JP7373556B2 - マンモグラフィおよびトモシンセシス撮像システムのためのライトアセンブリおよび方法 - Google Patents

Description

（関連出願の相互参照）
本願は、ＰＣＴ国際特許出願として２０１９年９月２５日に出願されており、本明細書に参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、２０１８年９月２５日に出願された、米国仮出願第６２／７３６，０８９号の利益および優先権を主張する。

（背景）
マンモグラフィおよびトモシンセシス撮像の間の圧縮は、いくつかの目的を果たす。例えば、これは、（１）Ｘ線束の方向において乳房をより薄くし、それによって、圧縮されない乳房のより厚い部分を撮像するために要求されるレベルから患者放射線暴露を低減させ、（２）Ｘ線束の方向において乳房の厚さをより均一にし、それによって、乳房画像全体にわたって像面におけるより均一な暴露を促進し、（３）Ｘ線暴露の間に乳房を不動化し、それによって、画像ぼけを低減させ、（４）胸壁から撮像暴露野の中に乳房組織を引き出し、したがって、より多くの組織撮像を可能にする。乳房が、圧縮されている際、典型的には、技師が、乳房を操作し、これを適切に位置付け、圧縮が胸壁に向かって、かつ画像野から外に乳房組織を押動する傾向に対抗する。

マンモグラフィおよびトモシンセシスのための標準的圧縮方法は、移動可能、剛性、かつ放射線透過性の圧縮パドルを使用する。乳房は、典型的には平坦である乳房支持プラットフォーム上の撮像面積内に設置され、パドルは、次いで、通常、技師または他の医療専門家が、乳房を定位置に保持している間、乳房を圧縮する。技師はまた、乳房を操作し、画像受容体の視野内で適切な組織被覆を確実にし得る。

マンモグラフィおよび乳房トモシンセシスにおける１つの公知の課題は、乳房を圧縮する前の画像受容体の視野内での技師による患者の乳房の位置付けである。例えば、撮像室は、典型的には、患者快適性を向上させ、患者の不安を低減させるために、薄暗い採光を有する。しかしながら、弱光は、撮像システムの周囲での技師の作業をはるかに困難にし、撮像手技のために要求される時間を増加させ得る。例えば、時として、概して、圧縮パドルのサイズ、形状、および場所に対応する、アクティブ撮像面積を識別することである。加えて、画像受容体の視野を識別することは、多くの場合、技師が、患者の乳房および圧縮システムへのアクセスを有するように、Ｘ線源が、定位置から外れて移動されるとき、困難である。

一側面では、本技術は、Ｘ線管ヘッドと、支持アームと、支持アームに結合され、Ｘ線管ヘッドに対して独立して回転可能である、圧縮システムであって、圧縮システムは、圧縮パドルと、支持プラットフォームと、Ｘ線受容体とを含む、圧縮システムと、支持アームに結合され、圧縮パドルの上方に配置される、ライトアセンブリであって、ライトアセンブリは、光の１つ以上のビームを支持プラットフォームに向かって指向するように構成される、ライトアセンブリとを含む、撮像システムに関する。

ある実施例では、ライトアセンブリは、支持アームに結合される、片持ち梁支持体と、片持ち梁支持体に結合される、ライト構造とを含む。別の実施例では、ライト構造は、その中に画定される開口部を伴うリングを含み、Ｘ線ビームが、Ｘ線管ヘッドから放出されると、Ｘ線ビームは、リングが、結果として生じるＸ線画像の視野内にないように、開口部を通して進行する。また別の実施例では、ライト構造は、片持ち梁支持体に固定される。なおも別の実施例では、ライト構造は、１つ以上の光源を含む。ある実施例では、１つ以上の光源のうちの少なくとも１つは、関節運動される。別の実施例では、１つ以上の光源のうちの少なくとも１つは、コリメートされる。また別の実施例では、ライトアセンブリは、フェイスシールドを含む。なおも別の実施例では、フェイスシールドは、片持ち梁支持体に摺動的に結合され、片持ち梁支持体に沿って、かつライト構造に対して移動するように構成される。

別の側面では、本技術は、ガントリと、ガントリ上に回転可能に支持される、圧縮システムであって、圧縮システムは、圧縮パドルと、支持プラットフォームと、支持プラットフォームの下方に配置される、Ｘ線受容体とを含む、圧縮システムと、ガントリ上に回転可能に支持され、圧縮システムに対して独立して回転可能である、Ｘ線管ヘッドと、支持プラットフォーム上に可視位置マーカを放出するように構成される、エミッタであって、エミッタは、圧縮システム上に配置される、エミッタとを含む、撮像システムに関する。

ある実施例では、エミッタは、フェイスシールドを含む。別の実施例では、エミッタは、圧縮システムから延在する、リングを含む。また別の実施例では、エミッタは、アーティキュレータおよびコリメータのうちの少なくとも１つを含む。なおも別の実施例では、エミッタは、レーザ光を含む。ある実施例では、位置マーカは、略直線を含む。別の実施例では、線は、Ｘ線受容体の前縁に対応する。

別の側面では、本技術は、撮像手技のために乳房を圧縮する方法に関し、本方法は、ライトアセンブリ上に配置される１つ以上の光源によって撮像システムの支持プラットフォームを照明するステップであって、ライトアセンブリは、圧縮システムに結合される、ステップと、支持プラットフォーム上に乳房を位置付けるステップと、圧縮パドルを支持プラットフォーム上に位置付けられる乳房に向かって前進させるステップと、乳房の少なくとも一部を圧縮パドルと接触させるステップとを含む。

ある実施例では、本方法はさらに、ライトアセンブリのフェイスシールドを後退位置に向かって移動させるステップを含み、フェイスシールドは、１つ以上の光源に対して移動可能である。別の実施例では、支持プラットフォームを照明するステップは、１つ以上の光源から位置マーカを放出するステップを含み、放出される位置マーカは、支持プラットフォーム上の撮像面積の位置を実質的に可視的に識別する。また別の実施例では、放出される位置マーカは、撮像手技の間、支持プラットフォームに対するＸ線受容体の位置に対応する。なおも別の実施例では、放出される位置マーカは、Ｘ線受容体の前縁に対応する略直線を含む。ある実施例では、放出される位置マーカは、乳房を位置付けるための支持プラットフォーム上の標的乳房設置場所を識別する少なくとも１つの標的マーカを含む。別の実施例では、乳房を位置付けるステップは、乳房の少なくとも一部を位置マーカと整合させるステップを含む。

別の側面では、本技術は、（ａ）ガントリと、（ｂ）圧縮パドルと、支持プラットフォームと、支持プラットフォームの下方に配置される、Ｘ線受容体とを含む、圧縮システムであって、圧縮システムは、ガントリに対して回転可能である、圧縮システムと、（ｃ）ガントリおよび圧縮システムに対して独立して回転可能である、Ｘ線管ヘッドとを含む、撮像システムのための撮像面積を識別する方法に関し、本方法は、圧縮システムを圧縮位置に回転させるステップと、Ｘ線管ヘッドをアクセス位置に回転させるステップであって、アクセス位置にあるとき、Ｘ線管ヘッドは、乳房プラットフォームに対して非直交角度において配置される、ステップと、位置マーカをＸ線管ヘッド上に配置されるエミッタから乳房プラットフォームに向かって放出するステップであって、放出される位置マーカは、撮像手技の間の撮像面積の位置を実質的に可視的に線描する、ステップと、Ｘ線源管ヘッドを撮像位置に回転させるステップと、撮像手技を実施するステップとを含む。

ある実施例では、放出される位置マーカは、乳房プラットフォームに対するＸ線受容体の位置に対応する。別の実施例では、放出される位置マーカは、患者の乳房のための乳房プラットフォーム上の標的乳房設置場所を識別する少なくとも１つの標的マーカを含む。また別の実施例では、少なくとも１つの標的マーカは、患者の乳房に関する乳頭線、皮膚線、および腋窩組織線のうちの１つ以上のもののための標的乳房設置場所に対応する。なおも別の実施例では、本方法はさらに、位置マーカを放出するステップに先立って、Ｘ線管ヘッドに対してエミッタを関節運動させるステップを含む。ある実施例では、本方法はさらに、放出される位置マーカをコリメートさせるステップを含む。別の実施例では、Ｘ線管ヘッドをアクセス位置に回転させるステップは、圧縮パドルが、エミッタの視野内にないように、圧縮パドルに対してＸ線管ヘッドを回転させるステップを含む。

別の側面では、本技術は、（ａ）ガントリと、（ｂ）圧縮パドルと、支持プラットフォームと、支持プラットフォームの下方に配置される、Ｘ線受容体とを含む、圧縮システムであって、圧縮システムは、ガントリに対して回転可能である、圧縮システムと、（ｃ）ガントリおよび圧縮システムに対して独立して回転可能である、Ｘ線管ヘッドとを含む、撮像システムのためのアクティブ撮像面積を照明する方法に関し、本方法は、圧縮システムを第１の回転位置に回転させるステップと、Ｘ線管ヘッドを第２の回転位置に回転させるステップであって、第２の回転位置にあるとき、Ｘ線管ヘッドは、乳房プラットフォームに対して非撮像位置において配置される、ステップと、位置マーカを圧縮システム上に配置される光源から乳房プラットフォームに向かって放出するステップであって、放出される位置マーカは、アクティブ撮像面積の位置を実質的に可視的に線描する、ステップと、Ｘ線源管ヘッドを撮像位置に回転させるステップと、撮像手技を実施するステップとを含む。

ある実施例では、第１の回転位置は、ＭＬＯ撮像位置である。別の実施例では、第２の回転位置は、乳房プラットフォームに対して非直交角度にある。また別の実施例では、アクティブ撮像面積は、少なくとも部分的に、圧縮パドルのサイズ、形状、および／または位置に基づく。

別の側面では、本技術は、Ｘ線管ヘッドと、支持アームと、支持アームに結合され、Ｘ線管ヘッドに対して独立して回転可能である、圧縮システムであって、圧縮システムは、圧縮パドルと、支持プラットフォームと、Ｘ線受容体とを含む、圧縮システムと、支持アームに結合され、圧縮パドルの上方に配置される、プロジェクタであって、プロジェクタは、画像を支持プラットフォームに向かって投影するように構成される、プロジェクタとを含む、撮像システムに関する。

ある実施例では、撮像システムはさらに、フェイスシールドを含み、プロジェクタは、フェイスシールドに結合される。別の実施例では、撮像システムはさらに、片持ち梁支持体を含み、プロジェクタは、片持ち梁支持体に結合される。また別の実施例では、プロジェクタは、撮像システムのシステム制御およびワークステーションユニットに通信するように結合される。なおも別の実施例では、プロジェクタによって投影される画像は、少なくとも部分的に、Ｘ線管ヘッドのＸ線野と整合する。ある実施例では、プロジェクタによって投影される画像は、白色枠、十字線パターン、および１つ以上の標的のうちの１つ以上のものを含む。

別の側面では、本技術は、撮像手技のために乳房を圧縮する方法に関し、本方法は、圧縮システムに結合されるプロジェクタによって撮像システムの支持プラットフォームを照明するステップであって、照明は、プロジェクタによって支持プラットフォームに向かって投影される１つ以上の画像によって提供される、ステップと、支持プラットフォーム上に乳房を位置付けるステップと、圧縮パドルを支持プラットフォーム上に位置付けられる乳房に向かって前進させるステップと、乳房の少なくとも一部を圧縮パドルと接触させるステップとを含む。

ある実施例では、プロジェクタによって支持プラットフォームに向かって投影される１つ以上の画像は、Ｘ線管ヘッドのＸ線野と実質的に整合し、本方法はさらに、乳房が、支持プラットフォーム上に位置付けられた後、患者が、Ｘ線野内にいないことを検証するステップを含む。別の実施例では、支持プラットフォームを照明するステップは、白色枠、十字線パターン、および１つ以上の標的のうちの１つ以上のものを投影するステップを含む。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
（項目１）
撮像システムであって、
Ｘ線管ヘッドと、
支持アームと、
前記支持アームに結合され、前記Ｘ線管ヘッドに対して独立して回転可能である圧縮システムであって、前記圧縮システムは、圧縮パドルと、支持プラットフォームと、Ｘ線受容体とを備える、圧縮システムと、
前記支持アームに結合され、前記圧縮パドルの上方に配置されるライトアセンブリであって、前記ライトアセンブリは、光の１つ以上のビームを前記支持プラットフォームに向かって指向するように構成される、ライトアセンブリと
を備える、撮像システム。
（項目２）
前記ライトアセンブリは、前記支持アームに結合される片持ち梁支持体と、前記片持ち梁支持体に結合されるライト構造とを備える、項目１に記載の撮像システム。
（項目３）
前記ライト構造は、その中に画定される開口部を伴うリングを備え、Ｘ線ビームが、前記Ｘ線管ヘッドから放出されると、前記Ｘ線ビームは、前記リングが、結果として生じるＸ線画像の視野内にないように、前記開口部を通して進行する、項目２に記載の撮像システム。
（項目４）
前記ライト構造は、前記片持ち梁支持体に固定される、項目２または３に記載の撮像システム。
（項目５）
前記ライト構造は、１つ以上の光源を備える、項目２－４のいずれか１項に記載の撮像システム。
（項目６）
前記１つ以上の光源のうちの少なくとも１つは、関節運動される、項目５に記載の撮像システム。
（項目７）
前記１つ以上の光源のうちの少なくとも１つは、コリメートされる、項目５または６に記載の撮像システム。
（項目８）
前記ライトアセンブリは、フェイスシールドを備える、項目２－７のいずれか１項に記載の撮像システム。
（項目９）
前記フェイスシールドは、前記片持ち梁支持体に摺動的に結合され、前記片持ち梁支持体に沿って、かつ前記ライト構造に対して移動するように構成される、項目８に記載の撮像システム。
（項目１０）
撮像システムであって、
ガントリと、
前記ガントリ上に回転可能に支持される圧縮システムであって、前記圧縮システムは、圧縮パドルと、支持プラットフォームと、前記支持プラットフォームの下方に配置されるＸ線受容体とを備える、圧縮システムと、
前記ガントリ上に回転可能に支持され、前記圧縮システムに対して独立して回転可能であるＸ線管ヘッドと、
前記支持プラットフォーム上に可視位置マーカを放出するように構成されるエミッタであって、前記エミッタは、前記圧縮システム上に配置される、エミッタと
を備える、撮像システム。
（項目１１）
前記エミッタは、フェイスシールドを備える、項目１０に記載の撮像システム。
（項目１２）
前記エミッタは、前記圧縮システムから延在するリングを備える、項目１０または１１に記載の撮像システム。
（項目１３）
前記エミッタは、アーティキュレータおよびコリメータのうちの少なくとも１つを備える、項目１０－１２のいずれか１項に記載の撮像システム。
（項目１４）
前記エミッタは、レーザ光を備える、項目１０に記載の撮像システム。
（項目１５）
前記位置マーカは、略直線を備える、項目１４に記載の撮像システム。
（項目１６）
前記線は、前記Ｘ線受容体の前縁に対応する、項目１５に記載の撮像システム。
（項目１７）
撮像手技のために乳房を圧縮する方法であって、前記方法は、
ライトアセンブリ上に配置される１つ以上の光源によって撮像システムの支持プラットフォームを照明することであって、前記ライトアセンブリは、圧縮システムに結合される、ことと、
前記支持プラットフォーム上に前記乳房を位置付けることと、
圧縮パドルを前記支持プラットフォーム上に位置付けられる前記乳房に向かって前進させることと、
前記乳房の少なくとも一部を前記圧縮パドルと接触させることと
を含む、方法。
（項目１８）
前記ライトアセンブリのフェイスシールドを後退位置に向かって移動させることをさらに含み、前記フェイスシールドは、前記１つ以上の光源に対して移動可能である、項目１７に記載の方法。
（項目１９）
前記支持プラットフォームを照明することは、前記１つ以上の光源から位置マーカを放出することを含み、前記放出される位置マーカは、前記支持プラットフォーム上の撮像面積の位置を実質的に可視的に識別する、項目１７および１８のいずれか１項に記載の方法。
（項目２０）
前記放出される位置マーカは、前記撮像手技の間の前記支持プラットフォームに対するＸ線受容体の位置に対応する、項目１９に記載の方法。
（項目２１）
前記放出される位置マーカは、Ｘ線受容体の前縁に対応する略直線を備える、項目１９に記載の方法。
（項目２２）
前記放出される位置マーカは、前記乳房を位置付けるための前記支持プラットフォーム上の標的乳房設置場所を識別する少なくとも１つの標的マーカを備える、項目１９に記載の方法。
（項目２３）
前記乳房を位置付けることは、前記乳房の少なくとも一部を前記位置マーカと整合させることを含む、項目１９に記載の方法。
（項目２４）
撮像システムのための撮像面積を識別する方法であって、前記撮像システムは、（ａ）ガントリと、（ｂ）圧縮パドルと、支持プラットフォームと、前記支持プラットフォームの下方に配置されるＸ線受容体とを備える、圧縮システムであって、前記圧縮システムは、前記ガントリに対して回転可能である、圧縮システムと、（ｃ）前記ガントリおよび前記圧縮システムに対して独立して回転可能であるＸ線管ヘッドとを備え、前記方法は、
前記圧縮システムを圧縮位置に回転させることと、
前記Ｘ線管ヘッドをアクセス位置に回転させることであって、前記アクセス位置にあるとき、前記Ｘ線管ヘッドは、乳房プラットフォームに対して非直交角度において配置される、ことと、
位置マーカを前記Ｘ線管ヘッド上に配置されるエミッタから前記乳房プラットフォームに向かって放出することであって、前記放出される位置マーカは、撮像手技の間、前記撮像面積の位置を実質的に可視的に線描する、ことと、
Ｘ線源管ヘッドを撮像位置に回転させることと、
撮像手技を実施することと
を含む、方法。
（項目２５）
前記放出される位置マーカは、前記乳房プラットフォームに対する前記Ｘ線受容体の位置に対応する、項目２４に記載の方法。
（項目２６）
前記放出される位置マーカは、患者の乳房のための前記乳房プラットフォーム上の標的乳房設置場所を識別する少なくとも１つの標的マーカを備える、項目２４に記載の方法。
（項目２７）
前記少なくとも１つの標的マーカは、前記患者の乳房に関する乳頭線、皮膚線、および腋窩組織線のうちの１つ以上のもののための前記標的乳房設置場所に対応する、項目２６に記載の方法。
（項目２８）
前記位置マーカを放出することに先立って、前記Ｘ線管ヘッドに対して前記エミッタを関節運動させることをさらに含む、項目２４－２７のいずれか１項に記載の方法。
（項目２９）
前記放出される位置マーカをコリメートさせることをさらに含む、項目２４－２７のいずれか１項に記載の方法。
（項目３０）
前記Ｘ線管ヘッドを前記アクセス位置に回転させることは、前記圧縮パドルが、前記エミッタの視野内にないように、前記圧縮パドルに対して前記Ｘ線管ヘッドを回転させることを含む、項目２４－２７のいずれか１項に記載の方法。
（項目３１）
撮像システムのためのアクティブ撮像面積を照明する方法であって、前記撮像システムは、（ａ）ガントリと、（ｂ）圧縮パドルと、支持プラットフォームと、前記支持プラットフォームの下方に配置されるＸ線受容体とを備える圧縮システムであって、前記圧縮システムは、前記ガントリに対して回転可能である、圧縮システムと、（ｃ）前記ガントリおよび前記圧縮システムに対して独立して回転可能であるＸ線管ヘッドとを備え、前記方法は、
前記圧縮システムを第１の回転位置に回転させることと、
前記Ｘ線管ヘッドを第２の回転位置に回転させることであって、前記第２の回転位置にあるとき、前記Ｘ線管ヘッドは、乳房プラットフォームに対して非撮像位置において配置される、ことと、
位置マーカを前記圧縮システム上に配置される光源から前記乳房プラットフォームに向かって放出することであって、前記放出される位置マーカは、前記アクティブ撮像面積の位置を実質的に可視的に線描する、ことと、
Ｘ線源管ヘッドを撮像位置に回転させることと、
撮像手技を実施することと
を含む、方法。
（項目３２）
前記第１の回転位置は、ＭＬＯ撮像位置である、項目３１に記載の方法。
（項目３３）
前記第２の回転位置は、前記乳房プラットフォームに対して非直交角度にある、項目３１に記載の方法。
（項目３４）
前記アクティブ撮像面積は、少なくとも部分的に、前記圧縮パドルのサイズ、形状、および／または位置に基づく、項目３１－３３のいずれか１項に記載の方法。
（項目３５）
撮像システムであって、
Ｘ線管ヘッドと、
支持アームと、
前記支持アームに結合され、前記Ｘ線管ヘッドに対して独立して回転可能である圧縮システムであって、前記圧縮システムは、圧縮パドルと、支持プラットフォームと、Ｘ線受容体とを備える、圧縮システムと、
前記支持アームに結合され、前記圧縮パドルの上方に配置されるプロジェクタであって、前記プロジェクタは、画像を前記支持プラットフォームに向かって投影するように構成される、プロジェクタと
を備える、撮像システム。
（項目３６）
フェイスシールドをさらに備え、前記プロジェクタは、前記フェイスシールドに結合される、項目３５に記載の撮像システム。
（項目３７）
片持ち梁支持体をさらに備え、前記プロジェクタは、前記片持ち梁支持体に結合される、項目３５に記載の撮像システム。
（項目３８）
前記プロジェクタは、前記撮像システムのシステム制御およびワークステーションユニットに通信するように結合される、項目３５－３７のいずれか１項に記載の撮像システム。
（項目３９）
前記プロジェクタによって投影される前記画像は、少なくとも部分的に、前記Ｘ線管ヘッドのＸ線野と整合する、項目３５－３８のいずれか１項に記載の撮像システム。
（項目４０）
前記プロジェクタによって投影される前記画像は、白色枠、十字線パターン、および１つ以上の標的のうちの１つ以上のものを備える、項目３５－３９のいずれか１項に記載の撮像システム。
（項目４１）
撮像手技のために乳房を圧縮する方法であって、前記方法は、
圧縮システムに結合されるプロジェクタによって撮像システムの支持プラットフォームを照明することであって、前記照明は、前記プロジェクタによって前記支持プラットフォームに向かって投影される１つ以上の画像によって提供される、ことと、
前記支持プラットフォーム上に前記乳房を位置付けることと、
圧縮パドルを前記支持プラットフォーム上に位置付けられる前記乳房に向かって前進させることと、
前記乳房の少なくとも一部を前記圧縮パドルと接触させることと
を含む、方法。
（項目４２）
前記プロジェクタによって前記支持プラットフォームに向かって投影される前記１つ以上の画像は、Ｘ線管ヘッドのＸ線野と実質的に整合し、前記方法はさらに、前記乳房が、前記支持プラットフォーム上に位置付けられた後、患者が、前記Ｘ線野内にいないことを検証することを含む、項目４１に記載の方法。
（項目４３）
前記支持プラットフォームを照明することは、白色枠、十字線パターン、および１つ以上の標的のうちの１つ以上のものを投影することを含む、項目４１または４２に記載の方法。

図１Ａは、例示的撮像システムの概略図である。

図１Ｂは、図１Ａの撮像システムの斜視図である。

図２Ａおよび２Ｂは、それぞれ、延在および後退位置における例示的ライトアセンブリの斜視図である。 図２Ａおよび２Ｂは、それぞれ、延在および後退位置における例示的ライトアセンブリの斜視図である。

図３は、別のライトアセンブリの斜視図である。

図４Ａおよび４Ｂは、複数の位置における管ヘッドを有する、撮像システムの正面図である。 図４Ａおよび４Ｂは、複数の位置における管ヘッドを有する、撮像システムの正面図である。

図５は、撮像手技のために乳房を圧縮する方法を図示する、フローチャートを描写する。

図６は、撮像システムのための撮像面積を識別する方法を図示する、フローチャートを描写する。

図７は、撮像システムのためのアクティブ撮像面積を照明する方法を図示する、フローチャートを描写する。

図１Ａは、例示的撮像システム１００の概略図である。図１Ｂは、撮像システム１００の斜視図である。並行して図１Ａおよび１Ｂを参照すると、撮像システム１００は、乳房圧縮不動化装置ユニットまたは圧縮システム１０４を介してＸ線撮像（マンモグラフィおよびトモシンセシスのうちの一方または両方）のために患者の乳房１０２を不動化するように構成される。実施例では、圧縮システム１０４は、静的乳房支持プラットフォーム１０６と、移動可能圧縮パドル１０８とを含む。乳房支持プラットフォーム１０６および圧縮パドル１０８はそれぞれ、それぞれ、圧縮面１１０および１１２を有し、圧縮面１１２は、支持プラットフォーム１０６に向かって移動し、乳房１０２を圧縮および不動化するように構成される。公知のシステムでは、圧縮面１１０、１１２は、乳房１０２に直接接触するように暴露される。支持プラットフォーム１０６はまた、画像受容体１１４、および随意に、傾斜機構１１６を格納する。不動化装置ユニット１０４は、ビーム１１８が、画像受容体１１４に衝突するように、Ｘ線源１２０から発する撮像Ｘ線ビーム１１８の経路内にある。

圧縮システム１０４は、第１の支持アーム１２２上に支持され、Ｘ線源１２０は、管アーム１２４とも称される、第２の支持アーム上に支持される。マンモグラフィに関して、支持アーム１２２および１２４は、撮像システム１００が、各配向においてマンモグラム投影画像を撮影し得るように、頭蓋尾部（ＣＣ）および内外斜位（ＭＬＯ）ビュー等の異なる撮像配向の間で軸１２６を中心としてユニットとして回転することができる。動作時、画像受容体１１４は、画像が、撮影される間、支持プラットフォーム１０６に対して定位置に留まる。不動化装置ユニット１０４は、異なる撮像配向への支持アーム１２２、１２４の移動のために乳房１０２を解放する。トモシンセシスに関して、支持アーム１２２は、定位置に留まり、乳房１０２は、不動化され、定位置に留まる一方、少なくとも管アーム１２４は、軸１２６を中心として不動化装置ユニット１０４および圧縮された乳房１０２に対してＸ線源１２０を回転させる。撮像システム１００は、乳房１０２に対するＸ線ビーム１１８の個別の角度において乳房１０２の複数のトモシンセシス投影画像を撮影する。したがって、圧縮システム１０４および管アーム１２４は、合致された回転が、撮像手技のために要求または所望されない限り、相互に離散的に回転されてもよい。

並行して、および随意に、画像受容体１１４は、乳房支持プラットフォーム１０６に対して傾斜され、第２の支持アーム１２４の回転と協調されてもよい。傾斜は、Ｘ線源１２０の回転と同一の角度を通してであり得るが、また、Ｘ線ビーム１１８が、複数の画像のそれぞれに関して画像受容体１１４上の実質的に同一の位置に留まるように選択される異なる角度を通してであってもよい。傾斜は、軸１２８を中心とするものであり得、これは、必要ではないが、画像受容体１１４の像面内にあり得る。画像受容体１１４に結合される傾斜機構１１６は、画像受容体１１４を傾斜運動において駆動することができる。トモシンセシス撮像および／またはＣＴ撮像に関して、乳房支持プラットフォーム１０６は、水平であり得る、または、例えば、マンモグラフィにおける従来のＭＬＯ撮像に関するものに類似する配向において、水平に対してある角度にあり得る。撮像システム１００は、単独でマンモグラフィシステムである、ＣＴシステムである、または単独でトモシンセシスシステムである、もしくは複数の形態の撮像を実施し得る「コンボ」システムであり得る。そのようなコンボシステムの一実施例は、商標名Ｓｅｌｅｎｉａ Ｄｉｍｅｎｓｉｏｎｓとして本明細書の譲受人によって提供されている。

本システムが、動作されると、画像受容体１１４は、撮像Ｘ線ビーム１１８による照明に応答して、撮像情報を生成し、乳房Ｘ線画像を処理および発生させるためにこれを画像プロセッサ１３０に供給する。ソフトウェアを含むシステム制御およびワークステーションユニット１３２が、本システムの動作を制御し、オペレータと相互作用し、コマンドを受信し、処理された光線画像を含む情報を配信する。

撮像システム１００に関する１つの課題は、患者の乳房１０２が、所望または要求される撮像のために圧縮および不動化され得るように、支持プラットフォーム１０６上に乳房１０２を効率的に位置付ける方法である。例えば、医療専門家、典型的には、Ｘ線技師は、概して、支持プラットフォーム１０６上に乳房１０２を設置する。技師は、乳房１０２を不動化し、これを定位置に保ち、乳房組織の実用可能な限り多くの部分が圧縮面１１０、１１２の間にあるように、組織を撮像面積に向かって引動し、圧縮パドル１０８を乳房支持プラットフォーム１０６に向かって移動させながら、不動化装置ユニット１０４内の乳房１０２の位置を調節するであろう。しかしながら、患者の乳房が、撮像システム１００の撮像面積内に適切に位置付けられていない場合、乳房圧縮手技は、やり直されることを要求され、したがって、患者の不快感および不安を増大させ得る。加えて、不適切に位置付けられた乳房は、Ｘ線画像が再撮影されることを要求し得、これは、次いで、不必要なＸ線量を送達し得る。さらに、いったん患者の乳房が、撮像システム１００上で不動化されると、患者（例えば、髪、腕等）もまた、Ｘ線源１２０の経路（例えば、Ｘ線野）から外に技師によって位置付けられる必要がある。

本明細書に説明される技術は、圧縮および撮像のために患者の乳房を位置付ける際に技師を支援するために、ライトアセンブリを利用する、乳房圧縮および撮像システムに関する。これらの技術のうちのいくつかは、全般照明を圧縮システムに提供し、これは、患者および撮像システムと協働するときに技師を支援する。作業面積を照明することによって、技師は、患者をより効率的に位置付けることができる。これは、撮像手技の全体的効率を向上させることができ、また、全体的患者快適性を向上させる。本明細書に説明される他のライトアセンブリ技術は、不動化および撮像手技が、より効率的に実施されるように、乳房の適切な設置および／または圧縮を可能にする、可視位置マーカを提供する。これもまた、圧縮および撮像プロセスと関連付けられる患者の不快感を低減させることに役立つことができる。これらの技術は、概して、乳房設置および／または圧縮の正確度を改良し、技師が適切な不動化および後続撮像をより効率的に確実にすることを可能にする。

本明細書に説明されるように、技師は、主に、圧縮システム１０４に結合される、１つ以上の光源、好ましくは、可視光源を利用する。これらの光源は、乳房支持プラットフォーム１０６を照明し、圧縮システム１０４の周囲で作業するときに技師を支援するように構成される。加えて、または代替として、光源は、乳房支持プラットフォーム１０６上に１つ以上の位置マーカを提供し、撮像プロセスのために適切な位置において患者の乳房を位置付ける、および／または圧縮する際に技師をより具体的に支援することができる。例えば、位置マーカは、これが、支持プラットフォーム１０６の下方にあるため、技師に可視ではない画像受容体１１４の位置に対応してもよい。他の実施例では、位置マーカは、技師のためにより焦点を合わせた位置支援を提供するために、画像受容体１１４のサブセットであるアクティブ撮像面積に対応してもよい。光源の実施例は、限定ではないが、発光ダイオード、レーザ光、白熱ランプ、さらには画像プロジェクタシステム等の光学デバイスを含むことができる。

本明細書に説明される機能を実施する光源のうちのいずれか１つを含む撮像システム１００が、検討されるが、あるシステムは、説明される光源の全て、または異なるように位置付けられるが、本明細書に説明される種々の機能を実施する付加的光源を含んでもよい。ある実施例では、本明細書に説明される光源は、単一の説明される機能または複数の機能を実施してもよい。

図１Ａに再び目を向けると、撮像システム１００は、典型的には、患者快適性を向上させ、患者の心配を低減させるために、薄暗く照らされる病室内に配置される。したがって、ライトアセンブリ１３４が、光源が、システム１００内に提供され、技師が圧縮システム１０４内に患者を位置付けることを支援し得るように、支持アーム１２２に結合されてもよい。ライトアセンブリ１３４は、概して、圧縮パドル１０８、乳房１０２、および支持プラットフォーム１０６に向かって下向き方向に向く。ライトアセンブリ１３４と併せて実施される機能は、本明細書に説明され、乳房１０２の位置付けおよび圧縮において技師を補助するために、圧縮システム１０４上に光源を提供することを含んでもよい。いくつかの実施例では、ライトアセンブリ１３４は、撮像手技の間にＸ線ビーム１１８に干渉しないように構成される。他の実施例では、ライトアセンブリ１３４の少なくとも一部は、圧縮システム１０４への完全アクセスが、技師に提供される、および／または撮像手技の間のＸ線ビーム１１８との干渉が、低減されるように、支持アーム１２２に対して延在および／または後退されてもよい。別の実施例では、ライトアセンブリ１３４は、少なくとも部分的に、支持アーム１２２内に保管可能であってもよい。加えて、または代替として、ライトアセンブリ１３４は、画像面積、アクティブ画像面積、および／または具体的乳房設置場所を識別し、乳房の位置付けおよび圧縮において技師をさらに支援するように、支持プラットフォーム１０６上に１つ以上の位置マーカを放出するように構成されてもよい。適切な乳房位置および圧縮を向上させることによって、撮像手技の間の患者快適性は、向上され、不安は、低減される。付加的照明システムもまた、本明細書に描写および説明される。

図２Ａおよび２Ｂは、それぞれ、延在および後退位置における例示的ライトアセンブリ２００を組み込む、撮像システム２０２の斜視図である。並行して図２Ａおよび２Ｂを参照すると、上記に説明されるように、撮像システム２０２は、支持プラットフォーム２０８と、圧縮パドル支持体２１０（圧縮パドルは明確化のために示されない）とを有する、圧縮システム２０６を回転可能に支持する、ガントリ２０４を含む。加えて、ガントリ２０４は、Ｘ線管ヘッド２１２を回転可能に支持する。本実施例では、ライトアセンブリ２００は、ライトアセンブリ２００が、ガントリ２０４および／またはＸ線管ヘッド２１２に対してそれとともに回転し得るように、圧縮システム２０６に結合され、圧縮パドル支持体２１０の上方に位置付けられる。ライトアセンブリ２００は、光ビームを支持プラットフォーム２０８の上面２１６に向かって指向するように配向される、１つ以上の光源２１４を含む。上面２１６を照明することによって、技師は、撮像システム２０２の構成要素が、支持プラットフォーム２０８および／または圧縮パドル支持体２１０にわたって影を発生させるときであっても、圧縮システム２０６内に患者の乳房をより容易に位置付け得る。

実施例では、光源２１４は、支持プラットフォーム２０８を囲繞する面積の照明のために全般白色光を放出してもよい。例えば、光源２１４は、発光ダイオード（ＬＥＤ）ランプ、白熱ランプ、または同等物であり得る。他の実施例では、光源２１４は、要求または所望に応じて、着色光（例えば、赤色または青色）を放出してもよい。別の実施例では、光源２１４は、可視光を提供し得るレーザであってもよい。いくつかの実施例では、光源２１４は、これらの光形態を技師に可視にするように構成される付加的撮像デバイスと併用され得る、紫外線光および／または赤外線光を放出してもよい。またさらなる実施例では、光源２１４は、色を変化させる光を放出してもよい。例えば、光源２１４は、乳房が、支持プラットフォーム２０８上に適切に位置付けられていることを技師に示すように、少なくとも部分的に、患者の乳房の位置に基づいて、光色を変化させてもよい。加えて、または代替として、光源２１４は、照明されている支持プラットフォーム２０８の面積に基づいて、異なる光色を放出してもよい。

なおもさらなる実施例では、光源２１４は、画像を支持プラットフォーム２０８に向かって投影するように構成される、画像プロジェクタを含んでもよい。画像プロジェクタは、以下の構成要素のうちの１つ以上のもの、すなわち、光（例えば、ＬＥＤ、レーザ等）、光学エンジン（例えば、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）、デジタル光処理（ＤＬＰ）等）、画像入力、電力入力、冷却システム、プロセッサ、および集束光学系を含むことができる。画像プロジェクタは、要求または所望に応じて、静止またはビデオ画像を投影することができる。

ライトアセンブリ２００は、圧縮システム２０６の支持アーム２２０に結合される、片持ち梁支持体２１８を含む。片持ち梁支持体２１８は、ライトアセンブリ２００が、要求または所望に応じて、除去され得るように、支持アーム２２０に可撤式に結合されることができる。加えて、または代替として、片持ち梁支持体２１８は、ライトアセンブリ２００が、要求または所望に応じて、支持アーム２２０に沿って線形Ｌに移動し、支持プラットフォーム２０８に対して高さにおいて調節可能であり得るように、支持アーム２２０に摺動的に結合されることができる。片持ち梁支持体２１８は、圧縮パドル支持体２１０の動作が、抑制されないように、支持アーム２２０の患者に面する端部から延在する。さらに、アクセスが、患者および／または技師のために、撮像システム２０２の左側または右側のいずれかから圧縮システム２０６に維持される。片持ち梁支持体２１８は、システム制御およびワークステーションユニット１３２（図１Ａに示される）が、要求または所望に応じて、光源２１４を制御し得るように、撮像システム２０２に通信（例えば、電力および／またはデータ）するように結合されることができる。ライトアセンブリ２００は、有線または無線通信であり得る。

片持ち梁支持体２１８の遊離端に取り付けられて、ライトアセンブリ２００は、フェイスシールド２２２を含んでもよい。フェイスシールド２２２は、これが、延在位置（図２Ａに示される）と後退位置（図２Ｂに示される）との間で横方向Ｔに移動し得るように、片持ち梁支持体２１８に摺動的に結合される。延在位置では、フェイスシールド２２２は、患者が撮像の間にＸ線管ヘッド２１２から放出されるＸ線ビームの中に移動しないように防止するために使用されることができる。フェイスシールド２２２は、フェイスシールド２２２が、これが、延在位置にあるとき、Ｘ線画像の視野内にないように、略Ｕ形である。他の実施例では、フェイスシールド２２２は、撮像手技の間、患者のために放射線保護を提供するように、鉛を用いて裏打ちされてもよい。加えて、フェイスシールド２２２は、これが、支持アーム２２０に結合されるため、トモシンセシス撮像の間に定常のままである。フェイスシールド２２２はまた、技師が、患者の乳房を位置付け、圧縮しながら、より容易に作業し得るように、支持プラットフォーム２０８にわたって位置付けられた状態から離れてフェイスシールド２２２を移動させるように、後退位置に向かって後退可能であり得る。

実施例では、光源２１４は、フェイスシールド２２２の使用の間、光源２１４との患者接触が、防止されるように、フェイスシールド２２２の内面に結合される。加えて、光源２１４は、実質的にフェイスシールド２２２上に心合され、片持ち梁支持体２１８と整合される。本位置は、略均一な光分布が、ライトアセンブリ２００によって支持プラットフォーム２０８上に提供されることを可能にする。別の実施例では、光源２１４は、片持ち梁支持体２１８の遊離端上に配置されてもよい。いくつかの実施例では、１つを上回る光源２１４が、フェイスシールド２２２の内側外周に沿って離間されてもよい。１つを上回る光源２１４を使用することによって、ライトアセンブリ２００は、支持プラットフォーム２０８上の光分布が、要求または所望に応じて、調節可能であり得るように、各光源２１４を独立して動作させることができる。例えば、各光源２１４からの光は、支持プラットフォーム２０８の左側部分、右側部分、前部部分、後部部分、および中心部分のうちの１つ以上のものに向かって指向されてもよい。

フェイスシールド２２２は、２つの位置（例えば、延在および後退）の間で移動可能であるため、光源２１４もまた、２つの位置の間で移動する。したがって、光源２１４のうちの１つ以上のものは、光源２１４が、関節運動され得るように、アーティキュレータ上に搭載されてもよい。例えば、光源２１４を関節運動させるステップは、１つ以上の軸を中心として光源２１４を枢動させるステップを含んでもよい。別の実施例では、光源２１４を関節運動させるステップは、２つ以上の位置の間で光源２１４を（例えば、線形および／または曲線運動範囲内で）移動させるステップを含んでもよい。これは、光源２１４が、延在および後退位置の両方において、ならびにこれらの両極端の間の任意の位置において、支持プラットフォーム２０８上の同一の場所に指向されることを可能にする。加えて、または代替として、光源２１４のうちの１つ以上のものは、支持プラットフォーム２０８上の具体的場所に指向されるように、コリメートされてもよい。これは、支持プラットフォーム２０８から離れるような望ましくない光分布が低減および／または排除されることを可能にする。例えば、光源２１４のコリメーションは、要求または所望される分布パターンにおいて光ビームを反射および／または屈折させる、１つ以上の光学レンズを含んでもよい。光源２１４のコリメーションはまた、ライトアセンブリ２００内の１つ以上の角度付きミラーによって誘発されてもよい。別の実施例では、コリメート光は、患者乳房設置において技師を支援するように、支持面２０８の上面２１６にわたって照明されるグリッドパターンを含んでもよい。

さらに、光源２１４をコリメートすることによって、１つ以上の位置マーカが、形成され、支持プラットフォーム２０８上に指向されることができる。位置マーカは、圧縮のために支持プラットフォーム２０８上に患者の乳房をより具体的に位置付ける際に技師を支援するように構成される。一実施例では、光源２１４は、支持プラットフォーム２０８に対するＸ線受容体の位置に対応する位置マーカを放出することができる。これは、技師が、患者の乳房が、Ｘ線受容体にわたって位置付けられることを確実にするための視覚的支援を有することを可能にする。別の実施例では、放出される位置マーカは、乳頭線、皮膚線、および腋窩組織線のうちの１つ以上のもののための標的乳房設置場所に対応する標的マーカを含むことができる。例えば、標的マーカは、技師が支持プラットフォーム２０８上でそれに沿って患者の乳頭を整合させるために使用し得る、線形乳頭線であってもよい。標的マーカはまた、支持プラットフォーム２０８上の一般的乳房設置面積を定義する、１つ以上の線、平行線、および／または形状（例えば、正方形、円、三角形等）であり得る。標的マーカは、支持プラットフォーム２０８上の乳房設置面積を定義するための乳房形状の外周または部分的外周の輪郭であってもよい。なおも別の実施例では、放出される位置マーカは、アクティブ撮像面積に対応してもよく、これは、少なくとも部分的に、圧縮システム２０６の圧縮パドルのサイズ、形状、および／または位置に基づき得る。それにもかかわらず、技師に支援を提供し、患者の乳房の再圧縮の必要性を低減させながら、患者の乳房がより正確かつ迅速に位置付けられることを可能にする、任意の光源２１４が、ライトアセンブリ２００において使用されてもよい。

ある側面では、光源２１４は、支持プラットフォーム２０８に向かって光ビームを放出し、略直線２２４（図２Ｂに示される）を形成する、レーザ光を含むことができる。一実施例では、線２２４は、プラットフォーム２０８内に配置されるＸ線受容体の前縁に対応し、したがって、支持プラットフォーム２０８の上面２１６の前部に向かって位置付けられる。受容体の前縁を識別することによって、技師は、圧縮のために支持プラットフォーム２０８上に患者の乳房をより容易に位置付けることができる。加えて、線２２４は、技師が、Ｘ線画像面積内にある乳房の部分を可視化し得るように、患者が、プラットフォーム２０８上に位置付けられるとき、患者の胸壁上に投影されることができる。本実施例では、光源２１４は、位置マーカ、すなわち、線２２４を放出し、位置マーカはまた、弱光面積において技師を補助するために、支持プラットフォーム２０８の全般照明を提供することができる。いくつかの実施例では、レーザ光は、着色されることができる（例えば、赤色、緑色等）。他の実施例では、レーザ光は、要求または所望に応じて、白色光であり得る。

実施例では、光源２１４は、これが、上方位置から支持プラットフォーム２０８を照明するように、支持アーム２２０上の圧縮パドルの上方に配置される。本位置では、光源２１４は、光が、少なくとも部分的に、Ｘ線管ヘッド２１２のＸ線野と整合する配向において指向されることを可能にする。したがって、Ｘ線野内、かつ管ヘッド２１２と支持プラットフォーム２０８との間の患者設置は、管ヘッド２１２が、撮像位置から外れて回転されるときであっても、容易に決定されることができる。光源２１４が、プロジェクタを含む実施例では、プロジェクタは、ライトアセンブリ２００が本明細書に説明されるように機能することを可能にする任意の画像（静止または運動）を投影することができる。例えば、投影画像は、プラットフォーム２０８内のＸ線受容体場所に対応する黒色背景上の白色枠であってもよい。枠の位置およびサイズは、画像空間内で完全に柔軟であり得、いかなる機械的シャッタまたは他の可動部分の必要性も、存在しない。プロジェクタは、任意の所望の形状、任意のサイズ形状、任意の色を投影することができ、容易に位置付け可能である（例えば、撮像面積の左側または右側）。これは、光源２１４が、技師のために任意のタイプの視覚的支援を提供することを可能にする。さらに、プロジェクタは、要求または所望に応じて、異なるパターン（例えば、針場所のための十字線パターン）または標的（例えば、生検手技のための矢印）を投影することができる。加えて、または代替として、光源２１４は、その強度（例えば、輝度）を調節可能にすることができる。

図３は、異なるライトアセンブリ３００を含む、撮像システム３０２の斜視図である。上記に説明されるように、撮像システム３０２は、支持プラットフォーム３０８と、圧縮パドル３１０とを有する、圧縮システム３０６を回転可能に支持する、ガントリ３０４を含む。加えて、ガントリ３０４はまた、Ｘ線管ヘッド（明確化のために示されないが、回転可能支持アーム３１１の上に位置する）を回転可能に支持する。図３に図示されるように、圧縮システム３０６は、ＭＬＯ撮像手技角度に回転されることができる。ライトアセンブリ３００は、ライトアセンブリ３００が、ガントリ３０４に関連してそれとともに回転し得るように、圧縮システム３０６の支持アーム３１２に結合され、圧縮パドル３１０の上方に位置付けられる。ライトアセンブリ３００は、上記に説明されるように、支持プラットフォーム３０８の上面３１４に向かって光ビームを指向するように配向される、１つ以上の光源（示されないが、ライト構造３１８上に配置される）を含む。光源は、要求または所望に応じて、ＬＥＤ、レーザ光、プロジェクタシステム、または任意の他の光デバイスであり得る。しかしながら、本実施例では、ライトアセンブリ３００は、それぞれ、片持ち梁支持体３２０に独立して結合される、フェイスシールド３１６と、別個のライト構造３１８とを含む。

片持ち梁支持体３２０は、ライトアセンブリ３００が、支持プラットフォーム３０８から測定されるような高さにおいて調節可能であるように、支持アーム３１２に沿って線形Ｌに移動することができる。加えて、フェイスシールド３１６は、上記に説明されるような延在位置と後退位置との間で片持ち梁支持体３２０に沿って横方向Ｔに移動することができる。しかしながら、本実施例におけるライト構造３１８は、ライト構造３１８が、フェイスシールド３１６の移動の間に固定されたままであるように、フェイスシールド３１６の上方に配置され、片持ち梁支持体３２０の遊離端に固定される。ライトアセンブリ３００の本構成は、ライト構造３１８上に配置される１つ以上の光源が、フェイスシールド３１６の位置にかかわらず、支持プラットフォーム３０８の上方の位置を維持することを可能にする。したがって、支持プラットフォーム３０８の上面３１４は、一貫して照明され、したがって、技師は、圧縮システム３０６の周囲でより容易に作業し得る。

実施例では、ライト構造３１８は、その中に画定される開口部３２２を伴う略リング形であってもよい。リングは、片持ち梁支持体３２０に結合される長い直線縁を伴う略Ｄ形（図３に示されるような）であってもよい。他の実施例では、リングは、要求または所望に応じて、任意の他の形状、例えば、長円形、円形等を有してもよい。開口部３２２は、Ｘ線ビームが、Ｘ線管ヘッドから放出されると、Ｘ線ビームが、開口部３２２を通して進行し、したがって、ライト構造３１８が、形成されるＸ線画像の視野内にないように定寸および成形される。リングはまた、支持アーム３１２に沿ったその位置Ｌに関係なく、ライト構造３１８が、Ｘ線画像の視野内にないように、サイズが大きい。これは、Ｘ線画像において望ましくないアーチファクトを形成することなく、ライト構造３１８が、要求または所望に応じて、任意の撮像モードの間に支持プラットフォーム３０８の上方のその位置を維持することを可能にする。

ライト構造３１８は、少なくとも部分的に、フェイスシールド３１６の上端の外周形状に対応してもよい。すなわち、図３に示されるように、フェイスシールド３１６が、その延在位置にあるとき、ライト構造３１８は、ライト構造３１８が、フェイスシールド３１６と一体的であるかのように、フェイスシールド３１６と整合する。これは、リングおよび開口部３２２が、前述のフェイスシールド３１６のように、撮像手技の間、Ｘ線ビームに干渉しないように構成されることを可能にする。加えて、ライト構造３１８およびフェイスシールド３１６を整合させることによって、ライト構造３１８との患者接触は、低減または排除される。

ライト構造３１８上の１つ以上の光源は、それらが、支持プラットフォーム３０８の上面３１４に面するように、リングの底面上に配置されてもよい。他の実施例では、１つ以上の光源は、リングの内面上に配置され、上面３１４に向かって角度付けられてもよい。上記に説明されるように、光源は、要求または所望に応じて、白色光、着色光、または任意の他の光を放出する、ＬＥＤランプ、白熱ランプ、レーザ、プロジェクタ、もしくは同等物であり得る。光源はまた、光を支持プラットフォーム３０８上の所定の面積に指向するために、関節運動および／またはコリメートされることができる。実施例では、リングの上面は、光源から熱を除去するように、熱シンクとして構成されてもよい。光源は、技師のための全般作業光を提供し、患者の乳房を位置付ける、および／または圧縮することを支援することができる。加えて、または代替として、光源は、技師のための位置マーカ（例えば、線、ハッシュ、点、輪郭、グリッド等）を提供し、圧縮のための患者の乳房のより具体的な整合を支援することができる。ライトアセンブリ３００によって発生される本付加的照明は、技師が、より迅速かつ効率的に作業することが可能であるため、撮像手技の間の患者快適性を向上させる。

いくつかの実施例では、ライト構造は、撮像面積に対応する画像受容体面積に対応する支持プラットフォーム３０８に向かって光を指向するように構成されてもよい。他の実施例では、ライト構造３１８は、アクティブ撮像面積に対応する支持プラットフォーム３０８に向かって光を指向するように構成されてもよい。例えば、アクティブ撮像面積は、少なくとも部分的に、圧縮システム３０６上の圧縮３１０のサイズ、形状、および／または位置に基づいてもよく、概して、より大きい撮像面積のサブセット面積である。したがって、光源は、アクティブ撮像面積の少なくとも２つの部分、好ましくは、２つの側を照明してもよい。ライト構造３１８は、Ｘ線管ヘッドが、例えば、下記にさらに説明されるようなＭＬＯ位置付けの間、患者位置付けを促進するために移動されるときであっても、本照明を可能にする。

図４Ａおよび４Ｂは、複数の位置における管ヘッド４０２を有する、撮像システム４００の正面図である。図４Ａ－４Ｂは、概して、並行して説明される。管ヘッド４０２は、支持アーム４０６を介してガントリ４０４に回転可能に結合される。撮像システム４００はまた、ガントリ４０４に回転可能に結合される、圧縮システム４０８を含む。圧縮システム４０８は、乳房支持プラットフォーム４１０と、支持プラットフォーム４１０に対して（例えば、それに向かって、またはそれから離れるように）移動され得る、圧縮パドル４１２とを含む。圧縮システム４０８および管ヘッド４０２は両方とも、相互に独立して回転するように構成される。図４Ａおよび４Ｂは、ＭＬＯマンモグラムのために典型的に使用される角度付き位置における圧縮システム４０８を描写するが、撮像システム４００はまた、要求または所望に応じて、トモシンセシス走査と併せて使用されてもよい。

特に、ＭＬＯ撮像手技の前に、患者の乳房を位置付けることと関連付けられる課題のうちの１つは、管ヘッド４０２が、乳房を位置付ける際に技師への妨害物として作用することである。例えば、図４Ｂを参照して、いくつかの公知の従来技術の撮像システムでは、位置付け光が、支持プラットフォーム４１０上の撮像面積をマーキングするように、管ヘッド４０２から放出されることができる。しかしながら、技師は、概して、圧縮のために乳房を位置付けるために、ガントリ４０４の片側Ｓに立つため、管ヘッド４０２の位置は、多くの場合、支持プラットフォーム４１０と圧縮パドル４１２との間に乳房を位置付けるように、技師が管ヘッド４０２の下方にかがむ、またはしゃがむことを要求する。これは、管ヘッド４０２が、圧縮システム４０８から離れるように回転されると、位置付け光が、もはや撮像面積と整合しなくなるため、撮像面積に関連する乳房の位置付けを困難にする。

ここで図４Ａを参照すると、撮像システム４００は、管ヘッド４０２上またはその中に配置される管ヘッドエミッタ４１４を含む。いくつかの実施例では、エミッタ４１４は、Ｘ線ビーム源と整合されてもよい一方、他の実施例では、エミッタ４１４は、Ｘ線ビーム源からオフセットされてもよい。管ヘッドエミッタ４１４は、管ヘッドエミッタ４１４の方向を関節運動させるように構成される、機構４１６に結合される。したがって、本明細書に説明される技術は、管ヘッド４０２が、支持プラットフォーム４１０と直接整合されないときであっても、撮像面積（図４ＡにＩとしてマーキングされる）が適切にマーキングされることを可能にする。撮像面積Ｉの位置を決定するために、支持プラットフォーム４１０の下方に配置されるＸ線受容体と関連付けられる位置エンコーダが、その場所を管ヘッドエミッタ４１４の遠隔またはローカルコントローラに通信することができる。

実施例では、管ヘッドエミッタ４１４は、画像面積Ｉをマーキングするために支持プラットフォーム４１０の支持面４２０に衝突すると、可視であるように見える可視または不可視光４１８を放出する。したがって、管ヘッドエミッタ４１４は、技師による圧縮システム４０８へのアクセスを依然として可能にしながら、技師が患者の乳房をより効率的に位置付け、圧縮するために、撮像面積Ｉをより明確に可視的に識別する。光４１８は、撮像手技の間に撮像面積Ｉの位置を線描するように、支持プラットフォーム４１０上に位置マーカを形成してもよい。位置マーカは、支持プラットフォーム４１０に対するＸ線受容体の位置に対応してもよい。別の実施例では、位置マーカは、患者の乳房の少なくとも一部をそれと整合させるために使用される、標的マーカ（例えば、線、ハッシュ、点、輪郭、グリッド等）を含んでもよい。例えば、標的マーカは、乳頭線、皮膚線、または腋窩組織線に対応し、患者の乳房を位置付けることを支援してもよい。いくつかの実施例では、エミッタ４１４は、位置マーカを形成するために、支持面４２０に向かってレーザまたは投影画を放出してもよい。他の実施例では、コリメート光が、位置マーカを形成するために、レーザの代わりに放出されてもよい。なおも別の実施例では、放出される位置マーカは、少なくとも部分的に、圧縮パドル４１２のサイズ、形状、および／または位置に基づき得る、アクティブ撮像面積に対応してもよい。

別の実施例では、上記に説明されるような視覚的位置マーカを放出するように構成されるエミッタ４２２が、圧縮システム４０８に結合されてもよい。本エミッタ４２２は、図２Ａ－３を参照して上記に説明されるライトアセンブリ２００、３００を含んでもよい、または撮像システム４００上の異なる場所にちょうど配置されるエミッタ４１４であってもよい。いずれの実施例でも、エミッタ４２２は、技師が患者の乳房をより効率的に位置付け、圧縮するために、撮像面積Ｉをより明確に識別し得る。圧縮システム４０８上にエミッタ４２２を配置することによって、次いで、位置マーカの配向は、エミッタ４２２が、圧縮システム４０８とともに回転し、支持プラットフォーム４１０と整合されるため、より容易に決定される。別の実施例では、エミッタ４２２は、それに圧縮パドル４１２が固定される、圧縮アームに結合されてもよい。エミッタ４２２は、Ｘ線受容体によって画定される面積等の一般的撮像面積を照明する、圧縮パドル４１２によって画定される面積等のより具体的なアクティブ撮像面積を照明する、または要求もしくは所望に応じて、より厳密な乳房設置のための標的マーカを照明してもよい。

図５は、撮像手技のために乳房を圧縮する方法５００を図示する、フローチャートを描写する。実施例では、方法５００は、ライトアセンブリ上に配置される１つ以上の光源によって撮像システムの支持プラットフォームを照明する、動作５０２から開始される。ライトアセンブリは、撮像システムの圧縮システムに結合されてもよい。支持プラットフォームを照明することによって、技師は、より効率的に患者と協働し、患者の乳房を操作することができる。本明細書に説明されるように、支持プラットフォームはまた、支持プラットフォームに向かって１つ以上の画像を投影するレーザ光またはプロジェクタによって照明されることができる。動作５０２において、患者の乳房は、支持プラットフォーム上に位置付けられる。患者の乳房の位置に基づいて、圧縮パドルが、支持プラットフォームに向かって前進される（動作５０６）。患者の乳房は、次いで、撮像手技のために乳房を不動化するように、圧縮パドルと接触させられてもよい（動作５０８）。いくつかの実施例では、方法５００はさらに、動作５１０において、後退位置に向かってライトアセンブリのフェイスシールドを移動させるステップを含んでもよい。フェイスシールドは、１つ以上の光源に対して移動可能である。

一般に、方法５００は、光源を使用し、支持プラットフォームを照明し、技師の作業の効率を支援し、患者体験を改善するステップを検討する。いくつかの実施例では、照明は、技師の作業面積（例えば、支持プラットフォームおよび圧縮パドル）を照明する、全般作業光であってもよい。他の実施例では、照明は、支持プラットフォームの具体的面積（例えば、撮像面積またはアクティブ撮像面積）が、識別され、支持プラットフォーム上に患者の乳房を位置付け、後続撮像手技のための乳房の圧縮を実施する際に技師を効率的に支援するように、より標的化されてもよい。例えば、動作５１２において、支持プラットフォームを照明するステップ（動作５０２）はさらに、放出される位置マーカが、支持プラットフォーム上の撮像面積の位置を実質的に可視的に識別するように、１つ以上の光源から位置マーカを放出するステップを含んでもよい。ある側面では、放出される位置マーカは、Ｘ線受容体の前縁に対応する略直線を含むことができる。別の実施例では、支持プラットフォームを照明するステップは、技師が、患者が、Ｘ線野内にいないことを検証し得るように、照明をＸ線管ヘッドのＸ線野と整合させるステップを含んでもよい。例えば、患者の髪が、Ｘ線野内にないことを検証する。

撮像システム上の撮像面積を決定するために、撮像システム上の種々のセンサから取得されたデータが、適切な位置マーカを識別するために、事前の圧縮、類似する乳房、または類似する手技からの既知のデータと比較されることができる。したがって、方法５００は、患者快適性が、向上されるように、乳房不動化手技の間に技師のために効率を向上させることを支援する。一実施例では、放出される位置マーカは、患者の乳房が、Ｘ線受容体にわたって適切に位置付けられ得るように、支持プラットフォームに対するＸ線受容体の位置に対応してもよい。別の実施例では、放出される位置マーカは、患者の乳房に関する標的乳房設置場所を識別する標的マーカを含んでもよい。標的マーカは、支持プラットフォーム上の要求または所望される乳房設置位置と関連付けられることができる。これは、例えば、乳頭配置、皮膚輪郭、腋窩組織線、瘢痕配置、ほくろ配置、および同等物を含むことができる。したがって、患者の乳房を位置付けるステップ（動作５０４）は、乳房の少なくとも一部を位置マーカと整合させるステップを含んでもよい（動作５１４）。なおも別の実施例では、放出される位置マーカは、少なくとも部分的に、圧縮システムの圧縮パドルのサイズ、形状、および／または位置に基づき得る、アクティブ撮像面積に対応してもよい。

加えて、または代替として、位置マーカは、支持プラットフォーム上の乳房設置において技師を支援するための初期乳房位置面積を示し得るだけではなく、また、要求または所望される圧縮された乳房位置を示すために使用されてもよい。例えば、位置マーカは、支持プラットフォーム上の圧縮されていない患者の乳房の位置を示す第１のマーカと、支持プラットフォーム上の圧縮された患者の乳房の位置を示す対応する第２のマーカとを含んでもよい。いったん第２のマーカが、乳房の少なくとも一部に到達する（例えば、それと整合する）と、本インジケータは、乳房圧縮を停止するように技師を促してもよい。これはまた、これが、乳房を位置付けるだけではなく、乳房を快適に、かつ臨床的に妥当な圧縮レベルまで圧縮する技師の能力を高めるため、患者快適性を向上させるであろう。光源によって提供される精密な画像面積詳細は、概して、位置付けおよび圧縮の両方においてより高い正確度を可能にし、技師が、多くの場合不安を誘発する医療手技の間に患者に安心感および快適性を提供することを可能にする。その後、撮像が、圧縮された乳房に実施されてもよい。

図６は、撮像システムのための撮像面積を識別する方法６００を図示する、フローチャートを描写する。一般に、方法６００は、撮像システムにおいて乳房を適切に位置付けるために有用であり得る、撮像受容体上の撮像のための面積を識別するステップを検討する。本方法６００は、撮像システムの管ヘッドが、典型的な撮像位置の外側に配置され、したがって、乳房の適切な位置付けが、技師にとってより困難であるとき、特に有用であり得る。撮像システムは、ガントリと、圧縮システムであって、圧縮パドルと、支持プラットフォームと、支持プラットフォームの下方に配置される、Ｘ線受容体とを含む、圧縮システムとを含む、本明細書に説明されるもの等の乳房撮像システムであってもよい。撮像システムはまた、ガントリと、ガントリに対して同様に回転可能である圧縮システムとに対して独立して回転可能である、Ｘ線源管ヘッドを含む。方法６００は、圧縮システムを圧縮位置に回転させることによって開始される（動作６０２）。これは、例えば、図４Ａに描写される位置であってもよい。動作６０４において、Ｘ線管ヘッドは、再び図４Ａに描写されるように、アクセス位置に回転される。アクセス位置にあるとき、Ｘ線管ヘッドは、乳房プラットフォームに対して非直交角度において配置される。位置マーカが、Ｘ線管ヘッド上に配置されるエミッタから乳房プラットフォームに向かって放出される（動作６０６）。放出される位置マーカは、撮像手技の間のＸ線受容体の位置を実質的に可視的に線描する。これは、Ｘ線管ヘッドの下にかがむ、またはしゃがむ必要性を伴わずに、技師による乳房の適切な位置付けを可能にする。いったん乳房が、適切に位置付けられると、Ｘ線源管ヘッドは、撮像位置に回転される（動作６０８）。管ヘッドの撮像位置は、図４Ｂに描写される。その後、撮像手技が、実施されてもよい（動作６１０）。

上記に説明されるように、一実施例では、放出される位置マーカは、患者の乳房が、Ｘ線受容体にわたって適切に位置付けられ得るように、支持プラットフォームに対するＸ線受容体の位置に対応してもよい。別の実施例では、放出される位置マーカは、患者の乳房に関する標的乳房設置場所を識別する標的マーカを含んでもよい。標的マーカは、支持プラットフォーム上の要求または所望される乳房設置位置と関連付けられることができる。これは、例えば、乳頭配置、皮膚輪郭、腋窩組織線、瘢痕配置、ほくろ配置、および同等物を含むことができる。これらのマーカは、患者の乳房の位置付けにおけるより高い正確度を可能にし、技師が圧縮手技の間により効率的であることを可能にする。

方法６００はまた、さらに、圧縮システムとＸ線管ヘッドとの間の回転オフセットが、考慮されるように、位置マーカを放出するステップに先立って、Ｘ線管ヘッドに対してエミッタを関節運動させるステップを含んでもよい（動作６１２）。別の実施例では、方法６００は、支持プラットフォームから離れるような光分散を低減させるように、放出される位置マーカをコリメートさせるステップを含んでもよい（動作６１４）。さらに、Ｘ線管ヘッドをアクセス位置に回転させるとき、方法６００は、圧縮パドルが、エミッタの視野内にないように、圧縮パドルに対してＸ線管ヘッドを回転させるステップを含んでもよい（動作６１６）。これは、光放出が、圧縮パドルによって遮断されることなく支持プラットフォームに到達することが可能であることを確実にする。

図７は、撮像システムのためのアクティブ撮像面積を照明する方法７００を図示する、フローチャートを描写する。一般に、方法７００は、撮像システムにおいて乳房を適切に位置付けるために有用であり得る、例えば、少なくとも部分的に、圧縮パドルのサイズ、形状、および／または位置に基づいて、アクティブ面積を照明するステップを検討する。本方法７００は、撮像システムの管ヘッドが、典型的な撮像位置の外側に配置され、したがって、乳房の適切な位置付けが、技師にとってより困難であるとき、特に有用であり得る。撮像システムは、ガントリと、圧縮システムであって、圧縮パドルと、支持プラットフォームと、支持プラットフォームの下方に配置される、Ｘ線受容体とを含む、圧縮システムとを含む、本明細書に説明されるもの等の乳房撮像システムであってもよい。撮像システムはまた、ガントリと、ガントリに対して同様に回転可能である圧縮システムとに対して独立して回転可能である、Ｘ線源管ヘッドを含む。方法７００は、圧縮システムを第１の回転位置に回転させることによって開始される（動作７０２）。これは、例えば、図４Ａに描写される位置であってもよく、ＭＬＯ撮像手技に対応する。動作７０４において、Ｘ線管ヘッドは、再び図４Ａに描写されるように、第２の回転位置に回転される。第２の回転位置にあるとき、Ｘ線管ヘッドは、乳房プラットフォームに対して非直交角度でもある非撮像位置において配置される。位置マーカが、圧縮システム上に配置される光源から乳房プラットフォームに向かって放出される（動作７０６）。放出される位置マーカは、アクティブ画像面積の位置を実質的に可視的に線描する。これは、Ｘ線管ヘッドの下にかがむ、またはしゃがむ必要性を伴わずに、技師による乳房の適切な位置付けを可能にする。いったん乳房が、適切に位置付けられると、Ｘ線源管ヘッドは、撮像位置に回転される（動作７０８）。管ヘッドの撮像位置は、図４Ｂに描写される。その後、撮像手技が、実施されてもよい（動作７１０）。

本開示は、可能性として考えられる実施例のうちのいくつかのみが示された、付随の図面を参照して本技術のいくつかの実施例を説明する。しかしながら、他の側面も、多くの異なる形態において具現化されることができ、本明細書に記載される実施例に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施例は、本開示が、徹底的かつ完全であり、可能性として考えられる実施例の範囲を当業者に完全に伝えるように提供された。本明細書に説明される異なる実施例の任意の数の特徴が、１つの単一の実施例に組み合わせられてもよく、本明細書に説明される特徴の全てよりも少ないまたは多いものを有する代替実施例が、可能性として考えられる。本明細書に採用される専門用語は、特定の実施例を説明する目的のためにのみ使用され、限定的であることを意図していないことを理解されたい。本明細書に使用されるように、単数形「ａ」、「ａｎ」、および「ｔｈｅ」は、文脈が明確に別様に示さない限り、複数指示物を含むことに留意されたい。

具体的実施例が、本明細書に説明されたが、本技術の範囲は、それらの具体的実施例に限定されない。当業者は、本技術の範囲内である他の実施例または改良を認識するであろう。したがって、具体的構造、行為、または媒体は、例証的実施例としてのみ開示される。本技術による実施例はまた、本明細書に別様に記載されない限り、一般に開示されるが、明確に組み合わせて例示されないものの要素または構成要素を組み合わせてもよい。本技術の範囲は、以下の請求項およびそれにおける任意の均等物によって定義される。

Claims (12)

1. 撮像システム（２０２）であって、
   Ｘ線管ヘッド（２１２）と、
   支持アーム（２２０）と、
   前記支持アーム（２２０）に結合され、前記Ｘ線管ヘッド（２１２）に対して独立して回転可能である圧縮システム（２０６）であって、前記圧縮システム（２０６）は、圧縮パドルと、支持プラットフォーム（２０８）と、Ｘ線受容体とを備える、圧縮システム（２０６）と、
   前記支持アーム（２２０）に結合され、前記圧縮パドルの上方に配置されるライトアセンブリ（２００）であって、前記ライトアセンブリ（２００）は、光の１つ以上のビームを前記支持プラットフォーム（２０８）に向かって指向するように構成される、ライトアセンブリ（２００）と
   を備え、前記ライトアセンブリ（２００）が、前記支持アーム（２２０）に結合される片持ち梁支持体（２１８）と、前記片持ち梁支持体（２１８）に結合されるライト構造とを備え、前記ライトアセンブリ（２００）が、患者が撮像の間に前記Ｘ線管ヘッド（２１２）から放出されるＸ線ビームの中に移動することを防止するためのフェイスシールドを備え、前記フェイスシールドが、前記片持ち梁支持体（２１８）に摺動的に結合され、前記片持ち梁支持体（２１８）に沿って、かつ前記ライト構造に対して移動するように構成されることを特徴とする、撮像システム（２０２）。
2. 前記ライト構造は、その中に画定される開口部を伴うリングを備え、Ｘ線ビームが、前記Ｘ線管ヘッド（２１２）から放出されると、前記Ｘ線ビームは、前記リングが、結果として生じるＸ線画像の視野内にないように、前記開口部を通して進行する、請求項１に記載の撮像システム。
3. 前記ライト構造は、前記片持ち梁支持体（２１８）に固定される、請求項１または２に記載の撮像システム（２０２）。
4. 前記ライト構造は、１つ以上の光源を備える、請求項１～３のいずれか１項に記載の撮像システム（２０２）。
5. 前記１つ以上の光源のうちの少なくとも１つは、関節運動される、請求項４に記載の撮像システム（２０２）。
6. 前記１つ以上の光源のうちの少なくとも１つは、コリメートされる、請求項４または５に記載の撮像システム（２０２）。
7. 撮像手技のために乳房を圧縮する方法であって、前記方法は、
   ライトアセンブリ（２００）上に配置される１つ以上の光源によって撮像システム（２０２）の支持プラットフォーム（２０８）を照明することであって、前記ライトアセンブリ（２００）は、圧縮システム（２０６）に結合され、前記ライトアセンブリ（２００）は、片持ち梁支持体（２１８）を備え、前記ライトアセンブリは、患者が撮像の間にＸ線管ヘッド（２１２）から放出されるＸ線ビームの中に移動することを防止するためのフェイスシールドを備え、前記フェイスシールドは、前記片持ち梁支持体（２１８）に摺動的に結合される、ことと、
   前記支持プラットフォーム（２０８）上に前記乳房を位置付けることと、
   圧縮パドルを前記支持プラットフォーム（２０８）上に位置付けられる前記乳房に向かって前進させることと、
   前記乳房の少なくとも一部を前記圧縮パドルと接触させることと
   を含み、
   前記ライトアセンブリ（２００）の前記フェイスシールドを後退位置に向かって前記片持ち梁支持体（２１８）に沿って移動させることをさらに含み、前記フェイスシールドは、前記１つ以上の光源に対して移動可能である、方法。
8. 前記支持プラットフォーム（２０８）を照明することは、前記１つ以上の光源から位置マーカを放出することを含み、前記放出される位置マーカは、前記支持プラットフォーム（２０８）上の撮像面積の位置を実質的に可視的に識別する、請求項７に記載の方法。
9. 前記放出される位置マーカは、前記撮像手技の間の前記支持プラットフォーム（２０８）に対するＸ線受容体の位置に対応する、請求項８に記載の方法。
10. 前記放出される位置マーカは、Ｘ線受容体の前縁に対応する略直線を備える、請求項８に記載の方法。
11. 前記放出される位置マーカは、前記乳房を位置付けるための前記支持プラットフォーム（２０８）上の標的乳房設置場所を識別する少なくとも１つの標的マーカを備える、請求項８に記載の方法。
12. 前記乳房を位置付けることは、前記乳房の少なくとも一部を前記位置マーカと整合させることを含む、請求項８に記載の方法。

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