JP7371994B1 - トイレ用防臭栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期に亘り防臭性能を維持するトイレ用防臭栓を提供する。【解決手段】 少なくともボウル部と、前記ボウル部に開口部を介して連続して接続する配管と、を有するトイレの防臭栓であって、当該防臭栓は、前記開口部の径よりも大きい径を有する蓋部と、前記開口部を塞ぐ弾性変形可能な材料から構成される栓部と、使用者が把持する把持部と、を有する、防臭栓。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば長期間使用されないトイレの排水口部に取り付けられる、トイレからの悪臭を防臭する防臭栓に関するものである。
従来より、トイレなど使用によって排水が生じる各種の排水機器には、排水を床下配管など下水側に排出する排水機構が設けられている。これらの排水機構には、一般的に、下水側からの臭気を防止する、又は、害虫や小動物が屋内側に侵入することを防止する機能を有する水封型排水トラップが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
水封型排水トラップは、排水流路中に排水が貯まる水封部を設けて、水封部内の水(封水)が、下水側からの臭気、害虫又は小動物等が屋内に入ることを遮断する役割を果たしている。そのため、頻繁に排水が行われている場合には問題がないが、排水頻度が少なくなると、封水としての水の自然蒸発により、臭気等を遮断する機能を有しなくなる場合がある。
特開2000-328625号公報
近年、少子高齢化等の影響もあり、相続時で使用しない空き家や賃貸住宅において長期間契約が決まらず空き家が増えており、封水の蒸発による水封型排水トラップの機能低下が頻繁に起きている。また、長期間旅行等で自宅を留守にしていた場合や、長期間使用しない別荘等の場合においても、同様の機能低下が発生している。そのため、部屋中が不快な下水の悪臭で満ちてしまったり、害虫や小動物類が室内に侵入するといった実害が生じた事例もある。
また、水封型排水トラップは、封水の蒸発が激しい夏季などにおいては、短期間でトラップの役目を果たせなくなってしまう恐れがある。
そのため、賃貸住宅の空室を定期的に循環訪問したり、使用していない空き家や別荘をわざわざ訪問したりして、定期的に水封型排水トラップの封水量を監視して、減少した封水を適宜補充する必要がある。しかしながら、多数ある排水トラップ全ての封水の減少を点検し、封水を補充するには、多大な労力がかかり、経済的にも好ましいものではない。また、公的機関の水道局等に上水道を開栓し使用料を支払うのも望ましくない。
そこで、本発明は、長期に亘り防臭性能を維持するトイレ用防臭栓を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のトイレ用防臭栓は、少なくともボウル部と、前記ボウル部に開口部を介して連続して接続する配管と、を有するトイレの防臭栓であって、当該防臭栓は、前記開口部の径よりも大きい径を有する蓋部と、前記開口部を塞ぐ弾性変形可能な材料から構成される栓部と、使用者が把持する把持部と、を有する。
本発明の一実施形態によると、長期に亘り防臭性能を維持するトイレ用防臭栓を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るトイレ用防臭栓の概略図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用防臭栓を洋便器に装着した状態を説明するための概略断面図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用防臭栓を和便器に装着した状態を説明するための概略断面図である。
以下、本実施形態に係る防臭栓について図面を参照して説明する。
(全体構成)
図1に、本発明の一実施形態に係るトイレ用防臭栓の概略図を示す。本実施形態に係るトイレ用防臭栓100(以下、単に防臭栓100と呼ぶ)は、少なくともボウル部と、ボウル部に開口部(排水口)を介して連続して接続する配管とを有するトイレ用の防臭栓であって、図1に示されるように、
前記開口部の径よりも大きい径を有する蓋部110と、
前記開口部を塞ぐ弾性変形可能な材料から構成される栓部120と、
使用者が把持する把持部130と、を有する。
蓋部110は、トイレの開口部を蓋し、負圧による下水道へ流れ込みを防止する役割を果たす。そのため、蓋部110の径は、トイレの開口部の径よりも大きい径を有する。別の言い方をすると、蓋部110の断面積は、トイレの開口部の断面積よりも大きい断面積を有する。これにより、例えば、防臭栓100の使用中に、仮に使用者がトイレを流して、ボウル部内が負圧になって下水側に引っ張られた場合であっても、防臭栓100が流されることがない。
蓋部110の材料としては、特に限定されず、プラスチック等の樹脂材料、金属等を使用することができるが、作成時のコスト等の観点から、樹脂材料を使用することが好ましい。
栓部120は、蓋部110の第1の面112に接続して設けられ、トイレの開口部の内部、及び/又は、配管の内部を塞ぐ役割を果たす。栓部120は、弾性変形可能な材料、例えばゴム等の材料から構成される。弾性変形可能な材料で構成することで、栓部120は、開口部及びこの開口部に連通する配管の形状に関わらず、確実に開口部の内部及び配管の内部を塞ぐことができる。
栓部120の大きさ及び長さは、開口部を隙間なく塞ぐことができれば、特に限定されない。
栓部120の内部には、水や不凍液等の充填物を充填することが好ましい。栓部120の内部を上記の充填物で充填することで、防臭栓100の自重によって、防臭栓100の使用中に防臭栓100が抜けることを防止することができる。
栓部120の内部に充填する充填物としては、特に限定されないが、寒冷地では、不凍液を使用することが特に好ましい。不凍液を使用することで、気温が氷点下になった場合でも凝固せず、安全に防臭栓100を使用することができる。なお、不凍液を充填物として使用する場合、例えば、プロピレングリコール系の溶剤を主成分とする不凍液、又は、グリセリン及びアルコールを主成分とする不凍液を使用することが、防臭栓100を廃棄する場合の廃棄容易性の観点から好ましい。
把持部130は、蓋部110の第1の面112とは反対側の面である第2の面114に接続して設けられ、使用者はこの把持部130を把持して、防臭栓100をトイレに設置又は取り外しすることができる。
把持部130の材料としては、特に限定されず、蓋部110と同様に、プラスチック等の樹脂材料、金属等を使用することができるが、作成時のコスト等の観点から、樹脂材料を使用することが好ましい。なお、把持部130は、蓋部110と一体的に形成されてもいいし、蓋部110と取り外し可能に構成されても良い。
蓋部110の第2の面114側の表面には、防臭栓100の使用方法等の情報を記載することが好ましい。
(トイレ用防臭栓の使用方法)
次に、図面を参照して、本実施形態に係る防臭栓の使用方法について、説明する。図2に、本発明の一実施形態に係るトイレ用防臭栓を洋便器に装着した状態を説明するための概略断面図を示す。
図2に示すトイレの便器200は、公知の洋式便器であって、便座202と、ボウル部204と、ボウル部204に開口部206を介して連続して接続する配管208と、を備えている。
配管208には、ボウル部204内の水溜りW(封水)によって配管208を封水するトラップ部210が設けられている。
本実施形態に係る防臭栓100をトイレの便器200に使用する場合、先ず、使用者は、防臭栓100の把持部130を持ち、便器200のボウル部204内の開口部206を栓部120が塞ぐように、防臭栓100を差し込む。ここで、上述の通り、栓部120は、弾性変形可能な材料から構成されているため、栓部120は、開口部206及びこの開口部206に連通する配管208の形状に関わらず、確実に開口部206及び配管208の内部を塞ぐことができる。
また、蓋部110の径は、トイレの開口部206の径よりも大きい径を有する。そのため、防臭栓100の使用中に、仮に使用者がトイレを流して、ボウル部内が負圧になって防臭栓100が下水側に引っ張られた場合であっても、防臭栓100が流されることがない。
防臭栓100を廃棄又は交換する場合、使用者は、防臭栓100の把持部130を持ち、防臭栓100を引き抜くことにより、容易に防臭栓100を便器200から着脱することができる。
また、別の実施例として、図3に、本発明の一実施形態に係るトイレ用防臭栓を和便器に装着した状態を説明するための概略断面図を示す。
図3に示すトイレの便器300は、公知の和式便器であって、ボウル部304と、ボウル部304に開口部306を介して連続して接続する配管308と、を備えている。
配管308には、ボウル部304内の水溜りW(封水)によって配管308を封水するトラップ部310が設けられている。
本実施形態に係る防臭栓100をトイレの便器300に使用する場合、先ず、使用者は、防臭栓100の把持部130を持ち、便器300のボウル部304内の開口部306を栓部120が塞ぐように、防臭栓100を差し込む。ここで、上述の通り、栓部120は、弾性変形可能な材料から構成されているため、栓部120は、開口部306及びこの開口部306に連通する配管308の形状に関わらず、確実に開口部306及び配管308の内部を塞ぐことができる。
また、蓋部110の径は、トイレの開口部306の径よりも大きい径を有する。そのため、防臭栓100の使用中に、仮に使用者がトイレを流して、ボウル部内が負圧になって防臭栓100が下水側に引っ張られた場合であっても、防臭栓100が流されることがない。
そして、防臭栓100を廃棄又は交換する場合、使用者は、防臭栓100の把持部130を持ち、防臭栓100を引き抜くことにより、容易に防臭栓100を便器300から着脱することができる。
なお、防臭栓100は、栓部120が便器200、便器300に固着しないという観点や、蓋部110の劣化の観点等も鑑み、定期的に、例えば1年毎に交換することが好ましい。
上述の通り、本実施形態に係る防臭栓は、少なくともボウル部と、前記ボウル部に開口部を介して連続して接続する配管と、を有するトイレの防臭栓であって、当該防臭栓は、
前記開口部の径よりも大きい径を有する蓋部と、
前記開口部を塞ぐ弾性変形可能な材料から構成される栓部と、
使用者が把持する把持部と、を有する。
そのため、相続等で使用しない空き家や賃貸住宅において長期間契約が決まっていない空き家や、転居の家、長期間旅行等で留守にする自宅、長期間使用しない別荘等において、トイレの下水側からの臭気を防止する、又は、害虫や小動物が屋内側に侵入することを防止することができる。
ここで、蓋部の径は、トイレの開口部の径よりも大きい径を有して構成されている。そのため、防臭栓の使用中に、仮に使用者がトイレを流して、ボウル部内が負圧になって防臭栓が下水側に引っ張られた場合であっても、防臭栓が流されることがない。
また、栓部は、弾性変形可能な材料から構成されているため、栓部は、開口部及びこの開口部に連通する配管の形状に関わらず、確実に開口部及び配管の内部を塞ぐことができる。
さらに、上記構成を有することで、本実施形態に係る防臭栓は、交換又は廃棄も容易に実施することができる。
なお、本実施形態においては、通常の洋式便器及び和式便器を一例として、説明したが、本発明はこの点において限定されず、少なくともボウル部と、前記ボウル部に開口部を介して連続して接続する配管と、を有するトイレであれば適用可能であり、例えば、男性用小便器、ビデ専用便器等にも適用可能である。また、洋式便器の種々なタイプの洋式便器に適用可能であり、例えば、タンク式トイレ(組み合わせ型)、タンク式トイレ(一体型)、タンクレストイレ、システムトイレのどのタイプの洋式便器にも適用可能である。もし、トイレのボウル部の開口部が、取付設置する栓部120より大きい場合は、より大きい商品を選べば良い。
100 トイレ用防臭栓
110 蓋部
112 第1の面
114 第2の面
120 栓部
130 把持部
200 便器
202 便座
204 ボウル部
206 開口部
208 配管
210 トラップ部
300 便器
304 ボウル部
306 開口部
308 配管
310 トラップ部

Claims (2)

  1. 少なくともボウル部と、前記ボウル部に開口部を介して連続して接続する配管と、を有するトイレの防臭栓であって、当該防臭栓は、
    前記開口部の径よりも大きい径を有する蓋部と、
    前記開口部及び前記配管の内部を塞ぐ弾性変形可能な材料から構成される栓部と、
    使用者が把持する把持部と、
    を有する、防臭栓。
  2. 前記栓部の内部には、水又は不凍液が充填されている、
    請求項1に記載の防臭栓。
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