JP7374343B2 - ターボチャージャー - Google Patents

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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

本開示は、ターボチャージャーに関する。
ターボチャージャー(過給機)等の回転機械においては、効率の向上、振動の抑制、騒音の低減等を目的として、常に様々な改善が成されている。
例えば、特許文献1には、静翼の円周方向において、周方向の一部の喉幅を、他の正規の喉幅と異ならせることで、動翼との共振を回避する構成が開示されている。
日本国特許第3181200号公報
ところで、ターボチャージャーにおいては、エンジンから排出される排気ガスを、インペラの径方向外側で周方向に旋回させつつ、径方向内側のインペラの動翼に案内するスクロール部を備えている。ターボチャージャーの効率を高めるには、インペラの径方向外側に配置されたスクロール部の舌部と、インペラを構成する動翼との隙間をなるべく小さくするのが好ましい。しかしながら、舌部と動翼との隙間を小さくすると、舌部下流で生じる排気ガスの低流速領域で、動翼が通過する際の圧力変動によって騒音が生じることがある。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、騒音を抑制することができるターボチャージャーを提供する。
上記課題を解決するために、本開示に係るターボチャージャーは、中心軸回りに回転可能に設けられたハブ、及び前記ハブの径方向外側に、前記中心軸回りの周方向に間隔をあけて複数配置された動翼を備えたインペラと、前記インペラの径方向外側に配置され、排気ガスを周方向に旋回させつつ径方向内側の前記インペラに向けて案内するスクロール流路を形成するタービンハウジングと、を備え、複数の動翼間に形成される複数の翼間流路部のうち、少なくとも一つの前記翼間流路部の周方向の流路幅が、他の前記翼間流路部の流路幅と異なる。
本開示のターボチャージャーによれば、騒音を抑制することが可能となる。
本開示の実施形態におけるターボチャージャーの概略構成を示す図である。 本開示の第一実施形態におけるターボチャージャーのタービンを、中心軸方向から見た図である。 本開示の第一実施形態におけるタービンを構成するインペラを中心軸方向から見た図である。 本開示の第一実施形態におけるインペラの荷重変動のシミュレーション結果を示す図である。 図4のシミュレーション結果に基づいた騒音の周波数分布を示す図である。 本開示の第一実施形態の変形例におけるインペラの荷重変動のシミュレーション結果を示す図である。 図6のシミュレーション結果に基づいた騒音の周波数分布を示す図である。 本開示の第二実施形態におけるタービンを構成するインペラを中心軸方向から見た図である。 本開示の第二実施形態におけるインペラの荷重変動のシミュレーション結果を示す図である。 図9のシミュレーション結果に基づいた騒音の周波数分布を示す図である。 本開示の第三実施形態におけるタービンを構成するインペラを中心軸方向から見た図である。 本開示の第四実施形態におけるタービンを構成するインペラを中心軸方向から見た図である。
<第一実施形態>
以下、図面を参照して、本開示のターボチャージャーを説明する。
(ターボチャージャーの構成)
図1に示すように、ターボチャージャー10は、ターボチャージャー本体11と、コンプレッサ20と、タービン30と、を備えている。このターボチャージャー10は、例えば、自動車等にエンジンの補機として搭載される。
ターボチャージャー本体11は、軸受ハウジング12と、回転軸13と、を備えている。
軸受ハウジング12は、ブラケット(図示せず)、コンプレッサ20、タービン30等を介して車体等に支持される。回転軸13は、軸受ハウジング12の内部に収容されている。回転軸13は、軸受14A,14Bを介して、軸受ハウジング12内で中心軸C回りに回転自在に支持されている。回転軸13の中心軸C方向の両端は、軸受ハウジング12の外部に突出している。
コンプレッサ20は、軸受ハウジング12の中心軸C方向の一端側に配置されている。コンプレッサ20は、コンプレッサホイール21と、コンプレッサハウジング22と、を備えている。コンプレッサホイール21は、軸受ハウジング12の外部で、回転軸13の端部に接続されている。コンプレッサホイール21は、回転軸13と一体に中心軸C回りに回転する。コンプレッサハウジング22は、軸受ハウジング12の中心軸C方向の一端側に連結されている。コンプレッサハウジング22は、コンプレッサホイール21を内部に収容している。コンプレッサハウジング22内には、外部から導入される空気の流路22rが形成されている。流路22rは、外部から導入される空気をコンプレッサホイール21に案内するとともに、コンプレッサホイール21を経た空気を、エンジン(図示無し)に送り込む。
(タービンの構成)
タービン30は、軸受ハウジング12の他端側に配置されている。タービン30は、タービンハウジング40と、インペラ31Aと、を備えている。
タービンハウジング40は、軸受ハウジング12の他端側に連結されている。タービンハウジング40は、インペラ31Aに対し、中心軸Cを中心とした径方向Drの外側に配置されている。タービンハウジング40は、インペラ31Aを内部に収容している。
図2に示すように、タービンハウジング40は、ガス導入部(図示無し)と、スクロール流路43,44と、を有している。ガス導入部(図示無し)は、外部に向かって開口し、エンジン(図示無し)から排出される排気ガスをタービンハウジング40内に導入する。
スクロール流路43,44は、タービンハウジング40内に形成されている。スクロール流路43,44は、インペラ31Aを回転駆動させる排気ガスを、周方向Dcに旋回しつつ、漸次径方向Drの内側に向かうように案内する。
タービンハウジング40は、筒状の周壁41と、周壁41の内部に形成された中間壁42と、を有している。周壁41は、全体として渦巻き状で、ガス導入部(図示無し)から周方向Dcに連続しつつ、漸次径方向Drの内側に向かって延びている。中間壁42は、筒状の周壁41内を、中心軸Cを中心とした径方向Drの外側と、径方向Drの内側とに区画している。これにより、タービンハウジング40の周壁41内には、中間壁42に対して径方向Drの外側に配置されたスクロール流路43と、中間壁42に対して径方向Drの内側に配置されたスクロール流路44とが画成されている。
周壁41、及び中間壁42は、インペラ31Aに対し、径方向Drの外側で近接する位置に、舌部41s、42sを有している。周壁41の舌部41sと、中間壁42の舌部42sとは、インペラ31Aを挟んで、周方向Dcでほぼ180°異なる位置に配置されている。スクロール流路43、及びスクロール流路44は、径方向Drの内側のインペラ31Aに向かって開口するノズル部43n、44nを有している。ノズル部43nと、ノズル部44nとは、インペラ31Aを挟んで径方向Drで対向している。スクロール流路43のノズル部43nは、周壁41の舌部41sと、中間壁42の舌部42sとの間で、周方向Dcにほぼ180°にわたって開口している。スクロール流路44のノズル部44nは、中間壁42の舌部42sと、周壁41の舌部41sとの間で、周方向Dcにほぼ180°にわたって開口している。
また、図1に示すように、タービンハウジング40には、周壁41の径方向Drの内側に、インペラ31Aから排出される排気ガスを、中心軸Cに向かって排出する排気部45が形成されている。
このようなタービンハウジング40のガス導入部(図示無し)には、エンジン(図示無し)から排気ガスが供給される。ガス導入部(図示無し)から流れ込んだ排気ガスは、スクロール流路43,44に沿ってインペラ31Aの径方向Drの外側で周方向Dcに旋回しつつ、漸次径方向Drの内側に流れていく。排気ガスは、ノズル部43n、44nから、径方向Drの内側のインペラ31Aに供給される。排気ガスの流れが当たることで、インペラ31Aは中心軸C回りに回転する。インペラ31Aを経た排気ガスは、インペラ31Aの径方向Drの内側から排気部45を通して外部に排出される。
このようなインペラ31Aの回転により、回転軸13及びコンプレッサホイール21が、インペラ31Aと一体に中心軸C回りに回転する。コンプレッサホイール21は、中心軸C回りに回転することによって、コンプレッサハウジング22内に外部から導入された空気を圧縮する。コンプレッサ20で圧縮された空気は、コンプレッサハウジング22からエンジン(図示無し)に供給される。
(インペラの構成)
インペラ31Aは、軸受ハウジング12の外部で、回転軸13の中心軸C方向の他端側に配置されている。インペラ31Aは、回転軸13と一体に中心軸C回りに回転する。図1~図3に示すように、インペラ31Aは、ハブ32と、動翼33と、を一体に備えている。
ハブ32は、回転軸13の中心軸C方向の他端側に固定されている。ハブ32は、回転軸13と一体に中心軸C回りに回転可能とされている。ハブ32は、中心軸C方向から見て、円盤状を成している。ハブ32は、径方向Drの内側のハブ中心部32aで中心軸C方向に一定寸法の厚みを有している。ハブ32は、ハブ中心部32aから径方向Dr外側に向かって、中心軸C方向の厚みが漸次縮小している。ハブ32は、中心軸C方向において排気部45側を向く側に、ディスク面32fを有している。ディスク面32fは、径方向Dr外側に向かうにしたがって、中心軸C方向で排気部45に近い側から中心軸C方向で排気部45と反対側の軸受ハウジング12側に漸次向かう凹状の湾曲面により形成されている。
動翼33は、ディスク面32fに、中心軸C回りの周方向Dcに間隔をあけて複数が配置されている。本開示の実施形態において、インペラ31Aは、例えば10枚の動翼33を備えている。
各動翼33は、前縁33fと、後縁33rと、を有している。前縁33fは、径方向Dr外側を向き、スクロール流路43,44のノズル部43n、44nに臨んでいる。前縁33fは、径方向Dr外側に位置する周壁41の舌部41s、及び中間壁42の舌部42sに対し、径方向Drで定められた隙間を隔てるように配置されている。後縁33rは、中心軸C方向の他方側を向き、排気部45に臨んでいる。
図3に示すように、このようなインペラ31Aには、周方向Dcで隣り合う動翼33同士の間に、翼間流路部Rが形成されている。インペラ31Aの径方向Dr外側のスクロール流路43,44から径方向Dr内側に向かって流入する排気ガスは、周方向Dcで互いに隣接する動翼33の間の翼間流路部Rを通る。動翼33の前縁33fから径方向Dr内側に向かって流れ込んだ排気ガスは、ディスク面32fの湾曲によって流れの向きを変え、動翼33の後縁33rから中心軸Cに沿って排出される。インペラ31Aは、このような翼間流路部Rを、周方向Dcに複数有している。
インペラ31Aは、複数の動翼33間に形成される複数の翼間流路部Rのうち、少なくとも一つの翼間流路部R1の周方向Dcの流路幅が、他の翼間流路部R2の流路幅と異なる。本開示の実施形態において、インペラ31Aは、周方向Dcの流路幅が互いに異なる翼間流路部R1と、翼間流路部R2とを有している。
例えば、流路幅は、隣り合う動翼33同士の間に形成されている動翼33の前縁33f側における挟み角であってもよい。
例えば、翼間流路部R1は、挟み角θ1で隣り合う動翼33同士の間に形成されていてもよい。
例えば、翼間流路部R2は、挟み角θ2で隣り合う動翼33同士の間に形成されていてもよい。
例えば、本開示の実施形態において、挟み角θ1は、挟み角θ2よりも小さくてもよい。
例えば、挟み角θ1は、例えば31°に設定されていてもよい。
例えば、挟み角θ2は、例えば41°に設定されていてもよい。
例えば、周方向Dcの流路幅が互いに異なる翼間流路部R1と、翼間流路部R2とは、周方向Dcに交互に配列されていてもよい。
もし、動翼33の周方向Dcの厚さが、挟み角に対し無視できない程度の厚さである場合、挟み角は、隣り合う動翼33が互いに対向する面がなす角であってもよい。その際、例えば、挟み角θ1は、31°から動翼33の周方向Dcの厚さに相当する角度を引いた角度に設定され、挟み角θ2は、41°から動翼33の周方向Dcの厚さに相当する角度を引いた角度に設定されてもよい。
ただし、図3の場合を含め、以下、動翼33の周方向Dcの厚さが、挟み角に対し無視できる程度の厚さである場合について説明する。
このようにして、インペラ31Aは、周方向Dcに不等間隔で配置された複数枚の動翼33を有している。インペラ31Aは、周方向Dcの流路幅(挟み角)が互いに異なる2種類の翼間流路部R1、R2の組を、計5組有している。
ここで、周方向Dcの流路幅(挟み角)が互いに異なる2種類の翼間流路部R1、R2は、5枚ずつの動翼33からなる動翼群G1(第一の動翼群)、動翼群G2(第二の動翼群)から構成されている。動翼群G1、G2は、それぞれ、周方向Dcに72°ごとに等間隔に配置された5枚の動翼33からなる。動翼群G2の各動翼33は、動翼群G1の各動翼33に対し、周方向Dcの右回りに位相をずらした配置となっている。
このため、5枚ずつの動翼群G1、G2をそれぞれユニット化し、位相をずらして形成することによって、全体として周方向Dcに不等間隔で配置された複数枚の動翼33を容易に構成することができる。
したがって、ターボチャージャー10を容易に製造することができる。
このようなインペラ31Aを用いて、舌部41s、42sに作用する荷重(圧力)変動についてシミュレーションを行うと、図4に示す圧力変動波形W1のように、インペラ31Aが中心軸C回りに回転して舌部41s、42sと複数の動翼33とが接近することで、不等ピッチの荷重変動が生じる。これに対し、比較のため、複数の動翼を周方向Dcに等間隔で配置した場合についても同様のシミュレーションを行ったところ、圧力変動波形W2は、等ピッチの荷重変動が生じるものとなった。
さらに、圧力変動波形W1、W2について周波数解析を行うと、図5に示すように、複数の動翼を周方向Dcに等間隔で配置した場合は、特定周波数域fに荷重変動が集中しているのに対し、複数の動翼33を不等間隔に配置し、翼間流路部R1の周方向Dcの流路幅と、翼間流路部R2の流路幅と異ならせた場合、荷重変動が複数の周波数域に分散した。
上述した実施形態のターボチャージャー10によれば、複数の翼間流路部Rのうち、一部の翼間流路部R1の周方向Dcの流路幅が、他の翼間流路部R2の流路幅と異なっている。これにより、複数の動翼33と、舌部41s、42sとの隙間で生じる圧力変動が不等ピッチとなる。このため、複数の動翼33と舌部41s、42sとの隙間を拡大することなく、隙間で生じる騒音の周波数を分散させることができる。これにより、特定周波数における騒音を低減することができる。したがって、騒音を抑制することが可能となる。
また、上述したようなターボチャージャー10は、第二の動翼群G2の各動翼33が、第一の動翼群G1の各動翼33に対し、周方向Dcに位相をずらした配置となっている。
これにより、第一の動翼群G1と、第二の動翼群G2と、をそれぞれユニット化し、位相をずらして配置することによって、全体として周方向Dcに不等間隔で配置された複数枚の動翼33を容易に構成することができる。
したがって、ターボチャージャー10を容易に製造することができる。
特に、上述したようなターボチャージャー10のように、インペラ31Aにおける動翼33の数が偶数であれば、第一の動翼群G1の動翼33の枚数と、第二の動翼群G2の動翼33の枚数とが、同じ枚数となるようにインペラ31Aを構成することができる。
このため、第一の動翼群G1と、第二の動翼群G2とを組み合わせた際に、インペラ31Aの中心のバランスがとりやすい。
(第一実施形態の変形例)
なお、上記実施形態において、翼間流路部R1の挟み角θ1を31°とし、翼間流路部R2の挟み角θ2を41°と設定したが、これに限られない。翼間流路部R1の挟み角θ1、翼間流路部R2の挟み角θ2は、適宜変更可能である。
例えば、翼間流路部R1の挟み角θ1を26°とし、翼間流路部R2の挟み角θ2を46°と設定してもよい。この場合、図6に示すように、挟み角θ1、θ2を異ならせたインペラ31Aにおいても、圧力変動波形W1’に示すように、不等ピッチの荷重変動が生じている。圧力変動波形W1’は、動翼33を等間隔で設置した場合の圧力変動波形W2に比較し、ずれが大きくなっている。図7に示すように、図6の圧力変動波形W1’について周波数解析を行うと、複数の動翼33を不等間隔に配置し、翼間流路部R1の周方向Dcの流路幅と、翼間流路部R2の流路幅と異ならせることで、荷重変動が、他の周波数域に、より一層分散し、特定周波数域fにおける荷重(騒音)のピークが大幅に低減した。
<第二実施形態>
次に、本開示の第二実施形態におけるターボチャージャーについて説明する。
第二実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第二実施形態のターボチャージャーは、複数の動翼33の配列が、第一実施形態と相違する。
図8に示すように、第二実施形態のターボチャージャー10のタービン30を構成するインペラ31Bは、上記第一実施形態と同様、周方向Dcに間隔をあけて、例えば10枚の動翼33を備えている。
本開示の実施形態のインペラ31Bにおいて、複数の動翼33間に形成される複数の翼間流路部Rは、周方向Dcの流路幅が互いに異なる5種類の翼間流路部R11~R15を備えている。5種類の翼間流路部R11~R15は、隣り合う動翼33同士の挟み角θ11~θ15が互いに異なる。翼間流路部R11は、挟み角θ11で隣り合う動翼33同士の間に形成されている。本開示の実施形態において、挟み角θ11は、例えば42°に設定されている。翼間流路部R12は、挟み角θ12で隣り合う動翼33同士の間に形成されている。挟み角θ12は、例えば39°に設定されている。翼間流路部R13は、挟み角θ13で隣り合う動翼33同士の間に形成されている。挟み角θ13は、例えば33°に設定されている。翼間流路部R14は、挟み角θ14で隣り合う動翼33同士の間に形成されている。挟み角θ14は、例えば30°に設定されている。翼間流路部R15は、挟み角θ15で隣り合う動翼33同士の間に形成されている。挟み角θ15は、例えば36°に設定されている。
このように、インペラ31Bは、周方向Dcに不等間隔で配置された複数枚の動翼33を有している。インペラ31Bは、5種類の挟み角θ11~θ15の翼間流路部R11~R15の組が、周方向Dcに計2組配列されている。
ここで、周方向Dcの流路幅(挟み角)が互いに異なる5種類の翼間流路部R11~R15は、2枚ずつの動翼33からなる動翼群G1~G5(第一の動翼群~第五の動翼群)から構成されている。動翼群G1~G5は、それぞれ、周方向Dcに180°ごとに等間隔に配置された2枚の動翼33からなる。動翼群G1~G5の各動翼33は、互いに周方向Dcに位相をずらした配置となっている。
このため、2枚ずつの動翼群G1~G5をそれぞれユニット化し、位相をずらして配置することによって、全体として周方向Dcに不等間隔で配置された複数枚の動翼33を容易に構成することができる。
したがって、ターボチャージャー10を容易に製造することができる。
このようなインペラ31Bを用いて、舌部41s、42sに作用する荷重(圧力)変動についてシミュレーションを行うと、図9に示す圧力変動波形W11のように、インペラ31Bが中心軸C回りに回転して複数の動翼33とが舌部41s、42sと接近することで、不等ピッチの荷重変動が生じる。さらに、圧力変動波形W11について周波数解析を行うと、図10に示すように、複数の動翼33を不等間隔に配置し、翼間流路部R11~R15の周方向Dcの流路幅を互いに異ならせた場合、荷重変動が、図5、図7に示した第一実施形態における圧力変動波形W1に比較し、より多く、他の周波数域に分散した。
上述した実施形態のターボチャージャー10によれば、複数の翼間流路部R11~R15の流路幅が、互いに異なる。これにより、複数の動翼33と舌部41s、42sとの隙間を拡大することなく、隙間で生じる騒音の周波数を分散させることができる。これにより、特定周波数域fにおける騒音を低減することができる。したがって、騒音を抑制することが可能となる。
<第三実施形態>
次に、本開示における第三実施形態のターボチャージャーについて説明する。
第三実施形態においては第一、第二実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第三実施形態のターボチャージャーは、ハブ32の構造が、第一実施形態と相違する。
図11に示すように、第三実施形態のターボチャージャー10のタービン30を構成するインペラ31Cは、上記第一実施形態と同様、周方向Dcに間隔をあけて、例えば10枚の動翼33を備えている。
本開示の実施形態のインペラ31Cは、上記第一実施形態と同様、周方向Dcの流路幅が互いに異なる第一の翼間流路部R21と、第二の翼間流路部R22とを有している。第一の翼間流路部R21は、挟み角θ21(例えば31°)で隣り合う動翼33同士の間に形成されている。第二の翼間流路部R22は、挟み角θ22(例えば41°)で隣り合う動翼33同士の間に形成されている。インペラ31Cは、周方向Dcの流路幅(挟み角)が互いに異なる2種類の第一の翼間流路部R21、及び第二の翼間流路部R22の組を、計5組有している。
このようなインペラ31Cにおいて、周方向Dcの流路幅(挟み角)が互いに異なる2種類の第一の翼間流路部R21と、第二の翼間流路部R22とでは、ハブ32の径寸法が互いに異なっている。第一の翼間流路部R21におけるハブ32の径寸法raは、第一の翼間流路部R21よりも大きい流路幅を有する第二の翼間流路部R22におけるハブ32の径寸法rbよりも大きい。これにより、流路幅が狭い第一の翼間流路部R21では、ハブ32の径寸法raが大きいため、ハブ32のディスク面32faが、第二の翼間流路部R22におけるハブ32のディスク面32fbよりも径方向Drの外側に位置することになる。これにより、第一の翼間流路部R21において、互いに隣り合う動翼33の根元33k同士の周方向Dcの間隔が実質的に広くなる。
上述した実施形態のターボチャージャー10によれば、流路幅が狭い第一の翼間流路部R21では、ハブ32の径寸法raが大きく、流路幅が広い第二の翼間流路部R22では、ハブ32の径寸法rbが小さい。これにより、流路幅が狭い第一の翼間流路部R21においても、動翼33の根元33kとハブ32のディスク面32faとを接続する部分33jの曲面の加工等を容易に行うことが可能となる。また、動翼33の根元33kとハブ32のディスク面32faとを接続する部分33jの曲率半径を大きくすることが可能となり、動翼33の根元33kに応力が集中することが抑えられる。
また、上記実施形態と同様、第一の翼間流路部R21、及び第二の翼間流路部R22の流路幅が、互いに異なるようにした。これにより、特定周波数における騒音を低減することができる。したがって、騒音を抑制することが可能となる。
<第四実施形態>
次に、本開示における第四実施形態のターボチャージャーについて説明する。
第四実施形態においては第一~第三実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第四実施形態のターボチャージャーは、複数の動翼33Gの、排気ガスの流れ方向下流側の後縁33r側における配置が、第一~第三実施形態と相違する。
図12に示すように、第四実施形態のターボチャージャー10のタービン30を構成するインペラ31Dは、上記第一実施形態と同様、周方向Dcに間隔をあけて、例えば10枚の動翼33Gを備えている。
本開示の実施形態において複数枚の動翼33Gの、排気ガスの流れ方向下流側の後縁33r側は、周方向Dcに隣接する翼間の最小流路面積が等しくなるように配置されている。
他方、複数枚の動翼33Gにおいて、排気ガスの流れ方向上流側の前縁33f側は、周方向Dcに不等間隔になるように配置されている。
本開示の実施形態のインペラ31Dは、上記第一実施形態と同様、周方向Dcの流路幅が互いに異なる第一の翼間流路部R31と、第二の翼間流路部R32とを有している。第一の翼間流路部R31は、前縁33f側における挟み角θ31(例えば31°)で隣り合う動翼33G同士の間に形成されている。第二の翼間流路部R32は、前縁33f側における挟み角θ32(例えば41°)で隣り合う動翼33G同士の間に形成されている。
他方、第一の翼間流路部R31と、第二の翼間流路部R32とは、後縁33r側において互いに等しい挟み角θ41をそれぞれ有することによって、隣接する翼間の最小流路面積が等しくなるように配置されている。
上述した実施形態のターボチャージャー10では、排気ガスの流れ方向上流側の前縁33f側で、第一の翼間流路部R31、及び第二の翼間流路部R32の流路幅が、互いに異なるようにした。これにより、騒音を抑制することが可能となる。
他方、排気ガスの流れ方向下流では、複数の動翼33Gが周方向Dcに隣接する翼間の最小流路面積が等しくなるように配置されているため、排気ガスの流れ方向下流において複数の動翼33Gへ作用する荷重を均一にできる。
なお、本実施形態では、排気ガスの流れ方向下流において、各動翼33の周方向Dcにおける厚さが等しい複数の動翼33Gが、周方向Dcに等間隔に配置されることによって、周方向Dcに隣接する翼間の最小流路面積が等しくなるように配置されているが、最小流路面積が等しくなるように配置されるなら、どのように構成されてもよい。
変形例として、排気ガスの流れ方向下流において、複数の動翼33Gが、排気ガスの流れ方向下流で周方向Dcに不等間隔であっても、各動翼33の周方向Dcにおける厚さを異ならせることにより、複数の動翼33Gが、周方向Dcに隣接する翼間の最小流路面積が等しくなるように配置されてもよい。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本開示の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本開示は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上記実施形態では、周方向Dcで隣り合う動翼33同士の挟み角を異ならせることで、翼間流路部Rの流路幅を異ならせるようにしたが、変形例として、各動翼33の周方向Dcにおける厚さを異ならせることにより、翼間流路部Rの流路幅を異ならせるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、動翼33を、10枚を備えるようにしたが、動翼33の枚数については何ら限定するものではなく、適宜他の枚数に設定してもよい。変形例として、動翼33の枚数は、奇数枚であってもよい。
また、上記実施形態では、タービンハウジング40は、2本のスクロール流路43、44を備えるようにしたが、これに限らない。
変形例として、タービンハウジング40は、1本のみのスクロール流路を備える構成であってもよい。
他の変形例として、タービンハウジング40は、2本のスクロール流路を中心軸C方向に並べて備える構成であってもよい。
<付記>
各実施形態に記載のターボチャージャー10は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係るターボチャージャー10は、中心軸C回りに回転可能に設けられたハブ32、及び前記ハブ32の径方向Dr外側に、前記中心軸C回りの周方向Dcに間隔をあけて複数配置された動翼33、33Gを備えたインペラ31A~31Dと、前記インペラ31A~31Dの径方向Dr外側に配置され、排気ガスを周方向Dcに旋回させつつ径方向Dr内側の前記インペラ31A~31Dに向けて案内するスクロール流路43、44を形成するタービンハウジング40と、を備え、複数の前記動翼33、33G間に形成される複数の翼間流路部Rのうち、少なくとも一つの前記翼間流路部R1、R11、R21、R31の前記周方向Dcの流路幅が、他の前記翼間流路部R2、R12、R22、R32の流路幅と異なる。
このターボチャージャー10は、複数の動翼33、33Gが、不等間隔に配置されている。これにより、複数の動翼33、33Gと、タービンハウジング40において動翼33、33Gの径方向Dr外側に配置される舌部41s、42sとの隙間を拡大することなく、隙間で生じる騒音の周波数を分散させることができる。これにより、特定周波数における騒音を低減することができる。したがって、騒音を抑制することが可能となる。
(2)第2の態様に係るターボチャージャー10は、(1)のターボチャージャー10であって、複数の動翼33、33Gは、前記周方向Dcに等間隔に配置された第一の動翼群G1と、前記周方向に等間隔に配置された第二の動翼群G2を有し、前記第二の動翼群G2の前記各動翼33、33Gが、前記第一の動翼群G1の前記各動翼33、33Gに対し、前記周方向Dcに位相をずらした配置となっている。
これにより、第一の動翼群G1と、第二の動翼群G2と、をそれぞれユニット化し、位相をずらして配置することによって、全体として周方向Dcに不等間隔で配置された複数枚の動翼33、33Gを容易に構成することができる。
したがって、ターボチャージャー10を容易に製造することができる。
(3)第3の態様に係るターボチャージャー10は、(1)又は(2)のターボチャージャー10であって、第一の前記翼間流路部R21における前記ハブ32の径寸法raは、前記第一の翼間流路部R21よりも大きい流路幅を有する第二の前記翼間流路部R22における前記ハブ32の径寸法rbよりも大きい。
これにより、流路幅が狭い第一の翼間流路部R21では、ハブ32の径寸法raが大きく、流路幅が広い第二の翼間流路部R22では、ハブ32の径寸法rbが小さくなる。流路幅が狭い第一の翼間流路部R21において、動翼33の根元33kとハブ32のディスク面32fとを接続する部分33jの曲面の加工を容易に行うことが可能となる。また、動翼33の根元33kとハブ32のディスク面32fとを接続する部分33jの曲率半径を大きくすることが可能となり、動翼33の根元33kに応力が集中することが抑えられる。
(4)第4の態様に係るターボチャージャー10は、(1)から(3)の何れか一つのターボチャージャー10であって、複数の前記動翼33Gは、前記排気ガスの流れ方向下流側で前記周方向Dcに隣接する翼間の最小流路面積が等しく、前記排気ガスの流れ方向上流側で前記周方向Dcに不等間隔になるように配置されている。
これにより、排気ガスの流れ方向上流側において、複数の動翼33を周方向Dcに不等間隔に配置する。これにより、複数の動翼33Gと舌部41s、42sとが近接する部分のみで、翼間流路部R1、R2の周方向Dcの流路幅を異ならせることになる。これによっても、動翼33と舌部41s、42sとの隙間を拡大することなく、隙間で生じる騒音の周波数を分散させることができる。これにより、特定周波数における騒音を低減することができる。
他方、排気ガスの流れ方向下流では、複数の動翼33Gが周方向Dcに等間隔に配置されているため、排気ガスの流れ方向下流において複数の動翼33Gへ作用する荷重を均一にできる。
(5)第5の態様に係るターボチャージャー10は、(1)から(4)の何れか一つのターボチャージャー10であって、前記タービンハウジング40は、前記インペラ31A~31Dの前記周方向Dcで異なる複数箇所から、それぞれ前記排気ガスを前記インペラ31A~31Dに供給する複数のスクロール流路43、44を備えている。
これにより、周方向Dcで異なる箇所でインペラ31A~31Dへの排気ガスの流入口を有するターボチャージャー10において、騒音を抑制することが可能となる。
上記したターボチャージャーによれば、騒音を抑制することができることができる。
10…ターボチャージャー
11…ターボチャージャー本体
12…軸受ハウジング
13…回転軸
14A、14B…軸受
20…コンプレッサ
21…コンプレッサホイール
22…コンプレッサハウジング
22r…流路
30…タービン
31A~31D…インペラ
32…ハブ
32a…ハブ中心部
32f、32fa、32fb…ディスク面
33、33G…動翼
33f…前縁
33r…後縁
33j…部分
33k…根元
40…タービンハウジング
41…周壁
41s…舌部
42…中間壁
42s…舌部
43、44…スクロール流路
43n、44n…ノズル部
45…排気部
C…中心軸
Dc…周方向
Dr…径方向
G1…動翼群(第一の動翼群)
G2…動翼群(第二の動翼群)
G3~G5…動翼群(第三の動翼群~第五の動翼群)
R、R1、R2、R11~R15…翼間流路部
R21、R31…第一の翼間流路部
R22、R32…第二の翼間流路部
W1、W1’、W11、W2…圧力変動波形
f…特定周波数域
ra…径寸法
rb…径寸法
θ1、θ2、θ11~θ15、θ21、θ22、θ31、θ32、θ41…挟み角

Claims (4)

  1. 中心軸回りに回転可能に設けられたハブ、及び前記ハブの径方向外側に、前記中心軸回りの周方向に間隔をあけて複数配置された動翼を備えたインペラと、
    前記インペラの径方向外側に配置され、排気ガスを周方向に旋回させつつ径方向内側の前記インペラに向けて案内するスクロール流路を形成するタービンハウジングと、を備え、
    複数の前記動翼間に形成される複数の翼間流路部のうち、少なくとも一つの前記翼間流路部の前記周方向の流路幅が、他の前記翼間流路部の流路幅と異なり、
    第一の前記翼間流路部における前記ハブの径寸法は、前記第一の翼間流路部よりも大きい流路幅を有する第二の前記翼間流路部における前記ハブの径寸法よりも大きい
    ターボチャージャー。
  2. 前記複数の動翼は、前記周方向に等間隔に配置された第一の動翼群と、前記周方向に等間隔に配置された第二の動翼群を有し、
    前記第二の動翼群の前記各動翼が、前記第一の動翼群の前記各動翼に対し、前記周方向に位相をずらした配置となっている請求項1に記載のターボチャージャー。
  3. 複数の前記動翼は、前記排気ガスの流れ方向下流側で前記周方向に隣接する翼間の最小流路面積が等しく、前記排気ガスの流れ方向上流側で前記周方向に不等間隔になるように配置されている
    請求項1又は2に記載のターボチャージャー。
  4. 前記タービンハウジングは、前記インペラの前記周方向で異なる複数箇所から、それぞれ前記排気ガスを前記インペラに供給する複数の前記スクロール流路を備えている
    請求項1からのいずれか一項に記載のターボチャージャー。
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