JP7370477B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

本開示は、ファンを備えた空気調和機の室外機に関する。
空気調和機の室外機において、筐体にファンが設置され、ファンの駆動により、筐体の側面パネルに形成された開口穴を介して外気を流通させるものがある。筐体には、開口穴を覆う吹出グリル又はファンガード(以下、吹出グリル等という)が安全のために取り付けられる。空気調和機が運転を実施しているとき、雨及び雪等により側面パネルの表面についた水滴が前面パネルの表面に沿って流れ落ちる。また、天板に積もった雪が解けて生じた水滴が、天板及び側面パネルの表面に沿って流れ落ちる。このように筐体を下方へ向かって流れて開口穴に到達すると、ファンと開口縁部との間に水滴が浸入する。外気温度が低い場合には、ファンと開口縁部との間に浸入した水滴が氷結し、浸入する水滴の量が多い場合には、氷結した氷によりファンの回転が妨げられることがある。
そこで、開口穴の上方且つ吹出グリル等(ファンガード)の上方に庇部材となるブラケット部材を取り付け、側面パネルの表面を伝って落ちる水滴が、開口縁部内に流れ込まないようにした室外機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-102971号公報
特許文献1においてブラケット部材は、板状部と、貫通穴が設けられた脚部とを有して構成され、脚部の貫通穴とファンガードの貫通穴とを貫通するネジによって筐体に取り付けられる構成とされている。このため、特許文献1の室外器では、庇部材であるブラケット部材を筐体に対して取り付ける際、ブラケット部材の貫通穴の位置及びファンガードの貫通穴の位置を、筐体の決められた位置に一致させる必要があり、取り付け作業が煩雑となっていた。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、従来よりも簡易的な作業によって、ファンと開口縁部との間の水浸入を抑制できる空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
本開示に係る空気調和機の室外機は、開口穴が形成された前面パネルを有する筐体と、前記筐体に設けられ、前記開口穴を介して外部へ空気を吹き出すファンと、前記前面パネルの前側において前記開口穴よりも上方に設置され、前記筐体の幅方向に延びる庇部材と、前記筐体に固定されて前記開口穴を覆う吹出グリルと、を備え、前記庇部材は、前記前面パネルの前方へ延びる主庇部と、前記主庇部から下方且つ前方へ延び、前記主庇部の下面との間で凹部を形成する副庇部と、を有し、前記吹出グリルの上端部は、前記凹部に接触して配置され、前記前面パネルと前記吹出グリルの前記上端部とは、前記庇部材を挟み込み保持し、前記筐体は、前記前面パネルの上方に配置された天板を有し、前記天板は、前記主庇部の後端よりも前方まで延び、前記庇部材の前記前面パネル側を覆う天板延出部を有し、前記天板延出部には、下向きの凸形状を有するフランジ部が形成され、前記主庇部の上面と前記フランジ部の下端とは、前記吹出グリルが前記筐体に固定された状態において接触する。
また、本開示に係る別の空気調和機の室外機は、開口穴が形成された前面パネルを有する筐体と、前記筐体に設けられ、前記開口穴を介して外部へ空気を吹き出すファンと、前記前面パネルの前側において前記開口穴よりも上方に設置され、前記筐体の幅方向に延びる庇部材と、前記筐体に固定されて前記開口穴を覆う吹出グリルと、を備え、前記庇部材は、前記前面パネルの前方へ延びる主庇部と、前記主庇部から下方且つ前方へ延び、前記主庇部の下面との間で凹部を形成する副庇部と、を有し、前記吹出グリルの上端部は、前記凹部に接触して配置され、前記前面パネルと前記吹出グリルの前記上端部とは、前記庇部材を挟み込み保持するものであり、前記庇部材は、前記主庇部の後端の一部から前記前面パネル側に延出した延出リブを有し、前記延出リブは、前記吹出グリルが前記筐体に固定されることにより前記前面パネルに押圧される。
本開示によれば、吹出グリルが筐体に固定された状態では、主庇部と副庇部との間に接触して配置された吹出グリルの上端部と、前面パネルとによって庇部材が挟み込まれて、前面パネルにおける開口穴よりも上方に庇部材が設置される。したがって、従来のように、庇部材の貫通穴の位置及びファンガードの貫通穴の位置を、筐体の決められた位置に一致させるという、精度の高い位置決めが不要となるので、従来よりも簡易的な作業によってファンと開口縁部との間の水浸入を抑制できる。
実施の形態1に係る室外機の正面側斜視図である。 図1に記載された室外機の分解斜視図である。 図1に記載された室外機の正面図である。 図3に記載された室外機のI-I断面図である。 図2に記載された室外機の庇部材を右側前方から見た斜視図である。 図2に記載された室外機の庇部材を上側から見た斜視図である。 図6に記載された庇部材の概略構成を示す図であり、図6の矢印A方向から見た斜視図である。 図6に記載された庇部材の概略構成を示す図であり、図6の矢印B方向から見た側面図である。 図2に記載された室外機の吹出グリルの概略構成を示す斜視図である。 図1に記載された室外機における吹出グリルと庇部材との組立て前の状態を示す分解斜視図である。 図1に記載された室外機における吹出グリルと庇部材との組立て後の状態を示す図であり、図10のC方向から見た斜視図である。 図1に記載された室外機における前面パネルと吹出グリルとの位置関係を示した斜視図である。 図12に記載された前面パネルと吹出グリルとを組付けた後における図3に記載された室外機のIII-III断面図である。 図3に記載された室外機のII-II断面図である。 図14に記載された室外機における天板と吹出グリルと庇部材との位置関係を示す部分拡大図である。 図3に記載された室外機における前面パネルと庇部材との位置関係を示した部分拡大図である。 実施の形態1の庇部材の変形例を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る室外機の正面側斜視図である。空気調和装置の室外機(室外機100)は、接続配管により図示しない室内機に接続されて冷凍サイクルを形成する。以下、図面を参照しつつ、室外機100が、空調対象空間の床面に設置されている場合を例に説明する。図中、矢印X方向は室外機100の幅方向を表し、矢印Y方向は室外機100の奥行き方向を表し、矢印Z方向は室外機100の高さ方向を表している。
なお、以下に示す図面の形態によって本開示が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本開示を限定するものではない。これらの方向を示す用語は、特に明示しない限り、室外機100を前面側(正面側)から見た場合の方向を意味している。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
室外機100は、外郭を構成する筐体100aを有している。筐体100aは、前面パネル1と、側面パネル2と、天板3と、ベース4とにより構成される。側面パネル2は筐体100aの側面を構成し、前面パネル1は筐体100aの前面を構成し、天板3は筐体100aの上面を構成し、ベース4は筐体100aの下面を構成する。前面パネル1には、筐体100aの内部と外部とを貫通し、空気の吹出口として機能する略円形状の開口穴1aが形成されている。
図2は、図1に記載された室外機の分解斜視図である。図2に示されるように、室外機100は、開口穴1aに人の指が入ることを防止する吹出グリル6、及び、雨及び雪等による水が開口穴1aに浸入することを抑制する庇部材7を有する。吹出グリル6は、複数の鉄線等で構成され、開口穴1aを覆うように前面パネル1の前方に配置される。庇部材7は、室外機100の幅方向(矢印X方向)に延びる板金部材等で構成され、前面パネル1の前方において開口穴1aの上方に配置される。
また、前面パネル1には、前面パネル1における開口穴1aの縁部から後方且つ開口中心側に突出するベルマウス1bが形成されている。また前面パネル1における開口穴1aの外周部には、吹出グリル6を取り付けるためのネジ穴1c及び差込口11が形成されている。前面パネル1のネジ穴1cは、外周部において下側の左右にそれぞれ形成され、差込口11は、外周部において上側の左右にそれぞれ形成されている。
吹出グリル6の上側には、上方へ延びるグリル延出部62が設けられ、吹出グリル6の下側には、ネジ穴63aが形成された固定部63が形成されている。吹出グリル6のグリル延出部62が前面パネル1の差込口11に差し込まれ、固定ネジ9が吹出グリル6の固定部63のネジ穴63a及び前面パネル1のネジ穴1cを介して前面パネル1に締結されることにより、前面パネル1に吹出グリル6が固定される。
図3は、図1に記載された室外機の正面図である。図4は、図3に記載された室外機のI-I断面図である。図2及び図4に基づいて、室外機100の内部の構成について説明する。
室外機100は、冷媒を圧縮する圧縮機16と、冷媒と空気とを熱交換する熱交換器13と、熱交換器13に送風する送風機15と、制御装置8等とを備える。また室外機100は、図4に示されるように、筐体100aの内部を2つの空間に仕切る仕切板10と、送風機15を支持する支持部14とを備える。
圧縮機16は、冷媒を吸入し圧縮して高温高圧の状態にするものであり、例えば容量制御可能なインバータ圧縮機から成る。熱交換器13は、例えばフィンアンドチューブ型の熱交換器から成る。図4に示されるように、送風機15は、複数の羽根を有するファン15aと、ファン15aを回転駆動するモータ15bとを有し、ファン15aの回転により、熱交換器13を通過する空気流を生成する。支持部14は、ベース4及び熱交換器13に取り付けられており、高さ方向(矢印Z方向)及び幅方向(矢印X方向)においてファン15aの回転面が前面パネル1の開口穴1aと対向する位置となるようにモータ15bを支持する。図2及び図4に示される例では、筐体100a内の左側に支持部14を介して送風機15が設置され、筐体100a内の右側に圧縮機16が設置されている。
図2及び図4に示される例では、熱交換器13は平面視でL字形状を有し、筐体100aの背面の左側部分及び筐体100aの左側面の後ろ側部分を構成する。また図2及び図4に示される例では、側面パネル2のうち右側の側面パネル2aは、筐体100aの右側面と筐体100aの背面の右側部分を構成し、左側の側面パネル2bは、筐体100aの左側面を構成する。左側の側面パネル2bには、複数の開口部が形成されている。
図2に示されるように、制御装置8は、複数の電気部品等から成り、冷凍サイクルを制御する。具体的には、制御装置8は、圧縮機16の周波数及び送風機15の回転数を制御する。圧縮機16はベース4に固定され、圧縮機16の上方に制御装置8が配置される。
図4に示されるように、仕切板10は、筐体100aのベース4上に設置され、筐体100aの内部を、圧縮機16等が収容される機械室Mと、送風機15等が収容される送風室Fとに仕切るものである。機械室Mには、冷媒配管(不図示)及び制御装置8(図2)等が配置される。送風室Fには、熱交換器13及び支持部14等が配置される。
送風機15が駆動されファン15aが回転することにより、側面パネル2bに形成された複数の開口部及び熱交換器13を介して空気が筐体100a内に吸い込まれ、前面パネル1に形成されたベルマウス1bにより開口穴1aへ誘導されて外部へ吹き出される。
図5は、図2に記載された室外機の庇部材を右側前方から見た斜視図である。図6は、図2に記載された室外機の庇部材を上側から見た斜視図である。図7は、図6に記載された庇部材の概略構成を示す図であり、図6の矢印A方向から見た斜視図である。図8は、図6に記載された庇部材の概略構成を示す図であり、図6の矢印B方向から見た側面図である。図5~図8に基づき、庇部材7の構造について説明する。
図5に示されるように、庇部材7は、帯状の主庇部71と、主庇部71の下方に設けられた副庇部72と、を有する。主庇部71は、図2及び図3に示されるように、前面パネル1における開口穴1aの径Do(図2)以上の横幅を有している。庇部材7の長手方向が筐体100aの幅方向(矢印X方向)と一致するように庇部材7が前面パネル1に設置される。庇部材7の長手方向を、横幅方向という場合がある。
図5に示されるように、副庇部72は、主庇部71から下方且つ前方へ延び、主庇部71の下面71b(図8)との間で凹部7aを形成する。実施の形態1では、図7に示されるように、副庇部72は、主庇部71の後端71eから下方且つ前方へ延びる構成とされる。ここで、主庇部71から下方且つ前方へ延びる構成とは、図8に示されるように、副庇部72が先端に向かうに伴い主庇部71の下面71bから離れるように、副庇部72が主庇部71に対して傾斜していることをいう。なお、主庇部71の下面71bとの間に凹部7aが形成されるように副庇部72が設けられていればよく、副庇部72は、主庇部71の下面71bにおける先端71fと後端71eとの間に設けられてもよい。
図5に示される例では、副庇部72は、主庇部71の長手方向(矢印X方向)に設けられた3つの凸部で構成される。第一凸部72bが主庇部71の長手方向(矢印X方向)における中央部に設けられ、第二凸部72aが主庇部71の中央部の両側にそれぞれ設けられている。なお、副庇部72を構成する凸部の数は、これに限定されない。例えば、副庇部72を、1つの第一凸部72bで構成する、2つの第二凸部72aで構成する、あるいは4つ以上の凸部で構成することもできる。
また庇部材7は、主庇部71の後端71eから後方へ延出した延出リブ73と、主庇部71の先端71fに設けられ、上向き凸形状の先端凸部74と、を有する。また庇部材7は、主庇部71の後端71eに設けられ、下向き凸形状の後端凸部75を有する。
延出リブ73の上面と主庇部71の上面71aとが一続きの平面を構成するように、主庇部71の後端71eと連続して延出リブ73が設けられている。図5に示される例では、延出リブ73は、主庇部71において左右の2個所にそれぞれ第二凸部72aに対応して設けられ、延出リブ73間には隙間が形成されている。各延出リブ73は、主庇部71から離れるに従い先細りした形状を成し、曲線状の先端部を有している。なお、延出リブ73の数及び延出リブ73を設ける位置は、特にこれに限定されない。
先端凸部74は、庇部材7の長手方向(矢印X方向)において主庇部71と略同じ長さで設けられる。後端凸部75は、図7に示されるように、主庇部71の長手方向(矢印X方向)において第一凸部72bが設けられる中央部には設けられず、中央部の左側及び右側に設けられているとよい。後端凸部75をこのように設けることにより、前面パネル1に形成される開口穴1a(図1)の最上部において庇部材7の設置に必要なスペースを最小限とできる。なお、後端凸部75は省略することができる。
また庇部材7は、図7に示されるように、主庇部71の長手方向(矢印X方向)の左右に設けられた切り欠き部7bと、主庇部71の下面71bにおいて切り欠き部7bの外側の縁部に設けられた規制リブ76と、を有する。各切り欠き部7bは、後端凸部75及び主庇部71の後端側を切り欠いて形成され、切り欠き部7bにはグリル延出部62(図2)が配置される。切り欠き部7b及び規制リブ76は、庇部材7と吹出グリル6(図2)との組付けにおける位置決め機能を有する。切り欠き部7bの内壁により、グリル延出部62の長手方向及び前方への移動が規制され、また規制リブ76によって、グリル延出部62の長手方向の外側への移動が規制される。
図9は、図2に記載された室外機の吹出グリルの概略構成を示す斜視図である。図9に基づき、吹出グリル6の構造について説明する。上述したグリル延出部62は、吹出グリル6の上側に、後方へ突出して設けられ、上述した固定部63は、吹出グリル6の下側に設けられる。
吹出グリル6は、複数の鉄線60で構成される部品であり、例えば、横方向(矢印X方向)に配列された複数の縦桟60aと、複数の縦桟60aと交差する、縦方向(矢印Z方向)に配列された複数の横桟60bとが溶接等により接合され構成される。吹出グリル6は、複数の鉄線60を接合して構成される例えば格子状のグリル本体61を有する。上述したグリル延出部62は、グリル本体61の上側の左端部及び右端部に設けられ、上述した固定部63は、グリル本体61の下側の左端部及び右端部に設けられる。
グリル本体61は、全体として四角形状を有する。複数の縦桟60aの上端部及び下端部はそれぞれ、後方へ曲げられた形状とされる。また、複数の横桟60bの左端部及び右端部はそれぞれ、後方へ曲げられた形状とされる。以降の説明において、グリル本体61の上端部、すなわち複数の縦桟60aの上端部で構成される部位を、吹出グリル6の上端部6aと称する場合がある。吹出グリル6の上端部6aは、後方且つ上方へ延びる構成とされる。
グリル延出部62は、グリル本体61の上端部6aよりも後方へ突出するように設けられており、図2に示されるように、吹出グリル6と前面パネル1との組付けの際には、前面パネル1の差込口11に挿入され、前面パネル1に引っ掛けられる。図9に示されるように、各グリル延出部62は、例えば、グリル本体61を構成している複数の鉄線60のうちの一つの鉄線の上端部で構成される。グリル延出部62は、グリル本体61の上端部6aから延出した後方且つ上方へ延びる基部62aと、基部62aの後端に設けられた上方へ延びる差込先端部62bとを有している。
グリル本体61の下側に設けられた固定部63は、グリル本体61の下端部よりも後方へ突出するように設けられ、奥行方向(矢印Y方向)ではグリル延出部62の差込先端部62bよりも前方に位置している。各固定部63は、例えば、グリル本体61を構成している複数の鉄線60のうちの一つの鉄線の下端部で構成され、一つの鉄線の下端部を円形状に曲げてネジ穴63aが形成されている。
図10は、図1に記載された室外機における吹出グリルと庇部材との組立て前の状態を示す分解斜視図である。図11は、図1に記載された室外機における吹出グリルと庇部材との組立て後の状態を示す図であり、図10のC方向から見た斜視図である。図1に示されるように室外機100に吹出グリル6が組付けられる前に、図10に示されるように、吹出グリル6と庇部材7とが組立てられる。図10及び図11に基づき、吹出グリル6と庇部材7との組立て手順について説明する。
庇部材7に形成された各切り欠き部7bに、下側から吹出グリル6のグリル延出部62が挿入され、各切り欠き部7bにグリル延出部62が挿入された状態で、吹出グリル6に対して、図10に白抜き矢印で示す取り付け方向に庇部材7が取り付けられる。このとき、吹出グリル6の上端部6aが、主庇部71と副庇部72(図7)との間に形成されている凹部7aに嵌合する。これにより、グリル本体61の上端部6aを構成する複数の縦桟60aの上端部が、主庇部71と、副庇部72を構成する凸部(第一凸部72b及び第二凸部72a)とによって挟み込まれ保持される。
吹出グリル6に対して庇部材7が取り付けられる際、庇部材7に形成されている2つの切り欠き部7b及び2つの規制リブ76にグリル延出部62が当接することにより、吹出グリル6に対する庇部材7の左右方向(矢印X方向)の動きが抑制される。これにより、横方向において吹出グリル6に対して予め決められた位置に、庇部材7が取り付けられる。
図12は、図1に記載された室外機における前面パネルと吹出グリルとの位置関係を示した斜視図である。図13は、図12に記載された前面パネルと吹出グリルとを組付けた後における図3に記載された室外機のIII-III断面図である。
図12に示されるように、差込口11は略U字形状を有している。図13に示されるように、前面パネル1において差込口11の上方奥側には、グリル延出部62の差込先端部62bが配置される、差込口11と連通した差込空間12が形成されている。差込口11の後壁11aは差込空間12の後壁12aとつながっており、差込口11の後壁11a及び差込空間12の後壁12aは、前面パネル1の表面と略平行とされている。前面パネル1の表面と差込口11の後壁11aとを接続する、差込口11の下側の側壁11bは、後方へ向かうに伴って上方に傾斜したテーパー形状を有している。差込口11の下側の側壁11b、差込口11の後壁11a及び差込空間12の後壁12aは、差込口11に挿入されたグリル延出部62を差込空間12に誘導する機能を有する。
図14は、図3に記載された室外機のII-II断面図である。図13及び図14に基づき、前面パネル1への吹出グリル6の組付け手順について説明する。図13に示されるように、前面パネル1において開口穴1aの外周部の上側に設けられている差込口11に、グリル延出部62の差込先端部62bが差し込まれ、前面パネル1の差込空間12に配置されることで、グリル延出部62が前面パネル1に引っ掛けられる。差込口11に差込先端部62bが差し込まれる際、差込口11の側壁11b、後壁11a及び差込空間12の後壁12aによって差込先端部62bは傾きを変えながら上方奥側の差込空間12へ誘導され、差込空間12に、前面パネル1の表面と略平行に配置される。
差込先端部62bが差込口11から奥へ差し込まれるにつれ吹出グリル6の前面パネル1に対する傾きが変わることにより、図14に示されるように、吹出グリル6の下側が前面パネル1側へ近づく。図13に示されるように、グリル延出部62の差込先端部62b全体が差込口11に差し込まれると、差込口11の縁部11cにグリル延出部62の基部62aが当たって上方への移動が止まり、前面パネル1と吹出グリル6とが位置決めされた状態となる。前面パネル1と吹出グリル6とが位置決めされると、図14に示されるように、筐体100aの奥行き方向(矢印Y方向)において、吹出グリル6の固定部63に設けられたネジ穴63a(図9)と、前面パネル1のネジ穴1c(図2)とが一致する。固定部63のネジ穴63a及び前面パネル1のネジ穴1cに固定ネジ9を挿入して締めることで、前面パネル1に対して吹出グリル6が固定される。
図15は、図14に記載された室外機における天板と吹出グリルと庇部材との位置関係を示す部分拡大図である。図14に示されるように、前面パネル1に対して吹出グリル6が固定されることにより、図15に示されるように、吹出グリル6に取り付けられた庇部材7が、前面パネル1と吹出グリル6とにより挟み込まれ、前面パネル1に対して固定される。前面パネル1に吹出グリル6が固定された状態では、主庇部71は、吹出グリル6の曲げられた上端部6aに沿うように、前面パネル1から離れるに従い下方に傾斜して配置される。
具体的には、前面パネル1に対して吹出グリル6が固定されると、グリル延出部62が前面パネル1に支持されて、吹出グリル6の上端部6aから凹部7aを介して庇部材7に後方へ向く力が作用する。これにより、主庇部71の後端71eの一部に設けられている延出リブ73が前面パネル1に押し当てられるとともに、延出リブ73には前面パネル1から前方へ向く応力が作用する。すなわち、前面パネル1に対して吹出グリル6が固定されると、前面パネル1と吹出グリル6とにより庇部材7が挟み込まれて保持される。
このような構成によれば、庇部材7にはネジ等の締結部品が用いられないので、組付け作業を容易にすることができる。また、排水のための庇部材7に締結部品が用いられないことから、氷結しやすい寒冷地と寒冷地以外の温暖な地域とに出荷する製品において前面パネル1の構成を共通なものとでき、製品管理が容易となる。
なお、庇部材7に延出リブ73を設けず、主庇部71の後端71eが前面パネル1と接触する構成とされてもよい。この場合、前面パネル1に吹出グリル6が固定された状態で主庇部71の後端71eが前面パネル1に押し当てられるように、グリル延出部62における基部62aの長さを決定すればよい。
ただし、延出リブ73を設ける場合には、延出リブ73を設けない場合と比べて、庇部材7と前面パネル1との接触部位にかかる圧力を大きくすることができ、庇部材7を前面パネル1に押圧してより安定して庇部材7を保持することができる。空気調和機の運転中には、図4に示されるように圧縮機16及び送風機15等の駆動により室外機100には振動が生じる。延出リブ73を設けて前面パネル1に押圧する構成により、複数の鉄線60で構成された吹出グリル6がたわんで反発力を発生させることで、振動による庇部材7のガタツキを抑制し、庇部材7による振動音の発生を抑制することができる。
図15に基づき、天板3の構造について説明する。天板3は、奥行き方向(矢印Y方向)において前面パネル1よりも前方に延出した天板延出部30を有し、天板延出部30は、主庇部71の後端71eよりも前方まで延びている。天板3は、前面パネル1の上端部を覆うとともに、庇部材7における前面パネル1側を覆う構成とされる。天板延出部30には、下向きの凸形状を有するフランジ部31が形成されている。図15に示される例では、フランジ部31の長さは、フランジ部31の下端31aと主庇部71の上面71aとが接触する長さに設定されている。
図16は、図3に記載された室外機における前面パネルと庇部材との位置関係を示した部分拡大図である。図15において、矢印W1は、天板延出部30における水の流れを表し、図16において、矢印W2は、庇部材7の横幅方向(矢印X方向)の両端部における水の流れを表す。
図15に示されるように、天板延出部30の上側からフランジ部31を伝って流れる水は、フランジ部31の下端31aで、主庇部71の上面71aにおける先端71f側へ移動する。したがって、天板3の前側を伝う水がフランジ部31の下端31aを前面パネル1側へ回り込むことが回避でき、前面パネル1に形成された開口穴1aへの水の浸入が抑制される。
フランジ部31から主庇部71の上面71aへ移動した水は、下方に傾斜した上面71aを先端71fへ向かって流れる。主庇部71の先端71fに到達した水は、先端凸部74によって堰き止められ、左右に分かれて、主庇部71の上面71aを先端凸部74に沿って流れ、図16に示されるように、主庇部71の横幅方向(矢印X方向)の両端部から排出される。
また、図14に示されるように、前面パネル1に吹出グリル6が固定された状態において、主庇部71の先端71fが副庇部72及び吹出グリル6よりも前方に位置するように、奥行き方向(矢印Y方向)における主庇部71の長さが設定されている。したがって、仮に主庇部71の先端71fに到達した水が先端凸部74を乗り越えて前方へ流れた場合においても、水は先端凸部74から滴下するので、吹出グリル6を介して水が前面パネル1へ移動することが抑制される。
また上述したように、主庇部71は、前面パネル1における開口穴1aの径Do以上の横幅を有し、前面パネル1から離れるに伴い下方に傾斜しているので、先端凸部74により堰き止められて左右方向に流れた水滴は、主庇部71の前側から滴下する。したがって、庇部材7から排出される水が、庇部材7の両端から室外機100を伝うことを抑制でき、特に筐体100aの前面においては、庇部材7から排出される水が、前面パネル1における開口穴1aの縁部の上側及び内側に流れ込むことを抑制できる。またこれにより、ベルマウス1bとファン15a(図4)との間に水が流れ込むことが抑制できるため、外気温度が低い場合においても、氷結した氷によってファンの回転が妨げられることが抑制できる。したがって、外気温度が低く、ファン15aから吹き出される空気の温度が氷点下となる場合でも、ファン15aとベルマウス1b等との間で氷結が生じることが抑制され、氷によりファン15aの回転が妨げられることによる異常音の発生を抑制することができる。
また、図15に示されるように、主庇部71の上面71aとフランジ部31の下端31aとは、奥行き方向(矢印Y方向)において主庇部71から副庇部72が分岐する分岐点Pdよりも前方で接触する。更に、主庇部71の上面71aとフランジ部31の下端31aとは、奥行き方向(矢印Y方向)において、分岐点Pdよりも前方且つグリル本体61の前面よりも後方で接触するのが好ましい。
このような構成により、庇部材7は、奥行き方向(矢印Y方向)では吹出グリル6の上端部6aと前面パネル1とにより挟まれ、高さ方向(矢印Z方向)では吹出グリル6の上端部6aとフランジ部31の下端31aとにより挟まれるので、より安定して保持される。したがって、上述した庇部材7のガタツキ、更にはガタツキによる振動音の発生を抑制することができる。
図17は、実施の形態1の庇部材の変形例を示す斜視図である。図17に示されるように、変形例の主庇部71は、横幅方向(矢印X方向)の中央Pcから横幅方向(矢印X方向)の各端部Peに向かって下り勾配を有する構成とされる。変形例の庇部材7におけるその他の構成については、図6に示した庇部材7と同様であるため、説明を省略する。
このような構成により、図15に示されるようにフランジ部31を伝って主庇部71の上面71aに移動した水を、左側又は右側の端部Peへ向かって重力により加速させることができる。したがって、水が主庇部71に滞ることを回避し、より確実に庇部材7の水を端部Peから排出することができる。
なお、図17に示される例では、主庇部71が横幅方向(矢印X方向)の中央Pcで曲げられることにより中央Pcの左右に勾配が形成されているが、例えば、主庇部71の厚みを横幅方向(矢印X方向)で変えることにより中央Pcの左右に勾配を形成してもよい。具体的には、主庇部71の下面71bを平面とし、主庇部71の厚みを、横幅方向(矢印X方向)の中央Pcから横幅方向(矢印X方向)の各端部Peに向かって次第に薄くすることで、主庇部71の上面71aにおいて中央Pcの左右に勾配を形成してもよい。
また、主庇部71において、横幅方向(矢印X方向)の中央Pcから横幅方向(矢印X方向)の各端部Peに向かって下り勾配を設ける場合には、奥行き方向(矢印Y方向)において主庇部71を水平に配置し、先端凸部74を省略することも可能である。この場合、吹出グリル6の上端部6aは、主庇部71に沿わせるために、後方へ水平に延びる構成とされる。
以上のように、実施の形態1の空気調和機の室外機100は、開口穴1aが形成された前面パネル1を有する筐体100aと、筐体100aに設けられ、開口穴1aを介して外部へ空気を吹き出すファン15aと、庇部材7と、吹出グリル6と、を備える。庇部材7は、前面パネル1の前側において開口穴1aよりも上方に設置され、筐体100aの幅方向(矢印X方向)に延びる構成とされる。吹出グリル6は、筐体100aに固定されて開口穴1aを覆うものである。庇部材7は、前面パネル1の前方へ延びる主庇部71と、主庇部71から下方且つ前方へ延び、主庇部71の下面71bとの間で凹部7aを形成する副庇部72と、を有する。吹出グリル6の上端部6aは、凹部7aに接触して配置され、前面パネル1と吹出グリル6の上端部6aとは、庇部材7を挟み込み保持する。
これにより、前面パネル1と接触した庇部材7を介して水を開口穴1aから離れた位置へ排出するとともに、主庇部71と副庇部72との間に配置された吹出グリル6の上端部6aと前面パネル1とにより、庇部材7を予め決められた位置に保持することができる。したがって、従来よりも簡易的な取り付け作業によって、ファン15aと前面パネル1における開口穴1aとの間の水浸入を抑制できる。
また、筐体100aは、前面パネル1の上方に配置された天板3を有し、天板3は、主庇部71の後端71eよりも前方まで延び、庇部材7の前面パネル1側を覆う天板延出部30を有する。これにより、天板3の天板延出部30を流れた水滴は、庇部材7において前面パネル1との隙間よりも前側の部分を流れ、庇部材7と前面パネル1との隙間を介して開口穴1aの縁部及び内側へ水が浸入することを抑制することができる。
また、天板延出部30には、下向きの凸形状を有するフランジ部31が形成され、主庇部71の上面71aとフランジ部31の下端31aとは、吹出グリル6が筐体100aに固定された状態において接触する。これにより、天板延出部30から後方への水の回り込みが回避でき、開口穴1aの縁部及び内側へ水が浸入することを抑制することができる。
また、主庇部71の上面71aとフランジ部31の下端31aとは、吹出グリル6が筐体100aに固定された状態において、副庇部72が主庇部71から分岐する位置よりも前方で接触する。これにより、主庇部71は、高さ方向(矢印Z方向)では吹出グリル6の上端部6aとフランジ部31の下端31aとにより挟まれ、より安定して保持される。また、主庇部71がより安定して保持されることにより、庇部材7のガタツキに起因した振動音の発生を抑制することができる。
また、庇部材7は、主庇部71の後端71eの一部から前面パネル1側に延出した延出リブ73を有し、延出リブ73は、吹出グリル6が筐体100aに固定されることにより前面パネル1に押圧されている。これにより、庇部材7の前面パネル1側において、庇部材7と前面パネル1とが接触する部位と非接触の部位とを設けることができるので、接触する部位にかかる圧力を大きくし、庇部材7をより安定して保持することができる。また、主庇部71がより安定して保持されることにより、庇部材7のガタツキに起因した振動音の発生を抑制することができる。
また、主庇部71は、前面パネル1から離れるに従い下方に傾斜したものであって、前面パネル1における開口穴1aの開口径(径Do)以上の横幅を有し、庇部材7は、主庇部71の先端71fに設けられ、上向き凸形状の先端凸部74を有する。これにより、主庇部71の上面71aを前方へ流れる水を、先端凸部74により堰き止めて横幅方向(矢印X方向)へ流し、横幅方向の各端部から排水することができる。したがって、前方からの排水を抑制し、堰き止めた水を開口穴1aから遠ざかるように横幅方向(矢印X方向)へ流して排水できるので、開口穴1aへの水浸入を抑制することができる。
また、主庇部71の上面71aは、横幅方向(矢印X方向)の中央Pcから横幅方向の端部Peに向かって下り勾配を有している。これにより、主庇部71の上面71aの水を、左側又は右側の端部Peへ向かって重力により加速させることができ、水が主庇部71に滞ることを回避し、より確実に庇部材7の水を端部Peから排出することができる。
また、吹出グリル6は、複数の鉄線60で構成されるグリル本体61と、グリル延出部62と、固定部63と、を有する。グリル延出部62は、グリル本体61の上側の左右の端部に設けられ、吹出グリル6の上端部6aよりも後方へ突出している。固定部63は、グリル本体61の下側の左右の端部に設けられ、固定ネジ9を介して前面パネル1に固定される。前面パネル1における開口穴1aの外周部の上側には、グリル延出部62が差し込まれる差込口11が形成されている。
これにより、吹出グリル6を前面パネル1に固定する際、グリル延出部62を差込口11に差し込むことで吹出グリル6を前面パネル1に位置決めでき、固定ネジ9の締結を容易にすることができる。
また、前面パネル1には、前面パネル1における開口穴1aの縁部から後方且つ開口中心側に突出するベルマウス1bが形成されている。これにより、前面パネル1における開口穴1aの縁部にベルマウス1bが設けられる場合においても、ファン15aとベルマウス1bとの間への水浸入が抑制できる。また、水浸入が抑制できることにより、外気温度が低い場合においても、ファン15aとベルマウス1bとの間で氷結が生じることを抑制でき、氷でファン15aの回転が妨げられることによる異常音の発生が抑制される。
なお、空気調和機の室外機100の構成は、上記の実施の形態に限定されず、適宜、変形及び省略が可能である。例えば、図15には、主庇部71が前面パネル1から下側に傾斜して延びる構成としたが、例えば、主庇部71は、前面パネル1から水平方向の前方へ延びる構成とできる。また、フランジ部31の下端31aと主庇部71の上面71aとは、厳密に接触している必要はなく、水滴が後方へ回り込むことを抑制できれば、フランジ部31の下端31aと主庇部71の上面71aとの間に若干の隙間が形成されていてもよい。
1 前面パネル、1a 開口穴、1b ベルマウス、1c ネジ穴、2、2a、2b 側面パネル、3 天板、4 ベース、6 吹出グリル、6a 上端部、7 庇部材、7a 凹部、7b 切り欠き部、8 制御装置、9 固定ネジ、10 仕切板、11 差込口、11a 後壁、11b 側壁、11c 縁部、12 差込空間、12a 後壁、13 熱交換器、14 支持部、15 送風機、15a ファン、15b モータ、16 圧縮機、30 天板延出部、31 フランジ部、31a 下端、60 鉄線、60a 縦桟、60b 横桟、61 グリル本体、62 グリル延出部、62a 基部、62b 差込先端部、63 固定部、63a ネジ穴、71 主庇部、71a 上面、71b 下面、71e 後端、71f 先端、72 副庇部、72a 第二凸部、72b 第一凸部、73 延出リブ、74 先端凸部、75 後端凸部、76 規制リブ、100 室外機、100a 筐体、A 矢印、B 矢印、Do 径、F 送風室、M 機械室、Pc 中央、Pd 分岐点、Pe 端部。

Claims (7)

  1. 開口穴が形成された前面パネルを有する筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記開口穴を介して外部へ空気を吹き出すファンと、
    前記前面パネルの前側において前記開口穴よりも上方に設置され、前記筐体の幅方向に延びる庇部材と、
    前記筐体に固定されて前記開口穴を覆う吹出グリルと、を備え、
    前記庇部材は、
    前記前面パネルの前方へ延びる主庇部と、
    前記主庇部から下方且つ前方へ延び、前記主庇部の下面との間で凹部を形成する副庇部と、を有し、
    前記吹出グリルの上端部は、前記凹部に接触して配置され、
    前記前面パネルと前記吹出グリルの前記上端部とは、前記庇部材を挟み込み保持し、
    前記筐体は、
    前記前面パネルの上方に配置された天板を有し、
    前記天板は、
    前記主庇部の後端よりも前方まで延び、前記庇部材の前記前面パネル側を覆う天板延出部を有し、
    前記天板延出部には、下向きの凸形状を有するフランジ部が形成され、
    前記主庇部の上面と前記フランジ部の下端とは、前記吹出グリルが前記筐体に固定された状態において接触する
    空気調和機の室外機。
  2. 前記主庇部の上面と前記フランジ部の下端とは、前記吹出グリルが前記筐体に固定された状態において、前記副庇部が前記主庇部から分岐する位置よりも前方で接触する
    請求項に記載の空気調和機の室外機。
  3. 開口穴が形成された前面パネルを有する筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記開口穴を介して外部へ空気を吹き出すファンと、
    前記前面パネルの前側において前記開口穴よりも上方に設置され、前記筐体の幅方向に延びる庇部材と、
    前記筐体に固定されて前記開口穴を覆う吹出グリルと、を備え、
    前記庇部材は、
    前記前面パネルの前方へ延びる主庇部と、
    前記主庇部から下方且つ前方へ延び、前記主庇部の下面との間で凹部を形成する副庇部と、を有し、
    前記吹出グリルの上端部は、前記凹部に接触して配置され、
    前記前面パネルと前記吹出グリルの前記上端部とは、前記庇部材を挟み込み保持するものであり、
    前記庇部材は、
    前記主庇部の後端の一部から前記前面パネル側に延出した延出リブを有し、
    前記延出リブは、前記吹出グリルが前記筐体に固定されることにより前記前面パネルに押圧される
    気調和機の室外機。
  4. 前記主庇部は、前記前面パネルから離れるに従い下方に傾斜したものであって、前記前面パネルにおける前記開口穴の開口径以上の横幅を有し、
    前記庇部材は、
    前記主庇部の先端に設けられ、上向き凸形状の先端凸部を有する
    請求項1~のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記主庇部の上面は、横幅方向の中央から前記横幅方向の各端部に向かって下り勾配を有している
    請求項1~のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
  6. 前記吹出グリルは、
    複数の鉄線で構成されるグリル本体と、
    前記グリル本体の上側の左右の端部に設けられ、前記吹出グリルの前記上端部よりも後方へ突出したグリル延出部と、
    前記グリル本体の下側の左右の端部に設けられ、ネジを介して前記前面パネルに固定される固定部と、を有し、
    前記前面パネルにおける前記開口穴の外周部の上側には、前記グリル延出部が差し込まれる差込口が形成されている
    請求項1~のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
  7. 前記前面パネルには、前記前面パネルにおける前記開口穴の縁部から後方且つ開口中心側に突出するベルマウスが形成されている
    請求項1~のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
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