JP7376073B2 - 監視カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、監視カメラに関する。
高画質のナンバープレートの認識と運転手の撮影を簡易な構成で可能にする車両撮影装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両撮影装置は、道路の路側に設置される筐体と、筐体に設置されたレンズを介して道路上の車両の撮影を行うカメラ部と、筐体のレンズより上側に設置され、上側照明範囲を照明する上側照明部と、筐体のレンズより下側に設置され、下側照明範囲を照明する下側照明部とを備える。筐体は、走行レーンの路側のアイランド上に設置される脚部の上に下面が設置(即ち、下支え設置)される。
特開2008-158659号公報
しかしながら、特許文献1の車両撮影装置は、筐体に収容したカメラ部より上側に大型車の運転席を照明する上側照明部を配置し、カメラ部より下側に普通車の運転席とナンバープレートを照明する下側照明部を配置するので、カメラ部を挟んで照明部が2つになる分、重量が増え、取り付けし難い問題があった。また、この車両撮影装置では、筐体が専用の脚部に設置されるため、脚部の施工費あるいは筐体と脚部とを取り付ける取付金具の購入など、多くの設置工数および設置費用が発生する。特に取付け時に道路閉鎖が必要となる現場では、簡単な設置作業で、画角などを短時間で調整したいという要請がある。
また、脚部による下支え設置以外に、ガントリーへの下支え設置あるいは背面のポールに背面設置したい要請もあり、このような場合には、調整機構を備えた取付金具を別途、選定して購入する必要があった。さらに、ガントリーでの取付けでは、隙間の少ない標識間でも設置できる吊り下げ設置したいという要請もある。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、装置全体を軽量化でき、簡単に設置できる監視カメラを提供することを目的とする。
本開示は、カメラ部と、前記カメラ部が撮像する被写体に照明光を照射する照明部と、上下に長い略直方体形状に形成され内部の収容空間を仕切板により下部空間と上部空間とに仕切って前記下部空間に前記カメラ部を収容するとともに前記上部空間に前記照明部を収容する本体部と、平行な一対の側板部の一端同士が基台部で連結されて略U字状に形成され、一対の前記側板部のそれぞれの対向面に突出させたチルト軸を有するマウント金具と、前記本体部の両側の側壁面に形成され、一対の前記チルト軸のそれぞれに支持され前記本体部を前記マウント金具に支持する段部と、を備え、前記段部が、前記側壁面から突出して前後に延在する凸条の前記側壁面と平行な凸条突出面と、前記側壁面から略垂直に張り出して前記凸条から下方に臨む凸条下面とからなる、監視カメラを提供する。
本開示によれば、装置全体を軽量化でき、簡単に設置できる。
実施の形態1に係る監視カメラの正面図 図1に示した監視カメラの側面図 基台部の平面図 設置伏角の一例を示す模式図 設置振り角の一例を示す模式図 図1に示した監視カメラの分解斜視図 図1のA-A断面図 監視カメラの下支え設置される場合の斜視図 背面設置される監視カメラの斜視図 図9に示した監視カメラの側面図 吊り下げ設置される監視カメラの斜視図 図11に示した監視カメラの側面図 吊り下げ設置における本体部の取付手順例を表す動作説明図 吊り下げ設置における本体部支持前の状態を表す手順説明図 吊り下げ設置におけるチルト軸支持状態を表す手順説明図 吊り下げ設置の取り付けが完了した監視カメラを表す斜視図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る監視カメラの構成および作用を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
図1は、実施の形態1に係る監視カメラ11の斜視図である。
監視カメラ11は、被写体(例えば車両)の車内の乗員(例えば運転者、あるいは、運転者および同乗者)の顔の撮像に適した第1撮像条件(例えば長い露光時間が設定)で車両を撮像するとともに、車両のナンバープレートの撮像に適した第2撮像条件(例えば短い露光時間が設定)で車両を撮像する。監視カメラ11は、第1撮像条件と第2撮像条件とを時分割に切り替えて撮像可能である。
例えば、監視カメラ11は、フレームレートを30fpsとした場合に、奇数番目(例えば第1番目、第3番目、…、第29番目)のフレームでは第1撮像条件下で撮像した車両の撮像画像(つまり、車内の乗員の顔が鮮明に映る画像)を生成できる。また、監視カメラ11は、フレームレートを30fpsとした場合に、偶数番目(例えば第2番目、第4番目、…、第30番目)のフレームでは第2撮像条件下で撮像した車両の撮像画像(つまり、ナンバープレートが鮮明に映る画像)を生成できる。このように、監視カメラ11は、同一の被写体(例えば車両)について、車内の乗員の顔が鮮明に映る画像とナンバープレートが鮮明に映る画像とを略同時に撮像して生成できる。
なお、本明細書中において上、下、前、後(背)、左、右の方向は、図1に示した矢印の向きに従うものとする。また、直交矢印の交点部に描かれた中黒点の円は、矢印の正面視を示す。実施の形態1に係る監視カメラ11は、カメラ部13と、照明部15と、本体部17と、を含んで構成される。
図2は、図1に示した監視カメラ11の側面図である。監視カメラ11における本体部17は、前面から前方に延出する庇部19を有する。庇部19は、図1に示すように、カメラ部13におけるレンズ21(図1参照)の外周を包囲する。庇部19は、下部を開放した筒状に形成される。
監視カメラ11は、マウント金具23を有する。マウント金具23は、平行な一対の側板部25の一端同士が基台部27で連結されて略U字状に形成される。一対の側板部25に挟まれる空間は、本体部17を保持するための保持空間29となる。一対の側板部25のそれぞれの対向面には、チルト軸が突出する。チルト軸は、軸芯がチルト回転中心31となる。マウント金具23は、チルト軸を中心に回転されることにより、本体部17の下面(図2、図8参照)から背面(図9、図10参照)を介した上面(図11、図12参照)に渡って、監視カメラ11を下面、背面、あるいは上面のそれぞれで固定設置可能にする。また、監視カメラ11は、チルト軸を中心とした本体部17の回転を固定するためのチルト固定部33が、側板部25と本体部17とに渡って設けられる。
チルト固定部33は、側板部25と本体部17との回転(言い換えると、本体部17に対する側板部25のチルト回転)を固定する。チルト固定部33は、チルト回転中心31を中心とした側板部25の円周上に穿設される複数の弧状穴35のそれぞれと、複数の弧状穴35のそれぞれに挿通される締結具(例えば、チルト軸ビス41)と、本体部17に形成されて複数の締結具のそれぞれが螺合する複数の螺合部37(図6参照)と、を有する。
弧状穴35は、円周方向に等間隔で例えば4つ穿設される。したがって、それぞれの弧状穴35は、円周方向に90°ごとに配置される。弧状穴35は、挿通される締結具に対して円周方向の相対移動が可能となるように、円周方向に沿う長穴形状で形成される。なお、チルト固定部33に穿設される弧状穴35の数は、図2に示す4つに限定されない。
締結具は、例えば、複数の弧状穴35のそれぞれに外方より挿通されるビスである。実施の形態1に係るチルト固定部33は、少なくともチルト軸穴39(図6参照)に挿通される1本のチルト軸ビス41と、チルト軸穴39を挟む2箇所の弧状穴35に挿通される3本のチルト固定ビス43のそれぞれとの合計4本のビスが必要となる。螺合部37は、これらのビスを螺合する雌ねじ部となる。
チルト固定部33は、本体部17の下面に基台部27を対面させる位置でマウント金具23を本体部17の螺合部37に固定可能である(図1参照)。
また、チルト固定部33は、本体部17の背面に基台部27を対面させる位置でマウント金具23を本体部17に固定可能である(図9参照)。
また、チルト固定部33は、本体部17の上面に基台部27を対面させる位置でマウント金具23を本体部17に固定可能である(図11参照)。
図3は、基台部27の平面図である。監視カメラ11は、基台部27が、高速道路におけるガントリーなどの棒材(図示略)に取り付けられた板状の雲台(図示略)に対し、基台部27に垂直なパン回転中心45を中心に支持される。基台部27には、雲台との相対回転を固定するパン固定部47が設けられる。
パン固定部47は、パン回転中心45を中心とした基台部27の円周上に穿設される複数の弧状穴35と、弧状穴35に挿通されて雲台に螺着される締結具と、を有する。弧状穴35は、円周方向に等間隔で例えば4つ穿設される。したがって、複数の弧状穴35のそれぞれは、円周方向に角度θ1が90°ごとに配置される。弧状穴35は、挿通される締結具と円周方向の相対移動が可能となるように円周方向に沿う長穴形状で形成される。長穴は、角度θ2が40°程度となる長さで形成される。なお、弧状穴35は、パン回転中心45を中心とした複数の同心円に設けられても良い。
締結具は、それぞれの弧状穴35に挿通される例えばビスである。パン固定部47では、少なくともパン回転中心45を挟む2箇所の弧状穴35に挿通される2本のパン固定ビス49が必要となる。実施の形態1では、2つの同心円のそれぞれに4つの弧状穴35のそれぞれが形成されているので、4本のパン固定ビス49が必要となる。
雲台には、これら4本のビスが螺合する螺着部(図示略)が設けられる。なお、パン固定ビス49に、タッピングビスが使用される場合、雲台は螺着部が不要となる。
実施の形態1に係る監視カメラ11では、照明部15とカメラ部13とが、本体部17の上部空間51(図6参照)と下部空間53(図6参照)に縦並びで配置される。この縦並びにおいて、カメラ部13および照明部15は、レンズユニット55の光軸と照明の照明光軸とが同一鉛直面に配置される。これにより、監視カメラ11は、本体部17が鉛直軸回りで回転固定されても(つまり、パン回転中心45により回転固定される)、レンズユニット55の光軸と照明の照明光軸との旋回方向が、同時に位置決め可能となる。
図4は、設置伏角θvの一例を示す模式図である。マウント金具23は、基台部27によって下面から背面を介して上面に渡る範囲で監視カメラ11を連続的に回転自在に支持する。よって、マウント金具23は、チルト回転中心回りに正逆回転方向に監視カメラ11の回転位置を変えることにより、伏角の微調整が行える。監視カメラ11は、図4に示す高さHに、路面から5~6mに設置される。被写体(例えば車両C)の高さhfは、路面から1.3m(フロントガラスの中心)として想定する。車両Cまでの最大水平距離Lmaxは、30m程度に設定される。設置伏角θvは、例えば水平方向に対して7~14°程度の範囲で調整される。なお、上述した各値は、一例であり、これに限定されないことは言うまでもない。
図5は、設置振り角θhの一例を示す模式図である。マウント金具23は、基台部27が弧状穴35の範囲で連続的に回転自在となるので、パン回転中心回りに正逆回転方向に回転位置を変えることによりパン回転角(水平面内における設置振り角θh)の微調整を行うことができる。設置振り角θhは、監視カメラ11が道路脇0.5mに設置されることを想定する。監視カメラ11から車両Cまでの道路幅方向の距離Wは、0~6mに設定される。車両Cまでの最大水平距離Lmaxは、30m程度に設定される。設置振り角θhは、例えば水平面内において0~13°程度の範囲で調整される。なお、上述した各値は、一例であり、これに限定されないことは言うまでもない。
図6は、図1に示した監視カメラ11の分解斜視図である。本体部17は、上下に長い略直方体形状に形成される。実施の形態1における本体部17は、前後に二分割される本体前部57と本体後部59とが組み立てられて構成される。本体前部57と本体後部59とは、ガスケット61を挟んで水密に組み立てられる。本体前部57は、上側の照明部用開口63と下側のカメラ部用開口65とを横方向のリブ67により仕切られている。
カメラ部13は、本体部17の下部空間53に設けられる。カメラ部13は、カメラ69を有する。カメラ69は、撮像素子(図示略)を有するカメラ本体71とレンズユニット55とを有する。レンズユニット55とカメラ本体71との間には、フィルタ切替機構73が設けられる。
フィルタ切替機構73は、IR(Infrared Ray)カットフィルタ(図示略)と素ガラス(図示略)とを切り替え可能に配置し、IRカットフィルタと素ガラスとを交互に切り替えてレンズユニット55の光軸上に配置する。
フィルタ切替機構73は、例えば昼間などに設定される昼モード時、光軸上にIRカットフィルタを配置する。これにより、昼モード時、撮像素子には、IR帯域の成分が遮断されたRGB(Red Green Blue)光が受光されるので、画質の良好な可視光画像が得られる。
一方、フィルタ切替機構73は、例えば夜間などに設定される夜モード時、光軸上に素ガラスを配置する。これにより、夜モード時、撮像素子には、IRカットフィルタによってIR帯域の成分が遮断されないで素ガラスを通過した入射光が受光されるので、その受光された入射光に基づいて、一定の明るさを有するIR画像が得られる。
照明部15は、本体部17の上部空間51に設けられる。照明部15は、カメラ部13が撮像する被写体に照明光を照射する。照明部15は、前開口が照明フロントカバー75で塞がれる。照明フロントカバー75は、四角枠状に形成される。照明フロントカバー75は、四角形の実装基板に複数のIR光源を縦横に配列した光源板77の周囲を本体部17との間で固定する。照明部15は、光源板77の後方に、プロセッサを有するメイン基板79、フィルタ切替機構用の制御回路などを有する光源制御用基板81などを収容する。また、メイン基板79あるいは光源制御用基板81などの後方には、送風機83を実装した排気ユニット85が配置される。
本体部17の両側の側壁面には、段部が形成される。段部は、それぞれが一対のチルト軸に乗って、本体部17をマウント金具23に支持する。
実施の形態1に係る段部は、凸条突出面87(図14参照)と、凸条下面89とからなる。凸条突出面87は、側壁面から突出して前後に延在し、側壁面と平行となる。また、凸条下面89は、側壁面から略垂直に張り出し、凸条91から下方に臨む面となる。なお、凸条91は、段部の一例である。
監視カメラ11は、カメラ部13が下部空間53の前部に片寄せて配置されるとともに、照明部15が上部空間51の前部に片寄せて配置される。また、凸条91は、本体部17の後部に向かって下り傾斜を有して形成される。
また、凸条91は、本体部17の前後方向における略中央位置に凹部93を有する。凹部93は、凸条下面89を上側へ凹ませて形成される。実施の形態1における凹部93は、凸条91を逆U字状に湾曲することにより形成される。この凹部93は、チルト軸が下方から係合する。実施の形態1において、凸条91は、本体部17に形成した凸条台座部95に、例えば板金により形成した凸条補強プレート97をビスにより螺着して形成される。これにより、凸条91は、例えば本体部17が樹脂製であっても、チルト軸に支持された際の強度を得ることができる。
凸条91に形成される凹部93の位置は、カメラ部13、照明部15などの収容部材を収容した本体部17の重心99(図2参照)よりも後方に配置される。したがって、凹部93がチルト軸により支持された際、本体部17は、前傾姿勢となってマウント金具23に支持される。
監視カメラ11は、上面前部で両側に渡って突出する突起部101と、下面前部で両側に渡って凹む手指挿入部103(図16参照)とからなるグリップ部105を備える。グリップ部105は、一方の手指を手指挿入部103に入れて本体部17を下支えし、他方の手で突起部101を保持することにより、本体部17を安定して保持できるようになっている。
図7は、図1のA-A断面図である。リブ67は、収容空間側に係合部107を有している。照明部15に設けられた上記のメイン基板79および光源制御用基板81(不図示)などは、仕切板109の上に支持される。仕切板109は、仕切板109の前縁が、リブ67の係合部107に係合することにより、本体前部57に支持される。また、仕切板109の両側の側縁は、本体後部59と本体前部57とに渡って延在する前後方向の係合溝などに挿入されて、本体部17に支持される。本体部17は、1つの収容空間をこの仕切板109によって、下部空間53と上部空間51(図6参照)とに仕切って、下部空間53(図6参照)にカメラ部13を収容するとともに、上部空間51に照明部15を収容する。
なお、図6に示すように、本体後部59の両側下部には、外部に通じる通気部材111が取り付けられる。また、本体後部59は、背面壁部のケーブル貫通口113に固定される環状固定部材115を備える。本体前部57の下面にワイヤ固定金具117が取り付けられる。
図8は、監視カメラ11の下支え設置される場合の斜視図である。マウント金具23は、マウント金具23の一対の側板部25のそれぞれがチルト固定部33により本体部17の下部に固定されて、基台部27の固定位置を決定する。図8におけるマウント金具23は、基台部27が下面と対面する位置に固定されることにより、基台部27が監視カメラ11の下支え設置の固定金具として使用可能となる。つまり、監視カメラ11は、基台部27によって下支え(下面)設置される。基台部27は、簡素な形状の雲台に固定が可能となる。これにより、例えばガントリーに標識との間のスペースが存在する場合には、雲台をガントリーの水平方向の棒材に載置固定し、この雲台の上にマウント金具23の基台部27を固定することができる。また、雲台は、例えばUバンド金具を用いて棒材に固定できる(つまり下支え設置できる)。
図9は、背面設置される監視カメラ11の斜視図である。図10は、図9に示した監視カメラ11の側面図である。
マウント金具23の基台部27が監視カメラ11の背面と対面する位置に固定される場合、監視カメラ11は、基台部27が背面設置の固定部となり背面固定(つまり背面設置)される。ガントリーに、縦方向の棒材が存在する場合、あるいは縦ポールが利用できる場合には、雲台を棒材あるいは縦ポールに沿って固定し、この雲台の正面にマウント金具23の基台部27を固定できる。よって、監視カメラ11は、背面設置される。この際、マウント金具23は、基台部27が下面から上面に渡る範囲で連続的に回転自在に支持され、チルト回転中心回りに正逆回転方向に回転位置を変えることにより伏角の微調整が可能となる。
図11は、吊り下げ設置される監視カメラ11の斜視図である。図12は、図11に示した監視カメラ11の側面図である。
基台部27が監視カメラ11の上面と対面する位置に固定される場合、監視カメラ11は、基台部27が吊り下げ設置の固定部となり吊り下げ固定(つまり吊り下げ設置)される。このような場合、ガントリーに標識を取り付けた横方向の棒材が存在する場合、あるいは隙間の少ない標識間であっても、棒材の下側に雲台を固定することにより、雲台の下面にマウント金具23の基台部27を固定できる。よって、吊り下げ設置できる。この際、マウント金具23は、基台部27が下面から上面に渡る範囲で連続的に回転自在に支持され、チルト回転中心回りに正逆回転方向に回転位置を微調整することにより、監視カメラ11の設置の際の伏角の微調整が可能となる。
次に、監視カメラ11の設置手順例の概略を説明する。
監視カメラ11を設置する場合には、道路閉鎖の日程が決められ、作業者および高所作業車の手配がなされる。監視カメラ11は、開梱された後、カメラ部13が設定される。設置作業に先立ち、道路閉鎖が行われる。道路には、赤色灯、コーンなどを設置する。同時に、交通整理が行われる。監視カメラ11を持って高所作業車へ乗り込む。監視カメラ11を設置するガントリーの棒材に雲台をUバンド金具で固定する。この雲台に対して監視カメラ11を設置する。
図13は、吊り下げ設置における本体部17の取付手順を表す動作説明図である。監視カメラ11の設置は、概略的に、まずマウント金具23を固定する。固定されたマウント金具23の保持空間29に対して本体部17を押し込む。この際、凸条下面89をチルト軸に乗せる。本体部17をさらに押し込むことにより、凸条91の凹部93をチルト軸に落とし込んで嵌める。これにより、マウント金具23への本体部17の仮支持が完了する。
図14は、吊り下げ設置における本体部支持前の状態を表す手順説明図である。より具体的には、まず、マウント金具23の基台部27に挿通したビスを、雲台に仮止めする。本体部17のグリップ部105を掴んで両手で本体部17を保持し、マウント金具23の保持空間29へ本体部17を接近させる。なお、図14において、監視カメラ11の前面の構成(庇部19、照明フロントカバー75など)を一部省略している。
図15は、吊り下げ設置におけるチルト軸支持状態を表す手順説明図である。なお、図15において、監視カメラ11の前面の構成(庇部19、照明フロントカバー75など)を一部省略している。
監視カメラ11は、凸条下面89の後端をチルト軸に乗せられ、その状態で本体部17が後方へ押し込まれる。具体的には、凸条91に形成した凹部93が、チルト軸に到達する位置まで本体部17を押し込む。凸条91の凹部93がチルト軸に到達すると、本体部17は、自重で凹部93がチルト軸に嵌り込む。これにより、本体部17は、チルト軸に回転自在に仮支持される。作業者は、両手を放すことが可能となる。
次に、監視カメラ11に安全ワイヤを取り付ける。監視カメラ11の電源、LANケーブル(図示略)などを接続する。USBカバー(図示略)を外して、USBをWi-Fi接続するなどの作業を行う。
次に、画角調整を行う。パン回転中心45を中心に基台部27を旋回させて、設置振り角を概略合わせてパン固定部47を仮固定する。設置伏角を概略合わせてチルト固定部33を仮固定する。
図16は、吊り下げ設置の取り付けが完了した監視カメラ11を表す斜視図である。なお、図16において、監視カメラ11の前面の構成(庇部19、照明フロントカバー75など)を一部省略している。
取り付けが完了した監視カメラ11は、次に画角調整が行われる。画角調整は、PCまたは携帯端末機器(スマホなど)で画角を、まずWIDE側で確認し、設置振り角(PAN方向)の指示を出す。指示に基づきPAN調整をしてパン固定部47を本固定する。同様に設置伏角(TILT方向)の指示を出す。指示に基づきTILT調整をしてチルト固定部33を本固定する。この際、同時にZOOM調整をして詳細画角の指示を出す。設置伏角、設置振り角の調整が完了し、本固定が完了した後、USBを抜いてUSBカバーを装着して設置作業を終了する。最後に、本体部17に庇部19(図6参照)が取り付けられて作業が完了する。
次に、上記した構成の作用を説明する。
以上により、実施の形態1に係る監視カメラ11は、カメラ部13と、カメラ部13が撮像する被写体に照明光を照射する照明部15と、上下に長い略直方体形状に形成され内部の収容空間を仕切板109により下部空間53と上部空間51とに仕切って下部空間53にカメラ部13を収容するとともに上部空間51に照明部15を収容する本体部17と、を備える。
これにより、実施の形態1に係る監視カメラ11では、カメラ部13と照明部15とが、本体部17に収容される。カメラ部13は、撮像素子とレンズユニット55とを有する。レンズユニット55は、例えば樹脂製のレンズ21を有する。照明部15は、例えば四角形の実装基板に複数のIR光源を縦横に配列した光源板77を有する。これらのカメラ部13および照明部15は、上下に長い略直方体形状に形成された本体部17における内部の収容空間に収容される。本体部17は、内部の収容空間が、上下方向の略中央部で水平に設けられる仕切板109により下部空間53と上部空間51とに仕切られる。つまり、カメラ部13および照明部15は、1つの本体部17の内部において、上下を仕切る仕切板109が隔壁となって、個別に画成された下部空間53と上部空間51のそれぞれに収容される。
また、監視カメラ11は、1つの本体部17の収容空間を、仕切板109により仕切ってカメラ部13と照明部15とを収容するため、カメラ部13と照明部15とをそれぞれの筐体で覆う構造に比べ、筐体同士の連結材などを不要にして本体部17の外殻を少ない部品点数で簡素な構造とし、軽量化を図ることができる。
さらに、本体部17は、1つの照明部15を上部空間51に収容するのみであるため、カメラ部13の上側に上側照明部を配置し、カメラ部13の下側に下側照明部を配置する従来の構造に比べ、照明部15の数を半減できる。よって、本体部17を軽量化することができる。
その結果、監視カメラ11は、従来の構造に比べて装置全体を軽量化でき、設置を容易にすることができる。
また、監視カメラ11は、照明部15とカメラ部13との間に仕切板109が介在するので、照明部15からの漏光が収容空間の内部で乱反射し、迷光となってカメラ部13へ侵入することを防止できる。これにより、撮像画質の低下を抑制できる。
さらに、下部空間53に収容されるカメラ部13は、樹脂製のレンズ21を有する。一方、上部空間51に収容される照明部15は、複数のIR光源のそれぞれを有することで発熱体となる。本体部17は、照明部15が駆動されることにより発生した熱が、自然対流により上方へ移動して、下部空間53に収容されるカメラ部13に流れにくくなる。また、下部空間53と上部空間51とは、仕切板109により仕切られる。これにより、本体部17は、暖められた空気が下部空間53へ侵入しにくくなるとともに、熱輻射による熱が仕切板109により遮蔽されて低減される。したがって、監視カメラ11は、樹脂製のレンズ21に対する熱の影響を抑制でき、レンズ21の熱変形による撮像画質の低下を抑制することができる。
また、実施の形態1に係る監視カメラ11は、平行な一対の側板部25の一端同士が基台部27で連結されて略U字状に形成され一対の側板部25のそれぞれの対向面に突出させたチルト軸を有するマウント金具23と、本体部17の両側の側壁面に形成されそれぞれが一対のチルト軸に乗って本体部17をマウント金具23に支持する段部と、を備える。
この監視カメラ11では、本体部17が、基台部27によりチルト回転自在に支持される。なお、マウント金具23は、ガントリーなどの棒材に取り付けられた板状の雲台に対し、基台部27に垂直なパン回転中心45を中心に支持される。マウント金具23は、平行な一対の側板部25の一端同士が基台部27で連結されて略U字状に形成される。マウント金具23は、一対の側板部25のそれぞれの対向面に突出させたチルト軸を有する。即ち、チルト軸は、一対の側板部25に挟まれた保持空間29に向かって突出している。マウント金具23は、この一対の側板部25に挟まれた保持空間29に、本体部17を支持する。
本体部17は、両側の側壁面に、段部を有する。段部は、一対のチルト軸に乗ることにより、本体部17をマウント金具23に支持する。段部は、側壁面から略垂直に張り出して、少なくとも下方に臨む面を有する。段部は、この下方に臨む面がチルト軸に乗る。本体部17がチルト軸に乗る段部としては、側壁面から突出するレール状の凸条91の他、一段の階段部(側壁面の上半分が上段、下半分が下段となる階段部)あるいは凹溝などであっても良い。
これにより、実施の形態1に係る監視カメラ11は、設置される際に段部がチルト軸に乗るため、作業者が設置作業中に監視カメラ11を持ち上げる時間を短縮でき、設置作業を容易にする。
また、実施の形態1に係る監視カメラ11における段部は、側壁面から突出して前後に延在する凸条91の側壁面と平行な凸条突出面87と、側壁面から略垂直に張り出して凸条91から下方に臨む凸条下面89とからなる。
この監視カメラ11では、段部が、側壁面から突出して前後に延在する凸条91で形成される。凸条91は、凸条突出面87と凸条下面89とを有する。凸条突出面87は、本体部17の側壁面と平行となるように、側壁面から突出する。凸条下面89は、側壁面から略垂直に張り出し、凸条91から下方に臨む面となる。なお、凸条91は、凸条突出面87を挟んで凸条下面89の反対側となる上側が、凸条上面となる。凸条上面は、側壁面から略垂直に張り出し、凸条91から上方に臨む面となる。つまり、凸条91は、延在方向に垂直な断面が四角形となる。なお、凸条91の断面形状は、少なくともチルト軸に乗る凸条下面89を備えれば、四角形に限定されない。
この監視カメラ11では、本体部17をマウント金具23に支持する際、予めガントリーなどに固定されたマウント金具23に対し、本体部17を一対の側板部25の間の保持空間29に水平に沿う方向で挿入する。この際、本体部17は、側壁面に突設した一対の凸条91の凸条下面89を双方のチルト軸に乗せる。これにより、実施の形態1に係る本体部17は、監視カメラ11の荷重が左右の凸条91を介してマウント金具23の左右のチルト軸に支持される。
また、実施の形態1に係る監視カメラ11は、カメラ部13が下部空間53の前部に片寄せて配置されるとともに照明部15が上部空間51の前部に片寄せて配置され、凸条91が、本体部17の後部に向かって下り傾斜して形成される。
この監視カメラ11では、監視カメラ11および照明部15が、本体部17における下部空間53と上部空間51とのそれぞれの前部に片寄せて配置される。上下に長い略直方体形状の本体部17は、カメラ部13および照明部15が前部に片寄せられることにより、後部よりも前部が重くなる。前部の重くなった本体部17は、前傾姿勢で保持しやすくなる。監視カメラ11は、高所のガントリーなどに、高所作業車を使用して取り付けられることが多い。この際、作業者は、正面若しくは斜め上向き作業で本体部17をマウント金具23に取り付けることとなる。監視カメラ11は、一方の手で本体部17の下面を下支えし、他方の手で上面を持つことにより、安定した保持が可能となる。特に、斜め上向き作業では、凸条91が本体部17の後部に向かって下り傾斜して形成されているので、前傾姿勢となる本体部17に、手前側へ向かって滑る方向の荷重が発生しない。これにより、作業者は、本体部17を受け止める必要がなく、略水平方向での押し込み作業が行える。その結果、監視カメラ11は、後部の重い本体構造に比べ、位置決め作業が容易に行えるようになる。
また、実施の形態1に係る監視カメラ11は、凸条91が、本体部17の前後方向略中央位置で凸条下面89を上側へ凹ませてチルト軸が係合する凹部93を有する。
この監視カメラ11では、凸条91が、凸条下面89に、上側へ凹む凹部93を有する。この本体部17は、作業者が、斜め上向き作業では、本体部17を受け止めながらの押し込み作業を行う際、まず、本体部17の左右両側の側壁面に設けられた凸条下面89の後部側を、マウント金具23のチルト軸の上に乗せる。この状態で、本体部17は、殆どの荷重がチルト軸に支持される。したがって、作業者は、手前側に滑る方向の荷重を受け止める必要がなく、容易な押し込み作業が行える。本体部17は、作業者によりマウント金具23の保持空間29に押し込まれると、チルト軸に対して凸条下面89が前方へ摺動し、最終的に凸条下面89の凹部93がチルト軸に到達する。本体部17は、凹部93がチルト軸に到達すると、自重により凹部93がチルト軸に嵌り、チルト軸に対する凸条91の摺動が規制される。摺動の規制された本体部17は、チルト軸を中心に回転して前傾姿勢の状態でチルト軸に回転自在となって仮支持(つまり、仮置き)される。このチルト軸に凹部93が嵌った仮支持の状態において、作業者は、本体部17から両手を放すことが可能となる。さらに、作業者は、仮支持状態において、監視カメラ11の設置角度の調整を、本体部17から放した両手を使って行うことができる。
また、実施の形態1に係る監視カメラ11は、凹部93が、カメラ部13および照明部15を収容した本体部17の重心99よりも後方に配置される。
この監視カメラ11では、凸条91に設けられた凹部93が、本体部17の重心99よりも後方に配置される。換言すれば、本体部17の重心99は、本体部17をチルト軸に支持している凹部93よりも前方に位置する。その結果、本体部17には、チルト軸を中心としたモーメントが生じ、本体部17が前傾姿勢でつり合って仮支持状態となる。前傾姿勢で仮支持状態となった本体部17は、特に、高所での斜め上向き作業において、マウント金具23の保持空間29に対しての作業者の押し込み作業を容易にすることができる。
また、実施の形態1に係る監視カメラ11は、本体部17が、上面前部で両側に渡って突出する突起部101と、下面前部で両側に渡って凹む手指挿入部103とからなるグリップ部105を備える。
この監視カメラ11では、本体部17にグリップ部105が設けられる。このグリップ部105は、一方が、上面前部で両側に渡って突出する突起部101となり、他方が、下面前部で両側に渡って凹む手指挿入部103となる。したがって、作業者は、一方の手でグリップ部105の手指挿入部103を掴みながら下支えし、他方の手でグリップ部105の突起部101を保持することができる。これにより、作業者は、前傾姿勢となった本体部17を、手からの滑落を防止しながら、両手間の中央で本体部17の重心99を挟んだ安定した保持が可能となる。
また、実施の形態1に係る監視カメラ11は、本体部17が、前面から前方に延出し、カメラ部13におけるレンズ21の外周を包囲する庇部19を備え、庇部19が、下部を開放した筒状に形成される。
この監視カメラ11では、庇部19が、レンズ21の外周を包囲する。庇部19は、レンズ21の前方に雨垂れを落下させないようにできる。これにより、画角内へ雨垂れが接しなくなり、雨天時の視界確保が良好となる。庇部19は、内側が黒塗装されていてもよい。これにより、夜間撮影時に、照明光が庇内面に反射してレンズ21に入ること、ヘッドライトによる路面からの反射光がレンズ21に入ることも抑制でき、監視カメラ11の撮像画像における視認率の低下を抑制できる。また、庇部19は、下部を開放した筒状に形成することにより、筒内に営巣の習性を持つ鳥類の巣づくりを行いにくくできる。
また、実施の形態1に係る監視カメラ11において、マウント金具23は、チルト軸を中心に回転されることにより本体部17の下面から上面に渡って基台部27が対面配置可能に形成され、チルト軸を中心とした本体部17の回転を固定するチルト固定部33が、側板部25と本体部17とに渡って設けられる。
この監視カメラ11では、本体部17の両側の側面が、マウント金具23の一対の平行な側板部25により支持される。本体部17は、側面に垂直なチルト回転中心31を中心にマウント金具23の側板部25に回転自在に支持される。これらの一対の側板部25は、下端同士が基台部27により連結される。
マウント金具23は、基台部27が本体部17の下面から上面に渡って対面配置が可能となるように回転する。この際、マウント金具23は、下面と基台部27の隙間、および上面と基台部27との隙間が最小となるように、チルト回転中心31が、本体部17における側面上下方向の略中央に配置されている。マウント金具23は、側板部25がチルト固定部33により本体部17に固定可能となっている。したがって、実施の形態1に係る監視カメラ11は、マウント金具23の基台部27を下面に配置して固定することで下支え設置が可能となり、基台部27を背面に設置して固定することで背面設置が可能となり、基台部27を上面に配置して固定することで吊り下げ設置が可能となる。これにより、脚部による下支え設置のみであった従来の車両撮影装置に比べ、設置範囲を大幅に改善することが可能となる。
また、監視カメラ11は、下支え設置、背面設置および吊り下げ設置を実現できる調整可能なマウント金具23が予め本体部17に取り付けられているので、調整機構を備えた専用の取付金具を別途、選定、購入する必要がない。これに加え、監視カメラ11は、取付け時、道路閉鎖が必要となる現場においても、マウント金具23を固定部により締結するのみの簡単な設置作業で、画角などを短時間で調整することができる。したがって、実施の形態1に係る監視カメラ11は、視認率の低下を抑制でき、設置環境への設置自由度が高く、さらに簡単に設置できる。
以上、添付図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、装置全体を軽量化でき、簡単に設置できる監視カメラとして有用である。
11 監視カメラ
13 カメラ部
15 照明部
17 本体部
19 庇部
21 レンズ
23 マウント金具
25 側板部
27 基台部
33 チルト固定部
41 チルト軸ビス(チルト軸)
51 上部空間
53 下部空間
87 凸条突出面
89 凸条下面
91 凸条(段部)
93 凹部
99 重心
101 突起部
103 手指挿入部
105 グリップ部
109 仕切板

Claims (7)

  1. カメラ部と、
    前記カメラ部が撮像する被写体に照明光を照射する照明部と、
    上下に長い略直方体形状に形成され、内部の収容空間を仕切板により下部空間と上部空間とに仕切って前記下部空間に前記カメラ部を収容するとともに、前記上部空間に前記照明部を収容する本体部と、
    平行な一対の側板部の一端同士が基台部で連結されて略U字状に形成され、一対の前記側板部のそれぞれの対向面に突出させたチルト軸を有するマウント金具と、
    前記本体部の両側の側壁面に形成され、一対の前記チルト軸のそれぞれに支持され前記本体部を前記マウント金具に支持する段部と、を備え
    前記段部が、前記側壁面から突出して前後に延在する凸条の前記側壁面と平行な凸条突出面と、前記側壁面から略垂直に張り出して前記凸条から下方に臨む凸条下面とからなる、
    監視カメラ。
  2. 前記カメラ部は、前記下部空間の前部に片寄せて配置されるとともに前記照明部が前記上部空間の前部に片寄せて配置され、
    前記凸条は、前記本体部の後部に向かって下り傾斜して形成される、
    請求項に記載の監視カメラ。
  3. 前記凸条は、前記本体部の前後方向略中央位置で前記凸条下面を上側へ凹ませて前記チルト軸が係合する凹部を有し、
    前記凹部は、前記凸条下面の後端が前記チルト軸に支持された状態において前記本体部が前記マウント金具の保持空間に対して押し込まれることにより、前記チルト軸と係合する、
    請求項またはに記載の監視カメラ。
  4. 前記凹部が、前記カメラ部および前記照明部を収容した前記本体部の重心よりも後方に配置される、
    請求項に記載の監視カメラ。
  5. 前記本体部が、上面前部で両側に渡って突出する突起部と、下面前部で両側に渡って凹む手指挿入部とからなるグリップ部を備える、
    請求項1~のいずれか1項に記載の監視カメラ。
  6. 前記本体部は、前面から前方に延出し、前記カメラ部におけるレンズの外周を包囲する庇部を備え、
    前記庇部は、下部を開放した筒状に形成される、
    請求項1~のいずれか1項に記載の監視カメラ。
  7. 前記マウント金具は、前記チルト軸を中心に回転されることにより前記本体部の下面から上面に渡って前記基台部が対面配置可能に形成され、
    前記チルト軸を中心とした前記本体部の回転を固定するチルト固定部は、前記側板部と前記本体部とに渡って設けられる、
    請求項のいずれか1項に記載の監視カメラ。
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