JP7369588B2 - 撮像機器及び撮像方法 - Google Patents
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Description
憶部と、前記深度カメラによって取得された前記深度に対応する前記深度カメラ座標系における位置に、該位置に対応する移動量であって、前記記憶部に記憶される前記シフトテーブルに含まれる前記移動量を加えることにより、該位置を前記カメラ座標系における位置へと移動させる移動部と、前記深度カメラにより取得された前記深度を、前記移動部により移動させられた前記カメラ座標系における位置での深度として出力する出力部と、を備え、前記シフトテーブルに含まれる前記移動量は、前記被写体の深度毎に設定される、前記横軸方向の移動量及び前記縦軸方向の移動量を含み、前記カメラの画角及び前記深度カメラの画角、並びに前記カメラにより生成される画像の画素数及び前記深度カメラにより生成される画像の画素数を用いて算出される、撮像機器である。
図5は、スマートフォン10の機能構成の概要を模式的に例示する。スマートフォン10は、CPU12等のプロセッサ、RAMやROM等の記憶装置13、ハードディスクドライブ等の補助記憶装置、タッチパネルディスプレイ11を有するコンピュータである。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。
だけ所定量シフトさせる。つまり、深度カメラモジュール30が配置される部分を基準とする座標系のx成分及びy成分は、撮影用カメラモジュール20が配置される部分を基準
とする座標系のx成分及びy成分へとシフトさせられる。ここで、ズレ補正処理部104は、本発明の「移動部」の一例である。
ように、撮影用カメラモジュール20から被写体の所定の部分までの距離と、中心軸ズレ量との関係は、当該距離に応じて中心軸ズレ量が変化する関係である。よって、図7に示されるように、A(Z)は、深度に応じて(x,y)座標の座標移動量が変化するように設定されている。また、A(Z)は、測定されることなく、撮影用カメラモジュール20の画角及び画素数、並びに深度カメラモジュール30の画角及び画素数より理論的に算出可能である。また、A(Z)は、図示しないが、撮影用カメラモジュール20と深度カメラモジュール30との間の距離毎に理論的に設定可能である。ここで、図7に示される座標移動量は、本発明の「移動量」の一例である。また、図7に示される非線形データテーブルA(Z)は、本発明の「テーブル情報」の一例である。
次にCPU12が実行する被写体の深度情報の生成フローを説明する。図9は、被写体の深度情報に対応する画像フレームデータの生成フローの概要を例示した図である。ステップS101では、深度カメラモジュール30が、例えばToF(Time Of Fl
ight)方式により被写体までの深度を測定し、また被写体の深度の二次元マップ画像を出力する。そして、深度取得部103が、深度カメラモジュール30から出力される深度の二次元マップ画像から、図6(A)に示されるような被写体の画像フレームデータZ(x,y)を生成する(S101)。
る部分を基準とする座標系のx成分及びy成分へとシフトされられる(S102)。
図10は、上記の深度情報に対応する画像フレームデータの生成フローを適用したアプリケーションの概要を示している。ステップS201では、ユーザからタッチパネルディスプレイ11を介して被写体を撮影する旨の入力を受け付ける。その後、画像処理部101が、撮影用カメラモジュール20から出力された被写体の二次元画像を受信し、撮像画像に対してホワイトバランス調整、露光調整、フォーカス調整、トリミングなどの処理を行う(S201)。
撮影用カメラモジュール20により生成される画像フレームデータPと、深度カメラモジュール30により生成される画像フレームデータZと、を単に重ね合わせた合成画像を表示する場合、画像フレームデータPの位置(x´,y´)の真の深度は、画像フレームデータZにおける位置(x´,y´)の深度とずれているため、合成画像は本来の被写体を映した画像とは異なることになる。しかしながら、上記のようなスマートフォン10によれば、ズレ補正処理部104が、深度カメラモジュール30から取得した画像フレームデータZ(x,y)に対して非線形データテーブルA(Z)を参照することにより、深度カメラモジュール30が配置される部分を基準とする座標系のx成分及びy成分は、撮影
用カメラモジュール20が配置される部分を基準とする座標系のx成分及びy成分へと事前に所定量シフトさせられ、Z´(x-offset_x,y-offset_y)が生成される。また、ステップS103及びステップS104の処理が実行されることにより、画像フレームデータZの各位置(x,y)に対応する、画像フレームデータZ´の各位置(x´´,y´´)が求まっている。そして、このように変換された各位置(x´´,y´´)に先の画像フレームデータZ(x,y)を割り当てている。つまり、タッチパネルディスプレイ11には、本来の被写体の奥行感を正確に反映した合成画像が表示可能となる。
撮影される画像の位置(x,y)における真の深度となるような対応を取らずに済む。よって、撮影用カメラモジュール20及び深度カメラモジュール30の実装面での制限が大きくなることは抑制される。
図11は、被写体の深度情報に対応する画像フレームデータの生成フローの変形例を示した図である。(A)は、本実施形態に係る被写体の深度情報に対応する画像フレームデータの生成フロー(図9と同等)を示している。(B)及び(C)は、(A)とは異なる被写体の深度情報に対応する画像フレームデータの生成フローの変形例を示している。
を基準とする座標系のx成分及びy成分へと所定量シフトさせられ、新たな画像フレームデータZ´(x´,y´)が生成される。その後、ディスプレイ座標変換処理部106が、生成された画像フレームデータZ´(x´,y´)からタッチパネルディスプレイ11によって生成される解像度がFullHDである画像フレームデータZ´(x´´,y´´)への変換を行う。
基準とする座標系のx成分及びy成分へと所定量シフトさせられ、新たな画像フレームデータZ´(x´´,y´´)が生成される。これらのような被写体の深度情報に対応する画像フレームデータの生成フローによっても、スマートフォン10は本実施形態の効果と同様の効果を奏することができる。
図12は、本実施形態の第二変形例を例示している。上記の実施形態では、撮影用カメラモジュール20と深度カメラモジュール30とは、スマートフォン10の背面において長手方向に並んで配置されているが、撮影用カメラモジュール20と深度カメラモジュール30との位置関係は、このような関係に限定されない。例えば、図12(A)に示されるスマートフォン10Aは、撮影用カメラモジュール20と深度カメラモジュール30とが、スマートフォン10の背面において短手方向に並んで配置される。
例は、タブレット端末であってもよい。図12(D)は、撮影用カメラモジュール20と深度カメラモジュール30とが背面に並んで配置されたタブレット端末10Dの概要を例示している。図12(A)-(D)に示される変形例も本実施形態と同様の効果を奏することができる。
本変形例に係るスマートフォン10Eは、スマートフォン10の撮影用カメラモジュール20に替え、ズームレンズを有する撮影用カメラモジュール20Aを備えている。ここで、図13は、撮影用カメラモジュール20Aから被写体の所定の部分までの距離と、中心軸ズレ量との関係を表したグラフである。中心軸ズレ量の定義は、図3のグラフと同様である。図13のグラフは、図3のグラフと異なり、ズームレンズによるズーム倍率毎(例えば1倍、2倍、3倍、5倍)に示されている。そして、ズーム倍率毎に当該距離と、中心軸ズレ量との関係は異なる。よって、非線形データテーブルA´(Z)では、図示しないが、深度に応じた座標移動量がズーム倍率毎に理論的に設定される。
上記の実施形態において深度カメラモジュール30は、撮影用カメラモジュール20の撮像素子が実装される基板において、当該撮像素子の隣に実装されていてもよい。また、上記の実施形態では、ズレ補正処理部104は、非線形データテーブルAを参照することによりx方向およびy方向の位置のシフトを実現しているが、テーブルに限定されず補正式により位置(x,y)のシフトが実現されてもよい。また、上記の実施形態では、本発明の「撮像機器」の一例としてスマートフォン10を例示したが、撮像機器はスマートフォン10を含む携帯端末に限定されない。例えば、撮像機器は、自動運転車両の一部に搭載される機器であり、自動運転車両が自動運転されている場合に車外の環境を撮影し、撮影された画像に映る障害物までの距離を測定する用途に使用されてもよい。また、出力された被写体の深度情報を利用して被写体がオートフォーカスされて撮像されてもよい。また、撮影用カメラモジュール20により生成される画像の解像度、深度カメラモジュール30により生成される画像の解像度、及びタッチパネルディスプレイ11に表示される画像の解像度は、夫々同じでも異なっていてもよい。そして、解像度が同じである場合、解像度の違いによる座標変換処理は行われなくともよい。また、スマートフォン10は、タッチパネルディスプレイ11の代替部品として、タッチパネルディスプレイ11よりも高解像度のディスプレイ及びマウスポインタを備えてもよい。このようなスマートフォン10によれば、被写体の正確な深度情報が反映された高解像度の合成画像を表示させることができる。また、ユーザがマウスポインタを操作することにより被写体の部分をより細分化して選択することができる。すなわち、被写体の深度情報をより細分化して視認することができる。
11 :タッチパネルディスプレイ
12 :CPU
13 :記憶装置
14 :LED
20、20A :撮影用カメラモジュール
30 :深度カメラモジュール
101 :画像処理部
102 :ファインダデータ生成部
103 :深度取得部
104 :ズレ補正処理部
105 :撮影用カメラ座標変換処理部
106 :ディスプレイ座標変換処理部
107 :表示部
108 :記憶部
109 :照明部
110 :照明駆動部
111 :照明制御部
Claims (5)
- 被写体を撮像する撮像素子を有するカメラと、
前記被写体に対して前記撮像素子と並ぶように設けられ、前記被写体の深度を取得する深度カメラであって、前記深度カメラ自身が配置される位置を原点とし、前記撮像素子の撮像面と平行な横軸であって前記撮像素子と前記深度カメラとが並ぶ方向に沿う横軸と、前記撮像面と平行な縦軸であって前記横軸と直交する縦軸と、を座標軸とする深度カメラ座標系における位置毎の前記深度を取得する深度カメラと、
前記深度カメラ座標系における位置を、前記撮像素子が配置される位置を原点とし、該横軸に平行な横軸と、該縦軸に平行な縦軸とを座標軸とするカメラ座標系における位置へと移動させる移動量を含むシフトテーブルを記憶する記憶部と、
前記深度カメラによって取得された前記深度に対応する前記深度カメラ座標系における位置に、該位置に対応する移動量であって、前記記憶部に記憶される前記シフトテーブルに含まれる前記移動量を加えることにより、該位置を前記カメラ座標系における位置へと移動させる移動部と、
前記深度カメラにより取得された前記深度を、前記移動部により移動させられた前記カメラ座標系における位置での深度として出力する出力部と、を備え、
前記シフトテーブルに含まれる前記移動量は、
前記被写体の深度毎に設定される、前記横軸方向の移動量及び前記縦軸方向の移動量を含み、
前記カメラの画角及び前記深度カメラの画角、並びに前記カメラにより生成される画像の画素数及び前記深度カメラにより生成される画像の画素数を用いて算出される、
撮像機器。 - 前記シフトテーブルに含まれる前記移動量は、前記被写体の複数の深度の範囲毎に設定される移動量を含む、
請求項1に記載の撮像機器。 - 前記シフトテーブルに含まれる前記移動量は、前記撮像素子が実装される部分の中心と前記深度カメラが実装される部分の中心との間の距離毎に設定される、前記横軸方向への移動量及び前記縦軸方向への移動量を含む、
請求項1又は2に記載の撮像機器。 - 前記カメラはズームレンズを有し、
前記シフトテーブルに含まれる前記移動量は、前記ズームレンズによるズーム倍率毎に設定される、前記横軸方向への移動量及び前記縦軸方向への移動量を含む、
請求項1から3のうちいずれか一項に記載の撮像機器。 - カメラに設けられる撮像素子が被写体を撮像する撮像ステップと、
前記被写体に対して前記撮像素子と並ぶように設けられる深度カメラが前記被写体の深度を取得する深度取得ステップであって、前記深度カメラ自身が配置される位置を原点とし、前記撮像素子の撮像面と平行な横軸であって前記撮像素子と前記深度カメラとが並ぶ方向に沿う横軸と、前記撮像面と平行な縦軸であって前記横軸と直交する縦軸と、を座標軸とする深度カメラ座標系における位置毎の前記深度を取得する深度取得ステップと、
前記深度カメラ座標系における位置を、前記撮像素子が配置される位置を原点とし、該横軸に平行な横軸と、該縦軸に平行な縦軸とを座標軸とするカメラ座標系における位置へと移動させる移動量を含むシフトテーブルを記憶する記憶ステップと、
前記深度カメラによって取得された前記深度に対応する前記深度カメラ座標系における位置に、該位置に対応する移動量であって、前記記憶ステップにおいて記憶される前記シフトテーブルに含まれる前記移動量を加えることにより、該位置を前記カメラ座標系にお
ける位置へと移動させる移動ステップと、
前記深度カメラにより取得された前記深度を、前記移動ステップにおいて移動させられた前記カメラ座標系における位置での深度として出力する出力ステップと、を含み、
前記シフトテーブルに含まれる前記移動量は、
前記被写体の深度毎に設定される、前記横軸方向の移動量及び前記縦軸方向の移動量を含み、
前記カメラの画角及び前記深度カメラの画角、並びに前記カメラにより生成される画像の画素数及び前記深度カメラにより生成される画像の画素数を用いて算出される、
撮像方法。
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