JP7370710B2 - 電力需要予測システム、電力需要予測モデルの構築方法、プログラム、及び営業支援システム - Google Patents

電力需要予測システム、電力需要予測モデルの構築方法、プログラム、及び営業支援システム Download PDF

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Description

本開示は、電力需要予測システム、電力需要予測モデルの構築方法、プログラム、及び営業支援システムに関する。
特許文献1には、需要家の属性を示す属性情報に基づいて需要家特徴量を算出する手段と、需要家特徴量に基づいて需要家をクラスタに分類する手段と、需要家が過去に使用した電力の使用量の平均をクラスタごとに算出する手段と、クラスタごとに算出された電力の使用量の平均を示す情報を需要家に提供する手段と、を備える装置が開示されている。
特開2017-120519号公報
本開示は、電力使用実績が未知である需要家の電力需要の予測に有用な電力需要予測システムを提供する。
本開示の一側面に係る電力需要予測システムは、需要家による電力使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのいずれに属するのかを決定するパターン決定部と、複数種類のデータ項目を含む需要家の属性データと、当該需要家の電力使用実績が属する電力需要パターンの識別データと、を対応付けた既存需要家データを蓄積するデータベースと、需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかを示すパターン予測データを当該需要家の属性データの入力に応じて出力する電力需要予測モデルを、データベースに基づいて構築するモデル構築部と、新たな需要家の属性データを電力需要予測モデルに入力して当該需要家のパターン予測データを取得する予測データ取得部と、新たな需要家のパターン予測データに基づいて、当該新たな需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかの予測結果を出力する予測結果出力部と、を備える。
この電力需要予測システムによれば、需要家による使用実績のデータを複数の電力需要パターンに分類して簡素化した上で電力需要予測モデルの構築を行うことにより、信頼性の高い電力需要予測モデルを容易に構築することができる。そして、電力需要予測モデルに新たな需要家の属性データを入力することで、当該需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかを容易に予測することができる。従って、この電力需要予測システムは、電力使用実績が未知である需要家の電力需要の予測に有用である。
モデル構築部は、データベースに基づく機械学習により電力需要予測モデルを構築してもよい。この場合、機械学習により更に信頼性の高い電力需要予測モデルを構築することができる。
複数の電力需要パターンのそれぞれは、少なくとも、一日における電力使用量の推移パターンと、一年における電力使用量の推移パターンとの組み合わせにより定められていてもよい。この場合、需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかの予測結果に基づくことで、一日における電力使用量の推移と、一年における電力使用量の推移との両方を予測することが可能となるので、当該需要家の電力使用量の推移を的確に予測することが可能となる。
パターン決定部は、新たな需要家による電力の使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのいずれに属するのかを更に決定し、データベースは、新たな需要家の属性データと、パターン決定部により決定された当該需要家の電力需要パターンとを対応付けた更新用の既存需要家データを更に蓄積し、モデル構築部は、更新用の既存需要家データを蓄積したデータベースに基づく機械学習により電力需要予測モデルを更新してもよい。この場合、新たな需要家による電力の使用実績に基づいて、電力需要予測モデルが継続的にブラッシュアップされるので、電力需要予測モデルに基づく電力需要パターンの予測結果の信頼性が向上する。
電力需要予測システムは、パターン予測データへの影響の程度を示す寄与度を、電力需要予測モデルに基づいて複数種類のデータ項目ごとに算出する寄与度算出部を更に備えていてもよい。この場合、寄与度の大きさに基づくことで、電力需要パターンの予測結果の信頼性低下を抑制しつつ、電力需要予測モデルに入力すべきデータ項目の絞り込みを図ることができる。これにより、新たな需要家から取得すべきデータ項目を削減し、当該需要家についての電力需要パターンの予測を更に容易にすることができる。
本開示の他の側面に係る電力需要予測モデルの構築方法は、需要家による電力使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのいずれに属するのかを決定することと、複数種類のデータ項目を含む需要家の属性データと、当該需要家の電力使用実績が属する電力需要パターンの識別データとを対応付けた既存需要家データをデータベースに蓄積することと、需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかを示すパターン予測データを当該需要家の属性データの入力に応じて出力する電力需要予測モデルを、データベースに基づいて構築することと、を含む。
本開示の更に他の側面に係るプログラムは、複数種類のデータ項目を含む需要家の属性データと、予め設定された複数の電力需要パターンのうち、当該需要家による電力使用実績が属する電力需要パターンの識別データと、を対応付けた既存需要家データを蓄積したデータベースに基づいて、需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかを示すパターン予測データを当該需要家の属性データの入力に応じて出力するように構築された電力需要予測モデルに、新たな需要家の属性データを入力して当該需要家のパターン予測データを取得することと、新たな需要家のパターン予測データに基づいて当該新たな需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかの予測結果を出力することと、を装置に実行させる。
本開示の更に他の側面に係る営業支援システムは、需要家による電力使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのいずれに属するのかを決定するパターン決定部と、複数種類のデータ項目を含む需要家の属性データと、当該需要家の電力使用実績が属する電力需要パターンの識別データと、を対応付けた既存需要家データを蓄積するデータベースと、需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかを示すパターン予測データを当該需要家の前記属性データの入力に応じて出力する電力需要予測モデルを、データベースに基づいて構築するモデル構築部と、新たな需要家の属性データを電力需要予測モデルに入力して当該需要家のパターン予測データを取得する予測データ取得部と、新たな需要家のパターン予測データにより示される電力需要パターンに適した電力利用契約プランを出力するプラン出力部と、を備える。このシステムは、電力使用実績が未知である需要家に対してリーズナブルな電力利用契約プランを提案するのに有用である。
本開示によれば、電力使用実績が未知である需要家の電力需要の予測に有用な電力需要予測システムを提供することができる。
電力需要予測システムの概略構成を例示する模式図である。 電力需要予測システムの機能的な構成を例示するブロック図である。 電力需要パターンを例示する模式図である。 ランダムフォレスト法により構築される電力需要予測モデルを概念的に例示する模式図である。 電力需要パターンの設定手順を例示するフローチャートである。 電力需要予測モデルの構築手順を例示するフローチャートである。 電力需要予測結果の出力手順を例示するフローチャートである。
以下、実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
〔電力需要予測システム〕
本実施形態に係る電力需要予測システム1は、電力使用実績が未知である需要家の電力需要の予測を支援するシステムである。図1に示すように、電力需要予測システム1は、予測用サーバ100と、予測用端末200とを備える。
予測用サーバ100は、需要家の属性データの入力に基づいて、当該需要家が予め設定された複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するのかを予測するための電力需要予測モデルを構築する。例えば予測用サーバ100は、需要家10の属性データと、需要家10の電力使用実績データとに基づいて電力需要予測モデルを構築する。予測用サーバ100は、需要家10の電力使用実績データを使用実績サーバ20から取得する。
使用実績サーバ20は、インターネット等のネットワークNWを介して複数の需要家10の電力量計11に接続されており、それぞれの電力量計11から電力使用実績のデータを取得して蓄積するサーバである。なお、予測用サーバ100は、使用実績サーバ20を介さずに需要家10の電力量計11から電力使用実績のデータを取得してもよい。
例えば予測用サーバ100は、回路110を有する。回路110は、プロセッサ111と、メモリ112と、ストレージ113と、通信ポート114とを有する。ストレージ113は、コンピュータによって読み取り可能な不揮発型の記憶媒体(例えばハードディスク又はフラッシュメモリ)である。ストレージ113は、需要家10による電力使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのいずれに属するのかを決定することと、複数種類のデータ項目を含む需要家10の属性データと、当該需要家10の電力使用実績が属する電力需要パターンの識別データとを対応付けた既存需要家データをデータベースに蓄積することと、需要家10の属性データの入力に応じて、当該需要家10が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかを示すパターン予測データを出力する電力需要予測モデルを、データベースに基づく機械学習により構築することと、を装置に実行させるためのプログラムを記憶している。
メモリ112は、ストレージ113からロードしたプログラム及びプロセッサ111による演算結果等を一時的に記憶する。プロセッサ111は、メモリ112と協働して上記プログラムを実行する。プロセッサ111は、複数の回路素子により構成されていてもよい。通信ポート114は、ネットワークNWを介して使用実績サーバ20及び予測用端末200等と接続されており、プロセッサ111からの指令に応じて使用実績サーバ20及び予測用端末200等との間で情報通信を行う。なお、ここでの接続は、情報通信が可能となっていることを意味しており、必ずしも有線による物理的な接続を意味するわけではない。以下においても同様である。すなわちネットワークNWの少なくとも一部は無線の通信経路であってもよい。
予測用端末200は、予測用サーバ100により構築された電力需要予測モデルを利用するための端末である。例えば予測用端末200は、本体201と、表示デバイス202と、入力デバイス203とを有する。表示デバイス202は、ユーザに対する情報を表示するためのデバイスである。表示デバイス202の具体例としては、液晶モニタ、有機ELモニタ等が挙げられる。入力デバイス203は、ユーザによる入力を取得するためのデバイスである。入力デバイス203の具体例としては、キーボード、タッチパッド、マウス等が挙げられる。なお、表示デバイス202及び入力デバイス203は、所謂タッチパネルとして一体化されていてもよい。更に、表示デバイス202及び入力デバイス203が本体201に一体化されていてもよい。
本体201は、回路210を有する。回路210は、プロセッサ211と、メモリ212と、ストレージ213と、通信ポート214と、入出力ポート215とを有する。ストレージ213は、コンピュータによって読み取り可能な不揮発型の記憶媒体(例えばハードディスク又はフラッシュメモリ)である。ストレージ213は、上記電力需要予測モデルに、新たな需要家の属性データを入力して当該需要家のパターン予測データを取得することと、新たな需要家のパターン予測データに基づいて当該新たな需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかの予測結果を出力(例えば表示デバイス202に表示)することと、を装置に実行させるプログラムを記憶している。通信ポート214は、ネットワークNWを介して予測用サーバ100等と接続されており、プロセッサ211からの指令に応じて予測用サーバ100等との間で情報通信を行う。入出力ポート215は、プロセッサ211からの指令に応じて表示デバイス202及び入力デバイス203との間で情報の入出力を行う。
以下、予測用サーバ100及び予測用端末200の構成をより詳細に説明する。図2は、予測用サーバ100及び予測用端末200の機能的な構成を例示するブロック図である。図2に示すように、予測用サーバ100は、機能上の構成(以下、「機能モジュール」という。)として、実績分類部131と、分類用データベース132と、パターン保持部121と、パターン決定部122と、データ登録部123と、学習用データベース124と、モデル構築部125と、モデル保持部126と、寄与度算出部127と、予測データ生成部128とを有する。
実績分類部131は、需要家の電力使用実績のデータを使用実績サーバ20から取得して分類用データベース132に蓄積し、分類用データベース132に蓄積したデータの分類処理によって複数の電力需要パターンを設定してパターン保持部121に登録する。例えば実績分類部131は、一日における電力使用量の推移データと、一年における電力使用量の推移データとの組み合わせにより定められる複数の電力需要パターンを設定する。
例えば実績分類部131は、一日における電力使用量の推移データ(以下、「日特性データ」という。)を複数の日特性グループに分類し、一年における電力使用量の推移データ(以下、「月特性データ」という。)を複数の月特性グループに分類し、複数の日特性グループと複数の月特性グループとの組み合わせにより定められる複数の電力需要パターンを設定する。
例えば日特性データは、30分ごとの電力使用量を示す48データで構成されており、個々のデータは48データの最大値を1として無次元化されている。実績分類部131は、複数の需要家の過去の日特性データを例えばK平均法等の分類手法によって複数(例えば三つ)の日特性グループL1-1,L1-2,L1-3に分類する(図3参照)。なお、K平均法等による分類対象となる具体的数値は、上記48データの合計値であってもよいし、上記48データの平均値であってもよい。K平均法等による分類の結果、図3のグループL1-2では、昼負荷(昼の電力使用量)に対する夜負荷(夜の電力使用量)の比率がグループL1-1に比較して高くなっている。グループL1-3では、昼負荷に対する夜負荷の比率がグループL1-2に比較して更に高くなっている。
例えば月特性データは、一月ごとの電力使用量を示す12データで構成されており、個々のデータは12データの最大値を1として無次元化されている。実績分類部131は、複数の需要家の過去の月特性データを例えばK平均法等の分類手法によって複数(例えば三つ)の月特性グループL2-1,L2-2,L2-3に分類する(図3参照)。K平均法等による分類対象となる具体的数値は、上記12データの合計値であってもよいし、上記12データの平均値であってもよい。K平均法等による分類の結果、図3のグループL2-1では、電力使用量のピークが一点(例えば8月)に集中する傾向がある。グループL2-2では、電力使用量のピークが二点(例えば2月及び8月)に集中する傾向がある。グループL2-3では、一年を通して電力使用量の変動が小さい傾向がある。
パターン決定部122は、需要家による電力使用実績が、パターン保持部121が記憶する複数の電力需要パターン(実績分類部131により予め設定された複数の電力需要パターン)のいずれに属するのかを決定する。データ登録部123は、需要家の属性データと、当該需要家の電力使用実績が属する電力需要パターン(パターン決定部122が決定した当該需要家の電力需要パターン)とを対応付けたデータ(以下、「既存需要家データ」という。)を学習用データベース124に登録する。属性データは、需要家の性質を定める複数のデータ項目を含んでいる。複数のデータ項目は、例えば、需要家の建物における店舗の有無、需要家の建物における24時間営業の店舗(例えばコンビニエンスストア)の有無、需要家の建物の容積率、需要家の建物の床面積、需要家の建物の階数、需要家の建物の空調方式(例えばセントラル空調であるか個別空調であるか等)、及び需要家の建物の築年数等を含む。
学習用データベース124(データベース)は、データ登録部123により登録された既存需要家データを蓄積する。モデル構築部125は、需要家の属性データの入力に応じて、当該需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかを示すパターン予測データを出力する電力需要予測モデルを、学習用データベース124に基づいて構築する。例えばモデル構築部125は、学習用データベース124に蓄積された既存需要家データを教師データとする機械学習により電力需要予測モデルを構築する。ここでの機械学習は、電力需要予測モデルの入出力を需要家データに合致させるように、電力需要予測モデルのパラメータを調整することの繰り返しにより、電力需要予測モデルを構築する情報処理手法を意味する。このような情報処理手法の具体例としては、既知の手法であるランダムフォレスト法及びディープラーニング等が挙げられる。
図4は、ランダムフォレスト法により構築される電力需要予測モデルを概念的に示す模式図である。モデル構築部125は、教師データが含む属性データに基づいて複数の決定木T1~Tnをランダムに生成し、教師データに基づいて決定木T1~Tnのそれぞれを構築する。例えばモデル構築部125は、構築対象の決定木(以下、「決定木T」という。)を次のように構築する。すなわちモデル構築部125は、教師データをランダムにサンプリングし、サンプリングしたデータを決定木Tの最上位のノードN1に与え、当該ノードN1の分岐関数を求める。次に、分岐関数に基づいて、教師データを二系統に分割し、ノードN1を親とする二つのノードN2に与え、二つのノードN2の分岐関数を求める。以後、予め設定された終了条件を満たすまで、以上の処理を下位のノードに継続し、決定木Tの構築を完了する。
図2に戻り、モデル保持部126は、モデル構築部125により構築された電力需要予測モデルのデータを記憶する。寄与度算出部127は、上記パターン予測データへの影響の程度を示す寄与度を、モデル保持部126が記憶する電力需要予測モデルに基づいて複数種類のデータ項目ごとに算出する。データ項目の寄与度が高くなるにつれて、当該データ項目の値の相違に応じてパターン予測データが相違する可能性が高くなる。複数種類のデータ項目ごとの寄与度は、例えば電力需要予測モデルにおける決定木の構造、及び各ノードの分岐関数の内容等に基づいて導出可能である。
予測データ生成部128は、モデル保持部126が記憶する電力需要予測モデルに需要家の属性データを入力することで、当該需要家のパターン予測データを生成する。例えば予測データ生成部128は、電力需要予測モデルから複数の決定木をランダムに抽出し、抽出した複数の決定木のそれぞれに属性データを入力して得られる複数種類の出力のうち、最も多くの決定木が出力したものをパターン予測データとして生成する。
なお、予測用サーバ100は、電力需要予測モデルの構築後に取得されるデータに基づいて電力需要予測モデルを更新するように構成されていてもよい。例えばパターン決定部122は、新たな需要家(電力需要予測モデルの構築後に加わった需要家)による電力の使用実績が上記複数の電力需要パターンのいずれに属するのかを更に決定し、学習用データベース124は、新たな需要家の属性データと、パターン決定部122により決定された当該需要家の電力需要パターンとを対応付けた更新用の既存需要家データを更に蓄積し、モデル構築部125は、更新用の既存需要家データを蓄積した学習用データベース124に基づく機械学習により電力需要予測モデルを更新する。
予測用サーバ100の各機能モジュールは、例えば上記プロセッサ111がメモリ112と協働してストレージ113のプログラムを実行することで構成される。また、パターン保持部121、学習用データベース124及びモデル保持部126等の記憶部はストレージ113の一部の記憶領域に構成される。予測用サーバ100は、必ずしもプログラムにより各機能モジュールが構成されるものに限られない。予測用サーバ100の少なくとも一部の機能モジュールが、専用の論理回路又はこれを集積したASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成されていてもよい。
予測用端末200は、機能モジュールとして、寄与度データ取得部221と、インタフェース画像表示部222と、属性データ取得部223と、予測データ取得部224と、予測結果出力部225とを有する。
寄与度データ取得部221は、寄与度算出部127により算出された寄与度のデータを取得する。インタフェース画像表示部222は、電力需要予測モデルを利用するためのインタフェース画像を表示(例えば表示デバイス202に表示)する。インタフェース画像表示部222は、少なくとも、需要家の識別情報と、需要家の属性データの複数のデータ項目とを入力する入力部と、パターン予測データの生成を要求するためのツール(例えばボタン)の画像とを含むインタフェース画像を表示する。インタフェース画像表示部222は、寄与度データ取得部221が取得した寄与度の情報を認識させ得るようにインタフェース画像を表示してもよい。例えばインタフェース画像表示部222は、インタフェース画像において、複数のデータ項目ごとの寄与度を数値等で表示してもよいし、寄与度が上位であるデータ項目に絞って上記入力部を表示してもよい。
属性データ取得部223は、インタフェース画像表示部222に入力された属性データを取得する。予測データ取得部224は、属性データ取得部223が取得した需要家の属性データを電力需要予測モデルに入力して当該需要家のパターン予測データを取得する。例えば予測データ取得部224は、属性データ取得部223が取得した需要家の属性データを予測データ生成部128に送信し、当該属性データを需要予測モデルに入力して生成されたパターン予測データを予測データ生成部128から受信する。
予測結果出力部225は、予測データ取得部224が取得した需要家のパターン予測データに基づいて、当該需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかの予測結果を出力(例えば上記インタフェース画像に表示)する。
予測用端末200の各機能モジュールは、例えば上記プロセッサ211がメモリ212と協働してストレージ213のプログラムを実行することで構成される。予測用端末200は、必ずしもプログラムにより各機能モジュールが構成されるものに限られない。予測用端末200の少なくとも一部の機能モジュールが、専用の論理回路又はこれを集積したASICにより構成されていてもよい。
〔電力需要予測手順〕
続いて、電力需要予測システム1が実行する電力需要予測手順を例示する。この手順は、予測用サーバ100が実行する複数の電力需要パターンの設定手順、及び電力需要予測モデルの構築手順(電力需要予測モデルの構築方法)と、予測用端末200が実行する電力需要予測結果の出力手順とを含む。以下、これらの手順を詳細に例示する。
(パターン設定手順)
予測用サーバ100が実行する電力需要パターンの設定手順は、需要家の電力使用実績のデータ(以下、「使用実績データ」という。)を複数の電力需要パターンに分類することを含む。図5に示すように、予測用サーバ100は、まずステップS21,S22を実行する。ステップS21では、実績分類部131が、いずれかの需要家(以下、「データ蓄積対象の需要家」という。)の使用実績データ(例えば一年分の電力使用実績のデータ)を使用実績サーバ20から取得する。ステップS22では、データ蓄積対象の需要家のデータが、既に分類用データベース132に蓄積されているか否かを実績分類部131が確認する。
ステップS22において、データ蓄積対象の需要家の使用実績データが、既に分類用データベース132に蓄積されていると判定した場合、予測用サーバ100はステップS23を実行する。ステップS23では、実績分類部131が、既登録の使用実績データに、ステップS21で取得した使用実績データを上書きする。
ステップS22において、データ蓄積対象の需要家の使用実績データが分類用データベース132に蓄積されていないと判定した場合、予測用サーバ100はステップS24を実行する。ステップS24では、実績分類部131が、データ蓄積対象の需要家の使用実績データを新たに分類用データベース132に登録する。なお、設定済みの電力需要パターンが既にパターン保持部121に記憶されている場合、ステップS24において実績分類部131が登録する使用実績データは、後述の「更新用の使用実績データ」に相当する。
ステップS23又はステップS24の次に、予測用サーバ100は、ステップS25を実行する。ステップS25では、実績分類部131が、使用実績データを取得可能な全ての需要家について、使用実績データの取得が完了したか否かを確認する。
ステップS25において、全ての需要家について使用実績データの取得が完了していないと判定した場合、予測用サーバ100は処理をステップS21に戻す。以後、全ての需要家について使用実績データの取得が完了するまで、データ蓄積対象の需要家を変更しながら使用実績データの更新または新規登録が繰り返される。
ステップS25において、全ての需要家について使用実績データの取得が完了したと判定した場合、予測用サーバ100はステップS26を実行する。ステップS26では、モデル構築部125が、学習用データベース124に蓄積された使用実績データの数が分類用のデータ数(例えば、所定数の電力需要パターンの設定に適したデータ数)に達したか否かを確認する。設定済の電力需要パターンがパターン保持部121に記憶されている場合、当該電力需要パターンの設定後に蓄積した更新用の使用実績データの数が分類用のデータ数(例えば、電力需要パターンの更新に適したデータ数)に達したか否かを確認する。
ステップS26において、使用実績データの数が分類用のデータ数に達したと判定した場合、予測用サーバ100はステップS27を実行する。ステップS27では、実績分類部131が、分類用データベース132に蓄積したデータの分類処理(例えば上記K平均法による分類処理)によって複数の電力需要パターンを設定し、パターン保持部121に登録する。設定済の電力需要パターンがパターン保持部121に記憶されている場合、実績分類部131は、更新用の使用実績データを含めた分類処理により複数の電力需要パターンを更新する。ステップS26において、使用実績データの数が分類用のデータ数に達していない場合、予測用サーバ100は、ステップS27を実行することなく、電力需要パターンの設定手順を完了する。予測用サーバ100は、以上の手順を所定の周期で繰り返す。
(電力需要予測モデルの構築手順)
予測用サーバ100が実行する電力需要予測モデルの構築手順は、需要家による電力使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのいずれに属するのかを決定することと、複数種類のデータ項目を含む需要家の属性データと、当該需要家の電力使用実績が属する電力需要パターンの識別データとを対応付けた既存需要家データをデータベースに蓄積することと、需要家の属性データの入力に応じて、当該需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかを示すパターン予測データを出力する電力需要予測モデルを、データベースに基づく機械学習により構築することと、を含む。
図6に示すように、予測用サーバ100は、まず、ステップS01,S02,S03を実行する。ステップS01では、パターン決定部122が、いずれかの需要家(以下、「データ蓄積対象の需要家」という。)の電力使用実績のデータ(例えば一年分の電力使用実績のデータ)を使用実績サーバ20から取得する。ステップS02では、パターン決定部122が、ステップS01で取得したデータに基づいて、データ蓄積対象の需要家による電力使用実績が、上記複数の電力需要パターンのいずれに属するのかを決定する。ステップS03では、データ登録部123が、データ蓄積対象の需要家のデータが、既に学習用データベース124に蓄積されているか否かを確認する。
ステップS03において、データ蓄積対象の需要家のデータが、既に学習用データベース124に蓄積されていると判定した場合、予測用サーバ100はステップS04を実行する。ステップS04では、データ登録部123が、データ蓄積対象の需要家の既登録の既存需要家データに、ステップS02で決定された電力需要パターンの識別データを上書きする。
ステップS03において、データ蓄積対象の需要家のデータが学習用データベース124に蓄積されていないと判定した場合、予測用サーバ100はステップS05を実行する。ステップS05では、データ登録部123が、データ蓄積対象の需要家の属性データと、ステップS02で決定された電力需要パターンの識別データとを対応付けた既存需要家データを新たに学習用データベース124に登録する。なお、構築済みの電力需要予測モデルが既にモデル保持部126に記憶されている場合、ステップS05においてデータ登録部123が登録する既存需要家データは、上述の「更新用の既存需要家データ」に相当する。
ステップS04又はステップS05の次に、予測用サーバ100は、ステップS06を実行する。ステップS06では、パターン決定部122が、電力使用実績のデータを取得可能な全ての需要家について、電力使用実績のデータの取得が完了したか否かを確認する。
ステップS06において、全ての需要家について電力使用実績のデータの取得が完了していないと判定した場合、予測用サーバ100は処理をステップS01に戻す。以後、全ての需要家について電力使用実績のデータの取得が完了するまで、データ蓄積対象の需要家を変更しながら既存需要家データの更新または新規登録が繰り返される。
ステップS06において、全ての需要家について電力使用実績のデータの取得が完了したと判定した場合、予測用サーバ100はステップS07を実行する。ステップS07では、モデル構築部125が、学習用データベース124に蓄積された既存需要家データの数が学習用のデータ数(例えば、モデルの構築に適したデータ数)に達したか否かを確認する。構築済の電力需要予測モデルがモデル保持部126に記憶されている場合、当該モデルの構築後に蓄積した更新用の既存需要家データの数が学習用のデータ数(例えば、モデルの更新に適したデータ数)に達したか否かを確認する。
ステップS07において、既存需要家データの数が学習用のデータ数に達したと判定した場合、予測用サーバ100はステップS08,S09を実行する。ステップS08では、モデル構築部125が、学習用データベース124に基づく機械学習により電力需要予測モデルを構築してモデル保持部126に登録する。構築済の電力需要予測モデルがモデル保持部126に記憶されている場合、モデル構築部125は、更新用の既存需要家データを蓄積した学習用データベース124に基づく機械学習により電力需要予測モデルを更新する。ステップS09では、寄与度算出部127が、上記パターン予測データへの影響の程度を示す寄与度を、モデル保持部126が記憶する電力需要予測モデルに基づいて複数種類のデータ項目ごとに算出する。以上で電力需要予測モデルの構築手順が完了する。ステップS07において、既存需要家データの数が学習用のデータ数に達していない場合、予測用サーバ100は、ステップS08,S09を実行することなく、電力需要予測モデルの構築手順を完了する。予測用サーバ100は、以上の手順を所定の周期で繰り返す。
(電力需要予測結果の出力手順)
予測用端末200が実行する電力需要予測結果の出力手順は、上記電力需要予測モデルに、新たな需要家の属性データを入力して当該需要家のパターン予測データを取得することと、新たな需要家のパターン予測データに基づいて当該新たな需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかの予測結果を出力することと、を含む。
図7に示すように、予測用端末200は、まずステップS11,S12,S13,S14を実行する。ステップS11では、寄与度データ取得部221が、寄与度のデータの送信を寄与度算出部127に要求する。ステップS12では、寄与度データ取得部221が、寄与度算出部127が送信した寄与度のデータを取得する。ステップS13では、インタフェース画像表示部222が、上記インタフェース画像を表示デバイス202に表示する。ステップS14では、属性データ取得部223が、パターン予測データの指令入力を待機する。例えば属性データ取得部223は、パターン予測データの生成を要求するためのツールがインタフェース画像において操作されるのを待機する。
次に、予測用端末200は、ステップS15,S16,S17を実行する。ステップS15では、属性データ取得部223が、インタフェース画像表示部222に入力された属性データを取得する。ステップS16では、予測データ取得部224が、属性データ取得部223が取得した需要家の属性データを電力需要予測モデルに入力して当該需要家のパターン予測データを取得する。例えば予測データ取得部224は、属性データ取得部223が取得した需要家の属性データを予測データ生成部128に送信し、当該属性データを需要予測モデルに入力して生成されたパターン予測データを予測データ生成部128から受信する。ステップS17では、予測結果出力部225が、予測データ取得部224が取得した需要家のパターン予測データに基づいて、当該需要家が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかの予測結果を出力(例えば上記インタフェース画像に表示)する。以上で電力需要予測結果の出力手順が完了する。
〔本実施形態の効果〕
以上に説明したように、電力需要予測システム1は、需要家10による電力使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのいずれに属するのかを決定するパターン決定部122と、複数種類のデータ項目を含む需要家10の属性データと、当該需要家10の電力使用実績が属する電力需要パターンの識別データと、を対応付けた既存需要家データを蓄積する学習用データベース124と、需要家10の属性データの入力に応じて、当該需要家10が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかを示すパターン予測データを出力する電力需要予測モデルを、学習用データベース124に基づく機械学習により構築するモデル構築部125と、新たな需要家10の属性データを電力需要予測モデルに入力して当該需要家10のパターン予測データを取得する予測データ取得部224と、新たな需要家10のパターン予測データに基づいて、当該新たな需要家10が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかの予測結果を出力する予測結果出力部225と、を備える。
この電力需要予測システム1によれば、需要家10による使用実績のデータを複数の電力需要パターンに分類して簡素化した上で機械学習を行うことにより、信頼性の高い電力需要予測モデルを容易に構築することができる。そして、電力需要予測モデルに新たな需要家10の属性データを入力することで、当該需要家10が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかを容易に予測することができる。従って、この電力需要予測システム1は、電力使用実績が未知である需要家10の電力需要の予測に有用である。
複数の電力需要パターンのそれぞれは、少なくとも、一日における電力使用量の推移パターンと、一年における電力使用量の推移パターンとの組み合わせにより定められていてもよい。この場合、需要家10が複数の電力需要パターンのいずれで電力を使用するかの予測結果に基づくことで、一日における電力使用量の推移と、一年における電力使用量の推移との両方を予測することが可能となるので、当該需要家10の電力使用量の推移を的確に予測することが可能となる。
パターン決定部122は、新たな需要家10による電力の使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのいずれに属するのかを更に決定し、学習用データベース124は、新たな需要家の属性データと、パターン決定部122により決定された当該需要家10の電力需要パターンとを対応付けた更新用の既存需要家データを更に蓄積し、モデル構築部125は、更新用の既存需要家データを蓄積した学習用データベース124に基づく機械学習により電力需要予測モデルを更新してもよい。この場合、新たな需要家10による電力の使用実績に基づいて、電力需要予測モデルが継続的にブラッシュアップされるので、電力需要予測モデルに基づく電力需要パターンの予測結果の信頼性が向上する。
電力需要予測システム1は、パターン予測データへの影響の程度を示す寄与度を、電力需要予測モデルに基づいて複数種類のデータ項目ごとに算出する寄与度算出部127を更に備えていてもよい。この場合、寄与度の大きさに基づくことで、電力需要パターンの予測結果の信頼性低下を抑制しつつ、電力需要予測モデルに入力すべきデータ項目の絞り込みを図ることができる。これにより、新たな需要家10から取得すべきデータ項目を削減し、当該需要家10についての電力需要パターンの予測を更に容易にすることができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
1…電力需要予測システム、10…需要家、122…パターン決定部、124…学習用データベース(データベース)、125…モデル構築部、127…寄与度算出部、224…予測データ取得部、225…予測結果出力部。

Claims (8)

  1. 既存需要家の電力使用実績を含まない属性データと、前記既存需要家の前記電力使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのうちいずれに属するかを示す識別データと、を対応付けた既存需要家データを蓄積するデータベースに基づいて、前記属性データと前記識別データとの関係を表すように機械学習により構築される電力需要予測モデルを保持することと、
    前記電力使用実績が未知である新規需要家の前記属性データの入力に応じ、前記新規需要家の前記属性データと、前記電力需要予測モデルとに基づいて、前記複数の電力需要パターンのうちいずれに属する電力需要パターンで前記新規需要家が電力を使用するかを示すパターン予測データを出力することと、を装置に実行させるプログラム。
  2. 前記複数の電力需要パターンのそれぞれは、少なくとも、一日における電力使用量の推移パターンと、一年における電力使用量の推移パターンとの組み合わせにより定められている、請求項1記載のプログラム。
  3. 前記属性データは、需要家の建物における店舗の有無、需要家の建物における24時間営業の店舗の有無、需要家の建物の容積率、需要家の建物の床面積、需要家の建物の階数、需要家の建物の空調方式、及び需要家の建物の築年数のいずれか一種以上のデータ項目を含む、請求項1又は2記載のプログラム。
  4. 請求項1~3のいずれか一項記載のプログラムと、
    前記新規需要家の前記属性データを前記プログラムに入力して前記新規需要家の前記パターン予測データを取得する予測データ取得部と、を備える電力需要予測システム。
  5. 既存需要家の電力使用実績を含まない属性データと、前記既存需要家の前記電力使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのうちいずれに属するかを示す識別データと、を対応付けた既存需要家データを蓄積したデータベースを記憶部に記憶させるデータ登録部と、
    前記電力使用実績が未知である新規需要家の前記属性データの入力に応じて、前記複数の電力需要パターンのうちいずれに属する電力需要パターンで前記新規需要家が電力を使用するかを示すパターン予測データを出力するように、前記属性データと前記識別データとの関係を表す電力需要予測モデルを、前記データベースに基づく機械学習により構築するモデル構築部と、を備える電力需要予測システム。
  6. 前記属性データは、複数種類のデータ項目を含み、
    前記電力需要予測システムは、
    前記パターン予測データへの影響の程度を示す寄与度を、前記電力需要予測モデルに基づいて前記複数種類のデータ項目ごとに算出する寄与度算出部を更に備える、請求項5記載の電力需要予測システム。
  7. データ登録部が、既存需要家の電力使用実績を含まない属性データと、前記既存需要家の前記電力使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのうちいずれに属するかを示す識別データとを対応付けた既存需要家データをデータベースに蓄積することと、
    モデル構築部が、前記複数の電力需要パターンのうち、前記電力使用実績が未知である新規需要家が前記複数の電力需要パターンのうちいずれに属する電力需要パターンで電力を使用するかを示すパターン予測データを前記新規需要家の前記属性データの入力に応じて出力するように、前記属性データと前記識別データとの関係を表す電力需要予測モデルを、前記データベースに基づいて機械学習により構築することと、を含む電力需要予測モデルの構築方法。
  8. 既存需要家の電力使用実績を含まない属性データと、前記既存需要家の前記電力使用実績が、予め設定された複数の電力需要パターンのうちいずれに属するかを示す識別データと、を対応付けた既存需要家データを蓄積するデータベースと、
    前記電力使用実績が未知である新規需要家が、前記複数の電力需要パターンのうちいずれに属する電力需要パターンで電力を使用するかを示すパターン予測データを前記新規需要家の前記属性データの入力に応じて出力するように、前記属性データと前記識別データとの関係を表す電力需要予測モデルを、前記データベースに基づいて機械学習により構築するモデル構築部と、
    前記新規需要家の前記属性データを前記電力需要予測モデルに入力して前記新規需要家の前記パターン予測データを取得する予測データ取得部と、
    前記新規需要家の前記パターン予測データにより示される電力需要パターンに適した電力利用契約プランを出力するプラン出力部と、を備える営業支援システム。
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