制御ソフトウェア(以下「カメラ切替制御SW」という。)74、仮想カメラドライバ75、及びビデオ会議アプリケーション(以下「ビデオ会議アプリ」という。)76によって実現される。
コントローラ71は、マウス57aからの入力操作情報、第1カメラ54aからの第1画像データ、及び第2カメラ54bからの第2画像データを受け付ける。マウス57aからの入力操作情報は、コントローラ71からドライバSW72に出力される。ドライバSW72は入力操作情報からマウスカーソルの位置(以下「マウス位置」という。)を検出し、マウス位置をカメラ切替制御SW74に出力する。
また、第1画像データ及び第2画像データは、コントローラ71から顔検知SW73及び仮想カメラドライバ75にそれぞれ出力される。
顔検知SW73は、入力された第1画像データ、第2画像データを画像処理し、ユーザの正面画像が含まれる画像データを検知し、検知した画像データに関する情報を顔検知情報としてカメラ切替制御SW74に出力する。
カメラ切替制御SW74には、ドライバSW72からマウス位置が、顔検知SW73から顔検知情報が、ビデオ会議アプリ76からマイク動作情報が入力される。カメラ切替制御SW74は、入力されたこれら情報に基づいて、顔検知がされた画像データが第2画像データであり、マウスカーソルが第2ディスプレイ58bに表示されており、かつ、マイク59がオン状態であるか否かを判定する。この結果、全ての条件を満たしている場合には、第2画像データを出力するべく、第2カメラ54bを選択する旨のカメラ切替情報を仮想カメラドライバ75に出力する。これにより、仮想カメラドライバ75から第2画像データがビデオ会議アプリ76に出力される。
一方、カメラ切替制御SW74は、上記条件のうちいずれかの条件を満たしていない場合には、第1画像データを出力するべく、第1カメラ54aを選択する旨のカメラ切替情報を仮想カメラドライバ75に出力する。これにより、仮想カメラドライバ75から第1画像データがビデオ会議アプリ76に出力される。
以上、説明してきたように、本実施形態に係る情報処理システム40、情報処理装置50、及び画像切替方法によれば、例えば、ビデオ会議を行っているときに、ユーザが第2ディスプレイ58bの方を向いており、かつ、マウスカーソルが第2ディスプレイ58bに表示されており、かつ、マイク59がオン状態にある場合には、第2カメラ54bによって取得された第2画像データが会議に参加しているユーザ端末に送信されることとなる。また、上述したいずれかの条件を満たしていない場合には、第1画像データが会議に参加しているユーザ端末に送信されることとなる。
このように、本実施形態によれば、第1ディスプレイ58a及び第2ディスプレイ58bを用いている環境において、ユーザがどちらのディスプレイを見て作業を行っているかを画像データに基づいて判定するだけでなく、そのときのマウスカーソルの位置やマイクの動作状態をも考慮して、画像データの切り替えを行う。例えば、ユーザが第2ディスプレイ58b上にプレゼン資料等を表示させて、ビデオ会議において説明するような場合には、ユーザは第2ディスプレイ58bの方向に顔を向けるだけでなく、第2ディスプレイ58bに表示されている資料等をマウス57b等の入力部57で操作しながら説明を行うことが考えられる。また、この場合、マイク59もオン状態にされている可能性が高い。
したがって、顔の向きだけでなく、マウスカーソルの位置情報及びマイク59の動作状態を加味して、画像データを択一的に選択することにより、臨場感のある画像データをビデオ会議の参加者のユーザ端末に送信することが可能となる。この結果、コミュニケーションの向上を図ることが可能となる。
以上、本発明の第2実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、上記実施形態で説明した処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
例えば、上述した実施形態では、情報処理装置50が第1カメラ54aを搭載している場合を例示して説明したが、第1カメラ54aも外部装置として情報処理装置50に接続されていてもよい。
また、上述した実施形態では、画像データ出力部62には、顔検知部61を介して第1画像データ及び第2画像データが入力されることとしたが、顔検知部61を介さずに、第1カメラ54aによって取得された第1画像データ及び第2カメラ54bによって取得された第2画像データがそれぞれ入力されることとしてもよい。この場合、顔検知部61からは顔が検知された画像データの情報(例えば、図13の顔検知情報を参照)が入力されればよい。
また、上述した実施形態では、ソフトウェアによって顔検知を行っていたが、第1実施形態のように、顔検知機能を有するセンサ(例えば、センサ15)を設け、センサの検知結果をCPU51に出力することとしてもよい。この場合、センサに入力される画像データは、イメージセンサから出力された画像データ(RAWデータ)でもよいし、ISPから出力された画像データであってもよい。
また、上述した実施形態では、第1画像データ及び第2画像データの両方に対して顔検知処理を行っていたが、この例に限定されず、いずれか一方の画像データに対して顔検知処理を行うこととしてもよい。例えば、第1画像データのみを対象として顔検知処理を行い、第1画像データにおいて顔検知がされない場合には、第2画像データにユーザの正面画像が含まれているとみなすこととしてもよい。また、同様に、センサによって顔検知処理を行う場合には、第1画像データ及び第2画像データのいずれか一方の画像データに対して顔検知処理を行うこととしてもよい。また、センサは、カメラと一体化されていてもよいし、別体として設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、マウスカーソルの位置情報とマイクの動作状態との両方を用いて画像データの切り替えを行っていたが、この例に限定されず、例えば、第1実施形態で述べたように、顔検知の結果のみに基づいて画像データを切り替えることとしてもよい。例えば、図12に示したフローチャートにおいて、ステップSC5及びSC6を省略してもよい。
また、上記に代えて、顔検知の結果と、マウスカーソルの位置情報及びマイクの動作状態の少なくともいずれか一方の情報とを用いて、画像データの切り替えを行うこととしてもよい。例えば、図12に示したフローチャートにおいて、ステップSC5及びステップSC6のいずれか一方を省略してもよい。
また、上述した実施形態において、図12に示したステップSC4~SC6の各条件について、所定期間継続してその条件を満たしているか否かを判定することとしてもよい。例えば、ステップSC4において、第2画像データに含まれる被写体が正面を向いていることが第1所定期間以上継続して検知されたか否かを判定することとしてもよい。同様に、ステップSC5では、第2ディスプレイ上にマウスカーソルが表示されている状態が第2所定期間維持されたか否かを判定することとしてもよい。また、ステップSC6では、マイクオンの状態が第3所定期間維持されたか否かを判定することとしてもよい。
また、この場合において、ステップSC5及びステップSC6の判定処理の両方又はいずれか一方を省略することとしてもよい。また、第1所定期間、第2所定期間、第3所定期間は適宜設定することができ、それぞれ異なる期間であってもよいし、一部又は全部を同じ期間に設定することも可能である。
1 :情報処理システム
10 :第1情報処理装置
11 :CPU
12 :メインメモリ
13 :記憶部
14 :カメラ
15 :センサ
16 :外部インターフェース
17 :通信部
18 :入力部
19 :ディスプレイ
20 :第2情報処理装置
21 :CPU
22 :メインメモリ
23 :記憶部
24 :カメラ
25 :外部インターフェース
26 :通信部
27 :入力部
28 :ディスプレイ
30 :画像切替システム
31 :顔検知部
32 :出力制御部
33 :出力先切替部
34 :画像データ出力部
40 :情報処理システム
50 :情報処理装置
51 :CPU
52 :メインメモリ
53 :記憶部
54a :第1カメラ
54b :第2カメラ
55 :外部インターフェース
56 :通信部
57 :入力部
57a :マウス
58a :第1ディスプレイ
58b :第2ディスプレイ
59 :マイク
60 :画像切替部(画像切替システム)
61 :顔検知部
62 :画像データ出力部
71 :コントローラ
72 :ドライバソフトウェア(ドライバSW)
73 :顔検知ソフトウェア(顔検知SW)
74 :カメラ切替制御ソフトウェア(カメラ切替制御SW)
75 :仮想カメラドライバ
76 :ビデオ会議アプリケーション(ビデオ会議アプリ)

Claims (3)

  1. 第1カメラとディスプレイとを備える第1情報処理装置と、
    第2カメラとディスプレイとを備える第2情報処理装置と
    を備え、
    前記第1情報処理装置は、
    前記第2情報処理装置との接続が検出されている場合に、前記第1カメラによって取得された第1画像データに含まれる被写体が正面を向いていることを検知する顔検知部と、
    前記被写体が正面を向いていることが検知された場合に、前記第1画像データを前記第2情報処理装置に出力する出力制御部と
    を備え、
    前記第2情報処理装置は、
    前記第1情報処理装置から出力された前記第1画像データ及び前記第2カメラによって取得された第2画像データが入力可能とされ、前記第1画像データ及び前記第2画像データを択一的に出力する画像データ出力部を備え、
    前記画像データ出力部は、前記第1画像データが入力されている場合に、前記第1画像データを出力する情報処理システム。
  2. 前記第1カメラは外部装置として前記第1情報処理装置に接続されている請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第2情報処理装置は、通信部を備え、
    前記画像データ出力部は、前記第1画像データ及び前記第2画像データを択一的に前記通信部に出力する請求項1又は2に記載の情報処理システム。
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