JP7372021B2 - 荷役システム - Google Patents

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Description

本発明は、荷役システムに関する。
従来から、オペレータにより操作可能に構成された遠隔操作装置と、当該遠隔操作装置からの操作指令に応じて遠隔操作運転を行うフォークリフトと、を含む荷役システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような荷役システムでは、フォークリフトと遠隔操作装置とが相互に無線通信を行うため、通信障害(電波が微弱になる等の障害)が生じると、フォークリフトの遠隔操作が困難になり、フォークリフトの走行および荷役作業に支障をきたすおそれがある。
特開2021-10055号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、通信障害が生じた場合であっても、フォークリフト等の産業車両の走行および各種作業に支障をきたすのを回避することが可能な荷役システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る荷役システムは、
オペレータにより操作可能に構成された第1遠隔操作装置と、
自動運転および前記第1遠隔操作装置による遠隔操作運転を行う産業車両と、
を含み、前記第1遠隔操作装置と前記産業車両とが相互に無線通信を行う荷役システムであって、
前記第1遠隔操作装置は、
前記オペレータの操作に応じた操作指令を出力する第1操作指令部と、
前記無線通信の通信強度を測定する第1通信強度測定部と、
前記通信強度が所定の閾値未満の場合に第1モード変更指令を出力する第1変更指令部と、を備え、
前記産業車両は、
前記操作指令に基づいて前記遠隔操作運転を行う運転制御部と、
前記第1モード変更指令に基づいて運転モードを前記遠隔操作運転から前記自動運転に変更する運転モード設定部と、を備えることを特徴とする。
前記荷役システムにおいて、
前記第1変更指令部は、前記通信強度が前記閾値未満の状態から前記閾値以上の状態に復帰した場合に、モード復帰指令を出力し、
前記運転モード設定部は、前記モード復帰指令に基づいて、前記運転モードを前記自動運転から前記遠隔操作運転に変更するよう構成できる。
前記荷役システムにおいて、
前記運転モード設定部は、前記遠隔操作運転時において前記操作指令の受信がない待機時間が所定時間を経過した場合に、前記運転モードを前記遠隔操作運転から前記自動運転に変更するよう構成できる。
前記荷役システムは、
第2遠隔操作装置をさらに含み、
前記第2遠隔操作装置は、
オペレータの操作に応じた第2操作指令を出力する第2操作指令部と、
前記無線通信の通信強度を測定する第2通信強度測定部と、
前記通信強度が所定の閾値以上の場合に第2モード変更指令を出力する第2変更指令部と、を備え、
前記運転モード設定部は、前記第1モード変更指令および前記第2モード変更指令に基づいて、前記運転モードを前記第1遠隔操作装置による前記遠隔操作運転から前記第2遠隔操作装置による前記遠隔操作運転に変更し、
前記運転制御部は、前記第2操作指令に基づいて前記遠隔操作運転を行うよう構成できる。
上記課題を解決するために、本発明に係る荷役システムは、
複数の遠隔操作装置と、
施設において自動運転および遠隔操作運転を行う複数の産業車両と、
前記複数の遠隔操作装置と前記複数の産業車両との対応関係を管理する管理装置と、
を含み、前記複数の遠隔操作装置、前記複数の産業車両および前記管理装置が相互に無線通信を行う荷役システムであって、
前記複数の遠隔操作装置の各遠隔操作装置は、
オペレータの操作に応じた操作指令を出力する操作指令部と、
前記無線通信の通信強度を測定する通信強度測定部と、
前記通信強度が所定の閾値未満の場合にモード変更指令を出力する変更指令部と、を備え、
前記複数の産業車両の各産業車両は、
前記操作指令に基づいて前記遠隔操作運転を行う運転制御部と、
自車の現在地に関する位置情報を出力する位置情報出力部と、
運転モードを前記自動運転または前記遠隔操作運転に設定する運転モード設定部と、を備え、
前記管理装置は、
前記自動運転に適した第1領域と前記遠隔操作運転に適した第2領域とを示す前記施設の地図データが格納された記憶部と、
前記地図データおよび前記位置情報に基づいて前記現在地が前記第1領域か前記第2領域かを判定する領域判定を行う領域判定部と、を備え、
前記産業車両の前記運転モード設定部は、
前記モード変更指令を受信した場合かつ、前記産業車両が前記第1領域にいる場合、前記運転モードを前記自動運転に設定し、
前記モード変更指令を受信した場合かつ、前記産業車両が前記第2領域にいる場合、前記運転モードを前記遠隔操作装置とは別の遠隔操作装置による前記遠隔操作運転に設定することを特徴とする。
前記荷役システムにおいて、
前記地図データは、所定の領域ごとに前記自動運転に適した度合いを示す適性スコアが示されており、
前記管理装置は、
前記複数の遠隔操作装置のうち、前記複数の産業車両と対応関係を有しない遠隔操作装置を前記別の遠隔操作装置に設定するか、または、
前記複数の遠隔操作装置のうち、前記現在地の前記適性スコアが最も大となる産業車両と対応関係を有する遠隔操作装置を前記別の遠隔操作装置に設定するよう構成できる。
本発明によれば、通信障害が生じた場合であっても、産業車両の走行および各種作業に支障をきたすのを回避することが可能な荷役システムを提供することができる。
第1実施形態に係る荷役システムのブロック図である。 第1実施形態に係る荷役システムの運転モード変更時のフローチャートであって、(A)は遠隔操作運転から自動運転への変更時、(B)は自動運転から遠隔操作運転への変更時のフローチャートである。 第2実施形態に係る荷役システムのブロック図である。 第2実施形態に係る荷役システムの運転モード変更時のフローチャートであって、(A)は第1遠隔操作装置の処理、(B)は第2遠隔操作装置の処理、(C)はフォークリフトの処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る荷役システムのブロック図である。 第3実施形態に係る荷役システムの運転モード変更時のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る荷役システムの実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態に係る荷役システム1Aを示す。荷役システム1Aは、遠隔操作装置100と、フォークリフト200(本発明の「産業車両」に相当)とを含む。遠隔操作装置100とフォークリフト200は、ペアリングされた状態で相互に無線通信を行う。
遠隔操作装置100は、無線通信機能を有する端末であって、フォークリフト200が走行および荷役作業を行う施設(例えば、倉庫)とは別の場所において、オペレータにより操作される。オペレータは、遠隔操作装置100を操作することで、フォークリフト200に遠隔操作運転(遠隔操作による走行および荷役作業)を行わせることができる。遠隔操作装置100は、操作指令部101と、通信強度測定部102と、変更指令部103とを備える。
操作指令部101は、オペレータの操作を受け付け、当該操作に応じた操作指令を出力するよう構成される。操作指令には、フォークリフト200の走行および荷役作業に関する指令が含まれる。操作指令部101は、図示しない表示部を含んでもよい。表示部は、フォークリフト200から送信された映像(例えば、フォークリフト200の周囲の映像)をリアルタイムで映すよう構成される。
通信強度測定部102は、無線通信の通信強度を測定し、当該通信強度が所定の閾値未満か否かを判定するよう構成される。所定の閾値は、通信状態が良好な通常時の通信強度よりも低い値であって、かつ遠隔操作装置100とフォークリフト200とが相互に無線通信を行える値であれば、任意の値に設定できる。
変更指令部103は、通信強度が所定の閾値未満の場合にモード変更指令を出力するよう構成される。モード変更指令は、フォークリフト200の運転モードを遠隔操作運転から自動運転に変更するための指令である。また、変更指令部103は、通信強度が上記閾値未満の状態から上記閾値以上の状態に復帰した場合に、モード復帰指令を出力するよう構成される。モード復帰指令は、運転モードを自動運転から遠隔操作運転に戻すための指令である。
フォークリフト200は、自動運転(自動走行および自動荷役作業)および遠隔操作装置100による遠隔操作運転を行うよう構成される。
フォークリフト200は、自動走行のための自動走行機構を備える。自動走行機構は、例えば、レーザ誘導機構および/またはSLAM誘導機構を含む。レーザ誘導機構は、レーザスキャナと壁等に設けられた反射体とを用いて特定した現在地および姿勢(姿勢角)に基づいて自動走行するための機構である。SLAM誘導機構は、現在地の推定および環境地図の作成を行うSLAMにより特定した現在地および姿勢に基づいて自動走行するための機構である。
フォークリフト200は、運転制御部201と、運転モード設定部202と、通信状況判定部203とを備える。また、フォークリフト200は、周囲の映像を撮影するカメラ等の撮影手段を備えることが好ましい。
運転制御部201は、運転モードが自動運転の場合に自動運転の制御を行う一方、運転モードが遠隔操作運転の場合に遠隔操作運転の制御を行うよう構成される。遠隔操作運転の制御は、遠隔操作装置100から受信した操作指令に基づいて行われる。
運転モード設定部202は、運転モードの設定を行うよう構成される。運転モード設定部202は、運転モードを自動運転または遠隔操作運転に設定する。例えば、遠隔操作装置100とフォークリフト200とのペアリングが確立され、遠隔操作装置100とフォークリフト200とが相互に無線通信を行える場合、運転モード設定部202は、運転モードを遠隔操作装置100による遠隔操作運転に設定する。一方で、モード変更指令を受信した場合、運転モード設定部202は、運転モードを自動運転に設定する。
通信状況判定部203は、遠隔操作運転時において遠隔操作装置100との通信状況を判定するよう構成される。具体的には、通信状況判定部203は、遠隔操作運転時において遠隔操作装置100からの操作指令の受信がない待機時間を測定する。待機時間が予め設定された所定時間を超える場合、通信状況判定部203は、運転モードを遠隔操作運転から自動運転に変更するためのモード変更指令を運転モード設定部202に出力する。通信状況判定部203は、モード変更指令を出力した後、自動運転時に遠隔操作装置100からの操作指令の受信があった場合、運転モードを自動運転から遠隔操作運転に変更するためのモード復帰指令を運転モード設定部202に出力する。
図2に、荷役システム1Aの運転モード変更時のフローチャートを示す。図2(A)は遠隔操作運転から自動運転への変更時のフローチャートであり、図2(B)は自動運転から遠隔操作運転への変更時のフローチャートである。
図2(A)に示すように、遠隔操作装置100の操作指令に基づいてフォークリフト200が遠隔操作運転を開始すると、通信強度測定部102は、無線通信の通信強度を測定する(S1)。通信強度が予め設定された閾値未満の場合(S2でYes)、例えば、通信強度が閾値未満になる状態が所定時間継続した場合、変更指令部103はモード変更指令を出力する(S3)。
なお、モード変更指令は、フォークリフト200が遠隔操作装置100からの操作指令を所定時間継続して受信していない場合、すなわち、待機時間が予め設定された所定時間を超えた場合、フォークリフト200の通信状況判定部203から出力される。
モード変更指令を受信したフォークリフト200では、運転モード設定部202が運転モードを遠隔操作運転から自動運転に変更する(S4)。運転モード設定部202は、運転モードを自動運転に変更したことに関する通知を遠隔操作装置100に送信してもよい。
図2(B)に示すように、運転モードが自動運転に変更された場合も、通信強度測定部102は、無線通信の通信強度を測定する(S5)。通信強度が閾値以上に回復した場合(S6でYes)、例えば、通信強度が閾値以上になる状態が所定時間継続した場合、変更指令部103はモード復帰指令を出力する(S7)。
モード復帰指令を受信したフォークリフト200では、運転モード設定部202が運転モードを自動運転から遠隔操作運転に変更する(S8)。これにより、フォークリフト200は、遠隔操作装置100からの操作指令を受け付け可能な状態になる。
荷役システム1Aでは、上記のとおり、通信強度が閾値未満になる状態が所定時間継続した場合、遠隔操作装置100の変更指令部103は、運転モードを遠隔操作運転から自動運転に変更するためのモード変更指令を出力する。したがって、本実施形態に係る荷役システム1Aによれば、通信障害が生じた場合であっても、フォークリフト200の走行および荷役作業に支障をきたすのを回避することができる。
[第2実施形態]
図3に、本発明の第2実施形態に係る荷役システム1Bを示す。荷役システム1Bは、第1遠隔操作装置110と、第2遠隔操作装置120と、フォークリフト210(本発明の「産業車両」に相当)とを含む。
荷役システム1Bでは、基本的には、第1遠隔操作装置110とフォークリフト210とがペアリングされた状態で相互に無線通信を行う。第1遠隔操作装置110に通信障害が生じる可能性がある場合には、第2遠隔操作装置120とフォークリフト210とがペアリングされ、相互に無線通信を行う。第1遠隔操作装置110と第2遠隔操作装置120は、異なる場所で使用される。
第1遠隔操作装置110は、第1操作指令部111と、第1通信強度測定部112と、第1変更指令部113とを備える。第1操作指令部111は、第1実施形態の操作指令部101と同じ構成であり、第1通信強度測定部112は、第1実施形態の通信強度測定部102と同じ構成である。
第1変更指令部113は、モード変更指令(第1モード変更指令)を第2遠隔操作装置120にも出力する点を除いて、第1実施形態の変更指令部103と同じ構成である。
第2遠隔操作装置120は、第2操作指令部121と、第2通信強度測定部122と、第2変更指令部123とを備える。第2操作指令部121は、第1実施形態の操作指令部101と同じ構成である。
第2通信強度測定部122は、第1モード変更指令の受信があった場合に、第1実施形態の通信強度測定部102と同様に無線通信の通信強度を測定するよう構成される。
第2変更指令部123は、通信強度が所定の閾値以上の場合にモード変更指令(第2モード変更指令)を出力するよう構成される。第2モード変更指令は、フォークリフト210の運転モードを第1遠隔操作装置110による遠隔操作運転から第2遠隔操作装置120による遠隔操作運転に変更するための指令である。
フォークリフト210は、第1実施形態のフォークリフト200と同様に、自動運転および遠隔操作運転を行うよう構成される。フォークリフト210は、自動走行のための自動走行機構を備え、さらに運転制御部211と、運転モード設定部212と、通信状況判定部213とを備える。
運転制御部211は、運転モードが自動運転の場合に自動運転の制御を行う一方、運転モードが遠隔操作運転の場合に遠隔操作運転の制御を行うよう構成される。遠隔操作運転の制御は、第1遠隔操作装置110とペアリングされているときは第1遠隔操作装置110から受信した操作指令に基づいて行われ、第2遠隔操作装置120とペアリングされているときは第2遠隔操作装置120から受信した操作指令(第2操作指令)に基づいて行われる。
運転モード設定部212は、運転モードを自動運転または遠隔操作運転に設定するよう構成される。運転モード設定部212は、例えば、第1遠隔操作装置110と相互に無線通信を行える場合、運転モードを第1遠隔操作装置110による遠隔操作運転に設定し、第1モード変更指令および第2モード変更指令を受信した場合、運転モードを第2遠隔操作装置120による遠隔操作運転に設定し、第1モード変更指令を受信して第2モード変更指令を受信しなかった場合、運転モードを自動運転に設定する。
通信状況判定部213は、第1遠隔操作装置110による遠隔操作運転時において通信状況を判定するよう構成される。具体的には、通信状況判定部213は、遠隔操作運転時において第1遠隔操作装置110からの操作指令の受信がない待機時間を測定する。待機時間が予め設定された所定時間を超えた場合、通信状況判定部213は、第1モード変更指令を運転モード設定部212および第2遠隔操作装置120に出力する。通信状況判定部213は、第1モード変更指令を出力した後、自動運転時または第2遠隔操作装置120による遠隔操作運転時に操作指令の受信があった場合、運転モードを第1遠隔操作装置110による遠隔操作運転に戻すためのモード復帰指令を運転モード設定部212に出力する。
図4に、荷役システム1Bの運転モード変更時のフローチャートを示す。図4(A)は第1遠隔操作装置110の処理のフローチャートであり、図4(B)は第2遠隔操作装置120の処理のフローチャートであり、図4(C)はフォークリフト210の処理のフローチャートである。
図4(A)に示すように、第1遠隔操作装置110の操作指令に基づいてフォークリフト210が遠隔操作運転を開始すると、第1通信強度測定部112は、無線通信の通信強度を測定する(S11)。通信強度が閾値未満の場合(S12でYes)、例えば、通信強度が閾値未満になる状態が所定時間継続した場合、第1変更指令部113は第1モード変更指令を出力する(S13)。
なお、第1モード変更指令は、フォークリフト210が第1遠隔操作装置110からの操作指令を所定時間継続して受信していない場合、すなわち、待機時間が予め設定された所定時間を超えた場合、フォークリフト210の通信状況判定部213から出力される。
図4(B)に示すように、第1モード変更指令を受信した第2遠隔操作装置120は、無線通信の通信強度を測定する(S14)。通信強度が閾値以上の場合(S15でYes)、例えば、通信強度が閾値以上になる状態が所定時間継続した場合、第2変更指令部123は第2モード変更指令を出力する(S16)。
図4(C)に示すように、フォークリフト210では、第1モード変更指令を受信し(S17でYes)、かつ第2モード変更指令を受信した場合(S18でYes)、運転モード設定部212は、運転モードを第2遠隔操作装置120による遠隔操作運転に変更する(S19A)。一方で、第1モード変更指令を受信し(S17でYes)、第2モード変更指令を受信しなかった場合(S18でNo)、運転モード設定部212は、運転モードを自動運転に変更する(S19B)。運転モード設定部212は、運転モードを変更したことに関する通知を第1遠隔操作装置110に送信してもよい。
荷役システム1Bでは、上記のとおり、通信強度が閾値未満になる状態が所定時間継続した場合、第1遠隔操作装置110は、運転モードを第2遠隔操作装置120による遠隔操作運転または自動運転に変更するための第1モード変更指令を出力する。したがって、本実施形態に係る荷役システム1Bによれば、第1遠隔操作装置110に通信障害が生じた場合であっても、フォークリフト210の走行および荷役作業に支障をきたすのを回避することができる。
[第3実施形態]
図5に、本発明の第3実施形態に係る荷役システム1Cを示す。荷役システム1Cは、複数の遠隔操作装置130と、複数のフォークリフト220(本発明の「産業車両」に相当)と、管理装置300とを含む。遠隔操作装置130、フォークリフト220および管理装置300は、相互に無線通信を行う。
複数のフォークリフト220は、施設(例えば、倉庫)において走行および荷役作業を行う。複数の遠隔操作装置130は、施設とは別の場所で、かつそれぞれ異なる場所において使用される。管理装置300は、施設または施設の近くの場所に配置される。
遠隔操作装置130は、操作指令部131と、通信強度測定部132と、変更指令部133とを備える。遠隔操作装置130は、管理装置300とも相互に無線通信を行う点、および管理装置300の管理下でフォークリフト220とペアリングを行う点を除いて、第1実施形態の遠隔操作装置100と同じ構成である。
フォークリフト220は、第1実施形態のフォークリフト200と同様に、自動運転および遠隔操作運転を行うよう構成される。フォークリフト220は、自動走行のための自動走行機構を備え、さらに運転制御部221と、運転モード設定部222と、通信状況判定部223と、位置情報出力部224とを備える。
運転制御部221および通信状況判定部223は、第1実施形態の運転制御部201および通信状況判定部203と同じ構成である。運転モード設定部222は、後述する管理装置300の領域判定結果に応じて運転モードを設定する点を除き、第1実施形態の運転モード設定部202と同じ構成である。位置情報出力部224は、自動走行機構で特定した自車の現在地に関する位置情報を管理装置300に出力するよう構成される。
管理装置300は、複数の遠隔操作装置130と複数のフォークリフト220との対応関係(ペアリング)を管理するよう構成された端末であり、記憶部301と、領域判定部302と、対応関係設定部303とを備える。
記憶部301は、施設においてフォークリフト220の走行ルートとなり得る領域を示す施設の地図データを格納している。地図データでは、走行ルートを自動運転に適した第1領域と自動運転よりも遠隔操作運転に適した第2領域とに区分けしている。
第1領域は、例えば、レーザ誘導機構のレーザ光(反射光)が施設内に配置された棚等の障害物によって遮られる可能性が低い領域、すなわちレーザ誘導の実効性の高い領域である。第2領域は、例えば、レーザ誘導機構のレーザ光(反射光)が施設内の障害物によって遮られる可能性が高い領域、すなわちレーザ誘導の実効性の低い領域である。SLAM誘導機構の場合も同じで、第1領域はSLAMの実効性の高い領域になり、第2領域はSLAMの実効性の低い領域になる。
地図データには、走行ルートの所定の領域ごとに、自動運転に適した度合いを示す適性スコアが紐付けされている。適性スコアは、数値パラメータ(本実施形態では、1~5の数値パラメータ)が用いられる。具体的には、第1領域における適性スコアの数値パラメータは5または4であり、第2領域における適性スコアの数値パラメータは3~1である。適性スコアは、適宜更新してもよい。
領域判定部302は、記憶部301の地図データおよびフォークリフト220の位置情報に基づいて、フォークリフト220の現在地が第1領域か第2領域かを判定する領域判定を行う。領域判定部302は、複数のフォークリフト220のそれぞれに対して領域判定を行うとともに、少なくともモード変更指令を受信したフォークリフト220に対しては、領域判定の結果を送信する。
対応関係設定部303は、複数の遠隔操作装置130と複数のフォークリフト220との対応関係(ペアリング)を設定するよう構成されている。対応関係設定部303は、フォークリフト220からモード変更指令を受信した場合かつ、当該フォークリフト220の現在地が第2領域の場合、対応関係を初期設定から変更する。この場合、対応関係設定部303は、当該フォークリフト220が別の遠隔操作装置130とペアリングされるように、当該フォークリフト220と別の遠隔操作装置130とに対応関係変更指令(ペアリング指令)を出力する。
本実施形態では、対応関係設定部303は、複数の遠隔操作装置130のうち複数のフォークリフト220のいずれとも対応関係を有しない(ペアリングされていない)遠隔操作装置130から選択した一の遠隔操作装置130を、上記の別の遠隔操作装置130に設定する。ペアリングされていない遠隔操作装置130がない場合、対応関係設定部303は、現在地の適性スコアが最も大(数値パラメータが5)となるフォークリフト220とペアリングされている遠隔操作装置130から選択した一の遠隔操作装置130を、上記の別の遠隔操作装置130に設定する。
これにより、モード変更指令を受信したフォークリフト220の運転モードは、別の遠隔操作装置130による遠隔操作運転となり、現在地の適性スコアが最も大となるフォークリフト220(別の遠隔操作装置130とのペアリングを解消したフォークリフト220)の運転モードは、自動運転となる。
図6に、荷役システム1Cの運転モード変更時のフローチャートを示す。図6は、フォークリフト220の処理のフローチャートである。
フォークリフト220は、モード変更指令を受信すると(S21)、自車の現在地に関する位置情報を管理装置300に送信する(S22)。位置情報出力部224が位置情報を管理装置300に所定の周期で送信している場合、モード変更指令を受信する直前に位置情報を送信しているのであれば、このステップS22は省略できる。
位置情報を取得した管理装置300は、フォークリフト220の領域判定を行い、当該フォークリフト220は、領域判定の結果を受信する(S23)。図6では省略しているが、領域判定の結果が第2領域の場合、フォークリフト220は、領域判定の結果とともに対応関係変更指令(ペアリング指令)も受信する。
領域判定の結果が第1領域の場合、フォークリフト220の運転モード設定部222は、運転モードを自動運転に変更する(S24)。一方で、領域判定の結果が第2領域の場合、フォークリフト220の運転モード設定部222は、運転モードを別の遠隔操作装置130による遠隔操作運転に変更する(S25)。
このように、荷役システム1Cでは、通信強度が閾値未満になる状態が所定時間継続した場合、遠隔操作装置130の変更指令部133はモード変更指令を出力する。モード変更指令を受信したフォークリフト220は、第1領域にいる場合に運転モードを自動運転に変更し、第2領域にいる場合に運転モードを別の遠隔操作装置130による遠隔操作運転に変更する。したがって、本実施形態に係る荷役システム1Cによれば、通信障害が生じた場合であっても、フォークリフト220の走行および荷役作業に支障をきたすのを回避することができる。
[変形例]
以上、本発明に係る荷役システムの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
本発明に係る荷役システムは、オペレータにより操作可能に構成された遠隔操作装置と、自動運転および遠隔操作装置による遠隔操作運転を行う産業車両とを含み、遠隔操作装置と産業車両とが相互に無線通信を行う荷役システムであって、遠隔操作装置は、オペレータの操作に応じた操作指令を出力する操作指令部と、無線通信の通信強度を測定する通信強度測定部と、通信強度が所定の閾値未満の場合にモード変更指令を出力する変更指令部とを備え、産業車両は、操作指令に基づいて遠隔操作運転を行う運転制御部と、モード変更指令に基づいて運転モードを遠隔操作運転から自動運転に変更する運転モード設定部と、を備えるのであれば、適宜構成を変更できる。
例えば、運転モード設定部は、運転モードを遠隔操作運転から自動運転に変更した時間帯を記憶しておき、次回から、遠隔操作装置に通知した上で、その時間帯になると自動手的に運転モードを自動運転に変更するよう構成できる。
本発明の産業車両は、自動運転および遠隔操作装置による遠隔操作運転を行うのであればフォークリフト以外のものを含んでもよい。例えば、本発明の産業車両は、無人搬送車、建設機械、または農業機械であってもよい。
1A,1B,1C 荷役システム
100,130 遠隔操作装置
101,131 操作指令部
102,132 通信強度測定部
103,133 変更指令部
110 第1遠隔操作装置
111 第1操作指令部
112 第1通信強度測定部
113 第1変更指令部
120 第2遠隔操作装置
121 第2操作指令部
122 第2通信強度測定部
123 第2変更指令部
200,210,220 フォークリフト
201,211,221 運転制御部
202,212,222 運転モード設定部
203,213,223 通信状況判定部
224 位置情報出力部
300 管理装置
301 記憶部
302 領域判定部
303 対応関係設定部

Claims (2)

  1. 複数の遠隔操作装置と、
    施設において自動運転および遠隔操作運転を行う複数の産業車両と、
    前記複数の遠隔操作装置と前記複数の産業車両との対応関係を管理する管理装置と、
    を含み、前記複数の遠隔操作装置、前記複数の産業車両および前記管理装置が相互に無線通信を行う荷役システムであって、
    前記複数の遠隔操作装置の各遠隔操作装置は、
    オペレータの操作に応じた操作指令を出力する操作指令部と、
    前記無線通信の通信強度を測定する通信強度測定部と、
    前記通信強度が所定の閾値未満の場合にモード変更指令を出力する変更指令部と、を備え、
    前記複数の産業車両の各産業車両は、
    前記操作指令に基づいて前記遠隔操作運転を行う運転制御部と、
    自車の現在地に関する位置情報を出力する位置情報出力部と、
    運転モードを前記自動運転または前記遠隔操作運転に設定する運転モード設定部と、を備え、
    前記管理装置は、
    前記自動運転に適した第1領域と前記遠隔操作運転に適した第2領域とを示す前記施設の地図データが格納された記憶部と、
    前記地図データおよび前記位置情報に基づいて前記現在地が前記第1領域か前記第2領域かを判定する領域判定を行う領域判定部と、を備え、
    前記産業車両の前記運転モード設定部は、
    前記モード変更指令を受信した場合かつ、前記産業車両が前記第1領域にいる場合、前記運転モードを前記自動運転に設定し、
    前記モード変更指令を受信した場合かつ、前記産業車両が前記第2領域にいる場合、前記運転モードを前記遠隔操作装置とは別の遠隔操作装置による前記遠隔操作運転に設定する
    ことを特徴とする荷役システム。
  2. 前記地図データは、所定の領域ごとに前記自動運転に適した度合いを示す適性スコアが示されており、
    前記管理装置は、
    前記複数の遠隔操作装置のうち、前記複数の産業車両と対応関係を有しない遠隔操作装置を前記別の遠隔操作装置に設定するか、または、
    前記複数の遠隔操作装置のうち、前記現在地の前記適性スコアが最も大となる産業車両と対応関係を有する遠隔操作装置を前記別の遠隔操作装置に設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の荷役システム。
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