JP7371559B2 - スポット溶接の可否判定装置および可否判定方法 - Google Patents
スポット溶接の可否判定装置および可否判定方法 Download PDFInfo
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Description
ワークをスポット溶接する溶接ロボットの動作をコンピュータ・シミュレーションすることにより溶接可否を判定する、スポット溶接の可否判定装置であって、
上記ワークの形状を模したワークモデルと上記溶接ロボットの溶接ガンの形状を模した溶接ガンモデルとを含むスポット溶接モデルにおける上記溶接ガンモデルの3つの溶接姿勢について、未使用状態の2つの電極チップにより上記ワークモデルのスポット打点を挟み込んだときの溶接姿勢を第1溶接姿勢とし、未使用状態から摩耗した摩耗状態の上記2つの電極チップにより上記ワークモデルの上記スポット打点を挟み込んだときの溶接姿勢を第2溶接姿勢とし、未使用状態の上記2つの電極チップを上記ワークモデルの上記スポット打点から離間させたときの溶接姿勢を第3溶接姿勢としたとき、上記3つの溶接姿勢のうちの少なくとも2つの溶接姿勢のそれぞれについて上記溶接ガンモデルを仮想空間において上記2つの電極チップを通るチップ軸線を中心に回転させる場合に上記2つの電極チップを除いて上記ワークモデルとの間に所定値以上の隙間を確保した状態で回転させることができる回転可能角度範囲を導出するシミュレーション実行部と、
上記シミュレーション実行部による実行結果に基づいて上記少なくとも2つの溶接姿勢の上記回転可能角度範囲に共通範囲があるときに上記ワークのスポット溶接が可能であると判定する判定部と、
を備え、
上記シミュレーション実行部は、上記少なくとも2つの溶接姿勢について上記回転可能角度範囲を導出する処理を、上記仮想空間において上記溶接ガンモデルの上記チップ軸線を互いに反転させた関係にある第1配置状態と第2配置状態の両方について行い、
上記判定部は、上記溶接ガンモデルの上記第1配置状態と上記第2配置状態の少なくとも一方について上記共通範囲があるときに上記ワークのスポット溶接が可能であると判定する、スポット溶接の可否判定装置、
にある。
ワークをスポット溶接する溶接ロボットの動作をコンピュータ・シミュレーションすることにより溶接可否を判定する、スポット溶接の可否判定方法であって、
上記ワークの形状を模したワークモデルと上記溶接ロボットの溶接ガンの形状を模した溶接ガンモデルとを含むスポット溶接モデルにおける上記溶接ガンモデルの3つの溶接姿勢について、未使用状態の2つの電極チップにより上記ワークモデルのスポット打点を挟み込んだときの溶接姿勢を第1溶接姿勢とし、未使用状態から摩耗した摩耗状態の上記2つの電極チップにより上記ワークモデルの上記スポット打点を挟み込んだときの溶接姿勢を第2溶接姿勢とし、未使用状態の上記2つの電極チップを上記ワークモデルの上記スポット打点から離間させたときの溶接姿勢を第3溶接姿勢としたとき、上記3つの溶接姿勢のうちの少なくとも2つの溶接姿勢のそれぞれについて上記溶接ガンモデルを仮想空間において上記2つの電極チップを通るチップ軸線を中心に回転させる場合に上記2つの電極チップを除いて上記ワークモデルとの間に所定値以上の隙間を確保した状態で回転させることができる回転可能角度範囲を導出するシミュレーション実行ステップと、
上記シミュレーション実行ステップによる実行結果に基づいて上記少なくとも2つの溶接姿勢の上記回転可能角度範囲に共通範囲があるときに上記ワークのスポット溶接が可能であると判定する判定ステップと、
を有し、
上記シミュレーション実行ステップは、上記少なくとも2つの溶接姿勢について上記回転可能角度範囲を導出する処理を、上記仮想空間において上記溶接ガンモデルの上記チップ軸線を互いに反転させた関係にある第1配置状態と第2配置状態の両方について行うステップであり、
上記判定ステップは、上記溶接ガンモデルの上記第1配置状態と上記第2配置状態の少なくとも一方について上記共通範囲があるときに上記ワークのスポット溶接が可能であると判定するステップである、スポット溶接の可否判定方法、
にある。
上記判定部は、上記溶接ガンモデルの上記第1配置状態と上記第2配置状態の少なくとも一方について上記共通範囲があるときに上記ワークのスポット溶接が可能であると判定するのが好ましい。
上記判定ステップは、上記溶接ガンモデルの上記第1配置状態と上記第2配置状態の少なくとも一方について上記共通範囲があるときに上記ワークのスポット溶接が可能であると判定するステップであるのが好ましい。
図1に示されるように、実施形態1にかかる溶接ロボット4は、ワーク1の各部位のうち予定された被溶接部のスポット打点2にスポット溶接を施すためのものである。ワーク1は、複数の板材が予め板厚方向に重ねられることによって構成されている。この溶接ロボット4は、典型的には、車体の組み立て工程におけるスポット溶接で使用される。
なお、必要に応じて、このフローチャートの複数のステップの少なくとも1つを複数のステップに分割したり、このフローチャートに別の1つ或いは複数のステップを追加したりすることもできる。
1m ワークモデル
2 スポット打点
4 溶接ロボット
5 溶接ガン
5m 溶接ガンモデル
6,7 電極チップ
9m スポット溶接モデル
10 スポット溶接の可否判定装置(可否判定装置)
14 シミュレーション実行部
15 判定部
A チップ軸線
C1 第1配置状態
C2 第2配置状態
P1 第1溶接姿勢
P2 第2溶接姿勢
P3 第3溶接姿勢
M,M1,M2,M3,N,N1,N2,N3 回転可能角度範囲
Mc,Nc 共通範囲
S 仮想空間
S109,S111 シミュレーション実行ステップ
S120 判定ステップ
Claims (4)
- ワークをスポット溶接する溶接ロボットの動作をコンピュータ・シミュレーションすることにより溶接可否を判定する、スポット溶接の可否判定装置であって、
上記ワークの形状を模したワークモデルと上記溶接ロボットの溶接ガンの形状を模した溶接ガンモデルとを含むスポット溶接モデルにおける上記溶接ガンモデルの3つの溶接姿勢について、未使用状態の2つの電極チップにより上記ワークモデルのスポット打点を挟み込んだときの溶接姿勢を第1溶接姿勢とし、未使用状態から摩耗した摩耗状態の上記2つの電極チップにより上記ワークモデルの上記スポット打点を挟み込んだときの溶接姿勢を第2溶接姿勢とし、未使用状態の上記2つの電極チップを上記ワークモデルの上記スポット打点から離間させたときの溶接姿勢を第3溶接姿勢としたとき、上記3つの溶接姿勢のうちの少なくとも2つの溶接姿勢のそれぞれについて上記溶接ガンモデルを仮想空間において上記2つの電極チップを通るチップ軸線を中心に回転させる場合に上記2つの電極チップを除いて上記ワークモデルとの間に所定値以上の隙間を確保した状態で回転させることができる回転可能角度範囲を導出するシミュレーション実行部と、
上記シミュレーション実行部による実行結果に基づいて上記少なくとも2つの溶接姿勢の上記回転可能角度範囲に共通範囲があるときに上記ワークのスポット溶接が可能であると判定する判定部と、
を備え、
上記シミュレーション実行部は、上記少なくとも2つの溶接姿勢について上記回転可能角度範囲を導出する処理を、上記仮想空間において上記溶接ガンモデルの上記チップ軸線を互いに反転させた関係にある第1配置状態と第2配置状態の両方について行い、
上記判定部は、上記溶接ガンモデルの上記第1配置状態と上記第2配置状態の少なくとも一方について上記共通範囲があるときに上記ワークのスポット溶接が可能であると判定する、スポット溶接の可否判定装置。 - 上記シミュレーション実行部は、上記3つの溶接姿勢の全てについて上記回転可能角度範囲を導出する、請求項1に記載の、スポット溶接の可否判定装置。
- ワークをスポット溶接する溶接ロボットの動作をコンピュータ・シミュレーションすることにより溶接可否を判定する、スポット溶接の可否判定方法であって、
上記ワークの形状を模したワークモデルと上記溶接ロボットの溶接ガンの形状を模した溶接ガンモデルとを含むスポット溶接モデルにおける上記溶接ガンモデルの3つの溶接姿勢について、未使用状態の2つの電極チップにより上記ワークモデルのスポット打点を挟み込んだときの溶接姿勢を第1溶接姿勢とし、未使用状態から摩耗した摩耗状態の上記2つの電極チップにより上記ワークモデルの上記スポット打点を挟み込んだときの溶接姿勢を第2溶接姿勢とし、未使用状態の上記2つの電極チップを上記ワークモデルの上記スポット打点から離間させたときの溶接姿勢を第3溶接姿勢としたとき、上記3つの溶接姿勢のうちの少なくとも2つの溶接姿勢のそれぞれについて上記溶接ガンモデルを仮想空間において上記2つの電極チップを通るチップ軸線を中心に回転させる場合に上記2つの電極チップを除いて上記ワークモデルとの間に所定値以上の隙間を確保した状態で回転させることができる回転可能角度範囲を導出するシミュレーション実行ステップと、
上記シミュレーション実行ステップによる実行結果に基づいて上記少なくとも2つの溶接姿勢の上記回転可能角度範囲に共通範囲があるときに上記ワークのスポット溶接が可能であると判定する判定ステップと、
を有し、
上記シミュレーション実行ステップは、上記少なくとも2つの溶接姿勢について上記回転可能角度範囲を導出する処理を、上記仮想空間において上記溶接ガンモデルの上記チップ軸線を互いに反転させた関係にある第1配置状態と第2配置状態の両方について行うステップであり、
上記判定ステップは、上記溶接ガンモデルの上記第1配置状態と上記第2配置状態の少なくとも一方について上記共通範囲があるときに上記ワークのスポット溶接が可能であると判定するステップである、スポット溶接の可否判定方法。 - 上記シミュレーション実行ステップは、上記3つの溶接姿勢の全てについて上記回転可能角度範囲を導出するステップである、請求項3に記載の、スポット溶接の可否判定方法。
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JP2005122428A (ja) | 2003-10-16 | 2005-05-12 | Nissan Motor Co Ltd | シミュレーションにおける干渉確認方法 |
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